【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、例えば、以下を提供する:
(項目1)
ポリマーブレンドを含有する、形作られた形態の予備形成された組成物であって、該予備形成された組成物は、
a)少なくとも1種のポリスルフィド成分、および
b)少なくとも1種のポリチオエーテル成分、
を含有する、予備形成された組成物。
【0014】
(項目2)
上記ポリマーブレンド中のa:bの比が、10:90〜90:10である、項目1に記載の予備形成された組成物。
【0015】
(項目3)
上記ポリマーブレンド中のa:bの比が、50:50である、項目2に記載の予備形成された組成物。
【0016】
(項目4)
上記ポリマーブレンドのための硬化剤をさらに含有する、項目1に記載の予備形成された組成物。
【0017】
(項目5)
上記硬化剤が、酸化剤を含有する、項目4に記載の予備形成された組成物。
【0018】
(項目6)
上記硬化剤が、二酸化マンガンを含有する、項目5に記載の予備形成された組成物。
【0019】
(項目7)
上記硬化剤が、10℃〜80℃の範囲の温度で反応性である、項目4に記載の予備形成された組成物。
【0020】
(項目8)
上記ポリマーブレンドが、上記予備形成された組成物の総重量の、20重量%〜30重量%の範囲の量で存在する、項目1に記載の予備形成された組成物。
【0021】
(項目9)
上記硬化剤が、上記予備形成された組成物の総重量の、5重量%〜20重量%の範囲の量で存在する、項目4に記載の予備形成された組成物。
【0022】
(項目10)
上記予備形成された組成物が、10℃〜30℃の範囲の温度で硬化可能である、項目1に記載の予備形成された組成物。
【0023】
(項目11)
充填剤、接着促進剤、溶媒、可塑剤、顔料、揺変剤、抑制剤、触媒およびマスキング剤から選択される、1種以上の添加剤をさらに含有する、項目1に記載の予備形成された組成物。
【0024】
(項目12)
ウンモおよびポリアミドを含有する充填剤のブレンドをさらに含有する、項目11に記載の予備形成された組成物。
【0025】
(項目13)
可塑剤をさらに含有する、項目1に記載の予備形成された組成物。
【0026】
(項目14)
開口部分を密封するための方法であって、該方法は、
a)該開口部分を、項目1に記載の予備形成された組成物で覆う工程;および
b)該組成物を硬化させる工程であって、これによって、該開口部分を密封する、工程、
を包含する、方法。
【0027】
(項目15)
上記表面が、取り外し可能なパネルの表面である、項目14に記載の方法。
【0028】
(項目16)
上記開口部分が、開口部分に隣接する表面と、取り外し可能なパネルの表面との間の空間である、項目14に記載の方法。
【0029】
(項目17)
上記開口部分が、航空機に存在する、項目14に記載の方法。
【0030】
(項目18)
上記接着促進剤が、上記予備形成された組成物の塗布前に、上記開口部分を規定する少なくとも1つの表面に塗布される、項目14に記載の方法。
【0031】
(項目19)
離型剤が、上記予備形成された組成物の塗布前に、上記開口部分を規定する少なくとも1つの表面に塗布される、項目14に記載の方法。
【0032】
(項目20)
形作られた形態の、導電性の予備形成された組成物であって、該導電性の予備形成された組成物は、
a)ポリマーブレンドであって:
i)少なくとも1種のポリスルフィド成分、
ii)少なくとも1種のポリチオエーテル成分、
を含有する、ポリマーブレンド;ならびに
b)少なくとも1種の導電性充填剤、
を含有する、導電性の予備形成された組成物。
【0033】
(項目21)
上記導電性充填剤が、上記導電性の予備形成された組成物の総重量の、2重量%〜50重量%の範囲の量で存在する、項目20に記載の導電性の予備形成された組成物。
【0034】
(項目22)
上記充填剤が、炭素、黒鉛、金属、および伝導性ポリマーから選択される、項目20に記載の導電性の予備形成された組成物。
【0035】
(項目23)
上記導電性充填剤が、少なくとも炭素繊維および/またはカーボンブラックを含有する、項目20に記載の導電性の予備形成された組成物。
【0036】
(項目24)
少なくとも1種の腐食防止剤をさらに含有する、項目20に記載の導電性の予備形成された組成物。
【0037】
(項目25)
上記ポリマーブレンドのための硬化剤をさらに含有する、項目20に記載の導電性の予備形成された組成物。
【0038】
(項目26)
上記硬化剤が、酸化剤を含有する、項目25に記載の導電性の予備形成された組成物。
【0039】
(項目27)
上記硬化剤が、二酸化マンガンを含有する、項目26に記載の導電性の予備形成された組成物。
【0040】
(項目28)
上記硬化剤が、10℃〜80℃の範囲の温度で反応性である、項目25に記載の導電性の予備形成された組成物。
【0041】
(項目29)
上記硬化剤が、上記導電性の予備形成された組成物の総重量の5重量%〜20重量%の範囲の量で存在する、項目25に記載の導電性の予備形成された組成物。
【0042】
(項目30)
上記導電性の予備形成された組成物が、10℃〜30℃の範囲の温度で硬化可能である、項目20に記載の導電性の予備形成された組成物。
【0043】
(項目31)
上記ポリマーブレンドが、上記導電性の予備形成された組成物の総重量の、20重量%〜50重量%の量で存在する、項目20に記載の導電性の予備形成された組成物。
【0044】
(項目32)
可塑剤をさらに含有する、項目20に記載の導電性の予備形成された組成物。
【0045】
(項目33)
開口部分を密封および/または遮蔽する方法であって、該方法は、
a)該開口部分を、項目20に記載の予備形成された組成物で覆う工程;および
b)該組成物を硬化させる工程であって、これによって、該開口部を密封し、そして/または遮蔽を提供する、工程、
を包含する、方法。
【0046】
(項目34)
上記表面が、取り外し可能なパネルの表面である、項目33に記載の方法。
【0047】
(項目35)
上記表面が、開口部に隣接する表面である、項目33に記載の方法。
【0048】
(項目36)
上記開口部分が、開口部に隣接する表面と、取り外し可能なパネルの表面との間の空間である、項目33に記載の方法。
【0049】
(項目37)
上記開口部分が、航空乗物または航空宇宙産業乗物に存在する、項目33に記載の方法。
【0050】
(項目38)
上記接着促進剤が、上記導電性の予備形成された組成物の塗布の前に、上記開口部分を規定する少なくとも1つの表面に塗布される、項目33に記載の方法。
【0051】
(項目39)
離型剤が、上記導電性の予備形成された組成物の塗布の前に、上記開口部分を規定する少なくとも1つの表面に塗布される、項目33に記載の方法。
【0052】
(発明の要旨)
本発明は、形作られた形態の予備形成された組成物に関し、この組成物は、少なくとも1種のポリスルフィド成分および少なくとも1種のポリチオエーテル成分を含有する、ポリマーブレンドを含有する。
【0053】
本発明は、開口部分を密封するための方法にさらに関し、この方法は、(a)この開口部分を、形作られた形態の本発明の予備形成された組成物で覆う工程;および(b)この開口部分を密封するように、この組成物を硬化させる工程、を包含する。