【実施例】
【0024】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これにより本発明の範囲が限定されるものではない。
【0025】
まず、実施例に使用したプラセンタエキスの調製方法を示す。
【0026】
[プラセンタエキス1]
ヨーロッパ産豚由来プラセンタを、加水分解後、ろ過、乾燥させて得られた、プラセンタエキスを、プラセンタエキス1として使用した。
【0027】
[プラセンタエキス2]
日本産SPF豚由来プラセンタを、加水分解後、ろ過、乾燥させて得られた、プラセンタエキスを、プラセンタエキス2として使用した。
【0028】
表1に示す処方にて、定法により飲料を調製し、味の評価を行った。味の評価は、味覚官能評価専門パネル3名がそれぞれ試飲し、合議により飲みはじめから飲み終わった後までの味の評価を行った。
【0029】
【表1】
【0030】
実施例1はプラセンタエキスの味がマスキングされ、飲みはじめから後味までおいしいという評価であった。これに対し、フィチン酸をクエン酸、クエン酸ナトリウムに代替した比較例1は、酸味が強すぎて、飲みにくいという評価であった。またアラニンを配合していない比較例2は、プラセンタエキスのマスキングが充分ではなく、生臭みが強いという評価であった。
【0031】
他の飲料の実施例を示す。
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
[実施例11]
(1)プラセンタエキス1 800mg
(2)液糖 3000mg
(3)フィチン酸(50%水溶液) pHを3.8とする量
(4)アラニン 300mg
(製法)
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.8に調整し、更に精製水を加えて全量を100mLとした。ガラス瓶に充填してキャップを施し、内服液剤を得た。
【0035】
[実施例12]
(1)プラセンタエキス1 1000mg
(2)エリスリトール 1500mg
(3)難消化性デキストリン 100mg
(4)果糖液糖 600mg
(5)アラニン 300mg
(6)フィチン酸(50%水溶液) pHを3.5とする量
(製法)
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.5に調整し、更に精製水を加えて全量を100mLとした。ガラス瓶に充填してキャップを施し、内服液剤を得た。
【0036】
[実施例13]
(1)プラセンタエキス2 1200mg
(2)加水分解コラーゲン 1000mg
(3)液糖 3000mg
(4)アラニン 700mg
(5)フィチン酸(50%水溶液) pHを3.7とする量
(製法)
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.7に調整し、更に精製水を加えて全量を100mLとした。
【0037】
[実施例14]
(1)プラセンタエキス2 300mg
(2)アラニン 400mg
(3)フィチン酸(50%水溶液) 100mg
(4)塩化カルニチン 20mg
(5)アルギニン塩酸塩 200mg
(6)アスパラギン酸マグネシウム 250mg
(7)グルコン酸カルシウム 300mg
(8)ベンホチアミン 10mg
(9)リン酸リボフラビンナトリウム 10mg
(10)塩酸ピリドキシン 10mg
(11)アスコルビン酸 1000mg
(12)キシリトール 4000mg
(13)トレハロース 5000mg
(14)エリスリトール 5000mg
(15)クエン酸 800mg
(16)クエン酸ナトリウム pHを3.5とする量
(17)シトラスフレーバー 100mg
(製法)
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.5に調整し、更に精製水を加えて全量を100mLとした。
【0038】
[実施例15]
(1)プラセンタエキス2 300mg
(2)アラニン 400mg
(3)フィチン酸(50%水溶液) 100mg
(4)L-カルニチン 20mg
(5)L-アルギニン 200mg
(6)アスパラギン酸ナトリウム 250mg
(7)グルコン酸カルシウム 300mg
(8)硝酸チアミン 10mg
(9)リン酸リボフラビンナトリウム 10mg
(10)塩酸ピリドキシン 10mg
(11)アスコルビン酸 1000mg
(12)キシリトール 4000mg
(13)トレハロース 5000mg
(14)エリスリトール 5000mg
(15)クエン酸 800mg
(16)クエン酸ナトリウム pHを3.5とする量
(17)マンゴーフレーバー 100mg
(製法)
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.5に調整し、更に精製水を加えて全量を100mLとした。
【0039】
[実施例16]
(1)プラセンタエキス1 5000mg
(2)アラニン 600mg
(3)フィチン酸(50%水溶液) pHを3.6とする量
(4)ロイシン 200mg
(5)イソロイシン 200mg
(6)バリン 200mg
(7)ヒスチジン塩酸塩 100mg
(8)アルギニン塩酸塩 200mg
(10)アスパラギン酸マグネシウム 300mg
(11)硝酸チアミン 10mg
(12)リボフラビン 10mg
(13)ピリドキシン塩酸塩 100mg
(14)アスコルビン酸 1000mg
(15)アミノエチルスルホン酸 1000mg
(16)ソルビトール 4000mg
(17)トレハロース 5000mg
(18)キシリトール 4000mg
(19)ステビア抽出物 30mg
(20)アセスルファムカリウム 3mg
(21)グアバフレーバー 100mg
(製法)
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.6に調整し、更に精製水を加えて全量を100mLとした。
【0040】
[実施例17]
(1)プラセンタエキス1 5000mg
(2)アラニン 600mg
(3)フィチン酸(50%水溶液) pHを3.6とする量
(4)ロイシン 200mg
(5)イソロイシン 200mg
(6)バリン 200mg
(7)ヒスチジン塩酸塩 100mg
(8)L−アルギニン 200mg
(10)アスパラギン酸ナトリウム 300mg
(11)硝酸チアミン 10mg
(12)リン酸リボフラビンナトリウム 10mg
(13)ピリドキシン塩酸塩 100mg
(14)アスコルビン酸 1000mg
(15)ソルビトール 4000mg
(16)トレハロース 5000mg
(17)キシリトール 4000mg
(18)ステビア抽出物 30mg
(19)アセスルファムカリウム 3mg
(20)グアバフレーバー 100mg
(製法)
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.6に調整し、更に精製水を加えて全量を100mLとした。
【0041】
[実施例18]
(1)プラセンタエキス1 50mg
(2)アラニン 100mg
(3)フィチン酸(50%水溶液) pHを3.7とする量
(4)ヒアルロン酸 10mg
(5)γ−アミノ酪酸 200mg
(6)難消化性デキストリン 200mg
(7)加水分解エラスチン 500mg
(8)硝酸リボフラビン 10mg
(9)ピリドキシン塩酸塩 10mg
(10)シアノコバラミン 60μg
(11)パンテノール 10mg
(12)ニコチン酸アミド 50mg
(13)アミノエチルスルホン酸 3000mg
(14)ソルビトール 5000mg
(15)キシリトール 4000mg
(16)マルチトール 2000mg
(17)リンゴ酸 100mg
(18)グアバフレーバー 50mg
(19)ピーチフレーバー 50mg
(製法)
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.7に調整し、更に精製水を加えて全量を100mLとした。
【0042】
[実施例19]
(1)プラセンタエキス1 50mg
(2)アラニン 100mg
(3)フィチン酸(50%水溶液) pHを3.7とする量
(4)ヒアルロン酸 10mg
(5)γ−アミノ酪酸 200mg
(6)難消化性デキストリン 200mg
(7)加水分解エラスチン 500mg
(8)リン酸リボフラビンナトリウム 10mg
(9)ピリドキシン塩酸塩 10mg
(10)シアノコバラミン 60μg
(11)パントテン酸カルシウム 10mg
(12)ニコチン酸アミド 50mg
(13)ソルビトール 5000mg
(14)キシリトール 4000mg
(15)マルチトール 2000mg
(16)リンゴ酸 100mg
(17)グアバフレーバー 50mg
(18)ピーチフレーバー 50mg
(製法)
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.7に調整し、更に精製水を加えて全量を100mLとした。
【0043】
[実施例20]
(1)プラセンタエキス2 500mg
(2)アラニン 400mg
(3)フィチン酸(50%水溶液) pHを3.5とする量
(4)コンドロイチン硫酸 50mg
(5)アスタキサンチン 50mg
(6)硝酸チアミン 10mg
(7)リン酸リボフラビンナトリウム 10mg
(8)ピリドキシン塩酸塩 10mg
(9)ニコチン酸アミド 100mg
(10)無水カフェイン 100mg
(11)アミノエチルスルホン酸 2000mg
(12)ブドウ糖 5000mg
(13)難消化性デキストリン 4000mg
(14)エリスリトール 5000mg
(15)キシリトール 2000mg
(16)ステビア抽出物 20mg
(17)アセスルファムカリウム 30mg
(18)スクラロース 5mg
(19)ミックスフルーツフレーバー 100mg
(製法)
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.5に調整し、更に精製水を加えて全量を100mLとした。
【0044】
[実施例21]
(1)プラセンタエキス2 500mg
(2)アラニン 400mg
(3)フィチン酸(50%水溶液) pHを3.5とする量
(4)コンドロイチン硫酸 50mg
(5)アスタキサンチン 50mg
(6)硝酸チアミン 10mg
(7)リン酸リボフラビンナトリウム 10mg
(8)ピリドキシン塩酸塩 10mg
(9)ニコチン酸アミド 100mg
(10)無水カフェイン 100mg
(11)アミノエチルスルホン酸 2000mg
(12)ブドウ糖 5000mg
(13)難消化性デキストリン 4000mg
(14)エリスリトール 5000mg
(15)キシリトール 2000mg
(16)ステビア抽出物 20mg
(17)アセスルファムカリウム 30mg
(18)スクラロース 5mg
(19)ミックスフルーツフレーバー 100mg
(製法)
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.5に調整し、更に精製水を加えて全量を100mLとした。
【0045】
[実施例22] ゼリー状飲料
(1)プラセンタエキス2 1400mg
(2)アラニン 800mg
(3)フィチン酸(50%水溶液) pHを3.4とする量
(4)コラーゲン加水分解物 1000mg
(5)エラスチン加水分解物 1000mg
(6)ヒアルロン酸 500mg
(7)難消化性デキストリン 1000mg
(8)γ−アミノ酪酸 100mg
(9)アスタキサンチン 50mg
(10)液糖 3000mg
(11)キサンタンガム 3000mg
(12)粉末寒天 3000mg
(13)カラギーナン 500mg
(14)ジェランガム 500mg
(15)フレーバー 100mg
(製法)
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.5に調整し、更に精製水を加えて全量を100gとした。
【0046】
実施例11〜22関し、試飲したところ、プラセンタエキスの原料臭の気になる製品は無く、全ておいしいとの評価であった。