特開2015-228108(P2015-228108A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特開2015-228108紙幣収納カセット、および紙幣処理ユニット
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-228108(P2015-228108A)
(43)【公開日】2015年12月17日
(54)【発明の名称】紙幣収納カセット、および紙幣処理ユニット
(51)【国際特許分類】
   G07D 9/00 20060101AFI20151120BHJP
【FI】
   G07D9/00 408E
   G07D9/00 456A
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2014-113100(P2014-113100)
(22)【出願日】2014年5月30日
(71)【出願人】
【識別番号】000002945
【氏名又は名称】オムロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000970
【氏名又は名称】特許業務法人 楓国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】溝口 敦士
【テーマコード(参考)】
3E040
【Fターム(参考)】
3E040AA01
3E040BA03
3E040CA16
3E040CB05
3E040FC02
3E040FC07
3E040FC17
(57)【要約】
【課題】運用コストを抑え、且つ運用効率の向上を図ることができる。
【解決手段】紙幣収納カセット2は、紙幣処理ユニット1本体に着脱自在である。紙幣収納カセット2は、装着された紙幣処理ユニット1本体での使用にかかるデータをメモリ263aに記憶する。また、紙幣収納カセット2は、紙幣処理ユニット1本体に装着された状態であるときに、紙幣処理ユニット1本体が形成する無線通信エリア内に位置する無線通信部264と、無線通信部264における紙幣処理ユニット1本体との無線通信に基づいて、メモリ263aに対するデータの書き換えを行う制御部263と、を備えている。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙幣処理ユニット本体に着脱自在である紙幣収納カセットにおいて、
装着された前記紙幣処理ユニット本体での使用にかかるデータを記憶する記憶素子と、
前記紙幣処理ユニット本体に装着された状態であるときに、前記紙幣処理ユニット本体が形成する無線通信エリア内に位置する無線通信部と、
前記無線通信部における前記紙幣処理ユニット本体との無線通信に基づいて、前記記憶素子に対するデータの書き換えを行う制御部と、を備えている紙幣収納カセット。
【請求項2】
前記紙幣処理ユニット本体が形成する前記無線通信エリア内での電磁結合により、前記記憶素子、前記無線通信部、および前記制御部を動作させる動作電源を得る電源部を備えた請求項1に記載の紙幣収納カセット。
【請求項3】
紙幣を底板の上に堆積して収納する紙幣収納空間の側面には、前記紙幣処理ユニット本体側に設けた光学センサの光路になる開口部が形成され、前記紙幣収納空間が収納している紙幣で満たされた満状態であるかどうかが前記光学センサによって検知される、請求項1、または2に記載の紙幣収納カセット。
【請求項4】
前記底板は、前記紙幣収納空間に堆積している紙幣の収納枚数に応じて、紙幣の堆積方向にスライドする、請求項3に記載の紙幣収納カセット。
【請求項5】
前記紙幣収納空間の上方に位置し、この紙幣収納空間に連通する開口面が形成された紙幣受け部材と、
前記紙幣収納空間の反対側から、前記紙幣受け部材に貯留されている紙幣を前記開口面を通して前記紙幣収納空間に押し込む押し込み部材と、を備え、
前記押し込み部材は、前記紙幣処理ユニット本体側に設けられた駆動源によって駆動される、請求項3、または4に記載の紙幣収納カセット。
【請求項6】
前記紙幣処理ユニット本体側から搬送されてきた紙幣を前記紙幣受け部材に送り込む羽根車を備えている請求項5に記載の紙幣収納カセット。
【請求項7】
前記紙幣受け部材は、送り込まれる紙幣の先端側に壁面を設けた形状である、請求項5、または6に記載の紙幣収納カセット。
【請求項8】
本体に対して着脱自在である紙幣収納カセットを備える紙幣処理ユニットにおいて、
前記紙幣収納カセットは、
装着された前記紙幣処理ユニット本体での使用にかかるデータを記憶する記憶素子と、
前記紙幣処理ユニット本体に装着された状態であるときに、前記紙幣処理ユニット本体が形成する無線通信エリア内に位置する無線通信部と、
前記無線通信部における前記紙幣処理ユニット本体との無線通信に基づいて、前記記憶素子に対するデータの書き換えを行う制御部と、を備える、
紙幣処理ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、投入紙幣を収納する紙幣収納カセット、および、この紙幣収納カセットを用いる紙幣処理ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特に海外向けの自動券売機に用いられている紙幣処理ユニットには、紙幣を循環利用しないものがある。ここでは、利用者が乗車券等を購入するときに投入した紙幣を、他の利用者に対して釣り銭として利用することを紙幣の循環利用という。
【0003】
紙幣を循環利用しない自動券売機(例えば、非特許文献1参照)は、利用者が投入した紙幣を、金種で分けることなく紙幣処理ユニット本体に装着されている紙幣収納カセットに収納する。このため、紙幣を循環利用しない自動券売機の多くは、紙幣処理ユニットに紙幣収納カセットを金種別に装着しない構成であった。この構成により、紙幣処理ユニットは、紙幣収納カセットを装着するための空間を小さくでき、自動券売機本体の小型化が図れる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】http://www.t-ns.co.jp/ms/br.html
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、紙幣収納カセットには、その紙幣収納カセットを識別する識別番号や、装着した紙幣処理ユニットでの使用にかかるデータ(例えば、その時点で収納している紙幣の金種別の枚数や、その時点で収納している紙幣の合計金額)を記憶させるメモリが取り付けられている。この紙幣処理ユニットでの使用にかかるデータは、紙幣収納カセットに紙幣を収納したとき等に書き換える(更新する)必要がある。
【0006】
このため、従来の紙幣処理ユニットは、紙幣処理ユニット本体と、装着された紙幣収納カセットが備えるメモリと、を電気的に接続する構成であった。具体的には、紙幣処理ユニット本体側、および紙幣収納カセットに一対のコネクタを設け、紙幣収納カセットが装着されたときに、この一対のコネクタが嵌合し、紙幣処理ユニット本体と装着された紙幣収納カセットが備えるメモリと、を電気的に接続する構成であった。
【0007】
一方で、紙幣収納カセットは、紙幣処理ユニット本体への装着や、紙幣処理ユニット本体からの取り外しが繰り返し行われる。例えば、紙幣処理ユニット本体に装着している紙幣収納カセットは、紙幣収納空間が収納した紙幣で一杯(満状態)になると、紙幣処理ユニット本体に装着している紙幣収納カセットを交換する。また、防犯上の観点から、自動券売機の運用を停止する深夜等の時間帯に、紙幣収納カセットを紙幣処理ユニット本体から取り外すこともある。このため、紙幣処理ユニット本体と装着された紙幣収納カセットが備えるメモリとを電気的に接続する一対のコネクタが劣化しやすい。
【0008】
また、紙幣処理ユニット本体側のコネクタが劣化すると、その交換時においては、自動券売機の運用を停止することになるので、自動券売機の運用効率を低下させる。
【0009】
この発明の目的は、運用コストを抑え、且つ運用効率の向上を図ることができる、紙幣収納カセット、および紙幣処理ユニットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明の紙幣収納カセットは、上記目的を達するために、以下のように構成している。
【0011】
この発明にかかる紙幣収納カセットは、紙幣処理ユニット本体に対して着脱自在である。紙幣処理ユニットは、自動券売機等の紙幣を取り扱う機器に用いられる。
【0012】
記憶素子は、装着された紙幣処理ユニット本体での使用にかかるデータを記憶する。紙幣処理ユニット本体での使用にかかるデータとしては、例えば、その時点で収納している紙幣の金種別の枚数や、その時点で収納している紙幣の合計金額である。記憶素子は、例えば不揮発性のメモリである。
【0013】
無線通信部は、紙幣処理ユニット本体に装着された状態であるときに、紙幣処理ユニット本体が形成する無線通信エリア内に位置する。すなわち、紙幣処理ユニット本体に装着された紙幣収納カセットは、この紙幣処理ユニット本体との間で、無線通信が行える。
【0014】
制御部は、無線通信部における紙幣処理ユニット本体との無線通信に基づいて、記憶素子に対するデータの書き換えを行う。
【0015】
このように、紙幣収納カセットは、記憶素子に対する、紙幣処理ユニット本体での使用にかかるデータの書き換えを、紙幣処理ユニット本との無線通信で行う。したがって、紙幣収納カセットは、紙幣処理ユニット本体とコネクタで電気的に接続しない構成にできる。これにより、紙幣収納カセットと、紙幣処理ユニット本体とを電気的に接続するコネクタの劣化や、これにともなう運用効率の低下を抑えられる。また、コネクタの劣化にともなう交換も不要になるので、運用コストを低減できる。
【0016】
また、紙幣収納カセットは、紙幣処理ユニット本体が形成する無線通信エリア内での電磁結合により、記憶素子、無線通信部、および制御部を動作させる動作電源を得る電源部を備える構成とするのが好ましい。この電源部は、非接触式ICカードや、電池レス無線タグ等において利用されている技術である。このように構成すれば、記憶素子、無線通信部、および制御部を動作させる電源部を、紙幣収納カセットに設ける必要がない。
【0017】
また、紙幣収納カセットは、紙幣を底板の上に堆積して収納する紙幣収納空間の側面に、紙幣処理ユニット本体側に設けた光学センサの光路になる開口部を形成し、紙幣収納空間が収納している紙幣で満たされた満状態であるかどうかを光学センサによって検知する構成にしてもよい。
【0018】
この場合には、例えば、紙幣収納空間に堆積している紙幣の収納枚数に応じて、底板が紙幣の堆積方向にスライドする構成とし、この底板の位置が、紙幣収納空間が収納している紙幣で満たされた満状態である位置にあるかどうかを光学センサによって検知する構成にすればよい。ここで言う満状態とは、紙幣収納空間に収納している紙幣の収納量が、紙幣収納空間における紙幣の最大収納量の8〜9割程度を超える状態であり、紙幣収納空間に対して若干の紙幣を追加収納できる状態を含む。すなわち、ここで言う満状態とは、紙幣収納空間に対して紙幣を追加収納できない状態のみを指しているわけではない。
【0019】
また、紙幣収納空間の上方に位置し、この紙幣収納空間に連通する開口面が形成された紙幣受け部材と、紙幣収納空間の反対側から、紙幣受け部材に貯留されている紙幣を開口面を通して紙幣収納空間に押し込む押し込み部材と、を備え、押し込み部材が、紙幣処理ユニット本体側に設けられた駆動源によって駆動される、構成としてもよい。
【0020】
この場合、紙幣処理ユニット本体側から搬送されてきた紙幣の後端を紙幣受け部材側に押し出す羽根車を備えるのが好ましい。これにより、紙幣処理ユニット本体側から搬送されてきた紙幣を紙幣受け部材に適正に送り込むことができる。
【0021】
さらに、紙幣受け部材は、送り込まれる紙幣の先端側を、壁面形状にするのがより好ましい。
【0022】
また、この発明にかかる紙幣処理ユニットは、本体に対して着脱自在である紙幣収納カセットを備え、この紙幣収納カセットは、装着された紙幣処理ユニット本体での使用にかかるデータを記憶する記憶素子と、紙幣処理ユニット本体に装着された状態であるときに、紙幣処理ユニット本体が形成する無線通信エリア内に位置する無線通信部と、無線通信部における紙幣処理ユニット本体との無線通信に基づいて、記憶素子に対するデータの書き換えを行う制御部と、を備える。
【0023】
この構成によれば、上述したように、紙幣収納カセットと、紙幣処理ユニット本体とを電気的に接続するコネクタの劣化や、これにともなう運用効率の低下を抑えられる。
【発明の効果】
【0024】
この発明によれば、紙幣収納カセットと、紙幣処理ユニット本体とを電気的に接続するコネクタの劣化や、これにともなう運用効率の低下を抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】紙幣処理ユニットの主要部の構成を示すブロック図である。
図2】紙幣処理ユニットの内部構造を示す概略図である。
図3】紙幣収納カセットの内部構造を示す概略図である。
図4】紙幣受け部を示す概略図である。
図5】押込部材の変位を説明する図である。
図6】無線通信媒体の主要部の構成を示す図である。
図7】メモリに記憶する紙幣収納データを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、この発明の実施形態について説明する。
【0027】
図1は、この発明の実施形態にかかる紙幣処理ユニットの主要部の構成を示すブロック図である。図2は、この紙幣処理ユニットの内部構造を示す概略図である。紙幣処理ユニット1は、制御部11と、紙幣搬送部12と、紙幣識別部13と、上位入出力部14と、紙幣押込部15と、満状態検知部16と、無線通信部17と、を備えている。この紙幣処理ユニット1は、例えば自動券売機(不図示)に用いられる。自動券売機が、この紙幣処理ユニット1の上位装置である。紙幣処理ユニット1は、本体に対して着脱自在の紙幣収納カセット2を備える。図2では、この紙幣収納カセット2をハッチングで示している。
【0028】
制御部11は、紙幣処理ユニット1本体各部の動作を制御する。
【0029】
紙幣搬送部12は、紙幣搬送路12a、12b、12cに沿って紙幣を搬送する。紙幣搬送路12aは、紙幣投入口12dと紙幣返却口12eを結ぶ。紙幣投入口12d、および紙幣返却口12eは、紙幣処理ユニット1本体正面側に位置しており、図2に示すように紙幣搬送路12aは、紙幣処理ユニット1本体内部でUターンさせた搬送路である。紙幣搬送路12bは、図2に示す分岐点Aにおいて、紙幣搬送路12aから分岐した搬送路である。この紙幣搬送路12bは、紙幣投入口12dにおいて投入された紙幣を一時的に保留する保留部として利用される。紙幣搬送路12bが保留する紙幣の枚数は、1枚であるとは限らない。紙幣搬送路12bは、複数枚の紙幣を重ねた状態で保留することもある。紙幣搬送路12cは、図2に示す分岐点Bにおいて、紙幣搬送路12bから分岐した搬送路である。この紙幣搬送路12cの一端(分岐点Bと反対側の端部)は、紙幣収納カセット2につながっている。すなわち、紙幣搬送路12cは、紙幣収納カセット2に収納する紙幣を搬送する搬送路である。
【0030】
分岐点A、および分岐点Bには、紙幣の搬送先を切り替えるフラッパ(不図示)が設けられている。紙幣搬送部12は、フラッパを制御することにより、紙幣の搬送先を切り替える。また、紙幣搬送路12a、12b、12cにおける紙幣の搬送方向は、双方向である。具体的には、紙幣搬送路12aにおける紙幣の搬送方向は、紙幣投入口12dから紙幣返却口12eに向かう方向、または紙幣返却口12eから紙幣投入口12dに向かう方向の切り替えが行える。同様に、紙幣搬送路12bにおける紙幣の搬送方向は、分岐点Aから分岐点Bに向かう方向、または分岐点Bから分岐点Aに向かう方向に切り替えが行える。また、紙幣搬送路12cにおける紙幣の搬送方向は、分岐点Bから紙幣収納カセット2に向かう方向、または紙幣収納カセット2から分岐点Bに向かう方向に切り替えが行える。紙幣搬送部12が、紙幣搬送路12a、12b、12cにおける紙幣の搬送方向を個別に切り替える。具体的には、紙幣搬送部12は、図示していないモータの回転方向を制御することによって、紙幣搬送路12a、12b、12cにおける紙幣の搬送方向を切り替える。紙幣搬送路12a、12b、12cは、例えば紙幣を挟持して搬送する一対の搬送ローラを搬送方向に並べた構成である。紙幣搬送部12は、図示していないモータの駆動制御によって搬送ローラを駆動する。
【0031】
なお、紙幣搬送部12は、紙幣搬送路12a、12b、12cの複数の位置にセンサを設けており、各センサの検知位置における紙幣の有無を検知している。
【0032】
紙幣識別部13は、紙幣搬送路12aに沿って搬送されている紙幣の真偽や金種を識別する。紙幣識別部13は、紙幣の光学パターンや磁気パターン等を読み取り、真偽や金種を識別する。紙幣識別部13については公知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0033】
上位入出力部14は、この紙幣処理ユニット1本体を用いた上位装置(この例では、自動券売機)との間におけるデータの入出力を行う。上位入出力部14は、例えば、投入された紙幣の合計金額を示すデータを上位装置に入力する。また、上位入出力部14には、上位装置からの発券完了の通知が入力される。
【0034】
紙幣押込部15は、紙幣収納カセット2の紙幣収納空間21に紙幣を押し込む。満状態検知部16は、紙幣収納カセット2の紙幣収納空間21における紙幣の収納状態が満状態であるかどうかを検知する。無線通信部17は、紙幣収納カセット2に取り付けた無線通信媒体26との間で無線通信を行う。紙幣押込部15、満状態検知部16、および無線通信部17の構成ついて、図3図4を参照しながら説明する。
【0035】
図3は、紙幣収納カセットの内部構造を示す概略図である。紙幣収納カセット2は、紙幣を収納する紙幣収納空間21を有している。紙幣収納空間21の上方には、この紙幣収納空間21に収納する紙幣を一時的に溜める紙幣受け部22が設けられている。この紙幣受け部22が、この発明で言う紙幣受け部材に相当する。
【0036】
紙幣搬送路12cに沿って搬送されてきた紙幣は、図3に矢示するように紙幣進入口23を通って、紙幣収納カセット2内に送り込まれ、紙幣受け部22に達する。図3に示す羽根車24は、回転することによって、外周面に設けた羽が、紙幣受け部22に送り込む紙幣(紙幣搬送路12cに沿って搬送されてきた紙幣)の後端を紙幣受け部22側に押し出す。この羽根車24の羽の材質は、ゴム等の弾性力を有するものである。羽根車24は、紙幣処理ユニット1本体側に設けたモータ(不図示)の回転力がギアを介して伝達され、回転する構成である。すなわち、羽根車24を回転させる駆動部(モータ)は、紙幣収納カセット2側ではなく、紙幣処理ユニット1本体側に設けている。したがって、紙幣収納カセット2は、羽根車24を回転させる駆動部を備えておらず、また、この駆動部を動作させる電源も備えていない。
【0037】
図4は、紙幣受け部を示す概略図である。図4(A)は、紙幣受け部の側面断面図であり、図4(B)は、紙幣受け部の底面図である。紙幣受け部22には、羽根車24が取り付けられている側の端面に、紙幣が通過する通過口221を形成している。紙幣は、この通過口221を通って、紙幣受け部22内に入る。また、紙幣受け部22には、羽根車24が取り付けられている反対側の端面を壁面222にしている。したがって、搬送方向における先端が通過口221を通過し、その後端が羽根車24によって壁面222側に押し出された紙幣は、先端が壁面222に当たって紙幣受け部22内に落ちる。
【0038】
また、紙幣受け部22には、底面に紙幣収納空間21に連通する開口面223が形成されている。この開口面223は、取り扱う紙幣の中で最小サイズの紙幣の外形より少し小さい。したがって、紙幣受け部22に送り込まれた紙幣は、この紙幣受け部22内に堆積する。また、上述したように、紙幣は、先端が壁面222に当たって紙幣受け部22内に落ちるので、紙幣受け部22に堆積した紙幣について、紙幣搬送方向におけるばらつきを抑えることができる。
【0039】
なお、紙幣受け部22の上面は、後述する押込部材25が通過する開口面を有する。
【0040】
図3に戻って、紙幣受け部22の上方には、押込部材25が取り付けられている。この押込部材25は、図5に示すように、紙幣処理ユニット1本体に設けた押込棒15aによって、上下方向に変位させられる。紙幣押込部15が、この押込棒15aを上下方向に変位させる。押込棒15aを上下方向に変位させる駆動源は、紙幣収納カセット2側ではなく、紙幣処理ユニット1本体側に設けている。すなわち、紙幣収納カセット2は、押込棒15aを上下方向に変位させる駆動部を備えておらず、また、この駆動部を動作させる電源も備えていない。
【0041】
押込部材25は、図5(A)に示す、紙幣受け部22の上方に位置する最上位位置と、図5(B)に示す、紙幣受け部22の底面の開口面223を通って紙幣収納空間21内に位置する最下位位置との間で変位する。
【0042】
紙幣押込部15は、押込棒15aを駆動し、押込部材25を最下位位置まで下げることで、紙幣受け部22に溜めていた紙幣を紙幣収納空間21に収納する。紙幣押込部15は、通常時、押込部材25を図5(A)に示す最上位位置に位置させ、紙幣受け部22に溜めている紙幣を紙幣収納空間21に収納するとき、一時的に、押込部材25を図5(B)に示す最下位位置に位置させる。
【0043】
また、紙幣収納空間21には、紙幣を堆積して収納するための底板211が取り付けられている。底板211は、バネ212によって、紙幣受け部22側に(図3における上方に)付勢されている。底板211は、紙幣収納空間21に堆積して収納している紙幣の堆積方向の高さに応じて、紙幣受け部22の反対側に(図3における下方に)変位する。また、底板211には、プリズム213を取り付けている。
【0044】
紙幣収納空間21の下側の側面には、開口部214が形成されている。また、紙幣収納カセット2の下側の側面には、開口部214に対向する位置に開口部2aが形成されている。また、紙幣処理ユニット1本体には、開口部2a、214に対向する位置に反射型の光学センサ16aが取り付けられている。満状態検知部16は、この反射型の光学センサ16aによって、紙幣収納空間21が満状態であるかどうかを検知する。具体的には、開口部2a、214は、光学センサ16aの光路として機能する。上述したように、紙幣収納空間21に収納している紙幣(底板211上に堆積している紙幣)が増えるにつれて、底板211とともにプリズム213が下方に変位する。プリズム213が開口部2a、214に対向する位置に達すると、光学センサ16aから照射された光が、プリズム213で反射され、その反射光が光学センサ16aで検知される。満状態検知部16は、光学センサ16aが反射光を検知すると、紙幣収納空間21が満状態であると判定する。言い換えれば、満状態検知部16は、光学センサ16aが反射光を検知していなければ、紙幣収納空間21が満状態でないと判定する。
【0045】
ここで言う満状態とは、紙幣収納空間21に収納している紙幣の収納量が、紙幣収納空間21における紙幣の最大収納量の8〜9割程度を超える状態であり、紙幣収納空間21に対して若干の紙幣を追加収納できる状態を含む。すなわち、ここで言う満状態とは、紙幣収納空間21に対して紙幣を追加収納できない状態のみを指しているわけではない。
【0046】
なお、プリズム213は、光学センサ16aにおいて反射光を検知できる構成であれば、反射板で構成してもよい。
【0047】
また、紙幣収納カセット2には、無線通信媒体26が取り付けられている。この無線通信媒体26は、紙幣収納カセット2を紙幣処理ユニット1本体に装着した状態であるときに、紙幣処理ユニット1本体側に設けたアンテナ17aによって形成される無線通信エリア内に位置する。無線通信部17は、アンテナ17aの無線通信エリア内に位置する無線通信媒体26と無線通信を行う。
【0048】
無線通信媒体26は、電磁結合により動作電源を取得し、動作する。図6は、無線通信媒体の主要部の構成を示す図である。無線通信媒体26は、アンテナ261と、電源部262と、制御部263と、無線通信部264と、を備えている。電源部262は、アンテナ261と、紙幣処理ユニット1のアンテナ17aとの電磁結合により、無線通信媒体26本体各部の動作電源を得る。
【0049】
制御部263は、無線通信媒体26本体各部の動作を制御する。また、制御部263は、紙幣処理ユニット1本体での使用にかかるデータ等を記憶するメモリ263aを有している。このメモリ263aが、この発明で言う記憶素子に相当する。メモリ263aに記憶する紙幣処理ユニット1本体での使用にかかるデータは、図7に示す紙幣収納データである。この紙幣収納データは、紙幣収納空間21に収納している紙幣の金種毎の枚数と、合計金額である。
【0050】
無線通信部264は、アンテナ261を用いて、紙幣収納カセット2の無線通信部17との間における無線通信を制御する。
【0051】
この無線通信媒体26は、公知の非接触式ICカードや、電池レス無線タグ等と同様の構成である。また、無線通信部264は、電源部262、制御部263、および無線通信部264がアンテナ261と一体的に構成されていなくてもよい。無線通信媒体26は、アンテナ261が、紙幣処理ユニット1本体側に設けたアンテナ17aによる無線通信エリア内に位置させることができ、電源部262がアンテナ17a、261の電磁結合によって、制御部263、および無線通信部264の動作電源を得られる構成であればよい。
【0052】
なお、ここでは、無線通信媒体26は、所謂電池レスタイプとしているが、電池を有するタイプであってもよい。
【0053】
次に、この例にかかる紙幣処理ユニット1の動作について説明する。
【0054】
まず、この紙幣処理ユニット1における紙幣処理について説明する。紙幣処理ユニット1は、紙幣収納カセット2を本体に装着した状態で運用される。利用者は、紙幣を1枚ずつ紙幣投入口12dから投入する。紙幣搬送部12は、紙幣投入口12dに投入された紙幣を、紙幣搬送路12aに沿って搬送する。紙幣識別部13は、紙幣搬送路12aに沿って搬送されている紙幣について、真偽や金種を識別する。紙幣識別部13で真券であること、または金種が識別できなかった紙幣は、紙幣搬送部12によって紙幣返却口12eに搬送され、利用者に返却される。
【0055】
紙幣搬送部12は、紙幣識別部13で、真券であること、およびその金種が識別できた紙幣を紙幣搬送路12aに沿って搬送する。紙幣搬送部12は、紙幣を紙幣搬送路12bに保留していなければ、紙幣識別部13で、真券であること、およびその金種が識別できた紙幣の後端が分岐点Aを過ぎると、紙幣の搬送方向を逆転させるとともに、分岐点Aに設けたフラッパを制御して、紙幣搬送路12bに搬送する。紙幣搬送部12は、紙幣全体が分岐点Aよりも紙幣搬送路12b側に達すると、紙幣搬送路12bにおける紙幣の搬送を停止する。これにより、紙幣処理ユニット1は、紙幣を紙幣搬送路12bに保留する。
【0056】
一方で、紙幣搬送部12は、紙幣識別部13で真券であること、およびその金種が識別できた紙幣を紙幣搬送路12aに沿って搬送している時点において、紙幣を紙幣搬送路12bに保留していれば、紙幣搬送路12bに保留している全ての紙幣を分岐点A側に搬送する。具体的には、紙幣搬送部12は、紙幣搬送路12bに保留していた紙幣の先端と、紙幣搬送路12aに沿って搬送している紙幣の先端と、が分岐点Aで重なるように搬送する。すなわち、紙幣搬送部12は、紙幣搬送路12bに保留していた紙幣と、紙幣識別部13で真券であること、およびその金種が識別できた紙幣を分岐点Aで重ね、紙幣返却口12e側に搬送する。紙幣搬送部12は、分岐点Aで重ねた紙幣の後端が分岐点Aを過ぎると、紙幣の搬送方向を逆転させるとともに、分岐点Aに設けたフラッパを制御して、紙幣搬送路12bに搬送する。紙幣搬送部12は、紙幣全体が分岐点Aよりも紙幣搬送路12b側に達すると、紙幣搬送路12bにおける紙幣の搬送を停止する。これにより、紙幣処理ユニット1は、紙幣を紙幣搬送路12bに保留する。また、上記の説明から明らかなように、紙幣搬送路12bでは、複数枚の紙幣を重ねた状態で保留する。
【0057】
また、紙幣処理ユニット1は、紙幣識別部13で、真券であること、およびその金種が識別できた紙幣(紙幣搬送路12bに保留している紙幣)について、金種毎の枚数を記憶する。
【0058】
紙幣処理ユニット1は、上位装置(この例では自動券売機)から発券中止、または発券完了が上位入出力部14に入力される。紙幣処理ユニット1は、上位装置から発券中止が上位入出力部14に入力されると、紙幣搬送路12bに保留している紙幣を紙幣返却口12eに搬送する。このとき、複数枚の紙幣を紙幣搬送路12bに重ねて保留していれば、この複数枚の紙幣を重ねた状態で紙幣返却口12eに搬送し、利用者に返却する。
【0059】
一方、紙幣処理ユニット1は、上位装置から発券完了が上位入出力部14に入力されると、紙幣搬送路12bに保留している紙幣を分岐点Bを経由して紙幣収納カセット2側に搬送する。このとき、複数枚の紙幣を紙幣搬送路12bに重ねて保留していれば、この複数枚の紙幣を重ねた状態で紙幣搬送路12cに沿って搬送する。
【0060】
次に、紙幣収納カセット2に搬送した紙幣を紙幣収納カセット2の紙幣収納空間21に収納する動作について説明する。紙幣搬送路12cに沿って搬送された紙幣は、紙幣進入口23から紙幣収納カセット2内に入る。このとき、押込部材25は、図5(A)に示す状態である。紙幣収納カセット2内に入った紙幣は、通過口221を通って、紙幣受け部22内に送られる。
【0061】
このとき、紙幣処理ユニット1は、羽根車24を回転させている。紙幣受け部22内に送っている紙幣の後端は、羽根車24によって紙幣受け部22側に押し出される。したがって、紙幣進入口23を通過して紙幣収納カセット2内に進入した紙幣を、ほぼ確実に紙幣受け部22内に収納できる。
【0062】
また、紙幣受け部22は、通過口221が対向する側の形状を壁面222にしているので、羽根車24によって紙幣受け部22側に押し出された紙幣は、壁面222側に位置する端部が、壁面222に当たって、紙幣受け部22に積み重なる。したがって、紙幣受け部22内に送った紙幣は、紙幣搬送方向のばらつきを抑え、この紙幣受け部22内に積み重ねることができる。
【0063】
紙幣処理ユニット1は、紙幣受け部22内への紙幣の送りが完了すると、紙幣押込部15が押込部材25を図5(B)に示す状態に移行させ、紙幣受け部22内の紙幣を紙幣収納空間21に収納する。紙幣処理ユニット1の紙幣押込部15は、紙幣押込部15を図5(A)に示す状態から、図5(B)に示す状態に移行させ、その後、図5(A)に示す状態に戻す。紙幣受け部22内の紙幣は、屈曲して開口面223を通過し、紙幣収納空間21に入る。
【0064】
これにより、利用者が紙幣投入口12dに投入した紙幣は、紙幣収納空間21の底板211の上に堆積する。
【0065】
また、紙幣処理ユニット1は、上述したように、紙幣識別部13で各紙幣の真偽や金種を識別しているので、今回紙幣収納空間21に収納した紙幣について、金種毎の枚数を得ている。紙幣処理ユニット1は、無線通信部17が、紙幣収納カセット2の無線通信媒体26に対して、今回紙幣収納空間21に収納した紙幣について、金種毎の枚数を無線で送信する。
【0066】
無線通信媒体26は、制御部263のメモリ263aに記憶している紙幣収納データを更新する。具体的には、無線通信媒体26は、紙幣処理ユニット1の無線通信部17から送信されてきた、今回紙幣収納空間21に収納した紙幣にかかる金種毎の枚数に基づき、メモリ263aに記憶している紙幣収納データを更新する。具体的には、今回紙幣収納空間21に収納した紙幣にかかる金種毎の枚数に基づき、紙幣収納データにかかる金種毎の枚数、および合計金額を更新する。これにより、紙幣収納カセット2の無線通信媒体26のメモリ263aにおいて、紙幣収納空間21に収納している紙幣の金種毎の枚数、および合計金額を管理することができる。
【0067】
また、紙幣処理ユニット1は、満状態検知部16が紙幣収納空間21が堆積している紙幣で一杯になった満状態になったことを検知すると、上位入出力部14からその旨を上位装置に通知する、上位装置は、この通知にしたがって、紙幣収納カセット2の交換を促すメッセージの出力や、上位装置本体の運用(券売処理)の停止等を行う。
【0068】
紙幣収納空間21に収納している紙幣の枚数が増加するにつれて、底板211が下方に下がる。この底板211とともに、プリズム213も下方に下がる。そして、このプリズム213が開口部214、2aに対向する位置に達すると、光学センサ16aがプリズム213で反射された反射光を検知する。満状態検知部16は、光学センサ16aが反射光を検知すると、紙幣収納空間21が堆積している紙幣で一杯になった満状態であると判断する。
【0069】
上述したように、ここで言う満状態とは、紙幣収納空間21に収納している紙幣の収納量が、紙幣収納空間21における紙幣の最大収納量の8〜9割程度を超える状態であり、紙幣収納空間21に対して若干の紙幣を追加収納できる状態も含む。すなわち、ここで言う満状態とは、紙幣収納空間21に対して紙幣を追加収納できない状態のみを指しているわけではない。
【0070】
なお、プリズム213は、開口部214、2aに対向する位置に配置しておき、底板211によって開口部214、2aに対向する位置から下方に押し下げられる構成としてもよい。この場合、満状態検知部16は、光学センサ16aが反射光を検知しない状態になると、紙幣収納空間21に堆積している紙幣で一杯になった満状態になったと判断する。
【0071】
また、上記の例では、紙幣収納空間21における紙幣の最大収納量の8〜9割程度を超える状態を光学センサ16aで検出するとしたが、例えば底板211が変位する方向に、複数の光学センサを並べ、紙幣収納空間21における紙幣の最大収納量の6〜7割程度を超える状態を追加的に検出できる構成としてもよいし、紙幣収納空間21に対して紙幣を追加収納できない状態を追加的に検出できる構成としてもよい。底板211が変位する方向に並べる光学センサの個数や、各光学センサが検出する底板211の位置(紙幣収納空間21における紙幣の最大収納量に対する、実際に収納している紙幣量の割合)については、紙幣処理ユニット1の運用に応じて定めればよい。
【0072】
このように、この例にかかる紙幣処理ユニット1は、本体に装着する紙幣収納カセット2を有接点で接続しないので、接点の劣化にともなう運用コストの増大や、運用効率の低下をまねくことがない。すなわち、運用コストを低減できるとともに、運用効率の向上を図ることができる、
また、紙幣受け部22に紙幣を投入する羽根車24の回転駆動、紙幣受け部22に入っている紙幣を紙幣収納空間に押し込む押込部材25の駆動、紙幣収納空間21の満状態を検知する光学センサ16aの駆動を、紙幣処理ユニット1本体側で行う構成であるので、紙幣収納カセット2側にバッテリ等を設ける必要がない。このため、紙幣収納カセット2が大型化することもない。
【0073】
さらに、紙幣処理ユニット1と、紙幣収納カセット2と、を接点で接続しないので、従来のように、紙幣処理ユニット1本体に対する紙幣収納カセット2の着脱方向が、接点の接続にかかる方向(コネクタの接続方向)に制限されない。したがって、紙幣処理ユニット1本体の設計の自由度をあげることができる。例えば、紙幣処理ユニット1本体に対する、紙幣収納カセット2の装着方向を左右方向や正面方向にできる。
【0074】
なお、紙幣処理ユニット1本体からの紙幣収納カセット2の取り外し方向は、装着方向の反対方向である。
【符号の説明】
【0075】
1…紙幣処理ユニット
2…紙幣収納カセット
2a…開口部
11…制御部
12…紙幣搬送部
12a…紙幣搬送路
12b…紙幣搬送路
12c…紙幣搬送路
12d…紙幣投入口
12e…紙幣返却口
13…紙幣識別部
14…上位入出力部
15…紙幣押込部
15a…押込棒
16…満状態検知部
16a…光学センサ
17…無線通信部
17a…アンテナ
21…紙幣収納空間
22…紙幣受け部
23…紙幣進入口
24…羽根車
25…押込部材
26…無線通信媒体
211…底板
212…バネ
213…プリズム
214…開口部
221…通過口
222…壁面
223…開口面
261…アンテナ
262…電源部
263…制御部
263a…メモリ
264…無線通信部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7