特開2015-225174(P2015-225174A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-225174(P2015-225174A)
(43)【公開日】2015年12月14日
(54)【発明の名称】車載用電子機器
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20151117BHJP
   B60R 11/02 20060101ALI20151117BHJP
   B60K 35/00 20060101ALI20151117BHJP
   B60K 37/00 20060101ALI20151117BHJP
【FI】
   G09F9/00 351
   B60R11/02 C
   B60K35/00 Z
   B60K37/00 J
   G09F9/00 362
   G09F9/00 312
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2014-109301(P2014-109301)
(22)【出願日】2014年5月27日
(71)【出願人】
【識別番号】000101732
【氏名又は名称】アルパイン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000442
【氏名又は名称】特許業務法人 武和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】加藤 一成
【テーマコード(参考)】
3D020
3D344
5G435
【Fターム(参考)】
3D020BA04
3D020BB01
3D020BC03
3D020BD02
3D020BD08
3D344AA03
3D344AA11
3D344AA14
3D344AA19
3D344AA27
3D344AB01
3D344AC01
3D344AC30
3D344AD01
5G435AA14
5G435AA17
5G435BB12
5G435EE13
5G435EE19
5G435EE50
5G435LL17
(57)【要約】
【課題】安価な合成樹脂製の筒状軸受を用いて機器本体をガタ付きなくスムーズに往復移動させることができる「車載用電子機器」を提供する。
【解決手段】車載用電子機器1は、一対のガイドシャフト4,5と、これらガイドシャフト4,5に沿って往復動可能な機器本体3とを備えており、一方のガイドシャフト4が挿通される合成樹脂製の筒状軸受11に摺動片11cを形成すると共に、この筒状軸受11を機器本体3の支持壁10に取着するスナップリング12に弾性片12bを形成し、この弾性片12bを筒状軸受11の摺動片11cに弾接することで、摺動片11cがガイドシャフト4の外周面に圧接されるようにした。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガイドシャフトと、このガイドシャフトに沿って往復動可能な機器本体とを備え、前記ガイドシャフトが前記機器本体に設けられた軸受に摺動自在に挿通されている車載用電子機器において、
前記軸受は合成樹脂製の筒状軸受からなり、この筒状軸受が前記機器本体に設けた貫通孔に挿入されていると共に、前記筒状軸受がスナップリングによって前記機器本体に取着されており、
前記スナップリングに弾性片が一体形成されていると共に、前記筒状軸受に前記ガイドシャフトの軸線方向へ延びる摺動片が一体形成されており、前記弾性片を前記摺動片に弾接させることにより、該摺動片が前記ガイドシャフトの外周面に圧接されていることを特徴とする車載用電子機器。
【請求項2】
請求項1の記載において、前記機器本体に前記貫通孔を包囲する支持壁が設けられており、前記筒状軸受に設けた突部を前記支持壁の上面に当接させると共に、前記筒状軸受の外周面に嵌合した前記スナップリングを前記支持壁の下面に当接させることにより、前記筒状軸受が前記支持壁に取着されていることを特徴とする車載用電子機器。
【請求項3】
請求項2の記載において、前記スナップリングは、前記筒状軸受の外周面に嵌合する平面視C字状の嵌合板と、この嵌合板の中央部に互いに逆向きに折曲形成された前記弾性片および係止片とを有し、この係止片が前記支持壁に設けられた凹部と係合していることを特徴とする車載用電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示パネル等を有する機器本体が収納姿勢と突出姿勢との間で移動可能となっている車載用電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車の車室内に装備される車載用電子機器として、表示パネルが搭載された機器本体を一対のガイドシャフトに沿って往復動可能とし、この機器本体がダッシュボードやインストルメントパネルの内部に収納された収納姿勢から外部に露出する突出姿勢へ向かって移動するものがある。
【0003】
このような車載用電子機器において、機器本体をガタ付きなくスムーズに上下動させるために、機器本体の左右両側に設けられた一対の軸受け部のうち、一方の軸受け部の内部にメタル含油軸受を固定し、このメタル含油軸受にガイドシャフトを摺動自在に挿通させたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1に開示された車載用電子機器では、他方の軸受け部に設けられた貫通孔に別のガイドシャフトが挿通されており、この貫通孔の内径は当該ガイドシャフトの直径よりも僅かに大きく設定されている。これにより、機器本体は一方の軸受け部のメタル含油軸受とガイドシャフトとの摺動部分を基準として上下動自在であり、他方の軸受け部の貫通孔がガイドシャフトを最小の隙間で摺動するため、機器本体はガタ付きを発生することなくスムーズに上下動することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2014-69578号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に開示された車載用電子機器では、比較的高価なメタル含油軸受を圧入等の手段を用いて軸受け部の内部に固定する必要があるため、部品コストが上昇したり組立作業性が低下するといった課題がある。
【0007】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、安価な合成樹脂製の筒状軸受を用いて機器本体をガタ付きなくスムーズに往復移動させることができる車載用電子機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明は、ガイドシャフトと、このガイドシャフトに沿って往復動可能な機器本体とを備え、前記ガイドシャフトが前記機器本体に設けられた軸受に摺動自在に挿通されている車載用電子機器において、前記軸受は合成樹脂製の筒状軸受からなり、この筒状軸受が前記機器本体に設けた貫通孔に挿入されていると共に、前記筒状軸受がスナップリングによって前記機器本体に取着されており、前記スナップリングに弾性片が一体形成されていると共に、前記筒状軸受に前記ガイドシャフトの軸線方向へ延びる摺動片が一体形成されており、前記弾性片を前記摺動片に弾接させることにより、該摺動片が前記ガイドシャフトの外周面に圧接されているという構成にした。
【0009】
このように構成された車載用電子機器では、合成樹脂製の筒状軸受がスナップリングによって機器本体に取着され、この筒状軸受とガイドシャフトとの摺動部を基準として機器本体が往復移動するようになっているが、筒状軸受に形成した摺動片がスナップリングに形成した弾性片の弾発力を受けてガイドシャフトの外周面に圧接されているため、筒状軸受とスナップリングという安価な2部品を用いて、機器本体をガタ付きなくスムーズに往復移動させることができる。
【0010】
上記の構成において、機器本体に貫通孔を包囲する支持壁が設けられており、筒状軸受に設けた突部を支持壁の上面に当接させると共に、筒状軸受の外周面に嵌合したスナップリングを支持壁の下面に当接させることにより、筒状軸受が支持壁に取着されるようになっていると、筒状軸受を機器本体の支持壁に簡単に取着することができて好ましい。
【0011】
この場合において、スナップリングが、筒状軸受の外周面に嵌合する平面視C字状の嵌合板と、この嵌合板の中央部に互いに逆向きに折曲形成された弾性片および係止片とを有し、この係止片が支持壁に設けられた凹部と係合するようになっていると、筒状軸受を機器本体の支持壁に確実に固定することができて好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明の車載用電子機器では、スナップリングを用いて機器本体に取着された合成樹脂製の筒状軸受にガイドシャフトが摺動自在に挿通されており、筒状軸受に形成した摺動片がスナップリングに形成した弾性片の弾発力を受けてガイドシャフトの外周面に圧接されているため、筒状軸受とスナップリングという安価な2部品を用いて、機器本体をガタ付きなくスムーズに往復移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施形態例に係る車載用電子機器を裏面側から見た斜視図である。
図2図1のA部詳細図である。
図3図2に示す筒状軸受とスナップリングおよびガイドシャフトの分解斜視図である。
図4】該車載用電子機器に備えられる機器本体が突出姿勢に移動した状態を裏面側から見た斜視図である。
図5図4に示す車載用電子機器を表面側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、本発明の実施形態例に係る車載用電子機器1は、LCD等からなる表示パネル2が搭載された機器本体3と、機器本体3を上下方向に案内する一対のガイドシャフト4,5と、機器本体3をガイドシャフト4,5に沿って往復移動する駆動機構6等を備えている。
【0015】
この車載用電子機器1は細長形状の開口部7を有するダッシュボード(図示せず)の内部に設置されており、図1に示すように、非使用時に機器本体3はダッシュボードの内部に格納された収納姿勢にあるが、図4,5に示すように、使用時に機器本体3は開口部7を通ってダッシュボードの上方へ突出する突出姿勢となる。
【0016】
ダッシュボードの内部には一対のガイドシャフト4,5が互いに平行に設置されており、これらガイドシャフト4,5は断面円形の金属棒であって上下方向(図1のY1−Y2方向)へ延びている。
【0017】
機器本体3の外殻はアルミダイカストや高強度樹脂等の軽量で剛性が高い材料からなり、この機器本体3の下部両側には第1の軸受け部8と第2の軸受け部9が設けられている。第1の軸受け部8には上下方向に所定間隔をおいて一対の支持壁10が突設されており、一方のガイドシャフト4は各支持壁10に穿設された円形状の貫通孔10aを挿通して上下方向へ延びている。これら貫通孔10aの内径はガイドシャフト4の直径に比べて大きめに設定されており、詳細については後述するが、上方の貫通孔10aに挿入された筒状軸受11がスナップリング12を用いて支持壁10に取着されている。
【0018】
同様に、第2の軸受け部9には上下方向に所定間隔をおいて一対の支持壁13が突設されており、他方のガイドシャフト5は各支持壁13に穿設された貫通孔13aを挿通して上下方向へ延びている。これら貫通孔13aは機器本体3の幅方向(図1のX1−X2方向)を長軸とする楕円形状に形成されており、貫通孔13aの長軸寸法はガイドシャフト5の直径に比べて大きめに設定されているが、貫通孔13aの短軸寸法はガイドシャフト5の直径とほぼ同じに設定されている。
【0019】
図4図5に示すように、駆動機構6は、X状に交差する第1および第2リンクレバー14,15と、各リンクレバー14,15の一端部を回転可能に支持するベース板16と、各リンクレバー14,15の他端部を機器本体3に連結する一対の回動アーム17,18と、いずれか一方のリンクレバー14,15を回転駆動する図示せぬモータ等によって構成されている。
【0020】
ベース板16はダッシュボードの内部に固定されており、前記モータはベース板16に搭載されている。一方の回動アーム17は第1の軸受け部8の近傍に回転可能に軸支されており、この回動アーム17に第1リンクレバー14の先端部が回転可能に連結されている。また、他方の回動アーム18は第2の軸受け部9の近傍に回転可能に軸支されており、この回動アーム18に第2リンクレバー15の先端部が回転可能に連結されている。
【0021】
図2図3に示すように、第1の軸受け部8の上側の支持壁10の上面には一対の溝部10bが形成されており、これら溝部10bは貫通孔10aを介して180度対向する位置に配置されている。また、支持壁10の外周面には凹部10cが形成されており、この凹部10cの上端は一方の溝部10bに連続している。
【0022】
前述した筒状軸受11はポリアセタール(POM)等の摺動性に優れた合成樹脂の成形品であり、この筒状軸受11の内径はガイドシャフト4の直径とほぼ同じに設定されており、筒状軸受11の軸線方向の寸法は支持壁10の厚みよりも長めに設定されている。筒状軸受11の上部外周面には一対の突部11aが形成されており、これら突部11aは一直線上に配置されている。また、筒状軸受11の外周面をダブルDカットすることにより、筒状軸受11の下部外周面には一対の段落部11b(一方は図示せず)が形成されている。さらに、筒状軸受11の下端には摺動片11cが突出形成されており、この摺動片11cは筒状軸受11の軸線方向に沿って下方へ延びている。
【0023】
スナップリング12はステンレス鋼やベリリウム銅等の弾性に富む金属板からなり、このスナップリング12には、平面視C字状の嵌合板12aと、嵌合板12aの中央部から下向きに折曲形成された弾性片12bと、嵌合板12aの中央部から上向きに折曲形成された係止片12cとが形成されている。嵌合板12aは板厚方向に変形できるよう緩やかなV字状に屈曲されており、弾性片12bの下端部はくの字状に屈曲されている。
【0024】
このような筒状軸受11とスナップリング12を用いて機器本体3をガイドシャフト4,5に組み付ける場合、まず、第1の軸受け部8の各支持壁10に穿設された貫通孔10aを一方のガイドシャフト4に挿通すると共に、第2の軸受け部9の各支持壁13に穿設された貫通孔13aを他方のガイドシャフト5に挿通する。次に、筒状軸受11をガイドシャフト4に挿入して上側の支持壁10の貫通孔10aに嵌め込み、筒状軸受11の下部に形成された段落部11bを支持壁10の下方に露出させる。このとき、筒状軸受11の各突部11aは支持壁10の対応する溝部10b内に収納されるため、支持壁10と筒状軸受11の上面はほぼ同一面となり、また、筒状軸受11の摺動片11cはガイドシャフト4の外周面に沿って下方へ延出する。
【0025】
しかる後、スナップリング12の嵌合板12aを支持壁10の下方に突出する筒状軸受11の外周面に側方から嵌め込み、この嵌合板12aを筒状軸受11の段落部11bに係合させると共に、スナップリング12の係止片12cを支持壁10の凹部10c内に挿入する。その結果、嵌合板12aが支持壁10の下面と筒状軸受11の段落部11bとの間で平板状に変形し、その反力によって筒状軸受11の突部11aが溝部10bの内底面に圧接されるため、筒状軸受11は回転方向に位置規制された状態で支持壁10の貫通孔10aに取着される。
【0026】
そして、このようにスナップリング12を筒状軸受11の外周面に嵌め込むと、スナップリング12の弾性片12bが筒状軸受11の摺動片11cに弾接し、その弾発力を受けて摺動片11cがガイドシャフト4の外周面に圧接されるため、この側圧によってガイドシャフト4に対する筒状軸受11のガタ付きが防止される。また、摺動片11cに弾接して変形する弾性片12bの反力により、筒状軸受11の外周面を貫通孔10aの内周面に圧接させる方向の回転モーメントが発生するため、機器本体3の支持壁10に対する筒状軸受11のガタ付きも防止される。
【0027】
なお、スナップリング12の係止片12cは、支持壁10の凹部10cに係止して筒状軸受11を回転方向に位置規制するという機能の他に、スナップリング12を筒状軸受11から取り外すときの指掛け部としての機能も併せ持っている。
【0028】
次に、本実施形態例に係る車載用電子機器1の動作について簡単に説明すると、図1に示すように、機器本体3がダッシュボードの内部に格納された収納姿勢にあるとき、第1および第2の軸受け部8,9はそれぞれガイドシャフト4,5の下端側に位置しており、駆動機構6の第1および第2リンクレバー14,15は交差角度を最大にした姿勢で停止している。
【0029】
この状態で図示せぬモータを一方向に回転すると、第1および第2リンクレバー14,15が互いの交差角度を狭めるように回動し、それに伴って機器本体3の第1および第2の軸受け部8,9がガイドシャフト4,5に沿って上方(図1のY1方向)へ移動する。そして、第1および第2の軸受け部8,9がガイドシャフト4,5の上端側まで移動すると、図4,5に示すように、機器本体3は開口部7を通ってダッシュボードの上方へ突出する突出姿勢となる。
【0030】
また、機器本体3がダッシュボードの上方へ突出した突出姿勢にあるとき、前記モータを他方向に回転すると、第1および第2リンクレバー14,15が互いの交差角度を拡げるように回動するため、第1および第2の軸受け部8,9はガイドシャフト4,5に沿って下方(図1のY2方向)へ移動し、機器本体3はダッシュボードの内部に格納された収納姿勢に戻る。
【0031】
この間、機器本体3は第1の軸受け部8の上側の支持壁10に取着された筒状軸受11とガイドシャフト4との摺動部分を基準として上下動し、第2の軸受け部9の各支持壁13に穿設された貫通孔13aが他方のガイドシャフト5を最小の隙間で摺動する。そして、機器本体3の停止時だけでなく移動途中においても、筒状軸受11の摺動片11cがスナップリング12の弾性片12bの弾発力を受けてガイドシャフト4の外周面に圧接されているため、機器本体3をガタ付きなくスムーズに上下動させることができると共に、外部振動に起因するラットルノイズの発生を防止することができる。
【0032】
なお、第2の軸受け部9の各支持壁13に穿設された貫通孔13aは図1のX1−X2方向を長軸とする楕円形状に形成されており、この貫通孔13aはガイドシャフト5に対して機器本体3の幅方向に隙間を持たせているが、機器本体3の前後方向には隙間なく摺接させているため、各部材の寸法誤差や組立誤差を貫通孔13aの長軸方向の隙間によって吸収した上で、機器本体3の前後方向のガタ付きを防止できるようになっている。
【0033】
以上説明したように、本実施形態例に係る車載用電子機器1では、スナップリング12を用いて機器本体3の支持壁10に取着された合成樹脂製の筒状軸受11にガイドシャフト4が摺動自在に挿通されており、この筒状軸受11に形成した摺動片11cがスナップリング12に形成した弾性片12bの弾発力を受けてガイドシャフト4の外周面に圧接されているため、筒状軸受11とスナップリング12という安価な2部品を用いて、機器本体3をガタ付きなくスムーズに往復移動させることができる。
【0034】
また、筒状軸受11に突部11aと段落部11bを形成し、この突部11aを支持壁10の上面側(溝部10bの内底面)に当接させると共に、段落部11bに係合したスナップリング12の嵌合板12aを支持壁10の下面に当接させることにより、筒状軸受11が支持壁10に取着されるようになっているため、筒状軸受11を機器本体3の支持壁10に簡単に取着することができる。
【0035】
さらに、スナップリング12に、筒状軸受11の外周面に嵌合する平面視C字状の嵌合板12aと、この嵌合板12aの中央部から下方に屈曲する弾性片12bと、嵌合板12aの中央部から上方に屈曲する係止片12cとを一体形成し、この係止片12cが支持壁10の凹部10cと係合するようになっているため、筒状軸受11を機器本体3の支持壁10に確実に固定することができる。
【0036】
なお、上記実施形態例では、機器本体3に表示パネル2が搭載された車載用電子機器1について説明したが、機器本体に各種メディアの再生ユニットや操作部材等が搭載されたものであっても良い。
【符号の説明】
【0037】
1 車載用電子機器
2 表示パネル
3 機器本体
4,5 ガイドシャフト
6 駆動機構
7 開口部
8 第1の軸受け部
9 第2の軸受け部
10 支持壁
10a 貫通孔
10b 溝部
10c 凹部
11 筒状軸受
11a 突部
11b 段落部
11c 摺動片
12 スナップリング
12a 嵌合板
12b 弾性片
12c 係止片
13 支持壁
13a 貫通孔
14 第1リンクレバー
15 第2リンクレバー
16 ベース板
17,18 回動アーム
図1
図2
図3
図4
図5