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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-26877(P2015-26877A)
(43)【公開日】2015年2月5日
(54)【発明の名称】結合システム
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/225 20060101AFI20150109BHJP
   G03B 17/56 20060101ALI20150109BHJP
   H04N 101/00 20060101ALN20150109BHJP
【FI】
   H04N5/225 Z
   H04N5/225 F
   H04N5/225 A
   G03B17/56 Z
   H04N101:00
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】書面
【公開請求】
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2013-77216(P2013-77216)
(22)【出願日】2013年3月15日
(11)【特許番号】特許第5450864号(P5450864)
(45)【特許公報発行日】2014年3月26日
(31)【優先権主張番号】特願2013-30418(P2013-30418)
(32)【優先日】2013年2月1日
(33)【優先権主張国】JP
(71)【出願人】
【識別番号】502379505
【氏名又は名称】久保 征治
(71)【出願人】
【識別番号】513038716
【氏名又は名称】久保 理
(74)【代理人】
【識別番号】100166372
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 博明
(74)【代理人】
【識別番号】100115451
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 武史
(74)【代理人】
【識別番号】100182877
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 抄太郎
(72)【発明者】
【氏名】久保 征治
(72)【発明者】
【氏名】久保 理
【テーマコード(参考)】
2H105
5C122
【Fターム(参考)】
2H105EE00
5C122DA04
5C122DA09
5C122EA47
5C122FB03
5C122FB04
5C122FE02
5C122FJ01
5C122FK03
5C122FK12
5C122FK23
5C122FK24
5C122FK37
5C122FL03
5C122GC01
5C122GC23
5C122GC86
5C122GE01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】画像情報と画像情報に関わるテキストデータとを容易且つ効率的に結合できる電子機器システム並びに電子機器並びに電子記録媒体を提供する。
【解決手段】スマートフォンのような音声通信機能とタッチパネル形テキスト入力機能がある携帯型第一の電子機器030と、光学ズームおよびもしくは交換レンズがあり高精細なカメラ機能と表示機能がある携帯型第二の電子機器001のディスプレイを同時に共用する。第二の電子機器001にカメラで撮像した画像情報を表示し、第一の電子機器030はタッチパネル031の特性を活かして、テキスト情報を入力してそのテキスト情報を表示する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声を直接送受信ができる無線機能と、テキスト情報を入力する機能と、テキスト情報の表示機能とを有する第一の電子機器と、レンズの口径が3mm以上もしくは光学ズームおよびもしくは交換レンズがあるカメラ機能と、カメラで撮像した画像情報を表示する機能とを有する第二の電子機器とにおいて、夫々の該電子機器に併せ持つ電気的端子(コネクタ)を通じて該電子機器を互いに接続すること、を特徴とする電子機器システム。
【請求項2】
請求項1において、夫々の該電気的端子(コネクタ)はUSB端子(USBコネクタ)であり、夫々の該USB端子は夫々を制御する専用のソフトウエアおよびもしくはハードウエアがあり、夫々当該USB端子のいずれかおよびもしくは両方の該ソフトウエアおよびもしくは該ハードウエアを調節することで、該第一、該第二の電子機器を物理的並びに論理的に接続すること、を特徴とする電子機器システム。
【請求項3】
請求項2において、第一の電子機器はその重量が200グラム以下であること、を特徴とする電子機器システム。
【請求項4】
請求項3において、第一の電子機器はスマートフォンであること、を特徴とする電子機器システム。
【請求項5】
音声を直接送受信ができる無線機能と、テキスト情報の入力機能と、テキスト情報の表示機能とを有する第一の電子機器と、レンズの口径が3mm以上もしくは光学ズームおよびもしくは交換レンズがあるカメラ機能と、カメラで撮像した画像情報を表示する機能とを有する第二の電子機器とが、有線およびもしくは無線で接続した電子機器システムにおいて、該第二の電子機器で被写体を撮像して表示した画像情報を編集の目的で該第二の電子機器で再度再生表示した後で該画像情報に関わる少なくとも内容に関わるテキスト情報を該第一の電子機器にテキスト入力すること、を特徴とする電子機器システム。
【請求項6】
請求項5において、画像情報を編集の目的で再度再生表示した後で該画像情報に関わる内容に関わるテキスト情報の少なくともその一部は、画像情報を撮像した日付より時間的に先行して入力記録されていること、を特徴とする電子機器システム。
【請求項7】
請求項5において、第一の電子機器の重量が200グラム以下であることを特徴とする電子機器システム。
【請求項8】
請求項7において、第一の電子機器はスマートフォンであることを特徴とする電子機器システム。
【請求項9】
テキスト情報に少なくとも、画像情報を編集の目的で、再度再生した日付を記録する電子記録媒体。
【請求項10】
請求項1、2において、少なくとも第一の電子機器のディスプレイはタッチパネル形ディスプレイであり、該テキスト情報およびもしくは該画像情報およびもしくはそれらの情報に関わる情報を該2つのディスプレイに同時に表示すること、を特徴とする電子機器システム。
【請求項11】
請求項10において、該テキスト情報およびもしくは該画像情報の少なくともその一部の情報はインターネットで配信されたこと、を特徴とする電子機器システム。
【請求項12】
請求項11において、第一の電子機器の重量は200グラム以下であることを特徴とする電子機器システム。
【請求項13】
請求項12において、第一の電子機器はスマートフォンであることを特徴とする電子機器システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、スマートフォンやデジタルカメラのような携帯形およびもしくは可搬形電子機器並びに該電子機器に使用される電子記録媒体並びにそれらを結合した、システムに関する。
本発明は、画像情報(データ)と画像情報に関わるテキスト情報(データ)とを容易且つ効率的に結合できて、例えば、高精細且つ高品質な写真のような画像情報と文字に代表されるテキスト情報とを手間を省いて迅速に編集、整理もしくは管理する電子機器システム並びに電子機器並びに電子記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来広く利用されている携帯形電子機器には、音声が直接利用者の口と耳を該電子機器にあてて送受できる通信機能、画像情報を取り込むカメラ機能並びに、例えば、文字のようなテキスト情報を入力して文章を作成できるコンピュータ機能があるスマートフォン、通信機能とカメラ機能がある携帯電話機、カメラ機能及びコンピュータ機能があるタブレットコンピュータ(PC)、ノートPC並びにカメラ機能があるデジタルカメラ、ビデオムービー、がある。これらの多くの電子機器では、後記するように、例えばワイヤレスLANを通じての情報転送機能も同時に併せ持っている。
【0003】
前記、携帯形電子機器を重量で大別すると、(1)重量が200グラム以下の重量で大人のポケットに入ると共に長時間利用者が片手で持ち、口と耳を直接当該機器にあてて音声信号を送受する携帯電話機、スマートフォンのようなコンパクト携帯形電子機器と、(2)重量が600グラム以下で大人のカバンや専用ケースに入れて持ち運びが出来る、タブレットコンピュータ(PC)、ノートPC、デジタルカメラ、ビデオムービーのような可搬形電子機器、に分けられる。
ここで、重量が200グラムとは、例えば、大人の利用者が利用者の目、耳、口の高さで該電子機器を片手で保持して長い時間、音声での会話が出来る限界の重量であることが知られている。
【0004】
前記した携帯電話機もしくはスマートフォンには、利用者の耳と口に該スマートフォンを直接あてて送受信する音声通信機能に加えてカメラ機能とメール機能がある。スマートフォンのサイズと重量の点からは屋外での持ち運びに便利であり、広く用いられている。しかし、コンパクト携帯形電子機器としての特性を維持するために、カメラ機能を犠牲にしている。即ち、スマートフォンに装着されたカメラのレンズ口径は、例えば、3mmと小さく、また光学的なズーム機能及びもしくは交換レンズも持ち合わせていない。ここで、特殊な光学ズームを携帯電話機につけることは知られている(特許文献1)。この技術は、光路長との関係で光学ズームを携帯電話機の厚さ方向ではなくて、幅方向に装着している。しかし、この方法は、使用者が写真を撮影する時に目を該携帯電話機の幅方向に向ける必要があり、表示の時の状態と異なっている。
この結果、携帯電話機もしくはスマートフォンのカメラでは、それらの厚さ方向に光路長を取るためにカメラの焦点距離も必然的に短くなる一方で、レンズの口径が3mm以下と小さいので、明るさ:F値や、解像力:NAが劣化する。即ち、取得した写真(画像情報)はレンズの光学的原理に基づき本質的に高精細性、高品位性で専用のデジタルカメラに劣る。このために内臓されたカメラは、例えば、事件の現場の記録を残す時に必要である即応性だけを優先させて利用されている。また、サイズの制約から例えば、カメラから入力した写真のような画像情報と、文章のようなテキスト情報とを同時に一つのディスプレイ上に表示すると、例えば、画像情報が一部しか表示できないことおよびもしくは全体を小さくして表示するために画像品質が低下することのように利用者の利便性が損なわれていた。
【0005】
前記、携帯形もしくは可搬形携帯機器について該電子機器を保持して操作する仕方で大別すると、(1)利用者の片手の指で該電子機器の周辺部分を掴み別の片手の指で、例えば、タッチパネルのソフトキーボードにタッチして操作するスマートフォン、タブレットPC、(2)両手もしくは片手の指で該電子機器を掴み片手の残りの指、例えば、人差し指で該電子機器を操作するデジタルカメラ、ビデオムービーに分けられる。
【0006】
携帯形、可搬形並びに据え置き形の電子機器は、マンマシーン工学的見地からは、次のように分析される。
利用者は、該電子機器を操作する時には基本的には目で見ながら、手の指を操作する。その目と操作対象との間は距離的には明視の距離:25cm以上離れていて、一方で、例えば、文字の大きさが目の分解能の限界以上であることである。目は基本的には球形であるが、両目の場合にはかまぼこ形のレンズと見做すことが出来る。従って、例えば、タブレットPCのようなフラットパネル形の電子機器では、パネルのサイズを大きくするとパネル全面を操作するためには、首を前後に動かさないと焦点がぼけるもしくは首を動かさないでピントを合わせ続けると疲労し易いことになる。そこで、従来から、例えば、デスクトップ形およびもしくはノートPCにおいては、キーボードの操作部(ハードキーボード)とディスプレイ部(表示パネル)とが水平面(地面もしくは机)に対しての角度において異なる値とすることが知られている。
従来から、ハードキーボードを使用した電子機器、例えば、据え置き形PC,ノートPCではブラインドタッチという操作が知られている。この場合、手の指の操作は、ハードキーボードのほぼ中央部のキーパッドに付いているガイドの突起を案内として操作する。この時には、文字のようなテキスト情報の入力には目を使わなくても良い。しかし、タッチパネルのようなソフトキーボードでは、パネルがフラットのためにこのガイドがないので文字のようなテキスト情報の入力にも使用者の目を使う。
【0007】
次ぎに、従来広く利用されている電子記録媒体には、写真フイルム、ビデオテープ、DVDディスク、ハードディスク、半導体記録素子(フラッシュメモリ)がある。
中でも半導体の技術進歩は目覚しく、小型且つ大容量で機械的、光学的な駆動(ドライブ)系が不要な半導体記録素子が広く用いられるに至った。即ち、前記スマートフォン、タブレットコンピュータ(PC)、デジタルカメラでは、小型化、軽量化のために半導体記録素子だけが使用されている。最近では、かかる半導体記録素子を1個もしくは複数個を一つの基板の上に搭載した、メモリカードやUSBメモリが実用に供されている。半導体記録媒体には、(1)日付(日時)、(2)場所(位置)のようなテキスト情報を画像情報に付加して記録したり、カメラからワイヤレスLANを用いて、(3)検索内容をサーバに問い合わせてテキスト情報を得て併せてて記録することが知られている(特許文献2)。
【0008】
一方、通信、サービスの分野、取り分け情報の転送にはコンピュータ間のネットワークを活用したメール通信やインターネットサービスが普及してきた。そして、例えばデジタルカメラで写した画像情報である写真をテキスト情報の一つであるメールに添付して配信することは良く知られている。
【0009】
ここで画像情報にテキスト情報を付け加えて編集、整理するためには、(1)写した日付(日時)、(2)写した場所、(3)写した内容(イベント)が少なくとも必要である。また、(4)画像を写した時の条件、例えば、天気の状態やカメラの設定条件、も望まれる。そのために、従来から良く知られている手法は、画像情報(写真)を記録した記録媒体から、画像情報(写真)をパソコンの外部記録装置に取り込み、その上で該画像情報(写真)に前記(1)、(2)、(3)、(4)である文章もしくは単語であるテキスト情報をパソコンの上でソフトウエアを利用して付加している。ここで、(1)と(2)とは、デジタルカメラおよびもしくはスマートフォンのような電子機器に装備された電子機構で自動的に計測できるようになってきた。
しかし、(3)と(4)とは利用者の記憶を頼りにしノートパソコンやデスクトップパソコンの上でこれら(1)、(2)の情報に付加して編集や整理をしている。この画像編集ソフトウエアは負荷が重く消費電力も大きい。特許文献2の時には、デジタルカメラで日付(日時)と位置の情報を該カメラで入力(取得)して、カメラに内臓するフラッシュメモリに記憶させて、被写体検索を絞り込んだ後で、無線によって別途設置されているサーバーに予め登録されている検索内容を問い合わせ、その検索内容があれば検索内容に相当するテキスト情報をデジタルカメラに送り返している(特許文献2)。
【0010】
例えば、海外旅行に出かけて観光地で記念の目的で携帯したデジタルカメラで写真(画像情報)を写した時には、日付と場所のようなテキスト情報はデジタルカメラでも入力が出来る。しかし、写真(画像情報)に関わる内容、写した時の条件のようなテキスト情報をその旅行先で入力するのは困難である。そこで、旅先で急ぎの情報を、例えば、日本にいる友人に写真で伝えようとした時には単なる写真(画像情報)だけもしくは日付だけを付けた写真をメールの本文に添付して行っている。
【0011】
一方、前記した、例えば、スマートフォンには、カレンダもしくは電子手帳と称される利用者の予定表がアプリケーションとして用意されている。このカレンダを利用して利用者は予め、例えば、1カ月およびもしくは1日の予定を計画して、(1)その日付(日時)、(2)場所、(3)内容(イベント)を入力する。図1は、スマートフォンのタッチパネルを利用した予定表の例(平面図)である。図1において、030はスマートフォン,031はタッチパネル形ディスプレイ032はマイク、033はタッチパネル形キーボード(ソフトキーボード)、034は単語及びもしくは文章候補、035は予定表の内容の記入例、036は電源と信号端子(コネクタ)である。これらのテキスト情報の入力は、前記した写真の撮影(画像情報の入力)に先立って独立に実施されている。そして、写真の編集、整理における少なくとも(3)のテキスト情報の入力は画像情報の入力の後で改めて実施されている。
【0012】
一方、デジタルカメラの表示部に、例えば、スマートフォンのようなタッチパネルを利用した技術例がある(文献1)。この技術例では、タッチパネルから文章のようなテキスト情報も入力できる。しかし、タッチパネルは、表示(画像情報およびもしくはテキスト情報)とテキスト情報の入力の操作を同時に行おうとすると、表示が小さ過ぎて画像品質の低下およびもしくはテキスト入力時の利用者の操作性が著しく損なわれる。又文献1では、デジタルカメラで写した写真(画像情報)をオフラインでワイヤレスLAN経由してタブレットPCに送信している。画像情報を無線で転送するために多大な時間を必要とするのでオフラインで送信している。
制約された表示パネルの全面を利用するために、画像情報もしくはテキスト情報を時間的に前後に分けて実施している例もある。また、複数の画像情報もしくはテキスト情報を一つのディスプレイ上に、重畳(オーバーレイ)して表示することも知られている。
【0013】
このように、1つの電子機器では前記した全ての機能を満足させることが出来ないので、その補完を目的とした複合電子機器もしくは電子機器システムがある。
機能を補完する技術例としては、デジタルカメラと携帯電話機を個別に製作した後でそれらを接続コネクタで複合化した電子機器が知られている(特許文献3)。
【0014】
この技術は、携帯電話機に搭載した表示用のディスプレイを別に配備したデジタルカメラの画像情報の表示にも利用するものである。この技術では画像情報を入力するときには、携帯電話機とデジタルカメラをコネクタで電気的に接続する。
【0015】
一方、タブレットPCと機械式キーボード(ハードキーボード)を複合化した電子機器が知られている(文献2)。
この技術は、屋外では可搬性があるタブレットPCだけを用い、屋内では機械式キーボードで操作性を向上させると同時にタブレットPCをディスプレイ専用にすることによって表示の品質を高めている。
【0016】
最近、デジタルカメラとスマートフォンをケーブルで直接接続する技術が知られている(文献3)。この文献によれば、スマートフォンのOSを変更することで、スマートフォンをパソコンと同様なホストコンピュータの役割をさせることで、USB(Universal Standard Bus)コネクタでケーブルを経由して、デジタルカメラを直接接続している。この文献によれば、このようにスマートフォンとデジタルカメラを直接接続することで、デジタルカメラの操作、例えばシャッタを押す操作をスマートフォンにリモコンの役割をさせることができる。
【0017】
また、電子記録媒体としては、例えば、SDカードもしくはメモリスティックと称されるフラッシュメモリが広く使われている。これらの電子記録媒体では、画像情報の他に日付、場所のようなテキスト情報が同時に記録されている。更に、例えば、デスクトップPCやノートPCで編集する時には、前記したソフトウエアを利用してその画像の内容が付加されることもある。
【0018】
沢山写した写真(画像情報)の中から記録に残す写真を選択する手法として、サムネイルと称する手法が広く知られている(特許文献4)。この手法は、同じ被写体に対して写した複数の写真を並べて(多くの場合、小さい画面にして)それらを比較して選択する手法である。
【0019】
ビデオムービーでは、動画像の画像情報の記録に同期して、被写体の音声情報を記録する。
また、編集時には、例えば、編集者の声を音声で画像情報、テキスト情報に重畳して載せることも知られている。
【0020】
また、特定用途の携帯形ゲーム機では、ヒンジを介した二つのディスプレイを使用したものが知られている(文献4)。このゲーム機では、それぞれの画面にゲームソフトをダウンロードしてゲームを楽しむことが知られている。
【0021】
情報は、一般に関連する情報量が多いとその情報量の相乗効果でその価値が増大することが知られている。このことは、画像情報およびもしくはテキスト情報にも適用できる。
【0022】
なお、スマートフォンの課金は、通例、使用者がスマートフォンを購入する際と、例えば、月ごとの基本料金と使用時間に比例した使用料金で実施されている。これに対して、デジタルカメラの課金は、通例、使用者がデジタルカメラを購入する際に一括で支払うかもしくは使用時間とは関係なく月賦で支払う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0023】
【特許文献1】特公開2005−159559
【特許文献2】特公開2010−44580
【特許文献3】特公開2002−77701
【特許文献4】特公開2005−109789
【非特許文献】
【0024】
文献1 ニコン社カタログ:2012.11.7
文献2 日本エイサー社カタログ:2012.11
文献3 ASCI社インターネット情報:2013.3.5
文献4 任天堂社インターネット情報:2013.3.14
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0025】
(1)前記した特許文献1の方法では、携帯電話機もしくはスマートフォンの厚さ方向に光路長を取るためにカメラの焦点距離が必然的に短くなる一方で、レンズの口径が3mm以下と小さいので、明るさ:F値や、解像力:NAが劣化する。即ち、取得した写真(画像情報)はレンズの光学的原理に基づき本質的に高精細性、高品位性で専用のデジタルカメラに劣る、課題があった。
(2)画像情報をデジタルカメラからスマートフォンに無線で送る時には、画像情報の転送に時間を大幅に費やす、課題があった。
(3)スマートフォンとデジタルカメラをケーブルで直接接続する為には、スマートフォンのOSを変更するのでソフトウエアの変更が複雑になる、課題があった。
(4)文献3のスマートフォンとデジタルカメラをケーブルで直接接続する方法では、スマートフォンにデジタルカメラの操作機能の一部をさせているだけであるので、少なくともデジタルカメラに関わる高精細、高品質な画像情報とそれに関わるスマートフォンのテキスト情報とを表示していない、課題があった。
(5)デジタルカメラで撮像した画像情報を編集する時にはパソコンを必要とする、課題があった。
(6)特許文献2の方法では、写真の内容に関わるテキスト情報を使用者が入力する手段がなくて、デジタルカメラ生産者が作成した検索候補だけから選ぶので利便性を損なう、課題があった。
(7)スマートフォンのカレンダに、記入した内容と同じ内容を写真の編集に後で再度記入するので手間がかかる、課題があった。
(8)前記した特許文献3のデジタルカメラを外付けにした電子機器では、携帯電話機のディスプレイを画像の再生にも流用するために、携帯電話機をテキスト入力装置として同時に利用することが困難である、課題があった。
(9)また、デジタルカメラの接続を携帯電話機から切り離して用いるとディスプレイが無いので画像を再生して見ることが出来ず、利用者の利便性が著しく損なわれる、課題があった。
(10)また前記した、タブレットPCをディスプレイとしても利用する文献2の複合電子機器では、キーボードそれ自体がテキスト情報を入力する装置として機能できず利用されない場合が多い、課題があった。
(11)この複合電子機器ではキーボードの重量が付け加わるので携帯性はもとより可搬性もない、課題があった。
(12)前記したように、特に屋外で画質が良い高精細のデジタルカメラで写した写真(画像情報)を編集、整理する時の内容やカメラの条件のようなテキスト情報を写したその場で入力できない、課題があった。
(13)このために、例えば、自宅に帰ってからパソコンを用いて編集、整理を行うときに、内容や条件を忘れている、課題があった。
(14)写真を編集、整理する時に、内容、条件を逐一入力すると手間がかかる、課題があった。
(15)単に、二つのディスプレイがある電子機器を並べても、夫々のディスプレイに表示される画像およびもしくはテキスト情報が関連していないので、ディスプレイ全体としての情報効果に相乗効果が得られない、課題があった。
(16)記録媒体には、画像情報以外のテキスト情報として、日付、場所以外の情報を記録していない、課題があった。
【0026】
そこで、本発明の目的は、直接、使用者の耳と口にあてて音声の送受信ができ且つ例えばテキスト情報を入力し易い携帯形の第一の電子機器と高精細且つ高品位な撮像ができる第二の電子機器とを直接接続することで、第二の電子機器で得た高精細且つ高品位な画像情報と第一の電子機器で得たテキスト情報とをオンラインで直接結合することを目的とする。
また、本発明の別の目的は、高精細且つ高品位な撮像ができる第二の電子機器で撮像した画像情報の少なくともその内容の情報を手間が省けて撮像した場所に近いところでテキスト情報を入力できる第二の携帯形電子機器とを無線もしくは有線で接続することで画像情報にテキスト情報を加えて編集できることを目的とする。
さらに、本発明の別の目的は、直接、使用者の耳と口にあてて音声の送受信ができ且つ例えばテキスト情報を入力できる第一の携帯形電子機器と高精細且つ高品位な撮像ができる第二の電子機器とを直接接続することで、例えば、第二の電子機器で得た高精細且つ高品位な画像情報とテキスト情報が入力し易い第一の携帯形電子機器で入力したテキスト情報とを夫々が有するディスプレイに同時に表示することで、全体としての情報が相乗効果により大きくなり、使用者に大きな利便性をもたらすことを目的とする。
さらに、その応用として、例えば、インターネット応用で、使用者の利便性を図ることを目的とする。
さらに、本発明の別の目的は、高精細且つ高品位な画像情報に対して、撮像した日付、場所に内容の情報と編集した日付を記録した電子機器媒体を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0027】
上記目的を達成するために、本発明の第一の側面において、
少なくとも使用者の口と耳をあてて直接、送受信ができる無線機能、テキスト情報の入力機能、テキスト情報の表示機能とを持つ第一の電子機器を備える手段と、レンズの口径が3mm以上もしくは光学的なズームおよびもしくは交換レンズがあるカメラ機能、カメラで撮像した画像情報を表示する機能を持つ第二の電子機器を備える手段とにおいて、夫々の該電子機器に併せ持つ電気的端子(コネクタ)を通じて互いに接続する手段を備える電子機器システムを提供する。その電気的端子(コネクタ)として夫々にUSB端子を用いると同時にそれらのUSB端子をUSB端子に関わるハードウエアおよびもしくはソフトウエアの一部を調節することで、物理的且つ論理的にシンプルにケーブルで直接接続する手段を提供する。
【0028】
ここで、前記、第一の電子機器はその重量が200グラム以下である。
更に、前記、第一の電子機器はスマートフォンである。
【0029】
少なくとも口と耳をあてて直接、送受信ができる無線機能、テキスト情報の入力機能、テキスト情報の表示機能とを持つ第一の電子機器を備える手段と、レンズの口径が3mm以上もしくは光学的なズームおよびもしくは交換レンズがあるカメラ機能、カメラで撮像した画像情報を表示する機能を持つ第二の電子機器を備える手段とが、該第一の電子機器と該第二の電子機器を有線およびもしくは無線で接続を備える手段とを持つ電子機器システム手段において、該第二の電子機器で被写体を撮像して表示した画像情報を編集の目的で再度再生表示する手段と該画像情報に関わる少なくとも内容に関わるテキスト情報を該第一の電子機器にテキスト入力する手段を備える。
【0030】
ここで、少なくとも内容に関わるテキスト情報の一部もしくは全体が該画像情報を編集する時に先んじて入力されている手段を備える。
【0031】
ここで、第一の電子機器の重量が200グラム以下である。
更に、第一の電子機器はスマートフォンである。
【0032】
本発明は、テキスト情報として、画像情報を編集のために少なくとも再度再生した日付を記録する手段を講じた電子記録媒体である。
【0033】
本発明は、少なくとも使用者の口と耳をあてて直接、送受信ができる無線機能、テキスト情報の入力機能、テキスト情報の表示機能とを持つ第一の電子機器を備える手段と、レンズの口径が3mm以上もしくは光学的なズームおよびもしくは交換レンズがあるカメラ機能、カメラで撮像した画像情報を表示する機能を持つ第二の電子機器を備える手段と該第一と第二の電子機器を有線およびもしくは無線で接続する手段を持つ電子機器システムにおいて、該テキスト情報およびもしくは該画像情報とに関わる情報を、該第一、第二の電子機器が有する二つのディスプレイに分散およびもしくは結合して同時に表示する手段を持つことで、全体の情報の価値が相乗効果で高まることによって使用者に更に大きなの利便性をもたらす手段を提供する。更に、この手段をインターネットで配信された情報に適用する手段を提供する。
【本発明の効果】
【0034】
テキスト情報が入力し易いスマートフォンと高精細、高品位な画像情報が得られるデジタルカメラを直接接続することで、
(1) 高精細、高品位な画像情報をオンラインでデジタルカメラからスマートフォンに転送できる、効果がある。
(2) テキスト情報が入力し易いスマートフォンと高精細、高品位な画像情報が得られるデジタルカメラとを、シンプルにUSBケーブルで接続できる、効果がある。
(3) スマートフォンとデジタルカメラをケーブルで直接接続することで、デジタルカメラに関わる高精細、高品質な画像情報とそれに関わるスマートフォンのテキスト情報を表示できる、効果がある。
(4) 従来のスマートフォンに装備されたカメラよりも高精細、高品位な画像情報が得られる、効果がある。
テキスト情報が入力し易いスマートフォンと高精細、高品位な画像情報が得られるデジタルカメラを無線もしくは有線で接続することで、
(5) 高精細、高品位のデジタルカメラで撮像した現場で、パソコンを介さずに、スマートフォンから、内容、条件に関わるテキスト情報を付加した編集が出来る、効果がある。
(6) 少なくともカレンダの予定表の一部を編集の時に利用できるので、利用者の手間が省ける、効果がある。
(7) 画像情報を編集した日付が、パソコンを使わなくても分かる、効果がある。
テキスト情報が入力し易いスマートフォンと高精細、高品位な画像情報が得られるデジタルカメラを直接接続してほぼ同じサイズのディスプレイに該テキスト情報と該画像情報に関わる情報を分散およびもしくは結合して表示することで、
(9) 画像情報およびもしくはテキスト情報が全体として相乗効果で大幅に増加して、利用者に利便をもたらす、効果がある。
(10)利用者に違和感を与えない、効果がある。
(11)インターネットの情報量が相乗効果で増える、効果がある。
(12)記録媒体のテキスト情報が増す、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1】従来のスマートフォンの平面図であり、アプリにあるカレンダ(電子手帳)に日付、場所、内容のようなテキスト情報を入力するテキスト入力を示す図面である。図1は、本発明の基本構成の第一段階を示す図面でもある。
図2】本発明の基本構成1の第二段階を示す、概略鳥瞰図である。
図3】本発明の基本構成1の第三段階を示す、概略鳥瞰図である。
図4】本発明の基本構成2の第三段階を示す、概略鳥瞰図である。
図5】本発明の基本構成を示す回路ブロック図である。
図6】本発明の基本構成を示す流れ図1である。
図7】本発明の基本構成を示す流れ図2である。
図8】本発明の実施例2を示す流れ図2である。
図9】本発明の実施例3を示す電子記録媒体のブロック図である。
図10】本発明の実施例4を示す平面図1である。
図11】本発明の実施例4を示す平面図2である。
図12】本発明の実施例5を示す平面図である。
【符号の説明】
【0036】
001:デジタルカメラ
002:シャッタ
003:光学ズーム形レンズユニット
0031:撮像部
004:再生ボタン(撮像再生切替部)
005:編集ボタン(ディスプレイで改めて再生画像をモニタする)
006:ディスプレイ
0061:テキスト情報を表示したデジタルカメラのディスプレイ
0062,0063,0064,0065:ディスプレイ
007:電源を含むコネクタ
008::被写体の画像
0081,0086:被写体
009:紐をつなぐ突起
010:日付(時計)部1
011:制御部1
012,013:記録部
014:選択部
016:デジタルカメラが机との間でなす角度
020:例えば、ブルートゥースのような無線接続
0201:コネクタ間の配線
030:スマートフォン
031:タッチパネル形のディスプレイ
032:マイク
033:タッチパネル形キーボード(テキスト入力部)
034:単語、文章候補
035:テキスト情報(テキストディスプレイ部)
0351,0352,0353:テキスト情報
036:電源を含むコネクタ
037:スマートフォンが机との間でなす角度
038:サムネイル画像
040:日付(時計)部2
041:GPS部
042:制御部2
043,044,046:記録部
045:カレンダ部
047:編集部
048:メモリカードIF部
049:メモリカード
050:机
【本発明を実施する最良の形態】
【0037】
以降に続く説明では、図面を作成する際の制約のために、本発明を構成する一部(例えば、当該電子機器の利用者)の要素を図面で表現できない点に留意する。また、実施例に示す鳥瞰図の一部の表現を平面図で示す或いは遠近であっても画一のスケールで図面を作成しており不自然であるが、説明を分かり易くするために敢えて用いたことに留意する。
【実施例1】
【0038】
本発明の基本構成を図1、2、3、5,6,7を用いて説明する。
本発明での使用者は、スマートフォン030とデジタルカメラ001を保持していることを前提とする。
図1は、背景技術にも使用したが、本発明のスタートでもあるのでまず図1の説明の一部を繰り返す。スマートフォン030の電源を入れて起動させた(S601)後で、カレンダ部のアプリケーション045を開く。カレンダに予定の日付、場所、内容をテキスト入力部033から入力してディスプレイに表示(035)して修正加筆した上で記録部(046)に記録する(S602)。
その記録部(046)のテキスト情報は、後記する画像情報の編集の時に流用する。ここまでが、本発明の第一段階である。この第一段階は、本発明の必須な要件ではない、ことに留意する。
【0039】
次に、スマートフォン030とデジタルカメラ001とを持って、屋外へ出かける(S603)。
この段階以降、本発明は図2、3の基本構成となる。
図2、3は、本発明の基本構成を示す概略鳥瞰図である。図2は、本発明の基本構成の第二段階を示し、図3は、本発明の基本構成の第三段階を示す概略鳥瞰図である。図1、2において、001はデジタルカメラ、030はスマートフォンである。図1,2において、該デジタルカメラ001で002はシャッタ、003は光学ズーム形レンズ、004は再生ボタン、005は編集ボタン、006はディスプレイ、007は電源および信号端子(コネクタ)、008は再生された被写体の画像情報、009はデジタルカメラ001の側面で紐を結ぶ突起である。図1,2において、該スマートフォン030で031はタッチパネル形ディスプレイ、032はマイク、033はタッチパネル形キーボード(ソフトキーボード)、034は文章およびもしくは単語候補、035は日付、場所、内容、条件のような該画像情報に関わるテキスト情報を表示する部分、0081は被写体、020は例えばブルートゥースに代表される無線接続線である。
【0040】
図2では、利用者を図示していないが該デジタルカメラ001を片手もしくは両手で保持して被写体0081を写す。撮影の時には、片手の指でシャッタ002を押す。図1で、該スマートフォン030は、利用者の、例えば、上着のポケットに収納されている。デジタルカメラ001とスマートフォン030は、例えば、ブルートゥースで無線接続020されている。
図2でも利用者と紐を図示していないが該デジタルカメラ001はカメラの両側にある突起部009で結ばれた紐で吊るされておりその紐は、利用者の首にまかれて保持されている。
また、該スマートフォン030は片手の手の掌もしくは指で保持しながら、もう一方の片手の指を操作してテキスト情報を入力する状態を表す。
【0041】
以下、実施例1について図2、3、5、6、7を用いて具体的な回路ブロックと流れ図(フローチャート)で説明する。
図5は、本発明の基本構成を示す回路ブロックである。図5において、図1、2、3と同一番号は同じ装置およびもしくは構成要素を示すので、説明を省略する。
図5において、0031はレンズと撮像センサーを含めた撮像部、004は再生ボタン、005は編集ボタン、010は日付(時計)部1、011は制御部1、012は画像情報の記録部、013は日付情報の記録部、014は選択部である。020は無線(例えば、BT:ブルトゥース)接続線端である。
図5において、042は制御部2、033はテキスト入力部、035はテキストディスプレイ部、040は日付(時計)部2、043は日付(時計)の記録部、041はGPS部、044はGPSの記録部、045はスマートフォン030のカレンダ(電子手帳)ファイルのカレンダ部、046はカレンダの内容の記録部、047はスマートフォン030の編集ファイルの編集部、である。
【0042】
図2において、例えば、使用者が被写体0081の写真を写すためにデジタルカメラ001とスマートフォン030の電源を起動(S604,6041)させた後でシャッタ002を押す(S605)。
シャッタ002を押した日付が日付部010で入力(S607)して記録部013で記録される。
被写体0081の画像情報が撮像部0031から入力(S607)して記録部012に記録される(S608)。
シャッタ002の信号はBT020でスマートフォン030に転送される。それによって、日付部2040とGPS部041が日付と場所を入力してそれらのデータが記録部043,044に記録される(S6061,S6062)。
【0043】
次に、本発明の第三段階を図5、6、7を用いて具体的な流れを説明する。
画像の編集を始める(S609)。
デジタルカメラ001とスマートフォン030の電源を起動(S610、6101)させる。
デジタルカメラ001の編集ボタン005を押し、ディスプレイ(S611)が画像を再度再生する。
編集ボタン005を押した日付信号がBTを介してスマートフォン030に転送される(S612)。
スマートフォン030の編集ファイルを開き、日付の古い順に走査する(S613)。予め予定表に記入したカレンダ(電子手帳)の日付と被写体を写した日付が一致するか(S614)?NOであれば、S613に戻る。YESであれば、記録部046にある画像の内容を編集内容として流用する。内容が未記入もしくは不足、変更の場合にはテキスト入力する(S615)。
そして、日付が一致しない時には、画像の内容が未記入であるので、テキスト入力部からその内容を入力して記録部046に記録する。なお、日付に加えて、午前、午後の区別を付け加えても良い。次に編集した日付をBTで転送する(S616)。
編集した日付を記録する(S617)。ディスプレイの画像に対応した日付、場所、内容のスマートフォン030での編集完了(S618)。
BTでそのテキスト情報と編集した日付をスマートフォン030からデジタルカメラ001に転送して(S619)メモリカード049に書きこんで画像データと一体管理がされて、デジタルカメラ001での編集も完了する(S620)。
【実施例2】
【0044】
本発明の別の基本構成を図4、5,6,8を用いて説明する。
本発明での使用者は、スマートフォン030とデジタルカメラ001を保持していることを前提とする。
実施例1でも述べた発明の第一段階、第二段階までは、実施例1と同じである。しかし、実施例2では、第三段階つまり写真を編集する時の様態が異なり、図3ではなくて図4の様態をとる。図4においても図1,2,3と同じ装置、構成要素については同一番号を付して説明を省略する。図4において図示はしていないが、例えば、ヒンジ構造を持つ特殊なフォルダーにスマートフォン030とデジタルカメラ001を挿入する。そして、特殊なフォルダーにはスマートフォン030とデジタルカメラ001とを機械的に接続するヒンジと、電気的に接続するコネクタが装着されている。スマートフォン030がおかれた、例えば、机050となす角度は037であり、デジタルカメラ001がおかれた机050となす角度は016である。スマートフォン030のコネクタ036とデジタルカメラ001のコネクタ007を電気的に接続する。従って、図3、5における、BTブルートゥースの代わりに接続線0201で直接接続する。
【0045】
実施例2では、直接電気的に接続されているので、デジタルカメラ001にある画像情報を時間遅延なくスマートフォン030に転送できるので、スマートフォン030で全ての編集が可能である。
実施例2では、実施例1との変更点を図6では文言で補い、図7の代わりに図8を用いて説明する。すなわち、図6において、S605、S612のBTで転送をする代わりにコネクタを介して直接接続する。
図8において、内容部に画像の内容をテキスト入力する(S612)。コネクタを介して、画像情報と編集した日付情報がデジタルカメラ001からスマートフォン030に転送される(S6161)。
画像情報とそれに対応した日付、場所、内容、編集した日付のテキスト情報を記録して編集完了(S6181)。メールの送り先のアドレス他と本文をテキスト入力する。メールに編集した画像を添付して送信して電源をオフする(S621、S622)。
【実施例3】
【0046】
図9は、本発明における電子記録媒体に関わるブロック図を示す。同図において、015はテキスト情報記録部であり、前記したテキスト情報記録部013,043,044,046に相当する。012は画像情報記録部、048はメモリカードIF部、049はメモリカードを表す。
011,012は図5と同一番号を付して示してある。テスト情報の記録部015には、撮像時の日付情報とともに、場所情報と内容情報に加えて編集した日付情報が記録される。すなわち、流れ図では、S607の後で信号が012と015に書き込まれる。
また、S620の時に、撮影した日付情報と共に場所情報と内容情報に加えて編集した日付情報が新しいテキスト情報として015に再記録される。012と015に記録された画像情報と全てのテキスト情報とが、メモリカードIF部048を通じて、メモリカード049に書き込まれる。
【実施例4】
【0047】
本発明の他の実施例について図10、11を用いて説明する。
図10,11において、図1、2,3、4と同一番号であるのは、同じ装置、構成要素であるので説明を省略する。図10において、デジタルカメラ001とスマートフォン030とは電気的に接続線0201を介して直接接続されている。図10において、スマートフォン030にはデジタルカメラ010から直接転送された複数の小さな画像(サムネイル)038が複数表示されている。
利用者はこれらのサムネイル画像の中から選択して必要な画像をデジタルカメラ001のディスプレイ006に表示する。
【0048】
次に、選択した写真(画像情報)を編集した後でのレイアウトの選択を行う。スマートフォン030には、被写体の画像だけ0062、左側と下側にテキスト情報を記載0063,0351、上側にテキスト情報を記載0064,0352,、画像の中に重畳してテキスト情報について記載0065,0353の4ケースを表示させている。これらの画像の中から、左側と下側にテキスト情報を記載したレイアウトを選択してデジタルカメラの001のディスプレイ006に表示する。
このように、2つの装置で類似の大きさのディスプレイを同時に利用することで違和感がないので利用者の利便性を図ることができる。
【実施例5】
【0049】
本発明の他の実施例について図12用いて説明する。
図12において、図1、2,3、4と同一番号であるのは、同じ装置、構成要素であるので説明を省略する。
実施例5では、デジタルカメラ001のディスプレイ006もスマートフォンのディスプレイ031と併せてテキスト情報の表示に利用する。図12は、メールを送付する例を示している。メールのアドレス、本文や画像に添付する情報をデジタルカメラのディスプレイ006に表示している。
【0050】
この他にも、限られた類似のサイズのディスプレイを同時に使う例としては、スマートフォン030を指でタッチする毎に変わるインターネットの画面操作において、タッチする前の画像をデジタルカメラ010のディスプレイ006に表示しても良い。
【0051】
デジタルカメラ010のディスプレイ006上に表示した編集された画像情報を見ながら、スマートフォン030を直接口と耳にあてて、利用者が音声を送受信することも出来る。
【実施例6】
【0052】
本発明の他の実施例について、図4、5,6,8を用いて説明する。
本発明での使用者は、スマートフォン030とデジタルカメラ001を保持していることを前提とする。
図4においても図1,2,3と同じ装置、構成要素については同一番号を付して説明を省略する。図4において図示はしていないが、例えば、ヒンジ構造を持つ特殊なフォルダーにスマートフォン030とデジタルカメラ001を挿入する。そして、特殊なフォルダーにはスマートフォン030とデジタルカメラ001とを機械的に接続するヒンジと、電気的に接続するマイクロUSB(Universal Standard Bus)コネクタが装着されている。スマートフォン030のマイクロUSBコネクタ036とデジタルカメラ001のマイクロUSBコネクタ007を電気的に接続する。
従って、図3、5における、BTブルートゥースの代わりに接続線0201で直接接続する。これらのマイクロUSB(Universal Standard Bus)コネクタは図示をしていないが夫々専用のハードウエアとソフトウエアで制御される。これらスマートフォン030およびもしくはデジタルカメラ001のマイクロUSBコネクタのハードウエアとソフトウエアのいずれかもしくは両方を調節することで、例えば、信号入力およびもしくは信号出力が時系列で変わる、USBコネクタの信号端子を制御する同期信号の位相を逆転する(180度ずらす)ことでスマートフォン030とデジタルカメラ001は、物理的にも論理的にも接続が可能となる。この方法によれば、スマートフォン全体を制御するOS(Operating System)を変更しなくても良い。図5、6、8において、実施例2でコネクタをマイクロUSBコネクタとすれば同じ作用であるので、説明は省略する。なお、ヒンジ構造の特殊なフォルダーはなくても良い。また、本実施例は、全てのタイプのUSBコネクタに適用可能である。
【0053】
以上、実施例1から6までを例として本発明を記述してきたが、本発明の思想はこれらの例に留まらない。すなわち、実施例では、2つの電子機器をデジタルカメラ010とスマートフォン030に限って説明してきたが、デジタルカメラ010だけではなくて、ビデオムービーでも良い。
また、スマートフォン030だけではなくて、タブレットPC,ノートPCでも良い。
デジタルカメラ010とスマートフォン030の水平面に対する角度を計測する目的で、角度センサがそれぞれの電子機器に内臓されていても良い。計測結果は、例えば、ブルートゥースでスマートフォン030に送られて、比較することが出来る。又、電子記録媒体もフラッシュメモリに限らず、携帯性のあるあらゆる電子記録媒体にも適用できる。本発明の精神、思想、並びに概念が及ぶ実施物の全て、即ち、添付されている請求項目に述べられた特徴に囲まれた範囲及びそれと等価なものの中で具体化されたいかなる可能な実施物を含んでいる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2013年8月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも、メールを送受信ができる無線部と、テキスト情報を入力する入力部と、該テキスト情報を表示する第一の表示部とを有するスマートフォンと、少なくとも、レンズの口径が3mm以上もしくは光学ズームおよびもしくは交換レンズがあるカメラ部とカメラで撮像した画像情報を表示する第二の表示部と日付情報を記録する記録部とを有するデジタルカメラとにおいて、該デジタルカメラの該第二の表示部に該画像情報を編集の目的で再生表示して、該画像情報の少なくとも内容の一部に関わるテキスト情報を該スマートフォンの該入力部を用いて入力して該テキスト情報を該スマートフォンの該第一の表示部に同じ時間に表示させて、該スマートフォンと該デジタルカメラが併せ持つ有線電気的端子(コネクタ)およびもしくは無線送受信端子を通じて該スマートフォンと該デジタルカメラとを互いに接続して少なくとも該画像情報を該スマートフォンに転送すること、を特徴とするスマートフォンとデジタルカメラの結合システム。
【請求項2】
請求項1において、該スマートフォンと該デジタルカメラの該有線電気的端子(コネクタ)はUSB端子(USBコネクタ)であり、夫々の該USB端子は夫々を制御する専用のソフトウエアおよびもしくはハードウエアがあり、夫々該USB端子のいずれかおよびもしくは両方の該ソフトウエアおよびもしくは該ハードウエアを信号入力およびもしくは信号出力が時系列で変わるように該USBコネクタの該信号端子を制御する同期信号の位相を逆転する(180度ずらす)ことで、該スマートフォンと該デジタルカメラは少なくとも該画像情報およびもしくは該テキスト情報とが相互に転送できるように双方向に接続すること、を特徴とするスマートフォンとデジタルカメラの結合システム。
【請求項3】
請求項1、2において、少なくとも該画像情報に該テキスト情報を添付およびもしくは付加して該スマートフォンの該無線部からメールに添付して送信すること、を特徴とするスマートフォンとデジタルカメラの結合システム。
【請求項4】
請求項1,2において、該画像情報に関わる少なくとも内容に関わるテキスト情報の他の一部は、該画像情報を撮像した日付より時間的に先行して該スマートフォンに入力記録されていること、を特徴とするスマートフォンとデジタルカメラの結合システム。
【手続補正書】
【提出日】2013年11月5日
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テキスト情報を入力する入力部と該テキスト情報を表示する第一の表示部とを有する第一の電子機器と、カメラ部と前記カメラで撮像した画像情報を表示する第二の表示部を有する第二の電子機器が接続される結合システムであって、
該第一の電子機器の入力部からテキスト情報入力されるときに、第二の電子機器の第二の表示部に該画像情報を表示させながら該第一の電子機器の第一の表示部に該画像情報を表示させることなく該テキスト情報を表示させる結合システム。
【請求項2】
請求項1又は記載の結合システムにおいて、
前記第一の電子機器は、画像情報にテキスト情報を添付およびもしくは付加して送信する送信を備える結合システム。
【請求項3】
請求項1記載の結合システムにおいて、
第一の電子機器と該第二の電子機器とはUSB端子を介して接続されている結合システム。
【請求項4】
請求項1又は記載の結合システムにおいて、
該画像情報内容に関するテキスト情報は、該画像情報を撮像した日付より時間的に先行して該第一の電子機器に入力記録された情報が含まれる結合システム。
【手続補正書】
【提出日】2013年11月22日
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テキスト情報を入力する入力部と該テキスト情報を表示する第一の表示部とを有する第一の電子機器と、カメラ部と前記カメラで撮像した画像情報を表示する第二の表示部を有する第二の電子機器が接続される結合システムであって、
該第一の電子機器の入力部からテキスト情報入力されるときに、第二の電子機器の第二の表示部に該画像情報を表示させながら該第一の電子機器の第一の表示部に該画像情報を表示させることなく該テキスト情報を表示させる結合システム。
【請求項2】
請求項1記載の結合システムにおいて、
前記第一の電子機器は、画像情報にテキスト情報を添付およびもしくは付加して送信する送信を備える結合システム。
【請求項3】
請求項1又は記載の結合システムにおいて、
第一の電子機器と該第二の電子機器とはUSB端子を介して接続されている結合システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか記載の結合システムにおいて、
該画像情報内容に関するテキスト情報は、該画像情報を撮像した日付より時間的に先行して該第一の電子機器に入力記録された情報が含まれる結合システム。