【課題】端末のディスプレイ等の表示部に示される端末の表示領域の大きさにかかわらず利用者が視認し易く、かつ、提供する情報も変更されず、さらに、当該端末の表示領域における適切な画面を提供することができる表示システム等を提供すること。
【解決手段】各種情報を表示する表示領域を有する表示部101bを有する端末100bと、端末に所望の情報を提供する情報提供装置10とを、備える表示システム1で、情報提供装置から提供される同一の情報内容を前記表示領域の大きさに対応して表示する複数の表示形式情報32、36を有し、端末が有する表示領域の大きさ情報108bと複数の表示形式情報に基づいて表示形式情報から一つの表示形式情報を選択する表示形式選択部24と、を有する表示システム1。
前記表示領域が操作者の操作で、その大きさが可変可能なウインドウ部であり、前記ウインドウ部は、当該情報提供装置から提供される情報を表示するために与えられた特定ウインドウ部であることを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
前記表示形式情報は、標準的な大きさの標準表示形式情報と、前記標準形式情報より小さい小型表示形式情報を有し、前記小型表示形式情報は、その情報が2層構造となり、第1層の第1層項目情報に、その関連情報が第2層に配置され、利用者が前記第1層項目情報を選択実行されると、前記第1層項目情報と同時に前記関連情報が表示されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このため、例えば、会議室の予約状況等を表等で示す場合、同じ表を携帯端末に提供すると、大型の携帯端末のディスプレイでは、その表の全体を利用者が視認できても、小型の携帯電話等の端末では、表全体が縮小され、利用者にとって視認し難いという問題があった。
また、大型の携帯端末のディスプレイ用の画面とは異なる小型の携帯電話等の端末用の画面を別に作成して提供することも提案されているが、この場合、ディスプレイが小さいため、そのディスプレイの大きさに合わせて提供される情報が変更され、大型の携帯端末のディスプレイ用の画面の情報と相違してしまうという問題もあった。
さらに、近年は、携帯端末の種類が増え、そのディスプレイの大きさの種類も増えたので、携帯電話等であっても必ずしも、小型の携帯端末用の画面が好ましいとは限らないという問題もあった。
【0005】
そこで、本発明は、端末のディスプレイ等の表示部に示される端末の表示領域の大きさにかかわらず利用者が視認し易く、かつ、提供する情報も変更されず、さらに、当該端末の表示領域における適切な画面を提供することができる表示システム及び表示システムの表示方法を提供することを目的とする。
【0006】
上記目的は、本発明にあっては、各種情報を表示する表示領域を有する表示部を有する端末と、前記端末に所望の情報を提供する情報提供装置とを、備える表示システムであって、前記情報提供装置から提供される同一の情報内容を前記表示領域の大きさに対応して表示する複数の表示形式情報を有し、前記端末が有する前記表示領域の大きさ情報と複数の前記表示形式情報に基づいて前記表示形式情報から一つの前記表示形式情報を選択する表示形式選択部と、を有することを特徴とする表示システムにより達成される。
【0007】
前記構成によれば、情報提供装置から提供される同一の情報内容を表示領域の大きさに対応して表示する複数の表示形式情報を有している。
すなわち、情報提供装置が有する、例えば、会議室の利用予約情報等の同一の情報内容を利用者の端末のディスプレイ等の表示部に表示するとき、その表示部に表示されるウインドウ等の表示領域の大きさに対応した大小等の複数の表示形式情報を有している。したがって、端末に提供される情報の内容は、その表現形式が異なっても変更されることなく、利用者に提供される。
また、前記構成は、端末が有する表示領域の大きさ情報と複数の表示形式情報に基づいて表示形式情報から一つの表示形式情報を選択する表示形式選択部を有している。
したがって、利用者の端末の表示形式情報に合致した最適な表示形式情報で会議室の利用予約情報等の所望の情報が利用者の端末に提供される。
このように、端末のディスプレイ等の表示部に示される端末の表示領域の大きさにかかわらず利用者が視認し易く、かつ、提供する情報も変更されず、さらに、当該端末の表示領域における適切な画面を提供することができる。
【0008】
好ましくは、前記表示領域が操作者の操作で、その大きさが可変可能なウインドウ部であり、前記ウインドウ部は、当該情報提供装置から提供される情報を表示するために与えられた特定ウインドウ部であることを特徴とする。
【0009】
前記構成によれば、同じ端末の表示部であっても、操作者が会議室に利用予約情報等の特定ウインドウ部の大きさを変更することで、異なる表示形式情報を選択することができる。例えば、利用者がその端末の表示部の特定ウインドウ部を小さく設定し,小さなウインドウ部に対応した表示形式情報を表示することで、表示部に他の情報に関するウインドウ部を同時に表示させることができ、利用者にとって使い易いシステムとなる。
【0010】
好ましくは、前記表示形式情報は、標準的な大きさの標準表示形式情報と、前記標準形式情報より小さい小型表示形式情報を有し、前記小型表示形式情報は、その情報が2層構造となり、第1層の第1層項目情報に、その関連情報が第2層に配置され、利用者が前記第1層項目情報を選択実行されると、前記第1層項目情報と同時に前記関連情報が表示されることを特徴とする。
【0011】
前記構成によれば、小型表示形式情報は、その情報が2層構造となり、第1層の第1層項目情報に、その関連情報が第2層に配置される。
このため、小型表示形式情報であっても、標準表示形式情報を同じ内容の情報を利用者に視認し易い状態で表示することができ、表示形式の違いでその情報が異なる等の事態の発生を回避することができる。
また、第1層の第1層項目情報(例えば、中会議室等)を選択実行されると、第1層項目情報と同時に関連情報(例えば、利用時間、利用者情報等)が表示されるので、利用者にとって情報を把握し易い表示となる。
【0012】
好ましくは、前記端末は、大きさ異なる表示部を有する複数種類端末を含み、前記情報提供装置が、複数の前記表示形式情報を有すると共に、前記表示形式選択部と、を有することを特徴とする。
【0013】
前記構成によれば、情報提供装置が、複数の前記表示形式情報を有すると共に、前記表示形式選択部と、を有するので、情報提供装置は、各端末の表示部の表示領域の情報に従い、各端末に適した表示形式で所望の情報を端末に送信することができる。
すなわち、例えば、端末が、小型の携帯電話で表示部も小さいときは、その表示領域も小さいので、小型表示形式等で情報を送信するので、利用者は適切な表示形式で情報を視認しすることができる。
【0014】
好ましくは、前記表示領域の大きさ情報がウインドウの横幅ピクセル情報であることを特徴とする。
【0015】
前記構成によれば、表示領域の大きさ情報がウインドウを適切に判断することができる。
【0016】
上記目的は、本発明にあっては、各種情報を表示する表示領域を有する表示部を有する端末と、前記端末に所望の情報を提供する情報提供装置とを、備える表示システムの表示方法であって、
前記情報提供装置から提供される同一の情報内容を前記表示領域の大きさに対応して表意する複数の表示形式情報を有し、
表示形式選択部が、前記端末が有する前記表示領域の大きさ情報と複数の前記表示形式情報に基づいて前記表示形式情報から一つの前記表示形式情報を選択することを特徴とする表示システムの表示方法により達成される。
【発明の効果】
【0017】
以上説明したように、本発明は、端末のディスプレイ等の表示部に示される端末の表示領域の大きさにかかわらず利用者が視認し易く、かつ、提供する情報も変更されず、さらに、当該端末の表示領域における適切な画面を提供することができる表示システム及び表示システムの表示方法を提供することができるという利点がある。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0020】
図1は、本発明に係る表示システムである例えば、公民館等の会議室利用予約システム1を示す概略図である。
図1に示す会議室利用予約システム1は、例えば、地方公共団体である市町村等が管理する公民館等の会議室の利用予約状況を閲覧し予約することができるシステムである。
図1に示すように、会議室利用予約システム1は、公民館等の会議室等の予約状況に関する情報を記憶する情報提供装置である例えば、管理サーバ10を有すると共に、この管理サーバ10と、インターネット網2及び基地局3を介して通信可能に接続されている複数種類端末である例えば、スマートフォン100a及びタブレット型コンピュータ100bを有している。
【0021】
このスマートフォン100aは、LED(Liquid Cryatal Display、液晶ディスプレイ)とタッチパネルをユーザーインターフェイスデバイスとして備える多機能携帯電話である。タッチパネルは、LEDとタッチパッド等の位置入力装置を組み合わせた電子部品である。
一方、タブレット型コンピュータ100bは、LEDとタッチパネルをユーザーインターフェイスデバイスとして備える携帯用コンピュータである。
【0022】
これらスマートフォン100a及びタブレット型コンピュータ100bは、共に、表示部である例えば、タッチパネル付きディスプレイ101a、101bを有する共に、スイッチ102a、102bも有している。
また、スマートフォン100a及びタブレット型コンピュータ100bは、
図1の管理サーバ10と接続すると、このタッチパネル付きディスプレイ101a、101bには、ブラウザ等のインターネットソフトウエアにより、特定のアプリケーションに与えられる表示領域、ウインドウ部である例えば、ウインドウが表示される構成となっている。
このウインドウは、本実施の形態では、管理サーバ10から提供される「会議室利用予約情報」に関するアプリケーションに与えられるものであり、「会議室利用予約情報」が特定ウインドウ部である例えば、ウインドウに表示される。
【0023】
また、スマートフォン100a及びタブレット型コンピュータ100bのタッチパネル付きディスプレイ101a、101bでは、操作者が指等で同ディスプレイ101a、101bに接触する等により、同ディスプレイ101a、101bに表示されているウインドウの大きさを拡大又は縮小することができる構成となっている。
また、本実施の形態では、スマートフォン100aでは、ウインドウは、最大、ウインドウの横幅ピクセルが540ピクセルまでとなっており、タブレット型コンピュータ100bでは、最大、ウインドウの横幅ピクセルが960ピクセルまでとなっている。
ここで。ピクセルは、コンピュータで画像を扱うときの、色情報(色調や階調)を持つ最小単位の画素を意味する。
【0024】
図1の管理サーバ10,スマートフォン100a、タブレット型コンピュータ100b等は、コンピュータを備え、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)やハードディスク等を有し、バスを介して接続されている。
【0025】
図2は、
図1のスマートフォン100a、タブレット型コンピュータ100bの主な構成を示す概略ブロック図である。
図2に示すように、スマートフォン100a等は、「端末制御部103a(b)」を有し、端末制御部103a(b)は、
図1の管理サーバ10と通信するための「端末側通信装置104a(b)」、
図1に示す「タッチパネル付きディスプレイ101a(b)」及び「スイッチ102a(b)」を制御する他、
図2に示す各種記憶部やプログラム等を制御する構成となっている。
図2に示す各種記憶部やプログラム等の内容は、後述する。
【0026】
図3は、
図1に示す管理サーバ10の主な構成を示す概略ブロック図である。
図3に示すように、管理サーバ10は、「管理サーバ制御部11」を有し、管理サーバ制御部11は、インターネット網2等と通信するための「管理サーバ側通信装置12」、各種情報を表示する「管理サーバ側ディスプレイ13」及び各種情報を入力する「管理サーバ側入力装置14」を制御する他、
図3に示す「第1各種情報記憶部20」、「第2各種情報記憶部30」、「第3各種情報記憶部40」及び「第4各種情報記憶部50」等も制御する。
図4乃至
図7は、それぞれ「第1各種情報記憶部20」、「第2各種情報記憶部30」、「第3各種情報記憶部40」及び「第4各種情報記憶部50」の内容を示す概略ブロック図である。これらの内容については、後述する。
【0027】
図8乃至
図11は、本実施の形態に係る会議室利用予約システム1の主な動作例等を示す概略フローチャートである。
以下、これらフローチャートに沿って、その動作等を説明すると共に、
図1乃至
図7の構成についても併せて説明する。
本実施の形態では、会議室の利用状況の確認を希望する利用者が、
図1のタブレット型コンピュータ100bを用いて管理サーバ10にアクセスし、このとき、そのタッチパネル付きディスプレイ101bを利用者が操作することで、ウインドウの大きさを縮小等する場合を例に説明する。
【0028】
先ず、ステップST(以下「ST」と称する。)1では、利用者が自己のタブレット型コンピュータ100b(以下「端末100b」と称する。)を操作して、
図1の管理サーバ10にアクセスし、例えば、X公民館の「会議室利用予約サイト」にアクセスする。
次いで、ST2へ進む。ST2では、端末100bは、管理サーバ10から、X公民館の「会議室利用予約サイト」の「会議室利用予約メニュー」画面を取得して、端末100bのタッチパネル付きディスプレイ101bに表示させる。
具体的には、
図4の「会議室利用予約メニュー画面情報記憶部21」の情報を管理サーバ10が、端末100bに送信し、端末100bに表示させる。この「会議室利用予約メニュー」には、「会議室予約状況」の項目が含まれている。
【0029】
次いで、ST3へ進む。ST3では、管理サーバ10は、端末100bで利用者がタッチパネル機能を操作する等して、「会議室予約状況」の項目を選択したか否かを判断し、選択したときは、ST4へ進む。
【0030】
ST4では、管理サーバ10の
図4の「ウインドウ横幅ピクセル情報要求部(プログラム)22」が動作し、端末100bに、暫定設定されているウインドウの横幅ピクセル情報を要求する。
次いで、ST5へ進む。ST5では、端末100bは、
図2の「端末側ウインドウ横幅ピクセル情報記憶部108b」に記憶されている「端末側ウインドウ横幅ピクセル情報」を管理サーバ10に送信する。
この「端末側ウインドウ横幅ピクセル情報」は、例えば、タッチパネル付きディスプレイ101bに特定の大きさに設定されたウインドウの横幅のピクセル数値である。
本実施の形態では、「端末側ウインドウ横幅ピクセル情報」として、ウインドウの横幅ピクセルが960ピクセルに設定され、これは、タッチパネル付きディスプレイ101bにおいて、ウインドウを最大として値であることを例として説明する。
【0031】
次いで、ST6へ進む。ST6では、管理サーバ10は、端末100bから送信された「端末側ウインドウ横幅ピクセル情報(例えば、960ピクセル)」を
図4の「管理サーバ側ウインドウ横幅ピクセル情報記憶部23」に記憶する。
なお、この端末側ウインドウ横幅ピクセル情報(例えば、960ピクセル)が、「表示領域の大きさ情報」の一例となっている。
【0032】
次いで、ST7へ進む。ST7では、
図4の「表示フォーム判断部(プログラム)24」が動作し、「管理サーバ側ウインドウ横幅ピクセル情報記憶部23」の「960ピクセル」と
図4の「標準/小型表示フォーム基準情報記憶部25」を参照する。
この「標準/小型表示フォーム基準情報記憶部25」には、ウインドウの大きさ(ピクセル)に応じた複数、例えば、2種類の表示形式情報である例えば、「標準表示フォーム」と「小型表示フォーム」が記憶されている。
【0033】
この「標準表示フォーム」は例えば、ウインドウ横幅ピクセルが750ピクセル以上の大きさのウインドウで見やすい会議室利用予約情報となっている。また、一方、「小型標準フォーム」は、ウインドウ横幅ピクセルが750未満の大きさ、すなわち、標準表示フォームより小さなウインドウで見やすい会議室利用予約情報となっている。
これら「標準表示フォーム」及び「小型標準フォーム」の内容については、後述する。
また、「標準表示フォーム」は、標準表示形式情報の一例で、「小型標準フォーム」は小型表示形式情報の一例となっている。
【0034】
ところで、ST7では、上述のように「管理サーバ側ウインドウ横幅ピクセル情報記憶部23」の「960ピクセル」と
図4の「標準/小型表示フォーム基準情報記憶部25」を参照し、当該表示フォームを「標準表示フォーム」と「小型標準フォーム」のいずれかにすべきかを判断し、その結果を
図4の「判断済み表示フォーム記憶部26」に記憶する。
本実施の形態では、「960ピクセル」であったため「標準表示フォーム」と判断し、記憶する。
なお、この「表示フォーム判断部(プログラム)24」が、表示形式選択部の一例となっている。
【0035】
次いで、ST8へ進む。ST8では、
図5の「端末用表示情報生成部(プログラム)31」が動作し、
図4の「判断済み表示フォーム記憶部26」を参照し、「標準表示フォーム」又は「小型表示フォーム」のいずれかを特定する。
上述の例では、「標準表示フォーム」と特定される。
そして、このように「標準表示フォーム」と特定されたときは、
図5の「標準表示フォーム記憶部32」と「会議室利用予約個別情報記憶部33」を参照する。
【0036】
図12は、
図5の「標準表示フォーム記憶部32」に記憶されている「標準表示フォーム32a」を示す概略図である。
図12に示すように、標準表示フォーム32aには、表示するフォーマットが記載されており、
図5の「会議室利用予約個別情報記憶部33」には、会議室利用予約個別情報、例えば、公民館の会議室の利用予約個別情報(年月日、会議室名、利用時間と利用者名等の情報)が記憶されている。
したがって、本実施の形態では、この「標準表示フォーム32a」に従い、会議室利用予約個別情報を当てはめて、
図1の端末100bに表示させるべき「端末用表示情報」を生成し、
図5の「端末用表示情報記憶部34」に記憶することとなる。
【0037】
また、
図13は、
図12の標準表示フォーム32aに従い、会議室利用予約個別情報を当てはめた「端末用表示情報(標準表示フォーム基準)」を示す概略図である。
以下、当てはめの内容を説明する。
先ず、図に示すような表の第1段目には、
図12に示すように「年月日情報」を当てはめる。この「年月日情報」は、会議室利用予約個別情報から抽出する。そして、例えば、
図13に示すように、第1段目には「2013/11/10(日)」と表示される。
【0038】
また、
図13の第2段目には、
図12に示すように、左側欄に「会議室名/時間」と表示し、中央及び右側欄には「時間」を、その経過が横方向に推移するように表示するフォームとなっている。
このため、必要な情報を会議室利用予約個別情報から抽出して、
図13の第2段目のように「会議室名/時間」及び「9」〜「20」までに数字が横方向に配置される。
また、
図13の第3段目には、
図12に示すように、左側欄に「小会議室」、中央及び右側欄には、第2段目で示した時間に即して「利用予約時間」を時間経過と共に横方向に表示すると共に、その「利用者情報」を表示することになる。
したがって、会議室利用予約個別情報から必要な情報を抽出して、
図13に示すように当てはめ、
図9に示すように「9時〜12時」が「グループA(利用者情報)」と表示する。
【0039】
また、
図13の第4段目には、
図12に示すように、左側欄に「中会議室」、中央及び右側欄には、第2段目で示した時間に即して「利用予約時間」を時間経過と共に横方向に表示すると共に、その「利用者情報」を表示することになる。
したがって、会議室利用予約個別情報から必要な情報を抽出して、
図13に示すように当てはめ、
図13に示すように「9時〜12時」が「グループA(利用者情報)」、「12時〜15時」が「グループB(利用者情報)」、「18時〜21時」が「グループC(利用者情報)」と表示する。
【0040】
また、
図13の第5段目には、
図12に示すように、左側欄に「工芸室」、中央及び右側欄には、第2段目で示した時間に即して「利用予約時間」を時間経過と共に横方向に表示すると共に、その「利用者情報」を表示することになる。
したがって、会議室利用予約個別情報から必要な情報を抽出して、
図13に示すように当てはめ、
図13に示すように「9時〜12時」が「グループD(利用者情報)」、「12時〜15時」が「グループE(利用者情報)」、「15時〜18時」が「グループF(利用者情報)」と表示する。
【0041】
以上のような、端末100bのタッチパネル付きディスプレイ101bに表示すべき「端末用表示情報(標準表示フォーム基準)」が
図5の「端末用表示情報記憶部34」に記憶される。
なお、「小型表示フォーム」を用いて「端末用表示情報」を生成する工程については、後述の「端末用変更表示情報」を生成する工程で、その内容を説明する。
【0042】
次いで、ST9へ進む。ST9では、管理サーバ10が、「端末用表示情報記憶部34」の端末用表示情報、例えば、標準表示フォームに基づく端末用表示情報を端末100bへ送信する。
次いで、ST10へ進む。ST10では、端末100bが管理サーバ10から受信した「端末用表示情報(標準表示フォームに基づく端末用表示情報)」をタッチパネル付きディスプレイ101bに表示されるウインドウに表示される。
すなわち、このとき、ウインドウはタッチパネル付きディスプレイ101b内の最大の大きさである横幅ピクセル960のウインドウに表示される。
また、このウインドウに表示されるのが、
図13に示す「端末用表示情報(標準表示フォーム基準)」であり、
図13の表を利用者に見やすく表示することができる。
【0043】
次いで、ST11へ進む。ST11では、端末100bで、ウインドウ横幅ピクセルが変更されたか否かが判断される。
すなわち、上述のように、端末100bのタッチパネル付きディスプレイ101bを有し、そのディスプレイ上に表示されるウインドウの大きさは変更可能となっている。
また、上述のように、本実施の形態では、端末100bのディスプレイ上のウインドウの大きさは、最大の大きさである横幅ピクセルが960ピクセルと設定されている。
したがって、例えば、利用者が、
図1の管理サーバ10の会議室利用予約状況のウインドウを開いて確認すると共に、他の市町村の会議室の利用予約状況のウインドウを同時にディスプレイ上に開くことを希望するときなどに、当該管理サーバ10のウインドウを小さくするように操作する場合がある。
この場合、ウインドウが小さくなるため、「端末用表示情報(標準表示フォーム基準)」での表示では適切でなくなる可能性がある。
そこでST11で、ウインドウの大きさが変更されたか否かが判断される。
【0044】
ST11で、ウインドウの大きさが変更されていないときは、ST12へ進み、端末100bから管理サーバ10へのアクセスが終了したときは、終了する。
一方、ST11で、ウインドウの大きさが変更されたと判断されたときは、ST13へ進む。本実施の形態では、利用者がディスプレイ上のウインドウを操作し、ウインドウの大きさを「横幅ピクセル960」から「横幅ピクセル540」に変更した例で、以下説明する。
【0045】
ST13では、端末100bが、変更後のウインドウの横幅ピクセル情報、例えば、540ピクセルを
図2の「変更後横幅ピクセル情報記憶部106b」に記憶する。
具体的には、
図2の「ウインドウ横幅ピクセル変更検知部(プログラム)105b」が動作し、タッチパネル付きディスプレイ101bに表示されている「端末用表示情報」のウインドウの横幅ピクセルが変更されたか否かを判断し、変更された場合、変更後のウインドウの横幅ピクセル情報(例えば、540ピクセル)を「変更後横幅ピクセル情報記憶部106b」に記憶する。
【0046】
次いで、ST14へ進む。ST14では、端末100bが、変更後横幅ピクセル情報(例えば、540ピクセル)を管理サーバへ送信する。
次いで、ST15へ進む。ST15では、管理サーバ10は、受信した「変更後横幅ピクセル情報(例えば、540ピクセル)」を
図5の「サーバ側変更後横幅ピクセル情報記憶部35」に記憶する。
【0047】
次いで、ST16へ進む。ST16では、
図6の「変更後表示フォーム判断部(プログラム)41」が動作し、
図5の「サーバ側変更後横幅ピクセル情報記憶部35」と「標準/小型表示フォーム基準情報記憶部25」を参照し、変更後の横幅ピクセルのウインドウ、例えば、540ピクセルが「標準表示フォーム」又は「小型表示フォーム」であるかを判断する。
本実施の形態では、750ピクセル以下が、「小型表示フォーム」であるので、その判断された表示フォームとして、「小型表示フォーム」が
図6の「変更後表示フォーム記憶部42」に記憶される。
【0048】
次いで、ST17へ進む。ST17では、
図6の「表示フォーム変更可否判断部(プログラム)43」が動作し、「変更後表示フォーム記憶部42」の表示フォーム(例えば、小型表示フォーム)と
図4の「判断済み表示フォーム記憶部26」の表示フォームとが一致するか否かを判断する。
本実施の形態では、「判断済み表示フォーム記憶部26」の表示フォームが「標準表示フォーム」なので、「一致しない」と判断される。
【0049】
すなわち、本実施の形態では、管理サーバ10が、当初、端末100bに情報を提供する際に使用した「表示フォーム」を変更が必要であるか否かを判断する。
そして、ST18で、一致しないと判断されたときは、ST19へ進む。ST19では、
図6の「表示フォーム変更可否判断部(プログラム)43」が動作し、変更後の横幅ピクセルのウインドウが該当する表示フォーム(例えば、小型表示フォーム等)を「要変更表示フォーム記憶部44」に記憶する。
【0050】
次いで、ST20へ進む。ST20では、
図7の「表示フォーム変更部(プログラム)51」が動作し、
図6の「要変更表示フォーム記憶部44」を参照し、「標準表示フォーム」又は「小型表示フォーム」のいずれかを特定する。
上述の例では、「小型表示フォーム」と特定される。
そして、このように「小型表示フォーム」と特定されたときは、
図5の「小型表示フォーム記憶部36」と「会議室利用予約個別情報記憶部33」を参照する。
【0051】
図14及び
図15は、
図5の「小型表示フォーム記憶部36」に記憶されている「小型表示フォーム36a(1)(2)」を示す概略図である。
図14及び
図15に示すように、小型表示フォーム36aには、表示するフォーマットが記載されており、
図5の「会議室利用予約個別情報記憶部33」には、会議室利用予約個別情報、例えば、公民館の会議室の利用予約個別情報(年月日、会議室名、利用時間と利用者名等の情報)が記憶されている。
したがって、本実施の形態では、この「小型表示フォーム36a」に従い、会議室利用予約個別情報を当てはめて、
図1の端末100bに表示させるべき「端末用変更表示情報」を生成し、
図7の「端末用変更表示情報記憶部52」に記憶することとなる。
【0052】
「小型表示フォーム36a」は、第1層の情報と、第2層の情報を有し、第2層の情報は、第1層の特定項目と関連付けられている関連情報である。
図14及び
図15に示すように、第1層の第1段目には、第1層項目情報である例えば、「年月日」、第2段目には、「小会議室」、第3段目には「中会議室」、第4段目には「工芸室」と表示される。
【0053】
そして、
図14の第2段目の「小会議室」の項目には、第2層として「小会議室」の関連情報である例えば、「小会議室用詳細予約情報ウインドウ」が関連付けられている。
この第2層の「小会議室用詳細予約情報ウインドウ」は、第1層の「小会議室」の項目を利用者がタッチパネル付きディスプレイ101bを操作し、選択した際に、ディスプレイ上に、同時に、具体的には、「小会議室」の項目の直下に表示されることになる。
すなわち、第2層の関連情報は,関連する第1層の「小会議室」と同時に連続して表示されるので、利用者が視認しやすく、把握しやすい配置となっている。
【0054】
また、
図14の第3段目の「中会議室」の項目には、第2層として、「中会議室用詳細予約情報ウインドウ」が関連付けられている。そして、この第2層の「中会議室用詳細予約情報ウインドウ」は、第1層の「中会議室」の項目を利用者がタッチパネル付きディスプレイ101bを操作し、選択した際に、ディスプレイ上に、同時に、「中会議室」の項目の直下に表示される構成となっている。
【0055】
また、
図15の第3段目の「工芸室」の項目には、第2層として、「工芸室用詳細予約情報ウインドウ」が関連付けられている。そして、この第2層の「工芸室用詳細予約情報ウインドウ」は、第1層の「工芸室」の項目を利用者がタッチパネル付きディスプレイ101bを操作し、選択した際に、ディスプレイ上に、同時に、「工芸室」の項目の直下に表示される構成となっている。
【0056】
このように、「小型表示フォーム36a」は「標準表示フォーム32a」と異なり、全ての情報を同じ表等に表すことなく、特定の項目情報と、その関連情報を2層に分け、最初は、第1層のみをディスプレイ上に表示するので、表等のフォームを標準表示フォームより小さくすることができる。
したがって、端末100bのウインドウが小さい場合でも必要な項目を利用者が視認し易く、且つ把握し易い構成となっている。
また、利用者が特定項目に関連する詳細な情報を必要とするときは、当該項目を選択することで、同時に、その直下に第2層の関連情報が表示されるので、標準表示フォーム32aと同様の情報をディスプレイ上に表示させることができる。
【0057】
また、後述のように、小型表示フォームを基準とした「端末用変更表示情報」は、
図5の標準表示フォームを基準とした「端末用表示情報記憶部34」の「端末用表示情報」と同様に、「会議室利用予約個別情報」を当てはめているので、表示フォームを変更しても、その提供する情報は同じとなり、従来のように、表示フォームが小さくなることで、情報の内容も変更されるという事態の発生を回避することができる。
【0058】
また、
図16は、
図14及び
図15の小型表示フォーム36aに従い、会議室利用予約個別情報を当てはめた「端末用変更表示情報(小型表示フォーム基準)」を示す概略図である。
図16(a)は、第1層を示し、
図16(b)は、第1層の「中会議室」の項目を選択した後に、関連する第2層も表示された状態を示す概略図である。
以下、当てはめの内容を説明する。
先ず、図に示すような表の第1層の第1段目には、
図14に示すように「年月日情報」を当てはめる。この「年月日情報」は、会議室利用予約個別情報から抽出する。そして、例えば、
図16(a)に示すように、第1層の第1段目には「2013/11/10(日)」と表示される。
【0059】
また、
図16(a)の第1層の第2段目には、
図14に示すように、「小会議室」と表示される。
また、この第2段目の欄は、
図14に示すように、第2層である「小会議室用詳細予約情報ウインドウ」と関連付けられる。
この「小会議室用詳細予約情報ウインドウ」は、ウインドウの左側欄に時間経過を縦方向に表示し、中央及び右側欄に左側欄で示した時間に即して利用予約時間を時間経過と共に縦方向に表示すると共にその利用者情報を表示するフォームとなっている。
このため、必要な情報を会議室利用予約個別情報から抽出して、第1層の第2段目の第2層として、時間が「9」〜「20」までの数字が縦方向に当てはめて、配置され、この数字に沿って、9時〜12時「グループA(利用者情報)」が当てはめられ、表示される。
【0060】
また、
図16(a)の第1層の第3段目には、
図14に示すように、「中会議室」と表示される。
また、この第3段目の欄は、
図14に示すように、第2層である「中会議室用詳細予約情報ウインドウ」と関連付けられる。
この「中会議室用詳細予約情報ウインドウ」は、ウインドウの左側欄に時間経過を縦方向に表示し、中央及び右側欄に左側欄で示した時間に即して利用予約時間を時間経過と共に縦方向に表示すると共にその利用者情報を表示するフォームとなっている。
このため、必要な情報を会議室利用予約個別情報から抽出して、第1層の第3段目の第2層として、時間が「9」〜「20」までの数字が縦方向に当てはめて、配置され、この数字に沿って、9時〜12時「グループA(利用者情報)」、12時〜15時「グループB(利用者情報)」、18時〜21時「グループC」が当てはめられ、
図16(b)に示すように、表示される。
【0061】
また、
図16(a)の第1層の第4段目には、
図15に示すように、「工芸室」と表示される。
また、この第4段目の欄は、
図15に示すように、第2層である「工芸室用詳細予約情報ウインドウ」と関連付けられる。
この「工芸室用詳細予約情報ウインドウ」は、ウインドウの左側欄に時間経過を縦方向に表示し、中央及び右側欄に左側欄で示した時間に即して利用予約時間を時間経過と共に縦方向に表示すると共にその利用者情報を表示するフォームとなっている。
このため、必要な情報を会議室利用予約個別情報から抽出して、第1層の第4段目の第2層として、時間が「9」〜「20」までの数字が縦方向に当てはめて、配置され、この数字に沿って、9時〜12時「グループD(利用者情報)」、12時〜15時「グループE(利用者情報)」、15時〜18時「グループF」が当てはめられ、表示される。
【0062】
以上のような、端末100bのタッチパネル付きディスプレイ101bに表示すべき「端末用変更表示情報(小型表示フォーム基準)」が
図7の「端末用変更表示情報記憶部52」に記憶される。
なお、「標準表示フォーム」を用いて「端末用変更表示情報」を生成する工程については、上述の
図5の「端末用得表示情報記憶部34」の「端末用得表示情報」の生成工程と同様なので、説明を省略する。
【0063】
次いで、ST21へ進む。ST21では、管理サーバ10が、「端末用変更表示情報(例えば、小型表示フォームに基づく端末用変更表示情報)」を端末100bに送信する。
次いで、ST22へ進む。ST20では、端末100bが管理サーバ10から受信した
「端末用変更表示情報(例えば、小型表示フォームに基づく端末用変更表示情報)」をタッチパネル付きディスプレイ101bに表示されるウインドウに表示する。
【0064】
すなわち、このとき、ウインドウはタッチパネル付きディスプレイ101b内で縮小され、横幅540ピクセルとなっているが、この小さくなったウインドウに「端末用変更表示情報」に第1層が、
図16(a)に示すように示される。
したがって、利用者は、小さくなったウインドウでも会議室の利用予約情報の必要な項目を明確に把握することができる。
【0065】
次いで、ST23へ進む。ST23では、
図2の「関連情報表示選択判断実行部(プログラム)107b」が動作し、タッチパネル付きディスプレイ101bのウインドウに表示されている
図16(a)に示す「端末用変更表示情報」の「欄」を選択したか否かを判断する。
具体的には、
図16(a)の「小会議室」「中会議室」「工芸室」等の欄に利用者の指等が触れ、選択されたか否かが判断される。
【0066】
ST23で、選択されなかったときは、ST24で当該ウインドウが閉じられたか否かを判断し、閉じられたときは、終了する。
一方、ST23で、欄、例えば、「中会議室」が選択されたときは、ST25へ進む。ST25では、選択した「欄」、例えば、「中会議室」に関連付けられている「詳細予約情報ウインドウ」、例えば、
図14の「中会議室用詳細予約情報ウインドウ」が当該「中会議室欄」の直下に、
図16(b)に示すように表示される。
【0067】
したがって、上述のように、ウインドウが小さくなっても、ウインドウに表示される「表示フォーム」を「標準表示フォーム」から「小型表示フォーム」に変更することで、利用者にとって見やすく、把握し易く情報を表示することができる。また、情報を2層とすることで、大きいウインドウ用の標準表示フォームと同様の内容を利用者にとって見やすい状態で表示させることができる。
【0068】
なお、本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。本実施の形態では、管理サーバ10が端末100bのウインドウの大きさから「標準表示フォーム」又は「小型表示フォーム」を判断し、その該当する情報を端末100bに送信する例で説明したが、本発明では、かかる構成に限らず、端末100b側がウインドウの大きさから「標準表示フォーム」又は「小型表示フォーム」を判断する構成としても構わない。
また、本実施の形態では、端末100bに当初、「標準表示フォーム」に基づく情報を表示させ、その後、「小型表示フォーム」に基づく情報を表示させる例で説明したが、本発明は、これに限らず、当初、「小型表示フォーム」に基づく情報を表示させ、その後、「標準表示フォーム」に基づく情報を表示させる場合も含まれる。