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特開2016-1326204−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体及びその製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-132620(P2016-132620A)
(43)【公開日】2016年7月25日
(54)【発明の名称】4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   C07D 239/47 20060101AFI20160627BHJP
【FI】
   C07D239/47 ZCSP
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】48
(21)【出願番号】特願2015-6836(P2015-6836)
(22)【出願日】2015年1月16日
(71)【出願人】
【識別番号】591180358
【氏名又は名称】東ソ−・エフテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090022
【弁理士】
【氏名又は名称】長門 侃二
(72)【発明者】
【氏名】香川 巧
(72)【発明者】
【氏名】重弘 大樹
(72)【発明者】
【氏名】河田 恒佐
(57)【要約】      (修正有)
【課題】医農薬中間体及び電子材料中間体として有用な5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体およびその製造方法の提供。
【解決手段】式(1)で表される5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体及び4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体を酸化しスルホキシドとした後、金属アルコキシドと反応させ、式(1)で表される誘導体を得る製造方法。

[R及びRはH、メチル基、アルキル基等;Rはアルキル基、ベンジル基等]
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(1)
【化3】
(式(1)中、Rは、水素原子、メチル基、エチル基、炭素数3〜6の直鎖若しくは分岐若しくは環式のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、炭素数3〜6の直鎖分岐若しくは環式のアルキルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基又はニトロ基を示し、Rは、水素原子、メチル基又はエチル基を示し、Rはメチル基、エチル基、炭素数3〜6の直鎖若しくは分岐若しくは環式のアルキル基又はベンジル基を示す)
で表される4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体。
【請求項2】
請求項1において、Rが水素原子、メチル基、メトキシ基、シアノ基又はフッ素原子である、請求項1に記載の4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体。
【請求項3】
下記一般式(2)
【化4】
(式(2)中、R及びRは前記式(1)に同じ)
で表わされる4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体を、酸化してスルホキシドとした後、下記一般式(3)
(RO)−Metal (3)
(式(3)中、Rはメチル基、エチル基、炭素数3〜6の直鎖若しくは分岐若しくは環式のアルキル基又はベンジル基を示し、Metalは金属原子を示し、nは1〜4の整数を示す)
で表わされる金属アルコキシドを反応させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な2−位がアミノ基で置換された4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体及びその製造方法に関する。本発明の4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体は各種、医農薬や電子材料の合成原料として有用な化合物である。
【背景技術】
【0002】
従来より、本発明の4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体及びその製造方法は知られていない。
類似の化合物として、下式(A)
【0003】
【化1】
【0004】
で表わされる(2R,3R)−3−{[2−{[4−(R−シクロプロピルスルホニミドイル)フェニル]アミノ}−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]オキシ}ブタン−2−オール及びその製造方法等が知られており、その製造に当たっては、下式(B)
【0005】
【化2】
【0006】
のルートで調製されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の化合物(A)を得るための中間体(b)は、原料2,6−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(a)と(2R,3R)−3−ベンジルオキシブタン−2−オールの反応により調製されるが、ピリミジン環上の4−位及び2−位の選択性が1.2/1と低く、シリカゲルカラムクロマトグラフィーでの分離が必要で、純度95%品の単離収率が35%と低収率であるという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許出願公開第2013/0245261号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、2−位がアミノ基で置換され、4−位がアルコキシで置換された4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体及びその製造方法の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンと各種アニリン誘導体との反応により得られる、2−位がアミノ基で置換された4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体を、酸化剤で酸化し、スルホキシドとした後、各種金属アルコキシドを反応させることにより、2−位がアミノ基で置換された4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体が高収率で得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0010】
すなわち本発明は、下記一般式(1)
【0011】
【化3】
【0012】
(式(1)中、Rは、水素原子、メチル基、エチル基、炭素数3〜6の直鎖若しくは分岐若しくは環式のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、炭素数3〜6の直鎖分岐若しくは環式のアルキルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基又はニトロ基を示し、Rは、水素原子、メチル基又はエチル基を示し、Rはメチル基、エチル基、炭素数3〜6の直鎖若しくは分岐若しくは環式のアルキル基又はベンジル基を示す)
で表される4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体であって、その製造に当たっては、下記一般式(2)
【0013】
【化4】
【0014】
(式(2)中、R及びRは前記式(1)に同じ)
で表わされる4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体を、酸化しスルホキシドとした後、下記一般式(3)
(RO)−Metal (3)
(式(3)中、Rはメチル基、エチル基、炭素数3〜6の直鎖若しくは分岐若しくは環式のアルキル基又はベンジル基を示し、Metalは金属原子を示し、nは1〜4の整数を示す)
で表わされる金属アルコキシドを反応させることにより得る方法を提供するものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明により、医農薬の合成原料として有用な新規な4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体及びその製造方法が提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でR、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−フェニルアミノ−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−フェニルアミノ−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−フェニルアミノ−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−フェニルアミノ−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−フェニルアミノ−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−フェニルアミノ−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−フェニルアミノ−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−フェニルアミノ−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−フェニルアミノ−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−フェニルアミノ−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−フェニルアミノ−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−フェニルアミノ−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−フェニルアミノ−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0017】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがメチル基でフェニル環上の2位へ結合し、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0018】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがメチル基でフェニル環上の3位へ結合し、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(3−メチルフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(3−メチルフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(3−メチルフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(3−メチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(3−メチルフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(3−メチルフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(3−メチルフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(3−メチルフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(3−メチルフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(3−メチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(3−メチルフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(3−メチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(3−メチルフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0019】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがメチル基でフェニル環上の4位へ結合し、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0020】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがエチル基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−エチルフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エチルフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エチルフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エチルフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エチルフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エチルフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エチルフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エチルフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エチルフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エチルフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0021】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがn−プロピル基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−n−プロピルフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロピルフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロピルフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロピルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロピルフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロピルフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロピルフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロピルフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロピルフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロピルフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロピルフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロピルフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロピルフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0022】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがiso−プロピル基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−iso−プロピルフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロピルフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロピルフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロピルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロピルフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロピルフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロピルフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロピルフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロピルフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロピルフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロピルフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロピルフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロピルフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0023】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがn−ブチル基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−n−ブチルフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブチルフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブチルフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブチルフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブチルフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブチルフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブチルフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブチルフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブチルフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブチルフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0024】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがiso−ブチル基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−iso−ブチルフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブチルフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブチルフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブチルフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブチルフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブチルフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブチルフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブチルフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブチルフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブチルフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0025】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがsec−ブチル基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−sec−ブチルフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブチルフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブチルフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブチルフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブチルフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブチルフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブチルフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブチルフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブチルフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブチルフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0026】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがtert−ブチル基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−tert−ブチルフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブチルフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブチルフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブチルフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブチルフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブチルフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブチルフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブチルフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブチルフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブチルフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0027】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがn−ペンチル基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−n−ペンチルフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペンチルフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペンチルフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペンチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペンチルフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペンチルフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペンチルフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペンチルフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペンチルフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペンチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペンチルフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペンチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペンチルフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0028】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがcyclo−ペンチル基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−cyclo−ペンチルフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペンチルフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペンチルフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペンチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペンチルフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペンチルフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペンチルフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペンチルフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペンチルフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペンチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペンチルフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペンチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペンチルフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0029】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがn−ヘキシル基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−n−ヘキシルフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0030】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがcyclo−ヘキシル基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−cyclo−ヘキシルフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0031】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがメトキシ基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−メトキシフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メトキシフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メトキシフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メトキシフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メトキシフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メトキシフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メトキシフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メトキシフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メトキシフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メトキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メトキシフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メトキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メトキシフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0032】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがエトキシ基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−エトキシフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エトキシフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エトキシフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エトキシフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エトキシフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エトキシフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エトキシフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エトキシフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エトキシフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エトキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エトキシフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エトキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エトキシフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0033】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがn−プロポキシ基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−n−プロポキシフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロポキシフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロポキシフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロポキシフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロポキシフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロポキシフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロポキシフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロポキシフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロポキシフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロポキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロポキシフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロポキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロポキシフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0034】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがiso−プロポキシ基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−iso−プロポキシフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロポキシフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロポキシフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロポキシフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロポキシフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロポキシフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロポキシフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロポキシフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロポキシフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロポキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロポキシフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロポキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロポキシフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0035】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがn−ブトキシ基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−n−ブトキシフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブトキシフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブトキシフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブトキシフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブトキシフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブトキシフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブトキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブトキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブトキシフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0036】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがiso−ブトキシ基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−iso−ブトキシフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブトキシフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブトキシフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブトキシフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブトキシフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブトキシフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブトキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブトキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブトキシフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0037】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがsec−ブトキシ基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−sec−ブトキシフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブトキシフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブトキシフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブトキシフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブトキシフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブトキシフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブトキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブトキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブトキシフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0038】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがtert−ブトキシ基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−tert−ブトキシフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブトキシフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブトキシフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブトキシフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブトキシフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブトキシフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブトキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブトキシフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブトキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブトキシフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0039】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがn−ペントキシ基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−n−ペントキシフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペントキシフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペントキシフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペントキシフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペントキシフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペントキシフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペントキシフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペントキシフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペントキシフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペントキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペントキシフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペントキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペントキシフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0040】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがcyclo−ペントキシ基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−cyclo−ペントキシフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペントキシフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペントキシフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペントキシフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペントキシフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペントキシフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペントキシフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペントキシフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペントキシフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペントキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペントキシフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペントキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペントキシフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0041】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがn−ヘキシルオキシ基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−n−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0042】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがcyclo−ヘキシルオキシ基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−cyclo−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0043】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがフッ素原子で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0044】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRが塩素原子で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−クロロフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−クロロフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−クロロフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−クロロフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−クロロフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−クロロフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−クロロフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−クロロフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−クロロフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−クロロフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−クロロフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−クロロフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−クロロフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0045】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRが臭素原子で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−ブロモフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ブロモフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ブロモフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ブロモフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ブロモフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ブロモフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ブロモフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ブロモフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ブロモフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ブロモフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ブロモフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ブロモフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ブロモフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0046】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがヨウ素原子で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−ヨードフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ヨードフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ヨードフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ヨードフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ヨードフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ヨードフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ヨードフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ヨードフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ヨードフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ヨードフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ヨードフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ヨードフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ヨードフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0047】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがシアノ基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0048】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがニトロ基で、R2が水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−(4−ニトロフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ニトロフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ニトロフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ニトロフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ニトロフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ニトロフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ニトロフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ニトロフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ニトロフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ニトロフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ニトロフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ニトロフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ニトロフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0049】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRが水素原子で、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0050】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがメチル基でフェニル環上の2位へ結合し、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0051】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがメチル基でフェニル環上の3位へ結合し、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0052】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがメチル基でフェニル環上の4位へ結合し、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0053】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがエチル基で、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(4−エチルフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エチルフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エチルフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エチルフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エチルフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エチルフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エチルフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エチルフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エチルフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エチルフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エチルフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エチルフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エチルフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがn−プロピル基で、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(4−n−プロピルフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロピルフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロピルフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロピルフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロピルフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロピルフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロピルフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロピルフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロピルフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロピルフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロピルフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロピルフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロピルフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0054】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがiso−プロピル基で、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(4−iso−プロピルフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロピルフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロピルフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロピルフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロピルフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロピルフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロピルフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロピルフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロピルフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロピルフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロピルフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロピルフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロピルフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0055】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがメトキシ基で、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(4−メトキシフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メトキシフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メトキシフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メトキシフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メトキシフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メトキシフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メトキシフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メトキシフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メトキシフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メトキシフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メトキシフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メトキシフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メトキシフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0056】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがエトキシ基で、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(4−エトキシフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エトキシフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エトキシフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エトキシフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エトキシフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エトキシフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エトキシフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エトキシフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エトキシフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エトキシフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エトキシフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エトキシフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エトキシフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0057】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがn−プロポキシ基で、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(4−n−プロポキシフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロポキシフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロポキシフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロポキシフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロポキシフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロポキシフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロポキシフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロポキシフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロポキシフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロポキシフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロポキシフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロポキシフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロポキシフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0058】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがiso−プロポキシ基で、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(4−iso−プロポキシフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロポキシフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロポキシフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロポキシフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロポキシフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロポキシフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロポキシフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロポキシフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロポキシフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロポキシフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロポキシフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロポキシフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロポキシフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0059】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがフッ素原子で、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(4−フルオロフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−フルオロフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−フルオロフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−フルオロフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−フルオロフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−フルオロフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−フルオロフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−フルオロフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−フルオロフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−フルオロフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−フルオロフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−フルオロフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−フルオロフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0060】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRが塩素原子で、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(4−クロロフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−クロロフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−クロロフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−クロロフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−クロロフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−クロロフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−クロロフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−クロロフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−クロロフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−クロロフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−クロロフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−クロロフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−クロロフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0061】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRが臭素原子で、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(4−ブロモフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ブロモフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ブロモフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ブロモフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ブロモフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ブロモフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ブロモフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ブロモフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ブロモフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ブロモフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ブロモフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ブロモフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ブロモフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0062】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがヨウ素原子で、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(4−ヨードフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ヨードフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ヨードフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ヨードフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ヨードフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ヨードフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ヨードフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ヨードフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ヨードフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ヨードフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ヨードフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ヨードフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ヨードフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0063】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがシアノ基で、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(4−シアノフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−シアノフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−シアノフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−シアノフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−シアノフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−シアノフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−シアノフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−シアノフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−シアノフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−シアノフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−シアノフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−シアノフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−シアノフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0064】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体でRがニトロ基で、R2がメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−[N−メチル(4−ニトロフェニル)アミノ]−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ニトロフェニル)アミノ]−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ニトロフェニル)アミノ]−4−n−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ニトロフェニル)アミノ]−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ニトロフェニル)アミノ]−4−n−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ニトロフェニル)アミノ]−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ニトロフェニル)アミノ]−4−sec−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ニトロフェニル)アミノ]−4−tert−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ニトロフェニル)アミノ]−4−n−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ニトロフェニル)アミノ]−4−cyclo−ペントキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ニトロフェニル)アミノ]−4−n−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ニトロフェニル)アミノ]−4−cyclo−ヘキシルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ニトロフェニル)アミノ]−4−ベンジルオキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0065】
本発明の一般式(1)で表わされる5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造に使用する一般式(2)で表わされる4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体で、Rが水素原子である化合物としては、具体的には例えば、2−フェニルアミノ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(3−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロピルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロピルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペンチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペンチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−メトキシフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−エトキシフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−プロポキシフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−プロポキシフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ブトキシフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−iso−ブトキシフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−sec−ブトキシフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−tert−ブトキシフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペントキシフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ペントキシフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−cyclo−ヘキシルオキシフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−クロロフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ブロモフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ヨードフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−ニトロフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0066】
本発明の一般式(1)で表わされる5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造に使用する一般式(2)で表わされる4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体で、Rがメチル基である化合物としては、具体的には例えば、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(2−メチルフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(3−メチルフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メチルフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エチルフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロピルフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロピルフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−ブチルフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−ブチルフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−sec−ブチルフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−tert−ブチルフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(4−n−ペンチルフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−cyclo−ペンチルフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−ヘキシルフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−cyclo−ヘキシルフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−メトキシフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−エトキシフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−プロポキシフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−プロポキシフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−ブトキシフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−iso−ブトキシフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−sec−ブトキシフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−tert−ブトキシフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−ペントキシフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−cyclo−ペントキシフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−n−ヘキシルオキシフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−cyclo−ヘキシルオキシフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−フルオロフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−クロロフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ブロモフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ヨードフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−シアノフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−[N−メチル(4−ニトロフェニル)アミノ]−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン等が挙げられる。
【0067】
本発明の一般式(1)で表わされる5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造に使用する金属アルコキシド類としては、下記一般式(3)で表わされる化合物であればよい。
(RO)−Metal (3)
上記一般式(3)中、Rはメチル基、エチル基、炭素数3〜6の直鎖若しくは分岐若しくは環式のアルキル基又はベンジル基を示す。
【0068】
上記一般式(3)中、Metalは、リチウム、ナトリウム、カリウム、亜鉛、アルミニウム、チタンなどの金属原子を示す。nは金属原子の価数の整数であり、1〜4の整数となる。
前記金属アルコキシド類について、具体的には例えば、リチウムメトキシド、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、亜鉛メトキシド、アルミニウムメトキシド、チタン(IV)メトキシド、リチウムエトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、亜鉛エトキシド、アルミニウムエトキシド、チタン(IV)エトキシド、リチウム−n−プロポキシド、ナトリウム−n−プロポキシド、カリウム−n−プロポキシド、亜鉛−n−プロポキシド、アルミニウム−n−プロポキシド、チタン(IV)−n−プロポキシド、リチウム−iso−プロポキシド、ナトリウム−iso−プロポキシド、カリウム−iso−プロポキシド、亜鉛−iso−プロポキシド、アルミニウム−iso−プロポキシド、チタン(IV)−iso−プロポキシド、リチウム−n−ブトキシド、ナトリウム−n−ブトキシド、カリウム−n−ブトキシド、亜鉛−n−ブトキシド、アルミニウム−n−ブトキシド、チタン(IV)−n−ブトキシド、リチウム−iso−ブトキシド、ナトリウム−iso−ブトキシド、カリウム−iso−ブトキシド、亜鉛−iso−ブトキシド、アルミニウム−iso−ブトキシド、チタン(IV)−iso−ブトキシド、リチウム−sec−ブトキシド、ナトリウム−sec−ブトキシド、カリウム−sec−ブトキシド、亜鉛−sec−ブトキシド、アルミニウム−sec−ブトキシド、チタン(IV)−sec−ブトキシド、リチウム−tert−ブトキシド、ナトリウム−tert−ブトキシド、カリウム−tert−ブトキシド、亜鉛−tert−ブトキシド、アルミニウム−tert−ブトキシド、チタン(IV)−tert−ブトキシド、リチウム−n−ペントキシド、ナトリウム−n−ペントキシド、カリウム−n−ペントキシド、亜鉛−n−ペントキシド、アルミニウム−n−ペントキシド、チタン(IV)−n−ペントキシド、リチウム−cyclo−ペントキシド、ナトリウム−cyclo−ペントキシド、カリウム−cyclo−ペントキシド、亜鉛−cyclo−ペントキシド、アルミニウム−cyclo−ペントキシド、チタン(IV)−cyclo−ペントキシド、リチウム−n−ヘキシルオキシド、ナトリウム−n−ヘキシルオキシド、カリウム−n−ヘキシルオキシド、亜鉛−n−ヘキシルオキシド、アルミニウム−n−ヘキシルオキシド、チタン(IV)−n−ヘキシルオキシド、リチウム−cyclo−ヘキシルオキシド、ナトリウム−cyclo−ヘキシルオキシド、カリウム−cyclo−ヘキシルオキシド、亜鉛−cyclo−ヘキシルオキシド、アルミニウム−cyclo−ヘキシルオキシド、チタン(IV)−cyclo−ヘキシルオキシド、リチウムベンジルオキシド、ナトリウムベンジルオキシド、カリウムベンジルオキシド、亜鉛ベンジルオキシド、アルミニウムベンジルオキシド、チタン(IV)ベンジルオキシド等が挙げられる。
【0069】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造に使用する一般式(2)で表わされる4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体は、例えば、工業的に入手可能な5−(トリフルオロメチル)ウラシルをオキシ塩化リン等より塩素化し得られる2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンとベンゼンチオールの金属塩を反応させることにより2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンを調製の後、さらに、塩基存在下、アニリン誘導体を反応させることにより調製可能である。
【0070】
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造は、一般式(2)で表わされる4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体を酸化剤で酸化し、スルホキシド誘導体とした後、金属アルコキシド類を反応させる方法をとるとよい。
本発明において、スルホキド誘導体の調製に適用可能な酸化剤としては、過ギ酸、過酢酸、m−クロロ過安息香酸、次亜塩素酸ナトリウム、次亜臭素酸ナトリウム、次亜ヨウ素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜臭素酸カリウム、次亜ヨウ素酸カリウム等が挙げられ、反応に具する一般式(2)で表わされる4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体に対して、1.1モル量〜3.0モル量使用するとよい。
【0071】
本発明において、スルホキド誘導体の調製に適用可能な溶剤としては、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶剤が挙げられ、反応に具する一般式(2)で表わされる4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体に対して、5重量倍量〜50重量倍量使用するとよい。
【0072】
本発明のスルホキド誘導体の調製の反応温度及び時間は、通常、−30℃〜20℃の温度範囲で、5〜48時間反応を行うことにより、反応を完結できる。
本発明のスルホキド誘導体の調製後の後処理としては、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を添加、分液の後、水層をジクロロメタンで抽出、有機層を合わせて硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮することによりスルホキシド誘導体を得ることができる。得られたスルホキシド誘導体は、必要に応じて、シリカゲルカラムクロマトグラフィーや再結晶などの公知の方法により精製しても良い。
【0073】
本発明において、一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体は前記スルホキシド誘導体と金属アルコキシド類との反応により得ることができるが、その製造に使用する金属アルコキシド類は、市販のものをそのまま用いても良い。また、金属アルコキシド類は、アルキル金属又は水素化金属等とアルコール類との反応並びに金属塩化物とアルコール類の反応により一般式(3)で表わされる金属アルコキシド類を調製し、本発明に使用しても良い。
【0074】
本発明において、一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造に使用する金属アルコキシド類の使用量は、一般式(2)で表わされる4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体に対して、0.3モル量〜3.0モル量使用するとよい。
本発明において、一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造に適用可能な溶剤としては、反応に不活性なものであれば特に限定されないが、具体的には例えば、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶剤、ジエチチルエーテル、ジ−iso−ピルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶剤が挙げられ、反応に具する前記スルホキシド誘導体に対して、5.0重量倍量〜100.0重量倍量使用するとよい。
【0075】
本発明において、一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造の反応温度及び時間は、反応に具するスルホキシド誘導体の種類、用いる金属アルコキシドの種類及び溶剤の種類等により異なるが、通常0℃〜150℃の温度範囲で、2時間〜72時間反応を行うことにより反応を完結できる。
本発明の一般式(1)で表わされる4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造後の後処理としては、周知の方法で実施可能で、例えば、水を添加、必要に応じて不溶物をろ過、分液の後、水層をジクロロメタン等の溶剤で抽出、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮し、本発明の4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体を粗製物として得ることができる。さらに、必要に応じて、シリカゲルカラムクロマトグラフィーや再結晶等の公知の方法により精製しても良い。
【実施例】
【0076】
以下実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
なお、分析に当たっては下記機器を使用した。
H−NMR,19F−NMR,13C−NMR:ブルカー(BRUKER)社製AVANCE II 400。
GC-MS:嶋津製作所製GCMS−QP2010Plus。
元素分析:ヤナコ社製CHNコーダー MT−6。
【0077】
参考例1 2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(3)の調製
【0078】
【化5】
【0079】
撹拌子を備え、窒素置換した50mLのナス型フラスコに、ベンゼンチオール(0.51g,4.63mmol)及びテトラヒドロフラン(20mL)を仕込み、−20℃に冷却の後、n−ブチルリチウム(1.6M−ヘキサン溶液,2.88mL,4.61mmol)を添加し、同温度で30分撹拌した。
次いで2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(1.00g,4.61mmol)を添加した。さらに同温度で30分撹拌の後、室温に戻し、16時間反応を行った。
【0080】
反応終了後、飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)を添加、減圧濃縮によりテトラヒロロフランを留去、ジクロロメタン(10mL×3回)抽出、有機層を合わせて、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、次いで濃縮することにより、粗製物の2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(3)を白色固体として得た(1.38g)。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率99%、収率92%、副生物の2−フェニルチオ−4−クロロ−5−(トリフルロメチル)ピリミジンが収率換算で6%含有されていた。
【0081】
さらに得られた粗製物を、エチルベンゼンを用いた再結晶を行うことにより、精製2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(3)を白色固体として得た(1.13g,収率85%、純度99%)。
H−NMR(CDCl,400MHz)δ8.54(d,J=0.8Hz,1H),7.60−7.45(m,5H)。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−64.32。
13C−NMR(CDCl,100MHz)δ172.75,163.29,155.52(q,J=5.3Hz),136.03,130.72,129.77,122.84(q,J=271.6Hz),119.59(q,J=33.8Hz)。
GC−MS(m/z):290(50,M),289(100),255(13),235(7),221(3),185(8),109(22)。
元素分析 計算値 炭素(45.45%)、水素(2.08%)、窒素(9.64%)。
【0082】
測定値 炭素(45.33%)、水素(2.08%)、窒素(9.62%)。
参考例2 2−フェニルアミノ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)の調製
【0083】
【化6】
【0084】
撹拌子を備え、窒素置換した50mLのナス型フラスコに、参考例1で調製した2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(200mg,0.688mmol)、アニリン(77mg,0.826mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(200mg,0.688mmol)及びトルエン(4mL)を仕込み、100℃で16時間反応を行った。
【0085】
反応終了後、室温まで冷却、飽和塩化アンモニウム水溶液(2mL)を添加、分液、さらに水層をジクロロメタンで抽出(5mL×3回)、有機層を合わせて硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮し、粗製物(311mg)を淡黄色固体として得た。
得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率97%、収率94%で、目的物の2−フェニルアミノ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)(225mg,0.649mmol)が生成していた。
【0086】
さらに、得られた粗製物を、ヘキサン−イソプロパノールを用い再結晶することにより、精製2−フェニルアミノ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)を白色固体として得た(190mg,0.547mmol,収率80%)。
H−NMR(CDCl,400MHz)δ8.35(s,1H),7.65−7.55(m,3H),7.55−7.45(m,2H),7.21(bs,1H),7.15−6.84(m,4H)。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−62.44。
13C−NMR(DMSO−d6,100MHz)δ170.99,160.94,156.76(q,J=5.0Hz),140.32,138.13,131.91,131.39,129.81,127.51,125.67(q,J=269.1Hz),123.63,120.15,111.1(q,J=33.4Hz)。
GC−MS(m/z)346(100,M),326(8),270(12),218(25),110(17),77(85)。
【0087】
参考例3 2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(5)の調製
【0088】
【化7】
【0089】
参考例2と同じ反応装置を用い、アニリン(77mg,0.826mmol)に替えて4−メチルアニリン(100mg,0.894mmol)を用いた以外、参考例2と同じ反応操作を行い、粗製物(370mg)を得た。
得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率100%、収率99%で、目的物の2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(5)(246mg,0.681mmol)が生成していた。
【0090】
さらに、得られた粗製物をヘキサン−イソプロパノールで再結晶を行い、精製2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(5)を淡褐色固体として得た(214mg,0.592mmol,収率86%)。
H−NMR(CDCl,400MHz)δ8.33(s,1H),7.68−7.55(m,3H),7.55−7.45(m,2H),7.27(bs,1H),7.20−6.50(m,4H),2.26(s,3H)。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−62.43。
13C−NMR(DMSO−d6,100MHz)δ170.97,160.90,156.67(q,J=5.1Hz),138.09,137.81,132.52,131.85,131.35,130.25,127.55,125.73(q,J=269.1Hz),120.10,110.77(q,J=32.3Hz),21.84。
GC−MS(m/z)362(23),361(100,M),360(72),340(5),284(5),251(7),232(17),91(20),77(14),65(19)。
【0091】
参考例4 2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(6)の調製
【0092】
【化8】
【0093】
参考例2と同じ反応装置を用い、アニリン(77mg,0.826mmol)に替えて2−メチルアニリン(100mg,0.894mmol)を用い、100℃で24時間反応を行った以外、参考例2と同じ反応操作を行い、粗製物(332mg)を得た。
得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率99%、収率93%で、目的物の2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(6)(232mg,0.642mmol)が生成していた。
【0094】
さらに、得られた粗製物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル=9/1 vol/vol)で精製し、精製2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(6)を淡黄色固体として得た(222mg,0.616mmol,収率89%)。
H−NMR(CDCl,400MHz)δ8.34,7.60−7.48(m,3H),7.47−7.39(m,2H),7.18(bs,1H),7.11−7.02(m,2H),7.02−6.86(m,2H),6.86−6.65(m,1),2.20(m,3H)。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−62.41。
13C−NMR(DMSO−d6,100MHz)δ169.75,161.99,156.97(q,J=5.0Hz),137.54,137.13,131.23,131.59,130.76,126.30,127.30,125.79(q,J=269.0Hz),110.83(q,J=32.8Hz)。
GC−MS(m/z)362,361(100,M),360(26),346(85),284(58),252(56),251(52),232(45),116(29),91(54),77(43),65(65)。
【0095】
参考例5 2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)の調製
【0096】
【化9】
【0097】
参考例2と同じ反応装置を用い、アニリン(77mg,0.826mmol)に替えて4−フルオロアニリン(80mg,0.722mmol)を用いた以外、参考例2と同じ反応操作を行い、粗製物(244mg)を得た。
得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率100%、収率99%で、目的物の2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)(249mg,0.681mmol)が生成していた。
【0098】
さらに、得られた粗製物をヘキサン−イソプロパノールで再結晶を行い、、精製2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)を淡黄色固体として得た(207mg,0.565mmol,収率82%)。
H−NMR(CDCl,400MHz)δ8.35(s,1H),7.65−7.56(m,3H),7.56−7.47(m,2H),7.13(bs,1H),7.03−6.97(m,2H),6.97−6.55(m,2H)。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−62.50,−121.23。
13C−NMR(DMSO−d6,100MHz)δ171.07,160.80,158.79(d,J=238.1Hz),156.80(q,J=5.1Hz),138.17,136.73(d,J=2.2Hz),131.96,131.43,127.51,125.65(q,J=269.2Hz),121.75,116.24(d,J=22.0Hz),111.14(q,J=33.5Hz)。
GC−MS(m/z)366(21),365(100,M),344(8),288(7),255(9),236(17),110(16),95(16),83(11)。
【0099】
参考例6 2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(8)の調製
【0100】
【化10】
【0101】
参考例2と同じ反応装置を用い、アニリン(77mg,0.862mmol)に替えて4−シアノアニリン(102mg,0.894mmol)を用い、100℃で96時間反応を行った以外、参考例2と同じ反応操作を行い、粗製物(296mg)を得た。
得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率72%、収率64%で、目的物の2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(8)(254mg,0.674mmol)が生成していた。
【0102】
さらに、得られた粗製物をヘキサン−イソプロパノールで再結晶を行い、精製2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(8)を白色固体として得た(186mg,0.490mmol,収率72%)。
H−NMR(CDCl,400MHz)δ8.41(s,1H),7.67(d,J=7.6Hz,2H),7.54(d,J=7.6Hz,2H),7.41(brs,1H),7.37−7.20(m,3H),7.18−6.95(m,2H)。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−62.89。
GC−MS(m/z)372(100,M),351(13),295(16),243(19),223(8),102(39),90(17),77(21)。
【0103】
参考例7 2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(9)の調製
【0104】
【化11】
【0105】
参考例2と同じ反応装置を用い、アニリン(77mg,0.862mmol)に替えてN−メチルアニリン(100mg,0.894mmol)を用いた以外、参考例2と同じ反応操作を行い、粗製物(312mg)を得た。
得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率100%、収率98%で、目的物の2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(9)(244mg,0.674mmol)が生成していた。
【0106】
さらに、得られた粗製物をシリカゲル薄層クロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=9/1 vol/vol)で精製し、目的物の精製2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(9)を無色透明液体として得た(227mg,0.627mmol,収率91%)。
H−NMR(CDCl,400MHz)δ8.26(s,1H),7.68−7.43(m,2H),7.43−7.14(m,5H),7.25−7.02(m,2H),3.13(s,3H)。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−62.00。
13C−NMR(CDCl,100MHz)δ169.15,161.07,154.80(q,J=5.2Hz),144.24,136.48,129.62,129.27,129.05,126.47,124.49(q,J=269.2Hz),117.37,112.55,110.37(q,J=33.2Hz),38.63。
GC−MS(m/z)362(11),361(41),360(100,M),284(10),251(6),180(4),106(25),77(37),51(13)。
【0107】
実施例1 2−フェニルアミノ−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(10)の調製
【0108】
【化12】
【0109】
(1)2−フェニルアミノ−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの調製
撹拌子を備えた100mLのナス型フラスコに、参考例2で調製した2−フェニルアミノ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)(500.0mg,1.44mmol)及びジクロロメタン(40mL)を仕込み、−10℃に冷却の後、次いでこれにm−クロロ過安息香酸(70%品,497mg,2.00mmol)を添加し、さらに0℃で16時間反応を行った。
【0110】
反応終了後、同温度で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(40mL)を添加の後、室温に戻し、分液、ジクロロメタンで抽出(20mL×3回)、有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮し、2−フェニルアミノ−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの粗製物(711.0mg)を得た。得られた粗製物は、精製することなく次反応に使用した。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−57.05。
(2)2−フェニルアミノ−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(10)の調製
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、前記項(1)で調製した粗製2−フェニルアミノ−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(71.1mg)、チタン(IV)メトキシド(47.3mg,0.275mmol)及びトルエン(4mL)を仕込み、室温下、8時間反応を行った。
【0111】
反応終了後、飽和の塩化アンモニウム水溶液(4mL)を添加、不溶物をろ別の後、分液、ジクロロメタンで抽出(2mL×3回)、有機層を合わせて硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮することにより粗製物(63.7mg)を得た。得られた粗製物をヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMRの測定において、2−フェニルアミノ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン基準で、収率78%で目的物の2−フェニルアミノ−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(10)30.2mg,0.112mmol)が生成していた。
【0112】
さらに、得られた粗製物は、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=80/20vol/vol)で精製し、精製2−フェニルアミノ−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(10)(27.9mg,0.104mmol)を得た(収率72%)。
H−NMR(CDCl,400MHz)δ8.36(s,1H),7.65−7.60(m,2H),7.52(brs,1H),7.43−7.25(m,2H),7.13−7.09(m,1H),4.06(s,3H)。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−63.29。
13C−NMR(Acetone−d6,100MHz)δ168.67,163.52,158.37(q,J=4.8Hz),141.22,130.47,125.73(q,J=267.0Hz),124.83,121.93,103.36(q,J=33.0Hz),55.79。
GC−MS(m/z)269(50,M),268(100),250(4),228(10),172(4),118(4),91(8),77(19)。
【0113】
実施例2 2−フェニルアミノ−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(11)の調製
【0114】
【化13】
【0115】
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、実施例1の項(1)で調製した粗製2−フェニルアミノ−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(71.1mg)、チタン(IV)エトキシド(62.7mg,0.275mmol)及びトルエン(4mL)を仕込み、40℃で4時間反応を行った。
反応終了後、実施例1と同じ後処理操作を行い、得られた粗製物(58.2mg)を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMRの測定において、2−フェニルアミノ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン基準で、収率76%で目的物の2−フェニルアミノ−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(11)(31.0mg,0.109mmol)が生成していた。
【0116】
さらに、得られた粗製物は、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=80/20vol/vol)で精製し、精製2−フェニルアミノ−4−エトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(11)(29.0mg,0.102mmol)を得た(収率71%)。
H−NMR(Acetone−d6,400MHz)δ9.13(s,1H),8.44
(s,1H),7.88−7.80(m,2H),7.40−7.30(m,2H),7.12−7.00(m,1H),4.54(q,J=6.8Hz,2H),1.41(t,J=7.2Hz,3H)。
19F−NMR(Acetone−d6,376MHz)δ−60.67。
13C−NMR(Acetone−d6,100MHz)δ168.30,163.55,158.40(q,J=4.8Hz),136.87,130.47,125.77(q,J=267.2Hz),124.81,121.91,103.51(q,J=31.0Hz),64.96,15.42。
GC−MS(m/z)283(91,M),254(100),234(67),218(6),186(5),160(7),138(9),118(33),91(30),77(31)。
【0117】
実施例3 2−フェニルアミノ−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(12)の調製
【0118】
【化14】
【0119】
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、実施例1の項(1)で調製した粗製2−フェニルアミノ−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(71.1mg)、チタン(IV)−iso−プロポキシド(78.2mg,0.275mmol)及びトルエン(4mL)を仕込み、40℃で8時間反応を行った。
反応終了後、実施例1と同じ後処理操作を行い、得られた粗製物(85.3mg)を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMRの測定において、2−フェニルアミノ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン基準で、収率78%で目的物の2−フェニルアミノ−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(12)(33.4mg,0.112mmol)が生成していた。
【0120】
さらに、得られた粗製物は、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=80/20vol/vol)で精製し、精製2−フェニルアミノ−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(12)(31.7mg,0.107mmol)を得た(収率74%)。
H−NMR(Acetone−d6,400MHz)δ9.12(s,1H),8.43(s,1H),7.82−7.79(m,2H),7.38−7.33(m,2H),7.10−7.05(m,1H),5.48(sep,J=6.0Hz,1H),1.40(d,J=6.0Hz,6H)。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−63.48。
13C−NMR(Acetone−d6,100MHz)δ167.93,163.54,158.40(q,J=5.0Hz),141.31,130.46,125.77(q,J=267.2Hz),124.78,121.88,104.10(q,J=50.0Hz),72.37,22.85。
GC−MS(m/z)298(7),297(40,M),296(6),255(50),254(100),138(7),118(20),91(17),77(18)。
【0121】
実施例4 2−フェニルアミノ−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(12)の調製
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、実施例1の項(1)で調製した粗製2−フェニルアミノ−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(71.1mg)、チタン(IV)−iso−プロポキシド(43.0mg,0.151mmol)及びトルエン(4mL)を仕込み、80℃で24時間反応を行った。
【0122】
反応終了後、実施例1と同じ後処理操作を行い、得られた粗製物(79.2mg)を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMRの測定において、2−フェニルアミノ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン基準で、収率72%で目的物の2−フェニルアミノ−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(12)(30.8mg,0.104mmol)が生成していた。
【0123】
実施例5 2−フェニルアミノ−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(12)の調製
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、実施例1の項(1)で調製した粗製2−フェニルアミノ−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(71.1mg)、アルミニウム−iso−プロポキシド(58.5mg,0.286mmmol)及びトルエン(4mL)を仕込み、100℃で48時間反応を行った。
【0124】
反応終了後、実施例1と同じ後処理操作を行い、得られた粗製物(49.2mg)をヘキサフルオロベンゼンを、内部標準として用いた19F−NMRの測定において、2−フェニルアミノ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン基準で、収率62%で目的物の2−フェニルアミノ−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(12)(26.5mg,0.0893mmol)が生成していた。
【0125】
実施例6 2−フェニルアミノ−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(12)の調製
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、実施例1の項(1)で調製した粗製2−フェニルアミノ−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(71.1mg)及びテトラヒドロフラン(2mL)を仕込み、−80℃に冷却の後、リチウム−iso−プロポキシド(11.4mg,0.173mmol)及びテトラヒドロフラン(2mL)を仕込み、同温度で46時間反応を行った。
【0126】
反応終了後、実施例1と同じ後処理操作を行い、得られた粗製物(47.3mg)を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMRの測定において、2−フェニルアミノ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン基準で、収率42%で目的物の2−フェニルアミノ−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(12)(18.0mg,0.0604mmol)が生成していた。
【0127】
実施例7 2−フェニルアミノ−4−iso−ブトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(13)の調製
【0128】
【化15】
【0129】
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、実施例1の項(1)で調製した粗製2−フェニルアミノ−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(71.1mg)、チタン(IV)−iso−ブトキシド(93.6mg,0.275mmol)及びトルエン(4mL)を仕込み、40℃で8時間反応を行った。
反応終了後、実施例1と同じ後処理操作を行い、得られた粗製物(84.5mg)をヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMRの測定において、2−フェニルアミノ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン基準で、収率79%で目的物の2−フェニルアミノ−4−iso−ブトキシド−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(13)(35.2mg,0.113mmol)が生成していた。
【0130】
さらに、得られた粗製物は、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=80/20vol/vol)で精製し、精製2−フェニルアミノ−4−iso−ブトキシド−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(13)(29.2mg,0.0961mmol)を得た(収率67%)。
H−NMR(Acetone−d6,400MHz)δ9.14(s,1H),8.45(s,1H),7.85−7.80(m,2H),7.40−7.30(m,2H),7.24−7.-02(m,1H),4.27(d,J=6.4Hz,2H),2.20−2.10(m,1H),1.03(d,J=6.8Hz,6H)。
19F−NMR(Acetone−d6,376MHz)δ−60.76。
13C−NMR(Acetone−d6,100MHz)δ168.44,163.52,158.38(q,J=4.8Hz),141.26,130.45,125.82(q,J=267.3Hz),124.81,121.93,103.41(q,J=31.4Hz),74.81,29.46,20.10。
GC−MS(m/z)312(8),311(39,M),310(6),254(100),234(34),218(5),138(5),118(16)。
【0131】
実施例8 2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(14)の調製
【0132】
【化16】
【0133】
(1)2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの調製
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、参考例3で調製した2−フェニルアミノ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(5)(100.0mg,0.277mmol)及びジクロロメタン(8mL)を仕込み、−10℃に冷却の後、次いでこれにm−クロロ過安息香酸(70%品,69.5mg,0.403mmol)を添加し、さらに0℃で16時間反応を行った。
【0134】
反応終了後、同温度で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(8mL)を添加の後、室温に戻し、分液、ジクロロメタンで抽出(4mL×3回)、有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮し、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの粗製物(136.0mg)を得た。得られた粗製物は、精製することなく次反応に使用した。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−57.16。
(2)2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(14)の調製
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、前記項(1)で調製した粗製2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(63.0mg)、チタン(IV)−iso−プロポキシド(103.1mg,0.363mmol)及びトルエン(4mL)を仕込み、室温下、8時間反応を行った。
【0135】
反応終了後、飽和の塩化アンモニウム水溶液(4mL)を添加、不溶物をろ別の後、分液、ジクロロメタンで抽出(2mL×3回)、有機層を合わせて硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮することにより粗製物(78.0mg)を得た。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMRの測定において、2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン基準で、収率76%で目的物の2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(14)(30.9mg,0.0994mmol)が生成していた。
【0136】
さらに、得られた粗製物は、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=80/20vol/vol)で精製し、精製2−(4−メチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(14)(27.5mg,0.0885mmol)を得た(収率68%)。
H−NMR(Acetone−d6,400MHz)δ9.03(s,1H),8.40(s,1H),7.67(d,J=8.0Hz,2H),7.16(d,J=8.0Hz,2H),5.46(sep,J=6.0Hz,1H),2.30(s,3H),1.39(d,J=6.0Hz,6H)。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−63.43。
13C−NMR(Acetone−d6,100MHz)167.93,163.58,158.40(q,J=5.0Hz),136.87,130.91,125.98,125.83(q,J=267.3Hz),122.04,103.47(q,J=37.0Hz),72.26,22.86,21.76。
GC−MS(m/z)311(54,M),268(100),248(47),234(13),132(17),118(8),106(10),91(31),77(13)。
【0137】
実施例9 2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(15)の調製
【0138】
【化17】
【0139】
(1)2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの調製
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、参考例4で調製した2−(2−フェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(6)(65.6mg,0.182mmol)及びジクロロメタン(4mL)を仕込み、−10℃に冷却の後、次いでこれにm−クロロ過安息香酸(70%品,62.7mg,0.254mmol)を添加し、さらに0℃で16時間反応を行った。
【0140】
反応終了後、同温度で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(4mL)を添加の後、室温に戻し、分液、ジクロロメタンで抽出(2mL×3回)、有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮し、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの粗製物(87.4mg)を得た。得られた粗製物は、精製することなく次反応に使用した。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−57.09。
(2)2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(15)の調製
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、前記項(1)で調製した粗製2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(87.4mg)、チタン(IV)−iso−プロポキシド(103.1mg,0.363mmol)及びトルエン(4mL)を仕込み、室温下、8時間反応を行った。
【0141】
反応終了後、飽和の塩化アンモニウム水溶液(4mL)を添加、不溶物をろ別の後、分液、ジクロロメタンで抽出(2mL×3回)、有機層を合わせて硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮することにより粗製物(87.4mg)を得た。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMRの測定において、2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン基準で、収率72%で目的物の2−(2−メチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(15)(41.2mg,0.132mmol)が生成していた。
【0142】
さらに、得られた粗製物は、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=80/20vol/vol)で精製し、精製2−フェニルアミノ−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(15)(37.2mg,0.119mmol)を得た(収率65%)。
H−NMR(Acetone−d6,400MHz)δ8.45(s,1H),8.35(s,1H),7.82−7.70(m,1H),7.68−7.52(m,2H),7.35−7.18(m,2H),5.13(brs,1H),2.32(s,3H),1.31(d,6H)。
19F−NMR(Acetone−d6,376MHz)δ−60.64。
13C−NMR(Acetone−d6,100MHz)168.04,164.61,158.60(q,J=4.7Hz),136.86,132.18,130.97,127.85,127.17,125.97,125.88(q,J=266.9Hz),103.24(q,J=32.4Hz),71.96,22.81,19.19。
GC−MS(m/z)312(9),311(39,M),296(17),269(37),268(22),248(21),234(37),132(35),118(10),104(13),91(25),77(14)。
【0143】
実施例10 2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(16)の調製
【0144】
【化18】
【0145】
(1)2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの調製
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、参考例5で調製した2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)(200mg,0.553mmol)及びジクロロメタン(16mL)を仕込み、−10℃に冷却の後、次いでこれにm−クロロ過安息香酸(70%品,177.4mg,0.719mmol)を添加し、さらに0℃で16時間反応を行った。
【0146】
反応終了後、同温度で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(16mL)を添加の後、室温に戻し、分液、ジクロロメタンで抽出(8mL×3回)、有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮し、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの粗製物(253.2mg)を得た。得られた粗製物は、精製することなく次反応に使用した。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−57.16。
(2)2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(16)の調製
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、前記項(1)で調製した粗製2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(63.3mg)、チタン(IV)−メトキシド(61.8mg,0.359mmol)及びトルエン(4mL)を仕込み、室温下、8時間反応を行った。
【0147】
反応終了後、飽和の塩化アンモニウム水溶液(4mL)を添加、不溶物をろ別の後、分液、ジクロロメタンで抽出(2mL×3回)、有機層を合わせて硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮することにより粗製物(47.5mg)を得た。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMRの測定において、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン基準で、収率75%で目的物の2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(16)(29.3mg,0.102mmol)が生成していた。
【0148】
さらに、得られた粗製物は、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=80/20vol/vol)で精製し、精製2−(4−フェニルアミノ)−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(16)(27.2mg,0.0949mmol)を得た(収率69%)。
H−NMR(Acetone−d6,400MHz)δ9.25(s,1H),7.91−7.78(m,2H),7.20−7.08(m,2H),4.05(s,3H)。
19F−NMR(Acetone−d6,376MHz)δ−60.61,−119.96。
13C−NMR(Acetone−d6,100MHz)δ168.70,163.49,160.51(d,J=238.8Hz),158.41(q,J=4.8Hz),136.86,125.71(q,J=267.8Hz),123.87(d,J=7.8Hz),116.91(d,J=22.3Hz),103.49(q,J=55.0Hz),55.80。
GC−MS(m/z)287(63,M),285(100),268(5),252(5),149(3),136(5),122(4),109(7),95(11),83(10)。
【0149】
実施例11 2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(17)の調製
【0150】
【化19】
【0151】
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、実施例9の項(1)で調製した粗製2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(63.3mg)、チタン(IV)−iso−プロポキシド(102.1mg,0.359mmol)及びトルエン(4mL)を仕込み、40℃で8時間反応を行った。
【0152】
反応終了後、飽和の塩化アンモニウム水溶液(4mL)を添加、不溶物をろ別の後、分液、ジクロロメタンで抽出(2mL×3回)、有機層を合わせて硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮することにより粗製物(42.1mg)を得た。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMRの測定において、2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン基準で、収率73%で目的物の2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(17)(31.6mg,0.100mmol)が生成していた。
【0153】
さらに、得られた粗製物は、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=80/20vol/vol)で精製し、精製2−(4−フルオロフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(17)(29.1mg,0.0920mmol)を得た(収率67%)。
H−NMR(Acetone−d6,400MHz)δ9.03(s,1H),8.40(s,1H),7.67(d,J=8.0Hz,2H),7.16(d,J=8.0Hz,2H),5.46(sep,J=6.0Hz,1H),2.30(s,3H),1.39(d,J=6.0Hz,6H)。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−63.43。
13C−NMR(Acetone−d6,100MHz)167.93,163.58,158.40(q,J=5.0Hz),136.87,130.91,125.98,125.83(q,J=267.3Hz),122.04,103.47(q,J=37.0Hz),72.26,22.86,21.76。
GC−MS(m/z)311(54,M),268(100),248(47),234(13),132(17),118(8),106(10),91(31),77(13)。
【0154】
実施例12 2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(18)の調製
【0155】
【化20】
【0156】
(1)2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの調製
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、参考例6で調製した2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(8)(105.9mg,0.282mmol)及びジクロロメタン(8mL)を仕込み、−10℃に冷却の後、次いでこれにm−クロロ過安息香酸(70%品,98.2mg,0.389mmol)を添加し、さらに0℃で16時間反応を行った。
【0157】
反応終了後、同温度で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(8mL)を添加の後、室温に戻し、分液、ジクロロメタンで抽出(4mL×3回)、有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮し、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの粗製物(132.6mg)を得た。得られた粗製物は、精製することなく次反応に使用した。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−57.22。
(2)2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(18)の調製
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、前記項(1)で調製した粗製2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(66.3mg)、チタン(IV)−iso−プロポキシド(76.8mg,0.270mmol)及びトルエン(4mL)を仕込み、40℃で8時間反応を行った。
【0158】
反応終了後、飽和の塩化アンモニウム水溶液(4mL)を添加、不溶物をろ別の後、分液、ジクロロメタンで抽出(2mL×3回)、有機層を合わせて硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮することにより粗製物(39.1mg)を得た。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMRの測定において、2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン基準で、収率34%で目的物の2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(18)(14.7mg,0.0458mmol)が生成していた。
【0159】
さらに、得られた粗製物は、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=80/20vol/vol)で精製し、精製2−(4−シアノフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(18)(13.8mg,0.0431mmol)を得た(収率32%)。
H−NMR(Acetone−d6,400MHz)δ9.47(s,1H),8.47(s,1H),7.96(d,J=7.6Hz,2H),7.53(d,J=8.0Hz,2H),5.49(sep,J=6.0Hz,1H),1.42(d,J=6.4Hz,6H)。
19F−NMR(Acrtone−d6,376MHz)δ−61.77。
13C−NMR(DMSO−d6,100MHz)δ167.14,162.32,158.38(q,J=5.0Hz),145.32,134.69,125.01(q,J=267.9Hz),121.83,120.95,105.41,103.76(q,J=30.0Hz),72.45,23.00。
GC−MS(m/z)323(8),322(30,M),281(12),279(100),259(45),231(4),143(13),138(8),118(19),102(12),91(23),75(12)。
【0160】
実施例13 2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(19)の調製
【0161】
【化21】
【0162】
(1)2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの調製
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、参考例7で調製した2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(9)(312.0mg,0.863mmol)及びジクロロメタン(12mL)を仕込み、−10℃に冷却の後、次いでこれにm−クロロ過安息香酸(70%品,98.2mg,0.389mmol)を添加し、さらに0℃で16時間反応を行った。
【0163】
反応終了後、同温度で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(12mL)を添加の後、室温に戻し、分液、ジクロロメタンで抽出(6mL×3回)、有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮し、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの粗製物(343.2mg)を得た。得られた粗製物は、精製することなく次反応に使用した。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−56.66。
(2)2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(19)の調製
撹拌子を備えた50mLのナス型フラスコに、前記項(1)で調製した粗製2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルスルフィニル−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(72.7mg)、チタン(IV)−iso−プロポキシド(102.1mg,0.359mmol)及びトルエン(4mL)を仕込み、40℃で8時間反応を行った。
【0164】
反応終了後、飽和の塩化アンモニウム水溶液(4mL)を添加、不溶物をろ別の後、分液、ジクロロメタンで抽出(2mL×3回)、有機層を合わせて硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮することにより粗製物(87.4mg)を得た。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMRの測定において、2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン基準で、収率73%で目的物の2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(19)(41.2mg,0.132mmol)が生成していた。
【0165】
さらに、得られた粗製物は、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=80/20vol/vol)で精製し、精製2−(N−メチルフェニルアミノ)−4−iso−プロポキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(19)(34.0mg,0.110mmol)を得た(収率61%)。
H−NMR(Acetone−d6,400MHz)δ8.33(s,1H),7.46−7.37(m,4H),7.35−7.25(m,1H),5.17(brs,1H),3.55(s,3H),1.26(d,J=6.0Hz,6H)。
19F−NMR(Acetone−d6,376MHz)δ−60.46。
13C−NMR(Acetone−d6,100MHz)δ167.35,164.75,158.17(q,J=4.8Hz),146.67,130.65,128.59,127.98,126.07(q,J=266.9Hz),102.30(q,J=32.7Hz),71.95,39.85,22.75。
GC−MS(m/z)311(24,M),310(40),268(100),248(40),174(4),164(6),106(30),91(13),77(25)。
【産業上の利用可能性】
【0166】
本発明の新規な2−位がアミノ基で置換された4−アルコキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体は、各種医薬品の合成中間体として利用可能であり、5−(トリフルオロメチル)ピリミジン骨格の導入剤として期待される。