特開2016-137197(P2016-137197A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 中谷 泰浩の特許一覧

<>
  • 特開2016137197-肩掛けベルト 図000003
  • 特開2016137197-肩掛けベルト 図000004
  • 特開2016137197-肩掛けベルト 図000005
  • 特開2016137197-肩掛けベルト 図000006
  • 特開2016137197-肩掛けベルト 図000007
  • 特開2016137197-肩掛けベルト 図000008
  • 特開2016137197-肩掛けベルト 図000009
  • 特開2016137197-肩掛けベルト 図000010
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-137197(P2016-137197A)
(43)【公開日】2016年8月4日
(54)【発明の名称】肩掛けベルト
(51)【国際特許分類】
   A45C 13/30 20060101AFI20160708BHJP
【FI】
   A45C13/30 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2015-15294(P2015-15294)
(22)【出願日】2015年1月29日
(71)【出願人】
【識別番号】715000474
【氏名又は名称】中谷 泰浩
(72)【発明者】
【氏名】中谷 泰浩
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045AA05
3B045FC05
3B045FC08
3B045GA02
3B045GB02
(57)【要約】
【課題】
鎖骨近辺に生じる痛みを大幅に軽減可能とする肩掛けベルトを提供する事を目的とする。
【解決手段】
肩掛けベルト1は一端側に配置され、所定方向に延びる第1本体2と、肩掛けベルト1の、他端側に配置され、所定方向に延びる第2本体3と、一端が第1本体2に接続され、所定方向に対して25度から155度の範囲に屈曲して延びる第1折れ部4と、一端が第2本体3に接続され、所定方向に対して25度から155度の範囲に屈曲して延びる第2折れ部5とを備え、第1折れ部4及び第2折れ部5は、その他端が互いの他端に接続されている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
両端に物品が取り付けられる肩掛けベルトであって、肩掛けベルトの一端側に配置され、所定方向に延びる第1本体と、肩掛けベルトの他端側に配置され、所定方向に延びる第2本体と、一端が第1本体に接続され、所定方向に対して25度から155度の範囲に屈曲して延びる第1折れ部と、一端が第2本体に接続され、所定方向に対して25度から155度の範囲に屈曲して延びる第2折れ部を備え、第1折れ部及び第2折れ部は、その他端が互いの他端に接続されていることを特徴とする肩掛けベルト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、両端に物品が取り付けられる肩掛けベルトに関するものである。
【背景技術】
【0002】
かばんのショルダーベルト使用時やリュック型を背負う場合、一般的に肩にベルトを掛けて使用されている。
形状的には胸部から肩上部を背中に、数十年来、直線に近い形状をしており、実用上十分で疑う事のないものであった。
【0003】
しかし、重量物を運ぶ際には、特に肩に負担が掛かり、痛みの緩和を図る為、鎖骨接触部材の厚みを増したり、幅広くしたが、さらに重くなる欠点と鎖骨をより広範囲に上から圧迫する問題が残っていた。
例えば特許文献1には、解決手段として肩ベルトが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−152070号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の肩ベルトは、クッション材を設けているものの、長時間使用すると鎖骨近辺に痛みが生じていた。
【0006】
本発明は、鎖骨近辺に生じる痛みを大幅に軽減し、可能な肩掛けベルトを提供する事を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
両端に物品が取り付けられる肩掛けベルトであって、肩掛けベルトの一端側に配置され、所定方向に延びる第1本体と、肩掛けベルトの他端側に配置され、所定方向に延びる第2本体と、一端が第1本体に接続され、所定方向に対して25度から155度の範囲に屈曲して延びる第1折れ部と、一端が第2本体に接続され、所定方向に対して25度から155度の範囲に屈曲して延びる第2折れ部とを備え、第1折れ部及び第2折れ部は、その他の端が互いの他端に接続されている肩掛けベルトとする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、鎖骨近辺に生じる痛みを大幅に軽減可能な肩掛けベルトを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】は、本発明の実施形態に係る肩掛けベルトの使用状態を示す図である。(A)は、正面側から見た図である。(B)は、背面側から見た図である。
図2】は、肩掛けベルトの平面図である。
図3】は、肩掛けベルトの変形例を説明する図である。
図4】は、肩掛けベルトの変形例を説明する図である。
図5】は、肩掛けベルトの変形例を説明する図である。
図6】は、肩掛けベルトの変形例を説明する図である。
図7】は、肩掛けベルトの変形例を説明する図である。
図8】は、肩掛けベルトの変形例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
両端に物品が取り付けられる肩掛けベルト1を説明する。肩掛けベルト1は一端側に配置され、所定方向に延びる第1本体2と、肩掛けベルト1の、他端側に配置され、所定方向に延びる第2本体3と、一端が第1本体2に接続され、所定方向に対して25度から155度の範囲に屈曲して延びる第1折れ部4と、一端が第2本体3に接続され、所定方向に対して25度から155度の範囲に屈曲して延びる第2折れ部5とを備え、第1折れ部4及び第2折れ部5は、その他端が互いの他端に接続されている。図1に示す実施形態では、第1折れ部4と第2折れ部5とは、第1本体2が伸びる所定方向に対して25度屈曲して延びている。なお、肩掛ベルト1は、複数の材料を縫い合わせて形成してもよいし、一本の材料を屈曲させて形成してもよく、材質は布、合皮、皮、合成繊維等の任意の素材で形成することができる。図3から図8は実施形態に係わる肩掛けベルト1の変形例を示している。図1(A)の示すバック型の肩掛けベルト4の適正角度は25度から90度、図8の示すリュック型の肩掛けベルト4の適正角度は25度から155度である。
【0011】
肩掛けベルトは、図3及び図4に示すように、第1折れ部4及び第2折れ部5を中央に所定間隔を空けて一対で設けてもよい。また、肩掛けベルト1は、図4に示すように、一対の第1折れ部4及び第2折れ部5の中央を連結する補助部6を設けてもよい。
【0012】
本実施形態の肩掛けベルト1は、角度を付けて肩を斜めに通過するため、圧迫の軽減と力点の分散による、すなわちベルトの通る位置を一旦肩の左右にずらす事で鎖骨に掛かる負担軽減を図り、痛みを低減し長時間使用を可能にする。さらに、鎖骨中央付近の凹凸部分を迂回した事により接触が密着し、接触面積増大によるずれ防止と、ベルトと肩とのフィット感が向上し、バックの保持を高めることができる。
【符号の説明】
【0013】
1 肩掛けベルト
2 第1本体
3 第2本体
4 第1折れ部
5 第2折れ部
6 補助部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8