【解決手段】ユーザ端末機の入力装置から検索語を受信する検索語獲得部21と、検索語に対応する場所検索結果を獲得する検索結果獲得部22と、所定位置に該当する第1地点と、検索結果の位置に該当する第2地点とを表示する地図を、ユーザ端末機の表示部に表示する表示制御部24と、を含む。表示制御部は、第1地点及び第2地点を、表示部に同時に表示するための地図の縮尺を決定する縮尺決定部241を含み、決定された縮尺の地図に、第1地点及び第2地点を表示する。
前記表示制御部は、前記第1画面が表示された状態から、前記第2画面に転換する過程において、前記地図が、前記第1縮尺から前記第2縮尺に変化する第1ズーム・アニメーションを表示し、前記第2画面に表示された状態から、前記第3画面に転換する過程において、前記地図が、前記第2縮尺から前記第3縮尺に変化する第2ズーム・アニメーションを表示することを特徴とする請求項5に記載の検索サービス提供装置。
前記表示制御部は、前記第1画面上及び前記第3画面上で、前記第1地点または前記第2地点を、前記地図の中央に表示することを特徴とする請求項1に記載の検索サービス提供装置。
前記第1地点及び前記第2地点は、前記経路上の連続し分岐点であるか、あるいはユーザから選択された分岐点に該当することを特徴とする請求項14に記載の検索サービス提供装置。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明は、多様な変換を加えることができ、さまざまな実施形態を有することができるが、特定の実施形態を図面に例示し、詳細に説明する。本発明の効果、特徴、及びそれらを達成する方法は、図面と共に詳細に説明する実施形態を参照すれば、明確になるであろう。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、多様な形態で具現されもする。
【0017】
以下の実施形態で、第1、第2のような用語は、限定的な意味ではなく、1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的で使用される。
【0018】
以下の実施形態で、単数の表現は、文脈上明白かつ特定的に単数であることを意味しない限り、複数の表現を含む。
【0019】
以下の実施形態で、「含む」または「有する」というような用語は、明細書上に記載された特徴または構成要素が存在するということを意味するものであり、一つ以上の他の特徴または構成要素が付加される可能性をあらかじめ排除するものではない。
【0020】
図面では、説明の便宜のために、構成要素が、その大きさが誇張されたり縮小されたりしている。例えば、図面で示されている各構成の大きさ及び厚みは、説明の便宜のために任意に示されており、本発明は、必ずしも図示されたところに限定されるものではない。
【0021】
以下の明細書において、「位置」は、空間上の特定場所を意味し、特定位置に対応する地図上の特定「地点」が存在することができる。以下の本発明の明細書において、地図上の「位置」及び「地点」は、混用して使用されもする。
【0022】
以下の明細書において、フリックジェスチャは、ユーザが、タッチ開始点からタッチ終了点までタッチ状態を維持した後、一定以上の速度でスライドするジェスチャを意味する。
【0023】
以下、添付された図面を参照し、本発明の実施形態について詳細に説明するが、図面を参照して説明するとき、同一であるか、あるいは対応する構成要素は、同一の図面符号を付し、それに係わる重複説明は省略する。
【0024】
図1は、本発明の一実施形態による検索サービス提供システムの構成を示した図面である。
【0025】
図1を参照すれば、本発明の一実施形態による検索サービス提供システムは、複数個のユーザ端末機200、サービス提供サーバ100、及び前記複数個のユーザ端末機200と、前記サービス提供サーバ100とを連結する通信網400を含む。
【0026】
本発明の一実施形態によって提供される検索サービスは、例えば、ユーザが入力した検索語に対応する検索結果を提供するものであり、検索対象は、場所(place)である。例えば、検索システムは、検索語に対応する場所の位置を、検索結果として提供することができる。検索結果は、場所の位置だけではなく、場所の名称、電話番号などの詳細情報をさらに含んでもよい。
【0027】
図1を参照すれば、ユーザ端末機200は、有線または無線通信環境で、ウェブサービスを利用することができる通信端末機を意味する。ここで、ユーザ端末機200は、ユーザのパソコン(PC)201でもあり、またはユーザの携帯用端末機202でもある。
図1では、携帯用端末機202がスマートフォン(smart phone)として図示されているが、本発明の思想は、それに制限されるものではなく、前述のように、ウェブブラウジングが可能なアプリケーションを搭載した端末であるならば、制限なしに充当される。
【0028】
一方、ユーザ端末機200は、画面を表示する表示部2011,2021、及びユーザからデータを入力される入力装置を具備する。入力装置は、例えば、キーボード、マウス、トラックボール、マイク、ボタン、タッチパネルなどを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
【0029】
通信網400は、複数個のユーザ端末機200と、サービス提供サーバ100とを連結する役割を行う。例えば、通信網400は、ユーザ端末機200がサービス提供サーバ100に接続された後、パケットデータを送受信することができるように、接続経路を提供する。
【0030】
本発明の一実施形態によるサービス提供サーバ100は、ユーザ端末機200から検索語を伝送され、検索語に対応する検索結果、及び検索結果に係わる情報を提供する検索サービスを提供する。図面には図示されていないが、本発明の一実施形態によるサービス提供サーバ100は、メモリ、入出力部、プログラム保存部、制御部などを含んでもよい。
図1の実施形態では、1つのサービス提供サーバ100を表示しているが、接続量あるいはデータ量によって、複数個のサーバが存在してもよいことは言うまでもない。
【0031】
本発明の一実施形態によるサービス提供サーバ100は、ユーザが選択した地点の地図上の位置及び周辺地域の位置を提供する地図サービスを提供することができる。地図サービスは、単純位置検索だけではなく、周辺地域検索、経路検索、大衆交通情報検索など、地図に係わる多様な付加サービスを提供することができる。
【0032】
地図サービスは、前述の検索サービスを含むように提供されもする。例えば、ユーザが位置に係る検索語を入力したとき、当該検索語に対応する検索結果をリストとして提供し、ユーザが当該リストのうち特定項目を選択すれば、選択された位置項目に対応する地点を地図に表示することができる。
【0033】
本発明の一実施形態によるサービス提供サーバ100は、地図で現在表示されている地点と異なる地点を表示することを所望する入力をユーザから受信したとき、現在表示されている地点及び選択された地点を共に含む遷移状態の地図を表示することができ、またその後、ユーザが選択した地点を表示する画面に転換することもできる。
【0034】
以下の明細書で、特定地点が含まれた(あるいは、表示された)地図とは、ディスプレイ画面に示される1つの地図であり、特定地点及び特定地点の周辺領域を表示する地図を意味する。特定地点を含む地図は、表示する特定地点の特性によって、縮尺が異なりもする。例えば、特定地点が1つの建物であるである場合、1:200の縮尺を使用することができ、特定地点が、1つの市、郡、区のような広範囲な領域である場合、1:20000、あるいはそれ以上の縮尺を使用することができるが、本発明の実施形態は、それらに限定されるものではない。
【0035】
図2は、本発明の一実施形態によるユーザ端末機200に具備される検索サービス提供装置20の構成を示したブロック図である。
【0036】
本発明の一実施形態による検索サービス提供装置20は、少なくとも一つ以上のプロセッサ(processor)に該当するか、あるいは少なくとも一つ以上のプロセッサを含んでもよい。それにより、検索サービス提供装置20は、マイクロプロセッサや汎用コンピュータシステムのような他のハードウェア装置に含まれた形態で駆動される。例えば、ユーザ端末機200に搭載されたり、サービス提供サーバ100に搭載されたりする。または、検索サービス提供装置20の一部構成は、ユーザ端末機200に搭載され、残りの構成は、サービス提供サーバ100に搭載される。すなわち、検索サービス提供装置20は、1つの物理的装置に具備されたり、あるいは複数の物理的装置に分散されて具備されたりもする。
【0037】
図2を参照すれば、本発明の一実施形態による検索サービス提供装置20は、検索語獲得部21、検索結果獲得部22、表示制御部24を含む。
【0038】
検索語獲得部21は、ユーザ端末機200の入力装置から検索語を受信する。検索語獲得部21は、獲得した検索語を検索結果獲得部22に出力する。
【0039】
検索結果獲得部22は、検索語に対応する場所検索結果(検索語に対応される場所の位置として提供された検索結果)を獲得する。詳細には、検索結果獲得部22は、検索語獲得部21から入力された検索語をサービス提供サーバ100に伝送し、サービス提供サーバ100から検索結果を獲得する。そのために、検索結果獲得部22は、通信網400と連動して、サービス提供サーバ100とユーザ端末機200との送受信信号をパケットデータ形態でもって提供するのに必要な通信インターフェースを含んでもよい。
【0040】
本発明の一実施形態によれば、検索結果獲得部22は、検索語に対応する複数の場所検索結果を獲得することができる。前記複数の検索結果は、それぞれの検索結果の正確性を示すパラメータを含んでもよい。前記パラメータは、所定の基準による検索語と、検索結果との関連度を含んでもよい。関連度を算定する基準は、例えば、検索語と検索結果の名称との類似度、検索結果の人気度、ユーザ端末機200の現在位置と検索結果の位置との近接性などを含んでもよい。しかし、前記基準は、例示であり、本発明がそれらに限定されるものではない。
【0041】
一方、検索結果獲得部22は、場所検索結果だけではなく、検索結果に対応する情報をさらに獲得することができる。該情報は、例えば、検索結果の名称、住所、電話番号、人気度、カテゴリー、写真などを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。該情報は、検索語との関連度を示す前述のパラメータをさらに含んでもよい。
【0042】
表示制御部24は、検索結果獲得部22によって獲得された検索結果が、地図と共にユーザ端末機200の表示部2011,2021(
図1)に表示されるように、表示部を制御する。本発明の一実施形態によれば、表示制御部24は、地図上に検索結果を表示するとき、所定の位置を共に表示することができる。例えば、表示制御部24は、所定位置を表示する位置マーカーと、検索結果の位置を表示する結果マーカーとを同時に表示可能な地図を、前記ユーザ端末機の表示部に表示することができる。かような表示方法によって、ユーザは、位置マーカーによって表示された所定位置に係わる検索結果の相対的位置を容易に把握することができる。
【0043】
一方、検索結果獲得部22によって複数の検索結果が獲得された場合、表示制御部24は、複数の検索結果のうち、検索語と最も関連度が高い最初の検索結果(以下、「最初検索結果」とする)の位置を表示する結果マーカーを表示部に表示することができる。前記関連度は、前述のように、検索結果と共に獲得されるパラメータに含まれた値でもある。
【0044】
本発明の一実施形態によれば、位置マーカーは、ユーザの現在位置を表示することができる。現在位置は、ユーザ端末機200に具備される位置受信機によって獲得される。位置受信機は、例えば、GPS(global positioning system)受信機でもあるが、それに限定されるものではない。GPS受信機は、GPS衛星から送られてくる信号を受信し、ユーザ端末機の現在位置を計算する。ユーザ端末機200は、位置受信機を具備することにより、ユーザ端末機200の現在位置を獲得することができ、表示制御部24は、位置受信機によって計算された現在位置を表示する位置マーカーを、表示部に表示することができる。本実施形態によれば、ユーザは、現在位置に係わる検索結果の相対的位置を容易に把握することができる。
【0045】
本発明の他の実施形態によれば、位置マーカーは、ユーザによって選択された所定の位置を表示することができる。例えば、位置マーカーは、お気に入りメニューに登録された複数の位置のうち、いずれか1つの位置を表示することができる。ユーザは、入力装置を利用して、お気に入りメニューに登録された複数の位置のうち、いずれか1つの位置を選択することができる。
【0046】
そのために、本発明の一実施形態による検索サービス提供システムは、位置選択部23をさらに含んでもよい。位置選択部23は、お気に入りメニューに登録された複数の位置のうち、いずれか1つの位置を選択する入力信号を入力装置から獲得し、入力信号に基づいて、位置マーカーが示す位置を選択することができる。本実施形態によれば、ユーザが選択した特定位置に係わる検索結果の相対的位置を容易に把握することができる。
【0047】
一方、本発明の一実施形態による表示制御部24は、縮尺決定部241と、縮尺比較部242とを含んでもよい。
【0048】
縮尺決定部241は、第1地点及び第2地点を、ユーザ端末機200の表示部に同時に表示するための地図の縮尺を決定する。一例によれば、第1地点は、位置マーカーが示す地点でもあり、第2地点は、結果マーカーが示す地点でもある。すなわち、縮尺決定部241は、位置マーカーと結果マーカーとを、一画面内で1つの連続された地図上に表示するための地図の縮尺を決定する。他の例によれば、第1地点は、現在ディスプレイされている地図に存在する地点であり、第2地点は、前記第1地点を表示した地図がディスプレイされている状態で、ユーザの他の位置選択によって選択された地点でもある。例えば、後述する
図9(A)及び
図9(B)において、第1地点は、「トーダイ盆唐店」であり、第2地点は、「トーダイ木洞店」でもある。
【0049】
表示制御部24は、縮尺決定部241によって決定された縮尺の地図上に、第1地点及び第2地点を表示する。
【0050】
例えば、縮尺決定部241は、第1地点及び第2地点を対角線頂点にする所定領域を算出し、算出された領域を一画面内に表示することができる縮尺を、表示部に表示する地図の縮尺として決定することができる。縮尺決定部241は、前記のように算出された領域を一画面内に表示することができる複数の縮尺のうち、最大縮尺を地図の縮尺として決定することができる。または、最大縮尺より1段階低い縮尺を、地図の縮尺として決定することもできる。ここで、表示部上にディスプレイされる地図の縮尺の段階は、例えば、1:100、1:200、1:400のように、既定のものでもある。縮尺の具体的数値は、前記例示に限定されるものではない。
【0051】
一方、画面を表示する表示部の大きさが異なれば、縮尺が同一であるとしても、一画面に表示することができる領域の大きさが異なる。従って、縮尺決定部241は、前記領域を一画面に表示することができる縮尺を決定するために、ユーザ端末機200の表示部の大きさを考慮することができる。表示部の大きさは、ユーザ端末機の縦横解像度(ピクセル数)とPPI(pixel per inch)とから計算してもよいし、ユーザ端末機の仕様情報から獲得してもよい。表示部の大きさを獲得する具体的方法は、前記例示に限定されるものではない。
【0052】
前記領域は、表示部の形態を考慮して決定される。例えば、表示部が四角形である場合には、前記領域は、矩形領域でもある。その場合、縮尺決定部241は、第1地点及び第2地点を対角線頂点にする矩形領域を算出し、算出された矩形領域を一画面内に表示することができる縮尺を、表示部に表示する地図の縮尺として決定することができる。
【0053】
しかし、表示部の形態が四角形ではない他の形態である場合には、縮尺決定部241は、表示部の形態を考慮して縮尺を決定することができる。
【0054】
縮尺比較部242は、縮尺決定部241によって決定された縮尺が、既に設定された所定の縮尺範囲内に含まれるか否かということを認識し、認識結果によって表示制御部24は、第1地点及び第2地点をいずれも表示するか、あるいは第2地点を表示する。説明の便宜のために、縮尺比較結果の場合を
図3に図示した。
【0055】
まず、縮尺比較部242は、縮尺決定部241によって決定された縮尺が、既設定の第1縮尺範囲内に含まれるか否かということを認識する。
【0056】
第1縮尺範囲は、ユーザが、地図内に表示された領域の絶対的位置または相対的位置を容易に把握することができる否かということを考慮して設定される。第1縮尺範囲は、上限及び下限を含むように、例えば、1:25ないし1:1600に設定されるが、それに限定されるものではない。第1縮尺範囲は、必ずしも上限及び下限を含まなくともよく、上限または下限のみを含んでもよい。
【0057】
第1縮尺範囲の上限及び下限は、本実施形態が実施される状況の要求によって、多様に設定可能であるということを、本発明が属する分野の技術者であるならば、分かるであろう。例えば、第1縮尺範囲は、ユーザ端末機200の表示部の大きさ及び解像度のうち少なくとも一つを考慮して設定される。例えば、解像度が基準値、例えば、横800ピクセル以上である場合、第1縮尺範囲を1段階大きく調節することができる。
【0058】
まず、縮尺決定部241によって決定された縮尺が、第1縮尺範囲内に含まれると認識される場合(
図3の(1)、(2))、表示制御部24は、縮尺決定部241によって決定された縮尺の地図上に、第1地点及び第2地点を表示することができる。例えば、縮尺決定部241によって決定された縮尺が1:400であり、第1縮尺範囲が1:25ないし1:1600である場合(
図3の(2))、表示制御部24は、1:400縮尺の地図上に、第1地点及び第2地点を表示する。
【0059】
一方、前記のように、縮尺決定部241によって決定された縮尺が、第1縮尺範囲内に含まれると認識される場合には、縮尺比較部242は、縮尺決定部241によって決定された縮尺が、第2縮尺範囲に含まれるか否かということをさらに比較することができる。第2縮尺範囲は、第1縮尺範囲に属する範囲であり、例えば、第1縮尺範囲が1:25ないし1:1600であるとき、第2縮尺範囲は、1:200ないし1:1600でもあるが、それに限定されるものではない。第2縮尺範囲も、ユーザ端末機200の表示部の大きさ及び解像度のうち少なくとも一つを考慮して設定される。
【0060】
縮尺決定部241によって決定された縮尺が第2縮尺範囲に含まれる場合(
図3の(1))、表示制御部24は、決定された縮尺の地図上に、第1地点及び第2地点を表示することができる。例えば、縮尺決定部241によって決定された縮尺が、1:400であり、第2縮尺範囲が1:200ないし1:1600である場合、表示制御部24は、1:400縮尺の地図上に、第1地点及び第2地点を表示する。
【0061】
一方、縮尺決定部241によって決定された縮尺が、第2縮尺範囲に含まれない場合(
図3の(3))、表示制御部24は、第2縮尺範囲の上限縮尺または下限縮尺の地図上に、第1地点及び第2地点を表示することができる。例えば、縮尺決定部241によって決定された縮尺が1:25であり、第2縮尺範囲が1:200ないし1:1600である場合、表示制御部24は、1:200縮尺の地図上に、第1地点及び第2地点を表示することができる。
【0062】
次に、縮尺決定部241によって決定された縮尺が、縮尺範囲内に含まれないと認識される場合(
図3の(3))、表示制御部24は、第2地点が表示された地図を表示することができる。その場合は、第1地点及び第2地点を一画面に同時に表示することがユーザの認知という側面において不適な場合でもある。本実施形態で表示制御部24は、基本縮尺の地図に、第2地点を表示することができる。基本縮尺は、あらかじめ設定されて保存された縮尺値でもある。基本縮尺の値は、例えば、1:200、1:400などでもあるが、それらに限定されるものではない。
【0063】
本発明の一実施形態によれば、表示制御部24は、検索結果(あるいは、検索結果が複数である場合には、最初検索結果)が主要場所に該当するか否かということをさらに考慮し、表示部の表示を制御することができる。検索結果獲得部22は、サービス提供サーバ100から検索結果を獲得しながら、検索結果に係わる情報を共に獲得することができ、検索結果を表示制御部24に出力するとき、検索結果に係わる情報を共に出力することができる。該情報は、検索結果が主要場所に該当するか否かということを含んでもよい。
【0064】
主要場所のリストは、サービス提供サーバ100にあらかじめ登録されている。サービス提供サーバは、検索結果獲得部22から検索語に係わる情報を獲得して検索結果を出力するとき、あらかじめ保存された主要場所のリストを考慮し、検索結果の情報をさらに出力することができる。例えば、検索結果が主要場所に該当するか否かということを、検索結果の情報としてさらに出力することができる。一方、サービス提供サーバ100に登録された主要場所のリストは、各主要場所を表示するためのベスト縮尺情報を含んでもよい。それにより、サービス提供サーバ100は、検索結果が主要場所に該当する場合、前記主要場所を表示するためのベスト縮尺情報を、検索結果の情報としてさらに出力することができる。該主要場所は、検索頻度が高いか、あるいは有名な場所であり、例えば、漢拏山、雪岳山、白頭山、済州島などを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
【0065】
検索結果が主要場所に該当しない場合には、表示制御部24は、前述の
図3を参照して説明した方法のように、第1地点及び第2地点を画面に表示するか、第2地点を画面に表示することができる。
【0066】
しかし、検索結果が主要場所に該当する場合には、表示制御部24は、第1地点を表示せずに、第2地点を地図に表示することができる。その場合、地図は、基本縮尺の地図でもある。しかし、他の例によれば、検索結果に係わる情報は、検索結果が主要場所に該当する場合には、前記検索結果を表示するのに適切なベスト縮尺をさらに含んでもよい。そして、表示制御部24は、第2地点をベスト縮尺の地図に表示することができる。
【0067】
前記のような本発明の一実施形態によれば、過度に小さいか、あるいは過度に大きい縮尺の地図ではない適切な縮尺の地図上に、第1地点及び第2地点を表示することができ、ユーザは、地図に表示された領域の相対的位置、及び地図内での第1地点及び第2地点の位置を容易に把握することができる。
【0068】
図4は、本発明の一実施形態による検索サービス提供方法を図示したフローチャートである。
【0069】
図4を参照すれば、段階41で、検索語獲得部21は、ユーザ端末機から検索語を受信する。
【0070】
段階42で、検索結果獲得部22は、検索語に対応する場所検索結果を獲得する。段階42で、検索結果獲得部22は、検索語に対応する複数の場所検索結果を獲得することもできる。また検索結果獲得部22は、検索結果と共に検索結果に係わる情報をさらに獲得することができる。該情報は、例えば、検索結果の名称、住所、電話番号、人気度、カテゴリー、写真などを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。該情報は、検索語との関連度を示すパラメータをさらに含んでもよい。該情報は、検索結果が主要場所に該当するか否かということをさらに含んでもよい。該情報は、検索結果が主要場所に該当する場合、主要場所を表示するためのベスト縮尺をさらに含んでもよい。
【0071】
段階43で、縮尺決定部241は、第1地点及び第2地点を同時に表示するための地図の縮尺を決定する。第1地点は、所定位置を表示する位置マーカーが示す地点であり、第2地点は、段階42において獲得された検索結果の位置を表示する結果マーカーが示す地点である。例えば、縮尺決定部241は、第1地点及び第2地点を対角線頂点にする矩形領域を、表示部の一画面に表示することができる縮尺を、地図の縮尺として決定する。段階43で、縮尺決定部241は、ユーザ端末機200の表示部の大きさを考慮することができる。
【0072】
第1地点、例えば、位置マーカーが表示する所定位置は、ユーザの現在位置である。現在位置は、ユーザ端末機200に具備された位置受信機、例えば、GPS受信機によって獲得される。他の実施形態によれば、所定位置は、ユーザによって選択された位置でもある。例えば、ユーザは、お気に入りメニューに登録された複数の位置のうちいずれか1つの位置を選択することができ、位置マーカーは、選択された位置を表示することができる。
【0073】
一方、段階42で獲得された検索結果が複数個である場合には、結果マーカーは、複数の検索結果のうち、検索語と最も関連度が高い検索結果の位置を表示することができる。
【0074】
段階44で、表示制御部24は、検索結果が主要場所に該当するか否かということを認識する。検索結果が主要場所に該当しない場合、段階45に進む。
【0075】
段階45で、縮尺比較部242は、段階43で決定された縮尺が、第1縮尺範囲に含まれるか否かということを認識する。第1縮尺範囲は、上限及び下限を含んでもよい。第1縮尺範囲は、ユーザ端末機200の表示部の大きさ及び解像度のうち少なくとも一つを考慮して設定される。段階43で決定された縮尺が、第1縮尺範囲に含まれる場合、段階46に進む。
【0076】
段階46で、縮尺比較部242は、段階43で決定された縮尺が、第2縮尺範囲に含まれるか否かということを認識する。第2縮尺範囲は、第1縮尺範囲に含まれる範囲であり、上限及び下限を含んでもよい。第2縮尺範囲は、ユーザ端末機200の表示部の大きさ及び解像度のうち少なくとも一つを考慮して設定される。段階43で決定された縮尺が第2縮尺範囲に含まれる場合、段階47に進む。
【0077】
段階47で、表示制御部24は、段階43で決定された縮尺の地図に、位置マーカーと結果マーカーとを表示するように、ユーザ端末機200の表示部を制御する。
【0078】
一方、段階44で、検索結果が主要場所に該当すると認識される場合、段階48に進む。段階48で、表示制御部24は、地図に結果マーカーを表示する。結果マーカーが表示される地図の縮尺は、ベスト縮尺または基本縮尺でもある。
【0079】
一方、段階45で、段階43で決定された縮尺が、第1縮尺範囲に含まれないと認識される場合、段階49に進む。段階49で、表示制御部24は、基本縮尺の地図に結果マーカーを表示する。
【0080】
一方、段階46で、段階43で決定された縮尺が第2縮尺範囲に含まれないと認識される場合、段階50に進む。段階50で、表示制御部24は、第2縮尺範囲の上限縮尺または下限縮尺の地図に、位置マーカーと結果マーカーとを表示する。
【0081】
以下、
図5から
図13を参照し、本発明の一実施形態による検索サービス提供システムが提供する画面が、ユーザ端末機上にディスプレイされた例について説明する。
【0082】
図5は、本発明の一実施形態による検索サービス提供システムが提供する画面が、ユーザ端末機上にディスプレイされた例を表示した図面である。
図5は、検索語が江華島であり、検索語に対応する検索結果(または、検索結果が複数である場合には、最初検索結果)が主要場所である場合の結果画面を図示したものである。
【0083】
図5を参照すれば、「江華島」という検索語51が入力され、検索語51に対応する検索結果52(または、検索結果が複数である場合には、最初検索結果が)が表示されている。また、検索結果52の位置を表示する結果マーカー53が、地
図54上に表示されている。
【0084】
図5は、検索結果52が主要場所に該当する場合であるので、地
図54上に、結果マーカー53だけが表示されているということが分かる。地
図54の縮尺は、検索結果52を表示するためのベスト縮尺であるか、あるいは検索結果に無関係な基本縮尺でもあるが、
図5では、江華島を表示するためのベスト縮尺の地図が図示されている。例えば、江華島を表示するためのベスト縮尺は、約1:32000でもある。縮尺調節ボタン55をクリックして縮尺を変更することができる。
【0085】
図6は、本発明の一実施形態による検索サービス提供システムが提供する画面が、ユーザ端末機上にディスプレイされた他の例を表示した図面である。
図6は、検索語が新世界デパートであり、検索語に対応する検索結果(または、検索結果が複数である場合には、最初検索結果)が主要場所ではない場合の結果画面を図示したものである。
【0086】
図6を参照すれば、「新世界デパート」という検索語61が入力され、検索語61に対応する検索結果62(または、検索結果が複数である場合には、最初検索結果)が図示されている。検索結果62の位置を表示する結果マーカー63と、所定位置を表示する位置マーカー65とが地
図64上に表示されている。位置マーカー65は、現在位置を表示することもでき、ユーザが選択した特定位置を表示することもできる。
【0087】
図6は、検索結果62が主要場所に該当しない場合であるので、地
図64上に、結果マーカー63と位置マーカー65とを同時に表示するための縮尺が所定縮尺範囲内に含まれるか否かということが考慮される。
図6の場合、縮尺は、1:800ほどに図示され、
図3の第1縮尺範囲と第2縮尺範囲とをいずれも満足する場合の例、すなわち、
図3の(1)の場合を図示したものである。
【0088】
図6を参照すれば、位置マーカー65が表示する位置に対し、結果マーカー63が表示する検索結果の位置が相対的にいずれの方向にあるかということを、1画面に表示された適切な縮尺の地図上で確認することができる。すなわち、ユーザは、自分の現在位置に対する、検索しようとする場所の相対的位置を容易に把握することができる。
【0089】
図7は、本発明の一実施形態による検索サービス提供システムが提供する画面が、ユーザ端末機上にディスプレイされたさらに他の例を表示した図面である。
図7は、検索語がキングコングステーキであり、検索語に対応する検索結果(または、検索結果が複数である場合には、最初検索結果が)が主要場所ではない場合の結果画面を図示したものである。
【0090】
図7を参照すれば、「キングコングステーキ」という検索語71が入力され、検索語71に対応する検索結果72(または、検索結果が複数である場合には、最初検索結果が)が図示されている。
【0091】
一方、
図7は、検索結果62が主要場所に該当しない場合であるので、地
図74上に、結果マーカー73と位置マーカー(図示せず)とを同時に表示するための縮尺が所定縮尺範囲内に含まれるか否かということが考慮される。
図7の場合、結果マーカー73と位置マーカー(図示せず)とを同時に表示するための縮尺が、第1縮尺範囲に含まれない場合の例、すなわち、
図3の(3)の場合の結果画面を図示したものである。
【0092】
それにより、
図7には、検索結果72の位置を表示する結果マーカー73だけが地
図74上に表示されている。縮尺は、基本縮尺で図示されている。
図7の場合、基本縮尺が1:400である例を図示している。
【0093】
なお、別途の図面で図示していないが、
図3の(2)の場合には、縮尺のみ変わるだけであり、結果画面は
図6と類似している。すなわち、位置マーカーと結果マーカーとが一画面で1つの地図に表示されるが、縮尺は、第2縮尺範囲の上限または下限で表示されるであろう。
【0094】
図8は、本発明の一実施形態による検索サービス提供システムが提供する位置マーカー選択画面が、ユーザ端末機上にディスプレイされた例を図示したものである。
【0095】
図8を参照すれば、ユーザは、お気に入りに登録された複数の場所のうち、特定場所81を選択することにより、位置マーカーで表示する位置を選択することができる。
【0096】
図9(A)及び
図9(B)は、本発明の一実施形態による地図サービス画面を図示したものである。
図9(A)及び
図9(B)から分かるように、ユーザ端末機200のディスプレイ画面に、サービス提供サーバ100が提供する地図サービスが表示される。
【0097】
本発明の一実施形態による地図サービスは、ディスプレイ画面2021’に、地図と共に、検索ウィンドウ31、位置情報領域32、選択位置マーカー33、ボタン35aないし35g、及び縮尺領域36を表示することができる。ボタン35aないし35gは、選択されたとき、ユーザの現在位置を読み取る現在位置ボタン35a、ユーザに直接位置を指定させる位置指定ボタン35b、位置移動時に方向を転換する方向転換ボタン35c、全体画面を提供する全体画面ボタン35d、通りビュー画面を提供する通りビューボタン35e、航空ビュー画面を提供する航空ビューボタン35f、地図を拡大/縮小する拡大/縮小ボタン35g、位置リストを表示するリストボタン35hを含む。
【0098】
検索ウィンドウ31は、ユーザが位置検索語を入力することができるウィンドウである。位置情報領域32は、位置の情報を提供する領域であり、位置名称、位置住所及びその他付加サービスのためのボタンを含んでもよい。
図9(A)及び
図9(B)では、ユーザが指定した選択位置の情報が、位置情報領域32にディスプレイされ、選択位置に対応する地点が含まれた地図がディスプレイ画面2021’に表示され、選択位置を示す選択位置マーカー33が、地図上の選択位置に表示されている。
図9(A)の例で、選択位置は、「トーダイ盆唐店」であり、位置情報領域32は、トーダイ盆唐店に係わる住所、電話番号などの情報を提供する。地図上には、「トーダイ盆唐店」に対応する選択地点Aが表示され、選択地点Aに、選択位置マーカー33が表示されているということが分かる。
【0099】
ユーザは、位置情報領域32をフリック(flick)するジェスチャを取り、位置情報領域32に表示された地点ではない他の地点を表示することができる。すなわち、
図9(A)のように、現在ユーザによって選択された第1位置(「トーダイ盆唐店」)に対応する第1地点Aが地図に表示されている場合、ユーザは、フリックジェスチャを取り、
図9(B)のように、第2位置(「トーダイ木洞店」)に対応する第2地点を地図に表示させることができる。第2位置は、位置検索リストにおいて、第1位置の次に存在する位置項目でもある。
【0100】
選択位置マーカー33は、ユーザの選択位置に対応する地点を、地図上で認識することができるように、アイコンで表示する役割を行うポインタである。縮尺領域36は、現在表示されている地図の縮尺を表示する。縮尺領域36は、必須に表示されるのではなく、本発明の他の実施形態では省略されてもよい。
【0101】
図9(A)及び
図9(B)の例で、ユーザは、リストボタン35hを選択し、ユーザが入力した検索語である「トーダイ」に係わる検索結果の位置リストを見ることができる。ユーザが検索ウィンドウ31に「トーダイ」を入力する場合、
図2の検索語獲得部21は、検索ウィンドウ31に入力された検索語である「トーダイ」を獲得し、
図2の検索結果獲得部22は、検索語を利用して検索された位置リストを提供する。基本的には、位置情報領域32には、位置リストで最初の項目の位置情報が表示され、地図には、「トーダイ」に対応する地点Aが表示される。このとき、ユーザは、「トーダイ」に係わる他の検索結果の位置リストを提供されるために、リストボタン35hを選択することができる。
【0102】
本発明の一実施形態によれば、表示制御部24は、第1地点Aを表示する地図において、第2地点Bを表示する地図に転換するとき、トランザクション・インターフェースを提供することができる。
【0103】
既存の地図サービスは、第1地点Aを含む地図が、第2地点Bを含む地図に直ちに転換される。例えば、
図9(A)の画面から
図9(B)の画面に即時に画面転換が行われるインターフェースが提供されている。その場合、ユーザは、第1地点Aと第2地点Bとがどれほど離れているかということや、第1地点Aに対して第2地点Bがいずれの方向に位置するかということについての情報を知ることができない。
【0104】
本発明の一実施形態によれば、前述のような問題点を解決するために、
図2の表示制御部24は、縮尺決定部241及び縮尺比較部242の処理結果により、第1地点A及び第2地点Bが第1縮尺でもって1つの地図に表示される場合、2つの地点をいずれも含む地図を表示し、1つの地図に表示されない場合には、それぞれ地図を表示する中間に、遷移状態地図を表示する。すなわち、本発明の一実施形態によれば、表示制御部24は、現在ディスプレイされている第1地点Aを含む地図内の範囲に第2地点Bが存在する場合、地図画面をそのまま維持し、地図内の範囲に存在しない場合、遷移状態を表示し、直観的なインターフェースを提供することができる。画面の転換は、例えば、第1地点Aを表示する第1状態から、第1地点Aと第2地点Bとをいずれも表示する第2状態(すなわち、遷移状態)、及び第2地点Bを表示する第3状態への順次的転換でもある。さらに詳細な例示は、以下、
図2の表示制御部24の内部構成を引用しながら説明する。
【0105】
まず、
図2の単一位置表示部243は、第1状態及び第3状態の画面を提供することができる。単一位置表示部243が地図を表示するときに適用する縮尺は、1つの位置を示すときに使用する基本縮尺であるか、あるいは当該地点を表示するときに使用する基本縮尺でもある。
図2の単一位置表示部243は、前述の第1状態及び第3状態で、それぞれの地点を個別地図に表示することができる。
【0106】
図9(A)及び
図9(B)の画面は、単一位置表示部243がそれぞれ選択位置に対応する地点を表示した図面である。
図9(A)画面は、ユーザが選択位置に「トーダイ盆唐店」を選択したとき、単一位置表示部243が地図を表示する例を示し、
図9(B)画面は、ユーザが選択位置に「トーダイ木洞店」を選択したとき、単一位置表示部243が地図を表示する例を示したものである。前述のように、ユーザは、位置情報領域32をフリックするジェスチャを取り、選択位置を変更することができる。付衍すれば、
図9(A)画面の状態で、ユーザが位置情報領域32にフリックジェスチャを入力する場合、選択位置は、「トーダイ盆唐店」から「トーダイ木洞店」に転換され、
図9(B)画面は、「トーダイ盆唐店」に対応する第2地点Bを含む地図を表示する。
【0107】
単一位置表示部243は、選択位置に対応する地点を比較的詳細に表示するように、大きい縮尺を使用することができる。例えば、
図9(A)及び
図9(B)の例においては、基本縮尺である1:200縮尺で地図を表示した。
【0108】
次に、多重位置表示部244は、第2状態、すなわち、遷移状態の画面を提供することができる。多重位置表示部244によって、第2状態、すなわち、遷移状態の画面が提供される例は、
図10に図示する。
【0109】
図10(A)ないし
図10(C)は、本発明の一実施形態による検索サービス提供システムが提供する画面が、ユーザ端末機上にディスプレイされた他の例を表示した図面である。
図10(A)ないし
図10(C)では、第1地点Aが「トーダイ盆唐店」であり、第2地点Bが「トーダイ木洞店」であり、表示制御部24が第1地点及び第2地点を表示するために、画面を転換する過程が図示されている。
図10(A)ないし
図10(C)には、ユーザの選択位置に対応する地点を地図上で認識することができるように、アイコンで表示する役割を行うポインタである選択位置マーカー33が図示されている。選択位置マーカー33が指し示す地点は、画面の表示が転換されることによって変更される。
【0110】
図10(A)ないし
図10(C)を参照すれば、
図2の画面転換部245は、
図10(A)画面から
図10(B)画面、
図10(B)画面から
図10(C)画面に、画面の表示を転換することができる。
図10(A)画面及び
図10(C)画面は、
図2の単一位置表示部243によって提供され、
図10(B)画面は、
図2の多重位置表示部244によって提供される。
【0111】
図10(A)ないし
図10(C)の実施形態で、第1地点を表示するための第1縮尺は、1:200であり、第1地点及び第2地点をいずれも表示するための第2縮尺は、1:400であり、第2地点を表示するための第3縮尺は、1:200でもある。
図10(A)画面では、第1地点Aを第1縮尺で示したが、第1縮尺でもってしては、第1地点A及び第2地点Bを1つの地図に共に表示することができない。従って、ユーザが位置情報領域32をフリックするジェスチャを取り、第2地点Bに係わる位置を選択する場合、第2地点Bを含む地図が、
図10(C)画面のように新たにローディングされなければならない。
【0112】
本発明の一実施形態によれば、
図10(A)画面から
図10(C)画面に移る前、
図10(B)のような遷移状態の地図が表示される。
図10(B)画面は、第1地点A及び第2地点Bをいずれも含むように、第1縮尺より小さい第2縮尺で表示された地図をディスプレイする。ユーザは、
図10(B)画面を介して、第1地点A及び第2地点Bに係わる相対的位置や、おおよその距離などを把握することができる。
【0113】
アニメーション部246は、本発明の一実施形態によって、第1縮尺の画面から第2縮尺の画面に表示が転換される場合、地図が変化する過程を連続的な動作で示し、縮尺が連続的に増加または減少するように表示するためのアニメーションを表示する。さらに詳細には、アニメーション部246は、
図10(A)地図が
図10(B)地図に変化するところを、連続的な動作で示すことができ、その場合、第2縮尺が第1縮尺より小さいので、アニメーション部246は、ズームアウト(zoom out)動作を提供する。
【0114】
また、アニメーション部246は、
図10(B)の地図が
図10(C)の地図に変化する過程を連続的な動作で示すことができ、その場合、第3縮尺が第2縮尺より大きいので、アニメーション部246は、ズームイン(zoom in)・アニメーションを提供する。
【0115】
画面転換部245及びアニメーション部246により、ユーザは、第1地点Aを表示する地図から、第2地点Bを表示する地図に変化する地図トランザクション・インターフェースを提供される。本発明の一実施形態において提供する地図トランザクション・インターフェースにより、ユーザは、第1地点Aを眺める位置より、さらに空中に上昇し(ズームアウト・アニメーションにより)、第1地点A及び第2地点Bの位置をいずれも確認した後(遷移状態表示)、第2地点Bを眺める位置に下降する(ズームイン・アニメーションにより)効果を感得することができる。特に、ユーザは、遷移状態の地図を介して、第1地点A及び第2地点Bの相対的位置を確認することができる。
【0116】
図11は、本発明の他の一実施形態によって遷移状態を表示する地図トランザクション・インターフェースを図示している。
【0117】
図11(A)ないし
図11(D)は、本発明が提供する地図サービスにおいて、一般位置探しではない経路探しに係わる機能を示すことにより、ユーザが出発地及び目的地を入力し、出発地から目的地に向かう経路についての情報を提供することができる。そのとき、出発地及び目的地の間にある経路上の分岐点が位置リストにもなる。
【0118】
図11(A)は、ユーザが出発地を「崇実サイバー大学校」として選択し、目的地を「ソウル駅京釜線」として決定したとき、出発地から到着地までの全体経路を示す地図を示している。そのとき、位置情報領域32には、全体経路の予想所要時間及び費用が表示され、地図には、出発マーカー及び到着マーカーが表示される。
図11(A)画面で、ユーザが位置情報領域32を、右側から左側にフリックするジェスチャを取れば、当該経路の分岐点が順序別に選択位置に指定される。
【0119】
さらに詳細には、本発明の一実施形態によるサービス提供サーバ100は、詳細経路の分岐点に、出発地から目的地まで順に番号を付し、経路情報を提供することができる。経路分岐点は、順に位置リストとして提供される。分岐点は、経路上で方向が転換される地点、地図上の重要地点、地図上の道路名あるいは地名などでもある。ユーザが位置情報領域32をフリックするジェスチャを取れば、位置リストに存在する分岐点は、順に選択位置に指定される。
【0120】
図11(B)は、経路上で、第7分岐点が選択位置に指定された場合を示した図面である。そのとき、単一位置表示部243は、第7分岐点及びその周辺領域を、基本縮尺である第1縮尺(1:200)で地図上に表示し、第7分岐点に対応する第1地点Aを、地図上の中心に位置させる。
図11(A)ないし
図11(D)の例において、第7分岐点は、「盆唐・水西間高速道路」である。
【0121】
ユーザは、
図11(B)の画面上で、位置情報領域32にフリックジェスチャを入力し、第8分岐点を選択位置に指定することができる。その場合、
図11(C)のように、遷移状態の地図が表示される。
【0122】
図11(C)を参照すれば、多重位置表示部244は、第7分岐点及び第8分岐点をいずれも地図上に表示する遷移状態の地図を表示する。
図11(C)地図画面には、第7分岐点及び第8分岐点にそれぞれ対応する第1地点A及び第2地点Bがいずれも表示されているということが分かる。多重位置表示部244は、第1地点A及び第2地点Bを同時に表示するように、第2縮尺である1:400の地図を表示することができる。
【0123】
アニメーション部246は、
図11(B)画面から
図11(C)画面に転換されるとき、ズームアウト・アニメーションを提供することができる。ズームアウト・アニメーションを介して、ユーザに、
図11(B)画面を見る地点より高いところに移動し、第1地点A及び第2地点Bを共に眺める効果を提供することができる。
【0124】
図11(C)画面が一定時間表示された後、単一位置表示部243は、
図11(D)のように、第8分岐点を第3縮尺で表示することができる。そのとき、第3縮尺は、基本縮尺である1:200が適用される。
図11(D)画面において単一位置表示部243は、第8分岐点に対応する第2地点Bを地図画面の中央に位置させることができる。
【0125】
アニメーション部246は、
図11(C)画面から
図11(D)画面に転換されるとき、ズームイン・アニメーションを提供することができる。ズームイン・アニメーションを介して、ユーザに、
図11(C)画面を見る地点より低い地点に移動し、第2地点Bのみを眺める効果を提供することができる。
【0126】
図12は、本発明の他の一実施形態によって、経路によって地図の方向が転換される例示を示したものである。
図12(A)ないし
図12(C)は、
図11(A)ないし
図11(D)の変形例であり、
図11(A)ないし
図11(D)と同一の部分については、説明を省略し、
図12(A)ないし
図12(C)の実施形態に特徴的な部分について重点的に説明する。
図12(A)、
図12(B)及び
図12(C)の画面を参照すれば、回転ボタン35c’がオン(on)状態であり、陰影処理されているということが分かる。
図12(A)ないし
図12(C)は、画面回転機能が適用されたときの実施形態について説明するための図面である。
【0127】
図12(A)画面は、
図11(B)画面に対応する。すなわち、
図12(A)画面は、第7分岐点が選択位置である場合、単一位置表示部243が地図を表示する場合を示している。
【0128】
図12(B)画面は、
図11(C)画面の地図を回転した地図である。
図12(B)画面は、
図11(C)画面と同様に、多重位置表示部244が第1地点A及び第2地点Bを表示している。
図11(C)画面は、地図の北側が画面の上端を向くが、
図12(B)画面は、第1地点Aから第2地点Bに向かう方向が画面の上端を向く。すなわち、経路の進行方向が、第7分岐点から第8分岐点に向かうので、ユーザの移動方向が、画面の上端を向くように地図を表示し、経路に係わる直観的インターフェースを提供することができる。
【0129】
本発明の一実施形態によれば、
図2のアニメーション部246は、
図12(A)画面が
図12の(B)画面に転換される過程で、地図を連続して回転させるアニメーションを適用し、地図の方向転換をユーザに認識させることができる。
【0130】
図12(C)画面は、
図12(B)画面において回転された方向をそのまま維持する地図を、単一位置表示部243が表示する例を示したものである。すなわち、
図12(C)画面は、
図11(D)画面と同様に、単一位置表示部243が、第3縮尺でもって、第8分岐点を地図の中央に表示しているが、地図の方向は、
図12(B)において変更された方向が維持される。
【0131】
図13は、本発明の他の一実施形態によって遷移状態を表示する地図を図示している。
【0132】
図13(A)ないし
図13(C)は、本発明の一実施形態によって、遷移状態の地図をバス経路探しに適用した結果を示した図面である。大衆交通経路は、バス路線別に、当該バスの停留所を分岐点にして経路を提供することが特徴である。従って、位置リストは、当該バスの停留所の位置順序で生成される。
図13(A)ないし
図13(C)の実施形態は、「720番」バスの路線経路情報を提供する実施形態である。
【0133】
図13(A)画面は、720番バスの「美金駅、チョンソルマウル、2001アウレット」停留所が選択位置である場合である。地図において、当該選択位置に対応する第1地点Aの停留所が陰影表示されているということが分かる。単一位置表示部243は、「美金駅、チョンソルマウル、2001アウレット」に対応する第1地点Aを中央に位置させた地図を第1縮尺である1:200で表示することができる。
図13(A)画面の状態で、ユーザは、位置情報領域32をフリックするジェスチャを取り、次の停留所である「常緑マウル(イングァン、ポソン)」を次の選択位置に指定することができる。
【0134】
図13(B)画面は、ユーザが次の選択位置を指定した場合、遷移状態を表示する画面である。多重位置表示部244は、
図13(B)画面のように、第1地点A及び第2地点Bをいずれも含む地図を、第2縮尺である1:400で表示する。一定時間の間、多重位置表示部244が、
図13(B)画面のような遷移状態を表示した後、単一位置表示部243は、
図13(C)のように、「常緑マウル(イングァン、ポソン)」に対応する地点である第2地点Bを、地図中央に表示することができる。
【0135】
ユーザ端末機200の表示部に表示される画面の状態が、
図13(A)画面から
図13(B)画面を経て、
図13(C)画面に転換される過程は、
図2の画面転換部245及びアニメーション部246によって制御される。
【0136】
図14は、本発明の一実施形態による地図トランザクション・インターフェース提供方法を図示したフローチャートである。
【0137】
まず、検索結果獲得部22がユーザの検索語に対応する検索結果を位置リストとして提供する(S1)。次に、位置選択部23が位置リストのうち、ユーザが選択した選択位置を受信する役割を行う(S2)。
【0138】
次に、縮尺決定部241及び縮尺比較部242が、選択位置に対応する第1地点、及び位置リストにおいて、選択位置の次の項目に対応する第2地点を地図に共に表示することができるか否かということを判断する(S3)。S3段階で、共に表示することができると判断する場合、多重位置表示部244は、第1地点及び第2地点を含む地図を第1縮尺で画面上にディスプレイし、第1地点に選択位置マーカーを表示する(S41)。
【0139】
多重位置表示部244は、ユーザから、現在選択位置(currently selected location)の下部項目を選択位置に指定する入力を受信した後(S42)、表示された地図をそのまま維持しながら、第2地点に選択位置マーカーを表示する(S43)。
【0140】
S3段階で、共に表示することができないと判断する場合、画面転換部245及びアニメーション部246は、画面の表示を転換する地図トランザクション・インターフェースを提供する。詳細には、単一位置表示部243は、第1地点を含む地図を画面上に第1縮尺でディスプレイする(S51)。ユーザから、現在選択位置の下部項目を選択位置に指定する入力を受信する(S52)。多重位置表示部244は、第1地点及び第2地点をいずれも含む遷移状態の地図を、一定時間の間第2縮尺で画面上にディスプレイする(S53)。次に、単一位置表示部243が、第2地点を含む地図を、画面上に第3縮尺でディスプレイする(S54)。
【0141】
一実施形態によれば、前述の地図トランザクション・インターフェースは、複数の地点、例えば、第1地点及び第2地点を地図に表示する全ての場合に適用される。第1地点が画面に表示された状態で、第2地点を表示する場合や、検索結果として戻された第2地点を、現在位置である第1地点と共に表示する場合、ユーザによって選択された第1地点及び第2地点を共に表示する場合など、複数の地点を表示する必要がある多様な場合に適用可能であると言える。
【0142】
他の実施形態によれば、前述の地図トランザクション・インターフェースは、条件付きで適用されもする。例えば、第1地点及び第2地点を同時に表示するための縮尺が、所定の縮尺範囲を外れる場合にのみ、地図トランザクション・インターフェースを限定的に適用することができる。所定の縮尺範囲は、ユーザが容易に地図を認識して把握することができる縮尺の範囲に前もって設定しておく。第1地点及び第2地点を同時に表示するための縮尺が所定の縮尺範囲を外れる場合、かような縮尺で、第1地点及び第2地点を同時に表示する画面のみを表示すれば、ユーザが地図を認識して把握する過程で、困難さが生じる。その場合、地図トランザクションを適用すれば、ユーザの地図認識及び把握に有用となる。
【0143】
前述の本発明の実施形態によれば、検索語に対応する検索結果を表示するとき、現在位置または特定位置と共に、検索結果を表示することができ、現在位置または特定位置に係わる検索結果の相対的位置をユーザが容易に把握することができるので、前述の本発明の実施形態は、ユーザの便宜に寄与することができる。
【0144】
前述の本発明による実施形態は、多様なコンピュータ構成要素を介して実行されるプログラム命令語の形態で具現され、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録される。前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、プログラム命令語、データファイル、データ構造などを、単独でまたは組み合わせて含んでもよい。前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されるプログラム命令語は、本発明のために特別に設計されて構成されたものでもあったり、あるいはコンピュータ・ソフトウェア分野の当業者に公知されて使用可能なこともあったりする。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピィー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD(compact disc)−ROM(read−only memory)及びDVD(digital versatile disc)のような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto−optical medium)、及びROM、RAM(random−access memory)、フラッシュメモリのような、プログラム命令語を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令語の例としては、コンパイラによって作われるような機械語コードだけではなく、インタープリタなどを使用し、コンピュータによって実行される高級言語コードも含まれる。ハードウェア装置は、本発明による処理を行うために、一つ以上のソフトウェア・モジュールにも変更され、その逆も同様である。
【0145】
本発明の明細書(特に、特許請求の範囲)において、「前記」の用語及びそれと類似した指示用語の使用は、単数及び複数のいずれにも該当する。また、本発明において、範囲(range)を記載した場合、前記範囲に属する個別的な値を適用した発明を含むものであり(それに反する記載がなければ)、発明の詳細な説明に、前記範囲を構成する各個別的な値を記載した通りである。最後に、本発明による方法を構成する段階について、明白に順序を記載するか、あるいはそれに反するような記載がなければ、前記段階は、適当な順序で行われてもよい。必ずしも前記段階の記載順序によって、本発明が限定されるものではない。本発明において、全ての例または例示的な用語(例えば、「など」)の使用は、単に本発明を詳細に説明するためのものであり、特許請求の範囲によって限定されない以上、前記例または例示的な用語によって、本発明の範囲が限定されるものではない。また、当業者は、多様な修正、組み合わせ及び変更が付加された特許請求の範囲またはその均等物の範疇内で、設計条件及びファクタによって構成されもするということが分かる。
【0146】
本発明は、図面に図示された一実施形態を参照して説明したが、それらは、例示的なものに過ぎず、当該分野で当業者であるならば、それらから多様な変形及び実施形態の変形が可能であるという点を理解するであろう。従って、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって決められるものである。
))、表示制御部24は、第2縮尺範囲の上限縮尺または下限縮尺の地図上に、第1地点及び第2地点を表示することができる。例えば、縮尺決定部241によって決定された縮尺が1:25であり、第2縮尺範囲が1:200ないし1:1600である場合、表示制御部24は、1:200縮尺の地図上に、第1地点及び第2地点を表示することができる。