特開2015-227957(P2015-227957A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

▶ キヤノンマーケティングジャパン株式会社の特許一覧
特開2015-227957撮像装置、撮像制御方法およびプログラム
<>
  • 特開2015227957-撮像装置、撮像制御方法およびプログラム 図000003
  • 特開2015227957-撮像装置、撮像制御方法およびプログラム 図000004
  • 特開2015227957-撮像装置、撮像制御方法およびプログラム 図000005
  • 特開2015227957-撮像装置、撮像制御方法およびプログラム 図000006
  • 特開2015227957-撮像装置、撮像制御方法およびプログラム 図000007
  • 特開2015227957-撮像装置、撮像制御方法およびプログラム 図000008
  • 特開2015227957-撮像装置、撮像制御方法およびプログラム 図000009
  • 特開2015227957-撮像装置、撮像制御方法およびプログラム 図000010
  • 特開2015227957-撮像装置、撮像制御方法およびプログラム 図000011
  • 特開2015227957-撮像装置、撮像制御方法およびプログラム 図000012
  • 特開2015227957-撮像装置、撮像制御方法およびプログラム 図000013
  • 特開2015227957-撮像装置、撮像制御方法およびプログラム 図000014
  • 特開2015227957-撮像装置、撮像制御方法およびプログラム 図000015
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-227957(P2015-227957A)
(43)【公開日】2015年12月17日
(54)【発明の名称】撮像装置、撮像制御方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G02B 7/08 20060101AFI20151120BHJP
   H04N 5/232 20060101ALI20151120BHJP
   G03B 15/00 20060101ALI20151120BHJP
   G03B 17/18 20060101ALI20151120BHJP
   G02B 7/105 20060101ALI20151120BHJP
   G03B 5/00 20060101ALI20151120BHJP
【FI】
   G02B7/08 Z
   H04N5/232 A
   G03B15/00 F
   G03B17/18 Z
   G02B7/105 A
   G03B5/00 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2014-113540(P2014-113540)
(22)【出願日】2014年5月30日
(71)【出願人】
【識別番号】390002761
【氏名又は名称】キヤノンマーケティングジャパン株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】592135203
【氏名又は名称】キヤノンITソリューションズ株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】301015956
【氏名又は名称】キヤノンソフトウェア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100189751
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 友輔
(74)【代理人】
【識別番号】100188938
【弁理士】
【氏名又は名称】榛葉 加奈子
(72)【発明者】
【氏名】戸田 晋介
【テーマコード(参考)】
2H044
2H102
5C122
【Fターム(参考)】
2H044DA02
2H044DB02
2H044DC05
2H044DE06
2H044DE08
2H102AA45
5C122DA04
5C122EA42
5C122FD01
5C122FE02
5C122FE05
5C122FK34
5C122GA34
(57)【要約】
【課題】 ズームレンズの最短撮影距離以下の距離の画角で被写体を撮影したい場合に、ユーザに被写体から離れるように指示をしながら、ズームイン機能を使い、画角が極力変わらないように撮影を行う支援をする撮像装置を提供すること
【解決手段】
本発明は、レンズを介して被写体像を電気信号に変換する撮像手段と、前記被写体像のズーム倍率を変更するズーム倍率変更手段とを有する撮像装置において、前記撮像手段により撮像した画像の第1の撮影画角を記憶する画角記憶手段と、前記ズーム倍率変更手段は、前記撮像装置の移動に伴い、前記画角記憶手段で記憶されている第1の撮影画角と近似する撮影画角となるような第2の撮影画角にズーム倍率を変更することを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズを介して被写体像を電気信号に変換する撮像手段と、
前記被写体像のズーム倍率を変更するズーム倍率変更手段とを有する撮像装置において、
前記撮像手段により撮像した画像の第1の撮影画角を記憶する画角記憶手段と、
前記ズーム倍率変更手段は、前記撮像装置の移動に伴い、前記画角記憶手段で記憶されている第1の撮影画角と近似する撮影画角となるような第2の撮影画角にズーム倍率を変更することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記被写体像と前記撮像装置との距離が、前記レンズの最短撮影距離以下の場合、
該撮像装置を該被写体から離れることを促す報知を行う報知手段と、
前記ズーム倍率変更手段は、前記撮像装置の移動に伴い、前記画角記憶手段で記憶されている第1の撮影画角と近似する撮影画角となるような第2の撮影画角にズーム倍率を上げることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記ズーム倍率変更手段は、光学ズーム変更手段を含み、
前記光学ズーム変更手段は、前記撮像装置の移動に伴い、前記画角記憶手段で記憶されている第1の撮影画角と近似する撮影画角となるような第2の撮影画角に光学ズーム倍率を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記被写体像と前記撮像装置との距離が、前記レンズの最短撮影距離以下の場合、
前記撮像装置の移動に伴い、前記被写体像の焦点が合った場合に前記被写体像の撮像を行う自動撮像手段と、
を有することを特徴とする請求項1乃至3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記被写体像と前記撮像装置との距離が、前記レンズの最短撮影距離以下の場合、
前記自動撮像手段は、前記被写体像の焦点が合い、かつ前記ズーム倍率変更手段によるズーム倍率が変更される際に、前記被写体像の撮像を行うことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記画角記憶手段に記憶される撮影画角である画角情報は、被写体像内にあるオブジェクトの重心位置又は/かつオブジェクトの平均色とし、
前記ズーム倍率変更手段は、前記第1の撮影画角の画角情報と前記第2の撮影画角の画角情報とが近似するようにズーム倍率を変更することを特徴とする請求項1乃至5に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記報知手段は、前記被写体像内にあるオブジェクトの内、ユーザにより指定されたオブジェクトの焦点が合うまで、該被写体像から離れることを促す報知を行うことを特徴とする請求項2乃至6に記載の撮像装置。
【請求項8】
レンズを介して被写体像を電気信号に変換する撮像手段を有する撮像装置における撮像制御方法であって、
前記被写体像のズーム倍率を変更制御するズーム倍率変更制御工程と
前記撮像手段により撮像した画像の第1の撮影画角を登録する画角登録工程と、
前記ズーム倍率変更制御工程は、前記撮像装置の移動に伴い、前記画角登録工程で記憶されている第1の撮影画角と近似する撮影画角となるような第2の撮影画角にズーム倍率を変更することを特徴とする撮像制御方法。
【請求項9】
レンズを介して被写体像を電気信号に変換する撮像手段を有する撮像装置におけるプログラム、
前記被写体像のズーム倍率を変更制御するズーム倍率変更制御工程と
前記撮像手段により撮像した画像の第1の撮影画角を登録する画角登録工程と、
前記ズーム倍率変更制御工程は、前記撮像装置の移動に伴い、前記画角登録工程で記憶されている第1の撮影画角と近似する撮影画角となるような第2の撮影画角にズーム倍率を変更することを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置の撮影画角を自動的に調整する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
撮像装置を使用して被写体に接近して被写体を撮影するマクロ撮影を行うことがある。しかし、通常レンズで接写を試みる場合、レンズの最短撮影距離よりも撮像装置が被写体に対し近い状態で撮影しようとすると、前記レンズでは焦点を合わせることができないという課題がある。
【0003】
上記課題を解決するために、特許文献1では、ズームレンズの最短撮影距離よりも被写体と撮像装置との距離が近い場合、ズームレンズをワイド側に移動させて、レンズの最短撮影距離を短くし、フォーカスを合わせられるように制御している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013−24977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の撮像装置では、ズームレンズのワイドとテレの最短撮影距離の違いを利用してフォーカスを合わせているため、最大広角(ワイド側)にズームしてもフォーカスが合わない場合は、撮影ができない。そのため、ユーザは被写体と撮像装置の距離を最短撮影距離以上にさせるために、被写体から離れて撮影する必要があるが、撮像装置を移動させて被写体から離れると、撮影する画角が変わり、当初狙っていたアングルでは撮影ができないという課題がある。
【0006】
本発明の目的は、ズームレンズの最短撮影距離以下の距離の画角で被写体を撮影したい場合に、ユーザに被写体から離れるように指示をしながら、ズームイン機能を使い、画角が極力変わらないように撮影を行う支援をする撮像装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、レンズを介して被写体像を電気信号に変換する撮像手段と、前記被写体像のズーム倍率を変更するズーム倍率変更手段とを有する撮像装置において、前記撮像手段により撮像した画像の第1の撮影画角を記憶する画角記憶手段と、前記ズーム倍率変更手段は、前記撮像装置の移動に伴い、前記画角記憶手段で記憶されている第1の撮影画角と近似する撮影画角となるような第2の撮影画角にズーム倍率を変更することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ズームレンズの最短撮影距離以下の距離の画角で被写体を撮影したい場合に、ユーザに被写体から離れるように指示をしながら、ズームイン機能を使い画角が極力変わらないように撮影を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本実施形態における画像再生装置の一例としての撮像装置100の外観図である。
図2】本実施形態における撮像装置100の構成例を示すブロック図である。
図3】本実施形態の撮像装置100の処理を説明するフローチャートである。
図4】本実施形態の撮像装置100の処理を説明するフローチャートである。
図5】本実施形態の撮像装置100の処理を説明するフローチャートである。
図6】本実施形態の撮像装置100の表示部54に表示されるマクロ撮影サポートモードの設定画面の一例を示す模式図である。
図7】本実施形態の撮像装置100の表示部54に表示されるマクロ撮影サポート設定の選択画面の一例を示す模式図である。
図8】本実施形態の撮像装置100の表示部54に表示されるマクロ撮影設定の自動撮影設定の選択画面の一例を示す模式図である。
図9】本実施形態の撮像装置100の表示部54に表示されるマクロ撮影設定の自動画角調整設定の選択画面の一例を示す模式図である。
図10】本実施形態の撮像装置100の画像表示部28に表示されるマクロ撮影時の撮像画像の一例を示す模式図である。
図11】本実施形態の撮像装置100の画像表示部28に表示されるマクロ撮影時の撮像画像の一例を示す模式図である。
図12】本実施形態の撮像装置100の画像表示部28に表示されるマクロ撮影時の撮像画像の一例を示す模式図である。
図13】本実施形態の撮像装置100における、メモリ30に記憶される画角情報のデータの一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
[撮像装置の構成について]
【0011】
図1に本発明の撮像装置100の一例としての外観図を示す。画像表示部28は画像や各種情報を表示する表示部である。シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。モードダイアル60は各種モードを切り替えるための操作部である。コネクタ112は接続ケーブルと撮像装置100とのコネクタである。操作部70はユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材より成る操作部である。記録媒体200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット201は記録媒体200を格納するためのスロットである。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、撮像装置100との通信が可能となる。蓋203は記録媒体スロット201の蓋である。
【0012】
図2は撮像装置100の構成例を示すブロック図である。
【0013】
図2において、10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子である。16はA/D変換器であり、撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。18はタイミング発生回路であり、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する。タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
【0014】
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータあるいはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。システム制御回路50は、画像処理回路20において得られた演算結果に基づいて、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、TTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
【0015】
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0016】
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、27はD/A変換器26の出力を外部モニタに出力する外部出力コネクタである。外部出力コネクタ27にコネクタが挿されている場合は、システム制御回路50は外部出力接続検知部108により外部出力状態を知ることができる。
【0017】
28は画像表示部であり、例えばTFTタイプのLCDで構成される。画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には撮像装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
【0018】
さらに、画像表示部28は、回転可能なヒンジ部によって撮像装置100本体と結合されており、自由な向き、角度を設定して電子ファインダ機能や再生表示機能、各種表示機能を使用することが可能である。また、画像表示部28の表示部分を撮像装置100に向けて格納することが可能である。この場合、システム制御回路50は、画像表示部開閉検知部106により画像表示部28の表示部分の格納状態を検知して、画像表示部28の表示動作を停止することができる。
【0019】
30は、撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。メモリ30は、記録媒体200や210の書き込みバッファとしても使われる。32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
【0020】
40は露光制御部であり、絞り機能を備えるシャッター12を制御する。露光制御部40は、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有する。42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御部、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御部である。46はバリア制御部であり、撮影レンズ10を含む撮像部を保護するレンズバリア102の動作を制御する。48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。露光制御部40、測距制御部42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。
【0021】
50はシステム制御回路であり、撮像装置100全体を制御する。システム制御回路50は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する各実施例の処理を実現する。52は、システム制御回路50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開するメモリである。
【0022】
54は表示部であり、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置やスピーカ等で構成される。表示部54は撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数あるいは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、電池残量表示、エラー表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示等がある。また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、等がある。
【0023】
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROMが用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御回路50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、後述の各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。58はタイマであり、記録媒体200や210のデータ記録速度や、取得するデータのデータレートを測定するために使われる。
【0024】
60、62、64、66、68及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作機構であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。以下、これらの操作機構の具体的な説明を行う。
【0025】
60はモードダイアルスイッチで、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード(パノラマ撮影モード、動画撮影モード含む)、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。62はシャッタースイッチ(SW1)であり、シャッターボタン61の操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。64はシャッタースイッチ(SW2)で、シャッターボタン61の操作完了でONとなり、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理の動作開始を指示する。同時に、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始も指示される。また動画撮影の場合は動画撮影の開始・停止が指示される。
【0026】
66は画像表示ON/OFFスイッチで、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、TFT LCD等から成る画像表示部28への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。68はクイックレビューON/OFFスイッチで、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定する。なお、本実施形態では特に、画像表示部28をOFFとした場合におけるクイックレビュー機能の設定をする機能を備えるものとする。
【0027】
操作部70は各種ボタンやタッチパネル等からなる。具体的に例示すると、以下の通りとなる。メニューボタン。セットボタン。マクロボタン。マルチ画面再生改ページボタン。フラッシュ設定ボタン。単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン。メニュー移動+(プラス)ボタン。メニュー移動−(マイナス)ボタン。再生画像移動+(プラス)ボタン。再生画像移動−(マイナス)ボタン。撮影画質選択ボタン。露出補正ボタン。日付/時間設定ボタン。各種機能の選択及び切り替えを設定する選択/切り替えボタン。各種機能の決定及び実行を設定する決定ボタン。画像表示部28のON/OFFを設定する表示ボタン。撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチ。撮影時においてはズームと広角の調節、再生時においては画像表示の拡大/縮小の調節や1画面表示/マルチ画面表示の切り替えを行うズーム操作部。JPEG(Joint Photographic Expert Group)圧縮の圧縮率を選択するため、或いは撮像素子の信号をそのままデジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するための圧縮モードスイッチ。撮影範囲を合成するための合成範囲指定のためのタッチパネルなど。
【0028】
電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいて、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源部である。
【0029】
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインターフェースである。92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。98は記録媒体着脱検知部であり、コネクタ92及び或いはコネクタ96に記録媒体200或いは210が装着されているか否かを検知する。
【0030】
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。さらに、インターフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96に各種通信カードを接続することにより、他機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
【0031】
102は、撮像装置100のレンズ10を含む撮像部を覆う事により、撮像部の汚れや破損を防止するレンズバリアである。104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。106は画像表示部開閉検知部であり、画像表示部28が表示部分を撮像装置100に向けて格納した格納状態にあるかどうかを検知することができる。ここで、格納状態にあると検知したならば画像表示部28の表示動作を停止して不要な電力消費を禁止することが可能である。
【0032】
108は外部出力コネクタ接続検知部であり、外部出力コネクタ27に外部モニタが接続されているかどうかを検知することができる。ここで、接続状態にあると検知したならば画像表示部28の代わりに外部モニタを表示装置として用いることが可能である。109は、RTC(RealTime Clock)であり、電源制御部80とは別に内部に電源部を保持し、電源部86が電源供給していない状態であっても、時計動作状態を続けている。システム制御回路50は、起動時にRTC109より取得した日時を用いてタイマ制御する。
【0033】
110は通信部であり、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。112は通信部110により撮像装置100を他の機器と接続するコネクタ或いはアンテナ(無線通信の場合)である。
【0034】
114はマイクであり、音声データ取得部として機能する。116はA/D変換器であり、マイク114で得られた音声データをシステム制御回路50で取得するためにA/D変換する。118はスピーカであり、音声データ再生部として機能する。120はD/A変換器であり、システム制御回路50から出力されるデジタル音声データをスピーカ118で再生するためにD/A変換する。
【0035】
200,210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200,210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202,212、撮像装置100とのインターフェース204,214、撮像装置100と接続を行うコネクタ206,216を備えている。また、この記録媒体200,210がPCMCIA規格のPC−CardやCF等の場合は、性能が記されている情報記憶回路を内蔵していることもある。
[撮像装置の全体動作について]
【0036】
次に、本発明に係る処理の流れを図3を参照して説明する。
【0037】
図3は、本実施形態の撮像装置100の処理を説明するフローチャートである。このフローチャートにおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56等に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
【0038】
まず、撮像装置のシステム制御部50は、電源スイッチ72が操作され電源がオンに切り替えられ、撮影設定モードに入ると、図3のフローチャートを開始する。
【0039】
図3のフローチャートにおいて、ステップS300では、撮像装置100のシステム制御部50は撮像装置のマクロ撮影サポートモードが選択されているかを取得する。ステップS300における表示部54に表示されるマクロ撮影サポートモードの設定画面のイメージを図6を参照して説明する。
【0040】
図6は、本実施形態の撮像装置100の表示部54に表示されるマクロ撮影サポートモードの設定画面の一例を示す模式図である。
【0041】
図6の600は、マクロ撮影サポートモードの設定画面であり、ユーザが601から603のそれぞれのボタンを押下、もしくは操作部70が有するカーソル操作による選択などにより、それぞれ「マクロ撮影サポート」、「自動撮影」、「自動画角調整」の設定を行う。マクロ撮影サポートモードの設定をする際には、ユーザは601のボタンを押下もしくは選択する。ボタン601が押下もしくは選択されると、システム制御部50は、図7のような画面を表示部54に表示する。マクロ撮影サポートの設定ボタン601を押下した際の画面イメージを図7を参照して説明する。
【0042】
図7は、本実施形態の撮像装置100の表示部54に表示されるマクロ撮影サポート設定の選択画面の一例を示す模式図である。
【0043】
図7の700は、マクロ撮影サポート設定の選択画面であり、図6の601を押下もしくは選択した際に表示部54に表示される画面イメージである。
【0044】
マクロ撮影サポート設定選択画面700において、ユーザが「マクロ撮影サポート」を「する」ボタン701を押下もしくは選択したか、もしくは「しない」702を押下もしくは選択したかにより、次の処理が分岐する。
【0045】
なお、モード入力受付は、図6のようなタッチパネル式の入力でも良いし、モードダイアル60で設定位置毎にモードを受け付けてもよい。図3のフローチャートの説明に戻る。
【0046】
図3のステップS300において、図7のような設定画面から、マクロ撮影サポート設定をするかしないかを取得し、次のステップS301へと処理を移行する。
【0047】
次にステップS301において、システム制御部50は、図7で受け付けた設定画面の入力値や、事前に設定してあったマクロ撮影サポート設定の設定値などを参照して、以降の処理を分岐する。
【0048】
ステップS301において、マクロ撮影サポート設定を「する」が選択されている場合は、ステップS304へと処理を移行し、一方、マクロ撮影サポート設定を「しない」が選択されている場合は、ステップS302へと処理を移行する。
【0049】
ステップS302へと処理が移行すると、システム制御部50は、図6のメニューの「自動撮影」ボタン602をグレーアウトし、選択できないように表示する。
【0050】
同様に、次のステップS303において、システム制御部50は、図6のメニューの「自動画角調整」ボタン603をグレーアウトし、選択できないように表示する。これらの処理は、マクロ撮影サポート設定がされていない状態では選択しても意味がない設定を画面上選べないようにするためである。ステップS303の処理が終了すると、ステップS308の処理へと移行する。
【0051】
ステップS308において、システム制御部50は、通常の撮像装置としての処理を実施し、撮像画像を記録媒体200,210に記録して、本発明の処理を終了する。
【0052】
一方、マクロ撮影サポート設定が「する」の場合は、ステップS304へと処理を移行する。ステップS304において、システム制御部50は、撮像装置に取り付けられているレンズがズーミング可能かどうかを判断する。
【0053】
撮像装置にズーミングが可能なレンズが装着されている、もしくはズーム機能付のコンデジなどの場合は、ステップS307へと処理を移行し、取り付けられているレンズがズーミング不可能な単焦点レンズの場合は、ステップS305へと処理を移行する。
【0054】
ステップS305において、システム制御部50は、撮像装置がデジタルズーム可能な撮像装置かどうかを判断する。
【0055】
撮像装置がデジタルズーム可能な撮像装置の場合、ステップS307へと処理を移行し、デジタルズームが不可能な撮像装置の場合は、ステップS306へと処理を移行する。
【0056】
ステップS306に処理が移行すると、システム制御部50は、図6のメニューの「自動画角調整」ボタン603をグレーアウトし、選択できないように表示する。この処理により、光学ズームもデジタルズームも不可能な撮像装置の場合、自動画角調整ができないため、画面上自動画角調整設定を選べないようにする。ステップS306の処理が終了すると、ステップS307へと処理を移行する。
【0057】
次にステップS307において、システム制御部50は、表示部54に表示したマクロ撮影サポートモードの設定画面(図6)から、ユーザが登録した各設定を取得する。ユーザの登録する各設定画面を図8図9を参照して説明する。
【0058】
図8は、本実施形態の撮像装置100の表示部54に表示されるマクロ撮影設定の自動撮影設定の選択画面の一例を示す模式図である。
【0059】
図8の800は、マクロ撮影時の自動撮影設定の選択画面であり、図6の602を押下もしくは選択した際に表示部54に表示される画面イメージである。
【0060】
マクロ撮影時の自動撮影設定の選択画面800において、ユーザが「自動撮影」を「する」ボタン801を押下もしくは選択したか、もしくは「しない」802を押下もしくは選択したかにより、以降の処理が分岐する。具体的には、システム制御部50は、「自動撮影」で「する」が選択された場合、ユーザがピントが合う位置までカメラを被写体から離した段階で自動的に撮影を行う処理を行う。詳細は後述する。
【0061】
図9は、本実施形態の撮像装置100の表示部54に表示されるマクロ撮影設定の自動画角調整設定の選択画面の一例を示す模式図である。
【0062】
図9の900は、マクロ撮影時の自動画角調整設定の選択画面であり、図6の603を押下もしくは選択した際に表示部54に表示される画面イメージである。
【0063】
マクロ撮影時の自動撮影設定の選択画面900において、ユーザが「自動画角調整」を「する」ボタン901を押下もしくは選択したか、もしくは「しない」902を押下もしくは選択したかにより、以降の処理が分岐する。具体的には、「自動画角調整」で「する」が選択された場合、ユーザがカメラを被写体から離し、被写体のピントが合う距離(最短撮影距離)以上に達した場合に、システム制御部50は、ズームレンズの動作(ズーム制御手段44)またはデジタルズームにより、被写体の画角(撮影画角)が、ユーザが予め指定した画角になるように調整する処理を行う。詳細は後述する。
【0064】
図3のフローチャートが終了すると、図4及び図5のフローチャートの処理に移行する。
【0065】
図4及び図5は、本実施形態の撮像装置100の処理を説明するフローチャートである。このフローチャートにおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56等に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
【0066】
図4のフローチャートの処理は、図3のフローチャートの処理から引き続いて行われても良いし、デフォルトで図3に設定された設定値を撮像装置が記憶しており、その設定値を使用して図4のフローチャートの処理を実施しても良い。
【0067】
まず、ステップS401において、撮像装置100のシステム制御部50は、被写体に向けられた被写体の映像を撮像素子14から取得し、メモリ制御回路22を介して露光、現像処理を行い、画像表示部28に表示する(LiveView画面表示)。
【0068】
次に、ステップS402において、システム制御部50は、画像表示部28に表示されている画像の内、ユーザからタッチパネルの操作部70を介して、撮像したい被写体(焦点を合わせたい被写体)の選択を受け付ける。なお、カメラの焦点を合わせる被写体がデフォルトで画像表示部28の中央部分(1点焦点)の場合は、シャッタースイッチSW2(64)が押下されたタイミングと同じとなり、1点焦点の場合は、中央部分が撮像したい被写体(焦点を合わせたい被写体)となる。
【0069】
次に、ステップS403において、システム制御部50は、測距制御手段42により被写体との距離を測定するが、TTL方式により測距が可能かどうかで処理を分ける。すなわち測距制御手段42で測定が可能であり、オートフォーカス制御が可能な場合は、最短撮影距離以上、被写体と離れている場合であり、その際にはステップS409へと処理を移行する。
【0070】
ステップS409へと処理を移行すると、システム制御部50は、通常の撮像装置としての処理を実施し、撮像画像を記録媒体200,210に記録して、本発明の処理を終了する。
【0071】
一方、ステップS403において、測距制御手段42で測距できなかった場合、すなわちTTL方式で測距ができない場合はオートフォーカス制御ができない。その場合には、ステップS404へと処理を遷移する。
【0072】
ステップS404において、システム制御部50は、表示部54に、オートフォーカスが不可能な旨を表示する。ステップS402からステップS404までの処理における撮像装置100の画像表示部28の例を図10を参照して説明する。
【0073】
図10は、本実施形態の撮像装置100の画像表示部28に表示されるマクロ撮影時の撮像画像の一例を示す模式図である。
【0074】
図10の1000が撮像装置100の画像表示部28に表示される撮像画像のイメージであり、画面のなかには、3つの被写体1001,1002,1003が表示されている。これらの被写体の内、被写体1(1001)が最も近くにある被写体で、次に近いのが被写体2(1002)、最も遠い被写体が被写体3(1003)という位置関係である。
【0075】
ステップS402において、ユーザからタッチパネルの操作部70を介して、指1004により、被写体1(1001)が指定されると、撮像装置100のシステム制御部50は、測距制御手段42で被写体1(1001)へ焦点を合わせる動作を行う。
【0076】
次に、ステップS403において、システム制御部50は、ステップS402において、被写体1(1001)へ焦点を合わせる処理(オートフォーカス制御)を行い、焦点を合わせることができたかどうかを判断する。図10の1000の例では、ユーザが指定した被写体1(1001)は、最短撮影距離よりも近い被写体であるため、焦点が合わず、大ボケで表示されている。そのため、ステップS403での判断は、焦点を合わせることができず、ステップS404へと処理を移行する。
【0077】
次に、ステップS404において、システム制御部50は、表示部54(画面としては画像表示部28と同じ画面)に1005のように「合焦不可能な距離です」というコメントを表示し、ユーザへ被写体から近すぎることを警告する。引き続いて、ステップS405以降の処理を説明する。
【0078】
ステップS405において、システム制御部50は、現在の撮影画角(画像表示部28に表示されている画角)をメモリ30などに記憶する処理を行う。この画角情報を記憶する処理としては、被写体の配置や色を記憶しても良いし、被写体の輪郭を記憶しても良い。輪郭を把握できない場合は、被写体の重心位置と色を記憶してもよい。被写体の重心位置と色を記憶した例を図13を参照して説明する。
【0079】
図13は、本実施形態の撮像装置100における、メモリ30に記憶される画角情報のデータの一例を示している。
【0080】
図13の1300は、図10の1000のような画像表示部28で表示されている画像に対する画角を記憶するためのデータの例であり、検出されたオブジェクト1301毎に、重心位置1302、オブジェクトの色(平均色)1303を記憶した例である。この重心位置と平均色とを記憶する方法により、焦点が合わない画像であっても、オブジェクトの配置を記憶することができる。ユーザが被写体からカメラを離していって、撮像したい被写体(焦点を合わせたい被写体)に焦点があった際に、これらの値が近い値になるようにズーミング機能により画角を変更することにより、一度決めた撮影画角を変更せずに、焦点があった被写体画像を撮影することを可能とする。図4のフローチャートの説明に戻る。
【0081】
次に、ステップS406において、システム制御部50は、表示部54(画面としては画像表示部28と同じ画面)に1005のように「少しずつカメラを被写体から離して下さい」というコメントを表示し、ユーザが被写体からカメラを離す(距離を開ける)ことを促す。なお、ステップS406以降及び図5のフローチャートの処理は、実際の撮影が行われるまで繰り返される処理となる。
【0082】
次に、ステップS407において、システム制御部50は、ステップS307で取得したマクロ撮影サポート設定のうち、「自動画角調整」が「する」になっているか「しない」になっているかの設定を取得する。
【0083】
次に、図5のフローチャートの処理に移行し、ステップS501において、システム制御部50は、ステップS407で取得した「自動画角調整」の設定が「する」か「しない」かによって処理を分岐する。「自動画角調整」の設定が「する」の場合、ステップS502へと処理を移行し、「自動画角調整」の設定が「しない」の場合は、ステップS506へと処理を移行する。
【0084】
ステップS502へと処理を移行すると、システム制御部50は、撮像装置100に光学的なズーミングが可能なレンズが装着されているかを判断する。
【0085】
撮像装置にズーミングが可能なレンズが装着されている、もしくはズーム機能付のコンデジなどの場合は、ステップS503へと処理を移行し、光学ズームをして画角を調整する処理を実行する。一方、光学的なズーミングが不可能な場合は、ステップS504に処理を移行する。
【0086】
ステップS503へと処理を移行した際の、画像表示部28に表示される画面イメージを図11図12を参照して説明する。
【0087】
図11は、本実施形態の撮像装置100の画像表示部28に表示されるマクロ撮影時の撮像画像の一例を示す模式図である。
【0088】
図11の1100は、図10において、撮像したい被写体(焦点を合わせたい被写体)が被写体1であり、被写体1が最短撮影距離以上になるまで、ユーザが撮像装置100を離した時の画面イメージである。
【0089】
1100では、ユーザが最短撮影距離以上になるまで、被写体と撮像装置100を離した例なので、撮像したい被写体(焦点を合わせたい被写体)である被写体1は合焦されており(1101)、合焦されている旨のコメントが表示されている(1105)。しかし、1100の画角では、被写体1が小さくなっており、図10のようにもっと大きく撮影したい場合は、手動でズーミングしなければならず、もう一度ズームインして画角を再現しなければならない。本発明は上記課題を解決するための発明である。
【0090】
1100のように撮像したい被写体(焦点を合わせたい被写体)を合焦できるかできないかに係らず、ユーザが撮像装置を被写体から離す動作中に、ステップS503において、システム制御部50は、被写体全体の現在の撮影画角(画像表示部28に表示されている画角)をメモリ30などに記憶する。記憶した画角情報の例を図13を参照して説明する。
【0091】
図13の画角情報1310は、ユーザが被写体から離れた際の画角情報であり、それぞれ、ステップS405で記憶する画角情報と同じデータを記憶する。
【0092】
ステップS503でメモリ30に記憶した画角情報を、ステップS405で記憶した画角と比較し、レンズのズーミング機能により、ステップS503で記憶した画角情報とステップS405で記憶した画角情報が近い値になるように、レンズをズームインする。ズームインした結果を図12を参照して説明する。
【0093】
図12は、本実施形態の撮像装置100の画像表示部28に表示されるマクロ撮影時の撮像画像の一例を示す模式図である。
【0094】
図12の1200は、図11において、撮像したい被写体(焦点を合わせたい被写体)である被写体1に合焦している場合に、それぞれのオブジェクトの間隔がステップS405で記憶した画角情報に近い値にまでズームインした後の画面イメージである。図10の1000の画角と図12の1200の画角はほぼ同様だが、合焦しているオブジェクトが異なる。図10の1000では、焦点を合わせたい被写体1(1001)には合焦していないが、図12の1200では、焦点を合わせたい被写体1(1201)に合焦していることを示している。この処理により、一度画角を合わせれば、ユーザはカメラの指示で被写体から離れていくだけで、求める画角の撮影を行うことができる。図5のフローチャートの説明に戻る。
【0095】
ステップS503の処理が終わるか、ステップS502において光学ズーム可能なレンズが装着されていない場合はステップS504へと処理を移行する。
【0096】
ステップS504において、システム制御部50は、撮像装置100がデジタルズームが可能かを判断する。
【0097】
撮像装置がデジタルズーム可能な場合は、ステップS505へと処理を移行し、ステップS503での光学ズームの変わりにデジタルズームによる画角の調整を行う。一方、光学的なズーミングが不可能な場合は、ステップS506に処理を移行する。
【0098】
ステップS505では、システム制御部50は、撮影している撮像画像の一部分だけを切り出して拡大して、ステップS405で記憶した画角と近似させることにより撮像範囲を取得する。取得する画面イメージは図12と同様になる。
【0099】
次に、ステップS506において、システム制御部50は、を測距制御手段42によりステップS402で指定された被写体(図10の場合は1001)へ焦点を合わせる動作を行う。
【0100】
次に、ステップS507において、システム制御部50は、ステップS506で焦点を合わせることができたかどうかを判断する。合焦ができた場合は、ステップS508へと処理を移行し、合焦ができない場合は、ステップS406へと処理を戻し、ステップS406以降の処理を繰り返す。
【0101】
ステップS508へと処理を移行すると、システム制御部50は、ステップS307で取得したマクロ撮影サポート設定のうち、「自動撮影」が「する」になっているか「しない」になっているかの設定を取得する。「自動撮影」が「する」になっている場合、ユーザが被写体から離れていき、オートフォーカス機能が効くようになったら、すなわちステップS507で測距制御手段42が測距可能な距離になり合焦したら、シャッターボタンなどを押下しないでも自動的に撮影を行う処理を実行する。
【0102】
次に、ステップS509において、システム制御部50は、ステップS508で取得した「自動撮影」の設定が「する」か「しない」かによって処理を分岐する。「自動撮影」の設定が「しない」の場合、ステップS510へと処理を移行し、「自動撮影」の設定が「する」の場合は、ステップS511へと処理を移行する。
【0103】
ステップS510へと処理を移行すると、システム制御部50は、撮像装置100の表示部54に「合焦可能距離」の文言を表示し、自動的に合焦する。ステップS510へと処理を移行した際の、画像表示部28に表示される画面イメージを図12を参照して説明する。
【0104】
図12の1200の例では、ユーザが指定した被写体1(1201)には合焦ができているので、表示部54(画面としては画像表示部28と同じ画面)に1205のように「合焦可能な距離です」というコメントを表示し、ユーザにシャッターボタン押下を促す。図5のフローチャートの説明に戻る。
【0105】
一方、ステップS511へと処理を移行する場合は、合焦すれば自動的に撮影が行われる処理を行うため、システム制御部50は、合焦した段階で撮影を行う。
【0106】
以上の処理により、マクロ撮影において、最短撮影距離以内の撮影なので、ユーザに被写体から離れることを指示しても、一度決めた画角をズーム機能を使って保持して撮影することが可能な撮像装置を提供することができる。
【0107】
以上、撮像装置により本発明を説明したが、本発明の適用はこれに限られるものではなく、携帯電話や携帯端末等の、撮影が可能な装置に適用が可能である。
【0108】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0109】
また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。
【0110】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
【0111】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0112】
プログラムを供給するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、或いは、記録媒体としては以下に示すものが考えられる。例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVDROM、DVD−R、DVD−RW等である。また、光/光磁気記録媒体不揮発性の半導体メモリでもよい。
【0113】
有線/無線通信を用いたプログラムの供給方法としては、次のような方法が考えられる。すなわち、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムそのもの、もしくはプログラムデータファイルを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータにプログラムデータファイルをダウンロードするような方法である。
【0114】
ここで、プログラムデータファイルとしては、圧縮され、本発明を形成するコンピュータプログラムと自動インストール機能を含むファイル等も含まれる。
【0115】
この場合、プログラムデータファイルを複数のセグメントファイルに分割し、セグメントファイルを異なるサーバに配置することも可能である。
【0116】
つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムデータファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるサーバ装置も本発明に含む。
【0117】
また、上述の実施形態の機能を実現するプログラムを暗号化し記録媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件を満たしたユーザに対して暗号化を解く鍵情報を、ネットワークを介してダウンロードさせることによって供給するような方法も考えられる。その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて本発明を実現することも可能である。
【0118】
コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現される。また、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれる。
【0119】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納される場合にも本発明に含まれる。また、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0120】
100 撮像装置
28 画像表示部
61 シャッターボタン
60 モードダイアル
70 操作部
200 記録媒体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13