【実施例】
【0016】
以下に、実施例、比較例及び試験例を記載し、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例等により何ら制約されるものではない。
【0017】
(実施例1)
ミノキシジル5g、1,3−ブチレングリコール10g、エタノール60gにリン酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液44mLに赤色2号(アゾ系)0.0044gを添加し、撹拌溶解してミノキシジル-赤色2号0.01w/v%溶液を調製した。さらに、ミノキシジル-赤色2号0.01w/v%溶液4mLをミノキシジル溶液36mLに添加混合することにより、ローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは6.1、可視光域における極大波長は527nmであった。
【0018】
(実施例2)
ミノキシジル5g、1,3−ブチレングリコール10g、エタノール60gにリン酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液44mLに赤色225号(アゾ系)0.0044gを添加し、撹拌溶解してミノキシジル-赤色225号0.01w/v%溶液を調製した。さらに、ミノキシジル-赤色225号0.01w/v%溶液4mLをミノキシジル溶液36mLに添加混合することにより、ローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは6.1、可視光域における極大波長は512nmであった。
【0019】
(実施例3)
ミノキシジル5g、1,3−ブチレングリコール10g、エタノール60gにリン酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液44mLに黄色4号(アゾ系)0.0044gを添加し、撹拌溶解してミノキシジル-黄色4号0.01w/v%溶液を調製した。さらに、ミノキシジル-黄色4号0.01w/v%溶液4mLをミノキシジル溶液36mLに添加混合することにより、ローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは6.1、可視光域における極大波長は431nmであった。
【0020】
(実施例4)
ミノキシジル5g、1,3−ブチレングリコール10g、エタノール60gにリン酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液44mLに黄色5号(アゾ系)0.0044gを添加し、撹拌溶解してミノキシジル-黄色5号0.01w/v%溶液を調製した。さらに、ミノキシジル-黄色5号0.01w/v%溶液4mLをミノキシジル溶液36mLに添加混合することにより、ローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは6.1、可視光域における極大波長は486nmであった。
【0021】
(実施例5)
ミノキシジル5g、1,3−ブチレングリコール10g、エタノール60gにリン酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液44mLに黄色203号(キノリン系)0.0044gを添加し、撹拌溶解してミノキシジル-黄色203号0.01w/v%溶液を調製した。さらに、ミノキシジル-黄色203号0.01w/v%溶液4mLをミノキシジル溶液36mLに添加混合することにより、ローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは6.1、可視光域における極大波長は420nmであった。
【0022】
(実施例6)
ミノキシジル5g、1,3−ブチレングリコール10g、エタノール60gにリン酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液44mLに黄色406号(アゾ系)0.0044gを添加し、撹拌溶解してミノキシジル-黄色406号0.01w/v%溶液を調製した。さらに、ミノキシジル-黄色406号0.01w/v%溶液4mLをミノキシジル溶液36mLに添加混合することにより、ローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは6.1、可視光域における極大波長は423nmであった。
【0023】
(比較例1)
ミノキシジル5g、1,3−ブチレングリコール10g、エタノール60gにリン酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液44mLに赤色3号(キサンテン系)0.0044gを添加し、撹拌溶解してミノキシジル-赤色3号0.01w/v%溶液を調製した。さらに、ミノキシジル-赤色3号0.01w/v%溶液4mLをミノキシジル溶液36mLに添加混合することにより、ローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは6.1、可視光域における極大波長は539nmであった。
【0024】
(比較例2)
ミノキシジル5g、1,3−ブチレングリコール10g、エタノール60gにリン酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液44mLに赤色106号(キサンテン系)0.0044gを添加し、撹拌溶解してミノキシジル-赤色106号0.01w/v%溶液を調製した。さらに、ミノキシジル-赤色106号0.01w/v%溶液4mLをミノキシジル溶液36mLに添加混合することにより、ローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは6.1、可視光域における極大波長は561nmであった。
【0025】
(比較例3)
ミノキシジル5g、1,3−ブチレングリコール10g、エタノール60gにリン酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液44mLに赤色213号(キサンテン系)0.0044gを添加し、撹拌溶解してミノキシジル-赤色213号0.01w/v%溶液を調製した。さらに、ミノキシジル-赤色213号0.01w/v%溶液4mLをミノキシジル溶液36mLに添加混合することにより、ローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは6.1、可視光域における極大波長は551nmであった。
【0026】
(比較例4)
ミノキシジル5g、1,3−ブチレングリコール10g、エタノール60gにリン酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液44mLに青色1号(トリフェニルメタン系)0.0044gを添加し、撹拌溶解してミノキシジル-青色1号0.01w/v%溶液を調製した。さらに、ミノキシジル-青色1号0.01w/v%溶液4mLをミノキシジル溶液36mLに添加混合することにより、ローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは6.1、可視光域における極大波長は630nmであった。
【0027】
(比較例5)
ミノキシジル5g、1,3−ブチレングリコール10g、エタノール60gにリン酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液44mLに橙色204号0.0044gを添加し、撹拌溶解してミノキシジル-橙色204号(アゾ系)0.01w/v%溶液を調製した。さらに、ミノキシジル-橙色204号0.01w/v%溶液4mLをミノキシジル溶液36mLに添加混合することにより、ローションタイプの液剤を得た。本液剤は調製直後に沈殿が認められた。
【0028】
(比較例6)
ミノキシジル5g、1,3−ブチレングリコール10g、エタノール60gにリン酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは6.2であった。
【0029】
(試験例1:光安定性試験)
実施例1〜6及び比較例1〜6の試験液を白色蛍光灯光源下で3000Lux×30日間曝光させた。これらの試験液を目視で観察し、色調及び沈殿の有無を確認した。結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
(試験例2:熱安定性試験)
実施例1〜6及び比較例1〜6の試験液を65℃(相対湿度成り行き)で14日間保管した。これらの試験液を目視で観察し、色調を確認した。結果を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】
試験例1及び2の結果より、色調の変化がなかったものを○、変化したものを×、沈殿が発生しなかったものを○、沈殿が発生したものを×とした。さらに総合評価として、光及び熱いずれの条件にも安定であったものを○、いずれかの条件に安定でなかったものを×とした。結果を表3に示す。
【0034】
【表3】
【0035】
(実施例7)
ミノキシジル10g、エタノール60gに乳酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%黄色4号(アゾ系)液を50μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは5.4であった。
【0036】
(実施例8)
ミノキシジル10g、エタノール60gに乳酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%黄色203号(キノリン系)液を50μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは5.4であった。
【0037】
(比較例7)
ミノキシジル10g、エタノール60gに乳酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%赤色3号(キサンテン系)液を50μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは5.4であった。
【0038】
(比較例8)
ミノキシジル10g、エタノール60gに乳酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%青色1号(トリフェニルメタン系)液を50μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは5.4であった。
【0039】
(比較例9)
ミノキシジル10g、エタノール60gに乳酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは5.4であった。
【0040】
(試験例3:光安定性試験)
実施例7〜8及び比較例7〜9の試験液を白色蛍光灯光源下で3000Lux×30日間曝光させた。これらの試験液を目視で観察し、色調及び沈殿の有無を確認した。結果を表4に示す。
【0041】
【表4】
【0042】
(試験例4:熱安定性試験)
実施例7〜8及び比較例7〜9の試験液を65℃(相対湿度成り行き)で7日間保管した。これらの試験液を目視で観察し、色調を確認した。結果を表5に示す。
【0043】
【表5】
【0044】
試験例3及び4の結果より、色調の変化がなかったものを○、変化したものを×、沈殿が発生しなかったものを○、沈殿が発生したものを×とした。さらに総合評価として、光及び熱いずれの条件にも安定であったものを○、いずれかの条件に安定でなかったものを×とした。結果を表6に示す。
【0045】
【表6】
【0046】
(実施例9)
ミノキシジル8g、エタノール50gに乳酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%黄色4号(アゾ系)液を50μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは4.9であった。
【0047】
(実施例10)
ミノキシジル8g、エタノール50gに乳酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%黄色203号(キノリン系)液を50μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは4.9であった。
【0048】
(比較例10)
ミノキシジル8g、エタノール50gに乳酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%赤色3号(キサンテン系)液を50μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは4.9であった。
【0049】
(比較例11)
ミノキシジル8g、エタノール50gに乳酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%青色1号(トリフェニルメタン系)液を50μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは4.9であった。
【0050】
(比較例12)
ミノキシジル8g、エタノール50gに乳酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは4.9であった。
【0051】
(試験例5:光安定性試験)
実施例9〜10及び比較例10〜12の試験液を白色蛍光灯光源下で3000Lux×30日間曝光させた。これらの試験液を目視で観察し、色調及び沈殿の有無を確認した。結果を表7に示す。
【0052】
【表7】
【0053】
(試験例6:熱安定性試験)
実施例9〜10及び比較例10〜12の試験液を65℃(相対湿度成り行き)で7日間保管した。これらの試験液を目視で観察し、色調を確認した。結果を表8に示す。
【0054】
【表8】
【0055】
試験例5及び6の結果より、色調の変化がなかったものを○、変化したものを×、沈殿が発生しなかったものを○、沈殿が発生したものを×とした。さらに総合評価として、光及び熱いずれの条件にも安定であったものを○、いずれかの条件に安定でなかったものを×とした。結果を表9に示す。
【0056】
【表9】
【0057】
(実施例11)
ミノキシジル5g、プロピレングリコール10g、エタノール60gを精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%黄色4号(アゾ系)液を25μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは9.1であった。
【0058】
(実施例12)
ミノキシジル5g、プロピレングリコール10g、エタノール60gを精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%黄色203号(キノリン系)液を25μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは8.8であった。
【0059】
(実施例13)
ミノキシジル5g、プロピレングリコール20g、エタノール50gを精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%黄色4号(アゾ系)液を25μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは8.8であった。
【0060】
(実施例14)
ミノキシジル5g、プロピレングリコール20g、エタノール50gを精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%黄色203号(キノリン系)液を25μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは8.9であった。
【0061】
(比較例13)
ミノキシジル5g、プロピレングリコール10g、エタノール60gを精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%赤色3号(キサンテン系)液を25μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは8.9であった。
【0062】
(比較例14)
ミノキシジル5g、プロピレングリコール10g、エタノール60gを精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%青色1号(トリフェニルメタン系)液を25μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは8.9であった。
【0063】
(比較例15)
ミノキシジル5g、プロピレングリコール10g、エタノール60gを精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは9.3であった。
【0064】
(比較例16)
ミノキシジル5g、プロピレングリコール20g、エタノール50gを精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%赤色3号(キサンテン系)液を25μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは8.8であった。
【0065】
(比較例17)
ミノキシジル5g、プロピレングリコール20g、エタノール50gを精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%青色1号(トリフェニルメタン系)液を25μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは8.9であった。
【0066】
(比較例18)
ミノキシジル5g、プロピレングリコール20g、エタノール50gを精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは8.9であった。
【0067】
(試験例7:光安定性試験)
実施例11〜14及び比較例13〜18の試験液を白色蛍光灯光源下で3000Lux×30日間曝光させた。これらの試験液を目視で観察し、色調及び沈殿の有無を確認した。結果を表10に示す。
【0068】
【表10】
【0069】
(試験例8:熱安定性試験)
実施例11〜14及び比較例13〜18の試験液を65℃(相対湿度成り行き)で14日間保管した。これらの試験液を目視で観察し、色調を確認した。結果を表11に示す。
【0070】
【表11】
【0071】
試験例7及び8の結果より、色調の変化がなかったものを○、変化したものを×、沈殿が発生しなかったものを○、沈殿が発生したものを×とした。さらに総合評価として、光及び熱いずれの条件にも安定であったものを○、いずれかの条件に安定でなかったものを×とした。結果を表12に示す。
【0072】
【表12】
【0073】
(実施例15)
ミノキシジル5g、1,3−ブチレングリコール10g、エタノール60gにリン酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%橙色205号(アゾ系)液を50μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは6.1、可視光域における極大波長は486nmであった。
【0074】
(実施例16)
ミノキシジル5g、1,3−ブチレングリコール10g、エタノール60gにリン酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%橙色402号(アゾ系)液を50μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは6.1、可視光域における極大波長は475nmであった。
【0075】
(実施例17)
ミノキシジル5g、1,3−ブチレングリコール10g、エタノール60gにリン酸適量を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル溶液を調製した。このミノキシジル溶液50mLに1w/v%黄色407号(アゾ系)液を50μL添加し、撹拌溶解してローションタイプの液剤を得た。液剤のpHは6.1、可視光域における極大波長は395nmであった。
【0076】
(試験例9:光安定性試験)
実施例15〜17の試験液を白色蛍光灯光源下で3000Lux×30日間曝光させた。これらの試験液を目視で観察し、色調及び沈殿の有無を確認した。結果を表13に示す。
【0077】
【表13】
【0078】
(試験例10:熱安定性試験)
実施例15〜17の試験液を65℃(相対湿度成り行き)で14日間保管した。これらの試験液を目視で観察し、色調を確認した。結果を表14に示す。
【0079】
【表14】
【0080】
試験例9及び10の結果より、色調の変化がなかったものを○、変化したものを×、沈殿が発生しなかったものを○、沈殿が発生したものを×とした。さらに総合評価として、光及び熱いずれの条件にも安定であったものを○、いずれかの条件に安定でなかったものを×とした。結果を表15に示す。
【0081】
【表15】