(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-107988(P2016-107988A)
(43)【公開日】2016年6月20日
(54)【発明の名称】自動車の窓ガラスを払拭するシステム用のワイパーアームのための洗浄流体噴出装置
(51)【国際特許分類】
B60S 1/46 20060101AFI20160523BHJP
B60S 1/52 20060101ALI20160523BHJP
【FI】
B60S1/46 C
B60S1/52
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-239396(P2015-239396)
(22)【出願日】2015年12月8日
(31)【優先権主張番号】1462090
(32)【優先日】2014年12月9日
(33)【優先権主張国】FR
(71)【出願人】
【識別番号】512092737
【氏名又は名称】ヴァレオ システム デシュヤージュ
【氏名又は名称原語表記】VALEO SYSTEMES D’ESSUYAGE
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100082991
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 泰和
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(72)【発明者】
【氏名】ジェラルド、カイユ
(72)【発明者】
【氏名】セバスチャン、ロレ
(72)【発明者】
【氏名】フィリップ、ピコ
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ワイパーアームに簡単に洗浄流体噴出装置を取り付けたり交換できるようにする。
【解決手段】自動車の窓ガラスを払拭するシステム用のワイパーアーム7のための洗浄流体噴出装置21おいて、洗浄流体噴出装置21は、ワイパーアーム7の支持ヨーク8の側壁で連結されて支持ヨーク8を覆うことが意図されたカウリング23と、カウリング23のハウジングにスナップ固定により組み込まれ取外し可能な態様に保持された洗浄流体噴出ノズル25と、を備えている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車の窓ガラスを払拭するシステム用のワイパーアーム(7)のための洗浄流体噴出装置(21)であって、
ワイパーアーム(7)の一端部(8)を覆うことが意図されたカウリング(23)と、取外し可能な態様で前記カウリング(23)に保持された洗浄流体噴出ノズル(25)と、を備えていることを特徴とする装置。
【請求項2】
前記カウリング(23)は、前記アームの前記端部(8)にスナップ固定するための手段(27)を備えている、
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ワイパーアーム(7)の前記端部(8)は、ヨークの形状を有している、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記カウリング(23)は、2つの外側壁(29、31)と、少なくとも1つの内壁(43)とを備え、
前記少なくとも1つの内壁(43)は、前記外側壁(29、31)の一方とともに、前記噴出ノズル(25)を受容するハウジング(41)を画成している、
ことを特徴とする請求項1乃至3の一項に記載の装置。
【請求項5】
前記カウリング(23)は、前記2つの外側壁(29、31)とともに2つのハウジング(41)を画成する2つの内壁(43)を備え、
各ハウジング(41)は、洗浄流体がスキージブレードの両側に噴出されるように、噴出ノズル(25)を受容している、
ことを特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記カウリング(23)は、前記噴出ノズル(25)を形状協働により保持するための突出部(67、69)を備えている、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記噴出ノズル(25)は、噴出ベース(25A)と洗浄流体分配カバー(25B)とを含む形状を有し、
前記ベース(25A)は、前記カバー(25B)に固定されている、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記噴出ノズル(25)は一体型部品である、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記噴出ノズル(25)は、扇形状に噴出される洗浄流体を形成するための複数のノズル(59)を有している、
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記噴出ノズル(25)を加熱するための手段を有している、
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
自動車の窓ガラスを払拭するシステムのためのワイパーアーム(3)であって、
請求項1乃至10のいずれか一項に記載の噴出装置(21)を備えている、
ことを特徴とするワイパーアーム。
【請求項12】
請求項11に記載のワイパーアーム(3)を備えている、払拭システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の窓ガラスを払拭するシステム用のワイパーアームのための洗浄流体噴出装置、払拭システム用のワイパーアーム、及び払拭システムに関する。
【背景技術】
【0002】
窓ガラスの適切な清掃を保証するためには、洗浄流体を払拭ブレードの上流に噴出(噴霧、スプレー)することが必要である。
【0003】
この目的のために、車両の本体に配置された、清掃すべき窓ガラスにフロントガラス洗浄流体を噴出する噴出ノズルが知られている。しかしながら、噴出されたジェット流が単独の効果区域にしか向けられず、これにより洗浄流体が清掃すべき窓ガラスの全面に亘って均一に作用しないということがよくある。
【0004】
また、洗浄流体を噴出するためのノズルを備えたワイパーアームも知られている。この場合、通常、1つ以上の洗浄ジェット流が窓ガラスに対して、窓ガラスにより規定される面におおよそ垂直な方向かつ払拭ブレードのすぐ上流に噴出される。
【0005】
洗浄流体を噴出する状況を改善するために、洗浄流体を横方向に噴出するためのノズルを備えたワイパーアームが知られている。例えば、DE102010064178、FR2859963、US6094772、JP2002321599又はDE19826846等の文献が挙げられ得る。
【0006】
しかしながら、これらの文献のうちあるものにおいては、ノズルがアームと一体部品となっている。これにより、アームがモジュール式に作製できず、製造者に噴出ノズルを有するアーム又は有さないアームのいずれをも提供できるようにはなっていない。
【0007】
文献DE102004007351は、噴出ノズルが、横方向にオフセットされた部分を有する特殊なヨークに一体化されているワイパーアームについて記載している。このようなヨークの改造は、特に機械的整合性という観点から、ヨークの構造性能の大幅な変更をもたらすという点において、望ましくない。
【0008】
また、組立ラインでの組み付けにおいて、ひとつの同一タイプのワイパーアームに2つの異なるヨークを設けることが必要となる。これは、エラーの源となり得る。
【0009】
更に、ユーザは洗浄流体として水道水を頻繁に使用していることがわかっている。硬水の地域において、このことは、ノズルが薄片によって詰まったときに問題を生じ得る。特に、このような不具合に直面したとき、作動しないのはノズルだけであるのに、ワイパーアーム全体の交換を整備士が提案するかもしれない。
【発明の概要】
【0010】
本発明は、実現が簡単で安価な解決策であって、多くのワイパーアームに、特にはその設計を変更せずに、適合し得る解決策を提供することにより、少なくとも部分的に上述のデメリットを改善することを提案する。また、もし不具合が生じた場合であっても迅速で簡単且つ安価に交換できることも望まれている。
【0011】
この目的のために、本発明の主題は、自動車の窓ガラスを払拭するシステム用のワイパーアームのための洗浄流体噴出装置であって、ワイパーアームの一端部を覆うことが意図されたカウリングと、取外し可能な態様で前記カウリングに保持された洗浄流体噴出ノズルと、を備えていることを特徴とする装置である。
【0012】
したがって、カウリング及びこのカウリングの内部に組み込まれた噴出ノズルにより、不具合のあった場合でも簡単に交換を実施することができる。また、多くのタイプのワイパーアームに、簡単に洗浄流体噴出装置を設けることができる。
【0013】
本発明の噴出装置は、以下の1つ又は複数の特徴を単独で又は組み合わせて有し得る。
【0014】
一態様において、前記カウリングは、前記アームの前記端部にスナップ固定するための手段を備えている。
【0015】
他の態様において、カウリングの全体的な内部容積は、前記アームの前記端部の外形と略同一の形状を有し、前記アームの前記端部は、ワイパーブレードの固定装置を受容するアームの一端部分としてみなされる。
【0016】
有利には、前記ワイパーアームの前記端部は、ヨークの形状を有している。
【0017】
他の態様によれば、前記カウリングは、2つの外側壁と、少なくとも1つの内壁とを備え、前記少なくとも1つの内壁は、前記外側壁の一方とともに、前記噴出ノズルを受容するハウジングを画成している。
【0018】
有利には、前記カウリングは、前記2つの外側壁とともに2つのハウジングを画成する2つの内壁を備え、各ハウジングは、洗浄流体がスキージブレードの両側に噴出されるように、噴出ノズルを受容している。
【0019】
前記カウリングは、前記噴出ノズルを形状協働により保持するための突出部を備えていてもよい。
【0020】
前記噴出ノズルは、例えば、噴出ベースと洗浄流体分配カバーとからなる形状を有し、
前記ベースは前記カバーに固定されている。
【0021】
或いは、前記噴出ノズルは一体型部品である。
【0022】
更に他の態様によれば、前記噴出ノズルは、扇形状の洗浄流体噴出を形成するための複数のノズルを有している。
【0023】
好適には、装置は、前記噴出ノズルを加熱するための手段を有しており、前記手段は、正の温度係数を有するサーミスタタイプ又はレジスタタイプである。
【0024】
また、本発明は、上述の噴出装置を備えたことを特徴とする、自動車の窓ガラスを払拭するシステムのためのワイパーアームに関する。
【0025】
最後に、本発明は上述のワイパーアームを備えた払拭システムに関する。
【0026】
更なる利点及び特徴は、本発明の詳細な説明と添付図面を参照することにより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】
図1は、本発明によるワイパーアームの一実施形態の斜視図である。
【
図6】
図6は、
図1及び
図2のワイパーアームに嵌合されたカウリング及び噴出ノズルの底面図である。
【
図7】
図7は、ワイパーアームヨークに嵌合されたカウリング及びこれに組み込まれた噴出ノズルの底面図である。
【
図8】
図8は、アダプタ及び払拭ブレードを省いた、
図1及び2のワイパーアームの底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
例示的な実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
【0029】
全ての図面において、同一の要素には同じ参照番号が付されている。
【0030】
以下の実施形態は例示的なものである。1つ以上の実施形態について言及がなされるが、各参照例が同じ実施形態に関するということを必ずしも意味するものではなく、又それらの特徴が単独の実施形態にのみ適用されるということも必ずしも意味しない。種々の実施形態の個々の特徴が、組み合わされて他の実施形態を提供し得る。
【0031】
「上(面)」及び「底(面)」という用語は、フロントガラスワイパーが車両に設置された場合の共通の意味において使用されている。払拭すべきフロントガラスに隣接するワイパーアームの面が底面とみなされ、フロントガラスから離間しているワイパーアームの面が上面である。
【0032】
図1及び
図2は、ワイパー3と、固定装置5と、ワイパーアーム7と、を備えた払拭装置1すなわちフロントガラスワイパーを示す。ワイパーアーム7は、その一端部に、ワイパー3に固定装置5によって連結されている支持ヨーク8を有している。
【0033】
特に、ワイパー3は、スキージブレード9すなわち払拭ブレードと、1つまたは複数の背骨部11と、を備えている。本例においては、背骨部11は、金属ブレード形状の1つの背骨部11である。背骨部11はワイパー3に湾曲を与え、これによりワイパー3は正確にフロントガラスに適用され得る。また、ワイパー3は、デフレクタ及び/又は、特にはスキージブレード9と1つまたは複数の背骨11を一緒に保持する端部ピースを備え得る。
【0034】
固定装置5は、ワイパーアーム7およびコネクタ15により支持されるアダプタ13を備えている。コネクタ15は、自由度なくワイパー3に固定される。
【0035】
コネクタ15は、ワイパーアーム7に支持されたアダプタ13のピン17に対して旋回するように関節で繋がれている。
【0036】
例えば、ワイパー3をワイパー3の背骨部11の領域において挟持する2つの対称的なフランジによって、コネクタ15はワイパー3に自由度なく固定されている。
【0037】
ワイパーアーム7には、洗浄流体噴出装置(洗浄流体噴霧装置、洗浄流体スプレー装置)21が設けられる。
【0038】
噴出装置21は、支持ヨーク8を覆うカウリング23と、取り外し可能な態様でカウリング23に保持された洗浄流体噴出ノズル25と、を備えている。カウリング23及び噴出ノズル25の両方が、例えばプラスチック材料から製造される。
【0039】
カウリング23の構造が
図3の底面図に明瞭に示されている。特に、カウリング23は、支持ヨーク8にスナップ固定するための手段27を備えている。カウリング23は、ワイパーアーム7の端部8に嵌合するようなサイズとされている。すなわち、カウリング23の全体的な内部容積は、ワイパーアーム7の端部8の外形と略同一の形状を有し、アーム端部8は、ブレード3の固定装置5を受容するアームの一部としてみなされる。
【0040】
より具体的には、カウリング23は、2つの外側壁29、31を備えている。
【0041】
外側壁29は、支持ヨーク8の第1側壁33の形状に一致しており、支持ヨーク8の側壁33に取付けられる少なくとも1つの第1スナップ固定部材、本例では4つの第1スナップ固定部材32を有している。
【0042】
第1の幅狭部分35において、外側壁31は、支持ヨーク8の第1側壁33とは反対側の第2側壁37の形状に一致しており、この側壁37から離間して第2の幅広部分39において終了する。第2の幅広部分39は、支持ヨーク8の第2の側壁37に平行であるとともにこれより大きい幅を有しており、これにより噴出ノズル(スプレーノズル、噴霧ノズル)25のためのハウジング41を形成している。
【0043】
支持ヨーク8の第2の側壁37に連結されるように、カウリング23は、第2の幅広部分39の領域において、内壁43を備えている。内壁43は、支持ヨーク8の第2側壁37に係合する少なくとも1つの第2スナップ固定部材44を有している。
【0044】
この内壁43は、第2の幅広部分39において噴出ノズル25を受容するハウジング41を画成している。
【0045】
したがって、カウリングが支持ヨーク8に単なるスナップ固定によって固定されているとともに、スナップ固定手段27の保持力に打ち勝つことにより支持ヨーク8から取り外し可能であることが理解されるであろう。
【0047】
噴出ノズル25は、全体として平行六面体形状(直方体形状)を有している。
【0048】
噴出ノズル25は2つの部品、すなわち噴出ベース25Aと分配カバー25Bとからなっている。これらの噴出ベース25Aと分配カバー25Bは、例えば接着結合により、又は溶接、特には超音波溶接により、一体的に接合されている。
【0049】
噴出ノズル25の外面45A及び45Bが
図4に示されている。一方、
図5Aは、面45Aから離間した内面47Aを示す。組み立てられた状態において、内面47Aは、
図5Bに示す内面47Bに対面することが意図されており、この面47Bは外面45Bから離間している。
【0050】
図4及び
図5Aに示すように、供給カニューレ49が、噴出ノズル25の一部分25Aと一体部品として作製されて、内面47Aの開口部51を通過して開口している。供給カニューレ49は、供給パイプ50に連結される。
【0051】
組み立てられた状態において、開口部51が、噴出ノズル25の一部分25Bの内面47Bに作製された洗浄流体分配溝53に隣接して配置される。
【0052】
噴出ノズル25の内面47Aにおいて、本例では5つの噴出溝55が、分配溝53により洗浄流体を供給されるように分配溝53に隣接する位置において始まり、例えば、噴出ノズル25の対向する短辺及び底部の長辺において、複数の噴出ノズルを形成する複数の貫通開口59において終了している。ノズル59は、洗浄流体をスキージブレード9の実質的に全長に沿って噴出するように、扇形状の洗浄流体噴出を形成することを可能にする。
【0053】
噴出ノズル25は、カウリング23の壁31において支持されたリブ67と、カウリング23の突出部69により、ハウジング41内で保持されている。これらのリブ67は、噴出ノズル25を内壁43に対して押圧する。また、突出部69は、噴出ノズル25の短辺のうちの一方に配置されたノッチ71に、形状協働により収容されている。
【0054】
洗浄流体がかなり長い距離に亘って噴出され得るように、カウリング23は、側壁31に、第1切欠73及び第2切欠75を有している。これらの切欠は、噴出ノズル25に沿っており、したがって噴出ノズルとなっている。
【0055】
図6は、カウリング23におけるスナップ固定によりハウジング41に組み込まれた噴出ノズル25を示している。これにより、噴出ノズル25が簡単にカウリング23に嵌合可能であるとともに、例えばメンテナンスのために、カウリング23から取外し可能であることが理解されるであろう。
【0056】
図7は、
図6の組み立ての底面図、すなわち、支持ヨーク8に嵌合されたカウリング23とその内部に組み込まれた噴出ノズル25を示す。
【0057】
図8は、支持ヨーク8とアダプタ13とを有する組み立てられた状態のワイパーアーム7と、カウリング23及び噴出ノズル25の底面図を示す。
【0058】
カウリング23とその内部に組み込まれた噴出ノズル25とにより形成される噴出装置が、簡単にあらゆる種類のワイパーアームに適合可能であることが理解されるであろう。
【0059】
スナップ固定手段27のおかげで、例えばメンテナンスや交換のために、噴出ノズルは簡単に嵌合可能且つ取外し可能である。
【0060】
また、噴出ノズル25は、ハウジング41の内部で良好に保護されており、噴出ノズルを閉塞させ得る塵が直接かかることはない。これは、特に車両が雨の中で長時間停車するような場合に重要である。
【0061】
当然ながら、本発明は上述の例示的な実施形態にのみ制限されるものではない。噴出装置は、2つの噴出ノズル25を備え、それぞれの噴出ノズル25がカウリング23内のハウジング41に受容されていてもよい。噴出ノズル25が、低温の結果としてノズル59が凍るような被害を蒙る事態を回避するように、装置が噴出ノズルを加熱するための手段を有するように対策され得る。このような加熱手段は、正の温度係数を有するサーミスタ又はレジスタにより実現され得る。
【外国語明細書】