特開2015-74044(P2015-74044A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-74044(P2015-74044A)
(43)【公開日】2015年4月20日
(54)【発明の名称】ハンマー
(51)【国際特許分類】
   B25D 1/02 20060101AFI20150324BHJP
【FI】
   B25D1/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-211050(P2013-211050)
(22)【出願日】2013年10月8日
(71)【出願人】
【識別番号】390037534
【氏名又は名称】オーエッチ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100061745
【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
(74)【代理人】
【識別番号】100120341
【弁理士】
【氏名又は名称】安田 幹雄
(72)【発明者】
【氏名】林 敬二
(72)【発明者】
【氏名】岡本 元人
【テーマコード(参考)】
2D058
【Fターム(参考)】
2D058AA02
2D058BB15
(57)【要約】
【課題】 ハンマーを長期間使用しても、ハンマー柄に対してハンマー頭部がガタ付いたり外れたりするおそれのない頑丈なハンマーを提供する。
【解決手段】 ハンマー頭部2にパイプ材により構成したハンマー柄3の先端部の取付筒部8を内嵌固定するようにしたハンマーであって、ハンマー柄3の先端側に、補強部材10がハンマー柄3の取付筒部8からその基部側に跨って内嵌固定され、該補強部材10は、ハンマー頭部2内に位置する内補強部11と、ハンマー頭部2からハンマー柄3の基部側に突出した外補強部12とを一体に有している。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンマー頭部(2)にパイプ材により構成したハンマー柄(3)の先端部の取付筒部(8)を内嵌固定するようにしたハンマーであって、
ハンマー柄(3)の先端側に、補強部材(10)がハンマー柄(3)の取付筒部(8)からその基部側に跨って内嵌固定され、該補強部材(10)は、ハンマー頭部(2)内に位置する内補強部(11)と、ハンマー頭部(2)からハンマー柄(3)の基部側に突出した外補強部(12)とを一体に有していることを特徴とするハンマー。
【請求項2】
前記取付筒部(8)は、ハンマー頭部(2)内で補強部材(10)よりもハンマー柄(3)の先端側に突出した空洞筒片(16)を有していることを特徴とする請求項1に記載のハンマー。
【請求項3】
補強部材(10)は中実な金属製の柱状体により構成され、ハンマー柄(3)の先端側に圧入固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハンマー。
【請求項4】
前記補強部材(10)は金属製の円筒体により構成され、ハンマー柄(3)の先端側に圧入固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハンマー。
【請求項5】
ハンマー柄(3)の先端側であってハンマー頭部(2)よりも基部側に、カバー筒体(18)がハンマー頭部(2)に接当又は近接するように外嵌固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のハンマー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハンマー頭部とパイプ材により構成したハンマー柄と備えたハンマーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ハンマーには、ハンマー頭部に嵌合孔が設けられ、この嵌合孔を介してパイプ材により構成したハンマー柄の先端部の取付筒部を内嵌固定するようにしたものがある。
この種の従来のハンマーは、単にハンマー柄の先端部の取付筒部の外周に接着剤を塗布してハンマー頭部に嵌合孔を介して圧入して固定したものが一般的である(例えば特許文献1,2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実公平6−1341号公報
【特許文献2】特開2002−86369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の場合、ハンマーの使用によって、ハンマー柄の先端側のハンマー頭部から基部側に突出した部分で誤って対象物を叩くことがあり、このような場合、ハンマー柄の先端側が図1に2点鎖線で示すように内方に凹み、このため、取付筒部がハンマー頭部の嵌合孔の内面から剥がれ、この剥がれが次第に大きくなることがあった。また、ハンマーで対象物を叩く際の衝撃で、ハンマー柄の先端側であってハンマー頭部から基部側に突出した部分に曲げ荷重が強く働いて割れが生じたり金属疲労が生じたりした。従って、短期間の使用によってハンマー柄に対してハンマー頭部がガタ付いたり、外れたりするおそれがあった。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑み、ハンマーを長期間使用しても、ハンマー柄に対してハンマー頭部がガタ付いたり外れたりするおそれのない頑丈なハンマーを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、ハンマー頭部2にパイプ材により構成したハンマー柄3の先端部の取付筒部8を内嵌固定するようにしたハンマーであって、
ハンマー柄3の先端側に、補強部材10がハンマー柄3の取付筒部8からその基部側に跨って内嵌固定され、該補強部材10は、ハンマー頭部2内に位置する内補強部11と、ハンマー頭部2からハンマー柄3の基部側に突出した外補強部12とを一体に有している点にある。
【0007】
また、本発明の他の技術的手段は、前記取付筒部8は、ハンマー頭部2内で補強部材10よりもハンマー柄3の先端側に突出した空洞筒片16を有している点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、補強部材10は中実な金属製の柱状体により構成され、ハンマー柄3の先端側に圧入固定されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記補強部材10は金属製の円筒体により構成され、ハンマー柄3の先端側に圧入固定されている点にある。
【0008】
また、本発明の他の技術的手段は、ハンマー柄3の先端側であってハンマー頭部2よりも基部側に、カバー筒体18がハンマー頭部2に接当又は近接するように外嵌固定されている点にある。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ハンマーの使用によって、ハンマー柄の先端側であってハンマー頭部から基部側に突出した部分で対象物を叩くことがあっても、ハンマー柄の取付筒部からその基部側に跨って補強部材が内嵌固定されているため、ハンマー柄の先端側が内方に凹むのを補強部材によって効果的に防止することができ、このため、取付筒部がハンマー頭部
の嵌合孔の内面から剥がれるのを未然に防止できる。また、ハンマー柄の先端側の曲げ荷重が強く働く部分を補強部材によって効果的に補強することができるため、ハンマーで対象物を叩く際の衝撃でハンマー柄の先端側であってハンマー頭部から基部側に突出した部分に曲げ荷重が強く働いても、ハンマー柄の先端側に割れが生じたり金属疲労が生じたりするのを防ぐことができる。
【0010】
従って、長期間の使用によってもハンマー柄に対してハンマー頭部がガタ付いたり、外れたりするのを防止することができ、簡単な構成によって叩く際の衝撃に強い頑丈なハンマーになし得る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の第1実施形態を示すハンマーの正面断面図である。
図2】同ハンマーの正面図である。
図3】同ハンマーの平面図である。
図4図1のA−A線断面図である。
図5図1のB−B線断面図である。
図6】第2実施形態を示すハンマーの正面断面図である。
図7】第3実施形態を示すハンマーの正面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1図5は本発明の第1実施形態を示している。図1図5において、ハンマー1は、ハンマー頭部2とパイプ材により構成したハンマー柄3とを備えている。
ハンマー頭部2は、鉄等により構成されて、ハンマー柄3と直交する方向に長い角柱状に形成され、ハンマー頭部2の長手方向の両端面が打撃面2aとされている。
【0013】
ハンマー頭部2の中央部にハンマー柄3の先端側を内嵌固定するための嵌合孔6が設けられている。嵌合孔6はハンマー柄3の長手方向に長い円柱状の孔であってハンマー柄3の突出側(基部側)が開口しその反対側が閉塞している。
ハンマー柄3は、スチールパイプや鉄パイプ等の金属製のパイプ材、硬質合成樹脂製のパイプ材又はグラスファイバー製のパイプ材その他のパイプ材により構成され、ハンマー柄3の基部側はパイプ材をやや扁平に変形させることによりハンマー頭部2の長手方向に長い楕円の筒状に形成されている。ハンマー柄3の先端側は円筒状に形成され、ハンマー柄3の先端部がハンマー頭部2に内嵌固定される円筒形状の取付筒部8とされている。
【0014】
ハンマー柄3の取付筒部8はハンマー頭部2にその嵌合孔6を介してプレスにより圧入して内嵌されている。また、取付筒部8はその外周面にエポキシ樹脂系の接着剤が塗布されていて、この接着剤によりハンマー頭部2の嵌合孔6の内周面に接着されている。
ハンマー柄3の先端側に、補強部材10がハンマー柄3の取付筒部8からその基部側に跨って内嵌固定されている。補強部材10は中実な鉄その他の金属製の柱状体により構成され、ハンマー柄3の先端側に圧入固定されている。
【0015】
補強部材10は、ハンマー頭部2(取付筒部8)内に位置する内補強部11と、ハンマー頭部2からハンマー柄3の基部側に突出した外補強部12とを一体に有している。
前記補強部材10の外補強部12側の端部に、先端に向かうに従って徐々に細くなったテーパー部14が形成されている。
補強部材10はハンマー柄3よりもやや柔軟な鉄その他の材料で形成されている。このように、ハンマー柄3と補強部材10との間に硬度差を設けることにより、ハンマー柄3に対して補強部材10をプレス等によって圧入し易くなしている。
【0016】
前記取付筒部8はその先端側に、ハンマー頭部2内で補強部材10よりもハンマー柄3の先端側に突出した空洞筒片16を一体に有し、空洞筒片16は嵌合孔6の奥部(底部)に内嵌固定されている。
ハンマー柄3の先端側であってハンマー頭部2よりも基部側にカバー筒体18が設けられている。カバー筒体18はウレタン等の柔軟な合成樹脂やゴム等によって円筒状に形成され、ハンマー柄3の先端側であってハンマー頭部2よりも基部側にハンマー頭部2に接当又は近接するように外嵌され、ハンマー頭部2及びハンマー柄3にエポキシ樹脂系の接
着剤により接着されている。
【0017】
ハンマー柄3の基部にグリップ20が外嵌固定されている。グリップ20はゴム製又は柔軟な合成樹脂製であり、ハンマー頭部2の長手方向に長い楕円の筒状に形状されている。
グリップ20の外周面には、多数の第1グリップ溝21をグリップ20長手方向に1列状に形成してなる第1溝列22と、多数の第2グリップ溝23をグリップ20長手方向に1列状に形成してなる第2溝列24とがグリップ20周方向に隣り合うように設けられている。
【0018】
即ち、グリップ20の厚み方向(楕円の短軸方向)の両側面に、第1溝列22と第2溝列24とがそれぞれ楕円の長軸方向に並んで設けられている。従って、第1溝列22と第2溝列24とはグリップ20の厚み方向の両側面にそれぞれ1つずつ配置されている。
そして、グリップ20の厚み方向の両側面において第1溝列22と第2溝列24とがそれぞれ厚み方向の両側面の幅方向中央で隣り合うように配置されており、第1溝列22の第1グリップ溝21と第2溝列24の第2グリップ溝23とは、グリップ20長手方向の基部側に行くに従って徐々に第1溝列22と第2溝列24との境界部分である幅方向中央に向かうように互いにハの字状に傾斜されている。
【0019】
このように第1溝列22の第1グリップ溝21と第2溝列24の第2グリップ溝23とがハの字状に傾斜されることにより、グリップ20がこれを握る手に対してハンマー柄3の先端側に向けて滑るときの摩擦抵抗が、手に対してグリップ20をより強く握るように作用するようになっている。
前記実施形態によれば、ハンマー頭部2とハンマー柄3とを組み付ける場合、まず、ハンマー柄3の先端から補強部材10をプレス等で圧入してハンマー柄3の取付筒部8からその基部側に跨って内嵌固定し、また、カバー筒体18をハンマー柄3にその先端から外嵌して、これを外嵌固定する位置よりやや基部側まで移動しておく。
【0020】
その後、取付筒部8の外周面に接着剤を塗布して、ハンマー柄3の取付筒部8を空洞筒片16側からハンマー頭部2に嵌合孔6を介してプレス等により圧入する。
次に、カバー筒体18の基部側の端面やハンマー柄3の先端側の外周面にエポキシ樹脂系の接着剤を塗布し、その後、カバー筒体18をハンマー柄3の先端側に摺動して、ハンマー頭部2に接当させてカバー筒体18をハンマー頭部2及びハンマー柄3の先端側に接着剤で接着すればよい。
【0021】
そして、ハンマー頭部2とハンマー柄3とを組み付けた後には、ハンマー1の使用によって、ハンマー柄3の先端側であってハンマー頭部2から基部側に突出した部分で対象物を叩くことがあっても、ハンマー柄3の取付筒部8からその基部側に跨って補強部材10が内嵌固定されているため、ハンマー柄3の先端側が図1に2点鎖線で示すように内方に凹むのを補強部材10によって効果的に防止することができ、このため、取付筒部8がハンマー頭部2の嵌合孔6の内面から剥がれるのを未然に防止できる。
【0022】
また、ハンマー柄3の先端側の曲げ荷重が強く働く部分を補強部材10によって効果的に補強することができるため、ハンマー1で対象物を叩く際の衝撃でハンマー柄3の先端側のハンマー頭部2から基部側に突出した部分に曲げ荷重が強く働いても、ハンマー柄3の先端側に割れが生じたり金属疲労が生じたりするのを防ぐことができる。
従って、長期間の使用によってもハンマー柄3に対してハンマー頭部2がガタ付いたり、外れたりするのを防止することができ、簡単な構成によって叩く際の衝撃に強い頑丈なハンマー1になし得る。
【0023】
そして、本実施形態では、取付筒部8は、ハンマー頭部2内で補強部材10よりもハンマー柄3の先端側に突出した空洞筒片16を有しているので、ハンマー頭部2にハンマー柄3の取付筒部8を内嵌固定する際に、取付筒部8を空洞筒片16側から圧入することにより、空洞筒片16は補強部材10が内嵌されている部分に比べて変形し易いため、取付筒部8に補強部材10が内嵌されて凹みが生じ難くなっているにも拘わらず、取付筒部8の圧入の先頭部分(空洞筒片16)を微妙に凹ませながら取付筒部8全体をスムーズに圧入して内嵌固定することができる。
【0024】
また、補強部材10の外補強部12側の端部にテーパー部14が形成されているので、ハンマー柄3の先端から補強部材10を圧入する際に、補強部材10をテーパー部14からハンマー柄3に圧入すればよく、補強部材10をハンマー柄3に楽に圧入することができる。
また、ハンマー柄3の先端側であってハンマー頭部2よりも基部側に、カバー筒体18がハンマー頭部2に接当又は近接するように外嵌され、カバー筒体18はハンマー頭部2に接着剤により接着されているので、ハンマー柄3の先端側のハンマー頭部2から基部側に突出した部分で対象物を叩くことがあっても、このときの衝撃をカバー筒体18で上手く緩衝することができ、この点からも、ハンマー柄3の先端側が図1に2点鎖線で示すように内方に凹むのを防止できる。また、カバー筒体18によりハンマー1の頭部側の体裁をよくして、ハンマー1をデザイン的により優れたものになすことができる。
【0025】
また、グリップ20の外周面に設けた第1溝列22の第1グリップ溝21と第2溝列24の第2グリップ溝23とは、グリップ20長手方向の基部側に行くに従って徐々に第1溝列22と第2溝列24との間の境界部分に向かうように互いにハの字状に傾斜されているので、グリップ20がこれを握る手に対してハンマー柄3先端側に向けて滑るときの摩擦抵抗が手に対してグリップ20をより強く握るように作用し、ハンマー1のグリップ20を手から抜脱しないように強く握ってハンマー1で対象物を叩くことができる。
【0026】
図6は第2実施形態を示し、補強部材10を金属製の円筒体により構成し、この補強部材10を前記第1実施形態の場合と同様にハンマー柄3の取付筒部8からその基部側に跨って内嵌固定したものである。その他の点は前記第1実施形態の場合と同様の構成である。
図7は第3実施形態を示し、ハンマー柄3をパイプ材により構成した柄本体37と取付筒体38とで構成し、柄本体37の先端側に、取付筒体38を柄本体37の先端側から外方突出するように内嵌固着し、この取付筒体38の外方突出部で取付筒部8を構成したものであり、このハンマー柄3の一部を構成する取付筒体38の取付筒部8をハンマー頭部2に嵌合孔6を介して内嵌固定するようにしている。
【0027】
その他の点は、第1実施形態の場合と同様の構成であって、ハンマー柄3の先端側に、補強部材10がハンマー柄3の取付筒部8からその基部側に跨って内嵌固定され、補強部材10は、ハンマー頭部2内に位置する内補強部11と、ハンマー頭部2からハンマー柄3の基部側に突出した外補強部12とを一体に有している。
なお、前記実施形態では、取付筒部8に、ハンマー頭部2内で補強部材10よりもハンマー柄3の先端側に突出した空洞筒片16が設けられているが、これに代え、取付筒部8の全体に補強部材10の内補強部11を内嵌固定して、取付筒部8の空洞筒片16を省略するようにしてもよい。
【0028】
また、前記実施形態では、補強部材10はハンマー柄3(取付筒部8)よりもやや柔軟な材料で形成されているが、これに代え、補強部材10を鉄その他によりハンマー柄3よりもやや硬質な材料で形成して、ハンマー柄3(取付筒部8)と補強部材10との間に硬度差を設けるようにしてもよいし、補強部材10をハンマー柄3と同一硬度の材料で形成するようにしてもよい。また、補強部材10は鉄製以外に合成樹脂、グラスファイバー、スチールその他により構成してもよい。
【0029】
また、前記実施形態では、ハンマー柄3の取付筒部8はその外周面にエポキシ樹脂系の接着剤が塗布されていて、この接着剤によりハンマー頭部2の嵌合孔6の内周面に接着されているが、これに代え、ハンマー柄3の取付筒部8をハンマー頭部2にその嵌合孔6を介してプレスにより圧入して内嵌固定するのみで、接着剤による接着を省略するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0030】
1 ハンマー
2 ハンマー頭部
3 ハンマー柄
8 取付筒部
10 補強部材
11 内補強部
12 外補強部
16 空洞筒片
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7