【解決手段】実施形態の販売データ処理装置は、情報受付手段と、第1表示制御手段と、第2表示制御手段と、売上登録手段と、発券制御手段と、を備える。情報受付手段は、チケットに関する情報であるチケット情報の入力を受付ける。第1表示制御手段は、前記チケット情報を表示器に表示する。第2表示制御手段は、前記チケット情報の表示に替えて、チケット受渡しに関する警告を前記表示器に表示する。売上登録手段は、前記チケット情報を用いて売上データを生成し、登録する。発券制御手段は、前記チケット情報に基づいて、チケットの発券を制御する。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、本実施形態に係るチケット販売システム100の概略構成図である。店舗サーバ4は、店舗(例えば店舗a〜c)に設けられたサーバ装置である。POS端末1は、同店舗における売上データを登録する販売データ処理装置である。また、POS端末1は、インターネット上の予約サイトで客が予約申し込みをしたチケットについて、本部サーバ9に予約コードを用いて問合せ、そのチケットをチケット用紙に印字して発券する。本部サーバ9は、複数の店舗での売上や在庫管理、チケットの予約受付等を統括的に管理するサーバである。尚、
図1では複数台のPOS端末1が店舗サーバ4に接続されて使用される例について示しているが、店舗において用いられるPOS端末1の台数は特に限定されず、1台であってもよい。尚、以下では、複数の図面に示される同様の構成について同一符号を付して示し、重複する説明を省略する場合がある。
【0008】
次に、本部サーバ9について説明する。
図2は、本部サーバ9のハードウェア構成を示すブロック図である。本部サーバ9は、CPU、ROM、RAM等で構成されるコンピュータ構成の制御部91を備えている。また、制御部91にはバス92及びI/O機器制御部94を介して、キーボード95、表示器96、プリンタ97及びHDD(Hard Disk Drive)98が接続されている。
【0009】
制御部91は、通信I/F(Interface)93及び専用回線8(
図1参照)を介して店舗サーバ4との間でデータ通信を行う。HDD98には、制御部91のCPUを動作させる各種制御プログラムの他、一般商品マスタ981、予約販売ファイル982等が格納されている。
【0010】
一般商品マスタ981は、オンライン予約チケットや予約商品等ではない一般商品に関する商品情報を格納するマスタファイルである。一般商品マスタ981には、商品コードに対応付けて各一般商品の商品名、商品価格、商品画像等の商品情報が格納されている。本部サーバ9は、所定時間ごと(例えば1日1回)あるいはデータ更新時等に、店舗サーバ4を介してPOS端末1に対し、最新の一般商品マスタ981を送信する。
【0011】
予約販売ファイル982は、オンライン予約されたチケットや商品について、予約コードに対応付けてその予約内容の詳細を示した予約詳細情報を格納するための記憶領域である。本部サーバ9は、インターネット上に公開した予約サイトにおいて、客が予約申し込みをした情報を予約販売ファイル982に格納し、管理する。
【0012】
次に、POS端末1について説明する。
図3は、POS端末1の機能構成を示すブロック図である。POS端末1は、CPU、ROM、RAM等で構成されるコンピュータ構成の制御部11を備えている。また、制御部11にはバス12及びI/O機器制御部14を介して、キーボード15、スキャナ16、店員用表示器17、客用表示器18、プリンタ19、発券機20、スピーカ24およびHDD21が接続されている。店員用表示器17、客用表示器18は、ともにタッチパネルを配設したディスプレイである。
【0013】
プリンタ19は、レシートやジャーナル等を印字し、印字後に用紙をカットして発行口(不図示)から発行する。発券機20は、チケットやくじ券などの券(チケット)を所定のチケット印字用紙に印字し、チケット発券口(不図示)から発券する。尚、
図3では、2つのプリンタ(プリンタ19および発券機20)を備える構成を示した。実施形態はこれに限定されず、POS端末1はプリンタを1台だけ備えて、その1台のプリンタがすべての印字処理を行ってもよい。また、発券機20については、POS端末1とは別体のプリンタを店舗内ネットワークによりPOS端末1に接続して用いる形態としてもよい。
【0014】
なお、チケットの種類は特に限定されない。即ち、チケットは予約販売のチケットに限定されず、レジカウンタで販売されるくじ券やギフト券、その他のチケットなど、発券機20から発券される券全般に本実施形態を適用してよい。
【0015】
制御部11は、通信I/F13及びLAN(Local Area Network)3(
図1参照)等を介して店舗サーバ4との間でデータ通信を行う。HDD21は、制御部11のCPUを動作させる各種制御プログラム等を格納している。また、HDD21は、一般商品マスタ22と、売上ファイル23とを格納している。一般商品マスタ22内のデータは、本部サーバ9からダウンロードしたマスタデータにより更新される。売上ファイル23は、POS端末1が売上登録した売上データ等を格納するための記憶領域である。
【0016】
次に、制御部11が有する各部の機能構成について説明する。本実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムは、
図3に示すように、入力受付部51、表示制御部52、再生制御部53、売上登録部54、発券制御部55を含むモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が記憶媒体から本実施形態のプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、入力受付部51、表示制御部52、再生制御部53、売上登録部54、発券制御部55が主記憶装置上に生成される。
【0017】
なお、本実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムは、ROM或いはHDD21等に予め組み込まれて提供される。本実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0018】
さらに、本実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0019】
入力受付部51は、キーボード15、スキャナ16等に対する入力操作に応じて各種入力を受付ける。また、入力受付部51は、店員用表示器17または客用表示器18のタッチパネルに対する入力操作に応じて、表示画面に対する入力を受付ける。例えば、入力受付部51は、スキャナ16が予約票のコードシンボルをスキャンすると、当該コードシンボルをデコードして予約コードを読み取って受付ける。また、入力受付部51は、キーボード15における操作に基づいて、予約コードの入力を受付ける。
【0020】
表示制御部52は、店員用表示器17、客用表示器18における表示動作全般を制御する。例えば表示制御部52は、店員用表示器17に、内容確認画面61(
図5参照)、警告画面63(
図7参照)、64(
図8参照)を表示する。また、表示制御部52は、客用表示器18に、内容確認画面62(
図6参照)、警告画面65(
図9参照)を表示する。画面遷移例、画面構成例については
図4に示すフローチャートとともに後述する。
【0021】
再生制御部53は、スピーカ24を制御して、ブザー音や警告メッセージを再生する。
【0022】
売上登録部54は、店舗内の商品(一般商品)や、チケット等について会計処理を行い、売上データを売上ファイル23に登録する。
【0023】
即ち、売上登録部54は、一般商品の商品コードが入力されると、一般商品マスタ22からその商品コードに対応する商品情報を読み込む。売上登録部54は、読み込んだ商品情報と、キーボード15から入力された販売個数等の情報とに基づいて売上データを生成し、売上ファイル23に登録する。
【0024】
また、売上登録部54は、チケットの識別コードを用いて本部サーバ9に問合せ、受信したチケット情報の入力を受付ける。例えば、客はオンライン予約時に発行された予約票を印刷して店舗に持ち込む。予約票には、予約コードのコードシンボルが含まれている。売上登録部54は、スキャナ16によりコードシンボルがスキャンされると、予約コードの入力を受付ける。
【0025】
尚、識別コードの入力方法は特に限定されない。例えば、POS端末1は、マークシートやカタログの読み取りや、画面操作に応じて、識別コードを受付けてもよい。また、識別コードの替りに、画面操作等により入力された予約日時や予約者名、チケット名など、一部のチケット情報を用いて、その他のチケット情報を問合せてもよい。
【0026】
また、チケット情報の問合せ先は特に限定されない。店舗サーバ4やPOS端末1など、その他の情報処理装置がチケット情報を記憶し、売上登録部54の問合せに応じてチケット情報を送信してもよい。
【0027】
表示制御部52は、売上登録部54が受信したチケット情報を、店員用の内容確認画面61(
図5参照)や、客用の内容確認画面62(
図6参照)に表示する。画面構成、ならびに、チケット情報の具体的な表示例については
図5、
図6とともに後述する。
【0028】
発券制御部55は、チケット情報に基づいて印字データを生成し、発券機20に出力する。発券機20は、当該印字データをチケット用紙に印字し、チケット発券口(不図示)から発券する。
【0029】
次に、POS端末1が実行する発券処理の手順例について、
図4を用いて説明する。
図4は、POS端末1が実行する発券処理の手順例を示すフローチャートである。ここでは、予約販売のチケットを発券する場合について説明する。即ち下記の例では、チケット情報として予約詳細情報が用いられる場合を示す。
【0030】
まず、入力受付部51は、キーボード15、スキャナ16等からの入力操作に応じて、チケットの予約コードの入力を受付ける(ステップS1)。次に、売上登録部54は、予約コードを用いて、チケット情報(チケットの予約詳細情報)を本部サーバ9に問い合わせる。本部サーバ9は、予約コードに対応する予約詳細情報を予約販売ファイル982(
図2参照)から読み出して、POS端末1に送信応答する。表示制御部52は、本部サーバ9から受信した予約詳細情報に基づいて、チケットの予約内容を示す内容確認画面61(
図5参照)の表示データを生成し、店員用表示器17に出力する(ステップS2)。また、表示制御部52は、予約詳細情報に基づいてチケットの予約内容を客向けに示す内容確認画面62(
図6参照)の表示データを生成し、客用表示器18に出力する(ステップS2)。
【0031】
図5は、店員用表示器17が表示する内容確認画面61を示す図である。内容確認画面61には、例えば払込票番号、金額、客氏名、チケット代金の払込先を示す情報など、本部サーバ9の予約販売ファイル982からダウンロードされた予約詳細情報が表示される。また、内容確認画面61には、チケット枚数、領収書の発行枚数も含めた印字合計枚数などが表示される。また、店員用の内容確認画面61には、客に予約詳細情報を確認してもらい、その後、客用の内容確認画面62において確認ボタン71(
図6参照)を操作してもらうよう促す注意書きが表示される。また、一回りサイズの大きな文字や、赤色など、注目し易い強調表示によって、チケットが発券される旨を報知するメッセージが表示される。
【0032】
図6は、客用表示器18が表示する内容確認画面62を示す図である。内容確認画面62には、チケット枚数、金額、チケット代金の払込先を示す情報などが表示される。また、内容確認画面62には、内容確認画面62に示された情報について、客の了承を得るための確認ボタン71が設けられている。
【0033】
このように、表示制御部52は、内容確認画面61(
図5参照)、内容確認画面62(
図6参照)に、チケット情報を表示する。尚、表示制御部52はチケット情報の全てを表示せずともよく、一部を選択的に表示し、客や店員が確認しやすい画面構成としてもよい。
【0034】
図5、
図6では、表示制御部52が予約販売のチケットについて、予約コード、予約者名、予約日時、販売会社、代金振り込み先、チケットの名称などの情報を、チケット情報として表示した例を示した。尚、表示制御部52は図示した例に限らず、チケットで予約された催し物を示す情報や、催事場所および日時など、その他のチケット情報を表示してもよい。
【0035】
また、表示されるチケット情報は、予約販売のチケットにかかる予約詳細情報(
図5、
図6参照)には限定されない。表示制御部52は、チケット情報として、チケットの内容を示す情報や、チケットの支払や販売方法に関する情報など、チケットに関する情報全般を内容確認画面61、62に表示すればよい。例えば、くじ券などの予約不要のチケットについては、表示制御部52は、くじの名称、種類、くじ番号、口数などを示す情報を、チケット情報として表示すればよい。
【0036】
図4に戻って、表示制御部52は、客用表示器18において確認ボタン71が選択操作されると(ステップS3:Yes)、ステップS4に移行する。確認ボタン71が操作されない間(ステップS3:No)は、ステップS3に戻って操作を待つ。表示制御部52は、店員用表示器17において、内容確認画面61(
図5参照)の表示に代わって警告画面63(
図7参照)を表示する。また、再生制御部53は、スピーカ24を制御してブザー音を再生する(ステップS4)。尚、再生制御部53は、ブザー音の替りに音声メッセージを再生してもよい。
【0037】
図7は、店員用表示器17が表示する警告画面63を示す図である。表示制御部52は、警告画面63に、発券機20がチケットを発券している様子を示したイラストまたは動画を表示する。表示制御部52は、
図7に示すように、チケット発券口から発券されているチケットを太枠で囲むなどして強調表示してもよい。また、表示制御部52は、警告画面63に、精算後(会計処理後)にチケットが発券されることを示したメッセージを表示する。
【0038】
このように、警告画面63は、精算業務と関連付けて、チケット発券の注意喚起を行う。つまり、精算業務では、POS端末1は客への請求額を算出、表示する。店員は、客からの預り金をPOS端末1に入力して釣額を算出させ、釣りがあれば客に渡す。チケットの受渡しは一般的にこのような精算時にあわせて行われる。従って本実施形態では、精算とチケット発券とのタイミングを関連付けて表示し、精算処理後に店員の注意がチケットに向き易くした。即ち、本実施形態によれば、店員に、精算処理とチケット受渡しの業務順を関連付けて意識させやすくすることができる。
【0039】
尚、
図7では、精算後にチケットが発券される旨のメッセージが示された例を示したが、実際にチケットが発券されるタイミングは当該メッセージにより限定されない。即ち、チケット印字処理は、確認ボタン71の選択後に開始されるので、印字量や印字速度によっては精算中にチケットの発券処理が完了することもありうる。しかしながら上述したように、精算後にチケットの存在を忘れないよう仕向けたいという意図を汲んで、
図7のようなメッセージを表示してもよい。
【0040】
また、警告画面63の表示にあわせて、再生制御部53はブザー音を再生するが、警告画面63には、ブザー音を停止するための音停止ボタン72が設けられる。音停止ボタン72が選択操作されると(ステップS5:Yes)、再生制御部53はブザー音を停止し、表示制御部52は警告画面63の表示を終了する(ステップS6)。音停止ボタン72が操作されない間(ステップS5:No)はブザー音の出力を続け、警告画面63の表示を保持する。
【0041】
一般的に、客用表示器18に内容確認画面62が表示されると、店員は、客用表示器18に表示された詳細情報を客に確認してもらうよう促し、確認ボタン71を操作するよう説明しなければならない。これに対して本実施形態の表示制御部52は、客用表示器18における確認ボタン71が選択操作されたタイミングで、チケット発券について注意喚起する警告表示を行う。従って、内容確認画面62についての案内や確認ボタン71の操作の案内が一段落したタイミングで、チケットの存在を店員に再認識させることができる。
【0042】
一方、確認ボタン71が選択操作された場合に(ステップS3:Yes)、売上登録部54は、合計支払額と客からの預り金とから釣りを算出し、これら会計に係る情報と購入商品の商品情報とを含む売上データを生成する。そして、売上登録部54は、当該売上データにレシート番号やレジ番号、レジ担当者名などの情報を付して、売上ファイル23に登録する(ステップS7)。また、制御部11は、売上データを用いてレシートの印字データを生成し、プリンタ19に出力する。プリンタ19は、レシートを用紙に印刷し、レシート発行口から発行する(ステップS8)。
【0043】
次に、表示制御部52は、チケットの印字が終了し、発券処理が終了したか否かを判定する(ステップS9)。チケットの発券処理が続いていれば(ステップS9:No)発券処理が終了するのを待つ。発券が終了していれば(ステップS9:Yes)、表示制御部52は、店員用表示器17にチケットの受渡しを指示する警告画面64(
図8参照)を表示する(ステップS10)。また、表示制御部52は、客用表示器18にチケットの受取りについて注意を促す警告画面65(
図9参照)を表示する(ステップS10)。
【0044】
図8は、店員用表示器17が表示する警告画面64を示す図である。表示制御部52は、警告画面64において、「発券終了」などのようにチケットの発券が終了した旨を表示する。表示制御部52は、警告画面64において、客にチケットを受け渡すよう指示する注意書きを表示する。また、表示制御部52は、
図8に示すように警告画面64に発券機20においてチケットが発券された状態を示すイラスト等を表示してもよい。警告画面64には、確認ボタン73が設けられている。確認ボタン73が選択操作されると、表示制御部52は、警告画面64の表示を終了する。
【0045】
図9は、客用表示器18が表示する警告画面65を示す図である。表示制御部52は、警告画面65において、チケットを受け取るよう促すメッセージを表示する。また、表示制御部52は警告画面65において、チケットの印刷物のイラストを表示する。尚、警告画面64(
図8参照)において確認ボタン73が選択操作されると、表示制御部52は警告画面65の表示を終了する。
【0046】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0047】
例えば、キオスク端末やセルフチェックアウト端末などの他の情報処理装置において、上記実施形態を適用してもよい。
【0048】
また、上述では、内容確認画面62(
図6参照)において確認ボタン71が選択操作された場合に、内容確認画面61から警告画面63に画面表示を遷移させたが、画面遷移のタイミングはこれに限定されない。表示制御部52は、内容確認画面61の表示から所定時間の経過後に、内容確認画面61から警告画面63に画面表示を遷移させてもよい。
【0049】
また、本実施形態の表示形態は上述した例に限定されない。内容確認画面、警告画面等の画面遷移は必須ではなく、同一画面の一部において、チケット情報の表示がチケット受渡しに関する警告の表示に遷移するとしてもよい。
【0050】
以上説明したとおり、本実施形態によれば、チケット情報の表示を消した上で、チケット受渡しに関する警告を表示する。これにより、チケット情報の確認に気を取られたまま、店員と客とがチケットの受渡しを失念するような事態を防止することができる。