【実施例】
【0604】
実施例1.中間体24〜32の調製
【0605】
【化135】
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【0606】
THF(1mL)およびMeOH(1mL)中の34(23mg、0.043mmol)の溶液に、NaOH溶液(2M、約400μL)を添加した。反応混合物を70℃で4時間加熱した。反応物をTFAを使用してpH約5にし、次いで、逆相HPLC(0.1%TFAを含有するACN/H
2O)によって精製して、6mgの化合物35および10mgの化合物36を得た。
【0607】
【化135A】
[この文献は図面を表示できません]
【0608】
(2S)−2−(2−(アゼチジン−1−イル)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(34)の調製。
【0609】
工程1 2−ブロモ−5−メチルシクロヘキサン−1,3−ジオン(24)の調製。5−メチル−1,3−シクロヘキサンジオン(23)(45.4g、360mmol)の酢酸(540mL)中の溶液に、臭素(19.4mL、378mmol)を5分間にわたって添加した。30分間の撹拌後(機械式撹拌機を使用)、反応混合物を濾過した。固体を高真空下で一晩静置し、さらに精製せずに次の工程で使用した。
【0610】
工程2 2−アミノ−5−メチル−5,6−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−7(4H)−オン(25)の調製。24の酢酸(540mL)中の溶液に、酢酸ナトリウム(44.3g、540mmol)およびチオ尿素(28.8g、378mmol)を添加した。反応混合物を、機械式撹拌機にて100℃で3時間撹拌した。反応混合物を、真空下で部分的に濃縮した。EtOAcを添加した(500mL)。混合物を、1MのNaOHを使用して塩基性にし、層を分離した。水層をEtOAc(2×300mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して49.3gの25を得た。これをさらに精製せずに使用した。 LCMS−ESI
+: calc’d for C
8H
11N
2OS: 183.1(M+H
+);Found:183.1(M+H
+)。
【0611】
工程3 2−ブロモ−5−メチル−5,6−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−7(4H)−オン(26)の調製。0℃の25(53.9g、296mmol)のACN(600mL)中の溶液に、機械的に撹拌しながら、臭化銅(II)(79.2g、355mmol)、次いで亜硝酸t−ブチル(46.8mL、355mmol)を添加した。反応混合物を0℃から室温で2時間にわたって撹拌し、次いで、部分的に濃縮した。EtOAc(400mL)および0.5MのHCl溶液を添加した。層を分離し、有機層をブライン溶液で洗浄した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製生成物を約150gのシリカに吸着させ、次いで、40%EtOAc/ヘキサンを使用してシリカプラグを通過させて58.3gの26を得た。
【0612】
【化135B】
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【0613】
工程4 2−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−7−オール(27)の調製。26(7.38g、30.0mmol)のCCl
4(90mL)中の溶液に、NBS(5.61g、31.5mmol)および過酸化ジベンゾイル(727mg、3.0mmol)を添加した。反応物を、密封反応容器中、90℃で約4時間加熱した。次いで、CH
2Cl
2(15mL)中のDBU(6.73mL、45.0mmol)を添加した。混合物を30分間加熱還流し、次いで、1MのHCl溶液を添加した。層を分離し、水層をCH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液で洗浄した。次いで、有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製生成物を約30gのシリカに吸着させ、次いで、40%EtOAc/ヘキサンを使用してシリカプラグを通過させて5.2gの27を得た。
1H−NMR:400MHz,(CD
3OH)δ: 7.25(s, 1H), 6.69(s, 1H), 2.40(s, 3H). LCMS−ESI
+: calc’d for C
8H
7BrNOS: 243.9(M+H
+);Found:244.1(M+H
+)。
【0614】
工程5 2−(2−ブロモ−7−ヒドロキシ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチル(28)の調製。0℃の27(3.90g、16.0mmol)のCH
2Cl
2(80mL)中の溶液に、トリエチルアミン(2.45mL、16.8mmol)を添加し、次いで、四塩化チタンのCH
2Cl
2溶液(1.0M、16.8mL、16.8mmol)を添加した。15分後、グリオキサル酸エチル(50%トルエン溶液、3.49mL、17.6mmol)を添加した。反応混合物を、室温に加温しながら2時間撹拌した。水(50mL)および飽和酒石酸カリウムナトリウム溶液(50mL)を添加した。混合物を2時間強く撹拌した。層を分離し、水層をCH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製材料をカラムクロマトグラフィーによって精製して2.48gの28を得、約500mgの27を回収した。
1H−NMR:400MHz,(CD
3OH)δ: 7.33(s, 1H), 5.69(s, 1H), 4.17(m, 2H), 2.50(s, 3H), 1.18(t, 3H, J = 7 Hz). LCMS−ESI
+: calc’d for C
12H
13BrNO
4S: 346.0(M+H
+);Found:346.1(M+H
+)。
【0615】
工程6 2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチル(29)の調製。−78℃の28(2.42g、7.00mmol)のCH
2Cl
2(30mL)中の溶液に、トリエチルアミン(1.02mL、7.70mmol)を添加し、その後にトリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.24mL、7.35mmol)を添加した。15分後、飽和NH
4Clを添加した。層を分離した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製材料をカラムクロマトグラフィーによって精製して2.17gの29を得た。
1H−NMR:400MHz,(CDCl
3)δ: 7.84 (s, 1H), 5.67 (s, 1H), 4.27 (m, 2H), 2.50 (s, 3H), 1.23 (t, 3H, J = 7 Hz). LCMS−ESI
+: calc’d for C
13H
12BrF
3NO
6S
2: 477.9(M+H
+);Found:478.2(M+H
+)。
【0616】
工程7 2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−オキソ酢酸エチル(30)の調製。29(9.85g、20.6mmol)のCH
2Cl
2(100mL)中の溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(9.61g、22.6mmol)を添加した。30分後、水(75mL)および飽和Na
2S
2O
4溶液(75mL)を添加した。混合物を30分間強く撹拌した。層を分離し、水層をCH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製材料をカラムクロマトグラフィーによって精製して8.32gの30を得た。
1H−NMR:400MHz,(CDCl
3)δ: 7.91 (s, 1H), 4.40 (q, 2H, J = 7 Hz), 2.49 (s, 3H), 1.39 (t, 3H, J = 7 Hz)。LCMS−ESI
+: calc’d for C
13H
10BrF
3NO
6S
2: 475.9(M+H
+);Found:476.1(M+H
+)。
【0617】
工程8 (S)−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチル(31)の調製。30(8.30g、17.4mmol)のトルエン(70mL)中の溶液に、((R)−2−メチル−CBS−オキサアザボロリジン(725mg、2.61mmol)を添加した。次いで、反応混合物を−35℃に冷却し、カテコールボラン溶液(新たに蒸留した)(1Mトルエン溶液、20.9mL、20.9mmol)を、添加漏斗を介して30分間にわたって添加した。反応物を、−20℃に加温しながら20分間撹拌した。2MのNa
2CO
3溶液を添加した(50mL)。層を分離し、有機層をさらなるNa
2CO
3溶液(3×25mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して31を得た。これは29に適合する分析データを有していた。この化合物を、さらに精製せずに次の工程で使用した。
【0618】
工程9 (S)−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(32)の調製。
【0619】
31(約17mmol)の酢酸t−ブチル(70mL)中の溶液に、過塩素酸(1.23mL、20.4mmol)を添加した。3時間後、水を添加した(50mL)。層を分離した。有機層を飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製材料をカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)によって精製して7.22gの32および1.58gの31を得た。
【0620】
【化135C】
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【0621】
工程10 (S)−2−(2−(アゼチジン−1−イル)−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(33)の調製。32(50mg、0.094mmol)のTHF(1mL)中の溶液に、アゼチジン(20μL)を添加した。反応混合物を70℃で30分間加熱した。飽和NH
4Cl溶液(3mL)を添加し、層を分離した。水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製材料をカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)によって精製して38mgの33を得た。LCMS−ESI
+:LCMS−ESI
+: calc’d for C
20H
25F
3N
2O
6S
2: 511.1(M+H
+);Found:511.0(M+H
+)。
【0622】
工程11 (2S)−2−(2−(アゼチジン−1−イル)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(34)の調製。新たに蒸留したDME(1mL)中の33(38mg、0.075mmol)の溶液に、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸塩酸塩(24mg、0.097mmol)、クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチルフェニル)]パラジウム(II)メチル−t−ブチルエーテル付加物、[SPhosパラダサイクル](5mg、0.0075mmol)、およびフッ化セシウム(46mg、0.3mmmol(mmol))を添加した。反応混合物を、マイクロ波にて110℃で45分間加熱した。飽和NaHCO
3溶液(3mL)を添加し、層を分離した。水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製材料をカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)によって精製して21mgの34を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
33N
3O
4S: 532.2(M+H
+);Found:532.0(M+H
+)。
【0623】
実施例2.(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチル−2−(ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(50)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチル−2−(ピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(51)の調製。
【0624】
実施例1中の化合物35を調製するために使用した手順(ピロリジンをアゼチジンの代わりに使用したことを除く)に従って、化合物50および51を化合物32から調製した。
【0625】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0626】
実施例3.(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−2−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(52)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(53)の調製。
【0627】
実施例1中の化合物35を調製するために使用した手順(2,2−ジフルオロアゼチジンをアゼチジンの代わりに使用したことを除く)に従って、化合物52および53を化合物32から調製した。
【0628】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0629】
実施例4.(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(54)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(55)の調製。
【0630】
実施例1中の化合物35を調製するために使用した手順(2−メトキシアゼチジンをアゼチジンの代わりに使用したことを除く)に従って、化合物54および55を化合物32から調製した。
【0631】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0632】
実施例5.(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(3−フルオロアゼチジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(56)の調製。
【0633】
実施例1中の化合物35を調製するために使用した手順(2−フルオロアゼチジンをアゼチジンの代わりに使用したことを除く)に従って、化合物56を化合物32から調製した。
【0634】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0635】
【化139A】
[この文献は図面を表示できません]
【0636】
実施例6.(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチル−2−(3−メチルアゼチジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(57)の調製。
【0637】
実施例1中の化合物35を調製するために使用した手順(2−メチルアゼチジンをアゼチジンの代わりに使用したことを除く)に従って、化合物57を化合物32から調製した。
【0638】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0639】
実施例7.(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチル−2−(3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(58)の調製。
【0640】
実施例1中の化合物35を調製するために使用した手順(2−メチルスルホニルアゼチジンをアゼチジンの代わりに使用したことを除く)に従って、化合物58を化合物32から調製した。
【0641】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0642】
【化141A】
[この文献は図面を表示できません]
【0643】
実施例8.(S)−2−((S)−2−(アゼチジン−1−イル)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−4−フルオロ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(76)の調製。
【0644】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0645】
工程1 (S)−2−(2−ブロモ−7−ヒドロキシ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75A)の調製:(S)−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(32)(500mg、0.938mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、TBAF(THF中1.0M、4mL)をゆっくり添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を、H
2O(20mL)およびHOAc(200μl)の混合物によって洗浄し、EtOAcによって抽出し、有機相を飽和NaHCO
3によって洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、0%から40%のEtOAcを含むヘキサンによって溶離するシリカゲルカラムによって精製して75A(380mg)を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
16H
20BrNO
4S: 402.0(M+H
+);Found:401.9(M+H
+)。
【0646】
工程2 (S)−2−(2−ブロモ−4−フルオロ−7−ヒドロキシ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75B)の調製:アセトニトリル(7mL)中の(S)−2−(2−ブロモ−7−ヒドロキシ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75A)(380mg、0.948mmol)、セレクトフルオル(Selectfluor)(1.9g、4.74mmol)の反応混合物を、0℃で5日間反応させた。反応混合物を1.5MのKH
2PO
4によって洗浄し、EtOAcによって抽出し、有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、0−40%のEtOAcを含むヘキサンによって溶離するシリカゲルカラムによって精製して75B(137mg、35%)を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
16H
19FNO
4S: 420.0(M+H
+);Found:420.1(M+H
+)。
【0647】
工程3 (S)−2−(2−(アゼチジン−1−イル)−4−フルオロ−7−ヒドロキシ−5メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75C)の調製:実施例10中の(S)−2−(2−(アゼチジン−1−イル)−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(33)を作製する方法に類似の方法によって調製した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
19H
25FN
2O
4S: 397.2(M+H
+);Found:397.0(M+H
+)。
【0648】
工程4 (S)−2−(2−(アゼチジン−1−イル)−4−フルオロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75D)の調製:THF(2mL)中の(S)−2−(2−(アゼチジン−1−イル)−4−フルオロ−7−ヒドロキシ−5メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75C)(50mg、0.126mmol)、N−フェニルトリフラート(90mg、0.252mmol)、Cs
2CO
3(82mg、0.126mmol)の反応混合物を室温で撹拌した。反応終了後、反応物を飽和NaHCO
3によって洗浄し、EtOAcによって抽出し、有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、0%から40%のEtOAcを含むヘキサンによって溶離するシリカゲルカラムによって精製して75D(50mg、75%)を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
20H
24F
4N
2O
6S
2: 529.1(M+H
+);Found:529.0(M+H
+)。
【0649】
化合物76の合成の残りは、実施例1中の化合物33からの化合物35の調製に類似している。
【0650】
実施例9.(S)−2−((S)−2−(アゼチジン−1−イル)−7−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ペンチルオキシ)酢酸(89)の調製。
【0651】
【化143】
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【0652】
90の調製:酢酸tert−アミル(7.0mL)中の31(740mg、1.55mmol)のスラリーに70%HClO
4水溶液(5μL)を23℃で添加して、処理した。反応物は混濁したが、LCMS分析では最小の変換しか示さなかった。さらなる70%HClO
4水溶液(50μL)を導入した。2時間後、反応物を、飽和NaHCO
3水溶液(20mL)に5分間にわたって滴下した。H
2O(10mL)を添加し、系をDCM(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮し、ヘキサン(10mL)で処理した。系を再度濃縮して幾らかの残存するt−アミルアルコールを除去した。残渣をベンゼンで処理し、12グラムの「gold」ISCOシリカゲルカラムにロードした。クロマトグラフィー(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル)によって90(134mg、収率16%)が得られ、幾らかの31を回収した。
【0653】
【化143A】
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【0654】
89の合成の残りは、化合物32からの実施例10と同一の経路に従う。
【0655】
実施例10.(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(100)の調製。
【0656】
【化144】
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【0657】
2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェノールの調製:Br
2(122.2g,0.765mol)を、2−メチル−4−ニトロフェノール(90.0g,0.588mol)のHOAc(1.17L)中の溶液に室温で添加した。得られた溶液を室温で4時間撹拌した。TLCは、この反応が完了したことを示した。この溶液を氷水(3L)にゆっくりと添加し、そして濾過した。そのフィルターケーキをEA(2.5L)に溶解させ、そして飽和NaHSO
3(3×500mL)で洗浄した。そのEtOAc層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェノール(110g,80%)を黄色固体として得た。
1H−NMR:400MHz,(CDCl
3)δ: 8.30 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 6.22 (s, broad, 1H), 2.41 (s, 3H)。
【0658】
トリフルオロメタンスルホン酸2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニルの調製:2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェノール(110.0g,0.474mol)のDCM(950mL)中の溶液に、−70℃でEt
3N(62.3g,0.616mol)およびTf
2O(147.1g,0.521mol)を添加した。得られた溶液を−70℃で20分間撹拌した。TLCは、この反応が完了したことを示した。水性HCl(0.5M,1L)を添加してこの反応をクエンチした。そのDCM層を分離し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてシリカゲルカラム(石油エーテル→石油エーテル:EtOAc(20:1))により精製して、所望のトリフルオロメタンスルホン酸2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル(146.7g,85%)を黄色固体として得た。
1H−NMR:400MHz,(CDCl
3)δ: 8.41 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.16 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 2.59 (s, 3H)。
【0659】
1−ブロモ−3−メチル−5−ニトロ−2−ビニルベンゼンの調製:トリフルオロメタンスルホン酸2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル(10.0g,27.5mmol)、ビニル−トリ−n−ブチルスズ(8.7g,27.5mmol)、LiCl(1.4g,33.0mmol)、Pd(dppf)Cl
2(673mg,0.92mmol)およびDMF(50mL)の反応混合物をN
2下70℃で3時間撹拌した。次いで、2Nの水性NaOH(30mL)を添加し、そして70℃で10分間撹拌した。この反応混合物を冷却し、飽和水性NaHCO
3(100mL)で洗浄し、そしてEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてシリカゲルカラム(石油エーテル→石油エーテル:EtOAc(50:1))により精製して、1−ブロモ−3−メチル−5−ニトロ−2−ビニルベンゼン(2.01g,30%)を黄色油状物として得た。
1H−NMR:400MHz,(CDCl
3)δ: 8.29 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 6.67 (dd, J = 17.6, 11.6 Hz, 1H),δ 5.75 (d, J = 11.6 Hz, 1H),δ 5.49 (d, J = 18.0 Hz, 1H),δ 2.48 (s, 3H)。
【0660】
(S)−1−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)エタン−1,2−ジオールの調製:1−ブロモ−3−メチル−5−ニトロ−2−ビニルベンゼン(30.0g,0.124mol)、AD−mix α(173.5g:0.104gのK
2OsO
4・2H
2O;1.389gの(DHQ)
2PHAL;51.038gのK
2CO
3および120.99gのK
4Fe(CN)
6)、MeSO
2NH
2(11.8g,0.124mol)の、t−BuOH(250mL)およびH
2O(250mL)中の反応混合物をN
2下0℃で3日間撹拌した。Na
2SO
3(15g)を添加し、そして室温で40分間撹拌して、この反応をクエンチした。この反応混合物を水(1L)で処理し、そして得られた混合物をEtOAc(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc(2:1),無勾配)により精製して、(S)−1−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)エタン−1,2−ジオール(17g,50%)を黄色固体として得た。
1H−NMR:400MHz,(CDCl
3)δ: 8.26 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 5.56−5.54 (m, 1H), 3.94− 3.92 (m, 1H), 3.81− 3.78 (m, 1H), 2.82 (d, broad, 1H), 2.67 (s, 3H), 2.18−2.15 (m, 1H)。
【0661】
(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)−2−ヒドロキシエチルの調製:(S)−1−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)エタン−1,2−ジオール(17.0g,61.6mmol)のDCM(435mL)中の懸濁物に、0℃でピリジン(18.6g,235.4mmol)およびPivCl(13.4g,110.8mmol)をゆっくりと添加した。0℃で5分間撹拌した後に、この系を室温まで上昇させ、そしてこの温度で5時間撹拌した。TLCは、この反応が完了したことを示した。この反応混合物を飽和水性NaHCO
3(500mL)で処理し、そして得られた系をDCM(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc(30:1))により精製して、ピバル酸(S)−2−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)−2−ヒドロキシエチル(17g,77%)を黄色固体として得た。
1H−NMR:400MHz,(CDCl
3)δ: 8.28 (s, 1H), 8.00 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.70−5.66 (m, 1H), 4.58−4.53 (m, 1H), 4.31−4.26 (m, 1H), 2.84 (d, J = 5.6 Hz), 2.68 (s, 3H), 1.22 (s, 9H)。
【0662】
(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)−2−ヒドロキシエチル(13g,0.036mol)のt−BuOAc(300mL)中の溶液に、0℃でHClO
4(20.7g,0.144mol)をゆっくりと添加した。この溶液を0℃で5分間撹拌し、次いで室温まで温め、そしてこの温度で1.5時間撹拌した。この溶液を、飽和水性NaHCO
3によって、溶液のpHが8より大きくなるまでアルカリ性にした。この混合物をEtOAc(3×1L)で抽出した。合わせた有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc(50:1))により精製して、(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)−2−tert−ブトキシエチル(9.3g,62%)を黄色固体として得た。
1H−NMR:400MHz,(CDCl
3)δ: 8.26 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 5.60−5.57 (m, 1H), 4.32−4.27 (m, 1H), 4.18−4.14 (m, 1H), 2.73 (s, 3H), 1.17 (s, 9H), 1.14 (s, 9H)。
【0663】
(S)−ピバル酸2−(4−アミノ−2−ブロモ−6−メチルフェニル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−6−メチル−4−ニトロフェニル)−2−tert−ブトキシエチル(9g,0.022mol)の、EtOH(50mL)およびEtOAc(50mL)中の溶液に、Pt/C(1.4g)を添加し、そしてこの反応系にH
2のバルーンを取り付けた。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。TLCは、この反応が完了したことを示した。この反応混合物をセライトで濾過した。その濾液を減圧中で濃縮して、(S)−ピバル酸2−(4−アミノ−2−ブロモ−6−メチルフェニル)−2−tert−ブトキシエチル(7g,82%)を褐色油状物として得、これをさらに精製せずに次の工程に即座に使用した。
1H−NMR:400MHz,(CDCl
3)δ: 6.70 (s, 1H), 6.40 (s, 1H), 5.38 (app. s, broad, 1H), 4.22 (app. s, broad, 1H), 4.05 (app. s, broad, 1H), 3.60 (app. s, broad, 2H), 2.47 (s, 3H), 1.17 (s, 9H), 1.13 (s, 9H)。
【0664】
(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:新たに調製した(S)−ピバル酸2−(4−アミノ−2−ブロモ−6−メチルフェニル)−2−tert−ブトキシエチル(7g,18.1mmol)のHOAc(90mL)中の溶液に、KSCN(1.76g,18.1mmol)を室温で添加した。この反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。過臭素酸ピリジニウム(5.79g,18.1mmol)をゆっくりと10分間かけて添加し、そして室温で2時間撹拌した。この混合物を、飽和NaHCO
3水溶液を使用してpH=8までアルカリ性にし、次いでEtOAc(3×600mL)で抽出した。合わせた有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてシリカゲルカラム(石油エーテル:EtOAc(10:1→5:1))により精製して、(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(2.74g,34.3%)を黄色固体として得た。
【0665】
【化144A】
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【0666】
実施例11.(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(101)の調製。
【0667】
【化145】
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【0668】
(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:2つの別々のマイクロ波チューブに、それぞれ(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(768mg,1.74mmol)、K
2CO
3(960mg,6.96mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(325mg,2.09mmol)、Pd(PPh
3)
4(200mg,0.174mmol)、ジオキサン(8.0mL)、およびH
2O(2.0mL)を入れた。これらの2つの密封した容器を110℃で3時間別々に加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして合わせた。H
2O(50mL)を添加し、そしてこの系をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのクロマトグラフィー(80gの「gold」ISCOカラム;Hex/EtOAc)により精製して、(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(1.55g,収率90%)を得た。
【0669】
【化145A】
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【0670】
(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:23℃水浴中で、(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(1.13g,2.37mmol)のCH
3CN(22mL)中の溶液を固体の無水CuBr
2(635mg,2.84mmol)で処理した。反応系に鉱油バブラを備え付けた。新たに調製した、t−ブチルニトリル(269mg,2.61mmol)のCH
3CN(2.0mL)中の溶液を5分間かけて滴下により添加した。その水浴を外した。気体の発生を、バブラを使用して監視した。1時間の時点で、気体の発生が止んだ。この反応物をEtOAc(50mL)に注ぎ、そしてH
2O(50mL)で処理した。褐色固体が沈殿した。この懸濁物をセライトで濾過し、これをEtOAcで徹底的に洗浄した。その濾液を分液漏斗に移した。その有機相を集めた。その水相をEtOAcで抽出した。その有機層全体を濃縮し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのクロマトグラフィー(80gの「gold」ISCOカラム;Hex/EtOAc)により精製して、(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(675mg,収率53%)を得た。
【0671】
【化145B】
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【0672】
実施例12.(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(102)の調製。
【0673】
【化146】
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【0674】
(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノールの調製:フラスコに、(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(2.15g,4.52mmol)、LiOH一水和物(2.00g,47.4mmol)、H
2O(4mL)、EtOH(無水,4.0mL)、およびTHF(8.0mL)を入れた。この反応物をN
2下に置き、そして100℃まで加熱した。2時間後、この反応物を23℃まで冷却し、H
2Oで希釈し、そしてEtOAcで数回抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのクロマトグラフィー(80gの「gold」ISCOカラム;Hex/EtOAc)により精製して、(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノール(1.10g,収率62%)を得た。
【0675】
【化146A】
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【0676】
(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノール(1.10g,2.81mmol)の、CH
3CN(40mL)およびH
2O(10mL)中の溶液をH
5IO
6(2.00g,8.77mmol)で0℃で処理した。次いで、固体のCrO
3(500mg,5.00mmol)を一度に添加した。全ての固体を最初に溶解させ、その後、沈殿物が生成した。この反応物を23℃まで温めた。1.5時間後、この反応物を1.0Mの水性Na
2HPO
4で、そのpHが約8になるまで処理した。次いで、1.0Mの水性NaH
2PO
4を添加して、pH=5にした。得られた系をDCM(50mL)で抽出した。その有機相を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そしてMeOH(20mL)で処理した。トリメチルシリルジアゾメタン(ヘキサン中2.0M,3.0mL)をゆっくりと添加した。次いで、この反応物を5分間撹拌した。氷AcOH(300μL)を注意深く添加した。飽和水性Na
2HPO
4(50mL)を添加した。その有機相を集め、そしてその水層をDCMで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(80gの「gold」ISCOカラム;Hex/EtOAc)により精製して、(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(206mg,収率19%)を得た。
【0677】
【化146B】
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【0678】
実施例13.(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(103)の調製。
【0679】
【化147】
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【0680】
(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製。(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノール(1.95g,5.00mmol)の、アセトニトリル(25mL)および水(1mL)中の溶液に、H
5IO
6(1.37g,6.00mmol)およびCrO
3(1.00g,10.0mmol)を添加した。この混合物を室温で1時間撹拌し、そしてEtOAc(50mL)およびNa
2SO
3の飽和溶液(50mL)で希釈した。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。この粗製物質をさらに精製せずに持ち越した。
1H−NMR:400MHz,(CDCl
3)δ: 7.42−7.61 (m, 4H), 7.20 (s, 1H), 5.11 (s, 1H), 2.47 (s, 3H), 0.93 (s, 9H)。
【0681】
(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルの調製。上記からの(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製物の、MeOH(25mL)中の溶液に、H
2SO
4(200μL)を添加した。この反応混合物を一晩撹拌した。EtOAc(20mL)および飽和NaHCO
3溶液(50mL)を添加した。その層を分離し、乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗製混合物は、所望の(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルと、(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸メチルとの混合物であった。酢酸t−ブチル(20mL)および過塩素酸(500μL)を添加した。この混合物を室温で3時間撹拌したところ、全ての(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸メチルが(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルに転換した。EtOAc(10mL)および飽和NaHCO
3溶液(50mL)を添加した。その層を分離し、乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
21H
23ClN
2O
3S: 419.1 and 421.1(M+H
+);Found:419.2 and 421.2(M+H
+)。
【0682】
(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルの調製。上記からの(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルのアセトニトリル(25mL)中の溶液に、CuBr
2(1.1g,5.0mmol)およびt−ブチルニトリル(600μL,5.0mmol)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌し、次いでNa
2SO
3の飽和溶液(25mL)を添加した。その層を分離し、乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗製物質をカラムクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)により精製して、642mgの(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
21H
21BrClNO
3S: 482.0 and 484.0(M+H
+);Found:482.1 and 484.1(M+H
+).
1H−NMR:400MHz,(CDCl
3)δ: 7.70 (s, 1H), 7.41 (br s, 3H), 7.19 (s, 1H), 5.09 (s, 1H), 3.67 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 0.88 (s, 9H)。
【0683】
実施例14.方法B:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(5−メトキシピリジン−3−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(104)の調製。
【0684】
【化148】
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【0685】
(S)−ピバル酸2−(7−ブロモ−2−クロロ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(1g,2.26mmol)のアセトニトリル(15mL)中の溶液に、t−ブチルニトリル(350μL,2.94mmol)およびCuCl
2(364mg,2.7mmol)を添加した。この反応混合物を室温で5時間撹拌した。この反応が終了した後に、この反応混合物をEtOAcにより希釈し、水により洗浄し、EtOAcにより抽出した。その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から50%のEtOAcで溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物(850mg,81%)を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
19H
25BrClNO
3S: 462.0(M+H
+);Found:462.14(M+H
+)。
【0686】
(S)−ピバル酸2−(2−(3−(ベンジルオキシ)フェニル)−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:(S)−ピバル酸2−(7−ブロモ−2−クロロ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(130mg,0.282mmol)のジオキサン中の溶液に、3−ベンジルオキシフェニルボロン酸ピナコールエステル(105mg,0.338mmol)、Pd(PPh
3)
4(16mg,0.014mmol)、2NのK
2CO
3(700μL)を添加した。この反応混合物を密封したチューブ内で95℃で1.5時間加熱した。次いで、この反応物を冷却した。この反応混合物を飽和NaHCO
3により洗浄し、そしてEtOAcにより抽出した。その有機相を濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から50%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物(100mg,58%)を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
32H
36BrNO
4S: 610.2(M+H
+);Found:610.2(M+H
+)。
【0687】
(S)−ピバル酸2−(2−(3−(ベンジルオキシ)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:密封したチューブ内の、(S)−ピバル酸2−(2−(3−(ベンジルオキシ)フェニル)−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(100mg,0.164mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(38mg,0.246mmol)、2NのK
2CO
3(400μL)、Pd(PPh
3)
4(18mg,0.016mmol)のジオキサン中の混合物を120℃で加熱した。この反応が終了した後に、この反応混合物を飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてシリカゲルカラム(ヘキサン中0%から50%のEtOAc)により精製して、生成物(103mg,97%)を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
38H
40ClNO
4S: 642.2(M+H
+);Found:642.3(M+H
+)。
【0688】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−(3−(ベンジルオキシ)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(410mg,0.638mmol)のEtOH/EtOAc(1:1,4mL)中の溶液に、Pd/C(10%,600mg)を添加した。次いで、水素バルーンをこのフラスコに取り付け、そしてこの反応物を室温で1時間反応させた。この反応が終了した後に、その触媒をセライトパッドで除去し、そしてその溶液を濃縮して体積を減少させ、乾固させた。その残渣をDCM(5mL)に溶解させ、この溶液にピリジン(2mL)、Tf
2O(210μL,1.25mmol)を0℃で添加した。そしてこの反応物を0℃で1時間撹拌した。次いで、この反応を飽和NaHCO
3によりクエンチし、DCMにより抽出し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてシリカゲルカラム(ヘキサン中0%から40%のEtOAc)により精製して、生成物(360mg,82%)を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
32H
33ClF
3NO
6S
2: 684.1(M+H
+);Found:684.1(M+H
+)。
【0689】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(5−メトキシピリジン−3−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(20mg,0.029mmol)、3−メトキシピリジン−5−ボロン酸ピナコールエステル(10mg,0.043mmol)、2NのK
2CO
3(70μL)、Pd(PPh
3)
4(3.3mg,0.0029mmol)のジオキサン(1mL)中の反応混合物を密封チューブ内120℃で2時間加熱した。この反応が終了した後に、この反応物を冷却し、この反応混合物にMeOH(1mL)、2NのNaOH(500μL)を添加し、そして45℃で3時間加熱した。次いで、反応混合物を飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物(10mg,62%)を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
32H
31ClN
2O
3S: 559.2(M+H
+);Found:559.2(M+H
+)。
【0690】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(5−メトキシピリジン−3−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(5−メトキシピリジン−3−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(10mg,0.0179mmol)の湿潤アセトニトリル(0.75w%H
2O,1mL)中の溶液に、H
5IO
6/CrO
3のストック溶液(アセトニトリル中0.75%のH
2O中の0.439M,400μL)を0℃で0.5時間添加した。この反応混合物を濾過し、そしてH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物(5mg,40%)を得た。
【0691】
【化148A】
[この文献は図面を表示できません]
【0692】
実施例15.方法C:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(105)の調製。
【0693】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0694】
(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:2つの別々のマイクロ波チューブに、それぞれ(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(768mg,1.74mmol)、K
2CO
3(960mg,6.96mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(325mg,2.09mmol)、Pd(PPh
3)
4(200mg,0.174mmol)、ジオキサン(8.0mL)、およびH
2O(2.0mL)を入れた。これらの2つの密封した容器を110℃で3時間別々に加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして合わせた。H
2O(50mL)を添加し、そしてこの系をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのクロマトグラフィー(80gの「gold」ISCOカラム;Hex/EtOAc)により精製して、(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(1.55g,収率90%)を得た。
【0695】
【化149A】
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【0696】
(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:23℃の水浴中で、(S)−ピバル酸2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(1.13g,2.37mmol)のCH
3CN(22mL)中の溶液を固体の無水CuBr
2(635mg,2.84mmol)で処理した。反応系に鉱油バブラを備え付けた。新たに調製した、t−ブチルニトリル(269mg,2.61mmol)のCH
3CN(2.0mL)中の溶液を5分間かけて滴下により添加した。その水浴を外した。気体の発生を、バブラを使用して監視した。1時間の時点で、気体の発生が止んだ。この反応物をEtOAc(50mL)に注ぎ、そしてH
2O(50mL)で処理した。褐色固体が沈殿した。この懸濁物をセライトで濾過し、これをEtOAcで徹底的に洗浄した。その濾液を分液漏斗に移した。その有機相を集めた。その水相をEtOAcで抽出した。その有機層全体を濃縮し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのクロマトグラフィー(80gの「gold」ISCOカラム;Hex/EtOAc)により精製して、(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルを得た。
【0697】
【化149B】
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【0698】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(400.0mg,0.742mmol)、2−クロロ−4−ピリジニルボロン酸(140.2mg,0.891mmol)、炭酸カリウム(307.7mg,2.227mmol)、およびPd(PPh
3)
4(128.7mg,0.111mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(3.5mL)および水(0.7mL)を添加した。この反応混合物を90℃で4.5時間加熱し、次いで室温まで冷却した。その水層を分離し、そして酢酸エチルで3回抽出した。全ての有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、最終化合物を得た。
【0699】
【化149C】
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【0700】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(40.0mg,0.070mmol)、5−メトキシ−3−ピリジンボロン酸ピナコールエステル(19.7mg,0.084mmol)、炭酸カリウム(29.0mg,0.210mmol)、およびPd(PPh
3)
4(12.1mg,0.010mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(0.8mL)および水(0.2mL)を添加した。この反応混合物を110℃で1時間加熱し、次いで室温まで冷却した。その水層を分離し、そして酢酸エチルで3回抽出した。全ての有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。
【0701】
【化149D】
[この文献は図面を表示できません]
【0702】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(40.5mg,0.063mmol)の、THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の溶液に、NaOH(0.5mL,2Nの溶液)を添加した。この反応混合物を40℃で4時間加熱し、冷却し、飽和水性NH
4Clで希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
31ClN
3O
3S: 560.2(M+H
+);Found:560.0(M+H
+)。
【0703】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:過ヨウ素酸/三酸化クロムのストック溶液を、WO99/52850に従って、過ヨウ素酸(11.4g,50.0mmol)および三酸化クロム(23mg,1.2mol%)を湿潤アセトニトリル(0.75%H
2O)に溶解させて114mLの体積にすることにより、調製した。先の反応からの粗製(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(推定0.063mmol)の、25%の水/アセトニトリル(1.6mL)中の溶液に、CrO
3/H
5IO
6のストック溶液(0.72mL,0.439Mの溶液)およびCrO
3(9.4mg,0.094mmol)を室温で順番に添加した。この反応物を1時間撹拌し、そして水性Na
2SO
3(10%w/v)でクエンチした。この反応混合物が緑色に変わったら、これを酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮し、THF(0.3mL)、メタノール(0.3mL)、および水(0.15mL)に溶解させ、濾過し、そして逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【0704】
【化149E】
[この文献は図面を表示できません]
【0705】
実施例16.方法D:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(106)の調製。
【0706】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0707】
(S)−2−(2−(3−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノールの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(310mg,0.577mmol)のジオキサン(5mL)中の溶液に、3−ブロモフェニルボロン酸(173mg,0.865mmol)、Ph(PPh
3)
4(33mg,0.029mmol)、2NのK
2CO
3(850μL)を密封チューブ内で添加した。この反応混合物を90℃で3時間加熱した。次いで、この反応物を冷却し、そしてこの混合物にMeOH(5mL)、2NのNaOH(1.5mL)を添加し、そして45℃で加熱した。この反応が終了した後に、この反応物を水により洗浄し、EtOAcにより抽出した。その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から50%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物(110mg,36%)を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
26H
25BrClNO
2S: 530.0(M+H
+);Found:530.2(M+H
+)。
【0708】
(S)−2−(2−(3−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−(2−(3−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノール(110mg,0.208mmol)の湿潤アセトニトリル(0.75%H
2O,2.5mL)中の溶液に、H
5IO
6/CrO
3ストック溶液(湿潤アセトニトリル中0.439M,2.4mL)を0℃で添加した。この反応物を0℃で0.5時間撹拌した。この反応混合物を、飽和NaHCO
3により洗浄しEtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
26H
23BrClNO
3S: 544.0(M+H
+);Found:544.1(M+H
+)。
【0709】
(S)−2−(2−(3−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(3−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(104mg,0.191mmol)のDMF中の溶液に、Cs
2CO
3(152mg,0.467mmol)、ヨウ化エチル(30μL,0.343mmol)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、ヘキサン中0%から50%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
28H
27BrClNO
3S: 572.1(M+H
+);Found:572.2(M+H
+)。
【0710】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(3−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(12mg,0.025mmol)、5−ピリミジンボロン酸(5mg,0.0375mmol)、2NのK
2CO
3(60μL)、Pd(PPh
3)
4(3mg,0.0025mmol)のジオキサン(1mL)中の反応混合物を密封チューブ内120℃で加熱した。この反応が終了した後に、この反応物を飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
32H
30ClN
3O
3S: 572.2(M+H
+);Found:572.2(M+H
+)。
【0711】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(9mg,0.0157mmol)、過剰なNaOHの、MeOH/THF(1:1,2mL)中の反応混合物を45℃で一晩加熱した。反応が終了した後に、その溶媒を除去し、そしてその残渣をMeOHに溶解させ、そしてH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0712】
【化150A】
[この文献は図面を表示できません]
【0713】
実施例17.方法E:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2−クロロピリジン−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(107)の調製。
【0714】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0715】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2−クロロピリジン−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(30mg,0.0438mmol)、2−クロロピリジン−4−ボロン酸(10mg,0.0657mmol)、2NのK
2CO
3(100μL)、Pd(PPh
3)
4(5.0mg,0.0044mmol)のジオキサン(2mL)中の反応混合物を密封チューブ内120℃で2時間加熱した。この反応物を飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、MgSO
4により乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
36H
36Cl
2N
2O
3S: 647.2(M+H
+);Found:647.3(M+H
+)。
【0716】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2−クロロピリジン−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(16mg,0.025mmol)、1−メチルピペラジン(1mL)の反応混合物を120℃で一晩加熱した。次いで、この反応混合物を飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣にTHF、MeOH、2NのNaOHを添加し、この混合物を45℃で加熱した。この反応が終了した後に、この反応物を飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
36H
39ClN
4O
2S: 627.2(M+H
+);Found:627.3(M+H
+)。
【0717】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2−クロロピリジン−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールのDCM(1mL)中の溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(8.8mg,0.020mmol)を添加した。1時間後、さらなるDess−Martinペルヨージナン(10mg)を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩反応させた。この混合物を飽和NaHCO
3、1MのNa
2S
2O
3により洗浄し、DCMにより抽出し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させた。この残渣にt−BuOH(600μL)、1MのNaH
2PO4(300μL)、2−メチルブタ−2−エン(500μL)およびNaClO
2(14mg)を添加した。この反応物を室温で反応させた。この反応が終了した後に、この混合物をMeOHで処理し、濾過し、逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
36H
37ClN
4O
3S: 641.2(M+H
+);Found:641.2(M+H
+)。
【0718】
実施例18.方法F:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(108)の調製。
【0719】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0720】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(370mg,0.769mol)、2−クロロピリジン−4−ボロン酸(157mg,0.99mmol)、2NのK
2CO
3(1.9mL)、Pd(PPh
3)
4(80mg,0.077mmol)のジオキサン(10mL)中の反応混合物を95℃で2時間加熱した。この反応混合物をEtOAcにより希釈し、飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
26H
24Cl
2N
2O
3S: 515.1(M+H
+);Found:515.1(M+H
+)。
【0721】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(20mg,0.039mmol)、1−メチル−1H−インダゾール−6−ボロン酸(10.3mg,0.058mmol)、2NのK
2CO
3(100μL,0.19mmol)、Pd(PPh
3)
4(4.3mg,0.004mmol)のジオキサン(1.5mL)中の反応混合物を密封チューブ内110℃で2時間加熱した。出発物質が消費された後に、この反応物を冷却し、この混合物にMeOH、過剰なNaOHを添加し、この反応混合物を45℃で一晩加熱した。次いで、この反応混合物を酢酸により中和し、濃縮して体積を減少させ、次いでMeOHにより処理し、そしてH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0722】
【化152A】
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【0723】
実施例19.方法G:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(109)の調製。
【0724】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0725】
(S)−ピバル酸2−(7−ブロモ−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:(S)−ピバル酸2−(7−ブロモ−2−クロロ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(300mg,0.65mmol)、1−メチル−5−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−インダゾール(260mg,0.78mmol)、Pd(PPh
3)
4(75mg,0.065mmol)、2NのK
2CO
3(1.6mL)のジオキサン(5mL)中の反応混合物を95℃で時間加熱した。この反応が終了した後に、この反応混合物をEtOAcにより希釈し、飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
36BrN
3O
3S: 634.2(M+H
+);Found:634.1(M+H
+)。
【0726】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(7−ブロモ−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(24mg,0.0379mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(9mg,0.0568mmol)、2NのNaHCO
3(100μL)、Pd(PPh
3)
4(4mg,0.0038mmol)のジオキサン(2mL)中の混合物を120℃で3時間加熱した。この反応混合物をEtOAcにより希釈し、飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
39H
40ClN
3O
3S: 666.2(M+H
+);Found:666.1(M+H
+)。
【0727】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(10mg,0.015mmol)、2NのNaOH(150μL)のTHF/MeOH(1:1,1mL)中の反応混合物を40℃で加熱した。反応が終了した後に、この反応混合物をEtOAcにより希釈し、飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
32ClN
3O
2S: 582.2(M+H
+);Found:582.2(M+H
+)。
【0728】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(6mg,0.010mmol)の湿潤アセトニトリル(0.75w%H
2O,1mL)中の溶液に、H
5IO
6/CrO
3のストック溶液(湿潤アセトニトリル中0.439M,150μL)を0℃で0.5時間添加した。この反応混合物を濾過し、そしてH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
30ClN
3O
3S: 596.2(M+H
+);Found:596.2(M+H
+).
1H NMR (300 MHz, CD
3OD):δ 8.24 (s, 1H), 7.95−7.98 (m, 2H), 7.88−7.50 (m, 10H), 5.17 (s, 1H), 4.01 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 0.88 (s, 9H)。
【0729】
実施例20.方法H:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(110)の調製。
【0730】
【化154】
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【0731】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(17.4mg,0.036mmol)、Pd(PPh
3)
4(2.1mg,0.002mmol)、塩化リチウム(2.3mg,0.054mmol)、およびヨウ化銅(I)(1.0mg,0.005mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に、脱気した1,4−ジオキサン(0.5mL)中の1−メチル−5−(4−(トリブチルスタンニル)ピリミジン−2−イル)−1H−インダゾール(9.0mg,0.018mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で5時間加熱し、冷却し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
31ClN
5O
3S: 612.2(M+H
+);Found:611.9(M+H
+)。
【0732】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(4.8mg,0.008mmol)の、THF(0.3mL)およびメタノール(0.3mL)中の溶液に、NaOH(0.3mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を45℃で6時間加熱し、冷却し、濾過し、そして逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【0733】
【化154A】
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【0734】
実施例21.方法I:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(111)の調製。
【0735】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0736】
6−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:6−ブロモ−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(200mg,1.01mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、炭酸セシウム(494mg,1.515mmol)を添加した。この反応溶液を室温で5分間撹拌し、ヨードメタン(215mg,1.515mmol)を添加した。この反応溶液を2時間撹拌し、そして水でクエンチした。揮発性物質を除去し、そしてその残渣を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物である6−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
7H
6BrN
3:
211.98(M+H
+);Found:212.1(M+H
+)。
【0737】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:6−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(20mg,0.094mmol)のジオキサン(2mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(29mg,0.113mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(8mg,0.0094mmol)、酢酸カリウム(19mg,0.189mmol)を添加した。この混合物を脱気し、そして100℃で2時間加熱した。この混合物を冷却し、次いで(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(25mg,0.046mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(6mg,0.005mmol)、K
2CO
3(33mg,0.23mmol)および水(0.3mL,脱気)を添加した。この反応混合物を90℃で1時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
32H
35ClN
4O
3S: 591.22(M+H
+);Found:591.2(M+H
+)。
【0738】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル:(68mg,0.115mmol)のTHF/CH
3OH(1.5mL/1.5mL)中の溶液に、2NのNaOH(0.57mL,1.15mmol)を添加した。この反応混合物を45℃で2時間加熱し、そして室温まで冷却した。この反応溶液を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した。その有機溶液を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをさらに精製せずに次の反応に持ち越した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
27H
27ClN
4O
2S: 507.16(M+H
+);Found:507.2(M+H
+)。
【0739】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(50mg,0.099mmol)のアセトニトリル/水(2mL/0.5mL)中の溶液に、CrO
3/H
5IO
6(0.439M,1.1mL,0.483mmol)およびCrO
3(20mg,0.198mmol)を添加した。この反応溶液を室温で1時間撹拌し、そして5%のNa
2S
2O
3溶液でクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出し、水およびブラインで洗浄した。この有機溶液を乾燥させ、そして濃縮して、粗製物を得、これをH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0740】
【化155A】
[この文献は図面を表示できません]
【0741】
実施例22.方法J:(S)−メチル2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(112)の調製。
【0742】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0743】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(22mg,0.085mmol)および(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(20mg,0.041mmol)のジオキサン(1.2mL,脱気)中の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(2.4mg,0.00207mmol)、K
2CO
3(29mg,0.207mmol)および水(0.4mL,脱気)を添加した。この反応混合物を90℃で1時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
29H
28ClN
3O
3S: 534.16(M+H
+);Found:534.4(M+H
+)。
【0744】
(S)−メチル2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル:(8mg,0.015mmol)のTHF/CH
3OH(0.5mL/0.5mL)中の溶液に、2NのNaOH(75μL,0.15mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間加熱し、そしてこの粗製物をH2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0745】
【化156A】
[この文献は図面を表示できません]
【0746】
実施例23.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(113a)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(113b)の調製。
【0747】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0748】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(0.190g,0.35mmol)、2−クロロピリジン−4−イルボロン酸(0.66g,0.42mmol)、Pd(PPh
3)
4(0.020g,0.0175、水性2M炭酸カリウム溶液(0.7mL,1.4mmol)の脱気ジオキサン(2.0mL)中の混合物を90℃で3時間加熱した。LC/MSは、1.5:1の比の(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル対(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルを示した。この反応混合物をさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0749】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル:LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
33Cl
2N
2O
3S: 571.2(M+H
+);Found:571.2(M+H
+)。
【0750】
(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル:LCMS−ESI
+: calc’d for C
25H
29BrClNO
3S: 538.1, 540.1, and 542.1.1(M+H
+);Found:538.2, 540.2, and 542.2(M+H
+)。
【0751】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルおよび(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル対(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(1.5:1の比)を含む上記反応混合物の半分を、その後の反応に当てはめた。1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸を先の反応混合物に添加し、そして反応を120℃で30分間加熱して進めて、(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルおよび(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルを得た。
【0752】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル:LCMS−ESI
+: calc’d for C
38H
40ClN
4O
3S: 667.2(M+H
+);Found:667.4(M+H
+)。
【0753】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル:LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
36ClN
3O
3S: 590.2(M+H
+);Found:590.2(M+H
+)。
【0754】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールおよび(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルおよび(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルを、その後の反応に当てはめた。先の反応混合物に、メタノールおよび2MのNaOHを添加し、そして反応混合物を55℃で一晩で加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、そしてブラインで洗浄した。その有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(Hex/EtOAc)により精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
32ClN
4O
2S: 583.2(M+H
+);Found:583.2(M+H
+)。
【0755】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールもまた単離した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
28H
29ClN
3O
2S: 506.2(M+H
+);Found:506.2(M+H
+)。
【0756】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:過ヨウ素酸/三酸化クロムのストック溶液をWO99/52850に従って、過ヨウ素酸(11.4g,50.0mmol)および三酸化クロム(23mg,1.2mol%)を湿潤アセトニトリル(0.75%H
2O)に溶解させて114mLの体積にすることにより調製した。このストック溶液(0.6mL)を(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(25mg,0.049mmol)のACN(3mL)中の溶液に室温で添加し、そして1時間撹拌した。この反応混合物を飽和Na
2SO
3溶液でクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そして逆相HPLC(H
2O/ACN+0.1%のTFA)により精製して、所望の生成物を凍結乾燥後に得た。
【0757】
【化157A】
[この文献は図面を表示できません]
【0758】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(114b)の調製は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸についての上記手順に従った。
【0759】
【化157B】
[この文献は図面を表示できません]
【0760】
実施例24.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(114)の調製。
【0761】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0762】
(S)−ピバル酸2−(2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(0.134g,0.25mmol)、3−ブロモ−ピリジン−5−イルボロン酸(0.55g,0.27mmol)、Pd(PPh
3)
4(0.014g,0.013mmol)、水性2M炭酸カリウム溶液(0.5mL,1.0mmol)の脱気ジオキサン(2.0mL)中の混合物をマイクロ波中80℃で30分間加熱して、(S)−ピバル酸2−(2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
32BrClN
2O
3S: 617.1(M+H
+);Found:617.2(M+H
+)。
【0763】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルを、その後の反応に当てはめた。1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(0.024g,0.14mmol)を先の反応混合物の半分に添加し、そして反応物をマイクロ波中115℃で30分間加熱した。反応混合物を酢酸エチルとH
2Oとの間で分配し、その有機層を除去し、そして濃縮して、(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
38H
40ClN
4O
3S: 667.2(M+H
+);Found:667.3(M+H
+)。
【0764】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:上記反応からの(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの溶液に、THF:MeOH(1:1,2mL)を添加し、そして2MのNaOH(0.5mL)を添加し、そして反応混合物を55℃で3時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、そして飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄した。その有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(EtOAC/Hex)により精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(15mg)を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
32ClN
4O
2S: 583.2(M+H
+);Found:583.3(M+H
+)。
【0765】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:過ヨウ素酸/三酸化クロムのストック溶液をWO99/52850に従って、過ヨウ素酸(11.4g,50.0mmol)および三酸化クロム(23mg,1.2mol%)を湿潤アセトニトリル(0.75%H
2O)に溶解させて114mLの体積にすることにより調製した。このストック溶液(0.3mL)を(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(15mg,0.027mmol)の、ACN(3mL)中0.75%のH
2Oの溶液に添加した。この反応混合物を室温で45分間撹拌し、飽和Na
2SO
3溶液でクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そして逆相HPLC(H
2O/ACN+0.1%のTFA)により精製して、所望の生成物を凍結乾燥後に得た。
【0766】
【化158A】
[この文献は図面を表示できません]
【0767】
実施例25.(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(115)の調製。
【0768】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0769】
(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルの調製:マイクロ波チューブに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(25.0mg,48.5μmol)、5−(4’,4’,5’,5’−テトラメチル−1’,3’,2’−ジオキサボロラン−2’−イル)−1H−インダゾール(14.2mg,58.2μmol)、Pd(PPh
3)
4(5.6mg,4.86μmol)、K
2CO
3(27mg,0.19mmol)、H
2O(400μL)、およびジオキサン(1.6mL)を入れた。この反応系を密封し、そして110℃まで加熱した。この反応は、次の2時間中に完了に達しなかった(ボランエステルは完全に消費されたが(LCMS分析)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルは残った)。この反応物を23℃まで冷却し、そしてさらなる5−(4’,4’,5’,5’−テトラメチル−1’,3’,2’−ジオキサボロラン−2’−イル)−1H−インダゾール(10mg,41μmol)を入れた。110℃への加熱を続けた。反応はさらに進行したが、1時間後に依然として不完全であった。再度、この反応物を23℃まで冷却し、そして今度は、1H−インダゾール−5−ボロン酸(20mg,120μmol)およびK
2CO
3(15mg,0.11mmol)を入れ、110℃への加熱を再開した。反応は1時間で完了に達した。その粗製生成物である(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルが溶液中に検出された。この溶液を粗製のまま次の反応で使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
29ClN
4O
3S: 597.2 and 599.2(M+H
+);Found:597.3 and 599.3(M+H
+)。
【0770】
(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:上記反応からの粗製(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルの溶液を、LiOH一水和物(60mg,1.42mmol)、H
2O(500μL)、およびMeOH(500μL)で直接処理した。この反応物を50℃で15時間加熱した。この反応は完了に達しなかった(LCMS分析)。次いで、この反応物を100℃で30分間加熱すると、完了に達した。この系を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのTeflon(登録商標)フィルタ)。その濾液を、Gilson液体ハンドラーを使用するC−18 Geminiカラム(溶出液H
2O/CH
3CN勾配(両方の移動相成分が0.1%v/vでTFAを加えられた))で直接精製した。表題化合物を一トリフルオロ酢酸塩として得た。
【0771】
【化159A】
[この文献は図面を表示できません]
【0772】
実施例26.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(116)の調製。
【0773】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0774】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(51mg,0.095mmol)および5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(28mg,0.123mmol)の、脱気した1,4−ジオキサン(250μL)および水(25μL)中の溶液に、水性K
2CO
3(95μLの2.0M溶液)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(6mg,0.005mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で6時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。この粗製物質をさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
34ClN
4O
3S: 577.2(M+H
+);Found:577.3(M+H
+)。
【0775】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:上記反応からの粗製物質(推定0.095mmol)の乾燥DMF(1.0mL)中の溶液に、Cs
2CO
3(60mg,0.185mmol)を室温で添加した。15分後、ニートなヨウ化メチル(12μL,0.19mmol)を添加し、そしてこの反応物を6時間撹拌した。次いで、この反応物を酢酸エチルと水との間で分配し、そして抽出した。その有機層を水性5%LiCl、ブラインで順番に洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、所望の生成物を得た。ヘキサン中30%の酢酸エチルを使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡青色泡状物(14mg,2工程について25%)を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
32H
36ClN
4O
3S: 591.2(M+H
+);Found:591.3(M+H
+)。
【0776】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノールの調製:化合物(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(14mg,0.024mmol)の、THF(0.50mL)およびMeOH(0.50mL)中の溶液に、水性NaOH(0.10mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を50℃で17時間加熱し、冷却し、飽和水性NH
4Clで希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。その有機層を乾燥させ、そして濃縮して、所望の生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
27H
28ClN
4O
2S: 507.2(M+H
+);
507.2(M+H
+)。
【0777】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:先の反応からの(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(推定0.024mmol)の25%の水/アセトニトリル(0.70mL)中の溶液に、CrO
3/H
5IO
6のストック溶液(296μL,0.439M溶液)およびCrO
3(3mg,0.030mmol)を室温で順番に添加した。この反応物を1時間撹拌し、アセトニトリルで希釈し、濾過し、そして逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そしてエバポレートして、所望の生成物にした。
【0778】
【化160A】
[この文献は図面を表示できません]
【0779】
実施例27.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(117)の調製。
【0780】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0781】
3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オンの調製:3−ブロモ−2−ヒドロキシピリジン(80mg,0.46mmol)、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(121mg,0.69mmol)および炭酸ナトリウム(146mg,1.38mmol)の、DMF(2.0mL)およびH
2O(0.4mL)中の懸濁物をN
2で5分間脱気した。この混合物にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(67mg,0.09mmol)を添加し、そして得られた混合物を90℃で2時間加熱した。この反応混合物を濾過し、そして逆相HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+ (m/z):[M+H]
+ calcd for C
13H
12N
3O: 226.25;Found:226.2。
【0782】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オン(13.0mg,0.055mmol)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(22mg,0.046mmol)、トランス−N1,N2−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(9μL,0.055mmol)および炭酸カリウム(13mg,0.091mmol)のDMF(0.5mL)中の溶液に、ヨウ化銅(I)(5.0mg,0.026mmol)を添加した。この混合物をN
2で5分間脱気し、次いで110℃で3時間加熱した。次いで、この混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+ (m/z):[M+H]
+ calcd for C
34H
32ClN
4O
4S: 627.18;Found:627.2。
【0783】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(12.6mg,0.020mmol)の、THF(1.2mL)およびメタノール(0.5mL)中の撹拌溶液に、1MのNaOH溶液(0.3mL,過剰)を添加した。この反応混合物を37℃で6時間撹拌した。この反応混合物を逆相HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製して、生成物を得た。
【0784】
【化161A】
[この文献は図面を表示できません]
【0785】
実施例28.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(118)の調製。
【0786】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0787】
5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オンの調製:5−ブロモ−2−ヒドロキシピリジン(80mg,0.46mmol)、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(121mg,0.69mmol)および2Nの炭酸ナトリウム溶液(1.0mL,2mmol)のDMF(2.1mL)中の懸濁物をN
2で5分間脱気した。この混合物にテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(53mg,0.04mmol)を添加し、そして得られた混合物を80℃で一晩加熱した。次いで、この混合物をCH
2Cl
2で希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そして逆相HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+ (m/z):[M+H]
+ calcd for C
13H
12N
3O: 226.25;Found:226.3。
【0788】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:
化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルを、5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オンを3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに使用したこと以外は、実施例27の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルを調製するために使用した手順に従って、調製した。LCMS−ESI
+ (m/z):[M+H]
+ calcd for C
34H
32ClN
4O
4S: 627.18;Found:627.2。
【0789】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの代わりに使用したこと以外は、実施例27の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸のために使用した手順に従って調製した。
【0790】
【化162A】
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【0791】
実施例29.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−7−(2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(119)の調製。
【0792】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0793】
5−ブロモ−2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソールの調製:4−ブロモベンゼン−1,2−ジオール(500mg,2.65mmol)のアセトン(4mL)中の溶液に、炭酸セシウム(1.90g,5.82mmol)および1,1−ジブロモエタン(1.09g,5.82mmol)を添加した。この混合物を120℃で3時間マイクロ波処理した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から10%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
1H−NMR:400MHz,(CDCl
3)δ 6.93 − 6.89 (m, 2H), 6.63 (d, J = 8 Hz, 1H), 6.27 (q, J = 9.6 Hz, 1H), 1.67 (d, J = 4.4 Hz, 3H)。
【0794】
4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−1,3,2−ジオキサボロランの調製:5−ブロモ−2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール(36mg,0.17mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(56mg,0.22mmol)および炭酸カリウム(50mg,0.51mmol)のDME(0.4mL)中の懸濁物をN
2で5分間脱気した。この混合物に[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(12mg,0.02mmol)を添加し、そして得られた混合物を90℃で2時間加熱した。減圧中で濃縮し、次いでフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から50%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
1H−NMR:400MHz,(CDCl
3)δ 7.34 − 7.32 (m, 1H), 7.19 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 6.78 − 6.75 (m, 1H), 6.29 − 6.23 (m, 1H), 1.68 − 1.64 (m, 3H), 1.32 (s, 12 H)。
【0795】
(2S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−7−(2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(7−ブロモ−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(16mg,0.025mmol)および4,4,5,5−テトラメチル−2−(2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(13mg,0.050mmol)の1,4−ジオキサン中の溶液に、Pd(PPh
3)
4(4mg,3.1×10
−3mmol)および2MのK
2CO
3(66μL,0.133mmol)を添加した。この反応物をN
2で5分間脱気し、次いで110℃で1時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から10%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
41H
44N
3O
5S: 690.30;Found:690.4。
【0796】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−7−(2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−7−(2−メチルベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルを(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの代わりに使用したこと以外は、方法Gの(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【0797】
【化163A】
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【0798】
実施例30.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(120)の調製。
【0799】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0800】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(20mg,0.029mmol)、1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−5−ボロン酸ピナクル(pinnacle)エステル(13mg,0.058mmol)、2NのK
2CO
3(80μL)、Pd(PPh
3)
4(3.3mg,0.0029mmol)のジオキサン(1mL)中の反応混合物を密封チューブ内120℃で2時間加熱した。この反応が終了した後に、この反応物を冷却し、この反応混合物にMeOH(1mL)、2NのNaOH(500μL)を添加し、そして45℃で一晩加熱した。次いで、反応混合物を飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
32ClN
3O
2S: 546.2(M+H
+);Found:546.3(M+H
+)。
【0801】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタノール(11mg,0.020mmol)の湿潤アセトニトリル(0.75w%H
2O,1mL)中の溶液に、H
5IO
6/CrO
3のストック溶液(湿潤アセトニトリル中0.439M,400μL)を0℃で0.5時間で添加した。この反応混合物を濾過し、そしてH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【0802】
【化164A】
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【0803】
実施例31.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(121)の調製。
【0804】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0805】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(12mg,0.022mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、炭酸セシウム(11mg,0.033mmol)を添加した。この反応溶液を室温で5分間撹拌し、ヨードメタン(4.7mg,0.033mmol)を添加した。この反応溶液を30分間撹拌し、そして水でクエンチした。揮発性物質を除去し、そしてその残渣を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
30 ClN
3O
3S: 548.17(M+H
+);Found:548.4(M+H
+)。
【0806】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル:(4mg,0.0073mmol)のTHF/CH
3OH(0.5mL/0.5mL)中の溶液に、2NのNaOH(37uL,0.073mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間加熱し、そしてその粗製物をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0807】
【化165A】
[この文献は図面を表示できません]
【0808】
実施例32.(S)−2−(2−(2−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(122)の調製。
【0809】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0810】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(19.7mg,0.034mmol)、3−シアノフェニルボロン酸(6.1mg,0.041mmol)、Pd(PPh
3)
4、およびK
2CO
3(14.3mg,0.103mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(0.4mL)および脱気した水(0.1mL)を添加した。この反応混合物を110℃で1.5時間加熱し、冷却し、酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
37H
37ClN
3O
3S: 638.2(M+H
+);Found:637.9(M+H
+)。
【0811】
(S)−ピバル酸2−(2−(2−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(17.2mg,0.027mmol)のDMF(0.5mL)中の溶液に、塩化アンモニウム(7.2mg,0.135mmol)およびアジ化ナトリウム(9.4mg,0.144mmol)を添加した。この反応混合物を120℃で6時間加熱し、次いで冷却した。この粗製反応混合物をシリカゲルプラグに通して(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)DMFおよび塩を除去し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
37H
38ClN
6O
3S: 681.2(M+H
+);Found:680.9(M+H
+)。
【0812】
(S)−2−(2−(2−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノールの調製:先の反応からの粗製(S)−ピバル酸2−(2−(2−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(推定0.027mmol)の、THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の溶液に、NaOH(0.4mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を40℃で2時間加熱し、冷却し、NH
4Cl(飽和水溶液)でクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
32H
30ClN
6O
2S: 597.2(M+H
+);Found:597.0(M+H
+)。
【0813】
(S)−2−(2−(2−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:先の反応からの粗製(S)−2−(2−(2−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノール(推定0.023mmol)の、25%の水/アセトニトリル(0.75mL)中の溶液に、CrO
3/H
5IO
6のストック溶液(0.27mL,0.439M溶液)およびCrO
3(3.5mg,0.035mmol)を室温で順番に添加した。この反応物を2時間撹拌し、濾過し、そして逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【0814】
【化166A】
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【0815】
実施例33.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(123)の調製。
【0816】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0817】
1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オンの調製:5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール(76mg,0.36mmol)の1,4−ジオキサン(5mL)中の溶液に、テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オン(Aldrich,216mg,2.16mmol)を添加し、その後、Pd
2(dba)
3(16mg,0.02mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(31mg,0.06mmol)および炭酸セシウム(176mg,0.54mmol)を添加した。この反応混合物を窒素で脱気し、そして100℃で16時間加熱した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄し、そしてNa
2SO
4で乾燥させ、そして濾過した。濃縮およびフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)による精製により、1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オンを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
12H
14N
4O: 231.2(M+H
+);Found:231.2(M+H
+)。
【0818】
((S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(27mg,0.05mmol)の1,4−ジオキサン(1.5mL)中の溶液に、1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オン(23mg,0.1mmol)を添加し、その後、Pd
2(dba)
3(5mg,0.006mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(10mg,0.02mmol)および炭酸セシウム(60mg,0.18mmol)を添加した。この反応混合物を窒素で脱気し、そして100℃で16時間加熱した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄し、そしてNa
2SO
4で乾燥させ、そして濾過した。濃縮およびフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)による精製により、((S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
37H
42ClN
5O
4S: 688.3(M+H
+);Found:688.4(M+H
+)。
【0819】
(S)−1−(6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オンの調製:((S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(20mg)のTHF/MeOH(1mL/1mL)中の溶液に、水酸化ナトリウム溶液(1mL,1N,1mmol)を添加した。この混合物を50℃で12時間加熱した。この混合物を水で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。その有機相を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濾過した。濃縮して、(S)−1−(6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オンを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
32H
34ClN
5O
3S: 604.2(M+H
+);Found:604.3(M+H
+)。
【0820】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:過ヨウ素酸/三酸化クロムのストック溶液をWO99/52850に従って、過ヨウ素酸(11.4g,50.0mmol)および三酸化クロム(23mg,1.2mol%)を湿潤アセトニトリル(0.75%H
2O,114mL)に溶解させることによって調製した。(S)−1−(6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)テトラヒドロピリミジン−2(1H)−オン(16mg)の湿潤アセトニトリル(1.0mL,0.75%H
2O)中の0℃の溶液に、上記ストック溶液(0.6mL)を0℃で添加した。濾過および逆相HPLCによる精製により、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【0821】
【化167A】
[この文献は図面を表示できません]
【0822】
実施例34.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(124)の調製。
【0823】
【化168】
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【0824】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(1.3mg)を、イミダゾリジン−2−オンをテトラヒドロピリミジン−2(1H)−オンの代わりに使用したこと以外は、化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【0825】
【化168A】
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【0826】
実施例35.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(125)の調製。
【0827】
【化169】
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【0828】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−アミノ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(40mg,0.1mmol)のアセトニトリル(1mL)中の溶液に、2,5−ジメトキシ−2,5−ジヒドロフラン(26μL,0.2mmol)を添加し、その後、塩酸(0.2N,0.8mL,0.16mmol)を添加した。この混合物を24時間撹拌し、そしてEtOAcで希釈し、そして飽和重炭酸ナトリウム溶液でクエンチした。その有機層を分離し、そして水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濾過した。濃縮およびフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)による精製により、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
25H
25ClN
2O
4S: 485.1(M+H
+);Found:485.2(M+H
+)。
【0829】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(12mg,0.025mmol)の1,4−ジオキサン/水(0.5mL/50μL)中の溶液に、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(8mg,0.050mmol)を添加し、その後、クロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)二量体(1mg)、BINAP(5mg)、および炭酸カリウム溶液(2N,6μL)を添加した。この混合物を窒素でパージし、そして80℃で24時間加熱した。この混合物をEtOAcで希釈し、そして水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濾過した。濃縮およびフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)による精製により、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
33ClN
4O
4S: 617.2(M+H
+);Found:617.2(M+H
+)。
【0830】
4−(6−((S)−tert−ブトキシ(カルボキシ)メチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イルアミノ)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ブタン酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(5mg)のTHF/MeOH(0.5mL/0.5mL)中の溶液に、水酸化ナトリウム溶液(1.0N,0.5mL)を添加した。この混合物を25℃で2時間撹拌し、そして50℃で16時間加熱した。この混合物を冷却し、そして0.1Nの塩酸でpH=5まで中和した。この反応混合物をフリーズドライさせ、そしてさらに精製せずに次の工程に使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
32H
33ClN
4O
5S: 621.2(M+H
+);Found:621.2(M+H
+)。
【0831】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:4−(6−((S)−tert−ブトキシ(カルボキシ)メチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イルアミノ)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ブタン酸のDMF(1mL)中の溶液に、ジ−イソプロピルエチルアミン(86μL)を添加し、その後、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N−エチルカルボジイミド塩酸塩(19mg)を添加した。この混合物を2時間撹拌し、そして逆相HPLCで精製して、中間体(6mg)を得た。この中間体をピリジン(1mL)に溶解させ、水(1mL)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(1mg)を添加した。この混合物を100℃で48時間加熱した。濃縮し、逆相HPLCにより精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【0832】
【化169A】
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【0833】
実施例36.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−フェノキシピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(126)の調製。
【0834】
【化170】
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【0835】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−フェニルピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(46.1mg,0.095mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、3−フェニルピロリジン(16.9mg,0.115mmol)およびジエチルプロピルアミン(24.8μL,0.143mmol)を添加した。得られた反応混合物を50℃で16時間加熱し、次いでエバポレートして乾固させた。その残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィー(4gの「gold」ISCOカラム;0%から60%のEtOAc/Hex)により精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−フェニルピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
34ClN
2O
3S: 548.2 550.2(M+H
+);Found:549.3, 551.3(M+H
+)。
【0836】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−フェノキシピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−フェニルピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(29.3mg,0.653mmol)のCH
3OH(1mL)中の溶液に、NaOH(1N,1mL,1mmol)を添加し、得られた混合物を50Cで10時間加熱した。この混合物をpH3まで酸性化し、そしてエバポレートして小さい体積にし、そしてその残渣をCH
2Cl
2とブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして乾固させた。その残渣をTLC(50%のEtOAc/Hex)で精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−フェノキシピロリジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【0837】
【化170A】
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【0838】
実施例37.6−(3−ブロモフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:6−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(127)の溶液。
【0839】
【化171】
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【0840】
6−(3−ブロモフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:6−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(120mg,0.566mmol)および3−ブロモフェニルボロン酸(136mg,0.679mmol)の、脱気した1,4−ジオキサン(6mL)および水(2mL)中の溶液に、K
2CO
3(391mg,2.83mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(32mg,0.028mmol)を添加した。この反応混合物を90℃で1時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
13H
10BrN
3:
288.01(M+H
+);Found:288.2(M+H
+)。
【0841】
実施例38.方法Hで使用されるスタンナン中間体の合成のための代表的な手順。1−メチル−5−(4−(トリブチルスタンニル)ピリミジン−2−イル)−1H−インダゾール(128)の調製。
【0842】
【化172】
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【0843】
5−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの調製:2−クロロ−4−メトキシピリミジン(100.0mg,0.69mmol)、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(133.9mg,0.76mmol)、Pd(PPh
3)
4(79.9mg,0.069mmol)、およびK
2CO
3(286.8mg,2.075mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気したトルエン(2.5mL)およびDMF(0.28mL)を添加した。この反応混合物をマイクロ波中185℃で30分間加熱し、酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。
【0844】
【化172A】
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【0845】
2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−オールの調製:5−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾール(30.2mg,0.126mmol)を塩酸(1.25mLの2N溶液)に懸濁させ、そして85℃で14時間加熱し、冷却し、そしてNaOH(2N溶液)を滴下により添加することによって中和した。この混合物を1:1のクロロホルム/イソプロパノールで6回抽出し、そして合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して粗製生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
12H
11N
4O: 227.1(M+H
+);Found:227.2(M+H
+)。
【0846】
トリフルオロメタンスルホン酸2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イルの調製:粗製2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−オール(41.5mg,0.183mmol)のDCM(2.0mL)中の溶液に、トリエチルアミン(0.15mL,1.101mmol)を添加し、その後、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(91.3μL,0.550mmol)を−78℃で添加した。この反応混合物を16時間撹拌し、そしてこの時間の間にゆっくりと室温まで温め、次いで濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。
【0847】
【化172B】
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【0848】
1−メチル−5−(4−(トリブチルスタンニル)ピリミジン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:トリフルオロメタンスルホン酸2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル(43.4mg,0.121mmol)、Pd(PPh
3)
4(7.0mg,0.006mmol)、および塩化リチウム(25.6mg,0.604mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気したトルエン(2.0mL)およびビス(トリブチルスズ)(61μL,0.121mmol)を添加した。この反応混合物を110℃で16時間加熱し、冷却し、水でクエンチし、そして酢酸エチルで希釈した。その水層を除去し、そして酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
24H
37N
4Sn:
501.2(M+H
+);Found:501.3(M+H
+)。
【0849】
実施例39.以下の表中の化合物を、記載される一般方法(方法B(実施例14)、方法C(実施例15)、方法D(実施例16)、方法E(実施例17)、方法F(実施例18)、方法G(実施例19)、方法H(実施例20)、方法I(実施例21)および方法J(実施例22))により調製した。
【0850】
【化173-1】
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【0851】
【化173-2】
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【0852】
【化173-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0853】
【化173-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0854】
【化173-5】
[この文献は図面を表示できません]
【0855】
【化173-6】
[この文献は図面を表示できません]
【0856】
【化173-7】
[この文献は図面を表示できません]
【0857】
【化173-8】
[この文献は図面を表示できません]
【0858】
【化173-9】
[この文献は図面を表示できません]
【0859】
【化173-10】
[この文献は図面を表示できません]
【0860】
【化173-11】
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【0861】
【化173-12】
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【0862】
実施例40.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(171)の調製。
【0863】
【化174】
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【0864】
(E)−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−オキソ−4,5−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−6(7H)−イリデン)酢酸エチルの調製:3.0Lの丸底フラスコに、2−ブロモ−5−メチル−5,6−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−7(4H)−オン(75.0g,305mmol,1.00当量)、無水THF(750mL)、およびエチルグリオキシレートのトルエン中の50%w/vの溶液(211mL,1.07mol,3.50当量)を入れた。得られた溶液を水浴に入れた。固体のリチウムtert−ブトキシド(48.9g,610mmol,2.0当量)を1分間かけてゆっくりと添加した。この反応系にキャップをし、そして4.5時間撹拌した。TLC(20%のEtOAc/80%のヘキサン)は、2−ブロモ−5−メチル−5,6−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−7(4H)−オン)の完全な消費を示した。飽和水性NH
4Cl(750mL)を手早く添加した。この反応物を15分間撹拌した。H
2O(250mL)を添加した。ほとんどの固体を溶解させた。1.0Mの水性HCl(180mL)を5分間かけて添加した。短時間後、その水層のpHは約3.5であった。その有機相を集め、そしてその水層をEtOAc(2×375mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(500mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして50℃〜60℃の浴温度および10mmHgの減圧を用いて最小体積に濃縮した。DCM(40mL)を添加した。得られた溶液をCombiflash XL固体充填カートリッジに重力充填により移した。このカートリッジを、ヘキサンで平衡化させた1.5kgのCombiflash XLシリカゲルカラムと並列に組み立てた。以下の勾配溶出順序を使用した:[100%のヘキサン(5カラム体積,無勾配)→10%のEtOAc/90%のヘキサン(10カラム体積,直線勾配)→10%のEtOAc/90%のヘキサン(7カラム体積,無勾配))→100%のEtOAc(8カラム体積,無勾配)]。生成物を含む画分を合わせ、濃縮し、そして高真空下で乾燥させて、所望の生成物を得た。
【0865】
【化174A】
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【0866】
(E)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−7−ヒドロキシ−5−メチル−4,5−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−6(7H)−イリデン)酢酸エチルの調製:機械撹拌子、添加漏斗、および窒素入口を備え付けた3リットルのフラスコに、(E)−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−オキソ−4,5−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−6(7H)−イリデン)酢酸エチル(24.1g,73mmol,1.0当量)を入れ、次いでTHF(800mL)で希釈した。得られた溶液に0.6MのLaCl
3・2LiCl(243mL,146mmol,2.0当量)を添加し、次いでこの反応混合物を、ドライアイスアセトン浴の補助によって、−65℃まで冷却した。次いで、添加漏斗に1.0Mの4−クロロフェニルマグネシウムブロミド(146mL,146mmol,2.0当量)を入れ、次いで25分間かけてゆっくりとこの反応混合物に添加した。この添加が完了したら、TLC分析は、出発物質の完全な消費を示した(20%のEtOAc/Hex中の出発物質についてのTLCはRf=0.50を有する;20%のEtOAc/Hex中の生成物のTLCはRf=0.38を有する)ので、この反応を飽和NH
4Cl(100mL)でクエンチし、次いでEtOAc(1L)およびH
2O(1.5L)で希釈した。その冷却浴を外し、そしてこの混合物を撹拌しながら室温まで温めた。その層を分離し、そしてその水性抽出物をEtOAc(1L)で洗浄した。合わせた有機物をNa
2SO
4で乾燥させ、EtOAcで溶出するシリカゲルの小プラグで濾過し、次いで減圧中で濃縮した。得られた粗製残渣を、CombiFlashシステムの330gのRediSep順相シリカゲルカートリッジ(EtOAc/Hex,5%→15%)を使用してクロマトグラフィーで分離して、所望の生成物を得た。
【0867】
【化174B】
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【0868】
2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:ポリリン酸(PPA)(140g)およびTHF(210mL)を1Lの回収フラスコ中で75℃まで加熱した。THF(70mL)中の(E)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−7−ヒドロキシ−5−メチル−4,5−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−6(7H)−イリデン)酢酸エチル(31.0g,70.0mmol)を添加漏斗を介して2分間かけて添加した。この漏斗をTHF(20mL)ですすいだ。この反応混合物を80℃で2.5時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物を1MのK
2HPO
4溶液(1.5L)に注ぎ、その後、EtOAc(700mL)に注いだ。その層を分離し、そしてその有機層をブライン(500mL)で洗浄した。その有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、所望の生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。
【0869】
【化174C】
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【0870】
2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−オキソ酢酸エチルの調製:2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(15.4g,36.4mmol)のTHF(146mL)中の溶液に、−78℃でKHMDSの溶液(THF中1M,43.6mmol,43.6mL)を5分間かけて添加した。30分後、3−フェニル−2−(フェニルスルホニル)−1,2−オキサジリジン(11.4g,43.6mmol)のTHF(29mL)中の溶液を添加した。1時間後、NH
4Clの飽和溶液(200mL)を添加した。この反応混合物を室温まで温めた。その層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。
【0871】
上記残渣にCH
2Cl
2(240mL)を添加し、その後、Dess−Martinペルヨージナン(16.9g,40.0mmol)を添加した。2時間後、Na
2S
2O
3の飽和溶液(150mL)およびNaHCO
3の飽和溶液(150mL)および水(100mL)を添加した。この混合物を室温で2時間撹拌した。その層を分離し、そしてその水層をCH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。ヘキサン/EtOAcの混合物(9:1)を添加した。この混合物を濾過し、その固体をさらなるhex/EtOAc(9:1)で洗浄し、そしてその濾液を濃縮した。その粗製油状物をカラムクロマトグラフィー(5%から10%のEtOAc/hex)により精製して、所望の生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3):δ 7.88 (s, 1H), 7.45 (d, 2H, J = 8 Hz), 7.28 (d, 2H, J = 8 Hz), 3.91 (q, 2H, J = 7 Hz), 2.52 (s, 3H), 1.08 (t, 3H, J = 7 Hz)。
【0872】
(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチルの調製:
触媒調製:25mLのフラスコに、ジクロロ(ペンタメチルシクロペンタジエニル)ロジウム(III)二量体(94mg,0.15mmol,1.0当量)および配位子のN−((1S,2S)−2−アミノ−1,2−ジフェニルエチル)−4−ニトロベンゼンスルホンアミド(153mg,0.39mmol,2.6当量)を入れ、そしてゴムセプタムで密封した。このフラスコをアルゴンでパージし、次いでACN(1.5mL)およびNEt
3(0.15mL)をこのフラスコに添加し、そしてさらなるセプタムを取り付けた。得られた赤色溶液をアルゴン下室温で最低45分間、ただし6時間未満撹拌し、これにより、不均質な橙色懸濁物が得られた。
【0873】
100mLのフラスコに、2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−オキソ酢酸エチル(2.4g,5.5mmol,1.0当量)を入れ、そしてゴムセプタムで密封した。このフラスコをアルゴンでパージし、そしてこれにACN(11mL)およびNEt
3(1.9mL,13.6mmol,2.5当量)を入れ、そして撹拌を開始した。この溶液を0℃まで冷却し、次いでHCO
2H(0.63mL,16.7mmol,3.0当量)をこの溶液に、内部温度を20℃を超えない温度に維持する速度で添加した。この添加が完了したら、この溶液を冷却して0℃に戻した。次いで、多孔質気体分散ユニットを使用して、アルゴンをこの溶液に吹き込んだ。0℃で撹拌しているこの溶液に、上記触媒調製からの調製した触媒溶液(0.5mL,0.05当量)を入れた。この溶液を、0℃で、アルゴンをこの溶液に吹き込みながら、TLCが出発物質の完全な消費を示すまで(10〜18時間)撹拌した。この反応をH
2Oでクエンチし、次いでEtOAcで希釈し、そして室温まで温めた。その層を分離し、そしてその有機抽出物をもう1回H
2Oで洗浄した。次いで、その有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、EtOAcで溶出するシリカゲルの小パッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。得られた粗製残渣を、CombiFlashシステムの80gのRediSep順相シリカゲルカートリッジ(EtOAc/Hex,5%→20%)を使用してクロマトグラフィーで分離して、所望の生成物を得た。
【0874】
【化174D】
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【0875】
(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチルの代替の調製:2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−オキソ酢酸エチル(10.60g,25.0mmol)のPhMe(100mL)中の溶液を−30℃まで冷却した。(R)−Me−CBS触媒(1.39g,5.00mmol)を添加し、その後すぐに、蒸留したカテコールボラン(4.00mL,37.5mmol)を添加した。1.2時間の時点で、さらなる(R)−Me−CBS触媒(1.39g,5.00mmol)を添加した。さらに1時間が経過した後に、さらなる(R)−Me−CBS触媒(700mg,2.50mmol)を添加した。30分後、この反応をEtOAc(30mL)でクエンチした。飽和水性NaHCO
3(50mL)を添加し、そしてこの反応物を23℃まで温め、そしてさらに30分間撹拌した。その有機相を集め、飽和水性NaHCO
3で洗浄し(1回)、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮した。ベンゼンを添加し、そして得られた溶液をヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。
【0876】
【化174E】
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【0877】
(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチル(7.20g,16.9mmol)のニートなt−BuOAc(100mL)中の懸濁物を氷浴中で0℃まで冷却した。70%w/vの水性HClO
4(293μL,3.4mmol)を5分間かけて滴下により添加した。この反応物を23℃まで温め、次いで2.3時間撹拌した。この時点で、この反応物を添加漏斗に移した。この反応物を飽和水性NaHCO
3の23℃の溶液(400mL)に30分間かけて添加した。一旦、添加が完了したら、この反応物をさらに15分間撹拌した。得られた系をEtOAc(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。いくらかの残留t−BuOAcが残った。ヘキサン(200mL)を添加し、そしてこのスラリーをもう1回濃縮した。得られた残渣(適度にt−BuOAcを含まない)をベンゼンで処理し、そして330gの「gold」ISCOシリカゲルカラムに装填した。以下の勾配溶出順序を使用した:[100%のヘキサン(5カラム体積,無勾配)→10%のEtOAc/90%のヘキサン(5カラム体積,直線勾配→10%のEtOAc/90%のヘキサン(5カラム体積,無勾配((S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルが溶出する))→100%のEtOAc(10カラム体積,無勾配,(未反応の(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチルが溶出する))]。生成物を含む画分を溜め、濃縮し、Et
2O(100mL)と共エバポレートして、所望の生成物を得た。
【0878】
【化174F】
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【0879】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(858mg,1.733mmol)および2−クロロピリジン−4−ボロン酸(327mg,2.080mmol)のジオキサン(14.6mL)中の溶液に、Pd(PPh
3)
4(160mg,0.139mmol)および2NのK
2CO
3(3.6mL,7.280mmol)を添加した。この反応物をN
2で5分間脱気し、次いで90℃で6時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
27H
27Cl
2N
2O
3S: 529.1;Found:529.2。
【0880】
実施例41.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−クロロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(172)の調製。
【0881】
【化175】
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【0882】
2−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−7−オールの調製:2−ブロモ−5−メチル−5,6−ジヒドロベンゾ[d]チアゾール−7(4H)−オン(17.5g,71.24mmol)の酢酸(142mL)中の溶液に、80℃で臭素(3.30mL,64.12mmol)を30分間かけて滴下により添加した。反応混合物を80℃で1時間撹拌し、室温まで冷却し、そして得られた固体を濾過により集めた。そのフィルターケーキをジクロロメタン/飽和重炭酸ナトリウム溶液の間で分配した。その有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をジクロロメタン(250mL)に溶解させ、そして2.5時間かけて1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(19.5mL,130mmol)のジクロロメタン(1.5L)中の溶液に0℃で滴下により添加した。反応混合物を30分間撹拌し、1NのHClでクエンチし、そして5分間撹拌した。その有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮した。CombiFlash(220g,5%から40%のEtOAc/Hex)により精製して、不純な生成物を得た。熱EtOAc/Hexからの再結晶により、純粋な生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3):δ 7.42 (s, 1H), 6.65 (s, 1H), 2.44 (s, 3H)。
【0883】
2−(2−クロロ−7−ヒドロキシ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチルの調製:2−ブロモ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−7−オール(2.48g,10.16mmol)のジクロロメタン(100mL)中の混合物に、0℃でトリエチルアミン(1.42mL,10.16mmol)を添加して、透明な溶液を得た。塩化チタン(IV)(CH
2Cl
2中1.0M,10.67mL,10.67mmol)をゆっくりと添加して、橙色反応混合物を得、これを30分間撹拌した。分解(cracked)グリオキサル酸エチル(1.04g,10.16mmol)のCH
2Cl
2(1mL)中の溶液を2分間かけて添加し、そして反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。反応混合物をRochelle塩でクエンチし、そして室温で2時間撹拌し、CH
2Cl
2で希釈し、そして水層をCH
2Cl
2で抽出した(2回)。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮した。CombiFlash(40g,0%から30%のEtOAc/Hex)により精製して、2−(2−ブロモ−7−ヒドロキシ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチルで汚染された生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
12H
13ClNO
3S: 302.8(M+H
+);Found:302.1(M+H
+)。
【0884】
2−(2−クロロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−オキソ酢酸エチルの調製:2−(2−クロロ−7−ヒドロキシ−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチル(1.006g,3.33mmol)のCH
2Cl
2(33mL)中の溶液に、−78℃で2,6−ルチジン(0.846mL,7.33mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌し、次いでトリフルオロメタンスルホニル無水物(0.616mL,3.66mmol)を15分間かけて添加した。反応物を1時間撹拌し、次いでさらなるトリフルオロメタンスルホニル無水物(0.062mL,3.66mmol)を添加し、そして反応を30分間続けた。反応混合物をブラインでクエンチし、5分間撹拌し、CH
2Cl
2で希釈し、1NのHCl/ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0885】
上記残渣をCH
2Cl
2(33mL)に溶解させ、0℃まで冷却し、そしてDess−Martinペルヨージナン(2.54g,5.99mmol)を少しずつ添加した。2時間撹拌した後に、さらなるDess−Martinペルヨージナン(0.25g,5.99mmol)を添加した。1時間後、反応をNa
2S
2O
3溶液でクエンチし、そして30分間撹拌した。この混合物をCH
2Cl
2で希釈し、水、飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、そして乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から20%のEtOAc/Hex)により精製して、2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−オキソ酢酸エチルで汚染された生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3):δ 7.88 (s, 1H), 4.42 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.49 (s, 3H), 1.40 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0886】
(S)−2−(2−クロロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチルの調製:2−(2−クロロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−オキソ酢酸エチル(0.6621g,1.53mmol)、および(R)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジン(0.098g,0.35mmol)のトルエン(6mL)中の溶液に、蒸留したカテコールボラン(0.254g,2.39mmol)のトルエン(1mL)中の溶液を15分間かけて添加し、次いでさらに45分間撹拌した。この反応を飽和炭酸ナトリウム溶液でクエンチし、そして室温で15分間撹拌した。生成物をEtOAcで抽出し、そして有機層を飽和炭酸ナトリウム(3回)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から25%のEtOAc/Hex)により精製して、(S)−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチルで汚染された生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
13H
12ClF
3NO
6S
2: 434.0(M+H
+);Found:433.9(M+H
+)。
【0887】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−クロロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−クロロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−ヒドロキシ酢酸エチル(0.5691g,1.31mmol)の酢酸tert−ブチル(65mL)中の溶液に、70%の過塩素酸(65μL,1.57mmol)を添加した。反応混合物を1.5時間撹拌し、そして固体の重炭酸ナトリウムでクエンチした。飽和重炭酸ナトリウム溶液を、塩基性になるまで注意深く添加し、そして混合物を酢酸エチルで抽出した。その有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から15%のEtOAc/Hex)により精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルで汚染された生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3):δ 7.78 (s, 1H), 5.59 (s, 1H), 4.4 − 4.1 (m, 2H), 2.55 (s, 3H), 1.20 (s, 9H), 1.16 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0888】
実施例42.(方法K):(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−エチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(173)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−エチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(174)の調製。
【0889】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0890】
(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを、方法Cで(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルを作製する方法と類似の方法により作製した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
31ClN
4O
3S: 611.2 (M+H
+);Found:611.2。
【0891】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−エチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルおよび(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−エチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(32mg,0.052mmol)のDMF(1mL)中の溶液に、Cs
2CO
3(34mg,0.104mmol)、ヨードエタン(5μL,0.062mmol)を添加した。この反応物を室温で反応させた。この反応が終了した後に、この反応混合物を水により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−エチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
36H
35ClN
4O
3S: 639.2(M+H
+);Found:639.4;(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−エチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルもまた単離した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
36H
35ClN
4O
3S: 639.2(M+H
+);Found:639.3。
【0892】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−エチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−エチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
31ClN
4O
3S: 611.2(M+H
+);Found:611.2。
【0893】
【化176A】
[この文献は図面を表示できません]
【0894】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−エチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−エチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
31ClN
4O
3S: 611.2(M+H
+);Found:611.2。
【0895】
【化176B】
[この文献は図面を表示できません]
【0896】
実施例43.方法L:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−シクロプロピル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(175)の調製。
【0897】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0898】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−シクロプロピル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(30mg,0.049mmol)のジクロロエタン(1mL)中の溶液に、Cu(OAc)
2(9mg,0.049mmol)、2−2’−ジピリジル(7.7mg,0.049mmol)、シクロプロパンボロン酸(8.4mg,0.1mmol)、Na
2CO
3(10.4mg,0.1mmol)を添加した。この反応混合物を空気下70℃で3時間加熱した。この反応混合物を水により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
37H
35ClN
4O
3S: 651.2(M+H
+);Found:651.3。
【0899】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−シクロプロピル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−シクロプロピル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。
【0900】
【化177A】
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【0901】
実施例44.方法M:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(ジフルオロメチル)−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(176)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(177)の調製。
【0902】
【化178】
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【0903】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(20mg,0.0327mmol)のDMF(1mL)中の溶液に、Cs
2CO
3(53mg,0.163mmol)、2−クロロ−2,2−ジフルオロ酢酸メチル(4μL,0.039mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で一晩加熱した。次いで、さらなる2−クロロ−2,2−ジフルオロ酢酸メチル(6μL,0.058mmol)を添加し、そして60℃で1日加熱した。この反応混合物を水により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から50%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルLCMS−ESI
+: calc’d for C
35H
31ClF
2N
4O
3S: 661.2(M+H
+);Found:661.2;および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(ジフルオロメチル)−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルLCMS−ESI
+: calc’d for C
35H
31ClF
2N
4O
3S: 661.2(M+H
+);Found:661.3.を得た。
【0904】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。
【0905】
【化178A】
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【0906】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(ジフルオロメチル)−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(ジフルオロメチル)−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。
【0907】
【化178B】
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【0908】
実施例45.方法N:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(178)の調製。
【0909】
【化179】
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【0910】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(40mg,0.065mmol)のCS
2(1.5mL)中の溶液に、1−トリフルオロメチル−3,3−ジメチル−1,2−ベンズヨードオキソール(64mg,0.195mmol)、ビス(トリフルオロメタン)スルホンイミド(27mg,0.0975mmol)を添加した。この反応混合物を密封したマイクロ波バイアル中60℃で1日加熱した。この反応混合物を飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から50%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
35H
30ClF
3N
4O
3S: 679.2(M+H
+);Found:679.2。
【0911】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。
【0912】
【化179A】
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【0913】
実施例46.方法O:(S)−2−(2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(179)の調製。
【0914】
【化180】
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【0915】
(S)−3−(5−(4−(6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(110mg,0.18mmol)のDMF(3mL)中の溶液に、Cs
2CO
3(117mg,0.36mmol)および1−Boc−3−ヨードアゼチジン(76mg,0.27mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で一晩加熱した。この反応混合物を飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から60%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
42H
44ClN
5O
5S: 766.3(M+H
+);Found:766.3。
【0916】
(S)−2−(2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−3−(5−(4−(6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(54mg,0.070mmol)のイソプロパノール(3mL)中の溶液に、ジオキサン中のHCl(3mL,ジオキサン中4N)を添加した。この反応混合物を室温で撹拌した。この反応が終了した後に、この反応混合物をEtOAcにより希釈し、飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより逆抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
37H
36ClN
5O
3S: 666.2(M+H
+);Found:666.3。
【0917】
(S)−2−(2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−(2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。
【0918】
【化180A】
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【0919】
実施例47.方法P:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(180)の調製。
【0920】
【化181】
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【0921】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(48mg,0.091mmol)のマイクロ波バイアル中の溶液に、1−メチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(47mg,0.111mmol)、ヨウ化銅(I)(9mg,0.045mmol)、塩化リチウム(11mg,0.27mmol)、Pd(PPh
3)
4(10mg,0.009mmol)を添加した。この反応混合物を120℃で4時間加熱した。次いで、この混合物を飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、ヘキサン中0%から60%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
32ClN
5O
3S: 626.2(M+H
+);Found:626.3。
【0922】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。
【0923】
【化181A】
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【0924】
実施例48.方法Q:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(4−(4−クロロフェニル)−1,6−ジメチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)酢酸(181)の調製。
【0925】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0926】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(47mg,0.083mmol)の、DMF(1mL)、ピリジン(0.5mL)中の溶液に、N−メチル−4−ブロモピペリジン(26mg,0.146mmol)を添加した。この反応物を85℃で一晩撹拌した。次いで、Cs
2CO
3(54mg)を添加し、温度を100℃まで上昇させ、そして一晩撹拌した。さらにN−メチル−4−ブロモピペリジン(50mg 0.28mmol)、この混合物を100℃で2日間加熱した。この反応を、水を添加することによりクエンチし、EtOAcにより抽出し、MgSO
4により乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてシリカゲルカラムにより精製し、最初にヘキサン中0%から100%のEtOAcで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを溶出させ、次いでDCM中0%から20%のMeOHに切り替えて生成物を溶出させた。LCMS−ESI
+: calc’d for C
36H
41ClN
4O
4S: 661.2(M+H
+);Found:661.3。
【0927】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(4−(4−クロロフェニル)−1,6−ジメチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(4−(4−クロロフェニル)−1,6−ジメチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)酢酸を、方法Dで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を作製する方法と類似の方法により作製した。
【0928】
【化182A】
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【0929】
実施例49.方法U:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(182)の調製。
【0930】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0931】
3−ブロモ−1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オンの調製:3−ブロモ−2−ヒドロキシピリジン(600mg,3.448mmol)の無水DMF(4.0mL)中の溶液に、5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール(1455mg,6.896mmol)、CuI(394mg,2.069mmol)、トランス−N
1,N
2−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(1.09mL,6.896mmol)およびK
2CO
3(1191mg,8.621mmol)を添加した。この反応混合物を110℃で15分間加熱した。この反応混合物を、H
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物のTFA塩(135mg,16%)を得た。次いで、この生成物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、所望の生成物の遊離塩基を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
13H
11BrN
3O: 304.0;Found:304.2。
【0932】
1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イルボロン酸の調製:3−ブロモ−1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オン(87mg,0.287mmol)およびトリメチルボレート(137μL,1.234mmol)の無水THF(5.0mL)中の撹拌冷却(−78℃)溶液に、n−BuLi(ヘキサン中2.5M,0.71mL)を10分間で添加した。この反応を水によりクエンチし、次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
13H
13BN
3O
3:
270.1;Found:270.2。
【0933】
(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチルの調製:(S)−ピバル酸2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシエチル(20.8mg,0.039mmol)および1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イルボロン酸(22.2mg,0.082mmol)の、DME(0.6mL)およびEtOH(0.6mL)中の溶液に、Pd(PPh
3)
4(2.0mg,0.002mmol)および2NのK
2CO
3(58μL,0.116mmol)を添加した。この反応物をN
2で5分間脱気し、次いで100℃で1時間マイクロ波処理した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
38H
40ClN
4O
4S: 683.3;Found:683.4。
【0934】
(S)−3−(6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オンの調製:(S)−ピバル酸2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エチル(15.0mg,0.022mmol)の、THF(1.0mL)およびメタノール(0.6mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.4mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で4時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
33H
32ClN
4O
3S: 599.2;Found:599.3。
【0935】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−3−(6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−1−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2(1H)−オン(7.0mg,0.012mmol)の湿潤アセトニトリル(0.75w%H
2O,0.8mL)中の溶液に、H
5IO
6/CrO
3のストック溶液(湿潤アセトニトリル中0.439M,0.6mL)を0℃で40分間で添加した。この反応混合物を濾過し、そしてH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0936】
【化183A】
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【0937】
実施例50.方法V:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(183)の調製。
【0938】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0939】
1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オンの調製:5−ブロモ−1,3−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オン(200mg,0.830mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(253mg,0.996mmol)および酢酸カリウム(244mg,2.490mmol)のジオキサン(8.2mL)中の溶液をN
2で5分間脱気し、次いでPd(dppf)Cl
2・DCM(34mg,0.041mmol)で処理した。得られた混合物を90℃で一晩で加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
15H
22BN
2O
3:
289.2;Found:289.3。
【0940】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(26.0mg,0.046mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オン(20.0mg,0.069mmol)およびK
3PO
4(29.2mg,0.138mmol)の、ジオキサン(1.0mL)およびH
2O(0.1mL)中の溶液を5分間脱気し、PdCl
2(dppf)(5.0mg,0.007mmol)で処理した。得られた混合物を100℃で8分間加熱した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
31H
32F
3N
4O
7S
2: 693.2;Found:693.1。
【0941】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(15.3mg,0.022mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(4.0mg,0.026mmol)およびK
2CO
3(9.0mg,0.066mmol)のDME(0.5mL)中の溶液に、Pd(PPh
3)
4(2.0mg,1.73×10
−3mmol)を添加した。この反応物をN
2で5分間脱気し、次いで120℃で6時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
36H
36ClN
4O
4S: 655.2;Found:655.3。
【0942】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(7.0mg,0.011mmol)の、THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.5mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0943】
【化184A】
[この文献は図面を表示できません]
【0944】
実施例51.方法W:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(184)の調製。
【0945】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0946】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(858mg,1.73mmol)および2−クロロピリジン−4−ボロン酸(327mg,2.08mmol)のジオキサン(14.6mL)中の溶液に、Pd(PPh
3)
4(160mg,0.139mmol)および2NのK
2CO
3(3.6mL,7.28mmol)を添加した。この反応物をN
2で5分間脱気し、次いで90℃で6時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
27H
27Cl
2N
2O
3S: 529.1;Found:529.2。
【0947】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(32.0mg,0.061mmol)および7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン(20.0mg,0.073mmol)のジオキサン(0.5mL)中の溶液に、Pd(PPh
3)
4(3.5mg,0.003mmol)および2NのK
2CO
3(127μL,0.255mmol)を添加した。この反応物をN
2で5分間脱気し、次いで100℃で10時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
34H
32ClN
4O
5S: 643.2;Found:643.3。
【0948】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(17.1mg,0.027mmol)の、THF(1.1mL)およびメタノール(1.1mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.8mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【0949】
【化185A】
[この文献は図面を表示できません]
【0950】
実施例52.方法Y:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−オキソ−2,6−ナフチリジン−2(1H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(186)の調製。
【0951】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0952】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−オキソ−2,6−ナフチリジン−2(1H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(26.0mg,0.049mmol)の無水THF(0.6mL)中の溶液に、2,6−ナフチリジン−1(2H)−オン(11.0mg,0.074mmol)、Xantphos(4.0mg,0.006mmol)、Cs
2CO
3(27.0mg,0.084mmol)およびPd
2(dba)
3(2.0mg,0.002mmol)を添加した。この反応物をN
2で5分間脱気し、次いで100℃で一晩加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から90%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
35H
32ClN
4O
4S: 639.2;Found:639.3。
【0953】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−オキソ−2,6−ナフチリジン−2(1H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−オキソ−2,6−ナフチリジン−2(1H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(15.5mg,0.024mmol)のピリジン(0.8mL)中の溶液に、LiI(100mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波中170℃で90分間加熱した。この混合物を減圧中で濃縮し、そして次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0954】
【化186A】
[この文献は図面を表示できません]
【0955】
実施例53.方法Z:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(8−オキソ−1,7−ナフチリジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(187)の調製。
【0956】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0957】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(8−オキソ−1,7−ナフチリジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(27.0mg,0.051mmol)、1,7−ナフチリジン−8(7H)−オン(22.4mg,0.153mmol)およびCs
2CO
3(66.5mg,0.204mmol)の無水DMF(1.0mL)中の懸濁物をマイクロ波中150℃で50分間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から90%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
35H
32ClN
4O
4S: 639.2;Found:639.3。
【0958】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(8−オキソ−1,7−ナフチリジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(8−オキソ−1,7−ナフチリジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(7.9mg,0.012mmol)のピリジン(0.6mL)中の溶液に、LiI(75mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波中170℃で90分間加熱した。この混合物を減圧中で濃縮し、次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0959】
【化187A】
[この文献は図面を表示できません]
【0960】
実施例54.方法AA:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(188)の調製。
【0961】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0962】
6−ブロモ−1,2−ジメチル−1H−インダゾール−3(2H)−オンの調製:6−ブロモ−1H−インダゾール−3(2H)−オン(300mg,1.41mmol)の、1NのNaOH(4.2mL)中の溶液に、硫酸ジメチル(0.4mL,4.22mmol)を添加した。この反応混合物を室温で6時間撹拌し、次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
9H
10BrN
2O: 241.0;Found:241.2。
【0963】
1,2−ジメチル−6−(トリブチルスタンニル)−1H−インダゾール−3(2H)−オンの調製:6−ブロモ−1,2−ジメチル−1H−インダゾール−3(2H)−オン(51.0mg,0.212mmol)およびビス(トリブチルスズ)(0.12mL,0.319mmol)のトルエン(2.0mL)中の溶液に、Pd(PPh
3)
4(17.0mg,0.015mmol)を添加した。この反応物をN
2で5分間脱気し、次いで100℃で一晩加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、KF溶液で処理し、そして室温で1時間撹拌した。その有機層をH
2O、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
21H
37N
2OSn:
453.2;Found:453.3。
【0964】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(32.0mg,0.061mmol)および1,2−ジメチル−6−(トリブチルスタンニル)−1H−インダゾール−3(2H)−オン(33.0mg,0.073mmol)のジオキサン(0.8mL)中の溶液に、Pd(PPh
3)
4(4.0mg,0.003mmol)およびCuI(4.0mg,0.018mmol)を添加した。この反応物をN
2で5分間脱気し、次いで100℃で2日間加熱した。減圧中で濃縮し、次いでフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
36H
36ClN
4O
4S: 655.2;Found:655.3。
【0965】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(9.4mg,0.014mmol)の、THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.5mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0966】
【化188A】
[この文献は図面を表示できません]
【0967】
実施例55.方法AE:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−1−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(189)の調製。
【0968】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0969】
(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−1−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(30mg,0.057mmol)および1H−インダゾール(6.0mg,0.052mmol)のDMF(0.5mL)中の溶液に、K
2CO
3(16.0mg,0.117mmol)および18−クラウン−6(0.1mg,5.1×10
−4mmol)を添加した。この反応混合物をマイクロ波中160℃で1時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から60%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
34H
32ClN
4O
3S: 611.2;Found:611.3。
【0970】
(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−1−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−(2−(2−(1H−インダゾール−1−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(6.8mg,0.011mmol)の、THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.4mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0971】
【化189A】
[この文献は図面を表示できません]
【0972】
実施例56.方法AF:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(190)の調製。
【0973】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0974】
1−メチル−3−(トリメチルスタンニル)−1H−インダゾールの調製:3−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール(100mg,0.476mmol)およびヘキサメチルジスズ(203mg,0.619mmol)のトルエン(3.5mL)中の溶液に、Pd(PPh
3)
4(198mg,0.171mmol)を添加した。この反応物を110℃で1時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、KF溶液で処理し、そして室温で1時間撹拌した。その有機層をH
2O、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から60%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
11H
17N
2Sn:
297.0;Found:297.0。
【0975】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(35.0mg,0.066mmol)および1−メチル−3−(トリメチルスタンニル)−1H−インダゾール(24.0mg,0.079mmol)のジオキサン(0.9mL)中の溶液に、Pd(PPh
3)
4(4.0mg,3.03×10
−3mmol)およびCuI(4.0mg,0.018mmol)を添加した。この反応物をN
2で5分間脱気し、次いで100℃で一晩加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から70%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
35H
34ClN
4O
3S: 625.2;Found:625.3。
【0976】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(13.5mg,0.022mmol)の、THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.5mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0977】
【化190A】
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【0978】
実施例57.方法AG:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(191)の調製。
【0979】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0980】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(13.0mg,0.020mmol)のDMF(0.8mL)中の溶液に、Cs
2CO
3(13.0mg,0.041mmol)およびヨウ化メチル(3.0μL,0.050mmol)を添加した。この反応混合物を80℃で3時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
37H
35ClN
3O
4S: 652.2;Found:652.3。
【0981】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(5.2mg,0.008mmol)の、THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.4mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0982】
【化191A】
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【0983】
実施例58.方法AH:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−(メチルアミノ)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(192)の調製。
【0984】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0985】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(110mg,0.172mmol)のCH
2Cl
2(2.0mL)中の撹拌冷却(−78℃)溶液に、ピリジン(70μL,0.863mmol)を添加し、その後、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(116μL,0.691mmol)を添加した。この溶液を2時間かけて0℃まで温めた。この反応を水によりクエンチし、そしてEtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
37H
32ClF
3N
3O
6S
2: 770.1;Found:770.1。
【0986】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−(メチルアミノ)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(28.0mg,0.036mmol)およびTHF中2Mの1.0mLのメチルアミンを80℃で3日間加熱した。減圧中で濃縮し、次いでフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
37H
36ClN
4O
3S: 651.2;Found:651.3。
【0987】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−(メチルアミノ)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−(メチルアミノ)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(4.1mg,0.006mmol))のピリジン(0.4mL)中の撹拌溶液に、LiI(50mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波中170℃で90分間加熱した。この混合物を減圧中で濃縮し、次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0988】
【化192A】
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【0989】
実施例59.方法AI:(S)−2−(2−(2−(2−アミノキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(193)の調製。
【0990】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0991】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(シクロヘキサンカルボキサミド)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(28.4mg,0.037mmol)の無水ジオキサン(0.6mL)中の溶液に、シクロヘキサンカルボキサミド(7.0mg,0.055mmol)、Xantphos(2.0mg,0.004mmol)、Cs
2CO
3(36.0mg,0.111mmol)およびPd
2(dba)
3(2.0mg,0.002mmol)を添加した。この反応物をN
2で5分間脱気し、次いで100℃で2時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
43H
44ClN
4O
4S: 747.3;Found:747.2。
【0992】
(S)−2−(2−(2−(2−アミノキノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(シクロヘキサンカルボキサミド)キノリン−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(12.0mg,0.016mmol)の、THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.4mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0993】
【化193A】
[この文献は図面を表示できません]
【0994】
実施例60.方法AJ:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(194)の調製。
【0995】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0996】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(30.0mg,0.060mmol)および1,2−ジメチル−6−(トリブチルスタンニル)−1H−インダゾール−3(2H)−オン(32.5mg,0.072mmol)のジオキサン(0.7mL)中の溶液に、Pd(PPh
3)
4(7.0mg,0.006mmol)、CuI(4.0mg,0.018mmol)およびLiCl(8.0mg,0.182mmol)を添加した。この反応物をN
2で5分間脱気し、次いで100℃で7時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
31H
33ClN
3O
4S: 578.2;Found:578.3。
【0997】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(27.2mg,0.047mmol)の、THF(1.0mL)およびメタノール(1.0mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.5mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌し、次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0998】
【化194A】
[この文献は図面を表示できません]
【0999】
実施例61.方法AK:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−オキソ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(195)の調製。
【1000】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【1001】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−オキソ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(36.7mg,0.076mmol)および2,7−ナフチリジン−1(2H)−オン(14.0mg,0.092mmol)のDMF(0.9mL)中の溶液に、CuI(9.0mg,0.046mmol)およびトランス−N
1,N
2−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(15μL,0.092mmol)およびK
2CO
3(21.0mg,0.152mmol)を添加した。この反応物を110℃で2時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI+ (m/z):[M+H]+ calcd for C
30H
29ClN
3O
4S: 562.2;Found:562.3。
【1002】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−オキソ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−オキソ−2,7−ナフチリジン−2(1H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(18.8mg,0.034mmol))のピリジン(0.8mL)中の撹拌溶液に、LiI(100mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波中170℃で90分間加熱した。この混合物を減圧中で濃縮し、次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1003】
【化195A】
[この文献は図面を表示できません]
【1004】
実施例62.方法AL:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(196)の調製。
【1005】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【1006】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:5−ブロモ−2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(60mg,0.284mmol)のジオキサン(3mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(87mg,0.341mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(23mg,0.028mmol)、酢酸カリウム(84mg,0.852mmol)を添加した。この混合物を脱気し、そして100℃で2時間加熱した。この混合物を冷却し、次いで(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(100mg,0.189mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(22mg,0.019mmol)、K
2CO
3(131mg,0.948mmol)および水(1mL,脱気)を添加した。この反応混合物を110℃で1時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
35H
33ClN
4O
3S: 625.2(M+H
+);Found:625.3(M+H
+)。
【1007】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(100mg,0.16mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、炭酸セシウム(68mg,0.208mmol)を添加した。この反応溶液を室温で5分間撹拌し、ヨードメタン(30mg,0.208mmol)を添加した。この反応溶液を30分間撹拌し、そして水でクエンチした。この混合物を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
36H
35ClN
4O
3S: 639.2(M+H
+);Found:639.3(M+H
+)。
【1008】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(70mg,0.110mmol)のTHF/CH
3OH(1.0mL/1.0mL)中の溶液に、2NのNaOH(0.55mL,1.1mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間加熱し、そしてこの粗製物をH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【1009】
【化196A】
[この文献は図面を表示できません]
【1010】
実施例63.方法AM:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(197)の調製。
【1011】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【1012】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:5−ブロモ−2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(85mg,0.403mmol)のジオキサン(4mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(123mg,0.483mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(33mg,0.040mmol)、酢酸カリウム(120mg,1.21mmol)を添加した。この混合物を脱気し、そして100℃で2時間加熱した。この混合物を冷却し、次いで(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(100mg,0.201mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(24mg,0.02mmol)、K
2CO
3(139mg,1.00mmol)および水(1.3mL,脱気)を添加した。この反応混合物を100℃で1時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
30ClN
3O
3S: 548.3(M+H
+);Found:548.3(M+H
+)。
【1013】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(70mg,0.128mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、炭酸セシウム(54mg,0.166mmol)を添加した。この反応溶液を室温で5分間撹拌し、次いでヨードメタン(24mg,0.166mmol)を添加した。この反応溶液を30分間撹拌し、そして水でクエンチした。揮発性物質を除去し、そしてその残渣を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
32 ClN
3O
3S: 562.3(M+H
+);Found:562.3(M+H
+)。
【1014】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル:(49mg,0.09mmol)のTHF/CH
3OH(1.0mL/1.0mL)中の溶液に、2NのNaOH(0.44mL,0.9mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間加熱し、そしてこの粗製物をH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【1015】
【化197A】
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【1016】
実施例64.方法AN:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(198)の調製。
【1017】
【化198】
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【1018】
6−ブロモ−3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの調製:LAH(THF中1.0M,4.45mL,4.45mmol)を、乾燥THF(16mL)中の還流している6−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルバルデヒド(1000mg,4.45mmol)に滴下により添加した。この混合物を1時間還流し、室温に到達させ、そして水(0.34mL)、w/w15%水性NaOH(0.34mL)および水(1mL)でクエンチした。得られた沈殿物を濾別し、その濾液を濃縮し、そしてその残渣を水性NaOHとDCMとの間で分配した。その有機層を合わせ、乾燥させ、そして濃縮して、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
8H
7 BrN
2:
211.2(M+H
+);Found:211.2(M+H
+)。
【1019】
6−ブロモ−1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの調製:6−ブロモ−3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(250mg,1.18mmol)のDMF(6mL)中の溶液に、炭酸セシウム(502mg,1.54mmol)を添加した。この反応溶液を室温で5分間撹拌し、次いでヨードメタン(219mg,1.54mmol)を添加した。この反応溶液を30分間撹拌し、そして水でクエンチした。この混合物を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
9H
9BrN
2 225.2(M+H
+);Found:225.2(M+H
+)。
【1020】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:6−ブロモ−1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(30mg,0.133mmol)のジオキサン(1.4mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(41mg,0.16mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(11mg,0.013mmol)、酢酸カリウム(39mg,0.4mmol)を添加した。この混合物を脱気し、そして100℃で2時間加熱した。この混合物を冷却し、次いで(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(33mg,0.07mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(8mg,0.007mmol)、K
2CO
3(48mg,0.35mmol)および水(0.5mL,脱気)を添加した。この反応混合物を100℃で1時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
32ClN
3O
3S: 562.3(M+H
+);Found:562.3(M+H
+)。
【1021】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル:(37mg,0.066mmol)のTHF/CH
3OH(1.0mL/1.0mL)中の溶液に、2NのNaOH(0.33mL,0.66mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間加熱し、そしてこの粗製物をH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【1022】
【化198A】
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【1023】
実施例65.方法AO:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(199)の調製。
【1024】
【化199】
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【1025】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:6−ブロモ−1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(15mg,0.067mmol)のジオキサン(1mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(20mg,0.080mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(5.5mg,0.0067mmol)、酢酸カリウム(20mg,0.201mmol)を添加した。この混合物を脱気し、そして100℃で2時間加熱した。この混合物を冷却し、次いで(R)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(24mg,0.045mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(5mg,0.0045mmol)、K
2CO
3(31mg,0.227mmol)および水(0.3mL,脱気)を添加した。この反応混合物を110℃で1加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
36H
35ClN
4O
3S: 639.3(M+H
+);Found:639.3(M+H
+)。
【1026】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル:(28mg,0.044mmol)のTHF/CH
3OH(1.0mL/1.0mL)中の溶液に、2NのNaOH(0.22mL,0.44mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間加熱し、そしてこの粗製物をH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【1027】
【化199A】
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【1028】
実施例66.方法AP:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((S)−1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(200)の調製。
【1029】
【化200】
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【1030】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロ−4−ニトロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(690mg,3.14mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(946mg,3.73mmol)、PdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(242mg,0.30mmol)を入れ、次いでKOAc(926mg,9.44mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(11mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で1時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、次いでこの冷却した溶液の一部(6.1mL,1.74mmol)をこのバイアルに添加し、これに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(437mg,0.88mmol)およびPd(PPh
3)
4(102mg,0.09mmol)を入れた。この混合物をジオキサン(2mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(1.50mL,3.00mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で1時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(5%から30%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
28H
27ClFN
2O
5S: 557.1(M+H
+);Found:557.1(M+H
+)。
【1031】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((S)−1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロ−4−ニトロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(83mg,0.15mmol)を含むフラスコに、Cs
2CO
3(267mg,0.82mmol)を入れ、次いでDMF(2mL)で希釈した。次いで、この反応混合物を(3S)−1−メチルピロリジン−3−アミン(52mg,0.52mmol)で室温で処理し、そして30分間撹拌した。この混合物をEtOAcおよびH
2Oで希釈し、その層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣を含むフラスコに、5wt%のPt/C(23mg)を入れ、次いで2:1のEtOH/EtOAc(3mL)で希釈した。このフラスコを排気し、次いでH
2を逆充填し(3サイクル)、そして水素雰囲気下で20分間撹拌し、この時点で、このフラスコをN
2でパージし、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣をAcOH(3mL)に溶解させ、そしてMeC(OEt)
3(0.3mL)を室温で添加し、そして15分間撹拌した。この溶液を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O/0.1%のTFA勾配)により精製して、生成物のTFA塩を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
35H
40ClN
4O
3S: 631.3(M+H
+);Found:631.2(M+H
+)。
【1032】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((S)−1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(4mg,0.006mmol)の、2:1のMeOH/THF(1.2mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.3mL,0.6mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O/0.1%のTFA勾配)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1033】
【化200A】
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【1034】
実施例67.方法AR:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリダジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(201)の調製。
【1035】
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
【1036】
5−(5−クロロピリダジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの調製:3,5−ジクロロピリダジン(200mg,1.34mmol)、1−メチル−1H−インダゾール−5−ボロン酸(260mg,1.48mmol)、K
2CO
3(556.6mg,4.03mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(233,0.20mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(10mL)および脱気した水(2.5mL)を添加した。この反応混合物を95℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。
【1037】
【化201A】
[この文献は図面を表示できません]
【1038】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリダジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:5−(5−クロロピリダジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール(75.0mg,0.307mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(101.2mg,0.398mmol)、ジクロロメタンとの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体(37.5mg,0.046mmol)、および酢酸カリウム(90.2mg,0.920mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気したDMF(3mL)を添加した。この反応混合物を110℃で2時間加熱し、次いで冷却した。この冷却した反応混合物に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(180.0mg,0.368mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(53.1mg,0.046mmol)、K
2CO
3(127.1mg,0.920mmol)および脱気した水(0.5mL)を添加した。この反応混合物を110℃で2時間加熱し、冷却し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
34H
33ClN
5O
3S(M+H
+):626.2;Found:625.5(M+H
+)。
【1039】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリダジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(1.2mL)およびメタノール(1.2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリダジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(92.2mg,0.147mmol)に、NaOH(1.2mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を45℃で5加熱し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。その生成物をTHF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)に溶解させ、次いでNaOH(0.5mLの2N溶液)の添加により塩基性にした。この混合物を水中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のナトリウム塩を得た。
【1040】
【化201B】
[この文献は図面を表示できません]
【1041】
実施例68.方法AS:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(202)の調製。
【1042】
【化202】
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【1043】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(500mg,1.01mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(174mg,0.15mmol)、塩化リチウム(128mg,3.02mmol)、およびヨウ化銅(I)(57.5mg,0.3mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に1,4−ジオキサン(10mL)中の2−クロロ−4−(トリブチル)スタンニルピリミジン(447mg,1.11mmol)を添加した。この反応混合物を90℃で一晩加熱し、次いで冷却し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
26H
26Cl
2N
3O
3S(M+H
+):530.1;Found:529.5(M+H
+)。
【1044】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:1,4−ジオキサン(5mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(250mg,0.471mmol)に、1−イソプロピルピペラジン(302mg,2.36mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、そして濃縮して、生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
33H
41ClN
5O
3S(M+H
+):622.3;Found:622.2(M+H
+)。
【1045】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(2.5mL)およびメタノール(2.5mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルに、NaOH(2.63mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を45℃で1.5時間、次いで50℃で1.5時間加熱し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1046】
【化202A】
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【1047】
実施例69.方法AT:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3,4−ジメトキシフェニル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(203)の調製。
【1048】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
【1049】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3,4−ジメトキシフェニル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(50.0mg,0.094mmol)、3,4−ジメトキシフェニルボロン酸(20.6mg,0.113mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(16.4mg,0.014mmol)、およびK
2CO
3(39.2mg,0.283mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(1mL)および脱気した水(0.25mL)を添加した。この反応混合物を110℃で1.5時間撹拌し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
34H
35ClN
3O
5S(M+H
+):632.2;Found:632.2(M+H
+)。
【1050】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3,4−ジメトキシフェニル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.85mL)およびメタノール(0.85mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3,4−ジメトキシフェニル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(51.2mg,0.081mmol)に、NaOH(0.85mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1051】
【化203A】
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【1052】
実施例70.方法AU:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(204)の調製。
【1053】
【化204】
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【1054】
(S)−2−(2−(4−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(200mg,0.403mmol)、4−ブロモフェニルボロン酸(113mg,0.564mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(69.8mg,0.060mmol)、およびK
2CO
3(167mg,1.208mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(4mL)および脱気した水(1mL)を添加した。この反応混合物を75℃で5時間撹拌し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
28H
28BrClNO
3S(M+H
+):572.1 and 573.9;Found:574.2(M+H
+)。
【1055】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(4−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(50.0mg,0.087mmol)、1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−ボロン酸,ピナコールエステル(24.7mg,0.105mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(15.1mg,0.013mmol)、およびK
2CO
3(36.2mg,0.262mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(0.8mL)および脱気した水(0.2mL)を添加した。この反応混合物を100℃で2.5時間撹拌し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
33H
35ClN
3O
3S(M+H
+):588.2;Found:588.3(M+H
+)。
【1056】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.5mL)および水(0.5mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルに、NaOH(0.5mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
31ClN
3O
3S(M+H
+):560.2;Found:560.1(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, CD
3OD)δ 8.08 − 8.03 (m, 2H), 7.83 (s, 1H), 7.71 − 7.67 (m, 2H), 7.64 − 7.51 (m, 5H), 5.26 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 2.61 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 0.98 (s, 9H)。
【1057】
実施例71.方法AV:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(205)の調製。
【1058】
【化205】
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【1059】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:エタノール(0.5mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(14.4mg,0.024mmol)に、アルミナ担持ロジウム(2.5mg,5wt.%の装填材料)を添加した。この反応フラスコを排気して水素でフラッシュすることを3回行い、次いで水素のバルーン下に置いた。4時間後、さらなるアルミナ担持ロジウム(5.0mg)を添加し、そしてこの反応フラスコを排気して水素でフラッシュすることをさらに3回行った。さらに3時間後、さらなるアルミナ担持ロジウム(5.0mg)を添加し、そしてこの反応フラスコを排気して水素でフラッシュすることをさらに3回行った。この反応混合物を水素のバルーン下2日間撹拌した。LC/MSにより示される場合の、この反応の完了時に、その水素バルーンを外した。この粗製反応混合物に、THF(0.5mL)およびNaOH(0.5mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1060】
【化205A】
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【1061】
実施例72.方法AW:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(ジメチルアミノ)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(206)の調製。
【1062】
【化206】
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【1063】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(ジメチルアミノ)−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、6−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミン(102mg,0.402mmol)、ビス−ピナコラトジボロン(112mg,0.442mmol)、PdCl
2(dppf)・DCM(33mg,40μmol)、氷AcOH(25μL,0.44mmol)、KOAc(130mg,1.33mmol)、およびジオキサン(2.0mL)を入れた。この反応物を100℃で30分間加熱した。この反応物に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(150mg,0.302mmol)、2Mの水性K
2CO
3(884μL)、およびPd(PPh
3)
4(46mg,40μmol)を添加した。この反応物を100℃でさらに1時間加熱した。最後に、EtOH(無水,1.7mL)および2Mの水性NaOH(884μL)を添加した。この反応物を100℃でさらに1時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1064】
【化206A】
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【1065】
実施例73.方法AX:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(207)の調製。
【1066】
【化207】
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【1067】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン,二塩酸塩,水和物(125mg)、DCM(1.5mL)、および50%w/vの水性KOH(200μL)を入れた。このバイアルを振盪した。次いで、H
2O(1.3mL)を添加した。その有機相を集め、少量のNa
2SO
4で乾燥させ、デカンテーションし、そして濃縮して、遊離塩基を得た。N,N−ジメチルアセトアミド(500μL)、および(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(25mg,50μmol)を添加した。この容器を密封し、そして100℃で30分間加熱した。次いで、THF(1mL)、EtOH(無水,500μL)、および5Mの水性NaOH(500μL)を添加した。この反応物を100℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1068】
【化207A】
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【1069】
実施例74.方法AY:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(208)の調製。
【1070】
【化208】
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【1071】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(25mg,50μmol)、N,N−ジメチルアセトアミドおよび1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(50μL)を入れた。この反応物を100℃で30分間加熱した。次いで、THF(1mL)、EtOH(無水,500μL)、および5Mの水性NaOH(500μL)を導入した。この反応物をさらに100℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1072】
【化208A】
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【1073】
実施例75.方法AZ:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(209)の調製。
【1074】
【化209】
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【1075】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(100mg,0.202mmol)、1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イルボロン酸(76mg,0.4mmol)、Pd(PPh
3)
4(23mg,20μmol)、およびK
2CO
3(83mg,0.6mmol)を添加した。次いで、脱気したジオキサン(1.6mL)および水(0.4mL)を添加し、そしてこの反応物を100℃で1時間加熱した。23℃まで冷却した後に、この反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から30%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
33ClN
3O
3S: 562.2(M+H
+);Found:562.3(M+H
+)。
【1076】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(100mg,0.178mmol)をTHF(4mL)およびEtOH(2mL)に溶解させた。1MのNaOH(2mL)を添加し、そしてこの混合物を50℃で一晩加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1077】
【化209A】
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【1078】
実施例76.方法BA:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(210)の調製。
【1079】
【化210】
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【1080】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(100mg,0.202mmol)、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール(62mg,0.24mmol)、Pd(PPh
3)
4(23mg,20μmol)、およびK
2CO
3(83mg,0.6mmol)を添加した。次いで、脱気したジオキサン(2mL)および水(0.5mL)を添加し、そしてこの反応物を100℃で1時間加熱した。23℃まで冷却した後に、この反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から35%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1081】
【化210A】
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【1082】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(100mg,0.182mmol)をTHF(3mL)およびEtOH(1.5mL)に溶解させた。1MのNaOH(1.5mL)を添加し、そしてこの混合物を50℃で一晩加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1083】
【化210B】
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【1084】
実施例78.方法BC:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(212)の調製。
【1085】
【化211】
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【1086】
(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリジン−3−イル)メタノールの調製:オーブンで乾燥させたフラスコに、無水THF(20mL)および3−ブロモピリジン(2mL,20mmol)を添加した。次いで、THF中のイソプロピルマグネシウムクロリド(11mL,2.0M溶液)を数分間かけて滴下により添加した。この混合物を室温で1時間撹拌し、次いで5−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(2.4mL,20mmol)を添加した。室温でさらに1時間撹拌した後に、この反応を飽和水性NH
4Clでクエンチした。その水層をEtOAcで抽出し、MgSO
4で乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から50%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1087】
【化211A】
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【1088】
(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリジン−3−イル)メタノンの調製:(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリジン−3−イル)メタノール(3.75g,13.3mmol)のDCM(50mL)中の撹拌溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(6.21g,14.6mmol)を数分間かけて少しずつ添加した。次いで、この反応を飽和1:1Na
2S
2O
3/NaHCO
3溶液(140mL)でクエンチし、そして気体の発生が止むまで撹拌した。その水層をDCMで抽出し、MgSO
4で乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から30%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1089】
【化211B】
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【1090】
5−ブロモ−1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−インダゾールの調製:肉厚の耐圧フラスコに、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリジン−3−イル)メタノン(3.417g,12.2mmol)およびジオキサン(30mL)を入れた。次いで、メチルヒドラジン(1.4mL,26.6mmol)を添加し、そしてこの混合物を100℃で16時間加熱した。この粗製混合物を濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から55%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1091】
【化211C】
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【1092】
1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、5−ブロモ−1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール(432mg,1.5mmol)、PdCl
2(dppf)・DCM(123mg,0.15mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(419mg,1.65mmol)、およびKOAc(442mg,4.5mmol)を添加した。無水ジオキサン(8mL)を添加し、そしてこの混合物を90℃で3時間加熱した。室温まで冷却した後に、この粗製反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から60%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1093】
【化211D】
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【1094】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75mg,0.15mmol)、1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(60.4mg,0.18mmol)、Pd(PPh
3)
4(17.4mg,15μmol)、およびK
2CO
3(62.2mg,0.45mmol)を添加した。次いで、脱気したジオキサン(1.6mL)および水(0.4mL)を添加し、そしてこの反応物を100℃で1時間加熱した。23℃まで冷却した後に、この反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から70%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1095】
【化211E】
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【1096】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(69mg,0.11mmol)をTHF(2mL)およびEtOH(1mL)に溶解させた。1MのNaOH(1mL)を添加し、そしてこの混合物を50℃で15時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を薄黄色粉末として得た。
【1097】
【化211F】
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【1098】
実施例79.方法BD:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(213)の調製。
【1099】
【化212】
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【1100】
3−ブロモ−5−クロロ−1H−インダゾールの調製:フラスコに、5−クロロ−1H−インダゾール(4.9g,32.11mmol)およびDMF(30mL)を入れた。次いで、これを0℃まで冷却し、そして臭素(2.4mL,46.86mmol)のDMF(30mL)中の溶液を数分間かけて添加した。添加が完了した後に、このフラスコを室温まで温め、そして4時間撹拌した。さらなる臭素(0.89mL,16mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で20分間撹拌した。この反応物を600mLの氷冷1%(w/v)Na
2S
2O
3溶液に注ぎ、そして沈殿した生成物を濾別した。この生成物をEtOAc(500mL)に溶解させ、飽和水性NaHCO
3、次いでブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6)δ 13.60 (br s, 1H), 7.68 − 7.54 (m, 2H), 7.44 (dd, J = 9.0, 1.8 Hz, 1H)。
【1101】
3−ブロモ−5−クロロ−1−メチル−1H−インダゾールの調製:3−ブロモ−5−クロロ−1H−インダゾール(7.5g,32.4mmol)を無水DMF(60mL)に溶解させ、次いで0℃まで冷却した。激しく撹拌しながら、炭酸セシウム(13.36g,41mmol)を一度に添加し、その後、ヨードメタン(2.55mL,41mmol)を滴下により添加した。次いで、この反応物を0℃で1時間撹拌した。この反応物を蒸留水(80mL)で希釈し、そしてEtOAc(3×60mL)で抽出した。その有機抽出物をブラインで洗浄し(2回)、Na
2SO
4で乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配0%から15%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ 7.58 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.38 (dd, J = 8.9, 1.9 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 4.04 (s, 3H)。
【1102】
5−クロロ−1−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾールの調製:耐圧フラスコに、3−ブロモ−5−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール(0.737g,3mmol)、ピリジン−4−ボロン酸(0.996g,8.1mmol)、PdCl
2(dppf)・DCM(0.490g,0.6mmol)、およびK
3PO
4(3.184g,15mmol)を添加した。このフラスコをアルゴンで5分間フラッシュし、次いで乾燥DME(15mL)を添加し、そしてこのフラスコをアルゴン下で密封した。次いで、この反応物を90℃で4時間加熱した。さらなるPdCl
2(dppf)・DCM(0.245g,0.3mmol)およびピリジン−4−ボロン酸(0.370g,3mmol)を添加し、そして加熱を90℃でさらに14時間続けた。室温まで冷却した後に、この粗製反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、DCMに溶解させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配0%から75%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ 8.73 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 8.02 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 7.53 − 7.32 (m, 2H), 4.15 (s, 3H)。
【1103】
1−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:マイクロ波チューブに、5−クロロ−1−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール(171mg,0.7mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(533mg,2.1mmol)、Pd(OAc)
2(3.1mg,0.014mmol)、X−Phos(13mg,0.028mmol)、およびKOAc(206mg,2.1mmol)を添加した。このチューブをアルゴンで5分間フラッシュし、次いで無水ジオキサン(5mL)を添加し、そしてこの反応物を110℃で1時間加熱した。室温まで冷却した後に、この粗製反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配0%から70%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ 8.73 (d, J = 6.2 Hz, 2H), 8.53 (s, 1H), 8.05 (d, J = 5.3 Hz, 2H), 7.89 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.53 − 7.39 (m, 1H), 4.14 (s, 3H), 1.39 (s, 12H)。
【1104】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(100mg,0.207mmol)、1−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(53mg,0.16mmol)、Pd(PPh
3)
4(18mg,16μmol)、およびK
2CO
3(66mg,0.47mmol)を添加した。次いで、脱気したジオキサン(2mL)および水(0.5mL)を添加し、そしてこの反応物を100℃で1時間加熱した。23℃まで冷却した後に、この反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から75%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1105】
【化212A】
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【1106】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアル中で、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(2−メチルピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(100mg,0.16mmol)をTHF(3mL)およびEtOH(1.5mL)に溶解させた。1MのNaOH(1.5mL)を添加し、そしてこの混合物を50℃で一晩加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1107】
【化212B】
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【1108】
実施例80.方法BE:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(214)の調製。
【1109】
【化213】
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【1110】
5−ブロモ−2−フルオロ−N−メトキシ−N−メチルベンズアミドの調製:5−ブロモ−2−フルオロ安息香酸(29g,132mmol)の無水DCM(500mL)中の懸濁物に、塩化オキサリル(16.8mL,199mmol)および5滴のDMFを添加した。この懸濁物を室温で2時間撹拌した。その溶媒および過剰な塩化オキサリルをロータリーエバポレーションにより除去し、そしてその残渣を無水DCM(500mL)に溶解させた。激しく撹拌しながら、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(16.8g,172.3mmol)を一度に添加し、その後、トリエチルアミン(80mL,574mmol)を添加した。この濃厚な懸濁物を室温で1時間撹拌し、次いで濾過した。その有機層を、1MのHCl、1MのNaOH、および水で順番に洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ 7.55 (dd, J = 5.7, 2.5 Hz, 1H), 7.50 (ddd, J = 8.7, 4.6, 2.5 Hz, 1H), 7.00 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 3.56 (s, 3H), 3.34 (s, 3H)。
【1111】
(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリジン−2−イル)メタノンの調製:オーブンで乾燥させたフラスコをアルゴン下で冷却し、次いで無水THF(40mL)および2−ブロモピリジン(1.76mL,18mmol)を入れた。次いで、テトラヒドロフラン中のイソプロピルマグネシウムクロリド(THF中2.0M,11mL)を室温で滴下により添加した。次いで、この混合物を室温で2時間撹拌し、次いで0℃まで冷却し、このとき、5−ブロモ−2−フルオロ−N−メトキシ−N−メチルベンズアミド(3.93g,15mmol)のTHF溶液(5mL)を添加した。次いで、この混合物を室温まで温め、そして2時間撹拌した。この反応を飽和NH
4Clでクエンチし、EtOAcで抽出し、10%のHClで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配0%から10%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【1112】
【化213A】
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【1113】
5−ブロモ−1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:肉厚の耐圧フラスコに、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリジン−2−イル)メタノン(0.98g,3.5mmol)およびジオキサン(10mL)を入れた。次いで、メチルヒドラジン(0.4mL,7.7mmol)を添加し、そしてこの混合物を100℃で15時間加熱した。この粗製混合物を濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から20%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1114】
【化213B】
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【1115】
1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、5−ブロモ−1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール(576mg,2mmol)、PdCl
2(dppf)・DCM(163mg,0.2mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(559mg,2.2mmol)、およびKOAc(589mg,6mmol)を添加した。無水ジオキサン(10mL)を添加し、そしてこの混合物を90℃で3時間加熱した。室温まで冷却した後に、この粗製反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から25%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1116】
【化213C】
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【1117】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(100mg,0.207mmol)、1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(83.3mg,0.25mmol)、Pd(PPh
3)
4(24mg,21μmol)、およびK
2CO
3(86mg,0.62mmol)を添加した。次いで、脱気したジオキサン(2mL)および水(0.5mL)を添加し、そしてこの反応物を100℃で1時間加熱した。室温まで冷却した後に、この反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から40%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1118】
【化213D】
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【1119】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(122mg,0.2mmol)をTHF(3mL)およびEtOH(1.5mL)に溶解させた。1MのNaOH(1.5mL)を添加し、そしてこの混合物を50℃で一晩加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を明黄色粉末として得た。
【1120】
【化213E】
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【1121】
実施例81.方法BF:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,7−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(215)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2,7−ジメチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(216)の調製。
【1122】
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
【1123】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,7−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2,7−ジメチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(7−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(方法Fに従って調製した)(100mg,0.16mmol)のDMF(2mL)中の溶液に、水素化ナトリウム(60%,7.7mg,0.19mmol)を添加した。30分後、ヨードメタン(約100μL)を添加した。2時間後、NH
4Cの飽和溶液を添加し、そしてEtOAcを添加した。その層を分離し、そしてその有機層をブラインで洗浄した。その有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。MeOH(2mL)およびTHF(2mL)を添加し、その後、水酸化ナトリウム溶液(2M水性,500μL)を添加した。この反応混合物を50℃で4時間撹拌した。この混合物をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出するHPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1124】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,7−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸。
【1125】
【化214A】
[この文献は図面を表示できません]
【1126】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2,7−ジメチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸:
【1127】
【化214B】
[この文献は図面を表示できません]
【1128】
実施例82.方法BG:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(217)の調製。
【1129】
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
【1130】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(メチルアミノ)−3−ニトロフェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(497mg,1.00mmol)の1,4−ジオキサン(6mL)中の溶液に、N−メチル−2−ニトロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(417mg,1.50mmol)、Pd(PPh
3)
4(58mg,0.05mmol)および炭酸カリウム溶液(2M水性,1.5mL,3.0mmol)を添加した。この反応混合物を105℃で3時間撹拌し、次いで室温まで冷却した。EtOAcおよびH
2Oを添加した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製混合物をCombiFlash(EtOAc/Hex)により精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(メチルアミノ)−3−ニトロフェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを得た。
【1131】
【化215A】
[この文献は図面を表示できません]
【1132】
(S)−2−(2−(3−アミノ−4−(メチルアミノ)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(メチルアミノ)−3−ニトロフェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(510mg)の、EtOH(4mL)およびEtOAc(2mL)中の溶液に、5%のPt/C(150mg)を添加した。この反応混合物を水素ガスでフラッシュし、そして水素雰囲気下(バルーンを使用)で1.5時間撹拌した。この混合物をセライトで濾過し、そして減圧中で濃縮し、そして(S)−2−(2−(3−アミノ−4−(メチルアミノ)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
29H
33ClN
3O
3S: 538.2(M+H
+);Found:538.2(M+H
+)。
【1133】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(3−アミノ−4−(メチルアミノ)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(40mg,0.07mmol)の酢酸(2mL)中の溶液に、オルト酢酸トリエチル(約200μL)を添加した。30分後、MeOH(20mL)を添加し、そしてこの混合物を減圧中で濃縮し、そして(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
33ClN
3O
3S: 562.2(M+H
+);Found:562.2(M+H
+)。
【1134】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの、MeOH(2mL)およびTHF(2mL)中の溶液に、水酸化ナトリウム溶液(2Mの水性,500μL)を添加した。この反応混合物を50℃で4時間撹拌した。この混合物をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出するHPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1135】
【化215B】
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【1136】
実施例83.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−モルホリノピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(218)の調製。
【1137】
【化216】
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【1138】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−クロロ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(16mg,0.0327mmol)、2−モルホリノピリジン−4−ボロン酸(10mg,0.049mmol)、PdCl
2(dppf)(2.7mg,0.00327mmol)および粉末状炭酸カリウム(18mg,0.131mmol)の無水ジメトキシエタン(0.5mL)中の混合物を窒素で10分間スパージし、次いで80℃で一晩加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から60%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
26H
31F
3N
3O
7S
2: 618.2(M+H
+);Found:618.1(M+H
+)。
【1139】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−モルホリノピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(20mg,0.0324mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(10mg,0.063mmol)、SPhos触媒(3.3mg,0.0049mmol)および粉末状炭酸カリウム(18mg,0.129mmol)の無水ジメトキシエタン(0.75mL)中の混合物を窒素で5分間スパージし、次いでマイクロ波中120℃で1.5時間加熱した。さらなる4−クロロフェニルボロン酸およびSPhos触媒(3.3mg,0.0049mmol)を添加し、そして反応を続けた。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から40%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
35ClN
3O
4S: 580.2(M+H
+);Found:580.3(M+H
+)。
【1140】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−モルホリノピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−モルホリノピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(4.2mg,0.00724mmol)、5MのNaOH(29μL)の、メタノール(0.2mL)およびTHF(1.0mL)中の溶液を40℃で一晩撹拌した。酢酸(1滴)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして混合物を約0.5mLまで濃縮し、DMF/H
2Oで希釈し、濾過し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製して、凍結乾燥後に生成物を得た。
【1141】
【化216A】
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【1142】
実施例84.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(219)の調製。
【1143】
【化217】
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【1144】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:2−(4−メチルピペラジノ)ピリジン−4−ピリジンボロン酸を2−モルホリノピリジン−4−ボロン酸の代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−モルホリノピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で、調製した。
【1145】
【化217A】
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【1146】
実施例85.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(220)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(221)の調製。
【1147】
【化218】
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【1148】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(106.5mg,0.214mmol)、2−(1−ピペラジニル)−ピリジン−4−ボロン酸,ピナコールエステル(93mg,0.322mmol)、Pd(PPh
3)
4(25mg,0.02147mmol)および2Mの炭酸カリウム(0.321mL,0.642mmol)の無水ジオキサン(1.0mL)中の混合物を窒素で5分間スパージし、次いでマイクロ波中100℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに次の工程で使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
36H
36ClN
4O
3S: 579.2(M+H
+);Found:579.1(M+H
+)。
【1149】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(約0.144mmol)のDMF(1.5mL)中の溶液に、炭酸セシウム(0.094g,0.288mmol)を添加し、その後、ヨードエタン(12.6μL,0.158mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌し、次いでさらなるヨードエタン(5μL)を添加し、そして反応混合物を2時間撹拌した。LC/MSは不完全な反応を示したので、さらなるヨードエタン(5μL)を添加し、そして反応混合物を一晩撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%の塩化リチウム溶液で洗浄し(2回)、ブライン、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から10%のMeOH/CH
2Cl
2)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
40ClN
4O
3S: 607.2(M+H
+);Found:607.3(M+H
+)。
【1150】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(26.7mg,0.044mmol)、5MのNaOH(176μL,0.879mmol))の、メタノール(0.2mL)およびTHF(1.0mL)中の溶液を45℃で2時間撹拌し、次いで室温で一晩撹拌した。酢酸(1滴)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして混合物を約0.3mLまで濃縮し、メタノールで希釈し、濾過し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製して、凍結乾燥後に生成物を得た。
【1151】
【化218A】
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【1152】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(約0.144mmol)のエタノール(2.0mL)中の溶液に、アセトン(0.21mL)および酢酸(12μL,0.21mmol)を0℃で添加した。反応混合物を15分間撹拌し、次いでシアノ水素化ホウ素ナトリウム(10mg,0.158mmol)を添加し、そして反応混合物を室温に2時間かけて温めた。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム/ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から10%のMeOH/CH
2Cl
2)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
42ClN
4O
3S: 622.2(M+H
+);Found:621.3(M+H
+)。
【1153】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(36.7mg,0.059mmol)、5MのNaOH(236μL,1.18mmol))の、メタノール(0.2mL)およびTHF(1.0mL)中の溶液を45℃で2時間撹拌し、次いで室温で一晩撹拌した。酢酸(1滴)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして混合物を約0.3mLまで濃縮し、DMF/メタノールで希釈し、濾過し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製して、凍結乾燥後に生成物を得た。
【1154】
【化218B】
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【1155】
実施例86.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(222)の調製。
【1156】
【化219】
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【1157】
7−(4−ブロモピリジン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジンの調製:4−ブロモ−2−フルオロピリジン(0.216mL,2.1mmol)、3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン塩酸塩(0.399g,1.75mmol)および炭酸カリウム(0.482g,3.49mmol)の無水DMF(7.0mL)中の混合物を100℃で16時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、5%の塩化リチウム溶液で洗浄し(2回)、ブライン、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から50%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
11H
10BrF
3N
5:
348.0.(M+H
+);Found:348.2(M+H
+)。
【1158】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:7−(4−ブロモピリジン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン(22.7mg,0.065mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(33mg,0.13mmol)、酢酸カリウム(32mg,0.325mmol)およびPdCl
2(dppf)(4.8mg,0.0065mmol)の無水ジオキサン(1.0mL)中の混合物を120℃で30分間加熱した。室温まで冷却し、そして次の工程で直接使用した。
【1159】
上記反応混合物に、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(38.8mg,0.078mmol)、2Mの炭酸カリウム溶液(0.13mL,0.26mmol)、およびPd(PPh
3)
4(7.5mg,0.0065mmol)を添加した。反応混合物を95℃で一晩で加熱し、酢酸エチルで希釈し、そしてブラインで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、そして合わせた有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から40%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
33ClF
3N
6O
3S: 685.2.(M+H
+);Found:685.3(M+H
+)。
【1160】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(35mg,0.052mmol)および5Mの水酸化ナトリウム(0.21mL,1.04mmol)の、メタノール(0.3mL)およびTHF(1.0mL)中の溶液を45℃で2時間加熱した。酢酸(1滴)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして混合物を約0.3mLまで濃縮し、メタノールで希釈し、濾過し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製して、凍結乾燥後に生成物を得た。
【1161】
【化219A】
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【1162】
実施例87.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(223)の調製。
【1163】
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
【1164】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン塩酸塩の代わりに5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン塩酸塩で出発したこと以外は(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1165】
【化220A】
[この文献は図面を表示できません]
【1166】
実施例88.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(224)の調製。
【1167】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【1168】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:1,3−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン(47.6mg,0.315mmol)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(32mg,0.060mmol)の無水NMP(1.0mL)中の混合物を90〜110℃で40時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、シリンジフィルタで濾過し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、そして合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
35H
39ClN
5O
3S: 644.2(M+H
+);Found:644.3(M+H
+)。
【1169】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル:1,3−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン(7.7mg,0.012mmol)と5Mの水酸化ナトリウム(47μL,0.24mmol)とのメタノール(0.1mL)およびTHF(0.5mL)中の混合物中の溶液45℃で2時間を加熱した。酢酸(1滴)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして混合物を約0.3mLまで濃縮し、メタノールで希釈し、濾過し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製して、凍結乾燥後に生成物を得た。
【1170】
【化221A】
[この文献は図面を表示できません]
【1171】
実施例89.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(225)の調製。
【1172】
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【1173】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−フルオロ−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:3−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(WO201059658に従って調製,48mg,0.184mmol)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(75mg,0.142mmol)および2Mの炭酸カリウム溶液(0.28mL,0.568mmol)の、ジオキサン(1.0mL)中の混合物を窒素で10分間スパージし、Pd(PPh
3)
4(16mg,0.014mmol)を添加し、そして反応混合物をマイクロ波中100℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。その水層を酢酸エチルで逆抽出し、そして合わせた有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から40%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
31ClFN
4O
3S: 629.2(M+H
+);Found:629.3(M+H
+)。
【1174】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−フルオロ−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(39.7mg,0.0631mmol)および炭酸セシウム(62mg,0.189mmol)の無水DMF(1.0mL)中の混合物に、0℃でヨードメタン(5.9μL,0.0947mmol)を添加し、そして反応物を1時間撹拌した。さらなるヨードメタン(3.0μL)を添加し、そして反応物を30分間撹拌し、そして冷蔵庫に一晩格納した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%の塩化リチウム溶液で洗浄し(3回)、ブライン、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から40%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
35H
33ClFN
4O
3S: 643.2(M+H
+);Found:643.2(M+H
+)。
【1175】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(37mg,0.058mmol)および5MのNaOH(0.23mL,1.15mmol)の、MeOH(0.5mL)およびTHF(2mL)中の溶液を45℃で2時間撹拌した。DMF(0.3mL)および酢酸(73μL)を添加し、そして反応混合物を約0.3mLまで濃縮し、シリンジフィルタを使用して濾過し、メタノールで希釈した。Gilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)を使用して精製し、そして凍結乾燥させて、生成物を得た。
【1176】
【化222A】
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【1177】
実施例90.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(226)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(227)の調製。
【1178】
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【1179】
6−ブロモ−3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジンの調製:4−エチル−1H−ピラゾール−3−アミン(0.50g,4.50mmol)および2−ブロモ−マロンアルデヒド(1.47g,9.72mmol)のエタノール(8.0mL)中の溶液に、酢酸(1.21mL,21.2mmol)を添加した。この反応混合物を4時間還流し、次いで冷蔵庫に一晩格納した。この混合物を室温まで温め、得られた沈殿物を濾過により除去し、そしてその濾液を濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルと1Mの水酸化ナトリウムとの間で分配し、そしてその有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から50%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
8H
9BrN
3:
226.0(M+H
+);Found:226.1(M+H
+)。
【1180】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:6−ブロモ−3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(415mg,1.84mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(932mg,3.67mmol)、酢酸カリウム(902mg,9.2mmol)およびPdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(150mg,0.184mmol)の無水ジオキサン(10.0mL)中の混合物を窒素で10分間スパージし、次いでマイクロ波中100℃で1時間加熱した。LC/MSは、3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イルボロン酸へのクリーンな転換を示し、これを粗製のまま使用した。
【1181】
上記粗製の3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イルボロン酸のジオキサン中の混合物(約0.18M,0.68mL,0.123mmol)に、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(50mg,0.0944mmol)、Pd(PPh
3)
4(11mg,0.0094mmol)および2Mの炭酸カリウム(0.19mL,0.378mmol)を添加し、マイクロ波中110℃で1時間加熱した。反応混合物を室温で一晩格納し、酢酸エチルで希釈し、そしてブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から40%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
35H
35ClN
5O
3S: 640.2(M+H
+);Found:640.3(M+H
+)。
【1182】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(31mg,0.048mmol)およびヨウ化リチウム(200mg)のピリジン(0.5mL)中の混合物をマイクロ波中170℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%の酢酸溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から10%のMeOH/CH
2Cl
2)により精製した。凍結乾燥により、所望の生成物を得た。
【1183】
【化223A】
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【1184】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:粗製の3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イルボロン酸のジオキサン中の混合物(約0.18M,0.68mL,0.123mmol)に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(50mg,0.101mmol)、Pd(PPh
3)
4(12mg,0.010mmol)および2Mの炭酸カリウム(0.20mL,0.404mmol)を添加し、マイクロ波中110℃で1時間加熱した。反応混合物を室温で一晩格納し、酢酸エチルで希釈し、そしてブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から30%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
32ClN
4O
3S: 563.2(M+H
+);Found:563.3(M+H
+)。
【1185】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−エチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(24.9mg,0.044mmol)およびヨウ化リチウム(200mg)のピリジン(0.5mL)の混合物をマイクロ波中170℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%の酢酸溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から30%のMeOH/CH
2Cl
2)により精製した。凍結乾燥により、所望の生成物を得た。
【1186】
【化223B】
[この文献は図面を表示できません]
【1187】
実施例91.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(228)の調製。
【1188】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【1189】
1−(3−ブロモフェニル)−5−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオンの調製:500mLの丸底フラスコに、チミン(0.314g,2.49mmol)、3−ブロモフェニルボロン酸(1.00g,4.98mmol)、テトラメチルエチルジアミン(0.75mL,4.98mmol)、酢酸銅(II)一水和物(0.497g,2.49mmol)、メタノール(200mL)、およびH
2O(50mL)を入れた。この青色の反応混合物を48時間撹拌し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から8%のMeOH/CH
2Cl
2)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
11H
9BrN
2O
2:
281.0(M+H
+);Found:281.1(M+H
+)。
【1190】
5−メチル−1−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオンの調製:1−(3−ブロモフェニル)−5−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(163mg,0.58mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(294mg,1.16mmol)、酢酸カリウム(284mg,2.90mmol)およびPdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(47mg,0.058mmol)の無水ジオキサン(6.0mL)中の混合物を窒素で20分間スパージし、次いで100℃で0.5時間加熱した。反応混合物を濃縮し、ジクロロメタンに溶解させ、シリカゲルに吸着させ、そしてCombiFlash(0%から8%のMeOH/CH
2Cl
2)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
17H
22BN
2O
4:
329.2(M+H
+);Found:329.1(M+H
+)。
【1191】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:5−メチル−1−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(50mg,0.154mmol)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(51mg,0.103mmol)、Pd(PPh
3)
4(12mg,0.01034mmol)および2Mの炭酸カリウム(0.15mL,0.309mmol)の混合物を105〜120℃で5時間加熱した。反応混合物を室温で週末にわたって撹拌し、酢酸エチルで希釈し、そしてブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液/ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
33ClN
3O
5S: 618.2(M+H
+);Found:618.2(M+H
+)。
【1192】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(12.9mg,0.0212mmol)および5MのNaOH(85μL,0.424mmol)の、MeOH(0.1mL)およびTHF(1.2mL)中の溶液を50℃で1.5時間撹拌した。DMF(0.3mL)および酢酸(75μL)を添加し、そして反応混合物を約0.3mLまで濃縮し、シリンジフィルタを使用して濾過し、メタノールで希釈した。Gilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)を使用して精製し、そして凍結乾燥させて、生成物を得た。
【1193】
【化224A】
[この文献は図面を表示できません]
【1194】
実施例92.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(229)の調製。
【1195】
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
【1196】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:チミンの代わりにウラシルで出発したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1197】
【化225A】
[この文献は図面を表示できません]
【1198】
実施例93.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(230)の調製。
【1199】
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
【1200】
(S)−2−(2−(6’−(ベンジルオキシ)−2,3’−ビピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:2−(ベンジルオキシ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(15mg,0.048mmol)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(17mg,032mmol)および2Mの炭酸カリウム溶液(48μL,0.096mmol)のジオキサン(0.5mL)中の混合物を窒素で10分間スパージし、Pd(PPh
3)
4(3.7mg,0.0032mmol)を添加し、そして反応混合物を100℃で4時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。その水層を酢酸エチルで逆抽出し、そして合わせた有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から20%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
39H
37ClN
3O
4S: 678.2(M+H
+);Found:678.3(M+H
+)。
【1201】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(2−(6’−(ベンジルオキシ)−2,3’−ビピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(21.2mg,0.031mmol)および5%のアルミナ担持ロジウム(61mg)の、無水エタノール(5.0mL)中の混合物を減圧下に5分間置き、水素を再充填し、そして水素バルーン下で3時間撹拌して、LC/MSに基づけば約70%の転換を得た。反応混合物をセライトのパッドで濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに次の工程で使用した。
【1202】
上記残渣および5MのNaOH(0.12mL,0.62mmol)の、メタノール(0.2mL)およびTHF(1.5mL)中の溶液を50℃で2時間撹拌した。酢酸(21当量)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして反応混合物を約0.3mLまで濃縮し、シリンジフィルタを使用して濾過し、メタノールで希釈し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)を使用して精製した。生成物を含む画分を溜め、酢酸エチルで希釈し、そして飽和重炭酸ナトリウム溶液/ブラインで洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し(3回)、そして合わせた有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮した。生成物をアセトニトリル/H
2Oに懸濁させ、TFAで酸性にし、そして凍結乾燥させて、所望の生成物を得た。
【1203】
【化226A】
[この文献は図面を表示できません]
【1204】
実施例94.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(232)の調製、および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(233)もまた単離した。
【1205】
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
【1206】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:2−メトキシ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(13mg,0.0878mmol)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(31mg,0585mmol)および2Mの炭酸カリウム溶液(88μL,0.178mmol)のジオキサン(0.5mL)中の混合物を窒素で10分間スパージした。Pd(PPh
3)
4(6.9mg,0.0059mmol)を添加し、そして反応混合物をマイクロ波中100℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。その水層を酢酸エチルで逆抽出し、そして合わせた有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から40%のEtOAc/Hex)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
33ClN
3O
4S: 602.1(M+H
+);Found:602.3(M+H
+)。
【1207】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(24.2mg,0.040mmol)およびヨウ化リチウム(150mg)のピリジン(2.0mL)の混合物をマイクロ波中170℃で3.5時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、そして14日間静置し、酢酸エチルで希釈した。有機層を5%のAcOH溶液(3回)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてGilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)を使用して精製して、所望の生成物を得た。
【1208】
【化227A】
[この文献は図面を表示できません]
【1209】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2’−メトキシ−2,3’−ビピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸もまた単離した:
【1210】
【化227B】
[この文献は図面を表示できません]
【1211】
実施例95.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(234)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(235)の調製。
【1212】
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【1213】
1,3−ジメチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジンの調製:5−ブロモ−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(0.5g,2.36mmol)のDMF(12mL)中の溶液に、0℃で炭酸セシウム(2.305g,7.074mmol)を添加し、その後、ヨードメタン(0.22mL,3.537mmol)を添加した。1時間撹拌した後に、LC/MSは反応が完了したことを示した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%の塩化リチウム溶液(3回)、ブラインで洗浄し、そして乾燥させた(MgSO4)。濾過し、濃縮して、生成物を得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。
【1214】
上記残渣をトルエン(10mL)に溶解させ、そしてヘキサブチルスズ(1.239mL,2.473mmol)を添加し、その後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.22g,0.19mmol)を添加した。この黄色の反応混合物を密封した反応容器内140℃で2時間撹拌した。温度を170℃まで上昇させ、そして45分間撹拌して、黒色混合物を得た。この反応混合物を室温まで冷却し、ジエチルエーテルで希釈し、そしてKF水溶液を添加し、そして1時間激しく撹拌した。この二相混合物をセライトのパッドで濾過し、酢酸エチルで希釈し、そしてKF水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮して、黄色固体を得た。DCMに溶解させ、シリカゲルに吸着させ、そしてCombiFlash(0%から50%のEtOAc/Hex)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
20H
36N
3Sn:
438.2(M+H
+);Found:438.2(M+H
+)。
【1215】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:1,3−ジメチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(31mg,0.071mmol)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(30.1mg,0.057mmol)、ヨウ化銅(I)(13.5mg,0.071mmol)および塩化リチウム(15.1mg,0.355mmol)のジオキサン(0.5mL)中の混合物を窒素で10分間スパージした。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(8.9mg,0.0008mmol)およびトランス−ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(5.2mg,0.007mmol)を添加し、そして反応混合物を120℃で5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈し、シリカゲルに吸着させ、そしてCombiFlash(0%から70%のEtOAc/Hex)により精製して、トリブチルスタンナン不純物で汚染された生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
35H
35ClN
5O
3S: 640.2(M+H
+);Found:640.4(M+H
+)。
【1216】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(5.6mg,0.009mmol)および5MのNaOH(0.035mL,0.175mmol)の、MeOH(0.1mL)およびTHF(0.5mL)中の溶液を50℃で3時間撹拌し、次いで冷蔵庫に一晩格納した。DMF(0.3mL)および酢酸(0.011mL)を添加し、そして反応混合物を約0.3mLまで濃縮し、シリンジフィルタを使用して濾過し、メタノールで希釈した。Gilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)を使用して精製し、そして凍結乾燥させて、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
31ClN
5O
3S: 612.2(M+H
+);Found:612.3(M+H
+);
1H NMR (400 MHz, CD
3OD)δ 7.95 (s, 2H), 7.8 − 7.6 (m, 8H), 5.26 (s, 1H), 4.13 (s, 3H), 2.69 (s, 3H), 2.64 (s, 3H), 0.97 (s, 9H)。
【1217】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:1,3−ジメチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(31mg,0.071mmol)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(42mg,0.085mmol)、ヨウ化銅(I)(14mg,0.071mmol)および塩化リチウム(15mg,0.355mmol)のジオキサン(0.5mL)中の混合物を窒素で10分間スパージした。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(9mg,0.0008mmol)およびトランス−ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(5mg,0.007mmol)を添加し、そして反応混合物を120℃で5時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈し、シリカゲルに吸着させ、そしてCombiFlash(0%から70%のEtOAc/Hex)により精製して、トリブチルスタンナン不純物で汚染された生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
35H
35ClN
5O
3S: 640.2(M+H
+);Found:640.4(M+H
+)。
【1218】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(17.9mg,0.032mmol)および5MのNaOH(0.127mL,0.636mmol)の、MeOH(0.2mL)およびTHF(1.2mL)を中の溶液50℃で3時間撹拌し次いで冷蔵庫に一晩格納した。DMF(0.3mL)および酢酸(0.011mL)を添加し、そして反応混合物を約0.3mLまで濃縮し、シリンジフィルタを使用して濾過し、メタノールで希釈した。Gilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)を使用して精製し、そして凍結乾燥させて、所望の生成物を得た。
【1219】
【化228A】
[この文献は図面を表示できません]
【1220】
実施例96.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(236)の調製。
【1221】
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
【1222】
(4,5,5−トリメチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン−4−イル)メチリウムの調製:4−ブロモ−1−メチルインドリン−2−オン(154mg,0.68mmol)の無水ジオキサン(4mL,脱気)中の溶液に、Pd(dppf)Cl
2(74mg,0.15当量)、ビス(ピナコラト)ジボロン(173mg,1当量)およびKOAc(200mg,3当量)を添加した。この反応混合物を110℃で40分間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
15H
20BNO
3:
274.2(M+H
+);Found:274.2(M+H
+)。
【1223】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(20mg,0.038mmol)のジオキサン(1.2mL,脱気)中の溶液に、(4,5,5−トリメチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン−4−イル)メチリウム(16mg,1.5当量)、Pd(PPh
3)
4(6mg,0.05当量)、K
2CO
3(16mg,2当量)および水(0.1mL)を添加した。この反応混合物を110℃で2時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
36H
35ClN
3O
4S: 640.2(M+H
+);Found:640.3(M+H
+)。
【1224】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(11mg,0.017mmol)のピリジン(2mL)中の溶液に、ヨウ化エチル(100mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波反応器中170℃で90分間加熱し、そしてその粗製物を濃縮し、そしてH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物をTFA塩として得た。
【1225】
【化229A】
[この文献は図面を表示できません]
【1226】
実施例97.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(237)の調製。
【1227】
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【1228】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、5−ブロモ−1−メチルインドリン−2−オンを4−ブロモ−1−メチルインドリン−2−オンの代わりに使用したこと以外は(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式を使用して調製した。
【1229】
【化230A】
[この文献は図面を表示できません]
【1230】
実施例98.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(238)の調製。
【1231】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【1232】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、5−ブロモインドリン−2−オンを4−ブロモ−1−メチルインドリン−2−オンの代わりに使用したこと以外は(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1233】
【化231A】
[この文献は図面を表示できません]
【1234】
実施例99.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(239)の調製。
【1235】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【1236】
1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)インドリン−2−オンの調製:5−ブロモ−1−メチルインドリン−2−オン(79mg,0.35mmol)の無水ジオキサン(4mL,脱気)中の溶液に、Pd(dppf)Cl
2(38mg,0.15当量)、ビス(ピナコラト)ジボロン(89mg,1当量)およびKOAc(69mg,3当量)を添加した。この反応混合物を110℃で40分間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
15H
21BNO
3:
274.2(M+H
+);Found:274.2(M+H
+)。
【1237】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(50mg,0.1mmol)のジオキサン(1.2mL,脱気)中の溶液に、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)インドリン−2−オン(30mg,1.1当量)、Pd(PPh
3)
4(17mg,0.05当量)、K
2CO
3(42mg,2当量)および水(0.1mL)を添加した。この反応混合物を110℃で2時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
32ClN
2O
4S: 563.2(M+H
+);Found:563.3(M+H
+)。
【1238】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−2−オキソインドリン−4−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(11mg,0.017mmol)のピリジン(2mL)中の溶液に、ヨウ化エチル(100mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波反応器中170℃で90分間加熱し、そしてその粗製物を濃縮し、そしてH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物をTFA塩として得た。
【1239】
【化232A】
[この文献は図面を表示できません]
【1240】
実施例100.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(240)の調製。
【1241】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【1242】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、5−ブロモインドリン−2−オンを5−ブロモ−1−メチルインドリン−2−オンの代わりに使用したこと以外は(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1243】
【化233A】
[この文献は図面を表示できません]
【1244】
実施例101.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(241)の調製。
【1245】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
【1246】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(28mg,0.053mmol)の無水THF(1.2mL,脱気)中の溶液に、Pd
2(dba)
3(3mg,0.05当量)、Xantphos(5mg,0.15当量)、1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−3(2H)−オン(14mg,2当量)およびCs
2CO
3(35mg,2当量)を添加した。この反応混合物を100℃で2時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
32ClN
4O
4S: 627.2(M+H
+);Found:627.3(M+H
+)。
【1247】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(28mg,0.044mmol)のピリジン(2mL)中の溶液に、ヨウ化エチル(200mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波反応器中170℃で90分間加熱し、そしてその粗製物を濃縮し、そしてH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物を得た。
【1248】
【化234A】
[この文献は図面を表示できません]
【1249】
実施例102.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(242)の調製。
【1250】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【1251】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用し、1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンを1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−3(2H)−オンの代わりに使用し、そしてPd(P−tBu
3)
2をPd
2(dba)
3の代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1252】
【化235A】
[この文献は図面を表示できません]
【1253】
実施例103.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチルインドリン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(243)の調製。
【1254】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【1255】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチルインドリン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチルインドリン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用し、5−メチルインドリンを1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−3(2H)−オンの代わりに使用し、そしてPd(P−tBu
3)
2をPd
2(dba)
3の代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−オキソ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2(3H)−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1256】
【化236A】
[この文献は図面を表示できません]
【1257】
実施例105.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(245)の調製。
【1258】
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【1259】
2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:ピリジン−4−アミンを使用して、文献の手順(Spivey,Alan C.ら.J.Org.Chem.1999,64(26),9430−9443)に従った。LCMS−ESI
+: calc’d for C
12H
17N
2O
2:
221.1(M+H
+);Found:221.0(M+H
+)。
【1260】
2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンの調製:2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(280mg)を5mLのDCMに溶解させた。TFA(1mL)を室温で添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。濃縮してこの反応混合物の体積を減少させ、そしてその粗製物質をさらに精製せずに次の工程で使用した。Crude
1H NMR (400 MHz, CD
3OD):δ 8.43 (d, 1H), 8.37 (s, 1 H), 8.07 (d, 1H), 4.22 (dd, 2 H), 3.36 (m, 2H)。
【1261】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:5mLのマイクロ波反応チューブ内に、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンTFA塩(過剰)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(26mg,0.05mmol)、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(4mg,15%)、セチルトリメチルアンモニウムブロミド(3mg)を、1mLのトルエンと一緒に入れ、次いで1滴の50%のKOH水溶液を添加した。この反応物を105℃で1時間加熱した。この反応粗製物のLC−MSは、所望の生成物を示す。この反応粗製物を、酢酸エチルを使用してブラインから抽出した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
34ClN
4O
3S: 613.1(M+H
+);Found:613.3(M+H
+)。
【1262】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(18mg,0.017mmol)の、THF(0.3mL)およびメタノール(0.3mL)中の溶液に、NaOH(0.1mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を45℃で2時間加熱し、冷却し、濾過し、そして逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1263】
【化237A】
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【1264】
実施例106.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(246)の調製。
【1265】
【化238】
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【1266】
(S)−2−(2−(4−ブロモチアゾール−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:5mLのマイクロ波反応チューブ内に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(240mg,0.5mmol)、4−ブロモ−2−(トリブチルスタンニル)チアゾール(0.25mL,1.5当量)、Pd(PPh
3)
4(84mg,15%)およびCuI(14mg,15%)を入れ、次いで4mLのジオキサンを添加した。この反応混合物をN
2でパージし、次いで100℃で3時間加熱した。この反応粗製物のLC−MSは、所望の生成物の質量を示した。この反応粗製物を、酢酸エチルおよびブラインを使用して分配した。その有機層を濃縮し、そしてCombiFlashカラム(0%から50%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
25H
25BrClN
2O
3S
2: 565.9, found. 567.0(M+H
+)。
【1267】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:5mLのマイクロ波反応チューブ内に、(S)−2−(2−(4−ブロモチアゾール−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(50mg,0.08mmol)、イソプロピルピペラジン(34mg,3当量)、ビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(3mg,15%)、セチルトリメチルアンモニウムブロミド(4mg,0.5当量)を、1mLのトルエンと一緒に入れ、次いで1滴の50%のKOH水溶液(過剰)を添加した。この反応物を105℃で1時間加熱した。反応混合物をHPLC(ACNおよび水中0.1%のTFA)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
38ClN
4O
3S
2: 613.2(M+H
+);Found:613.4(M+H
+)。
【1268】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(4mg)の、THF(0.3mL)およびメタノール(0.3mL)中の溶液に、NaOH(0.1mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間加熱し、冷却し、濾過し、そして逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1269】
【化238A】
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【1270】
実施例107.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(247)の調製。
【1271】
【化239】
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【1272】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、1−メチルピペラジンを1−イソプロピルピペラジンの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
28H
32ClN
4O
3S
2: 571.2(M+H
+);Found:570.9.(M+H
+)。
【1273】
【化239A】
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【1274】
実施例108.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−オキソイソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(248)の調製。
【1275】
【化240】
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【1276】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−オキソイソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−オキソイソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを、方法Jで、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソインドリン−1−オンを使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルと類似の様式で調製した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
29ClN
2O
4S: 549.2(M+H
+);Found:549.2(M+H
+)。
【1277】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−オキソイソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−オキソイソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(94mg,0.171mmol)のDMF(2.0mL)中の溶液に、NaH(約10mg,60%の油分散物)を0℃で添加した。15分後、ヨードメタン(0.016mL,0.256mmol)を添加し、そして30分後、この反応物を室温まで温めた。飽和水性NH
4Clを添加し、そしてこの反応物をEtOAcで希釈し、5%の水性LiClおよびブラインで順番に洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮し、そしてEtOAcを使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
31ClN
2O
4S: 563.2(M+H
+);Found:563.2(M+H
+)。
【1278】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−オキソイソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF/MeOH(1.25mL/1.25mL)および2NのNaOH(0.160mL)に溶解させた(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−オキソイソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(36mg,0.064mmol)を50℃で2時間加熱し、そしてこの粗製物をH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、表題化合物を得た。
【1279】
【化240A】
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【1280】
実施例109.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(249)の調製。
【1281】
【化241】
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【1282】
5−ブロモ−3−(ピリジン−3−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの調製:ねじ蓋式の反応チューブに、5−ブロモ−3−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(1.2g,2.52mmol,WO2011/149950に従って調製した)、ピリジン−3−イルボロン酸(371mg,3.02mmol)およびトランス−ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(177mg,0.25mmol)を入れた。脱気したアセトニトリル(16mL)および1NのNa
2CO
3(16mL)を添加し、そしてこの反応チューブをアルゴンでパージし、密封し、そして60℃で2時間加熱した。この反応物を冷却し、セライトパッドで濾過し、そして減圧下で濃縮した。その残渣をEtOAc/水の間で分配し、そして抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、固体を得た。この固体をヘキサンおよびジクロロメタンで粉砕して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
19H
14BrN
3O
2S: 428.0(M+H
+);Found:428.2(M+H
+)。
【1283】
5−ブロモ−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの調製:5−ブロモ−3−(ピリジン−3−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(662mg,1.55mmol)の、アセトン(30mL)およびメタノール(20mL)中の溶液に、2NのNaOH(1.8mL)を添加した。この反応物を65℃の油浴中で1時間加熱し、次いでエバポレートしてほぼ乾固させた。この粗製反応生成物をEtOAcと1NのNaOHとの間で分配し、そして抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、生成物を得、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
12H
8BrN
3:
274.0(M+H
+);Found:274.1(M+H
+)。
【1284】
5−ブロモ−1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの調製:先の反応からの粗製物質(推定0.43mmol)の、DMF(15mL)中の溶液に、NaH(93mgの60%油分散物,2.32mmol)を数回に分けて0℃で添加した。15分後、ヨードメタン(0.145mL,0.33mmol)を添加し、そしてこの反応物をゆっくりと室温まで温め、そして2時間撹拌した。大部分のDMFを減圧下で除去し、そしてその残渣をEtOAc/水の間で分配した。その有機層を分離し、そして5%のLiCl、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、暗橙色残渣を得た。この粗製物質を、100%のEtOAcで溶出するシリカゲルのショートカラムに通して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
13H
10BrN
3:
288.0(M+H
+);Found:288.1(M+H
+)。
【1285】
1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの調製:大きいマイクロ波バイアルに、−ブロモ−1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(90mg,0.31mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(87mg,0.34mmol)、ジクロロ1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロロメタン(26mg,0.031mmol)および酢酸カリウム(92mg,0.94mmol)を入れた。脱気した1,4−ジオキサン(3.0mL)を添加し、そしてこのバイアルをアルゴンでパージした後に密封し、そして90℃の油浴中で2.5時間加熱した。この反応物を冷却し、EtOAcを使用するセライトのシリカゲルのショートプラグで濾過し、そして濃縮して、生成物を得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
19H
22BN
3O
2:
336.2(M+H
+);Found:336.2(M+H
+)。
【1286】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:上記反応からの粗製物質(推定0.31mmol)を含むマイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(136mg,0.28mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム936mg,0.03mmol)を添加した。脱気した1,4−ジオキサン(3.0mL)および2NのK
2CO
3(0.47mL)を添加し、そしてこのバイアルをアルゴンでパージした後に密封し、そして100℃の油浴中で2.5時間加熱した。この反応物を冷却し、EtOAc/水の間で分配し、そして抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製物質を得た。この残渣を、EtOAcからEtOAc中30%のMeOHの勾配を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
31ClN
4O
3S: 611.2(M+H
+);Found:611.2(M+H
+)。
【1287】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:先の反応からの物質の溶液をTHF/MeOH(4.0mL/4.0mL)および2NのNaOH(0.70mL)に溶解させた。この反応物を45℃で一晩で加熱し、次いでエバポレートして乾固させた。水(約0.50mL)を添加し、その後、HOAc(約10滴)を添加した。アセトニトリルを滴下により添加して褐色沈殿物を生じさせ、これを濾過により集めた。集めた固体を水/アセトニトリルで洗浄し、そして減圧下で乾燥させて、所望の生成物を得た。
【1288】
【化241A】
[この文献は図面を表示できません]
【1289】
実施例110.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(250)。
【1290】
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
【1291】
3−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン塩酸塩を5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン,二塩酸塩,水和物の代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(7,8−ジヒドロ−1,6−ナフチリジン−6(5H)−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
26H
25ClF
3N
5O
3S: 580.1, 582.1(M+H
+);Found:580.2, 582.2(M+H
+)。
【1292】
【化242A】
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【1293】
実施例111.1,3−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジントリフルオロ酢酸塩(252)および2,3−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジントリフルオロ酢酸塩(253)の調製。
【1294】
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
【1295】
1,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチルおよび2,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチルの調製:バイアルに氷AcOH(2.0mL)を入れた。N−メチルヒドラジン(500μL)を23℃の内部温度で3分間かけて滴下により添加した。この反応物は温まった。一旦、この反応物が冷却されて23℃に戻ったら、3−アセチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(500mg,2.07mmol)の氷AcOH(500μL)中の溶液を添加した。この反応物を80℃で1時間加熱した。この反応物を飽和水性NaHCO
3(100mL)に注意深く添加した(吹き込み)。この系をEtOAcで抽出した(1回)。この抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣をDCMで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(DCMからDCM/MeOH4:1,210nMで検出)による精製により、2つの表題化合物を得た。
【1296】
【化243A】
[この文献は図面を表示できません]
【1297】
1,3−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジントリフルオロ酢酸塩の調製:1,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチル(上記先の反応からの生成物の全て)のDCM(2.0mL)中の溶液をTFA(500μL)で処理し、次いで23℃で3時間撹拌した。次いで、この反応物を濃縮し、所望の生成物を粗製形態で得た。この物質を次の反応で即座に使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
8H
13N
3:
152.1(M+H
+);Found:152.0(M+H
+)。
【1298】
2,3−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジントリフルオロ酢酸塩の調製:2,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチルを1,3−ジメチル−6,7−ジヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチルの代わりに使用したこと以外は、1,3−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジントリフルオロ酢酸塩と類似の様式で調製した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
8H
13N
3:
152.1(M+H
+);Found:152.0(M+H
+)。
【1299】
実施例112.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(254)の調製。
【1300】
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
【1301】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(100mg,0.202mmol)、1,3−ジメチルインダゾール−5−ボロン酸(42mg,0.22mmol)、Pd(PPh
3)
4(23mg,20μmol)、2Mの水性K
2CO
3(800μL)、およびジオキサン(3.2mL)を入れた。この反応物を100℃で2時間加熱した。この反応物を無水EtOH(1.6mL)および10Mの水性NaOH(800μL)で処理した。100℃で2時間加熱した後に、この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1302】
【化244A】
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【1303】
実施例113.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(255)の調製。
【1304】
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
【1305】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波チューブに、Pd(PPh
3)
4(4mg)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(25mg)、2,6−ジクロロピリジン−4−イルボロン酸(10mg)、ジオキサン(250μL)および2Mの水性K
2CO
3(100μL)を入れた。この容器を密封し、そして100℃で一晩まで加熱した。16時間の時点で、この反応は、約60%の転換に達したのみであった。この反応物を23℃まで冷却し、無水EtOH(1.5mL)およびH
2O(500μL)で希釈し、そしてH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
27H
25Cl
3N
2O
3S: 563.1, 565.1, 567.1(M+H
+);Found:563.1, 565.0, 567.1(M+H
+)。
【1306】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−クロロ−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(10mg)、N−メチルピペラジン(10mg)、およびDMA(250μL)の溶液を、マイクロ波チューブ内で合わせ、そして100℃で30分間加熱した。反応物を23℃まで冷却し、そして無水エタノールで希釈し、そしてH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
32H
36Cl
2N
4O
3S: 627.2, 629.2(M+H
+);Found:627.2, 629.2(M+H
+)。
【1307】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1308】
【化245A】
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【1309】
実施例114.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1,3,3−トリメチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(256)の調製。
【1310】
【化246】
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【1311】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(100mg,0.202mmol)、2−(オキサインドール−5’−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(58mg,0.221mmol)、Pd(PPh
3)
4(23mg,20μmol)、固体のK
2CO
3(92mg,0.66mmol)、ジオキサン(1.6mL)、およびH
2O(400μL)を入れた。この容器を密封し、そして100℃で1.5時間加熱した。この反応物を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した(2回)。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。
【1312】
【化246A】
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【1313】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1,3,3−トリメチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(45mg,82μmol)、Cs
2CO
3(134mg,0.410mmol)、ヨードメタン(51μL,0.82mmol)、およびDMF(500μL)を入れた。この反応物を50℃で2時間温めた。この反応物をEtOAcで希釈し、そして5%w/vの水性LiClで洗浄した(3回)。その有機相を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮し、生成物を得、これを次の工程で即座に使用した。
【1314】
【化246B】
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【1315】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1,3,3−トリメチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:上記反応からの粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1,3,3−トリメチル−2−オキソインドリン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを、1.0Mの水性NaOH(2mL)、THF(4mL)、および無水EtOH(2mL)で処理した。この反応物を50℃で19時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1316】
【化246C】
[この文献は図面を表示できません]
【1317】
実施例115.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(257)。
【1318】
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
【1319】
5−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾールの調製:容器に、5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(250mg,1.10mmol)、2−クロロ−N−(2−クロロエチル)−N−メチルエタンアミン塩酸塩(230mg,1.21mmol)、H
2O(250μL)、K
2CO
3(500mg,3.63mmol)、およびDMF(2.5mL)を入れた。この容器を密封し、そして100℃で18時間加熱した。この反応物をEtOAcに注ぎ、そして5%w/vの水性LiClで洗浄し(3回)、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をDCMで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(副生成物を除去するためのヘキサン/酢酸エチル;次いで生成物を溶出するためのDCM/MeOH溶出液)による精製により、5−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾールを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
13H
17BrN
4:
309.1, 311.1(M+H
+);Found:309.2, 311.2(M+H
+)。
【1320】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、5−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール(64.0mg,0.208mmol)、ビス−ピナコラトジボロン(58mg,0.23mmol)、PdCl
2(dppf)・DCM(17mg,21μmol)、氷AcOH(13μL,0.23mmol)、KOAc(67mg,0.69mmol)、およびジオキサン(1.6mL)を入れた。この反応物を100℃で2時間加熱した。この反応物に(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(103mg,0.208mmol)、KHCO
3(23mg,0.23mmol)、2Mの水性K
2CO
3(400μL)、およびPd(PPh
3)
4(24mg,21μmol)を添加した。この反応物を100℃でさらに1時間加熱した。最後に、EtOH(無水,800μL)および10Mの水性NaOH(500μL)を添加した。この反応物を100℃でさらに1時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1321】
【化247A】
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【1322】
実施例116.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(ジメチルアミノ)−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(258)の調製。
【1323】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
【1324】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(ジメチルアミノ)−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:5−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミンを5−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾールの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1325】
【化248A】
[この文献は図面を表示できません]
【1326】
実施例117.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(259)。
【1327】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【1328】
6−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾールの調製:5−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾールと類似の様式で、しかし、6−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミンを5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミンの代わりに使用して、調製した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
13H
17BrN
4:
309.1, 311.1(M+H
+);Found:309.2, 311.2(M+H
+)。
【1329】
1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:バイアルに、6−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール(200mg,0.649mmol)、氷AcOH(41μL,0714mmol)、KOAc(210mg,2.14mmol)、PdCl
2(dppf)・DCM(53mg,65μmol)、ビス−ピナコラトジボロン(181mg,0.714mmol)、およびジオキサン(2.0mL)を入れた。この反応系を密封し、そして100℃で1時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして水で希釈した。この系をEtOAcで処理し、そしてセライトで濾過した。その濾液をEtOAcで抽出した(2回)。合わせた有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル(副生成物が溶出する)、次いで生成物を単離するためのDCM/MeOH溶出液)による精製により、1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
19H
29BN
4O
2:
357.2(M+H
+);Found:357.3(M+H
+)。
【1330】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75mg,0.151mmol)、KHCO
3(15.2mg,0.151mmol)、K
2CO
3(41.7mg,0.302mmol)、1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(55mg,0.154mmol)、Pd(PPh
3)
4(17mg,15μmol)、H
2O(400μL)、およびジオキサン(1.6mL)を入れた。この容器を密封し、そして100℃で2時間加熱した。次いで、EtOH(無水,800μL)および2Mの水性NaOH(400μL)を添加した。加熱を100℃で3時間続けた。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1331】
【化249A】
[この文献は図面を表示できません]
【1332】
実施例118.6−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミン(260)および6−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミン(261)の調製。
【1333】
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
【1334】
6−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミンおよび6−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミンの調製:バイアルに、6−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(500mg,2.21mmol)、NaBH(OAc)
3(2.33g,11.0mmol)、DMF(5.0mL)、および氷AcOH(630μL,11.0mmol)を入れた。この反応物を60℃加熱し、そして密封した。次いで、37%w/wの水性ホルムアルデヒド(765μL,11.0mmolのホルムアルデヒド)を5分間かけて滴下により添加した。この添加中に圧力が上昇した。5時間の時点で、この反応物を23℃まで冷却し、そして1.0Mの水性NaOH(50mL)と一緒に振盪した。EtOAc(100mL)を添加した。その有機相を集めた。これを5%の水性LiCl(2×50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をDCM/ベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、2つの表題化合物を得た:6−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミン。LCMS−ESI
+: calc’d for C
9H
10BrN
3:
240.0, 242.0(M+H
+);Found:240.1, 242.1(M+H
+)。6−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミン。LCMS−ESI
+: calc’d for C
10H
12BrN
3:
254.0, 256.0(M+H
+);Found:254.2, 256.1(M+H
+)。
【1335】
実施例119.5−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミン(262)および5−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミン(263)。
【1336】
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
【1337】
5−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミンおよび5−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミンの調製:各々を、5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミンを6−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミンの代わりに使用したこと以外は、それぞれ6−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミンおよび6−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミンと類似の様式で調製した。5−ブロモ−N,1−ジメチル−1H−インダゾール−3−アミン。LCMS−ESI
+: calc’d for C
9H
10BrN
3:
240.0, 242.0(M+H
+);Found:240.1, 242.1(M+H
+)。5−ブロモ−N,N,1−トリメチル−1H−インダゾール−3−アミン。LCMS−ESI
+: calc’d for C
10H
12BrN
3:
254.0, 256.0(M+H
+);Found:254.1, 256.1(M+H
+)。
【1338】
実施例120.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−シクロプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(264)の調製。
【1339】
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
【1340】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−シクロプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、5−ブロモ−3−シクロプロピル−1−メチル−1H−インダゾール(49mg,0.19mmol)、ビス−ピナコラトジボロン(53mg,0.21mmol)、PdCl
2(dppf)・DCM(15mg,19μmol)、KOAc(62mg,0.62mmol)、およびジオキサン(1.6mL)を入れた。この反応系を密封し、そして100℃で2時間加熱した。(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(94mg,0.190mmol)、Pd(PPh
3)
4(22mg,19μmol)、および2Mの水性K
2CO
3(400μL)を添加した。この反応物を100℃で1.5時間加熱した。この反応物を無水EtOH(2mL)および10Mの水性NaOH(2mL)で処理した。100℃で1時間加熱した後に、この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1341】
【化252A】
[この文献は図面を表示できません]
【1342】
実施例121.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,3−ジメチル−2H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(265)の調製。
【1343】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【1344】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,3−ジメチル−2H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:5−ブロモ−2,3−ジメチル−2H−インダゾールを5−ブロモ−3−シクロプロピル−1−メチル−1H−インダゾールの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−シクロプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製と類似の様式で調製した。
【1345】
【化253A】
[この文献は図面を表示できません]
【1346】
実施例122.(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(266)の調製。
【1347】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【1348】
(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:容器に、6−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミン(191mg,0.846mmol)、ビス−ピナコラトジボロン(236mg,0.930mmol)、PdCl
2(dppf)・DCM(69mg,85μmol)、氷KOAc(273mg,2.79mmol)、およびジオキサン(3.2mL)を入れた。この反応物を100℃で1時間加熱した。この反応物に(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(420mg,0.846mmol)、2Mの水性K
2CO
3(800μL)、およびPd(PPh
3)
4(98mg,85μmol)を添加した。この反応物を100℃でさらに1時間加熱した。この反応物を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した(3回)。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、表題化合物を半純粋な形態で得た。この混合物をDCMで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH溶出液)による精製により、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
31ClN
4O
3S: 563.2, 565.2(M+H
+);Found:563.3, 565.3(M+H
+)。
【1349】
(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(60mg)、THF(1.5mL)、EtOH(無水,1mL)、および2Mの水性NaOH(1mL)を入れた。この容器を密封し、そして100℃で2時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1350】
【化254A】
[この文献は図面を表示できません]
【1351】
実施例123.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(267)の調製。
【1352】
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
【1353】
(S)−2−(2−(3−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:フラスコに、(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(227mg,0.403mmol)およびCH
3CN(4.0mL)を入れた。t−ブチルニトリル(46mg,0.443mmol)のCH
3CN(400μL)中の溶液を添加し、その後、CuBr
2(無水,108mg,0.484mmol)を添加した。この反応系にバブラを取り付け、そして23℃で30分間撹拌した。この反応物を水およびEtOAcで希釈し、次いでセライトで濾過した。その濾液をEtOAcで抽出した(2回)。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をベンゼンで処理し、そしてシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
29BrClN
3O
3S: 626.1, 628.1, 630.1(M+H
+);Found:626.1, 628.1, 630.2(M+H
+)。
【1354】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:バイアルに、(S)−2−(2−(3−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(36mg,57μmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン(13mg,57μmol)、KHCO
3(6.3mg,63μmol)、Pd(PPh
3)
4(6.7mg,5.7μmol)、2Mの水性K
2CO
3(250μL)、およびジオキサン(1mL)を入れた。この容器を密封し、そして100℃で1時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【1355】
【化255A】
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【1356】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:フラスコに、5%w/wのRh/Al
2O
3(20mg,9.6μmol)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(22.3mg)、およびEtOH(無水,2mL)を入れた。この反応系を排気し(減圧)そしてH
2のバルーンから逆充填し、そして23℃で2.5時間激しく撹拌した。この時点で、この反応物をTHF(1mL)、および5Mの水性NaOH(1mL)で処理し、次いで100℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
37ClN
4O
3S: 617.2, 619.2(M+H
+);Found:617.4, 619.2(M+H
+)。
【1357】
【化255B】
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【1358】
実施例124.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(268)。
【1359】
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【1360】
(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミンを6−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−3−アミンの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルと類似の様式で調製した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
31ClN
4O
3S: 563.2, 565.2(M+H
+);Found:563.3, 565.2(M+H
+)。
【1361】
(S)−2−(2−(3−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを(S)−2−(2−(3−アミノ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−(2−(3−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルと類似の様式で調製した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
29BrClN
3O
3S: 626.1, 628.1, 630.1(M+H
+);Found:626.1, 628.1, 630.1(M+H
+)。
【1362】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−(3−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを(S)−2−(2−(3−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルと類似の様式で調製した。
【1363】
【化256A】
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【1364】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−インダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1365】
【化256B】
[この文献は図面を表示できません]
【1366】
実施例125.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(269)の調製。
【1367】
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【1368】
5−クロロ−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの調製:3−ブロモ−5−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール(500mg)、N−イソプロピルピペラジン(287mg)、およびジオキサン(5.00mL)の溶液を調製した。NaOtBu(294mg)およびクロロ[2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−3,6−ジメトキシ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)][2−(2−アミノエチル)フェニル]Pd(II)(163mg)を入れ、そしてこの容器を密封し、そして100℃で一晩加熱した。H
2O(3mL)を添加し、そしてこの反応物を濾過した(0.45ミクロン)。この濾液をGilson C18カラム(5から100のACN/H
2O+0.1%のTFA)で直接精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
15H
21ClN
4:
293.2, 295.1(M+H
+);Found:293.3, 295.2(M+H
+)。
【1369】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:マイクロ波バイアルに、Pd(OAc)
2(1.4mg,三量体)、X−Phos配位子(5.9mg)、ビス−ピナコラトジボロン(37mg)、およびKOAc(53mg)を入れた。この容器を減圧下で排気し、そしてアルゴンで逆充填した。5−クロロ−3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−1−メチル−1H−インダゾール(50mg)のジオキサン(1mL)中の溶液を導入した。この反応物を23℃で手短に撹拌し、次いで110℃まで加熱した。1.5時間後、この反応物を23℃まで冷却し、そして(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(83mg)、KHCO
3(12mg)、Pd(PPh
3)
4(14mg)、および2Mの水性K
2CO
3(500μL)を入れた。この反応物を100℃で1時間加熱した。EtOH(無水,1mL)および5Mの水性NaOH(1mL)を添加した。この反応物を100℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そしてGilson C18カラム[5から100のACN/H
2O+0.1%のTFA]で直接精製して、表題化合物を得た。
【1370】
【化257A】
[この文献は図面を表示できません]
【1371】
実施例126.5−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(270)の調製。
【1372】
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
【1373】
5−ブロモ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの調製:密封チューブ内の、5−ブロモ−3−ヨード−1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(150mg,0.445mmol)、1−メチルピペラジン(356.7mg,3.56mmol)、ヨウ化銅(I)(84.8mg,0.445mmol)、K
3PO
4(378mg,1.78mmol)、1,2−エタンジオール(138mg,2.225mmol)のイソプロピルアルコール(5mL)中の溶液を70℃で2日間加熱した。室温まで冷却した後に、この反応混合物をセライトで濾過した。その濾液を減圧中で濃縮した。その残渣をEtOAcに溶解させ、そしてその溶液を飽和NaHCO
3で洗浄し、乾燥させ、そして濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
13H
17BrN
4 309.1(M+H
+);Found:309.1(M+H
+)。
【1374】
実施例127.5−ブロモ−1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ−[2,3−b]ピリジン(271)の調製。
【1375】
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
【1376】
5−ブロモ−1−メチル−3−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ−[2,3−b]ピリジンの調製:5−ブロモ−3−ヨード−1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(180mg,0.534mmol)および1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−ボロン酸(155mg,0.694mmol)のジオキサン(5.4mL,脱気)中の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(75mg,0.064mmol)、K
2CO
3(369mg,2.67mmol)および水(1.8mL,脱気)を添加した。この反応混合物を40℃で15時間加熱し、冷却し、そして酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製物を得、これをクロマトグラフィーカラムにより精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
14H
16BrN
3:
306.2(M+H
+);Found:306.2(M+H
+)。
【1377】
実施例128.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(272)の調製。
【1378】
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
【1379】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)フェニルボロン酸を2−モルホリノピリジン−4−ボロン酸の代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−モルホリノピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1380】
【化260A】
[この文献は図面を表示できません]
【1381】
実施例129.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(273)の調製。
【1382】
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
【1383】
2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ酢酸エチルの調製:5−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール(Aldrich,1.06g,5mmol)のTHF(22mL)中の溶液に、−78℃でn−ブチルリチウム(2.2mL,2.5M,5.5mmol)をゆっくりと添加した。この混合物を20分間撹拌し、そしてシュウ酸ジエチル(0.68mL,5.0mmol)のTHF(5mL)中の溶液を1分間かけて添加した。この反応系を−78℃で40分間維持し、そして飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、そして25℃まで温めた。この混合物を酢酸エチルで抽出し、そしてその有機相を水、ブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ酢酸エチルを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
12H
13N
2O
3:
233.2 (M+H
+);Found:233.0(M+H
+)。
【1384】
3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オンの調製:2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソアセテート(520mg,2.2mmol)、エチレンジアミン(0.15mL,2.2mmol)、および硫酸ナトリウムのトルエン(9mL)中の混合物を12時間加熱還流した。この反応物を冷却し、そして酢酸エチルで希釈した。この混合物をセライトのパッドで濾過し、そして酢酸エチルで洗浄した。濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(EtOAc)で精製して、3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オンを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
12H
13N
4O: 229.3(M+H
+);Found:229.2(M+H
+)。
【1385】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−5,6−ジヒドロピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルおよび(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オン(160mg,0.70mmol)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(500mg,1.05mmol)、トリス(2−(2−メトキシエトキシ)エチル)アミン(60μL,0.2mmol)、炭酸カリウム(320mg,2.3mmol)、および塩化銅(I)(69mg,0.70mmol)のキシレン(16mL)中の混合物を窒素で脱気し、そして140℃で16時間加熱した。この反応混合物を冷却し、そして酢酸エチルで希釈した。この混合物をセライトのパッドで濾過し、そして酢酸エチルで洗浄した。その有機溶液を水およびブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−5,6−ジヒドロピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルLCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
34ClN
5O
4S: 644.2(M+H
+);Found:644.3(M+H
+);および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(40mg)を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
33ClN
5O
4S: 642.2(M+H
+);Found:642.3(M+H
+)。
【1386】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(6.4mg)およびヨウ化リチウム(100mg)のピリジン(0.8mL)中の混合物を170℃で75分間加熱した。この混合物を冷却し、そしてピリジンを減圧下で除去した。この混合物をDMFと共エバポレートし、そして逆相HPLCで精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【1387】
【化261A】
[この文献は図面を表示できません]
【1388】
実施例130.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(274)および(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(275)の調製。
【1389】
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
【1390】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソ−5,6−ジヒドロピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(64mg,0.1mmol)のTHF(1mL)中の溶液に、酢酸(6μL,0.1mmol)を添加し、その後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(10mg,0.2mmol)を添加した。この混合物を12時間撹拌し、そして酢酸エチルで希釈した。水酸化ナトリウム溶液(1N,5mL)を添加し、そしてこの混合物を30分間撹拌した。有機相を分離し、そして水およびブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを得た。LCMS−ESI
+: calc’d forC
34H
37ClN
5O
4S: 646.2(M+H
+);Found:646.2(M+H
+)。
【1391】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(5mg)を、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用したこと以外は、化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピラジン−1(2H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1392】
【化262A】
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【1393】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(3mg)のメタノール(0.5mL)中の溶液に、ホルムアルデヒド溶液(20μL,37%)を添加し、その後、酢酸(10μL)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(12mg)を添加した。この混合物を1時間撹拌し、そして溶媒を減圧下で除去した。残った固体をDMF/水(1mL/0.5mL)で溶解させ、そして逆相HPLCで精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【1394】
【化262B】
[この文献は図面を表示できません]
【1395】
実施例131.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(276)および(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(277)の調製。
【1396】
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
【1397】
2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3−オキソピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オン(23mg,0.1mmol)のTHF(1mL)中の溶液に、酢酸(6μL,0.1mmol)を添加し、その後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(10mg,0.2mmol)を添加した。この混合物を12時間撹拌し、そしてジイソプロピルエチルアミン(35μL,0.2mmol)および重炭酸ジ−t−ブチル(24mg,0.11mmol)を添加した。この反応混合物をさらに16時間撹拌し、そして水でクエンチした。この混合物を酢酸エチルで希釈し、1Nの水酸化ナトリウムで塩基性にした。その有機相を分離し、そして水およびブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3−オキソピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
17H
23N
4O
3:
331.2(M+H
+);Found:330.9(M+H
+)。
【1398】
2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3−オキソピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(10mg)のTHF(0.5mL)中の溶液に、0℃で、THF中のボラン(1.0N,1mL)をゆっくりと添加した。この混合物を55℃で3時間加熱し、そして冷却した。この反応をメタノール(1mL)でクエンチし、そして30分間撹拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、そして1Nの水酸化ナトリウム溶液で塩基性にした。その有機相を分離し、そして水およびブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮して、2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
17H
25N
4O
2:
317.2(M+H
+);Found:317.0(M+H
+)。
【1399】
4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(10mg,0.03mmol)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(15mg,0.03mmol)、および炭酸カリウム(41mg,0.3mmol)のDMF(0.5mL)中の混合物を140℃で4時間加熱した。この混合物を冷却し、そして水でクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出し、そしてその有機相を水およびブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、逆相HPLCにより精製して、4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
39H
47ClN
5O
5S
2: 732.3(M+H
+);Found:732.2(M+H
+)。
【1400】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(5mg)のTHF/MeOH(0.5mL/0.5mL)中の溶液に、水酸化ナトリウム溶液(0.4mL,1.0N)を添加した。この混合物を50℃で16時間加熱した。この混合物を冷却し、そして酢酸(60μL)で酸性にした。濃縮し、そして逆相HPLCで精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【1401】
【化263A】
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【1402】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(4mg)に、2−プロパノール中の塩酸(3mL,0.5N,1.5mmol)を添加した。この混合物を24時間撹拌した。濃縮し、そして逆相HPLCで精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【1403】
【化263B】
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【1404】
実施例132.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(278)および(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−イソプロピル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(279)の調製。
【1405】
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
【1406】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(16mg)を、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の代わりに使用したこと以外は、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
35H
41ClN
5O
3S: 646.2(M+H
+);Found:646.3(M+H
+)。
【1407】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(12mg)を、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの代わりに使用したこと以外は、化合物(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1408】
【化264A】
[この文献は図面を表示できません]
【1409】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−イソプロピル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−イソプロピル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(16mg)を、(2S)−2−tert−ブトキシ2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルおよびアセトンおよび2,2−ジメトキシプロパンを(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸およびホルムアルデヒドの代わりに使用したこと以外は、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−2−オキソピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
37H
45ClN
5O
3S: 674.3(M+H
+);Found:674.3(M+H
+)。
【1410】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−イソプロピル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−イソプロピル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(3.7mg)を、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−イソプロピル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの代わりに使用したこと以外は、化合物(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1411】
【化264B】
[この文献は図面を表示できません]
【1412】
実施例133.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(280)の調製。
【1413】
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
【1414】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(2mL)および水(2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(168.5mg,0.280mmol)に、NaOH(1.4mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を40℃で一晩加熱し、冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
27ClN
3O
4S(M+H
+):560.1;Found:559.7(M+H
+)。
【1415】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:DMA(3.0mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(94.8mg,0.141mmol)のTFA塩に、K
2CO
3(194.4mg,1.406mmol)およびヨウ化メチル(199.6mg,0.088mL,1.406mmol)を添加した。この反応物を室温で45分間撹拌し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
32H
31ClN
3O
4S(M+H
+):588.2;Found:588.2(M+H
+)。
【1416】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(2.0mL)およびメタノール(2.0mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(1mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を40℃で2時間加熱し、冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1417】
【化265A】
[この文献は図面を表示できません]
【1418】
実施例134.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(281)の調製。
【1419】
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
【1420】
4−クロロ−2−(トリブチルスタンニル)ピリミジンの調製:THF(15mL)中1.5M(シクロヘキサン中)のリチウムジイソプロピルアミド(モノTHF)(9.06mmol,6.04mL)の溶液に、0℃でTHF(2mL)中のトリ−n−ブチルスズ水和物(2.34g,8.05mmol)を滴下により添加した。この反応混合物を0℃で15分間撹拌し、次いで−78℃まで冷却した。この溶液に、THF(7mL)中の2,4−ジクロロピリミジン(1g,6.71mmol)を滴下により添加した。この反応混合物を−78℃で3時間撹拌し、次いで30分間かけて0℃まで温めた。この反応を飽和水性塩化アンモニウム(12mL)で0℃でクエンチし、次いで室温まで温め、そして酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/DCM溶出液)による精製により、生成物を得た。
【1421】
【化266A】
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【1422】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−クロロピリミジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(500mg,1.01mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(174mg,0.15mmol)、塩化リチウム(128mg,3.02mmol)、およびヨウ化銅(I)(58mg,0.3mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物にジオキサン(12mL)中の2−(トリブチルスタンニル)−4−クロロピリミジン(447mg,1.11mmol)を添加し、そして得られた混合物を90℃で18時間撹拌した。次いで、この反応混合物を冷却し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
26H
26Cl
2N
3O
3S(M+H
+):530.1;Found:530.0(M+H
+)。
【1423】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:ジオキサン(1mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−クロロピリミジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(30mg,0.06mmol)に、1−メチルピペラジン(56.7mg,0.063mL,0.566mmol)を添加した。このRMを室温で20分間撹拌し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
31H
37ClN
5O
3S(M+H
+):594.2;Found:593.7(M+H
+)。
【1424】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルに、NaOH(0.5mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1425】
【化266B】
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【1426】
実施例135.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(282)の調製。
【1427】
【化267】
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【1428】
2−クロロ−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピラジンの調製:1,4−ジオキサン(1.0mL)中の2,6−ジクロロピラジン(150mg,1.007mmol)に、1−メチルピペラジン(121.0mg,0.13mL,1.208mmol)を添加し、その後、トリエチルアミン(203.8mg,0.281mL,2.014mmol)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌し、次いで濃縮した。EtOAc中の、100:5:1のEtOAc/MeOH/NH
4OH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
9H
14ClN
4(M+H
+):213.1;Found:213.2(M+H
+)。
【1429】
2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−6−(トリブチルスタンニル)ピラジンの調製:テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(108mg,0.093mmol)およびLiCl(39.6mg,2.80mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプで引いてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に、トルエン(10mL)中の2−クロロ−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピラジン(199mg,0.933mmol)およびヘキサブチルスズ(541mg,0.47mL,0.93mmol)を添加した。この反応混合物を170℃で1.5時間加熱し、セライトで濾過し、そして濃縮した。DCM中の、79:20:1のDCM/MeOH/NH
3(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
21H
41N
4Sn(M+H
+):469.2;Found:467.2(M+H
+)。
【1430】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(50.0mg,0.101mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(17.4mg,0.015mmol)、塩化リチウム(12.8mg,0.302mmol)、およびヨウ化銅(I)(5.8mg,0.030mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプで引いてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に、ジオキサン(1.0mL)中の2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−6−(トリブチルスタンニル)ピラジン(56.4mg,0.121mmol)を添加し、そして得られた混合物を90℃で22時間撹拌した。DCM中の、79:20:1のDCM/MeOH/NH
3(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
31H
37ClN
5O
3S(M+H
+):594.2;Found:593.6(M+H
+)。
【1431】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルに、NaOH(0.45mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を50℃で3時間加熱し、冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1432】
【化267A】
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【1433】
実施例136.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(283)の調製。
【1434】
【化268】
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【1435】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75mg,0.15mmol)、1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イルボロン酸(34mg,0.19mmol)、次いでPd(PPh
3)
4(34mg,0.03mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(1.5mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.25mL,0.50mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から10%のMeOH/CH
2Cl
2勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
31ClN
3O
3S: 548.2(M+H
+);Found:548.3(M+H
+)。
【1436】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(71mg,0.13mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.5mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.35mL,0.7mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O/0.1%のTFA勾配)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1437】
【化268A】
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【1438】
実施例137.(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(284)および(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(285)の調製
【1439】
【化269】
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【1440】
1−ベンジル−6−ブロモ−1H−ベンゾ[d]イミダゾールおよび1−ベンジル−5−ブロモ−1H−ベンゾ[d]イミダゾールの調製:フラスコに、6−ブロモ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール(595mg,3.0mmol)およびK
2CO
3(1.3g,3.4mmol)を入れ、次いでアセトン(15mL)で希釈した。次いで、これに臭化ベンジル(0.4mL,3.4mmol)を室温で添加し、そして得られた混合物を一晩撹拌した。この反応混合物をCH
2Cl
2およびH
2Oで希釈し、そしてその層を分離した。その水層をEtOAcで抽出し、そして合わせた有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(20%から60%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を1:1の異性体混合物として得た。calc’d for C
14H
12BrN
2:
287.0(M+H
+);Found:582.3(M+H
+)。
【1441】
1−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾールおよび1−ベンジル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾールの調製:マイクロ波バイアルに、1−ベンジル−6−ブロモ−1H−ベンゾ[d]イミダゾールと1−ベンジル−5−ブロモ−1H−ベンゾ[d]イミダゾールとの1:1の異性体混合物(630mg,2.19mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(835mg,3.29mmol)、PdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(171mg,0.21mmol)、次いでKOAc(646mg,6.58mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(11mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で90分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(40%から100%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
20H
24BN
2O
2:
335.2(M+H
+);Found:335.3(M+H
+)。
【1442】
(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸エチルおよび(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(150mg,0.30mmol)、1−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾールと1−ベンジル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾールとの1:1の混合物(154mg,0.46mmol)、次いでPd(PPh
3)
4(37mg,0.03mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(3mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.5mL,0.10mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から10%のMeOH/CH
2Cl
2勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
36H
35ClN
3O
3S: 624.2(M+H
+);Found:624.3(M+H
+)。
【1443】
(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸および(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸エチルと(S)−2−(2−(1−ベンジル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸エチルとの1:1の混合物(187mg,0.30mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.5mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.35mL,0.7mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物の異性体混合物のTFA塩を得た。
*ベンジル異性体の1:1の混合物。
【1444】
【化269A】
[この文献は図面を表示できません]
【1445】
実施例138.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(286)の調製。
【1446】
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
【1447】
1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オンの調製:マイクロ波バイアルに、5−ブロモ−1,3−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オン(250mg,1.04mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(395mg,1.56mmol)、PdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(84mg,0.10mmol)、次いでKOAc(316mg,3.22mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(5mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で90分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(40%から90%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
15H
22BN
2O
3:
289.2(M+H
+);Found:289.3(M+H
+)。
【1448】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(75mg,0.15mmol)、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オン(182mg,0.63mmol)、次いでPd(PPh
3)
4(22mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(1.5mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.25mL,0.5mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(40%から100%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
33ClN
3O
4S: 578.2(M+H
+);Found:578.3(M+H
+)。
【1449】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(82mg,0.14mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.5mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.4mL,0.8mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラム(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1450】
【化270A】
[この文献は図面を表示できません]
【1451】
実施例139.(S)−2−(2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸(287)の調製
【1452】
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
【1453】
(S)−2−(2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(78mg,0.16mmol)、(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)安息香酸(44mg,0.27mmol)、次いでPd(PPh
3)
4(22mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(1.5mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.25mL,0.5mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から20%のMeOH/CH
2Cl
2勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
29H
29ClN
3O
3S: 534.2(M+H
+);Found:534.3(M+H
+)。
【1454】
(S)−2−(2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸の調製:(S)−2−(2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸エチル(8mg,0.015mmol)の、1:1のTHF/MeOH(0.75mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1455】
【化271A】
[この文献は図面を表示できません]
【1456】
実施例140.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−メトキシ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(288)の調製。
【1457】
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
【1458】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(104mg,0.21mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリジン−4−ボロン酸ピナコールエステル(80mg,0.31mmol)、次いでPd(PPh
3)
4(23mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(2.0mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.30mL,0.60mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から20%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
27H
26Cl
2FN
2O
3S: 547.1(M+H
+);Found:547.2(M+H
+)。
【1459】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(22mg,0.04mmol)を含むマイクロ波バイアルに、(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)安息香酸(19mg,0.11mmol)、次いでPd(PPh
3)
4(9mg,0.008mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(2.0mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.10mL,0.20mmol)を添加した。このバイアルを密封し、120℃で3時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%から40%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
35H
33ClFN
4O
3S: 643.2(M+H
+);Found:643.2(M+H
+)。
【1460】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−メトキシ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(15mg,0.023mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.50mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.25mL,0.5mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1461】
【化272A】
[この文献は図面を表示できません]
【1462】
実施例141.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(289)の調製。
【1463】
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【1464】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(2−クロロ−5−メチルピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、4−ブロモ−2−クロロ−5−メチルピリジン(199mg,0.96mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(252mg,0.99mmol)、PdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(44mg,0.05mmol)、次いでKOAc(293mg,2.98mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(4mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で1時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、次いでこの冷却した溶液の一部(0.7mL,0.17mmol)をこのバイアルに添加し、これに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(80mg,0.16mmol)およびPd(PPh
3)
4(9mg,0.01mmol)を入れた。この混合物をジオキサン(2.0mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.30mL,0.60mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で1時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から20%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
28H
29Cl
2N
2O
3S: 543.1(M+H
+);Found:543.2(M+H
+)。
【1465】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(2−クロロ−5−メチルピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(68mg,0.13mmol)を含むマイクロ波バイアルに、(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)安息香酸(44mg,0.25mmol)、次いでPd(PPh
3)
4(24mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(2.0mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.20mL,0.40mmol)を添加した。このバイアルを密封し、120℃で3時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%から45%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
36H
36ClN
4O
3S: 639.2(M+H
+);Found:639.2(M+H
+)。
【1466】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(63mg,0.023mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.50mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.30mL,0.60mmol)を添加し、そして40℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1467】
【化273A】
[この文献は図面を表示できません]
【1468】
実施例142.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(ジフルオロメチル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(290)の調製。
【1469】
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【1470】
4−ブロモ−5−(ブロモメチル)−2−クロロピリジンの調製:フラスコに、4−ブロモ−2−クロロ−5−メチルピリジン(513mg,2.48mmol)、(PhCO
2)
2(32mg,0.13mmol)、およびNBS(452mg,2.54mmol)を入れ、次いでCCl
4(9mL)で希釈した。この反応混合物を2時間加熱還流し、次いで室温まで冷却し、そしてCH
2Cl
2およびH
2Oで希釈した。その層を分離し、そしてその水層をCH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から20%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
6H
5Br
2ClN 283.9(M+H
+);Found:283.9(M+H
+)。
【1471】
4−ブロモ−6−クロロニコチンアルデヒドの調製:フラスコに、4−ブロモ−5−(ブロモメチル)−2−クロロピリジン(490mg,1.72mmol)、粉末状の4Åのモレキュラーシーブ、およびNMO(2.19g,18.74mmol)を入れ、次いでACN(17mL)で希釈し、そして室温で1時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から20%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
6H
4BrClNO 219.9(M+H
+);Found:220.0(M+H
+)。
【1472】
4−ブロモ−2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)ピリジンの調製:4−ブロモ−6−クロロニコチンアルデヒド(165mg,0.75mmol)のCH
2Cl
2中の溶液に、0℃でDeoxofluor(0.42mL,2.28mmol)をゆっくりと添加し、そして1時間撹拌し、次いで室温まで温め、そして1時間撹拌した。次いで、この反応混合物を飽和水性NaHCO
3でゆっくりと希釈し、次いでその層を分離し、そしてその水層をCH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、シリカゲルの小さいパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から10%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ 8.59 (s, 1H), 7.65 (d, J = 0.3 Hz, 1H), 6.88 (t, J = 54.0 Hz, 1H)。
【1473】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、4−ブロモ−2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)ピリジン(155mg,0.64mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(179mg,0.70mmol)、PdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(55mg,0.07mmol)、次いでKOAc(198mg,2.00mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(4mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で1時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、次いでこの冷却した溶液の一部(1.2mL,0.19mmol)をこのバイアルに添加し、これに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(58mg,0.12mmol)およびPdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(19mg,0.02mmol)を入れた。この混合物をジオキサン(0.8mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.20mL,0.40mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で1時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から15%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
28H
27Cl
2F
2N
2O
3S: 579.1(M+H
+);Found:579.1(M+H
+)。
【1474】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(ジフルオロメチル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(2−(2−クロロ−5−(ジフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(44mg,0.076mmol)を含むマイクロ波バイアルに、(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)安息香酸(26mg,0.15mmol)、次いでPd(PPh
3)
4(18mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(1.0mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.15mL,0.30mmol)を添加した。このバイアルを密封し、120℃で3時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%から40%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
36H
34ClF
2N
4O
3S: 675.2(M+H
+);Found:675.2(M+H
+)。
【1475】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(ジフルオロメチル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(ジフルオロメチル)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(21mg,0.03mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.50mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.20mL,0.40mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1476】
【化274A】
[この文献は図面を表示できません]
【1477】
実施例143.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(291)の調製。
【1478】
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
【1479】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(27mg,0.04mmol)のTHF(1.50mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.40mL,0.80mmol)を添加し、そして90℃で2日間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1480】
【化275A】
[この文献は図面を表示できません]
【1481】
実施例144.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(292)の調製。
【1482】
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
【1483】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、6−ブロモ−1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール(150mg,0.67mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(189mg,0.74mmol)、PdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(55mg,0.07mmol)、次いでKOAc(221mg,2.25mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(3mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で45分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、次いでこの冷却した溶液の一部(1.0mL,0.22mmol)をこのバイアルに添加し、これに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(55mg,0.10mmol)およびPd(PPh
3)
4(12mg,0.01mmol)を入れた。この混合物をジオキサン(1.5mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.21mL,0.42mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で1時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、シリカゲルの小さいパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
31H
33ClN
3O
3S: 562.2(M+H
+);Found:562.3(M+H
+)。
【1484】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(27mg,0.05mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.50mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.15mL,0.30mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1485】
【化276A】
[この文献は図面を表示できません]
【1486】
実施例145.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−6,7−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(293)の調製。
【1487】
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
【1488】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−6,7−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:フラスコに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(100mg,0.20mmol)、2−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(85mg,0.40mmol)、Cs
2CO
3(325mg,1.0mmol)を入れ、次いでACN(4mL)で希釈した。この懸濁物を80℃で24時間加熱し、次いで室温まで冷却した。得られた混合物を濾過し、そしてそして減圧中で濃縮した。その残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
29H
34ClN
4O
3S: 553.2(M+H
+);Found:553.2(M+H
+)。
【1489】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−6,7−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−6,7−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(21mg,0.04mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.5mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラム(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1490】
【化277A】
[この文献は図面を表示できません]
【1491】
実施例146.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(294)の調製。
【1492】
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
【1493】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(0.3mL,2.41mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(677mg,2.67mmol)、PdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(203mg,0.25mmol)、次いでKOAc(864mg,8.80mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(6mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で1時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、次いでこの冷却した溶液の一部(1.3mL,0.52mmol)をこのバイアルに添加し、これに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(130mg,0.26mmol)およびPd(PPh
3)
4(44mg,0.04mmol)を入れた。この混合物をジオキサン(5.0mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.50mL,1.00mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で1時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から25%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
28H
27ClFN
2O
5S: 557.1(M+H
+);Found:557.1(M+H
+)。
【1494】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(98mg,0.18mmol)を含むフラスコに、Cs
2CO
3(124mg,0.38mmol)を入れ、次いでDMF(4mL)で希釈した。次いで、この反応混合物を4−アミノ−1−メチルピペリジン(1.0mL,0.91mmol)で室温で処理し、そして1時間撹拌した。この混合物をEtOAcおよびH
2Oで希釈し、その層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。次いで、粗製残渣を含むフラスコに5wt%のPt/C(33mg)を入れ、そして2:1のEtOH/EtOAc(5mL)で希釈した。このフラスコを排気し、次いでH
2を逆充填し(3サイクル)、そして水素雰囲気下で45分間撹拌し、この時点で、このフラスコをN
2でパージし、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得、これをAcOH(5mL)に溶解させた。これにMeC(OEt)
3(0.3mL)を室温で添加し、そして15分間撹拌した。この溶液を減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣を1:1のTHF/MeOH(1.5mL)に溶解させ、そしてこれに2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
34H
38ClN
4O
3S: 617.2(M+H
+);Found:617.3(M+H
+)。
【1495】
実施例147.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(295)の調製。
【1496】
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
【1497】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(2−(3−アミノ−4−((1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−(tert−ブトキシ)酢酸エチル(26mg,0.04mmol)のAcOH(3mL)中の溶液に、CH(OEt)
3(0.3mL)を室温で添加し、そして15分間撹拌した。この溶液を減圧中で濃縮して、粗製残渣を得、これを1:1のTHF/MeOH(1.5mL)に溶解させ、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1498】
【化279A】
[この文献は図面を表示できません]
【1499】
実施例148.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(296)の調製。
【1500】
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
【1501】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロ−4−ニトロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(86mg,0.15mmol)を含むフラスコに、Cs
2CO
3(252mg,0.77mmol)を入れ、そしてDMF(3mL)で希釈した。この反応混合物を(3R)−1−メチルピロリジン−3−アミン(45mg,0.45mmol)で室温で処理し、そして30分間撹拌した。この混合物をEtOAcおよびH
2Oで希釈し、その層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。次いで、粗製残渣を含むフラスコに、5wt%のPt/C(23mg)を入れ、次いで2:1のEtOH/EtOAc(3mL)で希釈した。このフラスコを排気し、次いでH
2を逆充填し(3サイクル)、そして水素雰囲気下で20分間撹拌し、この時点で、このフラスコをN
2でパージし、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。次いで、この粗製残渣をAcOH(2mL)に溶解させ、そしてMeC(OEt)
3(0.2mL)を室温で添加し、そして15分間撹拌した。この溶液を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製して、生成物のTFA塩を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
35H
40ClN
4O
3S: 631.3(M+H
+);Found:631.2(M+H
+)。
【1502】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−1−メチルピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(8mg,0.01mmol)の、2:1のMeOH/THF(1.2mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.3mL,0.6mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1503】
【化280A】
[この文献は図面を表示できません]
【1504】
実施例149.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(297)の調製。
【1505】
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
【1506】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−フルオロ−4−ニトロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(252mg,0.45mmol)を含むフラスコに、Cs
2CO
3(736mg,2.26mmol)を入れ、そしてDMF(3mL)で希釈した。次いで、この反応混合物を1−メチルアゼチジン−3−アミン(127mg,1.47mmol)で室温で処理し、そして30分間撹拌した。この混合物をEtOAcおよびH
2Oで希釈し、その層を分離し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣を含むフラスコに、5wt%のPt/C(46mg)を入れ、そして2:1のEtOH/EtOAc(4mL)で希釈した。このフラスコを排気し、次いでH
2を逆充填し(3サイクル)、そして水素雰囲気下で20分間撹拌し、この時点で、このフラスコをN
2でパージし、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣をAcOH(3mL)に溶解させ、そしてMeC(OEt)
3(0.3mL)を室温で添加し、そして15分間撹拌した。この溶液を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製して、生成物のTFA塩を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
34H
38ClN
4O
3S: 617.2(M+H
+);Found:617.3(M+H
+)。
【1507】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(18mg,0.03mmol)の、4:1のMeOH/THF(1.0mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.3mL,0.6mmol)を添加し、そして50℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1508】
【化281A】
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【1509】
実施例150.(S)−2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(298)の調製。
【1510】
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
【1511】
3−(6−ブロモ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:フラスコに、4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(529mg,2.41mmol)、Cs
2CO
3(2.45g,7.52mmol)を入れ、そしてDMF(6mL)で希釈した。これに3−アミノアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.75mL,4.78mmol)を室温で添加し、そしてこの反応混合物を16時間撹拌した。この混合物をEtOAcおよびH
2Oで希釈し、そしてその層を分離した。その水層をEtOAcで抽出し、そして合わせた有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、30%のEtOAc/Hexで溶出するシリカゲルの小さいパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。粗製残渣を含むフラスコに5wt%のPt/C(140mg)を入れ、次いで2:1のEtOH/EtOAc(30mL)で希釈した。このフラスコを排気し、次いでH
2を逆充填し(3サイクル)、そして水素雰囲気下で20分間撹拌し、この時点で、このフラスコをN
2でパージし、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣をAcOH(10mL)に溶解させ、そしてMeC(OEt)
3(1mL)を室温で添加し、15分間撹拌し、次いでこの溶液を減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(30%から70%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
16H
21BrN
3O
2:
366.1(M+H
+);Found:366.1(M+H
+)。
【1512】
3−(2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:マイクロ波バイアルに、3−(6−ブロモ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(330mg,0.90mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(275mg,1.1mmol)、PdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(74mg,0.10mmol)、次いでKOAc(265mg,2.70mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(9mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で90分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%から100%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
22H
33BN
3O
4:
414.3(M+H
+);Found:414.2(M+H
+)。
【1513】
(S)−3−(6−(6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(54mg,0.11mmol)、3−(2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(181mg,0.44mmol)、次いでPd(PPh
3)
4(23mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(2mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.2mL,0.4mmol)を添加した。このバイアルを密封し、100℃で16時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から10%のMeOH/CH
2Cl
2勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
38H
44ClN
4O
5S C
31H
33ClN
3O
4S: 703.3(M+H
+);Found:703.5(M+H
+)。
【1514】
(S)−2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−3−(6−(6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(76mg,0.11mmol)の、i−PrOH中1.25MのHCl(20mL)中の溶液を、室温で16時間、次いで45℃で3時間撹拌した。この溶液を室温まで冷却し、そして減圧中で濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
36ClN
4O
3S: 603.2(M+H
+);Found:603.4(M+H
+)。
【1515】
(S)−2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(69mg,0.11mmol)の、3:1のMeOH/THF(1.3mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.3mL,0.6mmol)を添加し、そして90℃で3時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1516】
【化282A】
[この文献は図面を表示できません]
【1517】
実施例151.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(299)の調製。
【1518】
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
【1519】
(R)−3−(6−ブロモ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:フラスコに、4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(531mg,2.41mmol)およびCs
2CO
3(2.37g,7.27mmol)を入れ、そしてDMF(6mL)で希釈した。これに(R)−3−アミノピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.85mL,5.01mmol)を室温で添加し、そしてこの反応混合物を16時間撹拌した。この混合物をEtOAcおよびH
2Oで希釈し、そしてその層を分離した。その水層をEtOAcで抽出し、そして合わせた有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、30%のEtOAc/Hexで溶出するシリカゲルの小さいパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣を含むフラスコに、5wt%のPt/C(200mg)を入れ、次いで2:1のEtOH/EtOAc(30mL)で希釈した。このフラスコを排気し、次いでH
2を逆充填し(3サイクル)、そして水素雰囲気下で20分間撹拌し、この時点で、このフラスコをN
2でパージし、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣をAcOH(10mL)に溶解させ、そしてMeC(OEt)
3(1mL)を室温で添加し15分間撹拌し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(30%から70%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
17H
23BrN
3O
2:
380.1(M+H
+);Found:380.1(M+H
+)。
【1520】
(R)−3−(2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:マイクロ波バイアルに、(R)−3−(6−ブロモ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(337mg,0.89mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(274mg,1.1mmol)、PdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(75mg,0.10mmol)、次いでKOAc(271mg,2.76mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(9mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で90分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%から100%のEtOAc/Hex勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
23H
35BN
3O
4:
428.3(M+H
+);Found:428.2(M+H
+)。
【1521】
(R)−3−(6−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(53mg,0.11mmol)、(R)−3−(2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(92mg,0.21mmol)、次いでPd(PPh
3)
4(23mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(2mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.2mL,0.4mmol)を添加した。このバイアルを密封し、次いで100℃で16時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から10%のMeOH/CH
2Cl
2勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
39H
46ClN
4O
5S: 717.3(M+H
+);Found:717.1(M+H
+)。
【1522】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(R)−3−(6−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(77mg,0.11mmol)の、i−PrOH中1.25MのHCl(12mL)中の溶液を、室温で16時間撹拌した。次いで、この溶液を減圧中で濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
38ClN
4O
3S: 617.2(M+H
+);Found:617.2(M+H
+)。
【1523】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(2−(1−(アゼチジン−3−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(70mg,0.11mmol)の、3:1のMeOH/THF(1.3mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.6mL,1.2mmol)を添加し、そして90℃で3時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1524】
【化283A】
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【1525】
実施例152.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1−((R)−1−イソプロピルピロリジン−3−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(300)の調製。
【1526】
【化284】
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【1527】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1−((R)−1−イソプロピルピロリジン−3−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸のナトリウム塩を、そのTFA塩を1Mの水性NaOHに溶解させ、次いでその溶液を、最初にH
2Oで溶出し、次いでMeOHで溶出する逆相シリカゲルの小さいプラグで濾過することにより調製して、所望のナトリウム塩を得た。次いで、フラスコに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((R)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸ナトリウム(13mg,0.02mmol)を入れ、次いでDMF(1mL)で希釈した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(32mg,0.15mmol)およびAcOH(20μL,0.27mmol)を順番に添加し、そしてこの反応混合物を60℃まで温め、この時点で、アセトン(20μL,0.35mmol)を添加し、そして得られた混合物をこの温度でさらに30分間撹拌した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1528】
【化284A】
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【1529】
実施例153.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((S)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(301)の調製。
【1530】
【化285】
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【1531】
(S)−3−(6−ブロモ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:フラスコに、4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(531mg,2.41mmol)、Cs
2CO
3(2.43g,7.46mmol)を入れ、そしてDMF(6mL)で希釈し次いで、この反応混合物を(S)−3−アミノピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.9mL,5.16mmol)で室温で処理し、そして16時間撹拌した。この混合物をEtOAcおよびH
2Oで希釈し、そしてその層を分離した。その水層をEtOAcで抽出し、そして合わせた有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、30%のEtOAc/Hexで溶出するシリカゲルの小さいパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。この粗製残渣を含むフラスコに、5wt%のPt/C(211mg)を入れ、次いで2:1のEtOH/EtOAc(16mL)で希釈した。このフラスコを排気し、次いでH
2を逆充填し(3サイクル)、そして水素雰囲気下で20分間撹拌し、この時点で、このフラスコをN
2でパージし、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得、次いで、これをAcOH(5mL)に溶解させた。これにMeC(OEt)
3(0.5mL)を室温で添加し、そして15分間撹拌し、この時点で、この溶液を減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から50%のTHF/CH
2Cl
2勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
17H
23BrN
3O
2:
380.1(M+H
+);Found:380.1(M+H
+)。
【1532】
(S)−3−(2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−3−(6−ブロモ−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(624mg,1.64mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(500mg,2.00mmol)、PdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(134mg,0.16mmol)、次いでKOAc(483mg,4.92mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(9mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で90分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から50%のTHF/CH
2Cl
2勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
23H
35BN
3O
4:
428.3(M+H
+);Found:428.2(M+H
+)。
【1533】
(S)−3−(6−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(50mg,0.10mmol)、(S)−3−(2−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(181mg,0.42mmol)、次いでPd(PPh
3)
4(23mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(2mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.2mL,0.4mmol)を添加した。このバイアルを密封し、次いで100℃で16時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から100%のTHF/CH
2Cl
2勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
39H
46ClN
4O
5S: 717.3(M+H
+);Found:717.1(M+H
+)。
【1534】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((S)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−3−(6−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(70mg,0.10mmol)の、i−PrOH中1.25MのHCl(20mL)中の溶液を35℃で4時間撹拌した。次いで、この溶液を減圧中で濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
38ClN
4O
3S: 617.2(M+H
+);Found:617.2(M+H
+)。
【1535】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((S)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1−((S)−ピロリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(66mg,0.10mmol)の、10:1のMeOH/THF(2.2mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.9mL,1.8mmol)を添加し、そして100℃で5時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1536】
【化285A】
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【1537】
実施例154.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,3−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(302)の調製。
【1538】
【化286】
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【1539】
6−ブロモ−2,3−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンの調製:5−ブロモ−N
2−メチルピリジン−2,3−ジアミン(510mg,2.51mmol)のAcOH(20mL)中の懸濁物に、MeC(OEt)
3(1mL)を添加し、そしてこの溶液を80℃で2時間温めた。この反応混合物を室温まで冷却し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から25%のTHF/CH
2Cl
2勾配)により精製して、所望の生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ 8.36 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.06 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 3.80 (s, 3H), 2.65 (s, 3H)。
【1540】
2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンの調製:マイクロ波バイアルに、6−ブロモ−2,3−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(300mg,1.32mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(387mg,1.52mmol)、PdCl
2(dppf)・CH
2Cl
2(117mg,0.14mmol)、次いでKOAc(408mg,4.16mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(6mL)で希釈し、密封し、次いで100℃で90分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、セライトのパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から50%のTHF/CH
2Cl
2勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d C
14H
21BN
3O
2 274.2(M+H
+);Found:274.2(M+H
+)。
【1541】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,3−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(50mg,0.10mmol)、2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(102mg,0.37mmol)、次いでPd(PPh
3)
4(23mg,0.02mmol)を入れた。このバイアルをアルゴンでフラッシュし、ジオキサン(2mL)で希釈し、そしてこれに2Mの水性K
2CO
3(0.2mL,0.4mmol)を添加した。このバイアルを密封し、次いで100℃で16時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物をEtOAcで希釈し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%から100%のTHF/CH
2Cl
2勾配)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
32ClN
4O
3S: 563.2(M+H
+);Found:563.2(M+H
+)。
【1542】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,3−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2,3−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(57mg,0.10mmol)の、5:1のMeOH/THF(1.2mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.3mL,0.6mmol)を添加し、そして50℃で16時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1543】
【化286A】
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【1544】
実施例155.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(303)の調製。
【1545】
【化287】
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【1546】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(2−(3−アミノ−4−(メチルアミノ)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(40mg,0.07mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、カルボニルジイミダゾール(45mg,0.28mmol)を添加した。3時間後、LCMSは、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルへの完全な転換を示した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
31ClN
3O
4S: 564.2(M+H
+);Found:564.2(M+H
+)。
【1547】
MeOH(2mL)をこの混合物に添加し、その後、水酸化ナトリウム溶液(2M水性,500μL)を添加した。この反応混合物を50℃で4時間撹拌した。この混合物をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出するHPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1548】
【化287A】
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【1549】
実施例157.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−メチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(305)の調製。
【1550】
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
【1551】
5−(5−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾールおよび5−(5−ブロモ−6−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの調製:3,5−ジブロモ−2−メチルピリジン(1.0g,3.99mmol)および5−(ブロモメチル)−1−メチル−1H−インダゾール(772mg,4.38mmol)の1,4−ジオキサン(12mL)中の溶液に、Pd(PPh
3)
4(231mg,0.20mmol)および炭酸カリウム溶液(2M水性,6mL,12mmol)を添加した。この反応混合物を密封チューブ内105℃で1.5時間撹拌した。この混合物を水(15mL)およびEtOAc(20mL)で希釈した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗製物質をCombiFlash(5%のMeOHを含むEtOAcおよびヘキサン)により精製して、5−(5−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾールおよび5−(5−ブロモ−6−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾールを得た。5−(5−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール:
【1552】
【化288A】
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【1553】
5−(5−ブロモ−6−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール:
【1554】
【化288B】
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【1555】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−メチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:5−(5−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾール(80mg,0.27mmol)のDMF(3mL)中の溶液に、酢酸カリウム(78mg,0.80mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(99mg,0.40mmol)、およびPdCl
2dppf(9mg,0.013mmol)を添加した。この反応混合物を110℃で45分間撹拌した。ブライン(5mL)を添加し、そしてEtOAc(10mL)を添加した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物を精製せずに使用した。
【1556】
ジオキサン(4mL)を添加し、その後、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(45mg,0.091mmol)、Pd(PPh
3)
4(5mg,0.005mmol)および炭酸カリウム溶液(2M水性,200μL,0.40mmol)を添加した。この反応混合物を密封チューブ内105℃で2.5時間撹拌した。この混合物を水(5mL)およびEtOAc(5mL)で希釈した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。
【1557】
MeOH(2mL)およびTHF(2mL)をこの粗製物質に添加し、その後、水酸化ナトリウム溶液(2M水性,500μL)を添加た。この反応混合物を50℃で4時間撹拌した。この混合物をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出するHPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1558】
【化288C】
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【1559】
実施例158.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(306)の調製
【1560】
【化289】
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【1561】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、5−(5−ブロモ−6−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾールを5−(5−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−メチル−5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1562】
【化289A】
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【1563】
実施例159.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(307)の調製。
【1564】
【化290】
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【1565】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−クロロピリジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(241.41mg,0.5mmol)のDMF(2mL)中の溶液に、2−クロロ−6−(トリブチルスタンニル)ピリジン(241.55mg,0.6mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(28.89mg,0.03mmol)、ヨウ化銅(I)(9.52mg,0.05mmol)、および塩化リチウム(21.2mg,0.5mmol)を添加した。この反応混合物を95℃で4時間撹拌した。ブライン(5mL)およびEtOAc(10mL)を添加した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗製物質をCombiFlash(EtOAc/ヘキサン)により精製して、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−クロロピリジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
26H
25Cl
2N
2O
3S: 515.1(M+H
+);Found:515.1(M+H
+)。
【1566】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−クロロピリジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(75mg,0.14mmol)の、1,4−ジオキサン(2mL)およびEtOH(2mL)中の溶液に、トリエチルアミン(200μL)および1−イソプロピルピペラジン(93mg,0.73mmol)を添加した。この混合物をマイクロ波中160℃で5時間加熱した(出発物質が全て消費されるわけではない)。NH
4Clの飽和溶液(4mL)およびEtOAc(5mL)を添加した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
40ClN
4O
3S: 607.2(M+H
+);Found:607.3(M+H
+)。
【1567】
MeOH(2mL)およびTHF(2mL)をこの粗製物質に添加し、その後、水酸化ナトリウム溶液(2M水性,500μL)を添加した。この反応混合物を50℃で4時間撹拌した。この混合物をH
2O(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルにより溶出するHPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1568】
【化290A】
[この文献は図面を表示できません]
【1569】
実施例160.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(308)の調製。
【1570】
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
【1571】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、1−(オキセタン−3−イル)ピペラジンを1−イソプロピルピペラジンの代わりに使用したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1572】
【化291A】
[この文献は図面を表示できません]
【1573】
実施例161.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(309)の調製。
【1574】
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
【1575】
5−(6−ブロモピリジン−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの調製:10〜20mLの反応バイアル中で、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(500mg,2.73mmol)および2,6−ジブロモピリジン(776mg,3.27mmol)をアルゴン雰囲気下でジオキサン(7mL)に溶解させた。この混合物にアルゴンを5分間吹き込み、次いで炭酸カリウム(754mg,5.46mmol)およびPdCl
2(dppf)触媒を順番に添加した。次いで、得られた反応混合物を密封し、そして油浴中110℃で3時間加熱した。次いで、反応物をEtOAc(10mL)で希釈し、濾過し、そしてその濾液を集め、そして濃縮した。残渣を0%から25%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、表題生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for:
C
13H
10BrN
3:
288.0, 290.0(M+H
+);Found:288.2, 290.3(M+H
+)。
【1576】
1−メチル−5−(6−(トリブチルスタンニル)ピリジン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:10mLの反応バイアル中で、5−(6−ブロモピリジン−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾール(130mg,0.453mmol)をアルゴン雰囲気下で乾燥トルエン(5mL)に溶解させた。この溶液にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、Sn
2(n−Bu)
6(415mg,0.358mL,0.68mmol)およびPd(PPh
3)
4(16mg,0.014mmol)を順番に添加した。得られた反応混合物を密封し、そして油浴中85℃で17時間加熱した。次いで、反応混合物を濃縮し、そして0%から20%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、表題生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for:
C
25H
37N
3Sn:
500.2, 498.2, 499.2, 496.2, 497.2(M+H
+);Found:500.1, 498.3, 499.5, 496.0, 497.0(M+H
+)。
【1577】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:10mLの反応バイアル中で、(S)−2−(2−ブロモ−5−メチル−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(50mg,0.0938mmol)をアルゴン雰囲気下で乾燥ジオキサン(1.5mL)に溶解させた。この溶液にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、LiCl(11mg,0.256mmol)、CuI(5mg,0.026mmol)およびPd(PPh
3)
4(10mg,0.0085mmol)を順番に添加した。次いで、1−メチル−5−(6−(トリブチルスタンニル)ピリジン−2−イル)−1H−インダゾール(43mg,0.0853mmol)の1.4−ジオキサン(1.5mL)中の溶液を滴下により添加した。次いで、得られた反応混合物を密封し、そして油浴中100℃で3時間加熱した。得られた反応混合物をEtOAc(5mL)で希釈し、濾過し、そしてその濾液を濃縮し、そして0%から40%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、表題生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for:
C
30H
29F
3N
4O
6S
2: 663.2, 664.2(M+H
+);Found:663.1, 664.3(M+H
+)。
【1578】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:10mLの反応バイアル中で、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−7−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(33mg,0.050mmol)およびp−クロロフェニルボロン酸(48mg,0.20mmol)をアルゴン雰囲気下でジオキサン(2.5mL)に溶解させた。この溶液にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、炭酸カリウム(45mg,0.32mmol)およびPd(PPh
3)
4(10mg,0.0075mmol)を順番に添加した。この反応混合物を密封し、そして油浴中120℃で4.5時間加熱した。次いで、反応物をEtOAc(10mL)で希釈し、そして濾過して固体を除去した。その濾液を濃縮し、そして0%から40%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for:
C
35H
33ClN
4O
3S: 625.2, 626.2, 627.2(M+H
+);Found:625.1, 626.2, 627.1(M+H
+)。
【1579】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:25mLの丸底フラスコ中で、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(5mg,0.008mmol)をTHF(0.4mL)、EtOH(0.2mL)および水(0.1mL)に溶解させた。次いで、水性NaOH(2N)(0.1mL)を添加した。この反応混合物を油浴中40℃で17時間撹拌した。得られた反応混合物を濃縮し、そして水(0.1%のTFAを含む)中0%から95%のCH
3CN(0.1%のTFAを含む)を用いるGilson逆相分取HPLCで精製して、生成物をTFA塩として得た。
【1580】
【化292A】
[この文献は図面を表示できません]
【1581】
実施例162.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)チアゾール−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(310)の調製。
【1582】
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
【1583】
(S)−2−(2−(4−ブロモチアゾール−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:10mLの反応バイアル中で、4−ブロモ−2−(トリブチルスタンニル)チアゾール(125mg,0.251mmol)および(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(114mg,0.251mmol)をアルゴン雰囲気下室温でジオキサン(3mL)に溶解させた。この溶液にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、CuI(10.6mg,0.055mmol)、LiCl(31.7mg,0.753mmol)およびPd(PPh
3)
4(52.3mg,0.0417mmol)を順番に添加した。次いで、この反応混合物を密封し、そして油浴中100℃で3.5時間加熱した。次いで、この反応混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、濾過し、そしてその濾液を濃縮し、そして0%から10%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for: C
25H
24BrClN
2O
3S
2: 581.0, 579.0, 582.0, 583.0, 580.0(M+H
+);Found:581.1, 579.0, 582.2, 583.1, 580.3(M+H
+)。
【1584】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)チアゾール−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:10mLの反応バイアル中で、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(31mg,0.173mmol)および(S)−2−(2−(4−ブロモチアゾール−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(100mg,0.173mmol)を、ジオキサン(5mL)および水(1mL)と混合した、得られた反応混合物にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、炭酸カリウム(60mg,0.432mmol)およびPd(PPh
3)
4を順番に添加した。この反応混合物を密封し、そして油浴中95℃で2時間加熱した。次いで、この褐色混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、濾過し、そしてその濾液を濃縮し、そして0%から30%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for: C
33H
31ClN
4O
3S
2: 631.2, 633.2, 632.2(M+H
+);Found:631.0, 633.1, 632.1(M+H
+)。
【1585】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)チアゾール−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:25mLの丸底フラスコ中で、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)チアゾール−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(74mg,0.117mmol)を、THF(3mL)、EtOH(2mL)および水(1mL)に溶解させた。次いで、水性NaOH(2N)(1.17mL)を添加した。この反応混合物を油浴中40℃で17時間撹拌した。得られた反応混合物を濃縮し、そして水(0.1%のTFAを含む)中0%から95%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)を用いるGilson逆相分取HPLCで精製して、TFA塩として得た。
【1586】
【化293A】
[この文献は図面を表示できません]
【1587】
実施例163.(S)−2−(2−(3−アミノ−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(311)の調製。
【1588】
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
【1589】
6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−アミンの調製:10〜20mLの反応バイアル中で、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(250mg,1.34mmol)および6−ブロモピリジン−3−アミン(250mg,1.34mmol)をアルゴン雰囲気下でジオキサン(7mL)および水(1.5mL)に溶解させた。この混合物にアルゴンを5分間吹き込み、次いで炭酸カリウム(368mg,2.67mmol)およびPd(PPh
3)
4(231mg,0.2mmol)を順番に添加した。次いで、得られた反応混合物を密封し、そして油浴中110℃で3時間加熱した。反応物をEtOAc(30mL)と水(30mL)との間で分配した。その有機相を水(3×20mL)で洗浄し、そして濃縮した。残渣を0%から75%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for:
C
13H
12N
4:
225.1(M+H
+);Found:225.2(M+H
+)。
【1590】
2−ブロモ−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−アミンの調製:50mLの丸底フラスコ中で、6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン(225mg,1.00mmol)を室温でDMF(8mL)に溶解させ、そしてこの溶液をアルゴン雰囲気下0℃で5分間冷却した。NBS(179mg,1.00mmol)のDMF(6mL)中の溶液を滴下により添加した。得られた反応混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで飽和NaHCO
3水溶液(30mL)に注いだ。EtOAc(3×30mL)を抽出のために使用した。次いで、有機相を水(2×20mL)で洗浄し、そして濃縮した。残渣を0%から30%を用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for:
C
13H
11BrN
4:
303.0, 305.0(M+H
+);Found:303.1, 305.1(M+H
+)。
【1591】
N−(2−ブロモ−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミドの調製:50mの丸底フラスコ中で、2−ブロモ−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン(34mg,0.112mmol)をアルゴン雰囲気下室温でDCM(5mL)に溶解させた。次いで無水トリフルオロ酢酸(38.5mg,0.183mmol)のDCM(1mL)中の溶液を滴下により添加した。DMAPの数個の結晶(触媒量)を添加した。得られた反応混合物をアルゴン雰囲気下で17時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そして0%から30%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for:
C
15H
10BrF
3N
4O: 399.0, 401.0(M+H
+);Found:399.0, 401.0(M+H
+)。
【1592】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:10mLの反応バイアル中で、N−(2−ブロモ−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(24mg,0.06mmol)を室温でジオキサン(3mL)に溶解させた。この溶液にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、Sn
2(n−Bu)
6(0.057mL,0.108mmol)、LiCl(30mg,0.7mmol)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(6.3mg,0.009mmol)およびPd(PPh
3)
4(10mg,0.009mmol)を順番に添加した。得られた反応混合物を密封し、そして油浴中で90℃まで加熱した。この混合物に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(44mg,0.09mmol)のジオキサン(1.5mmol)中の溶液を、シリンジポンプを通して1.5時間かけてゆっくりと添加した。得られた反応混合物を油浴中100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物をEtOAc(20mL)で希釈し、そして濾過して固体を除去した。その濾液を濃縮し、そして0%から20%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for:
C
37H
33ClF
3N
5O
4S: 736.2, 737.2, 738.2(M+H
+);Found:736.1, 737.1, 738.1(M+H
+)。
【1593】
(S)−2−(2−(3−アミノ−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:25mLの丸底フラスコ中で、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−3−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(9mg,0.0122mmol)を、THF(1.5mL)、EtOH(0.5mL)および水(0.5mL)に溶解させた。次いで、水性NaOH(2N)(0.2mL)を添加した。この反応混合物を油浴中40℃で17時間撹拌した。得られた反応混合物を濃縮し、そして水(0.1%のTFAを含む)中0%から95%のアセトニトリル(0.1%のTFAを含む)を用いるGilson逆相分取HPLCで精製して、生成物をTFA塩として得た。
【1594】
【化294A】
[この文献は図面を表示できません]
【1595】
実施例164.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(312)の調製。
【1596】
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
【1597】
5−(4−ブロモ−1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの調製:10〜20mLの反応バイアル中で、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(169mg,0.966mmol)および2,4−ジブロモ−1−メチル−1H−イミダゾール(300mg,1.25mmol)をアルゴン雰囲気下でジオキサン(4mL)および水(1mL)に溶解させた。この混合物にアルゴンを5分間吹き込み、次いで炭酸カリウム(400mg,2.895mmol)およびPd(PPh
3)
4(167mg,0.145mmol)を順番に添加した。次いで、得られた反応混合物を密封し、そして油浴中110℃で1.5時間加熱した。反応物をEtOAc(30mL)と水(30mL)との間で分配した。その有機相を水(3×20mL)で洗浄し、そして濃縮した。残渣を0%から50%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for:
C
12H
11BrN
4:
291.0, 293.0(M+H
+);Found:291.0, 293.0(M+H
+)。
【1598】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:10mLの反応バイアル中で、5−(4−ブロモ−1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾール(50mg,0.172mmol)を室温でジオキサン(3mL)に溶解させた。この溶液にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、Sn
2(n−Bu)
6(0.136mL,0.259mmol)、LiCl(60mg,1.4mmol)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(24mg,0.034mmol)およびPd(PPh
3)
4(40mg,0.0344mmol)を順番に添加した。得られた反応混合物を密封し、そして油浴中で90℃まで加熱した。この混合物に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(128mg,0.259mmol)のジオキサン(1.5mmol)中の溶液を、シリンジポンプを通して1.5時間かけてゆっくりと添加した。得られた反応混合物を油浴中100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物をEtOAc(20mL)で希釈し、そして濾過して固体を除去した。その濾液を濃縮し、そして0%から20%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for:
C
34H
34ClN
5O
3S: 628.2, 629.2, 630.2(M+H
+);Found:628.1, 629.1, 630.1(M+H
+)。
【1599】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:25mLの丸底フラスコ中で、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル15mg,0.024mmol)を、THF(1.5mL)、EtOH(0.7mL)および水(0.5mL)に溶解させた。次いで、水性NaOH(2N)(0.4mL)を添加した。この反応混合物を油浴中30℃で17時間撹拌した。得られた反応混合物を濃縮した。その残渣を、CH
3CNおよび水(10mL)を用いるGilson逆相HPLCで精製して、生成物を得た。
【1600】
【化295A】
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【1601】
実施例165.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチル−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(313)の調製。
【1602】
【化296】
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【1603】
5−(6−クロロ−3−メチルピリジン−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾールの調製:10mLの反応バイアル中で、1−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸(500mg,2.84mmol)および2−ブロモ−6−クロロ−3−メチルピリジン(585mg,2.84mmol)をアルゴン雰囲気下でジオキサン(7mL)および水(1.7mL)に溶解させた。この混合物にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、炭酸カリウム(979mg,7.1mmol)およびPd(PPh
3)
4(49 3mg,0.428mmol)を順番に添加した。次いで、得られた反応混合物を密封し、そして油浴中110℃で2.5時間加熱した。反応物をEtOAc(30mL)と水(30mL)との間で分配した。その有機相を水(3×20mL)で洗浄し、そして濃縮した。残渣を0%から50%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for:
C
14H
12ClN
3:
258.1 and 260.1(M+H
+);Found:258.0 and 260.0(M+H
+)。
【1604】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチル−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:10mLの反応バイアル中で、5−(6−クロロ−3−メチルピリジン−2−イル)−1−メチル−1H−インダゾール(100mg,0.389mmol)を室温でジオキサン(5mL)に溶解させた。この溶液にアルゴンを5分間吹き込んだ。次いで、Sn
2(n−Bu)
6(0.253mL,0.508mmol)、LiCl(100mg,2.38mmol)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(27mg,0.039mmol)およびPd(PPh
3)
4(45mg,0.039mmol)を順番に添加した。得られた反応混合物を密封し、そして油浴中で90℃まで加熱した。この混合物に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(289mg,0.583mmol)のジオキサン(5mL)中の溶液を、シリンジポンプを通して1.5時間かけてゆっくりと添加した。得られた反応混合物を油浴中100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物をEtOAc(20mL)で希釈し、そして濾過して固体を除去した。その濾液を濃縮し、そして0%から20%のEtOAc/Hexを用いるシリカゲルカラムで精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for:
C
36H
35ClN
4O
3S: 639.2, 640.2, 641.2(M+H
+);Found:639.1, 640.1, 641.1(M+H
+)。
【1605】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−メチル−6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:25mLの丸底フラスコ中で、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−1H−イミダゾール−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル49mg,0.768mmol)を、THF(2mL)、EtOH(1mL)および水(0.5mL)に溶解させた。次いで、水性NaOH(1N)(1mL)を添加した。この反応混合物を油浴中30℃で17時間撹拌した。得られた反応混合物を濃縮した。その残渣をCH
3CN(10mL)および水(10mL)で粉砕し、そして濾過した。固体を集めて、生成物のナトリウム塩を得た。
【1606】
【化296A】
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【1607】
実施例166.(S)−2−(2−(1−ベンジル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(314)および(S)−2−(2−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(315)の調製。
【1608】
【化297】
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【1609】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルと類似の様式で、しかし、3−メチル−1H−インダゾール−5−イルボロン酸を1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イルボロン酸の代わりに使用して調製した。
【1610】
【化297A】
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【1611】
(S)−2−(2−(1−ベンジル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルおよび(S)−2−(2−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(219mg,0.4mmol)のACN(5mL)中の撹拌溶液に、K
2CO
3(166mg,1.2mmol)および臭化ベンジル(71μL,0.6mmol)を添加した。次いで、この反応物を75℃で27時間加熱した。室温まで冷却した後に、その固体を濾別し、その粗製反応物を濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から20%のEtOAc)により精製して、(S)−2−(2−(1−ベンジル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを得た。
【1612】
【化297B】
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【1613】
(S)−2−(2−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルもまた単離した。
【1614】
【化297C】
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【1615】
(S)−2−(2−(1−ベンジル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で、しかし、(S)−2−(2−(1−ベンジル−3−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用して調製した。
【1616】
【化297D】
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【1617】
(S)−2−(2−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で、しかし、(S)−2−(2−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用して調製した。
【1618】
【化297E】
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【1619】
実施例167.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(316)の調製。
【1620】
【化298】
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【1621】
1−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾールの調製:1−メチル−3−フェニル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールと類似の様式で、しかし、6−ブロモ−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾールを5−ブロモ−1−メチル−3−フェニル−1H−インダゾールの代わりに使用して調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ 8.04 (dd, J = 6.8, 1.6 Hz, 2H), 7.79 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 4.33 (s, 3H), 1.39 (s, 12H)。
【1622】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルと類似の様式で、しかし、1−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾールを1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾールの代わりに使用して調製した。
【1623】
【化298A】
[この文献は図面を表示できません]
【1624】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で、しかし、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−6−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用して調製した。
【1625】
【化298B】
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【1626】
実施例168.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(317)の調製。
【1627】
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
【1628】
4−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジンの調製:ヒドラジン一水和物(16mL)の撹拌溶液に、4−ブロモ−2−フルオロピリジン(3.4mL,33.1mmol)を添加した。室温で23時間撹拌した後に、4MのNaOH(15mL)および水(30mL)を添加し、そしてこの濃厚な懸濁物を15分間激しく撹拌した。沈殿した固体を濾別し、そして乾燥させて、生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ 7.91 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 6.80 (dd, J = 5.4, 1.5 Hz, 1H), 6.05 (br s, 1H), 3.65 (br s, 2H)。
【1629】
7−ブロモ−3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジンの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、4−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジン(1.88g,10mmol)および酢酸(2.5mL)を添加した。この混合物をアルゴン下125℃で16時間還流した。室温まで冷却した後に、酢酸を留去し、そしてこの残渣に飽和NaHCO
3(150mL)およびDCM(150mL)を添加した。その水層をDCMで抽出し、その有機抽出物を合わせ、MgSO
4で乾燥させ、そして濃縮して、生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ 7.95 − 7.90 (m, 1H), 7.73 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 6.94 (dd, J = 7.3, 1.7 Hz, 1H), 2.74 (s, 3H)。
【1630】
3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イルボロン酸の調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、7−ブロモ−3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(318mg,1.5mmol)、PdCl
2(dppf)・DCM(245mg,0.3mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(508mg,2mmol)、およびKOAc(442mg,4.5mmol)を添加した。無水ジオキサン(8mL)を添加し、そしてこの混合物を100℃で3時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物をセライトのプラグで濾過し、そして濃縮して粗製生成物を得、これをさらに精製せずに直接使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
7H
9BN
3O
2:
178.1(M+H
+);Found:178.1(M+H
+)。
【1631】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルと類似の様式で、しかし、3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イルボロン酸を1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イルボロン酸の代わりに使用して調製した。
【1632】
【化299A】
[この文献は図面を表示できません]
【1633】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で、しかし、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用して調製した。
【1634】
【化299B】
[この文献は図面を表示できません]
【1635】
実施例169.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(318)の調製。
【1636】
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
【1637】
1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エタノールの調製:オーブンで乾燥させたフラスコをアルゴン下で冷却し、そしてこれに4−ブロモピコリンアルデヒド(2.98g,16mmol)および無水THF(50mL)を添加した。この混合物を−78℃まで冷却し、そしてEt
2O中3Mのメチルマグネシウムブロミド(6.4mL)を滴下により添加した。次いで、この混合物を室温までゆっくりと温め、このときに、これを飽和NH
4Cl溶液でクエンチした。その水層をEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から60%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ 8.36 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.57 − 7.48 (m, 1H), 7.38 (dd, J = 5.3, 1.4 Hz, 1H), 4.88 (q, J = 6.6 Hz, 1H), 3.84 (br s, 1H), 1.51 (d, J = 6.6 Hz, 3H)。
【1638】
1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エタノンの調製:1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エタノール(2.93g,14.5mmol)のDCM(50mL)中の撹拌溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(12.93g,30.5mmol)を少しずつ数分間かけて添加した。次いで、この反応を1:1のNa
2S
2O
3/NaHCO
3飽和溶液(200mL)でクエンチし、そして気体の発生が止むまで撹拌した。その水層をDCMで抽出し、MgSO
4で乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から10%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ 8.50 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.20 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.64 (dd, J = 5.2, 1.9 Hz, 1H), 2.71 (s, 3H)。
【1639】
(Z)−4−ブロモ−2−(1−ヒドラゾノエチル)ピリジンの調製:1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エタノン(2.4g,12mmol)のMeOH(40mL)中の撹拌溶液に、ヒドラジン一水和物(2.9mL,60mmol)を一度に添加した。室温で2時間撹拌した後に、この混合物を濃縮して、生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ 8.34 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.14 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.33 (dd, J = 5.3, 1.8 Hz, 1H), 5.66 (br s, 2H), 2.23 (s, 3H)。
【1640】
5−ブロモ−3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジンの調製:(Z)−4−ブロモ−2−(1−ヒドラゾノエチル)ピリジン(2.53g,11.8mmol)のDCM(40mL)中の撹拌溶液に、(ジアセトキシヨード)ベンゼン(3.8g,11.8mmol)を少しずつ数分間かけて添加し、そして室温で45分間撹拌した。この反応を1:1のNa
2S
2O
3/NaHCO
3飽和溶液(40mL)でクエンチし、そして気体の発生が止むまで撹拌した。その水層をDCMで抽出し、MgSO
4で乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から45%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ 8.50 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 7.79 (s, 2H), 6.97 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 2.57 (s, 7H)。
【1641】
3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イルボロン酸の調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、5−ブロモ−3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(424mg,2mmol)、PdCl
2(dppf)・DCM(327mg,0.4mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(660mg,2.6mmol)、およびKOAc(589mg,6mmol)を添加した。無水ジオキサン(10mL)を添加し、そしてこの混合物を100℃で3時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物をセライトのプラグで濾過し、そして濃縮して粗製生成物を得、これをさらに精製せずに直接使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
7H
9BN
3O
2:
178.1(M+H
+);Found:178.04(M+H
+)。
【1642】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルと類似の様式で、しかし、3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イルボロン酸を1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イルボロン酸の代わりに使用して調製した。
【1643】
【化300A】
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【1644】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で、しかし、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用して調製した。
【1645】
【化300B】
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【1646】
実施例170.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(319)の調製。
【1647】
【化301】
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【1648】
メタンスルホン酸1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エチルの調製:1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エタノール(3.72g,18.41mmolおよびDMAP(4.5g,36.82mmol)の75mLのジクロロメタン中の撹拌溶液を0℃まで冷却した。これに塩化メシル(1.71mL,22.09mmol)を滴下により添加した。この混合物を0℃で10分間撹拌し、次いで室温まで温め、そして15分間撹拌した。この反応を50mLの氷水でクエンチし、その層を分離し、そしてその水層をジクロロメタン(50mL)で抽出した。その有機物を合わせ、水およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配0%から45%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。
【1649】
【化301A】
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【1650】
2−(1−アジドエチル)−4−ブロモピリジンの調製:メタンスルホン酸1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エチル(4.68g,16.71mmol)の無水DMF(45mL)DMF中の撹拌溶液に、アジ化ナトリウム(2.17g,33.41mmol)を添加し、そして室温で2時間撹拌した。次いで、反応物を80mLの水で希釈し、次いでEtOAc(2×75mL)で抽出した。その有機抽出物を合わせ、水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをさらに精製せずに直接使用した。
【1651】
【化301B】
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【1652】
1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エタンアミンの調製:2−(1−アジドエチル)−4−ブロモピリジン(4.08g,16.54mmol)の、THF(100mL)および水(10mL)中の溶液に、ポリマーに結合したトリフェニルホスフィン(200〜400メッシュ,約3mmol/g装填;10.97g,32.94mmol)を添加した。次いで、この懸濁物を室温で7時間撹拌した。この反応物を粗いフリットで2回濾過し、次いで濃縮して、粗製生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。
【1653】
【化301C】
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【1654】
N−(1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エチル)アセトアミドの調製:1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エタンアミン(2.3g,11.44mmol)のクロロホルム(30mL)中の溶液に、無水酢酸(2.16mL,22.88mmol)を0℃で滴下により添加した。次いで、この反応を氷水(40mL)でクエンチし、そしてクロロホルム(2×50mL)で抽出した。その有機抽出物を合わせ、次いで1MのNaOH(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配0%から5%のMeOH/DCM)により精製して、生成物を得た。
【1655】
【化301D】
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【1656】
7−ブロモ−1,3−ジメチルイミダゾ[1,5−a]ピリジンの調製:N−(1−(4−ブロモピリジン−2−イル)エチル)アセトアミド(2.28g,9.38mmol)を無水ベンゼン(20mL)に懸濁させ、次いでオキシ塩化リン(2.2mL,23.6mmol)を添加し、そしてこの反応物を3時間加熱還流した。次いで、この粗製反応物を1Mの炭酸カリウム溶液(60mL)に少しずつ添加し、そして気体の発生が止むまで撹拌した。次いで、そのpHを、炭酸カリウムを用いてpH10に調整した。その水層をDCM(50mL×2)で抽出し、その有機物を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、生成物を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
9H
10BrN
2:
225.1(M+H
+);Found:225.05(M+H
+)。
【1657】
1,3−ジメチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,5−a]ピリジンの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、7−ブロモ−1,3−ジメチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン(360mg,1.6mmol)、PdCl
2(dppf)・DCM(340mg,0.416mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(609mg,2.4mmol)、およびKOAc(628mg,6.4mmol)を添加した。無水ジオキサン(10mL)を添加し、そしてこの混合物を100℃で3時間加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物をセライトのプラグで濾過し、そして濃縮して粗製生成物を得、これをさらに精製せずに直接使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
15H
22BN
2O
2:
273.2(M+H
+);Found:273.21(M+H
+)。
【1658】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルと類似の様式で、しかし、1,3−ジメチル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,5−a]ピリジンを1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾールの代わりに使用して調製した。
【1659】
【化301E】
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【1660】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で、しかし、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチルイミダゾ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルを(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに使用して調製した。
【1661】
【化301F】
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【1662】
実施例171.1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチルプロパン−1−オール(320)の調製。
【1663】
【化302】
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【1664】
1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチルプロパ−2−エン−1−オールの調製:(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(フェニル)メタノールと類似の様式で、しかし、THF中0.5MのイソプロペニルマグネシウムブロミドをTHF中1Mのフェニルマグネシウムブロミドの代わりに使用して調製した。
【1665】
【化302A】
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【1666】
1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチルプロパン−1−オールの調製:フラスコに、1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチルプロパ−2−エン−1−オール(5.39g,22mmol)、THF(120mL)、および水(120mL)を入れた。激しく撹拌しながら、p−トルエンスルホニルヒドラジド(20.5g,110mmol)およびNaOAc(18.05g,220mmol)を順番に添加した。次いでこの混合物を70℃で20時間還流した。室温まで冷却した後に、飽和K
2CO
3溶液を添加し、そしてこの混合物を5分間撹拌した。次いで、その水層をEt
2Oで抽出し、MgSO
4で乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から15%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1667】
【化302B】
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【1668】
実施例172.(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピラジン−2−イル)メタノール(321)の調製。
【1669】
【化303】
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【1670】
(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピラジン−2−イル)メタノールの調製:オーブンで乾燥させたフラスコに、無水THF(60mL)および2−ヨードピラジン(3mL,20mmol)を添加した。このフラスコを0℃まで冷却し、次いでTHF中2Mのn−ブチルマグネシウムクロリド(11mL)を数分間かけて滴下により添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで5−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(2.4mL,20mmol)を添加した。0℃で2時間撹拌した後に、この反応を飽和水性NH
4Clでクエンチした。その水層をEtOAcで抽出し、MgSO
4で乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から50%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1671】
【化303A】
[この文献は図面を表示できません]
【1672】
実施例173.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(322)の調製。
【1673】
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
【1674】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル、2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリンおよびiPr
2NEt(20.1mg,0.156mmol)のDMF中の混合物を100℃で10時間加熱した。この混合物をエバポレートして乾固させ、そして0%から70%のEtOAc/Hexで溶出するCombi Flashで分離して、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
36Cl
2N
2O
4S: 627.2, 629.2(M+H
+);Found:627.3, 629.3(M+H
+)。
【1675】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル(63.7mg,0.101mmol)のCH
3OH/THF(1:1,4mL)中の溶液に、NaOH(2N,1mL,2mmol)を添加し、得られた混合物を50℃で14時間加熱した。この混合物をエバポレートして小さい体積にし、pH3まで酸性にし、そしてCH
2Cl
2とブラインとに溶解させてこれらの間で分配した。その有機層を分離し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そしてエバポレートして乾固させた。その残渣をCombi Flash(50%のEtOAc/Hex)で精製して、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を得た。
【1676】
【化304A】
[この文献は図面を表示できません]
【1677】
実施例174.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−2−p−トリルモルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(323)の調製。
【1678】
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
【1679】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−2−p−トリルモルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−2−p−トリルモルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、2−(4−メチルフェニル)−2−メチルモルホリンを2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリンの代わりに使用したこと以外は(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の手順を使用して調製した。
【1680】
【化305A】
[この文献は図面を表示できません]
【1681】
実施例175.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(324)、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((R)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(325)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((S)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(326)の調製。
【1682】
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
【1683】
2−クロロ−N−(2−ヒドロキシ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エチル)アセトアミドの調製:1−メチル−1H−インダゾール−6−カルバルデヒド(532.8mg,3.3mmol)のCH
2Cl
2(5mL)中の溶液に、0℃でZnI
2(106.1mg,0.33mmol)およびシアノトリメチルシラン(0.499mL,3.99mmol)を添加し、得られた混合物を0℃で2時間撹拌すると、LC/MSは、TMS−シアノヒドリンの完全な形成を示した。約3mLの上記混合物をエバポレートして乾固させ、次いでTHFに再度溶解させ、LiAlH
4(2mL,THF中1N,2mmol)を添加し、得られた混合物を室温で2時間撹拌した。この混合物をEtOAcでクエンチし、0.075mLのH
2O、0.075mLのNaOH(15%w/w)、次いで0.225mLのH
2Oを添加し、次いでセライトで濾過した。その濾液および洗浄液を集め、そしてエバポレートして乾固させて、粗製化合物を得た。この粗製物質(約50%の2−アミノ−1−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エタノールを含む)を、精製も特徴付けも行わずに次の工程に使用した。
【1684】
次いで、DMF中の上記粗製物質である2−アミノ−1−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エタノール(390.8mg,約50%,約1mmol)に、2−クロロアセチルクロリド(138.7mg,1.2mmol)およびiPr
2NEt(0.347mL,2mmol)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、この混合物をEtOAcとブラインとに溶解させ、これらの間で分配した。その有機層を分離し、そしてその水層をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そしてエバポレートして乾固させた。その残渣をCombi Flash(50%のEtOAc/Hex)で精製して、2−クロロ−N−(2−ヒドロキシ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エチル)アセトアミドを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
12H
14ClN
3O
2:
268.1, 270.1(M+H
+);Found:268.2, 270.2(M+H
+)。
【1685】
6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリン−3−オンの調製:2−クロロ−N−(2−ヒドロキシ−2−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エチル)アセトアミド(70.1mg,0.26mmol)のTHF中の溶液に、tBuOK(38.3mg,0.31mmol)を添加した。得られた混合物を室温で7時間撹拌した。この混合物をCH
2Cl
2とブラインとに溶解させ、これらの間で分配した。その有機層を分離し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、そしてエバポレートして乾固させた。その残渣をCombi Flash(50%のEtOAc/Hex)で精製して、6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリン−3−オンを得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
12H
13N
3O: 232.1(M+H
+);Found:232.1(M+H
+)。
【1686】
2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリンの調製:6−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリン−3−オン(17.8mg,0.077mmol)のTHF中の溶液に、THF中のBH
3(1M,mmol)を添加した。得られた混合物を室温で10時間撹拌した。この粗製化合物をエバポレートして乾固させ、そしてさらに精製せずに次の工程に使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
12H
15N
3O: 218.1(M+H
+);Found:218.2(M+H
+)。
【1687】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリンを2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリンの代わりに使用したこと以外は(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の手順を使用して調製した。
【1688】
【化306A】
[この文献は図面を表示できません]
【1689】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((R)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((S)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸のジアステレオマー混合物を、35%のCH
3OH/SFC(0.01%のTFAを含む)で分離して、エナンチオマー的に純粋な(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((R)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((S)−2−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)モルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸をそれぞれ得た。
【1690】
【化306B】
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【1691】
実施例176.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−フェニルモルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(327)の調製。
【1692】
【化307】
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【1693】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−フェニルモルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−フェニルモルホリノ)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、2−(4−メチルフェニル)−2−メチルモルホリンを2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリンの代わりに使用したこと以外は(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−クロロフェニル)−2−メチルモルホリノ)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の手順を使用して調製した。
【1694】
【化307A】
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【1695】
実施例177.方法AQ:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(オキセタン−3−イル)−2H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(328)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(329)の調製。
【1696】
【化308】
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【1697】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸エチル(300.0mg,0.604mmol)、1H−インダゾール−5−ボロン酸(117.3mg,0.725mmol)、炭酸カリウム(250.3mg,1.811mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(104.7mg,0.091mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプ引きしてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に脱気した1,4−ジオキサン(6mL)および脱気した水(1.5mL)を添加した。この反応混合物を95℃で6.5時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
29H
29ClN
3O
3S: 534.2(M+H
+);Found:533.8(M+H
+)。
【1698】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(オキセタン−3−イル)−2H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチルから出発し、そしてヨードメタンの代わりに3−ブロモオキセタンから出発したこと以外は、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,2−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1699】
実施例178.方法BB:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−イソプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(330)の調製。
【1700】
【化309】
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【1701】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−イソプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−イソプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、1−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチルプロパン−1−オールを(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリジン−3−イル)メタノールの代わりに使用したこと以外は(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸と類似の様式で調製した。
【1702】
【化309A】
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【1703】
実施例179.化合物331〜463についての化学合成および特徴付けデータ。これらの化合物を、表に記載される一般方法により調製した。上記一般方法に基づいて、当業者は、記載される化合物を首尾よく製造する適切な反応物質を決定することができる。
【1704】
一般方法(方法C(実施例15)、方法F(実施例18)、方法H(実施例20)、方法J(実施例22)、方法O(実施例46)、方法P(実施例47)、方法V(実施例50)、方法W(実施例51)、方法Y(実施例52)、方法AA(実施例54)、方法AG(実施例57)、方法AJ(実施例60)、方法AK(実施例61)、方法AL(実施例62)、方法AM(実施例63)、方法AN(実施例64)、方法AO(実施例65)、方法AP(実施例66)、方法AQ(実施例177)、方法AR(実施例67)、方法AS(実施例68)、方法AT(実施例69)、方法AU(実施例70)、方法AV(実施例71)、方法AW(実施例72)、方法AX(実施例73)、方法AY(実施例74)、方法AZ(実施例75)、方法BA(実施例76)、方法BC(実施例78)、方法BE(実施例80)、方法BF(実施例81)、方法BG(実施例82)。
【1705】
【化310-1】
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【1706】
【化310-2】
[この文献は図面を表示できません]
【1707】
【化310-3】
[この文献は図面を表示できません]
【1708】
【化310-4】
[この文献は図面を表示できません]
【1709】
【化310-5】
[この文献は図面を表示できません]
【1710】
【化310-6】
[この文献は図面を表示できません]
【1711】
【化310-7】
[この文献は図面を表示できません]
【1712】
【化310-8】
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【1713】
【化310-9】
[この文献は図面を表示できません]
【1714】
【化310-10】
[この文献は図面を表示できません]
【1715】
【化310-11】
[この文献は図面を表示できません]
【1716】
【化310-12】
[この文献は図面を表示できません]
【1717】
【化310-13】
[この文献は図面を表示できません]
【1718】
【化310-14】
[この文献は図面を表示できません]
【1719】
【化310-15】
[この文献は図面を表示できません]
【1720】
【化310-16】
[この文献は図面を表示できません]
【1721】
【化310-17】
[この文献は図面を表示できません]
【1722】
【化310-18】
[この文献は図面を表示できません]
【1723】
【化310-19】
[この文献は図面を表示できません]
【1724】
【化310-20】
[この文献は図面を表示できません]
【1725】
【化310-21】
[この文献は図面を表示できません]
【1726】
【化310-22】
[この文献は図面を表示できません]
【1727】
【化310-23】
[この文献は図面を表示できません]
【1728】
実施例180.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(ペンタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(464)の調製。
【1729】
【化311】
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【1730】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(ペンタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(40.0mg,0.077mmol)に、1,4−ジオキサン(1mL)中の1−(3−プロピル)−ピペラジン(60.5mg,0.387mmol)を添加した。この反応混合物を室温で20分間、次いで40℃で1時間撹拌した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
34H
43ClN
5O
3S(M+H
+):636.3;Found:636.2(M+H
+)。
【1731】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(ペンタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(ペンタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.39mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1732】
【化311A】
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【1733】
実施例181.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−(4−tert−ブチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(465)の調製。
【1734】
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
【1735】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−(4−tert−ブチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:フラスコに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(40.0mg,0.077mmol)および1−tert−ブチルピペラジン(33.1mg,0.232mmol)を入れた。1,4−ジオキサン(1mL)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
33H
41ClN
5O
3S(M+H
+):622.3;Found:622.2(M+H
+)。
【1736】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−(4−tert−ブチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(2−(4−tert−ブチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.39mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1737】
【化312A】
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【1738】
実施例182.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(466)の調製。
【1739】
【化313】
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【1740】
(R)−1−Boc−2−メチル−4−イソプロピルピペラジンの調製:DMF(5mL)中の(R)−1−Boc−2−メチルピペラジン(200.0mg,0.999mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(444.5mg,2.097mmol)に、アセトン(116mg,0.147mL,1.997mmol)および酢酸(90.0mg,86μL,1.498mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で1時間加熱した。この反応混合物を水で希釈し、そしてジエチルエーテルで3回抽出した。合わせた有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
13H
27N
2O
2(M+H
+):243.2;Found:243.1(M+H
+)。
【1741】
(R)−1−イソプロピル−3−メチルピペラジンの調製:1,4−ジオキサン(10mL)中の粗製の(R)−1−Boc−2−メチル−4−イソプロピルピペラジンに、HCl(5mLの1,4−ジオキサン中4M溶液)を添加した。この反応混合物を室温で28時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルに懸濁させ、濃縮し、そして高真空で1日乾燥させた。得られた固体を水性2NのNaOHに溶解させ、そしてこの溶液をDCMで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、生成物の遊離塩基を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
8H
18N
2(M+H
+):143.1;Found:143.7(M+H
+)。
【1742】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(40.0mg,0.077mmol)に、1,4−ジオキサン(1mL)およびトリエチルアミン(15.7mg,22μL,0.155mmol)中の(R)−1−イソプロピル−3−メチルピペラジン(33.1mg,0.232mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で4日間撹拌し、その後、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
33H
41ClN
5O
3S(M+H
+):622.3;Found:622.2(M+H
+)。
【1743】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.39mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1744】
【化313A】
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【1745】
実施例183.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(467)の調製。
【1746】
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
【1747】
(S)−1−Boc−2−メチル−4−イソプロピルピペラジンの調製:DMF(5mL)中の(R)−1−Boc−2−メチルピペラジン(200.0mg,0.999mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(444.5mg,2.097mmol)に、アセトン(116mg,0.147mL,1.997mmol)および酢酸(90.0mg,86μL,1.498mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で1時間加熱した。この反応混合物を水で希釈し、そしてジエチルエーテルで3回抽出した。合わせた有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
13H
27N
2O
2(M+H
+):243.2;Found:243.2(M+H
+)。
【1748】
(S)−1−イソプロピル−3−メチルピペラジンの調製:1,4−ジオキサン(10mL)中の粗製の(S)−1−Boc−2−メチル−4−イソプロピルピペラジンに、HCl(5mLの1,4−ジオキサン中4M溶液)を添加した。この反応混合物を室温で28時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルに懸濁させ、濃縮し、そして高真空で1日乾燥させた。得られた固体を水性2NのNaOHに溶解させ、そしてこの溶液をDCMで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、生成物の遊離塩基を得、これをさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
8H
18N
2(M+H
+):143.1;Found:143.7(M+H
+)。
【1749】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(40.0mg,0.077mmol)に、1,4−ジオキサン(1mL)およびトリエチルアミン(15.7mg,22μL,0.155mmol)中の(S)−1−イソプロピル−3−メチルピペラジン(33.1mg,0.232mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で4日間撹拌し、その後、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
33H
41ClN
5O
3S(M+H
+):622.3;Found:622.2(M+H
+)。
【1750】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.4mL)およびメタノール(0.4mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−4−イソプロピル−2−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.39mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1751】
【化314A】
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【1752】
実施例184.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(468)の調製。
【1753】
【化315】
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【1754】
(S)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:1,4−ジオキサン(2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(80.0mg,0.155mmol)および(S)−1−boc−2−メチルピペラジン(93.1mg,0.465mmol)に、トリエチルアミン(156.8mg,0.19mL,1.549mmol)を添加した。この反応混合物を、40℃で4時間、室温で一晩、次いで40℃でさらに7時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
35H
43ClN
5O
5S(M+H
+):680.3;Found:680.0(M+H
+)。
【1755】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((S)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:1,4−ジオキサン(1.25mL)中の粗製の(S)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルに、HCl(0.78mLの1,4−ジオキサン中4M溶液)を添加した。この反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルに懸濁させ、濃縮し、そして高真空下で一晩乾燥させた。得られた固体を水に溶解させ、2NのNaOHで塩基性にし、そしてDCMで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
30H
35ClN
5O
3S(M+H
+):580.2;Found:580.2(M+H
+)。
【1756】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:DMF(1mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((S)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(43.8mg,0.075mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(80.1mg,0.377mmol)に、酢酸(22.7mg,21.6μL,0.377mmol)を添加した。この反応混合物を60℃まで加熱し、次いで37%w/wの水性ホルムアルデヒド(9.1mg,21.6μL,0.302mmol)を1分間かけて滴下により添加した。この反応混合物を60℃で2時間加熱した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。EtOAc中の100:5:1のEtOAc/MeOH/NH
4OH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
31H
37ClN
5O
3S(M+H
+):594.2;Found:593.6(M+H
+)。
【1757】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.3mL)およびメタノール(0.3mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.30mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1758】
【化315A】
[この文献は図面を表示できません]
【1759】
実施例185.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(469)の調製。
【1760】
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
【1761】
(R)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:1,4−ジオキサン(2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(80.0mg,0.155mmol)および(R)−1−boc−2−メチルピペラジン(93.1mg,0.465mmol)に、トリエチルアミン(156.8mg,0.19mL,1.549mmol)を添加した。この反応混合物を、40℃で4時間、室温で一晩、次いで40℃でさらに7時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
35H
43ClN
5O
5S(M+H
+):680.3;Found:680.0(M+H
+)。
【1762】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:1,4−ジオキサン(1.25mL)中の粗製の(R)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルに、HCl(0.78mLの1,4−ジオキサン中4M溶液)を添加した。この反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルに懸濁させ、濃縮し、そして高真空下で一晩乾燥させた。得られた固体を水に溶解させ、2NのNaOHで塩基性にし、そしてDCMで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
30H
35ClN
5O
3S(M+H
+):580.2;Found:580.2(M+H
+)。
【1763】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:DMF(1mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(45.8mg,0.079mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(83.7mg,0.395mmol)に、酢酸(23.7mg,22.6μL,0.395mmol)を添加した。この反応混合物を60℃まで加熱し、次いで37%w/wの水性ホルムアルデヒド(9.48mg,23.5μL,0.316mmol)を1分間かけて滴下により添加した。この反応混合物を60℃で2時間加熱した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。EtOAc中の100:5:1のEtOAc/MeOH/NH
4OH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
31H
37ClN
5O
3S(M+H
+):594.2;Found:593.7(M+H
+)。
【1764】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.3mL)およびメタノール(0.3mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.30mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1765】
【化316A】
[この文献は図面を表示できません]
【1766】
実施例186.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(470)の調製。
【1767】
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
【1768】
(S)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:1,4−ジオキサン(2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(80.0mg,0.155mmol)および(S)−1−boc−2−メチルピペラジン(93.1mg,0.465mmol)に、トリエチルアミン(156.8mg,0.19mL,1.549mmol)を添加した。この反応混合物を、40℃で4時間、室温で一晩、次いで40℃でさらに7時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
35H
43ClN
5O
5S(M+H
+):680.3;Found:680.0(M+H
+)。
【1769】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((S)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:1,4−ジオキサン(1.25mL)中の粗製の(S)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルに、HCl(0.78mLの1,4−ジオキサン中4M溶液)を添加した。この反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルに懸濁させ、濃縮し、そして高真空下で一晩乾燥させた。得られた固体を水に溶解させ、2NのNaOHで塩基性にし、そしてDCMで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
30H
35ClN
5O
3S(M+H
+):580.2;Found:580.2(M+H
+)。
【1770】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:DMF(1mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((S)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(43.8mg,0.075mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(80.1mg,0.377mmol)に、酢酸(22.7mg,21.6μL,0.377mmol)およびアセトン(17.6mg,22.2μL,0.302mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で6.5時間加熱した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。EtOAc中の100:5:1のEtOAc/MeOH/NH
4OH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
33H
41ClN
5O
3S(M+H
+):622.3;Found:622.2(M+H
+)。
【1771】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.3mL)およびメタノール(0.3mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.35mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1772】
【化317A】
[この文献は図面を表示できません]
【1773】
実施例187.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(471)の調製。
【1774】
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
【1775】
(R)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:1,4−ジオキサン(2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(80.0mg,0.155mmol)および(R)−1−boc−2−メチルピペラジン(93.1mg,0.465mmol)に、トリエチルアミン(156.8mg,0.19mL,1.549mmol)を添加した。この反応混合物を、40℃で4時間、室温で一晩、次いで40℃でさらに7時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
35H
43ClN
5O
5S(M+H
+):680.3;Found:680.0(M+H
+)。
【1776】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:1,4−ジオキサン(1.25mL)中の粗製の(R)−4−(4−(6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルに、HCl(0.78mLの1,4−ジオキサン中4M溶液)を添加した。この反応混合物を室温で2.5時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルに懸濁させ、濃縮し、そして高真空下で一晩乾燥させた。得られた固体を水に溶解させ、2NのNaOHで塩基性にし、そしてDCMで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
30H
35ClN
5O
3S(M+H
+):580.2;Found:580.2(M+H
+)。
【1777】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:DMF(1mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(45.8mg,0.079mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(83.7mg,0.395mmol)に、酢酸(23.7mg,22.6μL,0.395mmol)およびアセトン(18.3mg,23.2μL,0.316mmol)を添加した。この反応混合物を60℃で6.5時間加熱した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。EtOAc中の100:5:1のEtOAc/MeOH/NH
4OH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
33H
41ClN
5O
3S(M+H
+):622.3;Found:622.2(M+H
+)。
【1778】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.33mL)およびメタノール(0.33mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−4−イソプロピル−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.33mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1779】
【化318A】
[この文献は図面を表示できません]
【1780】
実施例188.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(472)の調製。
【1781】
【化319】
[この文献は図面を表示できません]
【1782】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(30.0mg,0.058mmol)に、1,4−ジオキサン(1mL)中のピペラジン−1−カルボン酸ジメチルアミド(36.6mg,0.232mmol)を添加した。この反応混合物を40℃で4時間、次いで室温で一晩撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
32H
38ClN
6O
4S(M+H
+):637.2;Found:637.2(M+H
+)。
【1783】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.3mL)およびメタノール(0.3mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−(ジメチルカルバモイル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.29mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を40℃で4時間加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1784】
【化319A】
[この文献は図面を表示できません]
【1785】
実施例189.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチル−3−オキソピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(473)の調製。
【1786】
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
【1787】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチル−3−オキソピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(15.0mg,0.029mmol)のDMF(0.4mL)中の溶液に、1−エチルピペラジン−2−オン(7.4mg,0.058mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で一晩加熱した。反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
35ClN
5O
4S: 608.2(M+H
+);Found:608.2(M+H
+)。
【1788】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチル−3−オキソピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチル−3−オキソピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(4.1mg,0.007mmol)のピリジン(0.4mL)中の溶液に、LiI(50mg,過剰)を添加した。この反応混合物をマイクロ波中170℃で90分間加熱した。この混合物を減圧中で濃縮し、次いでH
2O(0.1%のTFAを含む)中0%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCにより精製して、生成物のTFA塩を得た。
【1789】
【化320A】
[この文献は図面を表示できません]
【1790】
実施例190.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(474)の調製。
【1791】
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
【1792】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(10mg)、ジオキサン(500μL)、H
2O(200μL)、Et
3N(50μL)、および1−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン(30mg)の溶液を入れた。この反応物を60℃で1時間加熱した。エタノール(無水,500μL)および5Mの水性NaOH(500μL)を添加し、そしてこの反応物を60℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして逆相HPLC(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により直接精製して、表題化合物を得た。
【1793】
【化321A】
[この文献は図面を表示できません]
【1794】
実施例191.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(475)の調製。
【1795】
【化322】
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【1796】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、固体のLiAlH
4(100mg)を入れた。N−アセチルピペラジン(120mg)の無水Et
2O(4.0mL)中の溶液を23℃で2分間かけて滴下により添加した。この容器をN
2下に置き、そして30分間撹拌した。水(100μL)を添加し、そしてこの混合物を3分間撹拌した。10Mの水性NaOH(50μL)を添加し、そしてこの混合物を5分間撹拌した。最後に、H
2O(300μL)を添加し、この混合物を15分間撹拌し、そして濾過した。その濾液を濃縮し、そして(生成物が揮発性であるので短時間)真空乾燥させてN−エチルピペラジンを得、これを次の工程で即座に使用した。
【1797】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(10mg)、ジオキサン(500μL)、およびH
2O(200μL)を添加した。この反応物を90℃で1時間加熱した。エタノール(無水,500μL)および5Mの水性NaOH(500μL)を添加し、そしてこの反応物を90℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして逆相HPLC(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により直接精製して、表題化合物を得た。
【1798】
【化322A】
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【1799】
実施例192.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(476)の調製。
【1800】
【化323】
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【1801】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(10mg)、ジオキサン(500μL)、H
2O(200μL)、Et
3N(50μL)、およびピペラジン(40mg)の溶液を入れた。この反応物を60℃で1時間加熱した。エタノール(無水,500μL)および5Mの水性NaOH(500μL)を添加した。この反応物を60℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして逆相HPLC(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により直接精製して、表題化合物を得た。
【1802】
【化323A】
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【1803】
実施例193.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(477)の調製。
【1804】
【化324】
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【1805】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(10mg)、ジオキサン(500μL)、H
2O(200μL)、Et
3N(50μL)、および1−メチル−1,4−ジアゼパン(40mg)の溶液を入れた。この反応物を90℃で1時間加熱した。エタノール(無水,500μL)および5Mの水性NaOH(500μL)を添加した。この反応物を90℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして逆相HPLC(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により直接精製して、表題化合物を得た。
【1806】
【化324A】
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【1807】
実施例194.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(478)の調製。
【1808】
【化325】
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【1809】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(40mg,0.08mmol)のジオキサン(1mL)中の溶液に、(S)−N,N−ジメチルピロリジン−3−アミン(89mg,0.78mmol)を室温で添加した。この反応混合物をさらに30分間撹拌し、次いで減圧中で濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
37ClN
5O
3S: 594.2(M+H
+);Found:594.4(M+H
+)。
【1810】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((S)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(46mg,0.08mmol)の、1:5のTHF/MeOH(1.2mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして40℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1811】
【化325A】
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【1812】
実施例195.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(479)の調製。
【1813】
【化326】
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【1814】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(37mg,0.07mmol)のジオキサン(1mL)中の溶液に、(R)−N,N−ジメチルピロリジン−3−アミン(89mg,0.78mmol)を室温で添加した。この反応混合物をさらに30分間撹拌し、次いで減圧中で濃縮して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
37ClN
5O
3S: 594.2(M+H
+);Found:594.4(M+H
+)。
【1815】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−((R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(43mg,0.07mmol)の、1:5のTHF/MeOH(1.2mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして40℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1816】
【化326A】
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【1817】
実施例196.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(480)の調製
【1818】
【化327】
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【1819】
2−クロロ−6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピラジンの調製:1,4−ジオキサン(2mL)中の2,6−ジクロロピラジン(250.0mg,1.678mmol)に、1−イソプロピルピペラジン(0.29mL,2.014mmol)およびトリエチルアミン(0.70mL,5.034mmol)を添加した。この反応混合物を室温で1日撹拌し、セライトで濾過し(1,4−ジオキサン溶出液)、次いで濃縮した。EtOAc中の100:5:1のEtOAc/MeOH/NH
4OH(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
11H
18ClN
4(M+H
+):241.1;Found:241.2(M+H
+)。
【1820】
2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−6−(トリブチルスタンニル)ピラジンの調製:テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(120.0mg,0.104mmol)およびLiCl(132.1mg,3.115mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプで引いてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物に、トルエン(10mL)中の2−クロロ−6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピラジン(250.0mg,1.038mmol)およびヘキサブチルスズ(903.7mg,0.79mL,1.558mmol)を添加した。この反応混合物を140℃で1.5時間加熱し、セライトで濾過し、そして濃縮した。DCM中の79:20:1のDCM/MeOH/NH
3(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
23H
44N
4Sn(M+H
+):497.3;Found:496.6(M+H
+)。
【1821】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(60.0mg,0.124mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(21.5mg,0.019mmol)、塩化リチウム(15.8mg,0.373mmol)、およびヨウ化銅(I)(7.1mg,0.037mmol)をマイクロ波バイアルに入れ、そしてこのバイアルを真空ポンプで引いてアルゴンでフラッシュすることを3回行った。この混合物にジオキサン(1.5mL)中の2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−6−(トリブチルスタンニル)ピラジン(73.9mg,0.149mmol)を添加し、そして得られた混合物を100℃で4.5時間撹拌した。この反応混合物を冷却し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。DCM中の79:20:1のDCM/MeOH/NH
3(0%から100%)を使用するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
32H
39ClN
5O
3S(M+H
+):608.2;Found:608.3(M+H
+)。
【1822】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.45mL)およびメタノール(0.45mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピラジン−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(52.9mg,0.087mmol)に、NaOH(0.44mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1823】
【化327A】
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【1824】
実施例197.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(481)の調製。
【1825】
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
【1826】
(S)−2−(2−(6−ブロモピリジン−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(121mg,0.25mmol)および5−ブロモピリジン−3−イルボロン酸(61mg,0.30mmol)の1,4−ジオキサン(3mL)中の溶液に、炭酸カリウム溶液(0.50mL,2M水性)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(14mg,0.013mmol)を添加した。この反応物を105℃で3時間撹拌した。ブラインおよびEtOAcで希釈した。層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、減圧中で濃縮し、そしてCombiFlash(EtOAc/Hex)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
26H
25ClBrN
2O
3S: 559.0(M+H
+);Found:559.1(M+H
+)。
【1827】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−(6−ブロモピリジン−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(54mg,0.096mmol)の1,4−ジオキサン(1mL)中の溶液に、イソプロピルピペラジン(16mg,0.13mmol)、炭酸セシウム(41mg,0.13mmol)、およびPd BrettPhosプレ触媒(2mg,0.003mmol)を添加した。反応混合物を密封バイアル中110℃で20時間撹拌し、そして粗製のまま持ち越した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
40ClN
4O
3S: 607.2(M+H
+);Found:607.3(M+H
+)。
【1828】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:MeOH(2mL)を上記反応混合物に添加し、その後、水酸化ナトリウム溶液(0.20mL,2水性)を添加した。この混合物を60℃で4時間撹拌し、次いで濾過し、そしてH
2O(0.1%のTFAを含む)中2%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1829】
【化328A】
[この文献は図面を表示できません]
【1830】
実施例198.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(482)の調製。
【1831】
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
【1832】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−(6−ブロモピリジン−2−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(54mg,0.096mmol)の1,4−ジオキサン(1mL)中の溶液に、1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン(18mg,0.13mmol)、炭酸セシウム(41mg,0.13mmol)、およびPd BrettPhosプレ触媒(2mg,0.003mmol)を添加した。反応混合物を密封バイアル中110℃で20時間撹拌し、そして粗製のまま持ち越した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
38ClN
4O
4S: 621.2(M+H
+);Found:621.2(M+H
+)。
【1833】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(5−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:MeOH(2mL)を上記反応混合物に添加し、その後、水酸化ナトリウム溶液(0.20mL,2M水性)を添加した。この混合物を60℃で4時間撹拌し、次いで濾過し、そしてH
2O(0.1%のTFAを含む)中2%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1834】
【化329A】
[この文献は図面を表示できません]
【1835】
実施例199.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(483)の調製。
【1836】
【化330】
[この文献は図面を表示できません]
【1837】
(S)−4−(3−(6−(1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(193mg,0.40mmol)および4−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(217mg,0.56mmol)の1,4−ジオキサン(3mL)中の溶液に、炭酸カリウム溶液(0.80mL,1.6mmol,2Mの水溶液)およびPd(PPh
3)
4(23mg,0.02mmol)を添加した。この反応混合物を105℃で3時間撹拌した。この混合物をブライン(5mL)およびEtOAc(5mL)で希釈した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
36H
43ClN
3O
5S: 664.3(M+H
+);Found:664.3(M+H
+)。
【1838】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(3−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−4−(3−(6−(1−tert−ブトキシ−2−メトキシ−2−オキソエチル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(上記から)のTHF(4mL)およびメタノール(4mL)中の溶液に、水酸化ナトリウム溶液(1.0mL,2mmol,2Mの水溶液)を添加した。この混合物を60℃で18時間撹拌した。NH
4Clの飽和溶液(20mL)およびEtOAc(15mL)を添加した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
35H
41ClN
3O
5S: 650.2(M+H
+);Found:650.2(M+H
+)。
【1839】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピペラジン−1−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(3−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(上記から)の1,4−ジオキサン(5mL)中の溶液に、1,4−ジオキサン中4MのHCl(1mL,4mmol)を添加した。この反応物を室温で6時間撹拌した。NaHCO
3の飽和溶液(10mL)を注意深く添加した。その層を分離し、そしてその有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
30H
33ClN
3O
3S: 550.2(M+H
+);Found:550.2(M+H
+)。
【1840】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)フェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(3−(ピペラジン−1−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(30mg,0.055mmol)のMeOH(1mL)中の溶液に、アセトン(0.20mL)、酢酸(0.08mL)、およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(58mg,0.27mmol)を添加した。室温で18時間、次いで60℃で3時間撹拌した(反応は完了に至らなかった)。H
2Oを添加し(1mL)、そしてH
2O(0.1%のTFAを含む)中2%から100%のアセトニトリルにより溶出する逆相HPLCを使用して精製して、生成物を得た。
【1841】
【化330A】
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【1842】
実施例200.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(484)の調製。
【1843】
【化331】
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【1844】
4−ブロモ−2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾールの調製:50mLの丸底フラスコ中で、1−イソプロピルピペラジン(306mg,2.38mmol)を4mLのジオキサンに溶解させた。2,4−ジブロモチアゾール(870mg,1.5当量)を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩撹拌した。TLCおよびLC−MSは、所望の生成物を示した。DIEA(0.83mL,2当量)を添加した。この反応物を室温で4時間撹拌し、次いで50℃で5時間加熱した。反応物を冷却し、そして酢酸エチル/ブラインを使用して抽出した。その有機層を濃縮し、そしてcombiflashにより精製して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
10H
17BrN
3S: 290.0(M+H
+);Found:290.2(M+H
+)。
【1845】
2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−4−(トリブチルスタンニル)チアゾールの調製:5mLのマイクロ波反応チューブに、4−ブロモ−2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール(61mg,0.21mmol)、Pd(PPh
3)
4(37mg,15mol%)、ビス(トリブチルスズ)(183mg,2当量)およびトルエン(1.5mL)を入れた。この反応物を油浴中140℃で1時間加熱した。この反応粗製物のLC−MSは、所望の生成物を示す。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして飽和NaF水溶液を添加し、そして30分間撹拌した。酢酸エチルで抽出し、そしてその有機層を濃縮し、Combiflash(ヘキサン中0%から100%の酢酸エチル)により精製して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
22H
44N
4SSn:
502.2(M+H
+);Found:502.2(M+H
+)。
【1846】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:5mLのマイクロ波反応チューブに、2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−4−(トリブチルスタンニル)チアゾール(33mg,0,066mmol)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(40mg,1.2当量)、Pd(PPh
3)
4(15mg,15mol%)、CuI(5mg,30mol%)およびジオキサン(1mL)を入れた。この反応物を油浴中110℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして飽和NaF水溶液を添加し、そして30分間撹拌した。酢酸エチルで抽出し、そしてその有機層を濃縮し、そしてCombiflash(ヘキサン中0%から100%の酢酸エチル)により精製して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
38ClN
4O
3S
2: 613.2(M+H
+);Found:613.4(M+H
+)。
【1847】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(30mg,0.04mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.5mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして40℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1848】
【化331A】
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【1849】
実施例201.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(485)の調製。
【1850】
【化332】
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【1851】
5−ブロモ−2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾールの調製:50mLの丸底フラスコ中で、1−イソプロピルピペラジン(224mg,1.74mmol)を4mLのジオキサンに溶解させた。2,5−ジブロモチアゾール(650mg,1.5当量)およびDIEA(670mg,3当量)を添加し、そしてこの反応物を50℃で一晩加熱した。反応混合物を冷却し、そして酢酸エチル/ブラインを使用して抽出した。その有機層を濃縮し、そしてcombiflashにより精製して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
10H
17BrN
3S: 290.0(M+H
+);Found:290.2(M+H
+)。
【1852】
2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾールの調製:5mLのマイクロ波反応チューブに、5−ブロモ−2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール(100mg,0.34mmol)、Pd(PPh
3)
4(60mg,15mol%)、ビス(トリブチルスズ)(300mg,2当量)およびトルエン(1.5mL)を入れた。この反応物を油浴中140℃で1時間加熱した。この反応粗製物のLC−MSは、所望の生成物を示す。反応混合物を酢酸エチルを使用して希釈し、飽和NaF水溶液を添加し、そして30分間撹拌した。酢酸エチルで抽出し、そしてその有機層を濃縮し、そしてCombiflash(ヘキサン中0%から100%の酢酸エチル)により精製して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
22H
44N
4SSn:
502.2(M+H
+);Found:502.2(M+H
+)。
【1853】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:5mLのマイクロ波反応チューブに、2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾール(39mg,0,078mmol)、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(40mg,1.1当量)、Pd(PPh
3)
4(15mg,15mol%)、CuI(5mg,30mol%)およびジオキサン(1mL)を入れた。この反応物を油浴中110℃で1時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして飽和NaF水溶液を添加し、そして30分間撹拌した。酢酸エチルで抽出し、そしてその有機層を濃縮し、そしてCombiflash(ヘキサン中0%から100%の酢酸エチル)により精製して、所望の化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
38ClN
4O
3S
2: 613.2(M+H
+);Found:613.2(M+H
+)。
【1854】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(30mg,0.04mmol)の、1:1のTHF/MeOH(1.5mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして40℃で一晩撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1855】
【化332A】
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【1856】
実施例202.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(486)の調製。
【1857】
【化333】
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【1858】
5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾールの調製:5−ブロモチアゾール(359mg,2.19mmol)、イソプロピルピペラジン(330mg,1.1当量)、ビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(22mg,15mol%)、セチルトリメチルアンモニウムブロミド(15mg,30mol%)、トルエン(3mL)を含む5mLのマイクロ波反応チューブに、1滴の50%のKOH水溶液を添加した。この反応物を110℃で4時間加熱した。この反応物を冷却し、そして酢酸エチル/ブラインを使用して抽出した。その有機層を濃縮し、そしてCombiflash(0%から20%のMeOH/酢酸エチル)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
10H
18N
3S: 212.1(M+H
+);Found:212.1(M+H
+)。
【1859】
2−ブロモ−5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾールの調製:−78℃で、n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5N,0.27mL,2当量)を、1mLのTHF中の5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール(28mg,0.132mmol)に添加した。CBr
4(22mg,0.5当量)を30分後に添加した。この反応物を−78℃で2時間撹拌した。この反応を、水を添加することによりクエンチした。この反応粗製物を、EtOAcを使用して抽出した。その有機層を濃縮し、そしてCombiflash(EtOAc中0%から20%のMeOH)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
10H
17BrN
3S: 290.0(M+H
+);Found:290.1(M+H
+)。
【1860】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:5mLのマイクロ波反応チューブに、2−ブロモ−5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール(12mg,0.041mmol)、Pd(PPh
3)
4(7mg,15mol%)、CuI(4mg,30mol%)および(SnBu
3)
2(48mg,2当量)およびトルエン(0.5mL)を入れた。この反応物を油浴中110℃まで加熱した。トルエン(4mL)中の(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(20mg,1.1当量)をゆっくりと(1.5時間かけて)添加した。この反応物を油浴中110℃で2時間加熱した。この反応粗製物を酢酸エチルとブラインとの間で分配した。その有機層を濃縮し、そして逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
31H
38ClN
4O
3S
2: 613.2(M+H
+);Found:613.2(M+H
+)。
【1861】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(5−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)チアゾール−2−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの、1:1のTHF/MeOH(1.5mL)中の溶液に、2Mの水性NaOH(0.2mL,0.4mmol)を添加し、そして40℃で2日間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、AcOHで中和し、濾過し、次いで逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1862】
【化333A】
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【1863】
実施例203.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(487)の調製。
【1864】
【化334】
[この文献は図面を表示できません]
【1865】
2−クロロ−4−(1−エトキシビニル)−5−フルオロピリミジンの調製:2,4−ジクロロ−5−フルオロ−ピリミジン(5.2g,31.14mmol)のDMF(60mL)中の溶液に、トリブチル−(l−エトキシ−ビニル)−スタンナン(12.37g,361.2mmol)を添加し、その後、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.438g,0.623mmol)を添加した。この混合物を75℃で2時間加熱し、室温まで冷却し、そして濃縮した。その油状残渣を酢酸エチルに溶解させ、そしてフッ化カリウムの飽和水溶液を添加し、そしてこの混合物を室温で18時間撹拌した。EtOAcで希釈してセライトで濾過した後に、その有機相を水、ブラインで洗浄し、そして濃縮した。この粗製物質をCombiFlash(0%から10%のEtOAc/Hex)により精製して、所望の生成物を得た。
【1866】
【化334A】
[この文献は図面を表示できません]
【1867】
1−(2−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−イル)エタノンの調製:2−クロロ−4−(1−エトキシビニル)−5−フルオロピリミジン(5.23g,25.81mmol)の、3NのHCl(100mL)中の混合物を室温で6時間撹拌した。水酸化カリウム(50%)を添加して、曇った混合物を得(pHは依然として1未満であった)、そして曇った混合物をEtOAcで抽出した。さらなる水酸化カリウム(50%)を添加し、そしてEtOAcで抽出した。再度、さらなる水酸化カリウム(50%)を、pH=7になるまで添加し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮し、そしてCombiFlash(0%から25%のEtOAc/Hex)により精製して、所望の生成物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ 8.69 (d, J = 2Hz, 1H), 2.71 (2, 3H);
19F (376 MHz, CDCl3)δ −138.26。
【1868】
5−クロロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジンの調製:1−(2−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−イル)エタノン(4.00g,22.91mmol)およびメチルヒドラジン(0.724mL,13.75mmol)のエチレングリコール中の溶液を120℃で2時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、H
2Oで希釈し、そして酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層をH
2O(2回)、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をCombiFlash(0%から30%のEtOAc/Hex)により精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
7H
8ClN
4:
183.0(M+H
+);Found:183.0(M+H
+);
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ 8.90 (s, 1H), 4.12 (s, 3H), 2.61 (s, 3H)。
【1869】
1,3−ジメチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジンの調製:5−クロロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(0.193g,1.057mmol)をトルエン(5mL)に溶解させ、そしてヘキサブチルスズ(0.688mL,1.374mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.122g,0.106mmol)を添加した。反応混合物を170℃で2時間撹拌して、黒色混合物を得、室温まで冷却し、約2mLまで濃縮し、そしてCombiFlash(0%から30%のEtOAc/Hex)により精製して、表題化合物を得た。
【1870】
【化334B】
[この文献は図面を表示できません]
【1871】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(0.055g,0.107mmol)、1,3−ジメチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(0.058mg,0.133mmol)、ヨウ化銅(I)(6mg,0.032mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(11mg,0.012mmol)のジオキサン(1mL)中の混合物を90℃で16時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、シリンジフィルタで濾過し、そしてCombiFlash(0%から70%のEtOAc/Hex)により精製して、表題生成物を得た。
【1872】
【化334C】
[この文献は図面を表示できません]
【1873】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(38mg,0.07mmol)および5Mの水酸化ナトリウム(0.28mL,1.4mmol)の、THF(2mL)およびMeOH(0.5mL)中の溶液を50℃で2時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、酢酸(88μL)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして反応混合物を約0.3mLまで濃縮し、濾過し、Gilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製し、そして凍結乾燥させて、所望の生成物を得た。
【1874】
【化334D】
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【1875】
実施例204.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(488)の調製。
【1876】
【化335】
[この文献は図面を表示できません]
【1877】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(0.055g,0.107mmol)、1,3−ジメチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(0.058mg,0.133mmol)、ヨウ化銅(I)(6mg,0.032mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(11mg,0.012mmol)のジオキサン中の混合物を90℃で16時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、シリンジフィルタで濾過し、そしてCombiFlash(12g,Gold,10%から100%のEtOAc/Hex,次いで生成物を溶出させるための15%MeOH/CH
2Cl
2)により精製して、不純な生成物を得、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
32ClN
6O
3S: 627.2(M+H
+);Found:627.2(M+H
+)。
【1878】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピリジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(7.7mg,0.012mmol)および5Mの水酸化ナトリウム(20μL,0.012mmol)の、THF(1mL)およびMeOH(0.2mL)中の溶液を50℃で2時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、酢酸(15μL)およびDMF(0.3mL)を添加し、そして反応混合物を約0.3mLまで濃縮し、濾過し、Gilson HPLC(Gemini,5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製し、そして凍結乾燥させて、所望の生成物を得た。
【1879】
【化335A】
[この文献は図面を表示できません]
【1880】
実施例205.(S)−2−(2−(2−(2−アミノキノリン−6−イル)ピリミジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(489)の調製。
【1881】
【化336】
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【1882】
N−(6−ブロモキノリン−2−イル)シクロヘキサンカルボキサミドの調製:2−アミノ−6−ブロモキノリン(250mg,1.121mmol)のCH
2Cl
2(7mL)中の溶液に、Et
3N(0.94mL,6.726mmol)およびDMAP(137mg,1.121mmol)を添加し、その後、シクロヘキサンカルボニルクロリド(0.46mL,3.362mmol)を添加した。この反応混合物を室温で20分間撹拌し、次いでEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から40%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
16H
18BrN
2O: 333.0(M+H
+);Found:333.1(M+H
+)。
【1883】
N−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)キノリン−2−イル)シクロヘキサンカルボキサミドの調製:N−(6−ブロモキノリン−2−イル)シクロヘキサンカルボキサミド(100mg,0.300mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(91mg,0.360mmol)および酢酸カリウム(88mg,0.900mmol)のジオキサン(2.8mL)中の溶液をN
2で5分間脱気し、次いでPd(dppf)Cl
2・DCM(12mg,0.015mmol)で処理した。得られた混合物を90℃で90分間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から50%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
22H
30BN
2O
3: 381.2(M+H
+);Found:381.3(M+H
+)。
【1884】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(シクロヘキサンカルボキサミド)キノリン−6−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(20.0mg,0.038mmol)およびN−(6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)キノリン−2−イル)シクロヘキサンカルボキサミド(17.2mg,0.045mmol)のジオキサン(0.4mL)中の溶液に、Pd(PPh
3)
4(2.2mg,0.002mmol)および2NのK
2CO
3(79μL,0.158mmol)を添加した。この反応物をN
2で5分間脱気し、次いで90℃で10時間加熱した。冷却後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から50%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
41H
41ClN
5O
4S: 734.3(M+H
+);Found:734.3(M+H
+)。
【1885】
(S)−2−(2−(2−(2−アミノキノリン−6−イル)ピリミジン−4−イル)−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(2−(シクロヘキサンカルボキサミド)キノリン−6−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(28.0mg,0.038mmol)の、THF(1.0mL)およびメタノール(0.6mL)中の撹拌溶液に、1NのNaOH溶液(0.6mL,過剰)を添加した。この反応混合物を50℃で2時間撹拌した。この混合物をTFAで酸性にし、そして濃縮し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,0%から20%のメタノール/ジクロロメタン)により精製して、生成物のTFA塩を得た。
【1886】
【化336A】
[この文献は図面を表示できません]
【1887】
実施例206.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(490)の調製。
【1888】
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
【1889】
5−(5−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:3,5−ジブロモ−2−メチルピリジン(320mg,1.28mmol)のジオキサン(10mL)中の溶液に、1−メチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(540mg,1.28mmol)、CuI(73mg,0.38mmol)、LiCl(271mg,6.4mmol)およびPd(PPh
3)
4(147mg,0.12mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で2時間加熱した。この反応物を冷却し、飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
13H
11BrN
4: 303.0(M+H
+);Found:303.2(M+H
+)。
【1890】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:−(5−ブロモ−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(67mg,0.221mmol)のジオキサン(2mL)中の溶液に、ビス(ピナコラト)ジボロン(67mg,0.265mmol)、KOAc(86mg,0.884mmol)、PdCl
2(dppf)(16mg,0.022mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で3時間加熱した。次いで、この反応物を冷却し、そしてこの混合物に、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(106mg,0.221mmol)、Pd(PPh
3)
4(12mg,0.011mmol)を添加した。この混合物を90℃で3時間加熱した。この反応物を冷却し、飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcにより抽出し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から70%のEtOAcで溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
34H
32ClN
5O
3S: 626.2(M+H
+);Found:626.2(M+H
+)。
【1891】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(6−メチル−5−(1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−3−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(26mg,0.042mmol)の、THF(0.5mL)およびMeOH(0.5mL)中の溶液に、2NのNaOH(410μL)を添加した。この反応混合物を60℃で3時間加熱した。この反応混合物を濃縮して体積を減少させ、その残渣をDMFおよびMeOHに溶解させ、濾過し、そして逆相HPLC(10%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製して、生成物を得た。
【1892】
【化337A】
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【1893】
実施例207.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((S)−4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(491)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((R)−4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(492)の調製。
【1894】
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
【1895】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((S)−4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−((R)−4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(4−メチル−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピペラジン−1−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(8mg,2つのジアステレオマーの混合物)をヘプタン/イソプロパノール(1mL,70/30)に溶解させ、そしてヘプタン/イソプロパノール(70/30)を用いてChiralpac Chiral Column(AZ−H)により精製した。2つの画分を集めた。
【1896】
【化338A】
[この文献は図面を表示できません]
【1897】
実施例208.(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(493)の調製。
【1898】
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
【1899】
5−クロロ−1−メチル−3−(4−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−1H−インダゾールの調製:3−ブロモ−5−クロロ−1−メチル−1H−インダゾール(160mg,0.652mmol)、1−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン(119mg,0.652mmol)、およびジオキサン(1.00mL)の溶液を調製した。NaOtBu(94mg,0.978mmol)およびクロロ[2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−3,6−ジメトキシ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)][2−(2−アミノエチル)フェニル]Pd(II)(52mg,65μmol)を入れ、そしてこの容器を密封し、そして100℃で一晩加熱した。水(3mL)を添加し、そしてこの反応物を濾過した(0.45ミクロン)。その濾液を逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により直接精製して、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
15H
19ClF
3N
4: 347.2, 349.2(M+H
+);Found:347.1, 349.1(M+H
+)。
【1900】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、Pd(OAc)
2(1.1mg,三量体)、X−Phos配位子(4.5mg)、ビス−ピナコラトジボロン(29mg)、およびKOAc(21mg)を入れた。この容器を減圧下で排気し、そしてアルゴンで逆充填した。5−クロロ−1−メチル−3−(4−((2R/2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール(50mg)のジオキサン(1.5mL)中の溶液を導入した。この反応物を23℃で手短に撹拌し、次いで110℃まで加熱した。1.5時間後、この反応物を23℃まで冷却し、そして(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(35mg)、KHCO
3(7mg)、Pd(PPh
3)
4(2mg)、および2Mの水性K
2CO
3(250μL)を入れた。この反応物を100℃で1時間加熱した。エタノール(無水,0.5mL)および5Mの水性NaOH(0.5mL)を添加した。この反応物を100℃で30分間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により直接精製して、表題化合物を得た。
【1901】
【化339A】
[この文献は図面を表示できません]
【1902】
実施例209.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(4,4−ジメチルピペラジン−1−イウム−1−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)アセテート(494)の調製。
【1903】
【化340】
[この文献は図面を表示できません]
【1904】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(3−(4,4−ジメチルピペラジン−1−イウム−1−イル)−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)アセテートの調製:容器に、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(15mg)、N,N−ジメチルアセトアミド(500μL)、ヨードメタン(250mg)、およびCs
2CO
3(50mg)を入れた。この容器を密封し、そして60℃で15時間まで温めた。エタノール(無水,0.5mL)および5Mの水性NaOH(0.5mL)を添加した。加熱を60℃で続けた。次いで、30分後、ジオキサン(0.5mL)を添加した。反応物を90℃で1時間加熱した。この反応物を23℃まで冷却し、そして逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により直接精製して、表題化合物を得た。
【1905】
【化340A】
[この文献は図面を表示できません]
【1906】
実施例210.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(495)の調製。
【1907】
【化341】
[この文献は図面を表示できません]
【1908】
5−クロロ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:5−クロロ−3−ヨード−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(104mg,0.354mmol,異性体5−クロロ−3−ヨード−2−メチル−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(360mg,1.22mmol)を含む)の溶液に、1−メチルピペラジン(184mg,1.84mmol)、CuI(70mg,0.368mmol)、L−プロリン(84mg,0.736mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で4時間加熱した。この反応物を冷却し、飽和NaHCO
3により洗浄し、EtOAcで抽出し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
12H
16ClN
5: 266.1(M+H
+);Found:266.2(M+H
+)。
【1909】
1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:5−クロロ−1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(56mg,0.211mmol)のトルエン(12mL)中の溶液に、ビス(トリブチルスズ)(244mg,0.42mmol)およびPd(PPh
3)
4(24mg,0.021mmol)を添加した。この反応混合物を170℃で1時間加熱した。この反応混合物を冷却し、H
2Oで洗浄し、EtOAcにより抽出し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
24H
43N
5Sn: 522.2(M+H
+);Found:522.1(M+H
+)。
【1910】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(22mg,0.046mmol)のジオキサン(2mL)中の溶液に、1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(20mg,0.038mmol)、CuI(7mg,0.038mmol)、LiCl(8mg,0.19mmol)およびPd(PPh
3)
4(4.4mg,0.004mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で2時間加熱した。この反応物を冷却し、飽和NaHCO
3で洗浄し、EtOAcで抽出し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そして最初にヘキサン中0%から100%のEtOAcにより溶出し、次いでジクロロメタン中0%から20%のMeOHにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
37ClN
6O
3S: 633.2(M+H
+);Found:633.3(M+H
+)。
【1911】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(11mg,0.017mmol)の、THF(0.5mL)およびMeOH(0.5mL)中の溶液に、2NのNaOH(174μL)を添加した。この反応混合物を45℃で一晩加熱した。この反応混合物を濃縮し、その残渣をDMFおよびMeOHに溶解させ、濾過し、そして逆相HPLC(10%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製して、生成物を得た。
【1912】
【化341A】
[この文献は図面を表示できません]
【1913】
実施例211.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(496)の調製。
【1914】
【化342】
[この文献は図面を表示できません]
【1915】
5−クロロ−3−ヨード−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:5−クロロ−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(100mg,0.65mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、KOH(91mg,1.63mmol)、I
2(247mg,0.98mmol)を0℃で添加した。この反応混合物を0℃で5分間撹拌し、次いで室温で一晩撹拌した。この反応混合物をEtOAcおよび水で希釈した。その有機相を飽和NaHSO
3により洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてヘキサン中0%から70%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
6H
3ClIN
3: 279.9(M+H
+);Found:279.3(M+H
+)。
【1916】
5−クロロ−3−ヨード−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:5−クロロ−3−ヨード−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(102mg,0.365mmol)のDMF(3mL)中の溶液に、Cs
2CO
3(237mg,0.73mmol)、MeI(35μL,0.55mmol)を添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcおよび水で希釈し、その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてヘキサン中0%から50%のEtOAcにより溶出するシリカゲルカラムにより精製して、異性体である5−クロロ−3−ヨード−2−メチル−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを(約1.5:1の比で)含む生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
7H
5ClIN
3: 293.9(M+H
+);Found:294.1(M+H
+)。
【1917】
5−クロロ−1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:5−クロロ−3−ヨード−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの溶液(104mg,0.354mmol,異性体である5−クロロ−3−ヨード−2−メチル−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを含む)に、ピリジン−3−イルボロン酸(52mg,0.425mmol)を添加した。この反応混合物を70℃で1時間加熱した。次いで、その温度を90℃まで上昇させ、そしてこの反応物を90℃で2時間撹拌した。この反応物を冷却し、飽和NaHCO
3で洗浄し、EtOAcで抽出し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
12H
9ClN
4: 245.0(M+H
+);Found:245.3(M+H
+)。
【1918】
1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンの調製:5−クロロ−1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(40mg,0.163mmol)のトルエン(5mL)中の溶液に、ビス(トリブチルスズ)(142mg,0.245mmol)およびPd(PPh
3)
4(19mg,0.016mmol)を添加した。この反応混合物を170℃で1時間加熱した。この反応混合物を冷却し、H
2Oで洗浄し、EtOAcで抽出した。その有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
24H
36N
4Sn: 501.2(M+H
+);Found:501.1(M+H
+)。
【1919】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(8mg,0.018mmol)のジオキサン(2mL)中の溶液に、1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−5−(トリブチルスタンニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(9mg,0.018mmol)、CuI(3.4mg,0.018mmol)、LiCl(3.8mg,0.09mmol)およびPd(PPh
3)
4(2mg,0.002mmol)を添加した。この反応混合物を100℃で2時間加熱した。この反応物を冷却し、飽和NaHCO
3で洗浄し、EtOAcにより抽出し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して体積を減少させ、そしてヘキサン中0%から100%のEtOAcで溶出するシリカゲルカラムにより精製して、生成物を得た。LCMS−ESI
+: calc’d for C
33H
30ClN
5O
3S: 612.2(M+H
+);Found:612.2(M+H
+)。
【1920】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(6mg,0.01mmol)の、THF(0.5mL)およびMeOH(0.5mL)中の溶液に、2NのNaOH(100μL)を添加した。この反応混合物を45℃で一晩加熱した。この反応混合物を濃縮し、その残渣をDMFおよびMeOHに溶解させ、濾過し、そして逆相HPLC(10%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製して、生成物(3mg)を得た。
【1921】
【化342A】
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【1922】
実施例212.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリミジン−5−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(497)の調製。
【1923】
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
【1924】
(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリミジン−5−イル)メタノールの調製:オーブンで乾燥させたフラスコに、無水THF(40mL)および5−ブロモピリミジン(6.36g,40mmol)を添加した。次いで、THF(22mL)中2Mのイソプロピルマグネシウムクロリドを0℃で数分間かけて滴下により添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで5−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(2.4mL,20mmol)を添加した。室温まで温めた後に、この反応を飽和水性NH
4Clでクエンチした。その水層をEtOAcで抽出し、MgSO
4で乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から60%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1925】
【化343A】
[この文献は図面を表示できません]
【1926】
(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリミジン−5−イル)メタノンの調製:(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリミジン−5−イル)メタノール(2.42g,8.55mmol)のDCM(40mL)中の撹拌溶液に、Dess−Martinペルヨージナン(4g,9.4mmol)を数分間かけて少しずつ添加した。次いで、この反応を1:1のNa
2S
2O
3/NaHCO
3の飽和溶液(80mL)でクエンチし、そして気体の発生が止むまで撹拌した。その水層をDCMで抽出し、MgSO
4で乾燥させ、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から30%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1927】
【化343B】
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【1928】
5−ブロモ−1−メチル−3−(ピリミジン−5−イル)−1H−インダゾールの調製:肉厚の耐圧フラスコに、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)(ピリミジン−5−イル)メタノン(2.08g,7.4mmol)およびジオキサン(20mL)を入れた。次いで、メチルヒドラジン(0.86mL,16.3mmol)を添加し、そしてこの混合物を100℃で16時間加熱した。この粗製混合物を濃縮し、そしてその残渣をDCMに懸濁させた。−10℃で2時間貯蔵した後に、沈殿した固体を濾別して、生成物を得た。
【1929】
【化343C】
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【1930】
1−メチル−3−(ピリミジン−5−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、5−ブロモ−1−メチル−3−(ピリミジン−5−イル)−1H−インダゾール(376mg,1.3mmol)、PdCl
2(dppf)・DCM(107mg,0.13mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(363mg,1.43mmol)、およびKOAc(383mg,3.9mmol)を添加した。無水ジオキサン(7mL)を添加し、そしてこの混合物を90℃で3時間加熱した。室温まで冷却した後に、この粗製反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてこの粗製生成物をさらに精製せずに直接使用した。LCMS−ESI
+: calc’d for C
18H
22BN
4O
2:
337.2(M+H
+);Found:337.3(M+H
+)。
【1931】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリミジン−5−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:アルゴンでフラッシュしたバイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(110mg,0.23mmol)、1−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(92mg,0.27mmol)、Pd(PPh
3)
4(26mg,23μmol)、およびK
2CO
3(95mg,0.68mmol)を添加した。次いで、脱気したジオキサン(2mL)および水(0.5mL)を添加し、そしてこの反応物を100℃で1時間加熱した。室温まで冷却した後に、この反応物をセライトのプラグで濾過し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(勾配ヘキサン中0%から50%のEtOAc)により精製して、生成物を得た。
【1932】
【化343D】
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【1933】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリミジン−5−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:バイアルに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(1−メチル−3−(ピリミジン−5−イル)−1H−インダゾール−5−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(130mg,0.212mmol)をTHF(3mL)およびMeOH(1.5mL)に溶解させた。1MのNaOH(1.5mL)を添加し、そしてこの混合物を50℃で3時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そして濾過した(0.45ミクロンのテフロン(登録商標)シリンジフィルタ)。その濾液を逆相カラムクロマトグラフィー(5%から100%のACN/H
2O+0.1%のTFA)により精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1934】
【化343E】
[この文献は図面を表示できません]
【1935】
実施例213.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(336)の調製。
【1936】
【化344】
[この文献は図面を表示できません]
【1937】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(49.0mg,0.095mmol)に、1,4−ジオキサン(1mL)中の1−(オキセタン−3−イル)ピペラジン(27.0mg,0.190mmol)を添加した。この反応混合物を室温で6時間撹拌した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
32H
37ClN
5O
4S(M+H
+):622.2;Found:622.2(M+H
+)。
【1938】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.47mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1939】
【化344A】
[この文献は図面を表示できません]
【1940】
実施例214.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−(ジメチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(333)の調製。
【1941】
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
【1942】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−(ジメチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:1,4−ジオキサン(1mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチル(30.0mg,0.058mmol)および3−(ジメチルアミノ)アゼチジン二塩酸塩(30.2mg,0.174mmol)に、トリエチルアミン(58.8mg,81.0μL,0.581mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で1時間加熱した。この反応が完了したら、この反応混合物をセライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、濃縮し、そしてさらに精製せずに使用した。LCMS−ESI
+ calc’d for C
30H
35ClN
5O
3S(M+H
+):580.2;Found:580.1(M+H
+)。
【1943】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−(ジメチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:THF(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)中の粗製の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−(3−(ジメチルアミノ)アゼチジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルに、NaOH(0.29mLの2N溶液)を添加した。この反応混合物を30℃で一晩加熱し、次いで冷却し、濾過し、そして水(0.1%のTFAを含む)中5%から100%のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCにより精製した。生成物を含む画分を溜め、そして凍結乾燥させて、その生成物のTFA塩を得た。
【1944】
【化345A】
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【1945】
実施例215.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(498)の調製。
【1946】
【化346】
[この文献は図面を表示できません]
【1947】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、そのエチルエステル((S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸エチル)から、以下の方法Hで記載される加水分解工程によって調製し得る。
【1948】
【化346A】
[この文献は図面を表示できません]
【1949】
実施例216.(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(N−メチルアセトアミド)フェニル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸(499)の調製。
【1950】
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
【1951】
(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(N−メチルアセトアミド)フェニル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸の調製:(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2−(4−(N−メチルアセトアミド)フェニル)ピリジン−4−イル)ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸を、方法Wの手順に従って調製した。
【1952】
【化347A】
[この文献は図面を表示できません]
【1953】
実施例217.(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製。
【1954】
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
【1955】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−(4−クロロフェニル)−2−(2−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)酢酸メチルの調製:マイクロ波バイアルに、(S)−2−(2−ブロモ−7−(4−クロロフェニル)−5−メチルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸メチル(496.3mg,1.03mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(178.2mg,0.15mmol)、塩化リチウム(43.6mg,1.03mmol)、およびヨウ化銅(I)(58.7mg,0.31mmol)を入れ、そしてこのバイアルを排気してアルゴンで逆充填した(3回)。この混合物に、1,4−ジオキサン(10mL)中の2−クロロ−4−(トリブチル)スタンニルピリミジン(456.3mg,1.13mmol)を添加した。この反応混合物を90℃で一晩加熱し、次いで冷却し、セライトで濾過し(酢酸エチル溶出液)、そして濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル溶出液)による精製により、生成物を得た。LCMS−ESI
+ calc’d for C
25H
23Cl
2N
3O
3S(M+H
+):516.1;Found:516.2(M+H
+)。
【1956】
実施例218 以下は、ヒトにおいて治療的または予防的に使用するための式IまたはI’の化合物(「化合物X」)を含む代表的な薬学的投薬形態を示す。
【1957】
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【1958】
上記処方物を、薬学分野で周知の従来の手順によって得ることができる。
【1959】
全ての参考文献(刊行物、特許、および特許文献が挙げられる)は、個別に参考として援用されるかのように本明細書中で参考として援用される。本発明は、種々の具体的実施形態、好ましい実施形態、具体的技術、および好ましい技術を参照して記載されている。しかし、本発明の精神および範囲内でありながら多数の変形形態および修正形態を得ることができると理解すべきである。
【1960】
本開示の文脈での(特に、添付の特許請求の範囲の文脈での)、用語「a」および「an」および「the」ならびに類似の言及の使用は、本明細書中にそうではないことが示されない限り、または文脈により明らかに否定されない限り、単数と複数との両方を網羅すると解釈されるべきである。本明細書中に記載される全ての方法は、本明細書中にそうではないことが示されない限り、または文脈により明らかに否定されない限り、任意の適切な順序で実施され得る。本明細書中に提供される任意の全ての例または例示的語句(例えば、など、好ましい、好ましくは)の使用は、単に、本開示の内容をさらに説明することが意図されるのであり、特許請求の範囲の範囲の限定を生じさせるものではない。本明細書中のいずれの語句も、請求項に記載されないいずれの要素も本開示の実施のために必須であることを示すように解釈されるべきではない。
【1961】
本願の開示の代替の実施形態が、本願発明を実施するための本発明者らが知っている最良の形態を含めて、本明細書中に記載される。もちろん、本開示の実施形態のバリエーションは、上記開示を読めば、当業者に明らかになる。本発明者らは、当業者がこのようなバリエーションを適切に使用すること(例えば、特徴または要素を変更するかまたは組み合わせること)を期待し、そして本発明者らは、本発明が、本明細書中に具体的に記載される様式とは異なる様式で実施されることを意図する。
【1962】
従って、本発明は、適用される法律により許容される場合、本明細書に添付される特許請求の範囲に記載される主題の全ての改変物および均等物を包含する。さらに、本明細書中にそうではないことが示されない限り、または文脈により明らかに否定されない限り、全ての可能なバリエーションでの上記要素の任意の組み合わせが、本発明により網羅される。
【1963】
個々の数値の使用は、その値の前に単語「約」または「およそ」があるかのように、近似として記載される。同様に、本願において特定される種々の範囲における数値は、そうではないことが明示的に示されない限り、記載される範囲内の最小値と最大値との両方の前に単語「約」または「およそ」があるかのように、近似として記載される。この様式で、記載される範囲の上方および下方に変動したものが、その範囲内の値と実質的に同じ結果を達成するために使用され得る。本明細書中で使用される場合、用語「約」および「およそ」は、数値をいう場合、本開示の主題が最も密に関連する分野、または問題の範囲もしくは要素に関連する分野の当業者に対して、平易かつ通常の意味を有する。厳密な数値境界から広がる量は、多くの要因に依存する。例えば、考慮され得る要因のいくつかとしては、所定量の変動が本願の主題の性能に有する要素および/または影響の重大性、ならびに当業者に公知であるほかの考慮事項が挙げられる。本明細書中で使用される場合、異なる数値に対する異なる有効数字の量の使用は、単語「約」または「およそ」の使用が特定の数値または範囲を広げるのにどのように働くかを限定する意図はない。従って、一般的な問題として、「約」または「およそ」は、その数値範囲を広げる。また、範囲の開示は、その最小値と最大値との間の全ての値、および用語「約」または「およそ」の使用によってもたらされる範囲の拡大を含む、連続的な範囲であることが意図される。従って、本明細書中での値の範囲の記載は、本明細書中でそうではないことが示されない限り、単に、その範囲内に入る各別個の値を個々に記載するための簡略表現の方法として働くことを意図され、そして各別個の値は、それが個々に本明細書中に記載されているかのように、本明細書中に組み込まれる。
【1964】
本明細書中に開示されるデータのいずれから形成され得るか、またはそれらのデータから誘導される、任意の範囲、比、および比の範囲は、本開示のさらなる実施形態を表し、そしてこれらが明示的に記載されているかのように、本開示の一部として含まれることが理解されるべきである。これには、有限の上境界および/または下境界を含むように、または含まないように形成され得る範囲が含まれる。従って、特定の範囲、比または比の範囲に最も密に関連する当業者は、このような値が、本明細書中に提示されるデータから明瞭に誘導されることを理解する。