【解決手段】買い物支援システム100は、ネットワーク101を介して相互にデータ通信が可能な、携帯型端末装置102とデータ管理装置103とを備えている。携帯型端末装置102は、商品情報入力手段と、第一の送信手段とを有し、データ管理装置103は第一の受信手段と、記憶手段と、第二の送信手段とを有し、携帯型端末装置102は、第二の受信手段と、商品情報表示手段とをさらに有する。
前記携帯型端末装置は、自己の現在位置を示す現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、前記現在位置情報によって取得された前記現在位置情報を前記データ管理装置に対して送信する第三の送信手段とをさらに有し、前記データ管理装置は、前記第三の送信手段によって送信された前記現在位置情報を受信する第三の受信手段をさらに有し、前記記憶手段はさらに、前記第三の受信手段によって受信した前記現在位置情報をメモ情報として、前記第一の受信手段によって受信した前記商品情報に対応する前記商品識別情報と対応付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の買い物支援システム。
前記メモ情報演算手段は、同一又は類似の前記商品識別情報に係る使用期間を抽出する使用期間抽出手段と、前記使用期間抽出手段によって抽出された前記使用期間からその平均値を演算する平均値演算手段とからなることを特徴とする請求項8に記載の買い物支援システム。
前記メモ情報演算手段は、同一又は類似の前記商品識別情報に係る商品の使用順序を前記ユーザー毎に抽出する使用順序抽出手段と、前記使用順序抽出手段によって抽出した前記使用順序に基づいて、前記ユーザー毎のリピート変遷線図を生成するリピート変遷線図生成手段とからなることを特徴とする請求項8に記載の買い物支援システム。
前記メモ情報演算手段は、同一又は類似の前記商品識別情報に係る前記現在位置情報を抽出する現在位置情報抽出手段と、前記現在位置情報抽出手段によって抽出された前記現在位置情報と地域識別データベースとから地域特性を演算する地域特性演算手段とからなることを特徴とする請求項11に記載の買い物支援システム。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照しながら本発明に係る買い物支援システムの一実施形態を詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明に係る買い物支援システム100の全体構成を示した図である。図示されるように、買い物支援システム100は、携帯型端末装置102とデータ管理装置103とを備えている。携帯型端末装置102とデータ管理装置102にはそれぞれIPアドレスが割り当てられ、インターネット等により構築されているネットワーク101に接続されており、相互にデータ通信が可能な構成となっている。
【0022】
携帯型端末装置102は、ユーザーが使用する携帯型のコンピュータである。具体的には、携帯型のパーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話、PDA、スマートフォン等を適用することができ、特に限定されない。なお、本実施形態においては、携帯型端末装置102の具体例としてスマートフォンを例示する。また、後述するように、携帯型端末装置102は、各端末装置を使用するユーザー毎に割り当てられたユーザーIDによって識別されることから、本発明に係る買い物支援システムにおいて携帯型端末装置102の台数は特に限定されない。
【0023】
データ管理装置103は、買い物支援システム100を使用するユーザーに関するデータベース及び商品に関するデータベースを備え、携帯型端末装置102を用いてユーザーから送信された商品情報に係る商品識別情報を記憶し、また、ユーザーからの要求に応じて、記憶された商品識別情報に係る商品情報を携帯型端末装置102に送信するコンピュータである。
【0024】
次に、
図2及び
図3を参照しながら、本実施形態に係る携帯型端末装置102及びデータ管理装置103の各構成について説明する。
【0025】
図2は、本実施形態に係る携帯型端末装置102の構成を示した図である。図示されるように、携帯型端末装置102は、バスを介して、制御部120、記憶部121、通信部122、GPS123、入力部124及び表示部125を備えている。
【0026】
制御部120は、携帯型端末装置102の中枢として機能する中央演算処理装置(Central Processing Unit)であり、記憶部121等に記憶されたプログラムを実行することにより、携帯型端末装置102の各構成要素を制御する。
【0027】
記憶部121は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)で構成され、各種情報を記憶する各種の作業用記憶領域を形成している。
【0028】
通信部122は、制御部120の制御の下、ネットワーク101を介してデータ管理装置103との間でデータを送受信する通信手段である。
【0029】
GPS123は、GPS衛星から送信された電波をアンテナを介して受信し、現在位置(緯度及び経度)を検出して、制御部120に対して出力する。
【0030】
入力部124は、操作者であるユーザーによる入力操作を受け付ける機能を備えており、例えば、バーコードを撮像可能なカメラ、キーボード、マウス、音声入力を受け付けるマイク、表示部125の表示面に設けられたタッチパネルで構成されている。
【0031】
表示部125は、例えば液晶表示素子や有機EL等の平面表示素子を用いて構成されているディスプレイであり、制御部120の制御の下、商品情報等を表示する機能を備えている。
【0032】
図3は、本実施形態に係るデータ管理装置103の構成を示した図である。図示されるように、データ管理装置103は、バスを介して、制御部140、記憶部141、通信部142、商品情報データベース143、演算部144及びユーザーデータベース145を備えている。
【0033】
制御部140は、データ管理装置103の中枢として機能する中央演算処理装置(Central Processing Unit)であり、記憶部141等、又は別途備えられたROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)に記憶されたプログラムを実行することにより、データ管理装置103の各構成要素を制御する。
【0034】
記憶部141は、ハードディスク(HDD)等で構成され、携帯型端末装置102を用いてユーザーから送信された商品情報に係る商品識別情報や現在位置に関する情報等を記憶する。
【0035】
通信部142は、制御部140の制御の下、ネットワーク101を介して携帯型端末装置102との間でデータを送受信する通信手段である。
【0036】
商品情報データベース143は、商品情報、例えば、商品のメーカー名、商品のジャンル、商品の名前等と、それらに対して個別に割り当てられた商品識別情報とからなるデータベースである。商品情報データベース143については、データ構造を仮想的に示した図である
図6を参照しながら後述する。
【0037】
演算部144は、記憶部141にメモ情報として記憶された各種の情報を演算する演算手段である。なお、演算部144は独立して構成される必要はなく、制御部140が演算部144を兼ねても良い。
【0038】
ユーザーデータベース145は、買い物支援システム100を使用するユーザーを管理するためのデータベースであり、ユーザー毎に割り当てられたユーザー識別情報(ユーザーID)と共に、例えば、各ユーザーの名前や住所等から構成されている。
【0039】
次に、
図4及び
図5を参照しながら、商品情報をメモ情報としてデータ管理装置103に登録する場合の、本実施形態に係る買い物支援システムの動作例について説明する。
【0040】
図4は、携帯型端末装置102とデータ管理装置103との間の情報処理を示したフローチャートである。まず、携帯型端末装置102を携帯するユーザーが所望の商品や購入を予定していた商品を店舗等で発見し、入力部124としてのカメラを商品のパッケージ等に付されたバーコードにかざすと、その商品に係る商品情報が読み取られ、入力される(ステップS160)。
図5(A)は、ステップS160における携帯型端末装置102の画面表示の一例を示した図である。図示されるように、入力部124としてのカメラを用いて、表示部125としてのディスプレイに表示された枠180の中に商品のパッケージ181に印刷されているバーコードをとらえ、ボタン182を押すことによって商品情報が読み取られ、入力される。なお、バーコードの形式は
図5(A)に示すような一次元コードに限定されず、二次元コードなど種々の形式を適用することができる。
【0041】
続いて、携帯型端末装置102は、ステップS160において入力された商品情報を、携帯型端末装置102を操作しているユーザーのユーザーIDと共にデータ管理装置103に送信する(ステップS161)。
図5(B)は、ステップS161における携帯型端末装置102の画面表示の一例を示した図である。図示されるように、ステップS161において入力された商品情報が表示部125としてのディスプレイに表示されており、ボタン183を押すことによって、商品情報がユーザーIDと共にデータ管理装置に送信される。
【0042】
続いて、データ管理装置103は、ステップS161において送信された商品情報及びユーザーIDを受信する(ステップS162)。
【0043】
続いて、データ管理装置103は、ステップS162において受信したユーザーIDを、ユーザーデータベース145に照会する(ステップS163)。
【0044】
ステップS163において照会されたユーザーIDに該当するユーザーIDがユーザーデータベース145に存在すれば、ステップS165に進み、該当するユーザーIDがユーザーデータベース145に存在しなければ、処理を終了する(ステップS164)。
【0045】
続いて、データ管理装置103は、ステップS162において受信した商品情報を商品情報データベース143に照会する(ステップS165)。
【0046】
続いて、データ管理装置103は、ステップS165において照会された商品情報に該当する商品識別情報を検索し、取得する(ステップS166)。
【0047】
続いて、データ管理装置103は、ステップS166において取得した商品識別情報を記憶部141に記憶する(ステップS167)。
【0048】
続いて、データ管理装置103は、ステップS162において受信した商品情報の登録処理が完了した旨の登録完了通知を、携帯型端末装置102に送信する(ステップS168)。
【0049】
続いて、携帯型端末装置102は、ステップS168において送信された登録完了通知を受信する(ステップS169)。
【0050】
続いて、携帯型端末装置102は、ステップS169において受信した登録完了通知を表示部125に表示する(ステップS170)。
図5(C)は、ステップS170における携帯型端末装置102の画面表示の一例を示した図である。図示されるように、ステップS169において受信された登録完了通知は、表示部125としてのディスプレイに表示される。
【0051】
ここで、ステップS161において商品情報をデータ管理装置に送信する際、その商品の価格に関する情報が併せて送信されることが好ましい。この場合、データ管理装置103は、ステップS167において、ステップS161において送信された価格に関する情報をステップS166において取得した商品識別情報に対応付けて記憶部141に記憶する。
【0052】
また、ステップS161において商品情報をデータ管理装置に送信する際、携帯型端末装置102の現在位置に関する情報が併せて送信されても良い。この場合、携帯型端末装置102の現在位置に関する情報は、携帯型端末装置102が備えるGPS123によって取得され、データ管理装置103は、ステップS167において、ステップS161において送信された現在位置に関する情報をステップS166において取得した商品識別情報に対応付けて、登録位置情報として記憶部141に記憶する。
【0053】
次に、
図6を参照しながら、商品情報データベース143の構成について説明する。
【0054】
図6は、データ管理装置103が備える商品情報データベース143のデータ構造を仮想的に示した図である。図示されるように、商品情報データベース143は、商品識別情報201と、それに対応するメーカー名202、商品ジャンル203及び商品名204からなる一覧表200から構成されている。まず、商品識別情報の先頭のアルファベットはメーカー毎に割り当てられたメーカー名識別記号であり、続く数字二桁は、商品ジャンル毎に割り当てられた商品ジャンル識別記号であり、続く数字三桁は、商品毎に割り当てられた商品名識別記号である。例えば、商品ジャンル識別記号の01はシャンプーを意味し、02はコンディショナーを意味し、09はクレンザーを意味している。
【0055】
次に、
図7を参照しながら、記憶部141に記憶される情報について説明する。
【0056】
図7は、携帯型端末装置102から送信された商品情報を、商品識別情報として記憶する場合のデータ構造を仮想的に示した図である。図示されるように、記憶部141は、ユーザーID221、メモ情報222、登録日223、登録位置224及び備考225を一覧表220として記憶している。携帯型端末装置102から送信された商品情報は、
図6に示す商品情報データベース143に照会することで取得された商品識別情報として、メモ情報222に記憶される。携帯型端末装置102から価格に関する情報が併せて送信された場合には、商品識別情報に対応付けてメモ情報222に記憶される。商品情報を登録した日付は、登録した商品識別情報に対応付けて登録日223に記憶される。また、携帯型端末装置102から現在位置に関する情報が送信された場合には、登録した商品識別情報に対応付けて登録位置224に記憶される。同様に、携帯型端末装置102から備考情報が送信された場合には、備考225に記憶される。
【0057】
次に、
図8を参照しながら、携帯型端末装置102に商品情報を入力する他の形態について説明する。
【0058】
図8(A)は、携帯型端末装置102に商品情報を入力する形態として、音声入力手段を適用した形態を示した図である。図示されるように、携帯型端末装置102は、音声を入力可能なマイクを備えている。そのため、ディスプレイの表示に従って、メーカー名、商品ジャンル、商品名等を順次音声入力することで、携帯型端末装置102に商品情報が入力される。音声入力の進行具合は、ステータスゲージ240のようなゲージを用いて表示しても良く、音声入力の進行は、ボタン241のようなボタンを押すことによって実行されても良い。
【0059】
図8(B)は、携帯型端末装置102に商品情報を入力する形態として、商品のパッケージを撮像する撮像手段を適用した形態を示した図である。図示されるように、入力部124としてのカメラを商品にかざし、表示部125としてのディスプレイに表示された枠242の中に商品のパッケージ243をとらえる。この状態でボタン244を押すことによって、商品情報としてパッケージ画像が撮像される。
【0060】
ここで、携帯型端末装置102に商品情報を入力する形態としてパッケージ画像を撮像する形態を適用する場合、撮像されたパッケージ画像からメーカー名や商品名等を解析するための手段が必要となる。パッケージ画像からメーカー名や商品名を解析することを可能とする実施形態については、
図9及び
図10を参照しながら後述する。
【0061】
図8(C)は、携帯型端末装置102に商品情報を入力する形態として、レシートを撮像する撮像手段を適用した形態を示した図である。図示されるように、入力部124としてのカメラをレシート245にかざし、表示部125としてのディスプレイに表示された枠242の中にレシート245をとらえる。この状態でボタン246を押すことによって、商品情報としてレシート画像が撮像される。
【0062】
ここで、携帯型端末装置102に商品情報を入力する形態としてレシート画像を撮像する形態を適用する場合、撮像されたレシート画像からメーカー名や商品名等を解析するための手段が必要となる。撮像されたレシート画像からメーカー名や商品名等を解析するための手段としては、例えば、いわゆるOCR(Optical Character Recognition)装置ないしソフトウエアを適用することができる。これらの構成は、携帯型端末装置102が備えても良く、データ管理装置103が備えても良い。
【0063】
図9は、
図3に示した構成に加えて、商品のパッケージ画像を蓄積したパッケージ画像データベース262と、携帯型端末装置102から送信されたパッケージ画像をパッケージ画像データベース262に照合するための照合部261とをさらに備えたデータ管理装置260の構成を示した図である。
【0064】
図10は、データ管理装置260が備えるパッケージ画像データベース262のデータ構成の一例を示した図である。図示されるように、パッケージ画像データベース262は、パッケージ画像とそれに対応する商品識別情報とが一対になったデータを複数蓄積している。例えば、パッケージ画像281として蓄積されている商品に対応する商品識別情報は商品識別情報280であり、パッケージ画像283として蓄積されている商品に対応する商品識別情報は商品識別情報282である。照合部261は、携帯型端末装置102から商品情報として送信されたパッケージ画像を取得し、パッケージ画像データベース262に照合することで、対応する商品識別情報を取得する。
【0065】
データ管理装置103(データ管理装置260)に登録されたメモ情報は、ユーザーからの要求に応じて、随時、携帯型端末装置102に送信し、携帯型端末装置102の表示部125に表示することができる。以下、
図11及び
図12を参照しながら、データ管理装置103(データ管理装置260)に登録されたメモ情報を携帯型端末装置102の表示部125に表示させる場合の、本実施形態に係る買い物支援システムの動作例について説明する。
【0066】
図11は、携帯型端末装置102とデータ管理装置103との間の情報処理を示したフローチャートである。まず、携帯型端末装置102は、メモ呼出要求を、携帯型端末装置102を操作しているユーザーのユーザーIDと共にデータ管理装置103に送信する(ステップS300)。
【0067】
続いて、データ管理装置103は、ステップS300において送信されたメモ情報要求及びユーザーIDを受信する(ステップS301)。
【0068】
続いて、データ管理装置103は、ステップS301において受信したユーザーIDを、ユーザーデータベース145に照会する(ステップS302)。
【0069】
ステップS302において照会されたユーザーIDに該当するユーザーIDがユーザーデータベース145に存在すれば、ステップS304に進み、該当するユーザーIDがユーザーデータベース145に存在しなければ、処理を終了する(ステップS303)。
【0070】
続いて、データ管理装置103は、該当するユーザーIDに対応付けられて記憶されているメモ情報を記憶部から読み出す(ステップS304)。
【0071】
続いて、データ管理装置103は、ステップS304において読み出したメモ情報に含まれる商品識別情報を商品情報データベース143に照会する(ステップS305)。
【0072】
続いて、データ管理装置103は、ステップS305において照会された商品識別情報に係る商品情報を検索し、呼出要求に対応する商品情報を取得する(ステップS306)。
【0073】
続いて、データ管理装置103は、ステップS306において取得した商品情報を、携帯型端末装置102に送信する(ステップS307)。
【0074】
続いて、携帯型端末装置102は、ステップS307において送信された商品情報を受信する(ステップS308)。
【0075】
続いて、携帯型端末装置102は、ステップS308において受信された商品情報を表示部125に表示する(ステップS309)。
図12(A)は、ステップS309における携帯型端末装置102の画面表示の一例を示した図である。図示されるように、ステップS308において受信された商品情報は、表示部125としてのディスプレイに表示される。
【0076】
ここで、商品情報を入力する形態として
図8(B)に示すような商品のパッケージ画像を撮像する形態が適用される場合には、撮像したパッケージ画像が、
図12(A)に示すパッケージ画像表示エリア320に表示されても良い。この場合、商品情報として送信されたパッケージ画像320は、その商品識別情報に対応付けて記憶部141に記憶され、ステップS307において、ステップS306において取得した商品情報と共に携帯型端末装置102に送信される。
【0077】
また、該当する商品の商品情報を登録した時の現在位置に関する情報が登録位置224に記憶されている場合は、その登録位置が、
図12(B)に示すマップ表示エリア321に地図として表示されても良い。
【0078】
これまで、商品情報をデータ管理装置103に登録する処理、及びデータ管理装置103に登録した商品情報を呼び出して携帯型端末装置102に表示する処理について説明したが、例えば、実際には買い置き等を行なう場合もあることから、商品を購入してもすぐにその商品を使用するとは限らない。また、その商品の使用開始のタイミングが把握できても、使用終了のタイミングが把握できないと、後述するような購買動向の分析を十分に行なうことが難しい。そこで、商品の使用期間に関する情報を追加登録することを可能とする実施形態について説明する。
【0079】
図13は、商品の使用期間に関する情報を追加登録する場合における携帯型端末装置102の画面表示の一例を示した図である。
図13(A)に示されるように、携帯型端末装置102のディスプレイに、商品の使用開始日及び使用終了日を入力するためのフィールド340が表示される。入力された使用開始日及び使用終了日は、ボタン341を押すことでデータ管理装置103に送信され、その商品の商品識別情報に対応付けられて、記憶部141、例えば備考225に記憶される。登録が完了すると、使用期間情報の追加登録完了通知がデータ管理装置103から携帯型端末装置102に送信され、
図13(B)に示されるように、メッセージ342が携帯型端末装置102のディスプレイに表示される。
【0080】
なお、使用期間に関する情報を追加登録する時期は特に限定されず、任意であることが好ましい。また、使用開始日及び使用終了日は同時に追加登録を行なう必要はなく、それぞれ個別に追加登録が可能であることが好ましい。
【0081】
また、データ管理装置103に登録した商品情報を呼び出して携帯型端末装置102に表示する形態として、一つの商品の商品情報を表示する形態について説明したが、データ管理装置103に登録した商品情報を呼び出して携帯型端末装置102に表示する形態はこれに限られず、例えば、同一の商品ジャンルに属する複数の商品情報を一覧として表示する形態でも良く、また、店舗毎に分類した形で表示する形態でも良い。
【0082】
具体的には、
図14(A)に示されるように、同一の商品ジャンルに属する複数の商品情報を一覧として表示しても良い。
図14(A)は、符号360で示すように、商品ジャンルがシャンプーである商品情報が一覧として表示されており、この場合、先頭のアルファベットに続く数字二桁が01である商品識別情報に係る商品情報を
図11のステップS306において取得することにより、メーカー名等を問わず、同一の商品ジャンルに属する複数の商品情報が一覧として表示される。
【0083】
また、
図14(B)に示されるように、商品情報を店舗毎に分類した形で表示する形態でも良い。登録位置224に記憶された位置情報に基づいて、メモ情報に記憶された各商品を店舗毎に分類することにより、
図14(B)に示されるように店舗毎に分類した形で表示され、登録した各商品を店舗単位で比較検討することができる。この場合、データ管理装置103は、登録位置224に記憶された位置情報を照会することによって店舗の名前を取得することを可能とするため、各店舗の位置情報を蓄積したデータベース(店舗情報データベース)を別途備えると好ましい。また、データ管理装置103が店舗情報データベースを備えている場合、記憶部141には、登録位置224に代えて店舗名そのものが記憶されても良い。
【0084】
さて、
図13を参照しながら商品の使用期間に関する情報を追加登録することを可能とする形態について説明したが、商品の使用期間に関する情報が存在すれば、複数のユーザーの使用期間に関する情報の統計値との比較を行なうことにより、例えば、節約度合いといったものをユーザー単位で評価することができる。以下、
図15及び
図16を参照しながら、家族構成に関する情報を活用することにより、同一の家族構成の世帯平均値等との比較によって節約度合いを評価することを可能とする形態について説明する。
【0085】
図15は、
図3に示した構成に加えて、家族構成に関する情報を蓄積する家族構成データベース381をさらに備えたデータ管理装置380の構成を示した図である。図示されるように、データ管理装置380は、ユーザー毎に、そのユーザーの家族構成、具体的には、家族の年齢、人数、性別等を蓄積する家族構成データベース381を備えている。
【0086】
家族構成データベース381の存在を前提として、あるユーザーの家族の節約度合いを評価する場合の、本実施形態に係る買い物支援システムの動作例について説明する。即ち、ある商品、例えば商品識別情報はa01002のシャンプーの節約度合いを評価する場合、まず、データ管理装置380の演算部144は、あるユーザーのa01002に係るシャンプーの使用期間に関する情報に基づいて、当該ユーザーの使用期間を算出する。ここで、当該ユーザーがa01002に係るシャンプーを複数個使用した実績がある場合、それらの平均値を算出するとより好ましい。続いて、データ管理装置380の演算部144は、同一の家族構成である全てのユーザーのメモ情報222を対象として、a01002のシャンプーに係る使用期間を全て抽出し、その平均値を算出する。続いて、データ管理装置380の演算部144は、あるユーザーの使用期間の平均値と、同一の家族構成である全てのユーザーの使用期間の平均値とを比較する。
【0087】
図16(A)は、以上説明した情報処理の結果を表示した携帯型端末装置102の画面表示の一例を示した図である。データ管理装置103が上述の情報処理の結果を携帯型端末装置102に対して送信し、携帯型端末装置102がその結果を受信すると、図示されるように、同一の家族構成である全てのユーザーの使用期間の平均値がフィールド400に表示され、また、ユーザー自身の家族に係る使用期間の平均値がフィールド401に表示される。さらに、その節約度合いが、フィールド402に示されるように、例えば星印の数によって表示される。
【0088】
また、使用期間に関する情報と家族構成に関する情報とを用いることにより、ある商品を購入してその使用を開始した場合、上述した情報処理に基づいて算出される平均的な使用期間に基づいて、次回の購入時期の予告する機能も実現できる。即ち、
図16(B)に示されるように、ある商品の使用を3日(符号405)に開始したと仮定し、その商品の平均的な使用期間が19日間であると仮定した場合、カレンダー404の22日(符号406)に印を表示することによって次回の購入時期を予告したり、22日が近づいた場合には購入忘れを防ぐためのアラート通知を行なったりすることができる。
【0089】
以上説明した第一の実施形態によれば、各ユーザーが、消耗品をはじめとしたあらゆる商品について、どこの店舗でいくらで販売されているかを容易に素早くメモすることができ、また、様々な形式でメモした情報をいつでも呼び出すことができる。また、家族構成に関する情報を活用することにより、節約度合いや家計診断といった機能も提供することができる。ところで、複数のユーザーがそれぞれ購入した商品や使用した商品について登録していくと、全体として膨大な情報量となる。そのため、それら全体を対象として種々の分析を行なうことにより、例えば、どういった商品がどういった地域で流行するのか、といった点や、ある商品ジャンルのライバル商品に関して消費者がどのような消費行動を行なっているのか、といった点など、消費者の購買動向に関して様々な分析を行なうことが可能となる。
【0090】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る買い物支援システムの他の実施形態について詳細に説明する。
【0091】
図17は、本発明に係る買い物支援システム420の全体構成を示した図である。図示されるように、買い物支援システム420は、携帯型端末装置102と、データ管理装置103と、購買動向分析装置421とを備えている。携帯型端末装置102とデータ管理装置103と購買動向分析装置421にはそれぞれIPアドレスが割り当てられ、インターネット等により構築されているネットワーク101に接続されており、相互にデータつうしんが可能な構成となっている。携帯型端末装置102及びデータ管理装置103は上記の第一実施形態と同様であるため、以下、購買動向分析装置421を中心に説明する。
【0092】
購買動向分析装置421は、購買動向を分析する者が使用するコンピュータである。具体的には、携帯型のパーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話、PDA、スマートフォン等を適用することができ、特に限定されない。
図18を参照しながら、本実施形態に係る購買動向分析装置421の構成について説明する。
【0093】
図18は、本実施形態に係る購買動向分析装置421の構成を示した図である。図示されるように、購買動向分析装置421は、バスを介して、制御部440、記憶部441、通信部442、演算部443、入力部444及び表示部445を備えている。
【0094】
制御部440は、購買動向分析装置421の中枢として機能する中央演算処理装置(Central Processing Unit)であり、記憶部441等、又は別途備えられたROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)に記憶されたプログラムを実行することにより、購買動向分析装置421の各構成要素を制御する。
【0095】
記憶部441は、ハードディスク(HDD)等で構成され、データ管理装置103から送信されたメモ情報や演算部443による演算結果等を記憶する。
【0096】
通信部442は、制御部440の制御の下、ネットワーク101を介して、携帯型端末装置102やデータ管理装置103との間でデータを送受信する通信手段である。
【0097】
演算部443は、データ管理装置103から送信されたメモ情報を演算する演算手段である。なお、演算部443は独立して構成される必要はなく、制御部440が演算部443を兼ねても良い。
【0098】
入力部444は、操作者による入力操作を受け付ける機能を備えており、例えば、キーボード、マウス、音声入力を受け付けるマイク、表示部445の表示面に設けられたタッチパネルで構成されている。
【0099】
表示部445は、例えば液晶表示素子や有機EL等の平面表示素子を用いて構成されているディスプレイであり、制御部440の制御の下、メモ情報の演算結果等を表示する機能を備えている。
【0100】
次に、
図19及び
図20を参照しながら、購買動向分析装置421を用いて購買動向を分析し、いわゆるライバル商品間の商品特性を分析する場合の、本実施形態に係る買い物支援システムの動作例について説明する。
【0101】
図19は、データ管理装置103と購買動向分析装置421との間の情報処理を示したフローチャートである。まず、操作者が購買動向分析装置421の入力部444を操作してメモ情報要求を入力すると、購買動向分析装置421は、メモ情報要求をデータ管理装置103に送信する(ステップS460)。
【0102】
続いて、データ管理装置103は、ステップS460において送信されたメモ情報要求を受信する(ステップS461)。
【0103】
続いて、データ管理装置103は、ステップS461において受信したメモ情報要求に基づいて、記憶部141に記憶されたメモ情報222を読み出し、購買動向分析装置421に対して送信する(ステップS462)。
【0104】
続いて、購買動向分析装置421は、ステップS462において送信されたメモ情報222を受信する(ステップS463)。
【0105】
続いて、購買動向分析装置421の演算部443は、メモ情報222の中から一定条件に合致するものを抽出する(ステップS464)。以下、一例として、先頭のアルファベットに続く数字二桁が01であるもの、即ち商品ジャンルがシャンプーであるものを抽出する形態を挙げて説明する。
【0106】
続いて、購買動向分析装置421の演算部443は、同一の商品毎に使用期間の平均値を算出する(ステップS465)。具体的には、商品識別情報毎に使用期間の平均値を算出する。
【0107】
続いて、購買動向分析装置421の演算部443は、ステップS464において抽出したもの全体の使用期間の平均値を算出する(ステップS466)。
【0108】
続いて、購買動向分析装置421は、ステップS465及びステップS466において得られた演算結果を、記憶部441に記憶する(ステップS467)。
【0109】
続いて、購買動向分析装置421は、ステップS467において記憶部441に記憶した演算結果を表示部445に表示する(ステップS468)。
図20は、ステップS468における購買動向分析装置421の画面表示の一例を示した図である。図示されるように、表示部445としてのディスプレイ480には、各商品毎の使用期間の平均値と、全体としての使用期間の平均値とが棒グラフ482として表示され、いわゆるライバル商品間で商品特性を比較することができる。なお、シャンプーのように商品毎に内容量が異なる場合には、符号481で示すように、単位量あたりの使用期間の平均値を算出するとより好ましい。
【0110】
次に、
図21及び
図22を参照しながら、購買動向分析装置421を用いて購買動向を分析し、流行の地域的な特性を分析する場合の、本実施形態に係る買い物支援システムの動作例について説明する。
【0111】
図21は、データ管理装置103と購買動向分析装置421との間の情報処理を示したフローチャートである。まず、操作者が購買動向分析装置421の入力部444を操作してメモ情報要求を入力すると、購買動向分析装置421は、メモ情報要求をデータ管理装置103に送信する(ステップS500)。
【0112】
続いて、データ管理装置103は、ステップS500において送信されたメモ情報要求を受信する(ステップS501)。
【0113】
続いて、データ管理装置103は、ステップS501において受信したメモ情報要求に基づいて、記憶部141に記憶されたメモ情報222を読み出し、購買動向分析装置421に対して送信する(ステップS502)。
【0114】
続いて、購買動向分析装置421は、ステップS502において送信されたメモ情報222を受信する(ステップS503)。
【0115】
続いて、購買動向分析装置421の演算部443は、メモ情報222の中から一定条件に合致するものを抽出する(ステップS504)。以下、一例として、衣料品のうち、青色のカットソーに係るメモ情報を抽出する形態を挙げて説明する。
【0116】
続いて、購買動向分析装置421の演算部443は、ステップS504において抽出したメモ情報の登録位置情報(登録位置224)を抽出する(ステップS505)。
【0117】
続いて、購買動向分析装置421の演算部443は、記憶部441に記憶されている地域識別データベース(都道府県データベース)を読み出す(ステップS506)。ここで、都道府県データベースとは、緯度及び経度に基づいて、ステップS505において抽出した登録位置情報を都道府県毎に分類するためのデータベースであり、演算部443は、ステップS505において抽出した登録位置情報を都道府県データベースに照会することにより、該当する都道府県名を取得可能な構成となっている。
【0118】
続いて、購買動向分析装置421の演算部443は、各都道府県の合計登録位置情報数を算出する(ステップS507)。
【0119】
続いて、購買動向分析装置421の演算部443は、記憶部441に記憶されている全国地図を読み出す(ステップS508)。
【0120】
続いて、購買動向分析装置421の演算部443は、ステップS507において算出した各都道府県の合計登録位置情報数に応じて、ステップS508において読み出した全国地図を加工する(ステップS509)。具体的には、例えば、各都道府県に合成された記号の大きさを、ステップS507において算出した各都道府県の合計登録位置情報数に応じて変化させる。
【0121】
続いて、購買動向分析装置421は、ステップS509において加工した全国地図を記憶部441に記憶する(ステップS510)。
【0122】
続いて、購買動向分析装置421は、ステップS510において記憶部441に記憶した全国地図を表示部445に表示する(ステップS511)。
図22は、ステップS511における購買動向分析装置421の画面表示の一例を示した図である。図示されるように、表示部445としてのディスプレイ480には、青色のカットソーの登録傾向が全国地
図521上に表示され、流行の地域的な特性を容易に判断することができる。なお、流行の地域的な特性を分析する場合、必ずしも全国地図を用いる必要はなく、特定の都道府県や特定の地域に限定した地図を用いることにより、より詳細な分析ができる。また、実際に購入したか否かという情報についてもユーザーがメモ情報として登録することが可能な構成とすれば、実際に購入された商品に関するメモ情報のみを抽出して分析することが可能となり、より信頼性の高い分析ができる。
【0123】
次に、
図23及び
図24を参照しながら、購買動向分析装置421を用いて購買動向を分析し、ある商品ジャンルのライバル商品に関する消費者による消費行動の傾向を分析する場合の、本実施形態に係る買い物支援システムの動作例について説明する。
【0124】
図23は、データ管理装置103と購買動向分析装置421との間の情報処理を示したフローチャートである。まず、操作者が購買動向分析装置421の入力部444を操作してメモ情報要求を入力すると、購買動向分析装置421は、メモ情報要求をデータ管理装置103に送信する(ステップS540)。
【0125】
続いて、データ管理装置103は、ステップS540において送信されたメモ情報要求を受信する(ステップS541)。
【0126】
続いて、データ管理装置103は、ステップS541において受信したメモ情報要求に基づいて、記憶部141に記憶されたメモ情報222を読み出し、購買動向分析装置421に対して送信する(ステップS542)。
【0127】
続いて、購買動向分析装置421は、ステップS542において送信されたメモ情報222を受信する(ステップS543)。
【0128】
続いて、購買動向分析装置421の演算部443は、メモ情報222の中から一定条件に合致するものを抽出する(ステップS544)。以下、一例として、先頭のアルファベットに続く数字二桁が01であるもの、即ち商品ジャンルがシャンプーであるものを抽出する形態を挙げて説明する。
【0129】
続いて、購買動向分析装置421の演算部443は、使用期間に関する情報に基づいて、抽出した商品の使用順序をユーザー毎に求める(ステップS545)。
【0130】
続いて、購買動向分析装置421の演算部443は、ステップS545において求めた使用順序に基づいて、リピート変遷線図をユーザー毎に生成する(ステップS546)。
【0131】
続いて、購買動向分析装置421は、ステップS546において生成したリピート変遷線図を記憶部441に記憶する(ステップS547)。
【0132】
続いて、購買動向分析装置421は、ステップS547において記憶部441に記憶したリピート変遷線図を表示部445に表示する(ステップS548)。
図24は、ステップS548における購買動向分析装置421の画面表示の一例を示した図である。図示されるように、表示部445としてのディスプレイ480には、いわゆるライバル商品間における消費者の消費傾向が、リピート変遷線
図560となって表示されている。これにより、例えば、多くのライバル商品が存在する中でどの商品が固定客を多く獲得しているのか、といったことが分析できる。
【0133】
これまで買い物支援システムに係る実施形態を中心に説明を行なったが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、買い物支援システムの機能を実現するためのプログラムとしての形態やそのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体の形態として実施されても良い。
【0134】
記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、半導体メモリ、光カード等を用いることができる。例えば、磁気記録装置としては、フレキシブルディスク、磁気テープを、光ディスクとしては、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)を、半導体メモリとしては、フラッシュメモリを挙げることができる。
【0135】
プログラムの流通は、そのプログラムを記録したCD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行なうことができる。また、プログラムをサーバ等に格納しておき、インターネット通信網等のネットワークを介して、ユーザーからの要求に応じてサーバ等から転送して流通させる形態としても良い。
【0136】
また、読み出したプログラムをコンピュータが実行することにより本発明が実施されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づいて、コンピュータ上で稼働しているOS(Operating System)等が実際の処理の一部を行ない、その処理によって本発明が実施されても良い。
【0137】
さらに、プログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU(Central Processing Unit)等が実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって本発明が実施されても良い。
【0138】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変が可能であることは言うまでもない。
【0139】
例えば、購買動向分析装置421は必ずしも単独の装置として構成されている必要はなく、携帯型端末装置102やデータ管理装置103と一体化されていても良い。
【0140】
また、メモ情報222に記憶される情報は上述したものに限定されず、例えば、商品の単価や入り数、グラム数といった情報が併せて記憶されても良い。
【0141】
さらに、
図9及び
図10を参照しながら商品情報としてパッケージ画像を撮像する形態について説明したが、商品情報として商品そのものの画像を撮像する構成としても良い。即ち、パッケージ画像データベース262に代えて、商品そのものの画像とそれに対応する商品識別情報とが一対になったデータを複数蓄積してなるデータベース(商品画像データベース)を備えることにより、パッケージ画像に代えて商品そのものの画像を本発明に係る買い物支援システムにおける商品情報とすることができる。この場合、
図12(A)に示すパッケージ画像表示エリア320は、パッケージ画像に代えて商品そのものの画像が表示されるエリア(商品画像表示エリア)として構成される。