特開2015-97580(P2015-97580A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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▶ 江頭 孝一の特許一覧

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  • 特開2015097580-簡単脱着接続用留め具。 図000003
  • 特開2015097580-簡単脱着接続用留め具。 図000004
  • 特開2015097580-簡単脱着接続用留め具。 図000005
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-97580(P2015-97580A)
(43)【公開日】2015年5月28日
(54)【発明の名称】簡単脱着接続用留め具。
(51)【国際特許分類】
   A44C 25/00 20060101AFI20150501BHJP
【FI】
   A44C25/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2013-237998(P2013-237998)
(22)【出願日】2013年11月18日
(71)【出願人】
【識別番号】500400973
【氏名又は名称】江頭 孝一
(72)【発明者】
【氏名】江頭 孝一
【テーマコード(参考)】
3B114
【Fターム(参考)】
3B114AA11
3B114EC13
(57)【要約】
【課題】
往来の方法では接続したいもの同士の位置がなかなか定まらずに着脱が困難であったり、力を使わないと接続できないために接続が面倒であったり、または外れてほしくないときに簡単に外れてしまうという問題があった。
【解決手段】
本発明は、金属やプラスチックの持つ弾力性を利用することにより、接続しにくいものや、接続が面倒な鎖やワイヤー等の接続を円の内側へ湾曲した切れ目部分を押し付けるだけで容易にし、また簡単に外れてほしくないときに外れてしまうという問題を解決することが出来るものである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リング状の金属やプラスチックの一箇所を切り離し、その切り離した部分を内側へ湾曲させ、且つ、接触させることで、接続する相手が切れ目の無い棒やワイヤー等であっても簡単に引っ掛けて繋ぐことが出来、さらに、外すときも内側へ湾曲させた部分を接続した相手側へ押すことで、簡単に外すことが出来ることを特徴とする接続留め具。
【請求項2】
棒状の金属やプラスチックを曲げ加工し、その端同士を内側へ湾曲させ、且つ、接触させることで、接続する相手が切れ目の無い棒やワイヤー等であっても簡単に引っ掛けて繋ぐことが出来、さらに、外すときも内側へ湾曲させた部分を接続した相手側へ押すことで、簡単に外すことが出来ることを特徴とする接続留め具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は金属やプラスチックの持つ弾力性を利用することにより、接続しにくかったり、接続が面倒だったりする鎖やワイヤー等の接続や取り外しを容易にする接続用留め具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
往来の留め具を利用した接続部品はスプリング等を使用した構造のため着脱が困難であり、またS字フックのように簡単に引っ掛けることは出来るが引っ掛けたものを外すときにフックごと外れることがあるという問題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、このような往来の接続部品が有していた問題を解決しようというものであり、鎖やワイヤー等を簡単に接続出来、且つ、簡単にはずすことが出来るように考えたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を解決するために、請求項1や請求項2の本発明の接続留め具は、図1のように金属やプラスチックの持つ弾力性を利用し、円の内側に湾曲した切れ目を持つことを特徴とする。
【0005】
さらに接続するもの同士のねじれが問題になる場合は、接続用留め具の切れ目がある側とは反対側にねじれが解消するために必要な角度を付けたり、外側にねじれを解消するために必要な角度にリング状のものを取り付けることで解消できることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
上述したように本発明では、脱着が困難であったり、着脱が面倒であったり、または外れてほしくない場合に外れてしまうという問題を解決する効果を発揮するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態を図1図3に基づいて説明する。
【0008】
図1図3は本発明の実施形態に係り、図1図3は請求項1、請求項2に関する基本図である。
【0009】
図1はリング状の金属やプラスチックの一箇所を切り離し、その切り離した部分を内側へ湾曲させた簡単脱着接続用留め具の基本形を正面から見た図である。図1に示すように本簡単脱着接続用留め具は円の内側に湾曲した切れ目を持ち、その特徴的な湾曲部分を接続したい相手へ押し付けるだけで簡単に接続することが出来る。
その際、接続する相手の大きさによって湾曲させる角度や深さを適切に設計することが肝要である。
【0010】
図2は接続したい相手とすでに接続している状態の簡単脱着接続用留め具の基本形を正面から見た図である。図2に示すように本簡単脱着接続用留め具を外す場合は、接続した相手に対して湾曲した切れ目部分を押し付けることで簡単に外すことが出来る。
【0011】
図3は簡単脱着接続用留め具の使用時において、予定外のときにさらに安易に外れにくくするために、内側に湾曲させた切れ目をクロスさせた基本形を正面から見た図である。
この場合、何らかのきっかけで切れ目部分に接続していた相手が引っ掛かって、外れる方向に力が加わっても留め具そのものが破壊されるような力でなければ、締まる方向への力になるので、安易に外れることは無い。
【0012】
図1から図3で示したように、各基本図の波線の下の形は、例えばハートや星型のように
どのような形でもよく、要は切れ目部分が湾曲した内側の最下部にあることが肝要である。




【特許文献1】登録実用新案 3117022号
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施実態を示す正面図1
図2】本発明の実施実態を示す正面図2
図3】本発明の実施実態を示す正面図3
図1
図2
図3