特開2015-94416(P2015-94416A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-94416(P2015-94416A)
(43)【公開日】2015年5月18日
(54)【発明の名称】ボルト接続具
(51)【国際特許分類】
   F16B 37/08 20060101AFI20150421BHJP
   F16B 7/06 20060101ALI20150421BHJP
   E04B 1/26 20060101ALI20150421BHJP
【FI】
   F16B37/08 Z
   F16B37/08 B
   F16B7/06 Z
   E04B1/26 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2013-233655(P2013-233655)
(22)【出願日】2013年11月12日
(71)【出願人】
【識別番号】592176778
【氏名又は名称】種市 薫
(74)【代理人】
【識別番号】100080838
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 光康
(72)【発明者】
【氏名】種市 薫
【テーマコード(参考)】
3J039
【Fターム(参考)】
3J039HA14
3J039MA01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ボルトの接続作業が容易で、短時間に行なうことができるとともに、接続するボルトの寸法を伸縮調整したり、径寸法が異なっても接続することができるようにすることができるボルト接続具を得るにある。
【解決手段】両端部より接続するボルトをそれぞれ挿入することができるボルト挿入孔が形成されるとともに、両端部寄りの部位にボルト挿入孔に挿入されたボルトと螺合する簡易締付ナット8を回転不能に収納することができる簡易締付ナット収納部9が形成された簡易締付ナット収納ケース10と、この簡易締付ナット収納ケース10の簡易締付ナット収納部9にそれぞれ収納されたボルトの挿入後、前記簡易締付ナット収納ケース10を螺合方向へ回転させると、挿入されたボルトのねじ部と螺合する付勢スプリングで付勢された少なくとも2個以上のナットセグメント16を備える簡易締付ナット8とでボルト接続具1を構成している。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
両端部より接続するボルトをそれぞれ挿入することができるボルト挿入孔が形成されるとともに、両端部寄りの部位に該ボルト挿入孔に挿入されたボルトと螺合する簡易締付ナットを回転不能に収納することができる簡易締付ナット収納部が形成された簡易締付ナット収納ケースと、この簡易締付ナット収納ケースの簡易締付ナット収納部にそれぞれ収納されたボルトの挿入後、前記簡易締付ナット収納ケースを螺合方向へ回転させると、挿入されたボルトのねじ部と螺合する付勢スプリングで付勢された少なくとも2個以上のナットセグメントを備える簡易締付ナットとからなることを特徴とするボルト接続具。
【請求項2】
簡易締付ナット収納ケースは2分割され、両端部の収納ケース内に収納される簡易締付ナットは同じナット、異なる径のナット孔のナット、異なるナット孔のナットおよび異なる径で、かつ異なるナット孔のナットのいずれかであることを特徴とする請求項1記載のボルト接続具。
【請求項3】
簡易締付ナット収納ケースはターンバックルとして使用することができる両端部より接続するボルトをそれぞれ挿入することができるボルト挿入孔が形成されフレームと、このフレームの両端部寄りの部位に形成された該ボルト挿入孔に挿入されたボルトと螺合する簡易締付ナットを回転不能に収納することができる簡易締付ナット収納部とで構成されていることを特徴とする請求項1記載のボルト接続具。
【請求項4】
簡易締付ナット収納ケースは両端部をカシメたり、外周部をカバー筒で覆うことができる円筒形状あるいは多角形状に形成されたボルト挿入孔を有する筒部材と、この筒部材の両端部寄りの部位に形成された該ボルト挿入孔に挿入されたボルトと螺合する簡易締付ナットを回転不能に収納することができる簡易締付ナット収納部とで構成されていることを特徴とする請求項1記載のボルト接続具。
【請求項5】
簡易締付ナット収納ケースの両端部の収納ケースは異なる外形に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれかに記載のボルト接続具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は木造住宅等でボルトを接続する場合に使用されるボルト接続具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、木造住宅の木骨工法でボルトを接続する場合、両端部にボルトを螺合させることができるロングナットを用いて行なっている。
このため、単にボルトの接続だけにしか使用できないという欠点があるとともに、ボルトとロングナットの接続作業では、ボルトとロングナットの螺合寸法分だけロングナットあるいはボルトを回転させなければならず、その作業が大変で時間がかかるという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7−119206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、ボルトの接続作業が容易で、短時間に行なうことができるとともに、接続するボルトの寸法を伸縮調整したり、径寸法が異なっても接続することができるようにすることができるボルト接続具を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は両端部より接続するボルトをそれぞれ挿入することができるボルト挿入孔が形成されるとともに、両端部寄りの部位に該ボルト挿入孔に挿入されたボルトと螺合する簡易締付ナットを回転不能に収納することができる簡易締付ナット収納部が形成された簡易締付ナット収納ケースと、この簡易締付ナット収納ケースの簡易締付ナット収納部にそれぞれ収納されたボルトの挿入後、前記簡易締付ナット収納ケースを螺合方向へ回転させると、挿入されたボルトのねじ部と螺合する付勢スプリングで付勢された少なくとも2個以上のナットセグメントを備える簡易締付ナットとでボルト接続具を構成している。
【発明の効果】
【0007】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1によって、両端部よりボルトを押し込み、簡易締付ナット収納ケースを回転させることにより、両端部の収納ケース内に回転不能に収納された簡易締付ナットの少なくとも2個以上のナットセグメントとボルトのねじ部とを螺合させることができる。
したがって、簡単な操作でボルトを接続することができる。
(2)前記(1)によって、簡易締付ナット収納ケースの両端部寄りの収納ケース内に異なるナット孔の簡易締付ナット、すなわち右ねじナットと左ねじナットを収納しておくと、簡易締付ナット収納ケースの回転方向によって接続するボルトの長さをターンバックルのように伸縮させて接続することができる。
(3)前記(1)によって、簡易締付ナット収納ケースの両端部寄りの収納ケース体に異なる径のナット孔の簡易締付ナット、すなわち径寸法の異なるナットを収納しておくことにより、接続するボルトを上部側が細いボルトにして接続することができる。
(4)請求項2、3も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
(5)請求項4も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、筒部材の両端部をカシメたり、外周部をカバー筒で覆うことで簡易締付ナット収納ケース内に収納された簡易締付ナットが、該簡易締付ナット収納ケースより脱落するのを確実に阻止でき、接続されるボルトと一体化することができ、接続されたボルトの強度の低下や、接続不良が生じたりするのを確実に防止することができる。
(6)請求項5も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、簡易締付ナット収納ケースの両端部の収納ケースの外形の形状によって、収納ケース内にどんな種類の簡易締付ナットが収納されているかを、容易に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明を実施するための第1の形態の使用状態の説明図。
図2】本発明を実施するための第1の形態の正面図。
図3】本発明を実施するための第1の形態の平面図。
図4図3の4−4線に沿う断面図。
図5】本発明を実施するための第1の形態の分解説明図。
図6】簡易締付ナットの断面図。
図7】簡易締付ナットの分解説明図。
図8】本発明を実施するための第2の形態の使用状態の説明図。
図9】本発明を実施するための第2の形態の正面図。
図10】本発明を実施するための第2の形態の平面図。
図11図10の11−11線に沿う断面図。
図12】本発明を実施するための第3の形態の使用状態の説明図。
図13】本発明を実施するための第3の形態の正面図。
図14】本発明を実施するための第3の形態の平面図。
図15】本発明を実施するための第4の形態の使用状態の説明図。
図16】本発明を実施するための第4の形態の正面図。
図17】本発明を実施するための第4の形態の平面図。
図18】本発明を実施するための第5の形態の使用状態の説明図。
図19】本発明を実施するための第5の形態の正面図。
図20】本発明を実施するための第5の形態の平面図。
図21】本発明を実施するための第6の形態の使用状態の説明図。
図22】本発明を実施するための第6の形態の正面図。
図23】本発明を実施するための第6の形態の平面図。
図24】本発明を実施するための第7の形態の使用状態の説明図。
図25】本発明を実施するための第7の形態の正面図。
図26】本発明を実施するための第7の形態の平面図。
図27図26の27−27線に沿う断面図。
図28】本発明を実施するための第8の形態の使用状態の説明図。
図29】本発明を実施するための第8の形態の正面図。
図30】本発明を実施するための第8の形態の平面図。
図31図30の31−31線に沿う断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
【0010】
図1ないし図7に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は木造住宅の基礎2に埋設固定されたアンカーボルト3と、最上階の桁4とを固定する複数本のボルト5、5、5を接続する場合に使用される本発明のボルト接続具で、このボルト接続具1は円筒形状あるいは多角形状、本発明の実施の形態では六角形状に形成されたボルト挿入孔6aを有する筒部材6、この筒部材6の両端部寄りに小径部7、7を介して両端部より同じボルト5、5あるいは右ボルト5、左ボルト5Aが挿入できるように形成された簡易締付ナット8、8あるいはターンバックル機能を持った簡易締付ナット8、8Aをそれぞれ回転不能に収納することができる外周部が多角形状あるいは円筒形状の簡易締付ナット収納部9、9とからなる簡易締付ナット収納ケース10と、この簡易締付ナット収納ケース10の両端部の簡易締付ナット収納部9、9内に回動不能にそれぞれ収納された簡易締付ナット8、8あるいは簡易締付ナット8、8Aと、前記簡易締付ナット収納ケース10の簡易締付ナット収納部9、9内に前記簡易締付ナット8、8あるいは簡易締付ナット8、8Aを収納した後、該簡易締付ナット収納部9、9より簡易締付ナット8、8あるいは簡易締付ナット8、8Aが脱落するのを阻止する、該簡易締付ナット収納部9、9の先端部をカシメて行なう阻止手段11とで構成されている。
【0011】
前記簡易締付ナット8、8あるいは簡易締付ナット8、8Aは、内径が順次小径寸法となる傾斜孔12が形成された内筒部材13と、この内筒部材13の内壁面13aの軸心方向に形成された少なくとも2個以上、本発明の実施の形態では3個のガイド片14、14、14と、このガイド片14、14、14間にそれぞれ軸心方向にスライド移動可能に取付けられた内壁面にボルト5と螺合するねじ山15を有するナットセグメント16、16、16と、前記内筒部材13の外周部を覆うように、該内筒部材13を押し込むことで係止する取付手段17で取付けられ、後端部にボルト挿入孔18を有する多角形状の外筒部材19と、この外筒部材19と前記内筒部材13との間で、前記ナットセグメント16、16、16を常時押し圧するように取付けられた板スプリング20、20、20を有する座金21とで構成されている。
【0012】
上記構成のボルト接続具1でターンバックル機能を持たせて、複数本のボルト5、5を接続する場合、両端部に右ねじ用と左ねじ用の簡易締付ナット8、8Aを簡易締付ナット収納部9、9に収納したものを用いる。
【0013】
なお、簡易締付ナット8Aにはナットセグメント16、16、16に逆方向のねじ山15Aを形成したものが用いられている。
【0014】
木造住宅の基礎2に埋設固定されたアンカーボルト3と、例えば3階の最上階の桁4とを複数本のボルト5、5A、5を接続して固定する場合、まず基礎2の上にアンカーボルト3を貫通させた土台22を、簡易締付ナット8をアンカーボルト3に押し込み、締付方向に簡易締付ナット8を回転させることにより、アンカーボルト3のねじ部3aと簡易締付ナット8のナットセグメント16、16、16のねじ山15、15、15とが螺合して、土台22を固定する。
【0015】
次に前記アンカーボルト3の上部から、上部の天井用の桁4A、床用の桁4Bを通過して上部に位置する第1のボルト5を接続する。
【0016】
この時、アンカーボルト3が右ねじの場合、ボルト接続具1の右ねじ用の簡易締付ナット8側を下部に位置させて、アンカーボルト3の頭部を所定量挿入する。
【0017】
次に左ねじ用の簡易締付ナット8A側に左ねじの第1のボルト5の下端部を所定量挿入し、ボルト接続具1を回転させて、アンカーボルト3、ボルト接続具1、第1のボルト5のねじ部とねじ山を螺合させる。
この時、ボルト接続具1の回転方向によって、アンカーボルト3と第1のボルト5とを伸長させたり、収縮する長さで螺合する。
【0018】
また、ボルト接続具1を第1のボルト5に螺合させる前に、第1のボルト5に天井用の桁4Aに固定させるために挿入しておいた簡易締付ナット8Aを天井用の桁4Aの下部を固定できる位置まで移動させ、その場で回転させて、第1のボルト5のねじ部5aに簡易締付ナット8Aのねじ山15Aを螺合させる。
【0019】
さらに、第1のボルト5の上部より簡易締付ナット 8Aを押し込み、床用の桁4Bまで位置させ、該部で回転させることにより、第1のボルト5のねじ部5aと簡易締付ナット8Aのねじ山15Aが螺合して、床用の桁4Bと第1のボルト5を固定する。
【0020】
次に、第1のボルト5の上端部にボルト接続具1の下部が左ねじ用の簡易締付ナット8A側にして所定量挿入する。
【0021】
その後、2階部分の天井用の桁4C、3階部分の床用の桁4Dを通過して上部に位置する右ねじ用の第2のボルト5Aの下端部をボルト接続具1の上部に前記右ねじ用の簡易締付ナット8に所定量挿入し、ボルト接続具1を回転させて、寸法調整できるように第1のボルト5、ボルト接続具1、第2のボルト5Aのねじ部とねじ山を螺合させる。
【0022】
この時も、前述と同様に2階部分の天井用の桁4Cおよび3階部分の床用の桁4Dに第2のボルト5Aを簡易締付ナット8、8で固定する。
【0023】
次に第2のボルト5Aの上端部にボルト接続具1の下部が右ねじ用の簡易締付ナット8側にして所定量挿入する。
その後、3階部分の天井用の桁4を通過して上部に位置する左ねじ用の第3のボルト5の下端部を、上部に位置する左ねじ用の簡易締付ナット8Aに所定量挿入し、ボルト接続具1を回転させて、寸法調整できるように第2のボルト5A、ボルト接続具1、第3のボルト5のねじ部とねじ山を螺合させる。
【0024】
この時も、前述と同様に3階部分の天井用の桁4の上・下部に第3のボルト5を簡易締付ナット8A、8Aで固定する。
なお、23、23、23、23、23、23は前記第1のボルト5、第1のボルト5A、第3のボルト5の両側部の基礎2と天井用の桁4A、2階部分の床用の桁4Bと2階部分の天井用の桁4C、3階部分の床用の桁4Dと3階部分の天井用の桁4との間にそれぞれ設けられた木材を用いた柱である。
【0025】
簡易締付ナット収納ケース10の両端部の簡易締付ナット収納部9、9内に、右ねじ用あるいは左ねじ用の簡易締付ナット8、8を収納すると、右ねじボルト5Aの接続あるいは左ねじボルト5の接続に使用することができる。
【0026】
なお、土台22、1階部分の天井用桁4A、2階部分の床用桁4B、2階部分の天井用桁4C、3階部分の床用桁4Dおよび3階天井部分の桁4を固定する簡易締付ナットには内筒部材13に外筒部材19より外方に突出してビス挿入孔が形成されたフランジを設けたものを用いてもよい。
【0027】
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図8ないし図31に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0028】
図8ないし図11に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、筒部材6と、この筒部材6の上下部に一体形成した簡易締付ナット収納部9、9を軸心方向に2分割した簡易締付ナット収納ケース10Aを用いるとともに、該簡易締付ナット収納ケース10Aの簡易締付ナット収納部9、9に簡易締付ナット8、8を収納した後、簡易締付ナット収納部9、9の外周部を覆うカバー筒24、24および、このカバー筒24、24が簡易締付ナット収納部9、9より外れるのを防止するカシメ25、25を行なった阻止手段11Aを用いた点で、このように構成したボルト接続具1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0029】
図12ないし図14に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、簡易締付ナット収納ケース10Aの簡易締付ナット収納部9、9に同じ右ねじの簡易締付ナット8、8あるいは同じ左ねじの簡易締付ナット8A、8Aを収納した点で、このように構成したボルト接続具1Bにしても、ターンバックル機能がないが、同じ右ねじボルト5、5あるいは左ねじのボルト5A、5Aの接続に使用することができる。
【0030】
図15ないし図17に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、ナットの径が異なる簡易締付ナット8、8Bを収納することができる、大きさの異なる簡易締付ナット収納部9、9Aを形成した簡易締付ナット収納ケース10Bを用いた点で、このように構成したボルト接続具1Cにしても、径の異なるボルト5、5Cの接続、例えば下部側のボルト5の径が大きく、上部側のボルト5Cの径が小さい等の接続ができる。
【0031】
図18ないし図20に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、大きさの異なる簡易締付ナット収納部9、9Aに同じ右ねじで、大きさの異なる簡易締付ナット8、8Bあるいは同じ左ねじで、大きさの異なる簡易締付ナット8、8Bを収納した点で、このように構成したボルト接続具1Dにしても、ターンバックル機能がないが、同じ右ねじあるいは左ねじの大きさの異なる(径の異なる)ボルト5、5Cの接続に使用することができる。
【0032】
図21ないし図23に示す本発明を実施するための第6の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、両端部の簡易締付ナット収納部9、9に収納される右ねじあるいは左ねじの簡易締付ナット8、8AであるかがわかるようにR、Lの文字を形成あるいは印刷した点で、このように構成したボルト接続具1Eにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、R、Lの文字は阻止手段11Aのカバー筒24、24に設けても、同様な作用効果が得られる。
【0033】
図24ないし図27に示す本発明を実施するための第7の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、簡易締付ナット収納ケース10の一端部の簡易締付ナット収納部9と、この一端部のケ簡易締付ナット収納部9よりも外側に配置したボルトの所定位置に固定することができる固定具28とに回転力を与えるように取付けられたコイルスプリング26と、このコイルスプリング26を使用するまで作用しないように固定する固定紐27とを接続した点で、このように構成したボルト接続具1Fにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、簡易締付ナット収納ケース10と簡易締付ナット8Aは固定具28側に引っ張られ、回転力が加わり、常にナット間の遊びをなくすことができる。
【0034】
なお、前記固定具28はボルトの所定位置まで挿入することができる簡易締付ナット8C、普通のナット、圧着によってボルトの所定位置に固定することができる筒部材あるいはコイルスプリング26の一端部にボルトと螺合する径のボルト螺合コイル部を形成し、該ボルト螺合コイル部の外周部を筒部材で圧着固定するものであっても良い。
【0035】
図28ないし図31に示す本発明を実施するための第8の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、タンバックルとして使用することができる両端部より接続するボルト5,5をそれぞれ挿入することができるボルト挿入孔6a、6aが形成され長方形状、楕円形状などの枠上のフレーム29と、このフレーム29の両端部寄りの部位に形成された該ボルト挿入孔6a、6aに挿入されたボルト5、5と螺合する簡易締付ナット8、8Aを回転不能に収納することができる簡易締付ナット収納部9B、9Bとからなる簡易締付ナット収納ケース10Cを用いた点で、このような簡易締付ナット収納ケース10Cを用いて構成したボルト接続具1Gにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は木造住宅等でボルトを接続する場合に使用されるボルト接続具を製造する産業で利用される。
【符号の説明】
【0037】
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G:ボルト接続具、
2:基礎、 3:アンカーボルト、
4:桁、 5:ボルト、
6:筒部材、 7:小径部、
8:簡易締付ナット、 9、9A、9B:簡易締付ナット収納部、
10、10A、10B、10C:簡易締付ナット収納ケース、
11、11A:阻止手段、 12:傾斜孔、
13:内筒部材、 14:ガイド片、
15:ねじ山、 16:ナットセグメント、
17:取付手段、 18:ボルト挿入孔、
19:外筒部材、 、 20:板スプリング、
21:座金、 22:土台、
23:柱、 24:カバー筒、
25:カシメ 26:コイルスプリング、
27:固定紐、 28:固定具、
29:フレーム。
図1
図2
図3
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図5
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