特開2015-231753(P2015-231753A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特開2015-231753支障物検知装置筐体および可動ホーム柵
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-231753(P2015-231753A)
(43)【公開日】2015年12月24日
(54)【発明の名称】支障物検知装置筐体および可動ホーム柵
(51)【国際特許分類】
   B61B 1/02 20060101AFI20151201BHJP
【FI】
   B61B1/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-118397(P2014-118397)
(22)【出願日】2014年6月9日
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100073759
【弁理士】
【氏名又は名称】大岩 増雄
(74)【代理人】
【識別番号】100088199
【弁理士】
【氏名又は名称】竹中 岑生
(74)【代理人】
【識別番号】100094916
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 啓吾
(74)【代理人】
【識別番号】100127672
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 憲治
(72)【発明者】
【氏名】青山 弘希
(72)【発明者】
【氏名】斉藤 浩二
【テーマコード(参考)】
3D101
【Fターム(参考)】
3D101AA03
3D101AA07
3D101AA10
3D101AA12
3D101AA26
3D101AB13
3D101AB15
(57)【要約】
【課題】この発明は、可動ホーム柵の本体戸袋への筐体の取付作業や支障物検知装置の点検作業の作業効率を向上することができる支障物検知装置筐体を提供することである。
【解決手段】可動ホーム柵の本体戸袋2の側面に取付けられた支障物検知装置3の下面を覆う筐体下部6と、取付ネジ10によって筐体下部6に着脱可能に取付けられ支障物検知装置3の上面および側面を覆う筐体上部5を設けたものである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラットホームの軌道側端部床面に立設された可動ホーム柵の本体戸袋の軌道側側面に取付けられ、可動扉付近の障害物を検知する支障物検知装置を収納する筐体であって、前記筐体は前記支障物検知装置の下面を覆う筐体下部と、前記筐体下部に着脱可能に取付けられ前記支障物検知装置の上面および側面を覆う筐体上部とで形成されていることを特徴とする支障物検知装置筐体。
【請求項2】
前記筐体上部は前記可動ホーム柵の本体戸袋に取付けられた支持金具によって形成された隙間に本体戸袋側の側板が嵌め込まれていることを特徴とする請求項1に記載の支障物検知装置筐体。
【請求項3】
前記筐体下部の外側側面に前記筐体上部の内側側面の下部が嵌合していることを特徴とする請求項1または2に記載の支障物検知装置筐体。
【請求項4】
前記筐体下部に前記筐体上部をネジ止めする穴が前記筐体上部の下端まで切欠きされた切欠穴であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の支障物検知装置筐体。
【請求項5】
前記筐体上部をネジ止めするネジ穴が前記筐体下部の側面に直接加工されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の支障物検知装置筐体。
【請求項6】
前記筐体下部の側面に前記筐体上部を固定する固定ネジが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の支障物検知装置筐体。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の支障物検知装置筐体を有する可動ホーム柵。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、駅のプラットホームの軌道側端部床面に立設された可動ホーム柵の本体戸袋の軌道側側面に設置され、可動扉付近の障害物を検知する支障物検知装置を収納する筐体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、駅のプラットホームに設置される可動ホーム柵には、可動扉付近の乗降客や障害物を検知する支障物検知装置が設けられている。この支障物検知装置は可動ホーム柵の本体戸袋の軌道側の側面に取付けられており、筐体によって収納されている。(例えば特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−16421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の支障物検知装置を収納する筐体は、可動ホーム柵の本体戸袋の軌道側側面に固定ボルトによって取付けられるが、外観意匠を考慮して本体戸袋への取付部は筐体内部に設けられている。また、内部に収納された支障物検知装置を点検するために筐体の側面には点検窓が設けられており、この点検窓に設けられた点検蓋を複数の取付ネジを外すことによって外して筐体内部に作業者が手を入れこんで本体戸袋への固定ボルトによる筐体の取付作業や支障物検知装置の点検作業を実施しており、作業が実施しにくいものであった。また、これらの作業が終了すると、複数の取付ネジによって点検窓に点検蓋を取付けていた。このため、筐体の取付作業や支障物検知装置の点検作業の作業効率が低下してしまうという課題があった。
【0005】
この発明は以上のような課題を解決するためになされたもので、可動ホーム柵の本体戸袋への筐体の取付作業や支障物検知装置の点検作業の作業効率を向上することができる支障物検知装置筐体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る支障物検知装置筐体は、プラットホームの軌道側端部床面に立設された可動ホーム柵の本体戸袋の軌道側側面に取付けられ、可動扉付近の障害物を検知する支障物検知装置を収納する筐体であって、前記筐体は前記支障物検知装置の下面を覆う筐体下部と、前記筐体下部に着脱可能に取付けられ前記支障物検知装置の上面および側面を覆う筐体上部とで形成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明の支障物検知装置筐体によれば、支障物検知装置を収納する筐体が前記支障物検知装置の下面を覆う筐体下部と、前記筐体下部に着脱可能に取付けられ前記支障物検知装置の上面および側面を覆う筐体上部とで形成されており、着脱可能に取付けられた筐体上部を取り外した状態で本体戸袋への筐体の取付作業や支障物検知装置の点検作業を実施することが可能なため、作業効率を向上することができる支障物検知装置筐体を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】この発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の概略構成を示す断面側面図である。
図2】この発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の概略構成を示す断面正面図である。
図3】この発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の筐体上部を示す斜視図である。
図4】この発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の支持金具を示す斜視図である。
図5】この発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の筐体下部を示す斜視図である。
図6】この発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の設置状態を説明する側面図である。
図7】この発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の設置状態を説明する正面図である。
図8】この発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の設置状態を説明する平面図である。
図9】この発明の実施の形態2における支障物検知装置筐体の筐体上部と筐体下部の取付け部分を示す部分断面図である。
図10】この発明の実施の形態3における支障物検知装置筐体の筐体上部と筐体下部の取付け部分を示す部分図である。
図11】この発明の実施の形態4における支障物検知装置筐体の筐体上部と筐体下部の取付け部分を示す部分断面図である。
図12】この発明の実施の形態4における支障物検知装置筐体の筐体上部と筐体下部の取付け部分を示す部分図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明の実施の形態について説明するが、各図において同一、または相当部分については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の概略構成を示す断面側面図、図2はこの発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の概略構成を示す断面正面図、図3はこの発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の筐体上部を示す斜視図、図4はこの発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の支持金具を示す斜視図、図5はこの発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の筐体下部を示す斜視図、図6はこの発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の設置状態を説明する側面図、図7はこの発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の設置状態を説明する正面図、図8はこの発明の実施の形態1における支障物検知装置筐体の設置状態を説明する平面図である。
【0010】
最初に図6から図8にもとづき支障物検知装置筐体の設置状態を説明する。プラットホーム1の軌道側端部床面上に可動ホーム柵の本体戸袋2が立設されている。可動ホーム柵は本体戸袋2に進退自在に設けられた可動扉2aの位置が、プラットホーム1に沿って停車する列車の乗降口と一致するように、プラットホーム1の側縁に沿って所要数据付けられている。また、可動ホーム柵の本体戸袋2の軌道側(図6の右側)側面には、可動扉2aの開閉動作中に可動扉2aと停車した列車の乗降口の間に乗客や荷物などの支障物が存在していないかを検知する支障物検知装置3と、この支障物検知装置3を収納する筐体4が取付けられている。なお、支障物検知装置3および筐体4は、可動扉2aを挟んで互いに対向する本体戸袋2と同様に対向するように取付けられている。一般に、支障物検知装置3および筐体4は、可動ホーム柵の本体戸袋2をプラットホーム1に設置した後に取付けられる。これは可動ホーム柵を製造工場から据付け先であるプラットホーム1まで輸送するときの効率を考慮しているためである。
【0011】
次に筐体4の詳細について図1から図5にもとづき説明する。筐体4は支障物検知装置3の上面および側面を取囲んで覆う筐体上部5と支障物検知装置3の下面を覆う筐体下部6との2分割構成となっている。筐体上部5および筐体下部6は、例えば薄鋼板を使用して所望の展開図形状に切り出し曲げ加工をした後に角部等を溶接することで製造される。なお、筐体上部5の側面の内側と筐体下部6の側面の外側が嵌合するように製造されている。また、屋外の使用に耐えるように筐体上部5および筐体下部6には塗装が施されている。
【0012】
筐体上部5は、可動ホーム柵の本体戸袋2の軌道側側面に取付けられた支持金具7によって生じた隙間に本体戸袋2側の側面が上側方向から嵌め込まれる。筐体上部5の側面には、支障物検知装置3から発生する支障物検知のための信号を遮らないように信号穴5aが所要数設けられている。また、筐体下部6に嵌合する部分の筐体上部5の側面には筐体下部6に取付けるための取付穴5bが設けられている。さらに、筐体上部5の上面は物が置かれることを防止するため軌道側に向かって下るように勾配が設けられている。
【0013】
筐体下部6の筐体上部5と嵌合する側面の内側にはナット6aが溶接により取付けられており、その部分に取付穴6bが設けられている。また、筐体下部6の本体戸袋2側の側面には取付穴6cが設けられている。
支持金具7は、例えば鉄鋼材を使用して切削等の加工によって製造されており、筐体上部5の本体戸袋2側の側面を嵌め込むための窪み7aが設けられ、本体戸袋2の側面に取付けるための取付穴7bが設けられている。なお、支持金具7は筐体4の内部に配置される部品であり、屋外に露出した状態で使用されるものではないため、塗装を施さなくても差し支えない。
【0014】
以上のように構成された筐体4は、まず筐体下部6を可動ホーム柵の本体戸袋2の軌道側側面に固定ボルト9によって締結固定するとともに、支持金具7を可動ホーム柵の本体戸袋2の軌道側側面に固定ボルト8によって締結固定する。次に、筐体上部5を支持金具7によって出来た隙間に上側方向から嵌め込み、取付ネジ10によって外側方向から筐体下部6に着脱可能に取付ける。
【0015】
以上説明したように、筐体下部6および支持金具7の固定部である固定ボルト8,9等は筐体4の内部に隠された状態となり外部に露出することがなく、従来のものと同等の外観意匠を保つことが可能となる。また、固定ボルト8,9の締結作業は筐体上部5の取付前に実施できるため、取付作業の作業性が良いものとなる。さらに、筐体上部5の外側から取付ネジ10を取り外すことで筐体上部5を筐体下部6から容易に取り外すことが可能であり、筐体4に収納された支障物検知装置3の点検や交換を行う場合に素早く作業に取り掛かることができるため、点検作業時間を短縮することができる。
【0016】
実施の形態2.
図9はこの発明の実施の形態2における支障物検知装置筐体の筐体上部と筐体下部の取付け部分を示す部分断面図である。上記実施の形態1では、筐体下部6にナット6aを取付けて筐体上部5を取付けるネジ穴とする場合について説明したが、図9に示すように筐体下部6の側面に設けた取付穴6bに直接ネジ加工を施して、取付ネジ10によって筐体上部5を取付けるようにしてもよい。この場合には、ネジ加工を施すために必要な最低限の板厚を有する薄鋼板で筐体下部6を製造する必要があるが、ナット6aが不要となるうえ、ナット6aを筐体下部6に固着させる溶接等の工程を削減することができるため、筐体下部6の製造コストを下げることが可能となる。なお、他の部分については上記実施の形態1と同様のため説明を省略する。
【0017】
実施の形態3.
図10はこの発明の実施の形態3における支障物検知装置筐体の筐体上部と筐体下部の取付け部分を示す部分図である。上記実施の形態1では、筐体上部5の側面に筐体下部6に取付けるための取付穴5bを設けた場合について説明したが、図10に示すように筐体上部5の側面に切欠穴5cを設けて、取付ネジ10によって筐体上部5を取付けるようにしてもよい。切欠穴5cはレーザ加工等によって所望の形状に切り出すことで得られる。切欠穴5cとしたことにより、取付ネジ10を筐体下部6から完全に取り外すことなく締結を緩めることで、筐体上部5を上側方向に移動させて筐体下部6から取り外すことが可能になる。このため、支障物検知装置3の点検や交換などの作業をする時間を短縮することができる。また、取付ネジ10を取り外さなくてよいため、例えば作業中に取り外した取付ネジ10を落として無くす等の可能性も無くなる。なお、他の部分については上記実施の形態1と同様のため説明を省略する。
【0018】
実施の形態4.
図11はこの発明の実施の形態4における支障物検知装置筐体の筐体上部と筐体下部の取付け部分を示す部分断面図、図12はこの発明の実施の形態4における支障物検知装置筐体の筐体上部と筐体下部の取付け部分を示す部分図である。上記実施の形態1では、筐体下部6の筐体上部5と嵌合する側面の内側にナット6aが取付けられている場合について説明したが、図11および図12に示すように、筐体下部6の側面に固定ネジとしての固定ボルト6dを溶接によって取付けて、ナット11によって締結して筐体上部5を取付けるようにしてもよい。この場合にも筐体上部5の側面に切欠穴5cを設けている。筐体下部6に筐体上部5を嵌め合わす場合に、筐体下部6の側面外側と筐体上部5の側面内側との隙間が大きいと、例えば実施の形態1の取付方法では、取付ネジ10を締め込んだ際に筐体上部5が変形することが懸念される。
【0019】
このような場合に実施の形態4の構成にして、筐体下部6と筐体上部5との隙間の固定ボルト6dにスペーサ12を挿通してからナット11によって締め付けることで、筐体上部5の変形を抑制することが可能となり、外観意匠性を保つことができる。スペーサ12は、例えばレーザ加工等によって所定の薄板から所望の形状に切り出すことで得られる。また、切欠穴5cを設けたことでナット11による締め付けを緩めるだけで筐体上部5を筐体下部6から容易に取り外すことができる。このため、支障物検知装置3の点検や交換などの作業をする時間を短縮することができる。また、ナット11を取り外さなくてよいため、例えば作業中に取り外したナット11を落として無くす等の可能性も無くなる。なお、他の部分については上記実施の形態1と同様のため説明を省略する。
【0020】
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
【符号の説明】
【0021】
1 プラットホーム、2 本体戸袋、3 支障物検知装置、4 筐体、5 筐体上部、6 筐体下部、7 支持金具、8 固定ボルト、9 固定ボルト、10 取付ネジ、11 ナット、12 スペーサ
図2
図3
図4
図5
図9
図10
図11
図12
図1
図6
図7
図8