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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-230167(P2015-230167A)
(43)【公開日】2015年12月21日
(54)【発明の名称】ケース構造および時計ケース
(51)【国際特許分類】
   G04B 43/00 20060101AFI20151124BHJP
【FI】
   G04B43/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2014-114648(P2014-114648)
(22)【出願日】2014年6月3日
(71)【出願人】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100096699
【弁理士】
【氏名又は名称】鹿嶋 英實
(72)【発明者】
【氏名】長井 哲
(57)【要約】      (修正有)
【課題】耐衝撃性を確保して、ケース全体の小型化を図ることができるケース構造およびそれを備えた時計ケースを提供する。
【解決手段】本体ケースと、この本体ケースを覆う外装ケース6とを備え、この外装ケース6が、本体ケースの外周に装着されるベース部材11と、このベース部材11の上部外周に装着される装飾部材12と、ベース部材11および装飾部材12を結合する第1、第2の結合部材13、14と、を有している。従って、ベース部材11と装飾部材12とを第1、第2の結合部材13、14によって確実に結合することができる。このため、ベース部材11と装飾部材12とによって耐衝撃性を確保することができると共に、ベース部材11と装飾部材12との各肉厚を薄く形成することができ、これにより外装ケース6全体の外形を小さく形成することができる。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体ケースと、この本体ケースの外周に装着されて前記本体ケースを覆う外装ケースとを備え、
前記外装ケースは、前記本体ケースの外周に装着されるベース部材と、このベース部材の上部外周に装着される装飾部材と、前記ベース部材および前記装飾部材を結合する結合部材と、を有していることを特徴とするケース構造。
【請求項2】
請求項1に記載のケース構造において、前記結合部材は、前記ベース部材に係合すると共に前記ベース部材の厚さ方向に位置決めをする第1係合部と、前記装飾部材に係合すると共に前記装飾部材の厚さ方向に位置決めをする第2係合部と、を有していることを特徴とするケース構造。
【請求項3】
請求項2に記載のケース構造において、前記結合部材は、前記ベース部材に設けられた筒状部に係合する係合足部を更に有し、前記係合足部は、前記ベース部材の前記厚さ方向に対して垂直な面内に位置決めをすることを特徴とするケース構造。
【請求項4】
請求項2に記載のケース構造において、前記第1係合部は、前記ベース部材の前記厚さ方向に対して垂直な面内に位置決めをすることを特徴とするケース構造。
【請求項5】
請求項1〜請求項4のいずれかに記載のケース構造において、前記ベース部材と前記装飾部材との一方には、係止突起が設けられており、前記ベース部材と前記装飾部材との他方には、前記係止突起が係合する係合凹部が設けられ、前記係合凹部が前記係止突起に係合することにより前記装飾部材が前記ベース部材に取り付けられることを特徴とするケース構造。
【請求項6】
請求項5に記載のケース構造において、前記係止突起は、前記ベース部材の上側の薄肉部の外周面に沿って円弧状に設けられ、前記係合凹部は、前記装飾部材の円形の筒状部の内周面に沿って円弧状に設けられ、前記結合部材の第2係合部は、前記ベース部材に取り付けた時に前記係止突起に対応して連続するように円弧状に設けられており、前記係合凹部が前記係止突起及び前記第2係合部に係合することにより、前記装飾部材が前記ベース部材及び前記結合部材に取り付けられることを特徴とするケース構造。
【請求項7】
請求項1〜請求項6のいずれかに記載のケース構造において、前記結合部材を覆って前記結合部材に取り付けられ、かつ前記装飾部材を押えるカバー部材を備えていることを特徴とするケース構造。
【請求項8】
請求項7に記載のケース構造において、前記カバー部材は、ビスが挿入されるビス挿入孔を有し、前記結合部材は、前記カバー部材の前記ビス挿入孔に対応する個所にねじ穴が設けられた取付部を有し、前記カバー部材は、前記ビスが前記ビス挿入孔を通して前記取付部のねじ穴に螺合することにより、前記結合部材に取り付けられ、前記装飾部材及び前記ベース部材を固定して、前記外装ケースが組み立てられることを特徴とするケース構造。
【請求項9】
請求項1〜請求項8のいずれかに記載のケース構造において、前記ベース部材は前記本体ケースに複数のビスによって固定されていることを特徴とするケース構造。
【請求項10】
請求項1〜請求項9のいずれかに記載されたケース構造を備えていることを特徴とする時計ケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、時計や携帯電話機などの電子機器に用いられるケース構造およびそれを備えた時計ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、腕時計のケース構造においては、特許文献1に記載されているように、本体ケースと外装ケースとを備え、外装ケースが第1ベゼルと第2ベゼルとを有し、これら第1ベゼルと第2ベゼルとで本体ケースを覆って保護するように構成されたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−32424号公報
【0004】
この場合、外装ケースの第1ベゼルは、軟質の合成樹脂からなり、装飾が施されて本体ケースの上部外周に配置されるように構成されている。第2ベゼルは、軟質の合成樹脂からなる弾性カバーであり、本体ケースの外周および第1ベゼルの下部外周に配置されるように構成されている。また、この第2ベゼルは、3時側と9時側とに位置する個所と本体ケースとの間に空間部を形成し、この空間部によって第2ベゼルの一部が弾性変形し易くなるように構成されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような腕時計のケース構造では、軟質の合成樹脂からなる第2ベゼルと本体ケースとの間に空間部を設ける必要があるほか、衝撃を吸収するために第2ベゼルの肉厚を厚くする必要があり、これらによって第2ベゼルの外形が大きくなる。また、第1ベゼルは軟質の合成樹脂で形成されていることにより、第1ベゼルの厚みを薄くすると、衝撃を十分に吸収できなくなるため、第1ベゼルの肉厚を、ある程度、厚く形成する必要がある。このため、第1ベゼルおよび第2ベゼルの各肉厚が厚くなることにより、外装ケースの外形が大きくなり、腕時計ケース全体が大型化するという問題がある。
【0006】
この発明が解決しようとする課題は、耐衝撃性を確保して、ケース全体の小型化を図ることができるケース構造およびそれを備えた時計ケースを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、本体ケースと、この本体ケースの外周に装着されて前記本体ケースを覆う外装ケースとを備え、前記外装ケースが、前記本体ケースの外周に装着されるベース部材と、このベース部材の上部外周に装着される装飾部材と、前記ベース部材および前記装飾部材を結合する結合部材と、を有していることを特徴とするケース構造である。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、外装ケースのベース部材と外装ケースの装飾部材とを結合部材によって確実に結合することができるので、これらベース部材と装飾部材とによって耐衝撃性を確保することができると共に、ベース部材と装飾部材との各肉厚を薄く形成することができる。このため、外装ケース全体の外形を小さく形成することができ、これによりケース全体の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】この発明を腕時計に適用した一実施形態における腕時計ケースを示した拡大斜視図である。
図2図1に示された腕時計ケースを本体ケースと外装ケースとに分解して示した拡大斜視図である。
図3図1に示された腕時計ケースのA−A矢視において、本体ケースと外装ケースとを分解して示した拡大断面図である。
図4図1に示された腕時計ケースのB−B矢視において、本体ケースと外装ケースとを分解して示した拡大断面図である。
図5図2に示された外装ケースを更に分解して示した拡大斜視図である。
図6図5に示された外装ケースの第1結合部材を示した拡大斜視図である。
図7図2に示された外装ケースの第1結合部材における断面を示し、(a)は図2の外装ケースのC−C矢視における要部の拡大断面図、(b)は図2の外装ケースのD−D矢視における要部の拡大断面図、(c)は図2の外装ケースのE−E矢視における要部の拡大断面図である。
図8図5に示された外装ケースの第2結合部材を示した拡大斜視図である。
図9図2に示された外装ケースの第2結合部材における断面を示し、(a)は図2の外装ケースのF−F矢視における要部の拡大断面図、(b)は図2の外装ケースのG−G矢視における要部の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1図9を参照して、この発明を腕時計に適用した一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の12時側および6時側には、時計バンド(図示せず)を取り付けるためのバンド取付部2がそれぞれ外部に突出して設けられている。
【0011】
この腕時計ケース1の3時側には、図1に示すように、竜頭などのスイッチ部3が設けられている。また、この腕時計ケース1の2時側、4時側、8時側、および10時側に位置する各個所には、それぞれ押釦スイッチ4が設けられている。さらに、この腕時計ケース1は、その内部に時計モジュール(図示せず)が設けられるように構成されている。
【0012】
この腕時計ケース1は、図1および図2に示すように、本体ケース5と、この本体ケース5を覆う外装ケース6とを備えている。本体ケース5は、ABS樹脂などの硬質の合成樹脂からなり、図2に示すように、全体がほぼ筒形状に形成されている。すなわち、この本体ケース5は、その上部側が円筒状の薄肉部5aに形成され、下部側がほぼ筒状の厚肉部5bに形成されている。この本体ケース5の薄肉部5aには、図3および図4に示すように、その内部に金属製の補強部材5cが埋め込まれている。
【0013】
この本体ケース5の12時側および6時側に位置する厚肉部5bには、図2および図3に示すように、取付突起部7がバンド取付部2に対応して設けられている。また、この本体ケース5の3時側に位置する厚肉部5bには、図2および図4に示すように、竜頭などのスイッチ部3が取り付けられる大径のスイッチ取付孔8が設けられている。このスイッチ取付孔8の外端部には、リング状のフランジ部8aが、スイッチ部3の操作頭部3aの外径に対応する大きさで設けられている。
【0014】
また、この本体ケース5の9時側に位置する厚肉部5bには、図4に示すように、係合突起部9が外部に突出して設けられている。さらに、この本体ケース5の2時側、4時側、8時側、および10時側に位置する厚肉部5bの各個所には、図2に示すように、それぞれ押釦スイッチ4が取り付けられる小径のスイッチ取付孔10が設けられている。
【0015】
一方、外装ケース6は、図5に示すように、本体ケース5の外周に装着されるベース部材11と、このベース部材11の上部外周および本体ケース5の上端部に装着される装飾部材12と、ベース部材11および装飾部材12を結合する第1、第2の結合部材13、14と、を有している。ベース部材11は、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂からなり、本体ケース5の全外周を覆うように構成されている。
【0016】
すなわち、このベース部材11は、図2および図5に示すように、全体が本体ケース5よりも大きいほぼ筒形状に形成されている。この場合、ベース部材11は、その上部側が本体ケース5の薄肉部5aに対応する円筒状の薄肉部11aに形成され、下部側が本体ケース5の厚肉部5bに対応するほぼ筒状の厚肉部11bに形成されている。
【0017】
このベース部材11の12時側および6時側に位置する厚肉部11bには、図2図3、および図5に示すように、本体ケース5の取付突起部7を覆う取付カバー部15が外部に突出して設けられている。これにより、腕時計ケース1のバンド取付部2は、本体ケース5の取付突起部7とベース部材11の取付カバー部15とで構成されている。
【0018】
また、このベース部材11の3時側に位置する厚肉部11bには、図2および図5に示すように、アーチ形状の開口部16がスイッチ取付孔8のフランジ部8aに対応して設けられている。すなわち、このアーチ形状の開口部16は、その上部側がスイッチ取付孔8のフランジ部8aの外径に対応する半円形状に形成され、下部側がベース部材11の下端に開放され、この状態でベース部材11の内部と外部とに貫通するように構成されている。
【0019】
このアーチ形状の開口部16の両側部には、図2および図5に示すように、一対の筒状部17がアーチ形状の上部を除いて上下方向に沿って設けられている。これら一対の筒状部17は、図1に示すように、その突出長さ、つまりベース部材11の径方向に突出する長さが、スイッチ部3の操作頭部3aの軸方向の長さとほぼ同じ長さで、ベース部材11の外部に向けて突出して設けられている。
【0020】
これら一対の筒状部17には、図7(a)に示すように、それぞれ嵌合穴17aが上側に開放された状態で上下方向に沿って非貫通状態で設けられている。これにより、アーチ形状の開口部16は、図1に示すように、スイッチ部3の操作頭部3aが、一対の筒状部17間に位置した状態で、操作可能に配置されるように構成されている。
【0021】
また、このベース部材11の9時側に位置する厚肉部11bの外周面には、図4に示すように、後述する第2結合部材14に対応する取付突起部18が外部に突出して設けられている。この取付突起部18の内周面には、本体ケース5の厚肉部5bに設けられた係合突起部9が係合する係合凹部18aが設けられている。また、この取付突起部18には、後述するビス挿入孔24が内外に貫通して設けられている。
【0022】
このベース部材11の2時側、4時側、8時側、および10時側に位置する厚肉部11bの各個所には、図5に示すように、押釦スイッチ4の釦部4aが配置される釦開口部19がそれぞれ設けられている。また、このベース部材11の3時側に位置する薄肉部11aには、後述する第1結合部材13が配置する第1切欠き部20が、一対の筒状部17における外周方向の長さよりも長い長さで設けられている。
【0023】
また、このベース部材11の9時側に位置する薄肉部11aは、図5に示すように、後述する第2結合部材14が配置する第2切欠き部21が、取付突起部18の外周方向の長さよりも長い長さで設けられている。また、このベース部材11の薄肉部11aの外周面には、係止突起22が3時側の第1切欠き部20と9時側の第2切欠き部21とを除いて、外周方向に沿って円弧状をなすように形成されている。
【0024】
さらに、このベース部材11の厚肉部11bには、図2および図5に示すように、複数のビス挿入孔24がベース部材11の内外に貫通して設けられている。これにより、ベース部材11は、図1および図2に示すように、本体ケース5の外周面を覆った状態で、複数のビス23がベース部材11の各ビス挿入孔24を通して本体ケース5に螺着することにより、本体ケース5に取り付けられるように構成されている。
【0025】
装飾部材12は、図1図5に示すように、アルミニウムやステンレスなどの金属、または硬質の合成樹脂、例えば剛性の高いポリアミド系樹脂などの合成樹脂などの硬質の材料からなり、全体がほぼリング形状に形成されている。すなわち、この装飾部材12は、図3図5に示すように、ベース部材11の薄肉部11aの外周に装着するほぼ円形の筒状部12aと、ベース部材11の薄肉部11aの上端面および本体ケース5の薄肉部5aの上端面に跨って配置されるほぼ円形状のリング部12bとを有している。
【0026】
この場合、装飾部材12の12時側と6時側とに位置する個所は、図1図2、および図5に示すように、その上面および側面が一段厚く形成されている。また、この装飾部材12の3時側に位置する個所は、図4および図5に示すように、筒状部12aがベース部材11の第1切欠き部20に対応して切り取られていると共に、リング部12bの径方向の長さ(幅)がベース部材11の第1切欠き部20に対応して切り取られていることにより、幅狭部25に形成されている。
【0027】
この場合、装飾部材12の3時側に位置する幅狭部25は、図5に示すように、その外周方向の長さがベース部材11の一対の筒状部17の外端部間の長さとほぼ同じで、第1切欠き部20外周方向の長さよりも短く形成されている。これにより、3時側に位置する装飾部材12の幅狭部25は、本体ケース5の薄肉部5aの上端面のみに配置されることにより、ベース部材11の厚肉部11bの上端面および一対の筒状部17の上端部が上方に露呈するように構成されている。
【0028】
また、この装飾部材12の9時側に位置する個所、つまりベース部材11の第2切欠き部21に対応する個所には、図4および図5に示すように、一対の溝部26がベース部材11の取付突起部18の両端部に対応して設けられている。すなわち、これら一対の溝部26は、その間隔がベース部材11の第2切欠き部21の外周方向の長さよりも短く、リング部12bの一部から筒状部12aに亘って形成されている。これにより、一対の溝部26は、ベース部材11の取付突起部18の両端部を上方に露呈させるように構成されている。
【0029】
さらに、この装飾部材12における筒状部12aの内周面には、図3に示すように、ベース部材11の係止突起22が係合する係合凹部27が、3時側の幅狭部25および9時側の一対の溝部26を除いて、円弧状をなすように設けられている。これにより、装飾部材12は、その筒状部12aがベース部材11の上部側の薄肉部11aの外面に装着された際に、係合凹部27がベース部材11の係止突起22に係合することにより、ベース部材11に取り付けられるように構成されている。
【0030】
一方、第1、第2の結合部材13、14は、それぞれ剛性の高いポリアミド系の合成樹脂で形成されている。これら第1、第2の結合部材13、14のうち、第1結合部材13は、図5に示すように、ベース部材11の3時側に位置する個所と、装飾部材12の3時側に位置する個所とを、結合するものであり、ベース部材11の第1切欠き部20に配置されるように構成されている。すなわち、この第1結合部材13は、ベース部材11の第1切欠き部20に配置される第1結合体28を備えている。
【0031】
この第1結合体28は、図5に示すように、ベース部材11の上部側の薄肉部11aと同じ厚みで、その薄肉部11aと連続する円弧状に湾曲して形成されている。また、この第1結合体28は、その外周方向の長さがベース部材11の第1切欠き部20の外周方向の長さと同じ長さで、装飾部材12の3時側に位置する幅狭部25の外周方向の長さよりも長く形成されている。
【0032】
これにより、第1結合体28は、図5および図7(c)に示すように、ベース部材11の第1切欠き部20に配置された状態で、装飾部材12がベース部材11の薄肉部11aの外周に装着された際に、第1結合体28の両端部の外面に、装飾部材12の幅狭部25の両側に位置する個所の筒状部12aが重なり合うように構成されている。
【0033】
また、この第1結合部材13は、図5図7に示すように、ベース部材11の係合凹部29に係合する第1係合部である第1係合突起30と、装飾部材12の係合凹部27に係合する第2係合部である第2係合突起31と、ベース部材11の一対の筒状部17に係合する一対の係合足部32と、を有している。第1係合突起30は、図5および図6に示すように、第1結合体28の外面における外周方向の中間部に、その外部に向けて突出して設けられている。
【0034】
この場合、ベース部材11のアーチ形状の開口部16が位置する厚肉部11bの上部内面には、図4および図7(b)に示すように、第1結合部材13の第1係合突起30が係合する係合凹部29が設けられている。これにより、第1結合部材13は、第1結合体28がベース部材11の第1切欠き部20に配置された際に、第1係合突起30がベース部材11の係合凹部29に係合することにより、ベース部材11に対して取り付けられるように構成されている。また、第1結合部材13の第1係合突起30がベース部材11の係合凹部29に係合することにより、第1結合部材13は、ベース部材11の厚さ方向(図7(b)では上下方向)に位置決めされる。
【0035】
第2係合突起31は、図5および図6に示すように、第1結合体28の両側部における外周面に、その外周方向に沿い、かつ外部に向けて突出して設けられている。この第2係合突起31は、第1結合体28がベース部材11の第1切欠き部20に配置された際に、ベース部材11の薄肉部11aの外周面に設けられた係止突起22に対応して連続するように構成されている。この第2係合突起31は、図7(c)に示すように、装飾部材12の幅狭部25の両側に位置する個所の筒状部12aの内周面に設けられた係合凹部27に係合するように構成されている。
【0036】
すなわち、この第2係合突起31は、図5に示すように、装飾部材12がベース部材11の薄肉部11aの外周に装着されて、第1結合体28の両端部の外面に装飾部材12の幅狭部25の両側に位置する個所の筒状部12aが重なった際に、図7(c)に示すように、装飾部材12の幅狭部25の両側に位置する個所の筒状部12aの内周面に設けられた係合凹部27に係合することにより、第1結合部材13を装飾部材12に対して取り付けるように構成されている。また、第1結合部材13の第2係合突起31が装飾部材12の係合凹部27に係合することにより、第1結合部材13は、装飾部材12の厚さ方向(図7(c)では上下方向)に位置決めされる。
【0037】
一対の係合足部32は、図5および図6に示すように、ベース部材11に設けられた一対の筒状部17の嵌合穴17aにそれぞれ嵌め込まれるものであり、一対の筒状部17に対応する第1結合体28の両側部に第1取付部33を介して設けられている。すなわち、これら一対の係合足部32は、図6に示すように、第1結合体28の第1取付部33の外面から下側に向けて延出されている。
【0038】
これにより、一対の係合足部32は、図5および図7(a)に示すように、第1結合体28がベース部材11の第1切欠き部20に配置された際に、ベース部材11に設けられた一対の筒状部17の嵌合穴17aにそれぞれ嵌め込まれることにより、第1結合部13をベース部材11に対して強固に固定するように構成されている。また、第1結合部材13の係合足部32がベース部材11の筒状部17の嵌合穴17aに嵌め込まれることにより、第1結合部材13は、第1結合部材13は、ベース部材11の厚さ方向に対して垂直な面内に位置決めされる。
【0039】
この場合、第1結合体28の両側部に設けられた第1取付部33は、図5および図6に示すように、後述する第1カバー部材40を取り付けるためのものであり、角柱状に形成され、ベース部材11の第1切欠き部20における厚肉部11bの上面に配置されるように構成されている。この場合、第1取付部33は、その高さが第1結合体28と同じ高さに形成されている。この第1取付部33には、その上面から下部に向けてねじ穴33aが設けられている。
【0040】
一方、第2結合部材14は、図5に示すように、ベース部材11の9時側に位置する個所と、装飾部材12の9時側に位置する個所とを、結合するものであり、ベース部材11の第2切欠き部21に配置されるように構成されている。すなわち、この第2結合部材14は、ベース部材11の第2切欠き部21に配置される第2結合体34を備えている。
【0041】
この第2結合体34は、図5に示すように、ベース部材11の上部側の薄肉部11aと同じ厚みで、その薄肉部11aと連続する円弧状に湾曲して形成されている。また、この第2結合体34は、その外周方向の長さがベース部材11の第2切欠き部21の外周方向の長さと同じ長さで、装飾部材12の9時側に位置する一対の溝部26間の長さよりも長く形成されている。
【0042】
これにより、第2結合体34は、図5に示すように、ベース部材11の第2切欠き部21に配置された状態で、装飾部材12がベース部材11の薄肉部11aの外周に装着された際に、装飾部材12の一対の溝部26に対応する個所を除いて、第2結合体34の外面に装飾部材12の筒状部12aが重なり合うように構成されている。
【0043】
また、この第2結合部材14は、図5図8および図9に示すように、ベース部材11の係合凹部35に係合する第1係合部である第3係合突起36と、装飾部材12の係合凹部27に係合する第2係合部である第4係合突起37と、後述する第2カバー部材45を取り付けための第2取付部38と、を有している。第3係合突起36は、図8および図9(b)に示すように、第2結合体34の外面における外周方向の両側下部に、その外部に向けて階段状に突出して設けられている。
【0044】
この場合、ベース部材11の9時側に位置する取付突起部18の内周面には、図9(b)に示すように、第2結合部材14の第3係合突起36が係合する係合凹部35が、取付突起部18の係合凹部18aの上側に位置して設けられている。これにより、第2結合部材14は、第2結合体34がベース部材11の第2切欠き部21に配置される際に、第3係合突起36がベース部材11の係合凹部35に係合することにより、ベース部材11に対して取り付けられるように構成されている。また、第2結合部材14の第3係合突起36がベース部材11の係合凹部35に係合することにより、第2結合部材14は、ベース部材11の厚さ方向(図9(b)では上下方向)及び厚さ方向に対して垂直な面内に位置決めされる。
【0045】
第4係合突起37は、図5および図8に示すように、第2取付部38の個所を除いて、第2結合体34の外周面に、その外周方向に沿い、かつ外部に向けて突出して設けられている。この第4係合突起37は、第2結合体34がベース部材11の第2切欠き部21に配置された際に、ベース部材11の薄肉部11aの外周面に設けられた係止突起22に対応して連続するように構成されている。
【0046】
これにより、この第4係合突起37は、図9(b)に示すように、第2結合体34がベース部材11の第2切欠き部21に配置された状態で、装飾部材12の筒状部12aがベース部材11の上部側の薄肉部11aの外周に装着された際に、装飾部材12の筒状部12aの内周面に設けられた係合凹部27に係合することにより、第2結合部材14を装飾部材12に対して取り付けるように構成されている。また、第2結合部材14の第4係合突起37が装飾部材12の係合凹部27に係合することにより、第2結合部材14は、装飾部材12の厚さ方向(図9(b)では上下方向)に位置決めされる。
【0047】
第2取付部38は、図8および図9(a)に示すように、第2結合体34における第3係合突起36の両側に円柱状に設けられている。この第2取付部38は、ベース部材11の第2切欠き部21に対応する厚肉部11bの上面に配置され、この状態で装飾部材12の一対の溝部26に対応するように構成されている。すなわち、この第2取付部38は、その高さが第2結合体34と同じ高さに形成されている。この第2取付部38には、その上面から下部に向けてねじ穴38aが設けられている。
【0048】
ところで、第1結合部材13の上部には、図5に示すように、第1カバー部材40が取り付けられている。この第1カバー部材40は、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂で形成され、図7(a)〜図7(c)に示すように、第1結合部材13を覆って装飾部材12を上側から押え付けるように構成されている。
【0049】
すなわち、この第1カバー部材40は、図5に示すように、装飾部材12の幅狭部25に位置して、第1結合体28上に位置する装飾部材12の幅狭部25上から係合足部32上を覆う一対の第1カバー部41と、一対の係合足部32間に位置する第1結合体28を覆って一対の第1カバー部41を連結する第1連結部42と、を有している。
【0050】
この場合、一対の第1カバー部41における第1連結部42が連結される個所には、図2および図5に示すように、ビス43が挿入するビス挿入孔44が第1結合部材13の各第1取付部33のねじ穴33aに対応して設けられている。これにより、第1カバー部材40は、装飾部材12の幅狭部15の上方に露呈している第1結合部材13上に配置された状態で、ビス43がビス挿入孔44を通して第1取付部33のねじ穴33aに螺合することにより、図7(a)に示すように、第1結合部材13に取り付けられるように構成されている。
【0051】
また、この第1カバー部材40は、図1および図2に示すように、装飾部材12の幅狭部15の両側部およびその上方に露呈している第1結合部材13上に配置されて、ビス43によって第1結合部材13に取り付けられた際に、図7(a)〜図7(c)に示すように、装飾部材12の内側に位置する一対の第1カバー部41の内端部が装飾部材12の幅狭部25の両側を第1結合部材13上に押し付けると共に、一対の第1カバー部41間に装飾部材12の幅狭部25の中間部を露呈させるように構成されている。
【0052】
一方、第2結合部材14の上部には、図5に示すように、第2カバー部材45が取り付けられている。この第2カバー部材45も、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂で形成され、図9(a)および図9(b)に示すように、第2結合部材14を覆って装飾部材12を上側から押え付けるように構成されている。
【0053】
すなわち、この第2カバー部材45は、図5に示すように、装飾部材12の9時側の個所に位置して、第2結合体34上に位置する装飾部材12の9時側の個所から第2取付部38上、およびベース部材11の9時側に位置する取付突起部18の両端部上を覆う一対の第2カバー部46と、第2結合体34の上側に位置する装飾部材12を覆って一対の第2カバー部46を連結する第2連結部47と、を有している。
【0054】
この場合、一対の第2カバー部46における第2連結部47が連結される個所には、図2および図5に示すように、ビス43が挿入するビス挿入孔48が第2結合部材14の各第2取付部38のねじ穴38aに対応して設けられている。これにより、第2カバー部材45は、装飾部材12の9時側に位置する個所の上方に露呈している第2結合部材14上に配置された状態で、図9(a)に示すように、ビス43がビス挿入孔48を通して第2取付部38のねじ穴38aに螺合することにより、第2結合部材14に取り付けられるように構成されている。
【0055】
また、この第2カバー部材45は、図1および図2に示すように、装飾部材12の9時側に位置する個所およびその上方に露呈している第2結合部材14上に配置されて、ビス43によって第2結合部材14に取り付けられた際に、図9(a)に示すように、装飾部材12の内側に位置する一対の第2カバー部46の内端部が装飾部材12の9時側に位置する一対の溝部26の個所を第2結合部材14上に押し付けると共に、一対の第2カバー部46間に装飾部材12の9時側に位置する一部を露呈させるように構成されている。
【0056】
次に、このような腕時計ケース1を組み立てる場合について説明する。
この場合には、予め、本体ケース5に装着される外装ケース6を組み立てる。このときには、まず、ベース部材11の3時側に位置する第1切欠き部20と、ベース部材11の9時側に位置する第2切欠き部21とに、第1結合部材13と第2結合部材14とをそれぞれ取り付ける。
【0057】
すなわち、ベース部材11の3時側に位置する第1切欠き部20に第1結合部材13を取り付ける場合には、図5に示すように、第1結合部材13の一対の係合足部32をベース部材11の3時側に設けられた一対の筒状部17の嵌合穴17aに挿入させる。この状態で、一対の係合足部32を一対の筒状部17の嵌合穴17aに押し込んで嵌め込むと、第1結合部材13の第1結合体28がベース部材11の第1切欠き部20内に配置される。
【0058】
このときには、図7(b)に示すように、第1結合体28に設けられた第1係合突起30が、ベース部材11の3時側に位置するアーチ形状の開口部16の上部に設けられた係合凹部29に係合する。このように、一対の筒状部17の嵌合穴17aに対する一対の係合足部32の嵌着と、ベース部材11の係合凹部29に対する第1係合突起30の係合とによって、第1結合部材13がベース部材11に確実に固定される。また、第1結合部材13は、ベース部材11に対しての厚さ方向及び厚さ方向に対して垂直な面内に確実に位置決めされる。
【0059】
この状態では、第1結合体28がベース部材11の上部側の薄肉部11aと同じ厚みで円弧状に連続する。これにより、第1結合体28の外周面に設けられた第2係合突起31がベース部材11の薄肉部11aの外周面に設けられた係止突起22に対応して連続する。また、この状態では、図7(a)に示すように、第1結合体28と一対の筒状部17との間に位置する各第1取付部33が、ベース部材11の第1切欠き部20に位置する厚肉部11b上に配置される。
【0060】
一方、ベース部材11の9時側に位置する第2切欠き部21に第2結合部材14を取り付ける場合には、図9(b)に示すように、第2結合部材14の第2結合体34に設けられた第3係合突起36を、ベース部材11の9時側に位置する第2切欠き部21に対応する厚肉部11bの上部内周面に設けられた係合凹部35に係合させる。この状態で、第2結合体34をベース部材11の第2切欠き部21に配置する。これにより、第2結合部材14がベース部材11に固定される。また、第2結合部材14は、ベース部材11に対しての厚さ方向及び厚さ方向に対して垂直な面内に確実に位置決めされる。
【0061】
この状態では、第2結合体34がベース部材11の上部側の薄肉部11aと同じ厚みで円弧状に連続する。これにより、第2結合体34の外周面に設けられた第4係合突起37がベース部材11の薄肉部11aの外周面に設けられた係止突起22に対応して連続する。また、この状態では、図9(a)に示すように、第2結合体34に設けられた一対の第2取付部38が、ベース部材11の第2切欠き部21における厚肉部11bの上面に配置される。
【0062】
そして、装飾部材12をベース部材11に取り付ける。このときには、図5に示すように、まず、装飾部材12の幅狭部25をベース部材11の3時側に位置する第1切欠き部20に配置された第1結合部材13に対応させると共に、装飾部材12の一対の溝部26をベース部材11の9時側に位置する第2切欠き部21に配置された第2結合部材14の一対の第2取付部38に対応させる。
【0063】
この状態で、装飾部材12の筒状部12aをベース部材11の上部側の薄肉部11aの外周に嵌め込んで装着する。このときには、図3に示すように、装飾部材12の筒状部12aの内周面に設けられた係合凹部27が、ベース部材11の薄肉部11aの外周面に設けられた係合突起22に係合する。これにより、装飾部材12の筒状部12aがベース部材11の薄肉部11aに取り付けられる。
【0064】
この状態では、図3および図4に示すように、装飾部材12のリング部12bがベース部材11の薄肉部11aの上端部を覆って薄肉部11aの内側に突出する。また、装飾部材12の筒状部12aの下端面が、ベース部材11の厚肉部11bの上端面に当接し、装飾部材12の筒状部12aの外周面のほとんどが、ベース部材11の厚肉部11bの上端部に位置する外周部から突出せず、その内側に位置し、一部がほぼ同一面上に位置する。これにより、装飾部材12の筒状部12aが下側からめくれないように取り付けられる。
【0065】
また、このときには、図7(c)に示すように、装飾部材12の3時側に位置する幅狭部25の両側に位置する筒状部12aが、ベース部材11の第1切欠き部20に取り付けられた第1結合部材13の第1結合体28の両側部の外周に重なり合う。このため、装飾部材12の幅狭部25の両側に位置する筒状部12aの内周面に設けられた係合凹部27が、第1結合体28の両側部に位置する外周面に設けられた第2係合突起31に係合する。
【0066】
これにより、図7(c)に示すように、装飾部材12の3時側に位置する幅狭部25の両側に位置する筒状部12aが、ベース部材11の第1切欠き部20に取り付けられた第1結合部材13の第1結合体28に取り付けられる。この状態では、装飾部材12の幅狭部25に対応する個所の第1結合部材13が装飾部材12の上方に露呈する。
【0067】
同様に、装飾部材12の9時側に位置する筒状部12aが、装飾部材12の一対の溝部26を除いて、ベース部材11の第2切欠き部21に取り付けられた第2結合部材14の第2結合体34の外周面に重なり合う。このため、図9(b)に示すように、装飾部材12の9時側に位置する筒状部12aの内周面に設けられた係合凹部27が、第2結合体34の外周面に設けられた第4係合突起37に係合する。
【0068】
これにより、図9(b)に示すように、装飾部材12の9時側に位置する筒状部12aが、ベース部材11の第2切欠き部21に取り付けられた第2結合部材14の第2結合体34に取り付けられる。この状態では、図9(a)に示すように、装飾部材12の一対の溝部26に対応する個所の第2結合部材14の各第2取付部38が装飾部材12の上方に露呈する。
【0069】
この結果、金属や硬質の合成樹脂などからなる装飾部材12が、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂からなるベース部材11の薄肉部11aに取り付けられる。また、この装飾部材12の3時側がポリアミド系の剛性の高い硬質の合成樹脂からなる第1結合部材13によってベース部材11の3時側に取り付けられると共に、装飾部材12の9時側がポリアミド系の剛性の高い硬質の合成樹脂からなる第2結合部材14によってベース部材11の9時側に取り付けられる。
【0070】
この後、図2および図5に示すように、第1結合部材13上にウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂からなる第1カバー部材40を取り付けると共に、第2結合部材14上にウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂からな第2カバー部材44を取り付ける。
【0071】
すなわち、第1カバー部材40を第1結合部材13上に取り付ける場合には、一対の第1カバー部41を装飾部材12の3時側に位置する幅狭部25の両端部上から第1結合部材13の第1結合体28に設けられた一対の係合足部32上に配置し、一対の第1カバー部41を連結する第1連結部42を一対の係合足部32間に位置する第1結合体28上に配置する。
【0072】
すると、図7(a)に示すように、一対の第1カバー部41における第1連結部42が連結される個所に設けられた各ビス挿入孔44が、第1結合部材13の各第1取付部33のねじ穴33aに対応する。この状態で、第1カバー部材40の上方からビス43を各ビス挿入孔44に挿入させ、この挿入したビス43を第1取付部33のねじ穴33aに螺合させて締め付ける。
【0073】
これにより、図7(a)に示すように、第1カバー部材40が第1結合部材13を覆った状態で、第1結合部材13に取り付けられる。この状態では、装飾部材12の内側に位置する一対の第1カバー部41の内端部が、装飾部材12の幅狭部25の両側部を第1結合部材13上に押し付ける。これにより、装飾部材12の3時側がベース部材11および第1結合部材13に確実に取り付けられる。また、第1カバー部材40が第1結合部材13に取り付けられることで、第1カバー部材40とベース部材11の筒状部17により、竜頭などのスイッチ部3、2時側及び4時側に設けられた押釦スイッチ4をガードして外部からの衝撃から保護する。
【0074】
一方、第2カバー部材45を第2結合部材14上に取り付ける場合には、図5に示すように、一対の第2カバー部46を装飾部材12の9時側に位置する一対の溝部26上から第2結合部材14の第2結合体34に設けられた各第2取付部38上、およびベース部材11の9時側に位置する取付突起部18の両端部上に配置すると共に、一対の第2カバー部46を連結する第2連結部47を第2結合部材14の上側に位置する装飾部材12上に配置する。
【0075】
すると、図9(a)に示すように、一対の第2カバー部46における第2連結部47と対応する個所に設けられた各ビス挿入孔48が、第2結合部材14の一対の第2取付部38のねじ穴38aに対応する。この状態で、第2カバー部材45の上方からビス43を各ビス挿入孔48に挿入させ、この挿入したビス43を第2取付部38のねじ穴38aに螺合させて締め付ける。
【0076】
これにより、図2に示すように、第2カバー部材45が、ベース部材11の取付突起部18の両端部と、第2結合部材14と、これに対応する装飾部材12とを覆った状態で、第2結合部材14に取り付けられる。この状態では、第2カバー部材45が装飾部材12を第2結合部材14に押し付ける。これにより、装飾部材12の9時側がベース部材11および第2結合部材14に確実に取り付けられる。この結果、外装ケース6が組み立てられる。また、第2カバー部材45が第2結合部材14に取り付けられることで、第2カバー部材45とベース部材11の取付突起部18により、8時側及び10時側に設けられた押釦スイッチ4をガードして外部からの衝撃から保護する。
【0077】
そして、この外装ケース6を本体ケース5に取り付ける。この場合には、図2に示すように、外装ケース6のベース部材11の3時側に設けられたアーチ形状の開口部16を本体ケース5のスイッチ取付孔8のフランジ部8aに対応させると共に、外装ケース6のベース部材11の9時側に設けられた取付突起部18を本体ケース5の係合突起部9に対応させる。また、外装ケース6のベース部材11の12時側と6時側とに設けられた各取付カバー部15を本体ケース5の各取付突起部7に対応させる。
【0078】
この状態で、外装ケース6のベース部材11を押し広げて各取付カバー部15を本体ケース5の各取付突起部7に被せると共に、ベース部材11の厚肉部11bを本体ケース5の厚肉部5bの外周に被せる。すると、図4に示すように、本体ケース5の係合突起部9がベース部材11の9時側に設けられた取付突起部18の係合凹部18aに係合して、ベース部材11の薄肉部11aが本体ケース5の薄肉部5aの外周に装着される。
【0079】
このときには、装飾部材12のリング部12bの内周端部が本体ケース5の薄肉部5aの上端面に配置される。また、このときには、ベース部材11のアーチ形状の開口部16が本体ケース5のスイッチ取付孔8のフランジ部8aに対応すると共に、ベース部材11の2時側、4時側、8時側、および10時側の各釦開口部19が本体ケース5の小径のスイッチ取付孔10に対応する。
【0080】
そして、ベース部材11の厚肉部11bに設けられた複数のビス挿入孔24に複数のビス23をそれぞれ挿入させ、この挿入した複数のビス23を本体ケース5の厚肉部5bに螺着させることにより、外装ケース6が本体ケース5を覆った状態で本体ケース5に取り付けられる。これにより、腕時計ケース1が組み立てられる。
【0081】
このように、この腕時計ケース1によれば、本体ケース5と、この本体ケース5の外周に装着されて本体ケース5を覆う外装ケース6とを備え、この外装ケース6が、本体ケース5の外周に装着されるベース部材11と、このベース部材11の上部外周に装着される装飾部材12と、ベース部材11および装飾部材12を結合する第1、第2の結合部材13、14と、を有しているので、耐衝撃性を確保して、腕時計ケース1全体の小型化を図ることができる。
【0082】
すなわち、この腕時計ケース1では、外装ケース6のベース部材11と外装ケース6の装飾部材12とを第1、第2の結合部材13、14によって確実に結合することができるので、ベース部材11と装飾部材12との各肉厚を薄く形成することができる。このため、外装ケース6全体の外形を小さく形成することができるので、腕時計ケース1全体の小型化を図ることができる。
【0083】
また、この腕時計ケース1では、外装ケース6によって本体ケース5を外部からの衝撃から保護することができるので、耐衝撃性を確保することができると共に、ベース部材11と装飾部材12との各色を自由に変えることができるので、これらの色の組み合わせを自由に選択することができ、これにより多彩な色展開ができるので、デザイン性が豊富でデザイン性に優れたものを提供することができる。
【0084】
この場合、外装ケース6のベース部材11は、その上部側が円筒状の薄肉部11aに形成され、下部側が筒状の厚肉部11bに形成されており、装飾部材12は、ベース部材11の薄肉部11aの外周に配置される肉厚の薄い筒状部12aと、ベース部材11の薄肉部11aの上端部に配置される肉厚の薄いリング部12bとで形成されているので、外装ケース6全体の外径を小さく形成することができる。
【0085】
すなわち、外装ケース6の第1、第2の結合部材13、14が剛性の高いポリアミド系の合成樹脂で形成され、ベース部材11がウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂で形成され、装飾部材12がアルミニウムなどの金属または硬質の合成樹脂などで形成されていることにより、ベース部材11の上部側と装飾部材12との各肉厚を薄く形成することができる。これにより、外装ケース6の外形を小さく形成することができると共に、第1、第2の結合部材13、14によってベース部材11と装飾部材12とを確実にかつ強固に結合することができる。
【0086】
この場合、第1結合部材13は、ベース部材11の3時側に位置する係合凹部29に係合する第1係合突起30と、装飾部材12の係合凹部27に係合する第2係合突起31とを有しているので、ベース部材11がウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂で形成され、装飾部材12がアルミニウムなどの金属または硬質の合成樹脂などで肉厚が薄く形成されていても、第1結合部材13によってベース部材11と装飾部材12とを確実にかつ強固に結合することができる。
【0087】
すなわち、第1結合部材13は、ベース部材11の3時側に設けられた第1切欠き部20に配置される第1結合体28を有し、第1係合突起30は第1結合体28の中間部に位置する外周面に設けられていることにより、第1結合体28がベース部材11の第1切欠き部20に配置された際に、ベース部材11の3時側に位置する厚肉部11bの上部に設けられた係合凹部29に第1係合突起30を係合させることができ、これにより第1結合部材13をベース部材11に確実に取り付けることができる。
【0088】
また、この第1結合部材13の第2係合突起31は、第1結合体28の両端部の外周面に設けられているので、第1結合体28がベース部材11の第1切欠き部20に配置された状態で、ベース部材11の上部の薄肉部11aに装飾部材12の筒状部12aが配置された際に、この装飾部材12の筒状部12aの内周面と第1結合体28の両端部の外周面とが重なり合うことにより、装飾部材12の筒状部12aの内周面に設けられた係合凹部27に第1結合部材13の第2係合突起31を係合させることができ、これにより第1結合部材13に装飾部材12を確実に取り付けることができる。
【0089】
一方、第2結合部材14は、ベース部材11の9時側に位置する係合凹部35に係合する第3係合突起36と、装飾部材12の係合凹部27に係合する第4係合突起37とを有しているので、これによってもベース部材11がウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂で形成され、装飾部材12がアルミニウムなどの金属または硬質の合成樹脂などで肉厚が薄く形成されていても、第2結合部材14によってベース部材11と装飾部材12とを確実にかつ強固に結合することができる。
【0090】
すなわち、第2結合部材14は、ベース部材11の9時側に設けられた第2切欠き部21に配置される第2結合体34を有し、第3係合突起36は第2結合体34の外周面に設けられていることにより、第2結合体34をベース部材11の第2切欠き部21に配置する際に、ベース部材11の9時側に位置する厚肉部11bの上部に設けられた係合凹部35に第3係合突起36を係合させることができ、これにより第2結合部材14をベース部材11に確実に取り付けることができる。
【0091】
また、この第2結合部材14の第4係合突起37は、第2結合体34の外周面に設けられているので、第2結合体34がベース部材11の第2切欠き部21に配置された状態で、ベース部材11の上部の薄肉部11aに装飾部材12の筒状部12aが配置された際に、この装飾部材12の筒状部12aの内周面と第2結合体34の外周面とが重なり合うことにより、装飾部材12の筒状部12aの内周面に設けられた係合凹部27に第2結合部材14の第4係合突起37を係合させることができ、これにより第2結合部材14に装飾部材12を確実に取り付けることができる。
【0092】
また、第1結合部材13は、ベース部材11に設けられた一対の筒状部17に係合する一対の係合足部32を更に有していることにより、これら一対の係合足部32を一対の筒状部17に設けられた各嵌合穴17aに嵌め込むことができるので、第1結合部材13をベース部材11に確実にかつ強固に固定することができる。
【0093】
すなわち、ベース部材11にアーチ形状の開口部16が設けられていても、一対の筒状部17がアーチ形状の開口部16の両側に設けられていることにより、一対の筒状部17に嵌め込まれた一対の係合足部32を有する第1結合部材13によって、アーチ形状の開口部16に位置する個所のベース部材11の強度を確保することができる。
【0094】
また、この腕時計ケース1では、ベース部材11の外周面に係止突起部22が設けられており、装飾部材12の内周面にベース部材11の係止突起部22が係合する係合凹部27が設けられていることにより、装飾部材12がベース部材11に装着された際に、ベース部材11の係止突起部22を装飾部材12の係合凹部27に係合させることができるので、これによっても装飾部材12をベース部材11に確実に取り付けることができる。
【0095】
この場合、ベース部材11の係止突起部22は、ベース部材11の上部側に位置する薄肉部11aの外周面に設けられ、装飾部材12の係合凹部27は、ベース部材11の薄肉部11aの外周に装着する筒状部12aの内周面に設けられているので、装飾部材12の筒状部12aがベース部材11の薄肉部11aの外周に装着した際に、装飾部材12の筒状部12aの下端部をベース部材11の厚肉部11bの上端部に当接させてベース部材11の外周から突出させないように装着することができ、これによりベース部材11に対する装飾部材12のめくれを確実に防ぐことができる。
【0096】
また、この腕時計ケース1では、第1結合部材13を覆って第1結合部材13に取り付けられ、かつ装飾部材12の3時側を押える第1カバー部材40と、第2結合部材14を覆って第2結合部材14に取り付けられ、かつ装飾部材12の9時側を押える第2カバー部材45と、を備えていることにより、第1カバー部材40によって第1結合部材13を覆って保護することができ、また第2カバー部材45によって第2結合部材14を覆って保護することができ、これらによっても装飾部材12をベース部材11に確実にかつ強固に取り付けることができる。
【0097】
この場合、第1カバー部材40は、装飾部材12の3時側の上部から第1結合部材13の係合足部32上を覆う一対の第1カバー部41と、これら一対の係合足部32間に位置する第1結合体28を覆って一対の第1カバー部41を連結する第1連結部42と、を有しているので、一対の第1カバー部41に設けられたビス挿入孔44を通してビス43を第1結合部材13の第1取付部33のねじ穴33aに螺合させることにより、第1カバー部材40を第1結合部材13に確実に取り付けることができると共に、この第1カバー部材40によって装飾部材12を第1結合部材13に押し付けて固定することができる。
【0098】
同様に、第2カバー部材45は、装飾部材12の9時側の上部から第2結合部材14の第2取付部38上を覆う一対の第2カバー部46と、第2結合体34を覆って一対の第2カバー部46を連結する第2連結部47と、を有しているので、一対の第2カバー部46に設けられたビス挿入孔48を通してビス43を第2結合部材14の第2取付部38のねじ穴38aに螺合させることにより、第2カバー部材45を第2結合部材14に確実に取り付けることができると共に、この第2カバー部材45によって装飾部材12を第2結合部材14に押し付けて固定することができる。
【0099】
この場合、第1カバー部材40と第2カバー部材45とがウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂で形成されていることにより、耐衝撃性を向上させることができるほか、第1、第2のカバー部材40、45とベース部材11と装飾部材12とをそれぞれ異なる色にすることにより、更に多彩な色展開ができるばかりか、第1、第2のカバー部材40、45をデザイン的なアクセントとして表現することができるので、より一層、デザイン性の高いものを提供することができる。
【0100】
さらに、この腕時計ケース1では、ベース部材11が本体ケース5に複数のビス23によって固定されていることにより、外装ケース6を本体ケース5に確実に取り付けることができると共に、外装ケース6を本体ケース5に強固に固定することができ、これにより本体ケース5を外装ケース6によって確実にかつ良好に保護することができるので、より一層、耐衝撃性に優れたものを提供することができる。
【0101】
この場合、ベース部材11の厚肉部11bには、複数のビス挿入孔24がベース部材11の内外に貫通して設けられており、本体ケース5が硬質の合成樹脂で形成され、この本体ケース5の厚肉部5bにベース部材11の各ビス挿入孔24が対向していることにより、ベース部材11の各ビス挿入孔24を通して各ビス23を本体ケース5の厚肉部5bに螺着することができるので、外装ケース6を本体ケース5に確実にかつ強固に取り付けることができる。
【0102】
なお、上述した実施形態では、ベース部材11の外周面に係止突起部22を設け、装飾部材12の内周面にベース部材11の係止突起部22が係合する係合凹部27を設けた場合について述べたが、これに限らず、例えばベース部材11の外周面に係合凹部を設け、装飾部材12の内周面にベース部材11の係合凹部が係合する係止突起部を設けた構成であっても良い。
【0103】
また、上述した実施形態では、ベース部材11と装飾部材12とを第1結合部材13と第2結合部材14との2つの結合部材によって結合した場合について述べたが、これに限らず、3つ以上の結合部材によってベース部材11と装飾部材12とを結合するように構成しても良く、また1つの結合部材でベース部材11と装飾部材12とを結合するように構成しても良い。
【0104】
さらに、上述した実施形態では、腕時計ケース1に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計ケース1である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計ケースに適用することができる。また、時計ケースに限らず、腕に装着して使用する腕装着型の電子機器、あるいは携帯電話機や携帯情報端末機などの各種の電子機器の機器ケースにも適用することができる。
【0105】
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0106】
(付記)
請求項1に記載の発明は、本体ケースと、この本体ケースの外周に装着されて前記本体ケースを覆う外装ケースとを備え、前記外装ケースは、前記本体ケースの外周に装着されるベース部材と、このベース部材の上部外周に装着される装飾部材と、前記ベース部材および前記装飾部材を結合する結合部材と、を有していることを特徴とするケース構造である。
【0107】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のケース構造において、前記結合部材は、前記ベース部材に係合すると共に前記ベース部材の厚さ方向に位置決めをする第1係合部と、前記装飾部材に係合すると共に前記装飾部材の厚さ方向に位置決めをする第2係合部と、を有していることを特徴とするケース構造である。
【0108】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のケース構造において、前記結合部材は、前記ベース部材に設けられた筒状部に係合する係合足部を更に有し、前記係合足部は、前記ベース部材の前記厚さ方向に対して垂直な面内に位置決めをすることを特徴とするケース構造である。
【0109】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のケース構造において、前記第1係合部は、前記ベース部材の前記厚さ方向に対して垂直な面内に位置決めをすることを特徴とするケース構造。である。
【0110】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のケース構造において、前記ベース部材と前記装飾部材との一方には、係止突起が設けられており、前記ベース部材と前記装飾部材との他方には、前記係止突起が係合する係合凹部が設けられ、前記係合凹部が前記係止突起に係合することにより前記装飾部材が前記ベース部材に取り付けられることを特徴とするケース構造である。
【0111】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のケース構造において、前記係止突起は、前記ベース部材の上側の薄肉部の外周面に沿って円弧状に設けられ、前記係合凹部は、前記装飾部材の円形の筒状部の内周面に沿って円弧状に設けられ、前記結合部材の第2係合部は、前記ベース部材に取り付けた時に前記係止突起に対応して連続するように円弧状に設けられており、前記係合凹部が前記係止突起及び前記第2係合部に係合することにより、前記装飾部材が前記ベース部材及び前記結合部材に取り付けられることを特徴とするケース構造である。
【0112】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載のケース構造において、前記結合部材を覆って前記結合部材に取り付けられ、かつ前記装飾部材を押えるカバー部材を備えていることを特徴とするケース構造である。
【0113】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のケース構造において、前記カバー部材は、ビスが挿入されるビス挿入孔を有し、前記結合部材は、前記カバー部材の前記ビス挿入孔に対応する個所にねじ穴が設けられた取付部を有し、前記カバー部材は、前記ビスが前記ビス挿入孔を通して前記取付部のねじ穴に螺合することにより、前記結合部材に取り付けられ、前記装飾部材及び前記ベース部材を固定して、前記外装ケースが組み立てられることを特徴とするケース構造である。
【0114】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載のケース構造において、前記ベース部材は前記本体ケースに複数のビスによって固定されていることを特徴とするケース構造である。
【0115】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれかに記載されたケース構造を備えていることを特徴とする時計ケースである。
【符号の説明】
【0116】
1 腕時計ケース
5 本体ケース
5a 薄肉部
5b 厚肉部
6 外装ケース
11 ベース部材
11a 薄肉部
11b 厚肉部
12 装飾部材
12a 筒状部
12b リング部
13 第1結合部材
14 第2結合部材
16 開口部
17 筒状部
18 取付突起部
20 第1切欠き部
21 第2切欠き部
22 係止突起
23、43 ビス
27、29、35 係合凹部
28 第1結合体
30 第1係合突起
31 第2係合突起
32 係合足部
33 第1取付部
34 第2結合体
36 第3係合突起
37 第4係合突起
38 第2取付部
40 第1カバー部材
45 第2カバー部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9