【解決手段】半導体装置であって、第1乃至第3の数の第1乃至第3のバンプが一列に並んで配置された第1乃至第3のバンプ列を含む半導体集積回路と、該第1乃至第3の各バンプからそれぞれ延伸する第1乃至第3の配線と、を含む基板と、を含み、第1の数は第2及び第3の数よりも小さく、第1乃至第3のバンプは、半導体集積回路の外側から内側に向かって順に配置され、第1のバンプ間に配置された第2及び第3のバンプから延伸する第2及び第3の配線は、隣接する第1のバンプ間を半導体集積回路の外側に向かって延伸し、第1のバンプ間を延伸する第2及び第3の配線を含む配線の数は、同数かつ奇数であり、第1のバンプ間を延伸する第2及び第3の配線を含む配線のうち、第1のバンプ間の中央に位置する配線は、隣接する該配線同士で相互に異なるバンプ列に含まれるバンプと接続する。
前記第1乃至第3のバンプは、前記外側から内側に向かう方向からみて、一部が互いに重なるように順に配置されるとともに、前記第2のバンプ及び前記第3のバンプは、千鳥配置されていることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術においては、例えば、第3突起電極は、最小の配列ピッチで配列されていることから、当該配列ピッチ以上のファインピッチ化を図ることが困難であり、また、半導体チップを搭載した際の位置ずれにより、ショートする可能性もある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みて、より高精細かつ多出力な半導体装置を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の半導体装置は、少なくとも、それぞれ第1乃至第3の数の第1乃至第3のバンプが一列に並んで配置された第1乃至第3のバンプ列を含む半導体集積回路と、前記第1乃至第3の各バンプにそれぞれ接続されるとともに、該第1乃至第3の各バンプからそれぞれ延伸する第1乃至第3の配線と、を含む基板と、を含み、前記第1の数は前記第2及び第3の数よりも小さく、前記第1乃至第3のバンプは、前記半導体集積回路の外側から内側に向かって順に配置され、前記各バンプ列と垂直な方向の前記各第1乃至第3のバンプの中心線からみて、前記第1のバンプ間に配置された前記第2及び第3のバンプから延伸する前記第2及び第3の配線は、隣接する前記第1のバンプ間を前記半導体集積回路の外側に向かって延伸し、前記第1のバンプ間を延伸するすべての配線の数はそれぞれ、同数かつ奇数であり、前記第1のバンプ間を延伸するすべての配線のうち、前記第1のバンプ間の中央に位置する配線は、隣接する該配線同士で相互に異なるバンプ列に含まれるバンプと接続する、ことを特徴とする。
【0007】
(2)上記(1)に記載の半導体装置において、前記第1のバンプ列以外のバンプ列に含まれるバンプの数は、同数であることを特徴とする。
【0008】
(3)上記(2)に記載の半導体装置において、前記第1乃至第3のバンプは、前記外側から内側に向かう方向からみて、一部が互いに重なるように順に配置されるとともに、前記第2のバンプ及び前記第3のバンプは、千鳥配置されていることを特徴とする。
【0009】
(4)上記(1)に記載の半導体装置において、前記第1のバンプ間を延伸する配線が接続されるバンプが含まれるバンプ列は、隣接する該配線同士で異なることを特徴とする。
【0010】
(5)上記(1)に記載の半導体装置において、前記第1のバンプ間の中央に位置する配線は、前記半導体集積回路の外側に向かって直線状に延伸することを特徴とする。
【0011】
(6)上記(1)に記載の半導体装置において、前記第1乃至第3のバンプの第1のバンプが並んだ方向の幅は、前記半導体集積回路の内側に向かうにつれて大きいことを特徴とする。
【0012】
(7)上記(1)に記載の半導体装置において、前記第1のバンプと前記第2のバンプの間隔は、前記第2のバンプと前記第3のバンプの間隔よりも小さいことを特徴とする。
【0013】
(8)上記(1)に記載の半導体装置において、少なくとも前記第1乃至第3のバンプは、それぞれ同じ形状であることを特徴とする。
【0014】
(9)上記(1)乃至(8)のいずれかに記載の半導体装置は、表示装置であることを特徴とする。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0017】
図1は、本発明の実施の形態における半導体装置の一例の概略図である。具体的には、
図1においては、半導体装置を表示装置として構成した場合の一例を示す。
図1に示すように、例えば、表示装置100は、TFT(Thin Film Transistor)等(図示せず)が形成されたTFT基板102と、当該TFT基板102に対向し、カラーフィルタ(図示せず)が設けられたフィルタ基板101を有する。また、表示装置100は、TFT基板102及びフィルタ基板101に挟まれた領域に封入された液晶材料(図示せず)と、TFT基板102のフィルタ基板101側と反対側に接して位置するバックライト103を有する。なお、
図1に示した表示装置100の構成は一例であって、本実施の形態はこれに限定されるものではない。
【0018】
図2は、
図1に示したTFT基板上に形成された画素回路の概念図である。
図2に示すように、TFT基板102は、
図2の横方向に略等間隔に配置した複数のゲート線105と、
図2の縦方向に略等間隔に配置した複数のドレイン線107を有する。また、ゲート線105は、シフトレジスタ回路104に接続され、ドレイン線107は、ドライバ106に接続される。
【0019】
シフトレジスタ回路104は、複数のゲート線105それぞれに対応する複数の基本回路(図示せず)を有する。なお、各基本回路は、複数のTFTや容量を含んで構成され、ドライバ106からの制御信号115に応じて、1フレーム期間のうち、対応するゲート走査期間(信号ハイ期間)にはハイ電圧となり、それ以外の期間(信号ロー期間)にはロー電圧となるゲート信号を、対応するゲート線105に出力する。
【0020】
ゲート線105及びドレイン線107によりマトリクス状に区画された各画素130は、それぞれ、TFT109、画素電極110、及び、コモン電極111を有する。ここで、TFT109のゲートは、ゲート線105に接続され、ソース又はドレインの一方は、ドレイン線107に接続され、他方は、画素電極110に接続される。また、コモン電極111は、コモン信号線108に接続される。また、画素電極110とコモン電極111は、互いに対向するように配置される。また、各画素130が集合して画素形成領域120を形成する。
【0021】
次に、上記のように構成された画素回路の動作の概要について説明する。ドライバ106は、コモン信号線108を介して、コモン電極111に、基準電圧を印加する。また、ドライバ106により制御されるシフトレジスタ回路104は、ゲート線105を介して、TFT109のゲートに、ゲート信号を出力する。更に、ドライバ106は、ゲート信号が出力されたTFT109に、ドレイン線107を介して、映像信号の電圧を供給し、当該映像信号の電圧は、TFT109を介して、画素電極110に印加される。この際、画素電極110とコモン電極111との間に電位差が生じる。
【0022】
そして、ドライバ106が、当該電位差を制御することにより、画素電極110とコモン電極111の間に挿入された液晶材料の液晶分子の配光を制御する。ここで、液晶材料には、バックライト103からの光が案内されていることから、上記のように液晶分子の配光等を制御することにより、バックライト103からの光の量を調節でき、結果として、画像を表示することができる。
【0023】
なお、本実施の形態における半導体装置に含まれる半導体集積回路は、例えば、上記シフトレジスタ回路104またはドライバ106の機能を有するチップに相当する。また、当該半導体集積回路は、上記シフトレジスタ回路104やドライバ106の機能を集積して単一のチップに相当してもよい。なお、半導体集積回路については後述する。
【0024】
図3は、本実施の形態における半導体集積回路のバンプの配置及び配線パターンについて説明するための図である。具体的には、
図3は、一例として、半導体集積回路300に接続される配線パターンと、当該配線パターン上に配置された半導体集積回路300のバンプ301乃至303の一部を拡大した概要を示す図である。なお、
図3においては、図中左側が半導体集積回路300の外周側、右側が半導体集積回路300の内側に対応する。また、
図3においては、説明の便宜のため、
図3の下側から順に、バンプ301乃至303に番号を付すとともに、下記においては当該番号に基づいて、1番目のバンプ、2番目のバンプ等という。なお、図中、
図3の表示を基準として、上下左右を示す。
【0025】
本実施の形態における半導体装置は、後述する基板501と半導体集積回路300を含む。基板501は、上記のように半導体装置が表示装置として実現される場合には、例えば、TFT基板102に相当する。なお、基板501上には、後述する配線304、305等が形成される。
【0026】
半導体集積回路300は、
図3に示すように、半導体集積回路300の外周側から、順に、並んで配置された複数の第1のバンプ301(第1のバンプ列)と、複数の第2のバンプ302(第2のバンプ列)と、複数の第3のバンプ303(第3のバンプ列)を含む。具体的には、例えば、第1のバンプ301は、第1の所定の間隔毎に、並んで配置される。同様に、第2及び第3のバンプ303は、それぞれ、第2及び第3の所定の間隔毎に並んで配置される。なお、各バンプ301乃至303の面積は、略同一である。ここで、第1の所定の間隔は、第2及び第3の所定の間隔よりも大きくする。また、第2及び第3の所定の間隔は、異なるように配置してもよいし、同じであってもよい。
【0027】
また、第1のバンプ列以外のバンプ列に含まれるそれぞれのバンプの数(第2及び第3のバンプ302、303の数)は、第1のバンプ301の数より大きい。また、第1のバンプ列以外のバンプ列に含まれるそれぞれのバンプの数(第2及び第3のバンプ302、303の数)は、同じ数としてもよい。具体的には、例えば、
図3に示すように、第2及び第3のバンプの数は、第1のバンプ301の数より大きくし、また、第2及び第3のバンプ302、303の数は、同じ数とする。
【0028】
なお、
図3においては、第1乃至第3のバンプ列のみを示したが、本実施の形態においては、第3のバンプ列の内側に、更なるバンプ列、例えば、第4のバンプ列、第5のバンプ列等を有してもよい。また、本実施の形態は、半導体集積回路300の外周側に配置されるバンプ列のバンプの数が、内側に配置されるバンプ列の数よりも小さい限り、上記に限られるものではない。
【0029】
また、バンプ列に垂直な方向(図の上下方向)からみて、隣接する第1のバンプ301間には、第1のバンプ列以外のバンプ列に含まれるバンプを奇数個配置する。具体的には、例えば、
図3に示すように、例えば、隣接する第1のバンプ301間には、2の第2のバンプ302と1の第3のバンプ303、または、1の第2のバンプ302と2の第3のバンプ303を配置する。更に、例えば、バンプ列に垂直な方向(図の左右方向)からみて、第1のバンプ301は、第2のバンプ302と一部が重なり、第2のバンプ302は第3のバンプ303と一部が重なるように配置する。
【0030】
なお、上記のように第2のバンプ302と第3のバンプ303の数を同数とする場合には、第2のバンプ302と第3のバンプ303を千鳥配置とする。具体的には、例えば、バンプ列の方向(
図3の上下方向)に、順に第2及び第3のバンプ303を交互に配置する。また、半導体集積装置は、例えば、
図3の点線で囲った領域に含まれるバンプ群を1単位として、当該バンプ群の1単位を複数繰り返し配置する。
【0031】
次に、各バンプ301乃至303に接続される配線304、305について説明する。例えば、
図3に示すように、第2のバンプ302には、第2の配線304が接続され、第3のバンプ303には、第3の配線305がそれぞれ接続される。当該第2及び第3の配線304、305は、半導体集積回路300の外周側に向かって、延伸するように基板501上に配置される。なお、
図3においては、第1のバンプ301に接続される第1の配線については、図面の簡略化のため図示を省略する。
【0032】
ここで、配線304、305は、配線間が所定の間隔以上となるように配置するとともに、配線304、305とバンプ301乃至303間の距離についても所定の距離以上になるように配置する。したがって、例えば、
図3に示すように、2番目の第2のバンプ302と4番目の第2のバンプ302については、配線304、305はバンプの略中央からではなく、1番目及び5番目の第1のバンプ301から所定の距離以上となるように配置する。また、例えば、6番目及び8番目の第3のバンプ303から延伸する配線304、305は、第1のバンプ列と第2のバンプ列の間で屈曲するように配置する。なお、上記配置は一例であって、本実施の形態はこれに限られるものではない。例えば、上記においては2番目の第2のバンプ302と4番目の第2のバンプ302を略中央ではなく、端部から延伸する場合について説明したが、略中央から延伸した後、屈曲して上記所定の距離を維持するように構成してもよい。
【0033】
更に、例えば、
図3の3番目の第3のバンプ303に接続される第3の配線305、及び、7番目の第2のバンプ302に接続される配線304のように、隣接する第1のバンプ301間に配置された第2及び第3のバンプ302、303のうち、第1のバンプ301間の略中央に位置する3番目の第3のバンプ303に接続される配線305は、半導体集積回路300の外周側に向かって、当該第3のバンプ303の中央から直線状に延伸するように配置する。
【0034】
また、第1のバンプ301間の略中央に配置される配線は、それぞれ異なるバンプ列に含まれるバンプと接続する。具体的には、例えば、
図3に示すように、3番目のバンプ303に接続される第3の配線305は、第3のバンプ列に含まれるバンプに接続し、7番目のバンプ302に接続される第2の配線304は、第2のバンプ列に含まれるバンプ接続する。更に、第1のバンプ301間に配置される配線の数は、それぞれ同数であり、かつ、奇数である。例えば、
図3に示すように、1番目のバンプ301と5番目のバンプ301の間に配置される配線の数と、5番目のバンプ301と9番目のバンプ301の間に配置される配線の数は、奇数かつ同数である。
【0035】
また、第1のバンプ間を通過する配線は、隣接する配線同士で異なるバンプ列に接続する。例えば、2番目のバンプ302に接続される配線304は、第2のバンプ列に含まれるバンプに接続し、3番目のバンプ303に接続される配線305は、第3のバンプ列に含まれるバンプに接続し、4番目のバンプ302に接続される配線304は、第2のバンプ列に含まれるバンプに接続する。
【0036】
なお、上記第1乃至第3の配線304、305の配置は、一例であって、本実施の形態はこれに限定されるものではない。また、上記においては、各バンプ301乃至303の形状が略同一である場合について説明したが、異なる形状であってもよい。また、
図3に示した場合と比べて、各バンプ301乃至303の面積を略同一としつつ、例えば
図4に示すように各バンプの列方向の幅を、小さくするように構成してもよい。この場合、
図3に示した場合と比べ、例えば、列方向のバンプ間のスペースにより余裕が生じ、配線の線幅をより広くすること等が可能となる。更に、外周から遠ざかるにつれて順に、各バンプの方向の幅を大きくなるように構成してもよい。この場合、より内側に配置されたバンプからの配線のスペースが半導体集積回路300の外周周辺で確保しやすくなり、より半導体装置の高精細化が図れる場合がある。
【0037】
また、半導体集積回路300の外周側から遠い位置に配置された隣接するバンプ列(例えば第1のバンプ列と第2のバンプ列)との間隔を、外周側から近い位置に配置された隣接するバンプ列(例えば、第2のバンプ列と第3のバンプ列)との間隔よりも大きくなるように構成してもよい。この場合、例えば、最も内側に位置する隣接するバンプ列(例えば、第2のバンプ列と第3のバンプ列)の間では、配線を屈曲させる必要がないことから、より半導体装置の高精細化を図ることができる場合がある。
【0038】
次に、本実施の形態における半導体装置の断面の一例について説明する。
図5は
図3のV−V断面の一例を示す図である。
図5に示すように、半導体装置は、基板501と、半導体集積回路300を含む。半導体集積回路300は、基板側に延伸するバンプ303を含む。また、当該基板501は、配線305、及び、バンプ303と配線305が接続される領域を除き、配線305を覆うように配線305上に積層された絶縁膜502を含む。当該バンプ303が配線305上に配置されることにより、半導体集積回路300と配線305が電気的に接続される。なお、上記半導体装置の断面の構成は一例であって、本実施の形態はこれに限定されるものではない。
【0039】
本実施の形態によれば、より高精細かつ多出力が半導体集積回路を含む半導体装置を実現することができる。また、本実施の形態によれば、半導体集積回路に含まれるバンプの数が同一の場合、バンプを単に多段にして配置した場合と比べ、配線幅や配線とバンプとの間隔に尤度を持たせることができることから、半導体集積回路を基板に配置する場合における位置ずれに基づくショートを防止することができる。
【0040】
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、上記実施の形態で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えてもよい。例えば、上記においては、主に半導体装置を表示装置100として実現する場合について説明したが、本実施の形態はその他の半導体装置に用いてもよい。また、表示装置は、液晶表示装置に限られず、有機EL素子、無機EL素子やFED(Field-Emission Device)など、各種の発光素子を用いた表示装置であってよい。
【0041】
[変形例]
図6は、本発明の変形例を説明するための図である。具体的には、
図6は、本変形例における半導体集積回路300に接続される配線パターンと、当該配線パターン上に配置された半導体集積回路300のバンプの一部を拡大した概要を示す図である。なお、
図6においては、
図3及び
図4と同様に、図中左側が半導体集積回路300の外周側、右側が半導体集積回路300の内側に対応する。また、上記
図3と同様に、説明の簡略化のため、
図6においては、
図6の下側から順に各バンプに番号を付す。
【0042】
図6からわかるように、本変形例においては、4列のバンプ列を有し、バンプやバンプから延伸する配線の配置が、主に、上記第1の実施形態と異なる。なお、下記においては、上記実施の形態と同様である点については説明を省略する。
【0043】
図6に示すように、半導体集積回路300は、当該半導体集積回路300の外周側から、順に、並んで配置された複数の第1のバンプ601(第1のバンプ列)と、複数の第2のバンプ602(第2のバンプ列)と、複数の第3のバンプ603(第3のバンプ列)、及び、複数の第4のバンプ604(第4のバンプ列)を含む。なお、
図6においては、上記実施の形態と同様に、説明の便宜のため、図の左側から順に各バンプに番号を付す。
【0044】
上記実施形態と同様に、各バンプ601乃至604に接続される配線605乃至608は、配線605乃至608間が所定の間隔以上となるように配置するとともに、配線605乃至608とバンプ601乃至604間の距離についても所定の距離以上になるように配置する。したがって、本変形例においては、例えば、
図6に示すように、第1のバンプ601は、第1の所定の間隔毎に、並んで配置されるが、隣接する第2乃至第4のバンプ604のそれぞれの間隔は、間隔が一定ではない配置(例えば、第2番目の第2のバンプ602と第6番目の第2のバンプ等)を含む。
【0045】
また、
図6に示すように、本変形例においては、半導体集積回路300は第1乃至第4のバンプ列を含み、また、
図6の点線で囲んだ領域で示すように、半導体集積回路300は、3の第1のバンプ601、5の第2のバンプ602、5の第3のバンプ603、5の第4のバンプ604を1のバンプ群の単位として、当該バンプ群の一単位を複数繰り返し配置する。更に、本変形例においても、例えば、第1のバンプ列以外のバンプ列にそれぞれ含まれるバンプの数(第2乃至第4のバンプ602乃至604の数)は、第1のバンプ列に含まれる第1のバンプ601の数より大きい。また、第1のバンプ列以外のバンプ列に含まれるバンプ602乃至604の数は同じとする。
【0046】
また、上記実施形態と同様に、バンプ列に垂直な方向(
図6の上下方向)からみて、隣接する第1のバンプ601間には、第1のバンプ列以外のバンプ列(例えば、第2乃至第4のバンプ列)のバンプを奇数個配置する。具体的には、例えば、
図6に示すように、例えば、隣接する第1のバンプ601間には、計5の第2乃至第4のバンプ604を配置する。
【0047】
本変形例によれば、上記実施の形態と比べ、更に高精細かつ多出力な半導体集積回路を含む半導体装置を実現することができる。
【0048】
本発明は、上記実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、上記実施の形態で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えてもよい。