特開2015-230757(P2015-230757A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-230757(P2015-230757A)
(43)【公開日】2015年12月21日
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
   H05B 37/02 20060101AFI20151124BHJP
【FI】
   H05B37/02 B
   H05B37/02 D
   H05B37/02 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-115013(P2014-115013)
(22)【出願日】2014年6月3日
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100082175
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 守
(74)【代理人】
【識別番号】100106150
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 英樹
(74)【代理人】
【識別番号】100142642
【弁理士】
【氏名又は名称】小澤 次郎
(72)【発明者】
【氏名】前田 忠司
(72)【発明者】
【氏名】大澤 祐也
【テーマコード(参考)】
3K273
【Fターム(参考)】
3K273PA10
3K273QA24
3K273QA27
3K273QA29
3K273QA30
3K273QA34
3K273QA39
3K273RA13
3K273RA14
3K273RA15
3K273RA16
3K273SA01
3K273SA04
3K273SA38
3K273SA46
3K273TA03
3K273TA15
3K273TA22
3K273TA28
3K273TA40
3K273TA47
3K273TA52
3K273TA54
3K273TA64
3K273TA66
3K273TA71
3K273UA02
3K273UA12
3K273UA13
3K273UA14
3K273UA16
3K273UA17
3K273UA19
3K273UA22
3K273UA23
(57)【要約】
【課題】制御用機器の追加時における利便性を高めた照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置200は、照明器具3と、人感センサ4、照度センサ5、照度人感センサ19などの制御用機器とを備えている。照度人感センサ19は、人感センサの機能を備える人感センサ部と照度センサの機能を備える照度センサ部とを備えている。コントローラ1および通信ユニット2は、機種種別情報およびアドレスと、制御用機器に設定する。コントローラ1は、既に持っている「人感センサ」という機種種別情報s2および「照度センサ」という機種種別情報s3を用いることにより、照度人感センサ19の機種種別情報を設定し、ネットワーク上で照度人感センサ19を認識する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明器具と、
前記照明器具と接続される制御用機器と、
前記照明器具および前記制御用機器と通信してそれぞれに機種種別情報およびアドレスを割り当てる制御手段と、
を備え、
前記制御用機器は、第1制御用機器、第2制御用機器、および第3制御用機器を含み、
前記第3制御用機器は、前記第1制御用機器と共通の機能および前記第2制御用機器と共通の機能を備え、複数の機種種別情報および複数のアドレスを保持可能であり、
前記第3制御用機器に、前記第1制御用機器と共通の第1機種種別情報と前記第2制御用機器と共通の第2機種種別情報とがそれぞれ設定され、
前記第1、2機種種別情報ごとに異なるアドレスを割り当てる照明装置。
【請求項2】
前記第1制御用機器が照度センサであり、前記第2制御用機器が人感センサであり、前記第3制御用機器が照度人感センサである請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記複数のアドレスの割り当てがいずれも前記制御手段で自動的に行われる請求項1または2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記アドレスを手動で設定するための設定手段を備え、
前記複数のアドレスの割り当てがいずれも前記制御手段から手動で行われる請求項1または2に記載の照明装置。
【請求項5】
前記アドレスを手動で設定するための設定手段を備え、
前記複数のアドレスそれぞれの割り当てが、前記制御手段で自動的に行われる場合と前記設定手段により手動で行われる場合とを選択可能である請求項1または2に記載の照明装置。
【請求項6】
照明器具と、
前記照明器具と接続される制御用機器と、
前記照明器具および前記制御用機器と通信してそれぞれに機種種別情報およびアドレスを割り当てる制御手段と、
前記アドレスを手動で設定するための設定手段と、
を備え、
前記制御用機器が複数のアドレスを保持可能であり、
前記複数のアドレスのうち1つは前記制御手段で自動的に割り当てられ、前記複数のアドレスのうち他の1つは前記設定手段により手動で割り当て可能である照明装置。
【請求項7】
前記制御手段は、給電機能を有し信号線を介して前記照明器具および前記制御用機器と接続するコントローラを含む請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特開2010−211938号公報に開示されているように、複数の照明器具、照度センサ、人感センサ、およびコントローラによってネットワーク状に構成された照明システムにおいて、それぞれの機器に個別にアドレスを設定するアドレス設定方法が知られている。この公報は、それぞれの機器に自動でアドレスを割り付ける技術も記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−211938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の技術において、通信ユニットに信号線で接続される照度センサ、人感センサなどの制御用機器は、それぞれが独立した機器であり、それぞれに固有のアドレスが設定される。コントローラは、接続される制御用機器を1台ずつ別々に特定するために、機種種別情報及びアドレスの情報を持っている。
【0005】
しかしながら、制御用機器の種別ごとに機種種別情報を設定することを必須条件とすると、新規種別の制御用機器を追加する際に機種種別情報の追加が必要となり、不便であるという問題があった。
【0006】
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、制御用機器の追加時における利便性を高めた照明装置を提供することを目的とする。
【0007】
また、自動的なアドレス割当を行う場合に、制御用機器の追加時に他の制御用機器が予期せずに外れていると、この外れていた制御用機器を再接続したときに追加した制御用機器との間でアドレスの競合が発生するという問題もあった。
【0008】
本発明の他の目的は、制御用機器の追加時にアドレスの競合が生じるのを抑制することのできる照明装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の発明にかかる照明装置は、照明器具と、前記照明器具と接続される制御用機器と、前記照明器具および前記制御用機器と通信してそれぞれに機種種別情報およびアドレスを割り当てる制御手段と、を備え、前記制御用機器は、第1制御用機器、第2制御用機器、および第3制御用機器を含み、前記第3制御用機器は、前記第1制御用機器と共通の機能および前記第2制御用機器と共通の機能を備え、複数の機種種別情報および複数のアドレスを保持可能であり、前記第3制御用機器に、前記第1制御用機器と共通の第1機種種別情報と前記第2制御用機器と共通の第2機種種別情報とがそれぞれ設定され、前記第1、2機種種別情報ごとに異なるアドレスが設定される。
【0010】
第2の発明にかかる照明装置は、照明器具と、前記照明器具と接続される制御用機器と、前記照明器具および前記制御用機器と通信してそれぞれに機種種別情報およびアドレスを割り当てる制御手段と、前記アドレスを手動で設定するための設定手段と、を備え、前記制御用機器が複数のアドレスを保持可能であり、前記複数のアドレスのうち1つは前記制御手段で自動的に割り当てられ、前記複数のアドレスのうち他の1つは前記設定手段により手動で割り当て可能である。
【発明の効果】
【0011】
第1の発明によれば、第3制御用機器に対して第1、2制御用機器の機種種別情報を流用することができるので、制御用機器の追加時における利便性が高められている。
【0012】
第2の発明によれば、複数のアドレスの1つを手動割り当て用のアドレスとしたので、制御用機器の追加時にアドレスの競合が生じるのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施の形態1にかかる照明装置を示すブロック図である。
図2】本発明の実施の形態2にかかる照明装置を示すブロック図である。
図3】本発明の実施の形態3にかかる照明装置を示すブロック図である。
図4】本発明の実施の形態3にかかる照明装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる照明装置200を示すブロック図である。照明装置200は、コントローラ1と、このコントローラ1に無線信号又は有線信号により通信を行う複数の通信ユニット2と、各通信ユニット2と接続する複数の照明ハードウェア100、101と、ワイヤレスリモコン7と、パソコン設定器8とを備えており、これらが1まとまりの照明システムを構築している。コントローラ1および通信ユニット2は、本発明にかかる「制御手段」を構成している。
【0015】
照明ハードウェア100、101は、それぞれが1つ又は複数の照明器具3を備えている。照明器具3は、LEDあるいは有機EL素子を内蔵した光源モジュールと、その光源モジュールを点灯させる点灯装置を備えている。照明ハードウェア100、101は、それぞれ「制御用機器」を備えている。「制御用機器」は、照明器具3の点灯制御に用いる各種センサおよび各種スイッチなどの機器からなる。具体的には、実施の形態1における制御用機器は、エリア内の人の存在を検知する人感センサ4、同じくエリア内の照度値を検知する照度センサ5、ランプの点灯をオンオフする壁スイッチ6、および照度人感センサ19を含んでいる。照度人感センサ19は、人感センサの機能を備える人感センサ部と照度センサの機能を備える照度センサ部とを備えている。
【0016】
照明器具3、人感センサ4、照度センサ5、壁スイッチ6および照度人感センサ19は、2線式シリアル通信で双方向通信を行う信号線20を介して、通信ユニット2に接続される。コントローラ1は、壁スイッチ6の操作および人感センサ4で検知、モニタした照度値に応じて、照明器具3の点滅、調光状態を制御する。通信ユニット2は、コントローラ1と無線通信又は有線通信を行い、有線シリアル通信可能な信号線20によって照明器具3、壁スイッチ6、照度センサ5及び人感センサ4と接続され、上位通信と下位通信のゲートウェイ機能をもつ。照明器具3は、調光信号線を介して受信したデータに従って、点灯/消灯または調光を行う。
【0017】
人感センサ4は、通信ユニット2と信号線20を介して有線通信可能に接続され、人の在/不在を検知して、検知情報をコントローラ1に通知する。照度センサ5は、通信ユニット2と信号線20を介して有線通信可能に接続され、机上面の照度値を検知し、照度値情報をコントローラ1に通知する。壁スイッチ6は、通信ユニット2と信号線20を介して有線通信可能に接続され、ボタンを押下されると、押下情報をコントローラ1に通知する。
【0018】
ワイヤレスリモコン7は、無線通信によってコントローラ1および通信ユニット2と通信を行い、照明器具3の調光制御、状態モニタ、データ設定を行う。ワイヤレスリモコン7がコントローラ1と通信することで、ユーザの遠隔操作によってコントローラ1の機能などを設定することができる。パソコン設定器8は、無線通信又は有線通信によって、コントローラ1および通信ユニット2と通信を行い、照明器具3の調光制御、状態モニタ、データ設定をパソコン画面上から実施する。
【0019】
照度人感センサ19は、通信ユニット2と信号線20を介して有線通信可能に接続され、搭載している照度センサ5で机上面の照度値を検知することができ、また、搭載している人感センサ4で人の在/不在を検知することができる。照度人感センサ19は、照度値情報または検知情報をコントローラ1に送信する。
【0020】
通信ユニット2には、構築したい照明ハードウェアに応じて、任意の個数の照明器具3、人感センサ4、照度センサ5、壁スイッチ6及び照度人感センサ19を取り付けることができる。図1に示すように、照明ハードウェア100では、1台の通信ユニット2にそれぞれ1台の制御用機器が接続されている。これに対し、照明ハードウェア101では、複数の照明器具3と、照度人感センサ19が取り付けられている。これ以外にも様々な形態が可能であり、1台の通信ユニット2に同一種類の制御用機器を複数個接続してもよい。構築したい照明システムに応じて、照明装置200の全体構成を任意に決めることができる。このような照明システムの構築に関しては特開2010−211938号公報に記載された公知技術を用いることができるので、ここではこれ以上の詳細は説明しない。
【0021】
通信ユニット2は、無線信号又は有線信号にてコントローラ1より受信したデータ設定、モニタ及び点灯、消灯、調光等の制御信号を2線式有線シリアル信号に変換する機能を持っている。通信ユニット2は、複数の照明器具3、人感センサ4、照度センサ5、壁スイッチ6、および照度人感センサ19それぞれに対して、1台毎に、整理番号となるアドレスad1〜ad12を予め割り付ける。通信ユニット2は、アドレスの他に各機器にあらかじめ設定されている「機種種別情報」とともに、各機器に個別にデータ設定、モニタ及び制御を行うことができる。コントローラ1は、通信ユニット2の起動時に、照明器具3、人感センサ4、照度センサ5、壁スイッチ6および照度人感センサ19のアドレスそれぞれを自動的に設定し、通信ユニット2に送信する。コントローラ1および通信ユニット2の具体的構成、および自動的なアドレス設定処理などの詳細は、特開2010−211938号公報に記載された公知技術を用いることができるので、ここではこれ以上の詳細は説明しない。
【0022】
図1では、照明ハードウェア100、101に含まれる制御用機器それぞれに、機種種別情報を示す記号s1〜s4と、固有のアドレスを示す記号ad1〜ad12が割り振られている。具体的には、照明ハードウェア100においては、照明器具3は機種種別情報s1およびアドレスad1を備えており、人感センサ4は機種種別情報s2およびアドレスad2を備えており、照度センサ5は機種種別情報s3およびアドレスad3を備えており、壁スイッチ6は機種種別情報s4およびアドレスad4を備えている。また、照明ハードウェア101においては、同じ機種である複数の照明器具3がそれぞれ機種種別情報s1を備えるともに、複数の照明器具3それぞれを区別するためにアドレスad7〜ad10が割り当てられている。
【0023】
照度人感センサ19は、照度センサおよび人感センサのハードウェアが一体化されて1つの部品となったものである。照度人感センサ19に2つの機種種別情報s2、s3が設定されており、機種種別情報s2は人感センサ4と同じものであり、機種種別情報s3は照度センサ5と同じものである。照明ハードウェア100の照度人感センサ19は、2つのアドレスad5、ad6を持っており、これらはいずれも他のアドレス情報と競合しない固有のアドレスである。照明ハードウェア101の照度人感センサ19も、2つのアドレスad11、ad12を持っており、これらも他のアドレス情報と競合しない固有のアドレスである。照度人感センサ19は、内蔵メモリに、第1機種種別格納領域、第1アドレス格納領域、第2機種種別格納領域、および第2アドレス格納領域を備えている。それぞれの機種種別格納領域およびアドレス格納領域には、別々の内容を登録することができる。照度人感センサ19の機種種別情報設定およびアドレスの登録については、照度センサ用の値と人感センサ用の2つの設定が個別に行われる。
【0024】
実施の形態1のアドレス割当処理の一例を説明すると、下記に述べるように照度人感センサ19に2つの機種種別情報s2、s3および2つのアドレスad5,ad6(もしくはad11、ad12)が自動的に設定されてもよい。具体的には、照度人感センサ19が新たに照明ハードウェア100に追加されると、その時点ではアドレス未設定の状態なので照度人感センサ19、通信ユニット2、およびコントローラ1の間で初期設定用の通信が行われる。照度人感センサ19は、まず1つ目のアドレス設定を行うために、アドレス設定要求信号および自己が「照度センサ」である旨の情報を、コントローラ1へと送信する。これらの信号を受け取ったコントローラ1は、既に照度センサ5に付与したのと同じ「照度センサ」である旨の機種種別情報s3と、新たに設定した第1のアドレス(例えばアドレスad6)を、照度人感センサ19に送信する。これらの情報を受け取った照度人感センサ19は、「照度センサ」という機種種別情報s3を第1機種種別格納領域に記憶し、新たな第1のアドレス(例えばアドレスad6)を第1アドレス格納領域に記憶する。これにより照度人感センサ19における照度センサ部についてのネットワーク上の設定が完了する。
【0025】
その一方で、照度人感センサ19は、2つ目のアドレス設定を行うために、アドレス設定要求信号および自己が「人感センサ」である旨の情報を、コントローラ1へと送信する。これらの信号を受け取ったコントローラ1は、既に人感センサ4に付与したのと同じ機種種別情報s2と、新たに設定した第2のアドレス(例えばアドレスad5)を、照度人感センサ19に送信する。これらの情報を受け取った照度人感センサ19は、「人感センサ」という機種種別情報s2を第2機種種別格納領域に記憶し、新たな第2のアドレス(例えばアドレスad5)を第2アドレス格納領域に記憶する。これにより照度人感センサ19における人感センサ部についてのネットワーク上の設定が完了する。
【0026】
なお、照明ハードウェア101に照度人感センサ19を追加するときにも機種種別情報は上記と同様にs2、s3を流用する。ただし、アドレスは固有の値であるad11、ad12が割り当てられる。
【0027】
コントローラ1は、照度人感センサ19の追加時に、新たに「照度人感センサ」を意味する固有の機種種別情報を必要としない。その代わりに、コントローラ1は、既に持っている「人感センサ」という機種種別情報s2および「照度センサ」という機種種別情報s3を用いることにより、照度人感センサ19の機種種別情報を設定し、ネットワーク上で照度人感センサ19を認識する。照度人感センサ19が照度センサ用および人感センサ用の独立した2つの機種種別情報および2つのアドレスを持つことで、機種種別情報s2、s3を人感センサ4、照度センサ5と同様に設定できるので、新たな機種種別情報を追加登録する必要なく、個別にデータ設定、モニタ及び制御を行うことができる。
【0028】
なお、本発明は上述したように機種種別情報およびアドレスを自動的に設定する形態のみに限られるものではない。例えば、変形例として、照度人感センサ19の2つの機種種別情報および2つのアドレスの設定方法を、自動設定と手動設定との間で切り替え可能としてもよい。手動設定は、ワイヤレスリモコン7あるいはパソコン設定器8で機種種別情報およびアドレスの設定操作をするものである。ワイヤレスリモコン7およびパソコン設定器8は、これらの設定を手動で行うための「設定手段」に相当する。自動設定と手動設定の切り替えは、設定モードを自動設定とするか手動設定とするかの切り替え信号を、ワイヤレスリモコン7あるいはパソコン設定器8により通信ユニット2に送信することで実現すればよい。また、他の変形例として、2つの機種種別情報および2つのアドレスの設定を常に手動で行わせるようにしてもよい。
【0029】
なお、上記実施の形態1では、照度人感センサ19が複数の機種種別情報および複数のアドレスを有するものとしたが、本発明はこれに限られない。照明に関連する様々な制御用機器を対象にして変形が可能であり、互いに異なる機能を有する第1、2制御用機器があり、この2種類の制御用機器を1つのハードウェアとして提供した第3制御用機器があるとする。この場合に、第3制御用機器は、第1制御用機器と共通の第1機能部と第2制御用機器と共通の第2機能部とを備える。この第1機能部に第1制御用機器と共通の機種種別情報を設定し、第2機能部に第2制御用機器と共通の機種種別情報を設定し、第1機能部と第2機能部に異なるアドレスを割り当てればよい。
【0030】
また、上記実施の形態1では、2種類の制御用機器を1つのハードウェアとして提供した場合について説明したが、他にも、「照明器具3に人感センサ4を内蔵させた人感センサ付照明器具」あるいは「照明器具3に照度センサ5を内蔵させた人感センサ付照明器具」が提供されてもよい。このような形態の照明装置は、「照明器具と、前記照明器具と接続される制御用機器と、前記照明器具と共通の機能および前記制御用機器と共通の機能を有する機器一体化照明器具と、前記照明器具、前記制御用機器、および前記機器一体化照明器具と通信してそれぞれに機種種別情報およびアドレスを割り当てる制御手段と、を備え、前記機器一体化照明器具は、複数の機種種別情報および複数のアドレスを保持可能であり、前記機器一体化照明器具に、前記照明器具と共通の第1機種種別情報と前記制御用機器と共通の第2機種種別情報とがそれぞれ設定され、前記第1、2機種種別情報ごとに異なるアドレスを割り当てる照明装置」として提供されてもよい。
【0031】
なお、本発明で特定の1つの制御用機器(実施の形態1では照度人感センサ19)に持たせる機種種別情報およびアドレスそれぞれの個数は2つに限られない。例えば3つの機能を一体化した制御用機器に対しては、3つ以上の機種種別情報および3つ以上のアドレスを設定可能としてもよい。
【0032】
実施の形態2.
図2は、本発明の実施の形態2にかかる照明装置210を示すブロック図である。実施の形態2は、照度人感センサ19に2つのアドレスを設定および保持可能である点は上記実施の形態1と同じであるが、その2つのアドレスをどのように使うかが異なっている。
【0033】
実施の形態2では、上記実施の形態1とは異なり、コントローラ1には「照度人感センサ」を意味する固有の機種種別情報である「s10」が追加登録されている。実施の形態2では照度人感センサ19に対してこの「照度人感センサ」という機種種別情報s10を設定する。
【0034】
図2のブロック図に示すように、照度人感センサ19の2つのアドレス格納領域のうち一つには、通信ユニット2が起動した時に自動的にアドレスを設定する。具体的には、図2に示すように、照明ハードウェア100の照度人感センサ19にはアドレスad5が自動的に設定されている。なお、照度人感センサ19が有するもう一つのアドレス格納領域は「アドレス未設定」の状態となっている。
【0035】
これに対し、照明ハードウェア101の照度人感センサ19については、自動設定は行わずに、手動設定によりアドレスad12の割当てを行う。手動割当は、ワイヤレスリモコン7あるいはパソコン設定器8を用いてユーザ自身が手動でアドレス設定操作をするものである。追加接続用のアドレス格納領域に対するアドレス割当を自動割当にするか手動割当にするかの切り替えは、ワイヤレスリモコン7あるいはパソコン設定器8で通信ユニット2に送信し、設定モードを選択的に切り替られるようにすればよい。
【0036】
通信ユニット2が自動的にのみアドレス割当を行う場合、既にアドレスが割り当てられている状態で1台の制御用機器の接続が外れていると、新しい制御用機器を追加するときに通信ユニット2は接続が外れていた制御用機器のアドレスが自動的に割り当てられる。この自動的なアドレス割当後に、接続が外れていた制御用機器が元通りに接続された場合、同じアドレスが2つ存在し、アドレスの競合が起きて適切な制御を行えないという問題がある。
【0037】
この点、照明装置210によれば、一つの制御用機器に2つのアドレス格納領域を持たせ、一方のアドレスを自動割当用にし、他方のアドレスを手動割当用にする。手動割当用のアドレスには予期せずに他の制御用機器と同じアドレスが自動的に割り当てられることがなく、制御用機器を追加する際に手動でアドレス割当を行うことができる。コントローラ1は、この手動割当されたアドレスを認識することで、他の制御用機器と照度人感センサ19とを確実に区別することが可能となる。
【0038】
実施の形態3.
図3は、本発明の実施の形態3にかかる照明装置220を示すブロック図である。実施の形態1、2では、通信ユニット2が有する給電機能を利用するために、照明器具3、人感センサ4などを通信ユニット2に接続し、通信ユニット2を介してコントローラ1との通信を行っている。これに対し、実施の形態3ではコントローラ11が給電機能を備えているので、通信ユニット2を省略している。このように、照明器具3、人感センサ4、照度センサ5、壁スイッチ6および照度人感センサ19がそれぞれ信号線20を介してコントローラ11と直接に接続してもよい。コントローラ11は、コントローラ1が担っていたアドレス設定などの機能を同様に備える。なお、実施の形態3の変形例として、このコントローラ11を実施の形態2にかかる照明装置210と組み合わせて、図4に示す照明装置230を提供してもよい。
【符号の説明】
【0039】
1、11 コントローラ、2 通信ユニット、3 照明器具、4 人感センサ、5 照度センサ、6 壁スイッチ、7 ワイヤレスリモコン、8 パソコン設定器、19 照度人感センサ、20 信号線、100、101 照明ハードウェア、200〜230 照明装置、ad1〜ad12 アドレス、s1〜4、s10 機種種別情報
図1
図2
図3
図4