【解決手段】本発明は、キャビネットと、投入口が設けられ、前記キャビネットから引き出し可能なドロワーと、前記ドロワーの内部に設けられて洗濯水が貯蔵される空間を提供し、上部面が開放されたタブボディーと、前記タブボディーの内部に回転可能に設けられて洗濯物が貯蔵される空間を提供し、上部面が開放された形状のドラムと、前記投入口と前記ドラムとを連通させるタブ投入口が設けられ、前記タブボディーの上部面に固定されるタブカバーと、前記タブカバーに回転可能に設けられ、前記タブ投入口を開閉するドアと、前記ドアに設けられ、前記タブ投入口をシーリングするシーリング部とを含む衣類処理装置に関する。
  前記タブボディーから前記タブカバーに向かって突出して設けられ、前記タブボディーの上部面の直径よりも大きい直径を有するか、または前記タブボディーの上部面の直径よりも小さい直径を有するように設けられる締結部と、
  前記タブカバーに設けられ、前記締結部が収容される第1収容溝と、
  前記タブカバーに設けられ、前記タブボディーの上部面が収容される第2収容溝とをさらに含む、請求項1に記載の衣類処理装置。
  前記締結部は、前記タブボディーの円周面から突出して設けられる締結部第1ボディーと、前記締結部第1ボディーから前記タブカバーに向かって延びて前記第1収容溝に挿入される締結部第2ボディーとを含み、
  前記タブカバーは、前記第1収容溝と前記第2収容溝を区分し、前記締結部第2ボディーと前記タブボディーの外周面との間に形成された空間に挿入される収容溝隔壁をさらに含む、請求項8に記載の衣類処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0030】
  以下では、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。一方、以下で記述する装置の構成や制御方法は、本発明の実施例を説明するためのものに過ぎず、本発明の権利範囲を限定するためのものではなく、明細書全般にわたって同一に使用された参照番号は同一の構成要素を示す。
 
【0031】
  図1に示すように、本発明の衣類処理装置100は、洗濯物の洗濯や乾燥のような衣類処理機能を具現する第1処理装置Tと、前記第1処理装置Tに着脱可能に設けられ、洗濯物の洗濯や乾燥のような衣類処理機能を具現する第2処理装置Lとを含んで備えられることが好ましい。しかし、本発明の衣類処理装置100は、前記第2処理装置Lのみを備えてもよい。
 
【0032】
  以下では、第1処理装置T及び第2処理装置Lの両方を備えた衣類処理装置を基準として説明する。
 
【0033】
  本発明に備えられた第1処理装置Tは、外観を形成する第1処理装置キャビネット1と、前記第1処理装置キャビネット1の内部に設けられ、洗濯水が貯蔵される第1処理装置タブ(図示せず)と、前記第1処理装置タブの内部に回転可能に設けられ、洗濯物が貯蔵される第1処理装置ドラム(図示せず)と、前記第1処理装置タブに洗濯水を供給する第1処理装置給水部(図示せず)と、前記第1処理装置タブに貯蔵された洗濯水を第1処理装置キャビネット1の外部に排出させる第1処理装置排水部(図示せず)とを含むことができる。
 
【0034】
  前記第1処理装置キャビネット1には、洗濯物の出入りのための第1処理装置投入口(図示せず)が設けられ、前記第1処理装置投入口は、第1処理装置キャビネット1に回転可能に結合された第1処理装置ドア11によって開閉される。
 
【0035】
  また、前記第1処理装置タブには、前記第1処理装置投入口に連通する第1処理装置タブ投入口が設けられるので、使用者は、前記第1処理装置ドア11の開放時に洗濯物を第1処理装置ドラムに投入することができる。
 
【0036】
  一方、前記第1処理装置Tが洗濯物の乾燥機能も行うことができるように備えられる場合、前記第1処理装置キャビネット1の内部には、前記第1処理装置タブへ加熱された空気を供給する熱風供給装置(図示せず)がさらに備えられなければならない。
 
【0037】
  前記熱風供給装置(図示せず)は、第1処理装置タブの内部の空気を循環させるように設けられる循環ダクトと、前記循環ダクトの内部に設けられ、第1処理装置タブから排出された空気の除湿及び加熱のための熱交換部とを備えることができる。
 
【0038】
  しかし、前記熱風供給装置(図示せず)は、第1処理装置タブの内部の空気を第1処理装置キャビネット1の外部に排出させる排出ダクトと、第1処理装置キャビネット1の外部の空気を第1処理装置タブに供給する供給ダクトと、前記供給ダクトに設けられる熱交換部とを備えても構わない。
 
【0039】
  上述とは異なり、第1処理装置Tが洗濯物の乾燥のみを行うように備えられる場合、第1処理装置Tは、第1処理装置タブを必要としない代わりに、熱風供給装置は、第1処理装置キャビネットの内部に設けられた第1処理装置ドラムに熱風を供給するように備えられなければならない。
 
【0040】
  本発明に備えられる第2処理装置Lは、第1処理装置キャビネット1に着脱可能に設けられるキャビネット2と、前記キャビネット2から引き出し可能に設けられるドロワー3と、前記ドロワーの内部に設けられ、洗濯物の処理空間を提供する収容部4,5とを含む。
 
【0041】
  前記キャビネット2は、第2処理装置Lの外観を形成し、第1処理装置キャビネット1を支持するように設けられてもよい。
図1に示したものとは異なり、第2処理装置に備えられたキャビネット2は、第1処理装置キャビネット1の上部面や側面に着脱可能に設けられても構わない。
 
【0042】
  しかし、第2処理装置Lが第1処理装置Tの下部に備えられる場合、第1処理装置ドア11の高さが高くなるので、使用者が洗濯物を投入したり、取り出したりするときに便利さを提供するという効果がある。
 
【0043】
  前記キャビネット2には開放面21が設けられ、前記ドロワー3は、開放面21を介してキャビネット2から引き出されたり、またはキャビネット2の内部に挿入され得る。前記第2処理装置Lが第1処理装置Tの下部面に備えられる場合、前記開放面21は、第1処理装置ドア11が位置した方向(第1処理装置の前方面)に設けられることが好ましい。
 
【0044】
  図2に示すように、前記ドロワー3は、上部面が開放されたドロワーボディー31と、前記ドロワーボディーの開放された上部面に設けられるドロワーカバー35とを含む。
 
【0045】
  前記ドロワーボディー31は、内部が空いている空間を形成する六面体形状に設けられてもよく、前記ドロワーカバー35は、ドロワーボディー31の上部面を形成するようにドロワーボディー31に固定される。
 
【0046】
  前記ドロワーボディー31の前方面にはドロワーパネル33が設けられる。前記ドロワーパネル33にはハンドル(図示せず)が設けられてもよい。この場合、使用者は、前記ハンドルを用いて、キャビネット2に挿入されたドロワーボディー31をキャビネット2の外部に引き出すことができる。
 
【0047】
  前記ドロワーパネル33には、第2処理装置Lの作動を制御するコントロールパネル331が設けられてもよい。コントロールパネル331は、前記収容部4,5に洗濯水を給/排水するための手段、衣類を回転させる手段、衣類にスチームや熱風を供給する手段などを制御するために、使用者が制御命令を入力するための手段である。
 
【0048】
  また、前記コントロールパネル331は、使用者によって入力された制御命令の確認、使用者が入力した制御命令の実行過程を使用者に通知するための手段であってもよい。
 
【0049】
  前記ドロワーカバー35には、前記ドロワーカバー35を貫通するように設けられ、ドロワーボディー31の内部をドロワーボディー31の外部と連通させる投入口353と、前記ドロワーカバー35を貫通するように設けられ、収容空間4,5に洗濯水を案内する給水口355とが備えられてもよい。
 
【0050】
  前記ドロワー3の内部に設けられる収容部4,5は、前記ドロワーボディー31の内部に設けられ、洗濯水が貯蔵される空間を提供するタブ4と、前記タブの内部に回転可能に設けられ、洗濯物が貯蔵されるドラム5とを備えてもよい。
 
【0051】
  前記タブ4は、洗濯水が貯蔵される空間を提供し、上部面が開放された形状のタブボディー41と、前記タブボディー41の上部面に固定されるタブカバー43とを備えることができ、前記ドラム5は、上部面が開放された円筒形状に設けられてもよい。
 
【0052】
  図3に示すように、前記ドラム5は、前記タブボディー41の外部に設けられた駆動部によってタブボディー41の内部で回転可能であり、前記駆動部は、タブボディー41に固定されて回転磁場を形成するステータM1と、回転磁場により回転するローターM2と、タブボディー41を貫通するように設けられ、ドラム5とローターM2とを連結する駆動軸M3とを備えることができる。
 
【0053】
  前記ドラム5の外周面には、ドラム5の内部をタブボディー41の内部と連通させるドラム貫通孔51が設けられる。
 
【0054】
  一方、前記タブボディー41は、タブ支持部Dを通じてドロワーボディー31の内部に固定される。
 
【0055】
  タブ支持部Dは、ドロワー連結部D1、タブ連結部D3、及び各連結部D1,D3を連結するロードD5を備えることができる。
 
【0056】
  この場合、ドロワーボディー31には、前記ドロワー連結部D1を支持するように設けられた第1ブラケット311が備えられ、前記タブボディー41の外周面には、前記タブ連結部D3によって支持される第2ブラケット411が備えられなければならない。
 
【0057】
  前記第1ブラケット311はドロワーボディー31に設けられてもよく、第2ブラケット411は、タブボディー41の外周面からドロワーボディー31の内周面に向かって突出して設けられてもよい。
 
【0058】
  前記タブカバー43は、前記タブボディー41の上部面を形成するカバーボディー431と、前記カバーボディー431を貫通するように設けられ、前記投入口353と前記ドラム5とを連通させるタブ投入口435とを含む。
 
【0059】
  前記タブ投入口435には、前記カバーボディー431に回転可能に設けられるドア49が備えられる。
 
【0060】
  前記ドア49はヒンジ(図示せず)を介して前記カバーボディー431に結合され、投入口353はタブ投入口435の上部に位置し、前記ドア49及び前記タブ投入口435の大きさは、前記投入口353の大きさよりも小さく設けられる。したがって、本発明は、タブ投入口435がドロワーカバー35の下部に位置しているにもかかわらず、ドア49を通じてタブ投入口435を開閉することができる。
 
【0061】
  特に、前記ドア49の外周面は、前記投入口353の内周面と所定距離X1,X2だけ離隔して設けられることが好ましい。これは、幾何公差(geometric  tolerance)や位置公差(positional  tolerance)によって前記ドア49が投入口353に干渉してタブ投入口435を開放できないという問題を防止するためである。
 
【0062】
  また、ドア49の外周面が投入口353の内周面と所定距離だけ離隔すれば、タブの振動時にドアが破損するという問題も防止することができる。
 
【0063】
  前記ドア49には、前記ドア49をドロワーカバー35またはカバーボディー431に着脱可能に固定させるドアハンドル493が設けられてもよい。
 
【0064】
  一方、前記ドア49には、前記タブ投入口435を通して洗濯水が漏出することを防止するためのシーリング部495が設けられてもよい。
 
【0065】
  前記シーリング部495は、前記ドア49の下部面に固定され、前記ドア49がタブ投入口435を閉鎖したときに前記タブ投入口435に挿入されるシーリングボディー496と、前記シーリングボディー496から突出して設けられる第1突出部497及び第2突出部498とを含むことができる。
 
【0066】
  前記第1突出部497は、前記シーリングボディー496の外周面から前記タブ投入口435の内周面に向かって突出して設けられ、前記第1突出部497は、前記ドア49がタブ投入口435を閉鎖したときに前記タブ投入口435の内周面に接触可能な長さで設けられることが好ましい。
 
【0067】
  さらに、前記第1突出部497は、前記シーリングボディー496に少なくとも2つ以上設けられてもよく、各第1突出部497は互いに所定距離離隔するように設けられてもよい。
 
【0068】
  一方、前記第2突出部498は、前記ドア49がタブ投入口435を閉鎖したときに前記タブ投入口435が閉鎖されるように、前記シーリングボディー496の外周面から突出して設けられてもよい。すなわち、前記第2突出部498は、前記ドア49がタブ投入口435を閉鎖したときに前記カバーボディー431の上部面に接触可能な長さで設けられなければならない。
 
【0069】
  上述したシーリング部495は、ドア49がタブ投入口435を閉鎖したときにタブ投入口435をシーリングすることができる限り、いかなる材質からなってもよいが、ゴムのような弾性体が一例となり得る。
 
【0070】
  図4に示すように、前記タブボディー41の上部面を形成するカバーボディー431には、前記タブボディー41の内周面に挿入される挿入部439が設けられ、前記挿入部439には、前記タブボディー31の内部の洗浄水をドラム5に案内する傾斜部4391が設けられてもよい。
 
【0071】
  前記タブボディー41の内部に設けられたドラム5は、上部面が開放された円筒形状に設けられ、ドラム5の外周面には、ドラム5の内部とタブボディー41の内部とを連通させるドラム貫通孔51が設けられる。
 
【0072】
  この場合、ドラム5が回転すると、前記タブボディー41の内部に貯蔵された洗濯水は、前記タブボディー41の内周面に沿って回転しながら、前記タブボディー41の底面から前記タブカバー43まで上昇することができる。したがって、前記傾斜部4391は、タブボディー41の底面からタブカバー43に向かって移動した洗濯水をドラム5の上部面に案内する手段である。
 
【0073】
  タブボディー41の内部の洗濯水がドラム5の上部面を介してドラム5に再供給されると、洗濯水が、ドラム5に貯蔵された洗濯物を打撃できるので、本発明は、前記傾斜部4391を通じて洗濯力を高めることができる。
 
【0074】
  一方、前記カバーボディー431には、前記ドロワー3に設けられた給水口355の下部に位置し、前記給水口355に流入する洗濯水をドラム5に案内する貫通孔438が設けられる。
 
【0075】
  前記タブ4がドロワー3の内部に固定された状態であるので、理論的には、前記貫通孔438は、前記給水口355の下部に固定された状態と見ることができる(貫通孔と給水口との間の相対運動が発生しないものと見ることができる)。したがって、貫通孔438と給水口355とを連結するパイプを介して、給水口355に流入する洗濯水をタブ4に供給することも可能である。
 
【0076】
  しかし、ドラム5の回転時に発生した振動がタブボディー41に伝達される場合、貫通孔438と給水口355とを連結するパイプが振動することがあり、この場合、前記パイプの耐久性が低下、または前記パイプの振動を低減させるための構造を考慮しなければならないという問題が発生することがある。したがって、前記パイプのように貫通孔438と給水口355とを連結する手段なしに、貫通孔438を給水口355の下部に位置させることによってタブ4に洗濯水を供給する方式がより好ましい。
 
【0077】
  一方、前記貫通孔438と前記給水口355との間にこれらを連結するパイプが設けられない場合、前記タブボディー41に温水が供給されるか、またはタブボディー41の外部に設けられたスチーム発生装置(図示せず)を介してタブボディー41の内部にスチームが供給される場合、前記貫通孔438は、タブ内部41の水分(水、スチーム、ミストなど)をキャビネット2の内部に排出させるという欠点がある。
 
【0078】
  すなわち、前記貫通孔438を通してタブ内部41の水分がキャビネット2の内部に排出される場合、洗濯力が低下することもあり、キャビネット2の内部に設けられた装置(電子装置など)の故障や腐食を誘発するという問題が発生することもある。したがって、本発明は、貫通孔438を通してタブ内部41の水分や熱がキャビネット2に排出されることを最小化するための回収部をさらに含むことができる。
 
【0079】
  図5に示すように、本発明に備えられる回収部45は、ドロワーカバー35に設けられ、前記貫通孔438から排出される水分が接触する第1回収部451と、前記第1回収部451から供給される水分を前記貫通孔438に案内する第2回収部453とを備えることができる。
 
【0080】
  前記第2回収部453は、前記タブカバー43の上部面から前記第1回収部451に向かって突出して設けられる回収ボディー454と、前記回収ボディー454を貫通するように設けられて前記貫通孔438に連通するボディー貫通孔456とを備えることができる。
 
【0081】
  前記第1回収部451は、前記貫通孔438から排出される水分を前記第2回収部453に供給できる限り、いかなる構造で設けられてもよい。
 
【0082】
  すなわち、本発明に備えられる第1回収部451は、ドロワーカバー35から第2回収部453に向かって突出して設けられる平面や曲面形状の板(board)として備えられてもよく、前記第2回収部453に向かう面が開放された中空バー(hollow  bar)の形状に設けられてもよい。
 
【0083】
  第1回収部451が中空バーとして備えられる場合、中空バーは様々な形状を有することができ、
図5は、中空バーが円筒形状に設けられる場合を一例として示したものである。
 
【0084】
  第1回収部451が平面形状の板として備えられる場合、前記第1回収部451は、前記ボディー貫通孔456の内部に位置するように設けられることが好ましい。
 
【0085】
  すなわち、前記第1回収部451が多数の板として備えられる場合、多数の板(board)は、前記ボディー貫通孔456がドロワーカバー35に投影された空間(貫通孔投影空間)の内部に位置しなければならない。各板(board)から第2回収部453に向かって落下する水分(水や凝縮水など)がボディー貫通孔456を通して貫通孔438に供給されるようにするためである。
 
【0086】
  ただし、第1回収部451が多数の中空バーとして備えられる場合、前記中空バーは、前記貫通孔投影空間の内部に位置するように設けられなければならない。
 
【0087】
  すなわち、多数の中空バーが同じ中心を有するように配置される場合、最も大きい面積を有する中空バーは、前記貫通孔投影空間の内部に位置するように設けられなければならない。しかし、多数の中空バーが同じ中心を有さないように配置されれば、中空バーが形成する空間が前記貫通孔投影空間の内部に位置しなければならない。
 
【0088】
  一方、前記第1回収部451がいかなる形状を有しても、各第1回収部451は、給水口355に干渉しないように設けられることが好ましい。また、各第1回収部451の自由端は、前記回収ボディー454の自由端と接触しないように設けられることが好ましい。
 
【0089】
  前記ドラム5の回転時に前記タブボディー41に伝達された振動によって第1回収部451と回収ボディー454とが衝突して、第1回収部451や第2回収部453が破損することを防止するためである。
 
【0090】
  前記第1回収部451が、タブ4から排出される水がドロワー3の内部で拡散することを防止(タブから排出される水を第2回収部に案内)する手段としてのみ備えられる場合、前記第1回収部451はいかなる材質で形成されても構わない。
 
【0091】
  しかし、第1回収部451が、タブ4から排出される水分の凝縮(タブから排出される水分と熱交換する手段)及び凝縮された水分を前記第2回収部に案内する手段として備えられる場合、第1回収部451は金属材質で形成されることが好ましい。この場合、前記第2回収部453は弾性材質で形成されてもよい。
 
【0092】
  一方、本発明に備えられた回収部45は、水分の回収量及び凝縮量を増加させるために、次のような構成をさらに含むことができる。
 
【0093】
  すなわち、タブカバー43は、カバーボディー431が凹状に折れ曲がって設けられ、貫通孔438が位置する収容溝437をさらに含み、前記第2回収部453は、前記回収ボディー454の円周面から突出して前記収容溝437の上部に位置するボディーフランジ455と、前記ボディーフランジ455を貫通するように設けられるフランジ貫通孔457とをさらに含むことができる。
 
【0094】
  この場合、第1回収部451は、ボディーフランジ455がドロワーカバー35に投影された空間(フランジ投影空間)の内部に位置するように設けられてもよい。
 
【0095】
  すなわち、第1回収部451が板(board)として備えられる場合、前記第1回収部451は、前記フランジ投影空間の内部に位置するようにドロワーカバー35から回収ボディー454に向かって突出して設けられてもよい。
 
【0096】
  一方、第1回収部451が多数の中空バーとして備えられる場合、前記中空バーは、前記フランジ投影空間の内部に位置するように設けられなければならない。
 
【0097】
  多数の中空バーが同じ中心を有さないように配置される場合、縁部に配置された中空バーを連結した領域が前記フランジ投影空間の内部に位置すれば十分である。
 
【0098】
  しかし、多数の中空バーが同じ中心を有する円筒形状に設けられる場合、直径の最も大きい中空バーは、前記貫通孔投影空間の外部に位置したフランジ投影空間に位置するように設けられ、直径の最も小さい中空バーは、前記貫通孔投影空間の内部に位置してもよい。
 
【0099】
  ただし、多数の中空バーが同じ中心を有するが、円筒形状ではない形状に設けられる場合、最も大きい面積を有する中空バーは前記フランジ投影空間の内部に位置し、最も小さい面積を有する中空バーは前記貫通孔投影空間の内部に位置するように設けられなければならない。
 
【0100】
  結論的に、多数の中空バーがいかなる形状に設けられても、最も大きい面積を有する中空バーは、前記フランジ投影空間の面積よりは小さく、前記貫通孔投影空間の面積よりは大きく設けられることが好ましい。また、最も小さい面積を有する中空バーは、前記貫通孔投影空間の面積よりも小さく設けられることが好ましい。
 
【0101】
  第1回収部451が同じ中心を有する多数の中空バーとして備えられる場合、各中空バーの中心は給水口355であってもよい。この場合、各中空バー間の距離は一定であってもよく、不規則的であってもよい。
 
【0102】
  第1回収部451はドロワーカバー35によって固定されており、ドロワーカバー35は外気と持続的に熱交換可能であるので、第1回収部451が給水口355の周辺に配置されなくても、第1回収部の表面温度は、貫通孔438から排出される空気よりも低い温度を維持することができる。
 
【0103】
  しかし、第1回収部451が給水口355の周辺に形成されていれば、前記第1回収部451は、給水口355を通して供給される冷水や給水口355の周辺を通して流入する外気と直接熱交換することで、表面温度がさらに低くなり得るので、第1回収部451の冷却性能が向上する。
 
【0104】
  一方、前記フランジ貫通孔457を通して前記収容溝437に流入した水分を前記貫通孔438に案内するために、回収部45には回収孔47がさらに設けられなければならない。
 
【0105】
  前記貫通孔438から第1回収部451に向かって突出して回収ボディー454の下部面を支持する支持管4381が収容溝437に設けられる場合、前記回収孔47は、前記支持管4381を貫通するように設けられてもよい。しかし、回収ボディー454が貫通孔438の円周面に直接固定される場合であれば、前記回収孔47は回収ボディー454を貫通するように設けられなければならない。
 
【0106】
  いずれの場合にも、前記収容溝437の内周面は、収容溝437の内部の凝縮水が回収孔47に向かって移動するように傾斜して設けられることが好ましい。
 
【0107】
  上述した実施例は、回収部45が第1回収部451及び第2回収部453の両方を含む場合を基準として説明したが、上述とは異なり、本発明に備えられる回収部45は、貫通孔438の上部に位置する第1回収部451のみを備えてもよい。
 
【0108】
  貫通孔438から排出されたスチームは、第1回収部451の表面で凝縮した後、自重によって貫通孔438に流入し、貫通孔438から排出される水は、第1回収部451の表面に接触した後、自重によって貫通孔438に案内されるからである。
 
【0109】
  一方、前記タブボディー41と前記タブカバー43との結合のために、前記タブカバー43には、挿入部439の直径よりも大きい直径を有する第1収容溝432と、前記第1収容溝432と前記挿入部439との間に位置する第2収容溝433とをさらに含むことができる。
 
【0110】
  この場合、タブボディー41の上端は前記第2収容溝433に挿入され、タブボディー41の円周面に設けられた締結部413,415は前記第1収容溝432に挿入されてもよい。
 
【0111】
  前記締結部は、タブボディー41の円周面からタブボディー41から遠ざかる方向に向かって突出して設けられる締結部第1ボディー413と、前記締結部第1ボディー413から前記タブカバー43に向かって延びて前記第1収容溝432に挿入される締結部第2ボディー415とを備えることができる。
 
【0112】
  さらに、前記タブカバー43には、前記第1収容溝432と前記第2収容溝433とを区分する収容溝隔壁434をさらに含むことができ、前記収容溝隔壁434は、締結部第2ボディー415と前記タブボディー41の円周面との間に形成された空間に挿入される。
 
【0113】
  タブボディー41とタブカバー43の上述した結合構造によって、本発明は、タブボディー41とタブカバー43との結合面を通してタブボディー41の内部の洗濯水やスチームがタブボディー41の外部に漏出することを最小化することができる。
 
【0114】
  上述とは異なり、本発明に備えられた締結部413,415は、前記タブボディー41の内部に位置するように設けられても構わない。すなわち、締結部第2ボディー415の直径がタブボディー41の直径よりも小さく設けられても構わない。
 
【0115】
  この場合、締結部第2ボディー415は第2収容溝433に挿入され、タブボディー41の上端は前記第1収容溝432に挿入されなければならない。
 
【0116】
  上述した構造を有する本発明の衣類処理装置100は、給水流路を介して洗濯水を前記タブボディー41の内部に供給し、排水流路を介してタブボディー41の内部の洗濯水をキャビネット2の外部に排出させる。
 
【0117】
  一方、前記排水流路は、ドロワー3に固定された排出部F(
図6参照)と背面パネル23とを連結するように設けられ、前記給水流路は、供給部S(
図7参照)を介して、キャビネット2の外部に設けられた給水源とドロワー3に設けられた給水口355とを連結するように設けられなければならない。
 
【0118】
  したがって、前記給水流路及び排水流路が、単純に供給部Sと給水口355とを連結する管、排出部Fと背面パネル23とを連結する管としてそれぞれ備えられる場合、ドロワー3がキャビネット2から引き出されたり、またはキャビネット2に挿入されるとき、給水流路や排水流路が捩れたり破損したりする危険がある。
 
【0119】
  これを防止するために、本発明の衣類処理装置100は、キャビネット2の内部に設けられて給水流路や排水流路の機能を行うだけでなく、給水流路及び排水流路の移動を案内するガイダー6をさらに含む。
 
【0120】
  以下では、供給部S及び排出部Fを先に説明した後、ガイダー6の構造、給水流路及び排水流路について説明する。
 
【0121】
  図6に示すように、前記排出部Fは、ドロワーボディー31に固定されるポンプとして備えられてもよい。前記ポンプは、ドロワーボディー31に固定されて洗濯水が貯蔵される空間を提供するハウジングF1と、前記ハウジングの内部に設けられたインペラを回転させるモーターF2とを備えることができる。
 
【0122】
  前記ハウジングF1は、ハウジング流入部F3を介してタブボディー41に連結され、ハウジング第1排出部F4を介して排水流路に連結される。したがって、モーターF2によってインペラがハウジングF1の内部で回転すると、タブボディー41に貯蔵された洗濯水は、ハウジング流入部F3を通してハウジングF1に流入した後、ハウジング第1排出部F4を通して排水流路に移動するようになる。
 
【0123】
  図7に示すように、前記供給部Sは、第1給水源(第1温度の洗濯水供給源)に連結される第1バルブV1と、第1給水源が供給する洗濯水の温度と異なる温度の洗濯水を供給する第2給水源(第2温度の洗濯水供給源)に連結された第2バルブV2とを備えることができる。ただし、キャビネット2の外部に設けられて洗濯水を供給する給水源が1つのみ存在する場合、本発明に備えられる供給部Sは1つのバルブのみを備えることになる。
 
【0124】
  図6に示したように、本発明に備えられるガイダー6は、キャビネット2の内部に固定される支持部61と、前記支持部61に回転可能に設けられる第1ボディー63と、前記第1ボディー63とドロワーカバー35とを連結するように設けられる第2ボディー65とを含むことができる。
 
【0125】
  前記支持部61は、キャビネット2に固定される支持ボディー611と、前記支持ボディー611に設けられて背面パネル23を貫通する排出管615と、前記第1ボディー63が支持される軸サポータ613とを含むことができる。
 
【0126】
  前記支持ボディー611は、キャビネットの背面パネル23に固定されて設けられてもよい。この場合、前記第1バルブV1及び第2バルブV2は、支持ボディー611に固定されて設けられてもよい。
 
【0127】
  前記排出管615は、後述する排水流路に流入した洗濯水をキャビネット2の外部に排出させる手段であり、前記軸サポータ613は、前記排出管615の外周面に固定(
図8参照)された形態で設けられてもよい。支持部61の大きさを最小化するためである。
 
【0128】
  図8に示すように、前記第1ボディー63は、供給部Sに連結される第1流路71(ボディー給水管)及び排出部Fに連結される第2流路81(ボディー排水管)が形成されるベース631と、前記ベース631の上部に設けられて第1流路71及び第2流路81を密閉させるカバー635と、前記ベース631を前記軸サポータ613に回転可能に固定させる第1軸637とを含むように備えられる。
 
【0129】
  前記第1流路71と第2流路81は、ベース631に設けられた隔壁633によって互いに区分される流路を形成し、前記ベース631とカバー635とは熱融着によって結合されてもよい。第1流路71及び第2流路81の内部の流体が第1ボディー63の外部に漏出することを防止するためである。
 
【0130】
  前記第1流路71は、第1バルブV1によって開閉される第1連結管73に連通する第1流入口632と、第2バルブV2によって開閉される第2連結管75に連通する第2流入口634とを含む。一方、前記第1流路71の内部に流入した洗濯水は、第1流路排出口636を通して給水管77に排出される。
 
【0131】
  したがって、本発明に備えられた給水流路は、第1ボディー63の内部に設けられた第1流路71と、第1流路71と各給水源とを連結し、バルブV1,V2によって開閉が制御される連結管73,75と、前記第1流路排出口636と給水口355とを連結し、前記第2ボディー65によって支持される給水管77とを備える。
 
【0132】
  前記給水源から供給される洗濯水は、バルブV1,V2によって開閉される連結管73,75を通して第1流路71に流入し、第1流路71の内部の洗濯水は、第1流路排出口636及び給水管77を通して、ドロワーカバー35に設けられた給水口355に供給される。前記給水管77は、固定部771を通じて、ドロワーカバー35に設けられた給水口355に固定されてもよい。
 
【0133】
  一方、前記第2流路81には、第2流路流入部638及び第2流路排出口639が設けられ、前記第2流路流入部638と前記ハウジング第1排出部F4とは第1排水管83によって互いに連結され、前記第2流路排出口639と前記排出管615とは第2排水管85によって互いに連結される。
 
【0134】
  したがって、本発明に備えられた排水流路は、第1ボディー63の内部に設けられた第2流路81と、第2流路81をハウジングF1に連結する第1排水管83と、前記第2流路81を排出管615に連結する第2排水管85とを備える。
 
【0135】
  前記ガイダー6に設けられる第2ボディー65は、第2軸651を介して第1ボディー63に回転可能に結合し、第3軸653を介してドロワーカバー35に回転可能に結合される。
 
【0136】
  前記第2ボディー65には、給水管77が収容される空間655(収容空間)を提供する第1フランジ656及び第2フランジ657が備えられる。
 
【0137】
  前記第1フランジ656は、前記第2ボディー65の長手方向に沿って設けられ、前記第2ボディー65の側面からキャビネット2の上部面に向かって突出して設けられ、前記第2フランジ657は、前記第2ボディー65の長手方向に沿って前記第1フランジ656と対向するように設けられる。
 
【0138】
  前記第1フランジ656及び第2フランジ657のうちの少なくともいずれか1つには、給水管77に着脱可能に設けられ、給水管77を収容空間655の内部に固定させる給水管着脱部659が設けられてもよい。
 
【0139】
  一方、支持部61に設けられた排出管615には、排水流路を介して供給される洗濯水を屋外に排出させるために、排出管615と下水口とを連結する下水管F7が設けられるので、排出部のモーターF2が作動すると、タブボディー41の内部の洗濯水がサイフォン(Siphon)現象により排出され得る。
 
【0140】
  サイフォン現象が発生すると、タブボディー41や排水流路に洗濯水が残留しないという面では有利であるが、下水管F7を通して下水口の悪臭がタブボディー41に流入することがあり、洗濯水の排水が完了する前にタブボディー41に洗濯水が給水されれば、タブボディー41に流入する洗濯水まで排水されるおそれがある。
 
【0141】
  したがって、本発明は、排水流路にサイフォン現象が発生することを防止するための連通管79がさらに設けられてもよい。
 
【0142】
  前記連通管79は、排水流路の内部を排水流路の外部と連通させることができる限り、いかなる形状に設けられてもよい。すなわち、本発明に備えられる連通管79は、給水流路と排水流路を連結するように設けられてもよく、給水流路とドロワーの内部を連通させるように設けられてもよい。
 
【0143】
  前記連通管79は、第2流路81、第1排水管83及び第2排水管85のいずれか1つを給水管77や給水口355に連結するように設けられてもよいが、図は、連通管79が、給水管77と第2流路流入部638とを連結するように設けられ、第2ボディー65に支持される場合を一例として示したものである。
 
【0144】
  図は、連通管79が、給水管77と第2流路流入部638とを連結するように設けられ、ガイダーの第2ボディー65によって支持される場合を一例として示したものである。
 
【0145】
  連通管79を支持するために、第2ボディー65に設けられた第2フランジ657には、連通管79を収容空間655の外部に着脱可能に固定させる連通管着脱部658がさらに設けられてもよい。
 
【0146】
  一方、前記排出部Fに設けられたモーターF2が作動しないにもかかわらず、タブボディー41に供給された洗濯水が排水流路を通してタブボディー41の外部に排出されないようにするためには、排出管615は、タブボディー41に貯蔵可能な洗濯水の最高水位よりも高い位置に設けなければならない(前記排水流路を形成する第1排水管83は、第2流路81が設けられたガイダー6の下部に位置するようになる)。
 
【0147】
  このような状況で、排出部FのモーターF2がインペラの作動を中断させる場合、排水流路には連通管79を通してタブボディー41の内部の空気が流入してサイフォン現象が遮断されるので、連通管79が第1排水管83に結合される位置よりも低い位置にある洗濯水は、第1排水管83に残留するようになる。
 
【0148】
  第1排水管83に洗濯水が残留すれば、排水流路を通して下水口の悪臭がタブボディー41に流入することを防止できるという効果があるが、冬に第1排水管83が凍結して破壊するおそれがある。したがって、必要によって、第1排水管83の内部の洗濯水までも排水させる必要があり、そのために、本発明には残水排出部9を備えることができる。
 
【0149】
  図7に示したように、本発明に備えられる残水排出部9は、排出部FのハウジングF1に連通し、ドロワー3がキャビネット2から引き出されたときにキャビネット2の外部に露出する残水排水管91を備えることができる。
 
【0150】
  前記残水排水管91の固定端は、ハウジング第2排出部F5を介してハウジングF1に連通し、残水排水管91の自由端は、前記ドロワーボディー31に着脱可能に固定されてもよい。前記残水排水管91の自由端には、残水排水管91を開閉する排水管開閉部911が備えられる。
 
【0151】
  一方、残水排水管91の自由端をドロワーボディー31に着脱可能に固定させるために、残水排出部9は、ドロワーボディー31に設けられる排水管着脱部93をさらに含むことができる。
 
【0152】
  前記排水管着脱部93は、ドロワーボディー31に設けられ、ドロワーパネル33の後方に隣接する位置(開放面21に隣接する位置)に設けられる。
 
【0153】
  すなわち、排水管着脱部93は、前記ドロワーボディー31に固定され、ドロワーパネル33の背面と投入口353との間に位置する固定ボディー931と、前記固定ボディー931を貫通するように設けられる固定ボディー貫通孔933と、前記固定ボディー貫通孔933が固定ボディー931の外部と連通するように固定ボディー931が形成されてれて設けられる出入口935とを備えることができる。
 
【0154】
  前記固定ボディー貫通孔933の直径は、前記残水排水管91の直径以上に設けられ、前記出入口935の幅は、前記残水排水管91の直径よりも小さく設けられる。
 
【0155】
  したがって、使用者は、前記出入口935を介して残水排水管91を前記固定ボディー貫通孔933に挿入するか、または前記固定ボディー貫通孔933から固定ボディー931の外部に引き出すことができる。
 
【0156】
  一方、ドロワー3がキャビネット2から引き出されるとき、残水排水管91がキャビネット2の内部で絡み合ったり、またはキャビネット2の内部に設けられた装置と干渉することを防止するために、前記ドロワーボディー31は、残水排水管91がキャビネット2の内周面に接触することを防止する排水管支持部313をさらに含むことができる。
図7は、排水管支持部313がドロワーボディー31の下部に設けられた場合を一例として示したものである。
 
【0157】
  残水排水管91を介して、第1排水管83及びハウジングF1に残留する洗濯水をより効率的に排出させるために、前記第1排水管83は、排出部FのハウジングF1に近づくほど、ドロワーボディー31の底面から前記第1排水管83までの距離が小さくなるように設けることができる。すなわち、第1排水管83は、排出部のハウジングF1に向かって下向きに傾斜するように設けることができる。
 
【0158】
  また、本発明の衣類処理装置100は、ハウジング第1排出部F4に連結される第1排水管83の一部の領域が、ハウジング第1排出部F4に向かって下向きに傾斜するようにハウジング第1排出部F4の上部に位置して、第1排水管83をドロワーボディー31に固定させる排水管固定部95を含むこともできる。
 
【0159】
  ただし、傾斜して設けられた第1排水管83によって具現される効果は、前記ハウジング第1排出部F4がドロワーボディー31の底面から遠ざかる方向に傾斜するように設けられても具現される。
 
【0160】
  一方、図示していないが、本発明の衣類処理装置は、タブ4に熱風を供給し、ドラム5の内部に貯蔵された洗濯物を乾燥する熱風供給装置(図示せず)をさらに含むことができる。前記熱風供給装置は第1処理装置Tに設けられてもよく、第2処理装置Lに設けられてもよい。
 
【0161】
  以下では、
図9及び
図10を参照して、本発明の衣類処理装置の作動過程を説明する。
 
【0162】
  図9に示すように、第2処理装置Lに洗濯物を投入する前に、ドロワー3は、キャビネット2の内部に位置した状態である。
 
【0163】
  洗濯物をドロワー3の内部に設けられた収容部4,5に投入するためには、使用者は、ドロワーパネル33を介してドロワーボディー31をキャビネット2から引き出さなければならない。
 
【0164】
  図10に示すように、ドロワーボディー31がキャビネット2から引き出されると、第1ボディー63は、第1軸637を中心にドロワーボディー31が引き出される方向に向かって回転し、第2ボディー65は、第2軸651及び第3軸653によって、第1ボディー63とドロワーカバー35とが連結された状態を維持させる。
 
【0165】
  一方、給水流路を構成する第1流路71は、第1ボディー63の内部に設けられており、第1流路71をドロワーカバー35に設けられた給水口355に連結する給水管77は、第2ボディー65によって支持されるので、本発明は、ドロワー3がキャビネット2から引き出されるとき、給水流路が捩れたり、キャビネット2の内部に設けられた装置にかかって破損する問題を防止することができる。
 
【0166】
  それだけでなく、排水流路を構成する第2流路81は第1ボディー63の内部に設けられ、第2流路81を排出部Fに連結する第1排水管83はガイダー6の下部に位置するので、ドロワー3がキャビネット2から引き出されるとき、排水流路が捩れたり破損したりすることも防止することができる。
 
【0167】
  ただし、
図10に示したように、第1ボディー63の回転中心と第2排水管85の回転中心が互いに異なるため、本発明に備えられた第2排水管85は、弾性材質(ゴムなど)で形成されるか、または長手方向に伸縮可能な蛇腹管構造で設けられることが好ましい。
 
【0168】
  ドロワーボディー31がキャビネット2から引き出されると、前記ドロワーカバー35に設けられた投入口353はキャビネット2の外部に露出する。したがって、使用者は、投入口353の内部に位置したドア49を回転させてタブ投入口435を開放することによって、タブ投入口435の下部に位置したドラム5に洗濯物を投入することができる。
 
【0169】
  洗濯物をドラム5に投入すると、使用者は、ドア49によりタブ投入口435を閉鎖させた後、ドロワー3をキャビネット2の内部に挿入させて
図9の状態となるようにする。
 
【0170】
  このとき、ガイダー6の第1ボディー63は、第1軸637を中心にドロワー3が移動する方向と同一の方向(反時計方向)に回転し、第2ボディー65は、第2軸651及び第3軸653によって第1ボディー63に向かって回転するようになるので、ガイダー6によって、本発明に備えられた給水流路及び排水流路は、キャビネット2の内部に設けられた装置によって破損することが防止される。
 
【0171】
  ドロワー3がキャビネット2の内部に位置した状態で、使用者が、コントロールパネル331を介して洗濯のための制御命令を入力すると、供給部Sに設けられた各バルブV1,V2は、各バルブと第1流路71とを連結する連結管73,75のうちの少なくともいずれか1つを開放するようになる。
 
【0172】
  すなわち、第1温度の洗濯水のみが必要であれば、制御部(図示せず)は、第1バルブV1を制御して第1連結管73のみを開放させ、第2温度の洗濯水のみが必要であれば、制御部は、第2バルブV2を制御して第2連結管75のみを開放させる。
 
【0173】
  いずれの場合にも、第1ボディー63に設けられた第1流路71は、給水源から洗濯水が供給され、第1流路71に供給された洗濯水は、第2ボディー65に支持された給水管77、ドロワーカバー35に設けられた給水口355、タブカバー43に設けられた貫通孔438を経てドラム5に供給される。
 
【0174】
  洗濯水の供給が完了すると、駆動部はドラム5を回転させる。前記ドラム5の回転時に、タブボディー41の内部の洗濯水は、タブボディー41の内部でドラムと共に回転することができる。
 
【0175】
  ドラム5によって洗濯水がタブボディー41の内部で回転すると、タブボディー41の内部の洗濯水は、タブボディー41の底面からタブカバー43に向かって移動できるが、タブカバー43には傾斜部4391が設けられているので、本発明は、ドラム5の開放された上部面を介して、洗濯水をドラム5の内部に再流入させることができる。
 
【0176】
  洗濯が完了すると、制御部は、タブボディー41の内部に貯蔵された洗濯水を排水する。
 
【0177】
  すなわち、制御部は、排出部Fに設けられたモーターF2に電力を供給し、タブボディー41の内部の洗濯水を第1排水管83へ移動させる。第1排水管83に流入した洗濯水は、第1ボディー63に設けられた第2流路81、第2排水管85、排出管615及び下水管F7を経て下水口に移動する。
 
【0178】
  第1排水管83は、連通管79を介して給水管77に連結されており、給水管77は、給水口355を介してドロワーボディー31の内部と連通するので、制御部がモーターF2に供給される電力を遮断すると、第1排水管83には空気が供給されてサイフォン現象が遮断される。したがって、第1排水管83を通して第2流路81に移動する洗濯水は、第1排水管83に残留するようになる。
 
【0179】
  一方、本発明に備えられた第1排水管83は、第1排水管83の内部の残水が排出部Fに向かって移動できるように設けられるので、第1排水管83の内部の残水は、ほとんどが排出部のハウジングF1に貯蔵される。
 
【0180】
  ハウジングF1に洗濯水が貯蔵されている場合、下水口の悪臭が排水流路を介してタブボディー41に流入することを防止することができ、衣類処理装置の外部温度が低くなる場合に第1排水管83が破損することも防止することができる。
 
【0181】
  また、本発明は、残水排水管91がハウジングF1に連結されているので、必要によって、ハウジングF1の内部の残水までも排出することができる。ただし、ハウジングF1の内部の残水を排出させるためには、使用者がドロワー3をキャビネット2から引き出さなければならない。
 
【0182】
  図10に示したように、ドロワー3がキャビネット2から引き出されると、残水排水管91の自由端がキャビネット2の外部に露出するので、使用者は、残水排水管91を排水管着脱部93から分離させた後、排水管開閉部911を開放させることによって、ハウジングF1の内部の残水を排出することができる。
 
【0183】
  一方、洗濯物の洗濯のために供給される洗濯水が温水であるか、または洗濯物の洗濯後に洗濯物にスチームを供給する場合、タブボディー41の内部に供給された水分(温水の蒸気やスチーム)は、貫通孔438を介してタブボディー41の外部に排出可能である。
 
【0184】
  貫通孔438を介してタブボディー41の外部に排出される水分は、貫通孔438の上部に設けられた第1回収部451の表面で冷却されて凝縮された後、第2回収部453に落下するので、本発明は、タブボディー41の内部の水分がドロワー3やキャビネット2に漏出することを最小化することができる。
 
【0185】
  上述した実施例は、給水流路を構成する第1流路71及び排水流路を構成する第2流路81がガイダーの第1ボディー63の内部に形成される場合を基準として説明したが、給水流路や排水流路の構造をこれに限定する必要はない。すなわち、前記第1流路71は、上述したものと同一の構造で設けられ、前記排水流路は、ガイダーの外周面に支持されるように設けられても構わない。
 
【0186】
  この場合、排水流路は、排出部FのハウジングF1と排出管615とを連結する1つの管(pipe)として設けられ、第1ボディー63の外周面に着脱可能に固定されて設けられてもよい。
 
【0187】
  上述した実施例は、第2処理装置Lが第1処理装置Tに着脱可能な構造である場合(第1処理装置のキャビネット1と第2処理装置のキャビネット2とが互いに分離された構造)を基準として説明したが、第2処理装置Lは、第1処理装置Tに一体に設けられてもよい。
 
【0188】
  この場合、第2処理装置Lに設けられたドロワー3は、第1処理装置のキャビネット1から引き出されるように設けられ(第2処理装置のキャビネット2は省略)なければならず、第2処理装置のキャビネット2に固定または回転可能に結合される第2処理装置Lの構成は、第1処理装置のキャビネット1に設けられなければならない。
 
【0189】
  本発明は、様々な形態に変形して実施可能であり、上述した実施例にその権利範囲が限定されるものではない。したがって、変形した実施例が本発明の特許請求の範囲の構成要素を含んでいる場合、本発明の権利範囲に属するものと解さねばならない。