(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-127583(P2016-127583A)
(43)【公開日】2016年7月11日
(54)【発明の名称】イヤホン及びそれを用いた無線ガイドシステム
(51)【国際特許分類】
H04R 1/10 20060101AFI20160613BHJP
【FI】
H04R1/10 104Z
H04R1/10 104E
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-76587(P2015-76587)
(22)【出願日】2015年4月3日
(31)【優先権主張番号】201510005977.7
(32)【優先日】2015年1月5日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】510283557
【氏名又は名称】富泰華工業(深▲セン▼)有限公司
(71)【出願人】
【識別番号】500080546
【氏名又は名称】鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】孫 宗遠
(72)【発明者】
【氏名】肖 大華
【テーマコード(参考)】
5D005
【Fターム(参考)】
5D005BA13
5D005BB08
5D005BB09
(57)【要約】
【課題】携帯情報端末及びネットワークサービスシステムと通信することができるアクティブ式読み書き器イヤホン及び当該イヤホンを用いた無線ガイドシステムを提供する。
【解決手段】本発明に係るイヤホンは、音声コネクタユニットと、無線データ送受信ユニットと、記憶ユニットと、を備え、無線データ送受信ユニットは、観光地の各スポットの番号情報を取得し、記憶ユニットは、スポットの番号情報を格納し、音声コネクタユニットは、スポットの番号情報をモバイル端末に伝送する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声コネクタユニットと、無線データ送受信ユニットと、記憶ユニットと、を備えるイヤホンであって、
前記無線データ送受信ユニットは、観光地の各スポットの番号情報を取得し、前記記憶ユニットは、前記スポットの番号情報を格納し、前記音声コネクタユニットは、前記スポットの番号情報をモバイル端末に伝送することを特徴とするイヤホン。
【請求項2】
前記音声コネクタユニットは、ラインコントローラ型音声転送モジュールであり、前記イヤホンは、前記音声コネクタユニットを介して前記モバイル端末から電力を取得することを特徴とする請求項1に記載のイヤホン。
【請求項3】
前記音声コネクタユニットは、左チャンネル端子、右チャンネル端子及びマイク端子を含み、
前記イヤホンは、前記左チャンネル端子及び前記右チャンネル端子の内の1つを介して前記モバイル端末から電力を取得し、また、前記左チャンネル端子及び前記右チャンネル端子の内のもう1つを介して前記モバイル端末からのスポットを紹介するための音声信号を受信して、前記無線データ送受信ユニットに伝送し、前記無線データ送受信ユニットは、前記マイク端子を介して前記スポットの番号情報を前記モバイル端末に伝送することを特徴とする請求項2に記載のイヤホン。
【請求項4】
前記音声コネクタユニットは、ブルートゥース(登録商標)通信モジュールであり、前記無線データ送受信ユニットは、前記ブルートゥース(登録商標)通信モジュールを介して前記モバイル端末と通信することを特徴とする請求項1に記載のイヤホン。
【請求項5】
前記イヤホンは、電源ユニットをさらに備え、前記電源ユニットは、前記音声コネクタユニット、前記無線データ送受信ユニット及び記憶ユニットに電力を供給することを特徴とする請求項4に記載のイヤホン。
【請求項6】
前記無線データ送受信ユニットは、音声解析モジュール及び送受信モジュールを含み、前記音声解析モジュールは、前記モバイル端末からのアナログ音声信号を対応するバイナリデータ信号に変換し、且つ前記バイナリデータ信号を前記送受信モジュールに伝送し、
また、前記音声解析モジュールは、前記送受信モジュールからのバイナリデータ信号をアナログ音声信号に変換し、且つマイク端子を介して前記アナログ音声信号を前記モバイル端末に伝送し、
前記送受信モジュールは、アクティブ式2.4G読み書き器であり、且つネットワークサービスシステムと通信して、前記ネットワークサービスシステムから各スポットの番号情報を取得し、前記スポットの番号情報は、バイナリデータ信号であることを特徴とする請求項1に記載のイヤホン。
【請求項7】
前記イヤホンは、音声再生ユニットをさらに備え、前記音声再生ユニットは、前記音声コネクタユニットに電気的に接続されて、前記モバイル端末からの音声信号を再生することを特徴とする請求項1に記載のイヤホン。
【請求項8】
前記イヤホンは、唯一のID情報を有し、前記記憶ユニットは、前記イヤホンの唯一のID情報及び前記イヤホンが受信したスポットの番号情報を格納するために用いられることを特徴とする請求項1に記載のイヤホン。
【請求項9】
モバイル端末、ネットワークサービスシステム及び請求項1〜8の何れか1項に記載したイヤホンを備える無線ガイドシステムであって、
前記イヤホンは、前記ネットワークサービスシステムから観光地の各スポットの番号情報を取得し、且つ前記各スポットの番号情報を前記モバイル端末に伝送することを特徴とする無線ガイドシステム。
【請求項10】
前記モバイル端末は、ガイド管理モジュールを備え、前記ガイド管理モジュールは、前記モバイル端末が受信したスポットの番号情報に基づいて、前記スポットの番号情報に対応するスポットの紹介文、紹介音声又は紹介映像等の情報をエクスポートすることを特徴とする請求項9に記載の無線ガイドシステム。
【請求項11】
前記ネットワークサービスシステムは、センターサーバと、複数のRF読み書き器と、複数の無線周波タグと、を含み、
前記センターサーバは、前記観光地における各スポットの番号情報及び各スポットの番号情報に対応するスポットの紹介文、紹介音声又は紹介映像等の情報を格納することを特徴とする請求項9に記載の無線ガイドシステム。
【請求項12】
複数の前記RF読み書き器は、互いに直列接続するように前記観光地の各スポット内に設けられ、且つ前記センターサーバと電気的に接続され、
また、複数の前記RF読み書き器は、前記無線データ送受信ユニットと通信して、前記イヤホンの唯一のID情報を取得し、
複数の前記無線周波タグは、前記スポットの番号情報を格納するために用いられることを特徴とする請求項11に記載の無線ガイドシステム。
【請求項13】
複数の前記RF読み書き器は、取得した前記イヤホンのID情報を前記センターサーバに伝送し、前記センターサーバは、前記前記イヤホンのID情報の数量に基づいて対応するスポットの観光客の人数を統計し、且つ統計結果を前記モバイル端末にフィードバックすることを特徴とする請求項12に記載の無線ガイドシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信技術に関し、特にイヤホン及びこのイヤホンを用いた無線ガイドシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、多くの人々が休暇を利用して、家族、同僚又は友達と旅行に行くなどして休みを楽しみ、交流を深めたり、日常のストレスを発散したりする。従って、特に休日、祝日には、各地の観光地には多くの観光客が訪れる。
【0003】
現在、殆どの観光地が、ガイドによる解説及び紙の地図を利用して、観光客を案内している。しかし、ガイドによる解説では、同じ観光スポットに他のガイドが居合わせた際に互いの解説が交ざりあうため、観光客がよく聞き取れない場合がある。また、紙の地図を利用した場合、観光客は観光地の特徴を詳しく理解することができない。また、既存のガイドモードでは、観光客は、各観光スポットにおける人の流れに対する統計情報を適時に得ることができない。従って、観光客が人気スポットに過度に集中するため、大混雑を招き易い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は上記の問題点を考慮してなされたものであり、携帯情報端末及びネットワークサービスシステムと通信することができるアクティブ式読み書き器イヤホン及び当該イヤホンを用いた無線ガイドシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明に係るイヤホンは、音声コネクタユニットと、無線データ送受信ユニットと、記憶ユニットと、を備え、無線データ送受信ユニットは、観光地の各スポットの番号情報を取得し、記憶ユニットは、スポットの番号情報を格納し、音声コネクタユニットは、スポットの番号情報をモバイル端末に伝送する。
【0006】
また、上記の課題を解決するために、本発明に係る無線ガイドシステムは、モバイル端末、ネットワークサービスシステム及びイヤホンを備え、イヤホンは、音声コネクタユニットと、無線データ送受信ユニットと、記憶ユニットと、を備え、無線データ送受信ユニットは、観光地の各スポットの番号情報を取得し、記憶ユニットは、スポットの番号情報を格納し、音声コネクタユニットは、スポットの番号情報をモバイル端末に伝送する。
【発明の効果】
【0007】
従来の技術と異なり、本発明の無線ガイドシステムは、イヤホンを介してネットワークサービスシステムから観光地の異なるスポットの紹介情報を自動的に取得すると共に、観光地の各スポットの人数を統計し、且つ人数の統計結果を観光客にフィードバックする。これにより、観光客は、観光地の各スポットの人数に基づいて、適切な観光コースを選択することができるため、人気スポットに観光客が過度に集中して混雑するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は本発明の第一実施形態に係る無線ガイドシステムの機能モジュール及び動作原理を示すブロック図である。
【
図2】
図2は本発明の第二実施形態に係る無線ガイドシステムの機能モジュール及び動作原理を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第一実施形態に係る無線ガイドシステム100は、観光客の観光地でのセルフガイドに用いられる。無線ガイドシステム100は、観光地内における各スポットの人数を統計した後、この統計結果を観光客にフィードバックすることによって、観光客をガイドする。これにより、観光客は、各スポットの人数に基づいて合理的な観光コースを選択することができる。
【0010】
図1に示すように、本発明の無線ガイドシステム100は、イヤホン10、モバイル端末30及びネットワークサービスシステム50を備える。イヤホン10は、ネットワークサービスシステム50と通信して、スポットの番号情報を取得し、且つ当該番号情報をモバイル端末30に伝送する。モバイル端末30は、観光地内のワイヤレスネットワークに繋がって、スポットの番号情報に基づいて、対応するスポットの紹介文字、音声又は映像等の情報を取得した後、イヤホン10を利用して、紹介文字、音声又は映像等の情報を流す。
【0011】
イヤホン10は、有線イヤホンであり、音声コネクタユニット11、音声再生ユニット13、無線データ送受信ユニット15及び記憶ユニット16を含む。音声コネクタユニット11は、ラインコントローラ型音声転送モジュールであり、モバイル端末30に接続されて電力を取得すると共に、データの伝送を行う。具体的には、音声コネクタユニット11は、左チャンネル端子111、右チャンネル端子113及びマイク端子115を含む。左チャンネル端子111及び右チャンネル端子113の内の1つは、モバイル端末30からの特定周波数の音声信号を受信して動作電流を取得し、且つ当該動作電流を音声再生ユニット13及び無線データ送受信ユニット15に供給する。左チャンネル端子111及び右チャンネル端子113の中の内のもう1つは、モバイル端末30からのスポットを紹介する音声信号を受信し、且つ当該音声信号を無線データ送受信ユニット15に伝送する。マイク端子115は、無線データ送受信ユニット15からのデータを受信し且つ当該データをモバイル端末30に伝送する。無線データ送受信ユニット15は、音声解析モジュール151及び送受信モジュール153を含む。音声解析モジュール151は、音声コネクタユニット11が受信したモバイル端末30からのアナログ音声信号を、対応するバイナリデータ信号に変換し、且つ当該バイナリデータ信号を送受信モジュール153に伝送する。また、音声解析モジュール151は、送受信モジュール153からのバイナリデータ信号をアナログ音声信号に変換し、且つマイク端子115を介して当該アナログ音声信号をモバイル端末30に伝送する。送受信モジュール153は、ネットワークサービスシステム50と通信して、ネットワークサービスシステム50からスポットの番号情報を取得する。当該スポットの番号情報は、バイナリデータ信号である。本実施形態において、送受信モジュール153は、アクティブ式2.4G読み書き器である。記憶ユニット16は、イヤホン10の唯一のID情報及びイヤホン10が受信したスポットの番号情報を格納するために用いられる。
【0012】
モバイル端末30は、制御モジュール31と、メモリモジュール33と、イヤホン端子35と、電源管理モジュール37と、ガイド管理モジュール39と、を備える。制御モジュール31は、メモリモジュール33、イヤホン端子35、電源管理モジュール37及びガイド管理モジュール39をそれぞれ制御する。メモリモジュール33は、前記スポットの番号情報及び対応するスポットの紹介文字、紹介音声又は紹介映像等の情報を格納するために用いられる。イヤホン端子35は、イヤホン10に電気的に接続されて、前記スポットの紹介音声をイヤホン端子35を介してイヤホン10に伝送すると共に、マイク端子115からのアナログ音声信号を受信する。電源管理モジュール37は、モバイル端末30を制御して、モバイル端末30により特定周波数の音声信号を生成する。また、電源管理モジュール37は、イヤホン端子35によって前記特定周波数の音声信号を音声コネクタユニット11に伝送して、前記特定周波数の音声信号を介して音声再生ユニット13、無線データ送受信ユニット15及び記憶ユニット16に給電する。ガイド管理モジュール39は、ユーザインターフェイスを提供し、モバイル端末30を使用する観光客の設定によって、スポットの番号情報に対応するスポットの紹介文字、紹介音声又は紹介映像等を自動的にエクスポートするか、又は観光客が入力した指令に基づいて、スポットの番号情報に対応するスポットの紹介文、紹介音声又は紹介映像等をエクスポートする。また、ガイド管理モジュール39は、ガイドマップを表示し、且つイヤホン10が取得したスポットの番号情報に基づいて、前記ガイドマップ上にモバイル端末30の位置を標示する。これにより、モバイル端末30を使用する観光客は、観光地内における現在位置を確定することができる。
【0013】
本実施形態において、電源管理モジュール37及びガイド管理モジュール39は、プログラムであり、且つメモリ33の中に格納されて、制御モジュール31により実行される。制御モジュール31は、イヤホン端子35から伝送されてきたスポットの番号情報を含む音声信号を受信すると、メモリ33を制御して対応するスポットの紹介文字、紹介音声又は紹介映像等の情報をイヤホン端子35及び/又はガイド管理モジュール39に伝送して、観光客に対応するスポット情報を再生及び/又は表示する。
【0014】
ネットワークサービスシステム50は、センターサーバ51と、複数の検索端末53と、複数のRF読み書き器55と、複数の無線周波タグ57と、を含む。センターサーバ51は、観光地における各スポットの番号情報と、電源管理モジュール37及びガイド管理モジュール39のアプリケーションのインストールパッケージと、各スポットの番号情報に対応するスポットの紹介文字、紹介音声又は紹介映像等の情報と、を格納する。これと同時に、センターサーバ51は、観光地内における各スポットの人数を統計して、無線ネットワークを介して統計結果をモバイル端末30にフィードバックする。複数の検索端末53は、観光地の各スポット内に設けられ、且つセンターサーバ51と電気的に接続されて、観光客が入力したスポット番号に基づいて、対応するスポットの紹介文、紹介音声又は紹介映像等の情報を検索する。複数のRF読み書き器55は、観光地の各スポット内において相互に直列接続するように配置され、且つセンターサーバ51と電気的に接続されている。複数の無線周波タグ57は、観光地の各スポット内に設けられ、且つ対応するスポットの番号情報を格納している。
【0015】
本実施形態において、各RF読み書き器55は、アクティブ式2.4G読み書き器であり、ネットワーク又はシリアルポート等によってセンターサーバ51に電気的に接続されて、イヤホン10と通信して、観光地内のあらゆるイヤホン10のID情報を読み取り、且つネットワーク等によって各イヤホン10のID情報をセンターサーバ51に伝送する。センターサーバ51は、取得したイヤホン10のID情報に関するデータに基づいて、対応するスポットの観光客の人数を統計し、且つ無線ネットワークを介して人数の統計結果をモバイル端末30にフィードバックする。
【0016】
また、観光地の各スポットに、スポットの番号情報を含む二次元コードを設けてもよい。観光客がモバイル端末30を利用して二次元コードを走査すると、モバイル端末30は、ネットワークを介して当該二次元コード情報をセンターサーバ51に伝送する。センターサーバ51は、二次元コード情報を収集して、観光地内の各スポットの人数を統計し、且つ無線ネットワークを介して統計結果をモバイル端末30にフィードバックする。
【0017】
複数の無線周波タグ57は、2.4Gタグであり、イヤホン10と通信して、対応するスポットの番号情報をイヤホン10に伝送する。具体的には、複数の無線周波タグ57は、送受信モジュール153により読み取られる。
【0018】
図2に示すように、本発明の第二実施形態に係る無線ガイドシステム200は、イヤホン210、モバイル端末30及びネットワークサービスシステム50を含む。第二実施形態に係る無線ガイドシステム200は、第一実施形態に記載した無線ガイドシステム100と以下の点が違う。具体的には、第二実施形態において、イヤホン210は、ブルートゥース(登録商標)イヤホンであり、且つ音声コネクタユニット211と、音声再生ユニット213と、無線データ送受信ユニット215及び電源ユニット217を含む。音声コネクタユニット211は、ブルートゥース(登録商標)通信モジュールである。無線データ送受信ユニット215は、音声コネクタユニット211を介してモバイル端末30と通信する。電源ユニット217は、音声コネクタユニット211、音声再生ユニット213及び無線データ送受信ユニット215に電力を供給する。これに相応して、モバイル端末30は、第一実施形態に記載した電源管理モジュール37を備えず、イヤホン210に電力を供給しない。
【0019】
要するに、本発明の無線ガイドシステム100、200は、イヤホン10、210に無線データ送受信ユニット15、215をそれぞれ設けて、無線データ送受信ユニット15、215に、音声コネクタユニット11、211を介してモバイル端末30と通信させる。これにより、観光客は、旅行する過程において、無線データ送受信ユニット15、215を介して観光地の各スポットに設けられている無線周波タグ57を容易に読み取って、スポットの番号情報を取得し、且つガイド管理モジュール39を介して対応するスポットの紹介文、紹介音声又は紹介映像等の情報を自動的にエクスポートして、イヤホン10、210を介してそれを再生することができる。つまり観光客は、本発明の無線ガイドシステム100、200を使用することにより、同一スポットにいる複数のガイドの解説が交ざることに起因して、自分のガイドの解説をよく聞き取れないという問題を避けることができる。
【0020】
また、本発明の無線ガイドシステム100、200は、観光地の各スポットに設けられたRF読み書き器55を介して各スポットの人数を統計し、且つ統計の結果を観光客にフィードバックする。これにより、観光客は、観光地の各スポットの人数に基づいて、適切な観光コースを選択することができるため、人気スポットに観光客が過度に集中して混雑するのを防止することができる。
【符号の説明】
【0021】
10、210 イヤホン
100 無線ガイドシステム
11、211 音声コネクタユニット
111 左チャンネル端子
113 右チャンネル端子
115 マイク端子
13、213 音声再生ユニット
15、215 無線データ送受信ユニット
151 音声解析モジュール
153 送受信モジュール
16 記憶ユニット
30 モバイル端末
31 制御モジュール
33 メモリモジュール
35 イヤホン端子
37 電源管理モジュール
39 ガイド管理モジュール
50 ネットワークサービスシステム
51 センターサーバ
53 検索端末
55 RF読み書き器
57 無線周波タグ
200 無線ガイドシステム
217 電源ユニット