(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-59095(P2015-59095A)
(43)【公開日】2015年3月30日
(54)【発明の名称】腸細胞活性化用組成物
(51)【国際特許分類】
A61K 36/899 20060101AFI20150303BHJP
A61K 31/718 20060101ALI20150303BHJP
A61K 35/74 20150101ALI20150303BHJP
A61K 31/702 20060101ALI20150303BHJP
A61P 1/00 20060101ALI20150303BHJP
A61P 1/14 20060101ALI20150303BHJP
A61P 43/00 20060101ALI20150303BHJP
【FI】
A61K35/78 U
A61K31/718
A61K35/74 A
A61K31/702
A61P1/00
A61P1/14
A61P43/00 107
A61P43/00 121
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-192914(P2013-192914)
(22)【出願日】2013年9月18日
(71)【出願人】
【識別番号】398028503
【氏名又は名称】株式会社東洋新薬
(74)【代理人】
【識別番号】100076532
【弁理士】
【氏名又は名称】羽鳥 修
(74)【復代理人】
【識別番号】100161698
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 知子
(74)【代理人】
【識別番号】100101292
【弁理士】
【氏名又は名称】松嶋 善之
(74)【代理人】
【識別番号】100090527
【弁理士】
【氏名又は名称】舘野 千惠子
(72)【発明者】
【氏名】田頭 英樹
(72)【発明者】
【氏名】鍔田 仁人
(72)【発明者】
【氏名】高垣 欣也
【テーマコード(参考)】
4C086
4C087
4C088
【Fターム(参考)】
4C086AA01
4C086AA02
4C086EA01
4C086EA20
4C086MA01
4C086MA03
4C086MA04
4C086MA52
4C086NA05
4C086NA14
4C086ZA66
4C086ZA73
4C086ZB22
4C086ZC75
4C087AA01
4C087AA02
4C087BC55
4C087BC56
4C087BC57
4C087BC58
4C087BC59
4C087BC60
4C087BC62
4C087BC64
4C087BC66
4C087BC75
4C087MA52
4C087NA05
4C087NA14
4C087ZA66
4C087ZA73
4C087ZB22
4C087ZC75
4C088AB73
4C088AC05
4C088BA07
4C088BA08
4C088MA52
4C088NA05
4C088NA14
4C088ZA66
4C088ZA73
4C088ZB22
4C088ZC75
(57)【要約】 (修正有)
【課題】腸細胞を活性化させてその増殖を促す作用に優れ健全化させるのに適した腸細胞活性化用組成物の提供。
【解決手段】大麦などの麦の葉又はその加工物を含有し、更に難消化性デキストリンなどの水溶性食物繊維とイソマルトオリゴ糖などのオリゴ糖と乳酸菌とを含有する腸細胞活性化用組成物。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
麦の葉又はその加工物を含有する腸細胞活性化用組成物。
【請求項2】
さらに水溶性食物繊維とオリゴ糖と乳酸菌とを含有する請求項1に記載の腸細胞活性化用組成物。
【請求項3】
水溶性食物繊維が難消化性デキストリン、アルギン酸、グアガム加水分解物、グアガム、グルコマンナン、ガラクトマンナン、ペクチン、ポリデキストロース、カラギーナンから選ばれる一種又は二種以上である請求項2に記載の腸細胞活性化用組成物。
【請求項4】
オリゴ糖がイソマルトオリゴ糖、ラクチュロース、パラチノース、フラクトオリゴ糖、ラフィノース、スタキオース、キシロオリゴ糖、マルトオリゴ糖、トレハロース、ガラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、ビートオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、ニゲロオリゴ糖、スクロース、ラクトース、マルトース、シクロデキストリンから選ばれる一種又は二種以上である請求項2又は3に記載の腸細胞活性化用組成物。
【請求項5】
乳酸菌がBifidobacterium bifidum、Bifidobacterium breve、Bifidobacterium infantis、Bifidobacterium lactis、Bifidobacterium longum、Bifidobacterium adolescentis、Bifidobacterium mongoliense、Lactbacillus brevis、Lactbacillus gasseri、Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus buchneri、Lactobacillus bulgaricus、Lactobacillus delburvecki、Lactobacillus casei、Lactobacillus crispatus、Lactobacillus curvatus、Lactobacillus halivaticus、Lactobacillus pentosus、Lactobacillus plantarum、Lactobacilus paracasei、Lactobacillus rhamnosus、Lactobacillus salivarius、Lactobacillus sporogenes、Lactobacillus sakei、Lactobacillus fructivorans、Lactobacillus hilgardii、Lactobacillus reuteri、Lactobacillus fermentum、Enterococcus faecalis(Streptococcus faecalisと称されることもある)、Enterococcus faesium(Streptococcus faesiumと称されることもある)、Streptococcus thermophilus、Lactococcus lactis(Streptococcus lactisと称されることもある)、Leuconostoc mesenteroides、Leuconostoc oenos、Pediococcus acidilactici、Pediococcus pentosaceus、Staphylococcus carnosus、Staphylococcus xylosus、Tetragenococcus halophilus、Bacillus coagulans、及びBacillus mesentericusから選ばれる一種又は二種以上である請求項2〜4のいずれかに記載の腸細胞活性化用組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、腸細胞活性化用組成物に関し、特に腸細胞を活性化させて腸を健全化させるのに適した腸細胞活性化用組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より麦の葉は、モロヘイヤと同様、健康食品として使用されている。例えば特許文献1には、麦若葉の抽出エキスを粉末化し、これにきな粉等を混合して錠剤化する方法が記載されている。そして、麦若葉類を粉末化する方法が特許文献2に記載されている。また特許文献3では麦若葉末と水溶性食物繊維とオリゴ糖と乳酸菌とを含有し、血液浄化作用を有する加工食品が記載されている。
また腸への作用に関して言えば、特許文献4では麦若葉末と便秘改善作用を有する成分とを含有する食品が優れた腸内環境改善効果を有することが記載されている。ここで便秘改善作用を有する成分としては乳酸菌、ビフィズス菌、食物繊維、オリゴ糖等が挙げられている。また特許文献5では難消化性デキストリンによる整腸作用が記載され、特許文献6ではオリゴ糖と乳酸菌の代謝産物による整腸作用が記載されている。
【0003】
しかしながら、特許文献3は、血液浄化作用を有し、血清コレステロールや血糖値を下げる効果を奏する加工食品に関するものである。また、特許文献4〜6は、何れも整腸作用に関し、腸内細菌の増加や不要物の排出促進などの腸内環境に作用するものであり、腸細胞へ直接働きかけて、腸細胞を活性化するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭59−173063号公報
【特許文献2】特許第2544302号公報
【特許文献3】特許第3001880号公報
【特許文献4】特開2002−51731号公報
【特許文献5】特開平5−255404号公報
【特許文献6】特開平11−56301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明はこのような従来の事情に対処してなされたもので、腸細胞へ直接働きかけることにより、腸細胞を活性化させる腸細胞活性化用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、麦の葉又はその加工物が腸細胞を活性化させる点で有効であり、上記課題を解決できることを見出し本発明に至った。
【0007】
すなわち本発明は、麦の葉又はその加工物を含有する腸細胞活性化用組成物である。
また本発明は、麦の葉又はその加工物と水溶性食物繊維とオリゴ糖と乳酸菌とを含有する腸細胞活性化用組成物である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の腸細胞活性化用組成物は、腸細胞を活性化させて腸細胞を増殖させることで腸自体を健全化することができる。また、本発明の腸細胞活性化用組成物は、経口での摂取が可能であり、適用が容易である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の腸細胞活性化用組成物におけるCaco−2細胞の活性化/増殖を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の腸細胞活性化用組成物とは、腸細胞を活性化して細胞増殖を促す作用を有するものである。
腸には免疫細胞全体のうち約6割が存在しているといわれており、細菌やウイルスなどの病原体の侵入をくい止めるという機能を有している。そのため、腸細胞を活性化させてその増殖を促すことは、免疫力を高めることにもつながり、健康を保つ上でも重要である。
【0011】
本発明で、麦の葉又はその加工物とは、麦の葉の乾燥粉末、麦の葉搾汁物またはその乾燥粉末、麦の葉のエキスまたはその乾燥粉末などがある。これらの原料としては、例えば、大麦、小麦、ライ麦、えん麦などの麦類の葉が用いられ、その中でも大麦が好ましく用いられる。また、原料としては、麦の葉に加えて、麦の茎を含んでも良い。粉末化の方法は、例えば、特許第2544302号公報に記載されている。
麦の葉には食物繊維が含まれているが、その大部分が不溶性食物繊維である。
【0012】
本発明の腸細胞活性化用組成物は、麦の葉又はその加工物にさらに、水溶性食物繊維とオリゴ糖と乳酸菌とを含有させることで、腸細胞活性化作用はより高くなる。
【0013】
このうち水溶性食物繊維としては、難消化性デキストリン、アルギン酸、グアガム加水分解物、グアガム、グルコマンナン、ガラクトマンナン、ペクチン、ポリデキストロース、カラギーナン等が挙げられる。
【0014】
オリゴ糖は、腸内細菌によって資化され、一般に腸内環境を整備すると考えられているので、不溶性食物繊維と同じ機能、すなわち、大腸がん予防効果、腸内環境の改善に作用すると考えられる。また、乳酸菌も同様に腸内環境を整備すると考えられている。
【0015】
オリゴ糖としては、イソマルトオリゴ糖、ラクチュロース、パラチノース、フラクトオリゴ糖、ラフィノース、スタキオース、キシロオリゴ糖、マルトオリゴ糖、トレハロース、ガラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、ビートオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、ニゲロオリゴ糖、スクロース、ラクトース、マルトース、シクロデキストリン等が挙げられる。
【0016】
乳酸菌としては、Bifidobacterium bifidum 、Bifidobacterium breve、Bifidobacterium infantis、Bifidobacterium lactis、Bifidobacterium longum、Bifidobacterium adolescentis、Bifidobacterium mongoliense、Lactbacillus brevis、Lactbacillus gasseri、Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus buchneri、Lactobacillus bulgaricus、Lactobacillus delburvecki、Lactobacillus casei、Lactobacillus crispatus、Lactobacillus curvatus、Lactobacillus halivaticus、Lactobacillus pentosus、Lactobacillus plantarum、Lactobacilus paracasei、Lactobacillus rhamnosus、Lactobacillus salivarius、Lactobacillus sporogenes、Lactobacillus sakei、Lactobacillus fructivorans、Lactobacillus hilgardii、Lactobacillus reuteri、Lactobacillus fermentum、Enterococcus faecalis(Streptococcus faecalisと称されることもある)、Enterococcus faesium(Streptococcus faesiumと称されることもある)、Streptococcus thermophilus、Lactococcus lactis(Streptococcus lactisと称されることもある)、Leuconostoc mesenteroides、Leuconostoc oenos、Pediococcus acidilactici、Pediococcus pentosaceus、Staphylococcus carnosus、Staphylococcus xylosus、Tetragenococcus halophilus、Bacillus coagulans、及びBacillus mesentericus等が用いられる。
【0017】
本発明においては麦の葉又はその加工物に、水溶性食物繊維とオリゴ糖と乳酸菌とを添加することにより、腸細胞をより活性化させることができることが見出された。
【0018】
なお、本発明の腸細胞活性化用組成物は、適用方法として、経口にて摂取する方法が好ましい。
【0019】
本発明の腸細胞活性化用組成物を使用する場合の配合量は次のとおりである。
麦の葉又はその加工物の配合量は、好ましくは、0.002重量%〜95重量%、より好ましくは、0.01重量%〜90重量%、さらに好ましくは0.1〜90重量%である。
水溶性食物繊維の配合量は、好ましくは、1重量%〜50重量%、より好ましくは、5重量%〜40重量%である。
オリゴ糖の配合量は、好ましくは、0.1重量%〜30重量%、より好ましくは、1重量%〜20重量%である。
乳酸菌の添加量は、好ましくは、0.01重量%〜10重量%、より好ましくは、0.1重量%〜5重量%である。
【0020】
本発明の腸細胞活性化用組成物は、上述した成分以外のその他の成分を1又は2以上含んでいてもよい。前記のその他の成分としては、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、特に制限はなく、例えば、機能性成分、甘味料、調味料、賦形剤、増量剤、結合剤、増粘剤、乳化剤、着色料、香料などが挙げられる。
【0021】
本発明の腸細胞活性化用組成物の剤形としては、例えばハードカプセルやソフトカプセルのようなカプセル剤、液剤、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、飴状等が挙げられる。本発明の腸細胞活性化用組成物は、その剤形に応じて、そのまま経口摂取してもよいし、水等に溶解・分散させて経口摂取してもよい。
【実施例】
【0022】
本発明について以下に実施例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれによりなんら限定されるものではない。
本発明では、ヒト結腸癌由来株化細胞のCaco−2細胞による増殖試験の方法を用いた。なお、麦の葉又はその加工物としては、株式会社東洋新薬製の大麦若葉末を用いた。
【0023】
試験例(1)〜(6)
(試験方法)
(1)細胞培養
(1−1)細胞
Caco−2細胞はECACC株(ECACC 86010202)をDSファーマバイオメディカルより購入した。
(1−2)使用培地
DMEMに10%非動化FBS、1%非必須アミノ酸、1%ペニシリン‐ストレプトマイシンを添加した培地を使用した。
【0024】
(1−3)培養および継代
通常培養中は、T−75フラスコ1枚に1〜10×10
6 cellsの細胞を播種し、2〜3日に1回培地交換を、80〜90%コンフルエント時に継代を実施した。継代では、PBS(−)で1回洗浄後、0.25%トリプシン‐EDTAを1mL添加し、室温で2〜3分間インキュベート後に顕微鏡にて細胞剥離を確認した。使用培地を4mL添加してトリプシンを失活させ、ピペッティングにて細胞浮遊液を調整した。細胞浮遊液を10μL採取し、細胞計数分析装置(TC10全自動セルカウンター バイオ・ラッド社製)で細胞数を計測した。遠心分離により培地を除去し、適量の培地を添加し細胞浮遊液を調整した後、新しいディッシュもしくは透過膜上に細胞を播種した。
【0025】
(2)Caco−2細胞の増殖試験
10%ウシ胎児血清(FBS)DMEM培地に懸濁したCaco−2細胞を0.5×10
4細胞/ウェルになるように96ウェルプレート(ベクトンディッキンソン社製)に播種し、一晩CO
2インキュベーター(37度、5%CO
2、飽和水蒸気)で培養した。
【0026】
培養後、ウェル中の培地を捨て、10%FBS含有DMEM培地中に、下記表1の最終濃度となるように、大麦若葉末、水溶性食物繊維として難消化性デキストリン、乳酸菌としてStreptococcus faecalis及びオリゴ糖としてイソマルトオリゴ糖をそれぞれ水に溶かして100μlずつ、3ウェルに加え、CO
2インキュベーターで2日間培養した。
【0027】
【表1】
【0028】
ウェル中の培地を捨て、DMEM培地で20倍に希釈したCell Counting−8 Kit(同仁化学研究所社製)を100μlずつ加え、同時に細胞の入っていないウェルにも100μlずつ加え(バックグラウンド用)、CO
2インキュベーターで30分間保温した。
【0029】
プレートリーダー(Varioskan、Thermo Electron社製)で450nmの吸光度を測定し、得られた値からバックグラウンドとの差を取り、表1の試験例(1)を基準として吸光度の比率を算出した。吸光度の比率とCaco−2細胞数の比率とは正比例の関係にあるので、吸光度の比率は、すなわちCaco−2細胞数の比率である。測定結果を
図1に示す。
【0030】
(試験結果)
図1の試験例(1)乃至(4)について検討すると、大麦若葉末の濃度を高くするにつれ、Caco−2細胞数の比率が増加していくのがわかる。
【0031】
また試験例(3)は大麦若葉末40μg/mlの場合であるが、その時の細胞数比率は試験例(5)の水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌のすべてをそれぞれ200μg/ml用いた時よりも大きい。よって、大麦若葉末には優れた腸細胞活性化作用があり、腸細胞活性化剤として有用であることが分かる。
【0032】
さらに、大麦若葉末、水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌を全て配合した試験例(6)の値が最も大きくなっていることから、これら4つの成分を組み合わせたものが、最も腸細胞の活性化及び増殖の効果を高めることができるといえる。
【手続補正書】
【提出日】2014年7月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
大麦の葉又はその加工物を含有する腸細胞活性化用組成物。
【請求項2】
前記大麦の葉又はその加工物が、大麦の葉の乾燥粉末又は搾汁物若しくはその乾燥粉末である請求項1に記載の腸細胞活性化用組成物。
【請求項3】
さらに水溶性食物繊維とオリゴ糖と乳酸菌とを含有する請求項1又は2に記載の腸細胞活性化用組成物。
【請求項4】
水溶性食物繊維が難消化性デキストリン、アルギン酸、グアガム加水分解物、グアガム、グルコマンナン、ガラクトマンナン、ペクチン、ポリデキストロース、カラギーナンから選ばれる一種又は二種以上である請求項3に記載の腸細胞活性化用組成物。
【請求項5】
オリゴ糖がイソマルトオリゴ糖、ラクチュロース、パラチノース、フラクトオリゴ糖、ラフィノース、スタキオース、キシロオリゴ糖、マルトオリゴ糖、トレハロース、ガラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、ビートオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、ニゲロオリゴ糖、スクロース、ラクトース、マルトース、シクロデキストリンから選ばれる一種又は二種以上である請求項3又は4に記載の腸細胞活性化用組成物。
【請求項6】
乳酸菌がBifidobacterium bifidum、Bifidobacterium breve、Bifidobacterium infantis、Bifidobacterium lactis、Bifidobacterium longum、Bifidobacterium adolescentis、Bifidobacterium mongoliense、Lactbacillus brevis、Lactbacillus gasseri、Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus buchneri、Lactobacillus bulgaricus、Lactobacillus delburvecki、Lactobacillus casei、Lactobacillus crispatus、Lactobacillus curvatus、Lactobacillus halivaticus、Lactobacillus pentosus、Lactobacillus plantarum、Lactobacilus paracasei、Lactobacillus rhamnosus、Lactobacillus salivarius、Lactobacillus sporogenes、Lactobacillus sakei、Lactobacillus fructivorans、Lactobacillus hilgardii、Lactobacillus reuteri、Lactobacillus fermentum、Enterococcus faecalis(Streptococcus faecalisと称されることもある)、Enterococcus faesium(Streptococcus faesiumと称されることもある)、Streptococcus thermophilus、Lactococcus lactis(Streptococcus lactisと称されることもある)、Leuconostoc mesenteroides、Leuconostoc oenos、Pediococcus acidilactici、Pediococcus pentosaceus、Staphylococcus carnosus、Staphylococcus xylosus、Tetragenococcus halophilus、Bacillus coagulans、及びBacillus mesentericusから選ばれる一種又は二種以上である請求項3〜5のいずれか1項に記載の腸細胞活性化用組成物。
【請求項7】
さらに難消化性デキストリン、オリゴ糖及びEnterococcus faecalis(Streptococcus faecalisと称されることもある)を含有する、請求項2に記載の腸細胞活性化用組成物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
すなわち本発明は、
大麦の葉又はその加工物を含有する腸細胞活性化用組成物である。
また本発明は、
大麦の葉又はその加工物と水溶性食物繊維とオリゴ糖と乳酸菌とを含有する腸細胞活性化用組成物である。
【手続補正書】
【提出日】2014年11月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
大麦の葉又はその加工物を含有し、さらに難消化性デキストリン、オリゴ糖及びストレプトコッカス・フェカリス(Streptococcus faecalis)を含有する腸細胞活性化用組成物。
【請求項2】
前記大麦の葉又はその加工物が、大麦の葉の乾燥粉末又は搾汁物若しくはその乾燥粉末である請求項1に記載の腸細胞活性化用組成物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
すなわち本発明は、大麦の葉又はその加工物を含有
し、さらに難消化性デキストリン、オリゴ糖及びストレプトコッカス・フェカリス(Streptococcus faecalis)を含有する腸細胞活性化用組成物であ
る。