技術分野
アンモニア貯蔵設備に関するものである。
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】アンモニア貯蔵設備において、万が一アンモニアの貯槽からの漏洩が生じたときに、作業員による確認作業を行うことなく、アンモニアの漏洩箇所を特定し、さらに散水エリアを限定することで散水量を低減する。
【解決手段】アンモニアを貯蔵すると共に貯蔵空間を水平方向において複数の区画に分割する隔壁を有する貯槽と、貯槽の上方に平面視において複数設置されると共に貯槽に向けて散水可能な散水ノズルと、平面視において貯槽に対して複数箇所に設置されると共に、貯蔵の重量を測定する重量測定部と、重量測定部の測定結果に基づいてアンモニアの漏洩箇所を特定とすると共に、漏洩箇所の上方に位置する散水ノズルから散水をさせる制御部とを備える。
【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、従来の方法では、アンモニアの漏洩を検知すると、漏洩箇所が局所的なものであっても、貯槽全体に対して散水を行う。このため、散水された水の多くはアンモニアに触れることなく、排水される。これは余分な希釈水を散水していることに等しく、工水の無駄遣いとなる。また、多量の希釈水を散水した場合には、この希釈水の排水のために多くの時間を要し、送液ポンプの稼働等によって消費電力が増大したり、復旧作業が長期化したりする原因となる。
これに対して、散水エリアを限定することによって、希釈水の使用量を低減することが考えられる。しかしながら、作業員が漏洩箇所に近づくことは容易ではないことから、漏洩箇所を特定することは難しく、従来は散水エリアを限定することは困難であった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、アンモニア貯蔵設備において、万が一アンモニアの貯槽からの漏洩が生じたときに、作業員による確認作業を行うことなく、アンモニアの漏洩箇所を特定し、さらに散水エリアを限定することで散水量を低減することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
【発明の効果】
本発明によれば、貯槽の貯蔵空間が隔壁によって複数の区画に分割されている。このため、貯槽のいずれかの箇所からアンモニアが漏洩すると、その漏洩箇所に繋がる区画においてアンモニアが減少し、貯槽の重量バランスが崩れ、複数の重量測定部の測定結果に差が生じることになる。アンモニアが減少する区画の位置によって貯槽の重量バランスの崩れ方が異なるため、複数の重量測定部の測定結果からアンモニアの漏洩箇所をおおよそ特定することができる。本発明では、複数の重量測定部の測定結果から制御部がアンモニアの漏洩箇所を特定し、この特定された漏洩箇所に基づいて散水エリアを限定する。このため、全体としての散水量を低減させることができる。よって、本発明によれば、アンモニア貯蔵設備において、万が一アンモニアの貯槽からの漏洩が生じたときに、作業員による確認作業を行うことなく、アンモニアの漏洩箇所を特定し、さらに散水エリアを限定することで散水量を低減することが可能となる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】本発明の一実施形態におけるアンモニア貯蔵設備の全体を示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるアンモニア貯蔵設備が備える貯槽とロードセル等との位置関係を模式的に示す平面図である。
1……アンモニア貯蔵設備、2……貯槽、2a……容器本体、2b……脚部、2c……隔壁、2d……区画、2e……区画、2f……ドレン、2g……開閉弁、3……台部、3a……床板、3b……排水ピット、3c……防液堤、3d……隔壁、3e……区画、3f……区画、4……アンモニア送液部、4a……配管、4b……開閉弁、4c……送液ポンプ、5……ロードセル、5a……ロードセル、5b……ロードセル、6……散水設備、6a……散水ノズル、6b……制御弁、6c……配管、6d……開閉弁、7……アンモニア濃度計、8……非常用排水ポンプ、9……制御部
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