【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のホットメルト粘着剤は、
スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、及びスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体よりなる群から選択される少なくとも一種を含むスチレン系熱可塑性エラストマー(A)100重量部、
粘着付与樹脂(B)60〜350重量部、並びに
フタル酸エステル、及び脂肪族二塩基酸エステルのうち少なくとも一種を含み、且つ凝固点が−40℃以下である可塑剤(C)10〜135重量部を含んでいることを特徴とする。
【0011】
(スチレン系熱可塑性エラストマー(A))
本発明のホットメルト粘着剤は、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)を含んでいる。スチレン系熱可塑性エラストマー(A)としては、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、及びスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体が挙げられる。スチレン系熱可塑性エラストマー(A)は、単独で用いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。
【0012】
なかでも、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)としては、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、及びスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体が好ましく、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体とスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体との混合物、及びスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体がより好ましい。
【0013】
スチレン系熱可塑性エラストマー(A)中におけるスチレン成分の含有量は、10〜40重量%が好ましく、13〜35重量%がより好ましい。スチレン成分の含有量が低過ぎると、ホットメルト粘着剤の粘着性が低下する虞れがある。また、スチレン成分の含有量が高過ぎると、ホットメルト粘着剤を硬化させてなる粘着剤層が剥離時に残存せずに全体が剥離する虞れがある。
【0014】
スチレン系熱可塑性エラストマー(A)の重量平均分子量は、50,000〜300,000が好ましく、70,000〜250,000がより好ましく、100,000〜200,000がさらに好ましく、100,000〜200,000が特に好ましい。スチレン系熱可塑性エラストマー(A)の重量平均分子量が低過ぎると、ホットメルト粘着剤の粘着性が低下する虞れがある。また、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)の重量平均分子量が高過ぎると、ホットメルト粘着剤を硬化させてなる粘着剤層が剥離時に残存せずに全体が剥離する虞れがある。
【0015】
スチレン系熱可塑性エラストマー(A)の重量平均分子量はGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)法によって測定されたポリスチレン換算した値である。具体的な測定は、次の通りにして行うことができる。
【0016】
スチレン系熱可塑性エラストマー(A)をテトラヒドロフラン(THF)に0.1mg/mlとなるように溶解した後、得られた溶液を耐溶剤性メンブランフィルター(孔径0.5μm)でろ過することによりTHF試料溶液を得る。次に、40℃のヒートチャンバー中でカラムを安定化させ、溶媒としてTHFを毎分1mlの流速で流し、THF試料溶液を約100μL注入して、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)の重量平均分子量を測定する。なお、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)の重量平均分子量は、数種の単分散のポリスチレン標準試料により作成された検量線の対数値とカウント数との関係から算出する。検量線作成用の標準ポリスチレン試料として、少なくとも10点の標準ポリスチレン試料を用いる。また、検出器は、RI(屈折率)検出器とUV(紫外線)検出器とを直列に配列して用いる。なお、カラムとしては、市販のポリスチレンジェルカラムを複数本組み合わせることが好ましい。本発明では、東ソー製のTSKgelG400H、及びTSKgelGMHを組み合わせて用いた。
【0017】
スチレン系熱可塑性エラストマー(A)を25重量%含むトルエン溶液の25℃での粘度は、10〜30,000mPa・sが好ましく、100〜15,000mPa・sがより好ましく、150〜5,000mPa・sがさらに好ましく、150〜1,000mPa・sが特に好ましい。上記粘度が低過ぎると、ホットメルト粘着剤の粘着性が低くなり過ぎる虞れがある。上記粘度が高過ぎると、ホットメルト粘着剤の凝集力が高くなり過ぎる虞れがある。凝集力が高過ぎるホットメルト粘着剤では、剥離時に粘着剤層が残存せずに全体が剥離する。
【0018】
なお、本発明において、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)を25重量%含むトルエン溶液の25℃での粘度は、次の通りにして、測定することができる。先ず、トルエン中にスチレン系熱可塑性エラストマー(A)を25重量%含む溶液を調製する。次に、溶液の温度を25℃に調整した後、溶液のB型粘度をJIS Z8803−1991に記載されている単一円筒回転粘度計による粘度測定方法に準拠して測定する。B型粘度の測定は、B型粘度計(例えば、東機産業社製 製品名「RB80L」)、ローターNo.3が用いられる。
【0019】
なお、ホットメルト粘着剤に複数種類のスチレン系熱可塑性エラストマー(A)を用いている場合、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)のスチレン成分の含有量、重量平均分子量、及び粘度とは、それぞれのスチレン系熱可塑性エラストマー(A)についてのスチレン成分の含有量、重量平均分子量、及び粘度とする。
【0020】
(粘着付与樹脂(B))
本発明のホットメルト粘着剤は、粘着付与樹脂(B)を含んでいる。粘着付与樹脂(B)としては、石油樹脂、ロジン系樹脂、及びテルペン系樹脂などが挙げられる。なかでも、ホットメルト粘着剤の粘着性を向上できることから、ロジン系樹脂、及びテルペン系樹脂が好ましい。これらの粘着付与樹脂(B)は、単独で用いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。
【0021】
ロジン系樹脂としては、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジン、不均化ロジン、重合ロジン、ロジングリセリンエステル、ロジンペンタエリスリトールエステル、(メタ)アクリル酸変成ロジン、マレイン酸変成ロジン、フマール酸変性ロジン、及びこれらの水素添加物が挙げられる。なかでも、(メタ)アクリル酸変成ロジン、マレイン酸変成ロジン、フマール酸変性ロジン、及びこれらの水素添加物がより好ましい。
【0022】
テルペン系樹脂としては、テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、芳香族変性テルペン樹脂、およびそれらの水素添加物が挙げられる。テルペン樹脂としては、テルペン単量体の単独重合体又は共重合体が挙げられる。テルペン単量体としては、α−ピネン、β−ピネン、ジペンテンなどが挙げられる。テルペン樹脂において、テルペン単量体は、単独で用いられてもよく、併用されてもよい。
【0023】
粘着付与樹脂(B)として市販品を用いることができる。ロジン系樹脂の市販品としては、荒川化学工業製の商品名スーパーエステル、ペンセルなどが挙げられる。また、テルペン系樹脂の市販品としては、ヤスハラケミカル製の商品名YSレジン、YSポリスター、クリアロンなど、アリゾナケミカル製の商品名シルバレッツ、ゾナタックなどが挙げられる。
【0024】
粘着付与樹脂(B)の軟化点は、60℃以上が好ましく、80〜120℃がより好ましい。粘着付与樹脂(B)の軟化点が低過ぎると、ホットメルト粘着剤の粘着性が低下する虞れがある。また、粘着付与樹脂(B)の軟化点が高過ぎると、ホットメルト粘着剤の凝集力が高くなり過ぎる虞れがある。凝集力が高過ぎるホットメルト粘着剤では、硬すぎる粘着剤層を形成し、このような粘着剤層は剥離時に残存せずに全体が剥離する。
【0025】
なお、本発明において、粘着付与樹脂(B)の軟化点は、JIS K2207(石油アスファルト)に規定される6.4軟化点試験法に準拠して測定された値とする。なお、ホットメルト粘着剤に複数種類の粘着付与樹脂(B)を用いている場合、可塑剤(C)の軟化点とは、それぞれの粘着付与樹脂(B)についての軟化点とする。
【0026】
ホットメルト粘着剤中における粘着付与樹脂(B)の含有量は、熱可塑性エラストマー(A)100重量部に対して、60〜350重量部に限定されるが、80〜325重量部が好ましく、100〜265重量部がより好ましい。粘着付与樹脂(B)の含有量が低過ぎると、ホットメルト粘着剤の粘着性が低下する虞れがある。また、粘着付与樹脂(B)の含有量が高過ぎると、ホットメルト粘着剤の凝集力が高くなり過ぎる虞れがある。
【0027】
(可塑剤(C))
本発明のホットメルト粘着剤は、可塑剤(C)を含んでいる。可塑剤(C)は、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)の分子間に侵入することで、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)のゴム弾性を低減させることができ、これによりラベルの剥離時に一部が被着体に残存する粘着剤層を形成することが可能なホットメルト粘着剤を提供することができる。
【0028】
可塑剤としては、フタル酸エステル、及び脂肪族二塩基酸エステルが挙げられる。可塑剤は、単独で用いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。
【0029】
フタル酸エステルとしては、フタル酸とアルコールのエステルが挙げられる。具体的には、フタル酸ジイソオクチル(凝固点−45℃)、フタル酸ジイソノニル(凝固点−48℃)、フタル酸ジヘプチル(凝固点−46℃)、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(凝固点−55℃)、フタル酸ジイソデシル(凝固点−50℃)、及びフタル酸ブチルベンジル(凝固点−40℃)などが挙げられる。
【0030】
脂肪族二塩基酸エステルとしては、アジピン酸エステル、アゼライン酸エステル、及びセバシン酸エステルなどが挙げられる。具体的には、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル(凝固点−70℃)、アジピン酸ジイソノニル(凝固点−70℃)、アジピン酸ジイソデシル(凝固点−70℃)、アゼライン酸ジ−2−エチルヘキシル(凝固点−60℃)、及びセバシン酸ジ−2−エチルヘキシル(凝固点−60℃)などが挙げられる。
【0031】
可塑剤は、ジイソノニル基、ジ−2−エチルヘキシル基、及びジイソデシル基を有していることが好ましい。可塑剤としては、フタル酸ジイソノニル、アジピン酸ジイソデシル、及びセバシン酸ジ−2−エチルヘキシルが好ましい。
【0032】
可塑剤の凝固点は、−40℃以下に限定されるが、−45℃以下が好ましく、−50℃以下がより好ましい。可塑剤の凝固点が高過ぎると、ホットメルト粘着剤を硬化させてなる粘着剤層が低温下における剥離時に残存し難くなる虞れがある。
【0033】
なお、本発明において、可塑剤(C)の凝固点は、下記方法で測定することができる。先ず、可塑剤をアルミニウムセルの中に密閉する。次に、アルミニウムセルを示差走査熱量測定器(例えば、(株)島津製作所製、製品名「DSC−60Plus」など)のサンプルホルダーに挿入した後、サンプルホルダーを窒素雰囲気下、−100℃から10℃/分で150℃まで加熱しながら吸熱ピークを観察する。これにより得られた吸熱ピークを可塑剤の凝固点とする。なお、ホットメルト粘着剤に複数種類の可塑剤(C)を用いている場合、可塑剤(C)の凝固点とは、それぞれの可塑剤(C)についての凝固点とする。
【0034】
ホットメルト粘着剤中における可塑剤(C)の含有量は、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)100重量部に対して、10〜135重量部に限定されるが、20〜125重量部が好ましく、30〜115重量部がより好ましい。可塑剤(C)の含有量が少な過ぎると、ホットメルト粘着剤の凝集力が高くなり過ぎる虞れがある。また、可塑剤(C)の含有量が多過ぎると、ホットメルト粘着剤の粘着性が低下する虞れがある。
【0035】
(チクソトロピック剤)
本発明のホットメルト粘着剤は、チクソトロピック剤を含んでいてもよい。チクソトロッピック剤は、レオロジーコントロール剤とも呼ばれている。チクソトロッピック剤によれば、可塑剤(C)の添加による粘着剤層の軟化を低減することができる。
【0036】
チクソトロピック剤としては、例えば、脂肪酸アマイド、酸化ポリオレフィン、酸化ポリオレフィンアマイド、水添ひまし油、ポリエーテル型界面活性剤、ポリエステル型界面活性剤などが挙げられる。なかでも、脂肪酸アマイド、水添ひまし油、ポリエーテル型界面活性剤、ポリエステル型界面活性剤が好ましく、脂肪酸アマイド、水添ひまし油がより好ましい。チクソトロピック剤は、単独で用いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。
【0037】
ホットメルト粘着剤中におけるチクソトロピック剤の含有量は、チクソトロピック剤の種類に応じて決定すればよく、特に制限されない。ホットメルト粘着剤中におけるチクソトロピック剤の含有量は、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)100重量部に対して、1〜50重量部が好ましい。チクソトロピック剤の含有量が少な過ぎると、粘着剤層の軟化を十分に低減することができない虞れがある。また、チクソトロピック剤の含有量が多過ぎると、ホットメルト粘着剤の粘着性が低下する虞れがある。
【0038】
(液状樹脂)
本発明のホットメルト粘着剤は、液状樹脂を含んでいてもよい。液状樹脂によれば、ホットメルト粘着剤の粘着性を向上させることができる。
【0039】
本発明において、液状樹脂とは、23℃、1.01×10
5Pa(1atm)にて液体状を呈する樹脂を意味する。
【0040】
液状樹脂として、具体的には、液状ロジン樹脂、液状テルペン樹脂、液状クマロンインデン樹脂、液状インデン樹脂、液状α−メチルスチレン樹脂、液状ビニルトルエン樹脂、液状ポリイソペンタン樹脂などの液状石油系樹脂又は液状石炭系樹脂などが挙げられる。液状樹脂は、単独で用いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。
【0041】
ホットメルト粘着剤中における液状樹脂の含有量は、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)100重量部に対して、5〜100重量部が好ましい。
【0042】
(無機粉末)
本発明のホットメルト粘着剤は、無機粉末をさらに含んでいてもよい。無機粉末の平均粒子径は、0.01〜15μmが好ましく、0.02〜8μmがより好ましく、0.03〜4μmが特に好ましい。無機粉末を構成する材料としては、炭酸カルシウム、焼成クレイ、シリカ、けいそう土、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム、アルミナなどの微細粉末を使用することができる。
【0043】
なお、本発明のホットメルト粘着剤によれば、無機粉末を用いなくとも凝集破壊することができる粘着剤層を形成することができるため、本発明のホットメルト粘着剤は無機粉末を含んでいないことが好ましい。
【0044】
(有機粉末)
本発明のホットメルト粘着剤は、有機粉末をさらに含んでいてもよい。有機粉末を構成する材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ナイロン−6,ナイロン−6,6、環状オレフィンの単独重合体や環状オレフィンとエチレンとの共重合体などの合成樹脂が挙げられる。合成樹脂は、120〜300℃の融点、又は120〜280℃のガラス転移温度を有していることが好ましい。
【0045】
(他の添加剤)
本発明のホットメルト粘着剤は、必要に応じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤、及び難熱化剤など他の添加剤を含んでいてもよい。酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤などが挙げられる。また、紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、及びトリアジン系紫外線吸収剤などが挙げられる。他の添加剤の各配合量は、スチレン系熱可塑性エラストマー(A)100重量部に対して、0.01〜100重量部が好ましく、0.1〜50重量部がより好ましい。
【0046】
本発明のホットメルト粘着剤は、ラベルを被着体に貼着するために好ましく用いられる。本発明のホットメルト粘着剤は粘着性に優れていることから、ホットメルト粘着剤を硬化させてなる粘着剤層によって、ラベルを高い粘着強度で被着体に貼着させることができる。したがって、ラベルが貼着されている被着体が低温環境下で保管されても、高い粘着強度を維持することができ、粘着強度の低下によるラベルの剥離を低減することができる。さらに、ラベルを被着体から剥離すると、粘着剤層が凝集破壊して、粘着剤層の一部が被着体に残存する。これにより、ラベルの剥離を確認することができ、被着体の盗難防止や安全管理性を向上させることができる。
【0047】
被着体は、包装フィルムや包装容器によって包装されていてもよい。したがって、ラベルを被着体へ貼着する場合、ラベルは被着体に直接貼着してもよく、包装フィルムや包装容器に貼着してもよい。包装フィルムや包装容器の構成材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタラート(PET)及びポリ乳酸などのポリエステル系樹脂、ガラス、紙、及び金属などが挙げられる。また、被着体としては、特に制限されず、電気製品、飲食品、医薬品、化粧品、及び洗剤など様々な製品が挙げられる。
【0048】
本発明のホットメルト粘着剤によれば、粘着剤層によってラベルの剥離があったことを確認することができる。したがって、このようなホットメルト粘着剤によれば、凝集破壊層を用いることなく、ラベルの構成を簡素化することができる。
【0049】
このようなラベルは、基材と、この基材の一面に積層一体化されており且つホットメルト粘着剤を固化させてなる粘着剤層とを有する。基材としては、特に制限されず、紙、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート、及びポリ乳酸系樹脂などの合成樹脂からなるフィルムが挙げられる。基材は単層でも多層でもよい。
【0050】
ラベルに用いられる基材は、無線回路素子を有していてもよい。このような無線回路素子を有しているラベルはRFID(Radio Frequency IDentification)ラベルと呼ばれ、無線回路素子にID情報を記録することができる。RFIDラベルを読み取りゲートに通過させることで、製品の在庫管理、検品、棚卸、精算、及び盗難検知などを効率的に行うことが可能となる。