(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-79770(P2015-79770A)
(43)【公開日】2015年4月23日
(54)【発明の名称】光半導体照明装置
(51)【国際特許分類】
F21S 2/00 20060101AFI20150327BHJP
H01L 33/00 20100101ALI20150327BHJP
F21V 29/00 20150101ALI20150327BHJP
F21V 31/00 20060101ALI20150327BHJP
F21Y 101/02 20060101ALN20150327BHJP
【FI】
F21S2/00 100
H01L33/00 L
F21V29/00 111
F21V31/00 100
F21Y101:02
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2015-5604(P2015-5604)
(22)【出願日】2015年1月15日
(62)【分割の表示】特願2013-122457(P2013-122457)の分割
【原出願日】2012年8月31日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0072919
(32)【優先日】2012年7月4日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2012-0077197
(32)【優先日】2012年7月16日
(33)【優先権主張国】KR
(71)【出願人】
【識別番号】511176506
【氏名又は名称】ポスコ エルイーディ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】金 知 完
(72)【発明者】
【氏名】柳 ▲民▼ 旭
(72)【発明者】
【氏名】金 ▲民▼ 樹
(72)【発明者】
【氏名】金 貞 和
【テーマコード(参考)】
3K014
3K243
5F142
【Fターム(参考)】
3K014AA01
3K014LA01
3K014LB04
3K014NA02
3K243MA01
5F142AA42
5F142AA54
5F142DB42
5F142DB44
5F142DB54
5F142DB60
5F142EA02
5F142EA08
5F142EA31
5F142GA21
(57)【要約】
【課題】発光モジュールの正確な装着位置を容易に把握して設置することが可能になる。
【解決手段】本発明の光半導体照明装置は、ハウジングと、ハウジングの底面に配置され、少なくとも一つ以上の半導体光素子を含む発光モジュールと、ハウジングの底面に形成され、発光モジュールの周縁に対応する位置決めユニットと、ハウジングの上面に形成され、発光モジュールに対応する放熱ユニットと、ハウジングの周縁に結合されるメインリフレクタと、ハウジングの周縁に沿って形成された傾斜面を含むサブリフレクタと、を含むことを特徴とする。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングの底面に配置され、少なくとも一つ以上の半導体光素子を含む発光モジュールと、
前記ハウジングの底面に形成され、前記発光モジュールの周縁に対応する位置決めユニットと、
前記ハウジングの上面に形成され、前記発光モジュールに対応する放熱ユニットと、
前記ハウジングの周縁に結合されるメインリフレクタと、
前記ハウジングの周縁に沿って形成された傾斜面を含むサブリフレクタと、
を含むことを特徴とする光半導体照明装置。
【請求項2】
前記位置決めユニットは、複数のリブによって、放射状に複数の装着区域を区画することを特徴とする請求項1に記載の光半導体照明装置。
【請求項3】
前記放熱ユニットは、放射状に配置された複数の放熱フィンを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光半導体照明装置。
【請求項4】
前記半導体光素子からの光が通過する光学部材をさらに含み、
前記サブリフレクタは、前記光学部材より前記半導体光素子側に配置され、
前記メインリフレクタは、前記光学部材に対して前記サブリフレクタとは反対側に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の光半導体照明装置。
【請求項5】
前記光学部材は、当該光学部材の周縁に沿って気密維持が行われることができるように封止部材によって密着固定されることを特徴とする請求項4に記載の光半導体照明装置。
【請求項6】
前記傾斜面には、反射度を上げるための物質が配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の光半導体照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光半導体照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
LED又はLDなどのような光半導体は、白熱灯や蛍光灯に比べて電力消耗量が少ない上に使用寿命が長く耐久性に優れているだけでなく、非常に高い輝度により、最近、照明用として多くの注目を集めている部品の1つである。通常、以上のような光半導体を光源に使用する照明装置は、光半導体が配置されるハウジングに電源供給装置(以下、「SMPS」と称する)が装着される構造である。
【0003】
ここで、SMPSは光半導体と接続され電源を供給するもので、光半導体から発生する熱が直接的に伝達されないように、ハウジングに備えられたヒートシンクを間に挟むようにして配置されることが一般的である。
【0004】
しかし、このような光半導体を光源に使用する照明装置は、工場灯または保安灯のような用途にも活用でき、前述した用途に活用する為には円滑な電源供給が行われなければならず、そのため、SMPSも大きくなる。
【0005】
したがって、上記SMPSは、光半導体を含んでハウジングに配置される発光モジュールから、SMPSがかなりの高さで突出する。このようなSMPSの突出した高さは個々の照明装置が占める空間にも比例して大きくなるので、積載及び運送時に多くの空間が必要になるという問題点がある。
【0006】
また、このような光半導体を利用した照明装置は、ハウジングの一側面に複数の光半導体が配置された発光モジュールが装着され、ハウジングの他側面に発光モジュールから発生される熱の排出及び冷却のためにヒートシンクが形成された構造であることが一般的である。
【0007】
ここで、発光モジュールは、通常、プリント回路基板に特定のパターンで光半導体を配置することによって製作されることができ、光半導体の配置パターン及びハウジングの形状に応じてプリント回路基板の形状も対応するように製作されることが好ましい。
【0008】
しかし、ハウジングには発光モジュールが配置されて固定される正確な位置を把握する手段に関する研究開発及び関連製品の発売が多く行われていないため、発光モジュールをハウジングの適合した位置に配置して固定するためには作業者の目でいちいち確認して締結するなどの作業に相当な時間がかかる問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2011−175784号公報
【特許文献2】特開2010−244810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記問題点を改善するためになされたもので、本発明の目的は、積載空間を確保して運送費用の大幅な削減を可能にする光半導体照明装置を提供することにある。
【0011】
また、本発明の他の目的は、光源として作用する半導体光素子の適切な配置構造を設計して正確な位置に装着させる光半導体照明装置を提供することにする。
【0012】
また、本発明のさらに他の目的は、製造工程を単純化して製品の迅速な大量生産を可能にする光半導体照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するために本発明は、ハウジングと、前記ハウジングの底面に配置され、少なくとも1つの半導体光素子を含む発光モジュールと、前記ハウジングの底面に形成され、前記発光モジュールの周縁に対応する位置決めユニットと、前記ハウジングの上面に形成され、前記発光モジュールに対応する放熱ユニットと、を含むことを特徴とする光半導体照明装置を提供できる。
【0014】
ここで、前記発光モジュールは、前記ハウジングの底面に前記位置決めユニットで区画された複数の装着区域に配置されることを特徴とする。
【0015】
この時、前記光半導体照明装置は、前記ハウジングの底面の一方側に少なくとも1つ配置される防水コネクタをさらに含むことを特徴とする。
【0016】
また、前記発光モジュールは、前記ハウジングの底面に前記位置決めユニットによって放射状に区画された複数の装着区域に配置されることを特徴とする。
【0017】
また、前記光半導体照明装置は、前記ハウジングの底面の中心に配置される防水コネクタをさらに含むことを特徴とする。
【0018】
また、前記位置決めユニットは、前記ハウジングの底面から横方向又は縦方向に突出する少なくとも1つの第1リブと、前記ハウジングの底面周縁において突出する複数の第2リブと、を含み、前記発光モジュールは前記第1及び第2リブの間に形成された複数の装着区域に配置されることを特徴とする。
【0019】
また、前記位置決めユニットは、前記第1リブが前記ハウジング底面の中心部を横切って配置されることを特徴とする。
【0020】
また、前記位置決めユニットは、前記ハウジングの底面上に配置される仮想の第1直線、及び前記第1直線に直交する仮想の第2直線に沿って複数の前記第1リブが配置されることを特徴とする。
【0021】
また、前記位置決めユニットは、前記ハウジング底面上に複数に配置される仮想の第1直線、及び前記第1直線に直交して複数に配置される仮想の第2直線に沿って複数の第1リブが配置されることを特徴とする。
【0022】
また、前記位置決めユニットは、前記ハウジングの底面の中心から放射状に配置されて突出する複数の第3リブと、前記ハウジングの底面周縁において突出する複数の第4リブと、を含み、前記発光モジュールは前記第3及び第4リブの間に形成された複数の装着区域に配置されることを特徴とする。
【0023】
また、前記光半導体照明装置は、前記ハウジングの周縁に結合されるメインリフレクタと、前記ハウジングの周縁に沿って形成された傾斜面を含むサブリフレクタと、をさらに含むことを特徴とする。
【0024】
また、前記放熱ユニットは、前記発光モジュールの周縁が形成する領域に対応して前記ハウジングの上面から突出する複数の放熱フィンを含むことを特徴とする。
【0025】
また、前記放熱ユニットは、前記ハウジングの上面の中心から放射状に形成された複数の放熱フィンを含むことを特徴とする。
【0026】
一方、本発明は、ハウジングと、前記ハウジングの底面に配置され、半導体光素子を含む少なくとも1つのエンジン本体と、前記ハウジングの底面に形成され、前記エンジン本体の周縁に対応する位置決めユニットと、前記ハウジングの上面に形成され、前記半導体光素子に対応する放熱ユニットと、を含むことを特徴とする光半導体照明装置を提供できる。
【0027】
ここで、前記エンジン本体は一端側から他端側に行くほど次第に広くなるように形成される上面を形成することを特徴とする。
【0028】
さらに、特許請求の範囲及び明細書に記載された「半導体光素子」は光半導体を含んでもよいし、光半導体を利用する発光ダイオードチップなどのようなものであってもよい。
【0029】
このような「半導体光素子」は上述の発光ダイオードチップを含む多様な種類の光半導体を内部に含むパッケージレベルのものを含むといえる。
【発明の効果】
【0030】
前記のような構成の本発明によれば次のような効果を図ることができる。
【0031】
まず、本発明はSMPSを収容するケーシングと半導体光素子を含むハウジングとの間でケーシングの高低を調節できるようにする調節ユニットを具備することによって、限定された空間により多くの数の製品を積載できることは無論、これを運送することができるので、物流及び収納費用を大幅に低減できる。
【0032】
そして、本発明は調節ユニットでハウジングに対してケーシングの高さを低くして箱に収納して包装できるので、従来の照明装置に比べて包装用箱の大きさも減らすことができるので、原材料の使用量と費用を大幅に削減できる。
【0033】
したがって、本発明はハウジングに対してケーシングの高低調節を可能にする調節ユニットを用いて運送及び積載時だけでなく、実際、照明装置が設置された場所でも半導体光素子から照射される光の角度を調節して使用することができるようにするなど様々な適用が可能であることは無論である。
【0034】
また、本発明はハウジングの底面に発光モジュール又は半導体光素子を含むエンジン本体が適切に配置されるようにハウジングの底面に備えられた位置決めユニットを含む構成によって、光源として作用する半導体光素子の適切な配置構造の設計が可能になることは無論で、発光モジュール又はエンジン本体の正確な装着位置を容易に把握して設置することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【
図1】本発明の一実施形態による光半導体照明装置の全体的な構成を示す側面概念図である。
【
図2】本発明の一実施形態による光半導体照明装置の主要部である調節ユニットの結合状態を示す概念図である。
【
図3】本発明の他の実施形態による光半導体照明装置の主要部である調節ユニットの結合状態を示す概念図である。
【
図5】本発明の他の実施形態による光半導体照明装置の全体的な構造を示す部分切開断面概念図である。
【
図6】本発明の多様な実施形態による光半導体照明装置の主要部である位置決めユニットの適用例を示す概念図である。
【
図7】本発明の多様な実施形態による光半導体照明装置の主要部である位置決めユニットの適用例を示す概念図である。
【
図8】本発明の多様な実施形態による光半導体照明装置の主要部である位置決めユニットの適用例を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。
【0037】
図1は、本発明の一実施形態による光半導体照明装置の全体的な構成を示す側面概念図である。
【0038】
本発明は、図示のように、電源供給装置200(以下、「SMPS」)を収容するケーシング300とハウジング100の間に調節ユニット500が装着された構造であることが把握できる。
【0039】
ハウジング100は少なくとも1つの半導体光素子101を含むもので、後述する調節ユニット500を介してケーシング300が装着される空間を提供する。
【0040】
SMPS200は半導体光素子101に電源を供給するものである。
【0041】
ケーシング300はSMPS200を収容するもので、後述する調節ユニット500を介して半導体光素子101とSMPS200とが隣接して配置されないようにして、SMPS200に半導体光素子101から発生される熱が直接的に伝達されないようにする。
【0042】
調節ユニット500はハウジング100とケーシング300との間に配置され、ケーシング300がハウジング100から突出する高さを変化させる役割を行う。
【0043】
したがって、調節ユニット500は実際の現場で設置して使用する際、図面上の破線で表示されたケーシング300の位置のようにハウジング100の上面に対して垂直して配置させることができる。
【0044】
また、調節ユニット500は積載及び運送時に全体的な体積を減らす必要がある場合は、実線で表示されたケーシング300の位置のようにハウジング100の上面に対して平行するように配置させることができる。
【0045】
本発明は、前記のような実施形態の適用が可能で、次のような様々な実施形態の適用も可能であることは無論である。
【0046】
ハウジング100は上述のように半導体光素子101を含むもので、半導体光素子101から発生される熱を排出させるために半導体光素子101と隣接してヒートシンク110が具備され、半導体光素子101が配置された部分の周縁に沿って延在する反射傘120を含む構造であることが把握できる。
【0047】
一方、調節ユニット500は上述のようにハウジング100に対してケーシング300の高低を可変させるためのものであり、ハウジング100に対してケーシング300を回転させる回動アセンブリ510を含む構造の実施形態を適用できる。
【0048】
すなわち、回動アセンブリ510はハウジング100から突出した第1片511と、ケーシング300の一側に備えられ第1片511に対して回動する第2片512を含む。
【0049】
ここで、回動アセンブリ510は第2片512の端部に係止フック514が形成され、第1片511に係止ピン515が第1片511と第2片512を互いに結合させるヒンジピン519の近くに配置され、係止フック514は係止ピン515に締結される。
【0050】
また、回動アセンブリ510はケーシング300に対してハウジング100の傾斜角を調節できるように、
図2のように第1片511に対して第2片512が回動する方向に沿って第1、第2片511、512に貫通された複数の調節孔516をさらに含む実施形態の適用が可能である。
【0051】
ここで、回動アセンブリ510はケーシング300に対してハウジング100の傾斜角が調節された状態を維持できるように第1片511の調節孔516と第2片512の調節孔516とを貫通して結合される固定ピン517(
図3の結合状態を参照)をさらに含むことが好ましい。
【0052】
この時、回動アセンブリ510は、
図1及び
図2のようにハウジング100に一体に形成された第1片511の代わりに、
図3のようにハウジング100に脱着結合される第3片513と、ケーシング300の一端側に備えられ第3片513に対して回動する第2片512とを含む実施形態の適用も可能である。
【0053】
そして、回動アセンブリ510は
図3の実施形態でも
図1及び
図2と同じ係止フック514と係止ピン515の構成を含み、複数の調節孔516を形成して固定ピン517で固定させる応用及び変形設計が可能であることは無論である。
【0054】
一方、調節ユニット500は上述の回動アセンブリ510とともにハウジング100とケーシング300との間に配置され、ハウジング100に対してケーシング300をスライドさせる移動アセンブリ520を含む実施形態を適用できる。
【0055】
ここで、移動アセンブリ520は
図3のようにハウジング100に形成される第1レール521と、第1レール521に結合される第4片524と、を含み、第4片524は回動アセンブリ510、すなわち第3片513と結合される構造であることがわかる。
【0056】
一方、ケーシング300は上述のようにSMPS200を収容する空間を提供するものであり、放熱性能に優れたアルミニウム又はアルミニウム合金などの材質からなることが好ましく、
図4のようにハウジング100と結合される端部を備えた本体310と、本体310の一方の側面に形成されるブラケット320を含み、SMPS200の両端部はブラケット320に結合されるものであることが把握できる。
【0057】
ここで、ブラケット320は本体310の一側面に切開された切り欠けスロット321の一端側の縁からケーシング300の内側に延在する延在片322と、延在片322の周縁からケーシング300の一側面と平行するように延長される固定片323と、を含み、SMPS200の両端部は固定片323に結合される。
【0058】
この時、SMPS200は両端部に固定片323と結合される接触片203をさらに具
備し、接触片203は、図示のように、延在片322から延長された固定片323と切り欠けスロット321との間の空間に固定されてボルトなどの固定具で固定され得る。
【0059】
一方、本発明は
図5乃至
図9のような実施形態の適用も可能である。
【0060】
図5は、本発明の一実施形態による光半導体照明装置の全体的な構造を示す部分切開断面概念図である。
【0061】
本発明は、図示のように放熱ユニット50が形成されたハウジング10に発光モジュール20を位置決めユニット30によって配置できるようにした構造であることがわかる。
【0062】
まず、ハウジング10は発光モジュール20の装着空間を提供し、放熱ユニット50のベース役割を行うものである。
【0063】
発光モジュール20はハウジング10の底面に配置され、少なくとも1つの半導体光素子101を含むものであり、光源としての役割を行う。
【0064】
位置決めユニット30はハウジング10の底面に形成され、発光モジュール20の周縁に対応するものであり、発光モジュール20は無論、後述するライトエンジン(light engine)の概念のエンジン本体70が装着される正確な位置を把握して固定できるようにするものである。
【0065】
また、放熱ユニット50はハウジング10の上面に形成され、発光モジュール20に対応する位置に配置され、発光モジュール20から発生される熱を排出して冷却するようにするものである。
【0066】
本発明は前記のような実施形態の適用が可能で、次のような様々な実施形態の適用も可能である。
【0067】
ハウジング10は上述のように発光モジュール20と放熱ユニット50の装着及び形成空間を提供するもので、ハウジング10底面の周縁に沿って結合されるメインリフレクタ60をさらに含む。
【0068】
ここで、ハウジング10の周縁、すなわちメインリフレクタ60が装着された周縁の内側に沿って形成された傾斜面を含むサブリフレクタ15をさらに具備することが好ましい。
【0069】
サブリフレクタ15の傾斜面には特に示してはいないが、反射シートや反射度も上げるための物質を塗布するなどの実施形態を適用することもできる。
【0070】
具体的に述べると、ハウジング10の底面外側の周縁はリング状の固定フレーム17と結合され、ハウジング10と固定フレーム17との間に発光モジュール20に対応する光学部材21の周縁が固定される。
【0071】
メインリフレクタ60は周縁に沿って内側に延長されたリング状の固定フランジ61が具備され、このような固定フランジ61は固定フレーム17に結合されるものである。
【0072】
また、光学部材21はその周縁に沿って気密維持が行われることができるように封止部材14によって密着固定される。
【0073】
具体的には、ハウジング10の底面外側の周縁に沿ってリング状に装着溝13が形成され、装着溝13の形成方向に沿って同心円形状に複数のリング突片135が突出する。
【0074】
リング突片135が突出して形成される装着溝13に封止部材14が結合され、封止部材14の内側面に沿って光学部材21の周縁が密着固定され、固定フレーム17で封止部材14が仕上げられる構造である。
【0075】
また、放熱ユニット50は上述のように発光モジュール20から発生される熱を排出して冷却させるためのものであり、発光モジュール20の周縁が形成する内側の領域に対応してハウジング10の上面から突出された複数の放熱フィン51を含む。
【0076】
一方、発光モジュール20は上述のように光源として役割を行うためのものであり、半導体光素子101が配置されるプリント回路基板を含む構造であるため、
図6及び
図7のようにハウジング10の底面に位置決めユニット30で区画された複数の装着区域Ar1、Ar2、Ar3、Ar4に配置される。
【0077】
位置決めユニット30はハウジング10の底面から横方向又は縦方向に突出する少なくとも1つの第1リブ31と、ハウジング10の底面周縁から突出する複数の第2リブ32と、を含む。
【0078】
したがって、発光モジュール20は第1及び第2リブ31、32の間に形成された複数の装着区域Ar1、Ar2、Ar3、Ar4に配置される。
【0079】
すなわち、位置決めユニット30は、
図6のように第1リブ31がハウジング10の底面の中心部を横切って配置されるようにしてもよいし、
図7のようにハウジング10の底面上に配置される仮想の第1直線l1と、第1直線l1に直交する仮想の第2直線l2上に複数の第1リブ31が格子状に配置されるようにしてもよい。
【0080】
ここで、ハウジング10の底面周縁に少なくとも1つの外部電源と接続されるように防水コネクタ40が配置される。
【0081】
一方、発光モジュール20は、
図8のようにハウジング10の底面に位置決めユニット30によって放射状に区画された複数の装着区域Ar1〜Ar8に配置される実施形態の適用も可能で、防水コネクタ40は配置構造上、ハウジング10の底面の中心に配置されるようにしてもよい。
【0082】
位置決めユニット30は具体的に述べると、ハウジング10の底面の中心から放射状に配置されて突出する複数の第3リブ33と、ハウジング10の底面周縁において突出する複数の第4リブ34と、を含む。
【0083】
ここで、発光モジュール20は第3及び第4リブ33、34の間に形成された複数の装着区域Ar1〜Ar8に配置されるものである。
【0084】
したがって、放熱ユニット50は、
図9のようにハウジング10の上面の中心から放射状に形成された複数の放熱フィン51を含む構造を適用することが好ましい。
【0085】
放熱フィン51は半導体光素子101の個数、発光モジュール20の面積及び出力量に応じて、予めその個数を適切に増減して配置設計しても構わない。
【0086】
また、本発明は発光モジュール20の代わりに半導体光素子(図示せず)を含むエンジ
ン本体70の構造、すなわちライトエンジンの概念のものを位置決めユニット30で区画された複数の装着区域Ar1〜Ar8に配置する応用及び変形設計も可能である。
【0087】
ここで、エンジン本体70は単位面積あたりの効率的な配置構造の実現のために一端側から他端側に行くほど次第に広くなるように形成される上面を形成することが好ましい。
【0088】
ここで、エンジン本体70とは特に示してはいないが、半導体光素子を含む発光モジュール(図示せず)と共に発光モジュールに対応する光学部材を含む構造をいい、LED照明エンジン標準規格開発コンソーシアムである「ザガ コンソーシアム(Zhaga consortium)」で定義する発光モジュール及びそれと電気的に接続されるパワーユニットとの結合形態にまで拡張された構造的概念であると把握するとよい。
【0089】
以上のように、本発明は積載空間を確保して運送費用の大幅な削減を可能にし、光源として作用する半導体光素子の適切な配置構造を設計して正確な位置に装着させ、製造工程を単純化して製品の迅速な大量生産を可能にする光半導体照明装置を提供することを基本的な技術的思想としていることがわかる。
【0090】
そして、本発明の基本的な技術的思想の範疇内で本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明の様々な実施形態による照明装置を室内照明は無論、街灯や保安灯又は工場灯多様な分野で活用することができるなど他の多くの変形及び応用も可能であることは無論である。
【符号の説明】
【0091】
10:ハウジング、20:発光モジュール、30:位置決めユニット、50:放熱ユニット、100:ハウジング、200:電源供給装置、300:ケーシング、500:調節ユニット