特開2015-231903(P2015-231903A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-231903(P2015-231903A)
(43)【公開日】2015年12月24日
(54)【発明の名称】制御装置用プールボックス
(51)【国際特許分類】
   B66B 1/34 20060101AFI20151201BHJP
   B66B 11/04 20060101ALI20151201BHJP
【FI】
   B66B1/34 C
   B66B11/04 A
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-119833(P2014-119833)
(22)【出願日】2014年6月10日
(71)【出願人】
【識別番号】390025265
【氏名又は名称】東芝エレベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100117787
【弁理士】
【氏名又は名称】勝沼 宏仁
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100150717
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 和也
(72)【発明者】
【氏名】南 昌 樹
【テーマコード(参考)】
3F002
3F306
【Fターム(参考)】
3F002GA00
3F002GB02
3F306AA01
3F306AA04
3F306AA06
3F306BC00
(57)【要約】
【課題】従来のプールボックスのボックス本体の有効利用を図って、リニューアル制御装置を機械室床に設置する。
【解決手段】制御装置用プールボックス2Aはボックス本体2と、ボックス本体2内に固定された脚体10とを備えている。脚体10はボックス本体2に固定される固定板11と、制御装置1を保持する保持板12と、固定板11と保持板12との間の連結板13とを有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機械室床に設置される制御装置を支持する制御装置用プールボックスにおいて、
上方が開口するとともに配線を収納するボックス本体と、
前記ボックス本体内に固定されるとともに、前記ボックス本体と別体に設けられ前記制御装置を保持する脚体とを備え、
前記脚体は前記ボックス本体に固定される固定板と、前記制御装置を保持する保持板と、前記固定板と前記保持板とを連結する連結板とを有することを特徴とする制御装置用プールボックス。
【請求項2】
前記脚体の固定板には、前記機械室床から突出し前記ボックス本体を貫通する締結ボルトが挿入される挿入穴が形成されていることを特徴とする請求項1記載の制御装置用プールボックス。
【請求項3】
前記脚体の固定板には、挿入穴に加えて締結ボルト用の予備穴が形成され,
前記予備穴は細長形状を有することを特徴とする請求項2記載の制御装置用プールボックス。
【請求項4】
前記ボックス本体内に複数の脚体が設けられ、各脚体は単一の固定板を有し、各固定板には前記機械室床から突出し前記ボックス本体を貫通する締結ボルトが挿入される挿入穴が形成されていることを特徴とする請求項1記載の制御装置用プールボックス。
【請求項5】
ボックス本体は長方形状の平面形状をもち、前記脚体の連結板はボックス本体の長手方向に平行に延びることを特徴とする請求項1記載の制御装置用プールボックス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はエレベータリニューアル工事において用いられ、新しい耐震基準にも合致する制御装置を支持する制御装置用プールボックスに関する。
【背景技術】
【0002】
エレベータの制御装置は、機械室床をなすシンダーコンクリートに埋設された配線引き回し接続用のプールボックス上に支持されている。エレベータリニューアル時、既設のエレベータ制御装置を撤去した後、このプールボックスは残る。
【0003】
このプールボックスは従来の制御装置を支持してきたものであるので、従来基準の耐震強度は満たす。エレベータリニューアル工事において、このプールボックスに、通線用の穴開けを施したカバーとなる平板を製作し取り付け、この平板に予め加工した制御装置取り付け穴を利用し制御装置を平板上に載せて固定している。
【0004】
しかしながら、このような従来方法では、新耐震基準に求められる下記2項目を満足することができない。
【0005】
(1)プールボックスの材質は強度部材となるSS400を使用しなければならないが、従来のプールボックスはSS400より劣る強度の材料を使用しているため、新耐震基準に合致するにはリニューアル制御装置の脚材として不適である。
【0006】
(2)強度支持材は建物躯体に直接取り付け固定されるものであること、すなわち制御装置の脚体を建屋の躯体に取り付けることが求められる。
【0007】
従来より機械室床または床下に敷設したケーブル配管が接続された既設プールボックスはむやみに撤去できないが、エレベータの制御装置を支持固定する脚体として利用することは可能である。
【0008】
一方で機械室床面は鉄筋コンクリートではなく、床面レベルを合わせるために流し込んだコンクリート層、すなわちシンダーコンクリート層と呼ばれるもので構成されており、当該コンクリート層は耐震性はあまりない。このためアンカーボルトを打ち込みそれ自体で制御装置固定するには不適である。また制御装置を機械室床に固定する場合、長アンカーを使用しアンカースリーブを鉄筋コンクリート層に固定している。しかしながら制御装置はシンダーコンクリート層を挟んで固定することになり、アンカースリーブまでの距離が長いことから使用するボルト径の拡大やアンカー打点が増大する。このため用具工具の準備調達や工事負担増大を招くことから、他の手段の提供が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2000−203771号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、リニューアル工事において、エレベータの制御装置を確実に支持することができる制御装置用プールボックスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本実施の形態は、機械室床に設置される制御装置を支持する制御装置用プールボックスにおいて、上方が開口するとともに配線を収納するボックス本体と、前記ボックス本体内に固定されるとともに、前記ボックス本体と別体に設けられ前記制御装置を保持する脚体とを備え、前記脚体は前記ボックス本体に固定される固定板と、前記制御装置を保持する保持板と、前記固定板と前記保持板とを連結する連結板とを有することを特徴とする制御装置用プールボックスである。
【0012】
本実施の形態は、前記脚体の固定板には、前記機械室床から突出し前記ボックス本体を貫通する締結ボルトが挿入される挿入穴が形成されていることを特徴とする制御装置用プールボックスである。
【0013】
本実施の形態は、前記脚体の固定板には、挿入穴に加えて締結ボルト用の予備穴が形成され、前記予備穴は細長形状を有することを特徴とする制御装置用プールボックスである。
【0014】
本実施の形態は、前記ボックス本体内に複数の脚体が設けられ、各脚体は単一の固定板を有し、各固定板には前記機械室床から突出し前記ボックス本体を貫通する締結ボルトが挿入される挿入穴が形成されていることを特徴とする制御装置用プールボックスである。
【0015】
本実施の形態は、ボックス本体は長方形状の平面形状をもち、前記脚体の連結板はボックス本体の長手方向に平行に延びることを特徴とする制御装置用プールボックスである。
【発明の効果】
【0016】
以上のように本実施の形態によれば、従来のプールボックス本体の有効利用を図りながら、リニューアル制御装置を容易かつ確実に機械室床に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は第1の実施の形態による制御装置用プールブックスを示す斜視図。
図2図2はボックス本体内に配置された脚体を示す図。
図3図3はボックス本体を示す図。
図4図4は機械室床に設置されたボックス本体を示す図。
図5図5は脚体に支持された制御装置を示す図。
図6図6はプールボックスに設置された制御装置を示す図。
図7図7は第2の実施の形態による制御装置用プールボックスを示す図。
図8図8は第3の実施の形態による制御装置用プールボックスを示す図。
図9図9は第4の実施の形態による制御装置用プールボックスを示す図。
図10図10は第5の実施の形態による制御装置用プールボックスを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
<第1の実施の形態>
以下、図面を参照して第1の実施の形態について説明する。図1乃至図6は、制御用プールボックスの第1の実施の形態を示す図である。
【0019】
まず図6において、リニューアル工事で設置されるエレベータの制御装置を支持する制御装置用プールボックス10Aについて説明する。
【0020】
図6に示すように、機械室床Bに制御装置用プールボックス10Aが設置され、この制御装置用プールボックス10Aに、リニューアル工事で設置されるエレベータの制御装置(制御盤ともいう)1が支持されている。
【0021】
この場合、機械室床Bは鉄筋コンクリートからなっている。
【0022】
また制御装置用プールボックス10Aは、上方に開口2aを有するとともに長手方向Lに沿って延びる配線Wが配置されたボックス本体2と、ボックス本体2内に固定されるとともにボックス本体2と別体に設けられ制御装置1を保持する2個の脚体10とを備えている。
【0023】
このうち、ボックス本体2は、長手方向Lを有する長方形状の平面形状をもち、開口2aを形成する側面2cと、底面2bとを有し、底面2bに設けられたアンカー止穴3に機械室床Bから突出する図示しないアンカーボルト(締結ボルト)を挿着することにより機械室床Bに固定される(図3参照)。具体的には、図4に示すように、機械室床Bにボックス本体2を収納する収納穴が形成され、ボックス本体2はこの機械室床Bの収納穴内に埋設され、アンカー止穴3にアンカーボルトを挿着することにより機械室床Bに固定される。
【0024】
また各脚体10はボックス本体2より強度の高い材料、例えばSS400からなり、ボックス本体2の底面2bに固定される一対の固定板11と、制御装置2を保持する保持板12と、各固定板11と保持板12との間に垂直方向に延びる連結板13とを有している。固定板11には機械室床Bから突出しボックス本体2の底面2bを貫通するアンカーボルトが挿入される挿入穴11aが設けられている。
【0025】
すなわち、リニューアル制御装置1を設置する場合、まず既設の制御装置を撤去し、ボックス本体2のみを機械室床Bに残す。この場合、機械室床Bから突出するアンカーボルトがボックス本体2の底面2bに設けられたアンカー止穴3内に挿着されて、ボックス本体2は機械室床Bに固定されている。
【0026】
次にボックス本体10内に2個の脚体10を設け、アンカーボルトを脚体10の挿入穴11a内に挿着することにより、ボックス本体10内で脚体10を固定することができる。
【0027】
なお、各脚体10の固定板11には、挿入穴11aの他に、アンカーボルトが挿入可能な予備穴11bが設けられている。
【0028】
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。制御装置1をリニューアルする場合、まずボックス本体2から既設の制御装置1を撤去し、ボックス本体2のみを機械室床Bに残す。次にボックス本体2内のアンカーボルトからアンカー止めナット、バネ座、平座を一旦外し、ボックス本体2内に2個の脚体10を設置した上で、平座、バネ座、アンカー止めナットで固定する。その後図5に示すように、脚体10上に制御装置固定用のアダプタプレート15を置き、従来の制御装置がリニューアル制御装置より奥行きが大きいために発生する空き空間を塞ぐ。次に図6に示すように、アダプタプレート15上にリニューアル制御装置1を取り付け、このようにしてリニューアル制御装置1を設置する。
【0029】
本実施の形態によれば、ボックス本体2の構造強度に依存することなく、リニューアル制御装置1を機械室床Bに直接固定することができる。またSS400で製作した脚体10をボックス本体2の底面2bに直接固定しているので新しい耐震基準にも適合する。
【0030】
また各脚体10の固定板11には予備の予備穴11bが設けられているため、従来のアンカーボルトを使用できなかった場合は予備穴11bに対応させて別のアンカーボルトを打ち、固定することで各脚体10を確実に機械室床Bに固定することができる。
【0031】
<第2の実施の形態>
次に図7により第2の実施の形態について説明する。図7に示す第2の実施の形態は脚体10の構造が異なるのみであり、他の構成は図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。
【0032】
図7に示す第2の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0033】
図7に示すように、脚体10の固定板11には、アンカーボルトが挿入される挿入穴11aに加えて、アンカーボルト挿入用の追加の複数の予備穴11b、11bが設けられている。
【0034】
このように固定板11に複数の予備穴11b、11bを設けることにより、従来のアンカーボルトをそのまま使用したり、新たなアンカーボルトを使用する自由度、および機械室床Bへ打込む位置の自由度が高まる。
【0035】
<第3の実施の形態>
次に図8により第3の実施の形態について説明する。図8に示す第3の実施の形態は脚体10の構造が異なるのみであり、他の構成は図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。
【0036】
図8に示す第3の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0037】
図8に示すように、脚体10の固定板11には、アンカーボルトが挿入される挿入穴11aに加えて、アンカーボルト挿入用の追加の予備穴11b、11cが設けられている。
【0038】
このうち予備穴11bは丸穴からなり、予備穴11cはボックス本体2の長手方向に対して45°傾斜する細長形状をもつ。
【0039】
このように固定板11に複数の予備穴11b、11cを設け、このうち予備穴11cを細長形状とすることにより、従来のアンカーボルトが設計寸法をもたない場合や、新たなアンカーボルトが設計寸法をもたない場合でも、これらのアンカーボルトを細長形状をもつ予備穴11c内へ容易に挿入することができる。
【0040】
<第4の実施の形態>
次に図9により第4の実施の形態について説明する。図9に示す第4の実施の形態は脚体10の構造が異なるのみであり、他の構成は図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。
【0041】
図9に示す第4の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0042】
図9に示すように、ボックス本体2内に合計4つの脚体10が設けられている。各脚体10は単一の固定板11を有し、この固定板11には、アンカーボルトが挿入される挿入穴11aに加えて、アンカーボルト挿入用の追加の予備穴11bが設けられている。
【0043】
図9に示すように、各脚体10は単一の固定板11を有する。このため、ボックス本体2内に対称的にアンカーボルトを打ち込むことができない場合でも、4つの脚体10をボックス本体2内の所望の場所に配置することができる。
【0044】
<第5の実施の形態>
次に図10により第5の実施の形態について説明する。図10に示す第5の実施の形態は脚体10の構造が異なるのみであり、他の構成は図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。
【0045】
図10に示す第5の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0046】
図10に示すように、ボックス本体2内に一対の脚体10が設けられ、脚体10の固定板11には、アンカーボルトが挿入される挿入穴11aが設けられている。
【0047】
また脚体10の連結板13はボックス本体2の長手方向Lに沿って延びている(図1参照)。
【0048】
図10に示すように各脚体10の連結板13は、ボックス本体2の長手方向Lに沿って延びている。
【0049】
制御装置1の変遷に従ってボックス本体2の構造も変更されているが、一般にボックス本体2内には、長手方向Lに沿って延びる配線Wが収納されている。この場合、ボックス本体2内に設置された脚体10の連結板13はボックス本体2の長手方向に沿って延びているため、ボックス本体2内の配線Wの配線経路に影響を与えることなく、ボックス本体2内に脚体10を確実に配置し固定することができる。
【符号の説明】
【0050】
1 制御装置
2 ボックス本体
2A プールボックス
10 脚体
11 固定板
11a 挿入穴
11b 予備穴
11c 予備穴
12 保持板
13 連結板
B 機械室床
W 配線
L 長手方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2015年7月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
本実施の形態は、機械室床に設置される制御装置を支持する制御装置用プールボックスにおいて、上方が開口するとともに配線を収納するボックス本体と、前記ボックス本体内に固定されるとともに、前記ボックス本体と別体に設けられ前記制御装置を保持する複数の脚体とを備え、脚体は前記ボックス本体に固定される固定板と、前記制御装置を保持する保持板と、前記固定板と前記保持板とを連結する連結板とを有し、脚体の保持板の合計面積は、平面視で前記ボックス本体の面積の半分以下となっており、各脚体の保持板上にアダプタプレートを介して前記制御装置が保持されていることを特徴とする制御装置用プールボックスである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
本実施の形態は、脚体の固定板には、前記機械室床から突出し前記ボックス本体を貫通する締結ボルトが挿入される挿入穴が形成されていることを特徴とする制御装置用プールボックスである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
本実施の形態は、脚体の固定板には、挿入穴に加えて締結ボルト用の予備穴が形成され、前記予備穴は細長形状を有することを特徴とする制御装置用プールボックスである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
本実施の形態は、各脚体は単一の固定板を有し、各固定板には前記機械室床から突出し前記ボックス本体を貫通する締結ボルトが挿入される挿入穴が形成されていることを特徴とする制御装置用プールボックスである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
本実施の形態は、ボックス本体は長方形状の平面形状をもち、脚体の連結板はボックス本体の長手方向に平行に延びることを特徴とする制御装置用プールボックスである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機械室床に設置される制御装置を支持する制御装置用プールボックスにおいて、
上方が開口するとともに配線を収納するボックス本体と、
前記ボックス本体内に固定されるとともに、前記ボックス本体と別体に設けられ前記制御装置を保持する複数の脚体とを備え、
脚体は前記ボックス本体に固定される固定板と、前記制御装置を保持する保持板と、前記固定板と前記保持板とを連結する連結板とを有し、
脚体の保持板の合計面積は、平面視で前記ボックス本体の面積の半分以下となっており、
各脚体の保持板上にアダプタプレートを介して前記制御装置が保持されていることを特徴とする制御装置用プールボックス。
【請求項2】
脚体の固定板には、前記機械室床から突出し前記ボックス本体を貫通する締結ボルトが挿入される挿入穴が形成されていることを特徴とする請求項1記載の制御装置用プールボックス。
【請求項3】
脚体の固定板には、挿入穴に加えて締結ボルト用の予備穴が形成され,
前記予備穴は細長形状を有することを特徴とする請求項2記載の制御装置用プールボックス。
【請求項4】
脚体は単一の固定板を有し、各固定板には前記機械室床から突出し前記ボックス本体を貫通する締結ボルトが挿入される挿入穴が形成されていることを特徴とする請求項1記載の制御装置用プールボックス。
【請求項5】
ボックス本体は長方形状の平面形状をもち、脚体の連結板はボックス本体の長手方向に平行に延びることを特徴とする請求項1記載の制御装置用プールボックス。