特開2015-228133(P2015-228133A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特開2015-228133情報処理装置、情報処理システム、制御方法、及びプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-228133(P2015-228133A)
(43)【公開日】2015年12月17日
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム、制御方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20151120BHJP
   B41F 33/02 20060101ALI20151120BHJP
   B41F 33/00 20060101ALI20151120BHJP
   H04N 1/387 20060101ALI20151120BHJP
【FI】
   G06F3/12 M
   G06F3/12 K
   B41F33/02 C
   B41F33/00 S
   H04N1/387
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2014-113496(P2014-113496)
(22)【出願日】2014年5月30日
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.コンパクトフラッシュ
(71)【出願人】
【識別番号】390002761
【氏名又は名称】キヤノンマーケティングジャパン株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】592135203
【氏名又は名称】キヤノンITソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100189751
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 友輔
(74)【代理人】
【識別番号】100188938
【弁理士】
【氏名又は名称】榛葉 加奈子
(72)【発明者】
【氏名】吉持 敦史
(72)【発明者】
【氏名】西田 大
【テーマコード(参考)】
2C250
5C076
【Fターム(参考)】
2C250EA11
2C250EA13
2C250EA15
5C076AA17
5C076AA19
5C076BA06
(57)【要約】
【課題】複数のサイズから構成される印刷注文に対しても、効率的な付合せを行うことで、ユーザの作業負荷を軽減することを目的とする。
【解決手段】複数の印刷注文に含まれる印刷物のサイズが、近しい(例えば、B列)ものであり、かつ、付合せを行う上で効率的に行えるサイズに対して、基準サイズに丁付を行うことで丁付数を算出し、この算出した値と、印刷物を印刷出力するための記録媒体に対する基準サイズの丁付数を算出して得られた値と、を用いて、印刷に要する当該記録媒体の枚数を算出する。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷物を付合せて記録媒体へ印刷を行うための印刷レイアウトを作成する情報処理装置であって、
複数の印刷注文のそれぞれに含まれる印刷物のサイズを取得する印刷物サイズ取得手段と、
基準サイズに対して、印刷物サイズ取得手段によって取得した印刷物のサイズを丁付する数を算出する丁付数算出手段と、
前記丁付数算出手段によって算出した丁付数及び前記基準サイズを用いて、印刷出力を行う記録媒体のサイズに対して、丁付けを行うことで、当該記録媒体の枚数を算出する枚数算出手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
印刷物を付合せて記録媒体へ印刷を行うための印刷レイアウトを作成する情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置は、
複数の印刷注文のそれぞれに含まれる印刷物のサイズを取得する印刷物サイズ取得ステップと、
基準サイズに対して、印刷物サイズ取得ステップによって取得した印刷物のサイズを丁付する数を算出する丁付数算出ステップと、
前記丁付数算出ステップによって算出した丁付数及び前記基準サイズを用いて、印刷出力を行う記録媒体のサイズに対して、丁付けを行うことで、当該記録媒体の枚数を算出する枚数算出ステップと、
を実行することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項3】
印刷物を付合せて記録媒体へ印刷を行うための印刷レイアウトを作成する情報処理装置で読取実行可能なプログラムあって、
前記情報処理装置を、
複数の印刷注文のそれぞれに含まれる印刷物のサイズを取得する印刷物サイズ取得手段と、
基準サイズに対して、印刷物サイズ取得手段によって取得した印刷物のサイズを丁付する数を算出する丁付数算出手段と、
前記丁付数算出手段によって算出した丁付数及び前記基準サイズを用いて、印刷出力を行う記録媒体のサイズに対して、丁付けを行うことで、当該記録媒体の枚数を算出する枚数算出手段と、
して機能させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷用紙に対して複数の印刷出力物を付合せる方法に関する。
【背景技術】
【0002】
商業印刷では、顧客からの印刷注文(ポスター、カタログ、チラシ、パンフレットなど)に対し、オフセット印刷機などで大量印刷し、裁断等の加工を経て製品(印刷物)を出荷する。
【0003】
印刷機の一種である枚葉印刷機の場合、通常、大判の印刷用紙(A全等)に対して印刷注文を多面付けした版面を作成し、印刷する。
【0004】
その際、同じ印刷注文を多面付けすると印刷注文数分の版面が必要となるため、版面設計の手間とコストがかかる。
【0005】
そのため、近年、複数の印刷注文を同一の版面に付合せる異種多面付けが着目されている。
【0006】
そこで、特許文献1には、複数の原稿の印刷物を多面付けして印刷する場合に、製造コストを最小にするための付合せ方法および付合せシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2012−257082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、印刷物の種類数と丁付数の全組合せの場合について場合分けを行い、各場合について全ての印刷物に対してステ数(余剰印刷)を算出し、小さいステ数から順番に印刷物のステ数を合算して合計ステ数を算出してメリットを定義し、メリット最大となる組合せを選択する方法が開示されている。
【0009】
一方、通常の付合せの局面では、さまざまサイズの印刷物を多数の丁付数で付合せを行うことが一般的である。
【0010】
しかしながら、特許文献1の方法では、印刷物のサイズ数や丁付数が多くなるにつれ、指数関数的に組合せの数が増えるため、実用規模の問題に対して実用的な時間で列挙することができない。
【0011】
このように、規模の増大に対して組合せ数が飛躍的に増加することを俗に組合せ爆発と呼び、いかに組合せ爆発を起こさないように好適な組合せを発見するかが大きな課題となる。
【0012】
本発明の目的は、複数のサイズから構成される印刷注文に対しても、効率的な付合せを行うことで、ユーザの作業負荷を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するための第1の発明は、印刷物を付合せて記録媒体へ印刷を行うための印刷レイアウトを作成する情報処理装置であって、複数の印刷注文のそれぞれに含まれる印刷物のサイズを取得する印刷物サイズ取得手段と、基準サイズに対して、印刷物サイズ取得手段によって取得した印刷物のサイズを丁付する数を算出する丁付数算出手段と、前記丁付数算出手段によって算出した丁付数及び前記基準サイズを用いて、印刷出力を行う記録媒体のサイズに対して、丁付けを行うことで、当該記録媒体の枚数を算出する枚数算出手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
上記課題を解決するための第2の発明は、印刷物を付合せて記録媒体へ印刷を行うための印刷レイアウトを作成する情報処理装置の制御方法であって、前記情報処理装置は、複数の印刷注文のそれぞれに含まれる印刷物のサイズを取得する印刷物サイズ取得ステップと、基準サイズに対して、印刷物サイズ取得ステップによって取得した印刷物のサイズを丁付する数を算出する丁付数算出ステップと、前記丁付数算出ステップによって算出した丁付数及び前記基準サイズを用いて、印刷出力を行う記録媒体のサイズに対して、丁付けを行うことで、当該記録媒体の枚数を算出する枚数算出ステップと、を実行することを特徴とする。
【0015】
上記課題を解決するための第3の発明は、印刷物を付合せて記録媒体へ印刷を行うための印刷レイアウトを作成する情報処理装置で読取実行可能なプログラムあって、前記情報処理装置を、複数の印刷注文のそれぞれに含まれる印刷物のサイズを取得する印刷物サイズ取得手段と、基準サイズに対して、印刷物サイズ取得手段によって取得した印刷物のサイズを丁付する数を算出する丁付数算出手段と、前記丁付数算出手段によって算出した丁付数及び前記基準サイズを用いて、印刷出力を行う記録媒体のサイズに対して、丁付けを行うことで、当該記録媒体の枚数を算出する枚数算出手段と、して機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、複数のサイズから構成される印刷注文に対しても、付合せを効率的に行うことが可能な用紙サイズ毎に、当該用紙サイズを基準サイズに換算してから付合せを行うことで自動付合せが行いやすくなるため、ユーザの作業負荷を軽減することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施形態に係る付合せ計画作成システムの構成の一例を示すシステム構成図である。
図2】本発明の実施形態に係るクライアント装置、管理サーバに適用可能な情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】本発明の実施形態に係る管理サーバの機能構成の一例を示す図である。
図4】本発明の実施形態における付合せ計画作成システムにおける付合せ計画作成処理の概要を示すフローチャートである。
図5】本発明の実施形態における初期計画作成処理の詳細を示すフローチャートである。
図6】本発明の実施形態における特殊パターンレイアウト生成処理の詳細を示すフローチャートである。
図7】本発明の実施形態における印刷注文丁付数リスト(特殊)作成処理の詳細を示すフローチャートである 。
図8】本発明の実施形態における通常パターンによるレイアウト生成処理の詳細を示すフローチャートである。
図9】本発明の実施形態における印刷注文丁付数リスト作成処理の詳細を示すフローチャートである。
図10】本発明の実施形態における計画改善処理の詳細を示すフローチャートである。
図11】本発明の実施形態におけるレイアウト統合処理の詳細を示すフローチャートである。
図12】本発明の実施形態における丁付数印刷数量算出処理の詳細を示すフローチャートである。
図13】本発明の実施形態における印刷注文移動処理の詳細を示すフローチャートである。
図14】本発明の実施形態における印刷注文入替処理の詳細を示すフローチャートである。
図15】本発明の実施形態における印刷注文データテーブルのデータ構成の一例を示す図である。
図16】本発明の実施形態における用紙データテーブルのデータ構成の一例を示す図である。
図17】本発明の実施形態における付合せ条件テーブルのデータ構成の一例を示す図である。
図18】本発明の実施形態における通常パターンによるレイアウト作成処理を説明するための、印刷注文テーブルを示す図である。
図19】本発明の実施形態における通常パターンによるレイアウト作成処理を説明するための、印刷注文テーブル(修正サイズ追記後)を示す図である。
図20】本発明の実施形態における通常パターンによるレイアウト作成処理を説明するための、印刷注文丁付数列挙結果を示す図である。
図21】本発明の実施形態における通常パターンによるレイアウト作成処理を説明するための、途中経過を示す図である。
図22】本発明の実施形態における通常パターンによるレイアウト作成処理を説明するための、最終結果を示す図である。
図23】本発明の実施形態におけるA全サイズの用紙にB5,9丁付けを行った図である。
図24】本発明の実施形態における特殊パターンによるレイアウト作成処理を説明するための、印刷注文テーブルを示す図である。
図25】本発明の実施形態における特殊パターンによるレイアウト作成処理を説明するための、印刷注文テーブル(修正サイズ追記後)を示す図である。
図26】本発明の実施形態における特殊パターンによるレイアウト作成処理を説明するための印刷注文丁付数列挙結果を示す図である。
図27】本発明の実施形態における特殊パターンによるレイアウト作成処理を説明するための、特殊パターン生成結果を示す図である。
図28】本発明の実施形態における特殊パターン生成後の残印刷注文に対して、修正サイズ、丁付単位の算出を行った結果を示す図である。
図29】本発明の実施形態におけるレイアウト統合処理を説明するための、評価方法、印刷注文データ、統合前レイアウトを示す図である。
図30】本発明の実施形態におけるレイアウト統合処理を説明するための、統合前レイアウトの印刷注文配置を示す図である。
図31】本発明の実施形態における丁付数印刷数量算出処理を説明するための、統合後レイアウトを示す図である。
図32】本発明の実施形態における丁付数印刷数量算出処理を説明するための、本処理が1回終了した後の統合後レイアウトを示す図である。
図33】本発明の実施形態における丁付数印刷数量算出処理を説明するための、終了条件充足後の統合後レイアウトを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態の一例を説明する。
【0019】
図1は、本発明における付合せ計画作成システム(情報処理システム)のシステム構成の一例を示す図である。
【0020】
図1に示す、管理サーバ103は、本発明の情報処理装置として機能する装置であり、クライアント装置101、102からの付合せ計画作成指示を受け付けると、後述する付合せ計画作成処理を行う。
【0021】
クライアント装置101、102は、管理サーバ103に対して、付合せ計画作成指示を行うためにユーザが用いる端末装置である。
【0022】
管理サーバ103は、管理サーバ103とクライアント装置101、102を相互に通信可能に接続するLAN(Local Area Network)等のネットワーク104である。
【0023】
次に、図2を参照して、図1の管理サーバ103に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例を説明する。
【0024】
CPU201は、システムバス204に接続される後述の各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
【0025】
また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0026】
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0027】
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。
【0028】
ビデオコントローラ(VC)206は、ディスプレイ装置210等の表示装置への表示を制御する。
【0029】
ディスプレイ装置210は、例えばCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等である。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。本発明には直接関係があるものではない。
【0030】
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピーディスク(登録商標 FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュメモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0031】
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
【0032】
なお、CPU201は、例えば、RAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置210上での表示を可能とし、また、CPU201は、ディスプレイ装置210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0033】
本発明の管理サーバ103の各種処理を実行するために用いられるプログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
【0034】
さらに、本発明に係わるプログラムが用いる定義ファイルや各種情報テーブルは外部メモリ211に格納されている。以上が、管理サーバ103に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例の説明である。
図3は、管理サーバ103の機能構成の一例を示す模式図である。
【0035】
図3に示すように、管理サーバ103は、データ管理部301、条件取得部302、付合せ計画立案部303、及び計画出力部304を備えている。
【0036】
データ管理部301は、付合せ計画立案に必要となるデータである、印刷注文データ、用紙データ、付合せ条件データをそれぞれ管理するためのデータテーブルである印刷注文テーブル、用紙テーブル、付合せ条件テーブル、及び後述する付合せ計画立案部303により立案された付合せ計画を記録する付合せ結果テーブルを管理する機能部である。これらデータテーブルの構成については、後述することにする。
【0037】
条件取得部302は、付合せ計画立案に必要となるデータ管理部301で管理されている各種データを取得する機能部である。
【0038】
付合せ計画立案部303は、条件取得部302がデータ管理部301より取得した各種のデータに従って、印刷注文テーブルで管理されている印刷注文を付合せるための付合せ計画を立案する機能部である。
【0039】
計画出力部304は、付合せ計画立案部303により立案された付合せ計画の、付合せ計画テーブルへの登録、付合せ計画をディスプレイ装置210に表示するための制御を行う機能部である。
【0040】
尚、本発明において実行される機能、つまり、処理に関しての詳細は、後述するフローチャートを用いて説明する。
【0041】
次に、図15を参照して図3に示す印刷注文テーブルのデータ構成について説明する。
【0042】
図15は、図3の印刷注文テーブルのデータ構成の一例を示す図である。図15に示すように、印刷注文テーブルは、印刷注文ID、用紙種別、サイズ、長辺、短辺、及び注文数量というデータ項目を含んで構成されている。
【0043】
印刷注文IDは、印刷注文を一意に識別するためのIDであり、用紙種別は、付合せ計画を行う際の分類(カテゴリ)に相当し、紙種(マットコート紙、コート紙、上質紙など)と連量(紙の厚さを表す単位)などにて規定されるのが通常である。
【0044】
また、サイズは、印刷注文のサイズを示し、多くの印刷注文のサイズは規格サイズ(A列、B列等)であるが、一部規格外のサイズも存在する。長辺、短辺は、当該サイズの用紙の長さに該当する。
【0045】
注文数量は、印刷注文に対して、注文を受けた当該サイズを有する用紙の枚数に該当する。
【0046】
次に、図16を参照して図3の用紙テーブルのデータ構成について説明する。図16は、図3の用紙テーブルのデータ構成の一例を示す図である。
【0047】
図16に示すように、用紙テーブルは、用紙を一意に識別するためのIDを示す用紙ID、用紙種別、サイズ、長辺、及び短辺というデータ項目を有して構成されている。
【0048】
尚、用紙ID以外は、印刷注文テーブルが備えたデータ項目と同じものであるため、説明は省略する。
【0049】
次に、図17を参照して図3の付合せ条件テーブルのデータ構成について説明する。
【0050】
図17は、図3の付合せ条件テーブルのデータ構成の一例を示す図であり、図17に示すように、付合せ条件テーブルは、最小印刷注文面積比、レイアウト単価、及び印刷単価を有して構成されている。
【0051】
尚、各テーブルを構成するデータ項目は、あくまでも、1例に過ぎず、必要に応じて、データ項目を追加、削除しても良いことは言うまでもない。
【0052】
次に、図4を参照して、管理サーバ103のCPU201によって行われる付合せ計画作成処理の概要について説明する。
【0053】
この処理をCPU201に行わせるためのコンピュータプログラムは、外部メモリ211に記憶されており、必要に応じてCPU201は当該コンピュータプログラムをRAM203にロードし、ロードしたコンピュータプログラムによる制御に従って、本処理を行うことになる。
【0054】
まず、ステップS101では、CPU201は、データ管理部301で管理している付合せ計画に用いる各種データを取得する。
【0055】
ここで取得するデータは、印刷注文テーブルに記憶されている印刷注文データ、用紙テーブルに記憶されている用紙データ、及び付合せ条件テーブルに記憶されている付合せ条件データである。
【0056】
そして、その後、ステップS102では、ステップS101で取得した印刷注文データに含まれる用紙種別ごとに、印刷注文のカテゴリ分類を行う。
【0057】
ステップS102の印刷注文のカテゴリ分類が終了後、全てのカテゴリに対して、初期計画作成(ステップS104)、計画改善(ステップS105)を反復実行する(ステップS103)。
【0058】
ステップS104における初期計画作成処理の詳細については、図5を参照して後述し、また、ステップS105における計画改善処理の詳細については、図10を参照して後述する。
【0059】
全てのカテゴリに対して反復実行が終了後(ステップS106)、ステップS107では、付合せ計画データを出力する。
【0060】
このステップS107では、作成した付合せ計画データをクライアント装置102に対して出力(送信)する。
【0061】
そして、付合せ計画データを受信したクライアント装置102は付合せ計画データをディスプレイ装置210に表示し、ユーザからの登録指示の入力を受け付けると、管理サーバ103に対して付合せ計画データの登録要求を送信する。
【0062】
そして、クライアント装置102から付合せ計画データの登録要求を受信すると、管理サーバ103のCPU201は、ステップS102からステップS106で作成した付合せ計画データを付合せ結果テーブルに記憶する。
【0063】
尚、クライアント装置102で付合せ計画データに変更が加えられた場合には、変更後の付合せ計画データを付合せ結果テーブルに記憶することになる。
以上が、図4の付合せ計画作成処理の説明である。
【0064】
次に、図5を参照して、図4のステップS104の初期計画作成処理の詳細について説明する。この処理をCPU201に行わせるためのコンピュータプログラムは、外部メモリ211に記憶されており、必要に応じてCPU201は当該コンピュータプログラムをRAM203にロードし、ロードしたコンピュータプログラムによる制御に従って、本処理を行うことになる。
【0065】
初期計画生成処理において、ステップS201では、CPU201は、まず、特殊パターンによるレイアウト作成を行う。
【0066】
ここで、特殊パターンとは、通常パターン(すなわち汎用的な方法)では実現できない高効率の付合せを実現するための方法であり、そのため、通常パターンに先だって実行する。特殊パターンによるレイアウト作成の詳細については、図6を参照して後述する。
次に、ステップS102では、通常パターンによるレイアウト生成を行う。
【0067】
本実施例では、通常パターンによるレイアウト生成として、A全サイズ(A1サイズよりやや大きいサイズ)の用紙に対して、印刷注文のサイズをA判換算してレイアウト生成していく手法を示す。通常パターンによるレイアウト作成の詳細については、図7を参照して後述する。尚、通常パターンとは、本発明における基本的な考え方を述べているに過ぎず、この基本的な考え方に対峙して、特殊パターンによるレイアウト作成を行う。
以上が、図5の初期計画作成処理の説明である。
【0068】
次に、図6を参照して、図5のステップS201の特殊パターンによるレイアウト作成処理の詳細について説明する。
【0069】
この処理をCPU201に行わせるためのコンピュータプログラムは、外部メモリ211に記憶されており、必要に応じてCPU201は当該コンピュータプログラムをRAM203にロードし、ロードしたコンピュータプログラムによる制御に従って、本処理を行うことになる。
尚、実施例では特殊パターンとして、“B5、9丁付け”を例として説明する。
【0070】
後述する通常パターンによるレイアウト生成処理にてA全サイズの用紙にB5サイズの印刷注文を配置した場合、各印刷注文がA4判に換算されるため、8丁しか付合せできない。
【0071】
一方、図23に示すように配置すると、9丁付けすることが可能である。この高効率のレイアウトを“B5、9丁付け”と呼び、特殊パターンによるレイアウト生成処理にて先取り生成する。
【0072】
特殊パターンによるレイアウト作成処理において、ステップS301では、CPU201は、まず、印刷注文丁付数リスト作成(特殊)を行う。
【0073】
印刷注文丁付数リスト作成(特殊)の詳細については、図7のフローチャート、および、図24の印刷注文テーブルを参照して説明する。尚、図24は、特殊パターンによるレイアウト作成処理を説明するための、印刷注文テーブルを示す図である。
【0074】
図7に示す印刷注文丁付数リスト作成(特殊)処理において、ステップS401では、CPU201は、まず、全ての未付合せの印刷注文に対して、ステップS402からステップS408までの処理を反復実行する。
【0075】
ステップS402では、CPU201は、印刷注文のサイズがB列のいずれかと等しいかを判定し、YESと判定した場合、ステップS403では、CPU201は、丁付単位を1枚、修正サイズはサイズが等しいB判とし、ステップS404では、修正サイズから、換算面積(基準となるB判何枚分か)を算出する。
【0076】
次に、CPU201は、全ての取りうる丁付数に対して(ステップS405)、ステップS406及びステップS407の処理を反復実行する。
【0077】
ステップS406では、有効印刷数量を、注文数量を丁付数で除算することで算出し、ステップS407では、印刷注文丁付数リストに追加する。
【0078】
ここで、取りうる丁付数とは、「丁付単位の倍数」、かつ「丁付数に修正サイズを乗じた値が、用紙サイズを超えない数」である。
【0079】
つまり、丁付単位とは、修正サイズで必要とする元サイズの数量を示しており、例えば、注文サイズが、297×210(A4サイズ)であれば、丁付単位は、1枚となり、換算面積が、A5サイズであれば、2枚であり、また、注文サイズが、297×70(A4サイズの1/3)であれば、丁付単位は、3枚となり、換算面積が、A5サイズであれば、2/3枚となる。
【0080】
また、用紙サイズがA全、修正サイズがA5、丁付単位が1の場合は、1〜16の整数値となる。
【0081】
また、有効印刷数量とは、印刷注文をある丁付数で付合せた時に必要となる印刷枚数を示す。
【0082】
次に、ステップS410では、CPU201は、印刷注文丁付数リストを有効印刷数量の降順にソートする。
【0083】
なお、図25の印刷注文データに対し印刷注文丁付数を列挙した結果を、図26に示す。
【0084】
図26に示す結果は、1枚のA全の用紙に対する丁付けを行った結果を示しており、修正サイズを満たすために必要とする基準サイズの個数(面積(B5換算))に、丁付けした数(丁付数)を乗算して得られた値(面積×丁付数)を用いることで、1枚のA全の用紙に収まるような丁付け可能なパターンが登録されている。
【0085】
尚、このB5サイズとは、本実施形態における特殊パターンによるレイアウトの作成処理において、基準サイズとして予め設定登録されたものである。
【0086】
以上が、図7図6に示すステップS301)の印刷注文丁付数リスト(特殊)作成処理の説明である。
【0087】
次に、図6において、CPU201は、印刷注文丁付数リストが空になるまで(図7のステップS302)、ステップS303〜ステップS307を反復実行する。
【0088】
尚、一連の処理は、図8のステップS502〜ステップS508と同様のため説明は後述する。
【0089】
尚、図26に示す印刷注文丁付数リストにおいて、全ての特殊パターンのレイアウトが確定後の結果を図27に示す。
以上が、図6に示す特殊パターンによるレイアウト生成処理の説明である。
【0090】
次に、図8を参照して、図5のステップS202の通常パターンによるレイアウト作成処理の詳細について説明する。
【0091】
この処理をCPU201に行わせるためのコンピュータプログラムは、外部メモリ211に記憶されており、必要に応じてCPU201は当該コンピュータプログラムをRAM203にロードし、ロードしたコンピュータプログラムによる制御に従って、本処理を行うことになる。
【0092】
通常パターンによるレイアウト作成処理において、ステップS501では、CPU201は、まず印刷注文丁付数リスト作成を行う。
【0093】
印刷注文丁付数リストは、全ての残印刷注文に対して、取りうる全ての丁付数を列挙したリストであり、通常パターンによるレイアウト作成のための基礎情報として利用する。
【0094】
尚、特殊パターンのレイアウト作成時には、対象となる印刷注文をB判と絞り込んだ処理を行っており、補正が不要となるため、このような処理は、行わない。
【0095】
また、ここで、印刷注文丁付数リスト作成の詳細について、図9のフローチャート、及び、図18に示すテーブルを参照して説明する。
【0096】
尚、図18は、通常パターンによるレイアウト作成処理を説明するための、印刷注文テーブルを示す図である。
【0097】
印刷注文丁付数リスト作成処理において、CPU201は、全ての未付合せ印刷注文に対して(ステップS601)、ステップS602からステップS614までの処理を反復実行する。
【0098】
ステップS602では、修正サイズを算出し丁付単位を1枚とする。修正サイズは、印刷注文のサイズをカバーする最小のA判であり、印刷注文の長辺≦A判の長辺、かつ印刷注文の短辺≦A判の短辺となる最小のA判サイズにて算出する。
【0099】
ここで、このような条件を定めた理由としては、各印刷注文を最小のA判サイズに換算し、当該最小のA判サイズを用いて、丁付けを行うためのものである。
【0100】
次に、ステップS603では、修正サイズと印刷注文の面積比が付合せ条件データの最小印刷注文面積比以下であるかを判定する。
【0101】
ステップS603において、YESと判定した場合(即ちA判サイズと大きくサイズが異なる場合)、CPU201は、ステップS604に進め、印刷注文の短辺×n ≦ 選択したA判サイズ(nは2以上)であるかを判定する。
【0102】
ここで記載したnについては、n=2から順にnを1つずつ増加させながら上記条件を判定し、判定が、NOとなる直前のnとする。
【0103】
ステップS604において、YESと判定した場合、ステップS605では、CPU201は、丁付単位をn枚、修正サイズを1/n枚分とする。
【0104】
修正サイズを1/n枚分とする例としては、注文サイズが297×70、つまり、A4サイズ(297×210×1/3)のようなケースが想定される。
【0105】
ステップS603〜S604は、印刷注文が長辺方向に細長く、A判に対して短辺方向に2丁以上配置可能なケースに対応している。(図28の印刷注文ID105を参照のこと)。
【0106】
次に、ステップS606では、修正サイズと印刷注文の面積比が付合せ条件データの最小印刷注文面積比以下であるかを判定する。
【0107】
ステップS606において、YESと判断した場合、CPU201は、ステップS607に進め、印刷注文の短辺×m≦A判の長辺(mは2以上)、かつ印刷注文の長辺≦A判の短辺となる最小のA判サイズを修正サイズ(仮)とし、ステップS608では、修正サイズ(仮)と印刷注文×mの面積比が付合せ条件データの最小印刷注文面積比以下であるかを判定する。
【0108】
ここで記載したmについては、m=2から順にmを1つずつ増加させながら上記条件を判定し、判定が、NOとなる直前のmとする。
【0109】
ステップS608において、YESと判断した場合、CPU201は、ステップS609に進め、丁付単位を1枚、修正サイズを修正サイズ(仮)m枚分とする。
【0110】
なお、ステップS607〜S608は、印刷注文が、短辺方向に複数丁並べると別のA判とほぼ同じサイズとなるようなケースに対応している。(図28の印刷注文ID108を参照のこと)。
【0111】
次に、ステップS610では、修正サイズから、換算面積(基準となるA判何枚分か)を算出する。例えば、基準となるA判がA5、修正サイズがA3の場合は、換算面積は4となる。つまり、A3を印刷するには、A5が4つの面積を要する。
【0112】
次に、CPU201は、全ての取りうる丁付数に対して(ステップS611)、ステップS612及びステップS613の処理を反復実行する。
【0113】
ステップS612では、有効印刷数量を、注文数量を丁付数で除算して算出し、ステップS613では、印刷注文丁付数リストに追加する。
【0114】
ここで、取りうる丁付数とは、丁付単位の倍数かつ丁付数×修正サイズが用紙サイズを超えない数である。
【0115】
例えば、用紙サイズがA全、修正サイズがA5、丁付単位が1の場合は、1〜16の整数値となる。また、有効印刷数量とは、印刷注文をある丁付数で付合せた時に必要となる印刷枚数を示す。
【0116】
次に、ステップS616では、CPU201は、印刷注文丁付数リストを有効印刷数量の降順にソートする。
【0117】
尚、図19の印刷注文データに対し印刷注文丁付数を列挙した結果を、図20に示す。
【0118】
図19図20に示されるように、サイズが規格外のデータが処理の対象となっているが、一般的に、B判に近い、規格外のサイズが極めて少ないこともあり、特殊パターンで処理を行ったとしても、非効率となりうる事から、通常パターンのレイアウト作成の処理を行っている。
【0119】
以上が、図9図8のステップS501)の印刷注文丁付数リスト作成処理の説明である。
【0120】
次に、CPU201は印刷注文丁付数リストが空になるまで(図8のステップS502)、ステップS503からステップS507までの処理を反復実行する。一連の処理を図20の印刷注文丁付数リストに従って説明する。
【0121】
ステップS503では、印刷注文丁付数リストの先頭の印刷注文丁付数を選択し(以降、キーと呼称する)、初期レイアウトとする。図20ではNo1の行に相当する。
【0122】
次にステップS504では、印刷注文丁付数リストのキー以降の印刷注文丁付数から順に、付合せ可能な印刷注文丁付数を選択し可能な限り初期レイアウトに付合せる。
【0123】
ここで、付合せ可能な印刷注文丁付数の選択は、換算面積の累計が用紙の換算面積以下、キーとの有効印刷数量差が一定以内(例:10%以内)などの条件により判断する。
【0124】
尚、図20には項目として記載していないが、納期が遅い印刷注文の累積付合せ数量上限などを選択条件に追加することにより、直近注文の多寡に応じた付合せ計画を立案することも可能である。
【0125】
次に、ステップS505では、付合せ後のレイアウトが制約を満たしているかを判定する。この制約判定は、換算面積の累計が用紙の換算面積の一定割合以上(例:90%以上)か、など、主に付合せ結果の効率性に基づき行う。
【0126】
ステップS505において、YESと判断した場合、CPU201は、ステップS506に進め、レイアウトを確定し印刷注文丁付数リストからレイアウトに使用した印刷注文を削除する。
【0127】
ステップS505において、NOと判断した場合、CPU201は、ステップS507に進め、キーを印刷注文丁付数リストから削除する。
【0128】
図20の印刷注文丁付数リストにおいて、はじめてレイアウトが確定(ステップS505においてYES)するまでの途中経過(ステップS503からステップS507の反復の各回の結果)を図21に示す。尚、図21は、図20の各データ項目に対して、反復の結果を付加したものである。
【0129】
反復の1回目では、No1の印刷注文丁付数をキー(Key)とし、No2の印刷注文丁付数は、キーとの有効印刷数量差が大きい(45000−22500)/2=50%のため、付合せ不可となる。また、以降の印刷注文丁付数も付合せができない。
【0130】
よって、換算面積の累計は、No1の1枚のみで90%以上とならないため、レイアウトを棄却し(図中の×)、印刷注文付数リストからNo1の印刷注文付数を削除する。
【0131】
また、反復9回目では、No9の印刷注文丁付数をキー(Key)とし、No10の印刷注文丁付数は、キーとの有効印刷数量差が小さい(8000−7500)/8000=6.25%差<10%)のため、付合せ可となる。また、以降の印刷注文丁付数では、No11も付合せ可である。
【0132】
よって換算面積の累計は、No9からNo11の計16枚で100パーセントとなるため、レイアウトを採用し(図中の○に相当)、印刷注文丁付数リストからNo9からNo11の印刷注文丁付数と印刷注文とが同じ印刷注文丁付数を削除する。
【0133】
はじめて確定したレイアウトは、印刷注文ID104を1丁、印刷注文ID101を6丁、印刷注文ID103を2丁付け、印刷数量は8000枚となる。
【0134】
また、図20の印刷注文丁付数リストにおいて、全てのレイアウトが確定後の結果を図22に示す。
以上が、図8の通常パターンによるレイアウト生成処理の説明である。
【0135】
次に、図10を参照して、図4に示すフローチャートのステップS105の計画改善の詳細について説明する。
【0136】
この処理をCPU201に行わせるためのコンピュータプログラムは、外部メモリ211に記憶されており、必要に応じてCPU201は当該コンピュータプログラムをRAM203にロードし、ロードしたコンピュータプログラムによる制御に従って、本処理を行うことになる。
【0137】
計画改善処理において、ステップS701では、CPU201は、まず、レイアウト統合を行う。レイアウト統合では、2つのレイアウトを統合して1つのレイアウトとすることによる改善を逐次的に行う。レイアウト統合処理の詳細については、図11を参照して後述する。
【0138】
次に、CPU201は、ステップS702では、印刷注文移動を行う。印刷注文移動では、1つのレイアウトから別のレイアウトに印刷注文を1件移動することによる改善を逐次的に行う。印刷注文移動処理の詳細については、図13を参照して後述する。
【0139】
次に、ステップS703では、CPU201は、印刷注文入替を行う。印刷注文入替では、1つのレイアウトと別のレイアウトの間で印刷注文を1件入替することによる改善を逐次的に行う。印刷注文入替処理の詳細については、図14を参照して後述する。
【0140】
次に、ステップS704では、ステップS701からステップS703にて計画が改善されているかの判定を行い、ステップS704において、YESと判定した場合、処理を終了し、NOと判定した場合、ステップS701に進めて処理を継続する。
【0141】
次に、図11を参照して、図10に示すステップS701のレイアウト統合処理の詳細について説明する。この処理をCPU201に行わせるためのコンピュータプログラムは、外部メモリ211に記憶されており、必要に応じてCPU201は当該コンピュータプログラムをRAM203にロードし、ロードしたコンピュータプログラムによる制御に従って、本処理を行うことになる。
【0142】
尚、レイアウト統合処理を説明するための、評価方法、印刷注文データ、統合前レイアウトを図29に示す。
【0143】
評価方法はコストにより行い、コストはレイアウト1件あたりの単価を1000円、用紙1枚あたりの印刷単価を5円とする。印刷注文データは、印刷注文001〜003の3件とする。
【0144】
ここで、レイアウト1件あたりのコストを算出する理由としては、このレイアウトを作成するための料金が発生することを示している。つまり、顧客は、このレイアウトを作成するための料金と、当該レイアウトを使用して印刷を行った代金に関して支払いを行う。
【0145】
また、統合前レイアウトは、印刷注文001を8丁付したレイアウト001と、印刷注文002を3丁、印刷注文003を2丁付けたレイアウト002の計2件である。
【0146】
この時、統合前レイアウトのコストは、レイアウト2件(1000×2円)、印刷枚数2900枚(2900×5円)であるため、16500円となる。参考のため、図29の統合前レイアウトの印刷注文配置を図30に示す。
【0147】
レイアウト統合処理において、CPU201は、全てのレイアウト(以降、選択したレイアウトを元レイアウトと呼称する)と全ての元レイアウト以外のレイアウト(以降、選択したレイアウトを先レイアウトと呼称する)の組合せに対して、ステップS803からステップS806までの処理を反復実行する。
【0148】
ステップS803では、統合後レイアウトの印刷注文を、元レイアウトと先レイアウトに含まれる全ての印刷注文とする。
【0149】
図29の統合前レイアウトでは、元レイアウトと先レイアウトの組合せは1件(レイアウト001とレイアウト002)のみであるため、統合後レイアウトの印刷注文は、印刷注文001〜003となる。
【0150】
次に、ステップS804では、統合後レイアウトに対する丁付数印刷数量算出を行う。丁付数印刷数量算出とは、与えられた印刷注文(群)に対して、印刷注文(群)を全て取り切り、かつ、印刷枚数を最小とするような各印刷注文の丁付数を算出することである。丁付数印刷数量算出処理の詳細については、図12のフローチャートを参照して説明する。
【0151】
丁付数印刷数量算出処理において、ステップS901では、CPU201は、まず、全ての印刷注文の丁付数を丁付単位とする。
【0152】
図29の印刷注文データでは、各印刷注文の丁付単位が1であるため、丁付数を1とする。丁付数が1であるため、各印刷注文の有効印刷数量(注文数量÷丁付数)は注文数量そのものとなる。ステップS901後の統合後レイアウトを図31に示す。
【0153】
次に、付合せる印刷注文の総面積が総面積上限となるまで(ステップS902)、ステップS903の処理を反復実行する。
【0154】
ステップS903では、有効印刷数量が最大の印刷注文を選択し、丁付数を丁付単位だけ増やす。
【0155】
図31に示す統合後レイアウトでは、有効印刷数量が最大の印刷注文は印刷注文001であるため、その丁付数を2に増やす。
【0156】
図31において、ステップS903を1回処理した後の統合後レイアウトを図32に示す。
【0157】
また、最終的に、ステップS902の終了条件を満たした状態の統合後レイアウトを図33に示す。
【0158】
以上が、図12図11のステップS804)の丁付数印刷数量算出処理の説明である。
【0159】
次に、図11において、ステップS805では、CPU201は、統合後レイアウトの評価と、統合前レイアウトの評価(先レイアウトの評価+元レイアウトの評価)を比較する。
【0160】
図29および図33の数値例においては、統合前レイアウトの評価(コスト)は16,500円、統合後レイアウトの評価(コスト)は16,000円(1000円×1+5円×3000)であることから、ステップS805の判定は、YESとなる。
【0161】
ステップS0806では、ステップS805においてYESと判定した場合、元レイアウトと先レイアウトを削除して統合後レイアウトで置き換える。
以上が、図11のレイアウト統合処理の説明である。
【0162】
次に、図13を参照して、図10のステップS702の印刷注文移動処理の詳細について説明する。この処理をCPU201に行わせるためのコンピュータプログラムは、外部メモリ211に記憶されており、必要に応じてCPU201は当該コンピュータプログラムをRAM203にロードし、ロードしたコンピュータプログラムによる制御に従って、本処理を行うことになる。
【0163】
印刷注文移動処理において、CPU201は、全てのレイアウト(以降、選択したレイアウトを元レイアウトと呼称する)と全ての元レイアウト以外のレイアウト(以降、選択したレイアウトを先レイアウトと呼称する)と元レイアウト内の全ての印刷注文(以降、選択した印刷注文を印刷注文Xと呼称する)の組合せに対して(ステップS801〜S803)、ステップS1004からステップS1008までの処理を反復実行する。
【0164】
ステップS1004では、元レイアウトから印刷注文Xを削除(以降、移動後_元レイアウトと呼称)し、ステップS1005では、先レイアウトに印刷注文Xを追加する(以降、移動後_先レイアウトと呼称する)。
【0165】
次に、ステップS1006では、移動後_元レイアウトと移動後_先レイアウトの丁付数との印刷数量を算出し、ステップS1007では、移動前後のレイアウトの評価比較を行う。
【0166】
ステップS1007においてYESと判断した場合、ステップS1008では、元レイアウトと先レイアウトを削除して移動後_元レイアウトと移動後_先レイアウトで置き換える。
以上が、図13の印刷注文移動処理の説明である。
【0167】
次に、図14を参照して、図10のステップS703の印刷注文入替処理の詳細について説明する。この処理をCPU201に行わせるためのコンピュータプログラムは、外部メモリ211に記憶されており、必要に応じてCPU201は当該コンピュータプログラムをRAM203にロードし、ロードしたコンピュータプログラムによる制御に従って、本処理を行うことになる。
【0168】
印刷注文入替処理において、CPU201は、全てのレイアウト(以降、選択したレイアウトを元レイアウトと呼称する)と全ての元レイアウト以外のレイアウト(以降、選択したレイアウトを先レイアウトと呼称する)と元レイアウト内の全ての印刷注文(以降、選択した印刷注文を印刷注文Xと呼称する)と先レイアウト内の全ての印刷注文(以降、選択した印刷注文を印刷注文Yと呼称する)の組合せに対して(ステップS1101〜S1104)、ステップS1105〜ステップS1109までの処理を反復実行する。ステップS1105からステップS1109の一連の処理は、図13のステップS1004〜ステップS1008と同様のため説明は割愛する。
以上が、図13の印刷注文入替処理の説明である。
【0169】
以上、本発明の実施形態によれば、複数のサイズから構成される印刷注文に対しても、付合せを効率的に行うことが可能な用紙サイズ毎に、当該用紙サイズを基準サイズに換算してから付合せを行うことで自動付合せが行いやすくなるため、ユーザの作業負荷を軽減することができる。
【0170】
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0171】
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能(読み取り可能)なプログラムであり、本発明の記憶媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
【0172】
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0173】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0174】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0175】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることができる。
【0176】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータで稼働しているOS等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0177】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0178】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0179】
また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0180】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステム、あるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0181】
101 クライアント装置
102 クライアント装置
103 管理サーバ
104 ネットワーク
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/Fコントローラ
209 キーボード
210 ディスプレイ装置
211 外部メモリ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33