特開2015-229406(P2015-229406A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-229406(P2015-229406A)
(43)【公開日】2015年12月21日
(54)【発明の名称】シフト装置
(51)【国際特許分類】
   B60K 20/02 20060101AFI20151124BHJP
【FI】
   B60K20/02 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2014-115931(P2014-115931)
(22)【出願日】2014年6月4日
(71)【出願人】
【識別番号】000003551
【氏名又は名称】株式会社東海理化電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(74)【代理人】
【識別番号】100099025
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 浩志
(72)【発明者】
【氏名】山本 誠
(72)【発明者】
【氏名】片桐 寿治
【テーマコード(参考)】
3D040
【Fターム(参考)】
3D040AA14
3D040AA23
3D040AA34
3D040AC66
(57)【要約】
【課題】シフト体の第1移動路と第2移動路との間での移動距離を小さくする。
【解決手段】シフト装置10では、マニュアルシフト路22の「−」位置が第2オートシフト路20に連通されており、レバー12の「−」位置から第2オートシフト路20への回動がブロック26によって規制される。ここで、ブロック26が第2オートシフト路20に設けられている。このため、レバー12の「−」位置から第2オートシフト路20への回動のブロック26による規制強度を高くしても、マニュアルシフト路22と第2オートシフト路20との距離を大きくする必要がなく、レバー12のマニュアルシフト路22と第2オートシフト路20との間での回動距離を小さくできる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1移動路と第2移動路とを移動されることでシフト位置が変更されるシフト体と、
前記第1移動路に設けられ、前記シフト体の前記第1移動路における移動によって前記第1移動路に沿って移動可能にされると共に、前記シフト体の前記第2移動路から前記第1移動路への移動を規制可能にされる規制部材と、
を備えたシフト装置。
【請求項2】
前記規制部材の位置を調整する調整手段を備えた請求項1記載のシフト装置。
【請求項3】
前記シフト体の移動を案内する案内孔が設けられ、前記案内孔に前記規制部材が配置される案内部材を備えた請求項1又は請求項2記載のシフト装置。
【請求項4】
前記第1移動路の前記第2移動路とは反対側に設けられ、前記シフト体の前記第2移動路から前記第1移動路への移動を前記規制部材が規制する際に前記規制部材を支持する支持部を備えた請求項1〜請求項3の何れか1項記載のシフト装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シフト体が移動されることでシフト位置が変更されるシフト装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載のシフトレバー装置では、シフトレバーが第1シフトレバー通路部分の+位置と第2シフトレバー通路部分のN位置との間での移動をアーム部によって規制される。
【0003】
しかしながら、このシフトレバー装置では、アーム部が第1シフトレバー通路部分と第2シフトレバー通路部分との間に配置されている。このため、シフトレバーの移動のアーム部による規制強度を高くするために、アーム部を大型化すると、第1シフトレバー通路部分と第2シフトレバー通路部分との距離を大きくすることが必要になることで、シフトレバーの第1シフトレバー通路部分と第2シフトレバー通路部分との間での移動距離が大きくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−160043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、シフト体の第1移動路と第2移動路との間での移動距離を小さくできるシフト装置を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載のシフト装置は、第1移動路と第2移動路とを移動されることでシフト位置が変更されるシフト体と、前記第1移動路に設けられ、前記シフト体の前記第1移動路における移動によって前記第1移動路に沿って移動可能にされると共に、前記シフト体の前記第2移動路から前記第1移動路への移動を規制可能にされる規制部材と、を備えている。
【0007】
請求項2に記載のシフト装置は、請求項1に記載のシフト装置において、前記規制部材の位置を調整する調整手段を備えている。
【0008】
請求項3に記載のシフト装置は、請求項1又は請求項2に記載のシフト装置において、前記シフト体の移動を案内する案内孔が設けられ、前記案内孔に前記規制部材が配置される案内部材を備えている。
【0009】
請求項4に記載のシフト装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシフト装置において、前記第1移動路の前記第2移動路とは反対側に設けられ、前記シフト体の前記第2移動路から前記第1移動路への移動を前記規制部材が規制する際に前記規制部材を支持する支持部を備えている。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載のシフト装置では、シフト体が第1移動路と第2移動路とを移動されることで、シフト位置が変更される。また、シフト体の第2移動路から第1移動路への移動を規制部材が規制可能にされる。
【0011】
ここで、規制部材が第1移動路に設けられており、シフト体の第1移動路における移動によって規制部材が第1移動路に沿って移動可能にされている。このため、シフト体の第2移動路から第1移動路への移動の規制部材による規制強度を高くしても、第1移動路と第2移動路との距離を大きくする必要がなく、シフト体の第1移動路と第2移動路との間での移動距離を小さくできる。
【0012】
請求項2に記載のシフト装置では、調整手段が規制部材の位置を調整する。このため、シフト体の第2移動路から第1移動路への移動を規制部材が適切に規制可能にできる。
【0013】
請求項3に記載のシフト装置では、案内部材の案内孔がシフト体の移動を案内する。ここで、案内孔に規制部材が配置される。このため、案内孔を利用して規制部材を配置でき、シフト装置を小型化できる。
【0014】
請求項4に記載のシフト装置では、第1移動路の第2移動路とは反対側に支持部が設けられており、シフト体の第2移動路から第1移動路への移動を規制部材が規制する際に、支持部が規制部材を支持する。このため、シフト体の第2移動路から第1移動路への移動の規制部材による規制強度を効果的に高くできる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の第1実施形態に係るシフト装置におけるレバーが「H」位置に配置された際を示す上方から見た平面図である。
図2】本発明の第1実施形態に係るシフト装置におけるレバーが「D」位置に配置された際を示す上方から見た平面図である。
図3】本発明の第1実施形態に係るシフト装置におけるレバーが「−」位置に配置された際を示す上方から見た平面図である。
図4】本発明の第2実施形態に係るシフト装置におけるレバーが「H」位置に配置された際を示す上方から見た平面図である。
図5】本発明の第2実施形態に係るシフト装置におけるレバーが「D」位置側の「N」位置に配置された際を示す上方から見た平面図である。
図6】本発明の第2実施形態に係るシフト装置におけるレバーが「D」位置に配置された際を示す上方から見た平面図である。
図7】本発明の第2実施形態に係るシフト装置におけるレバーが「−」位置に配置された際を示す上方から見た平面図である。
図8】本発明の第3実施形態に係るシフト装置におけるレバーが「D」位置に配置された際を示す上方から見た平面図である。
図9】本発明の第4実施形態に係るシフト装置におけるレバーが「H」位置に配置された際を示す上方から見た平面図である。
図10】本発明の第5実施形態に係るシフト装置におけるレバーが「H」位置に配置された際を示す上方から見た平面図である。
図11】本発明の第2実施形態の第1変形例に係るシフト装置におけるレバーが「H」位置に配置された際を示す上方から見た平面図である。
図12】本発明の第2実施形態の第2変形例に係るシフト装置におけるレバーが「H」位置に配置された際を示す上方から見た平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係るシフト装置10(シフタ)の主要部が上方から見た平面図にて示されている。なお、図面では、シフト装置10の前方を矢印FRで示し、シフト装置10の右方を矢印RHで示している。
【0017】
本実施形態に係るシフト装置10は、車両(自動車)に適用されており、シフト装置10は、所謂フロア式のものにされて、車室の床部(フロア)に設置されている。シフト装置10は、前方、右方及び上方を、それぞれ車両前方、車両右方及び車両上方へ向けられている。
【0018】
シフト装置10には、略直方体形箱状のハウジング(図示省略)が設けられており、ハウジングが車室内に固定されることで、シフト装置10が車室の床部に設置されている。ハウジングの上端には、矩形板状のカバー(図示省略)が設けられており、カバーは、ハウジング内を上側から被覆している。カバーには、所定形状の移動孔(図示省略)が形成されており、移動孔は、カバーを貫通している。
【0019】
図1に示す如く、シフト装置10には、シフト体としての略棒状のレバー12が設けられており、レバー12の下部は、ハウジング内に回動可能に支持されている。レバー12は、カバーの移動孔を貫通して、ハウジングの上側に延出されており、レバー12は、車両の乗員(運転手)によって回動操作可能にされている。レバー12の移動は、移動孔によって許容されており、レバー12は、移動孔に沿って前後方向(シフト方向)及び左右方向(セレクト方向)に回動可能にされている。
【0020】
ハウジング内には、案内部材としての矩形板状の強度ゲート14が固定されており、強度ゲート14は、カバーと平行に配置されている。強度ゲート14は、カバーに比し、肉厚寸法を大きくされており、強度ゲート14は、カバーに比し、強度を高くされている。
【0021】
強度ゲート14には、案内孔としての所定形状の規制孔16が貫通形成されており、規制孔16には、レバー12が移動可能に貫通されている。レバー12は、規制孔16に案内されて、前後方向及び左右方向に回動可能にされており、レバー12は、規制孔16の周面に当接されることで、回動を規制される。
【0022】
レバー12は、追加移動路としての第1オートシフト路18に沿って前後方向に回動可能にされており、レバー12が第1オートシフト路18に沿って前側から後側に回動されることで、レバー12のシフト位置が「R」位置(リバース位置)から「N」位置(ニュートラル位置)に変更される。レバー12は、第1オートシフト路18の左側において、第1移動路としての第2オートシフト路20に沿って前後方向に回動可能にされており、レバー12が第2オートシフト路20に沿って前側から後側に回動されることで、レバー12のシフト位置が初期位置としての「H」位置(ホーム位置)から「N」位置(ニュートラル位置)を介して「D」位置(ドライブ位置)に変更される。レバー12は、第2オートシフト路20の左側において、第2移動路としてのマニュアルシフト路22に沿って前後方向に回動可能にされており、レバー12がマニュアルシフト路22に沿って前側から後側に回動されることで、レバー12のシフト位置が「+」位置(プラス位置)から「−」位置(マイナス位置)に変更される。なお、レバー12が「+」位置に配置されることで、車両の自動変速機の変速段が上昇されると共に、レバー12が「−」位置に配置されることで、車両の自動変速機の変速段が下降される。
【0023】
第2オートシフト路20の前端部の「H」位置は、第1オートシフト路18の「N」位置より後側の後端部に、左右方向において、連通されている。さらに、第2オートシフト路20の前端部の「H」位置は、マニュアルシフト路22の「+」位置と「−」位置との間の前後方向中央部に、左右方向において、連通されている。また、マニュアルシフト路22の後端部の「−」位置は、第2オートシフト路20の「H」位置と「N」位置との間に、左右方向において、連通されている。
【0024】
ハウジング内には、節度機構(図示省略)が設けられており、節度機構は、レバー12に、第1オートシフト路18及び第2オートシフト路20において、シフト位置間からシフト位置へ向かう方向への付勢力を作用させる。これにより、節度機構の付勢力によって、レバー12の第1オートシフト路18及び第2オートシフト路20における回動操作に節度感が付与される。
【0025】
ハウジング内には、配置機構24が設けられており、配置機構24は、レバー12に、第1オートシフト路18、第2オートシフト路20及びマニュアルシフト路22において、「H」位置側への付勢力を作用させる。配置機構24がレバー12に作用させる付勢力は、節度機構がレバー12に作用させる付勢力に比し、大きくされており、レバー12に第1オートシフト路18、第2オートシフト路20及びマニュアルシフト路22において回動操作力が作用されない際には、配置機構24の付勢力によって、レバー12が「H」位置に配置(復帰)される。
【0026】
強度ゲート14の規制孔16内には、第2オートシフト路20において、規制部材としての直方体状のブロック26が設けられており、ブロック26は、第2オートシフト路20に沿って前後方向に移動(スライド)可能にされている。
【0027】
強度ゲート14の規制孔16内には、第2オートシフト路20において、配置機構24を構成する調整手段としてのスプリング28が設けられており、スプリング28は、規制孔16の第2オートシフト路20における後面とブロック26との間に掛渡されている。
【0028】
スプリング28は、自然長状態で、ブロック26を第2オートシフト路20の「H」位置の直後に配置しており、ブロック26は、マニュアルシフト路22の「−」位置の右側に配置されている。このため、図2に示す如く、レバー12が「H」位置から「N」位置を介して「D」位置に回動される際には、レバー12によってブロック26がスプリング28の付勢力に抗して後方に移動される。また、レバー12が「D」位置に配置された際には、規制手段(スプリング28の最大限の圧縮又はストッパ等)によってブロック26の後方への移動が規制されて、レバー12の後方への回動が規制される。さらに、図3に示す如く、レバー12が「−」位置に配置される際には、ブロック26が、レバー12の第2オートシフト路20への回動を、規制孔16の第2オートシフト路20における右面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0029】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0030】
以上の構成のシフト装置10では、マニュアルシフト路22の「−」位置が、第2オートシフト路20の「H」位置と「N」位置との間に、左右方向において、連通されており、レバー12の「−」位置から第2オートシフト路20の「N」位置及び「D」位置への回動がブロック26によって規制される。
【0031】
ここで、ブロック26が第2オートシフト路20に設けられており、レバー12の第2オートシフト路20における回動によってブロック26が第2オートシフト路20に沿って移動可能にされている。このため、レバー12の「−」位置から第2オートシフト路20への回動のブロック26による規制強度を高くするために、ブロック26を左右方向において大型化しても、マニュアルシフト路22と第2オートシフト路20との左右方向における距離を大きくする必要がなく、レバー12のマニュアルシフト路22と第2オートシフト路20との間での左右方向における回動距離を小さくできて、レバー12の回動操作性を向上できる。
【0032】
さらに、スプリング28が自然長状態でブロック26をマニュアルシフト路22の「−」位置の右側に配置している。このため、ブロック26がレバー12の「−」位置から第2オートシフト路20への回動を適切に規制できる。
【0033】
しかも、レバー12の「−」位置から第2オートシフト路20への回動をブロック26が規制する際に、ブロック26の右側への移動が強度ゲート14の規制孔16の第2オートシフト路20における右面によって支持される。このため、レバー12の「−」位置から第2オートシフト路20への回動のブロック26による規制強度を効果的に高くできる。
【0034】
また、強度ゲート14の規制孔16内にブロック26及びスプリング28が配置されている。このため、規制孔16を利用してブロック26及びスプリング28を配置でき、シフト装置10を小型化できる。
【0035】
[第2実施形態]
図4には、本発明の第2実施形態に係るシフト装置30(シフタ)の主要部が上方から見た平面図にて示されている。
【0036】
本実施形態に係るシフト装置30は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
【0037】
図4に示す如く、本実施形態に係るシフト装置30では、レバー12が第1移動路及び第2移動路としてのオートシフト路32に沿って前後方向に回動可能にされており、レバー12がオートシフト路32に沿って前側から後側に回動されることで、レバー12のシフト位置が「R」位置から「N」位置、「H」位置及び「N」位置を介して「D」位置に変更される。レバー12は、オートシフト路32の左側において、第2移動路及び第1移動路としてのマニュアルシフト路22に沿って前後方向に回動可能にされており、レバー12がマニュアルシフト路22に沿って前側から後側に回動されることで、レバー12のシフト位置が「+」位置から「−」位置に変更される。
【0038】
オートシフト路32の前後方向中央部の「H」位置は、マニュアルシフト路22の「+」位置と「−」位置との間の前後方向中央部に、左右方向において、連通されている。また、オートシフト路32の「R」位置側の「N」位置及び「R」位置は、それぞれマニュアルシフト路22の「+」位置及び「+」位置直前に、左右方向において、連通されている。さらに、オートシフト路32の「D」位置側の「N」位置及び「D」位置は、それぞれマニュアルシフト路22の「−」位置及び「−」位置直後に、左右方向において、連通されている。
【0039】
節度機構は、レバー12に、オートシフト路32において、シフト位置間からシフト位置へ向かう方向への付勢力を作用させる。これにより、節度機構の付勢力によって、レバー12のオートシフト路32における回動操作に節度感が付与される。
【0040】
配置機構24は、レバー12に、オートシフト路32及びマニュアルシフト路22において、「H」位置側への付勢力を作用させる。これにより、レバー12にオートシフト路32及びマニュアルシフト路22において回動操作力が作用されない際には、配置機構24の付勢力によって、レバー12が「H」位置に配置(復帰)される。
【0041】
強度ゲート14の規制孔16内には、オートシフト路32の前側部分及び後側部分において、それぞれ規制部材(第1規制部材)としての直方体状の第1前ブロック34及び第1後ブロック36が設けられており、第1前ブロック34及び第1後ブロック36は、オートシフト路32に沿って前後方向に移動(スライド)可能にされている。
【0042】
強度ゲート14の規制孔16内には、マニュアルシフト路22の前側部分及び後側部分において、それぞれ規制部材(第2規制部材)としての直方体状の第2前ブロック38及び第2後ブロック40が設けられており、第2前ブロック38及び第2後ブロック40は、マニュアルシフト路22に沿って前後方向に移動(スライド)可能にされている。
【0043】
強度ゲート14の規制孔16内には、オートシフト路32の前側部分及び後側部分において、それぞれ配置機構24を構成する調整手段(第1調整手段)としての第1前スプリング42及び第1後スプリング44が設けられており、第1前スプリング42は、規制孔16のオートシフト路32における前面と第1前ブロック34との間に掛渡されると共に、第1後スプリング44は、規制孔16のオートシフト路32における後面と第1後ブロック36との間に掛渡されている。
【0044】
強度ゲート14の規制孔16内には、マニュアルシフト路22の前側部分及び後側部分において、それぞれ配置機構24を構成する調整手段(第2調整手段)としての第2前スプリング46及び第2後スプリング48が設けられており、第2前スプリング46は、規制孔16のマニュアルシフト路22における前面と第2前ブロック38との間に掛渡されると共に、第2後スプリング48は、規制孔16のマニュアルシフト路22における後面と第2後ブロック40との間に掛渡されている。
【0045】
第1前スプリング42は、自然長状態で、第1前ブロック34をオートシフト路32の「H」位置の直前に配置しており、第1前ブロック34は、マニュアルシフト路22の「+」位置の右側に配置されている。このため、レバー12が「H」位置から「N」位置を介して「R」位置に回動される際には、レバー12によって第1前ブロック34が第1前スプリング42の付勢力に抗して前方に移動される。また、レバー12が「R」位置に配置された際には、第1前規制手段(第1前スプリング42の最大限の圧縮又はストッパ等)によって第1前ブロック34の前方への移動が規制されて、レバー12の前方への回動が規制される。さらに、レバー12が「+」位置に配置される際には、第1前ブロック34が、レバー12のオートシフト路32への回動を、規制孔16のオートシフト路32における右面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0046】
第1後スプリング44は、自然長状態で、第1後ブロック36をオートシフト路32の「H」位置の直後に配置しており、第1後ブロック36は、マニュアルシフト路22の「−」位置の右側に配置されている。このため、図5及び図6に示す如く、レバー12が「H」位置から「N」位置を介して「D」位置に回動される際には、レバー12によって第1後ブロック36が第1後スプリング44の付勢力に抗して後方に移動される。また、レバー12が「D」位置に配置された際には、第1後規制手段(第1後スプリング44の最大限の圧縮又はストッパ等)によって第1後ブロック36の後方への移動が規制されて、レバー12の後方への回動が規制される。さらに、図7に示す如く、レバー12が「−」位置に配置される際には、第1後ブロック36が、レバー12のオートシフト路32への回動を、規制孔16のオートシフト路32における右面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0047】
第2前スプリング46は、自然長状態で、第2前ブロック38をマニュアルシフト路22の「+」位置と「−」位置との間の前後方向中央部の直前に配置しており、第2前ブロック38は、オートシフト路32の「R」位置側の「N」位置及び「R」位置の左側に配置されている。このため、レバー12が「+」位置と「−」位置との間から「+」位置に回動される際には、レバー12によって第2前ブロック38が第2前スプリング46の付勢力に抗して前方に移動される。また、レバー12が「+」位置に配置された際には、第2前規制手段(第2前スプリング46の最大限の圧縮又はストッパ等)によって第2前ブロック38の前方への移動が規制されて、レバー12の前方への回動が規制される。さらに、レバー12が「R」位置側の「N」位置及び「R」位置に配置される際には、第2前ブロック38が、レバー12のマニュアルシフト路22への回動を、規制孔16のマニュアルシフト路22における左面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0048】
第2後スプリング48は、自然長状態で、第2後ブロック40をマニュアルシフト路22の「+」位置と「−」位置との間の前後方向中央部の直後に配置しており、第2後ブロック40は、オートシフト路32の「D」位置側の「N」位置及び「D」位置の左側に配置されている。このため、図7に示す如く、レバー12が「+」位置と「−」位置との間から「−」位置に回動される際には、レバー12によって第2後ブロック40が第2後スプリング48の付勢力に抗して後方に移動される。また、レバー12が「−」位置に配置された際には、第2後規制手段(第2後スプリング48の最大限の圧縮又はストッパ等)によって第2後ブロック40の後方への移動が規制されて、レバー12の後方への回動が規制される。さらに、図5及び図6に示す如く、レバー12が「D」位置側の「N」位置及び「D」位置に配置される際には、第2後ブロック40が、レバー12のマニュアルシフト路22への回動を、規制孔16のマニュアルシフト路22における左面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0049】
ここで、本実施形態では、第1前ブロック34、第1後ブロック36、第2前ブロック38及び第2後ブロック40が、上記第1実施形態のブロック26と同様の作用及び効果を奏することができると共に、第1前スプリング42、第1後スプリング44、第2前スプリング46及び第2後スプリング48が、上記第1実施形態のスプリング28と同様の作用及び効果を奏することができる。このため、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0050】
[第3実施形態]
図8には、本発明の第3実施形態に係るシフト装置50(シフタ)の主要部が上方から見た平面図にて示されている。
【0051】
本実施形態に係るシフト装置50は、上記第2実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
【0052】
図8に示す如く、本実施形態に係るシフト装置50では、レバー12がオートシフト路32に沿って前側から後側に回動されることで、レバー12のシフト位置が「P」位置(パーキング位置)から「R」位置及び「N」位置を介して「D」位置(オートシフト路32の後端部)に変更される。さらに、レバー12がマニュアルシフト路22に沿って前側から後側に回動されることで、レバー12のシフト位置が「+」位置から「M」位置(マニュアル位置)を介して「−」位置(マニュアルシフト路22の後端部)に変更される。
【0053】
オートシフト路32の「D」位置及び「N」位置は、それぞれマニュアルシフト路22の「M」位置及び「+」位置に、左右方向において、連通されている。さらに、オートシフト路32の「R」位置及び「P」位置は、マニュアルシフト路22の「+」位置より前側に、左右方向において、連通されている。
【0054】
節度機構は、レバー12に、オートシフト路32及びマニュアルシフト路22の「M」位置の範囲において、シフト位置間からシフト位置へ向かう方向への付勢力を作用させる。これにより、節度機構の付勢力によって、レバー12のオートシフト路32及びマニュアルシフト路22の「M」位置の範囲における回動操作に節度感が付与される。
【0055】
配置機構24は、レバー12に、マニュアルシフト路22において、「M」位置側への付勢力を作用させる。これにより、レバー12にマニュアルシフト路22において回動操作力が作用されない際には、配置機構24の付勢力によって、レバー12が「M」位置に配置(復帰)される。
【0056】
強度ゲート14の規制孔16内には、オートシフト路32の前側部分及びマニュアルシフト路22の前側部分において、それぞれ第1前ブロック34及び第2前ブロック38が設けられている。
【0057】
強度ゲート14の規制孔16内には、オートシフト路32の前側部分及びマニュアルシフト路22の前側部分において、それぞれ第1前スプリング42及び第2前スプリング46が設けられており、第1前スプリング42は、レバー12に作用させる付勢力が節度機構に比し小さくされて、配置機構24を構成していない。
【0058】
第1前スプリング42は、自然長状態で、第1前ブロック34をオートシフト路32の「D」位置の直前に配置しており、第1前ブロック34は、マニュアルシフト路22の「+」位置の右側に配置されている。このため、レバー12が「D」位置から「N」位置及び「R」位置を介して「P」位置に回動される際には、レバー12によって第1前ブロック34が第1前スプリング42の付勢力に抗して前方に移動される。また、レバー12が「P」位置に配置された際には、第1前規制手段(第1前スプリング42の最大限の圧縮又はストッパ等)によって第1前ブロック34の前方への移動が規制されて、レバー12の前方への回動が規制される。さらに、レバー12が「+」位置に配置される際には、第1前ブロック34が、レバー12のオートシフト路32への回動を、規制孔16のオートシフト路32における右面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0059】
第2前スプリング46は、自然長状態で、第2前ブロック38をマニュアルシフト路22の「M」位置の直前に配置しており、第2前ブロック38は、オートシフト路32の「N」位置、「R」位置及び「P」位置の左側に配置されている。このため、レバー12が「M」位置から「+」位置に回動される際には、レバー12によって第2前ブロック38が第2前スプリング46の付勢力に抗して前方に移動される。また、レバー12が「+」位置に配置された際には、第2前規制手段(第2前スプリング46の最大限の圧縮又はストッパ等)によって第2前ブロック38の前方への移動が規制されて、レバー12の前方への回動が規制される。さらに、レバー12が「N」位置、「R」位置及び「P」位置に配置される際には、第2前ブロック38が、レバー12のマニュアルシフト路22への回動を、規制孔16のマニュアルシフト路22における左面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0060】
ここで、本実施形態では、第1前ブロック34及び第2前ブロック38が、上記第1実施形態のブロック26と同様の作用及び効果を奏することができると共に、第1前スプリング42及び第2前スプリング46が、上記第1実施形態のスプリング28と同様の作用及び効果を奏することができる。このため、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0061】
[第4実施形態]
図9には、本発明の第4実施形態に係るシフト装置60(シフタ)の主要部が上方から見た平面図にて示されている。
【0062】
本実施形態に係るシフト装置60は、上記第2実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
【0063】
図9に示す如く、本実施形態に係るシフト装置60では、レバー12がオートシフト路32に沿って前側から後側に回動されることで、レバー12のシフト位置が「R」位置から「N」位置を介して「D」位置に変更される。さらに、レバー12がマニュアルシフト路22に沿って前側から後側に回動されることで、レバー12のシフト位置が「+」位置から「H」位置を介して「−」位置に変更される。
【0064】
オートシフト路32の前後方向中央部の「N」位置は、マニュアルシフト路22の前後方向中央部の「H」位置に、左右方向において、連通されている。また、オートシフト路32の「R」位置は、マニュアルシフト路22の「+」位置に、左右方向において、連通されている。さらに、オートシフト路32の「D」位置は、マニュアルシフト路22の「−」位置に、左右方向において、連通されている。
【0065】
第1前スプリング42は、自然長状態で、第1前ブロック34をオートシフト路32の「N」位置の直前に配置しており、第1前ブロック34は、マニュアルシフト路22の「+」位置の右側に配置されている。このため、レバー12が「N」位置から「R」位置に回動される際には、レバー12によって第1前ブロック34が第1前スプリング42の付勢力に抗して前方に移動される。また、レバー12が「R」位置に配置された際には、第1前規制手段(第1前スプリング42の最大限の圧縮又はストッパ等)によって第1前ブロック34の前方への移動が規制されて、レバー12の前方への回動が規制される。さらに、レバー12が「+」位置に配置される際には、第1前ブロック34が、レバー12のオートシフト路32への回動を、規制孔16のオートシフト路32における右面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0066】
第1後スプリング44は、自然長状態で、第1後ブロック36をオートシフト路32の「N」位置の直後に配置しており、第1後ブロック36は、マニュアルシフト路22の「−」位置の右側に配置されている。このため、レバー12が「N」位置から「D」位置に回動される際には、レバー12によって第1後ブロック36が第1後スプリング44の付勢力に抗して後方に移動される。また、レバー12が「D」位置に配置された際には、第1後規制手段(第1後スプリング44の最大限の圧縮又はストッパ等)によって第1後ブロック36の後方への移動が規制されて、レバー12の後方への回動が規制される。さらに、レバー12が「−」位置に配置される際には、第1後ブロック36が、レバー12のオートシフト路32への回動を、規制孔16のオートシフト路32における右面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0067】
第2前スプリング46は、自然長状態で、第2前ブロック38をマニュアルシフト路22の「H」位置の直前に配置しており、第2前ブロック38は、オートシフト路32の「R」位置の左側に配置されている。このため、レバー12が「H」位置から「+」位置に回動される際には、レバー12によって第2前ブロック38が第2前スプリング46の付勢力に抗して前方に移動される。また、レバー12が「+」位置に配置された際には、第2前規制手段(第2前スプリング46の最大限の圧縮又はストッパ等)によって第2前ブロック38の前方への移動が規制されて、レバー12の前方への回動が規制される。さらに、レバー12が「R」位置に配置される際には、第2前ブロック38が、レバー12のマニュアルシフト路22への回動を、規制孔16のマニュアルシフト路22における左面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0068】
第2後スプリング48は、自然長状態で、第2後ブロック40をマニュアルシフト路22の「H」位置の直後に配置しており、第2後ブロック40は、オートシフト路32の「D」位置の左側に配置されている。このため、レバー12が「H」位置から「−」位置に回動される際には、レバー12によって第2後ブロック40が第2後スプリング48の付勢力に抗して後方に移動される。また、レバー12が「−」位置に配置された際には、第2後規制手段(第2後スプリング48の最大限の圧縮又はストッパ等)によって第2後ブロック40の後方への移動が規制されて、レバー12の後方への回動が規制される。さらに、レバー12が「D」位置に配置される際には、第2後ブロック40が、レバー12のマニュアルシフト路22への回動を、規制孔16のマニュアルシフト路22における左面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0069】
ここで、本実施形態では、第1前ブロック34、第1後ブロック36、第2前ブロック38及び第2後ブロック40が、上記第1実施形態のブロック26と同様の作用及び効果を奏することができると共に、第1前スプリング42、第1後スプリング44、第2前スプリング46及び第2後スプリング48が、上記第1実施形態のスプリング28と同様の作用及び効果を奏することができる。このため、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0070】
[第5実施形態]
図10には、本発明の第5実施形態に係るシフト装置70(シフタ)の主要部が上方から見た平面図にて示されている。
【0071】
本実施形態に係るシフト装置70は、上記第2実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
【0072】
図10に示す如く、本実施形態に係るシフト装置70では、レバー12がオートシフト路32に沿って前側から後側に回動されることで、レバー12のシフト位置が「R」位置から「N」位置を介して「D」位置に変更される。さらに、レバー12がマニュアルシフト路22に沿って前側から後側に回動されることで、レバー12のシフト位置が「H」位置から「B」位置(ブレーキ位置)に変更される。なお、レバー12が「B」位置に配置されることで、車両の自動変速機の変速段が下降される。
【0073】
オートシフト路32の「N」位置は、マニュアルシフト路22の前端部の「H」位置に、左右方向において、連通されている。また、オートシフト路32の「D」位置は、マニュアルシフト路22の「B」位置に、左右方向において、連通されている。
【0074】
強度ゲート14の規制孔16内には、オートシフト路32の後側部分及びマニュアルシフト路22の後側部分において、それぞれ第1後ブロック36及び第2後ブロック40が設けられている。
【0075】
強度ゲート14の規制孔16内には、オートシフト路32の後側部分及びマニュアルシフト路22の後側部分において、それぞれ第1後スプリング44及び第2後スプリング48が設けられている。
【0076】
第1後スプリング44は、自然長状態で、第1後ブロック36をオートシフト路32の「N」位置の直後に配置しており、第1後ブロック36は、マニュアルシフト路22の「B」位置の右側に配置されている。このため、レバー12が「N」位置から「D」位置に回動される際には、レバー12によって第1後ブロック36が第1後スプリング44の付勢力に抗して後方に移動される。また、レバー12が「D」位置に配置された際には、第1後規制手段(第1後スプリング44の最大限の圧縮又はストッパ等)によって第1後ブロック36の後方への移動が規制されて、レバー12の後方への回動が規制される。さらに、レバー12が「B」位置に配置される際には、第1後ブロック36が、レバー12のオートシフト路32への回動を、規制孔16のオートシフト路32における右面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0077】
第2後スプリング48は、自然長状態で、第2後ブロック40をマニュアルシフト路22の「H」位置の直後に配置しており、第2後ブロック40は、オートシフト路32の「D」位置の左側に配置されている。このため、レバー12が「H」位置から「B」位置に回動される際には、レバー12によって第2後ブロック40が第2後スプリング48の付勢力に抗して後方に移動される。また、レバー12が「B」位置に配置された際には、第2後規制手段(第2後スプリング48の最大限の圧縮又はストッパ等)によって第2後ブロック40の後方への移動が規制されて、レバー12の後方への回動が規制される。さらに、レバー12が「D」位置に配置される際には、第2後ブロック40が、レバー12のマニュアルシフト路22への回動を、規制孔16のマニュアルシフト路22における左面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0078】
ここで、本実施形態では、第1後ブロック36及び第2後ブロック40が、上記第1実施形態のブロック26と同様の作用及び効果を奏することができると共に、第1後スプリング44及び第2後スプリング48が、上記第1実施形態のスプリング28と同様の作用及び効果を奏することができる。このため、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0079】
なお、上記第1実施形態〜第5実施形態では、マニュアルシフト路22と第2オートシフト路20又はオートシフト路32とを左右方向において連通する。しかしながら、マニュアルシフト路22と第2オートシフト路20又はオートシフト路32とを一部(例えば「H」位置又は「M」位置が配置される前後方向位置)を除き左右方向において連通させなくてもよい。
【0080】
例えば、図11及び図12に示す如く、上記第2実施形態において、マニュアルシフト路22とオートシフト路32とを「H」位置が配置される前後方向位置を除き左右方向において連通させなくてもよい。
【0081】
図11に示す場合には、強度ゲート14に、マニュアルシフト路22とオートシフト路32との間における「H」位置より前側及び後側において、それぞれ中間部としての平面視長尺矩形板状の前中間壁80及び後中間壁82が設けられており、前中間壁80及び後中間壁82は、強度ゲート14の規制孔16の周面を構成している。
【0082】
ここで、「H」位置が配置される前後方向位置を除くマニュアルシフト路22にレバー12が配置される際には、前中間壁80及び第1前ブロック34又は後中間壁82及び第1後ブロック36が、レバー12のオートシフト路32への回動を、規制孔16のオートシフト路32における右面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0083】
さらに、「H」位置が配置される前後方向位置を除くオートシフト路32にレバー12が配置される際には、前中間壁80及び第2前ブロック38又は後中間壁82及び第2後ブロック40が、レバー12のマニュアルシフト路22への回動を、規制孔16のマニュアルシフト路22における左面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0084】
このため、レバー12の回動の前中間壁80及び後中間壁82による規制強度を高くするために、前中間壁80及び後中間壁82を左右方向において大型化する必要がなく、依然としてマニュアルシフト路22とオートシフト路32との左右方向における距離を大きくする必要をなくすことができる。
【0085】
しかも、レバー12の前後方向及び左右方向に対する傾斜方向への回動を前中間壁80及び後中間壁82によって効果的に規制できる。
【0086】
また、図12に示す場合には、強度ゲート14に、マニュアルシフト路22とオートシフト路32との間における「H」位置より前側及び後側において、それぞれ中間部としての平面視矩形板状の前中間ブロック84及び後中間ブロック86が設けられており、前中間ブロック84及び後中間ブロック86は、それぞれ第2前ブロック38(前後方向寸法が大きい方の第1前ブロック34又は第2前ブロック38)及び第2後ブロック40(前後方向寸法が大きい方の第1後ブロック36又は第2後ブロック40)と、前後方向寸法が同一にされている。
【0087】
強度ゲート14の規制孔16内には、前中間ブロック84の前側及び後中間ブロック86の後側において、それぞれ配置機構24を構成する中間調整手段としての前中間スプリング88及び後中間スプリング90が設けられている。前中間スプリング88は、規制孔16の前面と前中間ブロック84との間に掛渡されており、前中間スプリング88は、前中間ブロック84に対し、第2前スプリング46の第2前ブロック38に対する機能と同様の機能を有している。後中間スプリング90は、規制孔16の後面と後中間ブロック86との間に掛渡されており、後中間スプリング90は、後中間ブロック86に対し、第2後スプリング48の第2後ブロック40に対する機能と同様の機能を有している。
【0088】
ここで、「H」位置が配置される前後方向位置を除くマニュアルシフト路22にレバー12が配置される際には、前中間ブロック84及び第1前ブロック34又は後中間ブロック86及び第1後ブロック36が、レバー12のオートシフト路32への回動を、規制孔16のオートシフト路32における右面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0089】
さらに、「H」位置が配置される前後方向位置を除くオートシフト路32にレバー12が配置される際には、前中間ブロック84及び第2前ブロック38又は後中間ブロック86及び第2後ブロック40が、レバー12のマニュアルシフト路22への回動を、規制孔16のマニュアルシフト路22における左面(支持部)に支持された状態で規制する。
【0090】
このため、レバー12の回動の前中間ブロック84及び後中間ブロック86による規制強度を高くするために、前中間ブロック84及び後中間ブロック86を左右方向において大型化する必要がなく、依然としてマニュアルシフト路22とオートシフト路32との左右方向における距離を大きくする必要をなくすことができる。
【0091】
また、上記第1実施形態〜第5実施形態では、スプリング28、第1前スプリング42、第1後スプリング44、第2前スプリング46、第2後スプリング48、前中間スプリング88及び後中間スプリング90がそれぞれブロック26、第1前ブロック34、第1後ブロック36、第2前ブロック38、第2後ブロック40、前中間ブロック84及び後中間ブロック86の位置を調整する。しかしながら、例えば磁石(調整手段又は中間調整手段)の磁力によってブロック26、第1前ブロック34、第1後ブロック36、第2前ブロック38、第2後ブロック40、前中間ブロック84及び後中間ブロック86の位置を調整してもよい。
【0092】
さらに、上記第2実施形態及び第4実施形態では、第1前ブロック34と第1後ブロック36とを別体にすると共に、第2前ブロック38と第2後ブロック40とを別体にした。しかしながら、第1前ブロック34と第1後ブロック36とを一体にして一体移動可能にしてもよく、この場合、第1前スプリング42及び第1後スプリング44の一方を省略できる。さらに、第2前ブロック38と第2後ブロック40とを一体にして一体移動可能にしてもよく、この場合、第2前スプリング46及び第2後スプリング48の一方を省略できる。
【0093】
また、上記第1実施形態〜第5実施形態では、シフト装置10、30、50、60、70をフロア式のものにして車室の床部に設置した。しかしながら、シフト装置10、30、50、60、70を車両のステアリングコラムやインストルメントパネルに設置してもよい。
【符号の説明】
【0094】
10 シフト装置
12 レバー(シフト体)
14 強度ゲート(案内部材)
16 規制孔(案内孔)
20 第2オートシフト路(第1移動路)
22 マニュアルシフト路(第2移動路及び第1移動路)
26 ブロック(規制部材)
28 スプリング(調整手段)
30 シフト装置
32 オートシフト路(第1移動路及びは第2移動路)
34 第1前ブロック(規制部材)
36 第1後ブロック(規制部材)
38 第2前ブロック(規制部材)
40 第2後ブロック(規制部材)
42 第1前スプリング(調整手段)
44 第1後スプリング(調整手段)
46 第2前スプリング(調整手段)
48 第2後スプリング(調整手段)
50 シフト装置
60 シフト装置
70 シフト装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12