特開2015-71307(P2015-71307A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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▶ 佐々木 典政の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-71307(P2015-71307A)
(43)【公開日】2015年4月16日
(54)【発明の名称】金属クリップ着脱具
(51)【国際特許分類】
   B42F 1/02 20060101AFI20150320BHJP
   F16B 2/20 20060101ALI20150320BHJP
【FI】
   B42F1/02 Z
   F16B2/20 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【公開請求】
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-237240(P2014-237240)
(22)【出願日】2014年11月24日
(71)【出願人】
【識別番号】509033697
【氏名又は名称】佐々木 典政
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 典政
(57)【要約】
【課題】本発明は、摘み部がなく金属クリップ着脱具の先端部が挿入できる開口部を有する金属クリップの簡易でコンパクトに収納できる着脱具を提供することを課題とする。
【解決手段】全体が一直線になるように、細長い略四角形の板状の弾性素材の両端に、折れにくい素材でできた板状の部材がそれぞれ固定されており、当該板状の部材の他の先端は幅が若干狭くなっており、その板状の部材の幅は金属クリップに設けられた開口部あるいは金属クリップの挟持部に形成された開口部の幅より広く、その先端の幅が若干狭くなっている部分の幅は前記開口部の幅より狭くなっている構成とした。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
全体が一直線になるように、細長い略四角形の板状の弾性素材の両端に、折れにくい素材でできた板状の部材がそれぞれ固定されており、当該板状の部材の他の先端は幅が若干狭くなっており、その板状の部材の幅は金属クリップに設けられた開口部あるいは金属クリップの挟持部に形成された開口部の幅より広く、その先端の幅が若干狭くなっている部分の幅は前記開口部の幅より狭い、金属クリップ着脱具。
【請求項2】
細長い略四角形の板状の弾性素材二つが重ねられ、その一方の端部分が固着されており、他の端には折れにくい素材でできた板状の部材がそれぞれ固定されており、当該板状の部材の他の先端は幅が若干狭くなっており、その板状の部材の幅は金属クリップに設けられた開口部あるいは金属クリップの挟持部に形成された開口部の幅より広く、その先端の幅が若干狭くなっている部分の幅は前記開口部の幅より狭い、金属クリップ着脱具。
【請求項3】
細長い略四角形の板状の弾性素材の両端に、折れにくい素材でできた板状の部材がそれぞれ回転自在に繋止されており、当該板状の部材の他の先端は幅が若干狭くなっており、その板状の部材の幅は金属クリップに設けられた開口部あるいは金属クリップの挟持部に形成された開口部の幅より広く、その先端の幅が若干狭くなっている部分の幅は前記開口部の幅より狭い、金属クリップ着脱具。
【請求項4】
細長い略四角形の板状の弾性素材二つが重ねられ、その一方の端部分が回転自在に繋止されており、他の端には折れにくい素材でできた板状の部材がそれぞれ固定されており、当該板状の部材の他の先端は幅が若干狭くなっており、その板状の部材の幅は金属クリップに設けられた開口部あるいは金属クリップの挟持部に形成された開口部の幅より広く、その先端の幅が若干狭くなっている部分の幅は前記開口部の幅より狭い、金属クリップ着脱具。
【請求項5】
板状の部材の先端の幅が若干狭くなっている部分に横方向に微小な溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載された金属クリップ着脱具。
【請求項6】
板状の金属片の先端の幅が若干狭くなっている部分がゴム・シリコーン等で覆われていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載された金属クリップ着脱具。
【請求項7】
板状の金属片の先端の幅が若干狭くなっている部分の先端が湾曲していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載された金属クリップ着脱具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、金属クリップ着脱具の先端部が挿入できる開口部を有する金属クリップの着脱具に関する。
【背景技術】
【0002】
紙片などを複数枚束ねた状態に保持するためのクリップとして、略四角形の金属板をその中間部で曲折することによって互いに対向する両端部同士を相互に近接させる向きの弾発力が常時作用するようにするとともに、挟持部を開くための摘み部が付属している金属クリップが知られており、ダブルクリップと呼ばれている。
また、金属線材のみでできているほぼ同様のものが知られている。
【0003】
本願出願人は、上記クリップから摘み部を取り除き、クリップ着脱具の先端部が挿入できる開口部を有する金属クリップ(図1図2など)を考案した。
【0004】
これらの金属クリップのための簡易な構造で使いやすく、コンパクトに収納できる着脱具が求められるところである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図1及び図2のような金属クリップを容易に着脱でき、しかも構造が簡易であり、コンパクトに収納できる着脱具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明(請求項1)の金属クリップ着脱具は、全体が一直線になるように、細長い略四角形の板状の弾性素材の両端に、折れにくい素材でできた板状の部材がそれぞれ固定されており、当該板状の部材の他の先端は幅が若干狭くなっており、その板状の部材の幅は金属クリップに設けられた開口部あるいは金属クリップの挟持部に形成された開口部の幅より広く、その先端の幅が若干狭くなっている部分の幅は前記開口部の幅より狭くなっている構成とした。
【0007】
本発明(請求項2)の金属クリップ着脱具は、細長い略四角形の板状の弾性素材二つが重ねられ、その一方の端部分が固着されており、他の端には折れにくい素材でできた板状の部材がそれぞれ固定されており、当該板状の部材の他の先端は幅が若干狭くなっており、その板状の部材の幅は金属クリップに設けられた開口部あるいは金属クリップの挟持部に形成された開口部の幅より広く、その先端の幅が若干狭くなっている部分の幅は前記開口部の幅より狭くなっている構成とした。
【0008】
本発明(請求項3)の金属クリップ着脱具は、細長い略四角形の板状の弾性素材の両端に、折れにくい素材でできた板状の部材がそれぞれ回転自在に繋止されており、当該板状の部材の他の先端は幅が若干狭くなっており、その板状の部材の幅は金属クリップに設けられた開口部あるいは金属クリップの挟持部に形成された開口部の幅より広く、その先端の幅が若干狭くなっている部分の幅は前記開口部の幅より狭くなっている構成とした。
【0009】
本発明(請求項4)の金属クリップ着脱具は、細長い略四角形の板状の弾性素材二つが重ねられ、その一方の端部分が回転自在に繋止されており、他の端には折れにくい素材でできた板状の部材がそれぞれ固定されており、当該板状の部材の他の先端は幅が若干狭くなっており、その板状の部材の幅は金属クリップに設けられた開口部あるいは金属クリップの挟持部に形成された開口部の幅より広く、その先端の幅が若干狭くなっている部分の幅は前記開口部の幅より狭くなっている構成とした。
【0010】
本発明(請求項5)の金属クリップ着脱具は、板状の部材の先端の幅が若干狭くなっている部分に横方向に微小な溝が形成されている構成とした。
【0011】
本発明(請求項6)の金属クリップ着脱具は、板状の部材の先端の幅が若干狭くなっている部分がゴム・シリコーン等で覆われている構成とした。
【0012】
本発明(請求項7)の金属クリップ着脱具は、板状の部材の先端の幅が若干狭くなっている部分の先端が湾曲している構成とした。
【発明の効果】
【0013】
本発明の金属クリップ着脱具を使用すれば、図1又は図2のような金属クリップを容易に着脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】摘み部がないダブルクリップの斜視図
図2】金属線材のみでできている摘み部がないクリップの斜視図
図3】本発明(請求項1)の金属クリップ着脱具の実施例の斜視図
図4】本発明(請求項1)の金属クリップ着脱具の実施例の使用時の斜視図
図5】本発明(請求項2)の金属クリップ着脱具の実施例の側面図
図6】本発明(請求項2)の金属クリップ着脱具の実施例の使用時の側面図
図7】本発明(請求項3)の金属クリップ着脱具の実施例の側面図
図8】本発明(請求項3)の金属クリップ着脱具の実施例の板状の部材を展開した状態の側面図
図9】本発明(請求項3)の金属クリップ着脱具の実施例の使用時の側面図
図10】本発明(請求項4)の金属クリップ着脱具の側面図
図11】本発明(請求項4)の金属クリップ着脱具の弾性素材を展開したときの側面図
図12】本発明(請求項5)の金属クリップ着脱具の板状の場材の先端部の斜視図
図13】本発明(請求項6)の金属クリップ着脱具の板状の場材の先端部の斜視図
図14】本発明(請求項7)の金属クリップ着脱具の板状の場材の先端部の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0015】
発明を実施するための形態は、図3から図14までのとおりである。
【0016】
金属クリップに開口部が設けられている場合は、本発明の金属クリップ着脱具を使用するときには、2つの先端部12aを金属クリップの2つの開口部10aにそれぞれ挿入し、2つの摘み部12の弾性素材部11に近い部分を指先で上下から押圧して金属クリップの先端部を拡開する。
【0017】
金属クリップの挟持部に開口部が形成される場合は、本発明の金属クリップ着脱具を使用するときには、2つの先端部12aを金属クリップの開口部10bに挿入し、2つの摘み部12の弾性素材部11に近い部分を指先で上下から押圧して金属クリップの先端部を拡開する。
【0018】
先端部12aだけが開口部10a又は10bに挿入できるように摘み部12の幅と先端部12aの幅を設定する。
【0019】
先端部12aに溝を設けたり、先端部12aをゴム・シリコーン等で覆ったり、あるいは、先端部12aの先端を外側に湾曲させると、作業中に不用意に先端部12aが開口部10a又は10bから外れることを防ぐことができる。
【符号の説明】
【0020】
1 摘み部がないダブルクリップ
2 金属線材のみでできている摘み部がないクリップ
3 請求項1の金属クリップ着脱具
4 請求項2の金属クリップ着脱具
5 請求項3の金属クリップ着脱具
6 請求項4の金属クリップ着脱具
10a 金属クリップに設けられた開口部
10b 金属クリップの挟持部に形成された開口部
11 弾性素材部
12 摘み部
12a 先端部
12b 溝形成部
12c ゴム・シリコーン等被覆部
12d 湾曲部
13 固着部
14 弾性素材部−摘み部繋止部
15 弾性素材部−弾性素材部繋止部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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