特開2015-69654(P2015-69654A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2015-69654オンデマンド印刷ジョブにおける印刷管理
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-69654(P2015-69654A)
(43)【公開日】2015年4月13日
(54)【発明の名称】オンデマンド印刷ジョブにおける印刷管理
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20150317BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20150317BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20150317BHJP
   B41J 29/00 20060101ALI20150317BHJP
   B41J 3/01 20060101ALI20150317BHJP
【FI】
   G06F3/12 K
   G06F3/12 W
   G06F3/12 D
   H04N1/00 107Z
   B41J29/38 Z
   B41J29/00 Z
   B41J3/01
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2014-197874(P2014-197874)
(22)【出願日】2014年9月29日
(31)【優先権主張番号】14/041,026
(32)【優先日】2013年9月30日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】507031918
【氏名又は名称】コニカ ミノルタ ラボラトリー ユー.エス.エー.,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】特許業務法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ミン, ウェイ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】原本印刷物の再印刷物を作成するためのオンデマンド印刷(POD)ジョブにおいて、印刷物を再印刷または複写する権利の認証および確認を有効かつ効率的に支援するための2Dバーコード利用方法を提供する。
【解決手段】PODジョブ命令を受信する工程S110と、機械可読パターンから文書登録情報および印刷管理情報を取り出す工程S120,S130と、文書登録情報に基づいて原本印刷物を認証する工程S140と、印刷管理情報に基づいて再印刷許可を確認する工程S140,160と、再印刷物のための新しい機械可読パターンを生成する工程S170と、再印刷物の最新の情報を含む、デジタル形式の文書のマスター機械可読パターン、または、再印刷物の最新の情報を含む、文書に関するデータファイルを保持する工程S180と、新しい機械可読パターン付きの再印刷物を作成することによってPODジョブ命令を完了させる工程S190と、を含む。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
原本印刷物の機械可読パターンがあらかじめ生成されて当該原本印刷物上に印刷され、前記機械可読パターンが当該原本印刷物の文書登録情報および管理情報を含んでいる、文書の前記原本印刷物の複製を管理する方法であって、
前記原本印刷物の再印刷物を作成するためのオンデマンド印刷(POD)ジョブ命令を受信する工程と、
前記機械可読パターンから文書登録情報および印刷管理情報を取り出す工程と、
前記文書登録情報に基づいて前記原本印刷物を認証する工程と、
前記印刷管理情報に基づいて再印刷許可を確認する工程と、
前記再印刷物のための新しい機械可読パターンを生成する工程と、
前記再印刷物の最新の情報を含む、デジタル形式の前記文書のマスター機械可読パターン、または、前記再印刷物の最新の情報を含む、前記文書に関するデータファイルを保持する工程と、
前記新しい機械可読パターン付きの前記再印刷物を作成することによって前記PODジョブ命令を完了させる工程と、
を含む方法。
【請求項2】
前記取り出す工程は、スキャナーで前記機械可読パターンを読み取る工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記印刷管理情報から再印刷許可数を判定する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記新しい機械可読パターンを生成する前記工程は、最新の印刷管理情報を含む前記新しい機械可読パターンを符号化する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記マスター機械可読パターンまたは前記データファイルは、前記印刷管理情報の最新のものだけを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記新しい機械可読パターンを生成する前記工程は、前記原本印刷物の前記登録情報を含む前記新しい機械可読パターンを符号化する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記マスター機械可読パターンまたは前記データファイルは、前記印刷管理情報内で生じたすべての変更を記録する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記再印刷物は、印刷機を用いて前記再印刷物を印刷することによって作成される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記再印刷物は、複写機を用いて前記原本印刷物を複写することによって作成される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記再印刷物は、コンピューターを用いてデジタルファイルとして前記文書を複製することによって作成される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
原本印刷物の機械可読パターンがあらかじめ生成されて当該原本印刷物上に印刷され、前記機械可読パターンが当該原本印刷物の文書登録情報および管理情報を含んでいる、文書の前記原本印刷物の複製を管理するための処理をデータ処理装置に実行させるように当該データ処理装置を制御するためのコンピューター可読プログラムコードが組み込まれている、非一時的なコンピューター可読記録媒体であって、前記処理は、
前記原本印刷物の再印刷物を作成するためのオンデマンド印刷(POD)ジョブ命令を受信する工程と、
前記機械可読パターンから文書登録情報および印刷管理情報を取り出す工程と、
前記文書登録情報に基づいて前記原本印刷物を認証する工程と、
前記印刷管理情報に基づいて再印刷許可を確認する工程と、
前記再印刷物のための新しい機械可読パターンを生成する工程と、
前記再印刷物の最新の情報を含む、デジタル形式の前記文書のマスター機械可読パターン、または、前記再印刷物の最新の情報を含む、前記文書に関するデータファイルを保持する工程と、
前記新しい機械可読パターン付きの前記再印刷物を作成することによって前記PODジョブ命令を完了させる工程と、
を含む。
【請求項12】
前記取り出す工程は、スキャナーで前記機械可読パターンを読み取る工程をさらに含む、請求項11に記載の非一時的なコンピューター可読記録媒体。
【請求項13】
前記印刷管理情報から再印刷許可数を判定する工程をさらに含む、請求項11に記載の非一時的なコンピューター可読記録媒体。
【請求項14】
前記新しい機械可読パターンを生成する前記工程は、最新の印刷管理情報を含む前記新しい機械可読パターンを符号化する工程をさらに含む、請求項11に記載の非一時的なコンピューター可読記録媒体。
【請求項15】
前記マスター機械可読パターンまたは前記データファイルは、前記印刷管理情報の最新のものだけを含む、請求項14に記載の非一時的なコンピューター可読記録媒体。
【請求項16】
前記新しい機械可読パターンを生成する前記工程は、前記原本印刷物の前記登録情報を含む前記新しい機械可読パターンを符号化する工程をさらに含む、請求項11に記載の非一時的なコンピューター可読記録媒体。
【請求項17】
前記マスター機械可読パターンまたは前記データファイルは、前記印刷管理情報内で生じたすべての変更を記録する、請求項16に記載の非一時的なコンピューター可読記録媒体。
【請求項18】
前記再印刷物は、印刷機を用いて前記再印刷物を印刷することによって作成される、請求項11に記載の非一時的なコンピューター可読記録媒体。
【請求項19】
前記再印刷物は、複写機を用いて前記原本印刷物を複写することによって作成される、請求項11に記載の非一時的なコンピューター可読記録媒体。
【請求項20】
前記再印刷物は、コンピューターを用いてデジタルファイルとして前記文書を複製することによって作成される、請求項11に記載の非一時的なコンピューター可読記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オンデマンド印刷(POD)ジョブにおける印刷管理に関し、より詳細にはPODジョブにおける印刷管理において、バーコードまたは任意の機械可読パターンを利用することに関する。
【背景技術】
【0002】
多くのPODジョブには、先に記録媒体にハードコピー印刷された文書(しばしば「印刷物」と呼ばれる)を再印刷または複写する工程が含まれる。この意味で、印刷物とは、デジタル文書を紙等の記録媒体にハードコピー印刷出力したものである。一般に、印刷物の再印刷は、例えば印刷装置によってデジタル文書を再び記録媒体に印刷することを意味する。一方、一般に、印刷物の複写は、例えば複写装置によって印刷物をスキャナーで読み込み、当該スキャナーで読み込まれた画像を記録媒体に印刷することを意味する。印刷装置および複写装置は、しばしば画像複製装置と呼ばれる。画像複製装置は、印刷機、スキャナー、複写機および/またはファクシミリ機の機能を併せ持つ「一体型」装置であることもある。
【0003】
著作権等の文書複製権への配慮から、デジタル文書の印刷および印刷文書(または印刷物)の複製(例えば再印刷または複写)を制御するために、種々の方策が開発されてきた。その方策の1つとして印刷物に印刷されたバーコードを利用するものがある。
【0004】
バーコードはデータを符号化するための機械可読記号体系の一形式であり、種々の応用分野で広く導入されてきた。2次元バーコード(2Dバーコード)はそうした記号体系の一様式である。2Dバーコードは、一般に、文字列、数字、画像および2値データ列を符号化するのに使用でき、さらに文書識別等で使用されてきた。広く使用される2Dバーコード規格の例としては、PDF417規格およびクイック・レスポンス・コードすなわちQRコード(登録商標)(R)が含まれ、ソフトウェアおよびハードウェア製品が、それら2Dバーコードを印刷し読み取るために利用可能である。
【0005】
上述のとおり、文字列、図形、画像等を含む原本デジタル文書は、印刷物にしばしば印刷され、印刷されたハードコピーまたは印刷物は、配布や複写等が行われ、スキャンされて再びデジタル形式となることがよくある。これは「閉ループ」過程とよばれる。あるいは、先に所定量だけ印刷物として印刷された原本デジタル文書が、その後、別の所定量だけ再印刷される必要が生じることがある。再印刷のために、印刷物を認証し、その認証を確認する必要がしばしば生じる。
【0006】
2Dバーコードを使って印刷物を認証する種々の方法が提案されてきた。具体的には、2Dバーコード(すなわち「認証バーコード」)で文書内容を符号化する工程と、印刷文書と同じ記録媒体に、そのバーコードを印刷する工程と、を含む方法である。文書内容は、文書1ページのビットマップ画像、文字列、文書内に含まれる図形もしくは画像、またはそれらが混ざったものであってもよい。認証バーコード付き印刷物を認証するために、印刷物をスキャナーで読み込み、光学式文字認識(OCR)技術等により抽出された、文書内容を表すスキャナー読み取りデータ(例えば、ビットマップ画像や文字列)を取得することができる。認証バーコードもスキャナーで読み込み、そこに含まれるデータ(すなわち認証データ)を抽出する。次に、文書が正本か否かを判定するために、スキャナーで読み込まれた印刷物のデータを認証データと比較する。認証バーコード付き印刷文書は、内容を認証するのに印刷文書上にあるもの以外何ら情報が必要とされないので、自己認証と言われる。自己認証の場合、再印刷物数が制御できないため、印刷管理は極めて限られた方法でしか行うことができない。すなわち、印刷を許可するか否かである。
【0007】
PODジョブにおいて、印刷物を再印刷または複写する権利の認証および確認を有効かつ効率的に支援するための、2Dバーコード利用方法を提供することが望まれる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、PODジョブにおける印刷管理の方法を対象とする。
【0009】
本発明の目的は、印刷物の認証および確認情報だけでなく印刷物の管理およびユーザー情報も含む、2Dバーコード等の機械可読パターンを用いたPODジョブにおける印刷管理方法を提供し、原本印刷物およびその後のすべての再印刷物の情報を有効かつ効率的な方法で保持することである。
【0010】
本発明の他の特徴および利点は以下に説明されるが、一部はその説明によって明らかになり、または本発明の実践によって理解される。本発明の目的および他の利点は、記載された明細書およびその特許請求の範囲ならびに添付図面に具体的に指摘された仕組みによって実現、達成されることになる。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記および/またはその他の目的を達成するため、具体化され、かつ広義に記載されているように、本発明は、原本印刷物の機械可読パターンがあらかじめ生成されて当該原本印刷物上に印刷され、前記機械可読パターンが当該原本印刷物の文書登録情報および管理情報を含んでいる、文書の前記原本印刷物の複製を管理する方法を提供する。この方法は、前記原本印刷物の再印刷物を作成するためのオンデマンド印刷(POD)ジョブ命令を受信する工程と、前記機械可読パターンから文書登録情報および印刷管理情報を取り出す工程と、前記文書登録情報に基づいて前記原本印刷物を認証する工程と、前記印刷管理情報に基づいて再印刷許可を確認する工程と、前記再印刷物のための新しい機械可読パターンを生成する工程と、前記再印刷物の最新の情報を含む、デジタル形式の前記文書のマスター機械可読パターン、または、前記再印刷物の最新の情報を含む、前記文書に関するデータファイルをサーバーに保持する工程と、前記新しい機械可読パターン付きの前記再印刷物を作成することによって前記PODジョブ命令を完了させる工程と、を含む。
【0012】
他の側面において、本発明は、上記方法の過程をデータ処理装置に実行させるように当該データ処理装置を制御するためのコンピューター可読プログラムコードが組み込まれている、非一時的なコンピューター可読記録媒体を提供する。
【0013】
さらに他の側面において、本発明は、上記方法の過程をデータ処理装置に実行させるように構成されたシステムを提供する。
【0014】
当然のことながら、ここまでの概要説明および以下の詳細説明は例示的なものであり、特許請求の範囲に記載された本発明のさらなる説明を提供することを目的とするものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態による例示的配置の概略を説明するブロック図である。
図2】本発明の一実施形態によるデータ処理部を有するコンピューターまたはサーバー等の例示的データ処理装置の概略を説明するブロック図である。
図3】本発明の一実施形態によるデータ処理部または制御部を有する印刷機または複写機等の例示的データ処理装置の概略を説明するブロック図である。
図4】本発明の一実施形態による例示的過程を説明するフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態による別の例示的過程を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施形態は、PODジョブにおける印刷管理方法を提供する。図1を参照すると、本発明の一実施形態による例示的配置の概略を説明するブロック図が示されている。図1に示されるように、コンピューターサーバー20、印刷機30、複写機40、スキャナー50および他のデータ処理機器(図示せず)がインターネットまたは他の通信リンク等のネットワーク10に接続されている。サーバー20は印刷機30、複写機40、および/またはスキャナー50を制御し操作するために用いられてもよいし、印刷機30、複写機40およびスキャナー50は、独立して制御され、操作されてもよい。サーバー20は、印刷機30によって印刷されるデジタル文書を提供するために用いられてもよいし、スキャナー40によって読み取られるデジタル文書を受信するために用いられてもよい。そうしたデジタル文書は、サーバー20の内部または外部データ記憶装置へ局所的に保存されてもよく、かつ/またはサーバー20の内部または外部データ記憶装置から取り出されてもよい。あるいは、サーバー20からオンラインでアクセスできる(複数の)第三者サーバーおよび/またはファイル貯蔵庫に、ネットワーク10を介して遠隔で保存されてもよく、および/またはサーバー20からオンラインでアクセスできる(複数の)第三者サーバーおよび/またはファイル貯蔵庫から、ネットワーク10を介して遠隔で取り出されてもよい。
【0017】
例えば、原本デジタル文書が印刷物として紙等の記録媒体に印刷出力される際には、原本デジタル文書は、サーバーの内部または外部データ記憶装置に局所的に保存されてもよく、および/またはサーバーの内部または外部データ記憶装置から取り出されてもよい。あるいは、ネットワーク10を介して(複数の)第三者サーバーおよび/またはファイル貯蔵庫に遠隔で保存されてもよく、および/またはネットワーク10を介して(複数の)第三者サーバーおよび/またはファイル貯蔵庫から遠隔で取り出されてもよい。次にサーバー20は、デジタル文書を印刷機30に送信し、印刷機30は1枚または複数枚の用紙に印刷物として文書を印刷出力する。印刷物が作成される際、サーバー20または印刷機30は、2Dバーコード等の機械可読パターンをデジタル形式で生成し、文書が印刷された1枚または複数枚の用紙上、または印刷物の一部とみなされ印刷物と一緒に配布される別の用紙上に、当該2Dバーコードを印刷することができる。印刷物用に生成されたデジタルバーコードは、将来の参照のためにサーバー20で保存されることになる。
【0018】
文書認証確認およびデジタル権利管理(DRM)過程の一部として、デジタル文書ファイルから別の印刷物を印刷機30で再印刷するか、原本印刷物を複写機40で複写するか、のいずれかにより原本印刷物の複製が作成される際に、原本印刷物の認証および原本印刷物の複製権を、原本印刷物に印刷された2Dバーコードを用いて確認する必要がある場合がある。2Dバーコードはスキャナー50によって読み込まれてもよいし、あるいはカメラ等の他の画像撮像装置によって撮像されてもよい。次に、スキャナー50またはサーバー20によって2Dバーコードの撮像画像を解析し、原本印刷物の認証および権利情報を復号化することができる。原本印刷物が正本で、複製権が存在する場合は、別の印刷物が原本デジタル文書ファイルから印刷機30によって印刷されてもよいし、または原本印刷物から複写機40によって複写物が作成されてもよい。
【0019】
図2を参照すると、例示的コンピューターまたはサーバー100の概略を説明するブロック図が示されている。本発明の種々の実施形態は、この例示的コンピューターまたはサーバー100により実施されてもよい。一般に、サーバー100は、例えばキーボードおよびマウスを含むユーザー入力装置110を備える。入力装置110はローカル入力/出力(I/O)ポート120を介してサーバー100に接続されていてもよく、それによって操作者および/またはユーザーはサーバー110とやりとりができる。ローカルI/O120は直接リンクによって、ファイル記憶装置、モニターおよび/または印刷機等の他の電子装置と局所的接続するためにも提供されている。一般に、サーバー100はインターネット等のコンピューターネットワークへの接続のためにネットワークI/Oポート130も有しており、その結果サーバー100はコンピューターネットワークに接続される他のサーバーと遠隔で通信することができる。
【0020】
一般に、サーバー100は、サーバー100の機能および動作を制御する中央処理装置(CPU)等のデータ処理/制御部140を有する。データ処理/制御部140は、ランダムアクセスメモリ(RAM)装置150、リードオンリーメモリ(ROM)装置160等の種々のメモリ装置、およびハードディスクドライブまたは固体メモリ等の記憶装置170に接続される。記憶装置170は内部メモリ装置またはファイル記憶装置等の外部メモリ装置でもよい。
【0021】
本発明の種々の実施形態を実施するためのコンピューターソフトウェアプログラムコードおよび命令は、これらのメモリ装置のうち1つ以上のメモリ装置にインストールされるか、保存されてもよい。データ処理/制御ユニット140は、コンピューターソフトウェアプログラムおよび命令を実行し、本発明の種々の実施形態の工程を実施するための機能を遂行し、動作を実行する。
【0022】
一般に、サーバー100は、ローカルI/O120に接続することができる、ビデオモニターまたは表示画面等の表示装置180も有する。入力装置110および表示装置180は共にユーザーインタフェース(UI)を提供し、それによってユーザーはサーバー100とやりとりでき、本発明の種々の実施形態による工程を遂行することができる。
【0023】
ユーザーがサーバー100とやりとりするためのさらに簡単で便利なUIを提供するために、入力装置110と表示装置180とが一体化されて、タッチパネル表示部等の1つの部品に形成されてもよい。
【0024】
サーバー100が任意の適当なコンピューターまたはコンピューターシステムであってもよいことは言うまでもない。好ましくは、例えば、オンラインサービスの提供者が使用するには、サーバー100はオンラインショップサーバーである。一方、一般の人々が使用するには、サーバー100は、デスクトップコンピューター、ラップトップコンピューター、ノートブックコンピューター、ネットブックコンピューター、タブレットコンピューター、手持ちの携帯コンピューター、または電子装置、スマートフォン、もしくは適当なデータ処理能力を有する任意の適当なデータ処理機器でもよい。
【0025】
図3を参照すると、印刷機または複写機200等の文書複製装置で具現化されている、別の例示的データ処理機器の概略を説明するブロック図が示されている。本発明の種々の実施形態は、この文書複製装置により実施されてもよい。
【0026】
一般に、印刷機または複写機200は、キーパッドおよび表示画面、または入力および表示の両機能を提供するタッチパネルを有する一体型制御パネル210を備える。
【0027】
印刷機または複写機200は、コンピューター等の他のローカル装置との接続のためにローカルI/Oポート220を有してもよい。一般に、印刷機または複写機200は、インターネット等のネットワークとの接続のためにネットワークI/Oポート230も有する。その結果、印刷機または複写機200は、インターネットに接続する他のコンピューターおよびサーバーと、遠隔で通信することができる。
【0028】
一般に、印刷機または複写機200は、印刷機または複写機200の機能および操作を制御するデータ処理/制御部240を有する。データ処理/制御部240は、RAM装置250、ROM装置260等の種々のメモリ装置、およびハードディスクドライブまたは固体メモリ等の記憶装置270に接続されている。
【0029】
記憶装置270は、内部メモリ装置またはハードディスクドライブ等の外部メモリ装置であってもよい。本発明の種々の実施形態を実施するためのコンピューターソフトプログラムおよび命令は、これらのメモリ装置のうち1つ以上のメモリ装置にインストールまたは保存されてもよい。
【0030】
データ処理/制御部240は、コンピューターソフトウェアプログラムおよび命令を実行し、本発明の種々の実施形態の工程を実施するための機能を遂行し、動作を実行する。
【0031】
データ処理機器200は、印刷機、複写機、スキャナー、ファクシミリ機、一体型印刷機、印刷システム、または適当なデータ処理能力を有する任意の適当な文書複製装置等、任意の適当な文書複製装置またはシステムであってもよいことは言うまでもない。
【0032】
本発明の方法の例示的実施形態において、印刷管理機能および文書認証機能は、同じ作業フロー中で行われる。2Dバーコード等の機械可読パターンに符号化された文書登録情報は、拡張されて、文書認証情報と印刷管理情報の両方を含む。したがって、2Dバーコードは、文書/画像内容情報、原本画像内容情報および管理情報の要約、文書登録情報、ユーザー識別(ID)情報、複製許可情報、顧客PODジョブ命令情報等を符号化することになる。
【0033】
一般的な文書認証バーコードと比較すると、本発明の方法の実施形態で利用される拡張されたバーコードは、動的な顧客命令および再印刷されるたびに更新される再印刷情報を含むことになる。例えば、文書の最初の原本印刷物のバーコードは、当該原本印刷物がユーザーのあるPODジョブ番号のもと、ある日時に作成された原本印刷物であること、およびさらにあと3回の再印刷が許可されていることを示してもよい。また、同じ文書の再印刷物のバーコードは、当該再印刷物がユーザーの別のPODジョブ番号のもと、別の日時に作成された2番目の印刷物であること、およびあと2回だけ再印刷してもよいことを示してもよい。サーバー上のデジタル形式文書のマスターバーコードは、原本登録情報、つまり印刷物または再印刷物の最大許可数、および印刷物または再印刷物の残り許可数を含んでもよい。バーコードサイズが重要ではない場合は、日時、ユーザーID等のすべての印刷履歴を、任意に含んでもよい。つまり、同一文書を再印刷するたびに、バーコードは更新され作り直される。このことは、所定の文書に対して固定したバーコードが1つもないことを意味している。
【0034】
最初の原本印刷物は、PODサーバーから直接発行されるものであることに留意されたい。しかし、サーバーは原本印刷物を複数回発行することもあるので、複数の原本印刷物が存在することもある。こうした状況では複数の原本印刷物があるので、各原本印刷物のバーコードは、サーバー上のまさに原本印刷物であるデジタル形式文書のマスターバーコードとは異なるかもしれない。
【0035】
もちろん文書の印刷物/再印刷物を管理する最も簡単な方法は、文書の種々の印刷物/再印刷物のすべてのデジタルファイルをサーバーに保管すること、または文書の種々の印刷物/再印刷物のすべてのバーコードを保管することである。しかし、この方策は、サーバー資源の効率的な使用ではなく、特に印刷物/再印刷物の数が増加してくると、1つの文書が複数のデジタル「複製品」または変更されたバーコードをサーバーに保存させることになるため、混乱の原因となることがある。
【0036】
本発明の1つの例示的実施形態では、各文書に対するマスターバーコード中の最新の/更新された管理情報のみをサーバーに保管する方策がとられる。この場合、サーバーにあるデジタル形式の原本文書と、文書の原本印刷物と、その文書の再印刷物と、は異なるバーコードを有することになる。原本印刷物のバーコードは、特に、文書内容情報、登録情報、複製権情報等を含むことになる。文書内容を認証し再印刷を管理できるようにするために、同一文書の再印刷物のバーコードは、最新の複製情報だけでなく、バーコード原本または登録原本の要約を、認証用に含むことになる。
【0037】
再印刷または複写の過程では、再印刷許可を最初に確認することになる。再印刷または複写の許可がある場合は、少なくとも文書内容の要約を用いて、文書認証が確認されることになる。例えば、再印刷可能回数等他の印刷管理情報もまた確認されることになる。すべて問題ない場合は、管理情報が現在の再印刷または複写命令情報で更新され、サーバーはサーバー上のマスターバーコードを更新し、再印刷物または複写物用のバーコードを再計算し生成することになる。原本画像内容情報は、既に存在するバーコードから抽出することができるので、(バーコードを生成するために)内容情報を文書そのものから抽出するという最も時間のかかる過程は避けられる。これは、処理時間を節約し、サーバー資源の使用効率を上げる。
【0038】
図4を参照すると、本発明の一実施形態による例示的過程を説明するフローチャートが示されている。工程S110では、文書の原本印刷物を複製(再印刷または複写)するためのPOD命令が受信される。ここでは原本印刷物のバーコード等の機械可読パターンがあらかじめ生成されて当該原本印刷物に印刷されており、原本印刷物の文書登録および管理情報を含んでいる。
【0039】
特に原本印刷物のバーコードは、文書登録情報と印刷管理情報の両方を含むように符号化されてもよい(暗号化の有無にかかわらず)。文書登録情報は、例えば、文書ID情報、原本文書/画像内容情報等を含む。印刷管理情報は、例えば、原本印刷ジョブ情報(印刷ジョブチケット等)、権利/保護情報(再印刷許可等)、ユーザー情報(ユーザーID等)を含む。ユーザー情報は、特定のユーザーに対して再印刷が許可されているか否かを確認するために使用することができる。
【0040】
原本印刷物に印刷されたバーコード中に符号化された情報は、文書登録情報から導かれるまたは算出される文書登録情報の要約、および印刷管理情報から導かれるまたは算出される印刷管理情報の要約も含むことがある。要約を使用することで、バーコードは大幅に小さく、あるいは短くできる。なぜなら要約は、例えば、データ長が固定されたMD5またはSHA−1等の暗号ハッシュ関数でもよいからである。
【0041】
さらに、原本印刷物に印刷されたバーコードに対応して、サーバーは、原本印刷物の文書登録情報および印刷管理情報の両方を含むマスターバーコードあるいはデジタルデータファイルをサーバーに保持している。サーバーによって保持されたマスターバーコードまたはデータファイルに含まれる情報は、最初の原本印刷物に印刷されたバーコード中に符号化された情報と好ましくは一致する。
【0042】
デジタル・ポータブル・ドキュメント・フォーマット(PDF)ファイル等の電子形式で発行および配布された文書の複製するために、そのデジタルバーコードが生成され、例えば画像物として、ファイルに電子的に付加または添付されていてもよい。
【0043】
工程S120では、原本印刷物に印刷されたバーコードがスキャナーで読み取られ、あるいは例えばカメラで撮像される。デジタルバーコードを有するデジタルファイルでは、バーコードが電子的に抽出される。
【0044】
工程S130では、スキャナーで読み取られ、撮像され、または抽出されたバーコードが復号化され、原本印刷物の文書登録情報および印刷管理情報が取得される。任意の適当なコード体系が使用されてもよい。
【0045】
工程S140では、まず文書の再印刷許可が確認されることになる。再印刷許可は、バーコードから復号化された印刷管理情報中に含まれている。
【0046】
再印刷許可がある場合は、工程S150で、文書の認証が確認される。これはバーコードから復号化された文書内容情報を処理することで行うことができる。文書登録情報の要約がある場合は、当該文書登録情報の要約に基づいて認証確認してもよい。
【0047】
文書認証が確認された場合は、工程S160で、再印刷可能回数情報、ユーザーID等の印刷管理情報もまた確認されることになる。例えばユーザーIDの確認によって、印刷物の所有者または再印刷PODジョブの顧客が、原本バーコード中に符号化されたユーザー情報中に含まれるユーザーIDと一致するか否かを明らかにすることができる。
【0048】
再印刷が許可されない場合は、正当な再印刷物が生成または作成されないことになる。原本印刷物の不正な複写を防ぐには、数多くの手段がある。例えば、原本印刷物を印刷する際に「不可視」の透かしを加えてもよい。その結果、不正な複写が原本印刷物になされると、その透かしが可視化される。別の選択枝としてステガノグラフィーがある。別の実施例として、文書を印刷するのに特殊インクを使うものがある。その結果、文書の不正複写がなされると、熱または光によって文書内容が消える。
【0049】
前工程のすべての確認過程を通過した場合、工程S170では、最新の印刷管理情報を含む再印刷バーコードが再印刷物用に生成されることになる。新しいバーコードは、原本バーコードと同じ文書登録情報および/または同じ文書登録情報の要約を含んで符号化されることになる。再印刷バーコード中に符号化される印刷管理情報および/または印刷管理情報の要約は、原本バーコードの印刷管理情報および/または印刷管理情報の要約に基づくことになるが、PODジョブ履歴情報、印刷/再印刷操作履歴情報、再印刷残り許可数に関する情報、現在の再印刷ジョブ命令情報、再印刷ジョブチケット、再印刷ユーザー/顧客ID等の、最新の再印刷情報を含むことになる。好ましくは、バーコードをコンパクトにするため、PODジョブおよび印刷/再印刷操作履歴情報は、サーバー上に保持されるマスターバーコード中には保管されるが、印刷出力バーコードからは除外されてもよい。
【0050】
工程S180では、サーバーに保持されるマスターバーコードまたはデジタルデータファイルは、再印刷バーコード中に符号化された再印刷物の最新情報と好ましくは一致する新しい印刷管理情報で更新される。これは、新しいマスターバーコードが生成されるのではなく、新しいデータファイルが付加されるのでもなく、各文書に対してただ1つのマスターバーコードまたはデータファイルが、印刷管理情報の最新のものを含んでサーバーに保管されることを意味する。
【0051】
工程S190では、複製物が再印刷バーコード付きで作成される。複製物は、原本デジタル文書を印刷機で印刷することで得られる再印刷物、原本印刷物を複写機で複写することで得られる複写物、または原本デジタル文書ファイルを新たな発行または配布のためにデジタル「再印刷」ファイルとして複製することで得られる複写物である。再印刷物、または原本印刷物の複写物用の再印刷バーコードは、再印刷物または複写物に印刷されてもよい。デジタル「再印刷」ファイル用の再印刷バーコードは、デジタル「再印刷」ファイルに付加あるいは添付されるデジタル画像物でもよい。
【0052】
本発明の別の例示的実施形態では、印刷物および再印刷物のバーコード中に、原本登録情報と、各文書の再印刷物の最新印刷情報と、のみを保持し、マスターバーコードは変更されないままで保管するが、文書に関連付けられたデータファイルは管理情報のすべての変更点を記録するようにサーバーに保持する方策がとられる。
【0053】
図5を参照すると、本発明の一実施形態による別の例示的過程を説明するフローチャートが示されている。この過程は、図4と併せて上記で説明した過程と比較すると、類似しているが次の点で別の方策をとっている。すなわちこの別の方策では、サーバーには最新の(直近の)文書登録および印刷管理情報が保存されるのではなく、各文書に対して、登録原本のみがバーコード等の機械可読パターン中に保持され、文書に関連付けられたデータファイルがサーバーに保管されて印刷管理情報で生じたすべての変更を記録する。印刷物のバーコードは、上記と同様の方法で生成することができる。
【0054】
図5で示すように、別の過程は工程S210から開始する。この工程では、文書の原本印刷物を複製(再印刷または複写)するためのPOD命令が受信される。原本印刷物のバーコードがあらかじめ生成されて当該原本印刷物に印刷されている。バーコードには、原本印刷物の文書登録および管理情報が含まれる。先に説明したように、文書登録情報は、例えば、文書ID情報、原本文書/画像内容情報等を含む。印刷管理情報は、例えば、原本印刷ジョブ情報(印刷ジョブチケット等)、権利/保護情報(再印刷許可等)、ユーザー情報(ユーザーID等)を含む。ユーザー情報は、特定のユーザーに対して、再印刷が許可されているか否かを確認するために使用することができる。
【0055】
原本印刷物に印刷されているバーコードは、文書登録情報から導かれるまたは算出される文書登録情報の要約、および印刷管理情報から導かれるまたは算出される印刷管理情報の要約を含んでもよい。
【0056】
工程S220では、原本印刷物に印刷されたバーコードが、スキャナーで読み込まれるか、あるいは例えばカメラで撮像される。デジタルバーコード付きのデジタルファイルでは、バーコードは電子的に抽出してもよい。
【0057】
工程S230では、スキャナーで読み込まれ、撮像され、または抽出されたバーコードが復号化され、原本印刷物の文書登録情報および印刷管理情報が取得される。任意の適当なコード体系を使用してもよい。
【0058】
工程S240では、まず文書の再印刷許可が確認されることになる。再印刷許可はバーコードから復号化された印刷管理情報中に含まれている。再印刷許可がある場合は、工程S250で、文書の認証が確認される。これは、バーコードから復号化された文書内容情報を処理することで行うことができる。文書登録情報の要約がある場合は、当該文書登録情報の要約に基づいて認証確認してもよい。文書認証が確認された場合、工程S260で、再印刷可能回数情報、ユーザーID等の印刷管理情報もまた確認されることになる。
【0059】
前工程のすべての確認過程を通過した場合、工程S270では、原本文書登録情報を含む再印刷バーコードが再印刷物用に生成されることになる。新しい再印刷バーコードは、原本文書登録情報および/または原本文書登録情報の要約を含んで符号化されることになる。再印刷バーコードはまた、最新の印刷管理情報および/または最新の印刷管理情報の要約を含んで符号化されることになる。
【0060】
工程S280では、マスターバーコードは変更されないままである一方、各文書に関連付けられたデジタルデータファイルは、サーバーに保管されて文書の印刷管理情報に生じたすべての変更点を記録する。
【0061】
工程S290では、複製物が再印刷バーコード付きで作成がされる。ここでも、複製物は、原本デジタル文書を印刷機で印刷することで得られる再印刷物、原本印刷物を複写機で複写することで得られる複写物、または原本デジタル文書ファイルを新たな発行または配布のためにデジタル「再印刷」ファイルとして複製することで得られる複写物である。再印刷物、または原本印刷物の複写物用の再印刷バーコードは、再印刷物または複写物に印刷されてもよい。デジタル「再印刷」ファイル用の再印刷バーコードは、デジタル「再印刷」ファイルに付加あるいは添付されたデジタル画像物でもよい。
【0062】
多くの場合、本発明の例示的実施形態は、印刷−スキャンループで実施されるが、コンピューター、印刷機および/またはスキャナーがそれぞれ個別に機能して、本発明の処理の例示的過程のある部分を遂行し得ることは言うまでもない。例えばコンピューターはバーコードを生成/符号化および/または復号化するのに使用でき、印刷機はバーコードを生成および/または印刷するのに使用でき、一方スキャナーまたはカメラは、バーコードを読み取りおよび/または復号化するのに使用できる。現実的な実施の観点からは、必ずしもこれらすべての装置がネットワーク接続、または互いに接続されるとは限らない。さらに、複合機能印刷機(MFP)および一体型(AIO)装置もまた、バーコードを生成/撮像するために印刷機またはスキャナーの代わりに使用してもよい。
【0063】
したがって、上記態様において、本発明は、コンピューター/サーバーおよび印刷機/複写機またはスキャナー/カメラを含むデータ処理システムの中で具現化することができる。さらに別の態様では、本発明は、上記本発明の過程を実行するデータ処理機器を制御するためのコンピューター可読プログラムコードを内蔵するコンピューター使用可能な非一時的媒体で具現化したコンピュータープログラム製品においてもまた、具現化することができる。
【0064】
当業者には明らかなように、本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく本発明の方法および関係する機器に種々の改良および変更を加えることができる。このように、本発明は添付の特許請求の範囲およびその均等物の範囲に入る変形や変更も包含するものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
【外国語明細書】
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