特開2016-106112(P2016-106112A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2016-106112ベンゾチアゾール−6−イル酢酸誘導体およびHIV感染を処置するためのそれらの使用
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-106112(P2016-106112A)
(43)【公開日】2016年6月16日
(54)【発明の名称】ベンゾチアゾール−6−イル酢酸誘導体およびHIV感染を処置するためのそれらの使用
(51)【国際特許分類】
   C07D 277/62 20060101AFI20160520BHJP
   A61K 31/427 20060101ALI20160520BHJP
   A61K 31/4439 20060101ALI20160520BHJP
   A61K 31/444 20060101ALI20160520BHJP
   A61K 31/497 20060101ALI20160520BHJP
   A61K 31/506 20060101ALI20160520BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20160520BHJP
   A61K 31/553 20060101ALI20160520BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20160520BHJP
   C07D 417/10 20060101ALI20160520BHJP
   C07D 417/14 20060101ALI20160520BHJP
   C07D 471/04 20060101ALI20160520BHJP
   C07D 487/04 20060101ALI20160520BHJP
   C07D 491/06 20060101ALI20160520BHJP
   C07D 498/04 20060101ALI20160520BHJP
   A61P 31/18 20060101ALI20160520BHJP
【FI】
   C07D277/62CSP
   A61K31/427
   A61K31/4439
   A61K31/444
   A61K31/497
   A61K31/506
   A61K31/5377
   A61K31/553
   A61K45/00
   C07D417/10
   C07D417/14
   C07D471/04 104Z
   C07D471/04 106C
   C07D471/04 106Z
   C07D471/04 113
   C07D471/04 114A
   C07D487/04 140
   C07D487/04 142
   C07D487/04 145
   C07D491/06
   C07D498/04 112T
   A61P31/18
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】637
(21)【出願番号】特願2016-12974(P2016-12974)
(22)【出願日】2016年1月27日
(62)【分割の表示】特願2015-507236(P2015-507236)の分割
【原出願日】2013年4月19日
(31)【優先権主張番号】61/636,602
(32)【優先日】2012年4月20日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/718,165
(32)【優先日】2012年10月24日
(33)【優先権主張国】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.CombiFlash
(71)【出願人】
【識別番号】500029420
【氏名又は名称】ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】ケリム ババオグル
(72)【発明者】
【氏名】ジェディミナス ブリズジス
(72)【発明者】
【氏名】ジェイク チャ
(72)【発明者】
【氏名】シャオウー チェン
(72)【発明者】
【氏名】グオ ホンヤン
(72)【発明者】
【氏名】ランデール エル. ハルコム
(72)【発明者】
【氏名】ハン シャオチュン
(72)【発明者】
【氏名】リチャード フアン
(72)【発明者】
【氏名】リウ ホンタオ
(72)【発明者】
【氏名】ライアン マクファデン
(72)【発明者】
【氏名】マイケル エル. ミッチェル
(72)【発明者】
【氏名】キー インメイ
(72)【発明者】
【氏名】ポール エー. ロエセル
(72)【発明者】
【氏名】リャンホン シュー
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ホン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】HIVの複製を阻害する新規の化合物及びウイルス生活環における代替部位に指向する化合物(インテグラーゼ酵素をターゲティングする化合物が含まれる)及び適切なレベルの代謝安定性を有する新規な化合物の提供。
【解決手段】式(I’)で表されるベンゾチアゾール誘導体又はその薬学的に受容可能な塩、及び薬学的に受容可能なキャリアを含有する、薬学的組成物。
[この文献は図面を表示できません]

(Aはフェニル、単環式ヘテロアリール又は単環式複素環;Bはアリール、ヘテロアリール又は複素環;Rはアリール、ヘテロアリール又は複素環)
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
明細書中に記載される発明。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の引用
本特許出願は、米国特許出願第61/636602号(2012年4月20日出願)および米国特許出願第61/718165号(2012年10月24日出願)の優先権の利益を主張する。これらの仮出願の各々の内容は、その全体が本明細書中に参考として援用される。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染および関連疾患は、世界的な公衆衛生上の大きな問題である。ヒト免疫不全ウイルス1型(HIV−1)は、ウイルス複製に必要な以下の3つの酵素をコードする:逆転写酵素、プロテアーゼ、およびインテグラーゼ。逆転写酵素およびプロテアーゼをターゲティングする薬物が広く使用され、特に組み合わせて使用した場合に有効性が示されているにもかかわらず、毒性および耐性株の出現によりその有用性が制限されている(非特許文献1;非特許文献2)。
【0003】
したがって、HIVの複製を阻害する新規の剤が必要である。ウイルス生活環における代替部位に指向する剤(インテグラーゼ酵素をターゲティングする剤が含まれる)も必要である。適切なレベルの代謝安定性を有する新規な剤もまた必要とされている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】Palellaら、N.Engl.J.Med.(1998)338:853−860
【非特許文献2】Richman,D.D.Nature(2001)410:995−1001
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
要旨
HIV感染の処置のための化合物および方法が開示される。従って、1つの実施形態は、式I’:
【0006】
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
【0007】
の化合物またはその塩を提供し、式I’において:
は、アリール、複素環およびヘテロアリールから選択され、ここでRの任意のアリール、複素環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)から各々独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されており、ここで(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されており;
Aは、フェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意のフェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されているか;あるいはAとBとは一緒になって、二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環を形成し、ここで二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されており;
各Z1aは独立して、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、複素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−NR、−NRC(O)R、−C(O)ORおよび−C(O)NRから選択され、ここでZ1aの任意の(C〜C)炭素環および複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;
各Z1bは独立して、ハロ、CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、ヘテロアリール、複素環、アリール(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−NR、−NRC(O)R、−C(O)ORおよび−C(O)NRから選択され、ここでZ1bの任意の(C〜C)炭素環および複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;そして
、R、RおよびRは各々独立して、Hまたは(C〜C)アルキルである。
【0008】
1つの実施形態は、本明細書中に開示される化合物(例えば、式I、I’の化合物など)またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能なキャリアを含有する、薬学的組成物を提供する。
【0009】
1つの実施形態は、HIVウイルスの増殖を処置する方法、哺乳動物(例えば、ヒト)においてAIDSを処置するか、またはAIDSもしくはARCの症状の発症を遅延させる方法を提供し、この方法は、本明細書中に開示される化合物(例えば、式I、I’の化合物など)、またはその薬学的に受容可能な塩を、この哺乳動物に投与する工程を包含する。
【0010】
1つの実施形態は、哺乳動物(例えば、ヒト)におけるHIV感染を処置する方法を提供し、この方法は、本明細書中に開示される化合物(例えば、式I、I’の化合物など)、またはその薬学的に受容可能な塩を、この哺乳動物に投与する工程を包含する。
【0011】
1つの実施形態は、哺乳動物(例えば、ヒト)におけるHIV感染を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある哺乳動物に、治療有効量の本明細書中に開示される化合物(例えば、式I、I’の化合物など)、またはその薬学的に受容可能な塩を、治療有効量の、HIVプロテアーゼ阻害化合物、逆転写酵素のHIV非ヌクレオシドインヒビター、逆転写酵素のHIVヌクレオシドインヒビター、逆転写酵素のHIVヌクレオチドインヒビター、HIVインテグラーゼインヒビター、gp41インヒビター、CXCR4インヒビター、gp120インヒビター、CCR5インヒビター、キャプシド重合インヒビター、およびHIVを処置するための他の薬物、ならびにこれらの組み合わせからなる群から選択される、1種または1種より多くのさらなる治療剤と組み合わせて投与する工程を包含する。
【0012】
1つの実施形態は、医学療法において使用するため(例えば、哺乳動物(例えば、ヒト)において、HIVウイルスもしくはAIDSの増殖を処置する際、またはAIDSもしくはARCの症状の発症を遅延させる際に使用するため)の、本明細書中に開示される化合物(例えば、式I、I’の化合物など)、またはその薬学的に受容可能な塩を提供する。
【0013】
1つの実施形態は、医学療法において使用するため(例えば、哺乳動物(例えば、ヒト)におけるHIV感染を処置する際に使用するため)の、本明細書中に開示される化合物(例えば、式I、I’の化合物など)、またはその薬学的に受容可能な塩を提供する。
【0014】
1つの実施形態は、哺乳動物(例えば、ヒト)において、HIVウイルスもしくはAIDSの増殖を処置するため、またはAIDSもしくはARCの症状の発症を遅延させるための、医薬の製造において使用するための本明細書中に開示される化合物(例えば、式I、I’の化合物など)、またはその薬学的に受容可能な塩を提供する。
【0015】
1つの実施形態は、HIVウイルスもしくはAIDSの増殖の予防処置もしくは治療処置において使用するため、またはAIDSもしくはARCの症状の発症を遅延させる治療処置において使用するための、本明細書中に開示される化合物(例えば、式I、I’の化合物など)、またはその薬学的に受容可能な塩を提供する。
【0016】
1つの実施形態は、哺乳動物(例えば、ヒト)におけるHIV感染を処置するための医薬の製造のための、本明細書中に開示される化合物(例えば、式I、I’の化合物など)、またはその薬学的に受容可能な塩を提供する。
【0017】
1つの実施形態は、哺乳動物(例えば、ヒト)におけるHIV感染の予防処置または治療処置において使用するための、本明細書中に開示される化合物(例えば、式I、I’の化合物など)またはその薬学的に受容可能な塩を提供する。
【0018】
1つの実施形態は、本明細書中に開示される化合物またはその塩を調製するために有用な、本明細書中に開示されるプロセスおよび中間体を提供する。
一実施形態において、例えば、以下の項目が提供される。
(項目1)
式I’:
【化349】
[この文献は図面を表示できません]

の化合物またはその塩であって、式I’において:
は、アリール、複素環およびヘテロアリールから選択され、ここでRの任意のアリール、複素環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)から各々独立して選択される1個または1個より多くの基で必要に応じて置換されており、ここで(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されており;
Aは、フェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意のフェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されているか;あるいはAとBとは一緒になって、二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環を形成し、ここで二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されており;
各Z1aは独立して、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、複素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−NR、−NRC(O)R、−C(O)ORおよび−C(O)NRから選択され、ここでZ1aの任意の(C〜C)炭素環および複素環は、1個または1個より多くのハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;
各Z1bは独立して、ハロ、CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、ヘテロアリール、複素環、アリール(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−NR、−NRC(O)R、−C(O)ORおよび−C(O)NRから選択され、ここでZ1bの任意の(C〜C)炭素環および複素環は、1個または1個より多くのハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;そして
、R、RおよびRは各々独立して、Hまたは(C〜C)アルキルである、化合物またはその塩。
(項目2) 式I’に示されるような−OC(CH基の配置は、(S)立体化学である、項目1に記載の化合物。
(項目3) Rは、アリール、複素環およびヘテロアリールから選択され、ここでRの任意のアリール、複素環およびヘテロアリールは、1個または1個より多くのハロまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されている、項目1または項目2に記載の化合物。
(項目4) Rは、アリールおよび複素環から選択され、ここでRの任意のアリールおよび複素環は、1個または1個より多くのクロロ、フルオロまたはメチルで必要に応じて置換されている、項目1または項目2に記載の化合物。
(項目5) Rは:
【化350】
[この文献は図面を表示できません]

である、項目1または項目2に記載の化合物。
(項目6) Rは:
【化351】
[この文献は図面を表示できません]

である、項目1または項目2に記載の化合物。
(項目7) Aは、フェニル、単環式N−ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意のフェニル、単環式N−ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目8) Aは、単環式N−ヘテロアリールであり、ここで単環式N−ヘテロアリールは、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目9) Aは、ピリジニル、ピリミジニルまたはピラジニルであり、ここでピリジニル、ピリミジニルまたはピラジニルは、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目10) Aは、ピリジニル、ピリミジニルまたはピラジニルであり、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目11) AとBとは一緒になって、二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環を形成し、ここで二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目12) AとBとは一緒になって、二環式ヘテロアリールを形成し、ここで二環式ヘテロアリールは、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目13) AとBとは一緒になって、ピロロピリジニル、ピラゾロピリジニルまたはインダゾリルを形成し、ここでピロロピリジニル、ピラゾロピリジニルまたはインダゾリルは、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目14) A−Bは:
【化352】
[この文献は図面を表示できません]

【化353】
[この文献は図面を表示できません]

【化354】
[この文献は図面を表示できません]

から選択される、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目15) 前記塩は薬学的に受容可能な塩である、項目1に記載の化合物。
(項目16)
【化355】
[この文献は図面を表示できません]

【化356】
[この文献は図面を表示できません]

【化357】
[この文献は図面を表示できません]

【化358】
[この文献は図面を表示できません]

【化359】
[この文献は図面を表示できません]

【化360】
[この文献は図面を表示できません]

【化361】
[この文献は図面を表示できません]

【化362】
[この文献は図面を表示できません]

ならびにその薬学的に受容可能な塩から選択される、項目1に記載の化合物。
(項目17) A−Bは:
【化363】
[この文献は図面を表示できません]

【化364】
[この文献は図面を表示できません]

【化365】
[この文献は図面を表示できません]

【化366】
[この文献は図面を表示できません]

【化367】
[この文献は図面を表示できません]

【化368】
[この文献は図面を表示できません]

【化369】
[この文献は図面を表示できません]

【化370】
[この文献は図面を表示できません]

【化371】
[この文献は図面を表示できません]

【化372】
[この文献は図面を表示できません]

【化373】
[この文献は図面を表示できません]

【化374】
[この文献は図面を表示できません]

から選択される、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目18) A−Bは:
【化375】
[この文献は図面を表示できません]

【化376】
[この文献は図面を表示できません]

から選択される、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目19) A−Bは:
【化377】
[この文献は図面を表示できません]

から選択される、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目20)
【化378】
[この文献は図面を表示できません]

【化379】
[この文献は図面を表示できません]

【化380】
[この文献は図面を表示できません]

【化381】
[この文献は図面を表示できません]

【化382】
[この文献は図面を表示できません]

【化383】
[この文献は図面を表示できません]

【化384】
[この文献は図面を表示できません]

【化385】
[この文献は図面を表示できません]

【化386】
[この文献は図面を表示できません]

【化387】
[この文献は図面を表示できません]

【化388】
[この文献は図面を表示できません]

【化389】
[この文献は図面を表示できません]

【化390】
[この文献は図面を表示できません]

【化391】
[この文献は図面を表示できません]

【化392】
[この文献は図面を表示できません]

【化393】
[この文献は図面を表示できません]

【化394】
[この文献は図面を表示できません]

【化395】
[この文献は図面を表示できません]

【化396】
[この文献は図面を表示できません]

【化397】
[この文献は図面を表示できません]

【化398】
[この文献は図面を表示できません]

【化399】
[この文献は図面を表示できません]

【化400】
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【化401】
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【化402】
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【化403】
[この文献は図面を表示できません]

【化404】
[この文献は図面を表示できません]

【化405】
[この文献は図面を表示できません]

【化406】
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【化407】
[この文献は図面を表示できません]

【化408】
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【化409】
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【化410】
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ならびにその薬学的に受容可能な塩から選択される、項目1に記載の化合物。
(項目21)
【化411】
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【化412】
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ならびにその薬学的に受容可能な塩から選択される、項目1に記載の化合物。
(項目22) 項目1〜21のいずれか1項に記載の式I’の化合物またはその薬学的に受容可能な塩と、薬学的に受容可能なキャリアとを含有する、薬学的組成物。
(項目23) 哺乳動物のHIV感染を処置する方法であって、項目1〜21のいずれか1項に記載の式I’の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を該哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
(項目24) 哺乳動物のHIV感染を処置する方法であって、HIV感染の処置を必要とする哺乳動物に、治療有効量の項目1〜21のいずれか1項に記載の式I’の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、治療有効量の1種または1種より多くのさらなる治療剤と組み合わせて投与する工程を包含し、該さらなる治療剤は、HIVプロテアーゼ阻害化合物、逆転写酵素のHIV非ヌクレオシドインヒビター、逆転写酵素のHIVヌクレオシドインヒビター、逆転写酵素のHIVヌクレオチドインヒビター、HIVインテグラーゼインヒビター、gp41インヒビター、CXCR4インヒビター、gp120インヒビター、CCR5インヒビター、キャプシド重合インヒビター、およびHIVを処置するための他の薬物、ならびにこれらの組み合わせからなる群から選択される、方法。
(項目25) 医学療法で用いるための、項目1〜21のいずれか1項に記載の式I’の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目26) 哺乳動物のHIV感染を処置するための医薬の製造のための、項目1〜21のいずれか1項に記載の式I’の化合物またはその薬学的に受容可能な塩の使用。
(項目27) HIV感染の予防的処置または治療的処置で用いるための、項目1〜21のいずれか1項に記載の式I’の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目28) 本明細書中に記載されるような化合物または方法。
【発明を実施するための形態】
【0019】
詳細な説明
定義
別段に記述しない限りは、本明細書中で使用される以下の用語および句は、以下の意味を有することを意図する。
【0020】
本明細書中で商標名を使用する場合、出願人は、商標名のある製品および商標名のある製品の薬学的有効成分が独立して含まれることを意図する。
【0021】
「アルキル」は、ノルマル、第二級、または第三級の原子を含む炭化水素である。例えば、アルキル基は、1〜20個の炭素原子(すなわち、(C〜C20)アルキル)、1〜10個の炭素原子(すなわち、(C〜C10)アルキル)、1〜8個の炭素原子(すなわち、(C〜C)アルキル)、または1〜6個の炭素原子(すなわち、(C〜Cアルキル)を有することができる。適切なアルキル基の例には、メチル(Me、−CH)、エチル(Et、−CHCH)、1−プロピル(n−Pr、n−プロピル、−CHCHCH)、2−プロピル(i−Pr、i−プロピル、−CH(CH)、1−ブチル(n−Bu、n−ブチル、−CHCHCHCH)、2−メチル−1−プロピル(i−Bu、i−ブチル、−CHCH(CH)、2−ブチル(s−Bu、s−ブチル、−CH(CH)CHCH)、2−メチル−2−プロピル(t−Bu、t−ブチル、−C(CH)、1−ペンチル(n−ペンチル、−CHCHCHCHCH)、2−ペンチル(−CH(CH)CHCHCH)、3−ペンチル(−CH(CHCH)、2−メチル−2−ブチル(−C(CHCHCH)、3−メチル−2−ブチル(−CH(CH)CH(CH)、3−メチル−1−ブチル(−CHCHCH(CH)、2−メチル−1−ブチル(−CHCH(CH)CHCH)、1−ヘキシル(−CHCHCHCHCHCH)、2−ヘキシル(−CH(CH)CHCHCHCH)、3−ヘキシル(−CH(CHCH)(CHCHCH))、2−メチル−2−ペンチル(−C(CHCHCHCH)、3−メチル−2−ペンチル(−CH(CH)CH(CH)CHCH)、4−メチル−2−ペンチル(−CH(CH)CHCH(CH)、3−メチル−3−ペンチル(−C(CH)(CHCH)、2−メチル−3−ペンチル(−CH(CHCH)CH(CH)、2,3−ジメチル−2−ブチル(−C(CHCH(CH)、3,3−ジメチル−2−ブチル(−CH(CH)C(CH、およびオクチル(−(CHCH)が含まれるが、これらに限定されない。「アルキル」はまた、親アルカンの同一または2個の異なる炭素原子からの2個の水素原子の除去によって誘導される2つの1価のラジカル中心(radical center)を有する飽和の分枝鎖または直鎖炭化水素基をいう。例えば、アルキル基は、1〜10個の炭素原子(すなわち、(C〜C10)アルキル)、または1〜6個の炭素原子(すなわち、(C〜C)アルキル)または1〜3個の炭素原子(すなわち、(C〜C)アルキル)を有することができる。典型的なアルキル基には、メチレン(−CH−)、1,1−エチル(−CH(CH)−)、1,2−エチル(−CHCH−)、1,1−プロピル(−CH(CHCH)−)、1,2−プロピル(−CHCH(CH)−)、1,3−プロピル(−CHCHCH−)、および1,4−ブチル(−CHCHCHCH−)などが含まれるが、これらに限定されない。
【0022】
用語「ハロ」または「ハロゲン」は、本明細書中で使用する場合、フルオロ、クロロ、ブロモ、およびヨードをいう。
【0023】
用語「ハロアルキル」は、本明細書中で使用する場合、1個または1個より多くの水素原子がそれぞれハロ置換基で置換された本明細書中に定義のアルキルをいう。例えば、(C〜C)ハロアルキルは、1個または1個より多くの水素原子がハロ置換基で置換された(C〜C)アルキルである。かかる範囲には、アルキル基上の1個のハロ置換基からアルキル基の完全なハロゲン化までが含まれる。
【0024】
用語「アリール」は、本明細書中で使用する場合、単一の芳香環または二環または多環をいう。例えば、アリール基は、6〜20個の炭素原子、6〜14個の炭素原子、または6〜12個の炭素原子を有することができる。アリールには、少なくとも1つの環が芳香族である(例えば、1個または1個より多くのアリールまたは炭素環と縮合したアリール)約9〜14個の原子を有するフェニル基またはオルト縮合二環式基または多環式基が含まれる。かかる二環または多環は、二環または多環の任意の炭素環部分上で1個または1個より多く(例えば、1個、2個、もしくは3個)のオキソ基で必要に応じて置換され得る。上記定義の二環式または多環式基の結合点が環(環のアリールまたは炭素環部分が含まれる)の任意の位置であり得ると理解すべきである。例示的なアリール基には、フェニル、インデニル、ナフチル、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、およびアントラセニルなどが含まれるが、これらに限定されない。
【0025】
「アリールアルキル」は、炭素原子に結合した水素原子のうちの1つが本明細書中に記載のアリール基で置換された本明細書中に定義のアルキル基(すなわち、アリール−アルキル−部分)をいう。「アリールアルキル」のアルキル基は、典型的には、1〜6個の炭素原子(すなわち、アリール(C〜C)アルキル)である。アリールアルキル基には、ベンジル、2−フェニルエタン−1−イル、1−フェニルプロパン−1−イル、ナフチルメチル、および2−ナフチルエタン−1−イルなどが含まれるが、これらに限定されない。
【0026】
用語「ヘテロアリール」は、本明細書中で使用する場合、単一の芳香環または複数縮合環(multiple condensed ring)をいう。本用語には、環内に約1〜6個の炭素原子ならびに酸素、窒素、および硫黄からなる群から選択される約1〜4個のヘテロ原子を含む単一の芳香環が含まれる。環が芳香族である場合、酸化形態の硫黄原子および窒素原子が存在することもできる。かかる環には、ピリジル、ピリミジニル、オキサゾリル、またはフリルが含まれるが、これらに限定されない。本用語には、上記定義のヘテロアリール基を1個または1個より多くのヘテロアリール(例えば、ナフチリジニル)、炭素環(例えば、5,6,7,8−テトラヒドロキノリル)またはアリール(例えば、インダゾリル)と縮合して複数縮合環を形成することができる複数縮合環系(例えば、2または3個の環を含む環系)も含まれる。かかる複数縮合環は、縮合環の炭素環部分上で1個または1個より多く(例えば、1個、2個、もしくは3個)のオキソ基で必要に応じて置換され得る。上記定義のヘテロアリール複数縮合環の結合点が環(環のヘテロアリール、アリール、または炭素環部分が含まれる)の任意の位置に存在し得ると理解すべきである。例示的なヘテロアリールには、ピリジル、ピロリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラゾリル、チエニル、インドリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、キノリル、イソキノリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、インダゾリル、キノキサリル、キナゾリル、5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリニルベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、チアナフテニル、ピロロピリジニルおよびピラゾロピリジニルが含まれるが、これらに限定されない。
【0027】
用語「N−ヘテロアリール」とは、その環系内に少なくとも1個の窒素原子を含むヘテロアリールをいう。
【0028】
用語「ヘテロシクリル」または「複素環」は、本明細書中で使用する場合、飽和または部分不飽和の単環または複数縮合環をいう。本用語には、環内に約1〜6個の炭素原子と、酸素、窒素、および硫黄からなる群から選択される約1〜3個のヘテロ原子とを含む飽和または部分不飽和の単環(例えば、3、4、5、6もしくは7員環)が含まれる。環は1個または1個より多く(例えば、1個、2個、もしくは3個)のオキソ基で置換され得、硫黄原子および窒素原子はまたその酸化形態で存在し得る。かかる環には、アゼチジニル、テトラヒドロフラニル、またはピペリジニルが含まれるが、これらに限定されない。本用語には、(上記定義の通りの)複素環基が1個または1個より多くの複素環(例えば、デカヒドロナフチリジニル)、ヘテロアリール(例えば、1,2,3,4−テトラヒドロナフチリジニル)、炭素環(例えば、デカヒドロキノリル)またはアリールと、2個の隣接原子にて連結(縮合複素環)し得る複数縮合環系(例えば、2または3環を含む環系)も含まれる。上記定義の複素環式の複数縮合環の結合点は、環(複素環、ヘテロアリール、アリール、または環の炭素環部分が含まれる)の任意の位置に存在し得ると理解すべきである。例示的な複素環には、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロオキサゾリル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、ベンゾオキサジニル、ジヒドロオキサゾリル、クロマニル、1,2−ジヒドロピリジニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、1,3−ベンゾジオキソリル、1,4−ベンゾジオキサニル、テトラヒドロピリミジニル−2−オン、イミダゾリジニル−2−オン、ピロリジニル−2−オン、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノロニル、2,5−ベンゾ[d][1,3]ジオキソリルおよびクロマニル−4−オンが含まれるが、これらに限定されない。
【0029】
用語「有橋複素環」は、本明細書中で使用する場合、4、5、6、7、または8員の複素環の2個の非隣接原子で、本明細書中に定義の1個または1個より多く(例えば、1個もしくは2個)の3、4、5、または6員複素環または(C〜C)炭素環と連結された本明細書中に定義の4、5、6、7、または8員の複素環をいう。かかる有橋複素環には、二環式環系および三環式環系(例えば、2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタンおよび4−アザトリシクロ[4.3.1.13,8]ウンデカン)が含まれる。
【0030】
用語「スピロ複素環」は、本明細書中で使用する場合、3、4、5、6、7、または8員の複素環の1個または1個より多く(例えば、1個もしくは2個)の単一原子にて本明細書中に定義の1個または1個より多く(例えば、1個もしくは2個)の3、4、5、または6員複素環または(C〜C)炭素環と連結された本明細書中に定義の3、4、5、6、7、または8員の複素環をいう。かかるスピロ複素環には、二環系および三環系(例えば、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−7−エニル)が含まれる。
【0031】
用語「大環状複素環」は、本明細書中で使用する場合、約5〜11個の炭素原子と、酸素、窒素、および硫黄からなる群から選択される約1〜3個のヘテロ原子とを環内に含む飽和または部分不飽和の8、9、10、11、または12員環をいい、これは、大環状複素環の2個の隣接原子で1個または1個より多く(例えば、1個、2個、もしくは3個)のアリール、炭素環、ヘテロアリール、または複素環と必要に応じて縮合することができる。大環状複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、もしくは3個)のオキソ基で置換され得、また、酸化形態の硫黄原子および窒素原子が存在し得る。
【0032】
「ヘテロアリールアルキル」は、炭素原子に結合した1つの水素原子が本明細書中に記載のヘテロアリール基で置換された本明細書中に定義のアルキル基(すなわち、ヘテロアリール−アルキル−部分)をいう。「ヘテロアリールアルキル」のアルキル基は、典型的には、1〜6個の炭素原子(すなわち、ヘテロアリール(C〜C)アルキル)である。ヘテロアリールアルキル基には、ヘテロアリール−CH−、ヘテロアリール−CH(CH)−、ヘテロアリール−CHCH−、および2−(ヘテロアリール)エタン−1−イルなどが含まれるがこれらに限定されず、「ヘテロアリール」部分には、上記のヘテロアリール基のいずれかが含まれる。当業者はまた、ヘテロアリール基を炭素−炭素結合または炭素−ヘテロ原子結合によってヘテロアリールアルキルのアルキル部分に結合することができる(但し、得られた基が化学的に安定である場合)と理解するであろう。ヘテロアリールアルキルの例には、硫黄、酸素、および/または窒素を含有する5員ヘテロアリール(チアゾリルメチル、2−チアゾリルエタン−1−イル、イミダゾリルメチル、オキサゾリルメチル、チアジアゾリルメチルなど)、硫黄、酸素、および/または窒素を含有する6員ヘテロアリール(ピリジニルメチル、ピリジジルメチル、ピリミジルメチル、ピラジニルメチルなど)が含まれるが、これらに限定されない。
【0033】
「ヘテロシクリルアルキル」は、炭素原子に結合した1つの水素原子が本明細書中に記載のヘテロシクリル基で置換された本明細書中に定義のアルキル基(すなわち、ヘテロシクリル−アルキル−部分)をいう。「ヘテロシクリルアルキル」のアルキル基は、典型的には、1〜6個の炭素原子(すなわち、ヘテロシクリル(C〜C)アルキル)である。典型的なヘテロシクリルアルキル基には、ヘテロシクリル−CH−、ヘテロシクリル−CH(CH)−、ヘテロシクリル−CHCH−、および2−(ヘテロシクリル)エタン−1−イルなどが含まれるが、これらに限定されず、「ヘテロシクリル」部分には、上記のヘテロシクリル基のいずれかが含まれる。当業者はまた、ヘテロシクリル基を炭素−炭素結合または炭素−ヘテロ原子結合によってヘテロシクリルアルキルのアルキル部分に結合することができる(但し、得られた基が化学的に安定である場合)と理解するであろう。ヘテロシクリルアルキルの例には、硫黄、酸素、および/または窒素を含有する5員複素環(テトラヒドロフラニルメチルおよびピロリジニルメチルなど)、硫黄、酸素、および/または窒素を含有する6員複素環(ピペリジニルメチル、ピペラジニルメチル、モルホリニルメチルなど)が含まれるが、これらに限定されない。
【0034】
用語「炭素環」または「カルボシクリル」は、単環式環系または多環式環系としての3〜7個の炭素原子を有する飽和環(すなわち、シクロアルキル)または部分不飽和環(例えば、シクロアルケニル、シクロアルカジエニルなど)をいう。1つの実施形態では、炭素環は、3〜6個の環炭素(すなわち、(C〜C)炭素環)を含む単環である。炭素環には、二環として7〜12個の炭素原子および多環として約20個までの炭素原子を有する多環式炭素環が含まれる(多環式炭素環の最大の単環が7個の炭素原子である場合)。用語「スピロ二環式炭素環」は、二環式環系の環が単一の炭素原子にて連結された炭素環式二環式環系をいう(例えば、スピロペンタン、スピロ[4,5]デカン、スピロ[4.5]デカンなど)。用語「縮合二環式炭素環」は、二環式環系の環が2個の隣接炭素原子にて連結された炭素環式二環式環系(例えば、ビシクロ[4,5]、[5,5]、[5,6]、もしくは[6,6]系など、またはビシクロ[5,6]もしくは[6,6]系として配置された9個または10個の環原子(例えば、デカヒドロナフタレン、ノルサビナン、ノルカラン))をいう。用語「有橋二環式炭素環」は、二環式環系の環が2個の非隣接炭素にて連結された炭素環式二環式環系をいう(例えば、ノルボルナン、ビシクロ[2.2.2]オクタンなど)。「炭素環」または「カルボシクリル」は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、もしくは3個)のオキソ基で必要に応じて置換され得る。単環式炭素環の非限定的な例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、1−シクロペンタ−1−エニル、1−シクロペンタ−2−エニル、1−シクロペンタ−3−エニル、シクロヘキシル、1−シクロへキセ−1−エニル、1−シクロへキセ−2−エニル、および1−シクロへキセ−3−エニルが含まれる。
【0035】
用語「ハロ炭素環」は、本明細書中で使用する場合、1個または1個より多くの水素原子がそれぞれハロ置換基で置換された本明細書中に定義の炭素環をいう。例えば、(C〜C)ハロ炭素環は、1個または1個より多くの水素原子がハロ置換基で置換されている(C〜C)炭素環である。かかる範囲には、炭素環基上の1個のハロ置換基から炭素環基の完全なハロゲン化までを含む。
【0036】
用語「大環状炭素環」は、本明細書中で使用する場合、8〜12個の炭素原子を含む飽和または部分不飽和の8、9、10、11、または12員環をいい、これは、大環状炭素環の2個の隣接原子で1個または1個より多く(例えば、1個、2個、もしくは3個)のアリール、炭素環、ヘテロアリール、または複素環と必要に応じて縮合することができる。大環状炭素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、もしくは3個)のオキソ基で置換され得る。
【0037】
「カルボシクリルアルキル」は、炭素原子に結合した1個の水素原子が本明細書中に記載のカルボシクリル基で置換された本明細書中に定義のアルキル基をいう(すなわち、カルボシクリル−アルキル−部分)。「カルボシクリルアルキル」のアルキル基は、典型的には、1〜6個の炭素原子である(すなわち、カルボシクリル(C〜C)アルキル)。典型的なカルボシクリルアルキル基には、カルボシクリル−CH−、カルボシクリル−CH(CH)−、カルボシクリル−CHCH−、および2−(カルボシクリル)エタン−1−イルなどが含まれるが、これらに限定されず、「カルボシクリル」部分には、上記の任意のカルボシクリル基が含まれる。
【0038】
例えば、句「(C〜C)アルキルは、単独でまたは基の一部として、必要に応じて置換される」によって説明されるように変数が置換される場合、この句は、単独である場合に変数(C〜C)アルキルを置換することができ、変数「(C〜C)アルキル」がより大きな基の一部である場合(例えば、アリール(C〜C)アルキルまたは−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環基など)で置換することもできることを意味すると理解すべきである。同様に、記述する場合、他の変数(例えば、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロアリール、複素環など)を、「単独でまたは基の一部として」置換することもできる。
【0039】
2個の化学基を連結する式Iの特定の変数をいずれの方向に配向させることもできると理解すべきである。したがって、式IのX基(例えば、O、−C(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−SO−、−(C〜C)アルキルO−、−(C〜C)アルキルC(O)−、−(C〜C)アルキルC(O)O−、−(C〜C)アルキルS−、−(C〜C)アルキルS(O)−、および−(C〜C)アルキルSO−)について、対称でないXの特定の意味をいずれの方向に配向することもできる。例えば、−C(O)O−を、連結する基に対して−C(O)O−または−OC(O)−のいずれかとして配向させることができる。
【0040】
式Iまたは式I’の化合物のコア内に含まれる窒素が酸化型で存在し得ると理解すべきである。例えば、式IのGまたはGのいずれかのチアゾール窒素はN−オキシドであり得る。したがって、本発明は、式Iまたは式I’の化合物(発明の要旨に定義)またはその塩もしくはN−オキシドを含む。
【0041】
当業者は、本明細書中に開示される化合物の置換基および他の部分を、受容可能に安定な薬学的組成物に製剤化することができる薬学的に有用な化合物を提供するのに十分に安定な化合物が得られるように選択すべきであると認識するであろう。かかる安定性を有する本明細書中に開示される化合物は、本発明の範囲内であることが意図される。
【0042】
量に関連して使用される修飾語「約」は、記述の値が含まれ、文脈によって示された意味を有する(例えば、特定の量の測定に伴う一定の誤差を含む)。
【0043】
用語「キラル」は、鏡像パートナーと重ね合わせることができない性質を有する分子をいい、用語「アキラル」は、その鏡像パートナー上に重ね合わせることができる分子をいう。
【0044】
用語「立体異性体」は、同一の化学構造を有するが、原子または基の空間的配置が異なる化合物をいう。
【0045】
「ジアステレオマー」は、2つまたは2つより多くのキラリティの中心または軸を有し、且つその分子が相互に鏡像ではない立体異性体をいう。ジアステレオマーは、典型的には、異なる物理的性質(例えば、融点、沸点、スペクトル特性、および反応性)を有する。ジアステレオマーの混合物は、高分解能の分析手順(電気泳動およびクロマトグラフィーなど)下で分離することができる。
【0046】
「鏡像異性体」は、相互に重ね合わせることができない鏡像である化合物の2つの立体異性体をいう。
【0047】
本発明の特定の化合物は、アトロプ異性体として存在することができる。例えば、アトロプ異性体は、以下の式中のアスタリスクによって示した本発明の化合物(例えば、式I、I’および本明細書中に記載される関連する式の化合物)のR位の特定の置換基について存在することが発見されている。
【0048】
【化2】
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【0049】
アスタリスクの位置のアトロプ異性体に起因するキラリティは、本発明の特定の化合物の特徴である。したがって、本発明は、本発明の化合物の全てのアトロプ異性体(アトロプ異性体の混合物が含まれる)、アトロプ異性体に富む混合物、および単一のアトロプ異性体を含み、これらの混合物または化合物は、本明細書中に記載の有用な性質を有する。
【0050】
1つの実施形態では、本発明の化合物は、50%超が、アスタリスクの位置のR置換基について単一のアトロプ異性体である。1つの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも60%が、アスタリスクの位置のR置換基について単一のアトロプ異性体である。別の実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも70%が、アスタリスクの位置のR置換基について単一のアトロプ異性体である。別の実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも80%が、アスタリスクの位置のR置換基について単一のアトロプ異性体である。別の実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも90%が、アスタリスクの位置のR置換基について単一のアトロプ異性体である。別の実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも95%が、アスタリスクの位置のR置換基について単一のアトロプ異性体である。1つの実施形態では、本発明の化合物(例えば、式Iまたは式I’の化合物)について上記のアスタリスクで示した炭素のR置換基についての立体化学は、(R)立体化学である。別の実施形態では、本発明の化合物(例えば、式Iまたは式I’の化合物)について上記のアスタリスクで示した炭素のR置換基についての立体化学は、(S)立体化学である。
【0051】
本発明の特定の化合物について、以下の式中のアスタリスクで示した本発明の化合物(例えば、式Iまたは式I’の化合物)のR置換基を保有する炭素の立体化学は、本発明の別の態様である。
【0052】
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
【0053】
1つの実施形態では、本発明の化合物についての上記式について上記のアスタリスクで示した炭素の立体化学は、(S)立体化学である。別の実施形態では、本発明の化合物についての上記式について上記のアスタリスクで示した炭素の立体化学は、(R)立体化学である。
【0054】
1つの実施形態では、本発明の化合物は、50%超が、アスタリスクの位置の炭素について1つの立体異性体である。別の実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも60%が、アスタリスクの位置の炭素についての単一の立体異性体である。別の実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも70%が、アスタリスクの位置の炭素についての単一の立体異性体である。別の実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも80%が、アスタリスクの位置の炭素についての単一の立体異性体である。別の実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも90%が、アスタリスクの位置の炭素についての単一の立体異性体である。別の実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも95%が、アスタリスクの位置の炭素についての単一の立体異性体である。
【0055】
本明細書中に開示される化合物に関して、結合が非立体化学の様式で(例えば、平坦に)描かれる場合、その結合が付着している原子は、全ての立体化学の可能性を包含することが理解されるべきである。結合が立体化学の様式で(例えば、太線、太線の楔、破線または破線の楔で)描かれる場合、その立体化学結合が付着している原子は、他に記載されない限り、示されるような立体化学を有することもまた、理解される。
【0056】
用語「処置(treatment)」または「処置(treating)」は、疾患または容態に関する範囲で、疾患または容態の発症の防止、および/あるいは疾患または容態の阻害、および/あるいは疾患または容態の消失、および/あるいは疾患または容態の1個または1個より多くの症状の緩和を含む。
【0057】
本明細書中で使用した立体化学の定義および慣習は、一般に、S. P. Parker,Ed.,McGraw−Hill Dictionary of Chemical Terms(1984)McGraw−Hill Book Company,New York;およびEliel,E. and Wilen,S.,Stereochemistry of Organic Compounds(1994)John Wiley & Sons,Inc.,New York.に従う。多数の有機化合物は、光学活性形態で存在する(すなわち、これらは、平面偏光面を回転する能力を有する)。光学活性化合物の記載において、接頭辞(DおよびL)または(RおよびS)を使用して、そのキラル中心についての分子の絶対配置を示す。接頭辞dおよびlまたは(+)および(−)を使用して、化合物による平面偏光の回転の徴候を示し、(−)またはlは化合物が左旋性であることを意味する。(+)およびdの接頭辞を有する化合物は右旋性である。所与の化学構造について、これらの立体異性体は、相互に鏡像であることを除いて同一である。特定の立体異性体を鏡像異性体ということもでき、かかる異性体の混合物は、しばしば鏡像異性体混合物と呼ばれる。鏡像異性体の50:50混合物をラセミ混合物またはラセミ体といい、化学反応または化学的過程において立体選択や立体特異性を持っていない場合に生じ得る。用語「ラセミ混合物」および「ラセミ体」は、2つの鏡像異性体種の等モル混合物をいい、光学活性を欠く。
【0058】
保護基
本開示の文脈では、保護基にはプロドラッグ部分および化学保護基が含まれる。
【0059】
「保護基」は、官能基の性質または化合物全体の性質をマスキングまたは変化させる化合物の部分をいう。化学保護基および保護/脱保護ストラテジーは、当該分野で周知である。例えば、Protective Groups in Organic Chemistry,Theodora W. Greene,John Wiley & Sons,Inc.,New York,1991を参照のこと。保護基は、所望の化学反応の効率を補助するために特定の官能基の反応性をマスキングする(例えば、順序づけられ且つ計画された様式で化学結合を形成および破壊する)ためにしばしば利用される。化合物の官能基の保護は、保護された官能基の反応性以外の他の物理的性質(極性、親油性(疎水性)など)および一般的な分析ツールによって測定することができる他の性質を変化させる。化学的に保護された中間体自体は、生物学的に活性または不活性であり得る。
【0060】
保護された化合物はまた、インビトロおよびインビボで変化した性質、いくつかの場合では至適化された性質(細胞膜の通過および酵素分解または隔離に対する耐性など)を示し得る。この役割では、意図する治療効果を有する保護された化合物を、プロドラッグということができる。保護基の別の機能は、親薬物をプロドラッグに変換し、それにより、インビボでのプロドラッグの変換の際に親薬物を放出させることである。活性なプロドラッグを親薬物よりも有効に吸収させることができるので、プロドラッグは親薬物よりもインビボで高い効力を有し得る。保護基を、インビトロ(化学中間体の場合)またはインビボ(プロドラッグの場合)のいずれかで除去する。化学中間体に関して、一般に、生成物が薬理学的に無害であることがより望ましいが、脱保護後に得られた生成物(例えば、アルコール)が生理学的に受容可能であることは特に重要ではない。
【0061】
保護基は、合成手順(すなわち、本発明の化合物の調製経路または調製方法)の間の保護される基との副反応を防止するために利用可能であり、そのことが一般に公知であり且つ使用され、必要に応じて使用される。どの基を保護するのか、いつ保護するのかに関する決定のほとんどの部分について、化学保護基「PG」の性質は、保護すべき反応の化学的性質(例えば、酸性、塩基性、酸化的、還元的、または他の条件)および意図する合成方向に依存するであろう。化合物が複数の保護基で置換される場合、保護基は同一である必要はなく、一般に、同一ではない。一般に、保護基を使用して官能基(カルボキシル基、ヒドロキシル基、チオ基、またはアミノ基など)を保護し、それにより、副反応が防止されるか、そうでなければ合成効率が促進されるであろう。遊離脱保護基を得るための脱保護の順序は、意図する合成方向および遭遇する反応条件に依存し、当業者によって決定される任意の順序で起こり得る。
【0062】
本発明の化合物の種々の官能基を保護することができる。例えば、−OH基(ヒドロキシル、カルボン酸、ホスホン酸、または他の官能基)のための保護基には、「エーテルまたはエステル形成基」が含まれる。エーテルまたはエステル形成基は、本明細書中に記載の合成スキームにおける化学保護基として機能することができる。しかし、いくつかのヒドロキシルおよびチオ保護基は、当業者によって理解されるように、エーテル形成基やエステル形成基ではなく、以下に考察のアミドと共に含まれる。
【0063】
非常に多数のヒドロキシル保護基およびアミド形成基ならびに対応する化学切断反応は、Protective Groups in Organic Synthesis,Theodora W. Greene(John Wiley & Sons,Inc.,New York,1991,ISBN 0−471−62301−6)(“Greene”)に記載されている。Kocienski,Philip J.;Protecting Groups(Georg Thieme Verlag Stuttgart,New York,1994)(その全体が本明細書中で参考として援用される)も参照のこと。特に、第1章、保護基:概説、1〜20頁、第2章、ヒドロキシル保護基、21〜94頁、第3章、ジオール保護基、95〜117頁、第4章、カルボキシル保護基、118〜154頁、第5章、カルボニル保護基、155〜184頁。カルボン酸、ホスホン酸、ホスホネート、スルホン酸のための保護基、および酸のための他の保護基については、Greeneを参照のこと。
【0064】
立体異性体
本発明の化合物は、キラル中心(例えば、キラルな炭素原子またはリン原子)を有し得る。したがって、本発明の化合物には、全立体異性体(鏡像異性体、ジアステレオマー、およびアトロプ異性体が含まれる)のラセミ混合物が含まれる。さらに、本発明の化合物には、任意または全ての不斉キラル原子において富化されたかまたは分割された光学異性体が含まれる。換言すれば、描写から明らかなキラル中心は、キラル異性体またはラセミ混合物として提供される。ラセミ混合物およびジアステレオマー混合物の両方ならびにその鏡像異性体またはジアステレオマーのパートナーを実質的に含まない単離または合成された各光学異性体は全て本発明の範囲内に含まれる。ラセミ混合物を、周知の技術(例えば、光学活性添加物(例えば、酸または塩基)を使用して形成されたジアステレオマー塩の分離およびその後の光学活性物質への再変換など)によってその個別の実質的に光学的に純粋な異性体に分離することができる。ほとんどの場合、所望の光学異性体を、所望の出発物質の適切な立体異性体から出発する立体特異的反応によって合成する。
【0065】
本明細書中に記載される化合物はまた、特定の場合に互変異性体として存在し得る。たった1つの非局在化共鳴構造しか描写することができないが、全てのかかる形態が本発明の範囲内に含まれる。例えば、エン−アミン互変異性体は、プリン系、ピリミジン系、イミダゾール系、グアニジン系、アミジン系、およびテトラゾール系について存在することができ、全てのその可能な互変異性型は、本発明の範囲内に含まれる。
【0066】
塩および水和物
本明細書中に記載される化合物の薬学的に受容可能な塩の例には、適切な塩基(アルカリ金属(例えば、ナトリウム)、アルカリ土類金属(例えば、マグネシウム)、アンモニウムおよびNX(式中、XはC〜Cアルキルである)など)に由来する塩が含まれる。窒素原子またはアミノ基の薬学的に受容可能な塩には、例えば、有機カルボン酸(酢酸、安息香酸、乳酸、フマル酸、酒石酸、マレイン酸、マロン酸、リンゴ酸、イセチオン酸、ラクトビオン酸、およびコハク酸など);有機スルホン酸(メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、およびp−トルエンスルホン酸など);および無機酸(塩化水素酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、およびスルファミン酸など)の塩が含まれる。ヒドロキシ基の化合物の薬学的に受容可能な塩には、適切な陽イオン(NaおよびNX(式中、Xは、HまたはC〜Cアルキル基から独立して選択される)など)と組み合わせた前述の化合物の陰イオンが含まれる。
【0067】
治療用途のために、本明細書中に開示される化合物の有効成分の塩は、典型的には、薬学的に受容可能なであろう(これらは、生理学的に受容可能な酸または塩基に由来する塩であろう)。しかし、薬学的に受容可能でない酸または塩基の塩はまた、例えば、本明細書中に開示される化合物の調製または精製における用途があり得る。全ての塩は、生理学的に受容可能な酸または塩基に由来するかどうかと無関係に、本発明の範囲内に含まれる。
【0068】
金属塩を、金属水酸化物の本明細書中に開示される化合物との反応によって調製し得る。この方法で調製される金属塩の例は、Li、Na、およびKを含む塩である。難溶性金属塩を、適切な金属化合物の添加によってより溶解度の高い塩の溶液から沈殿させることができる。
【0069】
さらに、特定の有機酸および無機酸(例えば、HCl、HBr、HSO、HPO、または有機スルホン酸)の塩基性の中心(例えば、アミン)への酸添加から塩を形成することができる。最終的に、本明細書中の組成物がその非イオン化形態および双性イオン形態、ならびに水和物として水との組み合わせの形態で本明細書中に開示される化合物を含むと理解すべきである。1つの実施形態において、水和物は、化学量論量の水と一緒になった、本明細書中に開示される化合物を含む。
【0070】
特定の実施形態は、本明細書中に開示される化合物の1個または1個より多くのアミノ酸との塩を提供する。アミノ酸は、典型的には、塩基性基または酸性基(例えば、リジン、アルギニン、またはグルタミン酸)または中性基(グリシン、セリン、トレオニン、アラニン、イソロイシン、またはロイシンなど)を有する側鎖を保有するアミノ酸であるが、任意の天然または非天然のアミノ酸、特に、タンパク質成分として見出された天然に存在するアミノ酸が適切である。
【0071】
同位体
本発明が天然に存在する同位体比を超えて1個または1個より多くの同位体(重水素(HまたはD)などであるが、これに限定されない)で任意または全ての原子を富化することができる特許請求の範囲に記載の任意の化合物も含むことが当業者に理解される。非限定的な例として、−CH基を、−CDに置き換えることができる。
【0072】
本発明の実施形態中の基、置換基、および範囲について以下に列挙の特定の意味は例示のみを目的とし、これらは基および置換基についての他の定義した意味または定義した範囲内の他の意味を排除しない。
【0073】
式Iの化合物
式Iの化合物の特定の群は、式Ia:
【0074】
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
【0075】
の化合物またはその塩である。
【0076】
式Iの化合物の別の特定の群は、式Ib:
【0077】
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
【0078】
の化合物またはその塩である。
【0079】
式Iの化合物の別の特定の群は、式Ic:
【0080】
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
【0081】
(式中、Rは−O(C〜C)アルキルである)の化合物またはその塩である。
【0082】
式Iの化合物の別の特定の群は、式Ic’:
【0083】
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
【0084】
(式中、Rは−O(C〜C)アルキルである)の化合物またはその塩である。
【0085】
式Iの化合物の別の特定の群は、式Id:
【0086】
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
【0087】
(式中、Rは−O(C〜C)アルキルである)の化合物またはその塩である。
【0088】
式Iの化合物の別の特定の群は、式Id’:
【0089】
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
【0090】
(式中、Rは−O(C〜C)アルキルである)の化合物またはその塩である。
【0091】
式Iの化合物の別の特定の群は、式Ie:
【0092】
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
【0093】
(式中、
はSであり;GはNであり;Gに接続している破線の結合は単結合であり、そしてGに接続している破線の結合は二重結合である;または
はNであり;GはSであり;Gに接続している破線の結合は二重結合であり、そしてGに接続している破線の結合はは単結合である)の化合物またはその塩である。
【0094】
式Iの化合物の別の特定の群は、式If:
【0095】
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
【0096】
の化合物またはその塩である。
【0097】
本発明の特定の実施形態(例えば、実施形態)および下に列挙される特定の値は、式Iの下位式の化合物(例えば、式Ia、Ib、Ic、Ic’、Id、Id’、Ie、If、Ia100〜Ia145などの化合物)の全てを含めた式Iの化合物について、ならびに式I’およびI’の下位式(例えば、式Ia’)の化合物についての、実施形態および値である。本明細書中以下に列挙される値のうちの2つまたは2つより多くは、互いに組み合わせられ得ることが理解されるべきである。
【0098】
式Iの化合物の特定の群は、R、R、R、R3’またはRのうちの少なくとも1つが、R1b、R2b、R3b、R3b’またはR4bから選択される、化合物である。
【0099】
式Iの化合物の別の特定の群は、R、R、R、R3’またはRのうちの少なくとも2つが、R1b、R2b、R3b、R3b’またはR4bから選択される、化合物である。
【0100】
式Iの化合物の別の特定の群は、R、R、R、R3’またはRのうちの少なくとも3つが、R1b、R2b、R3b、R3b’またはR4bから選択される、化合物である。
【0101】
式Iの化合物の別の特定の群は、R、R、R、R3’またはRのうちの少なくとも4つが、R1b、R2b、R3b、R3b’またはR4bから選択される、化合物である。
【0102】
式Iの化合物の別の特定の群は、R、R、R、R3’またはRの5つ全てが、R1b、R2b、R3b、R3b’またはR4bから選択される、化合物である。
【0103】
式Iの化合物の別の特定の群は、R、R、R、R3’およびRが、R1b、R2b、R3b、R3b’およびR4bである、化合物である。
【0104】
の特定の値はHである。
【0105】
の別の特定の値はHまたはハロである。
【0106】
の別の特定の値はHまたはFである。
【0107】
3’の特定の値はHである。
【0108】
の特定の値はR3bである。
【0109】
3bの特定の値は、−OC(CHCHOH、−OC(CHCHOH、−O(C〜C)アルキル−O−C(O)−NH、−O(C〜C)アルキル−O−C(O)−N(CH、または−O(C〜C)アルキル−O−C(O)−NH(フェニル)である。
【0110】
3bの別の特定の値は、−(C〜C)アルキルOHまたは−O(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRである。
【0111】
の別の特定の値はR3aである。
【0112】
3aの特定の値は、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、または−O(C〜C)アルキル(R3aの任意の(C〜C)アルキルまたは(C〜C)アルケニルは、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソ、および−CNから選択される1個または1個より多くの基で必要に応じて置換される)である。
【0113】
3aの別の特定の値は−OC(CH)である。
【0114】
3’の特定の値はR3b’である。
【0115】
3b’の特定の値は、(C〜C)アルキルまたは−O(C〜C)アルキルである。
【0116】
3’の特定の値はR3a’である。
【0117】
3a’の特定の値はHである。
【0118】
の特定の値は、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、または−O(C〜C)アルキル(R3aの任意の(C〜C)アルキルまたは(C〜C)アルケニルは、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソ、および−CNから選択される1個または1個より多くの基で必要に応じて置換される)である。
【0119】
についての別の特定の値は、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは−O(C〜C)アルキルであり、ここでこの(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは−O(C〜C)アルキルは、分枝である。
【0120】
の特定の値は−OC(CHである。
【0121】
式Iの化合物の特定の群は、R3bとR3b’とが、これらが結合している炭素と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を形成し;ここでこの(C〜C)炭素環または複素環は、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換されている、化合物である。
【0122】
式Iの化合物の別の特定の群は、R3bとR3b’とが、これらが結合している炭素と一緒になって、(C〜C)炭素環または4員、5員もしくは6員の複素環を形成し;ここでこの(C〜C)炭素環または4員、5員もしくは6員の複素環は、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換されている、化合物である。
【0123】
式Iの化合物の別の特定の群は、R3bとR3b’とが、これらが結合している炭素と一緒になって、(C〜C)炭素環または5員もしくは6員の複素環を形成し;ここでこの(C〜C)炭素環または5員もしくは6員の複素環は、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換されている、化合物である。
【0124】
式Iの化合物の別の特定の群は、R3bとR3b’とが、これらが結合している炭素と一緒になって、5員または6員の複素環を形成し;ここでこの5員または6員の複素環は、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換されている、化合物である。
【0125】
式Iの化合物の別の特定の群は、R3bとR3b’とが、これらが結合している炭素と一緒になって、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換されたテトラヒドロピランまたはテトラヒドロフランを形成している、化合物である。
【0126】
式Iの化合物の別の特定の群は、R3bおよびR3b’が、それらが結合している炭素と一緒に、以下の
【0127】
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
【0128】
(これらはそれぞれ、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換され、「」は式Iの化合物の炭素への結合点を示す)を形成する化合物である。
【0129】
の特定の値はR4bである。
【0130】
4bの特定の値は、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、または(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、または(C〜C)アルキニルは、1個または1個より多くのZ基でそれぞれ必要に応じて置換される)である。
【0131】
4bの別の特定の値は、
【0132】
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
【0133】
であり、これは、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換される。
【0134】
4bの別の特定の値は、(C〜C)炭素環((C〜C)炭素環は、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換されるか、またはここで、2個のZ基が、それらが結合している原子(単数または複数)と一緒に(C〜C)炭素環または5〜6員の複素環を必要に応じて形成する)である。
【0135】
4bの別の特定の値は、以下の
【0136】
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
【0137】
(これらはそれぞれ、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換される)である。
【0138】
4bの別の特定の値は、アリール、複素環、またはヘテロアリール(ここで、アリール、複素環、およびヘテロアリールは、1個または1個より多くのZ基でそれぞれ独立して置換され、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換される)である。
【0139】
4bの別の特定の値は、
【0140】
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
【0141】
である。
【0142】
の別の特定の値はR4aである。
【0143】
4aの特定の値は、以下の
【0144】
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
【0145】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
【0146】
である。
【0147】
4aの別の特定の値は、以下の
【0148】
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
【0149】
である。
【0150】
4aの別の特定の値は、以下の
【0151】
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
【0152】
である。
【0153】
の特定の値は、
a)アリール、複素環、およびヘテロアリール(Rの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択された1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個、もしくは5個)の基で必要に応じて置換され、ここで、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される)および
b)アリール、ヘテロアリール、スピロ複素環、縮合複素環、または有橋複素環(ここで、アリール、ヘテロアリール、スピロ複素環、縮合複素環、または有橋複素環は、1個または1個より多くのZ基でそれぞれ独立して置換され、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個、もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択される。
【0154】
の別の特定の値は、
a)アリール、複素環、およびヘテロアリール(Rの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択された1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個、もしくは5個)の基で必要に応じて置換され、ここで、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される)および
b)アリールおよびヘテロアリール(ここで、アリールおよびヘテロアリールは、1個または1個より多くのZ基でそれぞれ独立して置換され、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個、もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換される)から選択される。
【0155】
の別の特定の値は、アリール、複素環、およびヘテロアリール(Rの任意のアリール、複素環、およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキル、および−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択された1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個、もしくは5個)の基で必要に応じて置換され、ここで、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノ、またはオキソで必要に応じて置換される)から選択される。
【0156】
の別の特定の値は、
【0157】
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
【0158】
である。
【0159】
の別の特定の値は、
【0160】
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
【0161】
である。
【0162】
式Iの化合物の特定の群は、RおよびRが、それらが結合している原子と一緒に大環状複素環または大環状炭素環を形成し、ここで、RおよびRとそれらが結合している原子との任意の大環状複素環または大環状炭素環を、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換することができ、R3’は、H、(C〜C)アルキル、または−O(C〜C)アルキルである化合物である。
【0163】
式Iの化合物の別の特定の群は、RおよびRが、それらが結合している原子と一緒に大環状複素環または大環状炭素環を形成し、ここで、RおよびRとそれらが結合している原子との任意の大環状複素環または大環状炭素環を、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換することができ、R3’はHである化合物である。
【0164】
式Iの化合物の別の特定の群は、RおよびRが、それらが結合している原子と一緒に大環状複素環または大環状炭素環:
【0165】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
【0166】
(式中、
Zは、アリール、ヘテロアリール、または(C〜C)炭素環であり、
n3は、2、3、または4であり、
およびWは、それぞれ独立して、O、NH、またはCHであり、
」は、大環状複素環または大環状炭素環の式Iの化合物へのR結合点を示し、「**」は大環状複素環または大環状炭素環の式Iの化合物へのR結合点を示し、大環状複素環または大環状炭素環が1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換される)を形成し、この大環状複素環または大環状炭素環はZ基とさらに縮合している、化合物である。
【0167】
式Iの化合物の別の特定の群は、RおよびRが、それらが結合している原子と一緒に、大環状複素環:
【0168】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【0169】
(式中、
n1は3または4であり、n2は2、3、または4であり、n3は2、3、または4であり、Wは、O、NH、またはN(C〜C)アルキルであり、「」は大環状複素環の式Iの化合物へのR結合点を示し、「**」は大環状複素環の式Iの化合物へのR結合点を示し、上記大環状複素環または大環状炭素環は、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換される)を形成する化合物である。
【0170】
の特定の値はR2bである。
【0171】
の別の特定の値はR2aである。
【0172】
2aの特定の値は、H、ハロ、または−CHである。
【0173】
2aの別の特定の値はClである。
【0174】
の特定の値は、ハロ、H、または(C〜C)アルキルである。
【0175】
の別の特定の値は、ハロ、H、または−CHである。
【0176】
の別の特定の値は、Hまたは−CHである。
【0177】
の別の特定の値は、Hまたは(C〜C)アルキルである。
【0178】
の別の特定の値は(C〜C)アルキルである。
【0179】
の別の特定の値は−CHである。
【0180】
の別の特定の値はR5aである。
【0181】
11の特定の値はアリールである。
【0182】
11の別の特定の値は、炭素環またはアリールである。
【0183】
11の別の特定の値は炭素環である。
【0184】
の特定の値は、Hまたは(C〜C)アルキルである。
【0185】
10の特定の値は、Hまたは(C〜C)アルキルである。
【0186】
の別の特定の値は、H、(C〜C)アルキル、または−C(=O)−R11である。
【0187】
10の別の特定の値は、H、(C〜C)アルキル、または−C(=O)−R11である。
【0188】
の値は、「各Zは、−(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキルから独立して選択される」である。
【0189】
1つの実施形態において、Rの実施形態は:
【0190】
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
【0191】
を含まない。
【0192】
についての特定の値は:
【0193】
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
【0194】
である。
【0195】
1つの実施形態において、Rは:
【0196】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
【0197】
を含まない。
【0198】
1つの実施形態において、本発明の化合物は、化合物35、36、50、51、52、53、54、55、56、57、58、76、および89を含まない。
【0199】
式Iの化合物の特定の群は、R4b
a) (C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルであって、ここで任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されているもの;
b) (C〜C14)炭素環であって、(C〜C14)炭素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されているもの;
c) スピロ複素環または有橋複素環であって、ここでスピロ複素環または有橋複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されているもの;ならびに
d) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々独立して、1個または1個より多くのZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択される、化合物である。
【0200】
式Iの化合物の別の特定の群は、R4b
a) (C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルであって、ここで任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されているもの;
b) (C〜C14)炭素環であって、ここで(C〜C14)炭素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されており;ここで2個のZ基は、これらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を形成しているもの;ならびに
c) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択される、化合物である。
【0201】
式Iの化合物の別の特定の群は、R4b
a) (C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルであって、ここで任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されているもの;
b) (C〜C14)炭素環であって、ここで(C〜C14)炭素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されているもの;ならびに
c) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択される、化合物である。
【0202】
1つの実施形態において、本発明の化合物は、
【0203】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
【0204】
ならびにその塩から選択される化合物を含まない。
【0205】
についての特定の値は:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択される。
【0206】
式Iの化合物の特定の群は:
が:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;そして
3’はHである、化合物である。
【0207】
式Iの化合物の別の特定の群は:
が:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;
3’はHであり;RはHであり;そして
はHまたは(C〜C)アルキルである、化合物である。
【0208】
式Iの化合物の別の特定の群は:
が:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;
3’はHであり;RはHであり;
はHまたは(C〜C)アルキルであり;そして
は−O(C〜C)アルキルである、化合物である。
【0209】
についての特定の値は:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;ならびに
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択される。
【0210】
式Iの化合物の特定の群は:
が:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;ならびに
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;そして
3’はHである、化合物である。
【0211】
式Iの化合物の別の特定の群は:
が:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;ならびに
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;
3’はHであり;RはHであり;そして
はHまたは(C〜C)アルキルである、化合物である。
【0212】
式Iの化合物の別の特定の群は:
が:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;ならびに
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;
3’はHであり;RはHであり;
はHまたは(C〜C)アルキルであり;そして
は−O(C〜C)アルキルである、化合物である。
【0213】
についての別の特定の値は、アリール、ヘテロアリール、複素環であり、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており;
式Iの化合物の別の特定の群は:
は、アリール、ヘテロアリールおよび複素環から選択され、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており;そして
3’はHである、化合物である。
【0214】
式Iの化合物の別の特定の群は:
は、アリール、ヘテロアリールおよび複素環から選択され、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており;
3’はHであり;RはHであり;そして
はHまたは(C〜C)アルキルである、化合物である。
【0215】
式Iの化合物の別の特定の群は、 Rは、アリール、ヘテロアリールおよび複素環から選択され、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており;
3’はHであり;RはHであり;
はHまたは(C〜C)アルキルであり;そして
は−O(C〜C)アルキルである、化合物である。
【0216】
についての別の特定の値は:
a) アリールであって、ここでアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択される。
【0217】
式Iの化合物の別の特定の群は:
は:
a) アリールであって、ここでアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;そして
3’はHである、化合物である。
【0218】
式Iの化合物の別の特定の群は:
は:
a) アリールであって、ここでアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;
3’はHであり;RはHであり;そして
はHまたは(C〜C)アルキルである、化合物である。
【0219】
式Iの化合物の別の特定の群は:
は:
a) アリールであって、ここでアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;
3’はHであり;RはHであり;
はHまたは(C〜C)アルキルであり;そして
は−O(C〜C)アルキルである、化合物である。
【0220】
についての別の特定の値は:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;
各Z11は独立して、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−アリール、−C(=O)−複素環および−C(=O)−ヘテロアリールから選択され;
ここで各Z10は独立して:
i) ハロ、オキソ、チオキソ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)
ii) −OHで置換された(C〜C)アルキル、−O−(C〜C)ハロアルキル、または−O−(C〜C)アルキル;ならびに
iii) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキルまたはCOOHで必要に応じて置換されているものから選択され;そして
各Z11は独立して、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−アリール、−C(=O)−複素環および−C(=O)−ヘテロアリールから選択される。
【0221】
式Iの化合物の別の特定の群は:
は:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;
3’はHであり;
各Z10は独立して:
i) ハロ、オキソ、チオキソ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)
ii) −OHで置換された(C〜C)アルキル、−O−(C〜C)ハロアルキル、または−O−(C〜C)アルキル;ならびに
iii) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキルまたはCOOHで必要に応じて置換されているものから選択され;そして
各Z11は独立して、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−アリール、−C(=O)−複素環および−C(=O)−ヘテロアリールから選択される、化合物である。
【0222】
式Iの化合物の別の特定の群は:
は:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;
3’はHであり;RはHであり;
はHまたは(C〜C)アルキルであり;
各Z10は独立して:
i) ハロ、オキソ、チオキソ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)
ii) −OHで置換された(C〜C)アルキル、−O−(C〜C)ハロアルキル、または−O−(C〜C)アルキル;ならびに
iii) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキルまたはCOOHで必要に応じて置換されているものから選択され;そして
各Z11は独立して、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−アリール、−C(=O)−複素環および−C(=O)−ヘテロアリールから選択される、化合物である。
【0223】
式Iの化合物の別の特定の群は:
は:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ11基で必要に応じて置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;
3’はHであり;RはHであり;
はHまたは(C〜C)アルキルであり;
は−O(C〜C)アルキルであり;
各Z10は独立して:
i) ハロ、オキソ、チオキソ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)
ii) −OHで置換された(C〜C)アルキル、−O−(C〜C)ハロアルキル、または−O−(C〜C)アルキル;ならびに
iii) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキルまたはCOOHで必要に応じて置換されているものから選択され;そして
各Z11は独立して、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−アリール、−C(=O)−複素環および−C(=O)−ヘテロアリールから選択される、化合物である。
【0224】
についての別の特定の値は:
【0225】
【化28】
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【0226】
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【0227】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
【0228】
である。
【0229】
本発明の1つの実施形態では、式Iの化合物は、以下の式Ia100〜Ia145(例えば、化合物Ia100、Ia101、Ia102、Ia103、Ia104、Ia105、Ia106、Ia107、Ia108、Ia109、Ia110、Ia111、Ia112、Ia113、Ia114、Ia115、Ia116、Ia117、Ia118、Ia119、Ia120、Ia121、Ia122、Ia123、Ia124、Ia125、Ia126、Ia127、Ia128、Ia129、Ia130、Ia131、Ia132、Ia133、Ia134、Ia135、Ia136、Ia137、Ia138、Ia139、Ia140、Ia141、Ia142、Ia143、Ia144、Ia145):
【0230】
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
【0231】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0232】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0233】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
【0234】
の化合物ならびにこれらの塩から選択される。
【0235】
1つの実施形態では、式Iの化合物は、式Ia100〜Ia145(式中、 RはHであり、Rはメチルであり、R3’はHであり、Rは−OtBuであり、 Rは、以下の
【0236】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0237】
である)の化合物およびこれらの塩から選択される。
【0238】
別の実施形態では、式Iの化合物は、式Ia100〜Ia145(式中、 RはHであり、Rはメチルであり、R3’はHであり、Rは−OtBuであり、 Rは、以下の
【0239】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0240】
である)の化合物およびこれらの塩から選択される。
【0241】
別の実施形態では、式Iの化合物は、式Ia100〜Ia145(式中、 RはHであり、Rはメチルであり、R3’はHであり、Rは−OtBuであり、 Rは、以下の
【0242】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0243】
である)の化合物およびこれらの塩から選択される。
【0244】
本発明の別の実施形態では、式Iの化合物は、式Ia100〜Ia145(式中、 RはHであり、Rはメチルであり、R3’はHであり、Rは−OtBuであり、 Rは、以下の
【0245】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
【0246】
である)の化合物およびこれらの塩から選択される。
【0247】
本発明の1つの実施形態では、式Iの化合物は、式Ia100〜Ia145(R3’はHであり、Rは−O(C〜C)アルキルであり、R(−O(C〜C)アルキル)基を保有する炭素の立体化学は(S)である)の化合物から選択される。
【0248】
本発明の別の実施形態では、式Iの化合物は、式Ia100〜Ia145(R3’はHであり、Rは−O(C〜C)アルキルであり、R(−O(C〜C)アルキル)基を保有する炭素の立体化学は(R)である)の化合物から選択される。
【0249】
本発明の1つの実施形態では、式Iの化合物は、以下の
【0250】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0251】
ならびにこれらの塩から選択される。
【0252】
1つの実施形態において、本発明は、式I:
【0253】
【化40】
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【0254】
の化合物またはその塩を提供し、式Iにおいて:
はSであり、GはNであり、Gに接続している破線の結合は単結合であり、Gに接続している破線の結合は二重結合であり、そしてRに接続している波線の結合は単結合であるか;または GはNであり、GはSであり、Gに接続している破線の結合は二重結合であり、Gに接続している破線の結合は単結合であり、そしてRに接続している波線の結合は単結合であり;
は、R1aまたはR1bであり;
は、R2aまたはR2bであり;
は、R3aまたはR3bであり;
3’は、R3a’またはR3b’であり;
は、R4aまたはR4bであり;
1aは:
a) ハロ;
b) R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11であって、ここで各R11は独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環およびヘテロアリールから選択され、ここでアリール、複素環またはヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個の)Z11基で置換されているもの;ならびに
c) −N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10であって、ここで各Rは独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、そして各R10は独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、ここで各R11は独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環およびヘテロアリールから選択されるものから選択され;
1bは:
a) −(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Zまたは−(C〜C)ハロアルキル−Zであって、ここで任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリールまたはヘテロアリールは、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されているもの;
b) スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および有橋二環式炭素環であって、ここで任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環または有橋二環式炭素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されているか、あるいは2個のZ基は、これらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、炭素環または複素環を形成し、ここでこの炭素環または複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されているもの;
c) (C〜C)アルキルであって、ここで(C〜C)アルキルは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;
d) −X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環であって、ここで−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは各々独立して、1個または1個より多くのZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多くのZ基で置換されており、そしてここで−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多くのZ基で置換されているもの;
e) アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−X複素環であって;ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は、単独でかまたはある基の一部として、各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多くのZ基で置換されているもの;
f) (C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルであって、ここで(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルは各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多くのZ基で置換されているもの;
g) −NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONRであって;ここで各(C〜C)アルキルは、ある基の一部として、独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多くのZ基で置換されているもの;ならびに
h) ニトロおよびシアノから選択され;
2aは:
a) ハロ;
b) R11、C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11,−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11であって、ここで各R11は独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリールおよび複素環およびヘテロアリールから選択され、ここでアリール、複素環またはヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個の)Z11基で置換されているもの;ならびに
c) −N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10であって、ここで各Rは独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、ここで各R10は独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、ここで各R11は独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、複素環およびヘテロアリールから選択されるものから選択され;
2bは:
a) −(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−複素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−複素環、−(C〜C)炭素環−Zまたは−(C〜C)ハロアルキル−Zであって、ここで任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリールまたはヘテロアリールは、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されているもの;
b) スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および有橋二環式炭素環であって、ここで任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環または有橋二環式炭素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されており、ここで2個のZ基は、これらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を形成し、ここでこの(C〜C)炭素環または複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されているもの;
c) (C〜C)アルキルであって、ここで(C〜C)アルキルは、1個または1個より多くのZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;
d) −X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環であって、ここで−X(C〜C)アルキルおよびX(C〜C)ハロアルキルは各々独立して、1個または1個より多くのZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そしてここで−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多くのZ基で置換されているもの;
e) アリール、ヘテロアリール、複素環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−X複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は、単独でかまたはある基の一部として、各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;
f) (C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、および(C〜C)アルキニルであって、ここで(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルは各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;
g) −NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONRであって、ここで各(C〜C)アルキルは、ある基の一部として、独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
h) ニトロおよびシアノから選択されるか;
あるいはRとRとは、これらが結合している原子と一緒になって、5員もしくは6員の炭素環、または4員、5員、6員もしくは7員の複素環を形成し、ここでこの5員もしくは6員の炭素環、または4員、5員、6員もしくは7員の複素環は必要に応じて、1個または1個より多くのZ基で置換されているか;
あるいはRとRとは、これらが結合している原子と一緒になって、5員もしくは6員の炭素環、または4員、5員、6員もしくは7員の複素環を形成し、ここでこの5員もしくは6員の炭素環、または4員、5員、6員もしくは7員の複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)のZ基またはZ基で置換されているか、あるいは2個のZ基が同じ原子上にある場合、これらの2個のZ基は、これらが結合している原子と一緒になって、(C〜C)炭素環、または4員、5員もしくは6員の複素環を必要に応じて形成し;
3aは、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−アリール、−(C〜C)アルキル−複素環、−(C〜C)アルキル−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)シクロアルキル、−Oアリール、−O(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C〜C)アルキル−複素環および−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリールであり、ここでR3aの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−アリール、−(C〜C)アルキル−複素環、−(C〜C)アルキル−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)シクロアルキル、−Oアリール、−O(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C〜C)アルキル−複素環または−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリールは、(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソおよび−CNから選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個)の基で必要に応じて置換されており;そして
3a’はHであり;
3bは、−(C〜C)炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、−(C〜C)アルキルOH、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルOC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−NR−C(O)−OR、−(C〜C)アルキル−NR−C(O)−NR、−(C〜C)アルキル−SO(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−SONR、−(C〜C)アルキル−NRSONR、−(C〜C)アルキル−NRSOO(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NRSOOアリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキニル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)ハロ炭素環、−(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−複素環、−O(C〜C)アルキル−NR、−O(C〜C)アルキルOC(O)−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−C(O)−OR、−O(C〜C)アルキル−NR−C(O)−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−複素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−O(C〜C)アルキル−NRSONR、−O(C〜C)アルキル−NRSOO(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NRSOOアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SOヘテロアリールまたは−SO複素環であり、ここでR3bの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、(C〜C)炭素環、ヘテロアリールまたは複素環は、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されており;そして
3b’は、H、(C〜C)アルキルまたは−O(C〜C)アルキルであるか;あるいは R3bとR3b’とは、これらが結合している炭素と一緒になって、複素環または(C〜C)炭素環を形成し、R3bとR3b’とがこれらが結合している炭素と一緒になった複素環または(C〜C)炭素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されており;
4aは、アリール、複素環およびヘテロアリールから選択され、ここでR4aの任意のアリール、複素環およびヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されており、この基は各々独立して、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)から選択され、ここで(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されており;
4bは、 a) (C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルであって、ここで(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;
b) (C〜C14)炭素環であって、ここで(C〜C14)炭素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されているか、あるいは2個のZ基は、これらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を形成しているもの;
c) スピロ複素環または有橋複素環であって、ここでスピロ複素環または有橋複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されているか、あるいは2個のZ基は、これらが結合している原子(単数または複数)と一緒になって、(C〜C)炭素環または複素環を形成しているもの;ならびに
d) アリール、ヘテロアリール、スピロ複素環、縮合複素環、または有橋複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリール、スピロ複素環、縮合複素環および有橋複素環は各々独立して、1個または1個より多くのZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択されるか;あるいは RとRとは、これらが結合している原子と一緒になって、大環状複素環または大環状炭素環を形成し、ここでRとRとがこれらが結合している原子と一緒になった任意の大環状複素環または大環状炭素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換され得;そしてR3b’はHまたは(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキルであり;
は:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個の)Z11基で置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリール、複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択される。
【0255】
各Xは独立して、O、−C(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−SO2−、−(C〜C)アルキルO−、−(C〜C)アルキルC(O)−、−(C〜C)アルキルC(O)O−、−(C〜C)アルキルS−、−(C〜C)アルキルS(O)−および−(C〜C)アルキルSO−から選択され;
各Zは独立して、ハロ、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)アリール、−S(O)炭素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、および−OC(O)NRから選択され、ここでZの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Zは独立して、−NO、−CN、スピロ複素環、有橋複素環、スピロ二環式炭素環、有橋二環式炭素環、NRSO(C〜C)炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Zは独立して、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、アリール、複素環、ヘテロアリール、(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−O複素環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−S複素環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)複素環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SO複素環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Zは独立して、ハロゲン、−(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、−(C〜C)ハロアルキル、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、−アリール、−複素環、−ヘテロアリール、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−O複素環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−S複素環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)複素環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SO複素環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Zは独立して、−NO、−CN、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−NRSO(C〜C)アルキル、−NRSO(C〜C)アルケニル、−NRSO(C〜C)アルキニル、−NRSO(C〜C)炭素環、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSO複素環、−NRC(O)アルキル、−NRC(O)アルケニル、−NRC(O)アルキニル、−NRC(O)(C〜C)炭素環、−NRC(O)(C〜C)ハロ炭素環、−NRC(O)アリール、−NRC(O)ヘテロアリール、−NRC(O)複素環、−NRC(O)NRおよび−NRC(O)ORから選択され;
各Zは独立して、−NO、−CN、−NR、NRC(O)R、−C(O)NR、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロアルキル、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SONR、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され、ここでZの任意のアリールは、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲン、−OH、−O(C〜C)アルキル、−CNまたは−(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;
各Zは独立して、−NO、=NOR、−CN、−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルケニルOH、−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキニル−OH、−(C〜C)ハロアルキル−Z12、−(C〜C)ハロアルキルOH、−(C〜C)炭素環−Z12、−(C〜C)炭素環OH、−(C〜C)ハロ炭素環、−(C〜C)アルキルNR、−(C〜C)アルキルNRC(O)R、−(C〜C)アルキルNRSO、アリール、ヘテロアリール、複素環、−O(C〜C)アルキル−Z12、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−O(C〜C)アルキルNR、−O(C〜C)アルキルNRC(O)R、−O(C〜C)アルキルNRSO、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル−Z12、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキルNR、−S(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(C〜C)アルキルNRSO、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルキルNR、−S(O)(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(O)(C〜C)アルキルNRSO、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SO(C〜C)アルキルNR、−SO(C〜C)アルキルNRC(O)R、−SO(C〜C)アルキルNRSO、−SONR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)NR、および−OC(O)NRから選択され、ここでZの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、ヘテロアリール、複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環または−S(O)NRで必要に応じて置換されており、 各Zは独立して、−NOまたは−CNから選択され;
各Z10は独立して、 i) ハロ、オキソ、チオキソ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)
ii) −OHで必要に応じて置換された(C〜C)アルキル、−O−(C〜C)ハロアルキル、または−O−(C〜C)アルキル;ならびに
iii) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキルまたはCOOHで必要に応じて置換されているものから選択され;
各Z11は独立して、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−アリール、−C(=O)−複素環および−C(=O)−ヘテロアリールから選択され;
各Z12は独立して、−NO、=NOR、チオキソ、アリール、複素環、ヘテロアリール、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−O複素環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−S複素環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)複素環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SO複素環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Z13は独立して、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR −NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、および−OC(O)NRから選択され、ここでZ13の任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環、または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Z14は独立して、−NO、=NOR、−CN、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)から選択され、ここでZ14の任意の−(C〜C)ハロ炭素環は、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環、または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Z15は独立して、アリール、ヘテロアリール、複素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル−複素環から選択され、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ16基で置換されており、そして1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されており、そしてここで任意の−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリールまたは−O(C〜C)アルキル−複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されており;
各Z16は独立して、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)アリール、−S(O)炭素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR −NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、および−OC(O)NRから選択され、ここでZ16の任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲン、(C〜C)アルキル、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、ヘテロアリール、複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここでRの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここでRの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲン、OHおよびシアノで必要に応じて置換されており;
およびRは各々独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、複素環、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−から選択され、ここでRまたはRの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて置換されているか;あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、複素環を形成し、ここでRとRとがこれらが結合している窒素と一緒になった任意の複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、−OR、(C〜C)アルキルまたは(C〜C)炭素環(ここで(C〜C)アルキルおよび(C〜C)炭素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されている);(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで任意の(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されている;ならびにアリール、複素環およびヘテロアリール(ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されている)から選択され;
各Rは独立して、−R、−OR、−(C〜C)アルキル−Z、−SO、−C(O)R、C(O)ORおよび−C(O)NRから選択され;そして
各Rは独立して、(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環およびヘテロアリールから選択され、ここでRの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、複素環またはヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で必要に応じて置換されている。
【0256】
1つの実施形態において、本発明は、式Ia:
【0257】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【0258】
の化合物またはその塩を提供し、式Iaにおいて:
はHであり;
は(C〜C)アルキルであり;
は−O(C〜C)アルキルであり;
3’はHであり;
は、アリール、複素環およびヘテロアリールから選択され、ここでRの任意のアリール、複素環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)から各々独立して選択される1個または1個より多くの基で必要に応じて置換されており、ここで(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されており;
は:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ11基で置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリール、および複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;
各Zは独立して、ハロ、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)アリール、−S(O)炭素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR −NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、および−OC(O)NRから選択され、ここでZの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、ヘテロアリール、複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Zは独立して、−NO、−CN、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−NRSO(C〜C)アルキル、−NRSO(C〜C)アルケニル、−NRSO(C〜C)アルキニル、−NRSO(C〜C)炭素環、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSO複素環、−NRC(O)アルキル、−NRC(O)アルケニル、−NRC(O)アルキニル、−NRC(O)(C〜C)炭素環、−NRC(O)(C〜C)ハロ炭素環、−NRC(O)アリール、−NRC(O)ヘテロアリール、−NRC(O)複素環、−NRC(O)NRおよび−NRC(O)ORから選択され;
各Z10は独立して、 i) ハロ、オキソ、チオキソ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)
ii) 1個もしくは1個より多くの−OHで必要に応じて置換された(C〜C)アルキル、−O−(C〜C)ハロアルキル、または−O−(C〜C)アルキル;ならびに
iii) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは、1個または1個より多くのハロ、(C〜C)アルキルまたはCOOHで必要に応じて置換されているものから選択され;
各Z11は独立して、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−アリール、−C(=O)−複素環および−C(=O)−ヘテロアリールから選択され;
各Z15は独立して、アリール、ヘテロアリール、複素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル−複素環から選択され、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多くのZ16基で置換されており、そして1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換されており、そしてここで任意の−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリールまたは−O(C〜C)アルキル−複素環は、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換されており;
各Z16は独立して、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリール(C〜C)アルキル−、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)アリール、−S(O)炭素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、および−OC(O)NRから選択され、ここでZ16の任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲン、(C〜C)アルキル、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここでRの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここでRの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲン、OHおよびシアノで必要に応じて置換されており;そして
およびRは各々独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、複素環、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−から選択され、ここでRまたはRの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて置換されているか;あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、複素環を形成し、ここで任意のこのような複素環は、1個または1個より多くのハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて置換されており;
ただし、Rはアゼチジニルでも1−メチル−イミダゾ−2−イルでもない。
【0259】
1つの実施形態において、本発明は、式Ia:
【0260】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
の化合物またはその塩を提供し、式Iaにおいて:
はHであり;
は(C〜C)アルキルであり;
は−O(C〜C)アルキルであり;
3’はHであり;
は、アリール、複素環およびヘテロアリールから選択され、ここでRの任意のアリール、複素環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)から各々独立して選択される1個または1個より多くの基で必要に応じて置換されており、ここで(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されており;
は:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個の)Z11基で置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリール、複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;
各Zは独立して、ハロ、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)アリール、−S(O)炭素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR −NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、および−OC(O)NRから選択され、ここでZの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、ヘテロアリール、複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Zは独立して、−NO、−CN、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−NRSO(C〜C)アルキル、−NRSO(C〜C)アルケニル、−NRSO(C〜C)アルキニル、−NRSO(C〜C)炭素環、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSO複素環、−NRC(O)アルキル、−NRC(O)アルケニル、−NRC(O)アルキニル、−NRC(O)(C〜C)炭素環、−NRC(O)(C〜C)ハロ炭素環、−NRC(O)アリール、−NRC(O)ヘテロアリール、−NRC(O)複素環、−NRC(O)NRおよび−NRC(O)ORから選択され;
各Z10は独立して、 i) ハロ、オキソ、チオキソ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)
ii) 1個もしくは1個より多くの−OHで必要に応じて置換された(C〜C)アルキル、−O−(C〜C)ハロアルキル、または−O−(C〜C)アルキル;ならびに
iii) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは、1個または1個より多くのハロ、(C〜C)アルキルまたはCOOHで必要に応じて置換されているものから選択され;
各Z11は独立して、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−アリール、−C(=O)−複素環および−C(=O)−ヘテロアリールから選択され;
各Z15は独立して、アリール、ヘテロアリール、複素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル−複素環から選択され、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多くのZ16基で置換されており、そして1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換されており、そしてここで任意の−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリールまたは−O(C〜C)アルキル−複素環は、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換されており;
各Z16は独立して、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、アリール(C〜C)アルキル−、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)アリール、−S(O)炭素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、および−OC(O)NRから選択され、ここでZ16の任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲン、(C〜C)アルキル、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここでRの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここでRの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲン、OHおよびシアノで必要に応じて置換されており;そして
およびRは各々独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、複素環、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−から選択され、ここでRまたはRの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて置換されているか;あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、複素環を形成し、ここでRとRとがこれらが結合している窒素と一緒になった任意の複素環は、1個または1個より多くのハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて置換されており;
ただし、Rは、アゼチジニルでも1−メチル−イミダゾ−2−イルでもない。
【0262】
1つの実施形態において、本発明は、式Ia:の化合物またはその塩を提供し、式Iaにおいて:
はHであり;
は(C〜C)アルキルであり;
は−O(C〜C)アルキルであり;
3’はHであり;
は、アリール、複素環およびヘテロアリールから選択され、ここでRの任意のアリール、複素環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)から各々独立して選択される1個または1個より多くの基で必要に応じて置換されており、ここで(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されており;
は:
a) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは各々必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個もしくは3個の)Z11基で置換されているもの;
b) アリール、ヘテロアリールおよび複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているもの;ならびに
c) アリール、ヘテロアリール、複素環であって、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ15基で置換されており、そして必要に応じて、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ基で置換されているものから選択され;
各Zは独立して、ハロ、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)アリール、−S(O)炭素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR −NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、および−OC(O)NRから選択され、ここでZの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Zは独立して、−NO、−CN、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−NRSO(C〜C)アルキル、−NRSO(C〜C)アルケニル、−NRSO(C〜C)アルキニル、−NRSO(C〜C)炭素環、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSO複素環、−NRC(O)アルキル、−NRC(O)アルケニル、−NRC(O)アルキニル、−NRC(O)(C〜C)炭素環、−NRC(O)(C〜C)ハロ炭素環、−NRC(O)アリール、−NRC(O)ヘテロアリール、−NRC(O)複素環、−NRC(O)NRおよび−NRC(O)ORから選択され;
各Z10は独立して、 i) ハロ、オキソ、チオキソ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)
ii) 1個もしくは1個より多くの−OHで必要に応じて置換された(C〜C)アルキル、−O−(C〜C)ハロアルキル、または−O−(C〜C)アルキル;ならびに
iii) アリール、複素環およびヘテロアリールであって、ここでアリール、複素環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキルまたはCOOHで必要に応じて置換されているものから選択され;
各Z11は独立して、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−アリール、−C(=O)−複素環および−C(=O)−ヘテロアリールから選択され;
各Z15は独立して、アリール、ヘテロアリール、複素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル−複素環から選択され、ここでアリール、ヘテロアリールおよび複素環は各々独立して、1個または1個より多くのZ16基で置換されており、そして1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換されており、そしてここで任意の−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリールまたは−O(C〜C)アルキル−複素環は、1個または1個より多くのZ基で必要に応じて置換されており;
各Z16は独立して、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、複素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−O複素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−S複素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)アリール、−S(O)炭素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)複素環、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SO複素環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、および−OC(O)NRから選択され、ここでZ16の任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールまたは複素環は、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲン、(C〜C)アルキル、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−複素環、−Oヘテロアリール、−O複素環、−NHヘテロアリール、−NH複素環または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここでRの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここでRの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲン、OHおよびシアノで必要に応じて置換されており;そして
およびRは各々独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、複素環、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−から選択され、ここでRまたはRの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、複素環、アリール、またはヘテロアリールは、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて置換されているか;あるいはRとRとは、これらが結合している窒素と一緒になって、複素環を形成し、ここでRとRとこれらが結合している窒素と一緒になった任意の複素環は、1個または1個より多くのハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて置換されている。
【0263】
1つの実施形態において、本発明は、式I’:
【0264】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
の化合物またはその塩を提供し、式I’において:
は、アリール、複素環およびヘテロアリールから選択され、ここでRの任意のアリール、複素環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)から各々独立して選択される1個または1個より多くの基で必要に応じて置換されており、ここで(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されており;
Aは、フェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意のフェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されているか;あるいはAとBとは一緒になって、二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環を形成し、ここで二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されており;
各Z1aは独立して、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、複素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−NR、−NRC(O)R、−C(O)OR、および−C(O)NRから選択され、ここでZ1aの任意の(C〜C)炭素環または複素環は、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;
各Z1bは独立して、ハロ、CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、ヘテロアリール、複素環、アリール(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−NR、−NRC(O)R、−C(O)OR、および−C(O)NRから選択され、ここでZ1bの任意の(C〜C)炭素環または複素環は、単独でかまたはある基の一部として、1個または1個より多くのハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;そして
、R、RおよびRは各々独立して、Hまたは(C〜C)アルキルである。
【0266】
式I’の化合物の特定の群は、式Ia’:
【0267】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0268】
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩である。
【0269】
1つの実施形態において、本発明は、式I’:の化合物またはその塩を提供し、式I’において:
は、アリール、複素環およびヘテロアリールから選択され、ここでRの任意のアリール、複素環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)から各々独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されており、ここで(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されており;
Aは、フェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意のフェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されているか;あるいはAとBとは一緒になって、二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環を形成し、ここで二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されており;
各Z1aは独立して、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、複素環、−O(C〜C)アルキル、−NR、−NRC(O)R、−C(O)ORおよび−C(O)NRから選択され、ここでZ1aの任意の(C〜C)炭素環および複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;
各Z1bは独立して、ハロ、CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、ヘテロアリール、複素環、アリール(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−NR、−NRC(O)R、−C(O)ORおよび−C(O)NRから選択され、ここでZ1bの任意の(C〜C)炭素環および複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;そして
、R、RおよびRは各々独立して、Hまたは(C〜C)アルキルである。
【0270】
本発明の特定の実施形態(例えば、実施形態)および下に列挙される特定の値は、式I’の化合物について、および式I’I’の下位式(例えば、式Ia’)の化合物についての、実施形態および値である。本明細書中以下に列挙される値のうちの2つまたは2つより多くは、互いに組み合わせられ得ることが理解されるべきである。
【0271】
Aについての特定の値は、フェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意のフェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0272】
Aについての別の特定の値は、フェニル、単環式N−ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意のフェニル、単環式N−ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0273】
Aについての別の特定の値は、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意の単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0274】
Aについての別の特定の値は、単環式N−ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意の単環式N−ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0275】
Aについての別の特定の値は、単環式ヘテロアリールであり、ここで単環式ヘテロアリールは、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0276】
Aについての別の特定の値は、単環式N−ヘテロアリールであり、ここで単環式N−ヘテロアリールは、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0277】
Aについての別の特定の値は、単環式複素環であり、ここで単環式複素環は、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0278】
Aについての別の特定の値は、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリジニル−2−オン、テトラヒドロピリミジニル−2−オン、イミダゾリジニル−2−オン、ピロリジニル−2−オンまたはピロリジニルであり、ここでピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリジニル−2−オン、テトラヒドロピリミジニル−2−オン、イミダゾリジニル−2−オン、ピロリジニル−2−オンまたはピロリジニルは、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0279】
Aについての別の特定の値は、ピリジニル、ピリミジニルまたはピラジニルであり、ここでピリジニル、ピリミジニルまたはピラジニルは、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0280】
Aについての別の特定の値は、ピリジニルであり、ここでピリジニルは、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0281】
Aについての別の特定の値は、ピリジン−4−イルであり、ここでピリジン−4−イルは、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0282】
Aについての別の特定の値は、ピリジニル−2−オン、テトラヒドロピリミジニル−2−オン、イミダゾリジニル−2−オン、ピロリジニル−2−オンまたはピロリジニルであり、ここでピリジニル−2−オン、テトラヒドロピリミジニル−2−オン、イミダゾリジニル−2−オン、ピロリジニル−2−オンまたはピロリジニルは、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0283】
式I’の化合物の特定の群は、AがZ1aで置換されていない化合物である。
【0284】
Bについての特定の値は、フェニル、ピリジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、インダゾリル、ピラゾロピリジンまたはベンゾイミダゾリルであり、ここでBの任意のフェニル、ピリジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、インダゾリル、ピラゾロピリジンまたはベンゾイミダゾリルは、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0285】
Bについての別の特定の値は、フェニルまたはインダゾリルであり、ここでBの任意のフェニルまたはインダゾリルは、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0286】
式I’の化合物の特定の群は、AとBとが一緒になって、二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環を形成しており、ここで二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物である。
【0287】
式I’の化合物の別の特定の群は、AとBとが一緒になって、二環式ヘテロアリールを形成しており、ここで二環式ヘテロアリールは、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物である。
【0288】
式I’の化合物の別の特定の群は、AとBとが一緒になって、ピロロピリジニル、ピラゾロピリジンまたはインダゾリルを形成しており、ここでピロロピリジニルまたはインダゾリルは、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物である。
【0289】
Aについての別の特定の値は、フェニルであり、ここでフェニルは、1個または1個より多くのZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、アリール、ヘテロアリールまたは複素環であり、ここでBの任意のアリール、ヘテロアリールまたは複素環は、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0290】
1aについての特定の値は、ハロである。
【0291】
1aについての別の特定の値は、フルオロまたはクロロである。
【0292】
Bについての別の特定の値は、フェニル、ピリジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、インダゾリルまたはピラゾロピリジンであり、ここでBの任意のフェニル、ピリジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、インダゾリルまたはピラゾロピリジンは、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0293】
式I’の化合物の特定の群は、各Z1bが独立してメチル、イソブチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、N−メチルピペラジニル、モルホリニル、テトラゾリル、−OCH、t−ブチル、−C(O)OH、−NH、−N(CH、−OH、−C(O)NH、ベンジルおよびCNから選択される、化合物である。
【0294】
式I’の化合物の別の特定の群は、各Z1bが独立して、メチル、シクロプロピル、シクロブチル、N−メチルピペラジニル、モルホリニル、テトラゾリル、−OCH、−C(O)OH、−OH、−C(O)NH、NHおよびCNから選択される、化合物である。
【0295】
式I’の化合物の別の特定の群は、各Z1bが独立して、メチル、シクロプロピル、シクロブチル、N−メチルピペラジニル、モルホリニル、テトラゾリル、−OCH、−C(O)OH、−OH、−C(O)NHおよびCNから選択される、化合物である。
【0296】
式I’の化合物の別の特定の群は、各Z1bが独立して、メチルおよびNHから選択される、化合物である。
【0297】
式I’の化合物の別の特定の群は、各Z1bが独立して、メチル、イソブチル、イソプロピル、シクロペンチル、N−メチルピペラジニル、−OCH、t−ブチル、−N(CH、−OHおよびベンジルから選択される、化合物である。
【0298】
式I’の化合物の特定の群は、A−Bが:
【0299】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
から選択される化合物である。
【0303】
式I’の化合物の特定の群は、A−Bが:
【0304】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0305】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0306】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0307】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0309】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0310】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0311】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0312】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0313】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0314】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0315】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0316】
から選択される化合物である。
【0317】
式I’の化合物の特定の群は、A−Bが:
【0318】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
から選択される化合物である。
【0320】
式I’の化合物の特定の群は、A−Bが:
【0321】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0322】
から選択される化合物である。
【0323】
についての特定の値は、アリール、複素環およびヘテロアリールから選択され、ここでRの任意のアリール、複素環およびヘテロアリールは、1個または1個より多くのハロまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されている。
【0324】
についての別の特定の値は、アリールおよび複素環から選択され、ここでRの任意のアリールおよび複素環は、1個または1個より多くのクロロ、フルオロまたはメチルで必要に応じて置換されている。
【0325】
についての別の特定の値は、フェニルであり、ここでフェニルは、1個または1個より多くのハロまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されている。
【0326】
についての別の特定の値は、フェニルであり、ここでフェニルは、1個または1個より多くのクロロ、フルオロまたはメチルで必要に応じて置換されている。
【0327】
についての特定の値は:
【0328】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0329】
である。
【0330】
についての別の特定の値は:
【0331】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0332】
である。
【0333】
についての別の特定の値は:
【0334】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0335】
である。
【0336】
についての特定の値は:
【0337】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0338】
である。
【0339】
1つの実施形態は、式I’のR基の配置が(S)立体化学である、式I’の化合物の特定の群を提供する。
【0340】
1つの実施形態は、式I’に示されるような−OC(CH基の配置が(S)立体化学である、式I’の化合物の特定の群を提供する。
【0341】
式I’の化合物の特定の群は:
は、フェニル、9員〜10員の二環式複素環および12員〜13員の三環式複素環から選択され、、ここでRの任意のフェニル、9員〜10員の二環式複素環および12員〜13員の三環式複素環は、ハロおよび(C〜C)アルキルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されており;
Aは、フェニル、5員〜6員の単環式ヘテロアリールまたは3員〜7員の単環式複素環であり、ここでAの任意のフェニル、5員〜6員の単環式ヘテロアリールまたは3員〜7員の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されているか;あるいはAとBとは一緒になって、8員〜11員の二環式アリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリールまたは6員〜11員の二環式複素環を形成し、ここで任意の8員〜11員の二環式アリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリールまたは6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されており;
各Z1aは独立して、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、3員〜7員の単環式複素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−NR、−NRC(O)R、−C(O)ORおよび−C(O)NRから選択され、ここでZ1aの任意の(C〜C)炭素環または3員〜7員の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;
各Z1bは独立して、ハロ、CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜12員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環、6員〜11員の二環式複素環、フェニル(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−NR、−NRC(O)R、−C(O)ORおよび−C(O)NRから選択され、ここでZ1bの任意の(C〜C)炭素環、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;そして
、R、RおよびRは各々独立して、Hまたは(C〜C)アルキルである、化合物またはその塩である。
【0342】
についての特定の値は、フェニル、二環式アリール、単環式複素環、二環式複素環、三環式複素環、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリールおよび三環式ヘテロアリールから選択され、ここでRの任意のフェニル、二環式アリール、単環式複素環、二環式複素環、三環式複素環、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリールおよび三環式ヘテロアリールは、ハロおよび(C〜C)アルキルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0343】
についての特定の値は、フェニル、二環式アリール、単環式複素環、二環式複素環、三環式複素環、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリールおよび三環式ヘテロアリールから選択され、ここでRの任意のフェニル、二環式アリール、単環式複素環、二環式複素環、三環式複素環、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリールおよび三環式ヘテロアリールは、ハロおよびメチルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0344】
についての特定の値は、フェニル、二環式複素環および三環式複素環から選択され、ここでRの任意のフェニル、二環式複素環および三環式複素環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)から独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されており、ここで(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されている。
【0345】
についての特定の値は、フェニル、二環式複素環および三環式複素環から選択され、ここでRの任意のフェニル、二環式複素環および三環式複素環は、ハロおよび(C〜C)アルキルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0346】
についての特定の値は、フェニル、二環式複素環および三環式複素環から選択され、、ここでRの任意のフェニル、二環式複素環および三環式複素環は、ハロおよびメチルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0347】
についての特定の値は、フェニル、二環式複素環および三環式複素環から選択され、ここでRの任意のフェニル、二環式複素環および三環式複素環は、フルオロ、クロロまたはメチルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0348】
についての特定の値は、フェニル、9員〜10員の二環式複素環および12員〜13員の三環式複素環から選択され、ここでRの任意のフェニル、9員〜10員の二環式複素環および12員〜13員の三環式複素環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)から独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されており、ここで(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されている。
【0349】
についての特定の値は、フェニル、9員〜10員の二環式複素環および12員〜13員の三環式複素環から選択され、ここでRの任意のフェニル、9員〜10員の二環式複素環および12員〜13員の三環式複素環は、ハロおよび(C〜C)アルキルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0350】
についての特定の値は、フェニル、9員〜10員の二環式複素環および12員〜13員の三環式複素環から選択され、ここでRの任意のフェニル、9員〜10員の二環式複素環および12員〜13員の三環式複素環は、ハロおよびメチルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0351】
についての特定の値は、フェニル、9員〜10員の二環式複素環および12員〜13員の三環式複素環から選択され、ここでRの任意のフェニル、9員〜10員の二環式複素環および12員〜13員の三環式複素環は、フルオロ、クロロまたはメチルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0352】
についての特定の値は、フェニル、9員〜10員の二環式複素環および13員三環式複素環から選択され、ここでRの任意のフェニル、9員〜10員の二環式複素環および13員三環式複素環は、ハロおよび(C〜C)アルキルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0353】
についての特定の値は、フェニル、9員〜10員の二環式複素環および13員三環式複素環から選択され、、ここでRの任意のフェニル、9員〜10員の二環式複素環および13員三環式複素環は、ハロおよびメチルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0354】
についての特定の値は、フェニル、9員〜10員の二環式複素環および13員三環式複素環から選択され、ここでRの任意のフェニル、9員〜10員の二環式複素環および13員三環式複素環は、フルオロ、クロロまたはメチルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0355】
についての特定の値は、フェニル、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリニル、クロマニル−4−オン、クロマニルおよび2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソリルから選択され、ここでRの任意のフェニル、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリニル、クロマニル−4−オン、クロマニルおよび2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソリルは、ハロおよび(C〜C)アルキルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0356】
についての特定の値は、フェニル、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリニル、クロマニル−4−オン、クロマニルおよび2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソリルから選択され、ここでRの任意のフェニル、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリニル、クロマニル−4−オン、クロマニルおよび2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソリルは、ハロおよびメチルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0357】
についての特定の値は、フェニル、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリニル、クロマニル−4−オン、クロマニルおよび2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソリルから選択され、ここでRの任意のフェニル、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリニル、クロマニル−4−オン、クロマニルおよび2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソリルは、フルオロ、クロロおよびメチルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0358】
についての特定の値は、フェニルであり、ここでフェニルは、ハロおよび(C〜C)アルキルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0359】
についての特定の値は、フェニルであり、ここでフェニルは、ハロおよびメチルから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0360】
についての特定の値は、フェニルであり、ここでフェニルは、フルオロおよびクロロから独立して選択される1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)の基で必要に応じて置換されている。
【0361】
についての特定の値は、フェニルであり、ここでフェニルは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のクロロで必要に応じて置換されている。
【0362】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、フェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意のフェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、単環式複素環、二環式複素環または三環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、単環式複素環、二環式複素環または三環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されているか;あるいはAとBとは一緒になって、二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環を形成し、ここで任意の二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0363】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、フェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意のフェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、単環式複素環、または二環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、単環式複素環または二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されているか;あるいはAとBとは一緒になって、二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環を形成し、ここで任意の二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0364】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、フェニル、5員〜6員の単環式ヘテロアリールまたは3員〜7員の単環式複素環であり、ここでAの任意のフェニル、5員〜6員の単環式ヘテロアリールまたは3員〜7員の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されているか;あるいはAとBとは一緒になって、8員〜11員の二環式アリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリールまたは6員〜11員の二環式複素環を形成し、ここで任意の8員〜11員の二環式アリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリールまたは6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0365】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、フェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意のフェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、単環式複素環、二環式複素環または三環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、単環式複素環、二環式複素環または三環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0366】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、フェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意のフェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、単環式複素環、または二環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、単環式複素環または二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0367】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、フェニル、5員〜6員の単環式ヘテロアリールまたは3員〜7員の単環式複素環であり、ここでAの任意のフェニル、5員〜6員の単環式ヘテロアリールまたは3員〜7員の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0368】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、単環式N−ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意の単環式N−ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、単環式複素環、二環式複素環または三環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、単環式複素環、二環式複素環または三環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されているか;あるいはAとBとは一緒になって、二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環を形成し、ここで任意の二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0369】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、単環式N−ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意の単環式N−ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、単環式複素環、または二環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、単環式複素環または二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されているか;あるいはAとBとは一緒になって、二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環を形成し、ここで任意の二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0370】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、5員〜6員の単環式N−ヘテロアリールまたは3員〜7員の単環式複素環であり、ここでAの任意の5員〜6員の単環式N−ヘテロアリールまたは3員〜7員の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されているか;あるいはAとBとは一緒になって、8員〜11員の二環式アリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリールまたは6員〜11員の二環式複素環を形成し、ここで任意の8員〜11員の二環式アリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリールまたは6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0371】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、単環式N−ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意の単環式N−ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、単環式複素環、二環式複素環または三環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、単環式複素環、二環式複素環または三環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0372】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、単環式N−ヘテロアリールまたは単環式複素環であり、ここでAの任意の単環式N−ヘテロアリールまたは単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、単環式複素環、または二環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、単環式複素環または二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0373】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、5員〜6員の単環式N−ヘテロアリールまたは3員〜7員の単環式複素環であり、ここでAの任意の5員〜6員の単環式N−ヘテロアリールまたは3員〜7員の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0374】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、単環式N−ヘテロアリールであり、ここでAの任意の単環式N−ヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、単環式複素環、二環式複素環または三環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、単環式複素環、二環式複素環または三環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されているか;あるいはAとBとは一緒になって、二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環を形成し、ここで任意の二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0375】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、単環式N−ヘテロアリールであり、ここでAの任意の単環式N−ヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、単環式複素環または二環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、単環式複素環または二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されているか;あるいはAとBとは一緒になって、二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環を形成し、ここで任意の二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0376】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、5員〜6員の単環式N−ヘテロアリールであり、ここでAの任意の5員〜6員の単環式N−ヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されているか;あるいはAとBとは一緒になって、8員〜11員の二環式アリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリールまたは6員〜11員の二環式複素環を形成し、ここで任意の8員〜11員の二環式アリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリールまたは6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0377】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、単環式N−ヘテロアリールであり、ここでAの任意の単環式N−ヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、単環式複素環、二環式複素環または三環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、三環式ヘテロアリール、単環式複素環、二環式複素環または三環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0378】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、単環式N−ヘテロアリールであり、ここでAの任意の単環式N−ヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、単環式複素環、または二環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、二環式アリール、単環式ヘテロアリール、二環式ヘテロアリール、単環式複素環または二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0379】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、5員〜6員の単環式N−ヘテロアリールであり、ここでAの任意の5員〜6員の単環式N−ヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0380】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、5員〜6員の単環式N−ヘテロアリールであり、ここでAの任意の5員〜6員の単環式N−ヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、3員〜7員の単環式複素環であり、ここでBの任意の3員〜7員の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されているか;あるいはAとBとは一緒になって、8員〜11員の二環式アリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリールまたは6員〜11員の二環式複素環を形成し、ここで任意の8員〜11員の二環式アリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリールまたは6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0381】
式I’の化合物の特定の群は、Aは、5員〜6員の単環式N−ヘテロアリールであり、ここでAの任意の5員〜6員の単環式N−ヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、3員〜7員の単環式複素環であり、ここでBの任意の3員〜7員の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0382】
1つの実施形態において、単環式N−ヘテロアリールは、その単環式環内に1個または2個の窒素を含み、そして必要に応じて、その単環式環内に1個の酸素または1個の硫黄を含み得る、単環式ヘテロアリールを包含する。
【0383】
1つの実施形態において、単環式N−ヘテロアリールは、その単環式環内に1個または2個の窒素を含む、単環式ヘテロアリールを包含する。
【0384】
1つの実施形態において、N−ヘテロアリールは、そのヘテロアリール環内に1個または2個の窒素を含みそして必要に応じて、そのヘテロアリール環内に1個の酸素または1個の硫黄を含み得る、ヘテロアリールを包含する。
【0385】
Aについての特定の値は、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリジニル−2(1H)−オン、テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オン、イミダゾリジニル−2−オン、ピロリジニル−2−オン、ピロリジニル、ピリダジニル、チアゾリル、ピラジン−2(1H)−オン、ピペラジニル−2−オン、ピペラジニル、イミダゾリル、モルホリニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニルまたはピペリジニルであり、ここでAの任意のフェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリジニル−2(1H)−オン、テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オン、イミダゾリジニル−2−オン、ピロリジニル−2−オン、ピロリジニル、ピリダジニル、チアゾリル、ピラジン−2(1H)−オン、ピペラジニル−2−オン、ピペラジニル、イミダゾリル、モルホリニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニルまたはピペリジニルは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されている。
【0386】
Aについての特定の値は、5員〜6員の単環式N−ヘテロアリールであり、ここでAの任意の5員〜6員の単環式N−ヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されている。
【0387】
Aについての特定の値は、6員単環式N−ヘテロアリールであり、ここでAの任意の6員単環式N−ヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されている。
【0388】
Aについての特定の値は、ピリジニルまたはピリミジニルであり、ここでピリジニル、またはピリミジニルは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されている。
【0389】
Aについての特定の値は、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニルまたはピリダジニル(pyridizinyl)であり、ここでこのピリジニル、ピリミジニル、ピラジニルまたはピリダジニル(pyradizinyl)は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されている。
【0390】
Aについての特定の値は、ピリミジニルであり、ここでこのピリミジニルは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されている。
【0391】
Bについての特定の値は、フェニル、ピリジニル、インダゾリル、ピラゾロ[4,3−b]ピリジニル、ピリミジニル、ピラゾリル、ベンゾ[d]イミダゾリル、インダゾリル、1H−ベンゾ[d]イミダゾリル−2(3H)−オン、2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル−3(4H)−オン、2,6−ナフチリジン−1(2H)−オン、1,7−ナフチリジニル−8(7H)−オン、1H−インダゾリル−3(2H)−オン、キノリニル−2(1H)−オン、キノリニル、ピロロ[2,3−b]ピリジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、フェニル、イミダゾリル、ピペリジニル、モルホリニル、5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジニル、ピリミジニル−2,4(1H,3H)−ジオニル、ピリジニル−2(1H)−オン、1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジニル、インドリニル−2−オン、1H−ピロロ[3,4−c]ピリジニル−3(2H)−オン、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジニル、ピラゾリル、ピリミジニル−2(1H)−オン、アゼチジニル、テトラヒドロ−2H−ピラニル、3,6−ジヒドロ−2H−ピラニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン、1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジニル、2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジニル−3(4H)−オン、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、インドリニル、3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン、3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジニルおよび1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾリルから選択され、ここでBの任意のフェニル、ピリジニル、インダゾリル、ピラゾロ[4,3−b]ピリジニル、ピリミジニル、ピラゾリル、ベンゾ[d]イミダゾリル、インダゾリル、1H−ベンゾ[d]イミダゾリル−2(3H)−オン、2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル−3(4H)−オン、2,6−ナフチリジン−1(2H)−オン、1,7−ナフチリジニル−8(7H)−オン、1H−インダゾリル−3(2H)−オン、キノリニル−2(1H)−オン、キノリニル、ピロロ[2,3−b]ピリジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、フェニル、イミダゾリル、ピペリジニル、モルホリニル、5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジニル、ピリミジニル−2,4(1H,3H)−ジオニル、ピリジニル−2(1H)−オン、1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジニル、インドリニル−2−オン、1H−ピロロ[3,4−c]ピリジニル−3(2H)−オン、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジニル、ピラゾリル、ピリミジニル−2(1H)−オン、アゼチジニル、テトラヒドロ−2H−ピラニル、3,6−ジヒドロ−2H−ピラニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン、1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジニル、2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジニル−3(4H)−オン、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニル、インドリニル、3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン、3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジニル、および1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾリルは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0392】
Bについての特定の値は、3員〜7員の単環式複素環であり、ここでBの任意の3員〜7員の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0393】
Bについての特定の値は、4員〜7員の単環式複素環であり、ここでBの任意の4員〜7員の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0394】
Bについての特定の値は、4員〜6員の単環式複素環であり、ここでBの任意の4員〜6員の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0395】
Bについての特定の値は、ピペラジニルまたはアゼチジニルであり、ここでBの任意のピペラジニルまたはアゼチジニルは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている。
【0396】
式I’の化合物の特定の群は、A−Bが:
【0397】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0398】
であり、ここでAは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、フェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環であり、ここでBの任意のフェニル、8員〜11員の二環式アリール、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を含む。
【0399】
式I’の化合物の特定の群は、A−Bが:
【0400】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0401】
であり、ここでAは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1a基で必要に応じて置換されており、そしてBは、3員〜7員の単環式複素環であり、ここでBの任意の3員〜7員の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0402】
式I’の化合物の特定の群は、A−Bが:
【0403】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0404】
であり、ここでBは、アゼチジニルまたはピペラジニルであり、ここでBの任意のアゼチジニルまたはピペラジニルは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0405】
式I’の化合物の特定の群は、AとBとが一緒になって、ピロロピリジニル、ピラゾロピリジンまたはインダゾリルを形成しており、ここでこのピロロピリジニル、ピラゾロピリジンまたはインダゾリルは、1個または1個より多くのZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物である。
【0406】
式I’の化合物の特定の群は、AとBとが一緒になって、二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環を形成しており、ここでこの二環式アリール、二環式ヘテロアリールまたは二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0407】
式I’の化合物の特定の群は、AとBとが一緒になって、8員〜11員の二環式アリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリールまたは6員〜11員の二環式複素環を形成しており、ここでこの8員〜11員の二環式アリール、7員〜11員の二環式ヘテロアリールまたは6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0408】
式I’の化合物の特定の群は、AとBとが一緒になって、7員〜11員の二環式ヘテロアリールまたは6員〜11員の二環式複素環を形成しており、ここでこの7員〜11員の二環式ヘテロアリールまたは6員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0409】
式I’の化合物の特定の群は、AとBとが一緒になって、7員〜11員の二環式ヘテロアリールを形成しており、ここでこの7員〜11員の二環式ヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0410】
式I’の化合物の特定の群は、AとBとが一緒になって、9員〜10員の二環式ヘテロアリールまたは9員〜11員の二環式複素環を形成しており、ここでこの9員〜10員の二環式ヘテロアリールまたは9員〜11員の二環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0411】
式I’の化合物の特定の群は、AとBとが一緒になって、9員〜10員の二環式ヘテロアリールを形成しており、ここでこの9員〜10員の二環式ヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0412】
式I’の化合物の特定の群は、AとBとが一緒になって、9員〜10員の二環式ヘテロアリールを形成しており、ここでこの9員〜10員の二環式ヘテロアリールは、1個〜4個の窒素原子を含み、そしてここでこの9員〜10員の二環式ヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0413】
式I’の化合物の特定の群は、AとBとが一緒になって、9員〜10員の二環式ヘテロアリールを形成しており、ここでこの9員〜10員の二環式ヘテロアリールは、2個または3個の窒素原子を含み、そしてここでこの9員〜10員の二環式ヘテロアリールは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0414】
式I’の化合物の特定の群は、AとBとが一緒になって、インダゾリルを形成しており、ここでこのインダゾリルは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物を包含する。
【0415】
式I’の化合物の特定の群は、AとBとが一緒になって、ピラゾロ[4,3−b]ピリジニル、ピロロ[2,3−b]ピリジニル、インダゾリル、ピラゾロ[3,4−b]ピリジニル、2,7−ナフチリジニル−1(2H)−オン、ベンゾイミダゾリル、ベンゾ[1,2,3]トリアゾリル、ピラゾロ[3,4−c]ピリジニル、ピロロ[3,2−c]ピリジニル、[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジニル、[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジニル、イミダゾ[1,5−a]ピリジニル、ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、イソキノリニル、ベンゾチアゾリル、1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジニルまたは2,6−ナフチリジン−1(2H)−オンを形成しており、ここでこのピラゾロ[4,3−b]ピリジニル、ピロロ[2,3−b]ピリジニル、インダゾリル、ピラゾロ[3,4−b]ピリジニル、2,7−ナフチリジニル−1(2H)−オン、ベンゾイミダゾリル、ベンゾ[1,2,3]トリアゾリル、ピラゾロ[3,4−c]ピリジニル、ピロロ[3,2−c]ピリジニル、[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジニル、[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジニル、イミダゾ[1,5−a]ピリジニル、ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、イソキノリニル、ベンゾチアゾリル、1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジニルまたは2,6−ナフチリジン−1(2H)−オンは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物である。
【0416】
式I’の化合物の特定の群は、AとBとが一緒になって、1H−ベンゾ[d]イミダゾリル−2(3H)−オン、1H−インダゾリル−3(2H)−オン、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル、インドリニル−2−オン、イソインドリニル−1−オン、インドリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジニル、5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジニル、2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジニル−3(4H)−オン、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,7−ナフチリジニル、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,7−ナフチリジニル、6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,6−ナフチリジニル、デカヒドロイソキノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、イソインドリニルまたは2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニルを形成しており、ここでこの1H−ベンゾ[d]イミダゾリル−2(3H)−オン、1H−インダゾリル−3(2H)−オン、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル、インドリニル−2−オン、イソインドリニル−1−オン、インドリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジニル、5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジニル、2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジニル−3(4H)−オン、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,7−ナフチリジニル、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,7−ナフチリジニル、6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,6−ナフチリジニル、デカヒドロイソキノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、イソインドリニルまたは2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニルは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物である。
【0417】
式I’の化合物の特定の群は、AとBとが一緒になって、ピラゾロ[4,3−b]ピリジニル、ピロロ[2,3−b]ピリジニル、インダゾリル、ピラゾロ[3,4−b]ピリジニル、2,7−ナフチリジニル−1(2H)−オン、ベンゾイミダゾリル、ベンゾ[1,2,3]トリアゾリル、ピラゾロ[3,4−c]ピリジニル、ピロロ[3,2−c]ピリジニル、[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジニル、[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジニル、イミダゾ[1,5−a]ピリジニル、ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、イソキノリニル、ベンゾチアゾリル、1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジニル、2,6−ナフチリジン−1(2H)−オン、1H−ベンゾ[d]イミダゾリル−2(3H)−オン、1H−インダゾリル−3(2H)−オン、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル、インドリニル−2−オン、イソインドリニル−1−オン、インドリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジニル、5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジニル、2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジニル−3(4H)−オン、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,7−ナフチリジニル、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,7−ナフチリジニル、6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,6−ナフチリジニル、デカヒドロイソキノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、イソインドリニルまたは2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニルを形成しており、ここでこのピラゾロ[4,3−b]ピリジニル、ピロロ[2,3−b]ピリジニル、インダゾリル、ピラゾロ[3,4−b]ピリジニル、2,7−ナフチリジニル−1(2H)−オン、ベンゾイミダゾリル、ベンゾ[1,2,3]トリアゾリル、ピラゾロ[3,4−c]ピリジニル、ピロロ[3,2−c]ピリジニル、[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジニル、[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジニル、イミダゾ[1,5−a]ピリジニル、ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、イソキノリニル、ベンゾチアゾリル、1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジニル、2,6−ナフチリジン−1(2H)−オン、1H−ベンゾ[d]イミダゾリル−2(3H)−オン、1H−インダゾリル−3(2H)−オン、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル、インドリニル−2−オン、イソインドリニル−1−オン、インドリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジニル、5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジニル、2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジニル−3(4H)−オン、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,7−ナフチリジニル、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,7−ナフチリジニル、6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2,6−ナフチリジニル、デカヒドロイソキノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、イソインドリニルまたは2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニルは、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のZ1b基で必要に応じて置換されている、化合物である。
【0418】
式I’の化合物の特定の群は、A−Bが:
【0419】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0420】
であり、ここで各Z1cはHまたはZ1bである、化合物を包含する。
【0421】
式I’の化合物の特定の群は、A−Bが:
【0422】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0423】
であり、ここで各Z1cはHまたはZ1bである、化合物を包含する。
【0424】
各Z1aについての特定の値は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、3員〜7員の単環式複素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−NR、−NRC(O)R、−C(O)OR、および−C(O)NRであり、ここでZ1aの任意の(C〜C)炭素環または3員〜7員の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されている。
【0425】
1aについての特定の値は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)アルキルまたは−C(O)ORである。
【0426】
各Z1bについての特定の値は独立して、ハロ、CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、ヘテロアリール、複素環、アリール(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−NR、−C(O)OR、および−C(O)NRから選択され、ここでZ1bの任意の(C〜C)炭素環または複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されている。
【0427】
1bについての特定の値は、ハロ、CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、単環式ヘテロアリール、単環式複素環、フェニル(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−NR、−C(O)ORおよび−C(O)NRであり、ここでZ1bの任意の(C〜C)炭素環または単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されている。
【0428】
1bについての特定の値は、ハロ、CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環、アリール(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−NR、−C(O)ORまたは−C(O)NRであり、ここでZ1bの任意の(C〜C)炭素環または5員〜6員の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されている。
【0429】
各Z1bについての特定の値は、(C〜C)アルキル、ヘテロアリール、複素環または−NRであり、ここでZ1bの任意の複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されている。
【0430】
1bについての特定の値は、(C〜C)アルキル、単環式ヘテロアリール、単環式複素環または−NRであり、ここでZ1bの任意の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されている。
【0431】
1bについての特定の値は、(C〜C)アルキル、5員〜6員の単環式ヘテロアリール、3員〜7員の単環式複素環または−NRであり、ここでZ1bの任意の5員〜6員の単環式複素環は、1個または1個より多く(例えば、1個、2個、3個、4個もしくは5個)のハロゲンまたは(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されている。
【0432】
1bについての特定の値は、メチル、イソプロピル、−N(CH、オキセタニル、ピリジニル、N−メチルピペラジニルである。
【0433】
1bについての特定の値は、メチル、ピリジニルまたはN−メチルピペラジニルである。
【0434】
1bについての特定の値は、イソプロピル、−N(CHまたはオキセタニルである。
【0435】
1つの実施形態において、化合物は:
【0436】
【化71】
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【0437】
【化72】
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【0438】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0439】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0440】
【化75】
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【0441】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0442】
【化77】
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【0443】
【化78】
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【0444】
ならびにその塩から選択される。
【0445】
1つの実施形態において、化合物は:
【0446】
【化79】
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【0447】
【化80】
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【0448】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0449】
【化82】
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【0450】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0451】
【化84】
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【0452】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0453】
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0454】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0455】
【化88】
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【0456】
【化89】
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【0457】
【化90】
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【0458】
【化91】
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【0459】
【化92】
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【0460】
【化93】
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【0461】
【化94】
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【0462】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0463】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0464】
【化97】
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【0465】
【化98】
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【0466】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0467】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0468】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0469】
【化102】
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【0470】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0471】
【化104】
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【0472】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0473】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0474】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0475】
【化108】
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【0476】
【化109】
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【0477】
【化110】
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【0478】
【化111】
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【0479】
ならびにその薬学的に受容可能な塩から選択される。
【0480】
1つの実施形態において、化合物は:
【0481】
【化112】
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【0482】
【化113】
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【0483】
【化114】
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【0484】
ならびにその薬学的に受容可能な塩から選択される。
【0485】
1つの実施形態において、本発明の化合物は、Aがチオフェンである化合物を含まない。
【0486】
別の実施形態において、本発明の化合物は、Aがチオフェニルであり、そしてBがフェニルであり、ここでフェニルは、1またはZ1bで必要に応じて置換されている、化合物を含まない。
【0487】
別の実施形態において、本発明の化合物は、A−Bが:
【0488】
【化115】
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【0489】
である化合物を含まない。
【0490】
別の実施形態において、本発明の化合物は、以下の式:
【0491】
【化116】
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【0492】
(式中、Rは:
【0493】
【化117】
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【0494】
である)の化合物もその塩も含まない。
【0495】
一般合成手順 スキーム1〜17は、本発明のさらなる実施形態として提供され、そして本発明の化合物を調製するために使用された、そして本発明のさらなる化合物を調製するために使用され得る、一般方法を説明する。
【0496】
スキーム1
【0497】
【化118】
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【0498】
スキーム2
【0499】
【化119】
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【0500】
特定の実施形態において、ベンゾチアゾール中間体2Bは、スキーム1に概説されるように、1Cを1Mに転換するために使用される方法によって、最終化合物2Cに転換される。
【0501】
スキーム3
【0502】
【化120】
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【0503】
特定の実施形態において、ベンゾチアゾール中間体3Eは、スキーム1に概説されるように、1Cを1Dに、そして1Fを1Mに転換するために使用される方法によって、最終化合物2Cに転換される。
【0504】
スキーム4
【0505】
【化121】
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【0506】
特定の実施形態において、ベンゾチアゾール中間体4Aは、スキーム1に概説されるように、1Cを1Dに、そして1Fを1Mに転換するために使用される方法によって、最終化合物4Bに転換される。ここでHNRRは複素環である(すなわち、RとRとが、これらが結合している窒素と一緒になって、環を形成する場合)。
【0507】
スキーム5
【0508】
【化122】
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【0509】
特定の実施形態において、ベンゾチアゾリン中間体4Vは、スキーム1に概説されるように、1Cを1Mに転換するために使用される方法によって、最終化合物4Wに転換される。
【0510】
スキーム6
【0511】
【化123】
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【0512】
特定の実施形態において、適切に置換されたフェノール6Aは、適切な溶媒(例えば、酢酸)中でのジハロゲン化物(例えば、臭素)での処理によって、ハロゲン化される。フェノール6Bは、クロスカップリング反応を起こすことが既知である脱離基(例えば、トリフレート)に転換される。対応する活性化フェノール6Cは、選択的クロスカップリング反応(例えば、スズ試薬(例えば、トリブチル(ビニル)スズ)およびパラジウム触媒(例えば、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド)を使用するStilleクロスカップリング)を受けて、対応するクロスカップリングしたナフタレン(例えば、スチレン6D)を与える。このスチレンは、当業者に公知である方法(例えば、Sharpless不斉ジヒドロキシル化(例えば、市販のAD mix−αを使用する))によってジヒドロキシル化されて、6Eを与える。得られたジオール6Eは、適切な保護基(例えば、塩化ピバロイルおよびピリジンを使用してピバル酸エステル)により第一級ヒドロキシルで保護されて、6Fを与える。第二級ヒドロキシルは、当業者に公知である方法(例えば、酢酸tert−ブチルおよび過塩素酸)を使用して、対応するエーテル(例えば、tert−ブチルエーテル)に転換されて、6Gを与える。
【0513】
6Gのニトロ基は、炭素担持パラジウムを使用して、例えば、水素雰囲気下での触媒的水素化によって、対応するアニリン6Hに還元される。ベンゾチアゾール6Iは、当業者に公知である方法(例えば、チオシアン酸カリウムおよび過臭素酸ピリジニウム)によって形成される。得られたベンゾチアゾールは、クロスカップリング反応(例えば、ボロン酸またはエステルおよびパラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0))を使用するSuzukiクロスカップリング)を受けて、対応するクロスカップリングしたベンゾチアゾール6Jを与える。対応するハロベンゾチアゾール6Kは、当業者に公知である方法(例えば、tert−ブチルニトリルおよびハロゲン化銅(II)(例えば、臭化銅(II)))によって形成される。
【0514】
スキーム7
【0515】
【化124】
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【0516】
特定の実施形態において、保護された第一級ヒドロキシル6Jは、当業者に公知である方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムを使用)でのピバレート保護基の脱保護)により脱保護されて、対応する第一級ヒドロキシル化合物7Aを与える。第一級ヒドロキシルは、当業者に公知である方法(例えば、過ヨウ素酸および三酸化クロム)によって、対応するカルボン酸7Bに酸化される。得られたカルボン酸は、例えば、トリメチルシリルジアゾメタンの処理での、対応するカルボン酸エステル7Bの形成により保護されて、対応するメチルエステルを与える。
【0517】
スキーム8
【0518】
【化125】
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【0519】
特定の実施形態において、保護された第一級ヒドロキシル6Jは、当業者に公知である方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムを使用)でのピバレート保護基の脱保護)により脱保護されて、対応する第一級ヒドロキシル化合物8Aを与える。第一級ヒドロキシルは、例えば過ヨウ素酸および三酸化クロムによって、対応するカルボン酸8Bに酸化される。このカルボン酸は、例えば、メタノール中の硫酸での処理によって、メチルエステルとして保護される。tert−ブチルエーテルが、8Cを、例えば酢酸tert−ブチルおよび過塩素酸で処理することにより再導入されて、8Dを与える。対応するハロベンゾジアゾール8Eは、当業者に公知である方法(例えば、tert−ブチルニトリルおよびハロゲン化銅(II)(例えば、臭化銅(II))によって形成される。
【0520】
スキーム9
【0521】
【化126】
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【0522】
特定の実施形態において、クロロベンゾチアゾール9Aは、6Jから、当業者に公知である方法(例えば、tert−ブチルニトリルおよびハロゲン化銅(II)(例えば、臭化銅(II)))によって形成される。パラジウムで触媒される選択的クロスカップリング(例えば、保護されたフェノールボロン酸/エステルまたはスタンナンをそれぞれ用いる、SuzukiまたはStille)は、9Bを与える。PGの選択的脱保護(例えば、ベンジルエーテルの触媒的水素化)は、フェノール9Cを与え、これは、クロスカップリング反応を起こすことが既知である脱離基(例えば、トリフレート)に転換される。対応する活性化フェノール9Dは、選択的クロスカップリング反応(例えば、ボロン酸またはエステルおよびパラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0))を使用するSuzukiクロスカップリング)を受けて、対応するクロスカップリングしたベンゾチアゾール9Eを与える。
【0523】
特定の実施形態において、R部分は、クロスカップリング反応(例えば、ボロン酸またはエステルおよびパラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0))を使用するSuzukiクロスカップリング)により導入されて、対応するクロスカップリングしたベンゾチアゾール9Fを与える。保護された第一級ヒドロキシル9Fは、当業者に公知である方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムを使用)でのピバレート保護基の脱保護)により脱保護されて、対応する第一級ヒドロキシル化合物9Gを与える。第一級ヒドロキシルは、例えば、過ヨウ素酸および三酸化クロムによって、対応するカルボン酸9Hに酸化される。
【0524】
スキーム10
【0525】
【化127】
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【0526】
特定の実施形態において、ハロベンゾチアゾール6Kは、パラジウムで触媒される選択的クロスカップリング(例えば、ボロン酸/エステルまたはスタンナン(クロスカップリング反応を起こすことが既知である脱離基(例えば、クロロピリジルボロン酸)もまた含む)をそれぞれ用いるSuzukiまたはStille)を受けて、10Aを与える。活性化部分10Aは、クロスカップリング反応(例えば、それぞれボロン酸/エステルまたはスタンナン、およびパラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0))を使用するSuzukiまたはStilleクロスカップリング)を受けて、対応するクロスカップリングしたベンゾチアゾール10Bを与える。保護された第一級ヒドロキシル10Bは、当業者に公知である方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムを使用)でのピバレート保護基の脱保護)により脱保護されて、対応する第一級ヒドロキシル化合物10Cを与える。この第一級ヒドロキシルは、例えば、過ヨウ素酸および三酸化クロムによって、対応するカルボン酸10Dに酸化される。
【0527】
スキーム11
【0528】
【化128】
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【0529】
特定の実施形態において、ハロベンゾチアゾール6Kは、パラジウムで触媒されるクロスカップリング(例えば、ボロン酸またはエステルを用いるSuzuki;スタンナンを用いるStille);一酸化炭素を、例えばアミンの存在下で使用する、パラジウムで触媒されるカルボニル化;ハロゲン化銅(I)で触媒されるアミノ化またはBuchwald−Hartwigアミノ化;パラジウムで触媒されるアミノ化;アミンを用いるSArを受けて、R部分を11Aに導入する。11Aの保護された第一級ヒドロキシルは、当業者に公知である方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムを使用)でのピバレート保護基の脱保護)により脱保護されて、対応する第一級ヒドロキシル化合物11Bを与える。この第一級ヒドロキシルは、例えば、過ヨウ素酸および三酸化クロムによって、対応するカルボン酸11Cに酸化される。
【0530】
スキーム12
【0531】
【化129】
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【0532】
特定の実施形態において、クロロベンゾチアゾール9Aは、パラジウムで触媒される選択的クロスカップリング(例えば、保護されたフェノールボロン酸/エステルまたはスタンナンをそれぞれ用いる、SuzukiまたはStilleを受けて、12Aを与える。R部分は、クロスカップリング反応(例えば、ボロン酸またはエステルおよびパラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0))を使用するSuzukiクロスカップリング)により導入されて、対応するクロスカップリングしたベンゾチアゾール12Bを与える。12Bの保護された第一級ヒドロキシルは、当業者に公知である方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムを使用)でのピバレート保護基の脱保護)により脱保護されて、対応する第一級ヒドロキシル化合物12Cを与える。この第一級ヒドロキシルは、例えば、過ヨウ素酸および三酸化クロムによって、対応するカルボン酸12Dに酸化される。
【0533】
スキーム13
【0534】
【化130】
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【0535】
特定の実施形態において、ハロベンゾチアゾール8Eは、パラジウムで触媒される選択的クロスカップリング(例えば、ボロン酸/エステルまたはスタンナン(クロスカップリング反応を起こすことが既知である脱離基(例えば、クロロピリジルボロン酸)もまた含む)をそれぞれ用いるSuzukiまたはStille)を受けて、13Aを与える。活性化部分13Aは、例えば第二級アミンとのSAr反応、あるいはクロスカップリング反応(例えば、それぞれボロン酸/エステルまたはスタンナン、およびパラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0))を用いる、SuzukiまたはStilleクロスカップリング)を受けて、対応するクロスカップリングしたベンゾチアゾール13Bを与える。保護されたカルボン酸13Bは、当業者に公知である方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムを使用)でのカルボン酸エステルの脱保護、またはピリジン中でのヨウ化リチウムでの処理)により脱保護されて、対応するカルボン酸13Cを与える。
【0536】
スキーム14
【0537】
【化131】
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【0538】
特定の実施形態において、ハロベンゾチアゾール8Eは、パラジウムで触媒されるクロスカップリング(例えば、ボロン酸またはエステルを用いるSuzuki;スタンナンを用いるStille);一酸化炭素を、例えばアミンの存在下で使用する、パラジウムで触媒されるカルボニル化;ハロゲン化銅(I)で触媒されるアミノ化またはBuchwald−Hartwigアミノ化;パラジウムで触媒されるアミノ化;アミンまたはアルコールとのSArを受けて、R部分を14Aに導入する。保護されたカルボン酸14Aは、当業者に公知である方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムを使用)でのカルボン酸エステルの脱保護、またはピリジン中のヨウ化リチウムでの処理)により脱保護されて、対応するカルボン酸14Bを与える。
【0539】
スキーム15
【0540】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0541】
特定の実施形態において、アミノベンゾチアゾール8Dは、当業者に公知である反応(例えば、カルボン酸EDCIを使用するアミド形成;塩化スルホニルを使用するスルホンアミド形成;アミンの存在下でCDIを使用する尿素形成)を受けて、R部分を15Aに導入する。保護されたカルボン酸15Aは、当業者に公知である方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムを使用)でのカルボン酸エステルの脱保護)により脱保護されて、対応するカルボン酸15Bを与える。
【0542】
スキーム16
【0543】
【化133】
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【0544】
特定の実施形態において、ケトン16Aは、当業者に公知である反応(例えば、アルドール縮合)を受けて、エノン16Bを与える。エノン16Bは、1,2有機金属付加(例えば、Grignard反応)を受けて、第三級アルコール16Cを与え得る。塩酸などの酸の作用下で、16Cは、ベンゾチアゾール16Dに転換される。塩基性条件下(例えば、リチウムヘキサメチルジシラザン)での、オキサジリジン(例えば、Davis試薬)の存在下での16Dの反応、その後の、Dess−Martinペルヨージナンなどの酸化剤での酸化は、ケトエステル16Eを与え得る。16Eのキラル還元(例えば、CBSまたはNoyori)は、キラルアルコール16Fを与え得る。第二級ヒドロキシルは、当業者に公知である方法(例えば、酢酸tert−ブチルおよび過塩素酸)を使用して、対応するエーテル(例えば、tert−ブチルエーテル)に転換されて、16Gを与える。活性化ベンゾチアゾール16Gは、クロスカップリング反応(例えば、パラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0))を使用するBuchwald、Heck、Negishi、SuzukiまたはStilleクロスカップリング);例えば第二級アミンとのSAr反応を受けて、対応するベンゾチアゾール16Hを与える。保護されたカルボン酸16Hは、当業者に公知である方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムを使用)でのカルボン酸エステルの脱保護、またはピリジン中のヨウ化リチウムでの処理)により脱保護されて、対応するカルボン酸16Iを与える。
【0545】
スキーム17
【0546】
【化134】
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【0547】
特定の実施形態において、ハロベンゾチアゾール8Eは、パラジウムで触媒されるクロスカップリング(例えば、ボロン酸またはエステル(例えば、2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン)を用いるSuzuki)を受けて、17Aを与える。これは、求核試薬(例えば、メチルアミン)とのSnAr反応を受けて、17Bを与えることが当業者に公知である。例えば炭素担持パラジウム下での水素化は、ビス−アニリン17Cを与える。例えばオルトホルメート(例えば、酢酸中のトリエチルオルトホルメート)との環化は、ベンゾイミダゾール17Dを与える。保護されたカルボン酸17Dは、当業者に公知である方法(例えば、塩基性条件下(例えば、水酸化ナトリウムを使用)でのカルボン酸エステルの脱保護、またはピリジン中のヨウ化リチウムでの処理)により脱保護されて、対応するカルボン酸17Eを与える。
【0548】
プロドラッグ 1つの実施形態では、本明細書中に記載される化合物のプロドラッグが提供される。用語「プロドラッグ」は、本明細書中で使用する場合、生物学的系に投与した場合にHIVの複製を阻害する本発明の化合物(「活性阻害化合物」)を生成する任意の化合物をいう。本化合物を、(i)自発的化学反応、(ii)酵素触媒化学反応、(iii)光分解、および/または(iv)代謝化学反応の結果としてプロドラッグから形成することができる。
【0549】
「プロドラッグ部分」は、加水分解、酵素的切断、またはいくつかの他の過程による代謝(全身、細胞内)中に活性阻害化合物から分離される不安定性官能基をいう(Bundgaard,Hans,“Design and Application of Prodrugs” in A Textbook of Drug Design and Development(1991),P. Krogsgaard−Larsen and H.Bundgaard,Eds.Harwood Academic Publishers,pp.113−191)。本発明のプロドラッグ化合物を使用して酵素的活性化機構が可能な酵素には、アミダーゼ、エステラーゼ、微生物酵素、ホスホリパーゼ、コリンエステラーゼ、およびホスファーゼが含まれるが、これらに限定されない。プロドラッグ部分は、溶解性、吸収、および親油性を向上させて薬物送達、生物学的利用能、および効力を至適化するように働き得る。プロドラッグ部分には、活性な代謝産物または薬物自体が含まれ得る。
【0550】
例示的なプロドラッグ部分には、加水分解に対して感受性を示すか不安定なアシルオキシメチルエステル−CHOC(=O)R99およびアシルオキシメチルカーボネート−CHOC(=O)OR99(式中、R99は、C〜Cアルキル、C〜C置換アルキル、C〜C20アリール、またはC〜C20置換アリールである)が含まれる。アシルオキシアルキルエステルは、Farquharら、(1983)J.Pharm.Sci.72:24(米国特許第4816570号、同第4968788号、同第5663159号、および同第5792756号も)によってカルボン酸のためのプロドラッグストラテジーとして最初に使用され、次いで、リン酸塩およびホスホン酸塩に適用された。その後、アシルオキシアルキルエステルは、細胞膜を通過するホスホン酸の送達および経口生物学的利用能の増強のために使用された。アシルオキシアルキルエステルに類似の改変体(variant)であるアルコキシカルボニルオキシアルキルエステル(カーボネート)はまた、本発明の組み合わせの化合物中でのプロドラッグ部分としての経口生物学的利用能を増強することができる。例示的なアシルオキシメチルエステルは、ピバロイルオキシメトキシ、(POM)−CHOC(=O)C(CHである。例示的なアシルオキシメチルカーボネートプロドラッグ部分は、ピバロイルオキシメチルカーボネート(POC)−CHOC(=O)OC(CHである。
【0551】
リン基のアリールエステル、特にフェニルエステルは、経口生物学的利用能を増強することが報告されている(De Lombaertら、(1994)J.Med.Chem.37:498)。ホスファートに対してオルト位にカルボン酸エステルを含むフェニルエステルも記載されている(Khamnei and Torrence,(1996)J.Med.Chem.39:4109−4115)。ベンジルエステルは、親ホスホン酸を生成することが報告されている。いくつかの場合、オルト位またはパラ位の置換基は、加水分解を促進することができる。アシル化フェノールまたはアルキル化フェノールを有するベンジルアナログは、酵素作用(例えば、エステラーゼ、オキシダーゼなど)によってフェノール化合物を生成し、次いで、ベンジルC−O結合が切断されてリン酸およびキノンメチド中間体を生成し得る。このプロドラッグクラスの例は、Mitchellら、(1992)J.Chem.Soc.Perkin Trans.II 2345;Glazier WO91/19721によって記載されている。ベンジルメチレンに結合したカルボン酸エステル含有基を含むさらなる他のベンジルプロドラッグが記載されている(Glazier WO91/19721)。チオ含有プロドラッグは、ホスホネート薬の細胞内送達に有用であることが報告されている。これらのプロエステル(proester)は、チオール基がアシル基でエステル化されるか、別のチオール基と組み合わせてジスルフィドを形成するエチルチオ基を含む。ジスルフィドの脱エステル化または還元によって遊離チオ中間体が生成され、その後にリン酸およびエピスルフィドに分解される(Puechら、(1993)Antiviral Res.,22:155−174;Benzariaら、(1996)J.Med.Chem.39:
4958)。
【0552】
併用療法 1つの実施形態では、治療有効量の本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、治療有効量のHIV感染を処置するのに適切な1種または1種より多くのさらなる治療剤と組み合わせて、HIV感染の処置を必要とする患者に投与する工程を含む、HIV感染を処置するための方法が提供される。
【0553】
1つの実施形態では、少なくとも1種のさらなる治療剤と組み合わせた本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩および薬学的に受容可能なキャリアを含む薬学的組成物が提供される。例えば、本明細書中に開示される化合物と組み合わせて使用される治療剤は、任意の抗HIV剤であり得る。
【0554】
1つの実施形態は、HIVプロテアーゼ阻害化合物、逆転写酵素のHIV非ヌクレオシドインヒビター、逆転写酵素のHIVヌクレオシドインヒビター、逆転写酵素のHIVヌクレオチドインヒビター、HIVインテグラーゼインヒビター、gp41インヒビター、CXCR4インヒビター、gp120インヒビター、CCR5インヒビター、キャプシド重合インヒビター、およびHIVを処置するための他の薬物、ならびにその組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つのさらなる治療剤と組み合わせた本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩および薬学的に受容可能なキャリアを含む薬学的組成物を提供する。
【0555】
1つの実施形態は、以下からなる群から選択される少なくとも1種のさらなる治療剤と組み合わせた、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を含む薬学的組成物を提供する:(1)HIVプロテアーゼ阻害化合物(アンプレナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ロピナビル、リトナビル、ネルフィナビル、サキナビル、チプラナビル、ブレカナビル、ダルナビル、TMC−126、TMC−114、モザナビル(mozenavir)(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、RO0334649、KNI−272、DPC−681、DPC−684、GW640385X、DG17、PPL−100、DG35、およびAG1859からなる群から選択される);(2)逆転写酵素のHIV非ヌクレオシドインヒビター(カプラビリン、エミビリン、デラビリジン、エファビレンツ、ネビラピン、(+)カラノリドA、エトラビリン、GW5634、DPC−083、DPC−961、DPC−963、MIV−150、およびTMC−120、リルピビレン、BILR355BS、VRX840773、UK−453061、RDEA806、KM023およびMK−1439からなる群から選択される);(3)逆転写酵素のHIVヌクレオシドインヒビター(ジドブジン、エムトリシタビン、ジダノシン、スタブジン、ザルシタビン、ラミブジン、アバカビル、アムドキソビル、エルブシタビン、アロブジン、MIV−210、±−FTC、D−d4FC、エムトリシタビン、ホスファジド、ホジブジンチドキシル、アプリシチビン(AVX754)、アムドキソビル、KP−1461、およびホサルブジンチドキシル(旧名HDP99.0003)からなる群から選択される);(4)逆転写酵素のHIVヌクレオチドインヒビター(テノホビル、フマル酸テノホビルジソプロキシル、フマル酸テノホビルアラフェナミド(tenofovir alafenamide fumarate)(Gilead Sciences)、アデホビル、アデホビルジピボキシル、CMX−001(Chimerix)、またはCMX−157(Chimerix)からなる群から選択される);(5)HIVインテグラーゼインヒビター(クルクミン、クルクミン誘導体、キコル酸、キコル酸誘導体、3,5−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸誘導体、アウリントリカルボン酸、アウリントリカルボン酸誘導体、コーヒー酸フェネチルエステル、コーヒー酸フェネチルエステル誘導体、チロホスチン、チロホスチン誘導体、ケルセチン、ケルセチン誘導体、S−1360、AR−177、L−870812、およびL−870810、ラルテグラビル、BMS−538158、GSK364735C、BMS−707035、MK−2048、BA011、GS−5696、エルビテグラビル(elvitegravir)およびドルテグラビルからなる群から選択される);(6)gp41インヒビター(エンフビルチド、シフビルチド、FB006M、およびトリ−1144からなる群から選択される);(7)CXCR4インヒビター(AMD−070);(8)侵入インヒビター(SP01A);(9)gp120インヒビター(BMS−488043);(10)G6PDおよびNADH−オキシダーゼインヒビター(イムニチン);(11)CCR5インヒビター(アプラビロック、ビクリビロック、マラビロック、PRO−140、INCB15050、PF−232798(Pfizer)、およびCCR5mAb004からなる群から選択される);(12)HIVを処置するための他の薬物(BAS−100、SPI−452、REP9、SP−01A、TNX−355、DES6、ODN−93、ODN−112、VGV−1、PA−457(ベビリマット)、HRG214、VGX−410、KD−247、AMZ0026、CYT99007A−221HIV、DEBIO−025、BAY50−4798、MDX010(イピリムマブ)、PBS119、ALG889、およびPA−1050040(PA−040)からなる群から選択される)。
【0556】
別の実施形態は、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、以下からなる群より選択される少なくとも1種のさらなる治療剤と組み合わせて含有する薬学的組成物を提供する:(1)HIVプロテアーゼ阻害化合物(アンプレナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ロピナビル、リトナビル、ネルフィナビル、サキナビル、チプラナビル、ブレカナビル、ダルナビル、TMC−126、TMC−114、モザナビル(mozenavir)(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、RO0334649、KNI−272、DPC−681、DPC−684、GW640385X、DG17、PPL−100、DG35、およびAG1859からなる群から選択される);(2)逆転写酵素のHIV非ヌクレオシドインヒビター(カプラビリン、エミビリン、デラビリジン、エファビレンツ、ネビラピン、(+)カラノリドA、エトラビリン、GW5634、DPC−083、DPC−961、DPC−963、MIV−150、およびTMC−120、リルピビレン、BILR355BS、VRX840773、UK−453061、およびRDEA806からなる群から選択される);(3)逆転写酵素のHIVヌクレオシドインヒビター(ジドブジン、エムトリシタビン、ジダノシン、スタブジン、ザルシタビン、ラミブジン、アバカビル、アムドキソビル、エルブシタビン、アロブジン、MIV−210、±−FTC、D−d4FC、エムトリシタビン、ホスファジド、ホジブジンチドキシル、アプリシチビン(AVX754)、アムドキソビル、KP−1461、およびホサルブジンチドキシル(旧名HDP99.0003)からなる群から選択される);(4)逆転写酵素のHIVヌクレオチドインヒビター(テノホビル、フマル酸テノホビルジソプロキシル、GS−7340(Gilead Sciences)、アデホビル、アデホビルジピボキシル、CMX−001(Chimerix)、またはCMX−157(Chimerix)からなる群から選択される)(5)HIVインテグラーゼインヒビター(クルクミン、クルクミン誘導体、キコル酸、キコル酸誘導体、3,5−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸誘導体、アウリントリカルボン酸、アウリントリカルボン酸誘導体、コーヒー酸フェネチルエステル、コーヒー酸フェネチルエステル誘導体、チロホスチン、チロホスチン誘導体、ケルセチン、ケルセチン誘導体、S−1360、AR−177、L−870812、およびL−870810、ラルテグラビル、BMS−538158、GSK364735C、BMS−707035、MK−2048、BA011、およびドルテグラビルからなる群から選択される);(6)gp41インヒビター(エンフビルチド、シフビルチド、FB006M、およびトリ−1144からなる群から選択される);(7)CXCR4インヒビター(AMD−070);(8)侵入インヒビター(SP01A);(9)gp120インヒビター(BMS−488043);(10)G6PDおよびNADH−オキシダーゼインヒビター(イムニチン);(11)CCR5インヒビター(アプラビロック、ビクリビロック、マラビロック、PRO−140、INCB15050、PF−232798(Pfizer)、およびCCR5mAb004からなる群から選択される);(12)HIVを処置するための他の薬物(BAS−100、SPI−452、REP9、SP−01A、TNX−355、DES6、ODN−93、ODN−112、VGV−1、PA−457(ベビリマット)、HRG214、VGX−410、KD−247、AMZ0026、CYT99007A−221HIV、DEBIO−025、BAY50−4798、MDX010(イピリムマブ)、PBS119、ALG889、およびPA−1050040(PA−040)からなる群から選択される)。
【0557】
別の実施形態では、本発明は、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、2種、3種、4種、またはそれを超えるさらなる治療剤と組み合わせて含む薬学的組成物を提供する。例えば、本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、HIVプロテアーゼ阻害化合物、逆転写酵素のHIV非ヌクレオシドインヒビター、逆転写酵素のHIVヌクレオシドインヒビター、逆転写酵素のHIVヌクレオチドインヒビター、HIVインテグラーゼインヒビター、gp41インヒビター、CXCR4インヒビター、gp120インヒビター、CCR5インヒビター、キャプシド重合インヒビター、およびHIVを処置するための他の薬物のクラスから選択される2種、3種、4種、またはそれを超えるさらなる治療剤と組み合わせる。2種、3種、4種、またはそれを超えるさらなる治療剤は、同一の治療剤クラスから選択される異なる治療剤であり得るか、または異なる治療剤クラスから選択され得る。
【0558】
1つの実施形態は、以下の
a)本明細書中に開示される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩;および
b)HIV感染を処置するのに適切な少なくとも1種のさらなる活性な剤を含む併用医薬品を提供する。
【0559】
別の実施形態は、以下の
a)本明細書中に開示される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩;および
b)HIVプロテアーゼ阻害化合物、逆転写酵素のHIV非ヌクレオシドインヒビター、逆転写酵素のHIVヌクレオシドインヒビター、逆転写酵素のHIVヌクレオチドインヒビター、HIVインテグラーゼインヒビター、gp41インヒビター、CXCR4インヒビター、gp120インヒビター、CCR5インヒビター、キャプシド重合インヒビター、およびHIVを処置するための他の薬物からなる群から選択される少なくとも1種のさらなる治療剤を含む併用医薬品を提供する。
【0560】
患者への同時投与または逐次投与のために単位投薬形態中で任意の本明細書中に開示される化合物を1種または1種より多くの他の活性な治療剤と組み合わせることも可能である。併用療法を、同時または逐次的なレジメンとして施すことができる。逐次投与する場合、組み合わせを2回または2回より多くの投与で投与することができる。
【0561】
本明細書中に開示される化合物を1種または1種より多くの他の活性な治療剤と共投与することも可能である。本明細書中に開示される化合物の1種または1種より多くの他の活性な治療剤との共投与は、一般に、治療有効量の本明細書中に開示される化合物および1種または1種より多くの他の活性な治療剤が共に患者の体内に存在するような本明細書中に開示される化合物および1種または1種より多くの他の活性な治療剤の同時投与または逐次投与をいう。
【0562】
共投与には、単位投薬量の1種または1種より多くの他の活性な治療剤の投与前または投与後の単位投薬量の本明細書中に開示される化合物の投与(例えば、1種または1種より多くの他の活性な治療剤の投与から数秒、数分、または数時間以内の本明細書中に開示される化合物の投与)が含まれる。例えば、単位用量の本明細書中に開示される化合物を最初に投与し、その後数秒以内または数分以内に単位用量の1種または1種より多くの他の活性な治療剤を投与することができる。あるいは、単位用量の1種または1種より多くの他の治療剤を最初に投与し、その後数秒以内または数分以内に単位用量の本明細書中に開示される化合物を投与することができる。いくつかの場合、単位用量の本明細書中に開示される化合物を最初に投与し、数時間後(例えば、1〜12時間後)に単位用量の1種または1種より多くの他の活性な治療剤を投与することが望ましいかもしれない。他の場合、単位用量の1種または1種より多くの他の活性な治療剤を最初に投与し、数時間後(例えば、1〜12時間後)に単位用量の本明細書中に開示される化合物を投与することが望ましいかもしれない。
【0563】
併用療法は、「相乗作用」および「相乗効果」(すなわち、有効成分を一緒に使用した場合の効果が、化合物を個別に使用したことに起因する結果の合計よりも大きい)を提供することができる。相乗効果は、有効成分を、(1)共製剤化(co−formulate)し、組み合わせ処方物において同時に投与または送達させた場合;(2)個別の処方物として交互または並行して送達させた場合;または(3)いくつかの他のレジメンによる場合に達成することができる。交替療法で投与した場合、相乗効果は、逐次的に、例えば、個別の錠剤、丸薬、またはカプセルで、あるいは個別のシリンジでの異なる注射によって化合物を投与するか送達させる場合に達成され得る。一般に、交替療法の最中に、有効投薬量の各有効成分を逐次的(sequentially)に(すなわち、連続的に(serially))投与するのに対して、併用療法では、有効投薬量の2つまたは2つより多くの有効成分を共に投与する。
【0564】
別の実施形態は、治療有効量の本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、治療有効量のHIVプロテアーゼ阻害化合物、逆転写酵素のHIV非ヌクレオシドインヒビター、逆転写酵素のHIVヌクレオシドインヒビター、逆転写酵素のHIVヌクレオチドインヒビター、HIVインテグラーゼインヒビター、gp41インヒビター、CXCR4インヒビター、gp120インヒビター、CCR5インヒビター、キャプシド重合インヒビター、およびHIVを処置するための他の薬物からなる群から選択される1種または1種より多くのさらなる治療剤と組み合わせて、HIV感染の処置を必要とする患者に投与する工程を含む、HIV感染を処置するための方法を提供する。
【0565】
さらに別の実施形態では、本出願は、治療有効量の本明細書中に開示される化合物またはその薬学的に受容可能な塩を治療有効量の以下からなる群から選択される1種または1種より多くのさらなる治療剤と組み合わせて、HIV感染の処置を必要とする患者に投与する工程を含む、HIV感染を処置するための方法を提供する:(1)HIVプロテアーゼ阻害化合物(アンプレナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ロピナビル、リトナビル、ネルフィナビル、サキナビル、チプラナビル、ブレカナビル、ダルナビル、TMC−126、TMC−114、モザナビル(mozenavir)(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、RO0334649、KNI−272、DPC−681、DPC−684、GW640385X、DG17、PPL−100、DG35、およびAG1859からなる群から選択される);(2)逆転写酵素のHIV非ヌクレオシドインヒビター(カプラビリン、エミビリン、デラビリジン、エファビレンツ、ネビラピン、(+)カラノリドA、エトラビリン、GW5634、DPC−083、DPC−961、DPC−963、MIV−150、およびTMC−120、リルピビレン、BILR355BS、VRX840773、UK−453061、RDEA806、KM023およびMK−1439からなる群から選択される);(3)逆転写酵素のHIVヌクレオシドインヒビター(ジドブジン、エムトリシタビン、ジダノシン、スタブジン、ザルシタビン、ラミブジン、アバカビル、アムドキソビル、エルブシタビン、アロブジン、MIV−210、±−FTC、D−d4FC、エムトリシタビン、ホスファジド、ホジブジンチドキシル、アプリシチビン(AVX754)、アムドキソビル、KP−1461、およびホサルブジンチドキシル(旧名HDP99.0003)からなる群から選択される);(4)逆転写酵素のHIVヌクレオチドインヒビター(テノホビル、フマル酸テノホビルジソプロキシル、フマル酸テノホビルアラフェナミド(Gilead Sciences)、アデホビル、アデホビルジピボキシル、CMX−001(Chimerix)、またはCMX−157(Chimerix)からなる群から選択される);(5)HIVインテグラーゼインヒビター(クルクミン、クルクミン誘導体、キコル酸、キコル酸誘導体、3,5−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸誘導体、アウリントリカルボン酸、アウリントリカルボン酸誘導体、コーヒー酸フェネチルエステル、コーヒー酸フェネチルエステル誘導体、チロホスチン、チロホスチン誘導体、ケルセチン、ケルセチン誘導体、S−1360、AR−177、L−870812、およびL−870810、ラルテグラビル、BMS−538158、GSK364735C、BMS−707035、MK−2048、BA011、GS−5696、エルビテグラビルおよびドルテグラビルからなる群から選択される);(6)gp41インヒビター(エンフビルチド、シフビルチド、FB006M、およびトリ−1144からなる群から選択される);(7)CXCR4インヒビター(AMD−070);(8)侵入インヒビター(SP01A);(9)gp120インヒビター(BMS−488043);(10)G6PDおよびNADH−オキシダーゼインヒビター(イムニチン);(11)CCR5インヒビター(アプラビロック、ビクリビロック、マラビロック、PRO−140、INCB15050、PF−232798(Pfizer)、およびCCR5mAb004からなる群から選択される);(12)HIVを処置するための他の薬物(BAS−100、SPI−452、REP9、SP−01A、TNX−355、DES6、ODN−93、ODN−112、VGV−1、PA−457(ベビリマット)、HRG214、VGX−410、KD−247、AMZ0026、CYT99007A−221HIV、DEBIO−025、BAY50−4798、MDX010(イピリムマブ)、PBS119、ALG889、およびPA−1050040(PA−040)からなる群から選択される)。
【0566】
別の実施形態は、HIV感染を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、治療有効量の本明細書中に開示される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩を、以下からなる群より選択される、治療有効量の1種または1種より多くのさらなる治療剤と組み合わせて投与する工程を包含する:(1)HIVプロテアーゼ阻害化合物(アンプレナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ロピナビル、リトナビル、ネルフィナビル、サキナビル、チプラナビル、ブレカナビル、ダルナビル、TMC−126、TMC−114、モザナビル(mozenavir)(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、RO0334649、KNI−272、DPC−681、DPC−684、GW640385X、DG17、PPL−100、DG35、およびAG1859からなる群から選択される);(2)逆転写酵素のHIV非ヌクレオシドインヒビター(カプラビリン、エミビリン、デラビリジン、エファビレンツ、ネビラピン、(+)カラノリドA、エトラビリン、GW5634、DPC−083、DPC−961、DPC−963、MIV−150、およびTMC−120、リルピビレン、BILR355BS、VRX840773、UK−453061、およびRDEA806からなる群から選択される);(3)逆転写酵素のHIVヌクレオシドインヒビター(ジドブジン、エムトリシタビン、ジダノシン、スタブジン、ザルシタビン、ラミブジン、アバカビル、アムドキソビル、エルブシタビン、アロブジン、MIV−210、±−FTC、D−d4FC、エムトリシタビン、ホスファジド、ホジブジンチドキシル、アプリシチビン(AVX754)、アムドキソビル、KP−1461、およびホサルブジンチドキシル(旧名HDP99.0003)からなる群から選択される);(4)逆転写酵素のHIVヌクレオチドインヒビター(テノホビル、フマル酸テノホビルジソプロキシル、GS−7340(Gilead Sciences)、アデホビル、アデホビルジピボキシル、CMX−001(Chimerix)、またはCMX−157(Chimerix)からなる群から選択される)(5)HIVインテグラーゼインヒビター(クルクミン、クルクミン誘導体、キコル酸、キコル酸誘導体、3,5−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸誘導体、アウリントリカルボン酸、アウリントリカルボン酸誘導体、コーヒー酸フェネチルエステル、コーヒー酸フェネチルエステル誘導体、チロホスチン、チロホスチン誘導体、ケルセチン、ケルセチン誘導体、S−1360、AR−177、L−870812、およびL−870810、ラルテグラビル、BMS−538158、GSK364735C、BMS−707035、MK−2048、BA011、およびドルテグラビルからなる群から選択される);(6)gp41インヒビター(エンフビルチド、シフビルチド、FB006M、およびトリ−1144からなる群から選択される);(7)CXCR4インヒビター(AMD−070);(8)侵入インヒビター(SP01A);(9)gp120インヒビター(BMS−488043);(10)G6PDおよびNADH−オキシダーゼインヒビター(イムニチン);(11)CCR5インヒビター(アプラビロック、ビクリビロック、マラビロック、PRO−140、INCB15050、PF−232798(Pfizer)、およびCCR5mAb004からなる群から選択される);(12)HIVを処置するための他の薬物(BAS−100、SPI−452、REP9、SP−01A、TNX−355、DES6、ODN−93、ODN−112、VGV−1、PA−457(ベビリマット)、HRG214、VGX−410、KD−247、AMZ0026、CYT99007A−221HIV、DEBIO−025、BAY50−4798、MDX010(イピリムマブ)、PBS119、ALG889、およびPA−1050040(PA−040)からなる群から選択される)。
【0567】
薬学的処方物 本明細書中に開示される化合物を、従来のキャリア(例えば、不活性成分または賦形剤物質)(慣習にしたがって選択されるもの)を使用して製剤化する。錠剤は、賦形剤(流動促進剤、充填剤、および結合剤などが挙げられる)を含む。水性処方物を、滅菌形態で調製し、経口投与以外による送達を意図する場合、一般に、等張であろう。全処方物は、必要に応じて、賦形剤(Handbook of Pharmaceutical Excipients(1986)に記載の賦形剤など)を含むであろう。賦形剤には、アスコルビン酸および他の抗酸化剤、キレート剤(EDTAなど)、炭水化物(デキストリン、ヒドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシアルキルメチルセルロースなど)、およびステアリン酸などが含まれる。1つの実施形態は、固体剤形(固体経口剤形が挙げられる)としての処方物を提供する。処方物のpHは、約3〜約11の範囲であるが、通常は約7〜10である。
【0568】
有効成分を単独で投与可能であるが、薬学的処方物(組成物)として提供することが好ましいかもしれない。本発明の処方物(動物用およびヒト用の両方)は、1種または1種より多くの受容可能なキャリアおよび任意選択的な他の治療成分と共に少なくとも1つの有効成分を含む。キャリアは、処方物の他の成分に適合し、そのレシピエントに対して生理学的に無害であるという意味で、「受容可能で」なければならない。
【0569】
処方物には、上記投与経路に適切な処方物が含まれる。処方物は、単位投薬形態で都合よく提供され得、薬学分野で周知の任意の方法によって調製することができる。技術および処方物は、一般に、Remington’s Pharmaceutical Sciences(Mack Publishing Co.,Easton,PA)中に見出される。かかる方法は、有効成分を1種または1種より多くの副成分を構成する不活性成分(例えば、キャリア、薬学的賦形剤など)と合わせる工程を含む。一般に、処方物を、有効成分を液体キャリア、微粉化固体キャリア、またはその両方と均一且つ密接に合わせ、その後の必要に応じた生成物の成形によって調製する。
【0570】
経口投与に適切な本明細書中に開示される処方物は、個別の単位(それぞれ所定量の有効成分を含むカプセル、カシェ、または錠剤が挙げられるが、これらに限定されない)として提供することができる。
【0571】
本明細書中に開示される薬学的処方物は、1種または1種より多くの薬学的に受容可能なキャリアまたは賦形剤および任意選択的な他の治療剤と共に1種または1種より多くの本明細書中に開示される化合物を含む。有効成分を含む薬学的処方物は、意図する投与方法に適切な任意の形態であり得る。経口で使用する場合、例えば、錠剤、トローチ、ロゼンジ、水懸濁液または油懸濁液、分散性の粉末または顆粒、乳濁液、硬性カプセルまたは軟カプセル、シロップ、またはエリキシルを調製することができる。経口使用を意図する組成物を、薬学的組成物の製造分野で公知の任意の方法にしたがって調製することができ、かかる組成物は、美味な調製物を得るための1種または1種より多くの剤(甘味剤、香味物質、着色剤、および防腐剤が含まれる)を含むことができる。錠剤の製造に適切な非毒性の薬学的に受容可能な賦形剤と混合した有効成分を含む錠剤が許容され得る。これらの賦形剤は、例えば、不活性希釈剤(炭酸カルシウムまたは炭酸ナトリウム、ラクトース、ラクトース一水和物、クロスカルメロースナトリウム、ポビドン、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウムなど);造粒剤および崩壊剤(トウモロコシデンプンまたはアルギン酸など);結合剤(セルロース、微結晶性セルロース、デンプン、ゼラチン、またはアカシアなど);および滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、またはタルクなど)であり得る。錠剤を、コーティングしなくても、公知の技術(胃腸管内での崩壊および吸着を遅延させ、それにより、長期間にわたって持続的に作用させるためのマイクロカプセル化が含まれる)によってコーティングしてもよい。例えば、時間遅延材料(モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルのみまたはワックス含有物など)を使用することができる。
【0572】
剤形を製造するために不活性成分と組み合わせられる活性成分の量は、処置される宿主および特定の投与形態に依存して変わる。例えば、いくつかの実施形態において、ヒトへの経口投与のための剤形は、適切な量のキャリア物質(例えば、不活性成分または賦形剤物質)を用いて処方された、およそ1mg〜1000mgの活性物質を含有する。特定の実施形態において、このキャリア物質は、組成物全体の約5%から約95%(重量:重量)で変わる。
【0573】
特に上記の成分に加えて、本発明の処方物が問題の処方物型を考慮して当該分野の従来の他の剤を含むことができる(例えば、経口投与に適切な処方物が香味物質を含むことができる)と理解すべきである。
【0574】
特定の実施形態は、獣医学的キャリアと共に少なくとも1つの上記定義の有効成分を含む獣医学的組成物を提供する。
【0575】
獣医学的キャリアは、組成物の投与に有用な材料であり、そうでなければ、獣医学分野で不活性または受容可能であり、有効成分に適合する固体、液体、または気体の材料であり得る。これらの獣医学的組成物を、経口、非経口、または任意の他の所望の経路によって投与することができる。
【0576】
有効成分の有効用量は、処置される容態の性質、毒性、化合物が予防的に(低用量で)使用されるかどうか、送達方法に少なくとも依存し、薬学的処方物は、従来の用量漸増研究を使用して臨床医によって決定されるであろう。
【0577】
投与経路 1種または1種より多くの本明細書中に開示される化合物(本明細書中で有効成分という)を、処置すべき容態に適切な任意の経路によって投与する。適切な経路には、経口、直腸、鼻、局所(口内および舌下が含まれる)、膣、および非経口(皮下、筋肉内、静脈内、皮内、髄腔内、および硬膜外が含まれる)などが含まれる。好ましい経路が、例えば、レシピエントの容態に応じて変化し得ると認識されるであろう。本発明の化合物の利点は、経口で生物学的に利用可能であり、経口投与することができるという点である。
【0578】
本発明の化合物の抗ウイルス性を、下記の試験Aを使用して決定することができる。
【0579】
試験A:MT4細胞における抗ウイルスアッセイ MT−4細胞を利用した抗ウイルスアッセイのために、0.4μLのDMSO中で3倍連続希釈した189X試験濃度の化合物を、384ウェルアッセイプレート(10濃度)の各ウェル中の40μLの細胞成長培地(RPMI1640、10%FBS、1%ペニシリン/ストレプトマイシン、1%L−グルタミン、1%HEPES)に四連で添加した。
【0580】
1mLアリコートの2×10個のMT−4細胞に、37℃で25μL(MT4)または細胞成長培地(偽感染)またはHIV−IIIb濃縮ABIストックの新鮮な250倍希釈物(MT4細胞について0.004m.o.i.)のいずれかをそれぞれ1時間および3時間予め感染させた。感染細胞および非感染細胞を、細胞成長培地で希釈し、35μLの2000個(MT4について)の細胞を、アッセイプレートの各ウェルに添加した。
【0581】
次いで、アッセイプレートを、37℃のインキュベーター中でインキュベートした。5日間のインキュベート後、25μlの2X濃縮CellTiter−Glo(商標)試薬(カタログ番号G7573,Promega Biosciences,Inc.,Madison,WI)を、アッセイプレートの各ウェルに添加した。室温で2〜3分間のインキュベーションによって細胞を溶解させ、次いで、Envisionリーダー(PerkinElmer)を使用して化学発光を読み取った。
【0582】
本明細書中に開示される化合物は、以下の表1および表2に示すように本アッセイ(試験A)で抗ウイルス活性を示す。したがって、これらの化合物は、HIV感染、HIVウイルスの増殖の処置、AIDSの処置、またはAIDSもしくはARCの症状の発症の遅延に有用であり得る。
【0583】
【表1-1】
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【0584】
【表1-2】
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【0585】
【表1-3】
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【0586】
【表1-4】
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【0587】
【表2-1】
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【0588】
【表2-2】
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【0589】
【表2-3】
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【0590】
【表2-4】
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【0591】
【表2-5】
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【0592】
【表2-6】
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【0593】
【表2-7】
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【0594】
【表2-8】
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【0595】
【表2-9】
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【0596】
【表2-10】
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【0597】
特定の実施形態では、化合物は、50μM未満のEC50を示す。特定の実施形態では、化合物は、30μM未満のEC50を示す。特定の実施形態では、化合物は、10μM未満のEC50を示す。特定の実施形態では、化合物は、1μM未満のEC50を示す。特定の実施形態において、化合物は、0.5μM未満のEC50を示す。特定の実施形態において、化合物は、0.1μM未満のEC50を示す。特定の実施形態において、化合物は、0.05μM未満のEC50を示す。特定の実施形態において、化合物は、0.01μM未満のEC50を示す。本明細書中に開示される化合物は、上記のように、それらの阻害の%に従ってグループ分けされ得ることが理解されるべきである。
【0598】
試験B:ヒト肝ミクロソームを用いた代謝安定性アッセイ
HIV感染患者における有効なウイルス抑制は、抗ウイルス薬が当該患者の体内で、ウイルス増殖を阻害するために必要とされる最小濃度を超える濃度で持続することを必要とする。投薬後の薬物レベルを制御する要因の一つは、代謝変換である。肝臓は薬物代謝の一部位である。市販薬のおよそ60%が肝代謝により浄化される(McGinnity DFら.(2004)Drug Metab Dispos 32;1247−1253)。肝ミクロソームは、膜に結合した薬物代謝酵素を含む細胞内の区画である。ヒト肝ミクロソームは、重要な肝代謝酵素(例えば、シトクロムP450、UDP−グルクロノシルトランスフェラーゼおよび多くの他のもの)の簡便かつ濃縮された供給源を提供し、そして、薬物候補(例えば、薬剤)の代謝安定性を予測するのに用いられ得る。
【0599】
1uMの化合物と1mg/mLヒト肝ミクロソームタンパク質(BD Biosciences,BD452117)/50mM K−リン酸緩衝液pH7.4/NADPH再生系/およびUDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ補因子を500uL含有するクラスターチューブを、37℃にて0、10、25、60分間にわたり、Precision−2000ワークステーション上でインキュベートした。50nMの内部標準を含有する90%のACN中0.2%ギ酸100uLで反応をクエンチした。これらのサンプルを、LC/MS/MS機器(Q−Trap)上で分析した。ミクロソーム画分および肝細胞における代謝安定性を、化合物の消失速度を測定することによって決定した。データ(残存する親化合物(parent remaining)の%)を片対数目盛にプロットし、指数関数フィットを用いてフィットさせた。推定の肝半減期をこれらのデータから計算した(Obach RS,Baxter JG,Liston TE,Silber BM,Jones BC,MacIntyre Fら,J Pharmacol Exp Ther 1997;283(1):46−58)。これらの結果を表3に示す。Aに等しいヒトミクロソームの安定性は、300分に等しいかまたは300分より長いヒトミクロソーム安定性半減期を有する化合物を指す。Bに等しいヒト(humun)ミクロソーム安定性は、300分未満であるが150分に等しいかまたは150分より長いヒトミクロソーム安定性半減期を有する化合物を指す。Cに等しいヒト(humun)ミクロソーム安定性は、150分未満のヒトミクロソーム安定性半減期を有する化合物を指す。
【0600】
【表3】
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【0601】
認められた特定の薬理学的応答は、選択された特定の活性化合物または本発明の薬学的キャリアが存在するかどうか、ならびに使用した処方物の型および投与様式に従うか応じて変わり得る。かかる結果の予想される変化または相違は、本発明の実施にしたがって意図される。
【0602】
本発明は、種々の特定および好ましい実施形態および技術を参照して記載している。しかし、本発明の精神および範囲内でありながら多数の変更形態および修正形態を得ることができると理解すべきである。
【0603】
本発明は、ここに、以下の化合物(本発明の化合物を含む)、および本発明の化合物を調製するために有用な中間体の、非限定的な実施例によって説明される。
【実施例】
【0604】
実施例1.中間体24〜32の調製
【0605】
【化135】
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【0606】
THF(1mL)およびMeOH(1mL)中の34(23mg、0.043mmol)の溶液に、NaOH溶液(2M、約400μL)を添加した。反応混合物を70℃で4時間加熱した。反応物をTFAを使用してpH約5にし、次いで、逆相HPLC(0.1%TFAを含有するACN/HO)によって精製して、6mgの化合物35および10mgの化合物36を得た。
【0607】
【化135A】
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【0608】
(2S)−2−(2−(アゼチジン−1−イル)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(34)の調製。
【0609】
工程1 2−ブロモ−5−メチルシクロヘキサン−1,3−ジオン(24)の調製。5−メチル−1,3−シクロヘキサンジオン(23)(45.4g、360mmol)の酢酸(540mL)中の溶液に、臭素(19.4mL、378mmol)を5分間にわたって添加した。30分間の撹拌後(機械式撹拌機を使用)、反応混合物を濾過した。固体を高真空下で一晩静置し、さらに精製せずに次の工程で使用した。
【0610】
工程2 2−アミノ−5−メチル−5,6−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−7(4H)−オン(25)の調製。24の酢酸(540mL)中の溶液に、酢酸ナトリウム(44.3g、540mmol)およびチオ尿素(28.8g、378mmol)を添加した。反応混合物を、機械式撹拌機にて100℃で3時間撹拌した。反応混合物を、真空下で部分的に濃縮した。EtOAcを添加した(500mL)。混合物を、1MのNaOHを使用して塩基性にし、層を分離した。水層をEtOAc(2×300mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して49.3gの25を得た。これをさらに精製せずに使用した。 LCMS−ESI: calc’d for C11OS: 183.1(M+H);Found:183.1(M+H)。
【0611】
工程3 2−ブロモ−5−メチル−5,6−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−7(4H)−オン(26)の調製。0℃の25(53.9g、296mmol)のACN(600mL)中の溶液に、機械的に撹拌しながら、臭化銅(II)(79.2g、355mmol)、次いで亜硝酸t−ブチル(46.8mL、355mmol)を添加した。反応混合物を0℃から室温で2時間にわたって撹拌し、次いで、部分的に濃縮した。EtOAc(400mL)および0.5MのHCl溶液を添加した。層を分離し、有機層をブライン溶液で洗浄した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製生成物を約150gのシリカに吸着させ、次いで、40%EtOAc/ヘキサンを使用してシリカプラグを通過させて58.3gの26を得た。
【0612】
【化135B】
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【0613】
工程4 2−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−7−オール(27)の調製。26(7.38g、30.0mmol)のCCl(90mL)中の溶液に、NBS(5.61g、31.5mmol)および過酸化ジベンゾイル(727mg、3.0mmol)を添加した。反応物を、密封反応容器中、90℃で約4時間加熱した。次いで、CHCl(15mL)中のDBU(6.73mL、45.0mmol)を添加した。混合物を30分間加熱還流し、次いで、1MのHCl溶液を添加した。層を分離し、水層をCHClで抽出した。合わせた有機層をブライン溶液で洗浄した。次いで、有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製生成物を約30gのシリカに吸着させ、次いで、40%EtOAc/ヘキサンを使用してシリカプラグを通過させて5.2gの27を得た。H−NMR:400MHz,(CDOH)δ: 7.25(s, 1H), 6.69(s, 1H), 2.40(s, 3H). LCMS−ESI: calc’d for CBrNOS: 243.9(M+H);Found:244.1(M+H)。
【0614】
工程5 2−(2−ブロモ−7−ヒドロキシ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチル(28)の調製。0℃の27(3.90g、16.0mmol)のCHCl(80mL)中の溶液に、トリエチルアミン(2.45mL、16.8mmol)を添加し、次いで、四塩化チタンのCHCl溶液(1.0M、16.8mL、16.8mmol)を添加した。15分後、グリオキサル酸エチル(50%トルエン溶液、3.49mL、17.6mmol)を添加した。反応混合物を、室温に加温しながら2時間撹拌した。水(50mL)および飽和酒石酸カリウムナトリウム溶液(50mL)を添加した。混合物を2時間強く撹拌した。層を分離し、水層をCHClで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製材料をカラムクロマトグラフィーによって精製して2.48gの28を得、約500mgの27を回収した。H−NMR:400MHz,(CDOH)δ: 7.33(s, 1H), 5.69(s, 1H), 4.17(m, 2H), 2.50(s, 3H), 1.18(t, 3H, J = 7 Hz). LCMS−ESI: calc’d for C1213BrNOS: 346.0(M+H);Found:346.1(M+H)。
【0615】
工程6 2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチル(29)の調製。−78℃の28(2.42g、7.00mmol)のCHCl(30mL)中の溶液に、トリエチルアミン(1.02mL、7.70mmol)を添加し、その後にトリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.24mL、7.35mmol)を添加した。15分後、飽和NHClを添加した。層を分離した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製材料をカラムクロマトグラフィーによって精製して2.17gの29を得た。H−NMR:400MHz,(CDCl)δ: 7.84 (s, 1H), 5.67 (s, 1H), 4.27 (m, 2H), 2.50 (s, 3H), 1.23 (t, 3H, J = 7 Hz). LCMS−ESI: calc’d for C1312BrFNO: 477.9(M+H);Found:478.2(M+H)。
【0616】
工程7 2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−オキソ酢酸エチル(30)の調製。29(9.85g、20.6mmol)のCHCl(100mL)中の溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(9.61g、22.6mmol)を添加した。30分後、水(75mL)および飽和Na溶液(75mL)を添加した。混合物を30分間強く撹拌した。層を分離し、水層をCHClで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製材料をカラムクロマトグラフィーによって精製して8.32gの30を得た。H−NMR:400MHz,(CDCl)δ: 7.91 (s, 1H), 4.40 (q, 2H, J = 7 Hz), 2.49 (s, 3H), 1.39 (t, 3H, J = 7 Hz)。LCMS−ESI: calc’d for C1310BrFNO: 475.9(M+H);Found:476.1(M+H)。
【0617】
工程8 (S)−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチル(31)の調製。30(8.30g、17.4mmol)のトルエン(70mL)中の溶液に、((R)−2−メチル−CBS−オキサアザボロリジン(725mg、2.61mmol)を添加した。次いで、反応混合物を−35℃に冷却し、カテコールボラン溶液(新たに蒸留した)(1Mトルエン溶液、20.9mL、20.9mmol)を、添加漏斗を介して30分間にわたって添加した。反応物を、−20℃に加温しながら20分間撹拌した。2MのNaCO溶液を添加した(50mL)。層を分離し、有機層をさらなるNaCO溶液(3×25mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して31を得た。これは29に適合する分析データを有していた。この化合物を、さらに精製せずに次の工程で使用した。
【0618】
工程9 (S)−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(32)の調製。
【0619】
31(約17mmol)の酢酸t−ブチル(70mL)中の溶液に、過塩素酸(1.23mL、20.4mmol)を添加した。3時間後、水を添加した(50mL)。層を分離した。有機層を飽和NaHCO溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製材料をカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)によって精製して7.22gの32および1.58gの31を得た。
【0620】
【化135C】
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【0621】
工程10 (S)−2−(2−(アゼチジン−1−イル)−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(33)の調製。32(50mg、0.094mmol)のTHF(1mL)中の溶液に、アゼチジン(20μL)を添加した。反応混合物を70℃で30分間加熱した。飽和NHCl溶液(3mL)を添加し、層を分離した。水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製材料をカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)によって精製して38mgの33を得た。LCMS−ESI:LCMS−ESI: calc’d for C2025: 511.1(M+H);Found:511.0(M+H)。
【0622】
工程11 (2S)−2−(2−(アゼチジン−1−イル)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(34)の調製。新たに蒸留したDME(1mL)中の33(38mg、0.075mmol)の溶液に、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸塩酸塩(24mg、0.097mmol)、クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチルフェニル)]パラジウム(II)メチル−t−ブチルエーテル付加物、[SPhosパラダサイクル](5mg、0.0075mmol)、およびフッ化セシウム(46mg、0.3mmmol(mmol))を添加した。反応混合物を、マイクロ波にて110℃で45分間加熱した。飽和NaHCO溶液(3mL)を添加し、層を分離した。水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製材料をカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)によって精製して21mgの34を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3033S: 532.2(M+H);Found:532.0(M+H)。
【0623】
実施例2.(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチル−2−(ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(50)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチル−2−(ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(51)の調製。
【0624】
実施例1中の化合物35を調製するために使用した手順(ピロリジンをアゼチジンの代わりに使用したことを除く)に従って、化合物50および51を化合物32から調製した。
【0625】
【化136】
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【0626】
実施例3.(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−2−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(52)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(53)の調製。
【0627】
実施例1中の化合物35を調製するために使用した手順(2,2−ジフルオロアゼチジンをアゼチジンの代わりに使用したことを除く)に従って、化合物52および53を化合物32から調製した。
【0628】
【化137】
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【0629】
実施例4.(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(54)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(55)の調製。
【0630】
実施例1中の化合物35を調製するために使用した手順(2−メトキシアゼチジンをアゼチジンの代わりに使用したことを除く)に従って、化合物54および55を化合物32から調製した。
【0631】
【化138】
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【0632】
実施例5.(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(3−フルオロアゼチジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(56)の調製。
【0633】
実施例1中の化合物35を調製するために使用した手順(2−フルオロアゼチジンをアゼチジンの代わりに使用したことを除く)に従って、化合物56を化合物32から調製した。
【0634】
【化139】
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【0635】
【化139A】
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【0636】
実施例6.(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチル−2−(3−メチルアゼチジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(57)の調製。
【0637】
実施例1中の化合物35を調製するために使用した手順(2−メチルアゼチジンをアゼチジンの代わりに使用したことを除く)に従って、化合物57を化合物32から調製した。
【0638】
【化140】
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【0639】
実施例7.(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチル−2−(3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(58)の調製。
【0640】
実施例1中の化合物35を調製するために使用した手順(2−メチルスルホニルアゼチジンをアゼチジンの代わりに使用したことを除く)に従って、化合物58を化合物32から調製した。
【0641】
【化141】
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【0642】
【化141A】
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【0643】
実施例8.(S)−2−((S)−2−(アゼチジン−1−イル)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−4−フルオロ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(76)の調製。
【0644】
【化142】
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【0645】
工程1 (S)−2−(2−ブロモ−7−ヒドロキシ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75A)の調製:(S)−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(32)(500mg、0.938mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、TBAF(THF中1.0M、4mL)をゆっくり添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を、HO(20mL)およびHOAc(200μl)の混合物によって洗浄し、EtOAcによって抽出し、有機相を飽和NaHCOによって洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、0%から40%のEtOAcを含むヘキサンによって溶離するシリカゲルカラムによって精製して75A(380mg)を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1620BrNOS: 402.0(M+H);Found:401.9(M+H)。
【0646】
工程2 (S)−2−(2−ブロモ−4−フルオロ−7−ヒドロキシ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75B)の調製:アセトニトリル(7mL)中の(S)−2−(2−ブロモ−7−ヒドロキシ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75A)(380mg、0.948mmol)、セレクトフルオル(Selectfluor)(1.9g、4.74mmol)の反応混合物を、0℃で5日間反応させた。反応混合物を1.5MのKHPOによって洗浄し、EtOAcによって抽出し、有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、0−40%のEtOAcを含むヘキサンによって溶離するシリカゲルカラムによって精製して75B(137mg、35%)を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1619FNOS: 420.0(M+H);Found:420.1(M+H)。
【0647】
工程3 (S)−2−(2−(アゼチジン−1−イル)−4−フルオロ−7−ヒドロキシ−5メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75C)の調製:実施例10中の(S)−2−(2−(アゼチジン−1−イル)−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(33)を作製する方法に類似の方法によって調製した。LCMS−ESI: calc’d for C1925FNS: 397.2(M+H);Found:397.0(M+H)。
【0648】
工程4 (S)−2−(2−(アゼチジン−1−イル)−4−フルオロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75D)の調製:THF(2mL)中の(S)−2−(2−(アゼチジン−1−イル)−4−フルオロ−7−ヒドロキシ−5メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75C)(50mg、0.126mmol)、N−フェニルトリフラート(90mg、0.252mmol)、CsCO(82mg、0.126mmol)の反応混合物を室温で撹拌した。反応終了後、反応物を飽和NaHCOによって洗浄し、EtOAcによって抽出し、有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、0%から40%のEtOAcを含むヘキサンによって溶離するシリカゲルカラムによって精製して75D(50mg、75%)を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2024: 529.1(M+H);Found:529.0(M+H)。
【0649】
化合物76の合成の残りは、実施例1中の化合物33からの化合物35の調製に類似している。
【0650】
実施例9.(S)−2−((S)−2−(アゼチジン−1−イル)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ペンチルオキシ)酢酸(89)の調製。
【0651】
【化143】
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【0652】
90の調製:酢酸tert−アミル(7.0mL)中の31(740mg、1.55mmol)のスラリーに70%HClO水溶液(5μL)を23℃で添加して、処理した。反応物は混濁したが、LCMS分析では最小の変換しか示さなかった。さらなる70%HClO水溶液(50μL)を導入した。2時間後、反応物を、飽和NaHCO水溶液(20mL)に5分間にわたって滴下した。HO(10mL)を添加し、系をDCM(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮し、ヘキサン(10mL)で処理した。系を再度濃縮して幾らかの残存するt−アミルアルコールを除去した。残渣をベンゼンで処理し、12グラムの「gold」ISCOシリカゲルカラムにロードした。クロマトグラフィー(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル)によって90(134mg、収率16%)が得られ、幾らかの31を回収した。
【0653】
【化143A】
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【0654】
89の合成の残りは、化合物32からの実施例10と同一の経路に従う。
【0655】
実施例10.(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(100)の調製。
【0656】
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0657】
2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェノールの調製:Br(122.2g,0.765mol)を、2−メチル−4−ニトロフェノール(90.0g,0.588mol)のHOAc(1.17L)中の溶液に室温で添加した。得られた溶液を室温で4時間撹拌した。TLCは、この反応が完了したことを示した。この溶液を氷水(3L)にゆっくりと添加し、そして濾過した。そのフィルターケーキをEA(2.5L)に溶解させ、そして飽和NaHSO(3×500mL)で洗浄した。そのEtOAc層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェノール(110g,80%)を黄色固体として得た。H−NMR:400MHz,(CDCl)δ: 8.30 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 6.22 (s, broad, 1H), 2.41 (s, 3H)。
【0658】
トリフルオロメタンスルホン酸2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニルの調製:2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェノール(110.0g,0.474mol)のDCM(950mL)中の溶液に、−70℃でEtN(62.3g,0.616mol)およびTfO(147.1g,0.521mol)を添加した。得られた溶液を−70℃で20分間撹拌した。TLCは、この反応が完了したことを示した。水性HCl(0.5M,1L)を添加してこの反応をクエンチした。そのDCM層を分離し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてシリカゲルカラム(石油エーテル→石油エーテル:EtOAc(20:1))により精製して、所望のトリフルオロメタンスルホン酸2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル(146.7g,85%)を黄色固体として得た。H−NMR:400MHz,(CDCl)δ: 8.41 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.16 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 2.59 (s, 3H)。
【0659】
1−ブロモ−3−メチル−5−ニトロ−2−ビニルベンゼンの調製:トリフルオロメタンスルホン酸2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル(10.0g,27.5mmol)、ビニル−トリ−n−ブチルスズ(8.7g,27.5mmol)、LiCl(1.4g,33.0mmol)、Pd(dppf)Cl(673mg,0.92mmol)およびDMF(50mL)の反応混合物をN下70℃で3時間撹拌した。次いで、2Nの水性NaOH(30mL)を添加し、そして70℃で10分間撹拌した。この反応混合物を冷却し、飽和水性NaHCO(100mL)で洗浄し、そしてEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてシリカゲルカラム(石油エーテル→石油エーテル:EtOAc(50:1))により精製して、1−ブロモ−3−メチル−5−ニトロ−2−ビニルベンゼン(2.01g,30%)を黄色油状物として得た。H−NMR:400MHz,(CDCl)δ: 8.29 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 6.67 (dd, J = 17.6, 11.6 Hz, 1H),δ 5.75 (d, J = 11.6 Hz, 1H),δ 5.49 (d, J = 18.0 Hz, 1H),δ 2.48 (s, 3H)。
【0660】
(S)−1−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)エタン−1,2−ジオールの調製:1−ブロモ−3−メチル−5−ニトロ−2−ビニルベンゼン(30.0g,0.124mol)、AD−mix α(173.5g:0.104gのKOsO・2HO;1.389gの(DHQ)PHAL;51.038gのKCOおよび120.99gのKFe(CN))、MeSONH(11.8g,0.124mol)の、t−BuOH(250mL)およびHO(250mL)中の反応混合物をN下0℃で3日間撹拌した。NaSO(15g)を添加し、そして室温で40分間撹拌して、この反応をクエンチした。この反応混合物を水(1L)で処理し、そして得られた混合物をEtOAc(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc(2:1),無勾配)により精製して、(S)−1−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)エタン−1,2−ジオール(17g,50%)を黄色固体として得た。H−NMR:400MHz,(CDCl)δ: 8.26 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 5.56−5.54 (m, 1H), 3.94− 3.92 (m, 1H), 3.81− 3.78 (m, 1H), 2.82 (d, broad, 1H), 2.67 (s, 3H), 2.18−2.15 (m, 1H)。
【0661】
(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)−2−ヒドロキシエチルの調製:(S)−1−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)エタン−1,2−ジオール(17.0g,61.6mmol)のDCM(435mL)中の懸濁物に、0℃でピリジン(18.6g,235.4mmol)およびPivCl(13.4g,110.8mmol)をゆっくりと添加した。0℃で5分間撹拌した後に、この系を室温まで上昇させ、そしてこの温度で5時間撹拌した。TLCは、この反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和水性NaHCO(500mL)で処理し、そして得られた系をDCM(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc(30:1))により精製して、ピバル酸(S)−2−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)−2−ヒドロキシエチル(17g,77%)を黄色固体として得た。H−NMR:400MHz,(CDCl)δ: 8.28 (s, 1H), 8.00 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.70−5.66 (m, 1H), 4.58−4.53 (m, 1H), 4.31−4.26 (m, 1H), 2.84 (d, J = 5.6 Hz), 2.68 (s, 3H), 1.22 (s, 9H)。
【0662】
(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)−2−ヒドロキシエチル(13g,0.036mol)のt−BuOAc(300mL)中の溶液に、0℃でHClO(20.7g,0.144mol)をゆっくりと添加した。この溶液を0℃で5分間撹拌し、次いで室温まで温め、そしてこの温度で1.5時間撹拌した。この溶液を、飽和水性NaHCOによって、溶液のpHが8より大きくなるまでアルカリ性にした。この混合物をEtOAc(3×1L)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc(50:1))により精製して、(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)−2−tert−ブトキシエチル(9.3g,62%)を黄色固体として得た。H−NMR:400MHz,(CDCl)δ: 8.26 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 5.60−5.57 (m, 1H), 4.32−4.27 (m, 1H), 4.18−4.14 (m, 1H), 2.73 (s, 3H), 1.17 (s, 9H), 1.14 (s, 9H)。
【0663】
(S)−ピバル酸2−(4−アミノ−2−ブロモ−6−メチルフェニル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)−2−tert−ブトキシエチル(9g,0.022mol)の、EtOH(50mL)およびEtOAc(50mL)中の溶液に、Pt/C(1.4g)を添加し、そしてこの反応系にHのバルーンを取り付けた。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。TLCは、この反応が完了したことを示した。この反応混合物をセライトで濾過した。その濾液を減圧中で濃縮して、(S)−ピバル酸2−(4−アミノ−2−ブロモ−6−メチルフェニル)−2−tert−ブトキシエチル(7g,82%)を褐色油状物として得、これをさらに精製せずに次の工程に即座に使用した。H−NMR:400MHz,(CDCl)δ: 6.70 (s, 1H), 6.40 (s, 1H), 5.38 (app. s, broad, 1H), 4.22 (app. s, broad, 1H), 4.05 (app. s, broad, 1H), 3.60 (app. s, broad, 2H), 2.47 (s, 3H), 1.17 (s, 9H), 1.13 (s, 9H)。
【0664】
(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:新たに調製した(S)−ピバル酸2−(4−アミノ−2−ブロモ−6−メチルフェニル)−2−tert−ブトキシエチル(7g,18.1mmol)のHOAc(90mL)中の溶液に、KSCN(1.76g,18.1mmol)を室温で添加した。この反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。過臭素酸ピリジニウム(5.79g,18.1mmol)をゆっくりと10分間かけて添加し、そして室温で2時間撹拌した。この混合物を、飽和NaHCO水溶液を使用してpH=8までアルカリ性にし、次いでEtOAc(3×600mL)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc(10:1→5:1))により精製して、(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(2.74g,34.3%)を黄色固体として得た。
【0665】
【化144A】
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【0666】
実施例11.(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(101)の調製。
【0667】
【化145】
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【0668】
(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:2つの別々のマイクロ波チューブに、それぞれ(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(768mg,1.74mmol)、KCO(960mg,6.96mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(325mg,2.09mmol)、Pd(PPh(200mg,0.174mmol)、ジオキサン(8.0mL)、およびHO(2.0mL)を入れた。これらの2つの密封した容器を110℃で3時間別々に加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして合わせた。HO(50mL)を添加し、そしてこの系をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのクロマトグラフィー(80gの「gold」ISCOカラム;Hex/EtOAc)により精製して、(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(1.55g,収率90%)を得た。
【0669】
【化145A】
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【0670】
(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:23℃水浴中で、(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(1.13g,2.37mmol)のCHCN(22mL)中の溶液を固体の無水CuBr(635mg,2.84mmol)で処理した。反応系に鉱油バブラを備え付けた。新たに調製した、t−ブチルニトリル(269mg,2.61mmol)のCHCN(2.0mL)中の溶液を5分間かけて滴下により添加した。その水浴を外した。気体の発生を、バブラを使用して監視した。1時間の時点で、気体の発生が止んだ。この反応物をEtOAc(50mL)に注ぎ、そしてHO(50mL)で処理した。褐色固体が沈殿した。この懸濁物をセライトで濾過し、これをEtOAcで徹底的に洗浄した。その濾液を分液漏斗に移した。その有機相を集めた。その水相をEtOAcで抽出した。その有機層全体を濃縮し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのクロマトグラフィー(80gの「gold」ISCOカラム;Hex/EtOAc)により精製して、(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(675mg,収率53%)を得た。
【0671】
【化145B】
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【0672】
実施例12.(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(102)の調製。
【0673】
【化146】
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【0674】
(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノールの調製:フラスコに、(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(2.15g,4.52mmol)、LiOH一水和物(2.00g,47.4mmol)、HO(4mL)、EtOH(無水,4.0mL)、およびTHF(8.0mL)を入れた。この反応物をN下に置き、そして100℃まで加熱した。2時間後、この反応物を23℃まで冷却し、HOで希釈し、そしてEtOAcで数回抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのクロマトグラフィー(80gの「gold」ISCOカラム;Hex/EtOAc)により精製して、(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノール(1.10g,収率62%)を得た。
【0675】
【化146A】
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【0676】
(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノール(1.10g,2.81mmol)の、CHCN(40mL)およびHO(10mL)中の溶液をHIO(2.00g,8.77mmol)で0℃で処理した。次いで、固体のCrO(500mg,5.00mmol)を一度に添加した。全ての固体を最初に溶解させ、その後、沈殿物が生成した。この反応物を23℃まで温めた。1.5時間後、この反応物を1.0Mの水性NaHPOで、そのpHが約8になるまで処理した。次いで、1.0Mの水性NaHPOを添加して、pH=5にした。得られた系をDCM(50mL)で抽出した。その有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、そしてMeOH(20mL)で処理した。トリメチルシリルジアゾメタン(ヘキサン中2.0M,3.0mL)をゆっくりと添加した。次いで、この反応物を5分間撹拌した。氷AcOH(300μL)を注意深く添加した。飽和水性NaHPO(50mL)を添加した。その有機相を集め、そしてその水層をDCMで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(80gの「gold」ISCOカラム;Hex/EtOAc)により精製して、(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(206mg,収率19%)を得た。
【0677】
【化146B】
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【0678】
実施例13.(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(103)の調製。
【0679】
【化147】
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【0680】
(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製。(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノール(1.95g,5.00mmol)の、アセトニトリル(25mL)および水(1mL)中の溶液に、HIO(1.37g,6.00mmol)およびCrO(1.00g,10.0mmol)を添加した。この混合物を室温で1時間撹拌し、そしてEtOAc(50mL)およびNaSOの飽和溶液(50mL)で希釈した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。この粗製物質をさらに精製せずに持ち越した。H−NMR:400MHz,(CDCl)δ: 7.42−7.61 (m, 4H), 7.20 (s, 1H), 5.11 (s, 1H), 2.47 (s, 3H), 0.93 (s, 9H)。
【0681】
(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルの調製。上記からの(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製物の、MeOH(25mL)中の溶液に、HSO(200μL)を添加した。この反応混合物を一晩撹拌した。EtOAc(20mL)および飽和NaHCO溶液(50mL)を添加した。その層を分離し、乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗製混合物は、所望の(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルと、(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸メチルとの混合物であった。酢酸t−ブチル(20mL)および過塩素酸(500μL)を添加した。この混合物を室温で3時間撹拌したところ、全ての(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸メチルが(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルに転換した。EtOAc(10mL)および飽和NaHCO溶液(50mL)を添加した。その層を分離し、乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。LCMS−ESI: calc’d for C2123ClNS: 419.1 and 421.1(M+H);Found:419.2 and 421.2(M+H)。
【0682】
(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルの調製。上記からの(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルのアセトニトリル(25mL)中の溶液に、CuBr(1.1g,5.0mmol)およびt−ブチルニトリル(600μL,5.0mmol)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌し、次いでNaSOの飽和溶液(25mL)を添加した。その層を分離し、乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗製物質をカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、642mgの(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルを得た。LCMS−ESI: calc’d for C2121BrClNOS: 482.0 and 484.0(M+H);Found:482.1 and 484.1(M+H). H−NMR:400MHz,(CDCl)δ: 7.70 (s, 1H), 7.41 (br s, 3H), 7.19 (s, 1H), 5.09 (s, 1H), 3.67 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 0.88 (s, 9H)。
【0683】
実施例14.方法B:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(5−メトキシピリジン−3−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(104)の調製。
【0684】
【化148】
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【0685】
(S)−ピバル酸2−(7−ブロモ−2−クロロ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(1g,2.26mmol)のアセトニトリル(15mL)中の溶液に、t−ブチルニトリル(350μL,2.94mmol)およびCuCl(364mg,2.7mmol)を添加した。この反応混合物を室温で5時間撹拌した。この反応が終了した後に、この反応混合物をEtOAcにより希釈し、水により洗浄し、EtOAcにより抽出した。その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から50%のEtOAcで溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物(850mg,81%)を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1925BrClNOS: 462.0(M+H);Found:462.14(M+H)。
【0686】
(S)−ピバル酸2−(2−(3−(ベンジルオキシ)フェニル)−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:(S)−ピバル酸2−(7−ブロモ−2−クロロ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(130mg,0.282mmol)のジオキサン中の溶液に、3−ベンジルオキシフェニルボロン酸ピナコールエステル(105mg,0.338mmol)、Pd(PPh(16mg,0.014mmol)、2NのKCO(700μL)を添加した。この反応混合物を密封したチューブ内で95℃で1.5時間加熱した。次いで、この反応物を冷却した。この反応混合物を飽和NaHCOにより洗浄し、そしてEtOAcにより抽出した。その有機相を濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から50%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物(100mg,58%)を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3236BrNOS: 610.2(M+H);Found:610.2(M+H)。
【0687】
(S)−ピバル酸2−(2−(3−(ベンジルオキシ)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:密封したチューブ内の、(S)−ピバル酸2−(2−(3−(ベンジルオキシ)フェニル)−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(100mg,0.164mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(38mg,0.246mmol)、2NのKCO(400μL)、Pd(PPh(18mg,0.016mmol)のジオキサン中の混合物を120℃で加熱した。この反応が終了した後に、この反応混合物を飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてシリカゲルカラム(ヘキサン中0%から50%のEtOAc)により精製して、生成物(103mg,97%)を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3840ClNOS: 642.2(M+H);Found:642.3(M+H)。
【0688】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−(3−(ベンジルオキシ)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(410mg,0.638mmol)のEtOH/EtOAc(1:1,4mL)中の溶液に、Pd/C(10%,600mg)を添加した。次いで、水素バルーンをこのフラスコに取り付け、そしてこの反応物を室温で1時間反応させた。この反応が終了した後に、その触媒をセライトパッドで除去し、そしてその溶液を濃縮して体積を減少させ、乾固させた。その残渣をDCM(5mL)に溶解させ、この溶液にピリジン(2mL)、TfO(210μL,1.25mmol)を0℃で添加した。そしてこの反応物を0℃で1時間撹拌した。次いで、この反応を飽和NaHCOによりクエンチし、DCMにより抽出し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてシリカゲルカラム(ヘキサン中0%から40%のEtOAc)により精製して、生成物(360mg,82%)を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3233ClFNO: 684.1(M+H);Found:684.1(M+H)。
【0689】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(5−メトキシピリジン−3−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(20mg,0.029mmol)、3−メトキシピリジン−5−ボロン酸ピナコールエステル(10mg,0.043mmol)、2NのKCO(70μL)、Pd(PPh(3.3mg,0.0029mmol)のジオキサン(1mL)中の反応混合物を密封チューブ内120℃で2時間加熱した。この反応が終了した後に、この反応物を冷却し、この反応混合物にMeOH(1mL)、2NのNaOH(500μL)を添加し、そして45℃で3時間加熱した。次いで、反応混合物を飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物(10mg,62%)を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3231ClNS: 559.2(M+H);Found:559.2(M+H)。
【0690】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(5−メトキシピリジン−3−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(5−メトキシピリジン−3−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(10mg,0.0179mmol)の湿潤アセトニトリル(0.75w%HO,1mL)中の溶液に、HIO/CrOのストック溶液(アセトニトリル中0.75%のHO中の0.439M,400μL)を0℃で0.5時間添加した。この反応混合物を濾過し、そしてHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物(5mg,40%)を得た。
【0691】
【化148A】
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【0692】
実施例15.方法C:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(105)の調製。
【0693】
【化149】
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【0694】
(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:2つの別々のマイクロ波チューブに、それぞれ(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(768mg,1.74mmol)、KCO(960mg,6.96mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(325mg,2.09mmol)、Pd(PPh(200mg,0.174mmol)、ジオキサン(8.0mL)、およびHO(2.0mL)を入れた。これらの2つの密封した容器を110℃で3時間別々に加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして合わせた。HO(50mL)を添加し、そしてこの系をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのクロマトグラフィー(80gの「gold」ISCOカラム;Hex/EtOAc)により精製して、(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(1.55g,収率90%)を得た。
【0695】
【化149A】
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【0696】
(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:23℃の水浴中で、(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(1.13g,2.37mmol)のCHCN(22mL)中の溶液を固体の無水CuBr(635mg,2.84mmol)で処理した。反応系に鉱油バブラを備え付けた。新たに調製した、t−ブチルニトリル(269mg,2.61mmol)のCHCN(2.0mL)中の溶液を5分間かけて滴下により添加した。その水浴を外した。気体の発生を、バブラを使用して監視した。1時間の時点で、気体の発生が止んだ。この反応物をEtOAc(50mL)に注ぎ、そしてHO(50mL)で処理した。褐色固体が沈殿した。この懸濁物をセライトで濾過し、これをEtOAcで徹底的に洗浄した。その濾液を分液漏斗に移した。その有機相を集めた。その水相をEtOAcで抽出した。その有機層全体を濃縮し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのクロマトグラフィー(80gの「gold」ISCOカラム;Hex/EtOAc)により精製して、(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルを得た。
【0697】
【化149B】
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【0698】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(400.0mg,0.742mmol)、2−クロロ−4−ピリジニルボロン酸(140.2mg,0.891mmol)、炭酸カリウム(307.7mg,2.227mmol)、およびPd(PPh(128.7mg,0.111mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(3.5mL)および水(0.7mL)を添加した。この反応混合物を90℃で4.5時間加熱し、次いで室温まで冷却した。その水層を分離し、そして酢酸エチルで3回抽出した。全ての有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、最終化合物を得た。
【0699】
【化149C】
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【0700】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(40.0mg,0.070mmol)、5−メトキシ−3−ピリジンボロン酸ピナコールエステル(19.7mg,0.084mmol)、炭酸カリウム(29.0mg,0.210mmol)、およびPd(PPh(12.1mg,0.010mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(0.8mL)および水(0.2mL)を添加した。この反応混合物を110℃で1時間加熱し、次いで室温まで冷却した。その水層を分離し、そして酢酸エチルで3回抽出した。全ての有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。
【0701】
【化149D】
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【0702】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(40.5mg,0.063mmol)の、THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の溶液に、NaOH(0.5mL,2Nの溶液)を添加した。この反応混合物を40℃で4時間加熱し、冷却し、飽和水性NHClで希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。その有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C3131ClNS: 560.2(M+H);Found:560.0(M+H)。
【0703】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:過ヨウ素酸/三酸化クロムのストック溶液を、WO99/52850に従って、過ヨウ素酸(11.4g,50.0mmol)および三酸化クロム(23mg,1.2mol%)を湿潤アセトニトリル(0.75%HO)に溶解させて114mLの体積にすることにより、調製した。先の反応からの粗製(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(推定0.063mmol)の、25%の水/アセトニトリル(1.6mL)中の溶液に、CrO/HIOのストック溶液(0.72mL,0.439Mの溶液)およびCrO(9.4mg,0.094mmol)を室温で順番に添加した。この反応物を1時間撹拌し、そして水性NaSO(10%w/v)でクエンチした。この反応混合物が緑色に変わったら、これを酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濃縮し、THF(0.3mL)、メタノール(0.3mL)、および水(0.15mL)に溶解させ、濾過し、そして逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【0704】
【化149E】
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【0705】
実施例16.方法D:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(106)の調製。
【0706】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0707】
(S)−2−(2−(3−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノールの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(310mg,0.577mmol)のジオキサン(5mL)中の溶液に、3−ブロモフェニルボロン酸(173mg,0.865mmol)、Ph(PPh(33mg,0.029mmol)、2NのKCO(850μL)を密封チューブ内で添加した。この反応混合物を90℃で3時間加熱した。次いで、この反応物を冷却し、そしてこの混合物にMeOH(5mL)、2NのNaOH(1.5mL)を添加し、そして45℃で加熱した。この反応が終了した後に、この反応物を水により洗浄し、EtOAcにより抽出した。その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から50%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物(110mg,36%)を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2625BrClNOS: 530.0(M+H);Found:530.2(M+H)。
【0708】
(S)−2−(2−(3−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−(2−(3−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノール(110mg,0.208mmol)の湿潤アセトニトリル(0.75%HO,2.5mL)中の溶液に、HIO/CrOストック溶液(湿潤アセトニトリル中0.439M,2.4mL)を0℃で添加した。この反応物を0℃で0.5時間撹拌した。この反応混合物を、飽和NaHCOにより洗浄しEtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2623BrClNOS: 544.0(M+H);Found:544.1(M+H)。
【0709】
(S)−2−(2−(3−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(3−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(104mg,0.191mmol)のDMF中の溶液に、CsCO(152mg,0.467mmol)、ヨウ化エチル(30μL,0.343mmol)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、MgSOで乾燥させ、濾過し、ヘキサン中0%から50%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2827BrClNOS: 572.1(M+H);Found:572.2(M+H)。
【0710】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(3−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(12mg,0.025mmol)、5−ピリミジンボロン酸(5mg,0.0375mmol)、2NのKCO(60μL)、Pd(PPh(3mg,0.0025mmol)のジオキサン(1mL)中の反応混合物を密封チューブ内120℃で加熱した。この反応が終了した後に、この反応物を飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3230ClNS: 572.2(M+H);Found:572.2(M+H)。
【0711】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(9mg,0.0157mmol)、過剰なNaOHの、MeOH/THF(1:1,2mL)中の反応混合物を45℃で一晩加熱した。反応が終了した後に、その溶媒を除去し、そしてその残渣をMeOHに溶解させ、そしてHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0712】
【化150A】
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【0713】
実施例17.方法E:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2−クロロピリジン−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(107)の調製。
【0714】
【化151】
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【0715】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2−クロロピリジン−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(30mg,0.0438mmol)、2−クロロピリジン−4−ボロン酸(10mg,0.0657mmol)、2NのKCO(100μL)、Pd(PPh(5.0mg,0.0044mmol)のジオキサン(2mL)中の反応混合物を密封チューブ内120℃で2時間加熱した。この反応物を飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、MgSOにより乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3636ClS: 647.2(M+H);Found:647.3(M+H)。
【0716】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2−クロロピリジン−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(16mg,0.025mmol)、1−メチルピペラジン(1mL)の反応混合物を120℃で一晩加熱した。次いで、この反応混合物を飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣にTHF、MeOH、2NのNaOHを添加し、この混合物を45℃で加熱した。この反応が終了した後に、この反応物を飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3639ClNS: 627.2(M+H);Found:627.3(M+H)。
【0717】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2−クロロピリジン−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールのDCM(1mL)中の溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(8.8mg,0.020mmol)を添加した。1時間後、さらなるDess−Martinペルヨージナン(10mg)を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩反応させた。この混合物を飽和NaHCO、1MのNaにより洗浄し、DCMにより抽出し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させた。この残渣にt−BuOH(600μL)、1MのNaHPO4(300μL)、2−メチルブタ−2−エン(500μL)およびNaClO(14mg)を添加した。この反応物を室温で反応させた。この反応が終了した後に、この混合物をMeOHで処理し、濾過し、逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3637ClNS: 641.2(M+H);Found:641.2(M+H)。
【0718】
実施例18.方法F:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(108)の調製。
【0719】
【化152】
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【0720】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(370mg,0.769mol)、2−クロロピリジン−4−ボロン酸(157mg,0.99mmol)、2NのKCO(1.9mL)、Pd(PPh(80mg,0.077mmol)のジオキサン(10mL)中の反応混合物を95℃で2時間加熱した。この反応混合物をEtOAcにより希釈し、飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2624ClS: 515.1(M+H);Found:515.1(M+H)。
【0721】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(20mg,0.039mmol)、1−メチル−1H−インダゾール−6−ボロン酸(10.3mg,0.058mmol)、2NのKCO(100μL,0.19mmol)、Pd(PPh(4.3mg,0.004mmol)のジオキサン(1.5mL)中の反応混合物を密封チューブ内110℃で2時間加熱した。出発物質が消費された後に、この反応物を冷却し、この混合物にMeOH、過剰なNaOHを添加し、この反応混合物を45℃で一晩加熱した。次いで、この反応混合物を酢酸により中和し、濃縮して体積を減少させ、次いでMeOHにより処理し、そしてHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0722】
【化152A】
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【0723】
実施例19.方法G:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(109)の調製。
【0724】
【化153】
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【0725】
(S)−ピバル酸2−(7−ブロモ−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:(S)−ピバル酸2−(7−ブロモ−2−クロロ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(300mg,0.65mmol)、1−メチル−5−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−インダゾール(260mg,0.78mmol)、Pd(PPh(75mg,0.065mmol)、2NのKCO(1.6mL)のジオキサン(5mL)中の反応混合物を95℃で時間加熱した。この反応が終了した後に、この反応混合物をEtOAcにより希釈し、飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3336BrNS: 634.2(M+H);Found:634.1(M+H)。
【0726】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(7−ブロモ−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(24mg,0.0379mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(9mg,0.0568mmol)、2NのNaHCO(100μL)、Pd(PPh(4mg,0.0038mmol)のジオキサン(2mL)中の混合物を120℃で3時間加熱した。この反応混合物をEtOAcにより希釈し、飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3940ClNS: 666.2(M+H);Found:666.1(M+H)。
【0727】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(10mg,0.015mmol)、2NのNaOH(150μL)のTHF/MeOH(1:1,1mL)中の反応混合物を40℃で加熱した。反応が終了した後に、この反応混合物をEtOAcにより希釈し、飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3432ClNS: 582.2(M+H);Found:582.2(M+H)。
【0728】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(6mg,0.010mmol)の湿潤アセトニトリル(0.75w%HO,1mL)中の溶液に、HIO/CrOのストック溶液(湿潤アセトニトリル中0.439M,150μL)を0℃で0.5時間添加した。この反応混合物を濾過し、そしてHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3430ClNS: 596.2(M+H);Found:596.2(M+H). H NMR (300 MHz, CDOD):δ 8.24 (s, 1H), 7.95−7.98 (m, 2H), 7.88−7.50 (m, 10H), 5.17 (s, 1H), 4.01 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 0.88 (s, 9H)。
【0729】
実施例20.方法H:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(110)の調製。
【0730】
【化154】
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【0731】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(17.4mg,0.036mmol)、Pd(PPh(2.1mg,0.002mmol)、塩化リチウム(2.3mg,0.054mmol)、およびヨウ化銅(I)(1.0mg,0.005mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に、脱気した1,4−ジオキサン(0.5mL)中の1−メチル−5−(4−(トリブチルスタンニル)ピリミジン−2−イル)−1H−インダゾール(9.0mg,0.018mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で5時間加熱し、冷却し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3331ClNS: 612.2(M+H);Found:611.9(M+H)。
【0732】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(4.8mg,0.008mmol)の、THF(0.3mL)およびメタノール(0.3mL)中の溶液に、NaOH(0.3mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を45℃で6時間加熱し、冷却し、濾過し、そして逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【0733】
【化154A】
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【0734】
実施例21.方法I:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(111)の調製。
【0735】
【化155】
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【0736】
6−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:6−ブロモ−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(200mg,1.01mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、炭酸セシウム(494mg,1.515mmol)を添加した。この反応溶液を室温で5分間撹拌し、ヨードメタン(215mg,1.515mmol)を添加した。この反応溶液を2時間撹拌し、そして水でクエンチした。揮発性物質を除去し、そしてその残渣を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物である6−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを得た。LCMS−ESI: calc’d for CBrN
211.98(M+H);Found:212.1(M+H)。
【0737】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:6−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(20mg,0.094mmol)のジオキサン(2mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(29mg,0.113mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(8mg,0.0094mmol)、酢酸カリウム(19mg,0.189mmol)を添加した。この混合物を脱気し、そして100℃で2時間加熱した。この混合物を冷却し、次いで(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(25mg,0.046mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(6mg,0.005mmol)、KCO(33mg,0.23mmol)および水(0.3mL,脱気)を添加した。この反応混合物を90℃で1時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3235ClNS: 591.22(M+H);Found:591.2(M+H)。
【0738】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル:(68mg,0.115mmol)のTHF/CHOH(1.5mL/1.5mL)中の溶液に、2NのNaOH(0.57mL,1.15mmol)を添加した。この反応混合物を45℃で2時間加熱し、そして室温まで冷却した。この反応溶液を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した。その有機溶液を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをさらに精製せずに次の反応に持ち越した。LCMS−ESI: calc’d for C2727ClNS: 507.16(M+H);Found:507.2(M+H)。
【0739】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(50mg,0.099mmol)のアセトニトリル/水(2mL/0.5mL)中の溶液に、CrO/HIO(0.439M,1.1mL,0.483mmol)およびCrO(20mg,0.198mmol)を添加した。この反応溶液を室温で1時間撹拌し、そして5%のNa溶液でクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出し、水およびブラインで洗浄した。この有機溶液を乾燥させ、そして濃縮して、粗製物を得、これをHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0740】
【化155A】
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【0741】
実施例22.方法J:(S)−メチル2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(112)の調製。
【0742】
【化156】
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【0743】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(22mg,0.085mmol)および(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(20mg,0.041mmol)のジオキサン(1.2mL,脱気)中の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(2.4mg,0.00207mmol)、KCO(29mg,0.207mmol)および水(0.4mL,脱気)を添加した。この反応混合物を90℃で1時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2928ClNS: 534.16(M+H);Found:534.4(M+H)。
【0744】
(S)−メチル2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル:(8mg,0.015mmol)のTHF/CHOH(0.5mL/0.5mL)中の溶液に、2NのNaOH(75μL,0.15mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間加熱し、そしてこの粗製物をH2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0745】
【化156A】
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【0746】
実施例23.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(113a)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(113b)の調製。
【0747】
【化157】
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【0748】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(0.190g,0.35mmol)、2−クロロピリジン−4−イルボロン酸(0.66g,0.42mmol)、Pd(PPh(0.020g,0.0175、水性2M炭酸カリウム溶液(0.7mL,1.4mmol)の脱気ジオキサン(2.0mL)中の混合物を90℃で3時間加熱した。LC/MSは、1.5:1の比の(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル対(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルを示した。この反応混合物をさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0749】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル:LCMS−ESI: calc’d for C3033ClS: 571.2(M+H);Found:571.2(M+H)。
【0750】
(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル:LCMS−ESI: calc’d for C2529BrClNOS: 538.1, 540.1, and 542.1.1(M+H);Found:538.2, 540.2, and 542.2(M+H)。
【0751】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルおよび(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル対(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(1.5:1の比)を含む上記反応混合物の半分を、その後の反応に当てはめた。1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸を先の反応混合物に添加し、そして反応を120℃で30分間加熱して進めて、(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルおよび(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルを得た。
【0752】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル:LCMS−ESI: calc’d for C3840ClNS: 667.2(M+H);Found:667.4(M+H)。
【0753】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル:LCMS−ESI: calc’d for C3336ClNS: 590.2(M+H);Found:590.2(M+H)。
【0754】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールおよび(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルおよび(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルを、その後の反応に当てはめた。先の反応混合物に、メタノールおよび2MのNaOHを添加し、そして反応混合物を55℃で一晩で加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、そしてブラインで洗浄した。その有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(Hex/EtOAc)により精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールを得た。LCMS−ESI: calc’d for C3332ClNS: 583.2(M+H);Found:583.2(M+H)。
【0755】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールもまた単離した。LCMS−ESI: calc’d for C2829ClNS: 506.2(M+H);Found:506.2(M+H)。
【0756】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:過ヨウ素酸/三酸化クロムのストック溶液をWO99/52850に従って、過ヨウ素酸(11.4g,50.0mmol)および三酸化クロム(23mg,1.2mol%)を湿潤アセトニトリル(0.75%HO)に溶解させて114mLの体積にすることにより調製した。このストック溶液(0.6mL)を(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(25mg,0.049mmol)のACN(3mL)中の溶液に室温で添加し、そして1時間撹拌した。この反応混合物を飽和NaSO溶液でクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そして逆相HPLC(HO/ACN+0.1%のTFA)により精製して、所望の生成物を凍結乾燥後に得た。
【0757】
【化157A】
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【0758】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(114b)の調製は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸についての上記手順に従った。
【0759】
【化157B】
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【0760】
実施例24.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(114)の調製。
【0761】
【化158】
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【0762】
(S)−ピバル酸2−(2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(0.134g,0.25mmol)、3−ブロモ−ピリジン−5−イルボロン酸(0.55g,0.27mmol)、Pd(PPh(0.014g,0.013mmol)、水性2M炭酸カリウム溶液(0.5mL,1.0mmol)の脱気ジオキサン(2.0mL)中の混合物をマイクロ波中80℃で30分間加熱して、(S)−ピバル酸2−(2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルを得た。LCMS−ESI: calc’d for C3032BrClNS: 617.1(M+H);Found:617.2(M+H)。
【0763】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルを、その後の反応に当てはめた。1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(0.024g,0.14mmol)を先の反応混合物の半分に添加し、そして反応物をマイクロ波中115℃で30分間加熱した。反応混合物を酢酸エチルとHOとの間で分配し、その有機層を除去し、そして濃縮して、(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルを得た。LCMS−ESI: calc’d for C3840ClNS: 667.2(M+H);Found:667.3(M+H)。
【0764】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:上記反応からの(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの溶液に、THF:MeOH(1:1,2mL)を添加し、そして2MのNaOH(0.5mL)を添加し、そして反応混合物を55℃で3時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、そして飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄した。その有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(EtOAC/Hex)により精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(15mg)を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3332ClNS: 583.2(M+H);Found:583.3(M+H)。
【0765】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:過ヨウ素酸/三酸化クロムのストック溶液をWO99/52850に従って、過ヨウ素酸(11.4g,50.0mmol)および三酸化クロム(23mg,1.2mol%)を湿潤アセトニトリル(0.75%HO)に溶解させて114mLの体積にすることにより調製した。このストック溶液(0.3mL)を(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(15mg,0.027mmol)の、ACN(3mL)中0.75%のHOの溶液に添加した。この反応混合物を室温で45分間撹拌し、飽和NaSO溶液でクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そして逆相HPLC(HO/ACN+0.1%のTFA)により精製して、所望の生成物を凍結乾燥後に得た。
【0766】
【化158A】
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【0767】
実施例25.(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(115)の調製。
【0768】
【化159】
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【0769】
(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルの調製:マイクロ波チューブに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(25.0mg,48.5μmol)、5−(4’,4’,5’,5’−テトラメチル−1’,3’,2’−ジオキサボロラン−2’−イル)−1H−インダゾール(14.2mg,58.2μmol)、Pd(PPh(5.6mg,4.86μmol)、KCO(27mg,0.19mmol)、HO(400μL)、およびジオキサン(1.6mL)を入れた。この反応系を密封し、そして110℃まで加熱した。この反応は、次の2時間中に完了に達しなかった(ボランエステルは完全に消費されたが(LCMS分析)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルは残った)。この反応物を23℃まで冷却し、そしてさらなる5−(4’,4’,5’,5’−テトラメチル−1’,3’,2’−ジオキサボロラン−2’−イル)−1H−インダゾール(10mg,41μmol)を入れた。110℃への加熱を続けた。反応はさらに進行したが、1時間後に依然として不完全であった。再度、この反応物を23℃まで冷却し、そして今度は、1H−インダゾール−5−ボロン酸(20mg,120μmol)およびKCO(15mg,0.11mmol)を入れ、110℃への加熱を再開した。反応は1時間で完了に達した。その粗製生成物である(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルが溶液中に検出された。この溶液を粗製のまま次の反応で使用した。LCMS−ESI: calc’d for C3329ClNS: 597.2 and 599.2(M+H);Found:597.3 and 599.3(M+H)。
【0770】
(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:上記反応からの粗製(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルの溶液を、LiOH一水和物(60mg,1.42mmol)、HO(500μL)、およびMeOH(500μL)で直接処理した。この反応物を50℃で15時間加熱した。この反応は完了に達しなかった(LCMS分析)。次いで、この反応物を100℃で30分間加熱すると、完了に達した。この系を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのTeflon(登録商標)フィルタ)。その濾液を、Gilson液体ハンドラーを使用するC−18 Geminiカラム(溶出液HO/CHCN勾配(両方の移動相成分が0.1%v/vでTFAを加えられた))で直接精製した。表題化合物を一トリフルオロ酢酸塩として得た。
【0771】
【化159A】
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【0772】
実施例26.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(116)の調製。
【0773】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0774】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(51mg,0.095mmol)および5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(28mg,0.123mmol)の、脱気した1,4−ジオキサン(250μL)および水(25μL)中の溶液に、水性KCO(95μLの2.0M溶液)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(6mg,0.005mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で6時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮した。この粗製物質をさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C3134ClNS: 577.2(M+H);Found:577.3(M+H)。
【0775】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:上記反応からの粗製物質(推定0.095mmol)の乾燥DMF(1.0mL)中の溶液に、CsCO(60mg,0.185mmol)を室温で添加した。15分後、ニートなヨウ化メチル(12μL,0.19mmol)を添加し、そしてこの反応物を6時間撹拌した。次いで、この反応物を酢酸エチルと水との間で分配し、そして抽出した。その有機層を水性5%LiCl、ブラインで順番に洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、所望の生成物を得た。ヘキサン中30%の酢酸エチルを使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡青色泡状物(14mg,2工程について25%)を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3236ClNS: 591.2(M+H);Found:591.3(M+H)。
【0776】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:化合物(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(14mg,0.024mmol)の、THF(0.50mL)およびMeOH(0.50mL)中の溶液に、水性NaOH(0.10mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を50℃で17時間加熱し、冷却し、飽和水性NHClで希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。その有機層を乾燥させ、そして濃縮して、所望の生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C2728ClNS: 507.2(M+H);
507.2(M+H)。
【0777】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:先の反応からの(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(推定0.024mmol)の25%の水/アセトニトリル(0.70mL)中の溶液に、CrO/HIOのストック溶液(296μL,0.439M溶液)およびCrO(3mg,0.030mmol)を室温で順番に添加した。この反応物を1時間撹拌し、アセトニトリルで希釈し、濾過し、そして逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そしてエバポレートして、所望の生成物にした。
【0778】
【化160A】
[この文献は図面を表示できません]
【0779】
実施例27.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(117)の調製。
【0780】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0781】
3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オンの調製:3−ブロモ−2−ヒドロキシピリジン(80mg,0.46mmol)、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(121mg,0.69mmol)および炭酸ナトリウム(146mg,1.38mmol)の、DMF(2.0mL)およびHO(0.4mL)中の懸濁物をNで5分間脱気した。この混合物にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(67mg,0.09mmol)を添加し、そして得られた混合物を90℃で2時間加熱した。この反応混合物を濾過し、そして逆相HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI (m/z):[M+H] calcd for C1312O: 226.25;Found:226.2。
【0782】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オン(13.0mg,0.055mmol)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(22mg,0.046mmol)、トランス−N1,N2−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(9μL,0.055mmol)および炭酸カリウム(13mg,0.091mmol)のDMF(0.5mL)中の溶液に、ヨウ化銅(I)(5.0mg,0.026mmol)を添加した。この混合物をNで5分間脱気し、次いで110℃で3時間加熱した。次いで、この混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI (m/z):[M+H] calcd for C3432ClNS: 627.18;Found:627.2。
【0783】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(12.6mg,0.020mmol)の、THF(1.2mL)およびメタノール(0.5mL)中の撹拌溶液に、1MのNaOH溶液(0.3mL,過剰)を添加した。この反応混合物を37℃で6時間撹拌した。この反応混合物を逆相HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製して、生成物を得た。
【0784】
【化161A】
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【0785】
実施例28.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(118)の調製。
【0786】
【化162】
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【0787】
5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オンの調製:5−ブロモ−2−ヒドロキシピリジン(80mg,0.46mmol)、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(121mg,0.69mmol)および2Nの炭酸ナトリウム溶液(1.0mL,2mmol)のDMF(2.1mL)中の懸濁物をNで5分間脱気した。この混合物にテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(53mg,0.04mmol)を添加し、そして得られた混合物を80℃で一晩加熱した。次いで、この混合物をCHClで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そして逆相HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI (m/z):[M+H] calcd for C1312O: 226.25;Found:226.3。
【0788】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:
化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルを、5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オンを3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに使用したこと以外は、実施例27の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルを調製するために使用した手順に従って、調製した。LCMS−ESI (m/z):[M+H] calcd for C3432ClNS: 627.18;Found:627.2。
【0789】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの代わりに使用したこと以外は、実施例27の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸のために使用した手順に従って調製した。
【0790】
【化162A】
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【0791】
実施例29.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−7−(2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(119)の調製。
【0792】
【化163】
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【0793】
5−ブロモ−2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソールの調製:4−ブロモベンゼン−1,2−ジオール(500mg,2.65mmol)のアセトン(4mL)中の溶液に、炭酸セシウム(1.90g,5.82mmol)および1,1−ジブロモエタン(1.09g,5.82mmol)を添加した。この混合物を120℃で3時間マイクロ波処理した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から10%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。H−NMR:400MHz,(CDCl)δ 6.93 − 6.89 (m, 2H), 6.63 (d, J = 8 Hz, 1H), 6.27 (q, J = 9.6 Hz, 1H), 1.67 (d, J = 4.4 Hz, 3H)。
【0794】
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−1,3,2−ジオキサボロランの調製:5−ブロモ−2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール(36mg,0.17mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(56mg,0.22mmol)および炭酸カリウム(50mg,0.51mmol)のDME(0.4mL)中の懸濁物をNで5分間脱気した。この混合物に[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(12mg,0.02mmol)を添加し、そして得られた混合物を90℃で2時間加熱した。減圧中で濃縮し、次いでフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から50%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。H−NMR:400MHz,(CDCl)δ 7.34 − 7.32 (m, 1H), 7.19 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 6.78 − 6.75 (m, 1H), 6.29 − 6.23 (m, 1H), 1.68 − 1.64 (m, 3H), 1.32 (s, 12 H)。
【0795】
(2S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−7−(2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(7−ブロモ−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(16mg,0.025mmol)および4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(13mg,0.050mmol)の1,4−ジオキサン中の溶液に、Pd(PPh(4mg,3.1×10−3mmol)および2MのKCO(66μL,0.133mmol)を添加した。この反応物をNで5分間脱気し、次いで110℃で1時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から10%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C4144S: 690.30;Found:690.4。
【0796】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−7−(2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−7−(2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルを(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの代わりに使用したこと以外は、方法Gの(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【0797】
【化163A】
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【0798】
実施例30.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(120)の調製。
【0799】
【化164】
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【0800】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(20mg,0.029mmol)、1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−5−ボロン酸ピナクル(pinnacle)エステル(13mg,0.058mmol)、2NのKCO(80μL)、Pd(PPh(3.3mg,0.0029mmol)のジオキサン(1mL)中の反応混合物を密封チューブ内120℃で2時間加熱した。この反応が終了した後に、この反応物を冷却し、この反応混合物にMeOH(1mL)、2NのNaOH(500μL)を添加し、そして45℃で一晩加熱した。次いで、反応混合物を飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3132ClNS: 546.2(M+H);Found:546.3(M+H)。
【0801】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(11mg,0.020mmol)の湿潤アセトニトリル(0.75w%HO,1mL)中の溶液に、HIO/CrOのストック溶液(湿潤アセトニトリル中0.439M,400μL)を0℃で0.5時間で添加した。この反応混合物を濾過し、そしてHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0802】
【化164A】
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【0803】
実施例31.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(121)の調製。
【0804】
【化165】
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【0805】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(12mg,0.022mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、炭酸セシウム(11mg,0.033mmol)を添加した。この反応溶液を室温で5分間撹拌し、ヨードメタン(4.7mg,0.033mmol)を添加した。この反応溶液を30分間撹拌し、そして水でクエンチした。揮発性物質を除去し、そしてその残渣を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3030 ClNS: 548.17(M+H);Found:548.4(M+H)。
【0806】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル:(4mg,0.0073mmol)のTHF/CHOH(0.5mL/0.5mL)中の溶液に、2NのNaOH(37uL,0.073mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間加熱し、そしてその粗製物をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0807】
【化165A】
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【0808】
実施例32.(S)−2−(2−(2−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(122)の調製。
【0809】
【化166】
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【0810】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(19.7mg,0.034mmol)、3−シアノフェニルボロン酸(6.1mg,0.041mmol)、Pd(PPh、およびKCO(14.3mg,0.103mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(0.4mL)および脱気した水(0.1mL)を添加した。この反応混合物を110℃で1.5時間加熱し、冷却し、酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3737ClNS: 638.2(M+H);Found:637.9(M+H)。
【0811】
(S)−ピバル酸2−(2−(2−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(17.2mg,0.027mmol)のDMF(0.5mL)中の溶液に、塩化アンモニウム(7.2mg,0.135mmol)およびアジ化ナトリウム(9.4mg,0.144mmol)を添加した。この反応混合物を120℃で6時間加熱し、次いで冷却した。この粗製反応混合物をシリカゲルプラグに通して(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)DMFおよび塩を除去し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C3738ClNS: 681.2(M+H);Found:680.9(M+H)。
【0812】
(S)−2−(2−(2−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノールの調製:先の反応からの粗製(S)−ピバル酸2−(2−(2−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(推定0.027mmol)の、THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の溶液に、NaOH(0.4mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を40℃で2時間加熱し、冷却し、NHCl(飽和水溶液)でクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C3230ClNS: 597.2(M+H);Found:597.0(M+H)。
【0813】
(S)−2−(2−(2−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:先の反応からの粗製(S)−2−(2−(2−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノール(推定0.023mmol)の、25%の水/アセトニトリル(0.75mL)中の溶液に、CrO/HIOのストック溶液(0.27mL,0.439M溶液)およびCrO(3.5mg,0.035mmol)を室温で順番に添加した。この反応物を2時間撹拌し、濾過し、そして逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【0814】
【化166A】
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【0815】
実施例33.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(123)の調製。
【0816】
【化167】
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【0817】
1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オンの調製:5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール(76mg,0.36mmol)の1,4−ジオキサン(5mL)中の溶液に、テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オン(Aldrich,216mg,2.16mmol)を添加し、その後、Pd(dba)(16mg,0.02mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(31mg,0.06mmol)および炭酸セシウム(176mg,0.54mmol)を添加した。この反応混合物を窒素で脱気し、そして100℃で16時間加熱した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄し、そしてNaSOで乾燥させ、そして濾過した。濃縮およびフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)による精製により、1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オンを得た。LCMS−ESI: calc’d for C1214O: 231.2(M+H);Found:231.2(M+H)。
【0818】
((S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(27mg,0.05mmol)の1,4−ジオキサン(1.5mL)中の溶液に、1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オン(23mg,0.1mmol)を添加し、その後、Pd(dba)(5mg,0.006mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(10mg,0.02mmol)および炭酸セシウム(60mg,0.18mmol)を添加した。この反応混合物を窒素で脱気し、そして100℃で16時間加熱した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄し、そしてNaSOで乾燥させ、そして濾過した。濃縮およびフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)による精製により、((S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルを得た。LCMS−ESI: calc’d for C3742ClNS: 688.3(M+H);Found:688.4(M+H)。
【0819】
(S)−1−(6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オンの調製:((S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(20mg)のTHF/MeOH(1mL/1mL)中の溶液に、水酸化ナトリウム溶液(1mL,1N,1mmol)を添加した。この混合物を50℃で12時間加熱した。この混合物を水で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。その有機相を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濾過した。濃縮して、(S)−1−(6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オンを得た。LCMS−ESI: calc’d for C3234ClNS: 604.2(M+H);Found:604.3(M+H)。
【0820】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:過ヨウ素酸/三酸化クロムのストック溶液をWO99/52850に従って、過ヨウ素酸(11.4g,50.0mmol)および三酸化クロム(23mg,1.2mol%)を湿潤アセトニトリル(0.75%HO,114mL)に溶解させることによって調製した。(S)−1−(6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オン(16mg)の湿潤アセトニトリル(1.0mL,0.75%HO)中の0℃の溶液に、上記ストック溶液(0.6mL)を0℃で添加した。濾過および逆相HPLCによる精製により、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【0821】
【化167A】
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【0822】
実施例34.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(124)の調製。
【0823】
【化168】
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【0824】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(1.3mg)を、イミダゾリジン−2−オンをテトラヒドロピリミジン−2(1H)−オンの代わりに使用したこと以外は、化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【0825】
【化168A】
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【0826】
実施例35.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(125)の調製。
【0827】
【化169】
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【0828】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(40mg,0.1mmol)のアセトニトリル(1mL)中の溶液に、2,5−ジメトキシ−2,5−ジヒドロフラン(26μL,0.2mmol)を添加し、その後、塩酸(0.2N,0.8mL,0.16mmol)を添加した。この混合物を24時間撹拌し、そしてEtOAcで希釈し、そして飽和重炭酸ナトリウム溶液でクエンチした。その有機層を分離し、そして水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濾過した。濃縮およびフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)による精製により、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルを得た。LCMS−ESI: calc’d for C2525ClNS: 485.1(M+H);Found:485.2(M+H)。
【0829】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(12mg,0.025mmol)の1,4−ジオキサン/水(0.5mL/50μL)中の溶液に、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(8mg,0.050mmol)を添加し、その後、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)二量体(1mg)、BINAP(5mg)、および炭酸カリウム溶液(2N,6μL)を添加した。この混合物を窒素でパージし、そして80℃で24時間加熱した。この混合物をEtOAcで希釈し、そして水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濾過した。濃縮およびフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)による精製により、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルを得た。LCMS−ESI: calc’d for C3333ClNS: 617.2(M+H);Found:617.2(M+H)。
【0830】
4−(6−((S)−tert−ブトキシ(カルボキシ)メチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イルアミノ)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ブタン酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(5mg)のTHF/MeOH(0.5mL/0.5mL)中の溶液に、水酸化ナトリウム溶液(1.0N,0.5mL)を添加した。この混合物を25℃で2時間撹拌し、そして50℃で16時間加熱した。この混合物を冷却し、そして0.1Nの塩酸でpH=5まで中和した。この反応混合物をフリーズドライさせ、そしてさらに精製せずに次の工程に使用した。LCMS−ESI: calc’d for C3233ClNS: 621.2(M+H);Found:621.2(M+H)。
【0831】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:4−(6−((S)−tert−ブトキシ(カルボキシ)メチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イルアミノ)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ブタン酸のDMF(1mL)中の溶液に、ジ−イソプロピルエチルアミン(86μL)を添加し、その後、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N−エチルカルボジイミド塩酸塩(19mg)を添加した。この混合物を2時間撹拌し、そして逆相HPLCで精製して、中間体(6mg)を得た。この中間体をピリジン(1mL)に溶解させ、水(1mL)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(1mg)を添加した。この混合物を100℃で48時間加熱した。濃縮し、逆相HPLCにより精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【0832】
【化169A】
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【0833】
実施例36.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−フェノキシピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(126)の調製。
【0834】
【化170】
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【0835】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−フェニルピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(46.1mg,0.095mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、3−フェニルピロリジン(16.9mg,0.115mmol)およびジエチルプロピルアミン(24.8μL,0.143mmol)を添加した。得られた反応混合物を50℃で16時間加熱し、次いでエバポレートして乾固させた。その残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(4gの「gold」ISCOカラム;0%から60%のEtOAc/Hex)により精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−フェニルピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルを得た。LCMS−ESI: calc’d for C3134ClNS: 548.2 550.2(M+H);Found:549.3, 551.3(M+H)。
【0836】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−フェノキシピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−フェニルピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(29.3mg,0.653mmol)のCHOH(1mL)中の溶液に、NaOH(1N,1mL,1mmol)を添加し、得られた混合物を50Cで10時間加熱した。この混合物をpH3まで酸性化し、そしてエバポレートして小さい体積にし、そしてその残渣をCHClとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして乾固させた。その残渣をTLC(50%のEtOAc/Hex)で精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−フェノキシピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【0837】
【化170A】
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【0838】
実施例37.6−(3−ブロモフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:6−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(127)の溶液。
【0839】
【化171】
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【0840】
6−(3−ブロモフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:6−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(120mg,0.566mmol)および3−ブロモフェニルボロン酸(136mg,0.679mmol)の、脱気した1,4−ジオキサン(6mL)および水(2mL)中の溶液に、KCO(391mg,2.83mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(32mg,0.028mmol)を添加した。この反応混合物を90℃で1時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1310BrN
288.01(M+H);Found:288.2(M+H)。
【0841】
実施例38.方法Hで使用されるスタンナン中間体の合成のための代表的な手順。1−メチル−5−(4−(トリブチルスタンニル)ピリミジン−2−イル)−1H−インダゾール(128)の調製。
【0842】
【化172】
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【0843】
5−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの調製:2−クロロ−4−メトキシピリミジン(100.0mg,0.69mmol)、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(133.9mg,0.76mmol)、Pd(PPh(79.9mg,0.069mmol)、およびKCO(286.8mg,2.075mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気したトルエン(2.5mL)およびDMF(0.28mL)を添加した。この反応混合物をマイクロ波中185℃で30分間加熱し、酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。
【0844】
【化172A】
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【0845】
2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−オールの調製:5−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾール(30.2mg,0.126mmol)を塩酸(1.25mLの2N溶液)に懸濁させ、そして85℃で14時間加熱し、冷却し、そしてNaOH(2N溶液)を滴下により添加することによって中和した。この混合物を1:1のクロロホルム/イソプロパノールで6回抽出し、そして合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして濃縮して粗製生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C1211O: 227.1(M+H);Found:227.2(M+H)。
【0846】
トリフルオロメタンスルホン酸2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イルの調製:粗製2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−オール(41.5mg,0.183mmol)のDCM(2.0mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.15mL,1.101mmol)を添加し、その後、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(91.3μL,0.550mmol)を−78℃で添加した。この反応混合物を16時間撹拌し、そしてこの時間の間にゆっくりと室温まで温め、次いで濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。
【0847】
【化172B】
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【0848】
1−メチル−5−(4−(トリブチルスタンニル)ピリミジン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:トリフルオロメタンスルホン酸2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル(43.4mg,0.121mmol)、Pd(PPh(7.0mg,0.006mmol)、および塩化リチウム(25.6mg,0.604mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気したトルエン(2.0mL)およびビス(トリブチルスズ)(61μL,0.121mmol)を添加した。この反応混合物を110℃で16時間加熱し、冷却し、水でクエンチし、そして酢酸エチルで希釈した。その水層を除去し、そして酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2437Sn:
501.2(M+H);Found:501.3(M+H)。
【0849】
実施例39.以下の表中の化合物を、記載される一般方法(方法B(実施例14)、方法C(実施例15)、方法D(実施例16)、方法E(実施例17)、方法F(実施例18)、方法G(実施例19)、方法H(実施例20)、方法I(実施例21)および方法J(実施例22))により調製した。
【0850】
【化173-1】
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【0851】
【化173-2】
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【0852】
【化173-3】
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【0853】
【化173-4】
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【0854】
【化173-5】
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【0855】
【化173-6】
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【0856】
【化173-7】
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【0857】
【化173-8】
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【0858】
【化173-9】
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【0859】
【化173-10】
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【0860】
【化173-11】
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【0861】
【化173-12】
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【0862】
実施例40.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(171)の調製。
【0863】
【化174】
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【0864】
(E)−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−オキソ−4,5−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−6(7H)−イリデン)酢酸エチルの調製:3.0Lの丸底フラスコに、2−ブロモ−5−メチル−5,6−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−7(4H)−オン(75.0g,305mmol,1.00当量)、無水THF(750mL)、およびエチルグリオキシレートのトルエン中の50%w/vの溶液(211mL,1.07mol,3.50当量)を入れた。得られた溶液を水浴に入れた。固体のリチウムtert−ブトキシド(48.9g,610mmol,2.0当量)を1分間かけてゆっくりと添加した。この反応系にキャップをし、そして4.5時間撹拌した。TLC(20%のEtOAc/80%のヘキサン)は、2−ブロモ−5−メチル−5,6−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−7(4H)−オン)の完全な消費を示した。飽和水性NHCl(750mL)を手早く添加した。この反応物を15分間撹拌した。HO(250mL)を添加した。ほとんどの固体を溶解させた。1.0Mの水性HCl(180mL)を5分間かけて添加した。短時間後、その水層のpHは約3.5であった。その有機相を集め、そしてその水層をEtOAc(2×375mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(500mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして50℃〜60℃の浴温度および10mmHgの減圧を用いて最小体積に濃縮した。DCM(40mL)を添加した。得られた溶液をCombiflash XL固体充填カートリッジに重力充填により移した。このカートリッジを、ヘキサンで平衡化させた1.5kgのCombiflash XLシリカゲルカラムと並列に組み立てた。以下の勾配溶出順序を使用した:[100%のヘキサン(5カラム体積,無勾配)→10%のEtOAc/90%のヘキサン(10カラム体積,直線勾配)→10%のEtOAc/90%のヘキサン(7カラム体積,無勾配))→100%のEtOAc(8カラム体積,無勾配)]。生成物を含む画分を合わせ、濃縮し、そして高真空下で乾燥させて、所望の生成物を得た。
【0865】
【化174A】
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【0866】
(E)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−7−ヒドロキシ−5−メチル−4,5−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−6(7H)−イリデン)酢酸エチルの調製:機械撹拌子、添加漏斗、および窒素入口を備え付けた3リットルのフラスコに、(E)−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−オキソ−4,5−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−6(7H)−イリデン)酢酸エチル(24.1g,73mmol,1.0当量)を入れ、次いでTHF(800mL)で希釈した。得られた溶液に0.6MのLaCl・2LiCl(243mL,146mmol,2.0当量)を添加し、次いでこの反応混合物を、ドライアイスアセトン浴の補助によって、−65℃まで冷却した。次いで、添加漏斗に1.0Mの4−クロロフェニルマグネシウムブロミド(146mL,146mmol,2.0当量)を入れ、次いで25分間かけてゆっくりとこの反応混合物に添加した。この添加が完了したら、TLC分析は、出発物質の完全な消費を示した(20%のEtOAc/Hex中の出発物質についてのTLCはRf=0.50を有する;20%のEtOAc/Hex中の生成物のTLCはRf=0.38を有する)ので、この反応を飽和NHCl(100mL)でクエンチし、次いでEtOAc(1L)およびHO(1.5L)で希釈した。その冷却浴を外し、そしてこの混合物を撹拌しながら室温まで温めた。その層を分離し、そしてその水性抽出物をEtOAc(1L)で洗浄した。合わせた有機物をNaSOで乾燥させ、EtOAcで溶出するシリカゲルの小プラグで濾過し、次いで減圧中で濃縮した。得られた粗製残渣を、CombiFlashシステムの330gのRediSep順相シリカゲルカートリッジ(EtOAc/Hex,5%→15%)を使用してクロマトグラフィーで分離して、所望の生成物を得た。
【0867】
【化174B】
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【0868】
2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:ポリリン酸(PPA)(140g)およびTHF(210mL)を1Lの回収フラスコ中で75℃まで加熱した。THF(70mL)中の(E)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−7−ヒドロキシ−5−メチル−4,5−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−6(7H)−イリデン)酢酸エチル(31.0g,70.0mmol)を添加漏斗を介して2分間かけて添加した。この漏斗をTHF(20mL)ですすいだ。この反応混合物を80℃で2.5時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物を1MのKHPO溶液(1.5L)に注ぎ、その後、EtOAc(700mL)に注いだ。その層を分離し、そしてその有機層をブライン(500mL)で洗浄した。その有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、所望の生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。
【0869】
【化174C】
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【0870】
2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−オキソ酢酸エチルの調製:2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(15.4g,36.4mmol)のTHF(146mL)中の溶液に、−78℃でKHMDSの溶液(THF中1M,43.6mmol,43.6mL)を5分間かけて添加した。30分後、3−フェニル−2−(フェニルスルホニル)−1,2−オキサジリジン(11.4g,43.6mmol)のTHF(29mL)中の溶液を添加した。1時間後、NHClの飽和溶液(200mL)を添加した。この反応混合物を室温まで温めた。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。
【0871】
上記残渣にCHCl(240mL)を添加し、その後、Dess−Martinペルヨージナン(16.9g,40.0mmol)を添加した。2時間後、Naの飽和溶液(150mL)およびNaHCOの飽和溶液(150mL)および水(100mL)を添加した。この混合物を室温で2時間撹拌した。その層を分離し、そしてその水層をCHClで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。ヘキサン/EtOAcの混合物(9:1)を添加した。この混合物を濾過し、その固体をさらなるhex/EtOAc(9:1)で洗浄し、そしてその濾液を濃縮した。その粗製油状物をカラムクロマトグラフィー(5%から10%のEtOAc/hex)により精製して、所望の生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl):δ 7.88 (s, 1H), 7.45 (d, 2H, J = 8 Hz), 7.28 (d, 2H, J = 8 Hz), 3.91 (q, 2H, J = 7 Hz), 2.52 (s, 3H), 1.08 (t, 3H, J = 7 Hz)。
【0872】
(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチルの調製:
触媒調製:25mLのフラスコに、ジクロロ(ペンタメチルシクロペンタジエニル)ロジウム(III)二量体(94mg,0.15mmol,1.0当量)および配位子のN−((1S,2S)−2−アミノ−1,2−ジフェニルエチル)−4−ニトロベンゼンスルホンアミド(153mg,0.39mmol,2.6当量)を入れ、そしてゴムセプタムで密封した。このフラスコをアルゴンでパージし、次いでACN(1.5mL)およびNEt(0.15mL)をこのフラスコに添加し、そしてさらなるセプタムを取り付けた。得られた赤色溶液をアルゴン下室温で最低45分間、ただし6時間未満撹拌し、これにより、不均質な橙色懸濁物が得られた。
【0873】
100mLのフラスコに、2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−オキソ酢酸エチル(2.4g,5.5mmol,1.0当量)を入れ、そしてゴムセプタムで密封した。このフラスコをアルゴンでパージし、そしてこれにACN(11mL)およびNEt(1.9mL,13.6mmol,2.5当量)を入れ、そして撹拌を開始した。この溶液を0℃まで冷却し、次いでHCOH(0.63mL,16.7mmol,3.0当量)をこの溶液に、内部温度を20℃を超えない温度に維持する速度で添加した。この添加が完了したら、この溶液を冷却して0℃に戻した。次いで、多孔質気体分散ユニットを使用して、アルゴンをこの溶液に吹き込んだ。0℃で撹拌しているこの溶液に、上記触媒調製からの調製した触媒溶液(0.5mL,0.05当量)を入れた。この溶液を、0℃で、アルゴンをこの溶液に吹き込みながら、TLCが出発物質の完全な消費を示すまで(10〜18時間)撹拌した。この反応をHOでクエンチし、次いでEtOAcで希釈し、そして室温まで温めた。その層を分離し、そしてその有機抽出物をもう1回HOで洗浄した。次いで、その有機抽出物をNaSOで乾燥させ、EtOAcで溶出するシリカゲルの小パッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。得られた粗製残渣を、CombiFlashシステムの80gのRediSep順相シリカゲルカートリッジ(EtOAc/Hex,5%→20%)を使用してクロマトグラフィーで分離して、所望の生成物を得た。
【0874】
【化174D】
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【0875】
(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチルの代替の調製:2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−オキソ酢酸エチル(10.60g,25.0mmol)のPhMe(100mL)中の溶液を−30℃まで冷却した。(R)−Me−CBS触媒(1.39g,5.00mmol)を添加し、その後すぐに、蒸留したカテコールボラン(4.00mL,37.5mmol)を添加した。1.2時間の時点で、さらなる(R)−Me−CBS触媒(1.39g,5.00mmol)を添加した。さらに1時間が経過した後に、さらなる(R)−Me−CBS触媒(700mg,2.50mmol)を添加した。30分後、この反応をEtOAc(30mL)でクエンチした。飽和水性NaHCO(50mL)を添加し、そしてこの反応物を23℃まで温め、そしてさらに30分間撹拌した。その有機相を集め、飽和水性NaHCOで洗浄し(1回)、乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして濃縮した。ベンゼンを添加し、そして得られた溶液をヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。
【0876】
【化174E】
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【0877】
(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチル(7.20g,16.9mmol)のニートなt−BuOAc(100mL)中の懸濁物を氷浴中で0℃まで冷却した。70%w/vの水性HClO(293μL,3.4mmol)を5分間かけて滴下により添加した。この反応物を23℃まで温め、次いで2.3時間撹拌した。この時点で、この反応物を添加漏斗に移した。この反応物を飽和水性NaHCOの23℃の溶液(400mL)に30分間かけて添加した。一旦、添加が完了したら、この反応物をさらに15分間撹拌した。得られた系をEtOAc(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。いくらかの残留t−BuOAcが残った。ヘキサン(200mL)を添加し、そしてこのスラリーをもう1回濃縮した。得られた残渣(適度にt−BuOAcを含まない)をベンゼンで処理し、そして330gの「gold」ISCOシリカゲルカラムに装填した。以下の勾配溶出順序を使用した:[100%のヘキサン(5カラム体積,無勾配)→10%のEtOAc/90%のヘキサン(5カラム体積,直線勾配→10%のEtOAc/90%のヘキサン(5カラム体積,無勾配((S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルが溶出する))→100%のEtOAc(10カラム体積,無勾配,(未反応の(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチルが溶出する))]。生成物を含む画分を溜め、濃縮し、EtO(100mL)と共エバポレートして、所望の生成物を得た。
【0878】
【化174F】
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【0879】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(858mg,1.733mmol)および2−クロロピリジン−4−ボロン酸(327mg,2.080mmol)のジオキサン(14.6mL)中の溶液に、Pd(PPh(160mg,0.139mmol)および2NのKCO(3.6mL,7.280mmol)を添加した。この反応物をNで5分間脱気し、次いで90℃で6時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C2727ClS: 529.1;Found:529.2。
【0880】
実施例41.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−クロロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(172)の調製。
【0881】
【化175】
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【0882】
2−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−7−オールの調製:2−ブロモ−5−メチル−5,6−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−7(4H)−オン(17.5g,71.24mmol)の酢酸(142mL)中の溶液に、80℃で臭素(3.30mL,64.12mmol)を30分間かけて滴下により添加した。反応混合物を80℃で1時間撹拌し、室温まで冷却し、そして得られた固体を濾過により集めた。そのフィルターケーキをジクロロメタン/飽和重炭酸ナトリウム溶液の間で分配した。その有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をジクロロメタン(250mL)に溶解させ、そして2.5時間かけて1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(19.5mL,130mmol)のジクロロメタン(1.5L)中の溶液に0℃で滴下により添加した。反応混合物を30分間撹拌し、1NのHClでクエンチし、そして5分間撹拌した。その有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして濃縮した。CombiFlash(220g,5%から40%のEtOAc/Hex)により精製して、不純な生成物を得た。熱EtOAc/Hexからの再結晶により、純粋な生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl):δ 7.42 (s, 1H), 6.65 (s, 1H), 2.44 (s, 3H)。
【0883】
2−(2−クロロ−7−ヒドロキシ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチルの調製:2−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−7−オール(2.48g,10.16mmol)のジクロロメタン(100mL)中の混合物に、0℃でトリエチルアミン(1.42mL,10.16mmol)を添加して、透明な溶液を得た。塩化チタン(IV)(CHCl中1.0M,10.67mL,10.67mmol)をゆっくりと添加して、橙色反応混合物を得、これを30分間撹拌した。分解(cracked)グリオキサル酸エチル(1.04g,10.16mmol)のCHCl(1mL)中の溶液を2分間かけて添加し、そして反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。反応混合物をRochelle塩でクエンチし、そして室温で2時間撹拌し、CHClで希釈し、そして水層をCHClで抽出した(2回)。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして濃縮した。CombiFlash(40g,0%から30%のEtOAc/Hex)により精製して、2−(2−ブロモ−7−ヒドロキシ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチルで汚染された生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1213ClNOS: 302.8(M+H);Found:302.1(M+H)。
【0884】
2−(2−クロロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−オキソ酢酸エチルの調製:2−(2−クロロ−7−ヒドロキシ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチル(1.006g,3.33mmol)のCHCl(33mL)中の溶液に、−78℃で2,6−ルチジン(0.846mL,7.33mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌し、次いでトリフルオロメタンスルホニル無水物(0.616mL,3.66mmol)を15分間かけて添加した。反応物を1時間撹拌し、次いでさらなるトリフルオロメタンスルホニル無水物(0.062mL,3.66mmol)を添加し、そして反応を30分間続けた。反応混合物をブラインでクエンチし、5分間撹拌し、CHClで希釈し、1NのHCl/ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0885】
上記残渣をCHCl(33mL)に溶解させ、0℃まで冷却し、そしてDess−Martinペルヨージナン(2.54g,5.99mmol)を少しずつ添加した。2時間撹拌した後に、さらなるDess−Martinペルヨージナン(0.25g,5.99mmol)を添加した。1時間後、反応をNa溶液でクエンチし、そして30分間撹拌した。この混合物をCHClで希釈し、水、飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、そして乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から20%のEtOAc/Hex)により精製して、2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−オキソ酢酸エチルで汚染された生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl):δ 7.88 (s, 1H), 4.42 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.49 (s, 3H), 1.40 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0886】
(S)−2−(2−クロロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチルの調製:2−(2−クロロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−オキソ酢酸エチル(0.6621g,1.53mmol)、および(R)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジン(0.098g,0.35mmol)のトルエン(6mL)中の溶液に、蒸留したカテコールボラン(0.254g,2.39mmol)のトルエン(1mL)中の溶液を15分間かけて添加し、次いでさらに45分間撹拌した。この反応を飽和炭酸ナトリウム溶液でクエンチし、そして室温で15分間撹拌した。生成物をEtOAcで抽出し、そして有機層を飽和炭酸ナトリウム(3回)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から25%のEtOAc/Hex)により精製して、(S)−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチルで汚染された生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1312ClFNO: 434.0(M+H);Found:433.9(M+H)。
【0887】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−クロロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−クロロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチル(0.5691g,1.31mmol)の酢酸tert−ブチル(65mL)中の溶液に、70%の過塩素酸(65μL,1.57mmol)を添加した。反応混合物を1.5時間撹拌し、そして固体の重炭酸ナトリウムでクエンチした。飽和重炭酸ナトリウム溶液を、塩基性になるまで注意深く添加し、そして混合物を酢酸エチルで抽出した。その有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から15%のEtOAc/Hex)により精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルで汚染された生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl):δ 7.78 (s, 1H), 5.59 (s, 1H), 4.4 − 4.1 (m, 2H), 2.55 (s, 3H), 1.20 (s, 9H), 1.16 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0888】
実施例42.(方法K):(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−エチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(173)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−エチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(174)の調製。
【0889】
【化176】
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【0890】
(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを、方法Cで(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルを作製する方法と類似の方法により作製した。LCMS−ESI: calc’d for C3431ClNS: 611.2 (M+H);Found:611.2。
【0891】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−エチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルおよび(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−エチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(32mg,0.052mmol)のDMF(1mL)中の溶液に、CsCO(34mg,0.104mmol)、ヨードエタン(5μL,0.062mmol)を添加した。この反応物を室温で反応させた。この反応が終了した後に、この反応混合物を水により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−エチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを得た。LCMS−ESI: calc’d for C3635ClNS: 639.2(M+H);Found:639.4;(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−エチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルもまた単離した。LCMS−ESI: calc’d for C3635ClNS: 639.2(M+H);Found:639.3。
【0892】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−エチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−エチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。LCMS−ESI: calc’d for C3431ClNS: 611.2(M+H);Found:611.2。
【0893】
【化176A】
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【0894】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−エチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−エチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。LCMS−ESI: calc’d for C3431ClNS: 611.2(M+H);Found:611.2。
【0895】
【化176B】
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【0896】
実施例43.方法L:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−シクロプロピル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(175)の調製。
【0897】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0898】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−シクロプロピル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(30mg,0.049mmol)のジクロロエタン(1mL)中の溶液に、Cu(OAc)(9mg,0.049mmol)、2−2’−ジピリジル(7.7mg,0.049mmol)、シクロプロパンボロン酸(8.4mg,0.1mmol)、NaCO(10.4mg,0.1mmol)を添加した。この反応混合物を空気下70℃で3時間加熱した。この反応混合物を水により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3735ClNS: 651.2(M+H);Found:651.3。
【0899】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−シクロプロピル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−シクロプロピル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。
【0900】
【化177A】
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【0901】
実施例44.方法M:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(ジフルオロメチル)−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(176)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(177)の調製。
【0902】
【化178】
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【0903】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(20mg,0.0327mmol)のDMF(1mL)中の溶液に、CsCO(53mg,0.163mmol)、2−クロロ−2,2−ジフルオロ酢酸メチル(4μL,0.039mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で一晩加熱した。次いで、さらなる2−クロロ−2,2−ジフルオロ酢酸メチル(6μL,0.058mmol)を添加し、そして60℃で1日加熱した。この反応混合物を水により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から50%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルLCMS−ESI: calc’d for C3531ClFS: 661.2(M+H);Found:661.2;および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(ジフルオロメチル)−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルLCMS−ESI: calc’d for C3531ClFS: 661.2(M+H);Found:661.3.を得た。
【0904】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。
【0905】
【化178A】
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【0906】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(ジフルオロメチル)−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(ジフルオロメチル)−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。
【0907】
【化178B】
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【0908】
実施例45.方法N:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(178)の調製。
【0909】
【化179】
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【0910】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(40mg,0.065mmol)のCS(1.5mL)中の溶液に、1−トリフルオロメチル−3,3−ジメチル−1,2−ベンズヨードオキソール(64mg,0.195mmol)、ビス(トリフルオロメタン)スルホンイミド(27mg,0.0975mmol)を添加した。この反応混合物を密封したマイクロ波バイアル中60℃で1日加熱した。この反応混合物を飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から50%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3530ClFS: 679.2(M+H);Found:679.2。
【0911】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。
【0912】
【化179A】
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【0913】
実施例46.方法O:(S)−2−(2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(179)の調製。
【0914】
【化180】
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【0915】
(S)−3−(5−(4−(6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(110mg,0.18mmol)のDMF(3mL)中の溶液に、CsCO(117mg,0.36mmol)および1−Boc−3−ヨードアゼチジン(76mg,0.27mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で一晩加熱した。この反応混合物を飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から60%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C4244ClNS: 766.3(M+H);Found:766.3。
【0916】
(S)−2−(2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−3−(5−(4−(6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(54mg,0.070mmol)のイソプロパノール(3mL)中の溶液に、ジオキサン中のHCl(3mL,ジオキサン中4N)を添加した。この反応混合物を室温で撹拌した。この反応が終了した後に、この反応混合物をEtOAcにより希釈し、飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより逆抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3736ClNS: 666.2(M+H);Found:666.3。
【0917】
(S)−2−(2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−(2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。
【0918】
【化180A】
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【0919】
実施例47.方法P:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(180)の調製。
【0920】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0921】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(48mg,0.091mmol)のマイクロ波バイアル中の溶液に、1−メチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(47mg,0.111mmol)、ヨウ化銅(I)(9mg,0.045mmol)、塩化リチウム(11mg,0.27mmol)、Pd(PPh(10mg,0.009mmol)を添加した。この反応混合物を120℃で4時間加熱した。次いで、この混合物を飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から60%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3432ClNS: 626.2(M+H);Found:626.3。
【0922】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。
【0923】
【化181A】
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【0924】
実施例48.方法Q:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(4−(4−クロロフェニル)−1,6−ジメチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)酢酸(181)の調製。
【0925】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0926】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(47mg,0.083mmol)の、DMF(1mL)、ピリジン(0.5mL)中の溶液に、N−メチル−4−ブロモピペリジン(26mg,0.146mmol)を添加した。この反応物を85℃で一晩撹拌した。次いで、CsCO(54mg)を添加し、温度を100℃まで上昇させ、そして一晩撹拌した。さらにN−メチル−4−ブロモピペリジン(50mg 0.28mmol)、この混合物を100℃で2日間加熱した。この反応を、水を添加することによりクエンチし、EtOAcにより抽出し、MgSOにより乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてシリカゲルカラムにより精製し、最初にヘキサン中0%から100%のEtOAcで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを溶出させ、次いでDCM中0%から20%のMeOHに切り替えて生成物を溶出させた。LCMS−ESI: calc’d for C3641ClNS: 661.2(M+H);Found:661.3。
【0927】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(4−(4−クロロフェニル)−1,6−ジメチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(4−(4−クロロフェニル)−1,6−ジメチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。
【0928】
【化182A】
[この文献は図面を表示できません]
【0929】
実施例49.方法U:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(182)の調製。
【0930】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0931】
3−ブロモ−1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オンの調製:3−ブロモ−2−ヒドロキシピリジン(600mg,3.448mmol)の無水DMF(4.0mL)中の溶液に、5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール(1455mg,6.896mmol)、CuI(394mg,2.069mmol)、トランス−N,N−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(1.09mL,6.896mmol)およびKCO(1191mg,8.621mmol)を添加した。この反応混合物を110℃で15分間加熱した。この反応混合物を、HO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物のTFA塩(135mg,16%)を得た。次いで、この生成物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、所望の生成物の遊離塩基を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C1311BrNO: 304.0;Found:304.2。
【0932】
1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イルボロン酸の調製:3−ブロモ−1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オン(87mg,0.287mmol)およびトリメチルボレート(137μL,1.234mmol)の無水THF(5.0mL)中の撹拌冷却(−78℃)溶液に、n−BuLi(ヘキサン中2.5M,0.71mL)を10分間で添加した。この反応を水によりクエンチし、次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C1313BN
270.1;Found:270.2。
【0933】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(20.8mg,0.039mmol)および1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イルボロン酸(22.2mg,0.082mmol)の、DME(0.6mL)およびEtOH(0.6mL)中の溶液に、Pd(PPh(2.0mg,0.002mmol)および2NのKCO(58μL,0.116mmol)を添加した。この反応物をNで5分間脱気し、次いで100℃で1時間マイクロ波処理した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C3840ClNS: 683.3;Found:683.4。
【0934】
(S)−3−(6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オンの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(15.0mg,0.022mmol)の、THF(1.0mL)およびメタノール(0.6mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.4mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で4時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C3332ClNS: 599.2;Found:599.3。
【0935】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−3−(6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オン(7.0mg,0.012mmol)の湿潤アセトニトリル(0.75w%HO,0.8mL)中の溶液に、HIO/CrOのストック溶液(湿潤アセトニトリル中0.439M,0.6mL)を0℃で40分間で添加した。この反応混合物を濾過し、そしてHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0936】
【化183A】
[この文献は図面を表示できません]
【0937】
実施例50.方法V:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(183)の調製。
【0938】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0939】
1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オンの調製:5−ブロモ−1,3−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オン(200mg,0.830mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(253mg,0.996mmol)および酢酸カリウム(244mg,2.490mmol)のジオキサン(8.2mL)中の溶液をNで5分間脱気し、次いでPd(dppf)Cl・DCM(34mg,0.041mmol)で処理した。得られた混合物を90℃で一晩で加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C1522BN
289.2;Found:289.3。
【0940】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(26.0mg,0.046mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オン(20.0mg,0.069mmol)およびKPO(29.2mg,0.138mmol)の、ジオキサン(1.0mL)およびHO(0.1mL)中の溶液を5分間脱気し、PdCl(dppf)(5.0mg,0.007mmol)で処理した。得られた混合物を100℃で8分間加熱した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C3132: 693.2;Found:693.1。
【0941】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(15.3mg,0.022mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(4.0mg,0.026mmol)およびKCO(9.0mg,0.066mmol)のDME(0.5mL)中の溶液に、Pd(PPh(2.0mg,1.73×10−3mmol)を添加した。この反応物をNで5分間脱気し、次いで120℃で6時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C3636ClNS: 655.2;Found:655.3。
【0942】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(7.0mg,0.011mmol)の、THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.5mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0943】
【化184A】
[この文献は図面を表示できません]
【0944】
実施例51.方法W:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(184)の調製。
【0945】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0946】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(858mg,1.73mmol)および2−クロロピリジン−4−ボロン酸(327mg,2.08mmol)のジオキサン(14.6mL)中の溶液に、Pd(PPh(160mg,0.139mmol)および2NのKCO(3.6mL,7.28mmol)を添加した。この反応物をNで5分間脱気し、次いで90℃で6時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C2727ClS: 529.1;Found:529.2。
【0947】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(32.0mg,0.061mmol)および7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン(20.0mg,0.073mmol)のジオキサン(0.5mL)中の溶液に、Pd(PPh(3.5mg,0.003mmol)および2NのKCO(127μL,0.255mmol)を添加した。この反応物をNで5分間脱気し、次いで100℃で10時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C3432ClNS: 643.2;Found:643.3。
【0948】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(17.1mg,0.027mmol)の、THF(1.1mL)およびメタノール(1.1mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.8mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【0949】
【化185A】
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【0950】
実施例52.方法Y:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−オキソ−2,6−ナフチリジン−2(1H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(186)の調製。
【0951】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0952】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−オキソ−2,6−ナフチリジン−2(1H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(26.0mg,0.049mmol)の無水THF(0.6mL)中の溶液に、2,6−ナフチリジン−1(2H)−オン(11.0mg,0.074mmol)、Xantphos(4.0mg,0.006mmol)、CsCO(27.0mg,0.084mmol)およびPd(dba)(2.0mg,0.002mmol)を添加した。この反応物をNで5分間脱気し、次いで100℃で一晩加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から90%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C3532ClNS: 639.2;Found:639.3。
【0953】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−オキソ−2,6−ナフチリジン−2(1H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−オキソ−2,6−ナフチリジン−2(1H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(15.5mg,0.024mmol)のピリジン(0.8mL)中の溶液に、LiI(100mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波中170℃で90分間加熱した。この混合物を減圧中で濃縮し、そして次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0954】
【化186A】
[この文献は図面を表示できません]
【0955】
実施例53.方法Z:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(8−オキソ−1,7−ナフチリジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(187)の調製。
【0956】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0957】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(8−オキソ−1,7−ナフチリジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(27.0mg,0.051mmol)、1,7−ナフチリジン−8(7H)−オン(22.4mg,0.153mmol)およびCsCO(66.5mg,0.204mmol)の無水DMF(1.0mL)中の懸濁物をマイクロ波中150℃で50分間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から90%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C3532ClNS: 639.2;Found:639.3。
【0958】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(8−オキソ−1,7−ナフチリジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(8−オキソ−1,7−ナフチリジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(7.9mg,0.012mmol)のピリジン(0.6mL)中の溶液に、LiI(75mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波中170℃で90分間加熱した。この混合物を減圧中で濃縮し、次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0959】
【化187A】
[この文献は図面を表示できません]
【0960】
実施例54.方法AA:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(188)の調製。
【0961】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0962】
6−ブロモ−1,2−ジメチル−1H−インダゾール−3(2H)−オンの調製:6−ブロモ−1H−インダゾール−3(2H)−オン(300mg,1.41mmol)の、1NのNaOH(4.2mL)中の溶液に、硫酸ジメチル(0.4mL,4.22mmol)を添加した。この反応混合物を室温で6時間撹拌し、次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C10BrNO: 241.0;Found:241.2。
【0963】
1,2−ジメチル−6−(トリブチルスタンニル)−1H−インダゾール−3(2H)−オンの調製:6−ブロモ−1,2−ジメチル−1H−インダゾール−3(2H)−オン(51.0mg,0.212mmol)およびビス(トリブチルスズ)(0.12mL,0.319mmol)のトルエン(2.0mL)中の溶液に、Pd(PPh(17.0mg,0.015mmol)を添加した。この反応物をNで5分間脱気し、次いで100℃で一晩加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、KF溶液で処理し、そして室温で1時間撹拌した。その有機層をHO、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C2137OSn:
453.2;Found:453.3。
【0964】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(32.0mg,0.061mmol)および1,2−ジメチル−6−(トリブチルスタンニル)−1H−インダゾール−3(2H)−オン(33.0mg,0.073mmol)のジオキサン(0.8mL)中の溶液に、Pd(PPh(4.0mg,0.003mmol)およびCuI(4.0mg,0.018mmol)を添加した。この反応物をNで5分間脱気し、次いで100℃で2日間加熱した。減圧中で濃縮し、次いでフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C3636ClNS: 655.2;Found:655.3。
【0965】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(9.4mg,0.014mmol)の、THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.5mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0966】
【化188A】
[この文献は図面を表示できません]
【0967】
実施例55.方法AE:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−1−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(189)の調製。
【0968】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0969】
(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−1−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(30mg,0.057mmol)および1H−インダゾール(6.0mg,0.052mmol)のDMF(0.5mL)中の溶液に、KCO(16.0mg,0.117mmol)および18−クラウン−6(0.1mg,5.1×10−4mmol)を添加した。この反応混合物をマイクロ波中160℃で1時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から60%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C3432ClNS: 611.2;Found:611.3。
【0970】
(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−1−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−1−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(6.8mg,0.011mmol)の、THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.4mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0971】
【化189A】
[この文献は図面を表示できません]
【0972】
実施例56.方法AF:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(190)の調製。
【0973】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0974】
1−メチル−3−(トリメチルスタンニル)−1H−インダゾールの調製:3−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール(100mg,0.476mmol)およびヘキサメチルジスズ(203mg,0.619mmol)のトルエン(3.5mL)中の溶液に、Pd(PPh(198mg,0.171mmol)を添加した。この反応物を110℃で1時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、KF溶液で処理し、そして室温で1時間撹拌した。その有機層をHO、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から60%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C1117Sn:
297.0;Found:297.0。
【0975】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(35.0mg,0.066mmol)および1−メチル−3−(トリメチルスタンニル)−1H−インダゾール(24.0mg,0.079mmol)のジオキサン(0.9mL)中の溶液に、Pd(PPh(4.0mg,3.03×10−3mmol)およびCuI(4.0mg,0.018mmol)を添加した。この反応物をNで5分間脱気し、次いで100℃で一晩加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から70%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C3534ClNS: 625.2;Found:625.3。
【0976】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(13.5mg,0.022mmol)の、THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.5mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0977】
【化190A】
[この文献は図面を表示できません]
【0978】
実施例57.方法AG:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(191)の調製。
【0979】
【化191】
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【0980】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(13.0mg,0.020mmol)のDMF(0.8mL)中の溶液に、CsCO(13.0mg,0.041mmol)およびヨウ化メチル(3.0μL,0.050mmol)を添加した。この反応混合物を80℃で3時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C3735ClNS: 652.2;Found:652.3。
【0981】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(5.2mg,0.008mmol)の、THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.4mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0982】
【化191A】
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【0983】
実施例58.方法AH:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−(メチルアミノ)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(192)の調製。
【0984】
【化192】
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【0985】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(110mg,0.172mmol)のCHCl(2.0mL)中の撹拌冷却(−78℃)溶液に、ピリジン(70μL,0.863mmol)を添加し、その後、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(116μL,0.691mmol)を添加した。この溶液を2時間かけて0℃まで温めた。この反応を水によりクエンチし、そしてEtOAcで希釈し、飽和NaHCO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C3732ClF: 770.1;Found:770.1。
【0986】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−(メチルアミノ)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(28.0mg,0.036mmol)およびTHF中2Mの1.0mLのメチルアミンを80℃で3日間加熱した。減圧中で濃縮し、次いでフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C3736ClNS: 651.2;Found:651.3。
【0987】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−(メチルアミノ)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−(メチルアミノ)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(4.1mg,0.006mmol))のピリジン(0.4mL)中の撹拌溶液に、LiI(50mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波中170℃で90分間加熱した。この混合物を減圧中で濃縮し、次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0988】
【化192A】
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【0989】
実施例59.方法AI:(S)−2−(2−(2−(2−アミノキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(193)の調製。
【0990】
【化193】
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【0991】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(シクロヘキサンカルボキサミド)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(28.4mg,0.037mmol)の無水ジオキサン(0.6mL)中の溶液に、シクロヘキサンカルボキサミド(7.0mg,0.055mmol)、Xantphos(2.0mg,0.004mmol)、CsCO(36.0mg,0.111mmol)およびPd(dba)(2.0mg,0.002mmol)を添加した。この反応物をNで5分間脱気し、次いで100℃で2時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C4344ClNS: 747.3;Found:747.2。
【0992】
(S)−2−(2−(2−(2−アミノキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(シクロヘキサンカルボキサミド)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(12.0mg,0.016mmol)の、THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.4mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0993】
【化193A】
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【0994】
実施例60.方法AJ:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(194)の調製。
【0995】
【化194】
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【0996】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(30.0mg,0.060mmol)および1,2−ジメチル−6−(トリブチルスタンニル)−1H−インダゾール−3(2H)−オン(32.5mg,0.072mmol)のジオキサン(0.7mL)中の溶液に、Pd(PPh(7.0mg,0.006mmol)、CuI(4.0mg,0.018mmol)およびLiCl(8.0mg,0.182mmol)を添加した。この反応物をNで5分間脱気し、次いで100℃で7時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C3133ClNS: 578.2;Found:578.3。
【0997】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(27.2mg,0.047mmol)の、THF(1.0mL)およびメタノール(1.0mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.5mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0998】
【化194A】
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【0999】
実施例61.方法AK:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−オキソ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(195)の調製。
【1000】
【化195】
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【1001】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−オキソ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(36.7mg,0.076mmol)および2,7−ナフチリジン−1(2H)−オン(14.0mg,0.092mmol)のDMF(0.9mL)中の溶液に、CuI(9.0mg,0.046mmol)およびトランス−N,N−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(15μL,0.092mmol)およびKCO(21.0mg,0.152mmol)を添加した。この反応物を110℃で2時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C3029ClNS: 562.2;Found:562.3。
【1002】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−オキソ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−オキソ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(18.8mg,0.034mmol))のピリジン(0.8mL)中の撹拌溶液に、LiI(100mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波中170℃で90分間加熱した。この混合物を減圧中で濃縮し、次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1003】
【化195A】
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【1004】
実施例62.方法AL:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(196)の調製。
【1005】
【化196】
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【1006】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:5−ブロモ−2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(60mg,0.284mmol)のジオキサン(3mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(87mg,0.341mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(23mg,0.028mmol)、酢酸カリウム(84mg,0.852mmol)を添加した。この混合物を脱気し、そして100℃で2時間加熱した。この混合物を冷却し、次いで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(100mg,0.189mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(22mg,0.019mmol)、KCO(131mg,0.948mmol)および水(1mL,脱気)を添加した。この反応混合物を110℃で1時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3533ClNS: 625.2(M+H);Found:625.3(M+H)。
【1007】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(100mg,0.16mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、炭酸セシウム(68mg,0.208mmol)を添加した。この反応溶液を室温で5分間撹拌し、ヨードメタン(30mg,0.208mmol)を添加した。この反応溶液を30分間撹拌し、そして水でクエンチした。この混合物を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3635ClNS: 639.2(M+H);Found:639.3(M+H)。
【1008】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(70mg,0.110mmol)のTHF/CHOH(1.0mL/1.0mL)中の溶液に、2NのNaOH(0.55mL,1.1mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間加熱し、そしてこの粗製物をHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【1009】
【化196A】
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【1010】
実施例63.方法AM:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(197)の調製。
【1011】
【化197】
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【1012】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:5−ブロモ−2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(85mg,0.403mmol)のジオキサン(4mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(123mg,0.483mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(33mg,0.040mmol)、酢酸カリウム(120mg,1.21mmol)を添加した。この混合物を脱気し、そして100℃で2時間加熱した。この混合物を冷却し、次いで(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(100mg,0.201mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(24mg,0.02mmol)、KCO(139mg,1.00mmol)および水(1.3mL,脱気)を添加した。この反応混合物を100℃で1時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3030ClNS: 548.3(M+H);Found:548.3(M+H)。
【1013】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(70mg,0.128mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、炭酸セシウム(54mg,0.166mmol)を添加した。この反応溶液を室温で5分間撹拌し、次いでヨードメタン(24mg,0.166mmol)を添加した。この反応溶液を30分間撹拌し、そして水でクエンチした。揮発性物質を除去し、そしてその残渣を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3132 ClNS: 562.3(M+H);Found:562.3(M+H)。
【1014】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル:(49mg,0.09mmol)のTHF/CHOH(1.0mL/1.0mL)中の溶液に、2NのNaOH(0.44mL,0.9mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間加熱し、そしてこの粗製物をHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【1015】
【化197A】
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【1016】
実施例64.方法AN:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(198)の調製。
【1017】
【化198】
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【1018】
6−ブロモ−3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの調製:LAH(THF中1.0M,4.45mL,4.45mmol)を、乾燥THF(16mL)中の還流している6−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルバルデヒド(1000mg,4.45mmol)に滴下により添加した。この混合物を1時間還流し、室温に到達させ、そして水(0.34mL)、w/w15%水性NaOH(0.34mL)および水(1mL)でクエンチした。得られた沈殿物を濾別し、その濾液を濃縮し、そしてその残渣を水性NaOHとDCMとの間で分配した。その有機層を合わせ、乾燥させ、そして濃縮して、表題化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for CBrN
211.2(M+H);Found:211.2(M+H)。
【1019】
6−ブロモ−1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの調製:6−ブロモ−3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(250mg,1.18mmol)のDMF(6mL)中の溶液に、炭酸セシウム(502mg,1.54mmol)を添加した。この反応溶液を室温で5分間撹拌し、次いでヨードメタン(219mg,1.54mmol)を添加した。この反応溶液を30分間撹拌し、そして水でクエンチした。この混合物を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for CBrN 225.2(M+H);Found:225.2(M+H)。
【1020】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:6−ブロモ−1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(30mg,0.133mmol)のジオキサン(1.4mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(41mg,0.16mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(11mg,0.013mmol)、酢酸カリウム(39mg,0.4mmol)を添加した。この混合物を脱気し、そして100℃で2時間加熱した。この混合物を冷却し、次いで(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(33mg,0.07mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(8mg,0.007mmol)、KCO(48mg,0.35mmol)および水(0.5mL,脱気)を添加した。この反応混合物を100℃で1時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3132ClNS: 562.3(M+H);Found:562.3(M+H)。
【1021】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル:(37mg,0.066mmol)のTHF/CHOH(1.0mL/1.0mL)中の溶液に、2NのNaOH(0.33mL,0.66mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間加熱し、そしてこの粗製物をHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【1022】
【化198A】
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【1023】
実施例65.方法AO:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(199)の調製。
【1024】
【化199】
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【1025】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:6−ブロモ−1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(15mg,0.067mmol)のジオキサン(1mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(20mg,0.080mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(5.5mg,0.0067mmol)、酢酸カリウム(20mg,0.201mmol)を添加した。この混合物を脱気し、そして100℃で2時間加熱した。この混合物を冷却し、次いで(R)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(24mg,0.045mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(5mg,0.0045mmol)、KCO(31mg,0.227mmol)および水(0.3mL,脱気)を添加した。この反応混合物を110℃で1加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3635ClNS: 639.3(M+H);Found:639.3(M+H)。
【1026】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル:(28mg,0.044mmol)のTHF/CHOH(1.0mL/1.0mL)中の溶液に、2NのNaOH(0.22mL,0.44mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間加熱し、そしてこの粗製物をHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【1027】
【化199A】
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【1028】
実施例66.方法AP:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((S)−1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(200)の調製。
【1029】
【化200】
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【1030】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロ−4−ニトロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(690mg,3.14mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(946mg,3.73mmol)、PdCl(dppf)・CHCl(242mg,0.30mmol)を入れ、次いでKOAc(926mg,9.44mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(11mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で1時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、次いでこの冷却した溶液の一部(6.1mL,1.74mmol)をこのバイアルに添加し、これに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(437mg,0.88mmol)およびPd(PPh(102mg,0.09mmol)を入れた。この混合物をジオキサン(2mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(1.50mL,3.00mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で1時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(5%から30%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d C2827ClFNS: 557.1(M+H);Found:557.1(M+H)。
【1031】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((S)−1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロ−4−ニトロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(83mg,0.15mmol)を含むフラスコに、CsCO(267mg,0.82mmol)を入れ、次いでDMF(2mL)で希釈した。次いで、この反応混合物を(3S)−1−メチルピロリジン−3−アミン(52mg,0.52mmol)で室温で処理し、そして30分間撹拌した。この混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、その層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣を含むフラスコに、5wt%のPt/C(23mg)を入れ、次いで2:1のEtOH/EtOAc(3mL)で希釈した。このフラスコを排気し、次いでHを逆充填し(3サイクル)、そして水素雰囲気下で20分間撹拌し、この時点で、このフラスコをNでパージし、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣をAcOH(3mL)に溶解させ、そしてMeC(OEt)(0.3mL)を室温で添加し、そして15分間撹拌した。この溶液を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO/0.1%のTFA勾配)により精製して、生成物のTFA塩を得た。LCMS−ESI: calc’d C3540ClNS: 631.3(M+H);Found:631.2(M+H)。
【1032】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((S)−1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(4mg,0.006mmol)の、2:1のMeOH/THF(1.2mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.3mL,0.6mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO/0.1%のTFA勾配)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1033】
【化200A】
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【1034】
実施例67.方法AR:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリダジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(201)の調製。
【1035】
【化201】
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【1036】
5−(5−クロロピリダジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの調製:3,5−ジクロロピリダジン(200mg,1.34mmol)、1−メチル−1H−インダゾール−5−ボロン酸(260mg,1.48mmol)、KCO(556.6mg,4.03mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(233,0.20mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(10mL)および脱気した水(2.5mL)を添加した。この反応混合物を95℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。
【1037】
【化201A】
[この文献は図面を表示できません]
【1038】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリダジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:5−(5−クロロピリダジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール(75.0mg,0.307mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(101.2mg,0.398mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(37.5mg,0.046mmol)、および酢酸カリウム(90.2mg,0.920mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気したDMF(3mL)を添加した。この反応混合物を110℃で2時間加熱し、次いで冷却した。この冷却した反応混合物に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(180.0mg,0.368mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(53.1mg,0.046mmol)、KCO(127.1mg,0.920mmol)および脱気した水(0.5mL)を添加した。この反応混合物を110℃で2時間加熱し、冷却し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C3433ClNS(M+H):626.2;Found:625.5(M+H)。
【1039】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリダジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(1.2mL)およびメタノール(1.2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリダジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(92.2mg,0.147mmol)に、NaOH(1.2mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を45℃で5加熱し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。その生成物をTHF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)に溶解させ、次いでNaOH(0.5mLの2N溶液)の添加により塩基性にした。この混合物を水中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のナトリウム塩を得た。
【1040】
【化201B】
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【1041】
実施例68.方法AS:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(202)の調製。
【1042】
【化202】
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【1043】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(500mg,1.01mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(174mg,0.15mmol)、塩化リチウム(128mg,3.02mmol)、およびヨウ化銅(I)(57.5mg,0.3mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に1,4−ジオキサン(10mL)中の2−クロロ−4−(トリブチル)スタンニルピリミジン(447mg,1.11mmol)を添加した。この反応混合物を90℃で一晩加熱し、次いで冷却し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C2626ClS(M+H):530.1;Found:529.5(M+H)。
【1044】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:1,4−ジオキサン(5mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(250mg,0.471mmol)に、1−イソプロピルピペラジン(302mg,2.36mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、そして濃縮して、生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3341ClNS(M+H):622.3;Found:622.2(M+H)。
【1045】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(2.5mL)およびメタノール(2.5mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルに、NaOH(2.63mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を45℃で1.5時間、次いで50℃で1.5時間加熱し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1046】
【化202A】
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【1047】
実施例69.方法AT:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3,4−ジメトキシフェニル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(203)の調製。
【1048】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
【1049】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3,4−ジメトキシフェニル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(50.0mg,0.094mmol)、3,4−ジメトキシフェニルボロン酸(20.6mg,0.113mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(16.4mg,0.014mmol)、およびKCO(39.2mg,0.283mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(1mL)および脱気した水(0.25mL)を添加した。この反応混合物を110℃で1.5時間撹拌し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C3435ClNS(M+H):632.2;Found:632.2(M+H)。
【1050】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3,4−ジメトキシフェニル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.85mL)およびメタノール(0.85mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3,4−ジメトキシフェニル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(51.2mg,0.081mmol)に、NaOH(0.85mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1051】
【化203A】
[この文献は図面を表示できません]
【1052】
実施例70.方法AU:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(204)の調製。
【1053】
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
【1054】
(S)−2−(2−(4−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(200mg,0.403mmol)、4−ブロモフェニルボロン酸(113mg,0.564mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(69.8mg,0.060mmol)、およびKCO(167mg,1.208mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(4mL)および脱気した水(1mL)を添加した。この反応混合物を75℃で5時間撹拌し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C2828BrClNOS(M+H):572.1 and 573.9;Found:574.2(M+H)。
【1055】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(4−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(50.0mg,0.087mmol)、1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−ボロン酸,ピナコールエステル(24.7mg,0.105mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(15.1mg,0.013mmol)、およびKCO(36.2mg,0.262mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(0.8mL)および脱気した水(0.2mL)を添加した。この反応混合物を100℃で2.5時間撹拌し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C3335ClNS(M+H):588.2;Found:588.3(M+H)。
【1056】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.5mL)および水(0.5mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルに、NaOH(0.5mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3131ClNS(M+H):560.2;Found:560.1(M+H). H NMR (400 MHz, CDOD)δ 8.08 − 8.03 (m, 2H), 7.83 (s, 1H), 7.71 − 7.67 (m, 2H), 7.64 − 7.51 (m, 5H), 5.26 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 2.61 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 0.98 (s, 9H)。
【1057】
実施例71.方法AV:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(205)の調製。
【1058】
【化205】
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【1059】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:エタノール(0.5mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(14.4mg,0.024mmol)に、アルミナ担持ロジウム(2.5mg,5wt.%の装填材料)を添加した。この反応フラスコを排気して水素でフラッシュすることを3回行い、次いで水素のバルーン下に置いた。4時間後、さらなるアルミナ担持ロジウム(5.0mg)を添加し、そしてこの反応フラスコを排気して水素でフラッシュすることをさらに3回行った。さらに3時間後、さらなるアルミナ担持ロジウム(5.0mg)を添加し、そしてこの反応フラスコを排気して水素でフラッシュすることをさらに3回行った。この反応混合物を水素のバルーン下2日間撹拌した。LC/MSにより示される場合の、この反応の完了時に、その水素バルーンを外した。この粗製反応混合物に、THF(0.5mL)およびNaOH(0.5mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1060】
【化205A】
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【1061】
実施例72.方法AW:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(ジメチルアミノ)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(206)の調製。
【1062】
【化206】
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【1063】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(ジメチルアミノ)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、6−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミン(102mg,0.402mmol)、ビス−ピナコラトジボロン(112mg,0.442mmol)、PdCl(dppf)・DCM(33mg,40μmol)、氷AcOH(25μL,0.44mmol)、KOAc(130mg,1.33mmol)、およびジオキサン(2.0mL)を入れた。この反応物を100℃で30分間加熱した。この反応物に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(150mg,0.302mmol)、2Mの水性KCO(884μL)、およびPd(PPh(46mg,40μmol)を添加した。この反応物を100℃でさらに1時間加熱した。最後に、EtOH(無水,1.7mL)および2Mの水性NaOH(884μL)を添加した。この反応物を100℃でさらに1時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1064】
【化206A】
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【1065】
実施例73.方法AX:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(207)の調製。
【1066】
【化207】
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【1067】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン,二塩酸塩,水和物(125mg)、DCM(1.5mL)、および50%w/vの水性KOH(200μL)を入れた。このバイアルを振盪した。次いで、HO(1.3mL)を添加した。その有機相を集め、少量のNaSOで乾燥させ、デカンテーションし、そして濃縮して、遊離塩基を得た。N,N−ジメチルアセトアミド(500μL)、および(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(25mg,50μmol)を添加した。この容器を密封し、そして100℃で30分間加熱した。次いで、THF(1mL)、EtOH(無水,500μL)、および5Mの水性NaOH(500μL)を添加した。この反応物を100℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1068】
【化207A】
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【1069】
実施例74.方法AY:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(208)の調製。
【1070】
【化208】
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【1071】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(25mg,50μmol)、N,N−ジメチルアセトアミドおよび1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(50μL)を入れた。この反応物を100℃で30分間加熱した。次いで、THF(1mL)、EtOH(無水,500μL)、および5Mの水性NaOH(500μL)を導入した。この反応物をさらに100℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1072】
【化208A】
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【1073】
実施例75.方法AZ:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(209)の調製。
【1074】
【化209】
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【1075】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(100mg,0.202mmol)、1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イルボロン酸(76mg,0.4mmol)、Pd(PPh(23mg,20μmol)、およびKCO(83mg,0.6mmol)を添加した。次いで、脱気したジオキサン(1.6mL)および水(0.4mL)を添加し、そしてこの反応物を100℃で1時間加熱した。23℃まで冷却した後に、この反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から30%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3133ClNS: 562.2(M+H);Found:562.3(M+H)。
【1076】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(100mg,0.178mmol)をTHF(4mL)およびEtOH(2mL)に溶解させた。1MのNaOH(2mL)を添加し、そしてこの混合物を50℃で一晩加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1077】
【化209A】
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【1078】
実施例76.方法BA:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(210)の調製。
【1079】
【化210】
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【1080】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(100mg,0.202mmol)、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール(62mg,0.24mmol)、Pd(PPh(23mg,20μmol)、およびKCO(83mg,0.6mmol)を添加した。次いで、脱気したジオキサン(2mL)および水(0.5mL)を添加し、そしてこの反応物を100℃で1時間加熱した。23℃まで冷却した後に、この反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から35%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1081】
【化210A】
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【1082】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(100mg,0.182mmol)をTHF(3mL)およびEtOH(1.5mL)に溶解させた。1MのNaOH(1.5mL)を添加し、そしてこの混合物を50℃で一晩加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1083】
【化210B】
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【1084】
実施例78.方法BC:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(212)の調製。
【1085】
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
【1086】
(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリジン−3−イル)メタノールの調製:オーブンで乾燥させたフラスコに、無水THF(20mL)および3−ブロモピリジン(2mL,20mmol)を添加した。次いで、THF中のイソプロピルマグネシウムクロリド(11mL,2.0M溶液)を数分間かけて滴下により添加した。この混合物を室温で1時間撹拌し、次いで5−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(2.4mL,20mmol)を添加した。室温でさらに1時間撹拌した後に、この反応を飽和水性NHClでクエンチした。その水層をEtOAcで抽出し、MgSOで乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から50%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1087】
【化211A】
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【1088】
(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリジン−3−イル)メタノンの調製:(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリジン−3−イル)メタノール(3.75g,13.3mmol)のDCM(50mL)中の撹拌溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(6.21g,14.6mmol)を数分間かけて少しずつ添加した。次いで、この反応を飽和1:1Na/NaHCO溶液(140mL)でクエンチし、そして気体の発生が止むまで撹拌した。その水層をDCMで抽出し、MgSOで乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から30%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1089】
【化211B】
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【1090】
5−ブロモ−1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−インダゾールの調製:肉厚の耐圧フラスコに、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリジン−3−イル)メタノン(3.417g,12.2mmol)およびジオキサン(30mL)を入れた。次いで、メチルヒドラジン(1.4mL,26.6mmol)を添加し、そしてこの混合物を100℃で16時間加熱した。この粗製混合物を濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から55%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1091】
【化211C】
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【1092】
1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、5−ブロモ−1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール(432mg,1.5mmol)、PdCl(dppf)・DCM(123mg,0.15mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(419mg,1.65mmol)、およびKOAc(442mg,4.5mmol)を添加した。無水ジオキサン(8mL)を添加し、そしてこの混合物を90℃で3時間加熱した。室温まで冷却した後に、この粗製反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から60%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1093】
【化211D】
[この文献は図面を表示できません]
【1094】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75mg,0.15mmol)、1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(60.4mg,0.18mmol)、Pd(PPh(17.4mg,15μmol)、およびKCO(62.2mg,0.45mmol)を添加した。次いで、脱気したジオキサン(1.6mL)および水(0.4mL)を添加し、そしてこの反応物を100℃で1時間加熱した。23℃まで冷却した後に、この反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から70%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1095】
【化211E】
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【1096】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(69mg,0.11mmol)をTHF(2mL)およびEtOH(1mL)に溶解させた。1MのNaOH(1mL)を添加し、そしてこの混合物を50℃で15時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を薄黄色粉末として得た。
【1097】
【化211F】
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【1098】
実施例79.方法BD:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(213)の調製。
【1099】
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【1100】
3−ブロモ−5−クロロ−1H−インダゾールの調製:フラスコに、5−クロロ−1H−インダゾール(4.9g,32.11mmol)およびDMF(30mL)を入れた。次いで、これを0℃まで冷却し、そして臭素(2.4mL,46.86mmol)のDMF(30mL)中の溶液を数分間かけて添加した。添加が完了した後に、このフラスコを室温まで温め、そして4時間撹拌した。さらなる臭素(0.89mL,16mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で20分間撹拌した。この反応物を600mLの氷冷1%(w/v)Na溶液に注ぎ、そして沈殿した生成物を濾別した。この生成物をEtOAc(500mL)に溶解させ、飽和水性NaHCO、次いでブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、生成物を得た。H NMR (400 MHz, DMSO−d)δ 13.60 (br s, 1H), 7.68 − 7.54 (m, 2H), 7.44 (dd, J = 9.0, 1.8 Hz, 1H)。
【1101】
3−ブロモ−5−クロロ−1−メチル−1H−インダゾールの調製:3−ブロモ−5−クロロ−1H−インダゾール(7.5g,32.4mmol)を無水DMF(60mL)に溶解させ、次いで0℃まで冷却した。激しく撹拌しながら、炭酸セシウム(13.36g,41mmol)を一度に添加し、その後、ヨードメタン(2.55mL,41mmol)を滴下により添加した。次いで、この反応物を0℃で1時間撹拌した。この反応物を蒸留水(80mL)で希釈し、そしてEtOAc(3×60mL)で抽出した。その有機抽出物をブラインで洗浄し(2回)、NaSOで乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配0%から15%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl)δ 7.58 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.38 (dd, J = 8.9, 1.9 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 4.04 (s, 3H)。
【1102】
5−クロロ−1−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾールの調製:耐圧フラスコに、3−ブロモ−5−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール(0.737g,3mmol)、ピリジン−4−ボロン酸(0.996g,8.1mmol)、PdCl(dppf)・DCM(0.490g,0.6mmol)、およびKPO(3.184g,15mmol)を添加した。このフラスコをアルゴンで5分間フラッシュし、次いで乾燥DME(15mL)を添加し、そしてこのフラスコをアルゴン下で密封した。次いで、この反応物を90℃で4時間加熱した。さらなるPdCl(dppf)・DCM(0.245g,0.3mmol)およびピリジン−4−ボロン酸(0.370g,3mmol)を添加し、そして加熱を90℃でさらに14時間続けた。室温まで冷却した後に、この粗製反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、DCMに溶解させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配0%から75%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl)δ 8.73 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 8.02 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 7.53 − 7.32 (m, 2H), 4.15 (s, 3H)。
【1103】
1−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:マイクロ波チューブに、5−クロロ−1−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール(171mg,0.7mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(533mg,2.1mmol)、Pd(OAc)(3.1mg,0.014mmol)、X−Phos(13mg,0.028mmol)、およびKOAc(206mg,2.1mmol)を添加した。このチューブをアルゴンで5分間フラッシュし、次いで無水ジオキサン(5mL)を添加し、そしてこの反応物を110℃で1時間加熱した。室温まで冷却した後に、この粗製反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配0%から70%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl)δ 8.73 (d, J = 6.2 Hz, 2H), 8.53 (s, 1H), 8.05 (d, J = 5.3 Hz, 2H), 7.89 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.53 − 7.39 (m, 1H), 4.14 (s, 3H), 1.39 (s, 12H)。
【1104】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(100mg,0.207mmol)、1−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(53mg,0.16mmol)、Pd(PPh(18mg,16μmol)、およびKCO(66mg,0.47mmol)を添加した。次いで、脱気したジオキサン(2mL)および水(0.5mL)を添加し、そしてこの反応物を100℃で1時間加熱した。23℃まで冷却した後に、この反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から75%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1105】
【化212A】
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【1106】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアル中で、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(2−メチルピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(100mg,0.16mmol)をTHF(3mL)およびEtOH(1.5mL)に溶解させた。1MのNaOH(1.5mL)を添加し、そしてこの混合物を50℃で一晩加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1107】
【化212B】
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【1108】
実施例80.方法BE:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(214)の調製。
【1109】
【化213】
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【1110】
5−ブロモ−2−フルオロ−N−メトキシ−N−メチルベンズアミドの調製:5−ブロモ−2−フルオロ安息香酸(29g,132mmol)の無水DCM(500mL)中の懸濁物に、塩化オキサリル(16.8mL,199mmol)および5滴のDMFを添加した。この懸濁物を室温で2時間撹拌した。その溶媒および過剰な塩化オキサリルをロータリーエバポレーションにより除去し、そしてその残渣を無水DCM(500mL)に溶解させた。激しく撹拌しながら、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(16.8g,172.3mmol)を一度に添加し、その後、トリエチルアミン(80mL,574mmol)を添加した。この濃厚な懸濁物を室温で1時間撹拌し、次いで濾過した。その有機層を、1MのHCl、1MのNaOH、および水で順番に洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl)δ 7.55 (dd, J = 5.7, 2.5 Hz, 1H), 7.50 (ddd, J = 8.7, 4.6, 2.5 Hz, 1H), 7.00 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 3.56 (s, 3H), 3.34 (s, 3H)。
【1111】
(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリジン−2−イル)メタノンの調製:オーブンで乾燥させたフラスコをアルゴン下で冷却し、次いで無水THF(40mL)および2−ブロモピリジン(1.76mL,18mmol)を入れた。次いで、テトラヒドロフラン中のイソプロピルマグネシウムクロリド(THF中2.0M,11mL)を室温で滴下により添加した。次いで、この混合物を室温で2時間撹拌し、次いで0℃まで冷却し、このとき、5−ブロモ−2−フルオロ−N−メトキシ−N−メチルベンズアミド(3.93g,15mmol)のTHF溶液(5mL)を添加した。次いで、この混合物を室温まで温め、そして2時間撹拌した。この反応を飽和NHClでクエンチし、EtOAcで抽出し、10%のHClで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配0%から10%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【1112】
【化213A】
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【1113】
5−ブロモ−1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:肉厚の耐圧フラスコに、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリジン−2−イル)メタノン(0.98g,3.5mmol)およびジオキサン(10mL)を入れた。次いで、メチルヒドラジン(0.4mL,7.7mmol)を添加し、そしてこの混合物を100℃で15時間加熱した。この粗製混合物を濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から20%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1114】
【化213B】
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【1115】
1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、5−ブロモ−1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール(576mg,2mmol)、PdCl(dppf)・DCM(163mg,0.2mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(559mg,2.2mmol)、およびKOAc(589mg,6mmol)を添加した。無水ジオキサン(10mL)を添加し、そしてこの混合物を90℃で3時間加熱した。室温まで冷却した後に、この粗製反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から25%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1116】
【化213C】
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【1117】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(100mg,0.207mmol)、1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(83.3mg,0.25mmol)、Pd(PPh(24mg,21μmol)、およびKCO(86mg,0.62mmol)を添加した。次いで、脱気したジオキサン(2mL)および水(0.5mL)を添加し、そしてこの反応物を100℃で1時間加熱した。室温まで冷却した後に、この反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から40%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1118】
【化213D】
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【1119】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(122mg,0.2mmol)をTHF(3mL)およびEtOH(1.5mL)に溶解させた。1MのNaOH(1.5mL)を添加し、そしてこの混合物を50℃で一晩加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を明黄色粉末として得た。
【1120】
【化213E】
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【1121】
実施例81.方法BF:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,7−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(215)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2,7−ジメチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(216)の調製。
【1122】
【化214】
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【1123】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,7−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2,7−ジメチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(7−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(方法Fに従って調製した)(100mg,0.16mmol)のDMF(2mL)中の溶液に、水素化ナトリウム(60%,7.7mg,0.19mmol)を添加した。30分後、ヨードメタン(約100μL)を添加した。2時間後、NHCの飽和溶液を添加し、そしてEtOAcを添加した。その層を分離し、そしてその有機層をブラインで洗浄した。その有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。MeOH(2mL)およびTHF(2mL)を添加し、その後、水酸化ナトリウム溶液(2M水性,500μL)を添加した。この反応混合物を50℃で4時間撹拌した。この混合物をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出するHPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1124】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,7−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸。
【1125】
【化214A】
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【1126】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2,7−ジメチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸:
【1127】
【化214B】
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【1128】
実施例82.方法BG:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(217)の調製。
【1129】
【化215】
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【1130】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(メチルアミノ)−3−ニトロフェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(497mg,1.00mmol)の1,4−ジオキサン(6mL)中の溶液に、N−メチル−2−ニトロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(417mg,1.50mmol)、Pd(PPh(58mg,0.05mmol)および炭酸カリウム溶液(2M水性,1.5mL,3.0mmol)を添加した。この反応混合物を105℃で3時間撹拌し、次いで室温まで冷却した。EtOAcおよびHOを添加した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製混合物をCombiFlash(EtOAc/Hex)により精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(メチルアミノ)−3−ニトロフェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを得た。
【1131】
【化215A】
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【1132】
(S)−2−(2−(3−アミノ−4−(メチルアミノ)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(メチルアミノ)−3−ニトロフェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(510mg)の、EtOH(4mL)およびEtOAc(2mL)中の溶液に、5%のPt/C(150mg)を添加した。この反応混合物を水素ガスでフラッシュし、そして水素雰囲気下(バルーンを使用)で1.5時間撹拌した。この混合物をセライトで濾過し、そして減圧中で濃縮し、そして(S)−2−(2−(3−アミノ−4−(メチルアミノ)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C2933ClNS: 538.2(M+H);Found:538.2(M+H)。
【1133】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(3−アミノ−4−(メチルアミノ)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(40mg,0.07mmol)の酢酸(2mL)中の溶液に、オルト酢酸トリエチル(約200μL)を添加した。30分後、MeOH(20mL)を添加し、そしてこの混合物を減圧中で濃縮し、そして(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C3133ClNS: 562.2(M+H);Found:562.2(M+H)。
【1134】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの、MeOH(2mL)およびTHF(2mL)中の溶液に、水酸化ナトリウム溶液(2Mの水性,500μL)を添加した。この反応混合物を50℃で4時間撹拌した。この混合物をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出するHPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1135】
【化215B】
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【1136】
実施例83.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−モルホリノピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(218)の調製。
【1137】
【化216】
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【1138】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−クロロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(16mg,0.0327mmol)、2−モルホリノピリジン−4−ボロン酸(10mg,0.049mmol)、PdCl(dppf)(2.7mg,0.00327mmol)および粉末状炭酸カリウム(18mg,0.131mmol)の無水ジメトキシエタン(0.5mL)中の混合物を窒素で10分間スパージし、次いで80℃で一晩加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から60%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2631: 618.2(M+H);Found:618.1(M+H)。
【1139】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−モルホリノピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(20mg,0.0324mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(10mg,0.063mmol)、SPhos触媒(3.3mg,0.0049mmol)および粉末状炭酸カリウム(18mg,0.129mmol)の無水ジメトキシエタン(0.75mL)中の混合物を窒素で5分間スパージし、次いでマイクロ波中120℃で1.5時間加熱した。さらなる4−クロロフェニルボロン酸およびSPhos触媒(3.3mg,0.0049mmol)を添加し、そして反応を続けた。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から40%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3135ClNS: 580.2(M+H);Found:580.3(M+H)。
【1140】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−モルホリノピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−モルホリノピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(4.2mg,0.00724mmol)、5MのNaOH(29μL)の、メタノール(0.2mL)およびTHF(1.0mL)中の溶液を40℃で一晩撹拌した。酢酸(1滴)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして混合物を約0.5mLまで濃縮し、DMF/HOで希釈し、濾過し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製して、凍結乾燥後に生成物を得た。
【1141】
【化216A】
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【1142】
実施例84.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(219)の調製。
【1143】
【化217】
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【1144】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:2−(4−メチルピペラジノ)ピリジン−4−ピリジンボロン酸を2−モルホリノピリジン−4−ボロン酸の代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−モルホリノピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で、調製した。
【1145】
【化217A】
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【1146】
実施例85.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(220)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(221)の調製。
【1147】
【化218】
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【1148】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(106.5mg,0.214mmol)、2−(1−ピペラジニル)−ピリジン−4−ボロン酸,ピナコールエステル(93mg,0.322mmol)、Pd(PPh(25mg,0.02147mmol)および2Mの炭酸カリウム(0.321mL,0.642mmol)の無水ジオキサン(1.0mL)中の混合物を窒素で5分間スパージし、次いでマイクロ波中100℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに次の工程で使用した。LCMS−ESI: calc’d for C3636ClNS: 579.2(M+H);Found:579.1(M+H)。
【1149】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(約0.144mmol)のDMF(1.5mL)中の溶液に、炭酸セシウム(0.094g,0.288mmol)を添加し、その後、ヨードエタン(12.6μL,0.158mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌し、次いでさらなるヨードエタン(5μL)を添加し、そして反応混合物を2時間撹拌した。LC/MSは不完全な反応を示したので、さらなるヨードエタン(5μL)を添加し、そして反応混合物を一晩撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%の塩化リチウム溶液で洗浄し(2回)、ブライン、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から10%のMeOH/CHCl)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3340ClNS: 607.2(M+H);Found:607.3(M+H)。
【1150】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(26.7mg,0.044mmol)、5MのNaOH(176μL,0.879mmol))の、メタノール(0.2mL)およびTHF(1.0mL)中の溶液を45℃で2時間撹拌し、次いで室温で一晩撹拌した。酢酸(1滴)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして混合物を約0.3mLまで濃縮し、メタノールで希釈し、濾過し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製して、凍結乾燥後に生成物を得た。
【1151】
【化218A】
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【1152】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(約0.144mmol)のエタノール(2.0mL)中の溶液に、アセトン(0.21mL)および酢酸(12μL,0.21mmol)を0℃で添加した。反応混合物を15分間撹拌し、次いでシアノ水素化ホウ素ナトリウム(10mg,0.158mmol)を添加し、そして反応混合物を室温に2時間かけて温めた。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム/ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から10%のMeOH/CHCl)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3442ClNS: 622.2(M+H);Found:621.3(M+H)。
【1153】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(36.7mg,0.059mmol)、5MのNaOH(236μL,1.18mmol))の、メタノール(0.2mL)およびTHF(1.0mL)中の溶液を45℃で2時間撹拌し、次いで室温で一晩撹拌した。酢酸(1滴)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして混合物を約0.3mLまで濃縮し、DMF/メタノールで希釈し、濾過し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製して、凍結乾燥後に生成物を得た。
【1154】
【化218B】
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【1155】
実施例86.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(222)の調製。
【1156】
【化219】
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【1157】
7−(4−ブロモピリジン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジンの調製:4−ブロモ−2−フルオロピリジン(0.216mL,2.1mmol)、3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン塩酸塩(0.399g,1.75mmol)および炭酸カリウム(0.482g,3.49mmol)の無水DMF(7.0mL)中の混合物を100℃で16時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、5%の塩化リチウム溶液で洗浄し(2回)、ブライン、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から50%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1110BrF
348.0.(M+H);Found:348.2(M+H)。
【1158】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:7−(4−ブロモピリジン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン(22.7mg,0.065mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(33mg,0.13mmol)、酢酸カリウム(32mg,0.325mmol)およびPdCl(dppf)(4.8mg,0.0065mmol)の無水ジオキサン(1.0mL)中の混合物を120℃で30分間加熱した。室温まで冷却し、そして次の工程で直接使用した。
【1159】
上記反応混合物に、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(38.8mg,0.078mmol)、2Mの炭酸カリウム溶液(0.13mL,0.26mmol)、およびPd(PPh(7.5mg,0.0065mmol)を添加した。反応混合物を95℃で一晩で加熱し、酢酸エチルで希釈し、そしてブラインで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、そして合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から40%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3333ClFS: 685.2.(M+H);Found:685.3(M+H)。
【1160】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(35mg,0.052mmol)および5Mの水酸化ナトリウム(0.21mL,1.04mmol)の、メタノール(0.3mL)およびTHF(1.0mL)中の溶液を45℃で2時間加熱した。酢酸(1滴)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして混合物を約0.3mLまで濃縮し、メタノールで希釈し、濾過し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製して、凍結乾燥後に生成物を得た。
【1161】
【化219A】
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【1162】
実施例87.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(223)の調製。
【1163】
【化220】
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【1164】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン塩酸塩の代わりに5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン塩酸塩で出発したこと以外は(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1165】
【化220A】
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【1166】
実施例88.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(224)の調製。
【1167】
【化221】
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【1168】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:1,3−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン(47.6mg,0.315mmol)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(32mg,0.060mmol)の無水NMP(1.0mL)中の混合物を90〜110℃で40時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、シリンジフィルタで濾過し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、そして合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして濃縮して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3539ClNS: 644.2(M+H);Found:644.3(M+H)。
【1169】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル:1,3−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン(7.7mg,0.012mmol)と5Mの水酸化ナトリウム(47μL,0.24mmol)とのメタノール(0.1mL)およびTHF(0.5mL)中の混合物中の溶液45℃で2時間を加熱した。酢酸(1滴)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして混合物を約0.3mLまで濃縮し、メタノールで希釈し、濾過し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製して、凍結乾燥後に生成物を得た。
【1170】
【化221A】
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【1171】
実施例89.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(225)の調製。
【1172】
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【1173】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−フルオロ−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:3−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(WO201059658に従って調製,48mg,0.184mmol)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(75mg,0.142mmol)および2Mの炭酸カリウム溶液(0.28mL,0.568mmol)の、ジオキサン(1.0mL)中の混合物を窒素で10分間スパージし、Pd(PPh(16mg,0.014mmol)を添加し、そして反応混合物をマイクロ波中100℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。その水層を酢酸エチルで逆抽出し、そして合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から40%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3431ClFNS: 629.2(M+H);Found:629.3(M+H)。
【1174】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−フルオロ−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(39.7mg,0.0631mmol)および炭酸セシウム(62mg,0.189mmol)の無水DMF(1.0mL)中の混合物に、0℃でヨードメタン(5.9μL,0.0947mmol)を添加し、そして反応物を1時間撹拌した。さらなるヨードメタン(3.0μL)を添加し、そして反応物を30分間撹拌し、そして冷蔵庫に一晩格納した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%の塩化リチウム溶液で洗浄し(3回)、ブライン、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から40%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3533ClFNS: 643.2(M+H);Found:643.2(M+H)。
【1175】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(37mg,0.058mmol)および5MのNaOH(0.23mL,1.15mmol)の、MeOH(0.5mL)およびTHF(2mL)中の溶液を45℃で2時間撹拌した。DMF(0.3mL)および酢酸(73μL)を添加し、そして反応混合物を約0.3mLまで濃縮し、シリンジフィルタを使用して濾過し、メタノールで希釈した。Gilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)を使用して精製し、そして凍結乾燥させて、生成物を得た。
【1176】
【化222A】
[この文献は図面を表示できません]
【1177】
実施例90.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(226)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(227)の調製。
【1178】
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【1179】
6−ブロモ−3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジンの調製:4−エチル−1H−ピラゾール−3−アミン(0.50g,4.50mmol)および2−ブロモ−マロンアルデヒド(1.47g,9.72mmol)のエタノール(8.0mL)中の溶液に、酢酸(1.21mL,21.2mmol)を添加した。この反応混合物を4時間還流し、次いで冷蔵庫に一晩格納した。この混合物を室温まで温め、得られた沈殿物を濾過により除去し、そしてその濾液を濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルと1Mの水酸化ナトリウムとの間で分配し、そしてその有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から50%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for CBrN
226.0(M+H);Found:226.1(M+H)。
【1180】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:6−ブロモ−3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(415mg,1.84mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(932mg,3.67mmol)、酢酸カリウム(902mg,9.2mmol)およびPdCl(dppf)・CHCl(150mg,0.184mmol)の無水ジオキサン(10.0mL)中の混合物を窒素で10分間スパージし、次いでマイクロ波中100℃で1時間加熱した。LC/MSは、3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イルボロン酸へのクリーンな転換を示し、これを粗製のまま使用した。
【1181】
上記粗製の3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イルボロン酸のジオキサン中の混合物(約0.18M,0.68mL,0.123mmol)に、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(50mg,0.0944mmol)、Pd(PPh(11mg,0.0094mmol)および2Mの炭酸カリウム(0.19mL,0.378mmol)を添加し、マイクロ波中110℃で1時間加熱した。反応混合物を室温で一晩格納し、酢酸エチルで希釈し、そしてブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から40%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3535ClNS: 640.2(M+H);Found:640.3(M+H)。
【1182】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(31mg,0.048mmol)およびヨウ化リチウム(200mg)のピリジン(0.5mL)中の混合物をマイクロ波中170℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%の酢酸溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から10%のMeOH/CHCl)により精製した。凍結乾燥により、所望の生成物を得た。
【1183】
【化223A】
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【1184】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:粗製の3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イルボロン酸のジオキサン中の混合物(約0.18M,0.68mL,0.123mmol)に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(50mg,0.101mmol)、Pd(PPh(12mg,0.010mmol)および2Mの炭酸カリウム(0.20mL,0.404mmol)を添加し、マイクロ波中110℃で1時間加熱した。反応混合物を室温で一晩格納し、酢酸エチルで希釈し、そしてブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から30%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3032ClNS: 563.2(M+H);Found:563.3(M+H)。
【1185】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(24.9mg,0.044mmol)およびヨウ化リチウム(200mg)のピリジン(0.5mL)の混合物をマイクロ波中170℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%の酢酸溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から30%のMeOH/CHCl)により精製した。凍結乾燥により、所望の生成物を得た。
【1186】
【化223B】
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【1187】
実施例91.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(228)の調製。
【1188】
【化224】
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【1189】
1−(3−ブロモフェニル)−5−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオンの調製:500mLの丸底フラスコに、チミン(0.314g,2.49mmol)、3−ブロモフェニルボロン酸(1.00g,4.98mmol)、テトラメチルエチルジアミン(0.75mL,4.98mmol)、酢酸銅(II)一水和物(0.497g,2.49mmol)、メタノール(200mL)、およびHO(50mL)を入れた。この青色の反応混合物を48時間撹拌し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から8%のMeOH/CHCl)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C11BrN
281.0(M+H);Found:281.1(M+H)。
【1190】
5−メチル−1−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオンの調製:1−(3−ブロモフェニル)−5−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(163mg,0.58mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(294mg,1.16mmol)、酢酸カリウム(284mg,2.90mmol)およびPdCl(dppf)・CHCl(47mg,0.058mmol)の無水ジオキサン(6.0mL)中の混合物を窒素で20分間スパージし、次いで100℃で0.5時間加熱した。反応混合物を濃縮し、ジクロロメタンに溶解させ、シリカゲルに吸着させ、そしてCombiFlash(0%から8%のMeOH/CHCl)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1722BN
329.2(M+H);Found:329.1(M+H)。
【1191】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:5−メチル−1−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(50mg,0.154mmol)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(51mg,0.103mmol)、Pd(PPh(12mg,0.01034mmol)および2Mの炭酸カリウム(0.15mL,0.309mmol)の混合物を105〜120℃で5時間加熱した。反応混合物を室温で週末にわたって撹拌し、酢酸エチルで希釈し、そしてブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液/ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3333ClNS: 618.2(M+H);Found:618.2(M+H)。
【1192】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(12.9mg,0.0212mmol)および5MのNaOH(85μL,0.424mmol)の、MeOH(0.1mL)およびTHF(1.2mL)中の溶液を50℃で1.5時間撹拌した。DMF(0.3mL)および酢酸(75μL)を添加し、そして反応混合物を約0.3mLまで濃縮し、シリンジフィルタを使用して濾過し、メタノールで希釈した。Gilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)を使用して精製し、そして凍結乾燥させて、生成物を得た。
【1193】
【化224A】
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【1194】
実施例92.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(229)の調製。
【1195】
【化225】
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【1196】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:チミンの代わりにウラシルで出発したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1197】
【化225A】
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【1198】
実施例93.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(230)の調製。
【1199】
【化226】
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【1200】
(S)−2−(2−(6’−(ベンジルオキシ)−2,3’−ビピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:2−(ベンジルオキシ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(15mg,0.048mmol)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(17mg,032mmol)および2Mの炭酸カリウム溶液(48μL,0.096mmol)のジオキサン(0.5mL)中の混合物を窒素で10分間スパージし、Pd(PPh(3.7mg,0.0032mmol)を添加し、そして反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。その水層を酢酸エチルで逆抽出し、そして合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から20%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3937ClNS: 678.2(M+H);Found:678.3(M+H)。
【1201】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(2−(6’−(ベンジルオキシ)−2,3’−ビピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(21.2mg,0.031mmol)および5%のアルミナ担持ロジウム(61mg)の、無水エタノール(5.0mL)中の混合物を減圧下に5分間置き、水素を再充填し、そして水素バルーン下で3時間撹拌して、LC/MSに基づけば約70%の転換を得た。反応混合物をセライトのパッドで濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに次の工程で使用した。
【1202】
上記残渣および5MのNaOH(0.12mL,0.62mmol)の、メタノール(0.2mL)およびTHF(1.5mL)中の溶液を50℃で2時間撹拌した。酢酸(21当量)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして反応混合物を約0.3mLまで濃縮し、シリンジフィルタを使用して濾過し、メタノールで希釈し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)を使用して精製した。生成物を含む画分を溜め、酢酸エチルで希釈し、そして飽和重炭酸ナトリウム溶液/ブラインで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し(3回)、そして合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして濃縮した。生成物をアセトニトリル/HOに懸濁させ、TFAで酸性にし、そして凍結乾燥させて、所望の生成物を得た。
【1203】
【化226A】
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【1204】
実施例94.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(232)の調製、および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(233)もまた単離した。
【1205】
【化227】
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【1206】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:2−メトキシ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(13mg,0.0878mmol)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(31mg,0585mmol)および2Mの炭酸カリウム溶液(88μL,0.178mmol)のジオキサン(0.5mL)中の混合物を窒素で10分間スパージした。Pd(PPh(6.9mg,0.0059mmol)を添加し、そして反応混合物をマイクロ波中100℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。その水層を酢酸エチルで逆抽出し、そして合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から40%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3333ClNS: 602.1(M+H);Found:602.3(M+H)。
【1207】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(24.2mg,0.040mmol)およびヨウ化リチウム(150mg)のピリジン(2.0mL)の混合物をマイクロ波中170℃で3.5時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、そして14日間静置し、酢酸エチルで希釈した。有機層を5%のAcOH溶液(3回)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)を使用して精製して、所望の生成物を得た。
【1208】
【化227A】
[この文献は図面を表示できません]
【1209】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸もまた単離した:
【1210】
【化227B】
[この文献は図面を表示できません]
【1211】
実施例95.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(234)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(235)の調製。
【1212】
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【1213】
1,3−ジメチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジンの調製:5−ブロモ−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(0.5g,2.36mmol)のDMF(12mL)中の溶液に、0℃で炭酸セシウム(2.305g,7.074mmol)を添加し、その後、ヨードメタン(0.22mL,3.537mmol)を添加した。1時間撹拌した後に、LC/MSは反応が完了したことを示した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%の塩化リチウム溶液(3回)、ブラインで洗浄し、そして乾燥させた(MgSO4)。濾過し、濃縮して、生成物を得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。
【1214】
上記残渣をトルエン(10mL)に溶解させ、そしてヘキサブチルスズ(1.239mL,2.473mmol)を添加し、その後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.22g,0.19mmol)を添加した。この黄色の反応混合物を密封した反応容器内140℃で2時間撹拌した。温度を170℃まで上昇させ、そして45分間撹拌して、黒色混合物を得た。この反応混合物を室温まで冷却し、ジエチルエーテルで希釈し、そしてKF水溶液を添加し、そして1時間激しく撹拌した。この二相混合物をセライトのパッドで濾過し、酢酸エチルで希釈し、そしてKF水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして濃縮して、黄色固体を得た。DCMに溶解させ、シリカゲルに吸着させ、そしてCombiFlash(0%から50%のEtOAc/Hex)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2036Sn:
438.2(M+H);Found:438.2(M+H)。
【1215】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:1,3−ジメチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(31mg,0.071mmol)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(30.1mg,0.057mmol)、ヨウ化銅(I)(13.5mg,0.071mmol)および塩化リチウム(15.1mg,0.355mmol)のジオキサン(0.5mL)中の混合物を窒素で10分間スパージした。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(8.9mg,0.0008mmol)およびトランス−ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(5.2mg,0.007mmol)を添加し、そして反応混合物を120℃で5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈し、シリカゲルに吸着させ、そしてCombiFlash(0%から70%のEtOAc/Hex)により精製して、トリブチルスタンナン不純物で汚染された生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3535ClNS: 640.2(M+H);Found:640.4(M+H)。
【1216】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(5.6mg,0.009mmol)および5MのNaOH(0.035mL,0.175mmol)の、MeOH(0.1mL)およびTHF(0.5mL)中の溶液を50℃で3時間撹拌し、次いで冷蔵庫に一晩格納した。DMF(0.3mL)および酢酸(0.011mL)を添加し、そして反応混合物を約0.3mLまで濃縮し、シリンジフィルタを使用して濾過し、メタノールで希釈した。Gilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)を使用して精製し、そして凍結乾燥させて、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3331ClNS: 612.2(M+H);Found:612.3(M+H);
H NMR (400 MHz, CDOD)δ 7.95 (s, 2H), 7.8 − 7.6 (m, 8H), 5.26 (s, 1H), 4.13 (s, 3H), 2.69 (s, 3H), 2.64 (s, 3H), 0.97 (s, 9H)。
【1217】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:1,3−ジメチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(31mg,0.071mmol)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(42mg,0.085mmol)、ヨウ化銅(I)(14mg,0.071mmol)および塩化リチウム(15mg,0.355mmol)のジオキサン(0.5mL)中の混合物を窒素で10分間スパージした。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(9mg,0.0008mmol)およびトランス−ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(5mg,0.007mmol)を添加し、そして反応混合物を120℃で5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈し、シリカゲルに吸着させ、そしてCombiFlash(0%から70%のEtOAc/Hex)により精製して、トリブチルスタンナン不純物で汚染された生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3535ClNS: 640.2(M+H);Found:640.4(M+H)。
【1218】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(17.9mg,0.032mmol)および5MのNaOH(0.127mL,0.636mmol)の、MeOH(0.2mL)およびTHF(1.2mL)を中の溶液50℃で3時間撹拌し次いで冷蔵庫に一晩格納した。DMF(0.3mL)および酢酸(0.011mL)を添加し、そして反応混合物を約0.3mLまで濃縮し、シリンジフィルタを使用して濾過し、メタノールで希釈した。Gilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)を使用して精製し、そして凍結乾燥させて、所望の生成物を得た。
【1219】
【化228A】
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【1220】
実施例96.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(236)の調製。
【1221】
【化229】
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【1222】
(4,5,5−トリメチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン−4−イル)メチリウムの調製:4−ブロモ−1−メチルインドリン−2−オン(154mg,0.68mmol)の無水ジオキサン(4mL,脱気)中の溶液に、Pd(dppf)Cl(74mg,0.15当量)、ビス(ピナコラト)ジボロン(173mg,1当量)およびKOAc(200mg,3当量)を添加した。この反応混合物を110℃で40分間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1520BNO
274.2(M+H);Found:274.2(M+H)。
【1223】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(20mg,0.038mmol)のジオキサン(1.2mL,脱気)中の溶液に、(4,5,5−トリメチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン−4−イル)メチリウム(16mg,1.5当量)、Pd(PPh(6mg,0.05当量)、KCO(16mg,2当量)および水(0.1mL)を添加した。この反応混合物を110℃で2時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3635ClNS: 640.2(M+H);Found:640.3(M+H)。
【1224】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(11mg,0.017mmol)のピリジン(2mL)中の溶液に、ヨウ化エチル(100mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波反応器中170℃で90分間加熱し、そしてその粗製物を濃縮し、そしてHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物をTFA塩として得た。
【1225】
【化229A】
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【1226】
実施例97.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(237)の調製。
【1227】
【化230】
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【1228】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、5−ブロモ−1−メチルインドリン−2−オンを4−ブロモ−1−メチルインドリン−2−オンの代わりに使用したこと以外は(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式を使用して調製した。
【1229】
【化230A】
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【1230】
実施例98.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(238)の調製。
【1231】
【化231】
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【1232】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、5−ブロモインドリン−2−オンを4−ブロモ−1−メチルインドリン−2−オンの代わりに使用したこと以外は(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1233】
【化231A】
[この文献は図面を表示できません]
【1234】
実施例99.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(239)の調製。
【1235】
【化232】
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【1236】
1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)インドリン−2−オンの調製:5−ブロモ−1−メチルインドリン−2−オン(79mg,0.35mmol)の無水ジオキサン(4mL,脱気)中の溶液に、Pd(dppf)Cl(38mg,0.15当量)、ビス(ピナコラト)ジボロン(89mg,1当量)およびKOAc(69mg,3当量)を添加した。この反応混合物を110℃で40分間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1521BNO
274.2(M+H);Found:274.2(M+H)。
【1237】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(50mg,0.1mmol)のジオキサン(1.2mL,脱気)中の溶液に、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)インドリン−2−オン(30mg,1.1当量)、Pd(PPh(17mg,0.05当量)、KCO(42mg,2当量)および水(0.1mL)を添加した。この反応混合物を110℃で2時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3132ClNS: 563.2(M+H);Found:563.3(M+H)。
【1238】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(11mg,0.017mmol)のピリジン(2mL)中の溶液に、ヨウ化エチル(100mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波反応器中170℃で90分間加熱し、そしてその粗製物を濃縮し、そしてHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物をTFA塩として得た。
【1239】
【化232A】
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【1240】
実施例100.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(240)の調製。
【1241】
【化233】
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【1242】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、5−ブロモインドリン−2−オンを5−ブロモ−1−メチルインドリン−2−オンの代わりに使用したこと以外は(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1243】
【化233A】
[この文献は図面を表示できません]
【1244】
実施例101.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(241)の調製。
【1245】
【化234】
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【1246】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(28mg,0.053mmol)の無水THF(1.2mL,脱気)中の溶液に、Pd(dba)(3mg,0.05当量)、Xantphos(5mg,0.15当量)、1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−3(2H)−オン(14mg,2当量)およびCsCO(35mg,2当量)を添加した。この反応混合物を100℃で2時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3432ClNS: 627.2(M+H);Found:627.3(M+H)。
【1247】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(28mg,0.044mmol)のピリジン(2mL)中の溶液に、ヨウ化エチル(200mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波反応器中170℃で90分間加熱し、そしてその粗製物を濃縮し、そしてHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【1248】
【化234A】
[この文献は図面を表示できません]
【1249】
実施例102.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(242)の調製。
【1250】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【1251】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用し、1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンを1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−3(2H)−オンの代わりに使用し、そしてPd(P−tBuをPd(dba)の代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1252】
【化235A】
[この文献は図面を表示できません]
【1253】
実施例103.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチルインドリン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(243)の調製。
【1254】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【1255】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチルインドリン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチルインドリン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用し、5−メチルインドリンを1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−3(2H)−オンの代わりに使用し、そしてPd(P−tBuをPd(dba)の代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1256】
【化236A】
[この文献は図面を表示できません]
【1257】
実施例105.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(245)の調製。
【1258】
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【1259】
2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:ピリジン−4−アミンを使用して、文献の手順(Spivey,Alan C.ら.J.Org.Chem.1999,64(26),9430−9443)に従った。LCMS−ESI: calc’d for C1217
221.1(M+H);Found:221.0(M+H)。
【1260】
2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンの調製:2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(280mg)を5mLのDCMに溶解させた。TFA(1mL)を室温で添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。濃縮してこの反応混合物の体積を減少させ、そしてその粗製物質をさらに精製せずに次の工程で使用した。Crude H NMR (400 MHz, CDOD):δ 8.43 (d, 1H), 8.37 (s, 1 H), 8.07 (d, 1H), 4.22 (dd, 2 H), 3.36 (m, 2H)。
【1261】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:5mLのマイクロ波反応チューブ内に、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンTFA塩(過剰)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(26mg,0.05mmol)、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(4mg,15%)、セチルトリメチルアンモニウムブロミド(3mg)を、1mLのトルエンと一緒に入れ、次いで1滴の50%のKOH水溶液を添加した。この反応物を105℃で1時間加熱した。この反応粗製物のLC−MSは、所望の生成物を示す。この反応粗製物を、酢酸エチルを使用してブラインから抽出した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3434ClNS: 613.1(M+H);Found:613.3(M+H)。
【1262】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(18mg,0.017mmol)の、THF(0.3mL)およびメタノール(0.3mL)中の溶液に、NaOH(0.1mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を45℃で2時間加熱し、冷却し、濾過し、そして逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1263】
【化237A】
[この文献は図面を表示できません]
【1264】
実施例106.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(246)の調製。
【1265】
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
【1266】
(S)−2−(2−(4−ブロモチアゾール−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:5mLのマイクロ波反応チューブ内に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(240mg,0.5mmol)、4−ブロモ−2−(トリブチルスタンニル)チアゾール(0.25mL,1.5当量)、Pd(PPh(84mg,15%)およびCuI(14mg,15%)を入れ、次いで4mLのジオキサンを添加した。この反応混合物をNでパージし、次いで100℃で3時間加熱した。この反応粗製物のLC−MSは、所望の生成物の質量を示した。この反応粗製物を、酢酸エチルおよびブラインを使用して分配した。その有機層を濃縮し、そしてCombiFlashカラム(0%から50%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2525BrClN: 565.9, found. 567.0(M+H)。
【1267】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:5mLのマイクロ波反応チューブ内に、(S)−2−(2−(4−ブロモチアゾール−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(50mg,0.08mmol)、イソプロピルピペラジン(34mg,3当量)、ビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(3mg,15%)、セチルトリメチルアンモニウムブロミド(4mg,0.5当量)を、1mLのトルエンと一緒に入れ、次いで1滴の50%のKOH水溶液(過剰)を添加した。この反応物を105℃で1時間加熱した。反応混合物をHPLC(ACNおよび水中0.1%のTFA)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3138ClN: 613.2(M+H);Found:613.4(M+H)。
【1268】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(4mg)の、THF(0.3mL)およびメタノール(0.3mL)中の溶液に、NaOH(0.1mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間加熱し、冷却し、濾過し、そして逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1269】
【化238A】
[この文献は図面を表示できません]
【1270】
実施例107.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(247)の調製。
【1271】
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【1272】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、1−メチルピペラジンを1−イソプロピルピペラジンの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。LCMS−ESI: calc’d for C2832ClN: 571.2(M+H);Found:570.9.(M+H)。
【1273】
【化239A】
[この文献は図面を表示できません]
【1274】
実施例108.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−オキソイソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(248)の調製。
【1275】
【化240】
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【1276】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−オキソイソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−オキソイソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを、方法Jで、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソインドリン−1−オンを使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルと類似の様式で調製した。LCMS−ESI: calc’d for C3029ClNS: 549.2(M+H);Found:549.2(M+H)。
【1277】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−オキソイソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−オキソイソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(94mg,0.171mmol)のDMF(2.0mL)中の溶液に、NaH(約10mg,60%の油分散物)を0℃で添加した。15分後、ヨードメタン(0.016mL,0.256mmol)を添加し、そして30分後、この反応物を室温まで温めた。飽和水性NHClを添加し、そしてこの反応物をEtOAcで希釈し、5%の水性LiClおよびブラインで順番に洗浄した。その有機層をNaSOで乾燥させ、濃縮し、そしてEtOAcを使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3131ClNS: 563.2(M+H);Found:563.2(M+H)。
【1278】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−オキソイソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF/MeOH(1.25mL/1.25mL)および2NのNaOH(0.160mL)に溶解させた(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−オキソイソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(36mg,0.064mmol)を50℃で2時間加熱し、そしてこの粗製物をHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、表題化合物を得た。
【1279】
【化240A】
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【1280】
実施例109.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(249)の調製。
【1281】
【化241】
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【1282】
5−ブロモ−3−(ピリジン−3−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの調製:ねじ蓋式の反応チューブに、5−ブロモ−3−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(1.2g,2.52mmol,WO2011/149950に従って調製した)、ピリジン−3−イルボロン酸(371mg,3.02mmol)およびトランス−ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(177mg,0.25mmol)を入れた。脱気したアセトニトリル(16mL)および1NのNaCO(16mL)を添加し、そしてこの反応チューブをアルゴンでパージし、密封し、そして60℃で2時間加熱した。この反応物を冷却し、セライトパッドで濾過し、そして減圧下で濃縮した。その残渣をEtOAc/水の間で分配し、そして抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、固体を得た。この固体をヘキサンおよびジクロロメタンで粉砕して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1914BrNS: 428.0(M+H);Found:428.2(M+H)。
【1283】
5−ブロモ−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの調製:5−ブロモ−3−(ピリジン−3−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(662mg,1.55mmol)の、アセトン(30mL)およびメタノール(20mL)中の溶液に、2NのNaOH(1.8mL)を添加した。この反応物を65℃の油浴中で1時間加熱し、次いでエバポレートしてほぼ乾固させた。この粗製反応生成物をEtOAcと1NのNaOHとの間で分配し、そして抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、生成物を得、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。LCMS−ESI: calc’d for C12BrN
274.0(M+H);Found:274.1(M+H)。
【1284】
5−ブロモ−1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの調製:先の反応からの粗製物質(推定0.43mmol)の、DMF(15mL)中の溶液に、NaH(93mgの60%油分散物,2.32mmol)を数回に分けて0℃で添加した。15分後、ヨードメタン(0.145mL,0.33mmol)を添加し、そしてこの反応物をゆっくりと室温まで温め、そして2時間撹拌した。大部分のDMFを減圧下で除去し、そしてその残渣をEtOAc/水の間で分配した。その有機層を分離し、そして5%のLiCl、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、暗橙色残渣を得た。この粗製物質を、100%のEtOAcで溶出するシリカゲルのショートカラムに通して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1310BrN
288.0(M+H);Found:288.1(M+H)。
【1285】
1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの調製:大きいマイクロ波バイアルに、−ブロモ−1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(90mg,0.31mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(87mg,0.34mmol)、ジクロロ1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロロメタン(26mg,0.031mmol)および酢酸カリウム(92mg,0.94mmol)を入れた。脱気した1,4−ジオキサン(3.0mL)を添加し、そしてこのバイアルをアルゴンでパージした後に密封し、そして90℃の油浴中で2.5時間加熱した。この反応物を冷却し、EtOAcを使用するセライトのシリカゲルのショートプラグで濾過し、そして濃縮して、生成物を得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。LCMS−ESI: calc’d for C1922BN
336.2(M+H);Found:336.2(M+H)。
【1286】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:上記反応からの粗製物質(推定0.31mmol)を含むマイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(136mg,0.28mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム936mg,0.03mmol)を添加した。脱気した1,4−ジオキサン(3.0mL)および2NのKCO(0.47mL)を添加し、そしてこのバイアルをアルゴンでパージした後に密封し、そして100℃の油浴中で2.5時間加熱した。この反応物を冷却し、EtOAc/水の間で分配し、そして抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、粗製物質を得た。この残渣を、EtOAcからEtOAc中30%のMeOHの勾配を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3431ClNS: 611.2(M+H);Found:611.2(M+H)。
【1287】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:先の反応からの物質の溶液をTHF/MeOH(4.0mL/4.0mL)および2NのNaOH(0.70mL)に溶解させた。この反応物を45℃で一晩で加熱し、次いでエバポレートして乾固させた。水(約0.50mL)を添加し、その後、HOAc(約10滴)を添加した。アセトニトリルを滴下により添加して褐色沈殿物を生じさせ、これを濾過により集めた。集めた固体を水/アセトニトリルで洗浄し、そして減圧下で乾燥させて、所望の生成物を得た。
【1288】
【化241A】
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【1289】
実施例110.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(250)。
【1290】
【化242】
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【1291】
3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン塩酸塩を5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン,二塩酸塩,水和物の代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。LCMS−ESI: calc’d for C2625ClFS: 580.1, 582.1(M+H);Found:580.2, 582.2(M+H)。
【1292】
【化242A】
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【1293】
実施例111.1,3−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジントリフルオロ酢酸塩(252)および2,3−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジントリフルオロ酢酸塩(253)の調製。
【1294】
【化243】
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【1295】
1,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチルおよび2,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチルの調製:バイアルに氷AcOH(2.0mL)を入れた。N−メチルヒドラジン(500μL)を23℃の内部温度で3分間かけて滴下により添加した。この反応物は温まった。一旦、この反応物が冷却されて23℃に戻ったら、3−アセチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(500mg,2.07mmol)の氷AcOH(500μL)中の溶液を添加した。この反応物を80℃で1時間加熱した。この反応物を飽和水性NaHCO(100mL)に注意深く添加した(吹き込み)。この系をEtOAcで抽出した(1回)。この抽出物をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をDCMで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(DCMからDCM/MeOH4:1,210nMで検出)による精製により、2つの表題化合物を得た。
【1296】
【化243A】
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【1297】
1,3−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジントリフルオロ酢酸塩の調製:1,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチル(上記先の反応からの生成物の全て)のDCM(2.0mL)中の溶液をTFA(500μL)で処理し、次いで23℃で3時間撹拌した。次いで、この反応物を濃縮し、所望の生成物を粗製形態で得た。この物質を次の反応で即座に使用した。LCMS−ESI: calc’d for C13
152.1(M+H);Found:152.0(M+H)。
【1298】
2,3−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジントリフルオロ酢酸塩の調製:2,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチルを1,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチルの代わりに使用したこと以外は、1,3−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジントリフルオロ酢酸塩と類似の様式で調製した。LCMS−ESI: calc’d for C13
152.1(M+H);Found:152.0(M+H)。
【1299】
実施例112.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(254)の調製。
【1300】
【化244】
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【1301】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(100mg,0.202mmol)、1,3−ジメチルインダゾール−5−ボロン酸(42mg,0.22mmol)、Pd(PPh(23mg,20μmol)、2Mの水性KCO(800μL)、およびジオキサン(3.2mL)を入れた。この反応物を100℃で2時間加熱した。この反応物を無水EtOH(1.6mL)および10Mの水性NaOH(800μL)で処理した。100℃で2時間加熱した後に、この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1302】
【化244A】
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【1303】
実施例113.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(255)の調製。
【1304】
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
【1305】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波チューブに、Pd(PPh(4mg)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(25mg)、2,6−ジクロロピリジン−4−イルボロン酸(10mg)、ジオキサン(250μL)および2Mの水性KCO(100μL)を入れた。この容器を密封し、そして100℃で一晩まで加熱した。16時間の時点で、この反応は、約60%の転換に達したのみであった。この反応物を23℃まで冷却し、無水EtOH(1.5mL)およびHO(500μL)で希釈し、そしてHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2725ClS: 563.1, 565.1, 567.1(M+H);Found:563.1, 565.0, 567.1(M+H)。
【1306】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−クロロ−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(10mg)、N−メチルピペラジン(10mg)、およびDMA(250μL)の溶液を、マイクロ波チューブ内で合わせ、そして100℃で30分間加熱した。反応物を23℃まで冷却し、そして無水エタノールで希釈し、そしてHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3236ClS: 627.2, 629.2(M+H);Found:627.2, 629.2(M+H)。
【1307】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1308】
【化245A】
[この文献は図面を表示できません]
【1309】
実施例114.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1,3,3−トリメチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(256)の調製。
【1310】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
【1311】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(100mg,0.202mmol)、2−(オキサインドール−5’−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(58mg,0.221mmol)、Pd(PPh(23mg,20μmol)、固体のKCO(92mg,0.66mmol)、ジオキサン(1.6mL)、およびHO(400μL)を入れた。この容器を密封し、そして100℃で1.5時間加熱した。この反応物を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した(2回)。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。
【1312】
【化246A】
[この文献は図面を表示できません]
【1313】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1,3,3−トリメチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(45mg,82μmol)、CsCO(134mg,0.410mmol)、ヨードメタン(51μL,0.82mmol)、およびDMF(500μL)を入れた。この反応物を50℃で2時間温めた。この反応物をEtOAcで希釈し、そして5%w/vの水性LiClで洗浄した(3回)。その有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮し、生成物を得、これを次の工程で即座に使用した。
【1314】
【化246B】
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【1315】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1,3,3−トリメチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:上記反応からの粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1,3,3−トリメチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを、1.0Mの水性NaOH(2mL)、THF(4mL)、および無水EtOH(2mL)で処理した。この反応物を50℃で19時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1316】
【化246C】
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【1317】
実施例115.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(257)。
【1318】
【化247】
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【1319】
5−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾールの調製:容器に、5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(250mg,1.10mmol)、2−クロロ−N−(2−クロロエチル)−N−メチルエタンアミン塩酸塩(230mg,1.21mmol)、HO(250μL)、KCO(500mg,3.63mmol)、およびDMF(2.5mL)を入れた。この容器を密封し、そして100℃で18時間加熱した。この反応物をEtOAcに注ぎ、そして5%w/vの水性LiClで洗浄し(3回)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をDCMで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(副生成物を除去するためのヘキサン/酢酸エチル;次いで生成物を溶出するためのDCM/MeOH溶出液)による精製により、5−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾールを得た。LCMS−ESI: calc’d for C1317BrN
309.1, 311.1(M+H);Found:309.2, 311.2(M+H)。
【1320】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、5−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール(64.0mg,0.208mmol)、ビス−ピナコラトジボロン(58mg,0.23mmol)、PdCl(dppf)・DCM(17mg,21μmol)、氷AcOH(13μL,0.23mmol)、KOAc(67mg,0.69mmol)、およびジオキサン(1.6mL)を入れた。この反応物を100℃で2時間加熱した。この反応物に(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(103mg,0.208mmol)、KHCO(23mg,0.23mmol)、2Mの水性KCO(400μL)、およびPd(PPh(24mg,21μmol)を添加した。この反応物を100℃でさらに1時間加熱した。最後に、EtOH(無水,800μL)および10Mの水性NaOH(500μL)を添加した。この反応物を100℃でさらに1時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1321】
【化247A】
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【1322】
実施例116.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(ジメチルアミノ)−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(258)の調製。
【1323】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
【1324】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(ジメチルアミノ)−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:5−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミンを5−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾールの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1325】
【化248A】
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【1326】
実施例117.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(259)。
【1327】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【1328】
6−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾールの調製:5−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾールと類似の様式で、しかし、6−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミンを5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミンの代わりに使用して、調製した。LCMS−ESI: calc’d for C1317BrN
309.1, 311.1(M+H);Found:309.2, 311.2(M+H)。
【1329】
1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:バイアルに、6−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール(200mg,0.649mmol)、氷AcOH(41μL,0714mmol)、KOAc(210mg,2.14mmol)、PdCl(dppf)・DCM(53mg,65μmol)、ビス−ピナコラトジボロン(181mg,0.714mmol)、およびジオキサン(2.0mL)を入れた。この反応系を密封し、そして100℃で1時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして水で希釈した。この系をEtOAcで処理し、そしてセライトで濾過した。その濾液をEtOAcで抽出した(2回)。合わせた有機抽出物を乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル(副生成物が溶出する)、次いで生成物を単離するためのDCM/MeOH溶出液)による精製により、1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールを得た。LCMS−ESI: calc’d for C1929BN
357.2(M+H);Found:357.3(M+H)。
【1330】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75mg,0.151mmol)、KHCO(15.2mg,0.151mmol)、KCO(41.7mg,0.302mmol)、1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(55mg,0.154mmol)、Pd(PPh(17mg,15μmol)、HO(400μL)、およびジオキサン(1.6mL)を入れた。この容器を密封し、そして100℃で2時間加熱した。次いで、EtOH(無水,800μL)および2Mの水性NaOH(400μL)を添加した。加熱を100℃で3時間続けた。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1331】
【化249A】
[この文献は図面を表示できません]
【1332】
実施例118.6−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミン(260)および6−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミン(261)の調製。
【1333】
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
【1334】
6−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミンおよび6−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミンの調製:バイアルに、6−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(500mg,2.21mmol)、NaBH(OAc)(2.33g,11.0mmol)、DMF(5.0mL)、および氷AcOH(630μL,11.0mmol)を入れた。この反応物を60℃加熱し、そして密封した。次いで、37%w/wの水性ホルムアルデヒド(765μL,11.0mmolのホルムアルデヒド)を5分間かけて滴下により添加した。この添加中に圧力が上昇した。5時間の時点で、この反応物を23℃まで冷却し、そして1.0Mの水性NaOH(50mL)と一緒に振盪した。EtOAc(100mL)を添加した。その有機相を集めた。これを5%の水性LiCl(2×50mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をDCM/ベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、2つの表題化合物を得た:6−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミン。LCMS−ESI: calc’d for C10BrN
240.0, 242.0(M+H);Found:240.1, 242.1(M+H)。6−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミン。LCMS−ESI: calc’d for C1012BrN
254.0, 256.0(M+H);Found:254.2, 256.1(M+H)。
【1335】
実施例119.5−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミン(262)および5−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミン(263)。
【1336】
【化251】
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【1337】
5−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミンおよび5−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミンの調製:各々を、5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミンを6−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミンの代わりに使用したこと以外は、それぞれ6−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミンおよび6−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミンと類似の様式で調製した。5−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミン。LCMS−ESI: calc’d for C10BrN
240.0, 242.0(M+H);Found:240.1, 242.1(M+H)。5−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミン。LCMS−ESI: calc’d for C1012BrN
254.0, 256.0(M+H);Found:254.1, 256.1(M+H)。
【1338】
実施例120.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−シクロプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(264)の調製。
【1339】
【化252】
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【1340】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−シクロプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、5−ブロモ−3−シクロプロピル−1−メチル−1H−インダゾール(49mg,0.19mmol)、ビス−ピナコラトジボロン(53mg,0.21mmol)、PdCl(dppf)・DCM(15mg,19μmol)、KOAc(62mg,0.62mmol)、およびジオキサン(1.6mL)を入れた。この反応系を密封し、そして100℃で2時間加熱した。(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(94mg,0.190mmol)、Pd(PPh(22mg,19μmol)、および2Mの水性KCO(400μL)を添加した。この反応物を100℃で1.5時間加熱した。この反応物を無水EtOH(2mL)および10Mの水性NaOH(2mL)で処理した。100℃で1時間加熱した後に、この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1341】
【化252A】
[この文献は図面を表示できません]
【1342】
実施例121.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,3−ジメチル−2H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(265)の調製。
【1343】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【1344】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,3−ジメチル−2H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:5−ブロモ−2,3−ジメチル−2H−インダゾールを5−ブロモ−3−シクロプロピル−1−メチル−1H−インダゾールの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−シクロプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製と類似の様式で調製した。
【1345】
【化253A】
[この文献は図面を表示できません]
【1346】
実施例122.(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(266)の調製。
【1347】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【1348】
(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:容器に、6−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(191mg,0.846mmol)、ビス−ピナコラトジボロン(236mg,0.930mmol)、PdCl(dppf)・DCM(69mg,85μmol)、氷KOAc(273mg,2.79mmol)、およびジオキサン(3.2mL)を入れた。この反応物を100℃で1時間加熱した。この反応物に(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(420mg,0.846mmol)、2Mの水性KCO(800μL)、およびPd(PPh(98mg,85μmol)を添加した。この反応物を100℃でさらに1時間加熱した。この反応物を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した(3回)。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、表題化合物を半純粋な形態で得た。この混合物をDCMで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH溶出液)による精製により、表題化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3031ClNS: 563.2, 565.2(M+H);Found:563.3, 565.3(M+H)。
【1349】
(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(60mg)、THF(1.5mL)、EtOH(無水,1mL)、および2Mの水性NaOH(1mL)を入れた。この容器を密封し、そして100℃で2時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1350】
【化254A】
[この文献は図面を表示できません]
【1351】
実施例123.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(267)の調製。
【1352】
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
【1353】
(S)−2−(2−(3−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:フラスコに、(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(227mg,0.403mmol)およびCHCN(4.0mL)を入れた。t−ブチルニトリル(46mg,0.443mmol)のCHCN(400μL)中の溶液を添加し、その後、CuBr(無水,108mg,0.484mmol)を添加した。この反応系にバブラを取り付け、そして23℃で30分間撹拌した。この反応物を水およびEtOAcで希釈し、次いでセライトで濾過した。その濾液をEtOAcで抽出した(2回)。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、表題化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3029BrClNS: 626.1, 628.1, 630.1(M+H);Found:626.1, 628.1, 630.2(M+H)。
【1354】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:バイアルに、(S)−2−(2−(3−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(36mg,57μmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(13mg,57μmol)、KHCO(6.3mg,63μmol)、Pd(PPh(6.7mg,5.7μmol)、2Mの水性KCO(250μL)、およびジオキサン(1mL)を入れた。この容器を密封し、そして100℃で1時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1355】
【化255A】
[この文献は図面を表示できません]
【1356】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:フラスコに、5%w/wのRh/Al(20mg,9.6μmol)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(22.3mg)、およびEtOH(無水,2mL)を入れた。この反応系を排気し(減圧)そしてHのバルーンから逆充填し、そして23℃で2.5時間激しく撹拌した。この時点で、この反応物をTHF(1mL)、および5Mの水性NaOH(1mL)で処理し、次いで100℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3437ClNS: 617.2, 619.2(M+H);Found:617.4, 619.2(M+H)。
【1357】
【化255B】
[この文献は図面を表示できません]
【1358】
実施例124.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(268)。
【1359】
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【1360】
(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミンを6−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミンの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルと類似の様式で調製した。LCMS−ESI: calc’d for C3031ClNS: 563.2, 565.2(M+H);Found:563.3, 565.2(M+H)。
【1361】
(S)−2−(2−(3−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−(2−(3−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルと類似の様式で調製した。LCMS−ESI: calc’d for C3029BrClNS: 626.1, 628.1, 630.1(M+H);Found:626.1, 628.1, 630.1(M+H)。
【1362】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(3−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを(S)−2−(2−(3−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルと類似の様式で調製した。
【1363】
【化256A】
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【1364】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1365】
【化256B】
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【1366】
実施例125.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(269)の調製。
【1367】
【化257】
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【1368】
5−クロロ−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの調製:3−ブロモ−5−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール(500mg)、N−イソプロピルピペラジン(287mg)、およびジオキサン(5.00mL)の溶液を調製した。NaOtBu(294mg)およびクロロ[2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−3,6−ジメトキシ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)][2−(2−アミノエチル)フェニル]Pd(II)(163mg)を入れ、そしてこの容器を密封し、そして100℃で一晩加熱した。HO(3mL)を添加し、そしてこの反応物を濾過した(0.45ミクロン)。この濾液をGilson C18カラム(5から100のACN/HO+0.1%のTFA)で直接精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1521ClN
293.2, 295.1(M+H);Found:293.3, 295.2(M+H)。
【1369】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:マイクロ波バイアルに、Pd(OAc)(1.4mg,三量体)、X−Phos配位子(5.9mg)、ビス−ピナコラトジボロン(37mg)、およびKOAc(53mg)を入れた。この容器を減圧下で排気し、そしてアルゴンで逆充填した。5−クロロ−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1−メチル−1H−インダゾール(50mg)のジオキサン(1mL)中の溶液を導入した。この反応物を23℃で手短に撹拌し、次いで110℃まで加熱した。1.5時間後、この反応物を23℃まで冷却し、そして(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(83mg)、KHCO(12mg)、Pd(PPh(14mg)、および2Mの水性KCO(500μL)を入れた。この反応物を100℃で1時間加熱した。EtOH(無水,1mL)および5Mの水性NaOH(1mL)を添加した。この反応物を100℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そしてGilson C18カラム[5から100のACN/HO+0.1%のTFA]で直接精製して、表題化合物を得た。
【1370】
【化257A】
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【1371】
実施例126.5−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(270)の調製。
【1372】
【化258】
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【1373】
5−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの調製:密封チューブ内の、5−ブロモ−3−ヨード−1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(150mg,0.445mmol)、1−メチルピペラジン(356.7mg,3.56mmol)、ヨウ化銅(I)(84.8mg,0.445mmol)、KPO(378mg,1.78mmol)、1,2−エタンジオール(138mg,2.225mmol)のイソプロピルアルコール(5mL)中の溶液を70℃で2日間加熱した。室温まで冷却した後に、この反応混合物をセライトで濾過した。その濾液を減圧中で濃縮した。その残渣をEtOAcに溶解させ、そしてその溶液を飽和NaHCOで洗浄し、乾燥させ、そして濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1317BrN 309.1(M+H);Found:309.1(M+H)。
【1374】
実施例127.5−ブロモ−1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ−[2,3−b]ピリジン(271)の調製。
【1375】
【化259】
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【1376】
5−ブロモ−1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ−[2,3−b]ピリジンの調製:5−ブロモ−3−ヨード−1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(180mg,0.534mmol)および1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ボロン酸(155mg,0.694mmol)のジオキサン(5.4mL,脱気)中の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(75mg,0.064mmol)、KCO(369mg,2.67mmol)および水(1.8mL,脱気)を添加した。この反応混合物を40℃で15時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1416BrN
306.2(M+H);Found:306.2(M+H)。
【1377】
実施例128.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(272)の調製。
【1378】
【化260】
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【1379】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)フェニルボロン酸を2−モルホリノピリジン−4−ボロン酸の代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−モルホリノピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1380】
【化260A】
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【1381】
実施例129.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(273)の調製。
【1382】
【化261】
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【1383】
2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ酢酸エチルの調製:5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール(Aldrich,1.06g,5mmol)のTHF(22mL)中の溶液に、−78℃でn−ブチルリチウム(2.2mL,2.5M,5.5mmol)をゆっくりと添加した。この混合物を20分間撹拌し、そしてシュウ酸ジエチル(0.68mL,5.0mmol)のTHF(5mL)中の溶液を1分間かけて添加した。この反応系を−78℃で40分間維持し、そして飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、そして25℃まで温めた。この混合物を酢酸エチルで抽出し、そしてその有機相を水、ブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ酢酸エチルを得た。LCMS−ESI: calc’d for C1213
233.2 (M+H);Found:233.0(M+H)。
【1384】
3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オンの調製:2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソアセテート(520mg,2.2mmol)、エチレンジアミン(0.15mL,2.2mmol)、および硫酸ナトリウムのトルエン(9mL)中の混合物を12時間加熱還流した。この反応物を冷却し、そして酢酸エチルで希釈した。この混合物をセライトのパッドで濾過し、そして酢酸エチルで洗浄した。濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(EtOAc)で精製して、3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オンを得た。LCMS−ESI: calc’d for C1213O: 229.3(M+H);Found:229.2(M+H)。
【1385】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−5,6−ジヒドロピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルおよび(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オン(160mg,0.70mmol)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(500mg,1.05mmol)、トリス(2−(2−メトキシエトキシ)エチル)アミン(60μL,0.2mmol)、炭酸カリウム(320mg,2.3mmol)、および塩化銅(I)(69mg,0.70mmol)のキシレン(16mL)中の混合物を窒素で脱気し、そして140℃で16時間加熱した。この反応混合物を冷却し、そして酢酸エチルで希釈した。この混合物をセライトのパッドで濾過し、そして酢酸エチルで洗浄した。その有機溶液を水およびブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−5,6−ジヒドロピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルLCMS−ESI: calc’d for C3434ClNS: 644.2(M+H);Found:644.3(M+H);および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(40mg)を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3433ClNS: 642.2(M+H);Found:642.3(M+H)。
【1386】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(6.4mg)およびヨウ化リチウム(100mg)のピリジン(0.8mL)中の混合物を170℃で75分間加熱した。この混合物を冷却し、そしてピリジンを減圧下で除去した。この混合物をDMFと共エバポレートし、そして逆相HPLCで精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【1387】
【化261A】
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【1388】
実施例130.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(274)および(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(275)の調製。
【1389】
【化262】
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【1390】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−5,6−ジヒドロピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(64mg,0.1mmol)のTHF(1mL)中の溶液に、酢酸(6μL,0.1mmol)を添加し、その後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(10mg,0.2mmol)を添加した。この混合物を12時間撹拌し、そして酢酸エチルで希釈した。水酸化ナトリウム溶液(1N,5mL)を添加し、そしてこの混合物を30分間撹拌した。有機相を分離し、そして水およびブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを得た。LCMS−ESI: calc’d forC3437ClNS: 646.2(M+H);Found:646.2(M+H)。
【1391】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(5mg)を、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用したこと以外は、化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1392】
【化262A】
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【1393】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(3mg)のメタノール(0.5mL)中の溶液に、ホルムアルデヒド溶液(20μL,37%)を添加し、その後、酢酸(10μL)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(12mg)を添加した。この混合物を1時間撹拌し、そして溶媒を減圧下で除去した。残った固体をDMF/水(1mL/0.5mL)で溶解させ、そして逆相HPLCで精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【1394】
【化262B】
[この文献は図面を表示できません]
【1395】
実施例131.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(276)および(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(277)の調製。
【1396】
【化263】
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【1397】
2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3−オキソピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オン(23mg,0.1mmol)のTHF(1mL)中の溶液に、酢酸(6μL,0.1mmol)を添加し、その後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(10mg,0.2mmol)を添加した。この混合物を12時間撹拌し、そしてジイソプロピルエチルアミン(35μL,0.2mmol)および重炭酸ジ−t−ブチル(24mg,0.11mmol)を添加した。この反応混合物をさらに16時間撹拌し、そして水でクエンチした。この混合物を酢酸エチルで希釈し、1Nの水酸化ナトリウムで塩基性にした。その有機相を分離し、そして水およびブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3−オキソピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。LCMS−ESI: calc’d for C1723
331.2(M+H);Found:330.9(M+H)。
【1398】
2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3−オキソピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(10mg)のTHF(0.5mL)中の溶液に、0℃で、THF中のボラン(1.0N,1mL)をゆっくりと添加した。この混合物を55℃で3時間加熱し、そして冷却した。この反応をメタノール(1mL)でクエンチし、そして30分間撹拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、そして1Nの水酸化ナトリウム溶液で塩基性にした。その有機相を分離し、そして水およびブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮して、2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。LCMS−ESI: calc’d for C1725
317.2(M+H);Found:317.0(M+H)。
【1399】
4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(10mg,0.03mmol)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(15mg,0.03mmol)、および炭酸カリウム(41mg,0.3mmol)のDMF(0.5mL)中の混合物を140℃で4時間加熱した。この混合物を冷却し、そして水でクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出し、そしてその有機相を水およびブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、逆相HPLCにより精製して、4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。LCMS−ESI: calc’d for C3947ClN: 732.3(M+H);Found:732.2(M+H)。
【1400】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(5mg)のTHF/MeOH(0.5mL/0.5mL)中の溶液に、水酸化ナトリウム溶液(0.4mL,1.0N)を添加した。この混合物を50℃で16時間加熱した。この混合物を冷却し、そして酢酸(60μL)で酸性にした。濃縮し、そして逆相HPLCで精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【1401】
【化263A】
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【1402】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(4mg)に、2−プロパノール中の塩酸(3mL,0.5N,1.5mmol)を添加した。この混合物を24時間撹拌した。濃縮し、そして逆相HPLCで精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【1403】
【化263B】
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【1404】
実施例132.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(278)および(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−イソプロピル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(279)の調製。
【1405】
【化264】
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【1406】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(16mg)を、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の代わりに使用したこと以外は、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。LCMS−ESI: calc’d for C3541ClNS: 646.2(M+H);Found:646.3(M+H)。
【1407】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(12mg)を、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの代わりに使用したこと以外は、化合物(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1408】
【化264A】
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【1409】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−イソプロピル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−イソプロピル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(16mg)を、(2S)−2−tert−ブトキシ2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルおよびアセトンおよび2,2−ジメトキシプロパンを(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸およびホルムアルデヒドの代わりに使用したこと以外は、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。LCMS−ESI: calc’d for C3745ClNS: 674.3(M+H);Found:674.3(M+H)。
【1410】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−イソプロピル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−イソプロピル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(3.7mg)を、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−イソプロピル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの代わりに使用したこと以外は、化合物(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1411】
【化264B】
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【1412】
実施例133.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(280)の調製。
【1413】
【化265】
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【1414】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(2mL)および水(2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(168.5mg,0.280mmol)に、NaOH(1.4mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を40℃で一晩加熱し、冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3027ClNS(M+H):560.1;Found:559.7(M+H)。
【1415】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:DMA(3.0mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(94.8mg,0.141mmol)のTFA塩に、KCO(194.4mg,1.406mmol)およびヨウ化メチル(199.6mg,0.088mL,1.406mmol)を添加した。この反応物を室温で45分間撹拌し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C3231ClNS(M+H):588.2;Found:588.2(M+H)。
【1416】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(2.0mL)およびメタノール(2.0mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(1mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を40℃で2時間加熱し、冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1417】
【化265A】
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【1418】
実施例134.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(281)の調製。
【1419】
【化266】
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【1420】
4−クロロ−2−(トリブチルスタンニル)ピリミジンの調製:THF(15mL)中1.5M(シクロヘキサン中)のリチウムジイソプロピルアミド(モノTHF)(9.06mmol,6.04mL)の溶液に、0℃でTHF(2mL)中のトリ−n−ブチルスズ水和物(2.34g,8.05mmol)を滴下により添加した。この反応混合物を0℃で15分間撹拌し、次いで−78℃まで冷却した。この溶液に、THF(7mL)中の2,4−ジクロロピリミジン(1g,6.71mmol)を滴下により添加した。この反応混合物を−78℃で3時間撹拌し、次いで30分間かけて0℃まで温めた。この反応を飽和水性塩化アンモニウム(12mL)で0℃でクエンチし、次いで室温まで温め、そして酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/DCM溶出液)による精製により、生成物を得た。
【1421】
【化266A】
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【1422】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−クロロピリミジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(500mg,1.01mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(174mg,0.15mmol)、塩化リチウム(128mg,3.02mmol)、およびヨウ化銅(I)(58mg,0.3mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物にジオキサン(12mL)中の2−(トリブチルスタンニル)−4−クロロピリミジン(447mg,1.11mmol)を添加し、そして得られた混合物を90℃で18時間撹拌した。次いで、この反応混合物を冷却し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C2626ClS(M+H):530.1;Found:530.0(M+H)。
【1423】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:ジオキサン(1mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−クロロピリミジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(30mg,0.06mmol)に、1−メチルピペラジン(56.7mg,0.063mL,0.566mmol)を添加した。このRMを室温で20分間撹拌し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3137ClNS(M+H):594.2;Found:593.7(M+H)。
【1424】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルに、NaOH(0.5mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1425】
【化266B】
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【1426】
実施例135.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(282)の調製。
【1427】
【化267】
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【1428】
2−クロロ−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピラジンの調製:1,4−ジオキサン(1.0mL)中の2,6−ジクロロピラジン(150mg,1.007mmol)に、1−メチルピペラジン(121.0mg,0.13mL,1.208mmol)を添加し、その後、トリエチルアミン(203.8mg,0.281mL,2.014mmol)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌し、次いで濃縮した。EtOAc中の、100:5:1のEtOAc/MeOH/NHOH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C14ClN(M+H):213.1;Found:213.2(M+H)。
【1429】
2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−6−(トリブチルスタンニル)ピラジンの調製:テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(108mg,0.093mmol)およびLiCl(39.6mg,2.80mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプで引いてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に、トルエン(10mL)中の2−クロロ−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピラジン(199mg,0.933mmol)およびヘキサブチルスズ(541mg,0.47mL,0.93mmol)を添加した。この反応混合物を170℃で1.5時間加熱し、セライトで濾過し、そして濃縮した。DCM中の、79:20:1のDCM/MeOH/NH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C2141Sn(M+H):469.2;Found:467.2(M+H)。
【1430】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(50.0mg,0.101mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(17.4mg,0.015mmol)、塩化リチウム(12.8mg,0.302mmol)、およびヨウ化銅(I)(5.8mg,0.030mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプで引いてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に、ジオキサン(1.0mL)中の2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−6−(トリブチルスタンニル)ピラジン(56.4mg,0.121mmol)を添加し、そして得られた混合物を90℃で22時間撹拌した。DCM中の、79:20:1のDCM/MeOH/NH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C3137ClNS(M+H):594.2;Found:593.6(M+H)。
【1431】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルに、NaOH(0.45mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を50℃で3時間加熱し、冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1432】
【化267A】
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【1433】
実施例136.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(283)の調製。
【1434】
【化268】
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【1435】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75mg,0.15mmol)、1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イルボロン酸(34mg,0.19mmol)、次いでPd(PPh(34mg,0.03mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(1.5mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.25mL,0.50mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から10%のMeOH/CHCl勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3031ClNS: 548.2(M+H);Found:548.3(M+H)。
【1436】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(71mg,0.13mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.5mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.35mL,0.7mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO/0.1%のTFA勾配)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1437】
【化268A】
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【1438】
実施例137.(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(284)および(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(285)の調製
【1439】
【化269】
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【1440】
1−ベンジル−6−ブロモ−1H−ベンゾ[d]イミダゾールおよび1−ベンジル−5−ブロモ−1H−ベンゾ[d]イミダゾールの調製:フラスコに、6−ブロモ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール(595mg,3.0mmol)およびKCO(1.3g,3.4mmol)を入れ、次いでアセトン(15mL)で希釈した。次いで、これに臭化ベンジル(0.4mL,3.4mmol)を室温で添加し、そして得られた混合物を一晩撹拌した。この反応混合物をCHClおよびHOで希釈し、そしてその層を分離した。その水層をEtOAcで抽出し、そして合わせた有機抽出物をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(20%から60%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を1:1の異性体混合物として得た。calc’d for C1412BrN
287.0(M+H);Found:582.3(M+H)。
【1441】
1−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾールおよび1−ベンジル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾールの調製:マイクロ波バイアルに、1−ベンジル−6−ブロモ−1H−ベンゾ[d]イミダゾールと1−ベンジル−5−ブロモ−1H−ベンゾ[d]イミダゾールとの1:1の異性体混合物(630mg,2.19mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(835mg,3.29mmol)、PdCl(dppf)・CHCl(171mg,0.21mmol)、次いでKOAc(646mg,6.58mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(11mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で90分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(40%から100%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d C2024BN
335.2(M+H);Found:335.3(M+H)。
【1442】
(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸エチルおよび(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(150mg,0.30mmol)、1−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾールと1−ベンジル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾールとの1:1の混合物(154mg,0.46mmol)、次いでPd(PPh(37mg,0.03mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(3mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.5mL,0.10mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から10%のMeOH/CHCl勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3635ClNS: 624.2(M+H);Found:624.3(M+H)。
【1443】
(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸および(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸エチルと(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸エチルとの1:1の混合物(187mg,0.30mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.5mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.35mL,0.7mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物の異性体混合物のTFA塩を得た。ベンジル異性体の1:1の混合物。
【1444】
【化269A】
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【1445】
実施例138.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(286)の調製。
【1446】
【化270】
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【1447】
1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オンの調製:マイクロ波バイアルに、5−ブロモ−1,3−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オン(250mg,1.04mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(395mg,1.56mmol)、PdCl(dppf)・CHCl(84mg,0.10mmol)、次いでKOAc(316mg,3.22mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(5mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で90分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(40%から90%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d C1522BN
289.2(M+H);Found:289.3(M+H)。
【1448】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75mg,0.15mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オン(182mg,0.63mmol)、次いでPd(PPh(22mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(1.5mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.25mL,0.5mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(40%から100%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3133ClNS: 578.2(M+H);Found:578.3(M+H)。
【1449】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(82mg,0.14mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.5mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.4mL,0.8mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラム(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1450】
【化270A】
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【1451】
実施例139.(S)−2−(2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸(287)の調製
【1452】
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
【1453】
(S)−2−(2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(78mg,0.16mmol)、(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)安息香酸(44mg,0.27mmol)、次いでPd(PPh(22mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(1.5mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.25mL,0.5mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から20%のMeOH/CHCl勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2929ClNS: 534.2(M+H);Found:534.3(M+H)。
【1454】
(S)−2−(2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸の調製:(S)−2−(2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸エチル(8mg,0.015mmol)の、1:1のTHF/MeOH(0.75mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1455】
【化271A】
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【1456】
実施例140.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−メトキシ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(288)の調製。
【1457】
【化272】
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【1458】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(104mg,0.21mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジン−4−ボロン酸ピナコールエステル(80mg,0.31mmol)、次いでPd(PPh(23mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(2.0mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.30mL,0.60mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から20%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2726ClFNS: 547.1(M+H);Found:547.2(M+H)。
【1459】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(22mg,0.04mmol)を含むマイクロ波バイアルに、(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)安息香酸(19mg,0.11mmol)、次いでPd(PPh(9mg,0.008mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(2.0mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.10mL,0.20mmol)を添加した。このバイアルを密封し、120℃で3時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%から40%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3533ClFNS: 643.2(M+H);Found:643.2(M+H)。
【1460】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−メトキシ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(15mg,0.023mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.50mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.25mL,0.5mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1461】
【化272A】
[この文献は図面を表示できません]
【1462】
実施例141.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(289)の調製。
【1463】
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【1464】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(2−クロロ−5−メチルピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、4−ブロモ−2−クロロ−5−メチルピリジン(199mg,0.96mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(252mg,0.99mmol)、PdCl(dppf)・CHCl(44mg,0.05mmol)、次いでKOAc(293mg,2.98mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(4mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で1時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、次いでこの冷却した溶液の一部(0.7mL,0.17mmol)をこのバイアルに添加し、これに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(80mg,0.16mmol)およびPd(PPh(9mg,0.01mmol)を入れた。この混合物をジオキサン(2.0mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.30mL,0.60mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で1時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から20%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d C2829ClS: 543.1(M+H);Found:543.2(M+H)。
【1465】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(2−クロロ−5−メチルピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(68mg,0.13mmol)を含むマイクロ波バイアルに、(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)安息香酸(44mg,0.25mmol)、次いでPd(PPh(24mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(2.0mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.20mL,0.40mmol)を添加した。このバイアルを密封し、120℃で3時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%から45%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3636ClNS: 639.2(M+H);Found:639.2(M+H)。
【1466】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(63mg,0.023mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.50mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.30mL,0.60mmol)を添加し、そして40℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1467】
【化273A】
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【1468】
実施例142.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(ジフルオロメチル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(290)の調製。
【1469】
【化274】
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【1470】
4−ブロモ−5−(ブロモメチル)−2−クロロピリジンの調製:フラスコに、4−ブロモ−2−クロロ−5−メチルピリジン(513mg,2.48mmol)、(PhCO(32mg,0.13mmol)、およびNBS(452mg,2.54mmol)を入れ、次いでCCl(9mL)で希釈した。この反応混合物を2時間加熱還流し、次いで室温まで冷却し、そしてCHClおよびHOで希釈した。その層を分離し、そしてその水層をCHClで抽出した。合わせた有機抽出物をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から20%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for CBrClN 283.9(M+H);Found:283.9(M+H)。
【1471】
4−ブロモ−6−クロロニコチンアルデヒドの調製:フラスコに、4−ブロモ−5−(ブロモメチル)−2−クロロピリジン(490mg,1.72mmol)、粉末状の4Åのモレキュラーシーブ、およびNMO(2.19g,18.74mmol)を入れ、次いでACN(17mL)で希釈し、そして室温で1時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から20%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for CBrClNO 219.9(M+H);Found:220.0(M+H)。
【1472】
4−ブロモ−2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)ピリジンの調製:4−ブロモ−6−クロロニコチンアルデヒド(165mg,0.75mmol)のCHCl中の溶液に、0℃でDeoxofluor(0.42mL,2.28mmol)をゆっくりと添加し、そして1時間撹拌し、次いで室温まで温め、そして1時間撹拌した。次いで、この反応混合物を飽和水性NaHCOでゆっくりと希釈し、次いでその層を分離し、そしてその水層をCHClで抽出した。合わせた有機抽出物をNaSOで乾燥させ、シリカゲルの小さいパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から10%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl)δ 8.59 (s, 1H), 7.65 (d, J = 0.3 Hz, 1H), 6.88 (t, J = 54.0 Hz, 1H)。
【1473】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、4−ブロモ−2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)ピリジン(155mg,0.64mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(179mg,0.70mmol)、PdCl(dppf)・CHCl(55mg,0.07mmol)、次いでKOAc(198mg,2.00mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(4mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で1時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、次いでこの冷却した溶液の一部(1.2mL,0.19mmol)をこのバイアルに添加し、これに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(58mg,0.12mmol)およびPdCl(dppf)・CHCl(19mg,0.02mmol)を入れた。この混合物をジオキサン(0.8mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.20mL,0.40mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で1時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から15%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d C2827ClS: 579.1(M+H);Found:579.1(M+H)。
【1474】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(ジフルオロメチル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(44mg,0.076mmol)を含むマイクロ波バイアルに、(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)安息香酸(26mg,0.15mmol)、次いでPd(PPh(18mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(1.0mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.15mL,0.30mmol)を添加した。このバイアルを密封し、120℃で3時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%から40%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3634ClFS: 675.2(M+H);Found:675.2(M+H)。
【1475】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(ジフルオロメチル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(ジフルオロメチル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(21mg,0.03mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.50mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.20mL,0.40mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1476】
【化274A】
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【1477】
実施例143.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(291)の調製。
【1478】
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
【1479】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(27mg,0.04mmol)のTHF(1.50mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.40mL,0.80mmol)を添加し、そして90℃で2日間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1480】
【化275A】
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【1481】
実施例144.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(292)の調製。
【1482】
【化276】
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【1483】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、6−ブロモ−1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール(150mg,0.67mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(189mg,0.74mmol)、PdCl(dppf)・CHCl(55mg,0.07mmol)、次いでKOAc(221mg,2.25mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(3mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で45分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、次いでこの冷却した溶液の一部(1.0mL,0.22mmol)をこのバイアルに添加し、これに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(55mg,0.10mmol)およびPd(PPh(12mg,0.01mmol)を入れた。この混合物をジオキサン(1.5mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.21mL,0.42mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で1時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、シリカゲルの小さいパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d C3133ClNS: 562.2(M+H);Found:562.3(M+H)。
【1484】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(27mg,0.05mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.50mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.15mL,0.30mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1485】
【化276A】
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【1486】
実施例145.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−6,7−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(293)の調製。
【1487】
【化277】
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【1488】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−6,7−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:フラスコに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(100mg,0.20mmol)、2−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(85mg,0.40mmol)、CsCO(325mg,1.0mmol)を入れ、次いでACN(4mL)で希釈した。この懸濁物を80℃で24時間加熱し、次いで室温まで冷却した。得られた混合物を濾過し、そしてそして減圧中で濃縮した。その残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2934ClNS: 553.2(M+H);Found:553.2(M+H)。
【1489】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−6,7−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−6,7−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(21mg,0.04mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.5mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラム(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1490】
【化277A】
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【1491】
実施例146.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(294)の調製。
【1492】
【化278】
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【1493】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(0.3mL,2.41mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(677mg,2.67mmol)、PdCl(dppf)・CHCl(203mg,0.25mmol)、次いでKOAc(864mg,8.80mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(6mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で1時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、次いでこの冷却した溶液の一部(1.3mL,0.52mmol)をこのバイアルに添加し、これに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(130mg,0.26mmol)およびPd(PPh(44mg,0.04mmol)を入れた。この混合物をジオキサン(5.0mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.50mL,1.00mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で1時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から25%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d C2827ClFNS: 557.1(M+H);Found:557.1(M+H)。
【1494】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(98mg,0.18mmol)を含むフラスコに、CsCO(124mg,0.38mmol)を入れ、次いでDMF(4mL)で希釈した。次いで、この反応混合物を4−アミノ−1−メチルピペリジン(1.0mL,0.91mmol)で室温で処理し、そして1時間撹拌した。この混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、その層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。次いで、粗製残渣を含むフラスコに5wt%のPt/C(33mg)を入れ、そして2:1のEtOH/EtOAc(5mL)で希釈した。このフラスコを排気し、次いでHを逆充填し(3サイクル)、そして水素雰囲気下で45分間撹拌し、この時点で、このフラスコをNでパージし、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得、これをAcOH(5mL)に溶解させた。これにMeC(OEt)(0.3mL)を室温で添加し、そして15分間撹拌した。この溶液を減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣を1:1のTHF/MeOH(1.5mL)に溶解させ、そしてこれに2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。LCMS−ESI: calc’d C3438ClNS: 617.2(M+H);Found:617.3(M+H)。
【1495】
実施例147.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(295)の調製。
【1496】
【化279】
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【1497】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(2−(3−アミノ−4−((1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸エチル(26mg,0.04mmol)のAcOH(3mL)中の溶液に、CH(OEt)(0.3mL)を室温で添加し、そして15分間撹拌した。この溶液を減圧中で濃縮して、粗製残渣を得、これを1:1のTHF/MeOH(1.5mL)に溶解させ、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1498】
【化279A】
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【1499】
実施例148.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(296)の調製。
【1500】
【化280】
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【1501】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロ−4−ニトロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(86mg,0.15mmol)を含むフラスコに、CsCO(252mg,0.77mmol)を入れ、そしてDMF(3mL)で希釈した。この反応混合物を(3R)−1−メチルピロリジン−3−アミン(45mg,0.45mmol)で室温で処理し、そして30分間撹拌した。この混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、その層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。次いで、粗製残渣を含むフラスコに、5wt%のPt/C(23mg)を入れ、次いで2:1のEtOH/EtOAc(3mL)で希釈した。このフラスコを排気し、次いでHを逆充填し(3サイクル)、そして水素雰囲気下で20分間撹拌し、この時点で、このフラスコをNでパージし、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。次いで、この粗製残渣をAcOH(2mL)に溶解させ、そしてMeC(OEt)(0.2mL)を室温で添加し、そして15分間撹拌した。この溶液を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製して、生成物のTFA塩を得た。LCMS−ESI: calc’d C3540ClNS: 631.3(M+H);Found:631.2(M+H)。
【1502】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(8mg,0.01mmol)の、2:1のMeOH/THF(1.2mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.3mL,0.6mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1503】
【化280A】
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【1504】
実施例149.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(297)の調製。
【1505】
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
【1506】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロ−4−ニトロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(252mg,0.45mmol)を含むフラスコに、CsCO(736mg,2.26mmol)を入れ、そしてDMF(3mL)で希釈した。次いで、この反応混合物を1−メチルアゼチジン−3−アミン(127mg,1.47mmol)で室温で処理し、そして30分間撹拌した。この混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、その層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をNaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣を含むフラスコに、5wt%のPt/C(46mg)を入れ、そして2:1のEtOH/EtOAc(4mL)で希釈した。このフラスコを排気し、次いでHを逆充填し(3サイクル)、そして水素雰囲気下で20分間撹拌し、この時点で、このフラスコをNでパージし、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣をAcOH(3mL)に溶解させ、そしてMeC(OEt)(0.3mL)を室温で添加し、そして15分間撹拌した。この溶液を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製して、生成物のTFA塩を得た。LCMS−ESI: calc’d C3438ClNS: 617.2(M+H);Found:617.3(M+H)。
【1507】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(18mg,0.03mmol)の、4:1のMeOH/THF(1.0mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.3mL,0.6mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1508】
【化281A】
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【1509】
実施例150.(S)−2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(298)の調製。
【1510】
【化282】
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【1511】
3−(6−ブロモ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:フラスコに、4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(529mg,2.41mmol)、CsCO(2.45g,7.52mmol)を入れ、そしてDMF(6mL)で希釈した。これに3−アミノアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.75mL,4.78mmol)を室温で添加し、そしてこの反応混合物を16時間撹拌した。この混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、そしてその層を分離した。その水層をEtOAcで抽出し、そして合わせた有機抽出物をNaSOで乾燥させ、30%のEtOAc/Hexで溶出するシリカゲルの小さいパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。粗製残渣を含むフラスコに5wt%のPt/C(140mg)を入れ、次いで2:1のEtOH/EtOAc(30mL)で希釈した。このフラスコを排気し、次いでHを逆充填し(3サイクル)、そして水素雰囲気下で20分間撹拌し、この時点で、このフラスコをNでパージし、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣をAcOH(10mL)に溶解させ、そしてMeC(OEt)(1mL)を室温で添加し、15分間撹拌し、次いでこの溶液を減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(30%から70%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d C1621BrN
366.1(M+H);Found:366.1(M+H)。
【1512】
3−(2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:マイクロ波バイアルに、3−(6−ブロモ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(330mg,0.90mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(275mg,1.1mmol)、PdCl(dppf)・CHCl(74mg,0.10mmol)、次いでKOAc(265mg,2.70mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(9mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で90分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%から100%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d C2233BN
414.3(M+H);Found:414.2(M+H)。
【1513】
(S)−3−(6−(6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(54mg,0.11mmol)、3−(2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(181mg,0.44mmol)、次いでPd(PPh(23mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(2mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.2mL,0.4mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で16時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から10%のMeOH/CHCl勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3844ClNS C3133ClNS: 703.3(M+H);Found:703.5(M+H)。
【1514】
(S)−2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−3−(6−(6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(76mg,0.11mmol)の、i−PrOH中1.25MのHCl(20mL)中の溶液を、室温で16時間、次いで45℃で3時間撹拌した。この溶液を室温まで冷却し、そして減圧中で濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3336ClNS: 603.2(M+H);Found:603.4(M+H)。
【1515】
(S)−2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(69mg,0.11mmol)の、3:1のMeOH/THF(1.3mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.3mL,0.6mmol)を添加し、そして90℃で3時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1516】
【化282A】
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【1517】
実施例151.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(299)の調製。
【1518】
【化283】
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【1519】
(R)−3−(6−ブロモ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:フラスコに、4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(531mg,2.41mmol)およびCsCO(2.37g,7.27mmol)を入れ、そしてDMF(6mL)で希釈した。これに(R)−3−アミノピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.85mL,5.01mmol)を室温で添加し、そしてこの反応混合物を16時間撹拌した。この混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、そしてその層を分離した。その水層をEtOAcで抽出し、そして合わせた有機抽出物をNaSOで乾燥させ、30%のEtOAc/Hexで溶出するシリカゲルの小さいパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣を含むフラスコに、5wt%のPt/C(200mg)を入れ、次いで2:1のEtOH/EtOAc(30mL)で希釈した。このフラスコを排気し、次いでHを逆充填し(3サイクル)、そして水素雰囲気下で20分間撹拌し、この時点で、このフラスコをNでパージし、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣をAcOH(10mL)に溶解させ、そしてMeC(OEt)(1mL)を室温で添加し15分間撹拌し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(30%から70%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d C1723BrN
380.1(M+H);Found:380.1(M+H)。
【1520】
(R)−3−(2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:マイクロ波バイアルに、(R)−3−(6−ブロモ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(337mg,0.89mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(274mg,1.1mmol)、PdCl(dppf)・CHCl(75mg,0.10mmol)、次いでKOAc(271mg,2.76mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(9mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で90分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%から100%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d C2335BN
428.3(M+H);Found:428.2(M+H)。
【1521】
(R)−3−(6−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(53mg,0.11mmol)、(R)−3−(2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(92mg,0.21mmol)、次いでPd(PPh(23mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(2mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.2mL,0.4mmol)を添加した。このバイアルを密封し、次いで100℃で16時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から10%のMeOH/CHCl勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3946ClNS: 717.3(M+H);Found:717.1(M+H)。
【1522】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(R)−3−(6−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(77mg,0.11mmol)の、i−PrOH中1.25MのHCl(12mL)中の溶液を、室温で16時間撹拌した。次いで、この溶液を減圧中で濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3438ClNS: 617.2(M+H);Found:617.2(M+H)。
【1523】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(70mg,0.11mmol)の、3:1のMeOH/THF(1.3mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.6mL,1.2mmol)を添加し、そして90℃で3時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1524】
【化283A】
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【1525】
実施例152.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1−((R)−1−イソプロピルピロリジン−3−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(300)の調製。
【1526】
【化284】
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【1527】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1−((R)−1−イソプロピルピロリジン−3−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸のナトリウム塩を、そのTFA塩を1Mの水性NaOHに溶解させ、次いでその溶液を、最初にHOで溶出し、次いでMeOHで溶出する逆相シリカゲルの小さいプラグで濾過することにより調製して、所望のナトリウム塩を得た。次いで、フラスコに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸ナトリウム(13mg,0.02mmol)を入れ、次いでDMF(1mL)で希釈した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(32mg,0.15mmol)およびAcOH(20μL,0.27mmol)を順番に添加し、そしてこの反応混合物を60℃まで温め、この時点で、アセトン(20μL,0.35mmol)を添加し、そして得られた混合物をこの温度でさらに30分間撹拌した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1528】
【化284A】
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【1529】
実施例153.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((S)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(301)の調製。
【1530】
【化285】
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【1531】
(S)−3−(6−ブロモ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:フラスコに、4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(531mg,2.41mmol)、CsCO(2.43g,7.46mmol)を入れ、そしてDMF(6mL)で希釈し次いで、この反応混合物を(S)−3−アミノピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.9mL,5.16mmol)で室温で処理し、そして16時間撹拌した。この混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、そしてその層を分離した。その水層をEtOAcで抽出し、そして合わせた有機抽出物をNaSOで乾燥させ、30%のEtOAc/Hexで溶出するシリカゲルの小さいパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣を含むフラスコに、5wt%のPt/C(211mg)を入れ、次いで2:1のEtOH/EtOAc(16mL)で希釈した。このフラスコを排気し、次いでHを逆充填し(3サイクル)、そして水素雰囲気下で20分間撹拌し、この時点で、このフラスコをNでパージし、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得、次いで、これをAcOH(5mL)に溶解させた。これにMeC(OEt)(0.5mL)を室温で添加し、そして15分間撹拌し、この時点で、この溶液を減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から50%のTHF/CHCl勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d C1723BrN
380.1(M+H);Found:380.1(M+H)。
【1532】
(S)−3−(2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−3−(6−ブロモ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(624mg,1.64mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(500mg,2.00mmol)、PdCl(dppf)・CHCl(134mg,0.16mmol)、次いでKOAc(483mg,4.92mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(9mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で90分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から50%のTHF/CHCl勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d C2335BN
428.3(M+H);Found:428.2(M+H)。
【1533】
(S)−3−(6−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(50mg,0.10mmol)、(S)−3−(2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(181mg,0.42mmol)、次いでPd(PPh(23mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(2mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.2mL,0.4mmol)を添加した。このバイアルを密封し、次いで100℃で16時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から100%のTHF/CHCl勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3946ClNS: 717.3(M+H);Found:717.1(M+H)。
【1534】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((S)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−3−(6−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(70mg,0.10mmol)の、i−PrOH中1.25MのHCl(20mL)中の溶液を35℃で4時間撹拌した。次いで、この溶液を減圧中で濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3438ClNS: 617.2(M+H);Found:617.2(M+H)。
【1535】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((S)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((S)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(66mg,0.10mmol)の、10:1のMeOH/THF(2.2mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.9mL,1.8mmol)を添加し、そして100℃で5時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1536】
【化285A】
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【1537】
実施例154.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,3−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(302)の調製。
【1538】
【化286】
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【1539】
6−ブロモ−2,3−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンの調製:5−ブロモ−N−メチルピリジン−2,3−ジアミン(510mg,2.51mmol)のAcOH(20mL)中の懸濁物に、MeC(OEt)(1mL)を添加し、そしてこの溶液を80℃で2時間温めた。この反応混合物を室温まで冷却し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から25%のTHF/CHCl勾配)により精製して、所望の生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl)δ 8.36 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.06 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 3.80 (s, 3H), 2.65 (s, 3H)。
【1540】
2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンの調製:マイクロ波バイアルに、6−ブロモ−2,3−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(300mg,1.32mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(387mg,1.52mmol)、PdCl(dppf)・CHCl(117mg,0.14mmol)、次いでKOAc(408mg,4.16mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(6mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で90分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から50%のTHF/CHCl勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d C1421BN 274.2(M+H);Found:274.2(M+H)。
【1541】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,3−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(50mg,0.10mmol)、2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(102mg,0.37mmol)、次いでPd(PPh(23mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(2mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性KCO(0.2mL,0.4mmol)を添加した。このバイアルを密封し、次いで100℃で16時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から100%のTHF/CHCl勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3032ClNS: 563.2(M+H);Found:563.2(M+H)。
【1542】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,3−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,3−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(57mg,0.10mmol)の、5:1のMeOH/THF(1.2mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.3mL,0.6mmol)を添加し、そして50℃で16時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1543】
【化286A】
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【1544】
実施例155.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(303)の調製。
【1545】
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
【1546】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(2−(3−アミノ−4−(メチルアミノ)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(40mg,0.07mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、カルボニルジイミダゾール(45mg,0.28mmol)を添加した。3時間後、LCMSは、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルへの完全な転換を示した。LCMS−ESI: calc’d for C3031ClNS: 564.2(M+H);Found:564.2(M+H)。
【1547】
MeOH(2mL)をこの混合物に添加し、その後、水酸化ナトリウム溶液(2M水性,500μL)を添加した。この反応混合物を50℃で4時間撹拌した。この混合物をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出するHPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1548】
【化287A】
[この文献は図面を表示できません]
【1549】
実施例157.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−メチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(305)の調製。
【1550】
【化288】
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【1551】
5−(5−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾールおよび5−(5−ブロモ−6−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの調製:3,5−ジブロモ−2−メチルピリジン(1.0g,3.99mmol)および5−(ブロモメチル)−1−メチル−1H−インダゾール(772mg,4.38mmol)の1,4−ジオキサン(12mL)中の溶液に、Pd(PPh(231mg,0.20mmol)および炭酸カリウム溶液(2M水性,6mL,12mmol)を添加した。この反応混合物を密封チューブ内105℃で1.5時間撹拌した。この混合物を水(15mL)およびEtOAc(20mL)で希釈した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗製物質をCombiFlash(5%のMeOHを含むEtOAcおよびヘキサン)により精製して、5−(5−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾールおよび5−(5−ブロモ−6−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾールを得た。5−(5−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール:
【1552】
【化288A】
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【1553】
5−(5−ブロモ−6−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール:
【1554】
【化288B】
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【1555】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−メチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:5−(5−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール(80mg,0.27mmol)のDMF(3mL)中の溶液に、酢酸カリウム(78mg,0.80mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(99mg,0.40mmol)、およびPdCldppf(9mg,0.013mmol)を添加した。この反応混合物を110℃で45分間撹拌した。ブライン(5mL)を添加し、そしてEtOAc(10mL)を添加した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物を精製せずに使用した。
【1556】
ジオキサン(4mL)を添加し、その後、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(45mg,0.091mmol)、Pd(PPh(5mg,0.005mmol)および炭酸カリウム溶液(2M水性,200μL,0.40mmol)を添加した。この反応混合物を密封チューブ内105℃で2.5時間撹拌した。この混合物を水(5mL)およびEtOAc(5mL)で希釈した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。
【1557】
MeOH(2mL)およびTHF(2mL)をこの粗製物質に添加し、その後、水酸化ナトリウム溶液(2M水性,500μL)を添加た。この反応混合物を50℃で4時間撹拌した。この混合物をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出するHPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1558】
【化288C】
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【1559】
実施例158.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(306)の調製
【1560】
【化289】
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【1561】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、5−(5−ブロモ−6−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾールを5−(5−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−メチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1562】
【化289A】
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【1563】
実施例159.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(307)の調製。
【1564】
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
【1565】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−クロロピリジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(241.41mg,0.5mmol)のDMF(2mL)中の溶液に、2−クロロ−6−(トリブチルスタンニル)ピリジン(241.55mg,0.6mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(28.89mg,0.03mmol)、ヨウ化銅(I)(9.52mg,0.05mmol)、および塩化リチウム(21.2mg,0.5mmol)を添加した。この反応混合物を95℃で4時間撹拌した。ブライン(5mL)およびEtOAc(10mL)を添加した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗製物質をCombiFlash(EtOAc/ヘキサン)により精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−クロロピリジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルを得た。LCMS−ESI: calc’d for C2625ClS: 515.1(M+H);Found:515.1(M+H)。
【1566】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−クロロピリジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(75mg,0.14mmol)の、1,4−ジオキサン(2mL)およびEtOH(2mL)中の溶液に、トリエチルアミン(200μL)および1−イソプロピルピペラジン(93mg,0.73mmol)を添加した。この混合物をマイクロ波中160℃で5時間加熱した(出発物質が全て消費されるわけではない)。NHClの飽和溶液(4mL)およびEtOAc(5mL)を添加した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C3340ClNS: 607.2(M+H);Found:607.3(M+H)。
【1567】
MeOH(2mL)およびTHF(2mL)をこの粗製物質に添加し、その後、水酸化ナトリウム溶液(2M水性,500μL)を添加した。この反応混合物を50℃で4時間撹拌した。この混合物をHO(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出するHPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1568】
【化290A】
[この文献は図面を表示できません]
【1569】
実施例160.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(308)の調製。
【1570】
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
【1571】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、1−(オキセタン−3−イル)ピペラジンを1−イソプロピルピペラジンの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1572】
【化291A】
[この文献は図面を表示できません]
【1573】
実施例161.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(309)の調製。
【1574】
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
【1575】
5−(6−ブロモピリジン−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの調製:10〜20mLの反応バイアル中で、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(500mg,2.73mmol)および2,6−ジブロモピリジン(776mg,3.27mmol)をアルゴン雰囲気下でジオキサン(7mL)に溶解させた。この混合物にアルゴンを5分間吹き込み、次いで炭酸カリウム(754mg,5.46mmol)およびPdCl(dppf)触媒を順番に添加した。次いで、得られた反応混合物を密封し、そして油浴中110℃で3時間加熱した。次いで、反応物をEtOAc(10mL)で希釈し、濾過し、そしてその濾液を集め、そして濃縮した。残渣を0%から25%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、表題生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for:
1310BrN
288.0, 290.0(M+H);Found:288.2, 290.3(M+H)。
【1576】
1−メチル−5−(6−(トリブチルスタンニル)ピリジン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:10mLの反応バイアル中で、5−(6−ブロモピリジン−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾール(130mg,0.453mmol)をアルゴン雰囲気下で乾燥トルエン(5mL)に溶解させた。この溶液にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、Sn(n−Bu)(415mg,0.358mL,0.68mmol)およびPd(PPh(16mg,0.014mmol)を順番に添加した。得られた反応混合物を密封し、そして油浴中85℃で17時間加熱した。次いで、反応混合物を濃縮し、そして0%から20%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、表題生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for:
2537Sn:
500.2, 498.2, 499.2, 496.2, 497.2(M+H);Found:500.1, 498.3, 499.5, 496.0, 497.0(M+H)。
【1577】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:10mLの反応バイアル中で、(S)−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(50mg,0.0938mmol)をアルゴン雰囲気下で乾燥ジオキサン(1.5mL)に溶解させた。この溶液にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、LiCl(11mg,0.256mmol)、CuI(5mg,0.026mmol)およびPd(PPh(10mg,0.0085mmol)を順番に添加した。次いで、1−メチル−5−(6−(トリブチルスタンニル)ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール(43mg,0.0853mmol)の1.4−ジオキサン(1.5mL)中の溶液を滴下により添加した。次いで、得られた反応混合物を密封し、そして油浴中100℃で3時間加熱した。得られた反応混合物をEtOAc(5mL)で希釈し、濾過し、そしてその濾液を濃縮し、そして0%から40%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、表題生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for:
3029: 663.2, 664.2(M+H);Found:663.1, 664.3(M+H)。
【1578】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:10mLの反応バイアル中で、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(33mg,0.050mmol)およびp−クロロフェニルボロン酸(48mg,0.20mmol)をアルゴン雰囲気下でジオキサン(2.5mL)に溶解させた。この溶液にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、炭酸カリウム(45mg,0.32mmol)およびPd(PPh(10mg,0.0075mmol)を順番に添加した。この反応混合物を密封し、そして油浴中120℃で4.5時間加熱した。次いで、反応物をEtOAc(10mL)で希釈し、そして濾過して固体を除去した。その濾液を濃縮し、そして0%から40%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for:
3533ClNS: 625.2, 626.2, 627.2(M+H);Found:625.1, 626.2, 627.1(M+H)。
【1579】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:25mLの丸底フラスコ中で、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(5mg,0.008mmol)をTHF(0.4mL)、EtOH(0.2mL)および水(0.1mL)に溶解させた。次いで、水性NaOH(2N)(0.1mL)を添加した。この反応混合物を油浴中40℃で17時間撹拌した。得られた反応混合物を濃縮し、そして水(0.1%のTFAを含む)中0%から95%のCHCN(0.1%のTFAを含む)を用いるGilson逆相分取HPLCで精製して、生成物をTFA塩として得た。
【1580】
【化292A】
[この文献は図面を表示できません]
【1581】
実施例162.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)チアゾール−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(310)の調製。
【1582】
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
【1583】
(S)−2−(2−(4−ブロモチアゾール−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:10mLの反応バイアル中で、4−ブロモ−2−(トリブチルスタンニル)チアゾール(125mg,0.251mmol)および(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(114mg,0.251mmol)をアルゴン雰囲気下室温でジオキサン(3mL)に溶解させた。この溶液にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、CuI(10.6mg,0.055mmol)、LiCl(31.7mg,0.753mmol)およびPd(PPh(52.3mg,0.0417mmol)を順番に添加した。次いで、この反応混合物を密封し、そして油浴中100℃で3.5時間加熱した。次いで、この反応混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、濾過し、そしてその濾液を濃縮し、そして0%から10%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for: C2524BrClN: 581.0, 579.0, 582.0, 583.0, 580.0(M+H);Found:581.1, 579.0, 582.2, 583.1, 580.3(M+H)。
【1584】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)チアゾール−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:10mLの反応バイアル中で、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(31mg,0.173mmol)および(S)−2−(2−(4−ブロモチアゾール−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(100mg,0.173mmol)を、ジオキサン(5mL)および水(1mL)と混合した、得られた反応混合物にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、炭酸カリウム(60mg,0.432mmol)およびPd(PPhを順番に添加した。この反応混合物を密封し、そして油浴中95℃で2時間加熱した。次いで、この褐色混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、濾過し、そしてその濾液を濃縮し、そして0%から30%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for: C3331ClN: 631.2, 633.2, 632.2(M+H);Found:631.0, 633.1, 632.1(M+H)。
【1585】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)チアゾール−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:25mLの丸底フラスコ中で、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)チアゾール−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(74mg,0.117mmol)を、THF(3mL)、EtOH(2mL)および水(1mL)に溶解させた。次いで、水性NaOH(2N)(1.17mL)を添加した。この反応混合物を油浴中40℃で17時間撹拌した。得られた反応混合物を濃縮し、そして水(0.1%のTFAを含む)中0%から95%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)を用いるGilson逆相分取HPLCで精製して、TFA塩として得た。
【1586】
【化293A】
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【1587】
実施例163.(S)−2−(2−(3−アミノ−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(311)の調製。
【1588】
【化294】
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【1589】
6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−アミンの調製:10〜20mLの反応バイアル中で、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(250mg,1.34mmol)および6−ブロモピリジン−3−アミン(250mg,1.34mmol)をアルゴン雰囲気下でジオキサン(7mL)および水(1.5mL)に溶解させた。この混合物にアルゴンを5分間吹き込み、次いで炭酸カリウム(368mg,2.67mmol)およびPd(PPh(231mg,0.2mmol)を順番に添加した。次いで、得られた反応混合物を密封し、そして油浴中110℃で3時間加熱した。反応物をEtOAc(30mL)と水(30mL)との間で分配した。その有機相を水(3×20mL)で洗浄し、そして濃縮した。残渣を0%から75%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for:
1312
225.1(M+H);Found:225.2(M+H)。
【1590】
2−ブロモ−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−アミンの調製:50mLの丸底フラスコ中で、6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン(225mg,1.00mmol)を室温でDMF(8mL)に溶解させ、そしてこの溶液をアルゴン雰囲気下0℃で5分間冷却した。NBS(179mg,1.00mmol)のDMF(6mL)中の溶液を滴下により添加した。得られた反応混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで飽和NaHCO水溶液(30mL)に注いだ。EtOAc(3×30mL)を抽出のために使用した。次いで、有機相を水(2×20mL)で洗浄し、そして濃縮した。残渣を0%から30%を用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for:
1311BrN
303.0, 305.0(M+H);Found:303.1, 305.1(M+H)。
【1591】
N−(2−ブロモ−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミドの調製:50mの丸底フラスコ中で、2−ブロモ−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン(34mg,0.112mmol)をアルゴン雰囲気下室温でDCM(5mL)に溶解させた。次いで無水トリフルオロ酢酸(38.5mg,0.183mmol)のDCM(1mL)中の溶液を滴下により添加した。DMAPの数個の結晶(触媒量)を添加した。得られた反応混合物をアルゴン雰囲気下で17時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そして0%から30%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for:
1510BrFO: 399.0, 401.0(M+H);Found:399.0, 401.0(M+H)。
【1592】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:10mLの反応バイアル中で、N−(2−ブロモ−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(24mg,0.06mmol)を室温でジオキサン(3mL)に溶解させた。この溶液にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、Sn(n−Bu)(0.057mL,0.108mmol)、LiCl(30mg,0.7mmol)、Pd(PPhCl(6.3mg,0.009mmol)およびPd(PPh(10mg,0.009mmol)を順番に添加した。得られた反応混合物を密封し、そして油浴中で90℃まで加熱した。この混合物に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(44mg,0.09mmol)のジオキサン(1.5mmol)中の溶液を、シリンジポンプを通して1.5時間かけてゆっくりと添加した。得られた反応混合物を油浴中100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物をEtOAc(20mL)で希釈し、そして濾過して固体を除去した。その濾液を濃縮し、そして0%から20%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for:
3733ClFS: 736.2, 737.2, 738.2(M+H);Found:736.1, 737.1, 738.1(M+H)。
【1593】
(S)−2−(2−(3−アミノ−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:25mLの丸底フラスコ中で、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(9mg,0.0122mmol)を、THF(1.5mL)、EtOH(0.5mL)および水(0.5mL)に溶解させた。次いで、水性NaOH(2N)(0.2mL)を添加した。この反応混合物を油浴中40℃で17時間撹拌した。得られた反応混合物を濃縮し、そして水(0.1%のTFAを含む)中0%から95%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)を用いるGilson逆相分取HPLCで精製して、生成物をTFA塩として得た。
【1594】
【化294A】
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【1595】
実施例164.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(312)の調製。
【1596】
【化295】
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【1597】
5−(4−ブロモ−1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの調製:10〜20mLの反応バイアル中で、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(169mg,0.966mmol)および2,4−ジブロモ−1−メチル−1H−イミダゾール(300mg,1.25mmol)をアルゴン雰囲気下でジオキサン(4mL)および水(1mL)に溶解させた。この混合物にアルゴンを5分間吹き込み、次いで炭酸カリウム(400mg,2.895mmol)およびPd(PPh(167mg,0.145mmol)を順番に添加した。次いで、得られた反応混合物を密封し、そして油浴中110℃で1.5時間加熱した。反応物をEtOAc(30mL)と水(30mL)との間で分配した。その有機相を水(3×20mL)で洗浄し、そして濃縮した。残渣を0%から50%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for:
1211BrN
291.0, 293.0(M+H);Found:291.0, 293.0(M+H)。
【1598】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:10mLの反応バイアル中で、5−(4−ブロモ−1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾール(50mg,0.172mmol)を室温でジオキサン(3mL)に溶解させた。この溶液にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、Sn(n−Bu)(0.136mL,0.259mmol)、LiCl(60mg,1.4mmol)、Pd(PPhCl(24mg,0.034mmol)およびPd(PPh(40mg,0.0344mmol)を順番に添加した。得られた反応混合物を密封し、そして油浴中で90℃まで加熱した。この混合物に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(128mg,0.259mmol)のジオキサン(1.5mmol)中の溶液を、シリンジポンプを通して1.5時間かけてゆっくりと添加した。得られた反応混合物を油浴中100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物をEtOAc(20mL)で希釈し、そして濾過して固体を除去した。その濾液を濃縮し、そして0%から20%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for:
3434ClNS: 628.2, 629.2, 630.2(M+H);Found:628.1, 629.1, 630.1(M+H)。
【1599】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:25mLの丸底フラスコ中で、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル15mg,0.024mmol)を、THF(1.5mL)、EtOH(0.7mL)および水(0.5mL)に溶解させた。次いで、水性NaOH(2N)(0.4mL)を添加した。この反応混合物を油浴中30℃で17時間撹拌した。得られた反応混合物を濃縮した。その残渣を、CHCNおよび水(10mL)を用いるGilson逆相HPLCで精製して、生成物を得た。
【1600】
【化295A】
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【1601】
実施例165.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチル−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(313)の調製。
【1602】
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
【1603】
5−(6−クロロ−3−メチルピリジン−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの調製:10mLの反応バイアル中で、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(500mg,2.84mmol)および2−ブロモ−6−クロロ−3−メチルピリジン(585mg,2.84mmol)をアルゴン雰囲気下でジオキサン(7mL)および水(1.7mL)に溶解させた。この混合物にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、炭酸カリウム(979mg,7.1mmol)およびPd(PPh(49 3mg,0.428mmol)を順番に添加した。次いで、得られた反応混合物を密封し、そして油浴中110℃で2.5時間加熱した。反応物をEtOAc(30mL)と水(30mL)との間で分配した。その有機相を水(3×20mL)で洗浄し、そして濃縮した。残渣を0%から50%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for:
1412ClN
258.1 and 260.1(M+H);Found:258.0 and 260.0(M+H)。
【1604】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチル−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:10mLの反応バイアル中で、5−(6−クロロ−3−メチルピリジン−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾール(100mg,0.389mmol)を室温でジオキサン(5mL)に溶解させた。この溶液にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、Sn(n−Bu)(0.253mL,0.508mmol)、LiCl(100mg,2.38mmol)、Pd(PPhCl(27mg,0.039mmol)およびPd(PPh(45mg,0.039mmol)を順番に添加した。得られた反応混合物を密封し、そして油浴中で90℃まで加熱した。この混合物に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(289mg,0.583mmol)のジオキサン(5mL)中の溶液を、シリンジポンプを通して1.5時間かけてゆっくりと添加した。得られた反応混合物を油浴中100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物をEtOAc(20mL)で希釈し、そして濾過して固体を除去した。その濾液を濃縮し、そして0%から20%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for:
3635ClNS: 639.2, 640.2, 641.2(M+H);Found:639.1, 640.1, 641.1(M+H)。
【1605】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチル−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:25mLの丸底フラスコ中で、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル49mg,0.768mmol)を、THF(2mL)、EtOH(1mL)および水(0.5mL)に溶解させた。次いで、水性NaOH(1N)(1mL)を添加した。この反応混合物を油浴中30℃で17時間撹拌した。得られた反応混合物を濃縮した。その残渣をCHCN(10mL)および水(10mL)で粉砕し、そして濾過した。固体を集めて、生成物のナトリウム塩を得た。
【1606】
【化296A】
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【1607】
実施例166.(S)−2−(2−(1−ベンジル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(314)および(S)−2−(2−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(315)の調製。
【1608】
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
【1609】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルと類似の様式で、しかし、3−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸を1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イルボロン酸の代わりに使用して調製した。
【1610】
【化297A】
[この文献は図面を表示できません]
【1611】
(S)−2−(2−(1−ベンジル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルおよび(S)−2−(2−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(219mg,0.4mmol)のACN(5mL)中の撹拌溶液に、KCO(166mg,1.2mmol)および臭化ベンジル(71μL,0.6mmol)を添加した。次いで、この反応物を75℃で27時間加熱した。室温まで冷却した後に、その固体を濾別し、その粗製反応物を濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から20%のEtOAc)により精製して、(S)−2−(2−(1−ベンジル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを得た。
【1612】
【化297B】
[この文献は図面を表示できません]
【1613】
(S)−2−(2−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルもまた単離した。
【1614】
【化297C】
[この文献は図面を表示できません]
【1615】
(S)−2−(2−(1−ベンジル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で、しかし、(S)−2−(2−(1−ベンジル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用して調製した。
【1616】
【化297D】
[この文献は図面を表示できません]
【1617】
(S)−2−(2−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で、しかし、(S)−2−(2−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用して調製した。
【1618】
【化297E】
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【1619】
実施例167.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(316)の調製。
【1620】
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
【1621】
1−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾールの調製:1−メチル−3−フェニル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールと類似の様式で、しかし、6−ブロモ−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾールを5−ブロモ−1−メチル−3−フェニル−1H−インダゾールの代わりに使用して調製した。H NMR (400 MHz, CDCl)δ 8.04 (dd, J = 6.8, 1.6 Hz, 2H), 7.79 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 4.33 (s, 3H), 1.39 (s, 12H)。
【1622】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルと類似の様式で、しかし、1−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾールを1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾールの代わりに使用して調製した。
【1623】
【化298A】
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【1624】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で、しかし、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用して調製した。
【1625】
【化298B】
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【1626】
実施例168.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(317)の調製。
【1627】
【化299】
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【1628】
4−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンの調製:ヒドラジン一水和物(16mL)の撹拌溶液に、4−ブロモ−2−フルオロピリジン(3.4mL,33.1mmol)を添加した。室温で23時間撹拌した後に、4MのNaOH(15mL)および水(30mL)を添加し、そしてこの濃厚な懸濁物を15分間激しく撹拌した。沈殿した固体を濾別し、そして乾燥させて、生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl)δ 7.91 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 6.80 (dd, J = 5.4, 1.5 Hz, 1H), 6.05 (br s, 1H), 3.65 (br s, 2H)。
【1629】
7−ブロモ−3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、4−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジン(1.88g,10mmol)および酢酸(2.5mL)を添加した。この混合物をアルゴン下125℃で16時間還流した。室温まで冷却した後に、酢酸を留去し、そしてこの残渣に飽和NaHCO(150mL)およびDCM(150mL)を添加した。その水層をDCMで抽出し、その有機抽出物を合わせ、MgSOで乾燥させ、そして濃縮して、生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl)δ 7.95 − 7.90 (m, 1H), 7.73 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 6.94 (dd, J = 7.3, 1.7 Hz, 1H), 2.74 (s, 3H)。
【1630】
3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イルボロン酸の調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、7−ブロモ−3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(318mg,1.5mmol)、PdCl(dppf)・DCM(245mg,0.3mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(508mg,2mmol)、およびKOAc(442mg,4.5mmol)を添加した。無水ジオキサン(8mL)を添加し、そしてこの混合物を100℃で3時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物をセライトのプラグで濾過し、そして濃縮して粗製生成物を得、これをさらに精製せずに直接使用した。LCMS−ESI: calc’d for CBN
178.1(M+H);Found:178.1(M+H)。
【1631】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルと類似の様式で、しかし、3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イルボロン酸を1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イルボロン酸の代わりに使用して調製した。
【1632】
【化299A】
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【1633】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で、しかし、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用して調製した。
【1634】
【化299B】
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【1635】
実施例169.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(318)の調製。
【1636】
【化300】
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【1637】
1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エタノールの調製:オーブンで乾燥させたフラスコをアルゴン下で冷却し、そしてこれに4−ブロモピコリンアルデヒド(2.98g,16mmol)および無水THF(50mL)を添加した。この混合物を−78℃まで冷却し、そしてEtO中3Mのメチルマグネシウムブロミド(6.4mL)を滴下により添加した。次いで、この混合物を室温までゆっくりと温め、このときに、これを飽和NHCl溶液でクエンチした。その水層をEtOAcで抽出し、NaSOで乾燥させ、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から60%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl)δ 8.36 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.57 − 7.48 (m, 1H), 7.38 (dd, J = 5.3, 1.4 Hz, 1H), 4.88 (q, J = 6.6 Hz, 1H), 3.84 (br s, 1H), 1.51 (d, J = 6.6 Hz, 3H)。
【1638】
1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エタノンの調製:1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エタノール(2.93g,14.5mmol)のDCM(50mL)中の撹拌溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(12.93g,30.5mmol)を少しずつ数分間かけて添加した。次いで、この反応を1:1のNa/NaHCO飽和溶液(200mL)でクエンチし、そして気体の発生が止むまで撹拌した。その水層をDCMで抽出し、MgSOで乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から10%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl)δ 8.50 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.20 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.64 (dd, J = 5.2, 1.9 Hz, 1H), 2.71 (s, 3H)。
【1639】
(Z)−4−ブロモ−2−(1−ヒドラゾノエチル)ピリジンの調製:1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エタノン(2.4g,12mmol)のMeOH(40mL)中の撹拌溶液に、ヒドラジン一水和物(2.9mL,60mmol)を一度に添加した。室温で2時間撹拌した後に、この混合物を濃縮して、生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl)δ 8.34 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.14 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.33 (dd, J = 5.3, 1.8 Hz, 1H), 5.66 (br s, 2H), 2.23 (s, 3H)。
【1640】
5−ブロモ−3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジンの調製:(Z)−4−ブロモ−2−(1−ヒドラゾノエチル)ピリジン(2.53g,11.8mmol)のDCM(40mL)中の撹拌溶液に、(ジアセトキシヨード)ベンゼン(3.8g,11.8mmol)を少しずつ数分間かけて添加し、そして室温で45分間撹拌した。この反応を1:1のNa/NaHCO飽和溶液(40mL)でクエンチし、そして気体の発生が止むまで撹拌した。その水層をDCMで抽出し、MgSOで乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から45%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl)δ 8.50 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 7.79 (s, 2H), 6.97 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 2.57 (s, 7H)。
【1641】
3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イルボロン酸の調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、5−ブロモ−3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(424mg,2mmol)、PdCl(dppf)・DCM(327mg,0.4mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(660mg,2.6mmol)、およびKOAc(589mg,6mmol)を添加した。無水ジオキサン(10mL)を添加し、そしてこの混合物を100℃で3時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物をセライトのプラグで濾過し、そして濃縮して粗製生成物を得、これをさらに精製せずに直接使用した。LCMS−ESI: calc’d for CBN
178.1(M+H);Found:178.04(M+H)。
【1642】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルと類似の様式で、しかし、3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イルボロン酸を1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イルボロン酸の代わりに使用して調製した。
【1643】
【化300A】
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【1644】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で、しかし、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用して調製した。
【1645】
【化300B】
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【1646】
実施例170.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(319)の調製。
【1647】
【化301】
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【1648】
メタンスルホン酸1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エチルの調製:1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エタノール(3.72g,18.41mmolおよびDMAP(4.5g,36.82mmol)の75mLのジクロロメタン中の撹拌溶液を0℃まで冷却した。これに塩化メシル(1.71mL,22.09mmol)を滴下により添加した。この混合物を0℃で10分間撹拌し、次いで室温まで温め、そして15分間撹拌した。この反応を50mLの氷水でクエンチし、その層を分離し、そしてその水層をジクロロメタン(50mL)で抽出した。その有機物を合わせ、水およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配0%から45%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【1649】
【化301A】
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【1650】
2−(1−アジドエチル)−4−ブロモピリジンの調製:メタンスルホン酸1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エチル(4.68g,16.71mmol)の無水DMF(45mL)DMF中の撹拌溶液に、アジ化ナトリウム(2.17g,33.41mmol)を添加し、そして室温で2時間撹拌した。次いで、反応物を80mLの水で希釈し、次いでEtOAc(2×75mL)で抽出した。その有機抽出物を合わせ、水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをさらに精製せずに直接使用した。
【1651】
【化301B】
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【1652】
1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エタンアミンの調製:2−(1−アジドエチル)−4−ブロモピリジン(4.08g,16.54mmol)の、THF(100mL)および水(10mL)中の溶液に、ポリマーに結合したトリフェニルホスフィン(200〜400メッシュ,約3mmol/g装填;10.97g,32.94mmol)を添加した。次いで、この懸濁物を室温で7時間撹拌した。この反応物を粗いフリットで2回濾過し、次いで濃縮して、粗製生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。
【1653】
【化301C】
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【1654】
N−(1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エチル)アセトアミドの調製:1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エタンアミン(2.3g,11.44mmol)のクロロホルム(30mL)中の溶液に、無水酢酸(2.16mL,22.88mmol)を0℃で滴下により添加した。次いで、この反応を氷水(40mL)でクエンチし、そしてクロロホルム(2×50mL)で抽出した。その有機抽出物を合わせ、次いで1MのNaOH(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配0%から5%のMeOH/DCM)により精製して、生成物を得た。
【1655】
【化301D】
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【1656】
7−ブロモ−1,3−ジメチルイミダゾ[1,5−a]ピリジンの調製:N−(1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(2.28g,9.38mmol)を無水ベンゼン(20mL)に懸濁させ、次いでオキシ塩化リン(2.2mL,23.6mmol)を添加し、そしてこの反応物を3時間加熱還流した。次いで、この粗製反応物を1Mの炭酸カリウム溶液(60mL)に少しずつ添加し、そして気体の発生が止むまで撹拌した。次いで、そのpHを、炭酸カリウムを用いてpH10に調整した。その水層をDCM(50mL×2)で抽出し、その有機物を合わせ、NaSOで乾燥させ、そして濃縮して、生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C10BrN
225.1(M+H);Found:225.05(M+H)。
【1657】
1,3−ジメチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,5−a]ピリジンの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、7−ブロモ−1,3−ジメチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン(360mg,1.6mmol)、PdCl(dppf)・DCM(340mg,0.416mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(609mg,2.4mmol)、およびKOAc(628mg,6.4mmol)を添加した。無水ジオキサン(10mL)を添加し、そしてこの混合物を100℃で3時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物をセライトのプラグで濾過し、そして濃縮して粗製生成物を得、これをさらに精製せずに直接使用した。LCMS−ESI: calc’d for C1522BN
273.2(M+H);Found:273.21(M+H)。
【1658】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルと類似の様式で、しかし、1,3−ジメチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,5−a]ピリジンを1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾールの代わりに使用して調製した。
【1659】
【化301E】
[この文献は図面を表示できません]
【1660】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で、しかし、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用して調製した。
【1661】
【化301F】
[この文献は図面を表示できません]
【1662】
実施例171.1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチルプロパン−1−オール(320)の調製。
【1663】
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
【1664】
1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチルプロパ−2−エン−1−オールの調製:(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(フェニル)メタノールと類似の様式で、しかし、THF中0.5MのイソプロペニルマグネシウムブロミドをTHF中1Mのフェニルマグネシウムブロミドの代わりに使用して調製した。
【1665】
【化302A】
[この文献は図面を表示できません]
【1666】
1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチルプロパン−1−オールの調製:フラスコに、1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチルプロパ−2−エン−1−オール(5.39g,22mmol)、THF(120mL)、および水(120mL)を入れた。激しく撹拌しながら、p−トルエンスルホニルヒドラジド(20.5g,110mmol)およびNaOAc(18.05g,220mmol)を順番に添加した。次いでこの混合物を70℃で20時間還流した。室温まで冷却した後に、飽和KCO溶液を添加し、そしてこの混合物を5分間撹拌した。次いで、その水層をEtOで抽出し、MgSOで乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から15%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1667】
【化302B】
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【1668】
実施例172.(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピラジン−2−イル)メタノール(321)の調製。
【1669】
【化303】
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【1670】
(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピラジン−2−イル)メタノールの調製:オーブンで乾燥させたフラスコに、無水THF(60mL)および2−ヨードピラジン(3mL,20mmol)を添加した。このフラスコを0℃まで冷却し、次いでTHF中2Mのn−ブチルマグネシウムクロリド(11mL)を数分間かけて滴下により添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで5−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(2.4mL,20mmol)を添加した。0℃で2時間撹拌した後に、この反応を飽和水性NHClでクエンチした。その水層をEtOAcで抽出し、MgSOで乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から50%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1671】
【化303A】
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【1672】
実施例173.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(322)の調製。
【1673】
【化304】
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【1674】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル、2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリンおよびiPrNEt(20.1mg,0.156mmol)のDMF中の混合物を100℃で10時間加熱した。この混合物をエバポレートして乾固させ、そして0%から70%のEtOAc/Hexで溶出するCombi Flashで分離して、表題化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3336ClS: 627.2, 629.2(M+H);Found:627.3, 629.3(M+H)。
【1675】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(63.7mg,0.101mmol)のCHOH/THF(1:1,4mL)中の溶液に、NaOH(2N,1mL,2mmol)を添加し、得られた混合物を50℃で14時間加熱した。この混合物をエバポレートして小さい体積にし、pH3まで酸性にし、そしてCHClとブラインとに溶解させてこれらの間で分配した。その有機層を分離し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、そしてエバポレートして乾固させた。その残渣をCombi Flash(50%のEtOAc/Hex)で精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【1676】
【化304A】
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【1677】
実施例174.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−2−p−トリルモルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(323)の調製。
【1678】
【化305】
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【1679】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−2−p−トリルモルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−2−p−トリルモルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、2−(4−メチルフェニル)−2−メチルモルホリンを2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリンの代わりに使用したこと以外は(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の手順を使用して調製した。
【1680】
【化305A】
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【1681】
実施例175.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(324)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((R)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(325)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((S)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(326)の調製。
【1682】
【化306】
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【1683】
2−クロロ−N−(2−ヒドロキシ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エチル)アセトアミドの調製:1−メチル−1H−インダゾール−6−カルバルデヒド(532.8mg,3.3mmol)のCHCl(5mL)中の溶液に、0℃でZnI(106.1mg,0.33mmol)およびシアノトリメチルシラン(0.499mL,3.99mmol)を添加し、得られた混合物を0℃で2時間撹拌すると、LC/MSは、TMS−シアノヒドリンの完全な形成を示した。約3mLの上記混合物をエバポレートして乾固させ、次いでTHFに再度溶解させ、LiAlH(2mL,THF中1N,2mmol)を添加し、得られた混合物を室温で2時間撹拌した。この混合物をEtOAcでクエンチし、0.075mLのHO、0.075mLのNaOH(15%w/w)、次いで0.225mLのHOを添加し、次いでセライトで濾過した。その濾液および洗浄液を集め、そしてエバポレートして乾固させて、粗製化合物を得た。この粗製物質(約50%の2−アミノ−1−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エタノールを含む)を、精製も特徴付けも行わずに次の工程に使用した。
【1684】
次いで、DMF中の上記粗製物質である2−アミノ−1−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エタノール(390.8mg,約50%,約1mmol)に、2−クロロアセチルクロリド(138.7mg,1.2mmol)およびiPrNEt(0.347mL,2mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、この混合物をEtOAcとブラインとに溶解させ、これらの間で分配した。その有機層を分離し、そしてその水層をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、そしてエバポレートして乾固させた。その残渣をCombi Flash(50%のEtOAc/Hex)で精製して、2−クロロ−N−(2−ヒドロキシ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エチル)アセトアミドを得た。LCMS−ESI: calc’d for C1214ClN
268.1, 270.1(M+H);Found:268.2, 270.2(M+H)。
【1685】
6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリン−3−オンの調製:2−クロロ−N−(2−ヒドロキシ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エチル)アセトアミド(70.1mg,0.26mmol)のTHF中の溶液に、tBuOK(38.3mg,0.31mmol)を添加した。得られた混合物を室温で7時間撹拌した。この混合物をCHClとブラインとに溶解させ、これらの間で分配した。その有機層を分離し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、そしてエバポレートして乾固させた。その残渣をCombi Flash(50%のEtOAc/Hex)で精製して、6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリン−3−オンを得た。LCMS−ESI: calc’d for C1213O: 232.1(M+H);Found:232.1(M+H)。
【1686】
2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリンの調製:6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリン−3−オン(17.8mg,0.077mmol)のTHF中の溶液に、THF中のBH(1M,mmol)を添加した。得られた混合物を室温で10時間撹拌した。この粗製化合物をエバポレートして乾固させ、そしてさらに精製せずに次の工程に使用した。LCMS−ESI: calc’d for C1215O: 218.1(M+H);Found:218.2(M+H)。
【1687】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリンを2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリンの代わりに使用したこと以外は(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の手順を使用して調製した。
【1688】
【化306A】
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【1689】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((R)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((S)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸のジアステレオマー混合物を、35%のCHOH/SFC(0.01%のTFAを含む)で分離して、エナンチオマー的に純粋な(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((R)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((S)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸をそれぞれ得た。
【1690】
【化306B】
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【1691】
実施例176.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−フェニルモルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(327)の調製。
【1692】
【化307】
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【1693】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−フェニルモルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−フェニルモルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、2−(4−メチルフェニル)−2−メチルモルホリンを2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリンの代わりに使用したこと以外は(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の手順を使用して調製した。
【1694】
【化307A】
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【1695】
実施例177.方法AQ:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(オキセタン−3−イル)−2H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(328)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(329)の調製。
【1696】
【化308】
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【1697】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(300.0mg,0.604mmol)、1H−インダゾール−5−ボロン酸(117.3mg,0.725mmol)、炭酸カリウム(250.3mg,1.811mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(104.7mg,0.091mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(6mL)および脱気した水(1.5mL)を添加した。この反応混合物を95℃で6.5時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2929ClNS: 534.2(M+H);Found:533.8(M+H)。
【1698】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(オキセタン−3−イル)−2H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルから出発し、そしてヨードメタンの代わりに3−ブロモオキセタンから出発したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1699】
実施例178.方法BB:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−イソプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(330)の調製。
【1700】
【化309】
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【1701】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−イソプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−イソプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチルプロパン−1−オールを(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリジン−3−イル)メタノールの代わりに使用したこと以外は(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1702】
【化309A】
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【1703】
実施例179.化合物331〜463についての化学合成および特徴付けデータ。これらの化合物を、表に記載される一般方法により調製した。上記一般方法に基づいて、当業者は、記載される化合物を首尾よく製造する適切な反応物質を決定することができる。
【1704】
一般方法(方法C(実施例15)、方法F(実施例18)、方法H(実施例20)、方法J(実施例22)、方法O(実施例46)、方法P(実施例47)、方法V(実施例50)、方法W(実施例51)、方法Y(実施例52)、方法AA(実施例54)、方法AG(実施例57)、方法AJ(実施例60)、方法AK(実施例61)、方法AL(実施例62)、方法AM(実施例63)、方法AN(実施例64)、方法AO(実施例65)、方法AP(実施例66)、方法AQ(実施例177)、方法AR(実施例67)、方法AS(実施例68)、方法AT(実施例69)、方法AU(実施例70)、方法AV(実施例71)、方法AW(実施例72)、方法AX(実施例73)、方法AY(実施例74)、方法AZ(実施例75)、方法BA(実施例76)、方法BC(実施例78)、方法BE(実施例80)、方法BF(実施例81)、方法BG(実施例82)。
【1705】
【化310-1】
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【1706】
【化310-2】
[この文献は図面を表示できません]
【1707】
【化310-3】
[この文献は図面を表示できません]
【1708】
【化310-4】
[この文献は図面を表示できません]
【1709】
【化310-5】
[この文献は図面を表示できません]
【1710】
【化310-6】
[この文献は図面を表示できません]
【1711】
【化310-7】
[この文献は図面を表示できません]
【1712】
【化310-8】
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【1713】
【化310-9】
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【1714】
【化310-10】
[この文献は図面を表示できません]
【1715】
【化310-11】
[この文献は図面を表示できません]
【1716】
【化310-12】
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【1717】
【化310-13】
[この文献は図面を表示できません]
【1718】
【化310-14】
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【1719】
【化310-15】
[この文献は図面を表示できません]
【1720】
【化310-16】
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【1721】
【化310-17】
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【1722】
【化310-18】
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【1723】
【化310-19】
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【1724】
【化310-20】
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【1725】
【化310-21】
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【1726】
【化310-22】
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【1727】
【化310-23】
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【1728】
実施例180.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(ペンタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(464)の調製。
【1729】
【化311】
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【1730】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(ペンタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(40.0mg,0.077mmol)に、1,4−ジオキサン(1mL)中の1−(3−プロピル)−ピペラジン(60.5mg,0.387mmol)を添加した。この反応混合物を室温で20分間、次いで40℃で1時間撹拌した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3443ClNS(M+H):636.3;Found:636.2(M+H)。
【1731】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(ペンタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(ペンタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.39mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1732】
【化311A】
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【1733】
実施例181.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−(4−tert−ブチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(465)の調製。
【1734】
【化312】
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【1735】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−(4−tert−ブチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:フラスコに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(40.0mg,0.077mmol)および1−tert−ブチルピペラジン(33.1mg,0.232mmol)を入れた。1,4−ジオキサン(1mL)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3341ClNS(M+H):622.3;Found:622.2(M+H)。
【1736】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−(4−tert−ブチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−(4−tert−ブチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.39mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1737】
【化312A】
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【1738】
実施例182.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(466)の調製。
【1739】
【化313】
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【1740】
(R)−1−Boc−2−メチル−4−イソプロピルピペラジンの調製:DMF(5mL)中の(R)−1−Boc−2−メチルピペラジン(200.0mg,0.999mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(444.5mg,2.097mmol)に、アセトン(116mg,0.147mL,1.997mmol)および酢酸(90.0mg,86μL,1.498mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で1時間加熱した。この反応混合物を水で希釈し、そしてジエチルエーテルで3回抽出した。合わせた有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C1327(M+H):243.2;Found:243.1(M+H)。
【1741】
(R)−1−イソプロピル−3−メチルピペラジンの調製:1,4−ジオキサン(10mL)中の粗製の(R)−1−Boc−2−メチル−4−イソプロピルピペラジンに、HCl(5mLの1,4−ジオキサン中4M溶液)を添加した。この反応混合物を室温で28時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルに懸濁させ、濃縮し、そして高真空で1日乾燥させた。得られた固体を水性2NのNaOHに溶解させ、そしてこの溶液をDCMで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、生成物の遊離塩基を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C18(M+H):143.1;Found:143.7(M+H)。
【1742】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(40.0mg,0.077mmol)に、1,4−ジオキサン(1mL)およびトリエチルアミン(15.7mg,22μL,0.155mmol)中の(R)−1−イソプロピル−3−メチルピペラジン(33.1mg,0.232mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で4日間撹拌し、その後、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3341ClNS(M+H):622.3;Found:622.2(M+H)。
【1743】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.39mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1744】
【化313A】
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【1745】
実施例183.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(467)の調製。
【1746】
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
【1747】
(S)−1−Boc−2−メチル−4−イソプロピルピペラジンの調製:DMF(5mL)中の(R)−1−Boc−2−メチルピペラジン(200.0mg,0.999mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(444.5mg,2.097mmol)に、アセトン(116mg,0.147mL,1.997mmol)および酢酸(90.0mg,86μL,1.498mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で1時間加熱した。この反応混合物を水で希釈し、そしてジエチルエーテルで3回抽出した。合わせた有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C1327(M+H):243.2;Found:243.2(M+H)。
【1748】
(S)−1−イソプロピル−3−メチルピペラジンの調製:1,4−ジオキサン(10mL)中の粗製の(S)−1−Boc−2−メチル−4−イソプロピルピペラジンに、HCl(5mLの1,4−ジオキサン中4M溶液)を添加した。この反応混合物を室温で28時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルに懸濁させ、濃縮し、そして高真空で1日乾燥させた。得られた固体を水性2NのNaOHに溶解させ、そしてこの溶液をDCMで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、生成物の遊離塩基を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C18(M+H):143.1;Found:143.7(M+H)。
【1749】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(40.0mg,0.077mmol)に、1,4−ジオキサン(1mL)およびトリエチルアミン(15.7mg,22μL,0.155mmol)中の(S)−1−イソプロピル−3−メチルピペラジン(33.1mg,0.232mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で4日間撹拌し、その後、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3341ClNS(M+H):622.3;Found:622.2(M+H)。
【1750】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.39mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1751】
【化314A】
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【1752】
実施例184.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(468)の調製。
【1753】
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
【1754】
(S)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:1,4−ジオキサン(2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(80.0mg,0.155mmol)および(S)−1−boc−2−メチルピペラジン(93.1mg,0.465mmol)に、トリエチルアミン(156.8mg,0.19mL,1.549mmol)を添加した。この反応混合物を、40℃で4時間、室温で一晩、次いで40℃でさらに7時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3543ClNS(M+H):680.3;Found:680.0(M+H)。
【1755】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((S)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:1,4−ジオキサン(1.25mL)中の粗製の(S)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルに、HCl(0.78mLの1,4−ジオキサン中4M溶液)を添加した。この反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルに懸濁させ、濃縮し、そして高真空下で一晩乾燥させた。得られた固体を水に溶解させ、2NのNaOHで塩基性にし、そしてDCMで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3035ClNS(M+H):580.2;Found:580.2(M+H)。
【1756】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:DMF(1mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((S)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(43.8mg,0.075mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(80.1mg,0.377mmol)に、酢酸(22.7mg,21.6μL,0.377mmol)を添加した。この反応混合物を60℃まで加熱し、次いで37%w/wの水性ホルムアルデヒド(9.1mg,21.6μL,0.302mmol)を1分間かけて滴下により添加した。この反応混合物を60℃で2時間加熱した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。EtOAc中の100:5:1のEtOAc/MeOH/NHOH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C3137ClNS(M+H):594.2;Found:593.6(M+H)。
【1757】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.3mL)およびメタノール(0.3mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.30mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1758】
【化315A】
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【1759】
実施例185.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(469)の調製。
【1760】
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
【1761】
(R)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:1,4−ジオキサン(2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(80.0mg,0.155mmol)および(R)−1−boc−2−メチルピペラジン(93.1mg,0.465mmol)に、トリエチルアミン(156.8mg,0.19mL,1.549mmol)を添加した。この反応混合物を、40℃で4時間、室温で一晩、次いで40℃でさらに7時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3543ClNS(M+H):680.3;Found:680.0(M+H)。
【1762】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:1,4−ジオキサン(1.25mL)中の粗製の(R)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルに、HCl(0.78mLの1,4−ジオキサン中4M溶液)を添加した。この反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルに懸濁させ、濃縮し、そして高真空下で一晩乾燥させた。得られた固体を水に溶解させ、2NのNaOHで塩基性にし、そしてDCMで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3035ClNS(M+H):580.2;Found:580.2(M+H)。
【1763】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:DMF(1mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(45.8mg,0.079mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(83.7mg,0.395mmol)に、酢酸(23.7mg,22.6μL,0.395mmol)を添加した。この反応混合物を60℃まで加熱し、次いで37%w/wの水性ホルムアルデヒド(9.48mg,23.5μL,0.316mmol)を1分間かけて滴下により添加した。この反応混合物を60℃で2時間加熱した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。EtOAc中の100:5:1のEtOAc/MeOH/NHOH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C3137ClNS(M+H):594.2;Found:593.7(M+H)。
【1764】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.3mL)およびメタノール(0.3mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.30mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1765】
【化316A】
[この文献は図面を表示できません]
【1766】
実施例186.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(470)の調製。
【1767】
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
【1768】
(S)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:1,4−ジオキサン(2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(80.0mg,0.155mmol)および(S)−1−boc−2−メチルピペラジン(93.1mg,0.465mmol)に、トリエチルアミン(156.8mg,0.19mL,1.549mmol)を添加した。この反応混合物を、40℃で4時間、室温で一晩、次いで40℃でさらに7時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3543ClNS(M+H):680.3;Found:680.0(M+H)。
【1769】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((S)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:1,4−ジオキサン(1.25mL)中の粗製の(S)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルに、HCl(0.78mLの1,4−ジオキサン中4M溶液)を添加した。この反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルに懸濁させ、濃縮し、そして高真空下で一晩乾燥させた。得られた固体を水に溶解させ、2NのNaOHで塩基性にし、そしてDCMで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3035ClNS(M+H):580.2;Found:580.2(M+H)。
【1770】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:DMF(1mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((S)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(43.8mg,0.075mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(80.1mg,0.377mmol)に、酢酸(22.7mg,21.6μL,0.377mmol)およびアセトン(17.6mg,22.2μL,0.302mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で6.5時間加熱した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。EtOAc中の100:5:1のEtOAc/MeOH/NHOH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C3341ClNS(M+H):622.3;Found:622.2(M+H)。
【1771】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.3mL)およびメタノール(0.3mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.35mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1772】
【化317A】
[この文献は図面を表示できません]
【1773】
実施例187.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(471)の調製。
【1774】
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
【1775】
(R)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:1,4−ジオキサン(2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(80.0mg,0.155mmol)および(R)−1−boc−2−メチルピペラジン(93.1mg,0.465mmol)に、トリエチルアミン(156.8mg,0.19mL,1.549mmol)を添加した。この反応混合物を、40℃で4時間、室温で一晩、次いで40℃でさらに7時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3543ClNS(M+H):680.3;Found:680.0(M+H)。
【1776】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:1,4−ジオキサン(1.25mL)中の粗製の(R)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルに、HCl(0.78mLの1,4−ジオキサン中4M溶液)を添加した。この反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルに懸濁させ、濃縮し、そして高真空下で一晩乾燥させた。得られた固体を水に溶解させ、2NのNaOHで塩基性にし、そしてDCMで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3035ClNS(M+H):580.2;Found:580.2(M+H)。
【1777】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:DMF(1mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(45.8mg,0.079mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(83.7mg,0.395mmol)に、酢酸(23.7mg,22.6μL,0.395mmol)およびアセトン(18.3mg,23.2μL,0.316mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で6.5時間加熱した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。EtOAc中の100:5:1のEtOAc/MeOH/NHOH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C3341ClNS(M+H):622.3;Found:622.2(M+H)。
【1778】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.33mL)およびメタノール(0.33mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.33mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1779】
【化318A】
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【1780】
実施例188.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(472)の調製。
【1781】
【化319】
[この文献は図面を表示できません]
【1782】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(30.0mg,0.058mmol)に、1,4−ジオキサン(1mL)中のピペラジン−1−カルボン酸ジメチルアミド(36.6mg,0.232mmol)を添加した。この反応混合物を40℃で4時間、次いで室温で一晩撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3238ClNS(M+H):637.2;Found:637.2(M+H)。
【1783】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.3mL)およびメタノール(0.3mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.29mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を40℃で4時間加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1784】
【化319A】
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【1785】
実施例189.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチル−3−オキソピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(473)の調製。
【1786】
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
【1787】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチル−3−オキソピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(15.0mg,0.029mmol)のDMF(0.4mL)中の溶液に、1−エチルピペラジン−2−オン(7.4mg,0.058mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で一晩加熱した。反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3135ClNS: 608.2(M+H);Found:608.2(M+H)。
【1788】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチル−3−オキソピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチル−3−オキソピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(4.1mg,0.007mmol)のピリジン(0.4mL)中の溶液に、LiI(50mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波中170℃で90分間加熱した。この混合物を減圧中で濃縮し、次いでHO(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物のTFA塩を得た。
【1789】
【化320A】
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【1790】
実施例190.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(474)の調製。
【1791】
【化321】
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【1792】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(10mg)、ジオキサン(500μL)、HO(200μL)、EtN(50μL)、および1−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン(30mg)の溶液を入れた。この反応物を60℃で1時間加熱した。エタノール(無水,500μL)および5Mの水性NaOH(500μL)を添加し、そしてこの反応物を60℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして逆相HPLC(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により直接精製して、表題化合物を得た。
【1793】
【化321A】
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【1794】
実施例191.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(475)の調製。
【1795】
【化322】
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【1796】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、固体のLiAlH(100mg)を入れた。N−アセチルピペラジン(120mg)の無水EtO(4.0mL)中の溶液を23℃で2分間かけて滴下により添加した。この容器をN下に置き、そして30分間撹拌した。水(100μL)を添加し、そしてこの混合物を3分間撹拌した。10Mの水性NaOH(50μL)を添加し、そしてこの混合物を5分間撹拌した。最後に、HO(300μL)を添加し、この混合物を15分間撹拌し、そして濾過した。その濾液を濃縮し、そして(生成物が揮発性であるので短時間)真空乾燥させてN−エチルピペラジンを得、これを次の工程で即座に使用した。
【1797】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(10mg)、ジオキサン(500μL)、およびHO(200μL)を添加した。この反応物を90℃で1時間加熱した。エタノール(無水,500μL)および5Mの水性NaOH(500μL)を添加し、そしてこの反応物を90℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして逆相HPLC(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により直接精製して、表題化合物を得た。
【1798】
【化322A】
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【1799】
実施例192.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(476)の調製。
【1800】
【化323】
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【1801】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(10mg)、ジオキサン(500μL)、HO(200μL)、EtN(50μL)、およびピペラジン(40mg)の溶液を入れた。この反応物を60℃で1時間加熱した。エタノール(無水,500μL)および5Mの水性NaOH(500μL)を添加した。この反応物を60℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして逆相HPLC(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により直接精製して、表題化合物を得た。
【1802】
【化323A】
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【1803】
実施例193.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(477)の調製。
【1804】
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
【1805】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(10mg)、ジオキサン(500μL)、HO(200μL)、EtN(50μL)、および1−メチル−1,4−ジアゼパン(40mg)の溶液を入れた。この反応物を90℃で1時間加熱した。エタノール(無水,500μL)および5Mの水性NaOH(500μL)を添加した。この反応物を90℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして逆相HPLC(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により直接精製して、表題化合物を得た。
【1806】
【化324A】
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【1807】
実施例194.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(478)の調製。
【1808】
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
【1809】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(40mg,0.08mmol)のジオキサン(1mL)中の溶液に、(S)−N,N−ジメチルピロリジン−3−アミン(89mg,0.78mmol)を室温で添加した。この反応混合物をさらに30分間撹拌し、次いで減圧中で濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3137ClNS: 594.2(M+H);Found:594.4(M+H)。
【1810】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(46mg,0.08mmol)の、1:5のTHF/MeOH(1.2mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして40℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1811】
【化325A】
[この文献は図面を表示できません]
【1812】
実施例195.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(479)の調製。
【1813】
【化326】
[この文献は図面を表示できません]
【1814】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(37mg,0.07mmol)のジオキサン(1mL)中の溶液に、(R)−N,N−ジメチルピロリジン−3−アミン(89mg,0.78mmol)を室温で添加した。この反応混合物をさらに30分間撹拌し、次いで減圧中で濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3137ClNS: 594.2(M+H);Found:594.4(M+H)。
【1815】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(43mg,0.07mmol)の、1:5のTHF/MeOH(1.2mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして40℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1816】
【化326A】
[この文献は図面を表示できません]
【1817】
実施例196.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(480)の調製
【1818】
【化327】
[この文献は図面を表示できません]
【1819】
2−クロロ−6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピラジンの調製:1,4−ジオキサン(2mL)中の2,6−ジクロロピラジン(250.0mg,1.678mmol)に、1−イソプロピルピペラジン(0.29mL,2.014mmol)およびトリエチルアミン(0.70mL,5.034mmol)を添加した。この反応混合物を室温で1日撹拌し、セライトで濾過し(1,4−ジオキサン溶出液)、次いで濃縮した。EtOAc中の100:5:1のEtOAc/MeOH/NHOH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C1118ClN(M+H):241.1;Found:241.2(M+H)。
【1820】
2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−6−(トリブチルスタンニル)ピラジンの調製:テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(120.0mg,0.104mmol)およびLiCl(132.1mg,3.115mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプで引いてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に、トルエン(10mL)中の2−クロロ−6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピラジン(250.0mg,1.038mmol)およびヘキサブチルスズ(903.7mg,0.79mL,1.558mmol)を添加した。この反応混合物を140℃で1.5時間加熱し、セライトで濾過し、そして濃縮した。DCM中の79:20:1のDCM/MeOH/NH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C2344Sn(M+H):497.3;Found:496.6(M+H)。
【1821】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(60.0mg,0.124mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(21.5mg,0.019mmol)、塩化リチウム(15.8mg,0.373mmol)、およびヨウ化銅(I)(7.1mg,0.037mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプで引いてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物にジオキサン(1.5mL)中の2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−6−(トリブチルスタンニル)ピラジン(73.9mg,0.149mmol)を添加し、そして得られた混合物を100℃で4.5時間撹拌した。この反応混合物を冷却し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。DCM中の79:20:1のDCM/MeOH/NH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C3239ClNS(M+H):608.2;Found:608.3(M+H)。
【1822】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.45mL)およびメタノール(0.45mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(52.9mg,0.087mmol)に、NaOH(0.44mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1823】
【化327A】
[この文献は図面を表示できません]
【1824】
実施例197.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(481)の調製。
【1825】
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
【1826】
(S)−2−(2−(6−ブロモピリジン−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(121mg,0.25mmol)および5−ブロモピリジン−3−イルボロン酸(61mg,0.30mmol)の1,4−ジオキサン(3mL)中の溶液に、炭酸カリウム溶液(0.50mL,2M水性)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(14mg,0.013mmol)を添加した。この反応物を105℃で3時間撹拌した。ブラインおよびEtOAcで希釈した。層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてCombiFlash(EtOAc/Hex)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2625ClBrNS: 559.0(M+H);Found:559.1(M+H)。
【1827】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−(6−ブロモピリジン−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(54mg,0.096mmol)の1,4−ジオキサン(1mL)中の溶液に、イソプロピルピペラジン(16mg,0.13mmol)、炭酸セシウム(41mg,0.13mmol)、およびPd BrettPhosプレ触媒(2mg,0.003mmol)を添加した。反応混合物を密封バイアル中110℃で20時間撹拌し、そして粗製のまま持ち越した。LCMS−ESI: calc’d for C3340ClNS: 607.2(M+H);Found:607.3(M+H)。
【1828】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:MeOH(2mL)を上記反応混合物に添加し、その後、水酸化ナトリウム溶液(0.20mL,2水性)を添加した。この混合物を60℃で4時間撹拌し、次いで濾過し、そしてHO(0.1%のTFAを含む)中2%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1829】
【化328A】
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【1830】
実施例198.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(482)の調製。
【1831】
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
【1832】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−(6−ブロモピリジン−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(54mg,0.096mmol)の1,4−ジオキサン(1mL)中の溶液に、1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン(18mg,0.13mmol)、炭酸セシウム(41mg,0.13mmol)、およびPd BrettPhosプレ触媒(2mg,0.003mmol)を添加した。反応混合物を密封バイアル中110℃で20時間撹拌し、そして粗製のまま持ち越した。LCMS−ESI: calc’d for C3338ClNS: 621.2(M+H);Found:621.2(M+H)。
【1833】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:MeOH(2mL)を上記反応混合物に添加し、その後、水酸化ナトリウム溶液(0.20mL,2M水性)を添加した。この混合物を60℃で4時間撹拌し、次いで濾過し、そしてHO(0.1%のTFAを含む)中2%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1834】
【化329A】
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【1835】
実施例199.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(483)の調製。
【1836】
【化330】
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【1837】
(S)−4−(3−(6−(1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(193mg,0.40mmol)および4−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(217mg,0.56mmol)の1,4−ジオキサン(3mL)中の溶液に、炭酸カリウム溶液(0.80mL,1.6mmol,2Mの水溶液)およびPd(PPh(23mg,0.02mmol)を添加した。この反応混合物を105℃で3時間撹拌した。この混合物をブライン(5mL)およびEtOAc(5mL)で希釈した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C3643ClNS: 664.3(M+H);Found:664.3(M+H)。
【1838】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(3−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−4−(3−(6−(1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(上記から)のTHF(4mL)およびメタノール(4mL)中の溶液に、水酸化ナトリウム溶液(1.0mL,2mmol,2Mの水溶液)を添加した。この混合物を60℃で18時間撹拌した。NHClの飽和溶液(20mL)およびEtOAc(15mL)を添加した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C3541ClNS: 650.2(M+H);Found:650.2(M+H)。
【1839】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピペラジン−1−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(3−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(上記から)の1,4−ジオキサン(5mL)中の溶液に、1,4−ジオキサン中4MのHCl(1mL,4mmol)を添加した。この反応物を室温で6時間撹拌した。NaHCOの飽和溶液(10mL)を注意深く添加した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI: calc’d for C3033ClNS: 550.2(M+H);Found:550.2(M+H)。
【1840】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピペラジン−1−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(30mg,0.055mmol)のMeOH(1mL)中の溶液に、アセトン(0.20mL)、酢酸(0.08mL)、およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(58mg,0.27mmol)を添加した。室温で18時間、次いで60℃で3時間撹拌した(反応は完了に至らなかった)。HOを添加し(1mL)、そしてHO(0.1%のTFAを含む)中2%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1841】
【化330A】
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【1842】
実施例200.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(484)の調製。
【1843】
【化331】
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【1844】
4−ブロモ−2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾールの調製:50mLの丸底フラスコ中で、1−イソプロピルピペラジン(306mg,2.38mmol)を4mLのジオキサンに溶解させた。2,4−ジブロモチアゾール(870mg,1.5当量)を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩撹拌した。TLCおよびLC−MSは、所望の生成物を示した。DIEA(0.83mL,2当量)を添加した。この反応物を室温で4時間撹拌し、次いで50℃で5時間加熱した。反応物を冷却し、そして酢酸エチル/ブラインを使用して抽出した。その有機層を濃縮し、そしてcombiflashにより精製して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1017BrNS: 290.0(M+H);Found:290.2(M+H)。
【1845】
2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−4−(トリブチルスタンニル)チアゾールの調製:5mLのマイクロ波反応チューブに、4−ブロモ−2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール(61mg,0.21mmol)、Pd(PPh(37mg,15mol%)、ビス(トリブチルスズ)(183mg,2当量)およびトルエン(1.5mL)を入れた。この反応物を油浴中140℃で1時間加熱した。この反応粗製物のLC−MSは、所望の生成物を示す。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして飽和NaF水溶液を添加し、そして30分間撹拌した。酢酸エチルで抽出し、そしてその有機層を濃縮し、Combiflash(ヘキサン中0%から100%の酢酸エチル)により精製して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2244SSn:
502.2(M+H);Found:502.2(M+H)。
【1846】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:5mLのマイクロ波反応チューブに、2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−4−(トリブチルスタンニル)チアゾール(33mg,0,066mmol)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(40mg,1.2当量)、Pd(PPh(15mg,15mol%)、CuI(5mg,30mol%)およびジオキサン(1mL)を入れた。この反応物を油浴中110℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして飽和NaF水溶液を添加し、そして30分間撹拌した。酢酸エチルで抽出し、そしてその有機層を濃縮し、そしてCombiflash(ヘキサン中0%から100%の酢酸エチル)により精製して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3138ClN: 613.2(M+H);Found:613.4(M+H)。
【1847】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(30mg,0.04mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.5mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして40℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1848】
【化331A】
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【1849】
実施例201.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(485)の調製。
【1850】
【化332】
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【1851】
5−ブロモ−2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾールの調製:50mLの丸底フラスコ中で、1−イソプロピルピペラジン(224mg,1.74mmol)を4mLのジオキサンに溶解させた。2,5−ジブロモチアゾール(650mg,1.5当量)およびDIEA(670mg,3当量)を添加し、そしてこの反応物を50℃で一晩加熱した。反応混合物を冷却し、そして酢酸エチル/ブラインを使用して抽出した。その有機層を濃縮し、そしてcombiflashにより精製して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1017BrNS: 290.0(M+H);Found:290.2(M+H)。
【1852】
2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾールの調製:5mLのマイクロ波反応チューブに、5−ブロモ−2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール(100mg,0.34mmol)、Pd(PPh(60mg,15mol%)、ビス(トリブチルスズ)(300mg,2当量)およびトルエン(1.5mL)を入れた。この反応物を油浴中140℃で1時間加熱した。この反応粗製物のLC−MSは、所望の生成物を示す。反応混合物を酢酸エチルを使用して希釈し、飽和NaF水溶液を添加し、そして30分間撹拌した。酢酸エチルで抽出し、そしてその有機層を濃縮し、そしてCombiflash(ヘキサン中0%から100%の酢酸エチル)により精製して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2244SSn:
502.2(M+H);Found:502.2(M+H)。
【1853】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:5mLのマイクロ波反応チューブに、2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾール(39mg,0,078mmol)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(40mg,1.1当量)、Pd(PPh(15mg,15mol%)、CuI(5mg,30mol%)およびジオキサン(1mL)を入れた。この反応物を油浴中110℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして飽和NaF水溶液を添加し、そして30分間撹拌した。酢酸エチルで抽出し、そしてその有機層を濃縮し、そしてCombiflash(ヘキサン中0%から100%の酢酸エチル)により精製して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3138ClN: 613.2(M+H);Found:613.2(M+H)。
【1854】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(30mg,0.04mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.5mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして40℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1855】
【化332A】
[この文献は図面を表示できません]
【1856】
実施例202.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(486)の調製。
【1857】
【化333】
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【1858】
5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾールの調製:5−ブロモチアゾール(359mg,2.19mmol)、イソプロピルピペラジン(330mg,1.1当量)、ビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(22mg,15mol%)、セチルトリメチルアンモニウムブロミド(15mg,30mol%)、トルエン(3mL)を含む5mLのマイクロ波反応チューブに、1滴の50%のKOH水溶液を添加した。この反応物を110℃で4時間加熱した。この反応物を冷却し、そして酢酸エチル/ブラインを使用して抽出した。その有機層を濃縮し、そしてCombiflash(0%から20%のMeOH/酢酸エチル)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1018S: 212.1(M+H);Found:212.1(M+H)。
【1859】
2−ブロモ−5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾールの調製:−78℃で、n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5N,0.27mL,2当量)を、1mLのTHF中の5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール(28mg,0.132mmol)に添加した。CBr(22mg,0.5当量)を30分後に添加した。この反応物を−78℃で2時間撹拌した。この反応を、水を添加することによりクエンチした。この反応粗製物を、EtOAcを使用して抽出した。その有機層を濃縮し、そしてCombiflash(EtOAc中0%から20%のMeOH)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1017BrNS: 290.0(M+H);Found:290.1(M+H)。
【1860】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:5mLのマイクロ波反応チューブに、2−ブロモ−5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール(12mg,0.041mmol)、Pd(PPh(7mg,15mol%)、CuI(4mg,30mol%)および(SnBu(48mg,2当量)およびトルエン(0.5mL)を入れた。この反応物を油浴中110℃まで加熱した。トルエン(4mL)中の(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(20mg,1.1当量)をゆっくりと(1.5時間かけて)添加した。この反応物を油浴中110℃で2時間加熱した。この反応粗製物を酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を濃縮し、そして逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3138ClN: 613.2(M+H);Found:613.2(M+H)。
【1861】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの、1:1のTHF/MeOH(1.5mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして40℃で2日間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1862】
【化333A】
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【1863】
実施例203.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(487)の調製。
【1864】
【化334】
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【1865】
2−クロロ−4−(1−エトキシビニル)−5−フルオロピリミジンの調製:2,4−ジクロロ−5−フルオロ−ピリミジン(5.2g,31.14mmol)のDMF(60mL)中の溶液に、トリブチル−(l−エトキシ−ビニル)−スタンナン(12.37g,361.2mmol)を添加し、その後、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.438g,0.623mmol)を添加した。この混合物を75℃で2時間加熱し、室温まで冷却し、そして濃縮した。その油状残渣を酢酸エチルに溶解させ、そしてフッ化カリウムの飽和水溶液を添加し、そしてこの混合物を室温で18時間撹拌した。EtOAcで希釈してセライトで濾過した後に、その有機相を水、ブラインで洗浄し、そして濃縮した。この粗製物質をCombiFlash(0%から10%のEtOAc/Hex)により精製して、所望の生成物を得た。
【1866】
【化334A】
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【1867】
1−(2−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−イル)エタノンの調製:2−クロロ−4−(1−エトキシビニル)−5−フルオロピリミジン(5.23g,25.81mmol)の、3NのHCl(100mL)中の混合物を室温で6時間撹拌した。水酸化カリウム(50%)を添加して、曇った混合物を得(pHは依然として1未満であった)、そして曇った混合物をEtOAcで抽出した。さらなる水酸化カリウム(50%)を添加し、そしてEtOAcで抽出した。再度、さらなる水酸化カリウム(50%)を、pH=7になるまで添加し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から25%のEtOAc/Hex)により精製して、所望の生成物を得た。H NMR (400 MHz, CDCl)δ 8.69 (d, J = 2Hz, 1H), 2.71 (2, 3H);
19F (376 MHz, CDCl3)δ −138.26。
【1868】
5−クロロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジンの調製:1−(2−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−イル)エタノン(4.00g,22.91mmol)およびメチルヒドラジン(0.724mL,13.75mmol)のエチレングリコール中の溶液を120℃で2時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、HOで希釈し、そして酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層をHO(2回)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をCombiFlash(0%から30%のEtOAc/Hex)により精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for CClN
183.0(M+H);Found:183.0(M+H);
H NMR (400 MHz, CDCl)δ 8.90 (s, 1H), 4.12 (s, 3H), 2.61 (s, 3H)。
【1869】
1,3−ジメチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジンの調製:5−クロロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(0.193g,1.057mmol)をトルエン(5mL)に溶解させ、そしてヘキサブチルスズ(0.688mL,1.374mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.122g,0.106mmol)を添加した。反応混合物を170℃で2時間撹拌して、黒色混合物を得、室温まで冷却し、約2mLまで濃縮し、そしてCombiFlash(0%から30%のEtOAc/Hex)により精製して、表題化合物を得た。
【1870】
【化334B】
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【1871】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(0.055g,0.107mmol)、1,3−ジメチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(0.058mg,0.133mmol)、ヨウ化銅(I)(6mg,0.032mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(11mg,0.012mmol)のジオキサン(1mL)中の混合物を90℃で16時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、シリンジフィルタで濾過し、そしてCombiFlash(0%から70%のEtOAc/Hex)により精製して、表題生成物を得た。
【1872】
【化334C】
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【1873】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(38mg,0.07mmol)および5Mの水酸化ナトリウム(0.28mL,1.4mmol)の、THF(2mL)およびMeOH(0.5mL)中の溶液を50℃で2時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、酢酸(88μL)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして反応混合物を約0.3mLまで濃縮し、濾過し、Gilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製し、そして凍結乾燥させて、所望の生成物を得た。
【1874】
【化334D】
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【1875】
実施例204.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(488)の調製。
【1876】
【化335】
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【1877】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(0.055g,0.107mmol)、1,3−ジメチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(0.058mg,0.133mmol)、ヨウ化銅(I)(6mg,0.032mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(11mg,0.012mmol)のジオキサン中の混合物を90℃で16時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、シリンジフィルタで濾過し、そしてCombiFlash(12g,Gold,10%から100%のEtOAc/Hex,次いで生成物を溶出させるための15%MeOH/CHCl)により精製して、不純な生成物を得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。LCMS−ESI: calc’d for C3332ClNS: 627.2(M+H);Found:627.2(M+H)。
【1878】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(7.7mg,0.012mmol)および5Mの水酸化ナトリウム(20μL,0.012mmol)の、THF(1mL)およびMeOH(0.2mL)中の溶液を50℃で2時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、酢酸(15μL)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして反応混合物を約0.3mLまで濃縮し、濾過し、Gilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製し、そして凍結乾燥させて、所望の生成物を得た。
【1879】
【化335A】
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【1880】
実施例205.(S)−2−(2−(2−(2−アミノキノリン−6−イル)ピリミジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(489)の調製。
【1881】
【化336】
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【1882】
N−(6−ブロモキノリン−2−イル)シクロヘキサンカルボキサミドの調製:2−アミノ−6−ブロモキノリン(250mg,1.121mmol)のCHCl(7mL)中の溶液に、EtN(0.94mL,6.726mmol)およびDMAP(137mg,1.121mmol)を添加し、その後、シクロヘキサンカルボニルクロリド(0.46mL,3.362mmol)を添加した。この反応混合物を室温で20分間撹拌し、次いでEtOAcで希釈し、HO、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から40%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1618BrNO: 333.0(M+H);Found:333.1(M+H)。
【1883】
N−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)キノリン−2−イル)シクロヘキサンカルボキサミドの調製:N−(6−ブロモキノリン−2−イル)シクロヘキサンカルボキサミド(100mg,0.300mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(91mg,0.360mmol)および酢酸カリウム(88mg,0.900mmol)のジオキサン(2.8mL)中の溶液をNで5分間脱気し、次いでPd(dppf)Cl・DCM(12mg,0.015mmol)で処理した。得られた混合物を90℃で90分間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から50%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2230BN: 381.2(M+H);Found:381.3(M+H)。
【1884】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(シクロヘキサンカルボキサミド)キノリン−6−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(20.0mg,0.038mmol)およびN−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)キノリン−2−イル)シクロヘキサンカルボキサミド(17.2mg,0.045mmol)のジオキサン(0.4mL)中の溶液に、Pd(PPh(2.2mg,0.002mmol)および2NのKCO(79μL,0.158mmol)を添加した。この反応物をNで5分間脱気し、次いで90℃で10時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、HO、ブラインで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から50%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C4141ClNS: 734.3(M+H);Found:734.3(M+H)。
【1885】
(S)−2−(2−(2−(2−アミノキノリン−6−イル)ピリミジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(シクロヘキサンカルボキサミド)キノリン−6−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(28.0mg,0.038mmol)の、THF(1.0mL)およびメタノール(0.6mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.6mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌した。この混合物をTFAで酸性にし、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から20%のメタノール/ジクロロメタン)により精製して、生成物のTFA塩を得た。
【1886】
【化336A】
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【1887】
実施例206.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(490)の調製。
【1888】
【化337】
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【1889】
5−(5−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:3,5−ジブロモ−2−メチルピリジン(320mg,1.28mmol)のジオキサン(10mL)中の溶液に、1−メチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(540mg,1.28mmol)、CuI(73mg,0.38mmol)、LiCl(271mg,6.4mmol)およびPd(PPh(147mg,0.12mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で2時間加熱した。この反応物を冷却し、飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1311BrN: 303.0(M+H);Found:303.2(M+H)。
【1890】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:−(5−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(67mg,0.221mmol)のジオキサン(2mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(67mg,0.265mmol)、KOAc(86mg,0.884mmol)、PdCl(dppf)(16mg,0.022mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で3時間加熱した。次いで、この反応物を冷却し、そしてこの混合物に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(106mg,0.221mmol)、Pd(PPh(12mg,0.011mmol)を添加した。この混合物を90℃で3時間加熱した。この反応物を冷却し、飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcにより抽出し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から70%のEtOAcで溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3432ClNS: 626.2(M+H);Found:626.2(M+H)。
【1891】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(26mg,0.042mmol)の、THF(0.5mL)およびMeOH(0.5mL)中の溶液に、2NのNaOH(410μL)を添加した。この反応混合物を60℃で3時間加熱した。この反応混合物を濃縮して体積を減少させ、その残渣をDMFおよびMeOHに溶解させ、濾過し、そして逆相HPLC(10%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製して、生成物を得た。
【1892】
【化337A】
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【1893】
実施例207.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((S)−4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(491)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((R)−4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(492)の調製。
【1894】
【化338】
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【1895】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((S)−4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((R)−4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(8mg,2つのジアステレオマーの混合物)をヘプタン/イソプロパノール(1mL,70/30)に溶解させ、そしてヘプタン/イソプロパノール(70/30)を用いてChiralpac Chiral Column(AZ−H)により精製した。2つの画分を集めた。
【1896】
【化338A】
[この文献は図面を表示できません]
【1897】
実施例208.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(493)の調製。
【1898】
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
【1899】
5−クロロ−1−メチル−3−(4−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−1H−インダゾールの調製:3−ブロモ−5−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール(160mg,0.652mmol)、1−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン(119mg,0.652mmol)、およびジオキサン(1.00mL)の溶液を調製した。NaOtBu(94mg,0.978mmol)およびクロロ[2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−3,6−ジメトキシ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)][2−(2−アミノエチル)フェニル]Pd(II)(52mg,65μmol)を入れ、そしてこの容器を密封し、そして100℃で一晩加熱した。水(3mL)を添加し、そしてこの反応物を濾過した(0.45ミクロン)。その濾液を逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により直接精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1519ClF: 347.2, 349.2(M+H);Found:347.1, 349.1(M+H)。
【1900】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、Pd(OAc)(1.1mg,三量体)、X−Phos配位子(4.5mg)、ビス−ピナコラトジボロン(29mg)、およびKOAc(21mg)を入れた。この容器を減圧下で排気し、そしてアルゴンで逆充填した。5−クロロ−1−メチル−3−(4−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール(50mg)のジオキサン(1.5mL)中の溶液を導入した。この反応物を23℃で手短に撹拌し、次いで110℃まで加熱した。1.5時間後、この反応物を23℃まで冷却し、そして(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(35mg)、KHCO(7mg)、Pd(PPh(2mg)、および2Mの水性KCO(250μL)を入れた。この反応物を100℃で1時間加熱した。エタノール(無水,0.5mL)および5Mの水性NaOH(0.5mL)を添加した。この反応物を100℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により直接精製して、表題化合物を得た。
【1901】
【化339A】
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【1902】
実施例209.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(4,4−ジメチルピペラジン−1−イウム−1−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)アセテート(494)の調製。
【1903】
【化340】
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【1904】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(4,4−ジメチルピペラジン−1−イウム−1−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)アセテートの調製:容器に、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(15mg)、N,N−ジメチルアセトアミド(500μL)、ヨードメタン(250mg)、およびCsCO(50mg)を入れた。この容器を密封し、そして60℃で15時間まで温めた。エタノール(無水,0.5mL)および5Mの水性NaOH(0.5mL)を添加した。加熱を60℃で続けた。次いで、30分後、ジオキサン(0.5mL)を添加した。反応物を90℃で1時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により直接精製して、表題化合物を得た。
【1905】
【化340A】
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【1906】
実施例210.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(495)の調製。
【1907】
【化341】
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【1908】
5−クロロ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:5−クロロ−3−ヨード−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(104mg,0.354mmol,異性体5−クロロ−3−ヨード−2−メチル−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(360mg,1.22mmol)を含む)の溶液に、1−メチルピペラジン(184mg,1.84mmol)、CuI(70mg,0.368mmol)、L−プロリン(84mg,0.736mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で4時間加熱した。この反応物を冷却し、飽和NaHCOにより洗浄し、EtOAcで抽出し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C1216ClN: 266.1(M+H);Found:266.2(M+H)。
【1909】
1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:5−クロロ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(56mg,0.211mmol)のトルエン(12mL)中の溶液に、ビス(トリブチルスズ)(244mg,0.42mmol)およびPd(PPh(24mg,0.021mmol)を添加した。この反応混合物を170℃で1時間加熱した。この反応混合物を冷却し、HOで洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2443Sn: 522.2(M+H);Found:522.1(M+H)。
【1910】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(22mg,0.046mmol)のジオキサン(2mL)中の溶液に、1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(20mg,0.038mmol)、CuI(7mg,0.038mmol)、LiCl(8mg,0.19mmol)およびPd(PPh(4.4mg,0.004mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で2時間加熱した。この反応物を冷却し、飽和NaHCOで洗浄し、EtOAcで抽出し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そして最初にヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出し、次いでジクロロメタン中0%から20%のMeOHにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3337ClNS: 633.2(M+H);Found:633.3(M+H)。
【1911】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(11mg,0.017mmol)の、THF(0.5mL)およびMeOH(0.5mL)中の溶液に、2NのNaOH(174μL)を添加した。この反応混合物を45℃で一晩加熱した。この反応混合物を濃縮し、その残渣をDMFおよびMeOHに溶解させ、濾過し、そして逆相HPLC(10%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製して、生成物を得た。
【1912】
【化341A】
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【1913】
実施例211.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(496)の調製。
【1914】
【化342】
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【1915】
5−クロロ−3−ヨード−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:5−クロロ−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(100mg,0.65mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、KOH(91mg,1.63mmol)、I(247mg,0.98mmol)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で5分間撹拌し、次いで室温で一晩撹拌した。この反応混合物をEtOAcおよび水で希釈した。その有機相を飽和NaHSOにより洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてヘキサン中0%から70%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for CClIN: 279.9(M+H);Found:279.3(M+H)。
【1916】
5−クロロ−3−ヨード−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:5−クロロ−3−ヨード−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(102mg,0.365mmol)のDMF(3mL)中の溶液に、CsCO(237mg,0.73mmol)、MeI(35μL,0.55mmol)を添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcおよび水で希釈し、その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてヘキサン中0%から50%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、異性体である5−クロロ−3−ヨード−2−メチル−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを(約1.5:1の比で)含む生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for CClIN: 293.9(M+H);Found:294.1(M+H)。
【1917】
5−クロロ−1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:5−クロロ−3−ヨード−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの溶液(104mg,0.354mmol,異性体である5−クロロ−3−ヨード−2−メチル−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを含む)に、ピリジン−3−イルボロン酸(52mg,0.425mmol)を添加した。この反応混合物を70℃で1時間加熱した。次いで、その温度を90℃まで上昇させ、そしてこの反応物を90℃で2時間撹拌した。この反応物を冷却し、飽和NaHCOで洗浄し、EtOAcで抽出し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C12ClN: 245.0(M+H);Found:245.3(M+H)。
【1918】
1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:5−クロロ−1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(40mg,0.163mmol)のトルエン(5mL)中の溶液に、ビス(トリブチルスズ)(142mg,0.245mmol)およびPd(PPh(19mg,0.016mmol)を添加した。この反応混合物を170℃で1時間加熱した。この反応混合物を冷却し、HOで洗浄し、EtOAcで抽出した。その有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C2436Sn: 501.2(M+H);Found:501.1(M+H)。
【1919】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(8mg,0.018mmol)のジオキサン(2mL)中の溶液に、1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(9mg,0.018mmol)、CuI(3.4mg,0.018mmol)、LiCl(3.8mg,0.09mmol)およびPd(PPh(2mg,0.002mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で2時間加熱した。この反応物を冷却し、飽和NaHCOで洗浄し、EtOAcにより抽出し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcで溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI: calc’d for C3330ClNS: 612.2(M+H);Found:612.2(M+H)。
【1920】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(6mg,0.01mmol)の、THF(0.5mL)およびMeOH(0.5mL)中の溶液に、2NのNaOH(100μL)を添加した。この反応混合物を45℃で一晩加熱した。この反応混合物を濃縮し、その残渣をDMFおよびMeOHに溶解させ、濾過し、そして逆相HPLC(10%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製して、生成物(3mg)を得た。
【1921】
【化342A】
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【1922】
実施例212.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリミジン−5−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(497)の調製。
【1923】
【化343】
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【1924】
(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリミジン−5−イル)メタノールの調製:オーブンで乾燥させたフラスコに、無水THF(40mL)および5−ブロモピリミジン(6.36g,40mmol)を添加した。次いで、THF(22mL)中2Mのイソプロピルマグネシウムクロリドを0℃で数分間かけて滴下により添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで5−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(2.4mL,20mmol)を添加した。室温まで温めた後に、この反応を飽和水性NHClでクエンチした。その水層をEtOAcで抽出し、MgSOで乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から60%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1925】
【化343A】
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【1926】
(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリミジン−5−イル)メタノンの調製:(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリミジン−5−イル)メタノール(2.42g,8.55mmol)のDCM(40mL)中の撹拌溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(4g,9.4mmol)を数分間かけて少しずつ添加した。次いで、この反応を1:1のNa/NaHCOの飽和溶液(80mL)でクエンチし、そして気体の発生が止むまで撹拌した。その水層をDCMで抽出し、MgSOで乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から30%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1927】
【化343B】
[この文献は図面を表示できません]
【1928】
5−ブロモ−1−メチル−3−(ピリミジン−5−イル)−1H−インダゾールの調製:肉厚の耐圧フラスコに、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリミジン−5−イル)メタノン(2.08g,7.4mmol)およびジオキサン(20mL)を入れた。次いで、メチルヒドラジン(0.86mL,16.3mmol)を添加し、そしてこの混合物を100℃で16時間加熱した。この粗製混合物を濃縮し、そしてその残渣をDCMに懸濁させた。−10℃で2時間貯蔵した後に、沈殿した固体を濾別して、生成物を得た。
【1929】
【化343C】
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【1930】
1−メチル−3−(ピリミジン−5−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、5−ブロモ−1−メチル−3−(ピリミジン−5−イル)−1H−インダゾール(376mg,1.3mmol)、PdCl(dppf)・DCM(107mg,0.13mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(363mg,1.43mmol)、およびKOAc(383mg,3.9mmol)を添加した。無水ジオキサン(7mL)を添加し、そしてこの混合物を90℃で3時間加熱した。室温まで冷却した後に、この粗製反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてこの粗製生成物をさらに精製せずに直接使用した。LCMS−ESI: calc’d for C1822BN
337.2(M+H);Found:337.3(M+H)。
【1931】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリミジン−5−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(110mg,0.23mmol)、1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(92mg,0.27mmol)、Pd(PPh(26mg,23μmol)、およびKCO(95mg,0.68mmol)を添加した。次いで、脱気したジオキサン(2mL)および水(0.5mL)を添加し、そしてこの反応物を100℃で1時間加熱した。室温まで冷却した後に、この反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から50%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1932】
【化343D】
[この文献は図面を表示できません]
【1933】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリミジン−5−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリミジン−5−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(130mg,0.212mmol)をTHF(3mL)およびMeOH(1.5mL)に溶解させた。1MのNaOH(1.5mL)を添加し、そしてこの混合物を50℃で3時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液を逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/HO+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1934】
【化343E】
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【1935】
実施例213.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(336)の調製。
【1936】
【化344】
[この文献は図面を表示できません]
【1937】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(49.0mg,0.095mmol)に、1,4−ジオキサン(1mL)中の1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン(27.0mg,0.190mmol)を添加した。この反応混合物を室温で6時間撹拌した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3237ClNS(M+H):622.2;Found:622.2(M+H)。
【1938】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.47mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1939】
【化344A】
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【1940】
実施例214.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−(ジメチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(333)の調製。
【1941】
【化345】
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【1942】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−(ジメチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:1,4−ジオキサン(1mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(30.0mg,0.058mmol)および3−(ジメチルアミノ)アゼチジン二塩酸塩(30.2mg,0.174mmol)に、トリエチルアミン(58.8mg,81.0μL,0.581mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で1時間加熱した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI calc’d for C3035ClNS(M+H):580.2;Found:580.1(M+H)。
【1943】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−(ジメチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−(ジメチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.29mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1944】
【化345A】
[この文献は図面を表示できません]
【1945】
実施例215.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(498)の調製。
【1946】
【化346】
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【1947】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、そのエチルエステル((S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル)から、以下の方法Hで記載される加水分解工程によって調製し得る。
【1948】
【化346A】
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【1949】
実施例216.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(N−メチルアセトアミド)フェニル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(499)の調製。
【1950】
【化347】
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【1951】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(N−メチルアセトアミド)フェニル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(N−メチルアセトアミド)フェニル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Wの手順に従って調製した。
【1952】
【化347A】
[この文献は図面を表示できません]
【1953】
実施例217.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製。
【1954】
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
【1955】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(496.3mg,1.03mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(178.2mg,0.15mmol)、塩化リチウム(43.6mg,1.03mmol)、およびヨウ化銅(I)(58.7mg,0.31mmol)を入れ、そしてこのバイアルを排気してアルゴンで逆充填した(3回)。この混合物に、1,4−ジオキサン(10mL)中の2−クロロ−4−(トリブチル)スタンニルピリミジン(456.3mg,1.13mmol)を添加した。この反応混合物を90℃で一晩加熱し、次いで冷却し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI calc’d for C2523ClS(M+H):516.1;Found:516.2(M+H)。
【1956】
実施例218 以下は、ヒトにおいて治療的または予防的に使用するための式IまたはI’の化合物(「化合物X」)を含む代表的な薬学的投薬形態を示す。
【1957】
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【1958】
上記処方物を、薬学分野で周知の従来の手順によって得ることができる。
【1959】
全ての参考文献(刊行物、特許、および特許文献が挙げられる)は、個別に参考として援用されるかのように本明細書中で参考として援用される。本発明は、種々の具体的実施形態、好ましい実施形態、具体的技術、および好ましい技術を参照して記載されている。しかし、本発明の精神および範囲内でありながら多数の変形形態および修正形態を得ることができると理解すべきである。
【1960】
本開示の文脈での(特に、添付の特許請求の範囲の文脈での)、用語「a」および「an」および「the」ならびに類似の言及の使用は、本明細書中にそうではないことが示されない限り、または文脈により明らかに否定されない限り、単数と複数との両方を網羅すると解釈されるべきである。本明細書中に記載される全ての方法は、本明細書中にそうではないことが示されない限り、または文脈により明らかに否定されない限り、任意の適切な順序で実施され得る。本明細書中に提供される任意の全ての例または例示的語句(例えば、など、好ましい、好ましくは)の使用は、単に、本開示の内容をさらに説明することが意図されるのであり、特許請求の範囲の範囲の限定を生じさせるものではない。本明細書中のいずれの語句も、請求項に記載されないいずれの要素も本開示の実施のために必須であることを示すように解釈されるべきではない。
【1961】
本願の開示の代替の実施形態が、本願発明を実施するための本発明者らが知っている最良の形態を含めて、本明細書中に記載される。もちろん、本開示の実施形態のバリエーションは、上記開示を読めば、当業者に明らかになる。本発明者らは、当業者がこのようなバリエーションを適切に使用すること(例えば、特徴または要素を変更するかまたは組み合わせること)を期待し、そして本発明者らは、本発明が、本明細書中に具体的に記載される様式とは異なる様式で実施されることを意図する。
【1962】
従って、本発明は、適用される法律により許容される場合、本明細書に添付される特許請求の範囲に記載される主題の全ての改変物および均等物を包含する。さらに、本明細書中にそうではないことが示されない限り、または文脈により明らかに否定されない限り、全ての可能なバリエーションでの上記要素の任意の組み合わせが、本発明により網羅される。
【1963】
個々の数値の使用は、その値の前に単語「約」または「およそ」があるかのように、近似として記載される。同様に、本願において特定される種々の範囲における数値は、そうではないことが明示的に示されない限り、記載される範囲内の最小値と最大値との両方の前に単語「約」または「およそ」があるかのように、近似として記載される。この様式で、記載される範囲の上方および下方に変動したものが、その範囲内の値と実質的に同じ結果を達成するために使用され得る。本明細書中で使用される場合、用語「約」および「およそ」は、数値をいう場合、本開示の主題が最も密に関連する分野、または問題の範囲もしくは要素に関連する分野の当業者に対して、平易かつ通常の意味を有する。厳密な数値境界から広がる量は、多くの要因に依存する。例えば、考慮され得る要因のいくつかとしては、所定量の変動が本願の主題の性能に有する要素および/または影響の重大性、ならびに当業者に公知であるほかの考慮事項が挙げられる。本明細書中で使用される場合、異なる数値に対する異なる有効数字の量の使用は、単語「約」または「およそ」の使用が特定の数値または範囲を広げるのにどのように働くかを限定する意図はない。従って、一般的な問題として、「約」または「およそ」は、その数値範囲を広げる。また、範囲の開示は、その最小値と最大値との間の全ての値、および用語「約」または「およそ」の使用によってもたらされる範囲の拡大を含む、連続的な範囲であることが意図される。従って、本明細書中での値の範囲の記載は、本明細書中でそうではないことが示されない限り、単に、その範囲内に入る各別個の値を個々に記載するための簡略表現の方法として働くことを意図され、そして各別個の値は、それが個々に本明細書中に記載されているかのように、本明細書中に組み込まれる。
【1964】
本明細書中に開示されるデータのいずれから形成され得るか、またはそれらのデータから誘導される、任意の範囲、比、および比の範囲は、本開示のさらなる実施形態を表し、そしてこれらが明示的に記載されているかのように、本開示の一部として含まれることが理解されるべきである。これには、有限の上境界および/または下境界を含むように、または含まないように形成され得る範囲が含まれる。従って、特定の範囲、比または比の範囲に最も密に関連する当業者は、このような値が、本明細書中に提示されるデータから明瞭に誘導されることを理解する。
【外国語明細書】
2016106112000001.pdf