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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-40432(P2015-40432A)
(43)【公開日】2015年3月2日
(54)【発明の名称】断熱パネル及びその取付構造
(51)【国際特許分類】
   E04B 1/80 20060101AFI20150203BHJP
【FI】
   E04B1/80 V
   E04B1/80 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2013-172450(P2013-172450)
(22)【出願日】2013年8月22日
(71)【出願人】
【識別番号】000207436
【氏名又は名称】日鉄住金鋼板株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清
(74)【代理人】
【識別番号】100155745
【弁理士】
【氏名又は名称】水尻 勝久
(74)【代理人】
【識別番号】100143465
【弁理士】
【氏名又は名称】竹尾 由重
(74)【代理人】
【識別番号】100155756
【弁理士】
【氏名又は名称】坂口 武
(74)【代理人】
【識別番号】100161883
【弁理士】
【氏名又は名称】北出 英敏
(74)【代理人】
【識別番号】100136696
【弁理士】
【氏名又は名称】時岡 恭平
(74)【代理人】
【識別番号】100162248
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 豊
(72)【発明者】
【氏名】茶木 康友
【テーマコード(参考)】
2E001
【Fターム(参考)】
2E001DD01
2E001FA09
2E001FA71
2E001GA42
2E001HA03
2E001HA21
2E001HA32
2E001HA33
2E001HB02
2E001HB03
2E001HB04
2E001HB08
2E001HD02
2E001HD03
2E001KA01
2E001LA01
2E001LA18
(57)【要約】
【課題】断熱パネルを壁下地に取り付けるにあたり、部材点数や施工の手間の増加を抑制することができ、しかも屋外での使用であっても耐久性の低下を生じにくくすることができる断熱パネルを提供する。
【解決手段】本発明の断熱パネル4は、二枚の金属外皮1、2の間に芯材3が充填された断熱パネル4である。一方の端部に設けられた第一の支持体5aと、他方の端部に設けられた第二の支持体5bとを備える。第一の支持体5aが断熱パネル4の外側に向けて突出する第一固定部52aを有している。第二の支持体5bが断熱パネル4の外側に向けて突出する第二固定部52bを有している。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
二枚の金属外皮の間に芯材が充填された断熱パネルであって、
一方の端部に設けられた第一の支持体と、
他方の端部に設けられた第二の支持体とを備え、
前記第一の支持体が前記断熱パネルの外側に向けて突出する第一固定部を有しており、
前記第二の支持体が前記断熱パネルの外側に向けて突出する第二固定部を有していることを特徴とする断熱パネル。
【請求項2】
請求項1に記載の断熱パネルの取付構造であって、
建築物の上側の壁下地に第一の固定具を取り付け、前記第一の固定具と、前記第一の支持体の前記第一固定部とを連結すると共に、前記建築物の下側の壁下地に第二の固定具を取り付け、前記第二の固定具と、前記第二の支持体の前記第二固定部とを連結して成ることを特徴とする断熱パネルの取付構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の屋外での使用に好適な断熱パネル及びその取付構造に関するものである。さらに具体的には、二枚の金属外皮が共に屋外にある状態での使用に適した断熱パネル及びその取付構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、二枚の金属外皮の間に芯材が充填された金属製の断熱パネルを建築物の外装等に設けることが行われている。このような断熱パネルを壁下地に取り付けるにあたっては、断熱パネルと壁下地との間に胴縁を介在させ、この胴縁の前面に断熱パネルを配置した状態で、屋外側の金属外皮の前面からビス等の固着具を打入し、当該胴縁に断熱パネルを固着する。断熱パネルの屋外側の金属外皮の前方から打入された固着具は、屋外側の金属外皮・芯材・屋内側の金属外皮の順に貫通し、その後胴縁にまで打ち込まれる。また、特許文献1では、壁下地に定規部材を取り付けると共に、断熱パネルの屋内側の金属外皮に取付プレートをボルト等で固着し、取付プレートを定規部材に取り付けて施工するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−92496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の発明では、断熱パネルを壁下地に取り付けるにあたって、胴縁や定規部材等が別途必要となり、また、断熱パネルを胴縁等に固定するために、断熱パネルにビスの貫通孔を開けるなどの施工も必要となり、部材点数や施工の手間が増加するという問題があった。また、特許文献1に記載の発明では、断熱パネルの屋内側の金属外皮にボルト等の孔が開くため、雨掛かりになるとボルト等の孔から断熱パネルの内部へ雨水が侵入しやすくなり、断熱パネルの耐久性等が低下することがあった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、断熱パネルを壁下地に取り付けるにあたり、部材点数や施工の手間の増加を抑制することができ、しかも屋外での使用であっても耐久性の低下を生じにくくすることができる断熱パネル及びその取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る断熱パネルは、二枚の金属外皮の間に芯材が充填された断熱パネルであって、
一方の端部に設けられた第一の支持体と、
他方の端部に設けられた第二の支持体とを備え、
前記第一の支持体が前記断熱パネルの外側に向けて突出する第一固定部を有しており、
前記第二の支持体が前記断熱パネルの外側に向けて突出する第二固定部を有していることを特徴とするものである。
【0007】
本発明に係る断熱パネルの取付構造は、前記断熱パネルの取付構造であって、
建築物の上側の壁下地に第一の固定具を取り付け、前記第一の固定具と、前記第一の支持体の前記第一固定部とを連結すると共に、前記建築物の下側の壁下地に第二の固定具を取り付け、前記第二の固定具と、前記第二の支持体の前記第二固定部とを連結して成ることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、断熱パネルが固定具を備えることにより、断熱パネルを壁下地に取り付けるにあたって、部材点数や施工の手間の増加を抑制することができるものである。また、施工時に金属外皮に取付用の孔を形成しないため、断熱パネルの内部に雨水が侵入しにくくなり、屋外での使用であっても耐久性の低下を生じにくくすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態に係る断熱パネルを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面視断面図である。
図2】本発明の一実施形態に係る断熱パネルの取付構造を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のD−D線における水平断面図である。
図3】前記実施形態に係る断熱パネルの取付構造を示し、(a)は図2(a)のA−A線における側面図、(b)は図2(a)のB−B線における側面視断面図、(c)は図2(a)のC−C線における側面視断面図である。
図4】前記実施形態に係る断熱パネルの変形例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面視断面図である。
図5】前記実施形態に係る断熱パネルの変形例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面視断面図である。
図6】前記実施形態に係る断熱パネルが建築物の外装ルーバーとして取り付けられる様子を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の具体的な実施形態について説明する。
【0011】
本実施形態に係る断熱パネル4は、主に、建築物の外装ルーバーとして用いられる。尚、本実施形態に係る断熱パネル4は、外装ルーバーとしてだけでなく、外壁材や内壁材、目隠し用のパネルなどとして用いられてもよい。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態に係る断熱パネル4を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面視断面図である。本実施形態に係る断熱パネル4は、図1(b)における左右方向が幅方向となっており、上下方向が長さ方向となっている。本実施形態に係る断熱パネル4は、二枚の金属外皮1、2の間に芯材3が充填された、いわゆるサンドイッチパネルとして形成されるものである。断熱パネル4は、一方の端部に設けられた第一の支持体5aと、他方の端部に設けられた第二の支持体5bとを備える。第一の支持体5aが断熱パネル4の外側に向けて突出する第一固定部52aを有している。第二の支持体5bが断熱パネル4の外側に向けて突出する第二固定部52bを有している。
【0013】
二枚の金属外皮1、2は、例えば、亜鉛めっき鋼板、塗装鋼板、ガルバリウム鋼板(登録商標)、ステンレス鋼板、アルミニウム鋼板、チタン板等の金属板を、ロール成形加工や曲げ加工等で所望の形状に成形することにより得ることができる。また、金属外皮1、2の厚みはいずれも、例えば、0.2〜2.0mmにすることができる。
【0014】
金属外皮1、2はその中央部の大部分が略平板状の板状部100、200に形成されている。金属外皮1、2の上下端部の形状は、所望の形状に形成されて良い。図1(c)に示すように、金属外皮1の上端部先端は、屈曲加工されて断熱パネル4の上面の一部を覆うように形成されていても良い。具体的には、金属外皮1の上端部先端が屈曲加工され、板状部100側から上側平坦部前片16と、上側凸条部17と、中央平坦部18とがこの順に形成されている。上側平坦部前片16は、金属外皮1の上部先端が金属外皮2側へ略垂直に屈曲加工されたものであり、断熱パネル4の幅方向の全長に亘って平坦に形成されている。上側凸条部17は、上側平坦部前片16の先端が外方へ折り返し屈曲加工されたものであり、断熱パネル4の幅方向の全長に亘って側面視略上下逆U字状に形成されている。中央平坦部18は、上側凸条部17の先端が金属外皮2側へ略垂直に屈曲加工されたものであり、断熱パネル4の幅方向の全長に亘って平坦に形成されている。
【0015】
また、金属外皮2の上端部先端は、屈曲加工されて断熱パネル4の上面の一部を覆うように形成されていても良い。具体的には、金属外皮2の上端部先端が屈曲加工され、板状部200側から上側平坦部前片19と、上側凸条部20と、中央平坦部21とがこの順に形成されている。上側平坦部前片19は、金属外皮2の上部先端が金属外皮1側へ略垂直に屈曲加工されたものであり、断熱パネル4の幅方向の全長に亘って平坦に形成されている。上側凸条部20は、上側平坦部前片19の先端が外方へ折り返し屈曲加工されたものであり、断熱パネル4の幅方向の全長に亘って側面視略上下逆U字状に形成されている。中央平坦部21は、上側凸条部20の先端が金属外皮1側へ略垂直に屈曲加工されたものであり、断熱パネル4の幅方向の全長に亘って平坦に形成されている。
【0016】
尚、金属外皮1、2の下端部も上端部と同様に形成されており、上端部が上下反転した形状となっている。この場合、金属外皮1が屈曲加工されて、板状部100側から下側平坦部前片22と、下側凸条部23と、中央平坦部24とがこの順に形成され、金属外皮2が屈曲加工されて、板状部200側から下側平坦部前片25と、下側凸条部26と、中央平坦部27とがこの順に形成されている。
【0017】
金属外皮1、2の左右両側端部の形状は、所望の形状に形成されて良い。図1(a)に示すように、金属外皮1の側端部先端は、屈曲加工されて断熱パネル4の側面の一部を覆うように形成されていても良い。具体的には、金属外皮1の側端部先端が屈曲加工され、板状部100側から前方平坦部11と、前方凸条部12と、中央平坦部10とがこの順に形成されている。前方平坦部11は、金属外皮1の側端部先端が金属外皮2側へ略垂直に屈曲加工されたものであり、断熱パネル4の全長に亘って平坦に形成されている。前方凸条部12は、前方平坦部11の先端が外方へ折り返し屈曲加工されたものであり、断熱パネル4の全長に亘って平面視略倒U字状に形成されている。中央平坦部10は、前方凸条部12の先端が金属外皮2側へ略垂直に屈曲加工されたものであり、断熱パネル4の全長に亘って平坦に形成されている。
【0018】
また、金属外皮2の両側端部の形状も、金属外皮1と同様に、金属外皮2の側端部先端が屈曲加工されて断熱パネル4の側面の一部を覆うように形成されていても良い。具体的には、金属外皮2の側端部先端が屈曲加工され、板状部200側から前方平坦部14と、前方凸条部15と、中央平坦部13とがこの順に形成されている。前方平坦部14は、金属外皮2の側端部先端が金属外皮1側へ略垂直に屈曲加工されたものであり、断熱パネル4の全長に亘って平坦に形成されている。前方凸条部15は、前方平坦部14の先端が外方へ折り返し屈曲加工されたものであり、断熱パネル4の全長に亘って平面視略倒U字状に形成されている。中央平坦部13は、前方凸条部15の先端が金属外皮1側へ略垂直に屈曲加工されたものであり、断熱パネル4の全長に亘って平坦に形成されている。
【0019】
芯材3は、断熱性を有することが好ましく、さらに、防火性や耐火性を有するものであることが好ましい。具体的には、芯材3としては、ロックウールやグラスウールなどの無機繊維材や、ウレタンフォームやフェノールフォームなどの樹脂発泡体等が挙げられる。芯材3は、上記無機繊維材や樹脂発泡体などをブロック状や棒状や層状や短冊状に成形したものを複数個並べて組み合わせ、全体形状を板状としたものである。また、断熱パネル4の端部(特に、上端部と下端部)には、上記無機繊維材や樹脂発泡体よりも耐火性の高い材料で形成された芯材3を用いることができ、例えば、石膏や珪酸カルシウムなどの無機材料からなる芯材3を用いることができる。
【0020】
本実施形態においては、断熱パネル4が補強材7を備えていることが好ましい。この場合、断熱パネル4の剛性や強度を高めることができる。補強材7は、図2(b)に示すように、金属外皮1の板状部100と芯材3との間及び金属外皮2の板状部200と芯材3との間に設けられている。この補強材7は、断熱パネル4の長さ方向の略全長に亘って設けられている。補強材7は、金属材料等の適宜の材料から形成される。補強材7は、矩形板状の固着片7bと、固着片7bの両方の端部から固着片7bと略垂直に突設した一対の対向する突出片7a、7aとを備えて水平断面略U字状に形成されている。補強材7の一対の対向する突出片7a、7a間には、ブロック状などに成形された芯材3が収容される。
【0021】
第一の支持体5aは、断熱パネル4の一方の端部に設けられる部材である。本実施形態においては、図1に示すように、第一の支持体5aは、断熱パネル4の上端部に設けられる。
【0022】
第一の支持体5aは、支持部51aと、第一固定部52aとを有している。
【0023】
支持部51aは、断熱パネル4の上端部に埋設される部材である。本実施形態においては、図1(c)に示すように、支持部51aは、金属外皮1、2の上端面と芯材3との間に設けられる。支持部51aは、金属材料等の適宜の材料から形成される長尺の部材である。支持部51aは、断熱パネル4の幅方向の全長に亘って設けられる。支持部51aは、図1(c)に示すように、側面視略四角形の筒状に形成されている。支持部51aは、一方の金属外皮1と当接するようにして垂直に配置される第一側片54aと、この第一側片54aと平行に、他方の金属外皮2と当接するようにして配置される第二側片55aと、第一側片54aの上端部と第二側片55aの上端部との間に配置される上片56aと、第一側片54aの下端部と第二側片55aの下端部との間に配置される下片57aとで囲まれて、筒状に形成されている。
【0024】
第一固定部52aは、支持部51aから断熱パネル4の外側に向けて突出する部材である。本実施形態においては、図1に示すように、第一固定部52aは、支持部51aの上面、すなわち、支持部51aの上片56aから上方に向けて断熱パネル4の外側に突出するように形成されている。第一固定部52aは、金属材料等の適宜の材料から形成される。第一固定部52aは、平板状且つ正面視四角形状に形成されている。第一固定部52aには、その厚み方向に、ボルト90が挿通される挿通孔53aが形成されている。本実施形態では、図1(a)及び(b)に示すように、二つの第一固定部52a、52aが、支持部51aの長手方向(断熱パネル4の幅方向)に適宜の間隔をあけて並ぶように形成されている。第一固定部52aは、溶接等で支持部51aの上面(支持部51aの上片56a)に固定されている。
【0025】
第二の支持体5bは、断熱パネル4の他方の端部に設けられる部材である。本実施形態においては、図1に示すように、第二の支持体5bは、断熱パネル4の下端部に設けられる。
【0026】
第二の支持体5bは、支持部51bと、第二固定部52bとを有している。
【0027】
支持部51bは、断熱パネル4の下端部に埋設される部材である。本実施形態においては、図1(c)に示すように、支持部51bは、金属外皮1、2の下端面と芯材3との間に設けられる。支持部51bは、金属材料等の適宜の材料から形成される長尺の部材である。支持部51bは、断熱パネル4の幅方向の全長に亘って設けられる。支持部51bは、図1(c)に示すように、側面視略四角形の筒状に形成されている。支持部51bは、一方の金属外皮1と当接するようにして垂直に配置される第一側片54bと、この第一側片54bと平行に、他方の金属外皮2と当接するようにして配置される第二側片55bと、第一側片54bの上端部と第二側片55bの上端部との間に配置される上片56bと、第一側片54bの下端部と第二側片55bの下端部との間に配置される下片57bとで囲まれて、筒状に形成されている。
【0028】
第二固定部52bは、支持部51bから断熱パネル4の外側に向けて突出する部材である。本実施形態においては、図1に示すように、第二固定部52bは、支持部51bの下面、すなわち、支持部51bの下片57bから下方に向けて断熱パネル4の外側に突出するように形成されている。第二固定部52bは、金属材料等の適宜の材料から形成される。第二固定部52bは、平板状且つ正面視四角形状に形成されている。第二固定部52bには、その厚み方向に、ボルト90が挿通される挿通孔53bが形成されている。本実施形態では、図1(b)に示すように、二つの第二固定部52b、52bが、支持部51bの長手方向(断熱パネル4の幅方向)に適宜の間隔をあけて並ぶように形成されている。第二固定部52bは、溶接等で支持部51bの下面(支持部51bの下片57b)に固定されている。
【0029】
本実施形態においては、断熱パネル4が、第一枠材70を備えていることが好ましい。第一枠材70は、図2(b)に示すように、断熱パネル4の左側端部と右側端部との各々に設けられる部材である。第一枠材70は、金属外皮1、2の左側端面と芯材3との間及び金属外皮1、2の右側端面と芯材3との間に設けられる。第一枠材70は、例えば、アルミニウム等の金属材料から形成される長尺の部材である。この第一枠材70は、断熱パネル4の長さ方向の略全長に亘って設けられる。第一枠材70は、矩形板状の固着片70dと、固着片70dの両方の端部から固着片70dと略垂直に突設した一対の対向する突出片70c、70cとを備えて水平断面略倒U字状に形成されている。固着片70dには、断面視中央部において、突出片70c、70cと反対側に向かって略垂直に突出する凹溝部70aが形成されている。第一枠材70は、一対の対向する突出片70c、70c間の距離が、断熱パネル4の厚み寸法と同じになるよう形成されている。
【0030】
そして、本実施形態に係る断熱パネル4は、二枚の金属外皮1、2の間に芯材3、補強材7、第一の支持体5a、第二の支持体5b及び第一枠材70を設けて一体化することにより形成されている。図2(b)に示すように、芯材3には補強材7が設けられている。この場合、補強材7の一対の対向する突出片7a、7a間に芯材3が配置され、芯材3が、補強材7の固着片7bと突出片7a、7aとに接着されることによって、芯材3の略全長に亘って補強材7が取り付けられている。
【0031】
補強材7を設けた複数本の芯材3は、図2(b)に示すように、裏面を対向させた二枚の金属外皮1、2の間に配置されて二枚の金属外皮1、2の間に充填される。この場合、芯材3及び補強材7は、その長手方向が断熱パネル4の長さ方向と略平行となるように配置される。また、隣り合う芯材3、3は、隣り合う芯材3、3の各々に設けた補強材7が逆向きにして配置される。すなわち、補強材7の固着片7bの表面(芯材3が接着されている面と反対側の面)が一方の金属外皮1の裏面側に向けられた芯材3と、補強材7の固着片7bの表面が他方の金属外皮2の裏面側に向けられた芯材3とが、断熱パネル4の幅方向に交互に並んで配置されている。
【0032】
第一の支持体5aは、断熱パネル4の上端部において、断熱パネル4の幅方向の略全長に亘って設けられている。この場合、第一の支持体5aの支持部51aが、一方の金属外皮1の上側平坦部前片16、上側凸条部17、中央平坦部18並びに他方の金属外皮2の上側平坦部前片19、上側凸条部20、中央平坦部21と、芯材3の上端面との間に配置される。また、第一の支持体5aの第一固定部52aが、一方の金属外皮1の中央平坦部18と、他方の金属外皮2の中央平坦部21との間から、上方に向けて断熱パネル4の外側に突出するように配置される。図3(c)に示すように、支持部51aは、その第一側片54aが接着剤等による接着により、金属外皮1の板状部100に取り付けられている。また、支持部51aは、その第二側片55aが接着剤等による接着により、金属外皮2の板状部200に取り付けられている。
【0033】
また、断熱パネル4の下端部においては、第二の支持体5bが設けられている。この場合、第二の支持体5bの支持部51bが、一方の金属外皮1の下側平坦部前片22、下側凸条部23、中央平坦部24並びに他方の金属外皮2の下側平坦部前片25、下側凸条部26、中央平坦部27と、芯材3の下端面との間に配置される。また、第二の支持体5bの第二固定部52bが、一方の金属外皮1の中央平坦部24と、他方の金属外皮2の中央平坦部27との間から、下方に向けて断熱パネル4の外側に突出するように配置される。図3(c)に示すように、支持部51bは、その第一側片54bが接着剤等による接着により、金属外皮1の板状部100に取り付けられている。また、支持部51bは、その第二側片55bが接着剤等による接着により、金属外皮2の板状部200に取り付けられている。
【0034】
このように支持部51a、51bを金属外皮1、2に接着により取り付けるので、金属外皮1、2にビスやボルトを貫通させないで支持部51a、51bを取り付けることができ、ビス孔やボルト孔による防水性の低下を少なくすることができる。
【0035】
第一枠材70は、断熱パネル4の左側端部と右側端部との各々において、断熱パネル4の長さ方向の略全長に亘って設けられている。図2(b)に示すように、第一枠材70の固着片70dは、一方の金属外皮1の前方平坦部11、前方凸条部12、中央平坦部10並びに他方の金属外皮2の前方平坦部14、前方凸条部15、中央平坦部13と、芯材3の側端面との間に設けられている。第一枠材70の固着片70dは、固着具70bにより、金属外皮1の中央平坦部10に固定されている。また、第一枠材70の固着片70dは、上記固着具70bとは別の固着具70bにより、金属外皮2の中央平坦部13に固定されている。また、第一枠材70の一方の突出片70cと金属外皮1の板状部100の裏面とが当接すると共に、第一枠材70の他方の突出片70cと金属外皮2の板状部200の裏面とが当接している。また、第一枠材70の凹溝部70aが、一方の金属外皮1の中央平坦部10と、他方の金属外皮2の中央平坦部13との間から、断熱パネル4の外側に向けて突出するように配置される。
【0036】
次に、本実施形態に係る断熱パネル4の取付構造を説明する。本実施形態では、上記の断熱パネル4を建築物の開口部500において、上下方向(縦方向)に取り付ける場合について説明する。尚、建築物の開口部500とは、図6に示すように、上下に隣り合う二つの壁下地(上側の壁下地6a、下側の壁下地6b)と、建築物の一方の側壁6cと、建築物の一方の側壁6cと平行に設けられる建築物の他方の側壁6dとによって囲まれて、建築物の外方に向けて開口する空間のことをいう。この場合、断熱パネル4は、建築物の開口部500において、上下に隣り合う上側の壁下地6aと下側の壁下地6bとの間に取り付けられる。本実施形態に係る断熱パネル4の取付構造は、建築物の開口部500の上側の壁下地6aに第一の固定具120を取り付け、第一の固定具120と、第一の支持体5aの第一固定部52aとを連結すると共に、開口部500の下側の壁下地6bに第二の固定具130を取り付け、第二の固定具130と、第二の支持体5bの第二固定部52bとを連結して成る。
【0037】
本実施形態に係る断熱パネル4を用いて外装ルーバーを形成することができる。外装ルーバーは、複数の断熱パネル4を羽根として並べて開口部に設けた一種の鎧戸であり、羽根(断熱パネル4)の向きを調整して雨や日光を遮ることができるものである。図6のように、建築物の窓Mに対して断熱パネル4の表面及び裏面が直交するか、若干、角度を振った状態となるように断熱パネル4を取り付ける。また、建築物の窓Mに対して断熱パネル4の表面及び裏面が平行となるように断熱パネル4を取り付けると、目隠しのような使い方も可能になる。
【0038】
以下に、断熱パネル4の取付構造について更に具体的に説明する。
【0039】
まず、建築物の開口部500の上側の壁下地6aと、建築物の開口部500の下側の壁下地6bとに断熱パネル4を取り付けるための部材が設けられる。図3に示すように、上側の壁下地6aには第一の固定具120が取り付けられる。第一の固定具120は、断熱パネル4の第一の支持体5aの第一固定部52aが取り付けられる部材である。第一の固定具120は、金属材料等の適宜の材料から形成される。第一の固定具120は、取付片120aと、支持片120bとを備えて、側面視略上下逆L字状に形成される短尺の部材である。支持片120bには、その厚み方向に、ボルト90が挿通される挿通孔120cが形成されている。本実施形態では、図2(a)に示すように、二つの第一の固定具120、120が、横方向(左右方向)に適宜の間隔をあけて並ぶように取り付けられている。また、下側の壁下地6bには第二の固定具130が取り付けられる。第二の固定具130は、断熱パネル4の第二の支持体5bの第二固定部52bが取り付けられる部材である。第二の固定具130は、金属材料等の適宜の材料から形成される。第二の固定具130は、取付片130aと、支持片130bとを備えて、側面視略L字状に形成される短尺の部材である。支持片130bには、その厚み方向に、ボルト90が挿通される挿通孔130cが形成されている。本実施形態では、図2(a)に示すように、二つの第二の固定具130、130が、横方向(左右方向)に適宜の間隔をあけて並ぶように取り付けられている。
【0040】
上側の壁下地6aにあっては、その下面に第一の固定具120の取付片120aが取り付けられる。この場合、上側の壁下地6aの下面と第一の固定具120の取付片120aとが、溶接等で固定される。
【0041】
また、下側の壁下地6bにあっては、その上面に第二の固定具130の取付片130aが取り付けられる。この場合、下側の壁下地6bの上面と第二の固定具130の取付片130aとが、溶接等で固定される。
【0042】
そして、断熱パネル4の左側端面と右側端面との各々に第二枠材71が取り付けられる。第二枠材71は、断熱パネル4の左側端部と右側端部との各々に設けられた第一枠材70に取り付けられる部材である。第二枠材71は、例えば、アルミニウム等の金属材料から形成される長尺の部材である。この第二枠材71は、断熱パネル4の長さ方向の略全長に亘って設けられる。図2(b)に示すように、第二枠材71は、矩形板状の板状片71bと、板状片71bの両方の端部から板状片71bと略垂直に突設した一対の対向する突出片71a、71aと、一方の突出片71aの裏面(内面)から内方(外方と反対側の方向)に向かって一方の突出片71aと略垂直に突出する一方の内片71dと、他方の突出片71aの裏面(内面)から内方(外方と反対側の方向)に向かって他方の突出片71aと略垂直に突出する他方の内片71dとを備える。また、板状片71bには、断面視中央部において、板状片71bの裏面(内面)から内方に向かって略垂直に突出する凸条片71cが形成されている。この第二枠材71は、その長手方向を断熱パネル4の長さ方向と略平行にして断熱パネル4の左側端面と右側端面とに各々配置し、第二枠材71の凸条片71cを第一枠材70の凹溝部70aに嵌合することによって、断熱パネル4に第二枠材71が取り付けられる。また、第二枠材71の板状片71bの裏面(内面)と金属外皮1の前方凸条部12の表面との間及び第二枠材71の板状片71bの裏面(内面)と金属外皮2の前方凸条部15の表面との間の各々には、パッキン150が充填される。また、第二枠材71の一方の内片71dと金属外皮1の前方平坦部11の表面との間及び第二枠材71の他方の内片71dと金属外皮2の前方平坦部14の表面との間の各々には、さらに別のパッキン151が充填される。尚、本発明において、パッキンとしては、発泡ウレタン等の合成樹脂発泡体や、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)等の合成ゴムで形成されたものを用いることができる。
【0043】
また、断熱パネル4の上端面の幅方向の全長に亘って第三枠材72が取り付けられる。第三枠材72は、金属外皮1側の上端面と金属外皮2側の上端面との各々に、取り付けられる。第三枠材72は、例えば、アルミニウム等の金属材料から形成される長尺の部材である。図3(c)に示すように、第三枠材72は、水平に配置される板状の板状片72bと、板状片72bの一端から下方に向かって略垂直に突設した突出片72cと、板状片72bの裏面(内面)から下方に向かって突出した側面視略L字状の取付片72aとを備えて形成されている。この第三枠材72は、その長手方向を断熱パネル4の幅方向と略平行にして金属外皮1側の上端面に配置し、第三枠材72の取付片72aの下面と、金属外皮1の上側凸条部17の表面とを接触させた後、固着具72dを第三枠材72の取付片72a及び金属外皮1の上側凸条部17に打ち込むことによって、断熱パネル4に第三枠材72が取り付けられる。また、第三枠材72は、その長手方向を断熱パネル4の幅方向と略平行にして金属外皮2側の上端面に配置し、第三枠材72の取付片72aの下面と、金属外皮2の上側凸条部20の表面とを接触させた後、固着具72dを第三枠材72の取付片72a及び金属外皮2の上側凸条部20に打ち込むことによって、断熱パネル4に第三枠材72が取り付けられる。
【0044】
また、断熱パネル4の下端面の幅方向の全長に亘って第四枠材73が取り付けられる。第四枠材73は、金属外皮1側の下端面と金属外皮2側の下端面との各々に、取り付けられる。第四枠材73は、例えば、アルミニウム等の金属材料から形成される長尺の部材である。図3(c)に示すように、第四枠材73は、水平に配置される板状の板状片73bと、板状片73bの一端から上方に向かって略垂直に突設した突出片73cと、板状片73bの裏面(内面)から上方に向かって突出した側面視略上下逆L字状の取付片73aとを備えて形成されている。この第四枠材73は、その長手方向を断熱パネル4の幅方向と略平行にして金属外皮1側の下端面に配置し、第四枠材73の取付片73aの上面と、金属外皮1の下側凸条部23の表面とを接触させた後、固着具73dを第四枠材73の取付片73a及び金属外皮1の下側凸条部23に打ち込むことによって、断熱パネル4に第四枠材73が取り付けられる。また、第四枠材73は、その長手方向を断熱パネル4の幅方向と略平行にして金属外皮2側の下端面に配置し、第四枠材73の取付片73aの上面と、金属外皮2の下側凸条部26の表面とを接触させた後、固着具73dを第四枠材73の取付片73a及び金属外皮2の下側凸条部26に打ち込むことによって、断熱パネル4に第四枠材73が取り付けられる。
【0045】
そして、上記の断熱パネル4は、上下に隣り合う上側の壁下地6aと下側の壁下地6bとの間に取り付けられる。上側の壁下地6aに対しては、図2(a)及び図3に示すように、第一の固定具120の支持片120bが断熱パネル4の第一の支持体5aの第一固定部52aと接触するように、断熱パネル4を配置する。そして、第一の支持体5a側から、第一固定部52aに設けた挿通孔53aと、支持片120bに設けた挿通孔120cとを貫通するようにボルト90を挿入し、ボルト90にナット91を螺合して、第一の固定具120と、第一の支持体5aの第一固定部52aとを連結する。これにより、第一の固定具120を介して、上側の壁下地6aに断熱パネル4の第一の支持体5aの第一固定部52aを取り付けることができる。
【0046】
また、下側の壁下地6bに対しては、図2(a)及び図3に示すように、第二の固定具130の支持片130bが断熱パネル4の第二の支持体5bの第二固定部52bと接触するように、断熱パネル4を配置する。そして、第二の支持体5b側から、第二固定部52bに設けた挿通孔53bと、支持片130bに設けた挿通孔130cとを貫通するようにボルト90を挿入し、ボルト90にナット91を螺合して、第二の固定具130と、第二の支持体5bの第二固定部52bとを連結する。これにより、第二の固定具130を介して、下側の壁下地6bに断熱パネル4の第二の支持体5bの第二固定部52bを取り付けることができる。
【0047】
上記のようにして、断熱パネル4は、建築物の開口部500において、上下に隣り合う上側の壁下地6aと下側の壁下地6bとの間に取り付けられる。
【0048】
そして、例えば、図6に示すように、上記と同様にして断熱パネル4を上側の壁下地6a及び下側の壁下地6bに固定しながら、開口部500に横方向に複数枚の断熱パネル4を適宜の間隔をあけて順次並設していく。この場合、隣り合う断熱パネル4、4どうしは、一方の断熱パネル4の金属外皮1の板状部100と、他方の断熱パネル4の金属外皮2の板状部200とが対向するようにして配置される。これにより、本実施形態に係る断熱パネル4を外装ルーバーとして設置することができる。
【0049】
尚、上記に示した実施形態では、断熱パネル4の第一の支持体5aが二つの第一固定部52a、52aを備えると共に、断熱パネル4の第二の支持体5bが二つの第二固定部52b、52bを備える構成について説明したが、本発明はこれに限られない。
【0050】
本発明に係る断熱パネル4は、例えば、図4に示すような構造であってもよい。図4に示す構造では、図1に示す構造において、第一の支持体5aの第一固定部52a及び第二の支持体5bの第二固定部52bの数が変更されている。その他の構成は、上記図1のものと同様である。図4には、図1に示す構造と共通する要素に、図1の場合と同じ符号を付している。
【0051】
図4に示す構造では、第一の支持体5aの第一固定部52aは、断熱パネル4の上端部の正面視中央位置において、支持部51aの上面、すなわち、支持部51aの上片56aから上方に向けて断熱パネル4の外側に突出するように形成されている。すなわち、断熱パネル4の第一の支持体5aは、一つの第一固定部52aのみを備えるようにして形成されている。また、第二の支持体5bの第二固定部52bは、断熱パネル4の下端部の正面視中央位置において、支持部51bの下面、すなわち、支持部51bの下片57bから下方に向けて断熱パネル4の外側に突出するように形成されている。すなわち、断熱パネル4の第二の支持体5bは、一つの第二固定部52bのみを備えるようにして形成されている。
【0052】
また、上記に示した実施形態では、断熱パネル4の第一の支持体5aの第一固定部52aと、第二の支持体5bの第二固定部52bとの各々が、平板状に形成されている構成について説明したが、本発明はこれに限られない。本発明に係る断熱パネル4は、例えば、図5に示すように、第一の支持体5aの第一固定部52aと、第二の支持体5bの第二固定部52bとの各々が、円筒状に形成されていてもよい。
【0053】
このように、本実施形態では、断熱パネル4が、第一の支持体5aと、第二の支持体5bとを備える。これにより、従来、断熱パネル4を壁下地に取り付けるために用いられていた胴縁や定規部材等が不要となる。また、断熱パネル4にビスの貫通孔を開けるなどの施工も不要となる。この結果、断熱パネル4を壁下地に取り付けるにあたって、断熱パネル4以外の部材が少なく、施工工程も簡素化することができて、部材点数や施工の手間の増加を抑制することができる。また、本実施形態では、断熱パネル4の両面の金属外皮1、2にボルト等の孔が開かないため、雨がかかっても断熱パネル4の内部へ雨水が侵入しにくい。従って、金属外皮1、2の両方が屋外に露出するように断熱パネル4を使用しても耐久性の低下が発生しにくいものである。
【符号の説明】
【0054】
1 金属外皮
2 金属外皮
3 芯材
4 断熱パネル
5a 第一の支持体
5b 第二の支持体
6a 上側の壁下地
6b 下側の壁下地
52a 第一固定部
52b 第二固定部
120 第一の固定具
130 第二の固定具
500 開口部
図1
図2
図3
図4
図5
図6