特開2015-227190(P2015-227190A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-227190(P2015-227190A)
(43)【公開日】2015年12月17日
(54)【発明の名称】粒状物収納容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 83/04 20060101AFI20151120BHJP
   A61J 7/02 20060101ALI20151120BHJP
   A61J 1/03 20060101ALI20151120BHJP
【FI】
   B65D83/04 E
   A61J7/00 D
   A61J1/00 370A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-113338(P2014-113338)
(22)【出願日】2014年5月30日
(71)【出願人】
【識別番号】000006909
【氏名又は名称】株式会社吉野工業所
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】100156867
【弁理士】
【氏名又は名称】上村 欣浩
(72)【発明者】
【氏名】加瀬 舞
【テーマコード(参考)】
4C047
【Fターム(参考)】
4C047AA40
4C047CC15
4C047DD04
4C047DD05
4C047GG24
(57)【要約】
【課題】簡単な操作で、粒状物を所定量ずつ取り出すことができる粒状物収納容器を提供することである。
【解決手段】天壁5と底壁6との間に粒状物2の収容室R1を区画形成する周壁7と、収容室R1に連なる計量室R2を区画形成する区画壁9とを容器本体3に設け、支軸12により容器本体3に揺動自在に装着される揺動アーム部11と、粒状物2の導入口13aおよび排出口13bを備えるとともに所定量の粒状物2を保持可能な皿状に形成され、揺動アーム部11と一体に設けられる計量受け部13とを備える取出し部材4を設け、計量受け部13を、計量室R2内に配置されて導入口13aが収容室R1に連通するとともに排出口13bが区画壁9に対向する閉位置と、計量室R2の外側に配置されて導入口13aが周壁7に対向するとともに排出口13bが外部に開放される開位置との間で移動自在とする。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
天壁と、該天壁に対向する底壁と、前記天壁と前記底壁との間に粒状物の収容室を区画形成する周壁と、前記天壁と前記底壁との間に前記収容室に連なる計量室を区画形成する区画壁とを備える容器本体と、
前記天壁と前記底壁との間に設けられた支軸により前記容器本体に揺動自在に装着される揺動アーム部と、粒状物の導入口および排出口を備えるとともに所定量の粒状物を保持可能な皿状に形成され、前記揺動アーム部と一体に設けられる計量受け部とを備える取出し部材とを有し、
前記計量受け部が、前記計量室内に配置されて前記導入口が前記収容室に連通するとともに前記排出口が前記区画壁に対向する閉位置と、前記計量室の外側に配置されて前記導入口が前記周壁に対向するとともに前記排出口が外部に開放される開位置との間で移動自在であることを特徴とする粒状物収納容器。
【請求項2】
前記計量受け部に、前記計量受け部が開位置となったときに前記収容室と前記計量室との間に配置されて前記収容室内の粒状物の前記計量室への移動を阻止する移動阻止片が一体に設けられている、請求項1に記載の粒状物収納容器。
【請求項3】
前記取出し部材に、前記周壁に係合するとともに前記計量受け部が開位置となったときに弾性変形して前記計量受け部を閉位置に向けて付勢する弾性片が一体に設けられている、請求項1または2に記載の粒状物収納容器。
【請求項4】
前記揺動アーム部の前記支軸を挟んだ前記計量受け部とは反対側の部分に操作レバーが一体に設けられている、請求項1〜3の何れか1項に記載の粒状物収納容器。
【請求項5】
前記操作レバーが前記天壁と前記底壁との間に配置され、前記天壁および前記底壁に、前記操作レバーを外部に露出させる切欠き部が設けられている、請求項4に記載の粒状物収納容器。
【請求項6】
前記天壁と前記底壁とがヒンジで連結され、前記取出し部材を前記支軸に組み付けた状態で前記天壁と前記底壁とを前記ヒンジを中心として回動させて組み合わせることにより前記容器本体が形成される、請求項1〜5の何れか1項に記載の粒状物収納容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粒状物を収納する粒状物収納容器に関し、特に、簡単な操作で所定量の粒状物を取り出すことができるものに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば球状や扁平円形状に形成された菓子や薬剤等の粒状物(錠剤)を所定量ずつ取り出すことができる粒状物収納容器として、例えば、特許文献1に記載の構成のものが知られている。この容器は、多数の粒状物を収納可能な収納凹部とこの収納凹部に連通する計量凹部とを備えた容器本体と、計量凹部を開閉する蓋(基板)と、収納凹部を覆うとともに基板を固着させたシート材とを備え、蓋を閉じた状態で容器を傾けて計量凹部内に所定量(1粒)の粒状物を導入し、次いで、蓋を開いて容器を反転させることにより、計量凹部に導入された所定量の粒状物のみを取り出すことができる構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−180726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の容器は、収納凹部と計量凹部とが連通した構成となっているので、蓋を開いて計量凹部内から粒状物を取り出す際に、収納凹部内から計量凹部を通って所定量以上の粒状物が出てくるおそれがあった。
【0005】
また、蓋は容器本体に対して上下に開閉する構成であるので、蓋を片手で開いて粒状物を取り出すことは容易ではなく、その操作性にも改善の余地があった。
【0006】
本発明は、このような問題を解決するために開発されたものであり、その目的は、簡単な操作で、粒状物を所定量ずつ取り出すことができる粒状物収納容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の粒状物収納容器は、天壁と、該天壁に対向する底壁と、前記天壁と前記底壁との間に粒状物の収容室を区画形成する周壁と、前記天壁と前記底壁との間に前記収容室に連なる計量室を区画形成する区画壁とを備える容器本体と、前記天壁と前記底壁との間に設けられた支軸により前記容器本体に揺動自在に装着される揺動アーム部と、粒状物の導入口および排出口を備えるとともに所定量の粒状物を保持可能な皿状に形成され、前記揺動アーム部と一体に設けられる計量受け部とを備える取出し部材とを有し、前記計量受け部が、前記計量室内に配置されて前記導入口が前記収容室に連通するとともに前記排出口が前記区画壁に対向する閉位置と、前記計量室の外側に配置されて前記導入口が前記周壁に対向するとともに前記排出口が外部に開放される開位置との間で移動自在であることを特徴とする。
【0008】
本発明の粒状物収納容器は、上記構成において、前記計量受け部に、前記計量受け部が開位置となったときに前記収容室と前記計量室との間に配置されて前記収容室内の粒状物の前記計量室への移動を阻止する移動阻止片が一体に設けられているのが好ましい。
【0009】
本発明の粒状物収納容器は、上記構成において、前記取出し部材に、前記周壁に係合するとともに前記計量受け部が開位置となったときに弾性変形して前記計量受け部を閉位置に向けて付勢する弾性片が一体に設けられているのが好ましい。
【0010】
本発明の粒状物収納容器は、上記構成において、前記揺動アーム部の前記支軸を挟んだ前記計量受け部とは反対側の部分に操作レバーが一体に設けられているのが好ましい。
【0011】
本発明の粒状物収納容器は、上記構成において、前記操作レバーが前記天壁と前記底壁との間に配置され、前記天壁および前記底壁に、前記操作レバーを外部に露出させる切欠き部が設けられているのが好ましい。
【0012】
本発明の粒状物収納容器は、上記構成において、前記天壁と前記底壁とがヒンジで連結され、前記取出し部材を前記支軸に組み付けた状態で前記天壁と前記底壁とを前記ヒンジを中心として回動させて組み合わせることにより前記容器本体が形成されるのが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、取出し部材に設けられた計量受け部を閉位置から開位置へ移動させるだけの簡単な操作で、容器本体の収容室から計量受け部により計量された所定量の粒状物を容易に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】(a)は本発明の一実施形態である粒状物収納容器の、計量受け部が閉位置とされた状態における平面図であり、(b)は同図(a)におけるA−A線に沿う断面図である。
図2図1に示す状態における粒状物収納容器の容器本体を開いた内部構造を粒状物とともに示した平面図である。
図3図1に示す粒状物収納容器の、計量受け部が開位置とされた状態における平面図である。
図4図3に示す状態における粒状物収納容器の容器本体を開いた内部構造を粒状物とともに示した平面図である。
図5図1に示す粒状物収納容器の変形例の、計量受け部が閉位置とされた状態における、容器本体を開いた状態の平面図である。
図6図5に示す粒状物収納容器の、計量受け部が開位置とされた状態における平面図である。
図7図5に示す粒状物収納容器の斜視図であり、(a)は計量受け部が閉位置とされた状態を示し、(b)は計量受け部が開位置とされた状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図1図4を参照して、本発明の一実施形態に係る粒状物収納容器について詳細に例示説明する。
【0016】
図1図4に示す本発明の一実施形態である粒状物収納容器(以下、単に「容器」ともいう。)1は、扁平円形状に形成された菓子を粒状物2として収容し、これを1粒ずつ取り出すことができるようにしたものである。なお、この容器1に収容する粒状物2は、扁平円形状に形成された菓子に限らず、例えば球状や角柱状に形成された薬剤(錠剤)等の他の粒状物とすることもできる。
【0017】
図1図2に示すように、この粒状物収納容器1は、容器本体3と、容器本体3に組み付けられた取出し部材4とを有している。図1図2では、容器本体3が閉じられた状態、つまり容器本体3に対して取出し部材4が閉位置とされた状態を示す。
【0018】
容器本体3は樹脂製となっており、天壁5と底壁6とを有している。天壁5と底壁6はそれぞれ矩形の板状に形成され、図1(a)に示すように、粒状物2の厚みよりも僅かに広い間隔を空けて互いに平行に対向して配置されている。
【0019】
天壁5と底壁6との間には周壁7が設けられ、この周壁7により、天壁5と底壁6との間に粒状物2の収容室R1が区画形成されている。この収容室R1は、所望の量の粒状物2を収容可能であるが、それ以上の量の粒状物2は収容できない容積に形成される。
【0020】
図2に示すように、周壁7は、基本的に天壁5および底壁6の縁部に沿って設けられるが、図2中下方側となる部分は、天壁5および底壁6の短辺側の縁部に対して内側にずれて配置されている。そして、周壁7の、天壁5および底壁6の縁部に対して内側にずれて配置された部分には開口8が設けられている。この開口8は粒状物2が1粒ずつ通過できる幅に形成されており、収容室R1に収容された粒状物2はこの開口8を通して収容室R1の外部に移動することができる。
【0021】
なお、周壁7の開口8を挟んだ両側部分は互いが傾斜する配置とされ、これにより、収容室R1に収容された粒状物2が開口8に集まり易くなるようにしている。
【0022】
天壁5と底壁6との間には、周壁7の開口を形成する端部に連ねて区画壁9が設けられている。区画壁9は、天壁5および底壁6の短辺側の縁部に沿って配置されて周壁7の開口8に対向する対向壁部9aと、この対向壁部9aを周壁7の端部に連ねる連結壁9bとを有するL字形状に形成されている。この区画壁9により、天壁5と底壁6との間には、開口8を通して収容室R1に連なる計量室R2が区画形成されている。本実施の形態においては、計量室R2は1粒の粒状物2に対応した容積に形成されており、したがって、収容室R1から開口8を通して1粒の粒状物2が計量室R2に移動することができる。
【0023】
なお、符号10は、周壁7と区画壁9の対向壁部9aとの間において天壁5および底壁6の縁部に沿って配置され、周壁7の凹み部分を隠す化粧壁である。
【0024】
本実施の形態では、取出し部材4は樹脂製とされている。この取出し部材4は揺動アーム部11を有し、揺動アーム部11の一端にはボス11aが一体に設けられている。一方、天壁5と底壁6との間には、当該天壁5および底壁6に対して垂直に支軸12が設けられており、ボス11aが支軸12に支持されることにより、揺動アーム部11は容器本体3に支軸12を中心として揺動自在に装着されている。なお、図2に示すように、周壁7は、容器本体3の右上部分において容器本体3の内側に凹んだ形状に形成されており、当該凹んだ部分に支軸12が設けられている。
【0025】
揺動アーム部11の本体11bは、周壁7の外側において天壁5および底壁6の縁部に沿って配置可能な細長い板状に形成されており、その先端側には計量受け部13が一体に設けられている。
【0026】
計量受け部13は、断面がコの字(U字)形の皿状に形成されており、図2中の上方側は粒状物2の導入口13aとなっており、図2中下方側は粒状物2の排出口13bとなっている。計量受け部13は計量室R2に配置可能な大きさとされており、導入口13aと排出口13bとの間の部分で所定量の粒状物2を保持することができる。本実施の形態では、計量受け部13は1粒の粒状物2を保持できるが、それ以上の量の粒状物2は保持できない大きさとされている。
【0027】
なお、本実施の形態においては、計量受け部13を、断面がコの字形の皿状に形成するようにしているが、例えば円筒状や角筒状に構成することもできる。
【0028】
計量受け部13は、揺動アーム部11とともに支軸12を中心として閉位置と開位置との間で揺動可能である。計量受け部13は、閉位置にあるときには、図1図2に示すように、導入口13aが開口8に面して収容室R1に連通するとともに排出口13bが区画壁9の対向壁部9aに対向した姿勢で計量室R2の内部に配置される。一方、計量受け部13は、開位置にあるときには、図3図4に示すように、計量室R2の外側に配置され、導入口13aが周壁7の端部に対向するとともに排出口13bが対向壁部9aからずれて外部に開放される。
【0029】
計量受け部13が開位置となったときに、収容室R1に収容された粒状物2が開口8を通して計量室R2に入り込むことを防止するために、計量受け部13には移動阻止片14が一体に設けられている。図4に示すように、この移動阻止片14は、計量受け部13が開位置となったときに収容室R1と計量室R2との間つまり開口8に配置され、当該開口8の開度を粒状物2の大きさ以下に狭めて、収容室R1から計量室R2への粒状物2の移動を阻止することができる。なお、移動阻止片14は、計量受け部13が閉位置となったときには、図2に示すように、周壁7の内面側に係合する。
【0030】
このように、計量受け部13に移動阻止片14を設けることにより、計量受け部13が開位置となったときに、収容室R1に収容された粒状物2が開口8を通して計量室R2に入り込むことを確実に防止することができる。
【0031】
取出し部材4は操作レバー15を有している。この操作レバー15は、揺動アーム部11の支軸12を挟んだ計量受け部13とは反対側の部分に一体に設けられている。上記の通り、周壁7は、容器本体3の右上部分において容器本体3の内側に凹んだ部分を有しており、操作レバー15は当該凹んだ部分において天壁5と底壁6との間に配置されている。また、操作レバー15の外面には、滑り止めの凹凸が設けられた操作面15aが設けられ、この操作面15aが容器本体3の側面から突出している。
【0032】
天壁5および底壁6には、それぞれ操作レバー15を外部に露出させる切欠き部16が設けられている。これらの切欠き部16は、人の指が入り込むことが可能な大きさの凹形状に形成されており、この切欠き部16に沿って操作レバー15を容器本体3の内側に向けて押し込むことにより、取出し部材4つまり計量受け部13を閉位置から開位置に移動させることができるようになっている。
【0033】
このような操作レバー15を設けることにより、計量受け部13を閉位置から開位置へ移動させる操作を容易にすることができる。また、天壁5および底壁6に操作レバー15を外部に露出させる切欠き部16を設ける構成とすることにより、操作レバー15を、容器本体3の側方に突出させることなく、天壁5と底壁6との間に配置することができるので、この粒状物収納容器1の美観を向上させることができる。
【0034】
なお、取出し部材4の開側のストロークは操作レバー15が周壁7の外面に当接することにより規制され、取出し部材4の閉側のストロークは揺動アーム部11の本体11bが周壁7の外面に当接することにより規制される。
【0035】
取出し部材4には、通常状態(不使用時)において取出し部材4つまり計量受け部13を閉位置に保持するために、弾性片17が一体に設けられている。本実施の形態では、弾性片17を、操作レバー15の内側面に一体に設けるようにしている。弾性片17は所定の厚みの板状に形成され、操作レバー15の内側面から周壁7に向けて延び、その先端は周壁7の外面に設けられた係止溝18に係合している。弾性片17は、図2に示すように、計量受け部13が閉位置にあるときには真っ直ぐな板状となって弾性力を生じず、図4に示すように、計量受け部13が開位置となると屈曲状に弾性変形し、その弾性力により操作レバー15を外方へ向けて押し、つまり計量受け部13を閉位置に向けて付勢する。したがって、通常状態(不使用時)には、弾性片17により取出し部材4つまり計量受け部13は閉位置に保持され、また、操作レバー15を操作して計量受け部13を閉位置から開位置へ移動させた後、その操作を解除すれば、取出し部材4つまり計量受け部13は自動的に閉位置に戻される。
【0036】
このように、弾性片17を設けるだけの簡単な構成で、通常状態において計量受け部13を閉位置に保持することができる。
【0037】
なお、弾性片17は、操作レバー15の内側面に設けるに限らず、計量受け部13を閉位置に向けて付勢することができれば他の位置に設けることもできる。
【0038】
本実施の形態では、容器本体3は、天壁5と底壁6とをヒンジ21により連結し、取出し部材4を支軸12に組み付けた状態で、天壁5と底壁6とをヒンジ21を中心として回動させて組み合わせることにより容器本体3が形成される構成とされている。なお、図2図4においては、当該構成において、ヒンジ21を中心として容器本体3を180度開いた状態を示している。
【0039】
この場合、図1(b)、図2および図4に示すように、周壁7は、天壁5と底壁6との間で一対の周壁半体7a、7bに分割され、一方の周壁半体7aが天壁5と一体に形成され、他方の周壁半体7bが底壁6と一体に形成されている。同様に、区画壁9は、天壁5と底壁6との間で一対の区画壁半体9c、9dに分割され、一方の区画壁半体9cが天壁5と一体に形成され、他方の区画壁半体9dが底壁6と一体に形成されている。なお、詳細は図示しないが、周壁半体7a、7bおよび区画壁半体9c、9dは、それぞれ段形状または凹凸形状とされて互いに嵌め合わされる構成とすることもできる。
【0040】
なお、周壁7および区画壁9を上下に分割して天壁5と底壁6とに分けて設ける構成に限らず、周壁7および区画壁9を天壁5または底壁6の一方側に設ける構成とすることもできる。
【0041】
このように、天壁5と底壁6とをヒンジ21で連結し、天壁5と底壁6とをヒンジ21を中心として回動させて組み合わせることにより容器本体3が形成される構成としたことにより、天壁5、底壁6、周壁7および区画壁9を備えた容器本体3を、金型を用いた射出成形により一体に形成することができる。これにより、容器本体3を容易且つ低コストで形成することができる。
【0042】
次に、このような構成の粒状物収納容器1の使用方法について説明する。
【0043】
まず、計量受け部13が閉位置とされた状態で、容器本体3を、その取出し側を下方に向けた姿勢、つまり計量受け部13が設けられた側を下方に向けた姿勢とする。これにより、収容室R1に収容された粒状物2が導入口13aから計量受け部13内に導入される。このとき、計量受け部13には所定量つまり1粒の粒状物2のみが入ることができるので、これにより取り出される粒状物2が計量されることになる。
【0044】
次に、操作レバー15を容器本体3の内側に向けて押すことにより取出し部材4を開操作し、計量受け部13を閉位置から開位置へ移動させる。計量受け部13が閉位置から開位置へ移動すると、その排出口13bが外部に開放され、計量受け部13に保持されていた粒状物2は排出口13bから外部に排出される。粒状物2が外部に排出せれた後、操作レバー15の操作を解除すると、計量受け部13は弾性片17の弾性力により開位置から閉位置に自動的に戻される。また、再度操作レバー15を操作することにより、次の粒状物2を取り出すことができる。
【0045】
このように、本発明の粒状物収納容器1では、容器本体3を下方に向けた姿勢とし、計量受け部13を閉位置から開位置へ移動させるだけの簡単な操作で、この粒状物収納容器1から所定量(1粒)の粒状物2を容易に取り出すことができる。
【0046】
また、特に、上記のように取出し部材4に操作レバー15を設けた構成とした場合には、片手で操作レバー15を操作して所定量の粒状物2を取り出すなど、その取出し操作をさらに容易に行うことができる。
【0047】
図5図1に示す粒状物収納容器の変形例の、計量受け部が閉位置とされた状態における、容器本体を開いた状態の平面図であり、図6図5に示す粒状物収納容器の、計量受け部が開位置とされた状態における平面図であり、図7図5に示す粒状物収納容器の斜視図であり、(a)は計量受け部が閉位置とされた状態を示し、(b)は計量受け部が開位置とされた状態を示す。なお、図5図7においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号を付し、再度の説明は省略する。
【0048】
図1に示す場合では、容器本体3は、天壁5と底壁6とが矩形形状となった略直方体形状に形成されているが、容器本体3の形状は種々変更可能である。図5図7には、容器本体3を、動物(ウサギ)の頭部を模した形状とした場合を示す。
【0049】
この場合、天壁5は卵形となる顔面部分5aと一対の耳部分5b、5cとを有する形状に形成され、これに対して底壁6は、顔面部分5aと同様の卵型となる後頭部部分6aと、天壁5の一方の耳部分5cに対応した耳部分6bを有する形状に形成されている。
【0050】
周壁7は、顔面部分5aと後頭部部分6aの間と耳部分5c、6bの間の範囲に形成されており、その開口8は当該頭部の下方側に向けられている。なお、図示する場合では、周壁7により区画形成される収容室R1の耳部分5c、6bは、その入り口部分が粒状物2の外径よりも狭くされて粒状物2が入り込まない構成とされているが、収容室R1の耳部分5c、6bにも粒状物2が入り込む構成とすることもできる。
【0051】
支軸12は一方の耳部分5bの付け根部分において顔面部分5aと後頭部部分6aとの間に設けられ、取出し部材4のボス11aは耳部分5bの付け根部分において容器本体3に回動自在に装着されている。取出し部材4の本体11bは顔面部分5aおよび後頭部部分6aの側部に沿って配置され、計量受け部13は容器本体3が模した動物の口に対応する部分となる下方側に配置されている。
【0052】
操作レバー15は天壁の耳部分5bに対応した形状に形成され、当該耳部分5bの内側に配置されている。耳部分5bには、その側方全体に亘る切欠き部16が設けられ、耳形状とされた操作レバー15がこの切欠き部16から外部に露出して耳部分5bとともに耳を構成している。これにより、耳を手で握ることにより、切欠き部16に沿って操作レバー15を耳部分5bの内部に向けて移動させ、計量受け部13を閉位置から開位置に移動させることができる。
【0053】
したがって、図7(a)に示すように、容器本体3の口部分を下方に向けた姿勢で耳を手で握ることにより、図7(b)に示すように、計量受け部13を閉位置から開位置に移動させて所定量(1粒)の粒状物2を取り出すことができる。このとき、図6に示すように、粒状物2は、計量受け部13により計量されて、容器本体3の動物の口に相当する部分から所定量ずつ排出される。なお、図6においては、便宜上、この容器1の底壁6側の部分のみを示す。
【0054】
このように、容器本体3を、例えば動物を模した形状や漫画のキャラクター等を模した形状とすることにより、この粒状物収納容器1の魅力を高めるとともに、この粒状物収納容器1を粒状物収納容器1と差別化することができる。
【0055】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0056】
例えば、前記の実施形態では、粒状物収納容器1は粒状物2を1粒ずつ取り出すことが可能な構成とされているが、これに限らず、例えば計量室R2および計量受け部13を、2粒の粒状物2を収容する大きさとすることにより、粒状物2を2粒ずつ取り出す構成とするなど、所定量を2粒以上に設定した構成とすることもできる。
【0057】
また、取出し部材4に操作レバー15を設けず、計量受け部13を直接指で操作して開閉させる構成とすることもできる。
【0058】
さらに、前記実施の形態では、天壁5と底壁6とをヒンジ21で連結し、天壁5と底壁6とをヒンジ21を中心として回動させて組み合わせることにより容器本体3が形成される構成としているが、これに限らず、互いに別体として形成された天壁5と底壁6とを組み合わせて容器本体3を形成する構成とすることもできる。
【符号の説明】
【0059】
1 粒状物収納容器
2 粒状物
3 容器本体
4 取出し部材
5 天壁
5a 顔面部分
5b、5c 耳部分
6 底壁
6a 後頭部部分
6b 耳部分
7 周壁
7a、7b 周壁半体
8 開口
9 区画壁
9a 対向壁部
9b 連結壁
9c、9d 区画壁半体
10 化粧壁
11 揺動アーム部
11a ボス
11b 本体
12 支軸
13 計量受け部
13a 導入口
13b 排出口
14 移動阻止片
15 操作レバー
15a 操作面
16 切欠き部
17 弾性片
18 係止溝
21 ヒンジ
R1 収容室
R2 計量室
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7