【実施例】
【0048】
以下、本発明の実施例について、添付の図面を参照して詳細に説明すると、次のとおりである。
【0049】
[実施例1]
図1から
図3を参照すると、本発明の第1実施例によるインペラ100は、ハブ110と覆い板120との間に形成された内部空間110aに配置されたブレード130を含む。これにより、前記ブレード130を介して覆い板120とハブ110を連結する。
【0050】
前記ハブ110は、中心部に清掃機モータ10のシャフト13が装着される装着孔111が形成されて、全体的に円板状に形成される。また、前記覆い板120は、空気を流入するために中心部に円形に形成された流入口121と、前記流入口121から外側に向かって形成された円板部122と、を含む。
【0051】
このような覆い板120は、ハブ110の上部に対応して配置されることで、インペラ100に内部空間110aおよび出口110bを形成し、前記内部空間110aに多数のブレード130が放射状に配列されて配置される。
【0052】
前記ブレード130は、一種の片(Strip)であって、長さ方向に湾曲(Curvature)する。ここで、前記覆い板120に形成された流入口121側に位置し、覆い板120とハブ110を連結するブレード130の先端A、Bから流入口121の中心Cまでの距離R1と、前記流入口121のリム(Rim)から流入口121の中心Cまでの最小距離RAとが同様である。
【0053】
すなわち、一例として、前記流入口121のリムから流入口121の中心Cまでの距離RAが51.285mmであり、前記ブレード130の先端A、Bから流入口121の中心Cまでの距離R1もまた51.285mmである。
【0054】
したがって、前記ブレード130の先端A、Bから流入口121の中心Cまでの距離と、流入口121のリムから流入口121の中心Cまでの最小距離とが同様に形成されて、前記流入口121を介して流入された空気が前記ブレード130の先端A、Bによりすぐ案内されることで、従来技術によるインペラ(Impeller)において発生する剥離現象を防止することができる。
【0055】
一方、流入口121側に位置するブレード130の先端A、Bの高さB1と、出口110b側に位置する前記ブレード130の後端a、bの高さB2との割合(B1:B2)が2.4〜2.6である。すなわち、一例として、前記ブレード130の先端A、Bの高さB1が38.01mmであり、前記ブレード130の後端a、bの高さB2が15.21mmである。
【0056】
また、前記出口110bの直径D2と前記流入口121の直径D1との割合(D2:D1)が2.2〜2.4であり、その一例として、流入口121の直径D1が94.88mmである。また、前記出口110bの直径D2が217.14mmである。
【0057】
また、前記ブレード130の先端A、Bを流入口121の中心Cを基準として360度回転させて形成された面積をF1と定義し、前記流入口121の面積をF0と定義すると、その割合(F1:F0)が1.4〜1.5である。
【0058】
すなわち、これは、F0=πR1
2、F1=2πRAB1と定義することができる。
【0059】
図4を参照すると、清掃機モータ10は、通常のスイッチドリラクタンスモータ(SRM)を構成する固定子11と、回転子12と、シャフト13と、を含み、ここで、回転子12は、固定子11の内部中央に回転自在に設けられ、シャフト13は、前記回転子12の中心部に設けられる。また、前記シャフト13にハブ110が装着孔111を介して装着されて清掃機モータ10の駆動の際に回転運動する。
【0060】
したがって、本発明の第1実施例によるインペラ100は、前記清掃機モータ10の回転の際に流入口121を介して内部空間110aに流入された空気がブレード130の先端A、Bによって案内された後、それぞれのブレード130によって均一に分散されて、最終的に出口110bを介して排出される。
【0061】
[実施例2]
図5から
図7を参照すると、本発明の第2実施例によるインペラ200は、ハブ210と覆い板220との間に形成された内部空間210aに配置されたブレード230を含む。これにより、前記ブレード230を介して覆い板220とハブ210を連結する。
【0062】
前記ハブ210は、中心部に清掃機モータ10のシャフト13が装着される装着孔211が形成されて、全体的に円板状に形成される。また、前記覆い板220は、空気を流入するために中心部に円形に形成された流入口221と、前記流入口221から外側に向かって形成された円板部222と、を含む。
【0063】
ここで、前記円板部222は、楕円形の曲線状に湾曲(Round)する。すなわち、ブレード230と当接する円板部222の曲率を楕円形の曲線状に形成して変曲点を除去することで、流動により発生する覆い板220の剥離現象を防止する。また、前記円板部222の曲率の中心(Center)は、ブレード230の先端Aが覆い板220と連結される高さと実質的に同様に形成する。
【0064】
したがって、このような覆い板220がハブ210の上部に対応して配置されることで、インペラ200に内部空間210aおよび出口210bを形成するとともに、前記内部空間210aを経て出口210bに排出される空気の流動を安定化させて、剥離現象を防止する。
【0065】
前記ブレード230は、一種の片(Strip)であって、長さ方向に湾曲(Curvature)して、内部空間210aに放射状に配列されて配置される。この際、前記覆い板220に形成された流入口221側に位置し、覆い板220とハブ210を連結するブレード230の先端A、Bから前記流入口221の中心Cまでの距離R1と、流入口221のリム(Rim)から流入口221の中心Cまでの最小距離RAとが同様である。
【0066】
すなわち、一例として、前記流入口221のリムから流入口221の中心Cまでの距離RAが51.285mmであり、前記ブレード230の先端A、Bから流入口221の中心Cまでの距離R1もまた51.285mmである。
【0067】
したがって、前記ブレード230の先端A、Bから流入口221の中心Cまでの距離と、流入口221のリムから流入口221の中心Cまでの最小距離とが同様に形成されて、前記流入口221を介して流入された空気が前記ブレード230の先端A、Bによりすぐ案内されることで、従来技術によるインペラ(Impeller)において発生する剥離現象を防止することができる。
【0068】
一方、流入口221側に位置する前記ブレード230の先端A、Bの高さB1と、出口210b側に位置する前記ブレード230の後端a、bの高さB2との割合(B1:B2)が2.4〜2.6である。すなわち、一例として、前記ブレード230の先端A、Bの高さB1が38.01mmであり、前記ブレード230の後端a、bの高さB2が15.21mmである。
【0069】
また、前記出口210bの直径D2と前記流入口221の直径D1との割合(D2:D1)は2.2〜2.4であり、その一例として、流入口221の直径D1が94.88mmである。また、前記出口210bの直径D2が217.14mmである。
【0070】
また、前記ブレード230の先端A、Bを流入口221の中心Cを基準として360度回転させて形成された面積をF1と定義し、前記流入口221の面積をF0と定義すると、その割合(F1:F0)が1.4〜1.5である。
【0071】
すなわち、これは、F0=πR1
2、F1=2πRAB1と定義することができる。
【0072】
図8を参照すると、清掃機モータ10は、通常のスイッチドリラクタンスモータ(SRM)を構成する固定子11と、回転子12と、シャフト13と、を含み、ここで、回転子12は、固定子11の内部中央に回転自在に設けられ、シャフト13は、前記回転子12の中心部に設けられる。また、前記シャフト13にハブ210が装着孔211を介して装着されて清掃機モータ10の駆動の際に回転運動する。
【0073】
したがって、本発明の第2実施例によるインペラ200において、前記清掃機モータ10の回転の際に流入口221を介して内部空間210aに流入された空気がブレード230の先端A、Bによって案内され、覆い板220の円板部222を介して空気の流動が安定化した状態でそれぞれのブレード230によって均一に分散された後、最終的に出口210bを介して排出される。
【0074】
[実施例3]
図9を参照すると、本発明の第3実施例によるインペラ300は、ハブ310と覆い板320との間の内部空間310aに配置されたブレード330を含む。これにより、前記ブレード330を介して覆い板320とハブ310を連結する。
【0075】
前記ブレード330は、一種の片(Strip)であって、長さ方向に湾曲(Curvature)して、内部空間310aに放射状に配列されて配置される。この際、前記覆い板320に形成された流入口321側に位置するブレード330の先端A、Bから前記流入口321の中心Cまでの距離R1が、流入口321のリム(Rim)から流入口321の中心Cまでの距離RAより小さい。
【0076】
すなわち、一例として、前記流入口321のリムから流入口321の中心Cまでの距離RAが51.285mmであると、前記ブレード330の先端A、Bから流入口321の中心Cまでの距離R1はこれより小さい。したがって、前記流入口321を介してインペラ300の内部に流入された空気が前記ブレード330の先端A、Bにより案内されることで、従来技術によるインペラ(Impeller)において発生する剥離現象を防止することができる。
【0077】
図10および
図11を参照すると、流入口321を介して流入された空気が最初に触れるブレード330の上面331は、前記流入口321を基準として傾斜する。その一例として、前記上面331が上方および下方に5度の角度で傾斜する。
【0078】
また、通常、覆い板320に直角(90度)に形成されたブレード330の先端A、Bの構成が改善する。その一例として、前記覆い板320に向かって形成された直線が前方および後方に5度の角度で傾斜する。
【0079】
図12および
図13を参照すると、ハブ310は、中心部に清掃機モータ10のシャフト13が装着される装着孔311が形成されて、全体的に円板状に形成される。また、前記覆い板320は、空気を流入するために中心部に円形に形成された流入口321と、前記流入口321から外側に向かって形成された円板部322と、を含む。
【0080】
ここで、前記円板部322は、楕円形の曲線状に湾曲(Round)する。すなわち、ブレード330と当接する円板部322の曲率を楕円形の曲線状に形成して変曲点を除去することで、流動により発生する覆い板320の剥離現象を防止する。また、前記円板部322の曲率の中心(Center)は、ブレード330の先端Aが覆い板320と連結される高さと実質的に同様に形成する。
【0081】
したがって、このような覆い板320がハブ310の上部に対応して配置されることで、インペラ300に内部空間310aおよび出口310bを形成するとともに前記内部空間310aを経て出口310bに排出される空気の流動を安定化させて、剥離現象を防止する。
【0082】
一方、流入口321側に位置する前記ブレード330の先端A、Bの高さB1と、出口310b側に位置する前記ブレード330の後端a、bの高さB2との割合(B1:B2)が2.4〜2.6である。すなわち一例として、前記ブレード330の先端A、Bの高さB1が38.01mmであり、前記ブレード330の後端a、bの高さB2が15.21mmである。
【0083】
また、出口310bの直径D2と前記流入口321の直径D1との割合(D2:D1)は2.2〜2.4であり、その一例として、流入口321の直径D1は94.88mmである。また、前記出口310bの直径D2が217.14mmである。
【0084】
また、前記ブレード330の先端A、Bを流入口321の中心Cを基準として360度回転させて形成された面積をF1と定義し、前記流入口321の面積をF0と定義すると、その割合(F1:F0)は1.4〜1.5である。
【0085】
すなわち、これは、F0=πR1
2、F1=2πRAB1と定義することができる。
【0086】
図14を参照すると、清掃機モータ10は、通常のスイッチドリラクタンスモータ(SRM)を構成する固定子11と、回転子12と、シャフト13と、を含み、ここで、回転子12は、固定子11の内部中央に回転自在に設けられ、シャフト13は、前記回転子12の中心部に設けられる。また、前記シャフト13にハブ310が装着孔311を介して装着されて清掃機モータ10の駆動の際に回転運動する。
【0087】
したがって、本発明の第3実施例によるインペラ300において、前記清掃機モータ10の回転の際に流入口321を介して内部空間310aに流入された空気がブレード330の先端A、Bによって案内され、覆い板320の円板部322を介して空気の流動が安定化した状態でそれぞれのブレード330によって均一に分散された後、最終的に出口310bを介して排出される。
【0088】
以上、本発明を具体的な実施例に基づいて詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものであり、本発明はこれに限定されず、該当分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想内にての変形や改良が可能であることは明白であろう。
【0089】
本発明の単純な変形乃至変更はいずれも本発明の領域に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は添付の特許請求の範囲により明確になるであろう。