特開2015-57715(P2015-57715A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-57715(P2015-57715A)
(43)【公開日】2015年3月26日
(54)【発明の名称】特定地域在庫検索用のメタデータ使用
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/30 20060101AFI20150227BHJP
   G06F 3/048 20130101ALI20150227BHJP
【FI】
   G06F17/30 220B
   G06F17/30 170D
   G06F17/30 380D
   G06F3/048 656C
   G06F3/048 654A
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【全頁数】34
(21)【出願番号】特願2014-215914(P2014-215914)
(22)【出願日】2014年10月23日
(62)【分割の表示】特願2013-552538(P2013-552538)の分割
【原出願日】2012年1月16日
(31)【優先権主張番号】13/019,918
(32)【優先日】2011年2月2日
(33)【優先権主張国】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ETHERNET
(71)【出願人】
【識別番号】506151501
【氏名又は名称】イーベイ インク.
【氏名又は名称原語表記】EBAY INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100106851
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 泰久
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(72)【発明者】
【氏名】ヌッツィ,フランク アンソニー
(72)【発明者】
【氏名】ソウダー,ジェイムズ ブレット
(57)【要約】      (修正有)
【課題】動的デジタルイベント(例えば、映画)において選択可能な品目に関連する情報を選択して検索する。
【解決手段】選択可能な品目のうちの各々は、エンドユーザによる購入が可能である。エンドユーザの電子デバイス上に提示するためにデジタルイベントの準備をするステップを含み、デジタルイベントの準備をするステップは、デジタルイベント内の選択可能な品目の各々に対してタグを作成するステップと、各品目用のメタデータを追加するステップとを含む。メタデータは各品目に対する記述を含む。デジタルイベントの少なくとも一部に選択可能な品目の一つ以上が存在することの指示がエンドユーザに対して表示される。エンドユーザが、少なくとも一つの品目を選択したという決定に基づいて、少なくとも一つの品目に対応付けられたメタデータをエンドユーザに対して表示する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動的デジタルイベントにおける複数の選択可能な品目に関する情報を選択し、かつ検索する方法であって、
前記動的デジタルイベントをエンドユーザの電子デバイス上に提示する前に実行され、前記エンドユーザの前記電子デバイス上に提示するための前記動的デジタルイベントの準備をするステップであって、
前記動的デジタルイベントは、シーケンスな部分、セグメント、もしくはフレームを含む、少なくとも一つの種類のイベントの動的シーケンスから選択されたイベントの動的シーケンスであり、
前記動的デジタルイベント内の前記複数の選択可能な品目の各々に対して複数のタグを作成するステップであって、前記タグは前記動的デジタルイベント内の前記複数の選択可能な品目の各々に対してその全部または一部を識別するものであり、前記複数の選択可能な品目の各々は、前記動的デジタルイベント内に表示される有体物を示すものであり、かつ、前記複数の選択可能な品目は購入可能であるステップと、
前記複数の選択可能な品目の各々に対してメタデータを追加するステップであって、前記メタデータは前記複数の選択可能な品目の各々に対する記述を含む、ステップと、
前記動的デジタルイベントが前記エンドユーザの前記電子デバイス上に表示可能となる前に、作成した前記複数のタグと追加した前記メタデータとを前記動的デジタルイベントに含めるステップと、
を含むステップと、
前記動的デジタルイベントを前記エンドユーザの前記電子デバイス上に提示している間、前記動的デジタルイベントの少なくとも一部内に前記複数の選択可能な品目のうちの一つ以上が存在することの指示を前記エンドユーザの前記電子デバイス上に表示するステップと、
前記複数の選択可能な品目のうちの少なくとも一つの品目を前記エンドユーザが選択したか否かを決定するステップと、
前記少なくとも一つの品目を前記エンドユーザが選択したという前記決定に基づいて、前記動的デジタルイベントを一時停止することなく、前記エンドユーザの前記電子デバイス上に、選択された前記少なくとも一つの品目に対応付けられ、且つ、表示されている前記動的デジタルイベントのコンテンツ内に含まれている前記メタデータを表示するステップと、を含む、ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記エンドユーザによるその後の再調査のために、前記少なくとも一つの品目を印づけし、かつ格納するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも一つの品目を購入することを前記エンドユーザが望むか否かを、前記エンドユーザに尋ねるステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記エンドユーザの前記電子デバイスの位置を決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記電子デバイスの前記位置は、全地球測位システムに基づいて決定される、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記電子デバイスの前記位置は、近距離測位位置決定システムに基づいて決定される、ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも一つの品目を販売する販売者の位置を突き止めるステップをさらに含み、
前記販売者は、前記エンドユーザの前記電子デバイスに対して地域的である、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも一つの品目を販売する販売者の位置を突き止めるステップをさらに含み、前記販売者はオンラインでアクセス可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記電子デバイス上に前記少なくとも一つの品目の価格を表示するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記電子デバイス上に、前記少なくとも一つの品目の販売者の在庫における入手可能性を表示するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
動的デジタルイベントにおいて複数の選択可能な品目に関連する情報を選択し、かつ検索する方法であって、前記方法は、
前記動的デジタルイベントをエンドユーザの電子デバイス上に提示する前に実行され、前記エンドユーザの前記電子デバイス上に提示するための前記動的デジタルイベントの準備をするステップであって、
前記動的デジタルイベント内の前記複数の選択可能な品目の各々に対して複数のタグを作成するステップであって、前記タグは前記動的デジタルイベント内の前記複数の選択可能な品目の各々に対してその全部または一部を識別するものであり、前記複数の選択可能な品目の各々は、前記動的デジタルイベント内に表示される有体物を示すものであるステップ、
を含むステップと、
前記動的デジタルイベントを前記エンドユーザの前記電子デバイス上に提示している間、前記動的デジタルイベントの少なくとも一部に、前記複数の選択可能な品目のうちの一つ以上が存在することの指示をエンドユーザの電子デバイス上に表示するステップであって、前記複数の選択可能な品目のうちの前記一つ以上の各々は、前記動的デジタルイベントを準備する間に前記動的デジタルイベントのコンテンツに加えられた、対応付けられたメタデータを有し、前記複数の選択可能な品目のうちの各々は、前記動的デジタルイベント内に表示される有体物を示すものであり、且つ購入可能であり、前記対応付けられたメタデータは前記動的デジタルイベント内に含まれている、ステップと、
前記複数の選択可能な品目のうちの少なくとも一つの品目を前記エンドユーザが選択したか否かを決定するステップと、
前記少なくとも一つの品目を前記エンドユーザが選択したという前記決定に基づいて、前記エンドユーザの前記電子デバイス上に、選択された前記少なくとも一つの品目に対応付けられ、且つ、表示されている前記動的デジタルイベントのコンテンツ内に含まれている前記メタデータを表示するステップと、
前記少なくとも一つの品目を販売する販売者の位置を突き止めるステップと、を含む、ことを特徴とする方法。
【請求項12】
前記エンドユーザが前記少なくとも一つの品目を購入することを望むか否かを前記エンドユーザに尋ねるステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記エンドユーザの前記電子デバイスの位置を決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記販売者は前記エンドユーザの前記電子デバイスに対して地域的である、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記販売者はオンラインでアクセス可能である、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記電子デバイス上に、前記少なくとも一つの品目の価格を表示するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記電子デバイス上に、前記少なくとも一つの品目の前記販売者の在庫における入手可能性を表示するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項18】
一つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記一つ以上のプロセッサに動作を実施させる複数の命令を格納する有形のコンピュータ可読記憶デバイスであって、前記動作は、
前記動的デジタルイベントをエンドユーザの電子デバイス上に提示する前に実行され、前記エンドユーザの前記電子デバイス上に提示するための動的デジタルイベントの準備をするステップであって、
前記動的デジタルイベントは、前記電子デバイス上で視聴可能な視覚ベースの媒体のシーケンスな部分の動的シーケンスであり、
前記動的デジタルイベント内の複数の選択可能な品目の各々に対して複数のタグを作成するステップであって、前記タグは前記動的デジタルイベント内の前記複数の選択可能な品目の各々に対してその全部または一部を識別するものであり、前記複数の選択可能な品目の各々は、前記動的デジタルイベント内に表示される有体物を示すものであるステップと、
前記複数の選択可能な品目の各々に対してメタデータを追加するステップであって、前記メタデータは前記複数の選択可能な品目の各々に対する記述を含み、前記複数の選択可能な品目は購入可能であるステップと、
前記動的デジタルイベントが前記エンドユーザの前記電子デバイス上に表示可能となる前に、作成した前記複数のタグと追加した前記メタデータとを前記動的デジタルイベントに含めるステップと、
を含むステップと、
前記動的デジタルイベントを前記エンドユーザの前記電子デバイス上に提示している間、前記動的デジタルイベントの少なくとも一部に前記複数の選択可能な品目のうちの一つ以上が存在することの指示を、前記エンドユーザの前記電子デバイス上に表示するステップと、
前記複数の選択可能な品目のうちの少なくとも一つの品目を前記エンドユーザが選択したか否かを決定するステップと、
前記少なくとも一つの品目を前記エンドユーザが選択したという前記決定に基づいて、前記動的デジタルイベントを一時停止することなく、前記エンドユーザの前記電子デバイス上に、選択された前記少なくとも一つの品目に対応付けられ、且つ、表示されている前記動的デジタルイベントのコンテンツ内に含まれている前記メタデータを表示するステップと、を含む、ことを特徴とする、有形のコンピュータ可読記憶デバイス。
【請求項19】
前記少なくとも一つの品目を販売する販売者の位置を突き止めるステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項18に記載の有形のコンピュータ可読記憶デバイス。
【請求項20】
前記電子デバイス上に、前記少なくとも一つの品目の価格と、販売者の在庫における入手可能性とを表示するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項18に記載の有形のコンピュータ可読記憶デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[優先権主張]
本PCT出願は、2011年2月2日に提出された米国特許出願整理番号13/019,918“METHOD AND PROCESS OF USING METADATA ASSOCIATED WITH A DIGITAL MEDIA TO SEARCH FOR LOCAL INVENTORY”の優先権の利益を享受する権利を主張し、米国特許出願整理番号13/019,918は、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
本出願は、概して、コンピュータ技術分野に関し、具体的かつ例示的な一実施形態においては、例えば、映画などのデジタルイベントから、購入の見込みのある品目をエンドユーザが選択することを可能にするシステムおよび方法に関連する。
【背景技術】
【0003】
消費者は、映画で見た洋服および他の製品にますます魅了されるようになっている。この魅了に比例して、消費者は、頻繁に、彼らがその品目を何処で手に入れることができるのかを知りたく思う。さらに、製造者は、映画、テレビ制作およびビデオゲームに種々の製品を配置して、彼らの製品を販売しようとする。したがって、消費者は、これらの品目を見つけようとして、オンラインサービスおよびインターネット上の他の電子的マーケティングリソースをますます利用するようになる。消費者に対して、種々のオンラインサービスが便益を提供しているが、消費者が映画で見たまさにその品目を、販売中の入手可能な実際の品目に一致させるという点で、誘導することはいまだに不可能である。
【図面の簡単な説明】
【0004】
種々の添付の図面のうちの一つは、単に本明細書に提示された本発明の主題の例示的な実施形態を示す。したがって、添付の図面は、本発明の主題の範囲を限定するものとして考慮されることはない。
図1】品目を選択し、在庫を検索するためにデジタルイベントに対応付けられたメタデータを利用する種々の例示的な実施形態に従う環境を示す簡略化されたハイレベル図を示す。
図2】在庫を検索するために使用されるシステムを示すハイレベルクライアント・サーバベースネットワークアーキテクチャ図のうちの例示的な一実施形態を示すブロック図である。
図3図2のネットワークアーキテクチャの種々のモジュールの例示的な一実施形態を示すブロック図である。
図4】デジタルイベントに品目に対応付けられたメタデータを挿入する例示的な一方法である。
図5】デジタルイベントに対応付けられた品目を選択する例示的な一方法である。
図6】デジタルイベント視聴中に起こる可能性がある種々のポップアップメニューを示す電子デバイスのディスプレイの例示的な図である。
図7】デジタルイベントを通してタグ付けされた品目が存在するときにはいつでも複数のタグ付けされた品目のうちの各々が自動的に現れるために情報がポップアップするイベント部分を含む電子デバイスのディスプレイの別の一実施形態を示す。
図8A】デジタルイベントをエンドユーザが視聴する電子デバイスのディスプレイの他の例示的な実施形態を示す。
図8B】デジタルイベントをエンドユーザが視聴する電子デバイスのディスプレイの他の例示的な実施形態を示す。
図9】全地球測位システム(GPS)位置決定システムの簡略化された図を示す。
図10】施設もしくは局所化された地域的範囲に対応付けられたワイヤレス通信ネットワークを介して動作する近距離測位位置決定システムの例示的な一実施形態である。
図11】マシンに本明細書で記述される方法論のうちの任意の一つ以上を実施させるための一組の命令が実行されうるコンピューティングシステムの例示的な一形式におけるマシンの簡略化されたブロック図である。
【発明の詳細な説明】
【0005】
以下の記述は、本明細書で記述された本発明の主題の種々の態様を具現化する例示的なシステム、方法、技術、命令シーケンスおよびコンピューティングマシンプログラム製品を含む。以下の記述においては、例示の目的のために、本発明の主題の種々の実施形態の理解を提供するために、多数の具体的な詳細が説明される。しかしながら、当業者には、これらの具体的な詳細がなくても本発明の主題の実施形態は実践されてもよいことが明らかであろう。さらには、既知の命令インスタンス、プロトコル、構造および技術は詳細には示されていない。
【0006】
本明細書で使用されるように、用語“or”は、包括的もしくは排他的な意味のいずれかで解釈されてもよい。同様に、用語“exemplary”は、目的を達成する望ましいもしくは理想的な手段である必要はなく、単に何らかの一例もしくは典型例を意味するものとして解釈される。さらに、以下に記述される種々の例示的な実施形態は、デジタルイベント(例えば、映画)の視聴中に興味ある品目を選択することに焦点を当てているが、実施形態は本開示において単に明瞭性のために示される。したがって、種々のシステムアーキテクチャを含む任意のタイプの電子商業もしくは電子事業システムおよび方法は、本明細書で記述されるように、在庫検索するためにデジタルイベントに対応付けられたメタデータを利用して品目を選択するシステムおよび方法の種々の実施形態を使用してもよく、記述された本発明の主題の範囲内にあるものとして考えられる。
【0007】
種々の実施形態においては、本明細書で記述される本発明の主題は、デジタルイベントから選択された品目の在庫を検索するために、デジタルイベントに対応付けられたメタデータを利用するためのシステムおよび方法である。デジタルイベントは、電子デバイス上で視聴可能な視覚ベースの任意のタイプの媒体である可能性がある。電子デバイスは、例えば、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、ノートブック、スマートフォン、もしくはデジタルイベントを表示することが可能な他の電子デバイスであってもよい。デジタルイベントは、シーケンシャル部分、セグメント、もしくはフレームの動的シーケンスであって、種々の例示的な実施形態においては、例えば、映画、テレビ番組、ドキュメンタリーもしくはビデオゲームである可能性がある。したがって、エンドユーザに対して提示される単一のウェブページとは異なり、デジタルイベントは動的デジタルイベントである。本明細書で記述された種々の実施形態を読解後、当業者は、デジタルイベントが、エンドユーザの電子デバイス上に表示可能な任意の数の異なるタイプの媒体である可能性があることを即座に認識するであろう。
【0008】
デジタルイベントのうちの種々のセグメント、部分もしくは場面内に、種々の実施形態においては、興味ある品目(“品目”)がエンドユーザの目にとまったとき、エンドユーザは、デジタルイベントを一時停止することができる。品目上にカーソルを置くこと、もしくは電子デバイス上に表示されたリストに気づくことによって、エンドユーザが品目に対応付けられたさらなる詳細を決定するために一つ以上の品目を選択することができる。さらなる詳細は、品目に予め対応付けられたメタデータによって決定される。メタデータは、例えば、品目の製造者、入手可能な品目のサイズ、品目の製造に含まれる材料の種類、品目が入手可能な種々の色などを含みうる。メタデータは、価格範囲に沿って、当該品目が購入されうる一つ以上の位置も表示してもよい。
【0009】
種々の実施形態においては、デジタルイベントは一つ以上の品目を選択するために一時停止する必要がない。エンドユーザは興味ある品目の近傍にある、スクリーンの特定部分を単にタップするだけでよい。電子デバイスは、その後、エンドユーザによってなされた選択を単に記録して、その後の再調査のために当該品目を格納してもよい。デバイスは、その後、上述されたように選択された品目に対応付けられたメタデータのリストを表示して、(以下により詳細に記述される)当該品目を購入する近くの位置もしくはオンラインサイトをさらに示唆することができる。このプロセスは、選択されて格納された各品目に対して実施することができる。デジタルイベントの任意の位置で如何にして当該品目が現れたかをエンドユーザが忘れた場合には、デバイスはデジタルイベントからタイムスタンプもしくは場面のログをとることができる。いったん選択されると、エンドユーザは当該品目が最初に選択されたデジタルイベント内の正確な位置へと戻ることを選択することができる。
【0010】
エンドユーザの電子デバイスの位置を探知することによって、当該品目を保有する近くの小売業者のリストを表示することができる。あるいは、または、それに加えて、電子デバイスは、当該品目を購入することが可能なオンライン小売業者もしくは、オークションの場合には当該品目用に入札がなされうるオークションを表示することもできる。デバイスの 探知は、デバイス内に構築された全地球測位システム(GPS)デバイスによって決定されてもよい。他の実施形態においては、デバイスの位置は、例えば、携帯電話塔、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワークもしくは、本技術分野とは関係なく知られている他の多数の測位スキームからの三角測量スキームによって決定することができる。デジタルイベント内で選択された多数の品目は、メタデータでエンコードされる。
【0011】
種々の実施形態においては、選択された品目の全体的な人気に関する社会的評価も、エンドユーザに対して表示することができる。社会的評価は、例えば、何人の他人が当該選択された品目もしくは同様の品目を購入したかを記述するか、または図示するポップアップチャートもしくは他のインジケータを含む可能性がある。あるいは、社会的評価は、エンドユーザのオンラインソーシャルネットワークに結合して、当該選択された品目もしくは同様の品目を何人の友人もしくは親戚が購入したかを示すことができる。
【0012】
種々の実施形態においては、デジタルイベントは、エンドユーザの電子デバイスにあるか、もしくはエンドユーザの電子デバイスに対応付けられたカレンダーイベントと同期するかまたは統合することができる。例えば、デジタルイベント中に現れる一つ以上の品目に対する推奨を表示することができる。推奨は、メタデータに格納された情報に基づくものである可能性がある。例示的な一実施形態においては、メタデータは、選択された品目に対して、興味を持つ選択された年齢範囲を含むことができる。カレンダーイベントがエンドユーザの5歳の娘の誕生日が近付いていることを示す場合には、選択された品目の表示されるデジタルイベントの特定の場面を視聴することによって、多くの5歳の子供によって適切もしくは望ましい物の推奨が誘引される。エンドユーザは、当該品目を選択するか、その後の再調査用に当該品目を考慮するか、または推奨を無視することができる。
【0013】
さらに他の例示的な実施形態においては、エンドユーザは、特定地域の劇場での映画上映もしくは特定地域のレパートリーシアターにおける演劇などの“ライブ”イベントを視聴することができる。電子デバイスは、例えば、映画もしくは演劇に遅れずに同期することができ、映画もしくは演劇を視聴する間に興味ある品目を選択することができる。同期は、本技術分野とは関係なく知られている多数の方法で生じうる。例えば、エンドユーザの電子デバイスによって“読みとられる”光のコード化を、ライブイベント内の種々の時刻に配置することができる。コード化は種々の例示的な実施形態においては、劇場に存在する人には検出できず、電子デバイスによってのみ検出可能な赤外線コードである可能性がある。他の実施形態においては、種々のタイプのバーコード(クイックレスポンス(QR)コードなど)を映画内の種々の点に巧妙に埋め込むことができる。さらに他の実施形態においては、超音波トーンを、映画を表示する電子デバイスに同期するために発することができる。
【0014】
メタデータは、以下により詳細に記述されるように、多数の方法でデジタルイベントに埋め込むことができる。種々の実施形態においては、メタデータは、映画を制作するかもしくは配信するスタジオなどの、デジタルイベント制作者によって、デジタルイベントへと追加することができる。他の実施形態においては、デジタルイベント内の製品配置に責任がある一つ以上の第三者が、其々の製品に対応付けられたメタデータを各々提供することができる。メタデータの種々のデータは、その後、デジタルイベントの公開前にデジタルイベントへとコンパイルして、組み込むことができる。他の実施形態においては、これらの方法および関連する方法の組み合わせを、メタデータを作成するために使用することができる。
【0015】
例示的な一実施形態においては、動的デジタルイベント(例えば、映画)において選択可能な品目に関連する情報を選択して検索する方法、ならびに、その方法を実施するための関連するコンピュータ可読媒体が提示される。選択された品目の各々は、エンドユーザによって購入可能である。本方法は、エンドユーザの電子デバイス上に提示するためのデジタルイベントの準備をするステップを含む。デジタルイベントの準備をするステップは、デジタルイベント内で選択された品目の各々に対するタグを作成するステップと、各品目用メタデータを追加するステップとを含む。メタデータは各品目用の記述を含む。一つ以上の選択可能な品目がデジタルイベントの少なくとも一部のうちに存在することの指示がエンドユーザに対して表示される。エンドユーザが少なくとも一つの選択可能な品目を選択したか否かの決定がなされる。エンドユーザが少なくとも一つの品目を選択したという決定に基づいて、少なくとも一つの品目に対応付けられたメタデータがエンドユーザに表示される。
【0016】
別の例示的実施形態においては、動的デジタルイベントにおける複数の選択可能な品目に関連する情報を選択して検索する方法が提示される。方法は、デジタルイベントの少なくとも一部内に一つ以上の選択可能な品目が存在することの指示をエンドユーザに対して表示するステップを含む。選択可能な品目の各々は、対応付けられたメタデータを有し、購入可能である。エンドユーザが少なくとも一つの品目を選択したか否かの決定がなされる。エンドユーザが少なくとも一つの品目を選択したという決定に基づいて、当該品目に対応付けられたメタデータがエンドユーザに対して表示される。当該品目を販売する販売者の位置が突き止められる。これらの例示的な実施形態の各々およびその他の実施形態は、以下に詳細に記述される。
【0017】
ここで図1を参照して、在庫検索のために、デジタルイベントに対応付けられたメタデータを使用して、品目を選択する種々の例示的な実施形態に従う、環境を示す簡略化されたハイレベル図100が示される。ハイレベル図100は、デジタルイベント制作者101、メタデータ制作者103、プロキシ105、エンドユーザの電子デバイス113、測位システム115を含むものとして示される。これらの構成要素の各々は、ネットワーク107(例えばインターネット)を介してお互いに対して通信可能なように結合される。
【0018】
デジタルイベント制作者101は、例えば、長編映画を制作する映画スタジオであってもよい。デジタルイベント制作者101は、テレビシリーズを制作するテレビスタジオであってもよい。これらの種類のおよび他の種々の種類のデジタルイベント制作者は、本明細書でより詳細に記述される。メタデータ製作者103は、上記で記述され、また、以下の、少なくとも図4に関連して、より詳細に記述される。プロキシ105は、例えば、エンドユーザの他のネットワークサービスに対する間接的なネットワーク接続の提供を可能にする任意のタイプのコンピュータネットワークサービスであってもよい。あるタイプのプロキシは、以下の少なくとも図2および図3を参照して記述される。上述されたように、電子デバイス113は、例えば、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、ノートブック、スマートフォン、もしくはデジタルイベントを表示することが可能な他の電子機器であってもよい。さらなる電子デバイス113の記述が本明細書で提供される。デジタルイベントからの一つ以上の品目の選択は、少なくとも図5図6図7図8Aおよび図8Bによって記述されるように、電子デバイス113上のエンドユーザによってなされる。いったん選択がなされると、例えば、図9および図10で記述される測位システム115は、エンドユーザが選択した品目を購入しうる特定地域販売者109もしくはオンライン販売者111のいずれかの位置を示す。これらの構成要素を記述する種々の実施形態は以下により詳細に記述される。
【0019】
図2を参照すると、クライアント・サーバアーキテクチャを備えるシステム200の例示的な一実施形態のハイレベルネットワーク図は、第一のクライアントマシン201、第二のクライアントマシン207、第三のクライアントマシン211、ネットワーク107(例えばインターネット)および情報格納検索プラットフォーム220を含む。クライアントマシン201、207、211の各々は、上述されたように、エンドユーザの電子デバイスとして考えることができる。本実施形態においては、情報格納検索プラットフォーム220は、商業プラットフォームもしくは商業サーバを構成し、ネットワーク217、第一のクライアントマシン201、第二のクライアントマシン207、第三のクライアントマシン211を介して、サーバ側の機能を提供する。オーサリングモジュール205の形式におけるプログラマチッククライアント203は、第一のクライアントマシン201上で実行する。第一のウェブクライアント209(例えば、Microsoft Corporation of Redmond,Washによって開発されたInternet Explorerブラウザなどのブラウザ)は、第二のクライアントマシン207上で実行する。第二のウェブクライアント213は、第三のクライアントマシン211上で実行する。さらには、第一のクライアントマシン201は、一つ以上のデータベース215に結合される。
【0020】
情報格納検索プラットフォーム220について、アプリケーションプログラムインターフェイス(API)サーバ 221およびウェブサーバ223は、一つ以上のアプリケーションサーバ225に結合され、一つ以上のアプリケーションサーバ225のそれぞれに対してプログラマチックインターフェイスおよびウェブインターフェイスを提供する。アプリケーションサーバ225は、一つ以上のモジュール227(例えば、モジュール、アプリケーション、エンジンなど)をホストする。アプリケーションサーバ225は、今度は、一つ以上の情報格納データベース231へのアクセスを容易にする一つ以上のデータベースサーバ229へと結合される。一つ以上のモジュール227は、情報格納検索プラットフォーム220にアクセスするユーザに対して、多数の情報格納検索機能と、サービスとを提供する。一つ以上のモジュール227は、以下により詳細に記述される。
【0021】
図2のシステム200はクライアント・サーバアーキテクチャを使用するが、当業者は、本開示はこのようなアーキテクチャに限定されないことを認識するであろう。システム200は、例えば、分散型、ピアツーピアアーキテクチャシステムにおけるアプリケーションも同様に発見する可能性がある。一つ以上のモジュール227およびオーサリングモジュール205は、ネットワーク性能を必ずしも有する必要がないスタンドアロンソフトウェアプログラムとして実装されてもよい。
【0022】
第一のウェブクライアント209および第二のウェブクライアント213は、ウェブサーバ223によってサポートされるウェブインターフェイスを介して、一つ以上のモジュール227にアクセスする。同様に、プログラマチッククライアント203は、APIサーバ221によって提供されるプログラマチックインターフェイスを介して一つ以上のモジュール227によって提供される種々のサービスおよび機能にアクセスする。プログラマチッククライアント203は、例えば、販売者がオフラインで情報格納検索プラットフォーム220上のデータ品目もしくはリストをオーサリングし、かつ管理することを可能にする販売者アプリケーション(例えば、eBay Inc.,of SanJose,Calif.によって開発されたアプリケーション“Turbo Lister2”)である。さらには、バッチモード通信は、プログラマチッククライアント203と、情報格納検索プラットフォーム220との間で実施することができる。さらに、プログラマチッククライアント203は、前述されたように、ドメインルールおよびアスペクトルールをオーサリング、作成、解析および発行するために使用されるオーサリングモジュール205を含む可能性がある。ドメインルールおよびアスペクトルールは、データ品目および変換クエリを構成するために、情報格納検索プラットフォーム220において使用される。このようなドメインルールおよびアスペクトルールは、本技術分野とは関係なく知られている。
【0023】
ここで、図3を参照して、図3の一つ以上のモジュール227の例示的なブロック図は、通信モジュール301、リスティングモジュール303、スクラバモジュール305、ストリングアナライザモジュール307、複数のプロセシングモジュール309、発行モジュール315を含む。一つ以上のモジュール227は、さらに、市場アプリケーションブロック331を含む。これらの種々のモジュールの各々は、上述されたように、デジタルイベントから選択された品目のうちの種々の物に対して、メタデータを格納し検索するのを支援することが可能である。
【0024】
通信モジュール301は、一つ以上のクライアントマシン、201、207、211(図2参照)からクエリを受信する。クエリは、一つ以上の制約(例えば、キーワード、カテゴリ、もしくはデータ品目の種類に特有の情報)を含む。通信モジュール301は、クエリを処理するために、クエリエンジン317および検索インデックスエンジン327と相互作用し、クエリエンジン317および検索インデックスエンジン327の双方は発行モジュール315に位置している。クエリエンジン317および検索インデックスエンジン327と組み合わせて、通信モジュール301は、クエリに基づいて、アスペクト値の組(例えば、ブランド=“Donnna Karan”)の抽出を試みる。アスペクト値の組の詳細は以下により詳細に記述される。
【0025】
発行モジュール315は、図1に関連して上述されたように、情報格納検索プラットフォーム220に対して、新規ルールもしくは既存ルールを発行し、それによって、ルールを動作可能にする(例えば、ルールをデータ品目およびクエリに適用する)。具体的かつ例示的な一実施形態においては、図2の情報格納検索プラットフォーム220は、販売者と購入者間でのデータ品目もしくはリスト(例えば、商品もしくはサービス)の取引をサポートする、ネットワークベースの市場として具現化されてもよい。このような市場のうちの一つが、California,SanJoseのeBay Inc.によって開発されたeBay,The World‘s Online Marketplace(登録商標)である。本実施形態においては、情報格納検索プラットフォーム220は、データ品目を記述する販売者からの情報を受信する。データ品目は、その後、見込みのある購入者もしくは入札者によって検索される。一つ以上のモジュール227は、情報格納検索プラットフォーム220にアクセスするエンドユーザに対して、多数の市場機能およびサービスを提供するための市場アプリケーションブロック331を含む。
【0026】
発行モジュール315は、分類サービスエンジン329をさらに含む。分類サービスエンジン329は、データ品目と対応付けられた一つ以上のドメイン値の組(例えば、製品タイプ=婦人のブラウス)を識別するためのドメインルールを適用する。分類サービスエンジン329は、データ品目に対応付けられたアスペクト値の組を識別するためのアスペクトルールをさらに適用する。分類サービスエンジン329は、ドメインルールおよびアスペクトルールが情報格納検索プラットフォーム220に追加されると、または、新規ルール(例えば、ドメインルールもしくはアスペクトルール)の発行に応じて、データ品目もしくはリストに対してドメインルールおよびアスペクトルールを適用する。スクラバモジュール305は、データ品目における品目情報を構築するために、分類サービスエンジン329のサービスを利用する(例えば、分類サービスエンジン329がドメインルールおよびアスペクトルールを適用する)。分類サービスエンジン329は、その後、検索インデックスエンジン327に対してリアルタイムで(図示されていないが当業者にとって暗黙で理解される)バスを介して品目検索情報をプッシュするか、または発行する。
【0027】
検索インデックスエンジン327は、検索インデックスおよび(例えば、データ品目および対応付けられたドメイン値の組およびアスペクト値の組)データ品目検索情報を含む。検索インデックスエンジン327は、通信モジュール301から変換されたクエリを受信し、変換されたクエリに基づいて、データ品目を識別するために検索インデックスを利用する。検索インデックスエンジン327は、通信モジュール301に対して、発見されたデータ品目を通信する。
【0028】
複数のプロセシングモジュール309内のクエリ検索モジュール313は、一つ以上のクライアントマシン201、207、211から情報を受信し、一つ以上の情報格納データベース231にデータ品目として情報を格納する(図2参照)。例えば、販売者としてふるまい、かつクライアントマシンのうちの一つの上で操作するエンドユーザは、情報格納検索プラットフォーム220を介して、販売中もしくはオークション用に提供されるデータ品目用説明情報を入力する。
【0029】
複数のプロセシングモジュール309は、データ品目に対応付けられた分類情報およびメタデータ情報を受信する。当該情報は、例えば、(図示されていない)ローカルバックエンドサーバのホストするクエリエンジン317、検索インデックスエンジン327、分類サービスエンジン329に対して発行される。
【0030】
複数のプロセシングモジュール309は、クライアントマシンからデータ品目に対する要求を受信するためのデータ品目検索モジュール311をさらに含む。例えば、要求の受信に応じて、データ品目検索モジュール311は、一つ以上の情報格納データベース231(図2)上に格納されたデータ品目情報からデータ品目を読み出し、クライアントマシンによるアクセス用に、一つ以上のデータベース215にサンブル情報として当該データ品目を格納する。要求の受信に応じて、クエリ検索モジュール313は、サンプル情報からクエリを読み出して、クライアントマシンへと当該クエリを通信する。
【0031】
ストリングアナライザモジュール307は、アスペクトに対応付けるための候補値を識別するために、第一のクライアントマシン201からの要求を受信する。当該要求は、アスペクトと、当該アスペクトに対応付けられた一つ以上の値とを含んでもよい。ストリングアナライザモジュール307は、当該アスペクトを含むデータベースにおけるテキストのストリングを識別するためにアスペクト(例えば、“color”)を利用する。ストリングアナライザモジュール307は、テキストのストリングを識別して処理するために、情報格納検索プラットフォーム220に提供された種々のサービスに依存する。例えば、ストリングアナライザモジュール307は、アスペクトを当該アスペクトの派生する書式へと拡張するサービスを利用する。派生する書式とは、単数形(例えば、“color”)、複数形(例えば、“colors”)、同意語、代替語(例えば、“chroma”、“coloring”もしくは“tint”)、よくあるスペルミスの語(例えば、“collor”)もしくは頭字語を含む。
【0032】
ストリングアナライザモジュール307によって使用される(具体的に図示されていない)データベースは、情報格納検索プラットフォーム220に対してエンドユーザ(例えば、販売者が同様にクエリ入力を望まないが、購入者もしくは販売者)によって入力されたクエリもしくはデータ品目を含む。当該データベースは、辞書、辞典、もしくは他の参照ソースを格納または参照することができる。ストリングアナライザモジュール307は、アスペクトに対応付けるための候補値を識別するためにテキストのストリングを解析する。クエリストリングおよび検索技術のさらなる実施例は以下に示される。
【0033】
クエリエンジン317は、アスペクトエクストラクタモジュール319、分類情報モジュール321、メタデータサービスモジュール323、メタデータ情報モジュール325を含む。アスペクトエクストラクタモジュール319は、通信モジュール301からクエリを受信して、当該クエリからアスペクト値の組を抽出するためにアスペクトルールを適用する。さらに、アスペクトエクストラクタモジュール319は、サンプルクエリ情報としてクエリを格納する複数のプロセシングモジュール309へと、通信モジュール301から受信されたクエリを通信する。
【0034】
分類情報モジュール321は、クエリを参照して、過去の複数の検索からのフレーズを含む。例えば、エンドユーザがある品目もしくは品目の特定の組の位置を突き止めるのを支援するために、クエリ用の同義語もしくは関連情報が、分類情報モジュール321に格納されうる。
【0035】
メタデータサービスモジュール323は、通信モジュール301から受信されたクエリに基づいて、通信モジュール301へと、記述的メタデータ情報を通信する。メタデータ情報は、メタデータ情報モジュール325から検索され、元のエンドユーザが作成したクエリに基づいて、エンドユーザに対して追加情報を提供するために、通信モジュール301がフォーマットして、エンドユーザインターフェイスを作成するために利用するメタデータを含む。
【0036】
いったん、アスペクト値の組、分類情報、および他の関連情報が、例えば、データ品目検索モジュール311もしくはクエリ検索モジュール313のいずれかを介して検索されると、リスティングモジュール303は、エンドユーザのデータ品目リスト作成に対して、さらに支援を提供する。さらなる支援とは、例えば、写真、テキスト表現および入札情報をアップロードするためのエンドユーザに対する一つ以上のインターフェイスである可能性がある。
【0037】
一つ以上のモジュールは、種々の個々のモジュールおよびエンジンとして定義されているが、多数の品目が、他の方法で組み合わせられるか、または他の方法で組織化される可能性があることを当業者には理解されたい。本明細書で示された記述は、本明細書で使用されたシステムおよび方法を読者が理解するのを助けるために、例示的な一実施形態を提供するものにすぎない。
【0038】
図4は、デジタルイベントへと品目に対応付けられたメタデータを挿入するもしくは格納する例示的な一方法400を示す。例示的な方法400の種々の実装、もしくは例示的な方法400における処理は、一つ以上のプロセッサによって実行されるとき、ソフトウェア(例えば、命令もしくはコードモジュール)によって実施されてもよい。さらに、種々の実装は、電子デバイスもしくはアプリケーションに特化した集積回路のハードウェアコンポーネントによって、または、ソフトウェアおよびハードウェア構成要素の組み合わせによって達成されてもよい。このような実装および相互作用は、以下の少なくとも図11に関連してより詳細に記述される。上述されたように、種々のエンティティはメタデータを作成することができる。例えば、図1のデジタルイベント制作者101およびメタデータ製作者103は、例えば、映画スタジオなどの同一のエンティティ内の異なる部門であってもよい。他の実施形態においては、メタデータ製作者103は、デジタルイベント内に表示された種々の品目の製造者を含む、一つ以上の第三者のエンティティである可能性がある。
【0039】
図4を参照して続けると、動作401において、デジタルイベントが受信される。記述された例示的な方法400に対して、デジタルイベントは、映画スタジオから受信された映画であると仮定することができる。無論、当業者は、本明細書で提供された議論に基づいて、任意のタイプのデジタルイベントに対して種々の動作を容易に適用することが可能である。動作403においては、デジタルイベントにおける一つ以上の品目用のメタデータが受信される。上述されたように、メタデータは、サイズ、色、関連品目、価格および各品目に関連する他の情報を含んでもよい。メタデータは、(特定地域の販売者を検索するために使用することができる)流通業者、オンライン販売者、および他の関連情報に対する埋め込み型リンクも含むことができる。
【0040】
動作405においては、デジタルイベント内に表された品目の識別に基づいてタグが作成される。概して、タグは、コンテンツの全てもしくはコンテンツの一部、または、例えば、デジタルイベント内の品目、人、製品、サービス、フレーズ、歌、旋律、場所、位置、もしくは建物などのコンテンツに表された対象を識別してもよい。タグは、タグおよびコンテンツ内に表された対応する対象についての情報を調べるために使用されうる識別子を有してもよい。幾つかの実施形態においては、タグは、コンテンツの全てもしくはコンテンツの一部内の品目の位置をさらに識別してもよい。
【0041】
動作407においては、一つ以上のタグとタグ対応情報(TAI)との間の一つ以上の“リンク”が作成される。リンクは、タグとTAIとの間の一つ以上の関係を含むことができる。種々の実施形態においては、タグとTAIとの間の対応付けは、決して変化しないか、または頻繁に変化しないため、リンクは、一つ以上の静的な関係を含むか、または、一つ以上の静的な関係によって表されてもよい。例えば、静的な関係の一つは、映画中の一場面における、特定の品目の識別子と、当該品目の位置である。種々の実施形態においては、一つ以上のタグとTAIとの間の一つ以上のリンクは、動的な関係を有してもよい。タグが対応付けられたTAIは、エンドユーザがデジタルイベントを視聴する、世界の中の地域もしくはある国の地域に基づいて変化してもよい。エンドユーザの位置の決定は、図9および図10に特に関連して、以下により詳細に記述される。したがって、一つ以上のリンクは、遠くから、もしくは地域的に、任意の時刻に、種々の理由で、動的に追加し、アクティブ化し、非アクティブ化し、除去し、改変することができる。
【0042】
動作409においては、リンクが格納され、アクセスがリンクに対して提供される。例えば、リンクを表す情報は、図2の情報格納データベース231にアップロードされて、かつ格納されてもよい。他の実施形態においては、リンクは、デジタルイベントへと直接コードされてもよい。種々の実施形態においては、メタデータに関する情報の全ては、デジタルイベント制作者101(図1)に対して単に戻されて、デジタルイベント制作者101は、リンクを何処に格納するかの決定をする。動作409においては、全てのメタデータコンテンツがデジタルイベント制作者に戻される。
【0043】
簡潔に上述されたように、種々の実施形態においては、品目は、最初にタグ付けされ、メタデータはデジタルイベントを作成する同一のグループ(例えば、映画もしくはテレビ制作スタジオ)によって追加されてもよい。品目は、消費者に対する配布前もしくは配布後にタグ付けされてもよい。本技術分野とは関係なく知られているように、一つ以上のタイプのタグ付けツールが、タグコンテンツに対する正確かつ簡便な方法を提供するために、専門のコンテンツ制作者に対して開発されて提供されうる。注記されたように、種々の実施形態においては、デジタルイベント制作者と提携しているか否かに関わらず、品目は、第三者によってタグ付けされる可能性がある。例えば、映画制作スタジオは、請負業者、他の組織および会社へと、コンテンツおよび品目のタグ付けを外注してもよい。他の実施形態においては、購入者もしくはデジタルイベントのエンドユーザは、タグおよびメタデータを作成し、タグおよびメタデータをデジタルイベント内に含まれる種々の品目と対応付けてもよい。購入者もしくはデジタルイベントのエンドユーザは、種々の品目に対応付けられたメタデータおよびタグを追加してもよいし、ソーシャルネットワーキングサイトの一員、ファンコミュニティの一員、ブロガー、メディアの一員などであってもよい。
【0044】
如何にしてデジタルイベントに追加されたかに関わらず、デジタルイベントに対応付けられたメタデータおよびタグは、随意に追加し、アクティブ化し、非アクティブ化し、または除去することができる。例えば、メタデータおよびタグは、消費者に送達後であっても(例えば、エンドユーザに対するダウンロードによって)デジタルイベントに追加することができる。種々の実施形態においては、デジタルイベントに対応付けられたメタデータおよびタグは、エンドユーザの設定、品目製作者の要求、地域的制約もしくは特定地域の設定、位置、文化的選択、年齢制限などに基づいて、オンに(アクティブ化)したり、オフに(非アクティブ化)したりすることができる。種々の実施形態においては、デジタルイベントに対応付けられたメタデータおよびタグは、エンドユーザ(例えば、加入者)がデジタルイベントに対応付けられたメタデータおよびタグに対するアクセスに対して支払をしたか否か、予め決められた期間の期限が切れたか否か、広告主が品目のスポンサーもしくは製造を停止したか否かなどの、ビジネス的基準に基づいて、オンに(アクティブ化)したり、オフに(非アクティブ化)したりすることができる。
【0045】
図5を参照して、デジタルイベント中に品目を選択する例示的な一方法500が示される。デジタルイベントは、(例えば、DVD、もしくはブルーレイディスク(登録商標)の形式で)ストリーム、ダウンロードもしくは挿入されるかまたは、電子デバイス113(図1)に対して放送されてもよい。上述されたように、デジタルイベント内には、対応付けられたタグおよびメタデータとともに、種々の製品もしくはサービスが含まれ、配置される。
【0046】
例示的な方法500は、エンドユーザがアクセスし、デジタルイベントの再生を開始する動作501において開始する。種々の実施形態においては、少なくとも一つの品目がその場面で選択可能であることを示すために、電子デバイス113(図1)上に現れる単一のアイコンもしくは他の視覚的表現によって、一つ以上の品目の存在をエンドユーザが通知されてもよい。種々の実施形態においては、幾つかのアイコンが各選択可能な構成要素に対して、表示されたコンテンツ外の領域の電子デバイス113上に現れてもよい。種々の実施形態においては、表示されたデジタルイベント外の領域に品目のリストもしくはリスティングが提供されてもよい。エンドユーザが興味を持った一つ以上の選択可能な品目が存在しうることをエンドユーザが発見したとき、もしくは通知されたとき、エンドユーザは少なくとも二つの選択肢を有する。動作503においては、エンドユーザは選択をする前にデジタルイベントを一時停止してもよい。あるいは、エンドユーザは、動作505においては、”その場で”(例えば、デジタルイベントを一時停止させることなく)一つ以上の品目を単に選択してもよい。エンドユーザは、タップ、ポインティングデバイス(例えば、マウスもしくはジョイスティック)の使用、または電子デバイス113に対して肯定的に指示をする他の動作によって選択をしてもよい。
【0047】
エンドユーザは、その後、動作507において、その後の再調査用に一つ以上の品目に印づけしてもよい。いったん印づけされると、エンドユーザは、当該品目をより詳細に再調査してもよい(例えば、一つ以上の選択された品目用に対応付けられたメタデータを閲覧することによって)。例えば、エンドユーザは、動作509において、購入見込みのある品目を再調査してもよい。例示的な方法500の議論におけるこの点において理解されるように、当業者は、記述された多数の動作が、他の配列もしくは順序で実施されてもよいことを理解されたい。例えば、動作509および一つ以上のそれに続く動作は、デジタルイベントの完全な閲覧後に再調査されてもよい。
【0048】
動作511においては、電子デバイス113からのクエリに応じて、選択された一つ以上の品目を購入するか否かの決定がエンドユーザによってなされる。エンドユーザがすぐに品目を購入しないことを選択した場合には、動作519において、第二のクエリに応じて、記憶装置に品目を保持するか否かの別の決定がエンドユーザによってなされる。エンドユーザが記憶装置に当該品目を保持しないことを選択した場合、品目は動作521において削除される。エンドユーザがその後の再調査用に記憶装置に当該品目を保持することを選択した場合、エンドユーザは、動作509において、再度、当該品目を再調査する機会が与えられる。
【0049】
再度、動作511に戻ると、選択された少なくとも一つの品目を購入することをエンドユーザが選択した場合、エンドユーザの電子デバイス113の位置が動作513において決定される。電子デバイス113は、例えば、GPS位置測位、ローカルエリアネットワーク位置測位、携帯電話信号三角測量によって位置を突き止められてもよい。当該デバイスの位置の決定に関するさらなる詳細は、以下に、図9および図10を参照して示される。
【0050】
動作515においては、在庫に当該品目を有するかもしれない特定地域のもしくはオンラインの販売者が識別される。動作515は、以下に図9に関連してより詳細に記述される。動作517においては、本明細書の他部分で記述されるように、当該品目の入手可能性および価格がエンドユーザに対して示される。上述されたように、種々の動作は、示された順序以外の順序で表示するかまたは実施することができる。また、動作のうちの一つは、単一の動作へと組み入れることができる。例えば、動作517の価格および入手可能性情報は、動作509における再調査品目クエリと組み合わせられてもよい。図5の例示的な方法を参照して記述された種々の動作のさらなる詳細が本明細書で提供される。
【0051】
図6を参照して、エンドユーザの電子デバイス113(図1)のディスプレイ600の例示的な一実施形態は、デジタルイベントの視聴中に起こりうる種々のポップアップメニューを示す。例示的な本実施形態においては、ディスプレイ600は、スマートフォンの全体部分であってもよいし、または、ラップトップコンピュータにおけるウインドウであってもよい。ディスプレイ600のイベント部分601における女優は、イベント部分601内に記述されるように、複数のタグ付けされた品目のうちの一つを身につけている。エンドユーザは、イベント部分601が複数のタグ付けされた品目のうちの一つ以上を含むことを通知される。その通知は、例えば、右下角部など、ディスプレイ600のうちの任意の部分に生じる小さなポップアップ(以下の図8Aおよび図8Bを参照して記述されるが、図6には明示されていない)形式である可能性がある。通知は、短い閃光もしくは小さなビープ音などの聴覚信号の形式である可能性もある。
【0052】
エンドユーザがイベント部分601において興味ある品目を発見した場合、エンドユーザは、デジタルイベントを一時停止させるか、または興味のある品目上に一時的にカーソルを置くためにカーソルを単に移動させてもよい。イベント部分601における複数のタグ付けされた品目のうちの各々に対して、ポップアップ情報ウインドウ603が現れて、エンドユーザに対して選択された品目に関する更なる情報を提供する。ポップアップ情報ウインドウ603の代わりに、またはポップアップ情報ウインドウ603に加えて、より詳細な情報を備える追加ポップアップウインドウ605、および一つ以上の情報スクリーン613が、イベント部分601の横、もしくはイベント部分601を覆い隠すように現れてもよい。一つ以上の情報スクリーン613は、例えば、発見品目ブロック607および選択ブロック609を含む種々の他の情報領域を含む可能性がある。エンドユーザは、ポップアップ情報ウインドウ603に示された品目に関連するもしくは類似する品目の位置を突き止めるために、発見品目ブロック607を利用することができる。さらに、エンドユーザは、発見品目ブロック607に一つもしくは複数の色などの追加情報を入力することができる。関連するもしくは類似する品目は、検索プラットフォーム220(図3参照)のクエリエンジン317によって、選択された品目用に格納されたメタデータに基づいて、自動的に検索することができる。自動的に入力された検索基準に基づいて、画像結果ブロック611は、格子状形式で検索された品目を表示する。エンドユーザはその後、ポップアップ情報ウインドウ603によって表示された興味ある元の品目を選択してもよいし、または、画像結果ブロック611からの個々の品目を選択してもよい。エンドユーザはその後、追加検索によって、および選択ブロック609から追加ボタンもしくは除去ボタンを選択することによって、反復して品目を追加するかまたは除去してもよい。選択された品目は、その後、さらなる再調査のために保存されてもよい。
【0053】
いったんエンドユーザが選択を終えると、エンドユーザは“All Done(完了)!”ボタン615をタップしてもよいし、デジタルイベントを再開するためにplayを単にキーでうってもよい。特定地域もしくはオンラインの販売者は、その後、上述されたように即座に決定されるか、または、品目が格納されてその後決定される。
【0054】
具体的かつ例示的一実施形態においては、種々のポップアップウインドウおよびメニューの各々は例えば、Flex、Adobe(登録商標) Flash(登録商標)製品で実施することができる。しかしながら、他の多くのソフトウェアパッケージが、ディスプレイの種々の品目を実施するために本技術分野とは関係なく知られている。
【0055】
図7を参照して、別の一実施形態において、エンドユーザの電子デバイス113(図1)のディスプレイ700は、タグ付けされた品目がデジタルイベント中に存在する限り、タグ付けされた各品目用の情報ポップアップ703が自動的に表れるイベント部分701を含む。情報ポップアップ703は、デジタルイベントを介してわずかに認識できるほどの透明レベル(例えば、10%まで)に減少することができる。この場合においては、女優の画像は、ヘアバンド、イヤリング、ドレス、ベルト、指輪を含む複数のタグ付けされた品目を含む。複数のタグ付けされた品目の各々は、一つ以上の情報ポップアップ703を選択する(例えば、ディスプレイ700上をクリックするもしくはタップする)ことによって選択できる。いったん選択されると、テキスト表現および現在の価格もしくは入札がサイドバー705内に現れる。
【0056】
複数のタグ付けされた品目の各々に対するメタデータは、少なくとも図4を参照して上述されたように、もともと入力されていてもよい。エンドユーザは、サイドバー705のテキスト表現を介して各所望の品目を選択することによって、複数のタグ付けされた品目のうちの任意の品目を選択することができる。あるいは、エンドユーザは、総価格ブロック707を提示され、総価格ブロック707内の“I want it(それが欲しい)!”ボタン711を選択することによって示された全品目を購入することができる。エンドユーザが“I want it!”ボタン711を選択した場合、上述されたように、特定地域もしくはオンライン販売者の決定がなされる。あるいは、エンドユーザは、“Save(保存)”ボタン709を選択することによって、その後の再調査用に一つ以上の選択された品目を保存することができる。
【0057】
図8Aおよび図8Bは、エンドユーザがデジタルイベントを視聴する可能性のある電子デバイス113(図1)のディスプレイ801の他の例示的な実施形態を示す。ディスプレイの個別のイベント部分に含まれる図6および図7とは異なり、図8Aおよび図8Bのディスプレイ801の全体は、デジタルイベントの視聴専用である。他の実施形態においては、図示されていないディスプレイ801は、(明示されていない)より小さいイベント部分を有してもよい。図8Aのディスプレイ801は、興味ある品目803であるダイヤモンドブレスレットと、タグ付けされた品目インジケータ805とを含むように示される。デジタルイベントの視聴中に何らかのタグ付けされた品目が現れた時、タグ付けされた品目インジケータ805はディスプレイ上に自動的に表れる。タグ付けされた品目インジケータ805は、エンドユーザに対して、ディスプレイ801内で一つ以上のタグ付けされた品目が視聴可能であることを信号で知らせる。デジタルイベントを視聴するエンドユーザは、興味ある品目803についてのさらなる情報を得ることを望むかもしれない。エンドユーザは、興味ある品目803についてのさらなる情報を受信するために、タグ付けされた品目インジケータ805をアクティブ化することができる。
【0058】
興味ある品目803についてのさらなる情報を受信するために、タグ付けされた品目インジケータ805をアクティブ化する代わりに、エンドユーザは、例えば、タグ付けされた品目インジケータ805をクリックするか、タップすることによって、ディスプレイ内のタグ付けされた品目を検索することを選択し、それによって、ディスプレイ801内に全てのタグ付けされた品目を表示するか、またはデジタルイベントを一時停止させるか、タグ付けされた品目が現れるまでディスプレイの種々の部分にカーソルを置く。図8Bにおいては、エンドユーザはタグ付けされた品目にカーソルを置いたか、あるいはタグ付けされた品目を“発見した”状態にある。簡単な情報パネル807(もしくはポップアップウインドウ)が現れて、タグ付けされた品目についてのさらなる情報を表示する。その後、エンドユーザは、当該品目を後で再調査するために“Mark Item for Review(再調査用品目記録)”ボタン809を選択してもよいし、特定地域もしくはオンライン販売者へと向かってもよいし、当該品目の購入を考えてもよい。簡単な情報パネル807は元のデジタルイベント上のピクチャインピクチャウインドウとして提示されてもよい。あるいは、簡単な情報パネル807は、簡単な情報パネル807を介して興味ある品目803をエンドユーザが見続けられるような不透明度を低減したボックスとして単に表示されてもよい。
【0059】
上述されたように、タグ付けされた品目インジケータ805は、購入可能な品目を含むデジタルイベントのフレーム、一部、もしくは断片のうちの幾つかもしくはその全てにおいて位置する可能性がある。タグ付けされた品目インジケータ805は、ディスプレイ801上に示された品目が購入可能であることをエンドユーザに通知する。あるいは、タグ付けされた品目インジケータ805は、デジタルイベント中、可視であるように提示されていてもよいし、一つ以上の購入可能な品目がデジタルイベント内で可視であるように表示されているとき、デジタルイベントの当該部分中で(例えば、色、明るさ、閃光などによって)強調されてもよい。
【0060】
種々の実施形態においては、本発明の主題のさらなる特徴は、エンドユーザが、さらなる情報を得るため、もしくはデジタルイベント内で表示された品目を購入するためのコマンドを入力したときに、自動的に一時停止特性をアクティブ化することを含んでもよい。例えば、簡単な情報パネル807の完了および終了によって、一時停止は解除されるかまたは、エンドユーザが一時停止を解除するためにプロンプトが提供される。
【0061】
図9は、GPS位置決定システム900の簡略化された図を示す。GPS位置決定システム900は、GPS衛星901、スマートフォン903および販売者データベース913を含むように示される。スマートフォン903は、図1を参照して記述された電子デバイス113であってもよい。販売者データベース913は、地域の商工会議所によって維持されている地域的データベースであってもよいし、上述された情報格納データベース231(図2参照)であってもよいし、または、Appleton,Wisconsin,USAのPlatinum Advertising LLCによって維持されているWebsite Yellow Pages(登録商標)などの販売者データベース913であってもよい。
【0062】
記述された例示的な実施形態のうちの種々の実施形態においては、電子デバイス113のエンドユーザは、興味ある選択された品目を閲覧もしくは購入するために、特定地域の販売者へと自動的に向けられるか、特定地域の販売者へ向けられる選択肢を与えられるかのいずれかである。GPS位置決定システム900は、特定地域の販売者の決定をするために利用することができる。GPS衛星901は、過去数年間にほとんどの携帯電話に埋め込まれた集積回路(つまり、GPS受信機)によってスマートフォン903を追跡する。本技術分野とは関係なく知られている手段によって、信号は、スマートフォン903からGPS衛星901によって受信される。(当該信号は、携帯電話塔を介して間接的に受信されてもよい。)GPS衛星901は、その後、仮想地図907上に示されるようなスマートフォン903の位置を決定する。数メートルの精度内で、スマートフォン903の位置909は仮想地図907上に示されて送信され、もしそうでなければ、伝送復路911を通ってスマートフォン903へと転送される。スマートフォン903は、その後、双方向通信チャネル915を介して、販売者データベース913へと位置909を送信する。その後、(例えば、販売者データベース913のスマートフォン903のいずれかによって)最も近い特定地域の販売者の決定がなされうる。
【0063】
他の例示的な実施形態においては、位置の決定は他の手段によってなされてもよい。例えば、エンドユーザがショッピングモールにいる場合、当該モール内の種々のネットワークにアクセスして、エンドユーザの電子デバイス113の位置を決定する。
【0064】
図10を参照して、施設1011(例えば、ショッピングモール、スタジアム、エンターテイメントアリーナ、劇場など)もしくは他の局所化された地域的領域に対応付けられたワイヤレス通信ネットワークを介して動作する近距離測位位置決定システム1000の例示的一実施形態が示される。近距離測位位置決定システム1000は、図1の電子デバイス113の位置を識別するために、図9のGPS測位システム900と組み合わせて使用されてもよいし、または、任意で、個別に動作してもよい。近距離測位位置決定システム1000は、エリアネットワーキングシステム(ANS)1001、一つ以上の販売者ネットワーキングシステム(MNS)1003、施設1011内の複数の販売店1005、複数のネットワークアクセスポイント1007を含むように示される。ANS1001およびMNS1003は、例えば、種々のタイプのうちの任意のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLANs)である可能性がある。ANS1001およびMNS1003は、以下により詳細に記述されるように、電子デバイス113の位置を決定するために、お互いに組み合わせてもしくは個別に使用することができる。ネットワークアクセスポイント1007は、ANS1001とMNS1003との間のワイヤレス通信を容易にする。ANS1001とMNS1003との間の接続は、ワイヤレスであってもよいし、例えば、Ethernet接続を介してハードワイヤードされていてもよい。ネットワークアクセスポイント1007の各々は、対応付けられた通信範囲1009によって示されるような限定された範囲の有効範囲を有する。
【0065】
例示的な一実施形態においては、エンドユーザが電子デバイス113で施設1011を入力すると、ANS1001は、電子デバイス113の位置データを決定する。ANS1001もしくはMNS1003は、それを介して電子デバイス113がANS1001もしくはMNS1003のいずれかによって通信しているか、またはアクセス可能であるネットワークアクセスポイント1007を決定することによって、電子デバイス113の位置(例えば、相対的位置)を決定することができる。ネットワークアクセスポイント1007の各々は、個別のネットワークアドレスを有する。電子デバイス113から、ANS1001もしくはMNS1003のいずれかによって受信された任意のデータは、ネットワークアクセスポイント1007のうちの特定の一つに由来することをANS1001もしくはMNS103によって決定される。結果として、いずれのネットワークアクセスポイント1007が電子デバイス113からデータを受信したか、ならびに、当該特定のアクセスポイントに対応付けられた通信範囲1009を決定することによって、ANS1001もしくはMNS1003のいずれかが、施設1001内のエンドユーザのおおよその位置を決定することができる。さらに、シーケンスが進行して、ネットワークアクセスポイント1007が電子デバイス113からデータを受信すると、ANS1001もしくはMNS1003のいずれかが、エンドユーザに対する複数の位置を決定し、かつ、記述されたように、選択された品目に対応付けられた最も近い特定地域の販売者を発見するために当該位置を利用することができる。ANS1001およびMNS1003は、上述されたように、選択された品目に対応付けられた情報および販売者に係るデータベースを各々維持してもよい。ANS1001もしくはMNS1003のいずれかによって決定される位置情報は、図9に関連して上述されたように、GPS決定に結合することもできる。
【0066】
本明細書で記述された“品目”とは、概して、有形品の観点で記述されているが、当該品目は、サービスとして考えることもできる。例えば、エンドユーザが、メッセージを受信する人物の場面にカーソルを合わせると、記述された本発明の主題は、メッセージが興味ある品目であると認識し、プロセスは、当該サービスを提供する特定地域の販売者を発見するように進行する。したがって、当業者は、“品目”が品物もしくはサービスを記述するために使用されうることを認識するであろう。
【0067】
さらには、本明細書で記述される種々の実施形態は組み合わせられてもよいし、または、新規の実施形態に適応するために選択的に選ばれた構成要素であってもよい。したがって、明示されたものよりもかなり多くの置換が可能である。
【0068】
したがって、本発明の主題の種々の実施形態は種々の実施及び利用に関して記述されているが、これらの実施形態は単に例示的なものであって、本発明の範囲は記述された実施形態に限定されることはないことを理解されたい。さらに、本明細書で記述された品目の選択システムおよび方法は、本明細書で記述されたか、もしくは本明細書で定義された技術を利用して、本技術分野とは関係なく知られている任意のハードウェアシステムもしくは複数のハードウェアシステムと調和する施設で実施されてもよい。したがって、多くの変形、改変、追加および改良が可能である。
【0069】
[モジュール、コンポーネントおよび論理]
さらに、本明細書で記述されるある実施形態は、論理として、または、多数のモジュール、コンポーネントもしくは機構として実装されてもよい。モジュール、論理、コンポーネントもしくは機構(“モジュール”として集合的に称される)は、ある動作を実施することが可能な有形のユニットである可能性があり、ある方法で構成されるかもしくは配置される。ある例示的な実施形態においては、一つ以上のコンピュータシステム(例えば、スタンドアロン、クライアントもしくはサーバコンピュータ、システム)または、コンピュータシステム(例えば、プロセッサもしくは一つ以上のプロセッサ)の一つ以上のコンポーネントは、本明細書で記述されたある動作を実施するために動作するモジュールとして、ソフトウェア(例えば、アプリケーションもしくはアプリケーション部分)によって構成されてもよいし、ファームウェア(当業者に既知のように、ソフトウェアおよびファームウェアは概して、交換可能に使用することができることに留意されたい)によって構成されてもよい。
【0070】
種々の実施形態においては、モジュールは、機械的もしくは電気的に実施されてもよい。例えば、モジュールは、ある動作を実施するように恒久的に構成された(例えば、専用プロセッサ内の)専用回路もしくは専用論理を含んでもよい。モジュールは、ある動作を実施するためのソフトウェアもしくはファームウェアによって一時的に構成された(例えば、汎用プロセッサもしくは他のプログラマブルプロセッサ内に包含されたものとしての)プログラマブル論理もしくはプログラマブル回路を含んでもよい。専用かつ恒久的に構成された回路において、もしくは(例えば、ソフトウェアによって構成された)一時的に構成された回路においてモジュールを機械的に実装するための決定は、コストおよび時間を考慮して駆動されてもよいことを理解されたい。
【0071】
したがって、モジュールという用語は、有形のエンティティを含み、エンティティは、ある方法で動作するために、および/もしくは本明細書で記述されたある動作を実施するために、物理的に構築されるか、恒久的に構成される(ハードワイヤード)か、もしくは一時的に構成される(プログラムされる)ものとして理解されるべきである。モジュールもしくはコンポーネントが一時的に構成される(プログラムされる)実施形態を考えると、モジュールもしくはコンポーネントの各々は、期間のうちの任意のインスタンスで構成されるか、またはインスタンス化される必要がない。例えば、モジュールもしくはコンポーネントは、ソフトウェアを利用して構成された汎用プロセッサを含み、汎用プロセッサは、異なる時刻に其々異なるモジュールとして構成されてもよい。ソフトウェアは、したがって、或る時刻に特定のモジュールを構成するため、および異なる時刻に異なるモジュールを構成するためのプロセッサを構成してもよい。
【0072】
モジュールは、他のモジュールへと情報を提供し、かつ、他のモジュールから情報を受信することができる。したがって、記述されたモジュールは、通信可能なように結合されているものとみなされてもよい。このような複数のモジュールが同時に存在する場合、モジュールを接続する(例えば、適切な回路およびバスを介した)信号伝達を介して通信が達成されてもよい。複数モジュールが異なる時刻に構成されるかまたはインスタンス化される実施形態においては、このモジュール間の通信は、例えば、複数のモジュールがアクセスを有するメモリ構造における情報の格納と検索とを介して達成されてもよい。例えば、あるモジュールが動作を実施して、当該モジュールが通信可能なように結合されたメモリデバイスにその動作の出力を格納してもよい。さらなるモジュールは、その後、格納された出力を検索して処理するためにメモリデバイスにアクセスしてもよい。モジュールは、入力もしくは出力デバイスとの通信を開始し、リソース(例えば、情報の集合)上で動作することができる。
【0073】
[例示的なマシンアーキテクチャおよびマシン可読記憶媒体]
図11を参照して、例示的な一実施形態は、本明細書で記述された任意の一つ以上の方法論をマシンに実施させるために、そこで命令が実行されうるコンピュータシステム1100の例示的な形式におけるマシンに拡張する。別の実施形態においては、マシンは、スタンドアロンデバイスとして動作するか、または、他のマシンへと接続(例えば、ネットワーク)されてもよい。ネットワークされた配置においては、マシンは、サーバ・クライアントネットワーク環境におけるサーバもしくはクライアントマシンの容量で動作してもよいし、ピアツーピア(もしくは分散)ネットワーク環境におけるピアマシンとして動作してもよい。マシンは、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、セットトップボックス(STB)、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、ウェブアプライアンス、ネットワークルータ、スイッチもしくはブリッジ、または、そのマシンによってなされる動作を特定する(シーケンシャルまたはそれ以外の)命令を実行することが可能な任意のマシンであってもよい。さらに、唯一つのマシンが図示されているが、“マシン”という用語は、本明細書で記述された方法論のうちの任意の一つ以上を実施するための一組(もしくは複数組)の命令を個々にもしくは共同で実行するマシンの任意の集合を含むものとして解釈されるべきである。
【0074】
例示的なコンピュータシステム1100は、プロセッサ1101(例えば、中央処理装置(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)もしくはその双方)、メインメモリ1103、静的メモリ1105を含み、それらはお互いにバス1107を介して通信する。コンピュータシステム1100は、ビデオディスプレイユニット1109(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)もしくはブラウン管(CRT))をさらに含んでもよい。コンピュータシステム1100は、英数字入力デバイス1111(例えばキーボード)、ユーザインターフェイス(UI)ナビゲーションデバイス1113(例えば、マウス)、ディスクドライブユニット1115、信号生成デバイス1117(例えば、スピーカ)およびネットワークインターフェイスデバイス1119を含む。
【0075】
[マシン可読媒体]
ディスクドライブユニット1115は、本明細書で記述された任意の一つ以上の方法論もしくは機能によって具現化するかまたは使用される一つ以上の組の命令およびデータ構造(例えば、ソフトウェア1123)が格納された 非一時的マシン可読媒体1121を含む。ソフトウェア1123は、コンピュータシステム1100による実行中にメインメモリ1103もしくはプロセッサ1101内に、完全にもしくは少なくとも部分的に存在してもよい。メインメモリ1103およびプロセッサ1101も、マシン可読媒体を構成する。
【0076】
非一時的マシン可読媒体1121は、例示的な一実施形態においては、単独の媒体として示されているが、“非一時的マシン可読媒体”という用語は、一つ以上の命令を格納する単一の媒体もしくは複数の媒体(例えば、集中型もしくは分散型データベース、または対応付けられたキャッシュおよびサーバ)を含んでもよい。“非一時的マシン可読媒体”という用語は、マシンに本発明の任意の一つ以上の方法論を実施させ、マシンによって実行するための命令を格納し、エンコードし、もしくは保有することが可能な、または、この命令によって使用されるかまたは、命令に対応付けられたデータ構造を格納し、エンコードし、保有することが可能な任意の有形の媒体を含むものとしても解釈されるべきである。“非一時的マシン可読媒体”という用語は、したがって、ソリッドステートメモリならびに光学および磁気媒体を含むものとして解釈されるべきであるが、それに限定されるべきではない。非一時的マシン可読媒体の具体例は、不揮発性メモリを含み、不揮発性メモリは、例示する目的で、半導体メモリデバイス(例えば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリデバイス)、内部ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROMおよびDVD−ROMディスクを含む。
【0077】
[伝送媒体]
ソフトウェア1123は、多数の既知の伝送プロトコル(例えば、HTTP)のうちの任意の一つを利用するネットワークインターフェイスデバイス1119を介する伝送媒体を利用して、通信ネットワーク1125によってさらに伝送されるかまたは受信されてもよい。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、携帯電話ネットワーク、従来型電話(POTS)ネットワークおよびワイヤレスデータネットワーク(例えば、WiFiおよびWiMaxネットワーク)を含む。“伝送媒体”という用語は、マシンによって実行するための命令を格納し、エンコードし、もしくは保有することが可能な任意の無形媒体を含むものとして解釈されるべきであり、ソフトウェアの通信を容易にするためにデジタルもしくはアナログ通信信号もしくは他の無形媒体を含む。
【0078】
本発明の主題の概要が特定の例示的実施形態を参照して記述されてきたが、種々の改変および変形が、本発明の広義の趣旨および範囲を逸脱することなくこれらの実施形態に対してなされてもよい。一つ以上の発明が実際に開示されている場合には、任意の単一の発明もしくは発明的概念へと本出願の範囲を随意に限定することを意図することなく簡便性のために単に“発明”という用語によって本発明の主題の実施形態は、本明細書で個々にもしくは集合的に言及されることがある。
【0079】
本明細書で示された実施形態は、開示された教示を当業者が実施できるほど十分詳細に記述される。構造的および論理的置換ならびに変更が本開示の範囲を逸脱することなくなされうるように、他の実施形態が使用されてもよいし、他の実施形態から派生してもよい。したがって、詳細な説明は限定する意味で解釈されるべきではなく、種々の実施形態の範囲は、請求項が権利を与えられる均等物の全範囲に沿って、添付の請求項によってのみ定義される。
【0080】
さらに、複数の実施例は、単一の実施例として本明細書で記述されたリソース、動作もしくは構造のために提供されてもよい。さらに、種々のリソース、動作、モジュール、エンジンおよびデータ格納間の境界は、任意のものであって、特定の動作は、具体的かつ例示的な構成の文脈において示される。機能の他の割り当てが認識され、本発明の種々の実施形態の範囲内にあってもよい。概して、例示的な構成において個別のリソースとして提示された構造および機能は、組み合わせられた構造もしくはリソースとして実施されてもよい。同様に、単一のリソースとして提示された構造および機能は、個別のリソースとして実施されてもよい。
【0081】
これらのおよび他の変形、改変、追加および改良は、添付の請求項によって表される本発明の主題の範囲内にある。したがって、本明細書および図面は、限定する意味ではなく例示的な意味としてみなされるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9
図10
図11