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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-232233(P2015-232233A)
(43)【公開日】2015年12月24日
(54)【発明の名称】ロッカー鍵管理装置
(51)【国際特許分類】
   E05B 19/00 20060101AFI20151201BHJP
   E05B 65/02 20060101ALI20151201BHJP
【FI】
   E05B19/00 E
   E05B65/02 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2014-119350(P2014-119350)
(22)【出願日】2014年6月10日
(71)【出願人】
【識別番号】000003218
【氏名又は名称】株式会社豊田自動織機
(74)【代理人】
【識別番号】110000394
【氏名又は名称】特許業務法人岡田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】古橋 正得
(57)【要約】
【課題】コインロッカーを含む着脱可能な鍵付きロッカーを介して、第1のユーザから第2のユーザへと物品を受け渡すことを支援することができるロッカー鍵管理装置を提供する。
【解決手段】複数のボックスと、各ボックスの扉を施錠状態または開錠状態とする錠と、対応付けられた錠を施錠または開錠して錠に対して着脱可能な鍵と、を有するコインロッカー2を含むロッカーを介して、第1のユーザから第2のユーザへと物品を受け渡すことを支援するロッカー鍵管理装置10であって、錠から抜き取られた鍵を一時的に保管して施錠状態または開錠状態とされる複数の鍵保管部13Aと、第1のユーザあるいは第2のユーザからの入力を受け付ける入力手段と、入力手段と一体に構成された、あるいは入力手段と別体に構成された、表示手段11と、入力手段からの入力に基づいて特定した鍵保管部を施錠状態または開錠状態に制御する制御手段10Aと、を有している。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のボックスと、各ボックスに設けられて各ボックスの扉を施錠状態または開錠状態とする錠と、対応付けられた前記錠を施錠または開錠して前記錠に対して着脱可能な鍵と、を有するコインロッカーを含むロッカーを介して、第1のユーザから第2のユーザへと物品を受け渡すことを支援する、ロッカー鍵管理装置であって、
前記錠から抜き取られた前記鍵を一時的に保管して施錠状態または開錠状態とされる複数の鍵保管部と、
第1のユーザあるいは第2のユーザからの情報の入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段と一体に構成された、あるいは前記入力手段と別体に構成された、表示手段と、
前記入力手段からの情報の入力に基づいて特定した鍵保管部を施錠状態または開錠状態に制御する制御手段と、を有している、
ロッカー鍵管理装置。
【請求項2】
請求項1に記載のロッカー鍵管理装置であって、
前記ロッカー鍵管理装置は、前記ロッカーにおけるいずれか1つのボックスの位置に設けられている、
ロッカー鍵管理装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のロッカー鍵管理装置であって、
前記制御手段は、
物品を前記ボックスに入庫した情報が、第1のユーザから前記入力手段に入力されると、複数の前記鍵保管部の中からいずれかの鍵保管部を抽出し、抽出した前記鍵保管部を開錠状態に制御し、
開錠状態とした前記鍵保管部に、物品が入庫された前記ボックスの鍵が収納されて、当該鍵保管部に前記鍵が収納されたことを示す鍵収納情報が入力されると、または第1のユーザから入庫完了情報が入力されると、前記鍵が収納された前記鍵保管部を施錠状態に制御し、
物品を出庫するための情報が、第2のユーザから前記入力手段に入力されると、対応する前記鍵保管部を開錠状態に制御する、
ロッカー鍵管理装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のロッカー鍵管理装置であって、
前記制御手段は、
第1のユーザが物品を前記ボックスに入庫した際に当該第1のユーザから入力された情報と、特定した前記鍵保管部と、を対応させて記憶し、
第2のユーザが物品を前記ボックスから出庫する際に当該第2のユーザから入力された情報と、記憶している情報と、を照合し、
照合が一致した場合は、記憶している情報に対応する前記鍵保管部を開錠状態に制御する、
ロッカー鍵管理装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1のユーザから第2のユーザへ、コインロッカーを含む着脱可能な鍵付きロッカーを介して物品を受け渡すことを支援するロッカー鍵管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、物流システムが発達し、個人宛の宅配システムを利用するユーザが増えている。しかし、一般的な宅配システムでは、物品を受取人に直接手渡すことを前提としているので、配達人(第1のユーザ)の配達時に受取人(第2のユーザ)が不在の場合、配達されるべき物品は、宅配センタ等に集められる。この場合、不在通知を受け取った受取人は、物品を受け取るために宅配センタまで出向くか、再度の配達依頼を連絡して自宅に待機して物品の配達を待っている。
【0003】
なお、近年のマンション等の集合住宅には、受取人が不在時であっても物品を受け取ることができるように、受け渡しボックスを備えている場合がある。この場合、配達人(第1のユーザ)は、受取人(第2のユーザ)が不在の場合であっても、受取人に対応する受け渡しボックスに物品を預け入れることができる。そして受取人は、物品の配達時に不在であっても、自身が所持するカードや暗証番号等の認証情報にて、受け渡しボックスの扉を開錠して、受け渡しボックスに預け入れられた物品を受け取ることができる。
【0004】
また特許文献1には、ユーザ自身が所持している物品を、第1のコインロッカーから、ユーザが希望する場所の第2のコインロッカーまで転送する、コインロッカーシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−123055号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年では、単身で集合住宅等に住んでいるユーザが多く、配達時間に在宅者が居ない場合が多い。このようなユーザは、配達時に不在である場合が多く、宅配センタまで出向くか、再度の配達依頼を連絡して自宅に待機する場合が多いので、物品の受取に、手間と時間がかかる。
【0007】
また、受け渡しボックスを備えている集合住宅は、まだ数が少なく、一般的な集合住宅では、受け渡しボックスを備えていない場合が多い。つまり、受け渡しボックスを利用できるユーザは、一部の限られたユーザであり、多くの一般的なユーザは、受け渡しボックスを利用することができない。
【0008】
また特許文献1に記載のコインロッカーシステムは、ユーザ自身の所有する物品を、第1の場所のコインロッカーから、第2の場所のコインロッカーへと転送するものであるので、第1のユーザから第2のユーザへ物品を受け渡すことに利用できない。
【0009】
なお、近年では、駅の周辺、商店街、市街地、公共施設等の公共の場所、且つユーザが普段行き来する場所に、種々のロッカー(コインロッカーを含む着脱可能な鍵付きロッカー)が配置されている場合がある。このような場合、このロッカーを、受け渡しボックスとして利用することができれば、非常に便利である。
【0010】
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、コインロッカーを含む着脱可能な鍵付きロッカーを介して、第1のユーザから第2のユーザへと物品を受け渡すことを支援することができる、ロッカー鍵管理装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するため、本発明に係るロッカー鍵管理装置は次の手段をとる。まず、本発明の第1の発明は、複数のボックスと、各ボックスに設けられて各ボックスの扉を施錠状態または開錠状態とする錠と、対応付けられた前記錠を施錠または開錠して前記錠に対して着脱可能な鍵と、を有するコインロッカーを含むロッカーを介して、第1のユーザから第2のユーザへと物品を受け渡すことを支援する、ロッカー鍵管理装置である。そしてロッカー鍵管理装置は、前記錠から抜き取られた前記鍵を一時的に保管して施錠状態または開錠状態とされる複数の鍵保管部と、第1のユーザあるいは第2のユーザからの情報の入力を受け付ける入力手段と、前記入力手段と一体に構成された、あるいは前記入力手段と別体に構成された、表示手段と、前記入力手段からの情報の入力に基づいて特定した鍵保管部を施錠状態または開錠状態に制御する制御手段と、を有している。
【0012】
この第1の発明では、ボックスの鍵を一時的に保管する鍵保管部と、入力手段と、表示手段と、制御手段と、を有するロッカー鍵管理装置にて、ボックスの鍵を適切に管理することで、コインロッカーを含むロッカーを介して、第1のユーザから第2のユーザへと物品を受け渡すことを支援することができる。すなわち、ロッカー鍵管理装置を介して、第1のユーザが物品を入庫したボックスの鍵を、第2のユーザへと適切に受け渡すことで、第1のユーザから第2のユーザへと物品を受け渡すことを支援することができる。
【0013】
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係るロッカー鍵管理装置であって、前記ロッカー鍵管理装置は、前記ロッカーにおけるいずれか1つのボックスの位置に設けられている。
【0014】
この第2の発明では、ロッカー鍵管理装置を、ロッカーに容易に組み込むことができるので便利である。
【0015】
次に、本発明の第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明に係るロッカー鍵管理装置であって、前記制御手段は、物品を前記ボックスに入庫した情報が、第1のユーザから前記入力手段に入力されると、複数の前記鍵保管部の中からいずれかの鍵保管部を抽出し、抽出した前記鍵保管部を開錠状態に制御し、開錠状態とした前記鍵保管部に、物品が入庫された前記ボックスの鍵が収納されて、当該鍵保管部に前記鍵が収納されたことを示す鍵収納情報が入力されると、または第1のユーザから入庫完了情報が入力されると、前記鍵が収納された前記鍵保管部を施錠状態に制御する。また、制御手段は、物品を出庫するための情報が、第2のユーザから前記入力手段に入力されると、対応する前記鍵保管部を開錠状態に制御する。
【0016】
この第3の発明では、第1のユーザは、いずれかのボックスに物品を入庫して、当該ボックスの鍵を、いずれかの鍵保管部に預け入れることができる。また第2のユーザは、物品を出庫するための情報を入力することで、物品が入庫されているボックスの鍵を取り出すことができる。このように、ボックスの鍵を適切に管理することで、ロッカーを介して、第1のユーザから第2のユーザへと物品を受け渡すことを支援することができる。
【0017】
次に、本発明の第4の発明は、上記第1の発明〜第3の発明のいずれか1つに係るロッカー鍵管理装置であって、前記制御手段は、第1のユーザが物品を前記ボックスに入庫した際に当該第1のユーザから入力された情報と、特定した前記鍵保管部と、を対応させて記憶し、第2のユーザが物品を前記ボックスから出庫する際に当該第2のユーザから入力された情報と、記憶している情報と、を照合し、照合が一致した場合は、記憶している情報に対応する前記鍵保管部を開錠状態に制御する。
【0018】
この第4の発明では、第1のユーザが物品をボックスに入庫した際に入力した情報と、第2のユーザが物品をボックスから出庫するために入力した情報と、が一致した場合に、該当するボックスの鍵が収納されている鍵保管部を開錠状態とする。これにより、非常にシンプルな動作で、第1のユーザから第2のユーザへと物品を受け渡すことを支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】ロッカー鍵管理装置が設けられたコインロッカー(ロッカー)の外観の例を説明する斜視図である。
図2】ロッカー鍵管理装置の正面図の例である。
図3】物品受け渡し方法を実現する物品受け渡しシステムの全体構成と、物品受け渡しシステムの構成要素であるロッカー鍵管理装置のブロック構成の例を説明する図である。
図4】ロッカー鍵管理装置の制御手段の処理(動作)を説明する状態遷移図である。
図5図4の入庫情報入力待ち状態において、タッチパネル(表示手段及び入力手段)に表示される表示例を示す図である。
図6図4の入庫情報入力待ち状態において、図5の表示状態からの入力後にタッチパネルに表示される表示例を示す図である。
図7図4の入庫完了情報入力待ち状態において、タッチパネルに表示される表示例を示す図である。
図8】第2のユーザに送信された入庫連絡情報の例を説明する図である。
図9図4の出庫情報入力待ち状態において、タッチパネルに表示される表示例を示す図である。
図10図4の出庫完了情報入力待ち状態において、タッチパネルに表示される表示例を示す図である。
図11図4の出庫完了情報入力待ち状態において、図10の表示状態からの入力後にタッチパネルに表示される表示例を示す図である。
図12】入庫前情報、入庫後情報、出庫完了情報、の例である。
図13図4の回収情報入力待ち状態において、タッチパネルに表示される表示例を示す図である。
図14図4の鍵保管部選択待ち状態において、タッチパネルに表示される表示例を示す図である。
図15図4の回収完了情報入力待ち状態において、タッチパネルに表示される表示例を示す図である。
図16図4の鍵保管部表示状態において、タッチパネルに表示される表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。
●[コインロッカー2の外観(図1)]
本発明にて利用するロッカーは、コインロッカーを含む着脱可能な鍵付きロッカーであり、以下、着脱可能な鍵付きのコインロッカーを例として説明する。まず図1を用いてコインロッカー2の外観について説明する。コインロッカー2は、荷物等を収容可能であって種々の容積の複数のボックス40を有している。また各ボックス40には、取っ手42が取り付けられた扉41と、コインを投入するコイン投入口43と、扉41を施錠状態または開錠状態とする錠(図示省略)と、対応付けられた錠を施錠または開錠して当該錠に対して着脱可能な鍵44と、を有している。また、各鍵44には、コインロッカー2内の複数のボックス40に対して、どのボックスの鍵であるか、を識別可能な鍵識別情報(例えば鍵番号)が印字された札が接続、あるいは鍵識別情報が鍵に印字、あるいは鍵識別情報が印字されたラベル等が鍵に塗付等、されている。
【0021】
また図1の例では、いずれか1つのボックスの位置に、本発明のロッカー鍵管理装置10が収容されている。このため、既存のコインロッカー2に、ロッカー鍵管理装置10を容易に組み込むことができる。なお、ロッカー鍵管理装置10が収容されるボックスの位置の高さは、小学生以下の子供等から手の届かない程度の高さであって、平均的な成人の胸の位置程度の高さであると、悪戯等されにくく、且つ利用者が扱い易いので、より好ましい。もちろん、コインロッカー2とは別体にしたロッカー鍵管理装置10をコインロッカー2の周囲に配置してもよいし、コインロッカー2の側面にロッカー鍵管理装置10を取り付けるようにしてもよい。なお、本発明のロッカー鍵管理装置10は、物品が預け入れられたボックスの鍵44を適切に保管することで、第1のユーザから第2のユーザへ、コインロッカーを含む着脱可能な鍵付きロッカーを介して物品を受け渡すことを支援する装置である。
【0022】
●[ロッカー鍵管理装置10の外観(図2)と内部構成(図3)]
図2はロッカー鍵管理装置10の正面図を示しており、図3はロッカー鍵管理装置10の内部構成、及び物品受け渡しシステム1の全体構成の例を示している。まず、図2及び図3を用いて、ロッカー鍵管理装置10の外観、及び内部構成について説明する。図2に示すように、ロッカー鍵管理装置10の正面には、タッチパネル11、印刷手段12、鍵保管部群13、撮像手段14等が設けられている。また図3に示すように、ロッカー鍵管理装置10は、上記に説明したタッチパネル11等の他にも、制御手段10A、通信手段15、記憶手段16等を有している。
【0023】
タッチパネル11は、入力手段と表示手段とが一体化されており、第1のユーザまたは第2のユーザ等からの入力を受け付け、入力に応じた入力情報を制御手段10Aに出力する。また、制御手段10Aから出力された表示情報に基づいた画面(入力用の画面や、入力結果に応じた画面等)を表示する。なお、タッチパネル11の代わりに、キーボード等の入力手段と、液晶パネル等の表示手段とを、別々に設けるようにしてもよい。
【0024】
印刷手段12は、例えばプリンタであり、タッチパネル11へのユーザからの指示入力等に応じて制御手段10Aから出力された印刷情報を、紙面等の印刷媒体に印字し、印字した印刷媒体をスリット12Aから出力する。
【0025】
鍵保管部群13は、ボックス40の錠から抜き取られた鍵44を一時的に保管することが可能な複数の鍵保管部13A(1)〜13A(n)にて構成されている。また、鍵保管部13A(n)のそれぞれの前端部には、ロッカー鍵管理装置10の正面からユーザが鍵保管部13A(n)を引き出す作業、及び押し込む作業、を支援するための取っ手13B(n)が設けられている。また鍵保管部13A(n)のそれぞれの後端部には、制御手段10Aからの制御信号に基づいて、対応する鍵保管部13A(n)がユーザによって引き出されないように施錠状態とする、あるいは対応する鍵保管部13A(n)がユーザによって引き出されることを可能とする開錠状態にする保管部錠13C(n)が設けられている。
【0026】
撮像手段14は、例えばCCDカメラであり、制御手段10Aからの制御信号に基づいて、タッチパネル11に入力しているユーザを、所定のタイミングで撮像し、撮像した画像データを制御手段10Aに出力する。そして画像データを取込んだ制御手段10Aは、所定の情報とともに画像データを記憶手段16に記憶する。
【0027】
通信手段15は、インターネット等の通信網N1を介して種々の機器と所定の情報を送受信可能であり、制御手段10Aからの制御信号に基づいて、通信網N1を介して種々の情報を送信し、通信網N1を介して受信した種々の情報を制御手段10Aに出力する。
【0028】
記憶手段16は、例えばハードディスクやFlashROM等の記憶装置であり、制御手段10Aに接続されて、制御手段10Aの制御プログラムや、各種の情報が記憶されている。また記憶手段16には、撮像手段14を用いて撮像した画像データも記憶される。
【0029】
制御手段10Aは、いわゆるCPUであり、上記に説明したように、タッチパネル11、撮像手段14、通信手段15、記憶手段16から種々の信号や情報が入力され、タッチパネル11、印刷手段12、鍵保管部群13、撮像手段14、通信手段15、記憶手段16に、種々の信号や情報を出力する。
【0030】
●[物品受け渡しシステム1の全体構成と物品B1の流れの概略(図3)]
次に図3を用いて、物品受け渡しシステム1の全体構成と物品B1の流れの例の概略について説明する。物品受け渡しシステム1は、通信網N1を介して種々の機器と通信可能な管理サーバS1と、端末装置T1(スマートフォン等であり、第1のユーザU1が携帯している)と、端末装置T2(スマートフォン等であり、第2のユーザU2が携帯している)と、コインロッカー2と、ロッカー鍵管理装置10と、にて構成されている。
【0031】
以下、第1のユーザU1が所持している物品B1を、第2のユーザU2に受け渡す場合の例を説明する。まず第1のユーザU1は、第2のユーザU2に受け渡す物品B1を、いつ、どこの場所のコインロッカーに物品B1を預け入れればよいか等の情報を、端末装置T1を用いて、管理サーバS1から入手する。管理サーバS1には、第2のユーザU2に受け渡す物品B1を、いつ、どこの場所のコインロッカーに預け入れるべきか、等を含む入庫前情報J10(図12参照)が記憶されているものとする。
【0032】
そして入庫前情報を所得した第1のユーザU1は、物品B1を、指定された期日までに、指定された場所のコインロッカーにおけるいずれかのボックス内に預け入れ(入庫して)、物品B1を入庫したボックスを施錠して鍵を抜き取る。
【0033】
そして第1のユーザU1は、ロッカー鍵管理装置10を操作して、抜き取った鍵を、いずれかの鍵保管部に収容して役目を終える。なお、鍵が鍵保管部に収容されると、物品B1をコインロッカーから出庫する際に必要となる情報を含む入庫連絡情報が、第2のユーザU2の端末装置T2に向けて送信される。
【0034】
入庫連絡情報を端末装置T2にて受信した第2のユーザU2は、物品B1が入庫されたコインロッカーの場所へ移動し、入庫連絡情報に基づいて、ロッカー鍵管理装置10を操作し、対象となる鍵が保管されている鍵保管部から鍵を取り出し、取り出した鍵に対応するボックスの錠を開錠して物品B1を出庫する。以下、上記の流れを、図4図12を用いて詳細に説明する。
【0035】
●[第1のユーザU1が、物品B1を、コインロッカーに入庫する手順と、ロッカー鍵管理装置10の制御手段10Aの処理(図4図8図12)]
例えば、管理サーバS1には、図12に示す入庫前情報J10が記憶されている。入庫前情報J10には、例えば、伝票情報、入庫期限、ロッカー設置場所(指定されたコインロッカーの位置を示す情報)、受取人識別情報(第2のユーザを特定可能な情報)、受取人連絡先(第2のユーザに関する送信先であって、第2のユーザの端末装置T2のメールアドレス等)、物品識別情報(物品を特定可能な情報)等が記憶されている。なお、入庫前情報J10は、誰が、いつ、どこで、どのようにして入力してもよく、入庫前情報J10が、どのようにして入力されるかは、特に限定しないが、例えば第2のユーザU2が端末装置T2から管理サーバS1にアクセスして入力する。また、受取人識別情報に対応する受取人(第2のユーザ)の住所、氏名、連絡先(例えばメールアドレス)等の情報は、ユーザ情報として管理サーバS1に記憶されているものとする。また、このユーザ情報には、第1のユーザの住所、氏名、連絡先(例えばメールアドレス)等の情報も記憶されているものとする。
【0036】
第2のユーザU2に受け渡すべき物品B1を所持している第1のユーザU1は、端末装置T1を操作して、管理サーバS1から入庫前情報J10(図12参照)における物品識別情報「B1」に対応する伝票情報「001」に対応付けられた情報を受け取り、2014年4月20日の19:00までに、ロッカー設置場所R1のコインロッカーに、物品識別情報「B1」の物品の入庫の指示を受け取る。例えばロッカー設置場所「R1」は、XX駅の北口等の場所を示している。
【0037】
第1のユーザU1は、指定された場所(この場合、ロッカー設置場所R1)のコインロッカーへと物品B1とともに移動し、指定された場所のコインロッカーの空いているボックスに物品B1を入庫し、扉を施錠して鍵を抜き取る。そして第1のユーザU1は、コインロッカーに設けられた(あるいは周囲に設けられた)ロッカー鍵管理装置10のタッチパネル11を操作する。
【0038】
ここで、図4は、ロッカー鍵管理装置10の制御手段10Aの処理を示す状態遷移図である。第1のユーザU1がタッチパネル11を操作する前では、制御手段10Aは、図4に示す入庫/受取選択待ち状態Z00の状態である。この入庫/受取選択待ち状態Z00では、制御手段10Aは、タッチパネル11に、第1のユーザU1からの入庫の手続きか、あるいは第2のユーザU2からの出庫の手続きか、等を選択するための選択ボタン等を表示(図示省略)して、選択指示を待つ。
【0039】
そして第1のユーザU1が、タッチパネル11から入庫指示を入力(入庫を選択)すると、制御手段10Aは、図4に示すように、入庫/受取選択待ち状態Z00から入庫情報入力待ち状態Z10へと状態を遷移させ、タッチパネル11に、図5に示す入庫情報入力画面[1]G10を表示する。
【0040】
第1のユーザU1は、タッチパネル11の入力操作部G10Aを操作して、入庫者識別情報入力部G10Bに、自身に割り当てられている入庫者識別情報(ユーザ番号等)を入力し、入庫者認証情報入力部G10Cに、割り当てられた入庫者認証情報(暗証番号等)を入力し、確認ボタンG10Dを押す(図5参照)。なお、入庫者識別情報、入庫者認証情報は、例えば管理サーバS1に、ユーザ情報等として、予め記憶されており、第1のユーザU1に連絡されているものとする。また、第1のユーザU1が、確認ボタンG10Dを押す前に戻るボタンG10Rを押した場合、制御手段10Aは、図4に示すように、入庫情報入力待ち状態Z10から入庫/受取選択待ち状態Z00へと状態を遷移させる。
【0041】
図5に示す入庫情報入力画面[1]G10にて、第1のユーザU1から、入庫者識別情報、入庫者認証情報が入力されて確認ボタンG10Dが押されると、制御手段10Aは、図4に示す入庫情報入力待ち状態Z10を維持したまま、タッチパネル11に、図6に示す入庫情報入力画面[2]G12を表示する。
【0042】
第1のユーザU1は、タッチパネル11の入力操作部G12Aを操作して、伝票情報入力部G12Bに、入庫前情報J10に記憶されている物品B1に対応付けられている伝票情報(この場合、「001」)を入力し、抜き取った鍵に割り付けられている鍵識別情報(例えば、ボックス番号)を、鍵識別情報入力部G12Cに入力し、確認ボタンG12Dを押す(図6参照)。また、第1のユーザU1が、確認ボタンG12Dを押す前に戻るボタンG12Rを押した場合、制御手段10Aは、図4に示すように、入庫情報入力待ち状態Z10から入庫/受取選択待ち状態Z00へと状態を遷移させる。
【0043】
図6に示す入庫情報入力画面[2]G12にて、第1のユーザU1から、伝票情報、鍵識別情報が入力されて確認ボタンG12Dが押されると、制御手段10Aは、入庫情報がすべて入力されたと判断し、図4に示す入庫情報入力待ち状態Z10から入庫完了情報入力待ち状態Z14へと状態を遷移させ、タッチパネル11に、図7に示す入庫完了入力画面G14を表示する。このように入庫情報には、物品B1に対応付けられている伝票情報(及びボックスの鍵を識別可能な鍵識別情報)が含まれている。なお、物品B1をボックスに入庫した第1のユーザU1が、ここまでの説明までにタッチパネル11から入力した、入庫者識別情報、入庫者認証情報、伝票情報、鍵識別情報、の少なくとも1つが、「物品をボックスに入庫した情報」に相当する。そして制御手段10Aは、この「物品をボックスに入庫した情報」がタッチパネル11から入力されると、以下に説明するように、鍵保管部の抽出を開始する。
【0044】
入庫完了入力画面G14において、制御手段10Aは、複数の鍵保管部において現在鍵が収納されていない鍵保管部の中からいずれか1つの鍵保管部を抽出し、抽出した鍵保管部を開錠状態に制御する。そして制御手段10Aは、入庫完了入力画面G14に、開錠した鍵保管部が第1のユーザU1から識別可能となるように表示する。図7の例は、符号「5」に対応する鍵保管部が開錠状態にされたことを示している。
【0045】
第1のユーザU1は、入庫完了入力画面G14にて識別可能に表示された鍵保管部(図7の例では、符号「5」の鍵保管部)の取っ手を持って当該鍵保管部を手前に引き出し、物品B1を入庫したボックスの鍵を、引き出した鍵保管部の内部に収容して、鍵保管部を元の位置まで押し込み、収納完了ボタンG14Bを押す。
【0046】
抽出した鍵保管部(この場合、符号「5」の鍵保管部)に、第1のユーザU1から、ボックスの鍵が収容されて収納完了ボタンG14Bが押されると、制御手段10Aは、入庫完了情報が入力されたと判断し、開錠していた鍵保管部(この場合、符号「5」の鍵保管部)を施錠状態に制御し、図4に示すように、入庫完了情報入力待ち状態Z14から入庫/受取選択待ち状態Z00へと状態を遷移させる。この場合、入庫の手続きがすべて完了したので、初期状態(入庫/受取選択待ち状態Z00)へと戻る。また、入庫の手続きが終わった状態を、印刷手段から印刷するようにしてもよい。
【0047】
なお、入庫完了情報が入力されると該当する鍵保管部を施錠状態にする、という動作を、以下のように変更してもよい。例えば、各鍵保管部に、鍵保管部が奥まで押し込まれた状態であるか否かを検出する押し込み状態検出手段を備える。そして制御手段10Aは、押し込み状態検出手段からの検出信号に基づいて、第1のユーザU1が対象の鍵保管部(この場合、符号「5」の鍵保管部)を引き出した後、さらに、第1のユーザU1が当該鍵保管部を押し込んだことを検出した場合、該当する鍵保管部を施錠状態にする。この場合、開錠状態とした鍵保管部が、一旦、引き出された後、押し込まれたという情報(押し込み状態検出手段からの検出信号に基づいた情報)が、「開錠状態とした鍵保管部に鍵が収納されたことを示す鍵収納情報」に相当する。
【0048】
なお、制御手段10Aは、例えば、図4に示す入庫完了情報入力待ち状態Z14において入庫完了情報が入力された際(この場合、図7における収納完了ボタンG14Bが押された際)、管理サーバS1から入庫前情報J10の中から、入力された伝票情報(この場合、伝票情報「001」)に対応付けられた情報を受信する。そして制御手段10Aは、例えば、受信した情報に、新たな情報を追加した入庫後情報J20(図12参照)を作成して記憶手段に記憶する。図12に示す入庫後情報J20の例は、符号J20Aの部分が、入庫前情報J10における伝票番号「001」に対応する情報の転写部であり、符号J20Bの部分が、新たに追加された情報である。新たに追加された情報である符号J20Bの部分には、物品B1の入庫が完了して収納完了ボタンG14B(図7参照)が押された日時を示す入庫完了日時、入力された入庫者識別情報、入庫者認証情報、鍵識別情報、抽出した鍵保管部識別情報等が記憶されている。なお、新たに追加された符号J20Bの部分において、入庫者連絡先は、例えば管理サーバS1に記憶されているユーザ情報から、入庫者識別情報(この場合、第1のユーザU1)に対応する入庫者連絡先を制御手段10Aが受信して追加する。また例えば受取人認証情報は、管理サーバS1が生成した受取人認証情報(暗証番号等)を、制御手段10Aが受信して追加するようにしてもよいし、制御手段10Aが生成して追加するようにしてもよい。また、入庫完了情報が入力された際、制御手段10Aは、撮像手段を制御して第1のユーザU1を撮像した画像データを撮像手段から受け取り、受け取った画像データを記憶手段に記憶し、その画像データのファイル名を、入庫後情報J20の入庫者画像の欄に記憶する。図12の入庫後情報J20の例では、「入庫者画像」に「D1」のファイル名で、入庫者の画像データが記憶されている。なお受取人認証情報は、第2のユーザU2が物品B1をボックスから出庫する際に使用され、詳細については後述する。
【0049】
また制御手段10Aは、例えば、図4に示す入庫完了情報入力待ち状態Z14において入庫完了情報が入力された際(この場合、図7における収納完了ボタンG14Bが押された際)、上記の入庫後情報J20を作成して記憶した後、入庫後情報J20に記憶されている受取人連絡先(第2のユーザに関する送信先に相当)に、伝票情報と、伝票情報に対応付けられた受取人認証情報と、を含む入庫連絡情報を、通信手段15を介して送信する。例えば受取人連絡先は、受取人(第2のユーザU2)のメールアドレスであり、制御手段10Aは、受取人のメールアドレスを用いて、第2のユーザU2宛てに、メールを送信する。なお、図8に示す例は、第2のユーザU2の端末装置T2にて受信したメールの画面M20の例を示している。当該メールには、コインロッカーの設置場所(この例では「XX駅の北口」)、伝票情報(この例では「001」)、受取人認証情報(この例では「P1」)、入庫者連絡先(この例では「M1」)、等が含まれている。
【0050】
●[第2のユーザU2が、コインロッカーに入庫された物品B1を、コインロッカーから出庫する手順と、ロッカー鍵管理装置10の制御手段10Aの処理(図4図8図12)]
図8の例に示す入庫連絡情報(この場合、メール)を、端末装置T2を介して受信した第2のユーザU2は、物品B1が、XX駅の北口のコインロッカーに入庫されたことを知り、コインロッカーの場所(この場合、XX駅の北口)へと移動する。そして第2のユーザU2は、コインロッカーに設けられた(あるいは周囲に設けられた)ロッカー鍵管理装置10のタッチパネル11を操作する。なお、タッチパネル11の操作前では、制御手段10Aは、図4に示す入庫/受取選択待ち状態Z00の状態であるものとする。制御手段10Aは、タッチパネル11に、第1のユーザU1からの入庫の手続きか、あるいは第2のユーザU2からの出庫の手続きか、等を選択するための選択ボタン等を表示(図示省略)して、選択指示を待つ。
【0051】
そして第2のユーザU2が、タッチパネル11から出庫指示を入力(出庫を選択)すると、制御手段10Aは、図4に示すように、入庫/受取選択待ち状態Z00から出庫情報入力待ち状態Z20へと状態を遷移させ、タッチパネル11に、図9に示す出庫情報入力画面G20を表示する。
【0052】
第2のユーザU2は、タッチパネル11の入力操作部G20Aを操作して、伝票情報入力部G20Bに、受信した入庫連絡情報(この場合、図8に示すメール)に含まれている伝票情報(この場合「001」)を入力し、受取人認証情報入力部G20Cに、受信した入庫連絡情報に含まれている受取人認証情報(暗証番号等)を入力し、確認ボタンG20Dを押す。なお、第2のユーザU2が、確認ボタンG20Dを押す前に戻るボタンG20Rを押した場合、制御手段10Aは、図4に示すように、出庫情報入力待ち状態Z10から入庫/受取選択待ち状態Z00へと状態を遷移させる。なお、ボックスに入庫されている物品B1を出庫しようとする第2のユーザU2が、ここまでの説明までにタッチパネル11から入力した、伝票情報、受取人認証情報、の少なくとも1つが、「物品を出庫するための情報」に相当する。
【0053】
図9に示す出庫情報入力画面G20にて、第2のユーザU2から、伝票情報、受取人認証情報が入力されて確認ボタンG20Dが押されると、制御手段10Aは、出庫情報が入力されたと判断し、図4に示す出庫情報入力待ち状態Z20から照合状態Z24へと状態を遷移させ、入力された伝票情報と、記憶手段に記憶している入庫後情報J20(図12参照)とから、入庫後情報J20の中から、伝票情報「001」に対応する受取人認証情報を抽出し、抽出した受取人認証情報と、第2のユーザU2から入力された受取人認証情報とを照合する。このように出庫情報には、伝票情報と受取人認証情報とが含まれている。そして制御手段10Aは、照合が一致したと判断した場合は、図4に示すように、照合状態Z24から出庫完了情報入力待ち状態Z28へと状態を遷移させ、タッチパネル11に、図10に示す出庫完了入力画面[1]G24を表示する。なお、制御手段10Aは、照合が不一致であると判断した場合は、照合結果が不一致であった旨を表示(図示省略)した後、図4に示すように、照合状態Z24から入庫/受取選択待ち状態Z00へと状態を遷移させる。なお、上記の例では、出庫情報入力画面G20にて伝票情報と受取人認証情報の入力用画面を表示し、伝票情報と受取人認証情報が入力されて確認ボタンが押された場合に出庫情報が入力されたと判断したが、出庫情報入力画面G20に受取人認証情報の入力用画面を表示し、受取人認証情報が入力されて確認ボタンが押された場合に出庫情報が入力されたと判断するようにしてもよい(出庫情報に伝票情報を含まず、受取人認証情報のみを含んでいればよい)。
【0054】
そして第2のユーザU2は、図10に示す出庫完了入力画面[1]G24において、受領確定ボタンG24Bを押す。なお、第2のユーザU2が、受領確定ボタンG24Bを押す前に戻るボタンG24Rを押した場合、制御手段10Aは、図4に示すように、出庫完了情報入力待ち状態Z28から出庫情報入力待ち状態Z20へと状態を遷移させ、タッチパネル11に、図9に示す出庫情報入力画面G20を表示する。
【0055】
出庫完了入力画面[1]G24において、第2のユーザU2から、受領確定ボタンG24Bが押されると、制御手段10Aは、出庫確定情報が入力されたと判断し、図4に示す出庫完了情報入力待ち状態Z28を維持したまま、タッチパネル11に、図11に示す出庫完了入力画面[2]G28を表示する。
【0056】
図11に示す出庫完了入力画面[2]G28を表示する際、制御手段10Aは、記憶手段に記憶している入庫後情報J20(図12参照)の中から、入力された伝票情報(この場合「001」)に対応付けられている鍵保管部識別情報を抽出し、抽出した鍵保管部識別情報に対応する鍵保管部(この場合、符号「5」の鍵保管部)を開錠状態に制御し、開錠状態とした鍵保管部が第2のユーザU2に識別可能となるように表示する。図11の例では、符号「5」に対応する鍵保管部が開錠状態にされたことを示している。
【0057】
第2のユーザU2は、出庫完了入力画面[2]G28にて識別可能に表示された鍵保管部(図11の例では、符号「5」の鍵保管部)の取っ手を持って当該鍵保管部を手前に引き出し、物品B1が入庫されているボックスの鍵を、引き出した鍵保管部から取り出し、鍵保管部を元の位置まで押し込み、取出完了ボタンG28Bを押す。
【0058】
第2のユーザU2にて、開錠した鍵保管部からボックスの鍵が取り出されて取出完了ボタンG28Bが押されると、制御手段10Aは、出庫完了情報が入力されたと判断し、開錠状態にしていた鍵保管部を施錠状態に制御し、図4に示すように、出庫完了情報入力待ち状態Z28から入庫/受取選択待ち状態Z00へと状態を遷移させる。この場合、出庫の手続きがすべて完了したので、初期状態(入庫/受取選択待ち状態Z00)へと戻る。また、出庫の手続きが終わった状態を、印刷手段から印刷するようにしてもよい。なお、出庫完了情報が入力されると該当する鍵保管部を施錠状態にする、という動作を、以下のように変更してもよい。例えば、各鍵保管部に、鍵保管部が奥まで押し込まれた状態であるか否かを検出する押し込み状態検出手段を備える。そして制御手段10Aは、押し込み状態検出手段からの検出信号に基づいて、第2のユーザU2が対象の鍵保管部(この場合、符号「5」の鍵保管部)を引き出した後、さらに、第2のユーザU2が当該鍵保管部を押し込んだことを検出した場合、該当する鍵保管部を施錠状態にする。
【0059】
なお、制御手段10Aは、例えば、図4に示す出庫完了情報入力待ち状態Z28において出庫確定情報が入力された際(この場合、図10における受領確定ボタンG24Bが押された際)、記憶手段に記憶している入庫後情報J20(図12参照)における伝票情報「001」に対応する情報に、新たな情報を追加した出庫完了情報J30(図12参照)を作成して記憶手段に記憶する。図12に示す出庫完了情報J30の例は、符号J30Aの部分が、入庫後情報J20における伝票番号「001」に対応する情報の転写部であり、符号J30Bの部分が、新たに追加された情報である。新たに追加された情報である符号J30Bの部分には、物品B1を出庫可能な鍵を取出し可能となった受領確定ボタンG24B(図10参照)が押された日時を示す出庫完了日時、そして受領確定ボタンG24Bが押された際、制御手段10Aが撮像手段を制御して撮像した第2のユーザU2の画像データである受取人画像データのファイル名等が記憶されている。なお制御手段10Aは、撮像手段から第2のユーザU2の画像データを受け取ると、受け取った画像データを記憶手段に記憶し、その画像データのファイル名を出庫完了情報J30に記憶する。図12に示す出庫完了情報J30の例では、「受取人画像」に「D2」のファイル名で、受取人(出庫者)の画像データが記憶されている。
【0060】
また制御手段10Aは、例えば、図4に示す出庫完了情報入力待ち状態Z28において出庫確定情報が入力された際(この場合、図10における受領確定ボタンG24Bが押された際)、上記の出庫完了情報J30を作成して記憶した後、出庫完了情報J30を、通信手段を介して管理サーバS1に送信する。このときの送信先(第1のユーザに関する送信先に相当)は、予め記憶手段に記憶されており、送信された出庫完了情報J30は、出庫連絡情報に相当する。そして管理サーバS1は、出庫完了情報J30を受信すると、第2のユーザU2が、ボックスから物品B1を出庫したものとみなす。なお、制御手段10Aは、例えば、図4に示す出庫完了情報入力待ち状態Z28において出庫確定情報が入力された際に、出庫完了情報J30の中から伝票情報(この場合「001」)に対応する入庫者連絡先M1(例えば第1のユーザU1のメールアドレス)に、第2のユーザU2が、物品B1を、ボックスから出庫したとみなすために、伝票情報を含む出庫連絡情報(例えばメール)を、通信手段を介して送信する。
【0061】
そして第2のユーザU2は、鍵保管部から取出した鍵の鍵識別情報(ボックス番号等)を確認し、当該鍵を用いて該当するボックスの錠を開錠状態にして、ボックスに入庫されている物品B1を取出す(出庫する)。
【0062】
このように、ロッカー鍵管理装置を介して、第1のユーザが物品を入庫したボックスの鍵を、第2のユーザへと適切に受け渡すことで、第1のユーザから第2のユーザへと物品を受け渡すことを支援することができる。
【0063】
●[入庫者がコインロッカーに入庫した物品を、当該入庫者が回収する手順(図13図16)]
なお、第1のユーザU1が、指定された場所のコインロッカーに物品B1を入庫したが、第2のユーザU2が、このコインロッカーまで受け取りに来ない場合が考えられる。そのような場合、第1のユーザU1は、以下の手順で物品B1を回収することができる。
【0064】
指定されたロッカー設置場所R1のコインロッカーに物品B1を入庫した第1のユーザU1は、出庫連絡情報がいつまでも送信されて来ない場合(指定した期限内に送信されて来ない場合)、ロッカー設置場所R1へと移動し、コインロッカーに設けられた(あるいは周囲に設けられた)ロッカー鍵管理装置10のタッチパネル11を操作する。
【0065】
そして第1のユーザU1が、タッチパネル11から回収指示を入力(回収を選択)すると(画面の例は省略)、制御手段10Aは、図4に示すように、入庫/受取選択待ち状態Z00から回収情報入力待ち状態Z30へと状態を遷移させ、タッチパネル11に、図13に示す回収情報入力画面G30を表示する。
【0066】
図13に示す回収情報入力画面G30において、第1のユーザU1は、タッチパネル11の入力操作部G30Aを操作して、入庫者認証情報入力部G30Cに、割り当てられた入庫者認証情報(暗証番号等)を入力し、確認ボタンG30Dを押す。制御手段10Aは、第1のユーザU1から、入庫者認証情報が入力されて確認ボタンG30Dが押されると、回収情報(入庫者認証情報を含む回収情報)が入力されたと判断し、図4に示すように、回収情報入力待ち状態Z30から鍵保管部選択待ち状態Z33へと状態を遷移させる。この場合、第1のユーザU1は、物品B1を入庫した際に用いた入庫者認証情報を入力する。また、第1のユーザU1が、確認ボタンG30Dを押す前に戻るボタンG30Rを押した場合、制御手段10Aは、図4に示すように、回収情報入力待ち状態Z30から入庫/受取選択待ち状態Z00へと状態を遷移させる。
【0067】
制御手段10Aは、鍵保管部選択待ち状態Z33へ遷移すると、タッチパネル11に、図14に示す鍵保管部選択画面G33を表示する。また、鍵保管部選択画面G33を表示する際、制御手段10Aは、記憶手段に記憶している入庫後情報J20(図12参照)の中から、入力された入庫者認証情報が含まれている伝票情報、及び、その伝票情報に対応する鍵保管部識別情報を抽出し、抽出した鍵保管部識別情報に対応する鍵保管部を識別可能に表示する。例えば図14の例に示すように、制御手段10Aが、第1のユーザU1が入力した入庫者識別情報に対応する鍵保管部識別情報「1」、「5」、「7」、「8」を抽出した場合、これらの「1」、「5」、「7」、「8」を識別可能に表示する。つまり、図14の例では、「1」、「5」、「7」、「8」の鍵保管部に、当該第1のユーザU1が入庫時に収容した鍵が、まだ収容されている(第2のユーザU2が、まだ物品を出庫していない)ことを示している。さらに制御手段10Aは、抽出した伝票情報に対応する入庫完了日時を抽出し、当該入庫完了日時に基づいて出庫期限を算出し、算出した出庫期限を過ぎているものについて、識別可能に表示する。例えば図14の例では、鍵保管部識別情報が「5」、「7」については、出庫期限を過ぎていることを示す「#」記号が付与されている。
【0068】
そして制御手段10Aは、回収鍵保管部選択画面G33の中から、いずれかの鍵保管部識別情報に対応する鍵保管部が第1のユーザU1から選択されると、図4に示すように、鍵保管部選択待ち状態Z33から回収完了情報入力待ち状態Z35へと状態を遷移させる。また、第1のユーザU1が、鍵保管部選択画面G33の中から戻るボタンG33Rを押した場合、制御手段10Aは、図4に示すように、鍵保管部選択待ち状態Z33から回収情報入力待ち状態Z30へと状態を遷移させる。
【0069】
制御手段10Aは、回収完了情報入力待ち状態Z35へ遷移すると、図15に示す回収完了情報入力待ち画面G35を表示する。図15に示す回収完了情報入力待ち画面G35の例は、図14に示す鍵保管部選択画面G33の画面の中から「5」に対応する鍵保管部が、第1のユーザう1からタッチされた場合の例を示している。第1のユーザU1は、回収完了情報入力待ち画面G35の表示領域G35Aに表示された内容を確認し、回収を所望する場合、確認・開錠ボタンG35Dを押す。制御手段10Aは、回収完了情報入力待ち画面G35の中から、確認・開錠ボタンG35Dが押されると、回収完了情報が入力されたと判断し、図4に示すように、回収完了情報入力待ち状態Z35から鍵保管部表示状態Z37へと状態を遷移させる。また、第1のユーザU1が、回収完了情報入力待ち画面G35の中から戻るボタンG35Rを押した場合、制御手段10Aは、図4に示すように、回収完了情報入力待ち状態Z35から鍵保管部選択待ち状態Z33へと状態を遷移させる。また制御手段10Aが、回収完了情報が入力されたと判断した場合、例えば図15に示す回収完了情報入力待ち画面G35に表示した情報を含む情報を、印刷手段から印刷するようにしてもよい。
【0070】
制御手段10Aは、鍵保管部表示状態Z37へ遷移すると、図16に示す鍵保管部表示画面G37をタッチパネル11に表示し、該当する鍵保管部(この場合、「5」に対応する鍵保管部)を施錠状態から開錠状態にする。そして第1のユーザU1が、鍵保管部「5」を引き出して鍵を取り出し、鍵保管部「5」を元通りに押し込み、続けるボタンG37Dを押すと、制御手段10Aは、開錠状態にした鍵保管部(この場合、鍵保管部「5」)を施錠状態にして、図4に示すように、鍵保管部表示状態Z37から鍵保管部選択待ち状態G33へと状態を遷移させる。また、第1のユーザU1が、鍵保管部表示画面G37の中から戻るボタンG37Rを押した場合、制御手段10Aは、開錠状態にした鍵保管部(この場合、鍵保管部「5」)を施錠状態にして、図4に示すように、鍵保管部表示状態Z37から入庫/受取選択待ち状態Z00へと状態を遷移させる。この場合、回収の手続きがすべて完了したので、初期状態(入庫/受取選択待ち状態Z00)へと戻る。
【0071】
なお、該当する(開錠した)鍵保管部を施錠状態にする、という動作を、以下のように変更してもよい。例えば、各鍵保管部に、鍵保管部が奥まで押し込まれた状態であるか否かを検出する押し込み状態検出手段を備える。そして制御手段10Aは、押し込み状態検出手段からの検出信号に基づいて、第1のユーザU1が対象の鍵保管部(この場合、符号「5」の鍵保管部)を引き出した後、さらに、第1のユーザU1が当該鍵保管部を押し込んだことを検出した場合、該当する鍵保管部を施錠状態にする。
【0072】
そして、第1のユーザU1は、回収した鍵が対応しているボックスを開けて、入庫したが期限までに出庫されなかった物品を回収することができる。
【0073】
●[ロッカー鍵管理装置とコインロッカーのみで、物品の受け渡しを支援する手順]
以上の説明では、図3に示す物品受け渡しシステム1において、通信網等を介して種々の情報を送受信するロッカー鍵管理装置10の例を説明した。しかし、図3に示す物品受け渡しシステム1におけるロッカー鍵管理装置10とコインロッカー2のみで、種々の情報を送受信することなく、第1のユーザから第2のユーザへの物品の受け渡しを支援することも可能であり、以下にその例を説明する。
【0074】
まず第1のユーザU1と第2のユーザU2との間で、予めコインロッカーの場所、及び認証情報を決めておく。なお、第1のユーザU1が一方的に決めたコインロッカーの場所及び認証情報を、第1のユーザから第2のユーザに伝達(電話、メール等にて伝達)してもよいし、第2のユーザU2が一方的に決めたコインロッカーの場所及び認証情報を、第2のユーザから第1のユーザに伝達してもよい。なお、コインロッカーの場所(対象のコインロッカー)が予め決まっている場合はコインロッカーの場所を省略できる。
【0075】
そして第1のユーザU1は、物品をコインロッカーのいずれかのボックスに入庫して当該ボックスの扉を施錠して鍵を抜き取り、ロッカー鍵管理装置10のタッチパネル11を操作する。
【0076】
制御手段10Aは、入庫/受取選択待ち状態Z00において、第1のユーザU1から入庫指示が入力されると、認証情報を入力するための入庫情報入力画面(図示省略)を表示する。そして制御手段10Aは、認証情報が入力されると、複数の鍵保管部において現在鍵が収納されていない鍵保管部の中からいずれか1つの鍵保管部を抽出し、抽出した鍵保管部を開錠状態に制御する。そして制御手段10Aは、入力された認証情報と、開錠状態に制御した鍵保管部を識別可能な鍵保管部識別情報(特定した鍵保管部に相当)と、を対応付けて記憶する。また制御手段10Aは、タッチパネル11に、例えば図7に示す画面を表示する(この例では鍵保管部識別情報は「5」)。なお、制御手段10Aは、入庫指示において、既に記憶している認証情報と同じ認証情報が入力された場合、その認証情報は別の物品の入庫で使用中である旨を表示して、別の認証情報の入力を促す。この場合、第1のユーザU1は、新たな認証情報を第2のユーザU2に伝達する。
【0077】
そして制御手段10Aは、開錠状態にした鍵保管部に鍵が収納されて収納完了ボタン(図7参照)が押されると、入庫完了情報が入力されたと判断し、開錠していた鍵保管部を施錠状態に制御し、入庫/受取選択待ち状態Z00に戻る。また、入庫の手続きが終わった状態を、印刷手段から印刷するようにしてもよい。なお、上記した押し込み状態検出手段からの検出信号に基づいた情報が入力された場合に、開錠していた鍵保管部を施錠状態に制御し、入庫/受取選択待ち状態Z00に戻るようにしてもよい。
【0078】
そして第2のユーザU2は、コインロッカーのいずれかのボックスに入庫されている物品を出庫するために、ロッカー鍵管理装置10のタッチパネル11を操作する。
【0079】
制御手段10Aは、入庫/受取選択待ち状態Z00において、第2のユーザU2から出庫指示が入力されると、認証情報を入力するための出庫情報入力画面(図示省略)を表示する。そして制御手段10Aは、第2のユーザU2から認証情報が入力されると、入力された認証情報と、記憶している認証情報とを照合し、照合が不一致の場合は、例えば照合不一致の旨をタッチパネル11に所定時間表示した後、入庫/受取選択待ち状態Z00に戻る。また制御手段10Aが、照合が一致した場合、記憶している認証情報に対応付けられている鍵保管部識別情報に対応する鍵保管部(この例では符号「5」の鍵保管部)を開錠状態に制御する。また制御手段10Aは、タッチパネル11に、例えば図11に示す画面を表示する(この例では鍵保管部識別情報は「5」)。
【0080】
そして制御手段10Aは、開錠状態にした鍵保管部から鍵が取り出されて取出完了ボタン(図11参照)が押されると、出庫完了情報が入力されたと判断し、開錠していた鍵保管部を施錠状態に制御し、入庫/受取選択待ち状態Z00に戻る。また、出庫の手続きが終わった状態を、印刷手段から印刷するようにしてもよい。また制御手段10Aは、出庫完了情報が入力されたと判断すると、この出庫で使用した認証情報の記憶を削除する。
【0081】
なお、出庫完了情報が入力されると該当する鍵保管部を施錠状態にする、という動作を、以下のように変更してもよい。例えば、各鍵保管部に、鍵保管部が奥まで押し込まれた状態であるか否かを検出する押し込み状態検出手段を備える。そして制御手段10Aは、押し込み状態検出手段からの検出信号に基づいて、第2のユーザU2が対象の鍵保管部(この場合、符号「5」の鍵保管部)を引き出した後、さらに、第2のユーザU2が当該鍵保管部を押し込んだことを検出した場合、該当する鍵保管部を施錠状態にする。
【0082】
そして第2のユーザU2は、鍵保管部から取出した鍵の鍵識別情報(ボックス番号等)を確認し、当該鍵を用いて該当するボックスの錠を開錠状態にして、ボックスに入庫されている物品を取出す(出庫する)。
【0083】
以上の説明では、1つの情報(認証情報)のみを用いた例を説明したが、認証情報と暗証番号等の2つ以上の情報を用いるようにしてもよい。
【0084】
なお以上に説明した本実施の形態に対して、第1のユーザから第2のユーザへ、コインロッカーを含む着脱可能な鍵付きロッカーを介して物品を受け渡す、物品受け渡し方法とすることもできる。この場合、コインロッカーを含むロッカーは、複数のボックスと、各ボックスに設けられて各ボックスの扉を施錠状態または開錠状態とする錠と、対応付けられた錠を施錠または開錠して錠に対して着脱可能な鍵と、を有している。また、ロッカーあるいはロッカーの周囲には、錠から引き抜かれた鍵を一時的に保管して施錠状態または開錠状態とされる複数の鍵保管部と、第1のユーザあるいは第2のユーザからの入力を受け付ける入力手段と、入力手段と一体に構成された、あるいは入力手段と別体に構成された、表示手段と記入力手段からの入力に基づいて特定した鍵保管部を施錠状態または開錠状態に制御する制御手段と、所定の情報を送受信可能な通信手段と、を有するロッカー鍵管理装置が設けられている。また、物品には、物品を識別可能な伝票情報と物品を受け渡すべき第2のユーザに関する送信先とが対応付けられている。そして、物品受け渡し方法は、以下の各ステップを有する。
【0085】
いずれかのボックスに物品を一時的に預けた第1のユーザから、入力手段に、物品に対応付けられている伝票情報を含む入庫情報が入力されると、制御手段にて、複数の鍵保管部の中からいずれかの鍵保管部を抽出し、抽出した鍵保管部を開錠状態に制御する、鍵受取準備ステップ。このステップは、図4に示す入庫情報入力待ち状態Z10及び入庫完了情報入力待ち状態Z14での、制御手段10Aの動作が相当している。
【0086】
物品が一時的に預けられたボックスの錠から抜き取られた鍵が、第1ユーザから開錠状態とされた鍵保管部に収容されて入力手段に入庫完了情報が入力されると、制御手段にて、鍵が収納された鍵保管部を施錠状態に制御し、伝票情報に対応させて、鍵保管部を識別可能な鍵保管部識別情報と、割り付けられた受取人認証情報と、を記憶する、入庫状態記憶ステップ。このステップは、図4に示す入庫完了情報入力待ち状態Z14における、制御手段10Aの動作が相当している。
【0087】
制御手段にて、伝票情報に対応付けられた第2のユーザに関する送信先に、伝票情報と、伝票情報に対応付けられた受取人認証情報と、を含む入庫連絡情報を、通信手段を介して送信する、入庫連絡ステップ。このステップは、図4に示す入庫完了情報入力待ち状態Z14における、制御手段10Aの動作が相当している。
【0088】
伝票情報と受取人認証情報とを含む出庫情報が、第2のユーザから入力手段に入力されると、制御手段にて、伝票情報に対応付けて記憶している受取人認証情報と、入力された受取人認証情報とを照合する、受取人照合ステップ。このステップは、図4における出庫情報入力待ち状態Z20及び照合状態Z24における、制御手段10Aの動作が相当している。
【0089】
照合が一致した場合は、制御手段にて、伝票情報に対応付けて記憶している鍵保管部識別情報を抽出し、抽出した鍵保管部識別情報に対応する鍵保管部を開錠状態に制御する、鍵受け渡しステップ。このステップは、図4における出庫完了情報入力待ち状態Z28における、制御手段10Aの動作が相当している。
【0090】
以上、本実施の形態にて説明したロッカー鍵管理装置及び物品受け渡し方法は、コインロッカーを含む着脱可能な鍵付きロッカー介して、第1のユーザから第2のユーザへと物品を受け渡すことを、容易に、かつ適切に、支援することができる。
【0091】
本発明の、ロッカー鍵管理装置は、本実施の形態で説明した構成、構造、外観、処理手順等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
【0092】
また、本実施の形態にて説明した入庫前情報J10、入庫後情報J20、出庫完了情報J30のそれぞれは、これらに限定されるものではなく、種々の形に変更可能である。
【0093】
また、本実施の形態の説明では、第1のユーザから第2のユーザに物品を受け渡す例を説明したが、第1のユーザが通販業者や宅配業者であり、第2のユーザが個人利用者であり、物品は第2のユーザが第1のユーザから購入した商品であってもよい。また、第1のユーザが個人利用者であり、第2のユーザが買取業者や宅配業者であり、物品は第1のユーザが第2のユーザに販売や委託等した物品であってもよい。また、第1のユーザが個人利用者であり、第2のユーザが個人利用者であってもよい。また物品は、第1のユーザが所持している物品でなくてもよく、第2のユーザに受け渡すべき物品(例えば第2のユーザが通販等で購入した物品等)であれば、どのような物品であってもよい。また例えば、第1のユーザが個人利用者であり、第2のユーザがクリーニング業者であり、物品がクリーニング前の衣類等であってもよい。また、第1のユーザがクリーニング業者であり、第2のユーザが個人利用者であり、物品がクリーニング後の衣類等であってもよい。また第1のユーザが販売業者であり、第2のユーザが個人利用者であり、ロッカー鍵管理装置を備えたコインロッカーを介して、第1のユーザが販売した物品を第2のユーザへ受け渡し、当該物品が破損等していた場合、ロッカー鍵管理装置を備えたコインロッカーを介して、第2のユーザから第1のユーザへと返品する際に利用することもできる。
【0094】
また本実施の形態の説明では、ロッカー鍵管理装置10を、着脱可能な鍵付きのコインロッカーに適用した例を説明したが、コインロッカーに限定されず、着脱可能な鍵を備えた種々のロッカーに適用可能である。
【符号の説明】
【0095】
1 物品受け渡しシステム
2 コインロッカー
10 ロッカー鍵管理装置
10A 制御手段
11 タッチパネル(入力手段が一体化された表示手段)
12 印刷手段
13 鍵保管部群
13A(1)〜13A(n) 鍵保管部
13B(1)〜13B(n) 取っ手
13C(1)〜13C(n) 保管部錠
14 撮像手段
15 通信手段
16 記憶手段
40 ボックス
41 扉
44 鍵

図1
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