特開2015-228586(P2015-228586A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特開2015-228586情報処理装置、情報処理方法、プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-228586(P2015-228586A)
(43)【公開日】2015年12月17日
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/2343 20110101AFI20151120BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20151120BHJP
【FI】
   H04N21/2343
   G06F13/00 540P
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-113304(P2014-113304)
(22)【出願日】2014年5月30日
(71)【出願人】
【識別番号】390002761
【氏名又は名称】キヤノンマーケティングジャパン株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】592135203
【氏名又は名称】キヤノンITソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100189751
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 友輔
(74)【代理人】
【識別番号】100188938
【弁理士】
【氏名又は名称】榛葉 加奈子
(72)【発明者】
【氏名】若山 佳之
【テーマコード(参考)】
5B084
5C164
【Fターム(参考)】
5B084AA05
5B084AA12
5B084AB07
5B084AB35
5B084BA02
5B084BB15
5B084CB07
5B084CB22
5B084CE03
5B084CE12
5B084CF02
5B084CF12
5B084DB08
5B084DC02
5B084DC03
5C164FA25
5C164MA05S
5C164PA31
5C164SB02P
5C164SB06S
5C164SC04S
(57)【要約】      (修正有)
【課題】2次元コードを用いて広告を仮想的に表示することで、広告の設置や切り替え等の手間を軽減させた情報処理装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置102は、撮像装置101から映像を受信し、受信した映像に含まれる二次元コードを取得する。取得した二次元コードを2つのグループ(広告ID若しくは人物ID)のいずれに属するか判断し、各グループの二次元コードの組み合わせにより、合成する画像を特定する。特定された画像を、受信した映像に合成し、表示装置103に配信する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像を受信する映像受信手段と、
前記映像受信手段により取得した映像に含まれる二次元コードを取得する二次元コード取得手段と、
前記二次元コード取得手段により取得した二次元コードのうち、第1のグループに属する二次元コードと第2のグループに属する二次元コードとをそれぞれ特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された第1のグループに属する二次元コードと、第2のグループに属する二次元コードの組み合わせにより、前記映像に合成する画像を特定する画像特定手段と、
前記画像特定手段により特定された画像を、前記映像受信手段により受信した映像に合成する合成手段と、
前記合成手段により画像が合成された映像を配信する配信手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
第2のグループに属する二次元コードについて優先順位を対応付けて記憶する記憶手段を更に備え、
前記画像特定手段は、前記特定手段により第2のグループに属する二次元コードが複数特定された場合、前記記憶手段に記憶された優先順位に基づき、前記第1のグループに属する二次元コードと、第2のグループに属する二次元コードの組み合わせを特定し、前記映像に合成する画像を特定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記映像に含まれる二次元コードのうち、第1のグループに属する二次元コードに基づき画像を合成する領域を特定する領域特定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記領域特定手段は、1組の前記第1のグループに属する二次元コードに基づき領域を特定することを特徴とし、当該組の二次元コードの各辺の延長線により特定される矩形を領域として特定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
情報処理装置の映像受信手段が、映像を受信する映像受信工程と、
前記情報処理装置の二次元コード取得手段が、前記映像受信工程により取得した映像に含まれる二次元コードを取得する二次元コード取得工程と、
前記情報処理装置の特定手段が、前記二次元コード取得工程により取得した二次元コードのうち、第1のグループに属する二次元コードと第2のグループに属する二次元コードとをそれぞれ特定する特定工程と、
前記情報処理装置の画像特定手段が、前記特定工程により特定された第1のグループに属する二次元コードと、第2のグループに属する二次元コードの組み合わせにより、前記映像に合成する画像を特定する画像特定工程と、
前記情報処理装置の合成手段が、前記画像特定工程により特定された画像を、前記映像受信工程により受信した映像に合成する合成工程と、
前記情報処理装置の配信手段が、前記合成工程により画像が合成された映像を配信する配信工程と、
を備えることを特徴とする情報処理方法。
【請求項6】
情報処理装置において実行可能なプログラムであって、
前記情報処理装置を、
映像を受信する映像受信手段と、
前記映像受信手段により取得した映像に含まれる二次元コードを取得する二次元コード取得手段と、
前記二次元コード取得手段により取得した二次元コードのうち、第1のグループに属する二次元コードと第2のグループに属する二次元コードとをそれぞれ特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された第1のグループに属する二次元コードと、第2のグループに属する二次元コードの組み合わせにより、前記映像に合成する画像を特定する画像特定手段と、
前記画像特定手段により特定された画像を、前記映像受信手段により受信した映像に合成する合成手段と、
前記合成手段により画像が合成された映像を配信する配信手段として機能させることを特徴とするプログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の広告表示、特にプロスポーツ等のテレビ放送においては、スタジアムに広告を設置することで、放送映像に広告が表示され、視聴者に広告をすることができる。
【0003】
特許文献1には、映像コンテンツに対して動的に広告を挿入し、配信する技術について記載がされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001-357300号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、ゴルフやテニスのように、選手一人一人にスポンサーが付いている場合には、当該選手が映された映像に当該選手のスポンサー企業の広告を映すことで、効果的な宣伝・広告を行うことが可能となる。
【0006】
しかし、ゴルフ場やテニスコートに設置された広告を、選手が入れ替わるたびに切り替えることは難しい。また、複数種類の広告を用意しておくのは、多くのコストがかかり、効率的ではない。
【0007】
そこで、本発明は前述の問題点に鑑み、2次元コードを用いて広告を仮想的に表示することで、効果的な宣伝を行うことが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の情報処理装置は、映像を受信する映像受信手段と、前記映像受信手段により取得した映像に含まれる二次元コードを取得する二次元コード取得手段と、前記二次元コード取得手段により取得した二次元コードのうち、第1のグループに属する二次元コードと第2のグループに属する二次元コードとをそれぞれ特定する特定手段と、前記特定手段により特定された第1のグループに属する二次元コードと、第2のグループに属する二次元コードの組み合わせにより、前記映像に合成する画像を特定する画像特定手段と、前記画像特定手段により特定された画像を、前記映像受信手段により受信した映像に合成する合成手段と、前記合成手段により画像が合成された映像を配信する配信手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の情報処理方法は、情報処理装置の映像受信手段が、映像を受信する映像受信工程と、前記情報処理装置の二次元コード取得手段が、前記映像受信工程により取得した映像に含まれる二次元コードを取得する二次元コード取得工程と、前記情報処理装置の特定手段が、前記二次元コード取得工程により取得した二次元コードのうち、第1のグループに属する二次元コードと第2のグループに属する二次元コードとをそれぞれ特定する特定工程と、前記情報処理装置の画像特定手段が、前記特定工程により特定された第1のグループに属する二次元コードと、第2のグループに属する二次元コードの組み合わせにより、前記映像に合成する画像を特定する画像特定工程と、前記情報処理装置の合成手段が、前記画像特定工程により特定された画像を、前記映像受信工程により受信した映像に合成する合成工程と、前記情報処理装置の配信手段が、前記合成工程により画像が合成された映像を配信する配信工程と、を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明のプログラムは、情報処理装置において実行可能なプログラムであって、前記情報処理装置を、映像を受信する映像受信手段と、前記映像受信手段により取得した映像に含まれる二次元コードを取得する二次元コード取得手段と、前記二次元コード取得手段により取得した二次元コードのうち、第1のグループに属する二次元コードと第2のグループに属する二次元コードとをそれぞれ特定する特定手段と、前記特定手段により特定された第1のグループに属する二次元コードと、第2のグループに属する二次元コードの組み合わせにより、前記映像に合成する画像を特定する画像特定手段と、前記画像特定手段により特定された画像を、前記映像受信手段により受信した映像に合成する合成手段と、前記合成手段により画像が合成された映像を配信する配信手段として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、2次元コードを用いて広告を仮想的に表示することで、効果的な宣伝を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】システム構成の一例を示す図
図2】情報処理装置102のハードウエア構成を示す図
図3】情報処理装置102が実行する映像配信処理を示すフローチャート
図4】情報処理装置102が実行する映像配信処理を示すフローチャート
図5】二次元コードID(広告ID、人物ID)、広告データ、表示フラグが対応付けて登録されたデータテーブル
図6】二次元コードID(広告ID、人物ID)、広告データ、表示フラグが対応付けて登録されたデータテーブル
図7】広告ID、優先度、人物IDが対応付けて登録されたデータテーブル
図8】二次元コードにより特定される広告表示領域を説明する図
図9】二次元コードにより特定される広告表示領域を説明する図
図10】ステップS311において配信される映像の1コマを示す図
図11】ステップS417において配信される映像の1コマを示す図
図12】二次元コードの一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1を用いて、本発明の実施形態における、広告配信システムの構成について説明する。
【0014】
図1に示すように、本発明の広告配信システムは、撮像装置101、情報処理装置102、表示装置103から構成されている。
【0015】
撮像装置101は、映像を撮影する装置であり、ビデオカメラ等の装置である。
【0016】
情報処理装置102は、撮像装置101により撮影された映像を取得し、取得された映像に広告を合成し、表示装置103に当該映像を配信する装置である。情報処理装置102が実行する処理の詳細は、図3から図12を用いて説明する。
【0017】
表示装置103は、情報処理装置102により配信された映像を表示する装置であり、例えば各家庭等におけるテレビ等の装置である。
【0018】
以下、図2を用いて、図1に示した情報処理装置102のハードウエア構成の一例について説明する。
【0019】
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な各種プログラム等が記憶されている。
【0020】
202はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM203あるいは外部メモリ211からRAM202にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0021】
また、205は入力コントローラで、入力装置209等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、液晶ディスプレイ等のディスプレイ装置210への表示を制御する。なお、ディスプレイ装置は、液晶ディスプレイに限られず、CRTディスプレイなどであっても良い。これらは必要に応じてクライアントが使用するものである。
【0022】
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0023】
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN400)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0024】
なお、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ装置210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0025】
ハードウエア上で動作する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
【0026】
なお、全ての装置がこれらの構成を備えているわけではなく、必要なものを備えていればよい。
【0027】
次に、図3を用いて、本実施形態における広告配信処理について説明する。
【0028】
なお、図3のフローチャートに示す処理は、情報処理装置102のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0029】
ステップS301では、情報処理装置102のCPU201は、撮像装置101により撮影された映像を取得(受信)する。映像の受信にあたっては、撮像装置101から直接受信しても良いし、他の装置(不図示)を介して受信しても良い。
【0030】
ステップS302では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS301で取得した映像に含まれる二次元コードを取得する。
【0031】
ここで、二次元コードとは、例えば特開2009−78973号公報にあるように、複数種類のセルが配列されて構成されるコードのことをいう。特開2009−78973号公報に記載された二次元コードは、静止画中に当該二次元コードが含まれている場合、当該二次元コードのID(識別情報)と、当該二次元コードの静止画中の位置(座標)とが取得されるという特徴を有するものである。
【0032】
なお、二次元コードについては、一度に複数の二次元コードを認識できるものであればいずれでもよい。二次元コードの一例を図10に示す。
【0033】
ステップS303では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS302で取得された二次元コードの中に、図5に示すテーブルに登録された広告IDを持つ二次元コード(第1のグループに属する二次元コード)が含まれているか(取得できたか)を判断する。
【0034】
取得できた場合(ステップS303:YES)は、処理をステップS304に移行する。
【0035】
取得できなかった場合(ステップS303:NO)は、処理をステップS312に移行する。
【0036】
ステップS304では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS302で取得した二次元コードの中に、図5に示すテーブルに登録された人物IDを持つ二次元コード(第2のグループに属する二次元コード)が含まれているか(取得できたか)を判断する。
【0037】
取得できた場合(ステップS304:YES)は、処理をステップS305に移行する。
【0038】
取得できなかった場合(ステップS304:NO)は、処理をステップS307に移行する。
【0039】
ステップS305では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS302で取得した二次元コードの広告ID、人物IDの組にかかる表示フラグがONであるかを、図5に示すデータテーブルに基づき判断する。
【0040】
例えば、ID:101の二次元コードとID:001の二次元コードとを取得した場合は、図5における501で示すレコードが特定され、当該レコードの表示フラグはONであるため、ステップS305ではYESと判定される。
【0041】
表示フラグがONである場合(ステップS305:YES)は、処理をステップS306に移行する。
【0042】
表示フラグがOFFである場合(ステップS305:NO)は、処理をステップS307に移行する。
【0043】
ステップS306では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS302で取得された二次元コードのIDに対応する広告データを取得する。
【0044】
例えば、上述の通り、ID:101の二次元コードとID:001の二次元コードとを取得した場合は、図5における501で示すレコードが特定されるため、広告データとしてA社−1を取得する。
【0045】
ステップS307では、情報処理装置102のCPU201は、デフォルトで表示すると設定された広告データ(不図示)を取得する。デフォルトで表示すると設定された広告データは、予め記憶されているものとする。
【0046】
ステップS308では、情報処理装置102のCPU201は、広告データの表示領域を特定する。
【0047】
具体的には、ステップS303で抽出された二次元コードのペアの配置(それぞれの位置関係)と、二次元コードの形とから表示領域を特定する。
【0048】
表示領域の特定の具体例を図8図9を用いて説明する。図8図9は、サッカーグラウンドなどの地面上に広告が置かれているように表示する際のイメージ図である。サッカーグラウンドを斜め上方向から撮影した場合をイメージしたものである。
【0049】
例えば図8では、二次元コードの各辺の延長線により囲まれた範囲が表示領域として特定される例である。IDが001の二次元コードの各辺を延長した線で囲まれた範囲に、A社の広告データが表示されることになる。また、IDが002の二次元コードの各辺を延長した線で囲まれた範囲に、B社の広告データが表示されることになる。
【0050】
図8は、二次元コードが広告データが表示される領域の外側になる場合の示した図である。
【0051】
これに対して図9では、二次元コードが広告データが表示される領域の内側になる場合を示した図である。図9においても、図8と同様に、二次元コードの各辺の延長線で囲まれた範囲に広告データが表示されることとなる。
【0052】
ステップS309では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS308で特定された表示領域に表示されるよう広告データの形を整える。
【0053】
ステップS310では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS301で取得した映像に対して、ステップS309で成形された広告データを合成し、配信する映像を作成する。
【0054】
ステップS311では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS310の処理を経た場合は、ステップS310で作成された映像を、ステップS303でNOと判断された場合は、ステップS301で取得した映像を表示装置103に対して配信する。
そして本フローチャートを終了する。
【0055】
ここで、図10を用いて、図3のフローチャートの処理について説明する。
【0056】
図10に示す図は、ステップS301で情報処理装置102が取得した映像の1コマを示す図である。
【0057】
図10に示す映像においては、ID:001、ID:002、ID101の二次元コードがそれぞれ映っており、情報処理装置102はそれぞれの二次元コードを取得する。そして、広告IDの二次元コード(第1のグループに属する二次元コード)と人物IDの二次元コード(第2のグループに属する二次元コード)とをそれぞれ特定する。
【0058】
人物IDとしてID:101の二次元コードを取得しているため、広告ID:001の二次元コードにより特定される表示領域(1001)には、「A社−1」の広告が表示される。
【0059】
また、広告ID:002の二次元コードにより特定される表示領域(1002)には、「A社―2」の広告(画像)が表示される。
【0060】
このように、第1のグループに属する二次元コード(広告IDの二次元コード)と、第2のグループに属する二次元コード(人物IDの二次元コード)の組み合わせにより表示される広告が特定され、特定された広告が合成された映像が表示装置103に配信される。
【0061】
次に図4を用いて、本実施形態における広告配信処理の第2の形態について説明する。
【0062】
なお、図4のフローチャートで示す処理は、情報処理装置102のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
【0063】
第2の形態においては、人物IDが複数取得された場合に対応する処理について説明する。
【0064】
ステップS401、S402の処理は、それぞれステップS301〜S303の処理に相当するため、ここでの説明は省略する。
【0065】
ステップS403では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS402で取得した二次元コードの中に、図6に示すテーブルに登録された広告IDを持つ二次元コードが含まれているか(取得できたか)を判断する。
【0066】
取得できた場合(ステップS403:YES)は、処理をステップS404に移行する。
【0067】
取得できなかった場合(ステップS403:NO)は、処理をステップS417に移行する。
【0068】
ステップS404では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS302で取得した二次元コードの中に、図6に示すテーブルに登録された人物IDを持つ二次元コードが含まれているか(取得できたか)を判断する。
【0069】
取得できた場合(ステップS404:YES)は、処理をステップS405に移行する。
【0070】
取得できなかった場合(ステップS404:NO)は、処理をステップS408に移行する。
【0071】
ステップS405では、情報処理装置102のCPU201は、人物IDを持つ二次元コードが複数種類取得できたかを判断する。
【0072】
複数取得できた場合(ステップS405:YES)は、処理をステップS409に移行する。
【0073】
複数取得しなかった(取得したのが1種類だけだった)場合は、処理をステップS406に移行する。
【0074】
ステップS406では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS402で取得した二次元コードの広告ID、人物IDの組にかかる表示フラグがONであるかを、図6に示すデータテーブルに基づき判断する。
【0075】
例えば、ID:101の二次元コードとID:001の二次元コードとを取得した場合は、図6における601で示すレコードが特定され、当該レコードの表示フラグはONであるため、ステップS406ではYESと判定される。
【0076】
表示フラグがONである場合(ステップS406:YES)は、処理をステップS407に移行する。
【0077】
表示フラグがOFFである場合(ステップS406:NO)は、処理をステップS408に移行する。
【0078】
ステップS407では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS402で取得された二次元コードのIDに対応する広告データを取得する。
【0079】
例えば、上述の通り、ID:101の二次元コードとID:001の二次元コードとを取得した場合は、図6における601で示すレコードが特定されるため、広告データとしてA社−1を取得する。
【0080】
ステップS408では、情報処理装置102のCPU201は、デフォルトで表示すると設定された広告データ(不図示)を取得する。デフォルトで表示すると設定された広告データは、予め記憶されているものとする。
【0081】
ステップS409では、情報処理装置102のCPU201は、優先度の高い順に表示フラグを判定する。
【0082】
優先度については、図7に示すデータテーブルに登録されているものとする。
【0083】
例えば、ステップS402において人物IDとして101、102、103のIDの二次元コードが取得されたとする。この場合、図7のデータテーブルによれば、ID:101が優先度:A、ID:102が優先度:B、ID:103が優先度:Cとなっている。なお、優先度はAが一番高く、B、Cとなるにつれて低くなっていくものとする。
【0084】
そのため、上記の例においては、まずID:101を判定対象とする。
【0085】
人物ID:101については、図6のデータテーブルに2レコード登録されている。それぞれ広告ID:001と002のレコードである。
【0086】
ステップS402で取得された二次元コードの広告IDが001であれば、601で示すレコードが判断対象となり、表示フラグはONであると判定される(ステップS410:YESと判定される)。また、広告ID:002についても同様である。広告IDについても複数種類取得されることもあるため、その場合はそれぞれについて判断する。
【0087】
ステップS409で判定対象となったレコードについて、表示フラグがONである場合(ステップS410:YES)は、処理をステップS411に移行する。
【0088】
表示フラグがOFFである場合(ステップS410:NO)は、処理をステップS412に移行する。
【0089】
ステップS411では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS410でYESと判定されたレコードの広告データを取得する。
【0090】
ステップS412では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS402で取得した二次元コードすべてについて、ステップS410の判定を行ったかを判断する。
【0091】
すべて判定した場合(ステップS412:YES)は、処理をステップS413に移行する。
【0092】
まだ残っている場合(ステップS412:NO)は、処理をステップS409に移行する。ステップS409では、まだ判定していない二次元コードのうち最も優先度の高い二次元コードについてステップS410の処理を行う。
【0093】
ステップS413では、情報処理装置102のCPU201は、デフォルトで表示すると設定された広告データ(不図示)を取得する。
【0094】
ステップS414では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS303で抽出された二次元コードのペアの配置(それぞれの位置関係)と、二次元コードの形とから表示領域を特定する。
【0095】
表示領域の特定方法については、ステップS308と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0096】
ステップS415では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS414で特定された表示領域に表示されるよう広告データの形を整える。
【0097】
ステップS416では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS401で取得した映像に対して、ステップS415で成形された広告データを合成し、配信する映像を作成する。
【0098】
ステップS417では、情報処理装置102のCPU201は、ステップS3416の処理を経た場合は、ステップS416で作成された映像を、ステップS403でNOと判断された場合は、ステップS401で取得した映像を表示装置103に対して配信する。
そして本フローチャートを終了する。
【0099】
以上のように、優先度を持たせておき、優先度に従い処理を行う。
【0100】
ここで、図11を用いて、図4のフローチャートの処理について説明する。
【0101】
図11に示す図は、ステップS401で情報処理装置102が取得した映像の1コマを示す図である。
【0102】
図11に示す映像においては、ID:001、ID:002、ID:101、ID:102、ID:103の二次元コードがそれぞれ映っており、情報処理装置102はそれぞれの二次元コードを取得する。そして、広告IDの二次元コード(第1のグループに属する二次元コード)と人物IDの二次元コード(第2のグループに属する二次元コード)とをそれぞれ特定する。
【0103】
ID:001、002は広告IDであり、ID:101、102、103は人物IDである。
【0104】
広告ID:001の二次元コードと、人物ID:101、102、103の二次元コードが一緒に映っているため、広告ID:001の二次元コードで特定される領域に表示する広告は、人物ID:101、102、103の順に図6のテーブルを参照し、特定される。図7のテーブルに登録された優先順位がID:101、102、103の順番だからである。
【0105】
図6のテーブルにおいて、人物ID:101と広告ID:001の組み合わせに該当するレコードは、601で示されるレコードである。601で示されるレコードの表示フラグはONであるため、当該レコードに登録された広告データ(A社−1)が、広告ID:001の二次元コードで特定される領域(1101)に表示されることとなる。
【0106】
同様に、ID:002の二次元コードで特定される領域(1102)には、A社−2の広告データが表示される。
【0107】
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
【0108】
また、本発明におけるプログラムは、図3図4の処理をコンピュータに実行させるプログラムである。なお、本発明におけるプログラムは、図3図4の各処理ごとのプログラムであってもよい。
【0109】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0110】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0111】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
【0112】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0113】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0114】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0115】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0116】
101 撮像装置
102 情報処理装置
103 表示装置
図1
図2
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図5
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図10
図11
図12