【0105】
図32Bを参照すると、熱的及び超音波モダリティ及びフック状主要形状437を有するマルチモード外科手術ツールが示される。また、マルチモード外科手術ツール430は、熱的要素が取り付けられる主要形状を含むことができる。同様に、熱的要素は、様々な組織への影響のために構成されることができる。
図32Cを参照すると、センサ439が
図32Aに追加された。センサは、すでに上述された他のセンサと同様に、組織への影響又はデバイスの温度を検出する。同様に、センサは、電力供給を含む利用可能なモダリティの制御におけるフィードバックメカニズムとして使用されることができる。
図32Dを参照すると、第2の先端441は、第1の先端436に近接して配置されることができる。また、第2の先端は、一つ以上のセンサまたは他のモダリティを含み、マルチモード先端を含む。
図33を参照すると、熱的及び超音波モダリティ及び吸引/灌漑を有するマルチモード外科手術ツール569が示される。ツール569は、エネルギーを提供するため及び灌漑や吸引のためのポンプ(必要に応じて)を制御するために個別にアドレス可能である複数の制御部540を有する、ケーブル530を介するハンドピース570への電源515を含む。ハンドピース570は、振動体580と熱要素585を含む。
電源515は、それぞれの負荷(すなわち、本体580と熱要素585)を駆動する超音波信号及び熱的信号を提供する。(同様の電源が
図32で示された実施形態で使用されることができる。)電源515は、個別の又は複合された信号をハンドピース570に提供することができる。各信号は、制御部540、ボタン591によって別個に制御され、あるいは、いくつかの場合にはハンドピースの作動によって共同的に制御されることができる。実際には、吸引もまた同じように別個に又は共同的に制御されることができる。
超音波エネルギー及び熱的エネルギーを生じるための信号に加えて、電源515は、例えば、管腔又は吸引穴590を通り、ハンドピース570のグリップ575を通り、チューブ/ケーブル530を通って貯蔵器に吸引を提供するように構成されることができる。
図33に示された実施形態では、貯蔵器は、電源515に含まれることができる。
ハンドピース570は、グリップ575、本体580(管腔、穴又はカテーテルを形成する)本体580、及び、外科手術先端585を含む。一実施形態では、グリップ575は、本体又はカテーテル580の先端の超音波振動を生じさせるアクチュエーター又は制御部591を含む。カテーテル580の先端は、強磁性体被覆導体585のような発熱体を含む。超音波エネルギー又は熱的エネルギーは、組織に適用されると、カテーテルの穴590は、脂肪又は関連する影響を含む、あらゆる破砕組織を吸引することができる。
一実施形態では、マルチモード外科手術ツール569は、供給又は灌漑のメカニズムを提供することができる。一実施形態では、物質は、カテーテル内腔590に配置される。超音波モードは、堆積される物質を対象とした供給サイトに到達するのに十分な組織を破壊するのに使用されることができる。対象とされた場所で、マルチモード外科手術ツール569の熱的要素は作動され、物質は溶けて供給サイトで堆積される。必要に応じて、熱的要素は、ツールの挿入や除去の際に、止血や組織の溶接に使用されることができる。
同様に、ツール569は、カテーテルを通じた他の物質の供給のために使用されることができる。上記の議論の多くは、吸引を中心とするが、ツールは、カテーテルを通じた物質を供給するために使用されることができる。例えば、ツール569は、所望であれば過熱状態を含む、食塩水、薬などを供給するのに使用されることができる。
一実施形態では、カテーテルは、複数の穴を有する。一つの穴は、吸引するように構成され、他の穴は、灌漑するように構成される。
前述の他の実施形態と同様に、さまざまなセンサ593が使用される。それらは、本体580内に配置され、あるいは、内腔590を通じて挿入されることができる。これは、ポート592を介して成し遂げられる。センサは、温度センサ、組織の状態を監視するセ
ンサ、可視化のための装置、すなわちカメラ、CCDセンサまたは光ファイバ線などが考えられることが理解されるであろう。付加的に、電源515は、例えば、組織の所望な効果、すなわち、止血、血管溶接、焼灼、切開または切除のための所望な範囲で熱的要素の熱を保つために調整することなど、センサに反応されることができる。
熱的に調整可能なマルチモード外科手術ツールに電力を供給するプロセスは、第1の発振電気信号が強磁性材料で被覆された導体の一部を含む第1の負荷で実質的に最大電流と最低電圧でおおよその定在波を形成するように構成された導体に、第1の発振電気信号を供給すること;及び、第2の発振電気信号が超音波トランスデューサを駆動し、それによって第2の負荷を超音波的に動かすように構成された第2の電気的コネクションに第2の発振信号を供給することの工程を含む。
プロセスは、第1の発振電気信号が組織を止血させる温度まで熱的要素を加熱すると共に第2の発振電気信号が第2の負荷に組織を切開させる、第1の負荷を組織に隣接して配置すること;切開した組織を吸引するために第1の負荷及び第2の負荷に隣接して吸引を適用すること;あるいは、第1の負荷及び第2の負荷に連通チャンネルで第1の発振電気信号及び第2の発振電気信号を複合することの任意の工程を含むことができる。
組織を切開し密封する方法は、その一部分に配置された強磁性塗膜を有する導体と、本体を駆動するトランスデューサーとを有する外科手術ツールを選択すること;本体及び強磁性塗膜を組織と接触して配置すること;組織を切開するようにトランスデューサーに発振電気信号を供給すること;及び、強磁性塗膜を加熱し組織に熱を加えるように導体に発振電気信号を供給することの工程を含む。
また、上記方法は、組織の止血を促進するために強磁性塗膜を加熱すること又は超音波トランスデューサーを選択することの任意の工程を含むことができる。
組織除去の方法は、超音波モダリティ及び熱的モダリティを有する先端を選択すること;望ましくない組織の中に先端を挿入すること;及び、望ましくない組織の中で一つ以上のモダリティを作動させることの工程を含むことができる。
上記方法は、熱的モダリティとして強磁性塗膜を選択すること及び望ましくない組織に近接する領域からの残渣を吸引することの任意の工程を含むことができる。
熱的要素に対して述べられた様々な波形は、明細書中で述べられた各実施の形態で使用
できることが理解されるであろう。付加的に、センサ及びセンサに応じた制御の態様が各実施形態に適用され、従って、各々に関して詳細に繰り返さないことが理解されるであろう。同様に、非スティックコーティングの使用や熱的要素の形成などの熱的要素の態様は所望であれば実施形態で使用されることができる。
いくつかの利点が、本発明の実施形態の使用で言及された。一実施形態では、組織の超
音波破砕及び吸引と関連した最適な熱止血効果は、脳などの固形臓器に適用されるので腫瘍のために達成されることができる。代替的に、腹腔鏡下血管解剖及び剥離は、単独で超音波の効果と比較して最適に達成されることができる。
カテーテルは、超音波モダリティに関してのみ議論されているが、カテーテルの実施形態は、あらゆるマルチモードのエネルギーモダリティに適用されることができ、吸引、センサなどによって適用された利点のそれぞれを達成することに留意されるべきである。同様に、超音波及び熱的なマルチモードカテーテルの実施形態の多くの利点は、他のマルチモードの実施形態で達成されることができる。当業者は、これらの治療の複数のモダリティを提供するためにそのような実施形態に対する変更を理解するであろう。
図34を参照すると、温度のスペクトルが示される。組織は、様々な温度で異なって反応し、従って、温度領域は、組織に対して様々な治療を生じる。特定の組織治療は、組織のタイプや患者の違いを含む矛盾のせいでいくらか変更可能である。以下の温度が有用であることが判明している。血管内皮溶接は摂氏58−62度で最適である。付着しない組織の止血は、摂氏70−80度で最適に達成される。より高い温度で、組織の焼灼及び密封は、より迅速に生じるが、凝塊は、機器に積み重なる。組織の切開は、縁部での蒸発に起因していくつかのドラッグで摂氏200度で達成される。組織の切除及び蒸発は、摂氏400−500度の範囲で急激に発生する。従って、温度を制御することによって、血管内皮溶接、組織の切開、止血又は組織の除去である、デバイスが供給する組織の“治療”が制御されることができる。
上記に開示したスペクトルによれば、所望の温度範囲に対応する電源の設定は、電源スイッチに含まれる。一実施形態では、フットペダルは、外科医に現在の設定の先端の適当な温度範囲を示すいくつかのストップを有することができる。
本発明による熱的外科手術ツールシステムは、多種多様の用途を有することが理解されるであろう。人間に使用されるだけでなく、獣医に関連してなど他の動物も組織を切断するのに使用することができ、あるいは、単に、他の用途のためのより小さい部分への移植に使用されるような組織や製材材料を切断するために使用することができる。
外科手術システムの特定の実施形態も同様に手術に幅広く応用できる。ループ形状は、切断、凝固およびバイオプシーのアプリケーションで利点を有する。ブレード形状は、切断及び止血のアプリケーションに対して利点を有する。ポイント形状は、解剖及び血液凝固のアプリケーション、特に、神経解剖及び凝固で利点を有する。しかしながら、形状のアプリケーションは、直径、長さ、材料の特性と前述の他の特性により、アプリケーションにさらに構成され調整されることができる。
本発明は、(同様に壊死組織で使用することができるが)外科手術ツール及び生きている組織の治療の分野で主に説明してきたが、本明細書中に開示された本発明及び方法に従って作られたツールは、他の用途がある。例えば、切断ツールは、肉を食肉処理するために形成されることができる。肉が新鮮または凍結されているかどうかに関わらずツールは便利である。例えば、高温に加熱される切断刃は、冷凍肉を切断する。しかしながら、電力が供給されていないときに、“切断”エッジは、触れても安全である。同様に、止血の設定で肉を切断することは、肉の外面を少し焦がし、液体を固める。本明細書中で説明された他の機器の用途は、本発明の開示に照らして当業者によって理解されるであろう。
従って、改善された熱的に調整可能な外科手術ツール及び方法が開示される。多数の変更は、特許請求の範囲から逸脱することなく、本発明になされ得ることを理解されるであろう。
[請求項1]
手術ツールであって、
導電体と、
導電体の少なくとも一部分に配置された強磁性材の薄いコーティングと、
導電体に取り付けられた交流源であって、薄いコーティングに熱を発生すると共に薄いコーティングの急速冷却を許容するために制御されるように構成された交流源と、を備える、手術ツール。
[請求項2]
請求項1記載の手術ツールにおいて、
導電体は、細長く、
交流源は、導電体を通じて通過する電力が薄いコーティングを加熱するように薄いコーティングから独立して導電体に取り付けられる、手術ツール。
[請求項3]
請求項2記載の手術ツールにおいて、
導電体は、円形断面を有する、手術ツール。
[請求項4]
請求項1記載の手術ツールにおいて、
強磁性材の薄いコーティングは、導電体に対して薄い、手術ツール。
[請求項5]
請求項1記載の手術ツールにおいて、
強磁性材の薄いコーティングは、導電体の厚さの0.01%乃至50%である、手術ツール。
[請求項6]
請求項1記載の手術ツールにおいて、
強磁性材の薄いコーティングは、導電体の厚さの0.1%乃至20%である、手術ツール。
[請求項7]
請求項1記載の手術ツールにおいて、
強磁性材の薄いコーティング及び導電体の大きさは小さい、手術ツール。
[請求項8]
請求項1記載の手術ツールにおいて、
強磁性材の薄いコーティングの厚さは、0.05乃至500マイクロメートルである、
手術ツール。
[請求項9]
請求項1記載の手術ツールにおいて、
強磁性材の薄いコーティングは、導電体の厚さの0.01%乃至50%である、手術ツール。
[請求項10]
熱調整可能な手術ツールであって、
第1部分及び第2部分を有する導電体と、
第1部分と第2部分との間の導電体の少なくとも一部分をカバーする強磁性コーティングと、を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項11]
請求項10記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体に配置された複数の強磁性コーティングを有する、熱調整可能な手術ツール。
[請求項12]
請求項10記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
第1部分及び第2部分と接触するように構成された電源を更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項13]
請求項10記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
電気回路を更に備え、
電気回路は、第1部分及び第2部分と電気回路を電気的に接続することによって振動電
気エネルギーを導電体に供給するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項14]
請求項13記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
電気回路は、インピーダンスマッチング回路である、熱調整可能な手術ツール。
[請求項15]
請求項14記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
インピーダンスマッチング回路は、平衡不平衡変成器を更に備える、熱調整可能な手術
ツール。
[請求項16]
熱調整可能な手術ツールであって、
導電体と、
導電体に沿って通過する電流によって生じる磁界に対してオープンヒステレシスループを有するように構成された強磁性コーティングと、を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項17]
請求項16記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体に供給される振動電気エネルギーを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項18]
請求項17記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性コーティングに配置されたくっつかないコーティングを更に備える、熱調整可能
な手術ツール。
[請求項19]
請求項16記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
生物的適合性コーティングを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項20]
熱調整可能な手術ツールであって、
導電体と、
ヒステレシス損失を有する導電体の交流に反応するように構成された強磁性コーティングと、を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項21]
請求項20記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性コーティングは、領域を更に備え、領域の配置は、交流に反応してヒステレシス
損失を生じるように構成されている、熱調整可能な手術ツール。
[請求項22]
熱調整可能な手術ツールであって、
導電体と、導電体の周りに配置されたさらされた強磁性コーティングとを有する組織治療エレメントを備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項23]
請求項22記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性コーティングは、組織と接触するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項24]
熱調整可能な手術ツールであって、
導電体と、
導電体の少なくとも一部分をカバーする強磁性コーティングと、を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項25]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
振動電気エネルギーを導電体に供給するように構成された電力供給を更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項26]
請求項25記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
第1端部及び第2端部を有する一つ以上のコネクタを更に備え、各コネクタは、第1端
部から第2端部に取り付けられた導電体まで振動電気エネルギーを供給するように構成され、更に第2端部から第1端部まで熱移動を制限するように構成されている、熱調整可能な手術ツール。
[請求項27]
請求項26記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
コネクタは、カールターミナル、ワイヤボンディング、スポット溶接又は溶接接合から
なる群から選択される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項28]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体と強磁性コーティングとの間に断熱材を更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項29]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性コーティングは、NiFe合金、NIRON(商標登録)、Co、Fe、FeO
Fe
2O
3、NiOFe
2O
3、CuOFe
2O
3、MgOFe
2O
3、MnBi、Ni、MnSb、MnOFe
2O
3、Y
3Fe
5O
12、CrO
2、MnAs、Gd、Dy、EuO、マグネタイト、パーマロイ(商標登録)、イットリウム鉄ガーネット、アルミニウム及び亜鉛の群から選択される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項30]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性材の薄いコーティングの厚さは、0.5乃至500マイクロメートルである、熱調整可能な手術ツール。
[請求項31]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性材の薄いコーティングの厚さは、1乃至50マイクロメートルである、熱調整可能な手術ツール。
[請求項32]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体は、0.01ミリメートル乃至1ミリメートルの厚さである、熱調整可能な手術ツール。
[請求項33]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体は、0.125ミリメートル乃至0.5ミリメートルの厚さである、熱調整可能な手術ツール。
[請求項34]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性材の薄いコーティングは、導電体の厚さの0.01%乃至50%である、熱調整可能な手術ツール。
[請求項35]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性材の薄いコーティングは、導電体の厚さの0.1%乃至20%である、熱調整可能な手術ツール。
[請求項36]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
一つ以上のヒートシンクを更に備え、
ヒートシンクは、導電体に取り付けられるように構成され、一つ以上のヒートシンクを超えた導電体による熱の伝達を防止するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項37]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体は、銅、タングステン、チタン、ステンレス鋼およびプラチナの群から選択される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項38]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体は、ワイヤの形状に形成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項39]
請求項38記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ワイヤ形状の導電体の形状は、可撓性ループ、剛性ループ、正方形、先端がとがった形、フック、及び傾斜した形の群から選択される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項40]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体は、更に、二つ以上の異なる導電体の接合部を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項41]
請求項40記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
接合部で一つ以上の信号を測定し、一つ以上の信号を温度に相互的に関連させるように構成されたセンサを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項42]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性コーティングは、導電体材料と強磁性材料の交互の層を更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項43]
請求項25記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
振動エネルギーは、強磁性材料で被覆された導電体の部分で最大電流及び最低電圧で供給されるように設定されている、熱調整可能な手術ツール。
[請求項44]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性コーティングは、導電体の周りに円周方向に配置される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項45]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性コーティングは、非対称的に薄くされる、熱調整可能な手術ツール。
[請求項46]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性材料の薄いフィルムでメッキされた少なくとも一つの他の導電性ワイヤを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項47]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ツールの先端の少なくとも一部分及びツールの導電体は、高耐熱で非粘着性材料の薄い層でコーティングされている、熱調整可能な手術ツール。
[請求項48]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ツールの先端の少なくとも一部分は、熱伝導性のある生体適合性材料で被覆されている、熱調整可能な手術ツール。
[請求項49]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性コーティングに近接して配置され、伝達された熱を検知するように構成された先端の更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項50]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性コーティングに近接して配置され、組織の状態を検知するように構成された先端の更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項51]
請求項24記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性コーティングに近接して配置され、視覚情報を送信するように構成された先端の更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項52]
請求項23記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性コーティングに隣接して配置されたセンサを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項53]
熱調整可能な手術器具であって、
近位端および遠位端を有する小径の導電体であって、近位端が高周波エネルギーを提供する電気回路に接続するように構成された、導電体と、
導電体の周りに円周方向に配置された強磁性材料の薄いメッキであって、強磁性材料が治療の温度範囲の所望の設定を包むのに十分に高いキュリー点が設定されている、強磁性材料の薄いメッキと、を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項54]
請求項50記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ハンドルを更に備え、
導電体はハンドルを通過し、ハンドルを超えて延びる導電体の一部分を残し、強磁性塗膜は、ハンドルを超えて延びる導電体の一部分を覆う、熱調整可能な手術ツール。
[請求項55]
請求項51記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性塗膜は、ハンドルを超えて延びる導電体の部分が強磁性塗膜に近位及び遠位で露出された状態で、ハンドルを超えて延びる導電体の一部分を覆う、熱調整可能な手術ツール。
[請求項56]
手術ツールであって、
電源への接続用に設定された導電体と、強磁性塗膜とを備え、
強磁性塗膜は、導電体を流れる電流に応答してヒステリシス損失を有するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項57]
請求項50記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
組織の破片を炭化及び/または気化させることにより、空気中でアクティブになったときに自己クリーニング効果を生じる、熱調整可能な手術ツール。
[請求項58]
熱調整可能な手術ツールであって、
導電体と、
導電体の少なくとも一部分を覆う強磁性塗膜と、
主要な形状部と、を備え、
導電体が主要な形状部上に配置されている、熱調整可能な手術ツール。
[請求項59]
請求項58記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体に供給される振動電気エネルギーを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項60]
請求項58記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
主要な形状部は、メス、へら、ボール、及び尖った形状から選択される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項61]
請求項58記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
主要な形状部は、鉗子の一部を形成する、熱調整可能な手術ツール。
[請求項62]
請求項58記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
主要な形状部は、更に、導電体によって形成された経路間に材料の非連続部分を更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項63]
請求項58記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
主要な形状部は、主要な形状部の穴を更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項64]
請求項58記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体は、主要な形状部に埋め込まれる、熱調整可能な手術ツール。
[請求項65]
熱調整可能な手術ツールであって、
複数の導電体と、
各々が導電体の少なくとも一部分を覆う、複数の強磁性塗膜と、
主要な形状部と、を備え、
複数の導電体の一つ以上は、主要な形状部に取り付けられる、熱調整可能な手術ツール。
[請求項66]
請求項65記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
複数の強磁性塗膜の少なくとも一部分は、様々な組織効果を提供するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項67]
請求項66記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
様々な組織効果は、主要な形状部の様々な部分に配置される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項68]
請求項65記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
複数の導電体に供給される振動電気エネルギーを発生するように構成された電源と、
発電機システムに指示するように構成されたユーザコントロールと、を更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項69]
請求項68記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
主要な形状部を更に備え、複数の導電体が配置される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項70]
請求項69記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
一つ以上の導電体が主要な形状部の一部と関連付けられているように、複数の導電体は配置される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項71]
請求項70記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ユーザコントロールは、一つ以上の導電体に供給される電力を向けることによって、主要な形状部の部分を別個に制御するために発電機システムを指示するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項72]
請求項71記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ユーザコントロールは、主要な形状部の一部分で所望な温度を選択するように構成され、
発電機システムは、一つ以上の導電体に所望な温度と相関した電力を供給するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項73]
請求項58記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ツールに隣接して配置された、強磁性塗膜、導電体及び組織の少なくとも一つを監視するために主要な形状部に配置されたセンサを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項74]
組織を治療する方法であって、
その上に配置された導電体を有する主要な形状部を選択する工程を備え、
導電体は、その一部分に配置された強磁性塗膜を有し、
前記方法は、更に、
強磁性塗膜を組織と接触して配置する工程と、
強磁性塗膜を加熱すると共に組織を治療するように導電体に振動電気信号を供給する工程と、を備える、方法。
[請求項75]
請求項74記載の方法において、
メス、へら、ボール、及び尖った形状から選択された主要な形状部を選択する工程を更に備える、方法。
[請求項76]
請求項74記載の方法において、
鉗子の一部分を形成する主要な形状部を選択する工程を更に備える、方法。
[請求項77]
請求項74記載の方法において、
組織を治療することは、組織を血管内皮溶接することを備える、方法。
[請求項78]
請求項74記載の方法において、
組織を治療することは、組織を切開することを備える、方法。
[請求項79]
請求項74記載の方法において、
組織を治療することは、組織で止血を引き起こすことを備える、方法。
[請求項80]
請求項74記載の方法において、
組織を治療することは、組織を除去することを備える、方法。
[請求項81]
組織の破壊のための方法であって、
その一部分に配置された強磁性塗膜を有する導電体を選択する工程と、
強磁性塗膜を加熱すると共に組織を破壊するように導電体に振動電気信号を供給する工程と、を備える、方法。
[請求項82]
請求項81記載の方法において、
組織を監視する工程と、
所望な組織の破壊が生じたとき、あるいは望ましくない組織影響が防止されるときに、導電体に振動電気信号の供給を中止または変更する工程と、を備える、方法。
[請求項83]
手術器具を形成する方法であって、
主要な形状部を選択する工程と、
強磁性材料で導電体を被覆する工程と、
導電体を主要な形状部に配置する工程と、を備える、方法。
[請求項84]
熱調整可能な手術ツールであって、
振動電気エネルギーを受け取るように構成された電気的接続部を導電体上に提供する工程をさらに備える、方法。
[請求項85]
熱調整可能な手術ツールであって、
切断縁部を有する主要な形状部と、
主要な形状部に隣接して配置された少なくとも一つの導電体と、
少なくとも一つの導電体の少なくとも一部分を覆う、少なくとも一つの強磁性塗膜と、を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項86]
請求項85記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
少なくとも一つの強磁性塗膜は、切開を補助するために構成されている、熱調整可能な手術ツール。
[請求項87]
請求項85記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
少なくとも一つの強磁性体被覆導体は、主要な形状部の側面に配置されている、熱調整可能な手術ツール。
[請求項88]
請求項87記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
主要な形状部の側面に配置された少なくとも一つの強磁性体被覆導体は、切断縁部によって組織切断の止血を引き起こすように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項89]
請求項85記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
少なくとも一つの強磁性体被覆導体は、主要な形状部の一部に配置され、主要な形状部の部分の少なくとも一つに近接した組織を加熱するように構成され、
少なくとも一つの強磁性体被覆に近接していない主要な形状の部分は、低温である、熱調整可能な手術ツール。
[請求項90]
請求項85記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
少なくとも一つの導電体に振動電気エネルギーを供給するように構成された電源を更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項91]
請求項90記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
電気エネルギーを調節するために構成されたユーザコントロールを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項92]
請求項91記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ユーザコントロールは、一つ以上の導電体に供給される電力を向けることによって、少なくとも一つの強磁性体被覆に近接した主要な形状部の部分を別個に制御するために電源を指示するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項93]
請求項92記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ユーザコントロールは、少なくとも一つの強磁性体被覆に近接した主要な形状部の部分で所望な温度を選択するように構成され、
電源は、一つ以上の導電体に所望な温度と相関した電力を供給するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項94]
請求項93記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
少なくとも一つの強磁性体被覆に近接した主要な形状部の部分は、手術用メスの刃を形成する、熱調整可能な手術ツール。
[請求項95]
請求項94記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ユーザコントロールは、手術用メスの刃の切断温度を起動するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項96]
請求項94記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
少なくとも一つの強磁性体被覆に近接した主要な形状部の部分は、手術用メスの表面を形成する、熱調整可能な手術ツール。
[請求項97]
請求項94記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ユーザコントロールは、手術用メスの表面の止血温度を起動するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項98]
熱調整可能な手術ツールであって、
導電体と、
導電体の少なくとも一部分を覆う強磁性塗膜と、
導電体を保持するように構成され、電力を導電体に伝送するコネクタを備えるハンドルと、
コネクタに振動電気エネルギーを供給するように構成された電源と、を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項99]
請求項98記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ハンドルは、ハンドルが強磁性塗膜から熱的に分離されたままであるように低熱伝導材料からなる、熱調整可能な手術ツール。
[請求項100]
請求項98記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
熱調整可能な手術ツールは、無線通信装置を更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項101]
請求項100記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
熱調整可能な手術ツールは、無線通信装置からの信号を受信するように構成された無線情報端末を更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項102]
請求項98記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ハンドルは、電源を更に含む、熱調整可能な手術ツール。
[請求項103]
請求項98記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ハンドルは、単一の患者の使用のために構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項104]
請求項98記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ハンドルは、繰り返し滅菌用に設定されている、熱調整可能な手術ツール。
[請求項105]
請求項98記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
推定される電力の出力を提供することのしるしを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項106]
請求項98記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
推定される温度の出力を提供することのしるしを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項107]
請求項98記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
推定される組織の効果の選択を提供することのしるしを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項108]
請求項98記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
デッドマンスイッチを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項109]
請求項98記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
フットペダル、スイッチ、タッチ面、スライダ、およびダイヤルの群から選択されたコントロールを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項110]
組織を切断する方法であって、
少なくとも一部分が強磁性材料で被覆された切断縁部を有する手術ツール及び切断縁部に隣接して配置された導電体を選択する工程と、
切断縁部で組織を切断する工程と、
強磁性材料を加熱するために導電体に振動電気エネルギーを提供し、それによって切断組織を治療する工程と、を備える、方法。
[請求項111]
請求項110記載の方法において、
組織を治療する工程は、切断組織内で止血を引き起こすことを備える、方法。
[請求項112]
請求項110記載の方法において、
組織を治療する工程は、組織を切開するために加熱された強磁性材料を使用することを備える、方法。
[請求項113]
請求項110記載の方法において、
組織を治療する工程は、血管内皮溶接を引き起こすために加熱された強磁性材料を使用することを備える、方法。
[請求項114]
組織を切断する方法であって、
少なくとも一部分が熱を生じることができる切断縁部を有する手術ツール及び切断縁部に隣接して配置された導電体を選択する工程と、
切断縁部で組織を切断する工程と、
熱を生じるために導電体に振動電気エネルギーを提供し、それによって切断組織を治療する工程と、を備える、方法。
[請求項115]
熱調整可能な手術ツールであって、
アプリケーターと、導電体を有するわなとを備え、
導電体は、ループを形成し、アプリケーターに少なくとも部分的に配置され、
少なくとも一つの強磁性塗膜が、導電体の少なくとも一部分を覆う、熱調整可能な手術ツール。
[請求項116]
請求項115記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体に振動電気エネルギーを供給するように構成された電源を更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項117]
請求項116記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
電源は、強磁性塗膜で止血を引き起こすのに十分な電力を供給するように設定されている、熱調整可能な手術ツール。
[請求項118]
請求項116記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
振動電気エネルギーは、少なくとも一つの強磁性塗膜に多くの電力を供給するために調整されるように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項119]
請求項118記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
調整は、振動電気エネルギーの周波数の調整することで少なくとも部分的に成し遂げられる、熱調整可能な手術ツール。
[請求項120]
請求項118記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
調整は、電源供給の負荷マッチングを調整することで少なくとも部分的に成し遂げられる、熱調整可能な手術ツール。
[請求項121]
請求項115記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
少なくとも一つの強磁性塗膜は、ループに沿って配置された複数の強磁性塗膜からなる、熱調整可能な手術ツール。
[請求項122]
熱調整可能な手術ツールであって、
少なくとも一つの導電体を有するわなと、
各々が少なくとも導電体の少なくとも一部分を被覆する複数の強磁性塗膜と、
少なくとも一つの導電体において振動エネルギーを生じるために少なくとも一つの導電体と連通して配置された電源と、を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項123]
請求項122記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
複数の強磁性塗膜の少なくとも一部分は、同じ又は異なる組織効果を提供するために構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項124]
熱調整可能な手術ツールであって、
導電体と、
導電体の一部分を被覆する強磁性塗膜と、
導電体に振動電流を供給するために構成された、導電体と電気的連通して配置された電源と、
導電体を包含するように構成されたチューブと、を備え、
導電体は、チューブから配置可能である、熱調整可能な手術ツール。
[請求項125]
請求項124記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体は、ループを形成する、熱調整可能な手術ツール。
[請求項126]
請求項125記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性塗膜は、実質的に、組織を囲み、チューブに向かって引っ込めるように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項127]
組織を分離する方法であって、
その一部分に配置された強磁性塗膜を有する導電体を選択する工程と、
強磁性塗膜を有する導電体をチューブ内に配置する工程と、
チューブを穴の中に挿入する工程と、
強磁性塗膜を有する導電体の部分を穴の中で展開する工程と、
強磁性塗膜を加熱するように、加熱された強磁性塗膜が標的組織と接触しながら導電体に振動電気信号を供給する工程と、を備える、方法。
[請求項128]
請求項125記載の方法において、
展開する工程は、実質的に標的組織の周囲に強磁性塗膜を配置することを備える、方法。
[請求項129]
請求項128記載の方法において、
加熱された強磁性塗膜を配置する工程は、チューブに向かって導電体の強磁性塗膜部分を引っ込めることを備える、方法。
[請求項130]
請求項127記載の方法において、
配置する工程は、標的組織での止血を引き起こすことを備える、方法。
[請求項131]
請求項127記載の方法において、
導電体の一部分がチューブ内に残存するように曲がった形状に導電体を形成することを備える、方法。
[請求項132]
請求項131記載の方法において、
加熱された強磁性塗膜を配置する工程は、曲がった形状の強磁性塗膜部分を標的組織に接触させることを備える、方法。
[請求項133]
組織を除去する方法であって、
それに配置された強磁性塗膜を有する少なくとも一部分をもつ導電体を選択する工程と、
組織の少なくとも一部分の周りに強磁性塗膜が被覆された導電体を配置する工程と、
その組織と接触する強磁性塗膜が被覆された導電体を引っ張り、強磁性塗膜が被覆された導電体がその組織を切断する工程と、を備える、方法。
[請求項134]
請求項133記載の方法において、
方法は、複数の強磁性導電体を有する導電体を使用する工程を備える、方法。
[請求項135]
請求項133記載の方法において、
方法は、強磁性材料が組織と接触しながら、導電体を通じて振動電気信号を通すことを備える、方法。
[請求項136]
組織を切開する方法であって、
方法は、組織を切開するため及び組織での止血を引き起こすために、強磁性塗膜が被覆された導電体を組織に適用することを備える、方法。
[請求項137]
熱調整可能な手術カテーテルであって、
カテーテルと、
カテーテルに沿って配置された導電体と、
導電体の少なくとも一部分を被覆する強磁性塗膜と、を備える、熱調整可能な手術カテーテル。
[請求項138]
請求項137記載の熱調整可能な手術カテーテルにおいて、
導電体に操作的に接続可能な電源を更に備え、
電源は、導電体に供給される振動電気エネルギーを発生するために構成される、熱調整可能な手術カテーテル。
[請求項139]
請求項137記載の熱調整可能な手術カテーテルにおいて、
導電体にメッキされた基板を更に備える、熱調整可能な手術カテーテル。
[請求項140]
請求項139記載の熱調整可能な手術カテーテルにおいて、
基板は、固体である、熱調整可能な手術カテーテル。
[請求項141]
請求項139記載の熱調整可能な手術カテーテルにおいて、
基板は、中空である、熱調整可能な手術カテーテル。
[請求項142]
請求項139記載の熱調整可能な手術カテーテルにおいて、
導電体は、基板内に包含される、熱調整可能な手術カテーテル。
[請求項143]
請求項137記載の熱調整可能な手術カテーテルにおいて、
複数の繊維の束を更に備え、
繊維の束の少なくとも一つは、導電体である、熱調整可能な手術カテーテル。
[請求項144]
請求項137記載の熱調整可能な手術カテーテルにおいて、
カテーテル自体は、剛性または半剛性の内視鏡装置である、熱調整可能な手術カテーテル。
[請求項145]
熱調整可能な手術ツールであって、
カテーテルを備え、
カテーテルは、
第1端部を有する中央チャンネルを画定する本体と、
カテーテルの少なくとも一部分に沿って延び、電力を第1端部に供給するように構成された導電体と、
第1端部に近接した導電体の一部分を被覆する強磁性塗膜と、を有し、
熱調整可能な手術ツールは、更に、
振動電流をカテーテルに供給する電源への接続のために構成されたコネクタを備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項146]
請求項145記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
カテーテルは、基板を更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項147]
請求項146記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
基板は、高温のプラスチック及びガラスの群から選択される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項148]
請求項146記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体の少なくとも一部分は、基板にメッキされる、熱調整可能な手術ツール。
[請求項149]
請求項148記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体の少なくとも一部分は、導電体上にメッキされる、熱調整可能な手術ツール。
[請求項150]
請求項145記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体は、中央チャンネルを含む、熱調整可能な手術ツール。
[請求項151]
請求項145記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
カテーテルは、
感覚データをオペレータに戻すように構成された、中央チャンネル内のセンサチャンネルを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項152]
請求項151記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
カテーテルは、供給チャンネルを更に備え、物質が供給チャンネルから吸引され又は放出される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項153]
熱調整可能な手術ツールであって、
内視鏡を備え、
内視鏡は、
中央チャンネルと、
中央チャンネル内に含まれたカテーテルと、
中央チャンネル内に含まれ、内視鏡に関心の対象物を照らすように構成された光源と、
中央チャンネル内に含まれ、導電体ループの一部分を被覆する強磁性被膜を備える導電体ループと、
導電体ループに振動電流を供給する強磁性被膜を電源と、を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項154]
熱調整可能な組織除去ツールであって、
一つ以上のアームと、
各々の先端が一つ以上のアームの端部と関連した、一つ以上の先端と、
一つ以上の先端に電力を供給するように構成された、一つ以上の導電体と、
各々の強磁性被膜が導電体上に配置され、一つ以上の先端の部分を形成する、一つ以上の強磁性被膜と、を備える、熱調整可能な組織除去ツール。
[請求項155]
請求項154記載の熱調整可能な組織除去ツールにおいて、
強磁性被膜の少なくとも一つに近接した組織の特性を検出するように構成されたセンサを更に備える、熱調整可能な組織除去ツール。
[請求項156]
請求項155記載の熱調整可能な組織除去ツールにおいて、
センサは、温度を検出するように構成される、熱調整可能な組織除去ツール。
[請求項157]
請求項155記載の熱調整可能な組織除去ツールにおいて、
センサは、インピーダンスを検出するように構成される、熱調整可能な組織除去ツール。
[請求項158]
請求項155記載の熱調整可能な組織除去ツールにおいて、
センサは、一つ以上の先端の一つ内に含まれる、熱調整可能な組織除去ツール。
[請求項159]
請求項155記載の熱調整可能な組織除去ツールにおいて、
センサは、一つ以上のアームの一つ内に含まれる、熱調整可能な組織除去ツール。
[請求項160]
組織除去方法であって、
強磁性被膜で被覆された導電体を有するカテーテルを選択する工程と、
除去される組織に強磁性被膜で被覆された導電体を接触させる工程と、
電力を強磁性被膜で被覆された導電体に供給する工程と、を備える、組織除去方法。
[請求項161]
請求項160記載の方法において、
内視鏡の支援を通じて組織にカテーテルを導く工程を更に備える、方法。
[請求項162]
請求項160記載の方法において、
選択する工程は、カテーテル上に配置された強磁性被膜で被覆された導電体を選択することを備える、方法。
[請求項163]
請求項160記載の方法において、
カテーテル内に含まれた強磁性被膜で被覆された導電体を選択することを備える、方法。
[請求項164]
請求項163記載の方法において、
除去される組織に強磁性被膜で被覆された導電体を接触させる工程は、
強磁性被膜で被覆された導電体をカテーテルから展開させる工程と、
強磁性被膜で被覆された導電体を除去される組織に接触させる工程と、を更に備える、方法。
[請求項165]
物質を体内に供給する方法であって、
強磁性被膜で被覆された導電体を有するカテーテルを選択する工程と、
物質をカテーテルに配置する工程と、
カテーテルを体内に挿入する工程と、
電力を、強磁性被膜で被覆された導電体に送る工程と、を備える、方法。
[請求項166]
請求項165記載の方法において、
骨接合のための物質を選択する工程を更に備える、方法。
[請求項167]
請求項165記載の方法において、
卵管のシーリングのための物質を選択する工程を更に備える、方法。
[請求項168]
請求項165記載の方法において、
電力を、強磁性被膜で被覆された導電体に送る工程は、カテーテルで物質を溶融する工程を更に備える、方法。
[請求項169]
組織を治療する方法であって、
強磁性被膜で被覆された導電体を有するカテーテルを選択する工程と、
カテーテルを組織と接触して配置する工程と、
電力設定を選択する工程と、を備える、方法。
[請求項170]
請求項169記載の方法において、
電力設定は、温度範囲に対応する、方法。
[請求項171]
請求項170記載の方法において、
温度範囲は、所望の組織の効果に対応する、方法。
[請求項172]
請求項171記載の方法において、
所望の組織の効果は、血管内皮溶接、止血、焼灼、シーリング、切開、切除、及び、蒸発の群から選択される、方法。
[請求項173]
請求項169記載の方法において、
電力設定は、所望の組織の効果に対応する、方法。
[請求項174]
組織を治療する方法であって、
その一部分に配置された強磁性被膜を有する導電体を選択する工程と、
強磁性被膜を組織と接触して配置する工程と、
強磁性被膜を加熱して組織を治療するように、導電体に振動電気信号を供給する工程と、を備える、方法。
[請求項175]
請求項174記載の方法において、
選択する工程は、
導電体を選択する工程と、
導電体に強磁性被膜をメッキする工程と、を更に備える、方法。
[請求項176]
請求項174記載の方法において、
選択する工程は、所望の処置に従って、その一部分上に配置された強磁性塗膜を有する導電体の大きさを選択する工程を更に備える、方法。
[請求項177]
請求項174記載の方法において、
選択する工程は、所望の処置に従って、その一部分上に配置された強磁性塗膜を有する導電体の熱質量を選択する工程を更に備える、方法。
[請求項178]
請求項174記載の方法において、
選択する工程は、ループ、固体ループ、正方形、尖った形状、フック及び傾斜した形状の群から導電体を選択する工程を更に備える、方法。
[請求項179]
請求項174記載の方法において、
摂氏37乃至600度で強磁性塗膜を加熱するために振動電気信号を構成する工程を更に備える、方法。
[請求項180]
請求項174記載の方法において、
摂氏40乃至500度で強磁性塗膜を加熱するために振動電気信号を構成する工程を更に備える、方法。
[請求項181]
請求項174記載の方法において、
血管内皮溶接を引き起こすために、約摂氏58乃至62度で強磁性塗膜を加熱させる工程を更に備える、方法。
[請求項182]
請求項174記載の方法において、
組織の止血を促進するために、約摂氏70乃至80度で強磁性塗膜を加熱させる工程を更に備える、方法。
[請求項183]
請求項174記載の方法において、
組織の焼灼及びシーリングを促進するために、約摂氏80乃至200度で強磁性塗膜を加熱させる工程を更に備える、方法。
[請求項184]
請求項174記載の方法において、
組織の切開を生じるために、約摂氏200乃至400度で強磁性塗膜を加熱させる工程を更に備える、方法。
[請求項185]
請求項174記載の方法において、
組織の切除及び蒸発を生じるために、約摂氏400乃至500度で強磁性塗膜を加熱させる工程を更に備える、方法。
[請求項186]
請求項174記載の方法において、
治療は、組織を切開することである、方法。
[請求項187]
請求項174記載の方法において、
治療は、組織の止血を引き起こすことである、方法。
[請求項188]
請求項174記載の方法において、
治療は、組織を切除することである、方法。
[請求項189]
請求項174記載の方法において、
治療は、血管内皮溶接である、方法。
[請求項190]
熱調整可能な手術ツールであって、
導電体と、
導電体の少なくとも一部分を被覆する強磁性塗膜と、
導電体に供給される振動電気エネルギーを生じるように構成された導電体と連通して配置された電源と、
導電体に沿って又は隣接して測定を実施するように構成されたセンサと、を備え、
電源は、測定に応じて振動電気エネルギーを調整するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項191]
請求項190記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
振動電気エネルギーは、所望の組織の効果に対応するように調整される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項192]
請求項190記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
測定は、
組織の色、組織の温度範囲、導電体の温度範囲、組織の水分含量、導電体と組織との近接、組織のタイプ、伝達熱、抵抗、インピーダンス、電圧、リターン電流、定在波比、反射電力、リアクタンス、中心周波数、電流、及び、視覚的なフィードバックからなる群からの少なくとも一つから選択される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項193]
熱調整可能な手術ツールであって、
第1部分と第2部分とを有する導電体と、
第1部分と第2部分との間の導電体の少なくとも一部分を被覆する強磁性塗膜と、
導電体に波形を供給するように構成されたジェネレータと、を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項194]
請求項193記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、強磁性塗膜で生じる電流の最小値と電圧の最大値からなる定在波を引き起こすことによって導電体とインピーダンス適合するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項195]
請求項193記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、ISM周波数帯域内の少なくとも1つの波形を提供するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項196]
請求項193記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、5メガヘルツ乃至24ギガヘルツの少なくとも1つの波形を提供するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項197]
請求項193記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、40メガヘルツ乃至928ギガヘルツの少なくとも1つの波形を提供するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項198]
請求項193記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、6.78MHz、13.56MHz、27.12MHz、40.68MHz、433.92MHz、915MHz、2.45GHz、5.80GHz、24.125GHz、61.25GHz、122.5GHz、245GHzの中心周波数の群から選択される周波数帯の波形を提供するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項199]
請求項193記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性塗膜に近接して配置されたセンサを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項200]
請求項199記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
センサは、温度を測定するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項201]
請求項200記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、センサからの信号を受けるように、及び設定温度に対応する波形を調整するように、構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項202]
請求項193記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、導電体に関連したインジケータを測定するように構成され、
インジケータは、温度と相関し、
ジェネレータは、インジケータを監視し、所望の温度に対応するために波形を調整するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項203]
請求項202記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
インジケータは、インピーダンス、電圧、電流、反射エネルギー、定在波比(SWR)、および位相シフトの群の一つ以上から選択される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項204]
請求項193記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、強磁性塗膜を有する導電体の負荷特性を予測するために構成されたモジュールを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項205]
請求項204記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
モジュールは、所望の温度範囲内の温度を達成するために出力するために必要な波形を予測する予測負荷特性を使用するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項206]
請求項193記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、加熱中に誘導性リアクタンスを連続的に測定するように構成され、さらに、強磁性塗膜で予め決められた治療温度範囲を達成するために波形を連続的に調整するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項207]
請求項193記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
強磁性先端に近接して配置された第2先端を更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項208]
請求項207記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
第2先端は、伝達された温度を測定するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項209]
請求項207記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
第2先端は、組織の特性を測定するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項210]
請求項207記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
第2先端は、組織の目視観察を提供するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項211]
請求項193記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、波形から導電体に電力を調整的に供給するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項212]
請求項211記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、パルス幅変調、振幅変調、周波数変調の群の一つ以上の使用を通じて電力を調整可能に供給するように構成され、導電体とジェネレータとの間の回路を調整し、導電体とジェネレータを含み、回路をデチューンする、熱調整可能な手術ツール。
[請求項213]
請求項193記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、ツールで障害を検出するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項214]
請求項213記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、障害を検出した後、波形の供給を停止するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項215]
請求項213記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、ツールの障害の結果として望ましくないインピーダンスを検出するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項216]
熱調整可能な手術ツールであって、
導電体と、
導電体の少なくとも一部分を被覆する強磁性塗膜と、
導電体を導くように構成されたハンドルと、
導電体に電力を供給するように構成されたジェネレータと、を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項217]
請求項216記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ハンドルと関連されたコンセントを更に備え、コンセントは、導電体を受け入れるために構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項218]
請求項217記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
導電体を受け入れるように構成され、コンセントに取り付けるように構成されたプラグを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項219]
請求項218記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
プラグは、単一の使用のために構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項220]
請求項218記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、強磁性塗膜を有する導電体の負荷特性を予測するために構成された負荷の予測モジュールを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項221]
請求項220記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
プラグは、負荷の予測モジュールに導電体の負荷特性を伝達するように構成されたデータモジュールを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項222]
請求項221記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
負荷の予測モジュールは、所望の温度を達成するために必要な電力の出力を予測する予測負荷特性を使用するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項223]
請求項218記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
プラグは、強磁性塗膜に近接した温度センサを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項224]
請求項216記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、ハンドル内に含まれる、熱調整可能な手術ツール。
[請求項225]
請求項216記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ハンドルとジェネレータとの間の気的接続を提供するように構成されたコネクタを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項226]
請求項225記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
コネクタは、単一の使用のために構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項227]
請求項225記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータは、強磁性塗膜を有する導電体の負荷特性を予測するために構成された負荷の予測モジュールを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項228]
請求項227記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
コネクタは、負荷の予測モジュールに導電体の負荷特性を通信するように構成された
識別モジュールを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項229]
請求項228記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
負荷の予測モジュールは、所望の温度を達成するために必要な電力の出力を予測する予測負荷特性を使用するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項230]
熱調整可能な手術ツールであって、
複数の導電体と、
各々が複数の導電体の少なくとも一部分を被覆する、複数の強磁性塗膜と、
複数の導電体に電力を供給するように構成されたジェネレータシステムと、を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項231]
請求項230記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータシステムは、複数の導電体の少なくとも一つに供給される電力を別個に調整するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項232]
請求項230記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータシステムは、複数の導電体の少なくとも二つ以上に共同的に供給される電力を別個に調整するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項233]
請求項230記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ジェネレータシステムを指示するように構成されたユーザコントロールを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項234]
請求項233記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ユーザコントロールは、複数の導電体の少なくとも二つに供給される電力を調整するためにジェネレータシステムを指示するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項235]
請求項234記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ユーザコントロールは、様々な設定のために、複数の導電体の少なくとも二つ以上に供給される電力を調整するためにジェネレータシステムを指示するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項236]
熱調整可能な手術ツールであって、
導電体と、
導電体の少なくとも一部分を被覆する強磁性塗膜と、
導電体と連通して配置されると共に、強磁性塗膜とインピーダンス適合するように構成され、さらに導電体に振動電気エネルギーを供給するように構成される電源と、
導電体に供給される電力の量を選択するように構成された、電源と連通したユーザ調整可能なコントロールと、を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項237]
請求項236記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
電力供給は、パルス幅変調、振幅変調、周波数変調の一つによって制御され、インピーダンスマッチング回路をデチューンする、熱調整可能な手術ツール。
[請求項238]
請求項236記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ユーザ調整可能なコントロールは、電源に無線で結合されている、熱調整可能な手術ツール。
[請求項239]
請求項238記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
電源は、ワイヤレスモジュールを備え、
ユーザ調整可能なコントロールは、ワイヤレスモジュールを更に備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項240]
請求項239記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
電源は、ユーザ調整可能なコントロールに電流の状態に関するデータを送信するように構成され、
ユーザ調整可能なコントロールは、電流の状態に関するデータを受け取り、電源に制御データを送信するように構成される、熱調整可能な手術ツール。
[請求項241]
請求項240記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
ユーザ調整可能なコントロールは、電流の状態を表示するように構成されている、熱調整可能な手術ツール。
[請求項242]
熱調整可能な手術ツールのための電源であって、
フットペダルと、
フットペダルと連通したデューティサイクルコントロールと、
デューティサイクルコントロールと連通した発振器と、
発振器と連通した電力アンプと、
電力アンプと連通した手持ち手術ツールと、を備え、
手術ツールは、
導電体と、
導電体の少なくとも一部分を被覆する強磁性塗膜と、
各回路のステージに対して電力を提供する電源と、を備える、熱調整可能な手術ツールのための電源。
[請求項243]
請求項242記載の熱調整可能な手術ツールにおいて、
電力アンプは、E級増幅器を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項244]
熱調整可能な手術ツールであって、
負荷を備え、
負荷は、
近位端と遠位端とを有する小径の導電体であって、近位端は、無線周波数エネルギーを提供する電気回路への接続のために構成された、小径の導電体と、
導電体の周りに円周方向に配置された強磁性材料の薄いメッキであって、強磁性材料は、所望の設定の治療用温度範囲を包含するために十分に高いキュリー点で構成された、強磁性材料の薄いメッキと、を有し、
熱調整可能な手術ツールは、更に、
無線周波数エネルギーを導電体に供給するように構成され、負荷をインピーダンス整合するように構成された、制御可能な電源を備える、熱調整可能な手術ツール。
[請求項245]
熱調整可能な手術ツールに電力を供給するプロセスであって、
振動電気信号が、ほぼ、導電体上に被覆された強磁性材料からなる負荷で最大電流及び最小電圧を有する定在波を有するように、構成された導電体を備える熱調整可能な手術ツールを選択する工程と、
負荷に振動電気信号を供給する工程と、
電気信号を負荷に送らないようにさせる工程と、を備える、プロセス。
[請求項246]
請求項245記載のプロセスにおいて、
プロセスは、
5メガヘルツ乃至24ギガヘルツの振動電気信号を提供する工程を備える、プロセス。
[請求項247]
請求項246記載のプロセスにおいて、
振動電気信号は、40メガヘルツ乃至928ギガヘルツである、プロセス。
[請求項248]
請求項245記載のプロセスにおいて、
プロセスは、
6.78MHz、13.56MHz、27.12MHz、40.68MHz、433.92MHz、915MHz、2.45GHz、5.80GHz、24.125GHz、61.25GHz、122.5GHz、245GHzの中心周波数の群から選択された振動電気信号を提供する工程を備える、プロセス。
[請求項249]
組織を切開するための方法であって、
その一部分に配置された強磁性塗膜を有する導電体を選択する工程と、
組織と接触させて強磁性塗膜を配置する工程と、
強磁性塗膜を加熱させて組織を切断するように導電体に振動電気信号を供給する工程と、を備える、方法。
[請求項250]
請求項249記載の方法において、
振動電気信号の電力の出力を選択する工程を更に備える、方法。
[請求項251]
請求項250記載の方法において、
電源の出力は、強磁性塗膜での温度範囲に対応する、方法。
[請求項252]
請求項251記載の方法において、
温度範囲は、切断、止血、血管内皮溶接、組織の蒸発、組織の切除及び組織の炭化の所望の組織の効果に対応する群から選択される、方法。
[請求項253]
請求項250記載の方法において、
電源の出力は、所望の組織の効果に対応する、方法。
[請求項254]
組織を切開するための方法であって、
プラグに関連した、その一部分に配置された強磁性塗膜を有する導電体を選択する工程と、
電力供給のために構成されたコンセントにプラグを配置する工程と、
強磁性塗膜を組織と接触させて配置する工程と、
強磁性塗膜を加熱させて組織を切断するようにプラグを通して導電体に振動電気信号を供給する工程と、を備える、方法。
[請求項255]
請求項254記載の方法において、
使用後にプラグを抜く工程を更に備える、方法。
[請求項256]
請求項254記載の方法において、
コンセントを通じて導電体及び強磁性塗膜の特性を通信する工程を更に備える、方法。
[請求項257]
請求項256記載の方法において、
通信する工程は、更に、
プラグを介して又はプラグ内にあるコンピュータチップをアクセスする工程を備える、方法。
[請求項258]
請求項256記載の方法において、
通信する工程は、更に、
ルックアップテーブルの特性に対応する抵抗器の値を通信する工程を備える、方法。
[請求項259]
手術を行うための方法であって、
強磁性塗膜を有する導電体を備える負荷を選択する工程と、
電源からの振動電気エネルギーによって導電体に電力を供給する工程と、
ジャネレータのインピーダンスに付加のインピーダンスをマッチングする工程と、を備える、方法。
[請求項260]
請求項259記載の方法において、
マッチングする工程は、負荷に整合するために電源の出力のインピーダンスを変更する工程を更に備える、方法。
[請求項261]
請求項259記載の方法において、
マッチングする工程は、振動電気エネルギーの周波数を変える工程を更に備える、方法。
[請求項262]
請求項259記載の方法において、
マッチングする工程は、振動電気エネルギーに定在波を達成するために電源を調整する工程を更に備える、方法。
[請求項263]
請求項259記載の方法において、
マッチングする工程は、導電体において電流を最大化にする工程を更に備える、方法。
[請求項264]
請求項259記載の方法において、
マッチングする工程は、導電体における定在波を達成するためにコンポーネントを選
択する工程を更に備える、方法。
[請求項265]
請求項259記載の方法において、
マッチングする工程は、導電体における定在波を達成するために電源を接続するためのケーブルの長さを選択する工程を更に備える、方法。
[請求項266]
組織を治療するための方法であって、
その一部分に配置された強磁性塗膜を有する導電体を選択する工程と、
強磁性塗膜を組織と接触して配置する工程と、
強磁性塗膜を加熱させて組織を切断するように導電体に振動電気信号を供給する工程と、
強磁性塗膜の所望の加熱を得るため又は維持するために、振動電気信号を変更するユーザコントロールを調整する工程と、を備える方法。
[請求項267]
請求項266記載の方法において、
導電体を選択する工程であって、導電体の一部分は、それに配置された強磁性塗膜を有する工程と、
強磁性塗膜を組織と接触して配置する工程と、
強磁性塗膜を加熱させて組織を切断するように導電体に振動電気信号を供給する工程と、
切断される物質に加熱された強磁性塗膜を適用し、それによって、その物質を切断する工程と、を更に備える、方法。
[請求項268]
電気外科電極及び熱要素を備える、マルチモード手術ツール。
[請求項269]
請求項268記載のマルチモード手術ツールにおいて、
電気外科電極は、単極の電極である、マルチモード手術ツール。
[請求項270]
請求項268記載のマルチモード手術ツールにおいて、
熱要素は、強磁性塗膜が被覆された導電体である、マルチモード手術ツール。
[請求項271]
請求項268記載のマルチモード手術ツールにおいて、
熱要素は、電気外科電極から分離される、マルチモード手術ツール。
[請求項272]
請求項271記載のマルチモード手術ツールにおいて、
電気外科電極は、単極電極として動作し、熱要素は、強磁性塗膜を有する導電体である、マルチモード手術ツール。
[請求項273]
請求項268記載のマルチモード手術ツールにおいて、
熱要素は、電気外科電極として機能する、マルチモード手術ツール。
[請求項274]
請求項273記載のマルチモード手術ツールにおいて、
多重化信号を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項275]
請求項274記載のマルチモード手術ツールにおいて、
多重化信号を発生するための手段を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項276]
請求項274記載のマルチモード手術ツールにおいて、
多重化信号は、単極信号を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項277]
請求項276記載のマルチモード手術ツールにおいて、
単極信号は、200kHz乃至2MHzである、マルチモード手術ツール。
[請求項278]
請求項277記載のマルチモード手術ツールにおいて、
単極信号は、350kHz乃至800kHzである、マルチモード手術ツール。
[請求項279]
請求項276記載のマルチモード手術ツールにおいて、
多重化信号は、誘導加熱信号を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項280]
請求項279記載のマルチモード手術ツールにおいて、
誘導加熱信号は、5MHz乃至24GHzである、マルチモード手術ツール。
[請求項281]
請求項280記載のマルチモード手術ツールにおいて、
誘導加熱信号は、40MHz乃至928MHzである、マルチモード手術ツール。
[請求項282]
請求項270記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルを更に備え、
電極及び要素は、カテーテルに配置される、マルチモード手術ツール。
[請求項283]
請求項282記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルは、剛性である、マルチモード手術ツール。
[請求項284]
請求項282記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルは、可撓性である、マルチモード手術ツール。
[請求項285]
請求項282記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルは、吸引のために構成される、マルチモード手術ツール。
[請求項286]
請求項282記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルは、物質の供給のために構成される、マルチモード手術ツール。
[請求項287]
請求項282記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルは、更に、少なくとも一つのセンサを備える、マルチモード手術ツール。
[請求項288]
請求項282記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルは、更に、視覚的なフィードバックを発生するための手段を備える、マルチモード手術ツール。
[請求項289]
マルチモード手術ツールであって、
導電体を備える先端と、
導電体の少なくとも一部分を被覆する強磁性塗膜と、を備え、
強磁性塗膜は、振動電気エネルギーのいくつかの周波数を熱エネルギーに変換すると共に振動電気エネルギーの他の周波数を組織に渡す強磁性塗膜から選択される、マルチモード手術ツール。
[請求項290]
請求項289記載のマルチモード手術ツールにおいて、
多重化信号を導電体に送信するための手段を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項291]
請求項289記載のマルチモード手術ツールにおいて、
先端は、電気外科電極を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項292]
請求項291記載のマルチモード手術ツールにおいて、
電気外科電極は、単極の電極である、マルチモード手術ツール。
[請求項293]
請求項289記載のマルチモード手術ツールにおいて、
強磁性塗膜は、熱エネルギーと振動電気エネルギーとを同時に組織の中に分散するように構成される、マルチモード手術ツール。
[請求項294]
熱調整可能なマルチモード手術ツールの使用方法であって、
組織の熱効果を作るために強磁性材料によって被覆された導電体の一部分を有する導電体に沿って配置された第1の負荷で実質的に最大電流及び最小電圧を有するおおよその定在波を形成する第1の振動電気信号を発生する工程と、
組織の電気外科組織効果を作るために導電体に沿って第2の振動電気信号を発生する工程と、を備える、熱調整可能なマルチモード手術ツールの使用方法。
[請求項295]
請求項294記載の熱調整可能なマルチモード手術ツールの使用方法において、
第1の振動電気信号は、組織で止血を作成し、第2の振動電気信号は、組織の切断を生じるように構成される、熱調整可能なマルチモード手術ツールの使用方法。
[請求項296]
請求項294記載の熱調整可能なマルチモード手術ツールの使用方法において、
単一の導電体において第1の振動電気信号及び第2の振動電気信号を発生する工程を備える、熱調整可能なマルチモード手術ツールの使用方法。
[請求項297]
請求項294記載の熱調整可能なマルチモード手術ツールの使用方法において、
時間の重なる間、第1の振動電気信号及び第2の振動電気信号を発生する工程を備える、熱調整可能なマルチモード手術ツールの使用方法。
[請求項298]
請求項294記載の熱調整可能なマルチモード手術ツールの使用方法において、
導電体は、単極の電極を備える、熱調整可能なマルチモード手術ツールの使用方法。
[請求項299]
マルチモード外科病変プローブであって、
先端を備え、
先端は、
導電体と、
導電体の一部分を被覆する強磁性塗膜と、を有する、マルチモード外科病変プローブ。
[請求項300]
請求項299記載のマルチモード外科病変プローブにおいて、
導電体の少なくとも一部分を被覆する第2の塗膜を備える、マルチモード外科病変プローブ。
[請求項301]
請求項299記載のマルチモード外科病変プローブにおいて、
振動電流を先端に供給する電源を更に備える、マルチモード外科病変プローブ。
[請求項302]
請求項301記載のマルチモード外科病変プローブにおいて、
第2の先端を更に備え、第2の先端は、センサを備える、マルチモード外科病変プローブ。
[請求項303]
請求項302記載のマルチモード外科病変プローブにおいて、
電源は、センサに反応するように構成される、マルチモード外科病変プローブ。
[請求項304]
請求項302記載のマルチモード外科病変プローブにおいて、
センサは、温度を測定するように構成される、マルチモード外科病変プローブ。
[請求項305]
請求項302記載のマルチモード外科病変プローブにおいて、
センサは、伝達された熱を測定するように構成される、マルチモード外科病変プローブ。
[請求項306]
請求項302記載のマルチモード外科病変プローブにおいて、
センサは、組織の特性を測定するように構成される、マルチモード外科病変プローブ。
[請求項307]
請求項302記載のマルチモード外科病変プローブにおいて、
センサは、組織の目視観察を許容するように構成される、マルチモード外科病変プローブ。
[請求項308]
請求項301記載のマルチモード外科病変プローブにおいて、
電源は、強磁性塗膜の温度インジケータを測定し、組織の予め決められた治療温度範囲を維持するために出力を調整するように構成される、マルチモード外科病変プローブ。
[請求項309]
請求項299記載のマルチモード外科病変プローブにおいて、
第2の塗膜は、高温耐熱で非粘着な材料の薄層を備える、マルチモード外科病変プローブ。
[請求項310]
請求項299記載のマルチモード外科病変プローブにおいて、
第2の塗膜は、高熱伝導性で生体適合性の材料を備える、マルチモード外科病変プローブ。
[請求項311]
熱調整可能なマルチモード手術先端であって、
ケーブルと、
近位端と遠位端とを有する小径の導電体であって、近位端は、ケーブルからの無線周波数エネルギーを受け取るように構成された、小径の導電体と、
導電体の周りに円周方向に配置された強磁性材料の薄いメッキであって、強磁性材料は、所望の設定の治療用温度範囲を包含するために十分に高いキュリー点で構成された、強磁性材料の薄いメッキと、
ケーブルからの電力を受けると共に、隣接する組織の中に無線周波数エネルギーを解放するように構成されて接続された電気外科要素と、を備える、熱調整可能なマルチモード手術先端。
[請求項312]
請求項311記載の熱調整可能なマルチモード手術先端において、
電気外科要素は、単極の要素である、熱調整可能なマルチモード手術先端。
[請求項313]
組織を切開し密封する方法であって、
その一部分に配置された強磁性塗膜を有する導電体を有すると共に電極を有する手術ツールを選択する工程と、
電極を組織と接触させて配置する工程と、
強磁性塗膜を組織と接触させて配置する工程と、
組織を切開するように電極に振動電気信号を供給する工程と、
強磁性塗膜を加熱させて組織を切断するように導電体に振動電気信号を供給する工程と、を備える、方法。
[請求項314]
請求項313記載の方法において、
強磁性塗膜は、組織の止血を促進するために加熱される、方法。
[請求項315]
請求項313記載の方法において、
電極は、単極の電極である、方法。
[請求項316]
組織の切除のための方法であって、
電気外科モダリティ及び熱モダリティを有する先端を選択する工程と、
望ましくない組織の中に先端を挿入する工程と、
望ましくない組織内で一つ以上のモダリティを活性化する工程と、を備える、方法。
[請求項317]
組織を治療する方法であって、
外科ハンドピースを選択する工程と、
ハンドピースから組織に少なくとも摂氏58度で熱エネルギーを供給する工程と、
ハンドピースから組織に電気エネルギーを供給し、それによって組織を治療する工程と、を備える、方法。
[請求項318]
請求項268記載のマルチモード手術ツールにおいて、
熱要素は、電源がそれに適用されたときに、自己クリーニングのために十分な温度に達するように構成される、マルチモード手術ツール。
[請求項319]
双極性電極及び熱要素を備える、マルチモード手術ツール。
[請求項320]
請求項319記載のマルチモード手術ツールにおいて、
熱要素は、強磁性塗膜が被覆された導電体である、マルチモード手術ツール。
[請求項321]
請求項319記載のマルチモード手術ツールにおいて、
熱要素は、電気外科電極から分離される、マルチモード手術ツール。
[請求項322]
請求項319記載のマルチモード手術ツールにおいて、
熱要素は、双極性電極として機能する、マルチモード手術ツール。
[請求項323]
請求項322記載のマルチモード手術ツールにおいて、
多重化信号を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項324]
請求項323記載のマルチモード手術ツールにおいて、
多重化信号は、多重化信号を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項325]
請求項323記載のマルチモード手術ツールにおいて、
多重化信号は、双極性信号を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項326]
請求項325記載のマルチモード手術ツールにおいて、
双極性信号は、200kHz乃至2MHzである、マルチモード手術ツール。
[請求項327]
請求項326記載のマルチモード手術ツールにおいて、
双極性信号は、350kHz乃至800kHzである、マルチモード手術ツール。
[請求項328]
請求項325記載のマルチモード手術ツールにおいて、
多重化信号は、誘導加熱信号を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項329]
請求項328記載のマルチモード手術ツールにおいて、
誘導加熱信号は、5MHz乃至24GHzである、マルチモード手術ツール。
[請求項330]
請求項329記載のマルチモード手術ツールにおいて、
誘導加熱信号は、40MHz乃至928MHzである、マルチモード手術ツール。
[請求項331]
請求項320記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルを更に備え、
電極及び要素は、カテーテルに配置される、マルチモード手術ツール。
[請求項332]
請求項331記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルは、剛性である、マルチモード手術ツール。
[請求項333]
請求項331記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルは、可撓性である、マルチモード手術ツール。
[請求項334]
請求項331記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルは、吸引のために構成される、マルチモード手術ツール。
[請求項335]
請求項331記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルは、物質の供給のために構成される、マルチモード手術ツール。
[請求項336]
請求項331記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルは、灌漑のために構成される、マルチモード手術ツール。
[請求項337]
請求項325記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルは、熱要素に熱を発生することによりカテーテルから解放されることができる、それに配置された溶融性物質を有する、マルチモード手術ツール。
[請求項338]
請求項331記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルは、それに配置された少なくとも一つのセンサを有する、マルチモード手術ツール。
[請求項339]
請求項331記載のマルチモード手術ツールにおいて、
カテーテルは、可視化装置を備える、マルチモード手術ツール。
[請求項340]
請求項319記載のマルチモード手術ツールにおいて、
双極性電極にエネルギー波形を供給すると共に熱要素に熱を生じるために異なるエネルギー波形を提供するための電源を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項341]
請求項319記載のマルチモード手術ツールにおいて、
双極性電極及び熱要素にエネルギーを提供するための導電体と、導電体に多重化信号を提供するための手段と、を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項342]
請求項319記載のマルチモード手術ツールにおいて、
電源と、
双極性電極及び熱要素を別個に又は組み合わせて選択的に活性化するためのコントロールと、を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項343]
請求項319記載のマルチモード手術ツールにおいて、
熱要素は、双極性電極上に配置される、マルチモード手術ツール。
[請求項344]
請求項319記載のマルチモード手術ツールにおいて、
双極性電極及び熱要素の少なくとも一つに配置された非粘着性塗膜を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項345]
請求項319記載のマルチモード手術ツールにおいて、
熱要素の少なくとも一部分上に配置された生体適合性塗膜を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項346]
マルチモード手術鉗子であって、
少なくとも二つの先端と、
少なくとも二つの先端の少なくとも一つに配置された双極性電極と、
少なくとも二つの先端の少なくとも一つに配置された熱要素と、を備える、マルチモード手術鉗子。
[請求項347]
請求項346記載のマルチモード手術鉗子において、
熱要素及び双極性電極は、同じ先端に配置される、マルチモード手術鉗子。
[請求項348]
請求項346記載のマルチモード手術鉗子において、
熱要素及び双極性電極は、別々の先端に配置される、マルチモード手術鉗子。
[請求項349]
請求項346記載のマルチモード手術鉗子において、
少なくとも二つの先端の少なくとも一つに配置された非粘着性塗膜を更に備える、マルチモード手術鉗子。
[請求項350]
請求項347記載のマルチモード手術鉗子において、
熱要素及び双極性電極に多重化信号を供給するための電源を更に備える、マルチモード手術鉗子。
[請求項351]
請求項350記載のマルチモード手術鉗子において、
熱要素は、双極性電極から分離される、マルチモード手術鉗子。
[請求項352]
請求項350記載のマルチモード手術鉗子において、
熱要素は、双極性電極として機能する、マルチモード手術鉗子。
[請求項353]
請求項352記載のマルチモード手術鉗子において、
熱要素は、強磁性塗膜を備える、マルチモード手術鉗子。
[請求項354]
組織を治療する方法であって、
電気外科モダリティ及び熱モダリティを有する手術ツールを選択する工程と、
先端を組織と接触させて配置する工程と、
モダリティの少なくとも一つを活性化する工程と、を備える、方法。
[請求項355]
請求項354記載の方法において、
電気外科モダリティは、更に、双極性モダリティを備える、方法。
[請求項356]
請求項355記載の方法において、
所望の温度範囲を選択する工程を更に備える、方法。
[請求項357]
請求項356記載の方法において、
所望の温度範囲は、所望の組織の効果に対応する、方法。
[請求項358]
請求項354記載の方法において、
所望の組織の効果に対応する電力の設定を選択する工程を更に備える、方法。
[請求項359]
請求項355記載の方法において、
熱モダリティは、強磁性塗膜が被覆された導電体を更に備える、方法。
[請求項360]
請求項359記載の方法において、
活性化する工程は、更に、
切開のための第1のモダリティを活性化する工程と、
血管内皮溶接及び止血の少なくとも一つのための第2のモダリティを活性化する工程と、を更に備える、方法。
[請求項361]
請求項359記載の方法において、
活性化する工程は、更に、
モダリティの活性期間が重なるようにモダリティを活性化する工程を備える、方法。
[請求項362]
請求項359記載の方法において、
活性化する工程は、更に、
モダリティの活性期間が重なるのを防止するようにモダリティを活性化する工程を備える、方法。
[請求項363]
組織を切開する方法であって、
双極性モダリティ及び誘導加熱のモダリティを有する手術ツールを選択する工程と、
切開のために双極性モダリティを活性化する工程と、
組織と隣接接触させて先端を配置する工程と、
血管内皮溶接及び止血の少なくとも1つのために誘導加熱のモダリティを活性化する工程と、を備える、方法。
[請求項364]
請求項363記載の方法において、
誘導加熱のモダリティを活性化し、それによって組織を切開すると共に、実質的に同時に止血を作成しながら、双極性モダリティを活性化することを維持する工程を備える、方法。
[請求項365]
請求項364記載の方法において、
双極性電極を有する一対のアームと、同じアーム上の熱要素とを有する外科手術ツールを使用する工程を備える、方法。
[請求項366]
マルチモード手術鉗子であって、
少なくとも二つのアームと、
少なくとも二つのアームの一方に配置された双極性電極と、
少なくとも二つのアームの一方に配置されたリターン双極性電極と、
少なくとも二つのアームの少なくとも一つに配置された少なくとも一つの強磁性塗膜が被覆された導電体と、を備える、マルチモード手術鉗子。
[請求項367]
請求項366記載のマルチモード手術鉗子において、
電力を更に備える、マルチモード手術鉗子。
[請求項368]
請求項367記載のマルチモード手術鉗子において、
少なくとも二つのアームの一方に配置されたセンサを更に備える、マルチモード手術鉗子。
[請求項369]
請求項368記載のマルチモード手術鉗子において、
センサは、組織の効果を測定するように構成される、マルチモード手術鉗子。
[請求項370]
請求項369記載のマルチモード手術鉗子において、
組織の効果は、更に、温度を備える、マルチモード手術鉗子。
[請求項371]
請求項368記載のマルチモード手術鉗子において、
電源は、センサの測定に対応して電力の出力を調整するように構成される、マルチモード手術鉗子。
[請求項372]
双極性電極と、
熱要素と、
双極性電極及び熱要素の少なくとも一つに隣接して配置されたセンサと、を備える、マルチモード手術ツール。
[請求項373]
双極性電極と、
熱要素と、を備え、
双極性電極及び熱要素の少なくとも一つは、カテーテル及び内視鏡からなる群から選択された装置に配置される、マルチモード手術ツール。
[請求項374]
請求項319記載のマルチモード手術ツールにおいて、
熱要素は、セルフクリーニングである、マルチモード手術ツール。
[請求項375]
マルチモード熱調整可能な手術ツールであって、
振動するように構成された本体と、
本体の少なくとも一部分の周りに配置された導電体と、
導電体の一部分を被覆する強磁性塗膜と、
導電体に振動電流を供給する電源と、を備える、マルチモード熱調整可能な手術ツール。
[請求項376]
請求項375記載のマルチモード熱調整可能な手術ツールにおいて、
本体は、超音波ホーンを備える、マルチモード熱調整可能な手術ツール。
[請求項377]
請求項375記載のマルチモード熱調整可能な手術ツールにおいて、
振動電気エネルギーを提供し、それによって、本体を振動し、強磁性塗膜の加熱を提供する電源を更に備える、マルチモード熱調整可能な手術ツール。
[請求項378]
請求項377記載のマルチモード熱調整可能な手術ツールにおいて、
電源は、本体を振動させるエネルギーを提供するため及び強磁性塗膜の加熱を提供するための別個の源を更に備える、マルチモード熱調整可能な手術ツール。
[請求項379]
請求項378記載のマルチモード熱調整可能な手術ツールにおいて、
別個の源は、時間の重なる間、動作するように構成される、マルチモード熱調整可能な手術ツール。
[請求項380]
請求項378記載のマルチモード熱調整可能な手術ツールにおいて、
別個の源は、別個の時間の間、動作するように構成される、マルチモード熱調整可能な手術ツール。
[請求項381]
請求項375記載のマルチモード熱調整可能な手術ツールにおいて、
本体は、穴を有する、マルチモード熱調整可能な手術ツール。
[請求項382]
請求項381記載のマルチモード熱調整可能な手術ツールにおいて、
本体は、複数の穴を有する、マルチモード熱調整可能な手術ツール。
[請求項383]
請求項382記載のマルチモード熱調整可能な手術ツールにおいて、
複数の穴の第1の穴は、吸引するように構成され、複数の穴の第2の穴は、灌漑するように構成される、マルチモード熱調整可能な手術ツール。
[請求項384]
請求項375記載のマルチモード熱調整可能な手術ツールにおいて、
電源は、所望の組織の効果に対応する電源設定を更に備える、マルチモード熱調整可能な手術ツール。
[請求項385]
超音波トランスデューサ及び熱要素を備える、マルチモード手術ツール。
[請求項386]
請求項385記載のマルチモード手術ツールにおいて、
熱要素は、強磁性塗膜が被覆された導電体である、マルチモード手術ツール。
[請求項387]
請求項386記載のマルチモード手術ツールにおいて、
超音波トランスデューサは、圧電トランスデューサを更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項388]
請求項385記載のマルチモード手術ツールにおいて、
多重化信号を発生するための電源を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項389]
請求項388記載のマルチモード手術ツールにおいて、
多重化信号は、超音波信号を備える、マルチモード手術ツール。
[請求項390]
請求項389記載のマルチモード手術ツールにおいて、
多重化信号は、誘導加熱信号を備える、マルチモード手術ツール。
[請求項391]
請求項390記載のマルチモード手術ツールにおいて、
誘導加熱信号は、5MHz乃至24GHzである、マルチモード手術ツール。
[請求項392]
請求項391記載のマルチモード手術ツールにおいて、
誘導加熱信号は、40MHz乃至928MHzである、マルチモード手術ツール。
[請求項393]
マルチモード手術ツールであって、
先端を備え、
先端は、
導電体と、
超音波トランスデューサと、
導電体の少なくとも一部分を被覆する強磁性塗膜と、を備える、マルチモード手術ツール。
[請求項394]
請求項393記載のマルチモード手術ツールにおいて、
多重化信号を発生するための手段を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項395]
請求項393記載のマルチモード手術ツールにおいて、
先端は、振動する本体の一部である、マルチモード手術ツール。
[請求項396]
請求項393記載のマルチモード手術ツールにおいて、
本体は、吸引穴を備える、マルチモード手術ツール。
[請求項397]
請求項395記載のマルチモード手術ツールにおいて、
振動する本体は、超音波ホーンを更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項398]
マルチモード手術ツールであって、
病変プローブを備え、
病変プローブは、
導電体と、導電体の一部分を被覆する強磁性塗膜と、超音波トランスデューサと、を有する先端を備える、マルチモード手術ツール。
[請求項399]
請求項398記載のマルチモード手術ツールにおいて、
振動電流を先端に供給する電源を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項400]
請求項399記載のマルチモード手術ツールにおいて、
センサを備える第2の先端を更に備える、マルチモード手術ツール。
[請求項401]
請求項400記載のマルチモード手術ツールにおいて、
電源は、センサに反応するように構成される、マルチモード手術ツール。
[請求項402]
請求項400記載のマルチモード手術ツールにおいて、
センサは、温度を測定するように構成される、マルチモード手術ツール。
[請求項403]
請求項400記載のマルチモード手術ツールにおいて、
センサは、伝達された熱を測定するように構成される、マルチモード手術ツール。
[請求項404]
請求項400記載のマルチモード手術ツールにおいて、
センサは、組織の特性を測定するように構成される、マルチモード手術ツール。
[請求項405]
請求項400記載のマルチモード手術ツールにおいて、
センサは、組織の目視観察を許容するように構成される、マルチモード手術ツール。
[請求項406]
請求項399記載のマルチモード手術ツールにおいて、
電源は、強磁性塗膜の温度インジケータを測定し、組織の予め決められた治療温度範囲を維持するために出力を調整するように構成される、マルチモード手術ツール。
[請求項407]
請求項398記載のマルチモード手術ツールにおいて、
マルチモード手術ツールの先端及び導電体は、高温耐熱で非粘着な材料の薄層で被覆される、マルチモード手術ツール。
[請求項408]
請求項398記載のマルチモード手術ツールにおいて、
マルチモード手術ツールの先端は、高熱伝導性で生体適合性の材料によって被覆される、マルチモード手術ツール。
[請求項409]
マルチモード手術カテーテルであって、
カテーテルを備え、
カテーテルは、
手術先端と、
手術先端に配置された熱要素と、
超音波エネルギーを手術先端に提供するように構成された超音波トランスデューサと、を備える、マルチモード手術カテーテル。
[請求項410]
請求項409記載のマルチモード手術カテーテルにおいて、
カテーテルは、
少なくとも一つの内腔を更に備える、マルチモード手術カテーテル。
[請求項411]
請求項410記載のマルチモード手術カテーテルにおいて、
内腔内に吸引を発生させるための手段を更に備える、マルチモード手術カテーテル。
[請求項412]
請求項410記載のマルチモード手術カテーテルにおいて、
患者内に供給するための、内腔内に配置された物質を更に備える、マルチモード手術カテーテル。
[請求項413]
請求項410記載のマルチモード手術カテーテルにおいて、
組織の状態を検出するための少なくとも一つのセンサを更に備える、マルチモード手術カテーテル。
[請求項414]
請求項410記載のマルチモード手術カテーテルにおいて、
視覚的なフィードバックを提供するための手段を更に備える、マルチモード手術カテーテル。
[請求項415]
熱調整可能なマルチモード手術ツールであって、
ケーブルと、
近位端および遠位端を有する小径の導電体であって、近位端がケーブルからの無線周波数エネルギーを受け取るように構成された、導電体と、
導電体の周りに円周方向に配置された強磁性材料の薄いメッキであって、強磁性材料が治療の温度範囲の所望の設定を包むのに十分に高いキュリー点が設定されている、強磁性材料の薄いメッキと、
ケーブルからの電力を受け取るように構成されると共に、超音波エネルギーを近くの組織に解放するように構成されて接続された、超音波要素と、を備える、熱調整可能なマルチモード手術ツール。
[請求項416]
熱調整可能なマルチモード手術ツールに電力を供給するプロセスであって、
第1の振動電気信号が、強磁性材料によって被覆された導電体の一部分を備える第1の負荷で実質的に最大電流及び最小電圧を有するおおよその定在波を形成するように構成された導電体に第1の振動信号を供給する工程と、
第2の振動電気信号が超音波トランスデューサを駆動し、それによって第2の負荷を超音波的に動かすように構成された第2の電気接続に第2の振動信号を供給する工程と、を備える、熱調整可能なマルチモード手術ツールに電力を供給するプロセス。
[請求項417]
請求項416記載の熱調整可能なマルチモード手術ツールに電力を供給するプロセスにおいて、
組織に隣接して第1の負荷を配置する工程を備え、
第1の振動電気信号は、組織に止血を生じる温度まで熱要素を加熱し、
第2の振動電気信号は、第2の負荷に組織を切開させる、熱調整可能なマルチモード手術ツールに電力を供給するプロセス。
[請求項418]
請求項416記載の熱調整可能なマルチモード手術ツールに電力を供給するプロセスにおいて、
切開された組織を吸引するために、第1の負荷及び第2の負荷に隣接して吸引を適用する工程を備える、熱調整可能なマルチモード手術ツールに電力を供給するプロセス。
[請求項419]
請求項416記載の熱調整可能なマルチモード手術ツールに電力を供給するプロセスにおいて、
第1の負荷及び第2の負荷に対する連通するチャンネルで第1の振動電気信号及び第2の振動電気信号を多重化する工程を更に備える、熱調整可能なマルチモード手術ツールに電力を供給するプロセス。
[請求項420]
請求項416記載の熱調整可能なマルチモード手術ツールに電力を供給するプロセスにおいて、
強磁性塗膜をセルフクリーンするのに十分な温度に強磁性体材料を加熱する工程を更に備える、熱調整可能なマルチモード手術ツールに電力を供給するプロセス。
[請求項421]
組織を切開して密封する方法であって、
その一部分に配置された強磁性塗膜を有する導電体と、本体を駆動するトランスデューサとを有する手術ツールを選択する工程と、
組織と接触させて本体及び強磁性塗膜を配置する工程と、
組織を切開するようにトランスデューサに振動電気信号を供給する工程と、
強磁性塗膜を加熱して組織に熱を適用するように導電体に振動電気信号を供給する工程と、を備える、方法。
[請求項422]
請求項421記載の方法において、
強磁性塗膜は、組織の止血を促進するために加熱される、方法。
[請求項423]
請求項421記載の方法において、
トランスデューサは、超音波トランスデューサである、方法。
[請求項424]
組織の切除のための方法であって、
超音波モダリティ及び熱モダリティを有する先端を選択する工程と、
望ましくない組織と接触させて先端を配置する工程と、
望ましくない組織でモダリティの一つ以上を活性化する工程と、を備える、方法。
[請求項425]
請求項424記載の方法において、
熱モダリティは、強磁性塗膜を備える、方法。
[請求項426]
請求項424記載の方法において、
望ましくない組織に近接した領域からの残留物を吸引する工程を更に備える、方法。
[請求項427]
請求項416記載の方法において、
強磁性塗膜をセルフクリーンするのに十分な温度に強磁性体材料を加熱する工程を更に備える、方法。