【実施例1】
【0016】
本発明の具体的な実施例を説明する前に、本発明が適用される乗客コンベアの代表例としてエスカレータ装置の乗降口近傍の構成を
図1乃至
図3に基づいて説明する。
【0017】
図1において、二台のエスカレータ装置(乗客コンベア)1、2が並設されており、これらのエスカレータ装置1、2の乗降口が近接して配置されている。このようなエスカレータ装置1、2は、乗客の輸送能力を向上するために複数のエスカレータ装置を上階或いは下階に向けて並設して架け渡す設置方式や、連続してエスカレータ装置を乗り継いでいくために複数のエスカレータ装置を上階方向或いは下階方向に連続して架け渡す設置方式のものが知られている。そして、いずれの設置方式であっても乗降口が近接して配置される構成となっている。
【0018】
各エスカレータ装置1、2の乗降口には、建屋側床面に連続して繋がるようにランディングプレート3、4が敷設されている。また、両ランディングプレート3、4の表面は床面との間に所定の高さを有しているので、両ランディングプレート3、4の間には隙間(空間)が存在し、この隙間を塞ぐように中間床組立体5が設置されている。そして、この中間床組立体5の表面は両ランディングプレート3、4の表面と段差がないように形成され、ほぼ均一な平面形状に構成されている。更に、両ランディングプレート3、4や中間床組立体5の表面には、近傍の建屋床面に合わせて適切な色や模様などが施されている。尚、参照番号7、8は移動手摺りであり、図示しない踏板と共に移動するものである。
【0019】
図2および
図3に示すように、両ランディングプレート3、4の間に設置した中間床組立体5を利用して誘導柵6が固定、配置されている(
図1では誘導柵6は図示省略している)。つまり、両エスカレータ装置1、2の隣り合った移動手摺り7、8の折り返し先端部付近から夫々200mm程度離れた位置に、誘導柵6が中間床組立体5及び建屋の床面から植立するように配置されている。そして、誘導柵6の一方の脚部6Aをランディングプレート3、4の間に下にある強度部材として機能する本体フレームに溶接、或いはボルトによって固定し、他方の脚部を建屋の床面にアンカーボルトによって固定するようにしている。この誘導柵6はJEAS−524(日本エレベーター協会標準集)に示されているように、混雑時に利用者の動線を整理して利用者の移動を円滑に誘導するものである。
【0020】
次に本実施例の特徴的な構成である中間床組立体5の構成について
図4及び
図5を用いて詳細に説明する。
【0021】
図4において、中間床組立体5は、細長い箱形に形成されたステンレス、鋼材等の金属からなる中間床部材9と、これもステンレス、鋼材等の金属からなる3mm程度の板材から形成される中間プレート10、11、及び切欠付き中間プレート12、13とから構成されている。ここで、これらの中間プレート10、11、及び切欠付き中間プレート12、13は中間床部材9の上面にねじや接着剤等の固定手段によって取り付けられるものである。尚、本実施例では中間プレート10、11、及び切欠付き中間プレート12、13は誘導柵6の脚部6Aを固定する際に中間床組立体5に取り付けられるが、中間プレート10、11は中間床部材9と一体的に構成されていれば良いので、場合によっては最初から中間床部材9に一体化されていても良いものである。この場合、中間プレート10、11の間に後述する開口部14が形成されることになる。
【0022】
中間床部材9は長手方向に亘って開口面を有し、その中間部に所定の長さに亘って形成された開口部14が形成されている。この開口部14は中間プレート10と中間プレート11を取り付けた時に両者の間に形成されるものである。したがって、最初から中間プレート10、11が中間床部材9と一体的に構成されていれば中間プレート10、11の間が開口部14となる。
【0023】
そして、この開口部14は一対の切欠付き中間プレート12、13によってその開口面が塞がれるものである。この切欠付き中間プレート12、13は開口部14の長手方向の中心線に沿って2分割されており、切欠付き中間プレート12、13の突き合わせ部には半円形の切り欠き15、16が形成されている。この切り欠き15、16によって後述するように誘導柵6の脚部6Aが挿通する挿通孔が形成されるものである。
【0024】
また、後述するように中間床部材9の開口部14を利用して誘導柵6の脚部6Aの取り付け固定を行うために、中間床部材9の中間部に形成した開口部14の幅は誘導柵6の脚部6Aよりも十分に大きな長さを有し、更に建屋側の誘導柵6の意匠や設置寸法の変更に合わせて誘導柵6の脚部6Aの取り付け融通性を高めるため、所定の長さに亘って開口されている。尚、中間プレート10、11、及び切欠付き中間プレート12、13の表面には、ランディングプレート3、4や近傍の建屋床面に合わせて適切な色や模様などの装飾が施されていても良く、化粧プレートとしての機能を備えるようにしても良いものである。
【0025】
そして、エスカレータ装置1、2を据え付ける場合は、先ず、本体フレーム30A、30Bを建屋に架け渡した後に、本体フレーム30A、30Bの長手方向両端部に設けられる乗降床(ランディングプレート)間を無端状に連結されて循環移動する踏板、本体フレーム30A、30Bに立設された欄干及び踏板と同期して駆動される移動手摺り等が取り付けられるものである。次に、ランディングプレート3、4が設置された後に、中間床部材9、或いは中間プレート10、11が一体化された中間床部材9をランディングプレート3、4の間に配置して据え付け工事が行われるものである。尚、ランディングプレート3,4と中間床部材9の設置順序は前後してもかまわないものである。
【0026】
図5に示すように、一方のエスカレータ装置1の強度部材である本体フレーム30Aにはランディングプレート3が載置され、他方のエスカレータ装置2の強度部材である本体フレーム30Bにはランディングプレート4が載置されるように構成されている。本体フレーム30A、30Bとランディングプレート3、4の間には、ランディングプレート3、4を乗せるための床枠(図示せず)があり、この床枠は本体フレーム30A、30Bにボルトによって固定されている。ランディングプレート3、4は床枠に乗せるだけで固定されておらず、エスカレータ装置の乗降口の下にある機械室のメンテナンスを行なうため、ランディングプレート3、4を容易に外せる構造とされている。
【0027】
次に、ランディングプレート3、4の間には中間床組立体5が配置されており、中間床組立体5を構成する中間床部材9は厚さ調整スペーサ31を介して本体フレーム30A、30Bに載置されている。厚さ調整スペーサ31は、ランディングプレート3、4と中間プレート10、11及び切欠付き中間プレート12、13の表面の高さを合せるために中間床部材9と本体フレーム30A、30Bの間に介装されているものである。そして、厚さ調整スペーサ31による高さ調整が終わった後に中間床部材9は本体フレーム30A、30Bに対して固定されるものである。この場合、中間床部材9の先端部側と後端部側をL型鋼または平型鋼を介して本体フレーム30A、30Bと溶接で固定されるものである。
【0028】
以上のような構成によって、エスカレータ装置1、2の据え付けはランディングプレート3、4と、中間床部材9、或いは中間プレート10、11が一体化された中間床部材9と共に行うことができる。
【0029】
そして、このような据え付け状態で、誘導柵6の設置寸法に合わせて誘導柵6の脚部6Aを中間床部材5の開口部14を利用して本体フレーム30A、30B側に差し込み、脚部6Aと本体フレーム30A、30Bを溶接することによって相互に固定することができる。ここで、中間床部材9の開口部14は所定の長さに亘って開口されているため、建屋側の誘導柵6の意匠や設置寸法の変更に合わせて誘導柵6の脚部6Aの固定位置を、開口部14の開口範囲内で移動することで任意に決めることができる。したがって、この開口部14は誘導柵6の設置寸法の最大変更幅に合わせてその寸法等を決められている。
【0030】
次に、誘導柵6の脚部6Aの固定が終了すると、誘導柵6の脚部6Aの設置位置やその形状に合せて板状の中間プレート10、11、切欠付き中間プレート12、13を製作し、中間床部材9の上側の開口面に載置、固定することで脚部6Aの固定部を覆い隠すことができるようになる。この固定方法はボルトや接着剤を使用することによって簡単に行うことができる。尚、中間プレート10、11が一体化された中間床部材9であれば、切欠付き中間プレート12、13だけを製作して中間床部材9の上側の開口部14に載置、固定することで脚部6Aの固定部を覆い隠すことができるようになる。
【0031】
また、本実施例では中間プレート10、11及び切欠付き中間プレート12、13は板状であるため、脚部6Aの形状や設置位置に合わせて極めて容易に製作することができる。従来のように複雑な形状の中間床組立体を使用することがないので製作に費やす時間を大幅に短縮することが可能となる。
【0032】
更に、本実施例において脚部6Aの取り付け位置を開口部14の長手方向の中心線に沿って固定できれば、2個の切欠付き中間プレート12、13はこの中心線を境にして同じ形状にできる。したがって、同じ形状の切欠付き中間プレートを裏返して使用することができるので製作時間が短縮できる効果が期待できる。
【0033】
上述した通り、ランディングプレート3、4の間の空間に収納される従来の箱状の中間床組立体は、建屋側の誘導柵6の意匠形状や取付け位置が決まらないとその寸法、形状等の仕様が定まらず、中間床組立体の製作、設置工事が早期に終了できないものであった。したがって、設置工事を行うエスカレータ装置の設置会社から見れば、中間床組立体の製作や、これの設置工事が誘導柵6の意匠や取付け位置が決まるまでは行えず、設置工事の期間が長くなってしまうという課題があった。
【0034】
これに対して、本実施例よれば建屋側の誘導柵6の設置寸法等の仕様が決まらなくても、エスカレータ装置の据え付けはランディングプレート3、4と、中間床部材9と共に行うことができるものである。つまり、エスカレータ装置が据え付けられた状態で誘導柵6の設置寸法に合わせて、中間床部材9の開口部14の開口範囲内で誘導柵6の脚部6Aの取り付け位置が決められ、誘導柵6の脚部6Aはこの位置で本体フレーム30A、30Bに溶接することできる。更に、誘導柵6の脚部6Aの固定が終了すると板状の中間プレート10、11及び切り欠き中間プレート12、13を製作して中間床部材9の上側の開口面に載置、固定することで脚部6Aの固定部を覆い隠すことができる。そして、中間プレート10、11、切り欠き中間プレート12、13は板状であるため、脚部6Aの固定位置に合わせて極めて容易に製作することができ、従来のような複雑な形状の中間床組立体を製作して設置することがないので、中間床組立体の製作を含む設置工事の時間が短縮されるようになるものである。
【0035】
尚、誘導柵6の脚部6Aの取り付け位置の変更は開口部14の開口範囲内なので、実際には切欠付き中間プレート12、13だけを誘導柵6の脚部6Aの取り付け位置の変更に応じて製作すれば良いものである。中間プレート10、11は汎用の中間プレートとして準備しておいて、その都度使用すれば良いものである。
【0036】
以上述べたような本実施例においては、誘導柵6の脚部6Aが配置されることになる中間床部材9の開口部14は、脚部6Aを取り付けるための十分な幅と、誘導柵6の設置寸法の変更に合せた十分な長さを有している。このため、誘導柵6を設置する時に脚部6Aの固定位置が変更になっても、中間床組立体5の基礎となる構成部分である中間床部材9はそのまま使用でき、開口部14の開口の範囲内で脚部6Aの位置を容易に調整することができる。しかも、切欠付き中間プレート12、13は中間床部材9全体の大きさに比べて小さいため、誘導柵6の脚部6Aの位置が変更になっても、それに合わせて新たな切欠付き中間プレート12、13を容易に製作することができる。
【0037】
また、中間プレート10、11及び切欠付き中間プレート12、13によって、誘導柵6の脚部6Aを固定した本体フレーム30A、30Bや、誘導柵6の脚部6Aが遮蔽されるので美観を保つことできるようになる。加えて、中間プレート10、11や切り欠き中間プレート12、13をボルトのような固定部材で中間床部材9に固定しない構造にすれば更に美観を向上することができる。
【0038】
また、中間プレート10、11や切り欠き中間プレート12、13は、その形状が板状であることから容易に製作することができるので、ランディングプレート3、4や乗降口近傍の建屋床面の意匠が決まった後に、これと調和する適切な装飾を施すことによって、乗降口近傍を全体的に調和の取れたデザインとすることができるようになる。
【0039】
ところで、上述したように誘導柵6の取付け位置はJEAS(日本エレベーター協会標準集)にて定義されており、移動手摺り7、8の折り返し先端部から200mmの位置に誘導柵6を取り付けることになっている。したがって、開口部14の長手方向の寸法は、例えば誘導柵6の脚部6Aの取り付け位置の前後150mmの余裕を持たせ、中間床部材9の移動手摺り7、8側の端部より600mmの位置から開口部を300mm程度形成すれば良い。また、開口部14の幅方向の寸法については、誘導柵6の脚部6Aの外形が円柱状或いは角柱状の場合でも対応できるように、十分な幅を有したものとすれば良いものである。
【0040】
以上説明したように、本実施例おいてはランディングプレート3、4の間に所定の長さを有する開口部14を備えた中間床部材9を本体フレーム30A、30Bに載置して溶接することで据え付け状態としている。この状態で、誘導柵6の一方の脚部6Aを中間床部材9の取り付け開口14を介して任意の位置で本体フレーム30A、30Bと固定できるようにしている。そして、誘導柵6の脚部6Aと本体フレーム30A、30Bが固定された後に、中間床部材9の開口部14を含む開口部に板状の中間プレート10、11、12、13を取り付けて開口部を覆い隠すようにしている。
【0041】
このような構成によれば、誘導柵6の意匠形状や取付け位置が変更になっても開口部14によって取り付け位置の融通がきくのでエスカレータ装置側での据え付け作業を進めることができる。また、この変更に合せて板状の中間プレート10乃至中間プレート13を製作し、既に据え付けされている中間床部材9に形成されている開口部14を含む開口面に、新たに製作された中間プレート10乃至中間プレート13を取り付けることで中間床部材9の内部を覆い隠すことができるので効率的に据え付け作業を進めることができるものである。
【実施例2】
【0042】
次に、本発明の第2の実施形態について
図6を用いて詳細に説明する。この実施例2に示す中間床組立体5は実施例1と比較して中間プレートの構成を変更した点で異なっている。これ以外の構成は実施例1と実質的に同様であるので、その構成、作用、効果については省略する。
【0043】
図6において、中間床組立体5は、細長い箱形に形成した中間床部材9と板状の中間プレート10A乃至中間プレート13Aから構成され、これらは誘導柵6の脚部6Aが本体フレーム30A、30Bに固定された後に、中間床部材9の上面に形成した開口面に取り付けられるものである。これらの材料や、相互の固定方法は実施例1と同様である。
【0044】
但し、中間床部材9は、移動手摺り7、8の反対側の端部に50mm程度の長さを残して移動手摺り7、8側に延びる長い開口部14Aを形成している。この開口部14Aは実施例1の開口部14に比べてかなり長く形成されている。
【0045】
したがって、移動手摺り7、8と誘導柵6の端部の距離はJEAS(日本エレベーター協会標準集)で定義された距離を確保するが、誘導柵6の意匠形状の関係から脚部6Aの取り付け位置がかなり変更されることが予想される場合に、この実施例2のように長い開口部14Aを備えた構成を採用すると有利である。
【0046】
図6に戻って、中間床部材9の上面側には移動手摺り7、8の反対側の端部に50mm程度の短い中間プレート11Aが取り付けられ、開口部14Aを跨いで長い中間プレート10Aが取り付けられている。そして、開口部14Aには切り欠き15を有する短い切欠付き中間プレート12Aと、切り欠き16を有する長い切欠付き中間プレート13Aとが取り付けられる。この夫々の長さは誘導柵6の脚部6Aの配置位置によって決まるものである。
【0047】
短い切欠付き中間プレート12Aと長い切欠付き中間プレート13Aは実施例1とは異なって、開口部14Aの長手方向の中心線と直交すると共に脚部6Aの中心を通る線を境に2分割されている。そして、これらの中間プレート10A乃至中間プレート13Aの製作は実施例1と同様である。尚、これも実施例1と同様であるが、誘導柵6の脚部6Aの取り付け位置の変更は開口部14Aの開口範囲内なので、実際には切欠付き中間プレート12A、13Aだけを誘導柵6の脚部6Aの取り付け位置の変更に応じて製作すれば良いものである。
【0048】
このように、本実施例では長い開口部14Aを形成しているため、誘導柵6の意匠形状の関係から脚部6Aの取り付け位置がかなり変更されることが予想される場合に有利となる。
【実施例4】
【0053】
次に、本発明の第4の実施形態について
図8を用いて詳細に説明する。この実施例4に示す中間床組立体5は実施例3と比較して切欠付き中間プレートの構成を変更した点で異なっている。これ以外の構成は実施例3と実質的に同様であるので、その構成、作用、効果については省略する。
【0054】
図8において、本実施例では誘導柵6が複数個の脚部6A、6Bを備えているので、実施例3と同様に長い開口部14Aが必要となる。ただ、開口部14Aを覆う切欠付き中間プレートが実施例3とは異なっている。本実施例に使用される切欠付き中間プレートは、長手方向に2分割された切欠付き中間プレート12C及び切欠付き中間プレート13Cから構成されている。そして、2個の欠き付き中間プレート12C、13Cには誘導柵6の脚部6A、6Bの位置に対応して切り欠き22乃至切り欠き25が形成されている。この2個の切欠付き中間プレート12C、13Cを開口部14Aに取り付けることで開口部14Aを覆うことができる。
【0055】
尚、本実施例において脚部6A、6Bの取り付け位置を開口部14Aの長手方向の中心線に沿って固定できれば、2個の切欠付き中間プレート12C、13Cは同じ形状にできる。したがって、同じ形状の切欠付き中間プレートを裏返して使用することができるので製作時間が短縮できる効果が期待できる。この実施例も誘導柵6の脚部6A、6Bの取り付け位置の変更は開口部14Aの開口範囲内なので、実際には端部切欠付き中間プレート12C、13Cだけを誘導柵6の脚部6A、6Bの取り付け位置の変更に応じて製作すれば良いものである。
【0056】
以上述べた通り本発明によれば、ランディングプレートの間に所定の長さを有する開口部を備えた中間床部材を配置して据え付けると共に、誘導柵の一方の脚部を中間床部材の開口部を介して任意の位置で乗客コンベアの本体フレームと固定できるようにし、更に誘導柵の脚部と本体フレームが固定された後に中間床部材の開口部を塞ぐ板状の中間プレートを中間床部材に取り付けた構成とした。
【0057】
このような構成よれば、ランディングプレートと中間床部材を据え付けた状態において、中間床部材の開口部を利用して任意の位置で誘導柵の脚部を本体フレームに固定できると共に、板状の中間プレートによって中間床部材の開口部を塞ぐようにすることで、誘導柵の取付け位置が決まらなくてもランディングプレート及び中間床部材を含めて据え付け作業を行えるものである。しかも、中間床部材を覆う中間プレートが板状なので誘導柵の脚部の設置位置や形状に合わせて簡単に中間プレートを製作でき、設置工事の期間を短くできるという効果を奏するようになる。