特開2016-123521(P2016-123521A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ タイヨーエレック株式会社の特許一覧
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-123521(P2016-123521A)
(43)【公開日】2016年7月11日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20160613BHJP
【FI】
   A63F7/02 320
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】34
(21)【出願番号】特願2014-265138(P2014-265138)
(22)【出願日】2014年12月26日
(71)【出願人】
【識別番号】000204262
【氏名又は名称】タイヨーエレック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000017
【氏名又は名称】特許業務法人アイテック国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】坂本 実
【テーマコード(参考)】
2C333
【Fターム(参考)】
2C333AA11
2C333CA43
(57)【要約】
【課題】識別情報の変動表示をより明確なものとする。
【解決手段】判定図柄表示部は、所定時間の点灯及び消灯を繰り返すことで判定図柄が変動表示中であることを示し、当否判定結果が当りの場合には、少なくとも所定の停止時間に亘って点灯を継続することで判定図柄が停止表示中であることを示し、外れの場合には、少なくとも所定の停止時間に亘って消灯を継続することで判定図柄が停止表示中であることを示す。そして、判定図柄表示部が点灯状態で判定図柄を停止表示させている場合には(図a)、時刻T0で消灯から判定図柄の変動表示を開始し、判定図柄表示部が消灯状態で判定図柄を停止表示させている場合には(図b)、時刻T0で点灯から判定図柄の変動表示を開始する。これにより、判定図柄の変動表示を開始するタイミングを明確にすることができる。
【選択図】図26
【特許請求の範囲】
【請求項1】
点灯と消灯とによって、識別情報を変動表示して停止表示する識別情報表示部を備える遊技機であって、
前記識別情報表示部は、
点灯及び消灯のうち、少なくとも消灯することで前記識別情報が変動表示中であることを示し、少なくとも所定の停止時間に亘って点灯を継続することで前記識別情報が停止表示中であることを示すものであり、
前記識別情報の変動表示の開始時は、消灯する
ことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
請求項1に記載の遊技機であって、
前記識別情報表示部は、前記所定の停止時間よりも短い間隔で点灯及び消灯を交互に繰り返すことで前記識別情報が変動表示中であることを示す
ことを特徴とする遊技機。
【請求項3】
請求項1または2に記載の遊技機であって、
前記識別情報表示部は、前記識別情報の変動表示の終了時は消灯し、当該終了時の消灯に続いて前記所定の停止時間に亘る点灯を継続することで前記識別情報が停止表示中であることを示す
ことを特徴とする遊技機。
【請求項4】
請求項1ないし3いずれか1項に記載の遊技機であって、
前記遊技機の電源投入をされた後であって前記識別情報が変動表示する前において、前記識別情報表示部は、前記識別情報が変動表示中であることを示す態様および前記識別情報が停止表示中であることを示す態様のいずれとも異なる態様とされる
ことを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機やアレンジボール機などの遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の遊技機としては、7セグメント表示器などのランプ表示器の点滅によって、識別情報の変動表示を行うものが知られている。例えば、特許文献1には、所定の変動時間内では、各セグメント表示器の点滅を高速で繰り返すことで識別情報を変動表示させ、所定の変動時間が経過すると、全てのセグメント表示器を一旦消灯させた後、当り判定の結果を示す所定態様の表示に必要なセグメント表示器を1つずつ点灯していき、最終的に所定態様で点灯させることで識別情報を停止表示させるものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−107379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した遊技機では、所定の変動時間が経過すると、全てのセグメント表示器を一旦消灯させることから、変動表示が終了して停止表示が開始されることは明確となるものの、変動表示の開始を明確にすることについては考慮されていない。このような識別情報は、遊技に必要な情報を表示するものであるから、その変動表示をできるだけ明確なものとすることが望ましい。
【0005】
本発明の遊技機は、識別情報の変動表示をより明確なものとすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の遊技機は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明の遊技機は、
点灯と消灯とによって、識別情報を変動表示して停止表示する識別情報表示部を備える遊技機であって、
前記識別情報表示部は、
点灯及び消灯のうち、少なくとも消灯することで前記識別情報が変動表示中であることを示し、少なくとも所定の停止時間に亘って点灯を継続することで前記識別情報が停止表示中であることを示すものであり、
前記識別情報の変動表示の開始時は、消灯する
ことを要旨とする。
【0008】
この本発明の遊技機では、識別情報表示部は、点灯及び消灯のうち、少なくとも消灯することで識別情報が変動表示中であることを示し、少なくとも所定の停止時間に亘って点灯を継続することで識別情報が停止表示中であることを示し、識別情報の変動表示の開始時は、消灯するものとしている。これにより、識別情報表示部は、所定の停止時間に亘り継続した点灯状態から消灯することで変動表示を開始することになるため、点灯状態から引き続き点灯したまま変動表示を開始するものに比べて、識別情報の停止表示と、変動開始表示とを明確に区別することができる。この結果、識別情報の変動表示を開始するタイミングを明確に示すことができるから、識別情報の変動表示期間をより明確なものとし、遊技者に公正な遊技を提供することができる。なお、識別情報表示部は、例えば、LEDで構成されるものとすることができる。また、識別情報が変動表示中であることは、「少なくとも消灯すること」で示されるのであるから、変動表示中に少なくとも消灯態様があれば足り、これに加えて変動表示中に点灯態様があってもよい。この場合、変動表示中に、点灯態様と消灯態様とを有することとなり、点滅態様とすることもできる。
【0009】
また、上述の構成に加えて、
始動口と、
遊技球が入球不能な入球不能状態と遊技球が入球可能な入球可能状態とに変化可能な可変入球口と、
始動口への入球に基づいて当否判定を行う当否判定手段と、
当否判定の結果に基づいて識別情報を変動表示して停止表示する識別情報表示部と、
識別情報が特定態様で停止表示することに基づいて、可変入球口が入球可能状態となる特定遊技を実行する特定遊技実行手段と、を備えるものとすることができる。
識別情報表示部で表示される識別情報の変動表示は、特定遊技を実行するうえでの重要な条件となるため、この識別情報の変動表示期間を遊技者に明確に認識可能に提供することは公正な遊技を提供するうえで、非常に重要となる。
【0010】
また、本発明の遊技機において、
前記識別情報表示部は、前記所定の停止時間よりも短い間隔で点灯及び消灯を交互に繰り返すことで前記識別情報が変動表示中であることを示す
ものとすることもできる。
【0011】
このようにすれば、識別情報が変動表示中であるか停止表示中であるかを明確に区別することができる。なお、識別情報表示部は、停止時間未満の所定時間の点灯及び消灯を交互に繰り返すことで識別情報が変動表示中であることを示すものとしてもよい。また、点点灯及び消灯を交互に行う(点滅態様)場合において、点灯及び消灯の夫々が、識別情報の停止表示時間である所定の停止時間よりも短いものとされている。
【0012】
また、本発明の遊技機において、
前記識別情報表示部は、前記識別情報の変動表示の終了時は消灯し、当該終了時の消灯に続いて前記所定の停止時間に亘る点灯を継続することで前記識別情報が停止表示中であることを示す
ものとすることもできる。
【0013】
このようにすれば、識別情報の変動表示を終了する際の変動終了表示と、停止表示と(変動表示期間と停止表示期間と)を明確に区別することができる。このため、識別情報の変動表示の開始だけでなく、変動表示を終了するタイミング(停止表示を開始するタイミング)と停止表示を開始するタイミングとを明確にすることができる。
【0014】
また、本発明の遊技機において、
前記遊技機の電源投入をされた後であって前記識別情報が変動表示する前において、前記識別情報表示部は、前記識別情報が変動表示中であることを示す態様および前記識別情報が停止表示中であることを示す態様のいずれとも異なる態様とされる
ものとすることもできる。
【0015】
このようにすれば、電源投入されてから未だ識別情報が変動表示する前にあっては、識別情報がまだ変動表示していないことを示すことができる。また、変動表示中や停止表示中とは異なる態様から消灯して変動表示を開始するから、電源投入されて初回の変動表示を開始するタイミング(変動表示期間)を明確にすることができる。なお、識別情報表示部は、複数の表示部を有してなり、点灯箇所や点灯色の異なる複数の点灯態様を有するものであり、そのうち一部の態様を識別情報が変動表示中であることを示すものとし、他の一部の態様を識別情報が停止表示中であることを示すものとする。そして、それらの態様とは点灯箇所や点灯色の異なる態様を電源投入時の変動表示実行前を示すものとしてもよい。
【発明の効果】
【0016】
本発明の遊技機によれば、識別情報の変動表示をより明確なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の一実施例であるパチンコ機10の外観を示す外観斜視図である。
図2】実施例のパチンコ機10の遊技盤30の構成の概略を示す構成図である。
図3】実施例のパチンコ機10の制御回路の構成を示すブロック図である。
図4】図柄表示装置40の構成を説明する説明図である。
図5】普通図柄表示装置41の表示態様の一例を示す説明図である。
図6】電源投入時における特別図柄表示装置42の表示態様の一例を示す説明図である。
図7】大当り時における特別図柄表示装置42の表示態様の一例を示す説明図である。
図8】演出表示装置34の構成を説明する説明図である。
図9】サブ制御基板90の構成の概略を示すブロック図である。
図10】主制御基板70のCPU70aにより実行される主制御処理の一例を示すフローチャートである。
図11】主制御基板70のCPU70aにより実行される特別図柄遊技処理の一例を示すフローチャートである。
図12】主制御基板70のCPU70aにより実行される特別図柄遊技処理の一例を示すフローチャートである。
図13】主制御基板70のCPU70aにより実行される特別図柄遊技処理の一例を示すフローチャートである。
図14】主制御基板70のCPU70aにより実行される変動表示関連処理の一例を示すフローチャートである。
図15】大当り判定テーブルの一例を示す説明図である。
図16】大当り変動パターンテーブルの一例を示す説明図である。
図17】外れ変動パターンテーブルの一例を示す説明図である。
図18】実施例における特別図柄用LEDの点滅制御の様子を示す説明図である。
図19】比較例における特別図柄用LEDの点滅制御の様子を示す説明図である。
図20】主制御基板70のCPU70aにより実行される大当り遊技処理の一例を示すフローチャートである。
図21】主制御基板70のCPU70aにより実行される大当り遊技終了時処理の一例を示すフローチャートである。
図22】サブ制御基板90のCPU90aにより実行される図柄変動演出処理の一例を示すフローチャートである。
図23】演図大当り図柄設定テーブルの一例を示す説明図である。
図24】サブ制御基板90のCPU90aにより実行される図柄変動演出開始処理の一例を示すフローチャートである。
図25】サブ制御基板90のCPU90aにより実行される図柄変動演出終了処理の一例を示すフローチャートである。
図26】判定図柄用LEDの点滅制御の様子を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。なお、以下では、特別図柄の変動表示の終了に伴い大当り図柄が停止表示され、これを契機に大当り遊技が開始されるタイプ(いわゆるセブン機タイプ)のパチンコ機(第1種のパチンコ機)に本発明を適用した例を説明する。
【実施例】
【0019】
図1はパチンコ機10(遊技機)の外観を示す外観斜視図であり、図2はパチンコ機10の遊技盤30の構成の概略を示す構成図であり、図3はパチンコ機10の制御回路の構成の概略を示すブロック図である。
【0020】
[パチンコ機10の全体構成]
実施例のパチンコ機10は、図1に示すように、前面枠11に嵌め込まれたガラス板12(透明板)を介して盤面が視認可能に配置された遊技盤30(図2参照)と、遊技球を貯留する上受け皿14および下受け皿16と、上受け皿14に貯留されている遊技球を遊技盤30へ発射するための発射ハンドル18と、を備える。
【0021】
前面枠11は、本体枠21に嵌め込まれており、左辺を回動軸として本体枠21に対して回動できるようになっている。本体枠21は、外枠22に嵌め込まれており、左辺を回動軸として外枠22に対して回動できるようになっている。なお、前面枠11と本体枠21は、略長方形状のプラスティック製の枠体として構成されている。また、外枠22は、略長方形状の木製の枠体として構成されており、パチンコホールの島設備の島枠に固定される。
【0022】
また、前面枠11の左上部と右上部には、遊技の進行に伴って種々の効果音を鳴らしたり遊技者に遊技状態を報知したりするためのスピーカ28a,28bが設けられており、右端部には、前面枠11を本体枠21に対して施錠するための施錠装置29が設けられている。また、前面枠11の左側には、図示しないプリペイドカード式の球貸装置(CRユニット)が設けられている。
【0023】
上受け皿14は、その上面部に、CRユニットに挿入されたカードの価値残高(有価残高)の範囲内で遊技球の貸し出しを指示するための球貸ボタン24aと、CRユニットに挿入されているカードの返却を指示するための返却ボタン24bとが配設されている。また、上受け皿14は、その上面中央部に、遊技者の操作に応じて各種演出を行うための演出ボタン26が配設されている。
【0024】
発射ハンドル18は、前面枠11の右下部に設けられており、遊技者がハンドルに触れていることを検知するタッチセンサ18a(図3参照)や遊技球の発射を一時的に停止する発射停止スイッチ18b(図3参照)が設けられている。発射ハンドル18の回転軸には、上受け皿14に貯留されている遊技球を1球ずつ打ち出すための図示しない発射装置が接続されており、発射ハンドル18が回転操作されると、発射装置が備える発射モータ19(図3参照)が回転し、これに伴って発射ハンドル18の操作量に応じた強さの打撃力で遊技球を打ち出す。
【0025】
[遊技盤30の構成]
遊技盤30は、図2に示すように、外レール31aと内レール31bとによって囲まれる遊技領域31が形成されている。この遊技盤30は、遊技領域31の右下部に配置された図柄表示装置40と、遊技領域31の中央部に配置された演出表示装置34と、演出表示装置34の周囲を囲むように配置されたセンター役物49と、センター役物49の下側に配置され遊技球の入球を検知する第1始動口スイッチ36a(図3参照)を有する第1始動口36と、センター役物49の右部に配置され遊技球の通過を検知するゲートスイッチ32a(図3参照)を有する普通図柄作動ゲート32と、普通図柄作動ゲート32の下方に配置され遊技球の入球を検知する第2始動口スイッチ38a(図3参照)を有する第2始動口38と、遊技領域31の下部に開閉可能に配置され遊技球の入球を検知する大入賞口スイッチ44a(図3参照)を有する大入賞口44(可変入球口)と、遊技領域31の左下部と右下部とに配置された一般入賞口スイッチ45a(図3参照)を有する一般入賞口45と、いずれの入賞口にも入らなかった遊技球を回収するためのアウト口47と、を備える。また、遊技盤30には、この他に、遊技領域31を流下する遊技球をガイドしたり弾いたりする風車48や図示しない多数の釘が設けられている。
【0026】
第2始動口38は、普通電動役物として設けられる可変式の入球口であり、左右一対の翼片部38c(可動部材)と、翼片部38cを作動させる第2始動口ソレノイド38b(図3参照)と、を備える。この第2始動口38は、翼片部38cが直立しているときには遊技球の入球の可能性が比較的低い通常状態となり(図2の点線参照)、翼片部38cが左右に開いているときには遊技球の入球の可能性が通常状態よりも高い開放状態となる(図2の実線参照)。なお、本実施例では、翼片部38cが直立した通常状態においては、第2始動口38への遊技球の入球が不可能となるように構成されている。
【0027】
大入賞口44は、特別電動役物として設けられる可変式の入球口であり、開閉板44cと、開閉板44cを作動させる大入賞口ソレノイド44b(図3参照)と、を備える。この大入賞口44は、通常は開閉板44cによって塞がれて遊技球を受け入れない閉状態(閉鎖状態)とされており、大当り遊技(特定遊技)のときに、大入賞口ソレノイド44b(図3参照)によって開閉板44cが作動して手前側に開くことで、遊技球を受け入れやすい開状態(開放状態)となる。大入賞口44には、遊技球の入球を検知すると共にその入球数をカウントするための大入賞口スイッチ44a(図3参照)が取り付けられている。本実施例では、大当り遊技の処理として、大入賞口スイッチ44aが遊技球の入球を10個カウントするか10個カウントする前に所定時間(例えば、25秒または0.1秒)が経過するまでを1ラウンドとして大入賞口44を開放し、規定ラウンドまで大入賞口44の開放動作を繰り返す。なお、各ラウンドの間には、所定時間(例えば、2秒間)だけ大入賞口44を閉状態とする。
【0028】
図柄表示装置40は、図4の構成図に例示するように、普通図柄の変動表示および停止表示が可能な普通図柄表示装置41と、特別図柄の変動表示および停止表示が可能な特別図柄表示装置42と、大当り遊技の規定ラウンド数(最大ラウンド数)を示す図柄を表示するラウンド表示部43と、を備える。普通図柄表示装置41は、発光ダイオード(LED)を用いて構成された左普通図柄表示部41aおよび右普通図柄表示部41bを備える。図5に、普通図柄表示装置41の表示態様の一例を示す。普通図柄表示装置41は、図示するように、左普通図柄表示部41aと右普通図柄表示部41bとが共に消灯した表示態様(図5の上から1段目参照)と、左普通図柄表示部41aが点灯し右普通図柄表示部41bが消灯した表示態様(図5の上から2段目参照)と、左普通図柄表示部41aが消灯し右普通図柄表示部41bが点灯した表示態様(図5の上から3段目参照)と、左普通図柄表示部41aと右普通図柄表示部41bとが共に点灯した表示態様(図5の上から4段目参照)の4通りの表示態様がある。普通図柄表示装置41は、遊技球が普通図柄作動ゲート32を通過するのを検知したときに、4通りの表示態様を順次切り替えることにより普通図柄を変動表示させ、変動表示の実行時間が経過すると、上記表示態様のうちのいずれかの表示態様で普通図柄を停止表示させる。このとき、停止表示された普通図柄の表示態様が特定の表示態様(例えば、図5の上から4段目に示す表示態様)であるときに、当りとして第2始動口38を一定時間(例えば、0.5秒)に亘って開放する。なお、普通図柄の変動表示中に、遊技球が普通図柄作動ゲート32を通過したときには、普通図柄の変動表示を最大4回まで保留し、現在の変動表示が終了したときに、保留されている変動表示が順次消化される。
【0029】
特別図柄表示装置42は、図4に示すように、7セグメント表示器を用いて構成された第1特別図柄表示部42aと第2特別図柄表示部42bとを備えており、各セグメント(発光ダイオード(LED))の点灯と消灯との組み合わせにより複数通りの表示態様(最大128通り)を表現している。特別図柄表示装置42は、第1始動口36か第2始動口38かのいずれかの入球が検知されたときに、第1特別図柄表示部42aと第2特別図柄表示部42bのうち対応する特別図柄表示部の全てのセグメント表示器の点灯及び消灯を交互に繰り返す(点滅する)ことにより特別図柄を変動表示させ、変動表示の実行時間が経過すると、点灯及び消灯の繰り返しを終了して(点滅を終了して)、表現可能な表示態様のうちのいずれかの表示態様で特別図柄を停止表示させる。このとき、停止表示された特別図柄の表示態様が特定の表示態様(当り特別図柄)である場合に、大当りとなる。本実施例では、第1特別図柄表示部42aが第1始動口36への遊技球の入球に基づき特別図柄を変動表示させる第1始動口対応表示部となっており、第2特別図柄表示部42bが第2始動口38への遊技球の入球に基づき特別図柄を変動表示させる第2始動口対応表示部となっている。以下、第1特別図柄表示部42aで表示される特別図柄を第1特別図柄(特図1)とも呼び、第2特別図柄表示部42bで表示される特別図柄を第2特別図柄(特図2)とも呼ぶ。図6に、電源投入時における特別図柄表示装置42の表示態様(電源投入時図柄,初期図柄)の一例を示す。図示するように、電源投入時の特図1,特図2の表示態様は、いずれも、各図柄表示部42a,42bにおける上段,中段,下段の横棒セグメントと右上,右下,左上,左下の縦棒セグメントとが点灯する表示態様(全てのセグメントが点灯する全点灯態様)である。なお、電源投入時の図柄を、特図1,特図2で異なる図柄としてもよい。
【0030】
また、図7に、大当り時における特別図柄表示装置42の表示態様の一例を示す。図示するように、「特図1通常大当り」となる特図1通常大当り図柄は、第1特別図柄表示部42aにおける右上,右下,左下の縦棒セグメントが点灯する表示態様であり、「特図1確変大当り」となる特図1確変大当り図柄は、第1特別図柄表示部42aにおける上段の横棒セグメントと右下および左下の縦棒セグメントとが点灯する表示態様である。また、「特図2通常大当り」となる特図2通常大当り図柄は、第2特別図柄表示部42bにおける中段の横棒セグメントと右上および左下の縦棒セグメントとが点灯する表示態様であり、「特図2確変大当り」となる特図2確変大当り図柄は、第2特別図柄表示部42bにおける上段および下段の横棒セグメントと左下の縦棒セグメントとが点灯する表示態様である。このように、本実施例では、大当り時における各図柄表示部42a,42bの表示態様(点灯態様)は、7つのセグメントのうちいずれか2以上7未満のセグメント(例えば3つ)が点灯する表示態様となっており、電源投入時における各図柄表示部42a,42bの表示態様(全点灯態様)と異なるものとなっている。また、外れ時における特別図柄表示装置42の表示態様は、例えば、7つのセグメントのうちいずれか1つのみが点灯する表示態様となっており、大当り時における各図柄表示部42a,42bの表示態様(点灯態様)や電源投入時における各図柄表示部42a,42bの表示態様(全点灯態様)と異なるものとなっている。このため、各図柄表示部42a,42bに、いずれも電源投入時の図柄が表示されていれば、電源が投入されてから変動表示が行われていない(遊技が行われていない)ことを示すことができる。なお、大当り時における特別図柄の表示態様は、上記態様に限られることはなく、如何なる態様で表示するものとしてもよいし、大当り時における特別図柄の表示態様の種類も各1種類に限られず、複数種類用意するものとしてもよい。特別図柄の変動表示中に、遊技球が第1始動口36および第2始動口38のいずれかに入球したときには、それぞれの始動口毎に特別図柄の変動表示を最大4回まで保留し、現在の変動表示が終了したときに、保留されている特別図柄の変動表示が順次消化される。なお、後述するが、第1特別図柄の変動表示の保留数は第1保留図柄35aによって表示され、第2特別図柄の変動表示の保留数は第2保留図柄35bによって表示される。
【0031】
ここで、「特図1通常大当り」や「特図2通常大当り」は、大入賞口44の開放動作が所定ラウンド数(例えば、4R)に亘って繰り返される大当り遊技が行われ、大当り遊技の終了後には、特別図柄の当否判定の結果が大当りとなる確率(特図当り確率)を低確率に設定する大当り態様である。また、「特図1確変大当り」は、大入賞口44の開放動作が所定ラウンド数に亘って繰り返される大当り遊技が行われ、大当り遊技の終了後には、特別図柄の変動表示が所定回数(例えば、10,000回)行われるまで、特図当り確率を高確率に設定すると共に、特別図柄および普通図柄の変動時間が短縮されると共に普通図柄の当否判定の結果が当りとなる確率(普図当り確率)を高確率に設定し且つ普通図柄が当りで停止表示されたときに第2始動口38の開放時間が延長される電サポあり状態(高確率電サポあり状態)を設定する大当り態様である。また、「特図2確変大当り」は、大入賞口44の開放動作が他の大当りよりも多い所定ラウンド数(例えば、16R)に亘って繰り返される大当り遊技が行われ、大当り遊技の終了後には、特別図柄の変動表示が所定回数(例えば、10,000回)行われるまで、高確率電サポあり状態を設定する大当り態様である。なお、本実施例では、電サポあり状態は、普図当り確率が高確率にある普図高確率状態と、特別図柄および普通図柄の変動時間が短縮される時短状態と、第2始動口38の開放時間が延長される開放延長状態の3つの状態が全て発生した状態としたが、3つの状態のうちいずれか1つまたは2つが発生した状態としてもよい。
【0032】
演出表示装置34は、特別図柄表示装置42よりも表示が大きい7セグメント表示器を用いて構成されており、演出図柄の変動表示やリーチ演出などの様々な演出表示が行われる。本実施例の演出表示装置34は、図8に例示する構成に示すように、横方向に並んで配置され数字により構成される左,中,右の3つの演出図柄(疑似特別図柄)34L,34M,34Rを有している。この演出表示装置34は、遊技球が第1始動口36に入球した場合と、遊技球が第2始動口38に入球した場合に、3つの演出図柄34L,34M,34Rを変動表示させる。演出図柄34L,34M,34Rは、変動表示が開始されると、それぞれ高速で点滅するように変動表示され、変動表示の実行時間(変動時間)が経過すると、左の演出図柄34L,右の演出図柄34R,中の演出図柄34Mの順に停止表示される。このとき、左の演出図柄34Lと右の演出図柄34Rとが一致しなかったときにはリーチなしの単純な外れとなり、左の演出図柄34Lと右の演出図柄34Rとが一致したときにはリーチとなる。そして、所定のリーチ演出を伴って中の演出図柄34Mが停止したときに、中の演出図柄34Mと左右の演出図柄34L,34Rとが一致しなかったときにはリーチありの外れとなり、中の演出図柄34Mと左右の演出図柄34L,34Rとが一致したときに大当りとなる。この演出表示装置34で表示される演出図柄の当否の結果は、基本的には、上述した特別図柄表示装置42により表示される特別図柄(第1特別図柄,第2特別図柄)の当否の結果と対応する。
【0033】
また、本実施例では、図8に示すように、演出表示装置34の上部に、第1保留図柄表示部35aと第2保留図柄表示部35bを有する。第1保留図柄表示部35aは、第1特別図柄または第2特別図柄の変動表示中に第1始動口36に遊技球が入球するごとに左側から順に一つずつ表示(記憶表示)が追加され、第1特別図柄の変動表示が開始されるごとに始動入球時とは逆の順に消去される。第2保留図柄表示部35bも、第1特別図柄または第2特別図柄の変動表示中に第2始動口38に遊技球が入球するごとに左側から順に一つずつ表示(記憶表示)が追加され、第2特別図柄の変動表示が開始されるごとに始動入球時とは逆の順に消去される。
【0034】
さらに、本実施例では、図8に示すように、演出表示装置34の上部に、現在の遊技状態によって、遊技領域31のうち何れの領域へ遊技球を発射すべきかを示す発射領域報知表示部35c(左右にそれぞれ配置された2つのLEDランプ)を有する。発射領域報知表示部35cは、現在の遊技状態が後述する左打ち(遊技領域31の第1領域への発射)を必要とする遊技状態(本実施例では大当り遊技中でなく且つ電サポなし状態中(通常遊技状態中))の場合には、第1態様(左右のLEDランプのうち左側のLEDランプが点灯し右側のLEDランプが消灯する態様)で表示する。また、現在の遊技状態が後述する右打ち(遊技領域31の第2領域への発射)を必要とする遊技状態(本実施例では大当り遊技中または電サポあり状態中)の場合には、第2態様(左右のLEDランプのうち左側のLEDランプが消灯し右側のLEDランプが点灯する態様)で表示する。
【0035】
また、本実施例では、図8に示すように、演出表示装置34の下部に、発光ダイオード(LED)を用いて構成され、第1特別図柄に対応付けられた第1判定図柄を変動表示させる第1判定図柄表示部34aおよび第2特別図柄に対応付けられた第2判定図柄を変動表示させる第2判定図柄表示部34bを備える。第1判定図柄表示部34aは、第1特別図柄の変動表示に合わせて点滅表示することにより第1判定図柄を変動表示させ、第1特別図柄の停止表示に合わせて点灯または消灯することにより第1判定図柄を停止表示させる。同様に、第2判定図柄表示部34bは、第2特別図柄の変動表示に合わせて点滅表示することにより第2判定図柄を変動表示させ、第2特別図柄の停止表示に合わせて点灯または消灯することにより第2判定図柄を停止表示させる。第1判定図柄表示部34aおよび第2判定図柄表示部34bは、対応する特別図柄が大当り図柄で停止表示されることに基づいて判定図柄を点灯状態で停止表示させ、対応する特別図柄が外れ図柄で停止表示されることに基づいて判定図柄を消灯状態で停止表示させる。
【0036】
こうして構成された実施例のパチンコ機10では、第1始動口36が演出表示装置34(センター役物49)の下側に配置されており、大当り遊技でなく電サポあり状態でもない通常遊技状態のときに、遊技者は遊技球を遊技領域31の左側領域(第1領域)に流下させるように発射ハンドル18の回転操作(所謂左打ち)を行うことにより、遊技球を第1始動口36に入球させることができる。また、普通図柄作動ゲート32および第2始動口38が演出表示装置34の右側に配置されており、遊技者は発射ハンドル18を最大限右回転させて遊技球を発射させる所謂右打ちを行うことにより、遊技球を遊技領域31の右側領域(第2領域)に流下させて、遊技球を普通図柄作動ゲート32に通過させることができ、普通図柄が当りとなって第2始動口38が開放すると、遊技者は右打ちを継続することにより、遊技球を第2始動口38に入球させることができる。さらに、大入賞口44が遊技領域31の右下部に配置されており、大当り遊技が開始されると、右打ちを行うことにより、遊技球を遊技領域31の右側領域(第2領域)に流下させて、開状態となった大入賞口44に入球させることができる。前述したように、確変大当り(「特図1確変大当り」,「特図2確変大当り」)を引くと、大当り遊技の終了後に、所定回数(10,000回)の特別図柄の変動表示が行われるまで電サポあり状態が発生するから、遊技者は右打ちを継続して行うことにより、電サポなし状態に比して、第2始動口38に高頻度で遊技球を入球させることができる(高頻度状態)。
【0037】
[制御回路の構成]
次に、実施例のパチンコ機10の制御回路の構成について主として図3を参照しながら説明する。パチンコ機10の制御回路は、図3に示すように、遊技の基本的な進行の制御を司る主制御基板70と、賞球や球貸の払い出しに関する制御を司る払出制御基板80と、遊技の進行に伴って行われる各種演出の全体的な制御を司るサブ制御基板90と、遊技球の発射に関する制御を司る発射制御基板100などの制御基板により構成されている。これらの制御基板は、各種論理演算や算出演算を実行するCPUや、CPUで実行される各種プログラムやデータが記憶されているROM,プログラムの実行に際してデータを一時的に記憶するRAM,各種制御に必要な時間を計るタイマ(システムタイマ),周辺機器との間でデータをやり取りするための周辺機器インターフェース(PIO),CPUが演算を行うためのクロックを出力する発振器,CPUの暴走を監視するウォッチドッグタイマ,定期的に割り込み信号を発生させるCTC(カウンター・タイマー・サーキット)などの種々の周辺LSIがバスにより相互に接続されている。なお、図3では、各制御基板に搭載された各種デバイスのうち主制御基板70のCPU70a,ROM70b,RAM70cのみを図示し、その他については図示を省略した。また、制御回路の一部をなすサブ制御基板90の構成の概略を示すブロック図を図9に示す。
【0038】
主制御基板70は、遊技の基本的な進行の制御を行うために必要な信号として、図3に示すように、第1始動口スイッチ36aからの入球信号や第2始動口スイッチ38aからの入球信号が直接に入力されると共にゲートスイッチ32aからの通過信号や大入賞口スイッチ44aからの入球信号,一般入賞口スイッチ45aからの入球信号などが中継端子板72を介して入力されている。主制御基板70からは、図柄表示装置40の表示制御を司る図柄表示基板40aへの制御信号や第2始動口ソレノイド38bへの駆動信号,大入賞口ソレノイド44bへの駆動信号などが中継端子板72を介して出力されている。主制御基板70は、払出制御基板80やサブ制御基板90,発射制御基板100(払出制御基板80を介して通信),電源基板105と通信しており、各種指令信号(コマンドや駆動信号など)やデータのやり取りを行っている。また、主制御基板70には、パチンコ機10の電源のオンオフを切り替えるオンオフスイッチ107からの操作信号などが電源基板105を介して入力される。主制御基板70は、オンオフスイッチ107が操作されて電源のオフからオンへの切替を指示する操作信号が入力されると、初期化処理などの電源投入に必要な電源投入処理を実行する。また、主制御基板70は、オンオフスイッチ107が操作されて電源のオンからオフへの切替を指示する操作信号が入力されると、各種情報のバックアップなどの電源遮断に必要な電源遮断処理を実行する。
【0039】
払出制御基板80は、賞球や球貸の払い出しに関する制御を行うために必要な信号として、図3に示すように、前面枠11の開放を検知する枠開放スイッチ81からの検知信号が直接に入力され、球貸ボタン24aや返却ボタン24bからの操作信号が球貸表示基板82,中継端子板83を介して入力され、賞球の払い出しを検知する払出前スイッチ84および払出後スイッチ85からの検知信号が中継端子板87を介して入力されている。払出制御基板80からは、賞球の払い出しを行う払出モータ86への駆動信号などが中継端子板87を介して出力されている。また、払出制御基板80は、主制御基板70や発射制御基板100と通信しており、各種指令信号やデータのやり取りを行っている。
【0040】
サブ制御基板90は、図9に示すように、CPU90aやROM90b,RAM90cなどを備えており、主制御基板70から各種指令信号を受信してその指令に応じた遊技の演出を行う。サブ制御基板90は、演出表示装置34の制御を行う演出表示制御基板91や各種スピーカ28a,28bを駆動するアンプ基板92、各種LEDランプ93aを駆動したり可動役物を作動させるための装飾モータ93bを駆動したりする装飾駆動基板93,演出ボタン26に設けられ演出ボタン26の操作を検知する操作検知スイッチ27からの操作信号を入力する演出ボタン基板94などが接続されている。
【0041】
発射制御基板100は、タッチセンサ18aからの検知信号や発射停止スイッチ18bからの操作信号,下受け皿16に遊技球が満タン状態となるのを検知する下受け皿満タンスイッチ102からの検知信号などを入力しており、発射モータ19へ駆動用のパルス信号などを出力している。発射制御基板100は、発射ハンドル18が回転操作されてタッチセンサ18aがオンで発射停止スイッチ18bがオフで下受け皿満タンスイッチ102がオフのときに発射モータ19を駆動して遊技球を発射し、タッチセンサ18aがオフか発射停止スイッチ18bがオンか下受け皿満タンスイッチ102がオンかのいずれかが成立したときに発射モータ19の駆動を停止して遊技球の発射を停止する。
【0042】
[主制御処理]
次に、こうして構成された実施例のパチンコ機10の動作について説明する。図10は、主制御基板70のCPU70aにより実行される主制御処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、パチンコ機10の電源が投入されたときに実行される。主制御処理は、初期化処理などの電源投入に必要な電源投入処理を実行した後(S100)、遊技開始処理(S110)と、普通図柄遊技処理(S120)と、普通図柄当り遊技処理(S130)と、特別図柄遊技処理(S140)と、大当り遊技処理(S150)とを繰り返し実行することにより行われる。S100の電源投入処理は、所定のRAMクリア操作(図示しないRAMクリアスイッチの押下操作)を伴ってオンオフスイッチ107が操作されて電源をオフからオンとする場合には、RAM70cに格納されている各種情報を初期化するRAMクリア処理を行う。なお、RAMクリア処理を行う場合、他の制御基板(サブ制御基板90など)にRAMクリア指示を送信し、他の制御基板でもRAMクリア処理が行われる。また、電源投入処理中に、各種ランプの点灯(点灯確認)なども行われ、特別図柄表示装置42の第1特別図柄表示部42a,第2特別図柄表示部42bは、初期状態として、全てのセグメントが点灯する全点灯態様(図6参照)で表示される。なお、本実施例では、S110〜S150の処理に要する時間は約4msecとなっているため、これらの処理は約4msecの間隔で繰り返し実行されることになる。主制御基板70は、これらの処理の実行に伴って、各種コマンドを担当する制御基板に送信してコマンドに応じた処理を実行させることにより、パチンコ機10の全体の遊技を進行させている。
【0043】
[遊技開始処理]
S110の遊技開始処理では、主制御基板70のCPU70aは、まず、各種センサ(ゲートスイッチ32aや第1始動口スイッチ36a,第2始動口スイッチ38a,大入賞口スイッチ44a,一般入賞口スイッチ45aなど)の状態を検出してRAM70cの所定の状態記憶領域に保存したり、各種判定用情報(後述する大当り判定用乱数や大当り図柄決定用乱数,リーチ用乱数,変動パターン決定用乱数、普通図柄当否判定用乱数など)を更新したりする。続いて、遊技球の入球に関わるスイッチ(第1始動口スイッチ36aや第2始動口スイッチ38a,大入賞口スイッチ44a,一般入賞口スイッチ45aなど)により遊技球が検知されたか否かを判定し、検知されたと判定すると、払い出すべき賞球数を演算して賞球情報としてRAM70cの所定の賞球情報記憶領域に保存し、賞球情報が値0でないときには賞球数指定コマンド(賞球情報)を払出制御基板80に送信して遊技開始処理を終了する。払出制御基板80は、賞球数指定コマンドを受信すると、払出モータ86を駆動制御して遊技球を1球ずつ払い出すと共に払出前スイッチ84および払出後スイッチ85により払い出した遊技球が検知される度に賞球情報(未払いの遊技球数)を値1ずつデクリメントする賞球払出処理を実行する。この賞球払出処理は、賞球情報が値0となるまで繰り返し実行されるが、遊技球の入球が検知されて主制御基板70から新たな賞球数指定コマンドを受信すると、その賞球情報も値0となるまで処理が繰り返される。遊技開始処理を終了すると、主制御処理に戻って次のS120の普通図柄遊技処理に進む。
【0044】
[普通図柄遊技処理]
S120の普通図柄遊技処理では、主制御基板70のCPU70aは、まず、普通図柄の保留が値0でない即ち値1以上あるか否かを判定し、保留が値1以上あるときには保留数を値1だけデクリメントして普通図柄の当否判定を行うと共に当否判定の結果に基づいて停止表示させる普通図柄(図5参照)を決定する。普通図柄の当否判定は、普通図柄作動ゲート32を遊技球が通過することに基づき取得される普通図柄当否判定用乱数と、普通図柄当り判定テーブルを用いて行われるもので、電サポなし状態にあるときには当り確率の低い(例えば、約0.8%)低確率用の普通図柄当り判定テーブルが用いられ、電サポあり状態にあるときには当り確率の高い(例えば、約99.2%)高確率用の普通図柄当り判定テーブルが用いられる。また、当否判定の結果が当りのときには、当り図柄を停止表示させる図柄に決定し、当否判定の結果が外れのときには、外れ図柄のうちのいずれかを停止表示させる図柄に決定する。そして、普通図柄の変動時間を設定して普通図柄の変動表示を開始し、変動時間が経過するのを待つ。変動時間の設定は、電サポなし状態にあるときには長時間(例えば、30秒)に設定され、電サポあり状態にあるときには短時間(例えば、0.1秒)に短縮される。変動時間が経過すると、決定した図柄で普通図柄を停止表示し、停止表示した図柄が当り図柄のときには、第2始動口38の開放時間を設定し、第2始動口38の開放を開始して普通図柄遊技処理を一旦終了し、停止表示した図柄が外れ図柄のときには、何もせずに普通図柄遊技処理を終了する。第2始動口38の開放時間は、電サポなし状態にあるときには短時間(例えば、0.1秒)に設定され、電サポあり状態にあるときには長時間(例えば、4秒)に延長される。また、第2始動口38の開放は、上述したように、第2始動口ソレノイド38bを駆動制御することによって、翼片部38cを左右に開くことにより行う。普通図柄遊技処理を終了すると、主制御処理に戻って次のS130の普通図柄当り遊技処理に進む。
【0045】
[普通図柄当り遊技処理]
S130の普通図柄当り遊技処理では、主制御基板70のCPU70aは、第2始動口38が開放を開始してからの経過時間(開放経過時間)が普通図柄遊技処理で設定された設定時間に達しているか否か、規定数(例えば、4個)の遊技球が第2始動口38に入球しているか否かを判定する。開放経過時間が設定時間に達しておらず規定数の遊技球が第2始動口38に入球してもいないと判定すると、第2始動口38の開放を維持したまま普通図柄当り遊技処理を一旦終了する。一方、開放経過時間が設定時間に達していると判定したり、開放経過時間が設定時間に達する前であっても既に規定数の遊技球が第2始動口38に入球していると判定すると、第2始動口ソレノイド38bの駆動を停止して、普通図柄当り遊技処理を終了する。普通図柄当り遊技処理を終了すると、主制御処理に戻って次のS140の特別図柄遊技処理に進む。
【0046】
[特別図柄遊技処理]
S140の特別図柄遊技処理は、図11図13に示すフローチャートに従って実行される。特別図柄遊技処理が実行されると、主制御基板70のCPU70aは、まず、第1始動口スイッチ36aからの検知信号を入力して第1始動口36に遊技球が入球したか否かを判定する(S200)。第1始動口36に遊技球が入球したと判定すると、現在の第1特別図柄の保留数がその上限値(本実施例では、値4)よりも少ないか否かを判定する(S202)。第1特別図柄の保留数が上限値よりも少ないと判定したときには、第1特別図柄の保留数を値1だけインクリメントすると共に(S204)、判定用情報を取得してRAM70cの所定の判定用情報記憶領域に格納し(S206)、第1特別図柄保留発生時コマンドをサブ制御基板90に送信する(S208)。ここで、S206で取得される判定用情報としては、第1始動口36への遊技球の入球に基づいて行われる大当り判定の際に用いられる大当り判定用乱数や、大当り判定の結果が大当りのときに第1特別図柄表示部42aに停止表示させる大当り図柄を決定するための大当り図柄決定用乱数,第1特別図柄の変動パターンを決定するための変動パターン決定用乱数などの図柄変動遊技の進行に関する情報が例示できる。また、第1特別図柄保留発生時コマンドには、保留数を演出表示装置34の第1保留図柄表示部35aで表示するための第1特別図柄の保留数指定コマンドが含まれる。なお、S200で第1始動口36に遊技球が入球していないと判定したり、S202で第1特別図柄の保留数が上限値に達していると判定すると、S204〜S208の処理をスキップして次のS210の処理に進む。
【0047】
続いて、第2始動口スイッチ38aからの検知信号を入力して第2特別図柄を変動表示させるための第2始動口38に遊技球が入球したか否かを判定する(S210)。第2始動口38に遊技球が入球したと判定すると、現在の第2特別図柄の保留数がその上限値(本実施例では、値4)よりも少ないか否かを判定する(S212)。第2特別図柄の保留数が上限値よりも少ないと判定したときには、第2特別図柄の保留数を値1だけインクリメントすると共に(S214)、判定用情報を取得してRAM70cの所定の判定用情報記憶領域に格納し(S216)、第2特別図柄保留発生時コマンドをサブ制御基板90に送信する(S218)。ここで、S216で取得される判定用情報としては、第2始動口38への遊技球の入球に基づいて行われる大当り判定の際に用いられる大当り判定用乱数や、大当り判定の結果が大当りのときに第2特別図柄表示部42bに停止表示させる大当り図柄を決定するための大当り図柄決定用乱数,第2特別図柄の変動パターンを決定するための変動パターン決定用乱数などの図柄変動遊技の進行に関する情報が例示できる。また、第2特別図柄保留発生時コマンドには、保留数を演出表示装置34の第2保留図柄表示部35bで表示するための第2特別図柄の保留数指定コマンドが含まれる。なお、S210で第2始動口38に遊技球が入球していないと判定したり、S212で第2特別図柄の保留数が上限値に達していると判定すると、S214〜S218の処理をスキップして次のS220の処理に進む。
【0048】
次に、大当り遊技中であるか否か(S220)、第1特別図柄および第2特別図柄のいずれかが変動表示中であるか否か(S222)、第1特別図柄および第2特別図柄のいずれかが停止表示時間中であるか否か(S224)をそれぞれ判定する。大当り遊技中と判定すると、これで特別図柄遊技処理を終了し、主制御処理に戻って次のS150の大当り遊技処理に進む。一方、大当り遊技中でなく、第1特別図柄および第2特別図柄のいずれもが変動表示中でなく、第1特別図柄および第2特別図柄のいずれもが停止表示時間中でないと判定すると、第2特別図柄の保留数が値0であるか否かを判定する(S226)。第2特別図柄の保留数が値0でないと判定すると、判定用情報記憶領域(RAM70c)に記憶されている第2特別図柄の判定用情報(大当り判定用乱数)のうち最も古い判定用情報を読み出し(S228)、第2特別図柄の変動表示関連処理を実行して(S230)、特別図柄遊技処理を一旦終了する。
【0049】
一方、第2特別図柄の保留数が値0と判定すると、第1特別図柄の保留数が値0であるか否かを判定する(S232)。第1特別図柄の保留数が値0でないと判定すると、判定用情報記憶領域(RAM70c)に記憶されている第1特別図柄の判定用情報(大当り判定用乱数)のうち最も古い判定用情報を読み出し(S234)、第1特別図柄の変動表示関連処理を実行して(S236)、特別図柄遊技処理を一旦終了する。第1特別図柄の保留数も値0のときには、これで特別図柄遊技処理を終了する。S226〜S236では、第1特別図柄の保留数と第2特別図柄の保留数がいずれも値0でないときには第2特別図柄の変動表示(保留の消化)が優先して実行される(特図2優先変動)。以下、変動表示関連処理の詳細について説明する。なお、第1特別図柄の変動表示関連処理と第2特別図柄の変動表示関連処理はいずれも共通の処理が実行されるため、共通のフローチャート(図14のフローチャート)を用いて説明する。
【0050】
図14の変動表示関連処理では、まず、確変フラグがオンか否か、即ち現在の遊技状態が高確率状態および低確率状態のいずれであるかを判定する(S300)。確変フラグがオフのとき、即ち現在の遊技状態が特図低確率状態のときにはS228またはS234で読み出した大当り判定用乱数と低確率用大当り判定テーブルとを用いて大当り判定を行い(S302)、確変フラグがオンのとき、即ち現在の遊技状態が特図高確率状態のときには読み出した大当り判定用乱数と高確率用大当り判定テーブルとを用いて大当り判定を行って(S304)、その判定結果が大当りか否かを判定する(S306)。大当り判定テーブルの一例を図15に示す。なお、図15(a)に低確率用大当り判定テーブルを示し、図15(b)に高確率用大当り判定テーブルを示す。低確率用大当り判定テーブルでは大当り判定用乱数が値0〜796のうち値60,61のときに大当りとし(1/398.5の大当り確率)、高確率用大当り判定テーブルでは当り判定用乱数が値0〜796のうち値60〜79のときに大当りとするものとした(1/39.85の大当り確率)。なお、本実施例では、第1特別図柄と第2特別図柄とで共通の大当り判定テーブルが用いられる。
【0051】
S306で大当り判定の結果が大当りと判定されたときには、判定用情報記憶領域(RAM70c)から大当り図柄決定用乱数を読み出し(S308)、読み出した大当り図柄決定用乱数と図示しない大当り図柄決定用テーブルとを用いて停止表示させる大当り図柄を選択して決定する(S310)。大当り図柄は、7つのセグメントのうちいずれか2以上(3つ)が点灯し残りが消灯する態様であり、現在の変動表示関連処理の対象が第1特別図柄の場合には、特図1通常大当り図柄か特図1確変大当り図柄のいずれかに決定し(図7(a)参照)、現在の変動表示関連処理の対象が第2特別図柄の場合には、特図2通常大当り図柄か特図2確変大当り図柄のいずれかに決定する(図7(b)参照)。
【0052】
S306で大当り判定の結果が大当りでないと判定すると、外れであるから、外れ図柄を決定する(S312)。外れ図柄は、7つのセグメントのうちいずれか1つが点灯し残りが消灯する態様であり、大当り図柄や電源投入時の図柄(全点灯態様)と異なる表示態様である。この外れ図柄は、例えば、大当り図柄決定用乱数と図示しない外れ図柄決定用テーブルとを用いて設定することができる。勿論、大当り図柄決定用乱数とは別に外れ図柄決定用乱数を取得するものとすれば、この外れ図柄決定用乱数と外れ図柄決定用テーブルとを用いて設定することもできる。
【0053】
こうして停止図柄を決定すると、変動パターンテーブルを設定する(S314)。ここで、変動パターンテーブルの設定は、S302,S304の大当り判定の結果が大当りの場合には、図16に例示する大当り変動パターンテーブルを設定し、大当り判定の結果が外れの場合には、図17に例示する外れ変動パターンテーブルを設定することにより行われる。なお、外れの場合には、さらに、変動短縮フラグがオフであれば、図17(a)に示す電サポなし状態の外れ変動パターンテーブルを設定し、変動短縮フラグがオンであれば、図17(b)に示す電サポあり状態の外れ変動パターンテーブルを設定する。
【0054】
図16に示す大当り変動パターンテーブルには、変動パターン決定用乱数の値0〜255に対応付けて各種の変動パターン(変動時間)が規定されており、図17に示す外れ変動パターンテーブルには、変動パターン決定用乱数の値0〜255と保留数とに対応付けて各種の変動パターン(変動時間)が規定されており、特別図柄を変動表示させる際には、これらの変動パターンテーブルを用いて複数の変動パターン(実施例では、P01〜P06の6つ)のうち一の変動パターンが選択される。なお、変動パターンP01,P02,P05,P06には、リーチ演出を伴わずに演出図柄を変動表示させる通常変動A,B,C,Dがそれぞれ対応付けられ、変動パターンP03には、可動役物などを用いたリーチ演出を伴って演出図柄を変動表示させるノーマルリーチが対応付けられ、変動パターンP04には、ノーマルリーチよりも当りの期待感を高める演出を伴って演出図柄を変動表示させるスーパーリーチが対応付けられている。
【0055】
ここで、前述したように、特別図柄の変動表示は、変動対象の特別図柄表示部42(第1特別図柄表示部42aまたは第2特別図柄表示部42bのいずれか)の全てのセグメント表示器(特別図柄用LED)の点灯及び消灯を所定時間毎に繰り返す(点滅する)ことにより行われるものである。所定時間としては、例えば、後述する特別図柄の停止表示時間(停止時間)よりも短い200msとする。また、各変動パターンは、いずれも、変動開始時に変動対象の特別図柄表示部42の全てのセグメント表示器を200msの間消灯する変動開始表示を行った後、点灯及び消灯を200ms(所定時間)毎に繰り返すものとした。変動パターンP01は、変動時間が3秒であり、変動開始表示を行った後、200ms毎の点灯及び消灯(周期が400msの点滅)を7回繰り返し、変動パターンP02は、変動時間が10.6秒であり、変動開始表示を行った後、200ms毎の点灯及び消灯(点滅)を26回繰り返し、変動パターンP03は、変動時間が31秒であり、変動開始表示を行った後、200ms毎の点灯及び消灯(点滅)を77回繰り返し、変動パターンP04は、変動時間が63秒であり、変動開始表示を行った後、200ms毎の点灯及び消灯(点滅)を157回繰り返し、変動パターンP05は、変動時間が1秒であり、変動開始表示を行った後、200ms毎の点灯及び消灯(点滅)を2回繰り返し、変動パターンP06は、変動時間が5.8秒であり、変動開始表示を行った後、200ms毎の点灯及び消灯(点滅)を14回繰り返す。このように、各変動パターンの変動時間は、変動開始表示の200msと、点滅周期の400ms(200ms毎の点灯及び消灯)を所定数倍した時間とを合わせた時間となるよう定められている。このため、各変動パターンのいずれも、点灯及び消灯の繰り返しのうち消灯で変動表示が終了するから、変動対象の特別図柄表示部42の全てのセグメント表示器を200msの間消灯する変動終了表示を行って、変動表示を終了することになる。なお、変動開始時に200msの間消灯する変動開始表示を行う理由や、変動終了表示が200msの消灯となるように変動時間を定める理由は後述する。なお、各変動パターンテーブルは、便宜上、少数のパターンを記憶したテーブルを示しているが、実際には、より多数のパターン(例えば、20種類以上のパターン)を記憶したテーブルが用いられる。
【0056】
図14の変動表示関連処理に戻って、こうして変動パターンテーブルを設定すると、変動パターン決定用乱数を読み出し(S316)、読み出した変動パターン決定用乱数と設定した変動パターンテーブルとを用いて変動パターンを設定する(S318)。そして、第1特別図柄表示部42aまたは第2特別図柄表示部42bのいずれかを構成する各セグメント表示器の点灯及び消灯を繰り返して(点滅させて)特別図柄の変動表示を開始すると共に(S320)、特別図柄の保留数を値1だけデクリメントし(S322)、図柄変動開始時コマンドと遊技状態指定コマンドとをサブ制御基板90に送信して(S324)、変動表示関連処理を終了する。なお、点灯及び消灯を所定時間毎に繰り返すことを、点滅制御(点灯消灯繰り返し制御)ともいう。S320,S322の処理は、現在の変動表示関連処理の対象が第1特別図柄の場合には、第1特別図柄表示部42aの点滅制御を開始して第1特別図柄の変動表示を開始すると共に、第1特別図柄の保留数を値1だけデクリメントする処理となる。一方、現在の変動表示関連処理の対象が第2特別図柄の場合には、第2特別図柄表示部42bの点滅制御を開始して第2特別図柄の変動表示を開始すると共に、第2特別図柄の保留数を値1だけデクリメントする処理となる。S324で送信する図柄変動開始時コマンドには、大当り判定の結果が大当りのときには大当り変動パターンおよびそのパターンにおける変動時間(変動パターン指定コマンド)と大当り停止図柄(特別図柄停止情報指定コマンド)とが含まれ、大当り判定の結果が外れのときには外れ変動パターンおよびそのパターンにおける変動時間(変動パターン指定コマンド)と外れ停止図柄(特別図柄停止情報指定コマンド)とが含まれている。図柄変動開始時コマンドを受信したサブ制御基板90は、コマンドを解析し、その解析結果に基づいて演出表示装置34で行う演出内容を決定し、その決定に応じた制御信号(演出コマンド)を演出表示制御基板91に出力して演出表示装置34の制御を行う。また、遊技状態指定コマンドには、確変フラグの設定状況や変動短縮フラグの設定状況、開放延長フラグの設定状況などが含まれる。なお、特別図柄の変動表示が開始されると、その変動表示に係る判定用情報(保留情報)が判定用情報記憶領域からクリアされる。
【0057】
図11図13の特別図柄遊技処理に戻って、特別図柄(第1特別図柄または第2特別図柄)の変動表示が開始された後に特別図柄遊技処理が実行されると、S222で第1特別図柄および第2特別図柄のいずれかが変動表示中と判定するため、主制御基板70のCPU70aは、変動時間が経過したか否かを判定する(S238)。変動時間は特別図柄の変動パターンに応じて決定されるから、変動時間が経過したか否かは、特別図柄の変動表示が開始されてからの経過時間と、変動パターンに対応する変動時間とを比較することにより行うことができる。変動時間が経過していないと判定すると、特別図柄遊技処理を一旦終了する。変動時間が経過していると判定すると、第1特別図柄表示部42aまたは第2特別図柄表示部42bの点滅制御を終了して特別図柄の変動表示を停止し(S240)、図柄停止コマンドをサブ制御基板90に送信する(S242)。この図柄停止コマンドを受信したサブ制御基板90(演出表示制御基板91)は、演出表示装置34での図柄変動演出を終了させる。そして、停止表示時間(停止時間)を設定し(S244)、停止表示時間が経過したか否かを判定する(S246)。ここで、停止表示時間(停止時間)は、特別図柄の変動表示を停止してから次に変動表示を開始するまでのインターバルであり、例えば0.5秒(500ms)に設定される。停止表示時間が経過していないと判定すると、特別図柄遊技処理を一旦終了する。特別図柄の停止表示がなされた後に、特別図柄遊技処理が実行されると、S224で停止表示時間中と判定するため、再びS246で停止表示時間が経過したか否かを判定し、停止表示時間が経過していると判定すると、停止表示している特別図柄が大当り図柄であるか否かを判定する(S248)。
【0058】
S248で大当り図柄と判定すると、大当り遊技フラグをオンとすると共に(S250)、大当り遊技開始コマンドをサブ制御基板90に送信する(S252)。これにより、大当り遊技が開始されると共に、サブ制御基板90により大当り遊技開始演出などが実行される。また、大当り遊技中には確変機能や変動時間短縮機能,開放延長機能を停止させるために、確変フラグがオンのときには確変フラグをオフとし(S254,S256)、変動短縮フラグがオンのときには変動短縮フラグをオフとすると共に開放延長フラグをオフとして(S258〜S262)、特別図柄遊技処理を終了し、主制御処理に戻って次のS150の大当り遊技処理に進む。
【0059】
一方、S248で大当り図柄でないと判定すると、確変フラグがオンか否かを判定し(S264)、確変フラグがオンでないと判定すると、次のS274の処理に進む。確変フラグがオンであると判定すると、確変カウンタを値1だけデクリメントして(S266)、確変カウンタが値0であるか否かを判定する(S268)。ここで、確変カウンタは、特図高確率状態を維持する特別図柄の変動回数の上限値を示すものであり、大当り遊技の終了に際してその値がセットされる。確変カウンタが値0でないと判定すると、特図高確率状態を維持したまま次のS274の処理に進み、確変カウンタが値0であると判定すると、確変フラグをオフとすると共に(S270)、遊技状態指定コマンドをサブ制御基板90に送信して(S272)、次のS274の処理に進む。これにより、パチンコ機10の遊技状態は、特図高確率状態から特図低確率状態に変更されることになる。なお、遊技状態指定コマンドには、パチンコ機10の現在の遊技状態を示す確変フラグの設定状況などが含まれる。
【0060】
次に、変動短縮フラグがオンであるか否かを判定し(S274)、変動短縮フラグがオンでないときにはそのまま特別図柄遊技処理を一旦終了する。変動短縮フラグがオンのときには変動短縮カウンタを値1だけデクリメントし(S276)、変動短縮カウンタが値0であるか否かを判定する(S278)。ここで、変動短縮カウンタは、電サポあり状態(時短状態や開放延長状態、普図高確率状態)を維持する特別図柄の変動回数の上限値を示すものであり、大当り遊技の終了に際して大当り態様に応じた値がセットされる。変動短縮カウンタが値0でないときには、電サポあり状態を維持したまま特別図柄遊技処理を一旦終了し、変動短縮カウンタが値0のときには、電サポあり状態を終了させるために、変動短縮フラグをオフとすると共に(S280)、開放延長フラグをオフとし(S282)、遊技状態指定コマンドをサブ制御基板90に送信して(S284)、特別図柄遊技処理を一旦終了する。これにより、パチンコ機10の遊技状態は、電サポあり状態から電サポなし状態に変更されることになる。なお、遊技状態指定コマンドには、パチンコ機10の現在の遊技状態を示す変動短縮フラグや開放延長フラグの設定状況などが含まれる。なお、本実施例では、確変大当り(特図1確変大当り,特図2確変大当り)を引くと、大当り遊技の終了後に、確変カウンタおよび変動短縮カウンタに10,000回が設定されるため、S268やS278で確変カウンタや変動短縮カウンタが値0と判定されることは通常あり得ず、次回に大当りを引くまで特図高確率状態や電サポあり状態が終了することはない。
【0061】
ここで、特別図柄を変動表示させるために、特別図柄表示装置42(第1特別図柄表示部42a,第2特別図柄表示部42b)の各セグメント表示器(特別図柄用LED)で行われる点滅制御について説明する。実施例における特別図柄用LEDの点滅制御の様子を図18に示し、比較例における特別図柄用LEDの点滅制御の様子を図19に示す。図18の実施例では、特別図柄が停止表示している状態から、時刻T0で全てのセグメント表示器を200msの間消灯する変動開始表示を行って変動表示を開始する(消灯から変動表示を開始する)。一方、図19の比較例では、特別図柄が停止表示している状態から、時刻T0で引き続いて全てのセグメント表示器を点灯したまま変動表示を開始する(点灯から変動表示を開始する)。ここで、特別図柄の停止状態は、大当り図柄または外れ図柄を表示するために少なくともいずれかの1つのセグメント表示器(LED)が点灯している状態か、あるいは、電源投入時の図柄を表示するために全てのセグメント表示器(LED)が点灯している状態となっている。このため、比較例では、点灯状態に引き続いて点灯から変動表示を開始することになり、特別図柄の停止表示(電源投入時の図柄含む)と変動開始表示とを明確に区別することができず、変動表示の開始タイミングが不明確なものとなる。一方、実施例では、全てのセグメント表示器を一旦消灯することにより、特別図柄の停止表示と変動開始表示とを明確に区別することができるから、比較例に比べて変動表示の開始タイミングを明確なものとすることができる。
【0062】
また、実施例では、時刻T0で200msの変動開始表示を消灯で行い、その後に所定時間毎(200ms毎)の点灯及び消灯を所定回数(図中N回)繰り返すため、前述したように、変動終了表示を消灯で行うことになる(図18中の拡大図参照)。変動終了表示に続いて、いずれかのセグメント表示器を点灯状態とする特別図柄の停止表示が行われるから、変動終了表示が消灯となり、停止表示が点灯となって、両者を明確に区別することができる。一方、比較例では、時刻T0で200msの変動開始表示を点灯で行い、その後に所定時間毎(200ms毎)の消灯及び点灯を所定回数(図中N回)繰り返すため、変動終了表示を点灯で行うことになる(図19中の拡大図参照)。変動終了表示に続いて、いずれかのセグメント表示器を点灯状態とする特別図柄の停止表示が行われるから、変動終了表示と停止表示とがいずれも点灯となって、両者を明確に区別することができない。したがって、比較例では、変動表示が終了する時刻T1で、変動表示の終了タイミング(停止表示に切り替わるタイミング)が不明確なものとなるが、本実施例では、時刻T1で変動表示の終了タイミング(停止表示に切り替わるタイミング)が明確なものとなる。このように、200msの変動開始表示(消灯)をしてから400msの周期で点滅する(点灯及び消灯を繰り返す)ものとした場合において、変動表示の開始タイミングだけでなく、変動表示の終了タイミングを明確にするために、各変動パターンの変動時間を、200msと、400msを所定数倍した時間とを合わせた時間に定めたのである。
【0063】
[大当り遊技処理]
S150の大当り遊技処理は、図20に示すフローチャートに従って実行される。図20の大当り遊技処理が実行されると、主制御基板70のCPU70aは、まず、大当り遊技フラグがオンであるか否か、即ち大当り遊技中であるか否かを判定する(S400)。大当り遊技フラグがオフであると判定すると、そのまま大当り遊技処理を終了する。一方、大当り遊技フラグがオンであると判定すると、大入賞口44が開放中であるか否かを判定し(S402)、大入賞口44が閉鎖中である(開放中でない)と判定すると、大入賞口44の開放タイミングであるか否かを判定する(S404)。この判定は、規定の閉鎖時間(本実施例では、2秒)が経過したか否かを判定することにより行われる。大入賞口44の開放タイミングであると判定すると、大入賞口44が開放されるよう大入賞口ソレノイド44bを駆動制御して(S406)、大当り遊技処理を一旦終了する。一方、S404で大入賞口44の開放タイミングでないと判定すると、そのまま大当り遊技処理を一旦終了する。
【0064】
一方、S402で大入賞口44が開放中であると判定すると、大入賞口44の閉鎖タイミングか否かを判定する(S408)。この判定は、規定の開放時間(本実施例では、25秒)が経過したか、大入賞口44に入球した遊技球の数が規定数(本実施例では、10個)に達したかのいずれかの成立を判定することにより行われる。大入賞口44の閉鎖タイミングでないと判定すると、大入賞口44の開放を維持したまま大当り遊技処理を一旦終了する。一方、大入賞口44の閉鎖タイミングであると判定すると、大入賞口44が閉鎖されるよう大入賞口ソレノイド44bを駆動制御し(S410)、大当り遊技の終了条件が成立したか否かを判定する(S412)。この判定は、大入賞口44が規定ラウンド数通りに開放されたか否かを判定することにより行われる。なお、規定ラウンド数は、特図1通常大当りや特図1確変大当り,特図2通常大当りでは4ラウンドとなり、特図2確変大当りでは16ラウンドとなる。S412で大当り遊技の終了条件が成立していないと判定すると、そのまま大当り遊技処理を一旦終了する。一方、大当り遊技の終了条件が成立したと判定すると、図21に例示する大当り遊技終了時処理を実行して(S414)、大当り遊技処理を終了する。
【0065】
図21の大当り遊技終了時処理では、主制御基板70のCPU70aは、まず、大当り遊技フラグをオンからオフとし(S450)、今回の大当りが確変大当り(特図1確変大当りまたは特図2確変大当り)であるか否かを判定する(S452)。今回の大当りが確変大当りであると判定すると、特図高確率状態を発生させるために、確変カウンタに10,000回を設定すると共に(S454)、確変フラグをオンとする(S456)。また、電サポあり状態(時短状態や開放延長状態,普図高確率状態)を発生させるために、変動短縮カウンタを10,000回に設定し(S458)、変動短縮フラグをオンとすると共に(S460)、開放延長フラグをオンとする(S462)。なお、確変カウンタを10,000回に設定することは実質的に次回の大当りが発生するまで特図高確率状態を発生させることとなり、変動短縮カウンタを10,000回に設定することは実質的に次回の大当りが発生するまで電サポあり状態を発生させることになる。S452で今回の大当りが確変大当りでない(特図1通常大当り,特図2通常大当りのいずれかである)と判定すると、確変フラグをオフのままとして特図低確率状態とすると共に変動短縮フラグおよび開放延長フラグをオフのままとして電サポなし状態とする。こうして大当り遊技後の遊技状態を設定すると、大当り遊技終了コマンドと遊技状態指定コマンドとをサブ制御基板90に送信して(S464)、大当り遊技終了時処理を終了する。サブ制御基板90は、大当り遊技終了コマンドを受信すると、大当り遊技演出処理にて大当り遊技終了演出を行う。
【0066】
次に、サブ制御基板90により実行される処理について説明する。サブ制御基板90では、パチンコ機10の電源が投入されて主制御基板70の電源投入処理が行われるときに、初期化処理を実行する。この初期化処理では、主制御基板70からRAMクリア指示を受信しているときにはRAM90cのRAMクリア処理が行われる他、各種ランプの点灯(点灯確認),各種可動役物の作動(原点確認)などが行われる。初期化処理において、演出表示装置34の3つの演出図柄(疑似特別図柄)34L,34M,34Rは、いずれも、例えば、下段の横棒セグメントと左上および左下の縦棒セグメントとが点灯する(L字状に点灯する)初期状態の表示態様(電源投入時図柄,初期図柄)で表示される。なお、演出図柄の初期状態の表示態様を、特別図柄と同様に、全点灯態様としてもよい。サブ制御基板90は、遊技中には、遊技球が第1始動口36または第2始動口38へ入球した際や特別図柄の変動表示が開始された際に演出表示装置34に表示させる保留図柄(第1保留図柄35aまたは第2保留図柄35b)の表示を更新する演出を行う保留表示演出処理や、特別図柄の変動表示に合わせて演出図柄を変動表示させる図柄変動演出処理、大当り遊技が発生した際の大当り遊技演出を行う大当り遊技演出処理などが実行される。以下、図柄変動演出処理の詳細について説明する。
【0067】
[図柄変動演出処理]
図22の図柄変動演出処理では、サブ制御基板90のCPU90aは、まず、図14の変動表示関連処理のS324の処理で主制御基板70により送信される図柄変動開始時コマンドを受信したか否かを判定する(S500)。図柄変動開始時コマンドを受信したと判定すると、その受信したコマンドに基づき今回の大当り判定の結果が大当りか否かを判定し(S502)、大当り判定の結果が大当りの場合には演出図柄の停止図柄に大当り図柄を設定し(S504)、外れの場合には演出図柄の停止図柄に外れ図柄を設定する(S506)。前述したように、図柄変動開始時コマンドには、特別図柄の変動パターン(変動パターン指定コマンド)と特別図柄の停止図柄(特別図柄停止情報指定コマンド)とが含まれているから、演出図柄の停止図柄の選択は、ROM90bに予め記憶されている演出図柄の停止図柄のうち受信した特別図柄停止情報指定コマンドに対応する停止図柄を読み出すことにより行うことができる。
【0068】
図23は、演出図柄の大当り図柄の一例を示す説明図である。演出図柄の大当り図柄(演図大当り図柄)は、図示するように、特別図柄の大当り図柄(特図大当り図柄)が特図1通常大当り図柄や特図2通常大当り図柄である場合には1〜7の数字のうち7のゾロ目を除く1〜6のゾロ目の何れかが選択され、特図大当り図柄が特図1確変大当り図柄である場合には4のゾロ目を除く1〜3,5〜7のゾロ目の何れかが選択され、特図大当り図柄が特図2確変大当り図柄である場合には7のゾロ目が選択される。したがって、7のゾロ目は確変大当りであることが確定する確変大当り図柄といえ、4のゾロ目は通常大当りであることが確定する通常大当り図柄といえ、その他の1〜3,5,6のゾロ目は確変大当りの可能性があるチャンス図柄といえる。なお、外れ図柄の図示は省略するが、例えば、「245」や「126」などのバラケ目が選択される。これらの大当り図柄や外れ図柄は、いずれも、前述した初期状態のL字状の表示態様(電源投入時図柄,初期図柄)とは異なる表示態様である。
【0069】
演出図柄の停止図柄を設定すると、図柄変動開始時コマンドに含まれる変動パターンに基づいて演出パターンを設定する(S508)。演出パターンの設定は、ROM90bに予め記憶されている演出パターンのうち受信した変動パターン指定コマンドに対応する演出パターンを読み出すことにより行うことができる。なお、各変動パターンに対応する演出パターンは、それぞれ、各変動パターンと同じ変動時間(演出時間)が設定されている。こうして演出図柄の停止図柄と演出パターンとを設定すると、図24に示す図柄変動演出開始処理を実行する(S510)。
【0070】
S510で図柄変動演出を開始した後、または、S500で図柄変動開始時コマンドを受信していないと判定した場合には、図12の特別図柄遊技処理のS242の処理で主制御基板70により送信される図柄停止コマンドを受信したか否かを判定する(S512)。図柄停止コマンドを受信したと判定すると、図25に示す図柄変動演出終了処理を実行して(S514)、図柄変動演出処理を終了する。
【0071】
図24の図柄変動演出開始処理では、サブ制御基板90のCPU90aは、まず、第1判定図柄と第2判定図柄のうち、今回の変動対象の特別図柄に対応する変動対象の判定図柄が点灯しているか否かを判定する(S530)。ここで、今回の変動対象が第1特別図柄の場合には、変動対象の判定図柄は第1判定図柄であり、今回の変動対象が第2特別図柄の場合には、変動対象の判定図柄は第2判定図柄である。また、判定図柄は、対応する特別図柄が大当り図柄で停止表示されることに基づいて、図柄変動演出終了時に点灯状態で停止表示され、対応する特別図柄が外れ図柄で停止表示されることに基づいて図柄変動演出終了時に消灯状態で停止表示される。そして、停止表示後に次の変動表示が開始されるまで、停止表示された状態が維持される。このため、今回の変動対象の判定図柄が、先の図柄変動演出で大当りに係るものであった場合には、点灯状態が維持されているため、S530で点灯中であると判定し、今回の変動対象の判定図柄が、先の図柄変動演出で外れに係るものであった場合には、消灯状態が維持されているため、S530で点灯中でないと判定する。
【0072】
S530で変動対象の判定図柄が点灯中であると判定すると、判定図柄の点滅制御を消灯から開始する第1点滅パターンを設定する(S532)。第1点滅パターンは、例えば、所定時間(例えば、200ms)の間消灯する変動開始表示を行った後、点灯及び消灯を所定時間(例えば、200ms)毎に繰り返すことにより変動を行うパターン(特別図柄の点滅パターンと同じパターン)である。一方、変動対象の判定図柄が点灯中でないと判定すると、判定図柄の点滅制御を点灯から開始する第2点滅パターンを設定する(S534)。第2点滅パターンは、例えば、所定時間(例えば、200ms)の間点灯する変動開始表示を行った後、消灯及び点灯を所定時間(例えば、200ms)毎に繰り返すことにより変動を行うパターンである。そして、設定した点滅パターンに基づいて今回の変動対象の判定図柄を点滅制御することで変動表示を開始すると共に(S536)、消灯から開始する点滅パターンで演出図柄34を点滅制御することで変動表示を開始して(S538)、図柄変動演出開始処理を終了する。S536,S538の処理は、第1点滅パターンおよび第2点滅パターンのいずれかに基づく判定図柄35の変動開始を指示する演出コマンド(判定図柄変動開始コマンド)と演出図柄の停止図柄と演出パターンとに基づく演出図柄35の変動開始を指示する演出コマンド(演出図柄変動開始コマンド)とを演出表示制御基板91に送信することによって行われる。演出表示制御基板91は、受信した判定図柄変動開始コマンドに基づいて、点灯中の変動対象の判定図柄を消灯から点滅制御させるか、消灯中の変動対象の判定図柄を点灯から点滅制御させるかの何れかにより判定図柄の変動表示を開始すると共に、受信した演出コマンドに基づいて、演出図柄を消灯から点滅制御させることにより演出図柄の変動表示を開始する。
【0073】
図26は、判定図柄用LEDの点滅制御の様子を示す説明図である。図26(a)に示すように、判定図柄の点灯状態(当り図柄)が維持されている場合には、第1点滅パターンで変動表示することで、変動表示を消灯から開始する。このため、停止表示と変動開始表示とを明確に区別して、判定図柄の変動表示の開始を明確なものとすることができる。また、図26(b)に示すように、判定図柄の消灯状態(外れ図柄)が維持されている場合には、第2点滅パターンで変動表示することで、変動表示を点灯から開始する。このため、停止表示と変動開始表示とを明確に区別して、判定図柄の変動表示の開始を明確なものとすることができる。このように、本実施例では、変動表示を開始する直前の判定図柄の状態(点灯状態か消灯状態のいずれか)に応じた点滅パターンを設定し、設定した点滅パターンに基づいて判定図柄の点滅制御を行って変動表示させるのである。このため、変動開始直前の判定図柄が点灯状態および消灯状態のいずれであっても、判定図柄の変動表示の開始タイミングを明確なものとすることができる。なお、演出図柄用LEDの点滅制御は、図示は省略するが、図18に示した特別図柄用LEDの点滅制御と同様に行われる。即ち、200msの変動開始表示(消灯)を行い、演出図柄を消灯から変動表示させるから、変動表示の開始タイミングを明確にすることができる。
【0074】
図25の図柄変動演出終了処理では、サブ制御基板90のCPU90aは、まず、今回の変動演出が大当りに係る変動であるか否かを判定する(S560)。S560で大当りに係る変動であると判定すると、演出図柄の点滅制御を終了して変動表示を停止しS504で設定した大当り図柄で停止表示させると共に(S562)、判定図柄の点滅制御を終了して変動表示を停止し点灯態様で停止表示させて(S564)、図柄変動演出終了処理を終了する。一方、S560で外れに係る変動であると判定すると、演出図柄の点滅制御を終了して変動表示を停止しS506で設定した外れ図柄で停止表示させると共に(S566)、判定図柄の点滅制御を終了して変動表示を停止し消灯態様で停止表示させて(S568)、図柄変動演出終了処理を終了する。これらの処理は、図柄変動演出の終了を指示する演出コマンド(図柄変動演出終了コマンド)を演出表示制御基板91に送信することによって行う。演出コマンドを受信した演出表示制御基板91は、演出図柄の変動表示(点滅制御)を終了して演出図柄の停止図柄が停止表示されるよう点灯制御を行うと共に、判定図柄の変動表示(点滅制御)を終了して判定図柄の停止図柄が停止表示されるよう点灯制御または消灯制御を行う。
【0075】
ここで、本実施例では、演出図柄は、特別図柄と同様に、点滅の周期(点灯及び消灯を交互に繰り返す周期)を400msとするパターンで変動表示を行うものとした。また、前述したように、演出図柄の変動時間は、特別図柄の変動時間と同じ時間とした。このため、演出図柄の変動終了表示も消灯となり、変動終了表示と停止表示とを明確に区別することができる。即ち、演出図柄の変動表示では、変動表示の開始タイミングと、変動表示の終了タイミング(停止表示に切り替わるタイミング)とを明確なものとすることができる。なお、判定図柄は、前述したように、変動開始直前の判定図柄の状態に応じた点滅パターンを設定し、判定図柄の停止表示は当否判定結果に応じて点灯状態となるか消灯状態となるかが異なるから、設定される点滅パターンの変動終了表示と当否判定結果(停止表示の態様)の組み合わせによっては、変動終了表示と停止表示とを明確に区別することができない場合がある。
【0076】
以上説明した実施例のパチンコ機10によれば、特別図柄表示装置42(第1特別図柄表示部42aおよび第2特別図柄表示部42b,識別情報表示部)は、7セグメント表示器(複数の表示部)を用いて構成されており、全てのセグメント表示器の点灯及び消灯を所定時間毎に繰り返すことで特別図柄(識別情報)が変動表示中であることを示し、少なくとも所定の停止時間(停止表示時間)に亘って一部のセグメント表示器の点灯を継続することで特別図柄が停止表示中であることを示す。また、特別図柄の変動表示の開始時(変動開始表示)は、全てのセグメント表示器(複数の表示部の全て)を消灯する。これにより、特別図柄表示装置42は、一部のセグメント表示器の点灯状態から全てのセグメント表示器を一旦消灯して変動表示を開始することになるため、点灯状態から引き続き点灯したまま変動表示を開始するものに比べて、特別図柄の変動表示の開始タイミングを明確にすることができる。また、演出表示装置34(識別情報表示部)の演出図柄34L,34M,34Rも7セグメント表示器(複数の表示部)を用いて構成されており、演出図柄(識別情報)の変動表示の開始時(変動開始表示)は、全てのセグメント表示器を消灯するから、特別図柄と同様に、演出図柄の変動表示の開始タイミングを明確にすることができる。このように、複数のセグメント表示器のうち、点灯するセグメント表示器の組み合わせによって、特別図柄や演出図柄の異なる停止表示態様を示すものにおいて、特別図柄や演出図柄の変動表示を開始するタイミングを明確に示すことができる。
【0077】
また、実施例のパチンコ機10によれば、各セグメント表示器の全てで、停止時間(500ms)未満の所定時間(200ms)の点灯及び消灯を交互に繰り返すことで(点滅することで)、特別図柄や演出図柄が変動表示中であることを示すから、特別図柄や演出図柄が変動表示中であるか停止表示中であるかを明確にすることができる。さらに、特別図柄や演出図柄の変動表示の終了時(変動終了表示)は、全てのセグメント表示器を消灯し、当該終了時の消灯に続いて一部のセグメント表示器の点灯を停止時間に亘り継続することで特別図柄や演出図柄が停止表示中であることを示すから、変動表示の開始だけでなく、変動表示を終了するタイミング(停止表示を開始するタイミング)を明確にすることができる。また、電源投入時には、複数のセグメント表示器を、特別図柄や演出図柄が変動表示中であることを示す態様(点滅態様)および停止表示中であることを示す態様のいずれとも異なる態様(電源投入時図柄,初期図柄)とするから、電源投入されてから特別図柄や演出図柄が一度も変動表示していないことを示すことができる。また、電源投入後の初回の変動表示を開始するタイミングを明確にすることができる。
【0078】
また、実施例のパチンコ機10によれば、判定図柄表示部(第1判定図柄表示部34aおよび第2判定図柄表示部34b,識別情報表示部)は、所定時間の点灯及び消灯を繰り返すことで判定図柄(識別情報)が変動表示中であることを示し、当否判定結果が当り(第1結果)の場合には少なくとも所定の停止時間に亘って点灯を継続することで判定図柄が停止表示中であることを示し、当否判定結果が外れ(第2結果)の場合には少なくとも所定の停止時間に亘って消灯を継続することで判定図柄が停止表示中であることを示す。そして、判定図柄を点灯状態で停止表示している場合は、消灯から判定図柄の変動表示を開始し(変動開始表示を消灯とし)、判定図柄を消灯状態で停止表示している場合は、点灯から判定図柄の変動表示を開始する(変動開始表示を点灯とする)。これにより、点灯状態から引き続き点灯したまま変動表示を開始したり、消灯状態から引き続き消灯したまま変動表示を開始したりするものに比べて、停止表示と変動開始表示とを明確に区別することができるから、判定図柄の変動表示の開始タイミングを明確にすることができる。
【0079】
実施例のパチンコ機10では、判定図柄表示部(第1判定図柄表示部34aおよび第2判定図柄表示部34b)は、変動表示開始直前の判定図柄の状態(点灯状態または消灯状態)に基づいて異なる点滅パターンを設定したが、これに限られるものではない。例えば、変動開始直前の判定図柄の状態(点灯状態または消灯状態)と、今回の変動表示終了直後の判定図柄の状態(当否判定結果が大当りであるために点灯状態となるか、外れであるために消灯状態となるか)とに基づいて、異なる点滅パターンを設定してもよい。具体的には、変動表示開始直前の判定図柄が点灯状態で、今回の変動表示終了直後の判定図柄が点灯状態であれば、変動開始表示及び変動終了表示のいずれも消灯となる点滅パターンを設定し、変動表示開始直前の判定図柄が点灯状態で、今回の変動表示終了直後の判定図柄が消灯状態であれば、変動開始表示が消灯で変動終了表示が点灯となる点滅パターンを設定し、変動表示開始直前の判定図柄が消灯状態で、今回の変動表示終了直後の判定図柄が点灯状態であれば、変動開始表示が点灯で変動終了表示が消灯となる点滅パターンを設定し、変動表示開始直前の判定図柄が消灯状態で、今回の変動表示終了直後の判定図柄が消灯状態であれば、変動開始表示及び変動終了表示のいずれも点灯となる点滅パターンを設定するものとすればよい。このようにすれば、判定図柄の変動表示の開始タイミング及び変動表示の終了タイミング(停止表示の開始タイミング)をいずれも明確にすることができる。なお、このような複数の点滅パターンとして、変動時間に応じて点滅の周期の時間を変化させた点滅パターンを用いてもよいし、変動開始表示の時間を変化させた(調整した)点滅パターンを用いてもよいし、変動終了表示の時間を変化させた(調整した)点滅パターンを用いてもよい。例えば、変動表示開始直前の判定図柄が消灯状態で、今回の変動表示終了直後の判定図柄が点灯状態であれば、変動開始表示が点灯で変動終了表示が消灯となる点滅パターンを設定することになるが、変動開始表示を点灯として所定の点滅周期を繰り返すと変動終了表示が点灯となって消灯とならない場合には、最後の点灯を行わずにその前の消灯の時間を延長することで変動終了表示が消灯となるよう調整したパターンを設定したり、最初の変動開始表示の時間を延長したり短縮したりすることで変動終了表示が消灯となるよう調整したパターンを設定したりするものなどとすればよい。
【0080】
実施例のパチンコ機10では、特別図柄の各変動パターンの変動時間を、変動開始表示の200msと、点滅の周期の400msを所定数倍した時間とを合わせた時間に定めたが、これに限られるものではない。変動時間を任意に定めるものとしつつ、変動開始時(変動開始表示)が消灯になると共に変動終了時(変動終了表示)が消灯になるよう、変動時間に応じて点滅の周期の時間を変化させた点滅パターンを用いてもよいし、変動開始表示の時間を変化させた(調整した)点滅パターンを用いてもよいし、変動終了表示の時間を変化させた(調整した)点滅パターンを用いてもよい。
【0081】
実施例のパチンコ機10では、点滅パターンにおける点灯時間と消灯時間とを同じ時間(200ms)としたが、これに限られず、点滅パターンにおける点灯時間と消灯時間とを異なる時間としてもよい。
【0082】
実施例のパチンコ機10では、変動表示の開始タイミングと変動表示の終了タイミング(停止表示の開始タイミング)とをいずれも明確になるようにしたが、これに限られず、変動表示の開始タイミングだけを明確にしたり、変動表示の終了タイミング(停止表示の開始タイミング)だけを明確にしたりしてもよい。前者の場合、少なくとも変動表示の開始を消灯から行う点滅パターンを設定すればよく、後者の場合、少なくとも変動表示の終了を消灯とする点滅パターンとすればよい。
【0083】
実施例のパチンコ機10では、電源投入時には、特別図柄や演出図柄として予め定められた図柄(電源投入時図柄,初期図柄)を表示したが、これに限られるものではない。ここで、例えば、電源投入時に所定のRAMクリア操作が行われない場合(または、所定の復帰操作が行われた場合)、復帰処理を行うものとする。この復帰処理では、電源投入前の電源遮断時におけるバックアップが正常に行われて特別図柄や演出図柄がRAM70やRAM90cに記憶されていれば、電源投入時図柄を表示せず、バックアップされた特別図柄や演出図柄を表示するものとすればよい。このようにする場合、特別図柄や演出図柄の変動表示を消灯から開始することで、実施例と同様に、変動表示の開始タイミングを明確なものとすることができる。
【0084】
実施例のパチンコ機10では、特別図柄の電源投入時図柄を全点灯態様とし、演出図柄の電源投入時図柄をL字状の表示態様としたが、これらに限られず、変動表示中であることを示す態様(点滅態様)や停止表示中であることを示す態様のいずれとも異なる態様であれば、如何なる態様としてもよい。あるいは、停止表示と同じ態様で表示するものであってもよい。なお、電源遮断後の電源投入時には、全てのセグメント表示器を消灯する全消灯態様としてもよい。このようにする場合、変動表示の開始は、全てのセグメント表示器を点灯させるものとすればよく、こうすることで変動表示の開始タイミングを明確なものとすることができる。
【0085】
実施例のパチンコ機10では、特別図柄表示装置42(第1特別図柄表示部42aおよび第2特別図柄表示部42b)や演出表示装置34(演出図柄34L,34M,34R)が、7セグメント表示器で構成されるものとしたが、7つのセグメントに限られず、複数のランプ表示部(2以上のセグメントなど)で構成されるものであればよい。
【0086】
実施例のパチンコ機10では、ランプ表示部(LED)を用いて演出図柄や判定図柄を表示するものとしたが、これに限られず、何れか一方あるいは両方を液晶画面などの画面表示部で表示するものとしてもよい。
【0087】
実施例のパチンコ機10では、特別図柄と、特別図柄の変動表示に合わせて変動表示する演出図柄や判定図柄とに本発明を適用したが、これに限られず、これらのうちのいずれか1つまたは2つに本発明を適用してもよいし、普通図柄に本発明を適用してもよい。普通図柄に本発明を適用する場合、例えば、図5に示した普通図柄表示装置41の表示態様(停止表示態様)のうち、左普通図柄表示部41aと右普通図柄表示部41bとが共に消灯した停止表示態様(図5の上から1段目)であれば、普通図柄の変動表示を点灯から開始し、左普通図柄表示部41aと右普通図柄表示部41bのいずれかが点灯した停止表示態様(図5の上から2段目〜4段目)であれば、普通図柄の変動表示を消灯から開始すればよい。これにより、普通図柄の変動表示を開始するタイミングを明確にすることができる。
【0088】
実施例のパチンコ機10において、各セグメント表示器などを複数色で点灯可能に構成しておき、識別情報(特別図柄や演出図柄,判定図柄)を停止表示させる際の点灯色(停止表示色)とは異なる点灯色(変動表示色)で識別情報の変動表示を行う(開始する)ものなどとしてもよい。このようにしても、変動表示の開始タイミングや終了タイミングを明確にすることができる。
【0089】
実施例のパチンコ機10では、所定時間の点灯及び消灯を繰り返す(点滅する)ことで識別情報が変動表示中であることを示したが、これに限られず、少なくとも消灯させることで識別情報が変動表示中であることを示してもよく、例えば、変動時間中は消灯し続け、変動時間が終了すると所定の表示態様を示すために点灯するものなどとしてもよい。
【0090】
また、実施例では、遊技ホールの島設備から供給される遊技球を「貸球」や「賞球」として利用し、遊技盤に設けられた各種入賞口(第1始動口、第2始動口、大入賞口等)への遊技球の入球に応じて所定数の賞球を払い出すことによって、遊技上の利益(遊技価値)を遊技者に付与する遊技機(パチンコ機)に本発明を適用した例を説明したが、「賞球の払い出し」とは異なる形態で遊技上の利益を付与するタイプの遊技機にも、本発明を適用することができる。例えば、各種入賞口への遊技球の入球が発生することで、その入球に対応する利益の量(遊技価値の大きさ)を示すデータを主制御部あるいは払出制御部のRAM(遊技価値管理制御部)に記憶することによって、遊技上の利益(遊技価値)を遊技者に付与するタイプの遊技機にも本発明を適用することができ、この場合にも、上記実施例と同様の効果を得ることができる。もちろん、遊技価値管理制御部が管理する遊技価値として、遊技の結果得られた遊技価値と、現金等を投入することで得られた遊技価値とを別に管理(別途に表示)してもよいし、一緒に管理(加減算して表示)してもよい(別表示と加減算表示の両方をしてもよい)。なお、遊技上の利益(遊技価値)をデータ化して遊技者に付与するタイプの遊技機としては、遊技機に内蔵された複数個の遊技球を循環させて使用する遊技機、具体的には、各種入賞口あるいはアウト口を経て遊技盤の裏面に排出された遊技球を、再度、発射位置に戻して発射するように構成された遊技機(いわゆる封入式遊技機)を例示できる。
【0091】
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、パチンコ機10が「遊技機」に相当し、「識別情報」として特別図柄を変動表示させる特別図柄表示装置42(第1特別図柄表示部42aおよび第2特別図柄表示部42b)と図柄表示基板40aと図14の変動表示関連処理のS320および図12の特別図柄遊技処理のS240,S244を実行する主制御基板70のCPU70aが「識別情報表示部」に相当する。また、「識別情報」として演出図柄(演出図柄34L,34M,34R)を変動表示させる演出表示装置34と演出表示制御基板91と図22の図柄変動演出処理のS510(図24の図柄変動演出開始処理のS538)とS514(図25の図柄変動演出終了処理のS562,S566)を実行するサブ制御基板90のCPU90aが「識別情報表示部」に相当する。また、「識別情報」として判定図柄を変動表示させる演出表示装置34の判定図柄表示部(第1判定図柄表示部34a,第2判定図柄表示部34b)と演出表示制御基板91と図22の図柄変動演出処理のS510(図24の図柄変動演出開始処理のS530〜S536)とS514(図25の図柄変動演出終了処理のS564,S568)を実行するサブ制御基板90のCPU90aが「識別情報表示部」に相当する。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行われるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
【0092】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0093】
10 パチンコ機、11 前面枠、12 ガラス板、14 上受け皿、16 下受け皿、18 発射ハンドル、18a タッチセンサ、18b 発射停止スイッチ、19 発射モータ、21 本体枠、22 外枠、24a 球貸ボタン、24b 返却ボタン、26 演出ボタン、27 操作検知スイッチ、28a,28b スピーカ、29 施錠装置、30 遊技盤、31a 外レール、31b 内レール、32 普通図柄作動ゲート、32a ゲートスイッチ、34 演出表示装置、34L,34M,34R 演出図柄、34a 第1判定図柄表示部、34b 第2判定図柄表示部、35a 第1保留図柄、35b 第2保留図柄、35c 発射領域報知表示部、36 第1始動口、36a 第1始動口スイッチ、38 第2始動口、38a 第2始動口スイッチ、38b 第2始動口ソレノイド、38c 翼片部、40 図柄表示装置、40a 図柄表示基板、41 普通図柄表示装置、41a 左普通図柄表示部、41b 右普通図柄表示部、42 特別図柄表示装置、42a 第1特別図柄表示部、42b 第2特別図柄表示部、43 ラウンド表示部、44 大入賞口、44a 大入賞口スイッチ、44b 大入賞口ソレノイド 、44c 開閉板、45 一般入賞口、45a 一般入賞口スイッチ、70 主制御基板、70a CPU、70b ROM、70c RAM、72 中継端子板、80 払出制御基板、81 枠開放スイッチ、82 球貸表示基板、83 中継端子板、84 払出前スイッチ、85 払出後スイッチ、86 払出モータ、87 中継端子板、90 サブ制御基板、90a CPU、90b ROM、90c RAM、91 演出表示制御基板、92 アンプ基板、93 装飾駆動基板、93a LEDランプ、93b 装飾モータ、94 演出ボタン基板、100 発射制御基板、102 下受け皿満タンスイッチ、105 電源基板、107 オンオフスイッチ。
図1
図3
図4
図5
図6
図7
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図24
図25
図26
図2
図8
図23
【手続補正書】
【提出日】2016年1月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定条件の成立に基づいて当否判定を行い、識別情報を変動表示して前記当否判定の結果を示す態様で停止表示する識別情報表示部を備える遊技機であって、
前記識別情報表示部は、
点滅状態とすることで前記識別情報が変動表示中であることを示し、前記当否判定の結果が当りの場合には少なくとも所定の停止時間に亘って点灯状態とすることで前記識別情報が停止表示中であることを示し、前記当否判定の結果が外れの場合には少なくとも所定の停止時間に亘って消灯状態とすることで前記識別情報が停止表示中であることを示すものであり、
前記識別情報の変動表示を開始する直前の前記識別情報の状態に応じて、異なる点滅態様にて変動表示する
ことを特徴とする遊技機。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本発明の遊技機は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
即ち、本発明の遊技機は、
所定条件の成立に基づいて当否判定を行い、識別情報を変動表示して前記当否判定の結果を示す態様で停止表示する識別情報表示部を備える遊技機であって、
前記識別情報表示部は、
点滅状態とすることで前記識別情報が変動表示中であることを示し、前記当否判定の結果が当りの場合には少なくとも所定の停止時間に亘って点灯状態とすることで前記識別情報が停止表示中であることを示し、前記当否判定の結果が外れの場合には少なくとも所定の停止時間に亘って消灯状態とすることで前記識別情報が停止表示中であることを示すものであり、
前記識別情報の変動表示を開始する直前の前記識別情報の状態に応じて、異なる点滅態様にて変動表示する
ことを要旨とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
また、本明細書において参考的に開示する参考発明の遊技機は、
点灯と消灯とによって、識別情報を変動表示して停止表示する識別情報表示部を備える遊技機であって、
前記識別情報表示部は、
点灯及び消灯のうち、少なくとも消灯することで前記識別情報が変動表示中であることを示し、少なくとも所定の停止時間に亘って点灯を継続することで前記識別情報が停止表示中であることを示すものであり、
前記識別情報の変動表示の開始時は、消灯する
ことを要旨とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
この参考発明の遊技機では、識別情報表示部は、点灯及び消灯のうち、少なくとも消灯することで識別情報が変動表示中であることを示し、少なくとも所定の停止時間に亘って点灯を継続することで識別情報が停止表示中であることを示し、識別情報の変動表示の開始時は、消灯するものとしている。これにより、識別情報表示部は、所定の停止時間に亘り継続した点灯状態から消灯することで変動表示を開始することになるため、点灯状態から引き続き点灯したまま変動表示を開始するものに比べて、識別情報の停止表示と、変動開始表示とを明確に区別することができる。この結果、識別情報の変動表示を開始するタイミングを明確に示すことができるから、識別情報の変動表示期間をより明確なものとし、遊技者に公正な遊技を提供することができる。なお、識別情報表示部は、例えば、LEDで構成されるものとすることができる。また、識別情報が変動表示中であることは、「少なくとも消灯すること」で示されるのであるから、変動表示中に少なくとも消灯態様があれば足り、これに加えて変動表示中に点灯態様があってもよい。この場合、変動表示中に、点灯態様と消灯態様とを有することとなり、点滅態様とすることもできる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
また、参考発明の遊技機において、
前記識別情報表示部は、前記所定の停止時間よりも短い間隔で点灯及び消灯を交互に繰り返すことで前記識別情報が変動表示中であることを示す
ものとすることもできる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
また、参考発明の遊技機において、
前記識別情報表示部は、前記識別情報の変動表示の終了時は消灯し、当該終了時の消灯に続いて前記所定の停止時間に亘る点灯を継続することで前記識別情報が停止表示中であることを示す
ものとすることもできる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
また、参考発明の遊技機において、
前記遊技機の電源投入をされた後であって前記識別情報が変動表示する前において、前記識別情報表示部は、前記識別情報が変動表示中であることを示す態様および前記識別情報が停止表示中であることを示す態様のいずれとも異なる態様とされる
ものとすることもできる。