【解決手段】TV受信機(10)における視聴状況を示す視聴状況情報を取得するチャンネル情報取得部(221)と、取得した視聴状況情報によって定まる番組に関連するキーワードを外部から取得する番組関連情報取得部(222)と、取得したキーワードをTV受信機(10)に送信するページ作成部(223)とを備える情報提供装置(20)。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成は、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0011】
なお、本明細書におけるコンテンツとは、放送番組、録画番組、DVD、ストリーミング配信される動画などを含む。以下では、主として、コンテンツが放送番組である場合を例にして説明するが、これは以下の実施形態を限定するものではない。
【0012】
≪実施形態1≫
まず、本発明の実施形態1に係る通信システム1について説明する。本発明の実施形態1において、ポータルサーバ(情報提供装置)は、TV受信機(受信装置)から視聴状況情報を取得し、当該視聴状況情報によって定まる番組に関連するキーワードを、ポータルサーバに保存されたテーブルや、外部のサーバ(例えば、呟き掲示板やSNS(Social Networking Service)を管理するサーバ、連携サーバなど)から取得し、取得したキーワードを含むWEBコンテンツをTV受信機に送信する。ここで、本実施形態における視聴状況情報には、リアルタイムな放送データ(現在ユーザが視聴している番組を含む)のチャンネル情報が含まれる。また、TV受信機は、上記キーワードを検索条件として外部のサーバに対して検索要求を送信する。外部サーバは、その検索要求に基づいて検索し、検索結果をテレビ受信機に送信し、テレビ受信機は、その検索結果を取得し、WEBコンテンツに記述された場所に表示する。
【0013】
より具体的には、ポータルサーバは、チャンネル情報を用いて特定される放送局に対する放送局名と、検索に用いるキーワードを内部に保持するテーブルから取得し、さらに、番組についての放送局名、番組名、出演者及び関連情報などの情報を連携サーバ(コンテンツ関連情報サーバ)から取得し、当該情報からキーワードを抽出し、当該キーワードを含むWEBコンテンツをTV受信機に送信する。この時、検索に用いるキーワードは、表示されない情報として通知してもよい。そして、そのWEBコンテンツを受信した、TV受信機は、当該キーワードにより外部サーバに対して検索要求を送信する。外部サーバは、その検索要求に基づいて検索し、検索結果をテレビ受信機に送信し、テレビ受信機は、検索結果を外部サーバから取得し、当該検索結果をWEBコンテンツに記述された場所に表示する。
【0014】
なお、実施形態1は、電子投稿サイトにログインしていることを前提とするが、提供するサービスで利用する外部サーバの仕様によっては、電子投稿サイトへのログインをしていなくてもよい。また、電子投稿サイトにログインをして、サービスとして連動するケースに関しては、そのサービスインの方法について、実施形態3で記載する。また、キーワードによる検索対象となる外部のサイトは、電子投稿サイトやSNSに限定されるものではなく、例えば、ニュース、地域情報、天気情報などを含む関連サイトであってもよい。
【0015】
なお、本実施形態では、外部サーバとの通信をTV受信機が実施しているが、ポータルサーバが実施する構成としてもよい。この場合、検索結果をポータルサーバが受けて、検索結果情報を含むWEBコンテンツを、TV受信機に送信し、TV受信機がそれを受信し、表示する処理となる。
【0016】
〔システムの構成と動作の概要〕
図1は、本発明の実施形態1に係る通信システム1の構成の概要を示す図であり、
図11は、通信システム1のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。図示のように、通信システム1は、TV受信機10、リモコン(リモートコントローラ)181、ポータルサーバ20、連携サーバ30および外部サーバ40を備えている。TV受信機10、ポータルサーバ20、連携サーバ30および外部サーバ40は、通信ネットワーク51を含むネットワーク50を介して通信可能なように接続されている。
【0017】
図11に示すように、TV受信機10は、通信部11、制御部12、記憶部13、放送波受信部14、重畳部15、出力部16(キーワード表示手段、検索結果表示手段)、および操作部18を備える。TV受信機10は、BD(BLU-RAY Disc(登録商標))ドライブなど、その他の構成をさらに備えていてもよいし、必ずしもテレビに限らず、放送波を受信し、映像および音声を出力する構成であればよい。また、WEBコンテンツを受信する端末は、TV受信機10に限らず、例えば、スマートフォンやPC(Personal Computer)であってもよい。
【0018】
通信部11は、ネットワーク50を介して、自装置(TV受信機10)と、別の装置(ポータルサーバ20)とを通信可能に接続するためのインターフェースである。
【0019】
制御部12として利用可能なデバイスとしては、CPU(Central Processing Unit)を挙げることができる。また、記憶部13は、主記憶部および補助記憶部を備えている。記憶部13の主記憶として利用可能なデバイスとしては、例えば、半導体RAM(random access memory)を挙げることができる。また、記憶部13の補助記憶部として利用可能なデバイスとしては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)を挙げることができる。
【0020】
記憶部13の補助記憶部には、TV受信機10として動作させるための制御プログラムが格納されている。制御プログラムは、上述したTV受信機10の機能を実現するためのプログラムである。
【0021】
制御部12は、TV受信機10内の各種構成を統括的に制御するものである。制御部12は、記憶部13の主記憶部上に制御プログラムを展開し、展開された制御プログラムに含まれる各種の命令を実行することによって、上述したTV受信機10の機能を実現する。
【0022】
放送波受信部14は、放送局(図示せず)から送信された放送番組のデジタル放送波(例えば、BSデジタル放送、CSデジタル放送、地上波デジタル放送)を、アンテナ部(図示せず)を介して受信する装置である。具体的には、放送波受信部14は、制御部12の指示に従って、複数の上記デジタル放送波の中から1つまたは幾つかを選択(選局)して受信する。放送波受信部14として利用可能なデバイスとしては、チューナを挙げることができる。なお、放送波受信部14は、放送波に限らず、IP放送を受信可能な構成としてもよい。
【0023】
重畳部15は、放送波受信部14からの放送番組の映像データおよび音声データに対し、制御部12にて作成された映像データおよび音声データをそれぞれ重畳するものである。重畳部15は、重畳した映像データおよび音声データを出力部16に送信する。なお、制御部12が作成する映像データとしては、録画リスト、番組表などのOSD(On Screen Display)データが挙げられる。また、制御部12が作成する音声データとしては、速報チャイム、ボタン操作音、警報音など、内蔵の音声データが挙げられる。
【0024】
出力部16は、重畳部15からの映像データおよび音声データに基づいて、映像および音声を出力するものである。出力部16は、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示素子、受信した画像データに基づいて表示素子を駆動するドライバ回路、デジタル形式の上記音声データをアナログ形式の音声信号に変換するD/A変換回路、上記音声信号を音声に変換して出力するスピーカ、などを備える。
【0025】
操作部17は、TV受信機10を遠隔操作するためのリモコン181、または、TV受信機10に設けられた入力デバイスをユーザが操作することにより、当該ユーザの入力操作を受け付けて、操作データを作成し制御部12に送信するものである。上記入力デバイスの例としては、ボタンスイッチ、タッチパネルなどが挙げられる。
【0026】
ここで、
図1に示すリモコン181の詳細について説明する。リモコン181は、ネットワーク50を介してポータルサイトにアクセスするための入力操作を受け付け可能な操作ボタンである「インターネット」ボタンB1を備えている。その他、リモコン181は、チャンネル切替、ボリューム調整、機能選択などの種々の入力操作を受け付け可能な操作ボタンを備えている。なお、リモコン181に表示画面が設けられている場合には、これらの入力操作を、当該表示画面に表示された操作画像(アイコン等)を介して取得してもよい。リモコン181は、ユーザの入力操作に応じた制御信号を生成し、生成した制御信号を、赤外線通信等の無線通信媒体を介してTV受信機10に送信する。
【0027】
図11に示すように、ポータルサーバ20は、通信部21、制御部22、および記憶部23を備える。連携サーバ30は、通信部31、制御部32、および記憶部33を備える。外部サーバ40は、通信部41、制御部42、および記憶部43を備える。なお、上記の各サーバの通信部、制御部、および記憶部は、それぞれ、TV受信機10の通信部11、制御部12、および記憶部13と同様のハードウェア構成であるので、その説明を省略する。
【0028】
なお、ポータルサーバ20に接続されている連携サーバとして、連携サーバ30のみが図示されているが、連携サーバ30を含む複数の連携サーバがポータルサーバ20に接続されていてもよい。同様に、ポータルサーバ20に接続されている外部サーバとして、外部サーバ40のみが図示されているが、外部サーバ40を含む複数の外部サーバがポータルサーバ20に接続されていてもよい。また、連携サーバ30と、外部サーバ40とが1台のサーバとしてまとまっていてもよい。さらに、連携サーバ30または外部サーバ40が自社で運用管理されている場合などには、連携サーバ30または外部サーバ40と、ポータルサーバ20とが1台のサーバとしてまとまっていてもよい。
【0029】
まず、TV受信機10は、有線、無線、インターネット回線などにより放送されている放送番組(放送コンテンツ)を受信し再生して、表示したり音声出力したりする。これにより、ユーザは放送番組を視聴できる。このとき、TV受信機10は、ユーザが視聴する放送番組を特定可能な情報を含むチャンネル情報を、TV受信機10の製造業者など(以下において、自社とも表現する)が有するポータルサーバ20に適時送信する。これにより、ポータルサーバ20は、TV受信機10における視聴状況を把握することが可能となる。
【0030】
ここで、放送番組とは、一般に、ユーザからの要求とは無関係に、放送局または放送サーバから放送(配信)される番組のことを指す。放送番組は、放送波を介して放送されるものであってもよいし、ネットワーク経由で配信されるものであってもよい。放送局または放送サーバが放送番組を放送(配信)する日時は、放送局または放送サーバによって予め決定されている。そのため、TV受信機10は、放送番組を受信する日時を自由に決定することはできない。
【0031】
上記放送番組の視聴中に、上記ユーザがリモコン181の「インターネット」ボタンB1を押下する操作を行うと、TV受信機10は、当該操作に対応する操作信号をリモコン181から受信し、ポータルサーバ20に対し、自機で出力するための、自社ポータルサイトのウェブページを要求する。この要求は、TV受信機10を特定する識別番号であるテレビID(受信装置ID)を含んでいる。また、この要求は、視聴中の上記ユーザを識別するためのユーザIDを含んでいてもよいし、テレビIDとユーザIDとの両方を含んでいてもよい。
【0032】
ここで、自社ポータルサイトとは、TV受信機10からインターネットにアクセスする場合に、必ずTV受信機10に表示されるウェブページのことを意味する。
【0033】
ポータルサーバ20は、TV受信機10から上記要求を受信すると、外部の装置である連携サーバ30に対し、チャンネル情報を送信することにより、番組関連情報を要求する。なお、本実施形態において、連携サーバ30は、自社とは異なる情報サービス業者が運営するものとして説明する。しかし、連携サーバ30は、自社によって運営されるものであってもよい。この場合は、連携サーバ30は、ポータルサーバ20と物理的に同一なサーバであってもよい。
【0034】
次に、ポータルサーバ20は、連携サーバ30から、チャンネル情報に係る番組情報および当該番組情報に紐づく関連情報を受信する。そして、受信した番組情報および関連情報を上記ウェブページに含めて、当該ウェブページをTV受信機10に送信する。
【0035】
これにより、TV受信機10は、自社ポータルサイトの番組情報および関連情報であって、自機における放送番組の視聴状況に対応し、かつ、情報サービス業者が提供するコンテンツを含むウェブページを表示することができる。
【0036】
ここで、情報サービス業者とは、視聴中の番組に関連するコンテンツ(番組のその時点までの放送内容、放送中に出てきた出演者や商品に関する名称、その他の情報など)を自社ポータルサイトのウェブページに提供する業者のことを意味する。上記情報サービス業者は、企業および法人であってもよいし、個人であってもよいし、国、地方公共団体などであってもよいし、自社の専門部署や関連会社であってもよい。言い換えれば、情報サービス業者は、ポータルサーバ20を利用し、TV受信機10のユーザに対して、番組関連情報を提供するものの総称である。
【0037】
また、上記コンテンツの例としては、テキスト、静止画、動画、音声、およびこれらの組合せが挙げられる。
【0038】
なお、ポータルサーバ20は、連携サーバ30から受信した番組情報および関連情報からキーワードを抽出し、外部サーバ40を当該キーワードにより検索してもよい。その場合には、外部サーバ40から検索結果(例えば、SNSの情報)を受信すると、当該検索結果を含むウェブページを作成し、当該ウェブページをTV受信機10に送信する。
【0039】
上記によれば、TV受信機10は、自機における放送番組の視聴状況に対応し、かつ、インターネット上のコンテンツを含むウェブページを表示することができる。これによれば、ユーザは、TV受信機10が受信する放送番組情報中の文字情報や音声解析による番組解析結果に限ることなく、連携サーバ30及び外部サーバ40から豊富な関連情報を取得し、参照することができる。
【0040】
〔画面の構成〕
図2〜
図4は、TV受信機10の画面の一例を示す図である。
図2は、投稿サイトのアカウントでログイン後の最初の画面を示す。本画面では、視聴中のチャンネルに関連した投稿データの表示に加え、ユーザ自身のタイムライン表示、ユーザ宛の投稿データ表示、投稿サイト検索などを行うことができる。
【0041】
図示のように、画面の左側半分に放送中のテレビ番組、日時および天気予報が表示され、画面の右側半分にポータルサーバ20から受信したウェブページが表示されている。右側のウェブページには、「放送中」タブ、「タイムライン」タブ、「@返信」タブおよび「検索」タブが設定されている。
【0042】
図2に示す例では、メインのタブである「放送中」タブが選択されており、「放送中」タブにおいて、上端から順に放送局名(○○テレビ)、番組名(午前のニュース)、出演者および関連情報が表示され、中央から下端において、放送局名を検索条件として投稿サイトを検索した検索結果である投稿データが表示されている。そして、更新ボタンを押すことにより、最新の状態が表示される。
【0043】
「タイムライン」タブでは、投稿サイトでユーザがフォローしている投稿データが表示される。「@返信」タブでは、アカウントユーザ宛の投稿データが表示される。「検索」タブでは、任意の検索ワードを用いて投稿サイトの検索を行い、当該検索結果である投稿データが表示される。なお、各タブにおいて、上記投稿データが表示されてもよいし、必ずしも表示されなくてもよい。
【0044】
〔関連ワード検索入力補助機能〕
図2に示すように、TV受信機10は、現在表示されている投稿データの検索キーワード(○○テレビ)および関連ワード(午前のニュース)を含むポップアップウィンドウA1を、ウェブページに重畳してポップアップ表示する。このポップアップ表示は、例えば、外部サーバ40またはポータルサーバ20から送信されるページデータ(WEBコンテンツ)に上記の検索キーワードおよび関連ワードをポップアップ表示する旨の指示が含まれており、その指示をTV受信機10が読み込んで実行することで実現される。
【0045】
すなわち、TV受信機10は、キーワードとして放送局名を表示し、関連ワードとして番組名を提示する。これは、投稿サイトの検索結果を最初に表示するときにポップアップウィンドウA1を表示させることにより、視聴中の放送局名を検索条件として投稿サイトの検索を行ったことをユーザに通知するものである。そして、関連ワードの欄には、検索キーワードや表示中の他の関連情報すべてに関連する包括的なキーワードが表示される。一般に、放送局名を含む投稿が大部分を占める全国ネットとは異なり、地方局の番組に関しては放送局名を含む投稿データが少ないという状況が生じ得る。このような場合であっても、関連ワードの欄に番組名を表示することによって、ユーザは、視聴中の番組を包括するキーワードである番組名を検索条件として検索することにより、より多くの投稿を閲覧することができる。
【0046】
なお、表示中の関連情報の一部に関連する包括的なキーワードが表示されてもよい。また、
図2では、1つの関連ワードが表示されているが、複数の関連ワードが表示されていてもよい。
【0047】
なお、関連ワードは、ポータルサーバ20が番組情報および関連情報から抽出したキーワードであるが、その抽出方法としては、形態素解析により名詞の部分を抽出する方法を用いてもよいし、「・・・」(ダブルクオーテーション)の中身を抽出する方法を用いてもよいし、その他の方法を用いてもよい。
【0048】
ユーザは、「○○テレビ」関連の投稿データ表示を所望する場合、OKボタンを押下する。これにより、TV受信機10は、ポップアップウィンドウA1を消去する。なお、OKボタンが押下されたときに、TV受信機10が、「○○テレビ」を検索条件とする投稿データの検索を行い、検索結果を下の投稿データ欄に表示してもよい。
【0049】
一方、「○○テレビ」がユーザの所望する検索キーワードでなければ、ユーザは、関連ワードである「午前のニュース」を選択する。「午前のニュース」の選択により、「放送中」タブにおいて投稿サイト検索の検索結果を表示する。このとき、投稿データ欄の上に、例えば、『「午前のニュース」関連の投稿データを表示しています。』のように、表示中の検索結果に関して検索条件としたキーワードを表示するようにする。
【0050】
例えば、関東地方以外の地域でテレビ番組を視聴している場合、当該地域に属する地方局からテレビ番組を受信しているので、東京のネットワークキー局に関連する投稿データを見ても、ユーザにとってあまり有用ではない。上記の構成によれば、テレビ受信機10は、番組名などの地域に依存しない関連ワードを提示することができる。また、これにより、当該関連ワードで検索した有用な投稿データを表示することが可能になる。
【0051】
図3は、
図2においてポップアップウィンドウA1のOKボタンが押下されたときの表示画面の例を示す図である。
図2に示すように、ポップアップウィンドウA1が消去され、投稿データの検索結果が前面に表示される。そして、投稿サイトと同様の機能を実現すべく、表示されている所定の投稿データをユーザが選択(フォーカスし、決定キーを押下)すると、返信ボタンC1、再投稿ボタンC2および@ユーザー名のボタンC3が表示され、選択した投稿データ内に、所定のシンボルを先頭とする文字列(例えば、所謂ハッシュタグ)が含まれていれば、当該文字列のボタンC4が表示される。このような表示は、投稿サイトとしてTWITTER(登録商標)を利用する場合には、TWITTER社の規定により必須である。ユーザが@ユーザー名のボタンC3を選択すると、「タイムライン」タブが選択されて、当該@ユーザー名の検索結果が表示される。ユーザが上記文字列のボタンC4を選択すると、「放送中」タブにおいて、当該文字列を含む投稿データが検索され、表示される。
【0052】
このように、外部サーバ40が提供するガイドラインに沿った機能を実現することにより、ユーザに対して、外部サーバ40が提供する機能と共通の機能を提供することができる。また、これに限定することなく、ウェブページに独自の機能を持たせることにより、ユーザの利便性の向上を図ってもよい。
【0053】
なお、
図2に示す「放送中」タブのポップアップウィンドウA1において、ユーザが関連ワードである「午前のニュース」を選択した場合に、
図4に示すように、TV受信機10は、「放送中」タブから「検索」タブに切り換えてもよい。この状態において、「検索」タブのキーワード入力欄D1は、関連ワードの「午前のニュース」が入力された状態になっており、ユーザは、そのまま更新ボタンを選択して検索を実行させてもよいし、キーワードを入力し直した上で検索を実行させてもよい。
【0054】
〔データおよび機能ブロックの構成〕
(TV受信機10)
次に、通信システム1におけるTV受信機10の制御部12において実現される各機能ブロックについて説明する。
【0055】
図5は、TV受信機10の構成の概略を示す機能ブロック図である。図示のように、制御部12は、選局指示部121、チャンネル情報作成部122(視聴状況送信手段)およびブラウザ部123(キーワード受信手段、キーワード取得手段、検索結果取得手段)を備える。また、記憶部13は、チャンネル情報、キーワードおよびページデータを記憶している。
【0056】
チャンネル情報は、テレビID、ネットワークID(放送局コード)および視聴時刻を含む。テレビIDは、TV受信機10固有のIDである。ネットワークIDは、その時点で選局されている放送局に固有のIDである。視聴時刻は、番組が視聴されている時刻を示す。ネットワークIDおよび視聴時刻により、視聴中の番組を特定することができる。
【0057】
キーワードは、チャンネル情報により特定される番組に関するキーワードであり、ポータルサーバ20において番組情報や関連情報から抽出される。
【0058】
ページデータは、チャンネル情報により特定される番組関連情報と、キーワードにより検索される投稿データとが統合されたデータであり、HTML(HyperText Markup Language)データおよびコンテンツを含むウェブページとして出力部16に表示される。
【0059】
選局指示部121は、ユーザが操作部17を介して選択した上記放送局などを選局するように、放送波受信部14に指示するものである。選局指示部121は、上記選択した放送局などの情報をチャンネル情報作成部122に提供する。なお、選局指示部121は、TV受信機10の電源がオンになると、前回選局していた放送局などを選局するように指示してもよいし、デフォルトの放送局などを選局するように指示してもよいし、ユーザによって設定された放送局などを選局するように指示してもよい。
【0060】
チャンネル情報作成部122は、選局指示部121からの情報に基づき、ユーザの制御指示や、電源オン、オフなどのイベントに応じてTV受信機10が受信した放送番組であって、当該放送番組を特定可能な情報を含むチャンネル情報を作成するものである。チャンネル情報作成部122は、作成したチャンネル情報を記憶部13のチャンネル情報に追加すると共に、通信部11およびネットワーク50を介してポータルサーバ20に送信する(
図12のS10に対応)。なお、チャンネル情報作成部122がチャンネル情報をポータルサーバ20に送信するタイミングは任意に設定できる。例えば、選局指示部121が選局を指示するごとに行ってもよいし、所定周期(例えば5分)ごとに行ってもよいし、チャンネル情報を所定周期ごとに送信すると共に、選局指示のタイミングにも送信するようにしてもよい。
【0061】
ブラウザ部123は、ポータルサーバ20が提供するウェブページを閲覧するためのものである。具体的には、ブラウザ部123は、通信部11およびネットワーク50を介してポータルサーバ20にアクセスし、ページデータをポータルサーバ20に要求して取得し(
図12のS12およびS13に対応)、当該ページデータを重畳部15に提供する。これにより、出力部16にて、受信している放送番組と、ポータルサーバ20が提供するウェブページとを表示することができる。ブラウザ部123は、ウェブページに重畳してポップアップウィンドウを表示する機能を有する。詳細には、コンテンツに組み込まれているJavaScript(登録商標)が投稿サイト提供APIを有しており、クリック、表示開始、周期タイマなどのイベントが発生すると、上記APIを利用した検索が実現される。なお、JavaScriptは、ポータルサーバ20にあってもよいし、別のサーバにあってもよいし、TV受信機10自身に組み込まれていてもよい。
【0062】
(ポータルサーバ20)
次に、通信システム1におけるポータルサーバ20の制御部22において実現される各機能ブロックについて説明する。ポータルサーバ20は、ネットワーク50を介してTV受信機10、連携サーバ30および外部サーバ40と通信を行うものであり、TV受信機10からの要求に応じて、自社ポータルサイトのウェブページのページデータを作成し、TV受信機10に送信するものである。
【0063】
図6は、ポータルサーバ20の構成の概略を示す機能ブロック図である。図示のように、制御部22は、チャンネル情報取得部221(視聴状況取得手段)、番組関連情報取得部222(キーワード取得手段)、およびページ作成部223(キーワード送信手段、検索結果取得手段、検索結果送信手段)を備える。また、記憶部23は、チャンネル情報、検索ワード対応テーブル、番組関連情報、およびページデータを記憶している。
【0064】
チャンネル情報は、チャンネル情報取得部221が取得する情報であり、TV受信機10から送信されるチャンネル情報である。したがって、ここでは、詳細な説明を省略する。
【0065】
検索ワード対応テーブルは、チャンネル情報に含まれるネットワークIDからキーワードを取得するためのテーブルである。
図7は、検索ワード対応テーブルの構成例を示す図である。図示のように、検索ワード対応テーブルは、network_ID(ネットワークID)と、放送局名を示すキーワードとが対応付られたテーブルであり、当該テーブルを用いてnetwork_IDによりキーワードを特定することができる。
【0066】
番組関連情報は、チャンネル情報により特定される番組に関する情報であり、具体的には、連携サーバ30において番組情報および関連情報が併合された情報である。
【0067】
なお、番組関連情報は、コンテンツ関連情報の一例である。コンテンツ関連情報とは、コンテンツに関する情報のことを指し、より具体的には、視聴状況情報によって定まるコンテンツに関する情報のことを指す。本実施形態では、コンテンツ関連情報として番組関連情報を一例に挙げ説明を行うが、これは本実施形態を限定するものではない。
【0068】
ページデータは、チャンネル情報のネットワークIDにより特定されるキーワード及び番組関連情報を含むデータであり、ウェブページとしてTV受信機10に送信される。
【0069】
チャンネル情報取得部221は、TV受信機10からネットワーク50および通信部21を介してチャンネル情報を取得し、当該チャンネル情報を記憶部23に記憶する(
図12のS20に対応)とともに、当該チャンネル情報を番組関連情報取得部222に受け渡す。また、チャンネル情報からネットワークIDを抽出し、検索ワードテーブルを参照して当該ネットワークIDからキーワードを特定し、当該キーワードをページ作成部223に受け渡す。
【0070】
番組関連情報取得部222は、チャンネル情報取得部221からチャンネル情報を取得し、当該チャンネル情報を通信部21およびネットワーク50を介して連携サーバ30に送信する(
図12のS22に対応)。番組関連情報取得部222は、その応答として、連携サーバ30から番組関連情報を受信し(
図12のS23に対応)、当該番組関連情報を記憶部23に記憶するとともに、当該番組関連情報をページ作成部223に受け渡す。なお、番組関連情報取得部222は、チャンネル情報をTV受信機10から受信することもある。また、番組関連情報からキーワードを抽出し、当該キーワードをページ作成部223に受け渡してもよい。
【0071】
ページ作成部223は、チャンネル情報取得部221からキーワードを取得し、番組関連情報取得部222から番組関連情報を取得し、当該キーワードおよび当該番組関連情報を含むページデータを作成し、当該ページデータを記憶部23に記憶するとともに、当該ページデータを通信部21およびネットワーク50を介してTV受信機10に送信する(
図12のS25に対応)。チャンネル情報取得部221から取得したキーワード(放送局名)は、TV受信機10において、投稿サイトにログインした後に最初に検索するときの検索条件として用いられる。なお、ページデータを作成するときに、番組関連情報取得部222から取得したキーワードを含めるようにしてもよい。
【0072】
(連携サーバ30)
次に、通信システム1における連携サーバ30の制御部32において実現される各機能ブロックについて説明する。連携サーバ30は、ネットワーク50を介してポータルサーバ20と通信を行うものであり、ポータルサーバ20からの要求に応じて、チャンネル情報に関連する番組情報および関連情報を抽出し、ポータルサーバ20に送信するものである。
【0073】
図8は、連携サーバ30の構成の概略を示す機能ブロック図である。図示のように、制御部32は、チャンネル情報取得部321、番組情報取得部322、関連情報取得部323および番組関連情報作成部324を備える。また、記憶部33は、番組情報および関連情報を記憶している。
【0074】
図9は、連携サーバ30の記憶部33に記憶される番組情報の一例を示す図である。番組情報は、放送番組がまとまった内容で区切られた単位(context)に関する情報である。当該単位ごとに、contextのID(context_id)、contextのタイトル(name)、番組内容をテキスト化した最小の単位(context)、contextの開始時刻(start)、contextの終了時刻(end)、contextを含む番組のID(programid)、番組の開始時刻(onair24_st)、番組の終了時間(onair24_ed)、番組を放送していた放送局のネットワークID(network_id)、番組を放送していた放送局のサービスID(service_id)、放送局名(station_name)、番組名(program_name)、番組のジャンルID(genre)、および出演者名(cast_name)が含まれている。サービスIDは、ネットワークIDに対して複数持つことがある。また、1つの番組の中のコーナー(シーン)ごとに出演者が異なるので、番組情報として出演者名(cast_name)が含まれていることは、出演者に関する感想、評判等を知りたい場合に非常に有意義である。
【0075】
図10は、連携サーバ30の記憶部33に記憶される関連情報の一例を示す図である。関連情報は、番組情報に関連する情報であり、contextのID(context_id)によって番組情報と紐付けられるテーブルである。本テーブルの行ID(id)、contextのID(context_id)、関連情報となるワード(word)、wordのカテゴリー(item_category_name, information_type_name)が含まれている。ワード(word)は、番組を見てキーワードとなるワードを抽出して入力されたものである。wordのカテゴリー(item_category_name)は、音楽/趣味/レジャー/グルメなど趣味のジャンルを示すものである。wordのカテゴリー(information_type_name)は、団体名/人物/薬品名などワード(word)の意味を示すものである。上記によれば、関連情報は、wordのカテゴリーおよびwordの意味によって分類されていると言える。
【0076】
チャンネル情報取得部321は、ポータルサーバ20からネットワーク50および通信部31を介してチャンネル情報を取得し(
図12のS30に対応)、当該チャンネル情報を番組情報取得部322に受け渡す。
【0077】
番組情報取得部322は、チャンネル情報取得部321からチャンネル情報を取得し、当該チャンネル情報に含まれるネットワークIDおよび視聴時刻に該当する番組情報を、記憶部33に記憶されている番組情報から抽出する。そして、当該番組情報を番組関連情報作成部324に受け渡すとともに、当該番組情報に含まれるcontextのID(context_id)を関連情報取得部323に受け渡す。なお、番組情報を抽出する際に、チャンネル情報に含まれる視聴時刻の代わりに、制御部32が有する時計機能により現在時刻を取得し、用いてもよい。また、
図9に示す番組情報のうち、番組情報取得部322が抽出して番組関連情報作成部324に受け渡す番組情報は、放送局名(station_name)、番組名(program_name)、および出演者名(cast_name)であるが、これらに限らず、他の様々な情報を番組情報としてもよい。
【0078】
関連情報取得部323は、関連情報取得部323からcontextのID(context_id)を取得し、当該contextのID(context_id)に該当する関連情報を、記憶部33に記憶されている関連情報から抽出する。そして、当該関連情報を番組関連情報作成部324に受け渡す。
図10に示す関連情報のうち、関連情報取得部323が抽出して番組関連情報作成部324に受け渡す関連情報は、関連情報となるワード(word)およびwordのカテゴリー(item_category_name, information_type_name)であるが、これらに限らず、他の様々な情報を関連情報としてもよい。
【0079】
番組関連情報作成部324は、番組情報取得部322から番組情報を取得し、関連情報取得部323から関連情報を取得し、当該番組情報および当該関連情報を統合して番組関連情報を作成し、当該番組関連情報を通信部31およびネットワーク50を介してポータルサーバ20に送信する(
図12のS31に対応)。
【0080】
例えば、チャンネル情報に含まれるネットワークIDが32724だった場合に、
図9の番組情報を参照すると、上から4番目にある、context_idが4090380の番組情報が抽出される。そして、
図10の関連情報を参照すると、context_idが4090380なので、上から4〜6番目にある、idが8778576、8778577および877858の3つの関連情報が抽出される。
【0081】
〔システムの処理〕
図12は、本発明の実施形態1に係る通信システム1の処理の流れを示すシークエンス図である。
【0082】
まず、TV受信機10において、チャンネル情報作成部122がチャンネル情報を作成し、ポータルサーバ20に送信する(S10)。それに対して、ポータルサーバ20では、通信部21がTV受信機10からチャンネル情報を受信し、チャンネル情報取得部221が当該チャンネル情報を記憶部23に記憶する(S20)。
【0083】
その後、TV受信機10において、ユーザからブラウザの表示が操作部17を介して指示されると、ブラウザ部123が起動して(S11)、自社ポータルサイトのページデータの要求をポータルサーバ20に送信する(S12)。
【0084】
それに対して、ポータルサーバ20では、通信部21がTV受信機10からページデータ要求を受信し(S21)、番組関連情報取得部222が、番組関連情報の要求を、チャンネル情報を含めて連携サーバ30に送信する(S22)。連携サーバ30では、通信部31がポータルサーバ20から番組関連情報要求を受信し(S30)、番組関連情報作成部324が番組関連情報を作成し、ポータルサーバ20に送信する(S31)。
【0085】
ポータルサーバ20では、通信部21が連携サーバ30から番組関連情報を受信し(S23)、番組関連情報取得部222が、当該番組関連情報をページ作成部223に受け渡す。そして、チャンネル情報取得部221が、チャンネル情報に含まれるネットワークIDからキーワードを特定し、ページ作成部223に受け渡すとともに、番組関連情報取得部222が、番組関連情報からキーワードを抽出し、当該キーワードをページ作成部223に受け渡す(S24)。ページ作成部223は、受け渡されたキーワードおよび番組関連情報を含むページデータを作成し、当該ページデータをTV受信機20に送信する(S27)。
【0086】
TV受信機10では、通信部11がポータルサーバ20からページデータを受信し、ブラウザ123が出力部16に当該ページデータを表示させる(S13)。さらに、TV受信機10では、ブラウザ部123がページデータに含まれるキーワードにより外部サーバ40を検索する(S14)。外部サーバ40では、通信部41がキーワード検索要求を受信し(S40)、制御部42が、記憶部43に記憶されている投稿データ情報からキーワードに該当する投稿データを検索し、当該投稿データをTV受信機10に送信する(S41)。
【0087】
TV受信機10では、通信部11が外部サーバ40から投稿データを受信し、ブラウザ123が出力部16に当該投稿データを表示させる(S13)。
【0088】
<付記事項>
上記の例では、視聴状況情報によって定まるコンテンツが放送番組である場合を例にして説明したが、これは本実施形態を限定するものではない。例えば、本実施形態における視聴状況情報には、記録媒体(DVD、ハードディスク等)に記録されたコンテンツであって、TV受信機10にて表示可能なコンテンツを特定するための情報が含まれ得る。したがって、通信システム1においては、視聴状況情報を参照することによって、当該記録媒体に記録されたコンテンツをも特定することができる。また、本実施形態における視聴状況情報には、ストリーミング配信されるコンテンツを特定するための情報が含まれ得る。したがって、通信システム1においては、視聴状況情報を参照することによってストリーミング配信されるコンテンツをも特定することができる。
【0089】
また、本実施形態では、ポータルサーバ20が連携サーバ30から番組関連情報を受信するものとして説明したが、上述の通り、通信システム1の対象とするコンテンツは、例えばストリーミング配信されるコンテンツであってもよい。このような場合、ポータルサーバ20は、当該コンテンツとともにWebページ上に公開されている当該コンテンツに関する説明、コメントなどの情報を、番組関連情報として受信するように構成されていてもよい。なお、上記コンテンツは、動画コンテンツに限定されるものではない。
【0090】
≪実施形態2≫
次に、本発明の実施形態2に係る通信システム1について説明する。本発明の実施形態2において、TV受信機10は、放送波により外部から各種コンテンツを受信し、当該各種コンテンツからEPG(Electronic Program Guide、電子番組ガイド:電子番組情報)を抽出して記憶部13に記憶するとともに、当該EPGから番組情報を抽出し、当該番組情報をポータルサーバ20に送信する。ポータルサーバ20は、外部の装置であるTV受信機10から番組情報を受信し、当該番組情報からキーワードを抽出し、当該キーワードにより外部のサイトを検索し、検索結果を取得し、TV受信機10に送信する。
【0091】
〔システムの構成〕
実施形態2に係るシステム構成は、
図1から連携サーバ30を除いた構成である。そして、TV受信機10では、放送波受信部14が放送波を受信しながら、EPGが含まれていれば、当該EPGのデータを記憶部13に記憶する。
【0092】
〔システムの処理〕
図13は、本発明の実施形態2に係る通信システム1の処理の流れを示すシークエンス図である。実施形態1の処理の流れと異なるのは、ポータルサーバ20が番組情報要求を行う先が連携サーバ30ではなく、TV受信機10になるところである。
【0093】
すなわち、S12までの処理は、
図12と同様である。ポータルサーバ20では、通信部21がTV受信機10からページデータ要求を受信し(S21)、番組関連情報取得部222が、番組情報の要求を、チャンネル情報を含めてTV受信機10に送信する(S22)。TV受信機10では、通信部11がポータルサーバ20から番組情報要求を受信し(S13)、制御部12が記憶部13に記憶されたEPGからチャンネル情報に該当する番組情報を抽出し、ポータルサーバ20に送信する(S14)。
【0094】
ポータルサーバ20では、通信部21がTV受信機10から番組情報を受信し(S23)、番組関連情報取得部222が、当該番組情報をページ作成部223に受け渡す。S24以降の処理は、
図12と同様である。
【0095】
なお、TV受信機10がチャンネル情報を作成し、チャンネル情報に基づいてEPGから番組情報を抽出し、表示するとともに、当該番組情報をポータルサーバ20に送信してもよい。これによれば、ポータルサーバ20におけるS20およびS22の処理が不要になる。
【0096】
また、本実施形態では、コンテンツが放送波による放送番組であるものとして説明したが、上述の通り、通信システム1の対象とするコンテンツは、例えばストリーミング配信されるコンテンツであってもよい。このような場合、TV受信機10は、当該コンテンツとともにWebページ上に公開されている当該コンテンツに関する説明、コメントなどの情報を、番組関連情報として受信するように構成されていてもよい。また、上記コンテンツ自体がメタデータを含んでいる場合、TV受信機10は、当該メタデータに含まれている情報を、番組関連情報として用いるように構成されていてもよい。
【0097】
≪実施形態3≫
続いて、本発明の実施形態3に係る通信システム1について説明する。本発明の実施形態3は、TV受信機10における自社ポータル・投稿サイトの登録画面の遷移を規定するものであり、UI(User Interface)に入る前の手順を示すものである。
【0098】
なお、実施形態3は、ユーザから視聴情報(放送番組、放送局、視聴時刻、視聴内容の種類)のデータ取得について許諾を受けていることを前提としており、必要に応じて本サービスを開始する条件として、データ取得の規約を表示し、ユーザに承諾されなければ、サービスを開始できない旨を表示してもよい。
【0099】
図14は、自社ポータル・投稿サイトの登録画面の遷移を示すフローチャートである。ユーザが、TV受信機10のリモコン181の操作により自社ポータルサイトを起動すると、トップページにおいて、自社ポータル・投稿サイトのバナーまたはアイコンが表示される(S100)。当該バナーまたはアイコンをクリックすると、ブラウザ部123は、投稿サイトにログインしているか否かを判定する(S101)。投稿サイトにログインしているか否かの情報は、TV受信機10の記憶部13と、ポータルサーバ23との少なくともいずれか一方に記憶されている。
【0100】
投稿サイトにログインしている場合には、ブラウザ部123は、「お知らせとご注意」を表示し(S102)、自社ポータル・投稿サイトにサービスインする(S103)。
【0101】
投稿サイトにログインしていない場合には、ブラウザ部123は、自社ポータル・投稿サイトのランディングページを表示する(S106)。そこで、ユーザがアカウントを保有していた場合に、「投稿サイトアカウントで認証を行う」を選択すると、投稿サイト認証ページが表示される(S107)。ユーザが当該ページにアカウントを入力すると、ブラウザ部123は、「お知らせとご注意」を表示し(S108)、自社ポータル・投稿サイトにサービスインする(S103)。ログアウトしない限り(S104のNO)、自社ポータル・投稿サイトが継続して表示される。
【0102】
その後、自社ポータル・投稿サイトからログアウトすると(S104のYES)、「ログアウト完了」が表示され、自社ポータルサイトのトップページに戻る。
【0103】
S106のランディングページにおいて、ユーザがアカウントを保有していない場合に、「投稿サイトアカウントをお持ちでない方はこちら」を選択すると、アカウント発行ページが表示され(S109)、アカウントの発行を受けることができる。その後、ブラウザ部123は、上記のトップページに戻る。なお、ユーザは、別途PC、スマートフォン、携帯電話などでアカウント発行を受けてもよい。
【0104】
図15は、
図14の画面遷移に関するユーザのケース分けを示す図である。ケース(1)は、投稿サイトのアカウントでログイン済みの場合である。ケース(2)は、投稿サイトのアカウントでは未ログイン状態であり、投稿サイトのアカウントは保有している場合である。ケース(3)は、投稿サイトのアカウントでは未ログイン状態であり、かつ、投稿サイトのアカウントを保有していない場合である。
【0105】
図16〜
図18は、
図15に示すケースごとの実際の画面遷移を示す図である。
図16は、ケース(1)の画面遷移を示す。
図17は、ケース(2)の画面遷移を示す。
図18は、ケース(3)の画面遷移を示す。
【0106】
ログインに成功した後、TV受信機10は、ログインをするための情報を内部に保持し、以後、その情報で外部サーバ40との通信を行う。例えば、ブラウザのCookieやセッションにログイン情報を保持する。また、ポータルサーバ20が、TV受信機10に代わって外部サーバ40と通信する場合には、テレビの持つ固有ID(テレビID)及びユーザIDを紐づける対応テーブルをポータルサーバ20が記憶する方法で実現してもよい。
【0107】
図19は、テレビIDとユーザIDとを対応付けるID対応テーブルを示す図である。ID対応テーブルは、例えば、ポータルサーバ20の記憶部23に格納され、ポータルサーバ20の制御部22のページ作成部223(管理手段)によって管理される。ID対応テーブルを用いることにより、TV受信機10に固有のテレビIDと、ユーザが投稿サイト(所定のサイト)にログインするためのユーザIDとを紐付けることが可能である。ポータルサーバ20は、例えば、TV受信機10から受信したチャンネル情報に含まれるテレビIDが上記ID対応テーブルに記憶されており、上記テレビIDに投稿サイトのユーザIDが紐付られているときには、TV受信機10のユーザが投稿サイトのアカウントを保有していると判定する。このとき、
図14のS107において、ユーザが投稿サイトのユーザIDを入力することなく、ポータルサーバ20の制御部22のページ作成部223(自動ログイン実行手段)が当該ユーザIDを設定し、当該投稿サイトに自動的にログインする。上記によれば、投稿サイトは、当該投稿サイトのユーザIDにより、テレビIDによって特定されるTV受信機10のウェブアプリケーションと連携していると言える。
【0108】
なお、テレビIDとユーザIDとの対応関係は、1対1であってもよいし、1対複数であってもよい。例えば、
図19に示すように、テレビIDが「C0AFCG」であるTV受信機10のように、1台のTV受信機10に対して複数のユーザIDが関連付けられている場合には、まず、ポータルサーバ20が、複数のユーザIDをTV受信機10に送信する。次に、TV受信機10がポータルサーバ20から複数のユーザIDを受信し、出力部16に表示することにより、ユーザにいずれか1つのユーザIDを選択させて、選択されたユーザIDをポータルサーバ20に送信する。そして、ポータルサーバ20は、TV受信機10からユーザIDを受信し、当該ユーザIDを用いて投稿サイトにログインする構成とすることができる。
【0109】
また、ポータルサーバ20と、外部サーバ40とが通信する場合には、TV受信機10が保持するCookie及びセッション情報を都度受信し、それらの情報を用いてサーバ間の通信を行ってもよい。
【0110】
≪実施形態4≫
さらに、本発明の実施形態4に係る通信システム1について説明する。本発明の実施形態4は、ユーザが、録画装置を用いて、放送波により受信した番組が録画された録画データを再生し、視聴するときにも、上記の実施形態と同じ機能を実現するものである。
【0111】
実施形態4に係る通信システム1では、
図1のTV受信機10が録画装置を備える。録画装置は、再生中の録画データに関するチャンネル情報を作成し、TV受信機10に送信する。TV受信機10は、録画装置からチャンネル情報を受信し、記憶する。それ以降の処理は、実施形態1および2の処理と同様である。なお、録画データに関するチャンネル情報には、当該番組が放送された当時の放送局(ネットワークID)および放送日時が設定される。また、上述の録画装置は、TV受信機10とは別体であってもよく、そのときには、録画装置がポータルサーバ20及び外部サーバ40と通信する処理を行ってもよい。
【0112】
また、本実施形態では、コンテンツが放送波による放送番組を録画した録画データであるものとして説明したが、通信システム1の対象とするコンテンツは、例えばストリーミング配信され、記録媒体に保存された保存データであってもよい。コンテンツが上記保存データである場合、上記録画装置は、当該コンテンツとともにWebページ上に公開されている当該コンテンツに関する説明、コメントなどの情報を、番組関連情報として受信するように構成されていてもよい。また、上記コンテンツ自体にメタデータが含まれている場合、上記録画装置は、当該メタデータに含まれている情報を、番組関連情報として用いるように構成されていてもよい。
【0113】
また、上記録画装置は、上記コンテンツを保存する場合に、上記コンテンツとともに、ユーザが入力したメモをテキスト情報として保存するように構成されていてもよい。具体的には、上記録画装置は、上記コンテンツを表す保存データ”xxx.mp4”を保存するときに、ユーザが入力したメモを表すテキスト情報を”xxx.txt”として、”xxx.mp4”に関連付けて保存するように構成されていてもよい。このように構成された録画装置は、”xxx.txt”として保存されたテキスト情報を、コンテンツの番組関連情報として用いることができる。なお、上記録画装置は、PCであってもよい。
【0114】
≪ソフトウェアによる実現例≫
図5に示すTV受信機10、
図6に示すポータルサーバ20及び
図8に示す連携サーバ30の各機能ブロックは、集積回路(ICチップ)などに形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
【0115】
後者の場合、各サーバは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波など)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
【0116】
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報提供装置(ポータルサーバ20)は、受信装置(TV受信機10)におけるコンテンツの視聴状況を示す視聴状況情報(チャンネル情報)を取得する視聴状況取得手段(チャンネル情報取得部221)と、上記視聴状況取得手段が取得した視聴状況情報によって定まるコンテンツに関連するキーワードを取得するキーワード取得手段(番組関連情報取得部222)と、上記キーワード取得手段が取得したキーワードを上記受信装置に送信するキーワード送信手段(ページ作成部223)と、を備えている。
【0117】
上記の構成によれば、情報提供装置は、受信装置で視聴者が視聴中のコンテンツの提供元や日時などの視聴状況情報を取得し、当該視聴状況情報により、視聴中のコンテンツに関連するキーワードを取得し、受信装置に送信する。これによれば、視聴者は、コンテンツを視聴しながら、当該コンテンツに関連するキーワードを知ることができる。そして、当該キーワードをそのまま用いることにより、気になる出演者、気になる言葉の意味、コンテンツの評判などを検索するときに、キーワードを入力する手間を省くことができる。
【0118】
本発明の態様2に係る情報提供装置は、上記態様1において、上記キーワード取得手段が、外部から上記キーワードを取得することとしてもよい。
【0119】
上記の構成によれば、視聴中のコンテンツに関連するキーワードを外部から取得する。これによれば、視聴者は、コンテンツを視聴しながら、当該コンテンツに関連する有用なキーワードを知ることができる。
【0120】
本発明の態様3に係る情報提供装置は、上記態様1または2において、上記キーワード取得手段が取得したキーワードを検索条件とする検索結果を取得する検索結果取得手段(ページ作成部223)と、上記検索結果取得手段が取得した検索結果を上記受信装置に送信する検索結果送信手段(ページ作成部223)と、をさらに備えることとしてもよい。
【0121】
上記の構成によれば、情報提供装置は、取得したキーワードを用いて検索を行った結果を取得し、受信装置に送信する。これによれば、視聴者は、視聴中のコンテンツに関連するキーワードだけでなく、当該キーワードによる検索結果を参照できるので、さらにコンテンツに関する詳細な情報や幅広い意見などを知ることができる。
【0122】
本発明の態様4に係る情報提供装置は、上記態様3において、上記検索結果送信手段が、上記キーワード取得手段が取得したキーワードに関連する包括的なキーワードを上記検索結果とともに上記受信装置に送信することとしてもよい。
【0123】
本発明の態様5に係る情報提供装置は、上記態様4において、上記検索結果送信手段が、上記包括的なキーワードをポップアップ表示する指示を上記受信装置に送信することとしてもよい。
【0124】
本発明の態様6に係る情報提供装置は、上記態様3から5において、上記受信装置に固有の受信装置IDと、当該受信装置のユーザが所定のサイトにログインするためのユーザIDとを対応付けて管理する管理手段(ページ作成部223)と、上記受信装置から取得した受信装置IDに対応するユーザIDを用いて上記所定のサイトに対する自動ログインを実行する自動ログイン実行手段(ページ作成部223)と、をさらに備えることとしてもよい。
【0125】
上記の構成によれば、情報提供装置は、各受信装置のIDと、各受信装置のユーザが所定のサイトにログインするときに用いるユーザIDとを対応付けて管理する。そして、ある受信装置から受信装置IDを(例えば、視聴状況情報に含まれる形で)受信したときに、管理上当該受信装置IDに対応付けられたユーザIDにより、上記所定のサイトにログインする。これによれば、ユーザがユーザID入力の手間をかけることなく、受信装置から、ログインされた所定のサイトを利用することができる。
【0126】
本発明の態様7に係る情報提供装置は、上記態様1から6において、上記キーワード取得手段が、上記視聴状況情報を、コンテンツに関連するコンテンツ関連情報を記憶するコンテンツ関連情報サーバに送信し、上記コンテンツ関連情報サーバから上記視聴状況情報によって定まる上記コンテンツ関連情報を上記キーワードとして受信することとしてもよい。
【0127】
本発明の態様8に係る情報提供装置は、上記態様1から6において、上記コンテンツが、放送番組であり、上記キーワード取得手段が、上記受信装置が電子番組情報から抽出した番組関連情報であって、上記視聴状況情報によって定まるテレビ番組に関する番組関連情報を上記キーワードとして受信することとしてもよい。
【0128】
本発明の態様9に係る情報提供装置は、上記態様1から8において、上記コンテンツが、放送番組であり、上記視聴状況取得手段が、放送中の番組が視聴されている場合に、放送局および現在の日時を含む視聴状況情報を取得し、録画された番組が視聴されている場合に、放送局および当該番組の放送日時を含む視聴状況情報を取得することとしてもよい。
【0129】
上記の構成によれば、視聴状況情報を取得する際に、現在放送中の番組に関しては、放送局および現在の日時を取得し、録画された番組に関しては、放送局および当該番組の放送日時を取得する。これによれば、取得した放送局および日時により、時系列に記憶された番組関連情報や電子番組ガイドから視聴中の番組に関連する情報をキーワードとして取得することができる。
【0130】
本発明の態様10に係る情報提供方法は、受信装置におけるコンテンツの視聴状況を示す視聴状況情報を取得する視聴状況取得ステップと、上記視聴状況取得ステップにおいて取得した視聴状況情報によって定まるコンテンツに関連するキーワードを取得するキーワード取得ステップと、上記キーワード取得ステップにおいて取得したキーワードを上記受信装置に送信するキーワード送信ステップと、を含んでいる。
【0131】
本発明の態様11に係るプログラムは、コンピュータを情報提供装置として機能させるためのプログラムであって、受信装置におけるコンテンツの視聴状況を示す視聴状況情報を取得する視聴状況取得ステップと、上記視聴状況取得ステップにおいて取得した視聴状況情報によって定まるコンテンツに関連するキーワードを取得するキーワード取得ステップと、上記キーワード取得ステップにおいて取得したキーワードを上記受信装置に送信するキーワード送信ステップと、を実行させるためのプログラムである。
【0132】
本発明の態様12に係る通信システムは、コンテンツを視聴可能な受信装置と、上記コンテンツに関連する情報を上記受信装置に提供する情報提供装置と、を備えており、上記情報提供装置が、上記受信装置における視聴状況を示す視聴状況情報を取得する視聴状況取得手段と、上記視聴状況取得手段が取得した視聴状況情報によって定まるコンテンツに関連するキーワードを取得するキーワード取得手段と、上記キーワード取得手段が取得したキーワードを上記受信装置に送信するキーワード送信手段と、を備えており、上記受信装置が、上記視聴状況情報を上記情報提供装置に送信する視聴状況送信手段と、上記情報提供装置から上記キーワードを受信するキーワード受信手段と、上記キーワード受信手段が受信したキーワードを表示するキーワード表示手段と、を備えている。
【0133】
本発明の態様13に係る受信装置は、受信装置におけるコンテンツの視聴状況を示す視聴状況情報を送信する視聴状況送信手段(チャンネル情報作成部121)と、上記視聴状況情報によって定まるコンテンツに関連するキーワードを取得するキーワード取得手段(ブラウザ部123)と、上記キーワード取得手段が取得したキーワードを表示するキーワード表示手段(出力部16)と、を備えている。
【0134】
上記の構成によれば、視聴者は、コンテンツを視聴しながら、当該コンテンツに関連するキーワードを知ることができる。そして、当該キーワードをそのまま用いることにより、気になる言葉の意味やコンテンツの評判を検索する際に、キーワードを入力する手間を省くことができる。
【0135】
本発明の態様14に係る受信装置は、上記態様13において、上記キーワード取得手段が取得したキーワードを検索条件とする検索結果を取得する検索結果取得手段(ブラウザ部123)と、上記検索結果取得手段が取得した検索結果を表示する検索結果表示手段(ブラウザ部123)と、をさらに備えることとしてもよい。
【0136】
上記の構成によれば、視聴者は、視聴中のコンテンツに関連するキーワードだけでなく、当該キーワードによる検索結果を参照できるので、さらにコンテンツに関する詳細な情報や幅広い意見などを知ることができる。
【0137】
本発明の態様15に係る受信装置は、上記態様14において、上記検索結果取得手段が、上記検索結果を取得するサイトにアクセスするためのアクセス情報を保持し、上記サイトに再度アクセスする際には、上記アクセス情報を使用することとしてもよい。
【0138】
本発明の態様16に係る受信装置は、上記態様14および15において、上記検索結果取得手段が、上記検索結果表示手段が表示したキーワードが選択されたときに、当該選択されたキーワードを条件とする検索結果を取得することとしてもよい。
【0139】
上記の構成によれば、視聴者は、視聴中のコンテンツに関連するキーワードが表示されたときに、当該キーワードを選択することにより、選択したキーワードによる検索結果を参照することができる。これによれば、キーワードによる検索をさらに行いたいときに、キーワードを入力する手間を省くことができる。
【0140】
本発明の態様17に係る受信装置は、上記態様14から16において、上記検索結果表示手段は、上記キーワード取得手段が取得したキーワードに関連する包括的なキーワード(関連ワード)を表示することとしてもよい。
【0141】
上記の構成によれば、視聴者は、その時に表示されている検索結果に納得できなければ、包括的なキーワードを選択することにより、新たな検索結果を参照することができる。
【0142】
本発明の態様18に係る受信装置は、上記態様17において、上記検索結果表示手段が、上記包括的なキーワードを含むポップアップウィンドウをポップアップ表示することとしてもよい。
【0143】
本発明の態様19に係る受信装置は、上記態様17および18において、上記検索結果取得手段が、上記検索結果表示手段が表示した包括的なキーワードが選択されたときに、当該包括的なキーワードを検索条件とする検索結果を取得することとしてもよい。
【0144】
本発明の態様20に係る受信装置は、上記態様17から19において、上記検索結果表示手段が、上記包括的なキーワードとともに、上記表示した検索結果を検索するために用いたキーワード(放送局名)を表示することとしてもよい。
【0145】
上記の構成によれば、視聴者は、その時に表示されている検索結果を検索するために用いたキーワードを知ることにより、当該キーワードでよければ、表示中の検索結果を確認することができるし、当該キーワードに納得できなければ、包括的なキーワードを選択することにより、新たな検索結果を参照することができる。
【0146】
本発明の態様21に係るプログラムは、コンピュータを受信装置として機能させるためのプログラムであって、コンピュータに、受信装置におけるコンテンツの視聴状況を示す視聴状況情報を送信する視聴状況送信ステップと、上記視聴状況情報によって定まるコンテンツに関連するキーワードを取得するキーワード取得ステップと、上記キーワード取得ステップにおいて取得したキーワードを表示するキーワード表示ステップと、を実行させるためのプログラムである。
【0147】
本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置が備える各手段として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置のプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
【0148】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。