【解決手段】表面実装電子部品100は、第1の方向に伸びる第1の側面フレーム151a及び上記第1の側面フレームの上端及び下端から第2の方向にそれぞれ伸びる第1の上面フレーム151b及び第1の下面フレーム151cを含む第1のフレーム端子151と、第1の側面フレームと対向し且つ第1の方向に伸びる第2の側面フレーム152a及び第2の側面フレームの上端及び下端から上記第2の方向と対向する第3の方向にそれぞれ伸びる第2の上面フレーム152b及び第2の下面フレーム152cを含む第2のフレーム端子152と、第1及び第2の上面フレームの下側において上記第1及び第2の側面フレームの間に配置される第1の電子部品101aと、上記第1及び第2の上面フレームの上側に配置される第2の電子部品101bとを含む。
第1の方向に伸びる第1の側面フレーム、及び前記第1の側面フレームの上端及び下端から第2の方向にそれぞれ伸びる第1の上面フレーム及び第1の下面フレームを含む第1のフレーム端子と、
前記第1の側面フレームと対向し且つ第1の方向に伸びる第2の側面フレーム、及び前記第2の側面フレームの上端及び下端から前記第2の方向と対向する第3の方向にそれぞれ伸びる第2の上面フレーム及び第2の下面フレームを含む第2のフレーム端子と、
前記第1及び第2の上面フレームの下側において前記第1及び第2の側面フレームの間に配置される第1の電子部品と、
前記第1及び第2の上面フレームの上側に配置される第2の電子部品と、
を含む、表面実装電子部品。
前記第1の電子部品及び第2の電子部品の外部電極は、導電性接着剤を介して前記第1又は第2の上面フレームと電気的に連結される、請求項2に記載の表面実装電子部品。
前記第1の電子部品及び第2の電子部品は、誘電体層及び内部電極が交互に積層されたセラミック本体、及び前記セラミック本体の外面に配置され前記内部電極と連結される外部電極を含み、
前記第1の電子部品及び第2の電子部品の内部電極は、実装面に対して垂直に配置される、請求項1に記載の表面実装電子部品。
前記第1の電子部品の内部電極はセラミック本体の上面に引き出され、前記第2の電子部品の内部電極はセラミック本体の下面に引き出される、請求項4に記載の表面実装電子部品。
前記第1の電子部品及び第2の電子部品は、誘電体層及び内部電極が交互に積層されたセラミック本体、及び前記セラミック本体の外面に配置され前記内部電極と連結される外部電極を含み、
前記第1の電子部品及び第2の電子部品の内部電極は、実装面に対して水平に配置される、請求項1に記載の表面実装電子部品。
前記第1の電子部品及び第2の電子部品は、誘電体層及び内部電極が交互に積層されたセラミック本体、及び前記セラミック本体の外面に配置され前記内部電極と連結される外部電極を含み、
前記第1の電子部品に含まれた内部電極は実装面に対して垂直に配置され、第2の電子部品に含まれた内部電極は実装面に対して水平に配置される、請求項1に記載の表面実装電子部品。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲は以下で説明する実施形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、当該技術分野で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
【0011】
表面実装電子部品
本発明の一実施形態による表面実装電子部品は、上下に配置された第1及び第2の電子部品と、上記第1及び第2の電子部品と連結される一対のフレーム端子と、を含む。
【0012】
上記第1及び第2の電子部品は、第1の電子部品が下側に位置し、第2の電子部品が上記第1の電子部品の上側に位置するように配置されることができる。
【0013】
上記一対のフレーム端子は第1及び第2のフレーム端子を含み、上記第1及び第2のフレーム端子の一端は上記第1及び第2の電子部品の間に配置され、上記第1及び第2のフレーム端子の他端は上記第1の電子部品の下側に配置される。
【0014】
上記第1及び第2のフレーム端子は、一端が第1及び第2の電子部品の間に配置され、他端が第1の電子部品の下側に配置されるように折れ曲がる形状を有し、それぞれが二つ以上の折り曲げ部を含むことができる。
【0015】
本発明の一実施形態による表面実装電子部品は、第1及び第2のフレーム端子が機械的応力を吸収するため、当該フレーム端子と連結された電子部品の損傷を防止することができ、また、電子部品が圧電性を有する場合はフレーム端子が機械的振動を吸収及び緩和するため、アコースティックノイズを低減することができるという効果がある。
【0016】
また、電子部品の発熱がフレーム端子を通じて放熱されるため、電子部品の温度上昇を抑制することができる。
【0017】
また、フレーム端子の一端を介して第1の電子部品及び第2の電子部品が配置されるため、実装面積を減少させることができる。フレーム端子の一端を介して第1の電子部品と第2の電子部品が対応して配置される場合、電流がフレーム端子から電子部品に均一に供給されることにより、電流による発熱が特定の電子部品に偏らないため、信頼性を向上させることができる。
【0018】
上記第1及び第2の電子部品は、積層セラミックキャパシタ及びインダクタのうち一つ以上であればよい。
【0019】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0020】
図1は本発明の一実施形態による表面実装電子部品を示す概略的な斜視図であり、
図2は
図1のA−A'線に沿う断面図である。
【0021】
本発明の実施例を明確に説明するために方向を定義すると、図面のL、W及びTはそれぞれセラミック本体の長さ方向、幅方向及び厚さ方向を示す。ここで、厚さ方向は、電子部品の実装面に垂直な方向と同じ概念で用いられる。
【0022】
また、本実施形態では、説明の便宜のために、電子部品に含まれたセラミック本体の厚さ方向に向かい合う面を上下面という。
【0023】
図1及び
図2を参照すると、本発明の一実施形態による表面実装電子部品は、第1及び第2の電子部品101a、101bと、第1及び第2のフレーム端子151、152と、を含む。
【0024】
上記第1のフレーム端子151は、第1の方向に伸びる第1の側面フレーム151a、上記第1の側面フレームの上端から第2の方向に伸びる第1の上面フレーム151b、及び上記第1の側面フレームの下端から第2の方向に伸びる第1の下面フレーム151cを含み、上記第2のフレーム端子152は、第1の側面フレームと対向し且つ第1の方向に伸びる第2の側面フレーム152a、上記第2の側面フレームの上端から第2の方向と対向する第3の方向に伸びる第2の上面フレーム152b、及び上記第2の側面フレームの下端から第3の方向に伸びる第2の下面フレーム152cを含む。
【0025】
上記第1の方向は、実装面に垂直な方向又はセラミック本体の厚さ方向と定義されることができる。
【0026】
上記第2の方向は、上記第1の方向とほぼ垂直な一方向と定義され、上記第3の方向は、上記第1の方向とほぼ垂直な方向であり且つ上記第2の方向と対向する方向と定義されることができる。
【0027】
本発明の一実施形態によれば、上記第1及び第2のフレーム端子151、152は、第1及び第2の側面フレーム151a、152aの上端及び下端に折り曲げ部を有する。
【0028】
例えば、上記第1及び第2のフレーム端子151、152は、「コ」字型であり、それぞれの端部が向かい合うように配置されることができる。
【0029】
上記第1の電子部品101aは、上記第1及び第2の上面フレーム151b、152bの下側において上記第1の側面フレーム151aと第2の側面フレーム152aの間に配置され、上記第2の電子部品101bは、上記第1及び第2の上面フレーム151b、152bの上側に配置される。
【0030】
上記第1及び第2の電子部品101a、101bはそれぞれ、セラミック本体110a、110b、及び上記セラミック本体の外部面に配置される第1及び第2の外部電極131a、132a、131b、132bを含み、上記第1及び第2の電子部品の第1及び第2の外部電極131a、132a、131b、132bは、上記第1又は第2のフレーム端子151、152と連結される。
【0031】
例えば、上記第1の電子部品101aの第1の外部電極131aと上記第2の電子部品101bの第1の外部電極131bは上記第1のフレーム端子151と連結され、上記第1の電子部品101aの第2の外部電極132aと上記第2の電子部品101bの第2の外部電極132bは上記第2のフレーム端子152と連結される。
【0032】
上記第1の電子部品の第1の外部電極131aは上記第1の上面フレーム151bの下面と連結され、上記第1の電子部品の第2の外部電極132aは上記第2の上面フレーム152bの下面と連結される。
【0033】
上記第2の電子部品の第1の外部電極131bは上記第1の上面フレーム151bの上面と連結され、上記第2の電子部品の第2の外部電極132bは上記第2の上面フレーム152bの上面と連結される。
【0034】
この際、第1及び第2の電子部品の外部電極131a、132a、131b、132bとフレーム端子151、152は、導電性接着剤160を介して電気的に連結されることができる。
【0035】
上記導電性接着剤160は、高温ハンダや導電性樹脂ペーストなどを含むことができるが、本発明はこれに限定されない。
【0036】
上記第1及び第2の電子部品は積層セラミックキャパシタでもある。具体的には、上記第1の電子部品及び第2の電子部品はそれぞれ第1の積層セラミックキャパシタ及び第2の積層セラミックキャパシタでもある。
【0037】
なお、第2の積層セラミックキャパシタはその構成が第1の積層セラミックキャパシタと類似するため、これらをまとめて説明し、異なる場合のみに別途に説明する。
【0038】
本発明の一実施形態による積層セラミックキャパシタ101a、101bは、セラミック本体110a、110b、及び第1及び第2の外部電極131a、132aを含むことができる。
【0039】
図3は、本発明の一実施形態による積層セラミックキャパシタのセラミック本体の分解斜視図である。
【0040】
図3を参照すると、本発明の一実施形態のセラミック本体110a、110bは、複数の誘電体層111を積層した後に焼成して形成されることができる。上記セラミック本体の形状、寸法及び誘電体層111の積層数は、多様に変更可能であり、本実施形態の図示に限定されない。
【0041】
また、セラミック本体を形成する複数の誘電体層111は、焼結された状態であり、隣接する誘電体層111間の境界が走査電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron Microscope)を用いなくては確認できないほどに一体化されることができる。
【0042】
誘電体層111の厚さは、積層セラミックキャパシタの容量設計に合わせて任意に変更可能である。
【0043】
また、誘電体層111は、高誘電率を有するセラミック粉末、例えば、チタン酸バリウム(BaTiO
3)系又はチタン酸ストロンチウム(SrTiO
3)系粉末を含むことができるが、本発明はこれに限定されない。
【0044】
第1及び第2の内部電極121、122は、互いに異なる極性を有する電極であり、誘電体層111に所定の厚さで導電性金属を含む導電性ペーストを印刷して形成されることができる。
【0045】
上記導電性ペーストに含まれる導電性金属は、例えば、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)又はこれらの合金であればよいが、本発明はこれに限定されない。
【0046】
また、上記導電性ペーストの印刷方法としては、例えば、スクリーン印刷法又はグラビア印刷法などを用いることができるが、本発明はこれに限定されない。
【0047】
第1及び第2の内部電極121、122は、セラミック本体内に、誘電体層111の積層方向に沿って互いに対向するように交互に積層されることができる。
【0048】
本発明の一実施形態によれば、上記誘電体層111は、セラミック本体の幅方向に沿って積層されることができる。
【0049】
この際、上記第1及び第2の内部電極は、セラミック本体の上面及び下面に対して垂直に配置され、セラミック本体の上面又は下面に引き出される。
【0050】
本発明の一実施形態によれば、第1の積層セラミックキャパシタ101aの第1及び第2の内部電極121a、122aはセラミック本体110aの上面に引き出され、第2の積層セラミックキャパシタ101bの第1及び第2の内部電極121b、122bはセラミック本体110bの下面に引き出されることができる。
【0051】
また、第1の積層セラミックキャパシタ101aの第1及び第2の外部電極131a、132aは、セラミック本体110aの上面に配置されて第1及び第2の内部電極121a、122aの引出部と電気的に連結され、第2の積層セラミックキャパシタ101bの第1及び第2の外部電極131b、132bは、セラミック本体110bの下面に配置されて第1及び第2の内部電極121b、122bの引出部と電気的に連結される。
【0052】
第1及び第2の積層セラミックキャパシタ101a、101bの外部電極131a、132a、131b、132bがセラミック本体110a、110bの上面又は下面に配置される場合、外部電極の面積が減少することにより、容量に対して電子部品のサイズを減少させることができる。
【0053】
第1及び第2の積層セラミックキャパシタ101a、101bの第1及び第2の外部電極131a、132a、131b、132bは、セラミック本体110a、110bの上面又は下面からセラミック本体の幅方向の両側面に所定の長さで伸びることができる。
【0054】
第1及び第2の積層セラミックキャパシタ101a、101bの外部電極131a、132a、131b、132bは、導電性金属を含む導電性ペーストによって形成されることができる。
【0055】
上記導電性金属は、例えば、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、金(Au)又はこれらの合金であればよいが、本発明はこれに限定されない。
【0056】
第1の積層セラミックキャパシタ101aの外部電極131a、132aはセラミック本体110aの上面に配置され、第2の積層セラミックキャパシタ101bの外部電極131b、132bはセラミック本体110bの下面に配置されて第1及び第2の上面フレーム151b、152bに連結されることができる。
【0057】
本実施形態のように第1及び第2の上面フレーム151b、152bの上側及び下側に第1及び第2の電子部品101a、101bが対称に配置される場合、フレーム端子を介して印加される電流が第1及び第2の電子部品に均一に流れ、電流による発熱が特定の電子部品に偏らないため、信頼性を向上させることができる。
【0058】
また、第2の電子部品101bの外部電極がセラミック本体の下面に配置される場合、当該第2の電子部品101bの上面には電極が配置されないため、金属シールド又は金属ケースが電子部品の上面に接触してもショートが発生しない。
【0059】
さらに、第1及び第2のフレーム端子151、152が機械的応力を吸収するため、フレーム端子と連結された電子部品の損傷を防止し、アコースティックノイズを低減することができるという効果がある。
【0060】
また、電子部品の発熱がフレーム端子を通じて放熱されるため、電子部品の温度上昇による信頼性の低下を抑制することができる。
【0061】
変形例
以下、本発明の変形例について説明する。但し、上述した本発明の一実施形態による表面実装電子部品と重複する説明は省略し、差異を中心に説明する。
【0062】
図4は、本発明の第1の変形例による表面実装電子部品の断面図である。
【0063】
図4を参照すると、第1及び第2の電子部品101a、101bはそれぞれ第1及び第2の積層セラミックキャパシタでもある。
図5は、第1の変形例に含まれた積層セラミックキャパシタのセラミック本体の分解斜視図である。
【0064】
図5を参照すると、本変形例の第1及び第2の積層セラミックキャパシタに含まれた誘電体層111'及び内部電極121'、122'は、セラミック本体110'の厚さ方向に積層されることができる。
【0065】
本変形例によれば、第1の積層セラミックキャパシタ及び第2の積層セラミックキャパシタに含まれた内部電極121a'、122a'、121b'、122b'は、実装面に対して水平に配置され、セラミック本体110a'、110b'の長さ方向の両側面から引き出されることができる。
【0066】
第1及び第2の積層セラミックキャパシタの第1及び第2の外部電極131a'、132a'、131b'、132b'はそれぞれ、セラミック本体110a'、110b'の長さ方向の両側面に配置されて第1及び第2の内部電極と電気的に連結され、セラミック本体の長さ方向の両側面からセラミック本体の上面及び下面とセラミック本体の幅方向の両側面に伸びてフレーム端子151、152と電気的に連結されることができる。
【0067】
図6は、本発明の第2の変形例による表面実装電子部品の断面図である。
【0068】
図6を参照すると、第1及び第2の電子部品101a、101bはそれぞれ第1及び第2の積層セラミックキャパシタでもある。
【0069】
図7は、第2の変形例に含まれた積層セラミックキャパシタのセラミック本体の分解斜視図である。
【0070】
図6及び
図7を参照すると、本変形例の第1及び第2の積層セラミックキャパシタに含まれた誘電体層111''及び内部電極121''、122''は、セラミック本体110'' の幅方向に積層されることができる。
【0071】
本変形例によれば、第1の積層セラミックキャパシタ及び第2の積層セラミックキャパシタに含まれた内部電極121a''、122a''、121b''、122b''は、実装面に対して垂直に配置され、セラミック本体110a''、110b''の長さ方向の両側面から引き出されることができる。
【0072】
第1及び第2の積層セラミックキャパシタの第1及び第2の外部電極131a''、132a''、131b''、132b''はそれぞれ、セラミック本体110a''、110b''の長さ方向の両側面に配置されて第1及び第2の内部電極と電気的に連結され、セラミック本体の長さ方向の両側面からセラミック本体の上面及び下面とセラミック本体の幅方向の両側面に伸びてフレーム端子151、152と電気的に連結されることができる。
【0073】
本発明の第1及び第2の変形例のように、第1及び第2の上面フレーム151b、152bを介して上下に配置された積層セラミックキャパシタが同一の実装方向に向かい合う場合、それぞれの圧電振動が逆の位相を有して作用し、上下に配置された積層セラミックキャパシタの圧電振動が相殺されるため、アコースティックノイズが低減されるという効果がある。
【0074】
図8は、本発明の第3の変形例による表面実装電子部品の断面図である。
【0075】
図8を参照すると、本変形例による第1の電子部品101aは、内部電極121a、122aが実装面に対して垂直に配置される積層セラミック電子部品であり、第2の電子部品101bは、内部電極121b'、122b'が実装面に対して水平に配置される積層セラミック電子部品である。
【0076】
例えば、第1の電子部品は、上述した本発明の一実施形態による第1の積層セラミックキャパシタと同一であり、第2の電子部品は、上述した第1の変形例による第2の積層セラミックキャパシタと同一である。
【0077】
図9は、本発明の第4の変形例による表面実装電子部品の斜視図である。
【0078】
図9に示されたように、本変形例によれば、第1及び第2の側面フレーム151a、152aは、第1及び第2の上面フレーム151b、152b又は第1及び第2の下面フレーム151c、152cより狭い幅で形成されることができる。また、
図7に示されたように、第1及び第2の側面フレーム151a、152aは、一部の領域を除去することにより二つ以上の区分された領域で形成されることができる。
【0079】
本変形例のように第1及び第2の側面フレーム151a、152aの面積を減少させる場合、アコースティックノイズをより効果的に減少させることができるという効果がある。
【0080】
図10は、本発明の第5の変形例による表面実装電子部品の断面図である。
【0081】
図10に示されたように、本変形例による表面実装電子部品は、第1及び第2の電子部品101a、101bを取り囲むモールディング部140をさらに含むことができる。
【0082】
上記モールディング部140は、絶縁材で形成され、例えば、エポキシ樹脂を含むことができる。
【0083】
本変形例のように第1及び第2の電子部品をモールディング部で取り囲む場合、湿気及び水分が第1及び第2の電子部品に浸透することを防止し、第1及び第2の電子部品101a、101bとフレーム端子151、152との固着強度を改善することができる。
【0084】
第1及び第2のフレーム端子151、152の側面フレーム及び下面フレームは、モールディング部140の外部に配置されて外部と電気的に連結されることができる。
【0085】
図11a〜
図11cは、本発明の第6の変形例による表面実装電子部品及びその製造方法を概略的に示す斜視図である。
【0086】
図11a〜
図11cに示されたように、本発明の第6の変形例による表面実装電子部品は、第1の電子部品101aと第2の電子部品101bをそれぞれ複数個含み、各電子部品が並列に配置されることができる。
【0087】
まず、
図11aに示されたように、平らな形状のフレーム端子151、152の一端を介して当該フレーム端子の下側及び上側にそれぞれ複数の第1の電子部品101aと第2の電子部品101bを配置することができる。
【0088】
次に、
図11bに示されたように、第1の電子部品と第2の電子部品を取り囲むようにモールディング部140を形成した後、フレーム端子151、152を2回折り曲げて、
図11cのような形状の表面実装電子部品を形成することができる。
【0089】
図12a〜
図12cは、本発明の第7の変形例による表面実装電子部品及びその製造方法を概略的に示す斜視図である。
【0090】
図12a〜
図12cに示されたように、本発明の第7の変形例による表面実装電子部品は、第1の電子部品101aと第2の電子部品101bをそれぞれ複数個含み、各電子部品が直列及び並列に配置されることができる。
【0091】
図12a〜
図12cに示されたように、直列に連結される電子部品の間には連結フレーム153がさらに配置されることができる。
【0092】
電子部品の実装基板
本発明の一実施形態によれば、上述した本発明の一実施形態による表面実装電子部品及び上記第1〜第7の変形例による表面実装電子部品が実装された回路基板が提供される。
【0093】
図13は、本発明の一実施形態による表面実装電子部品が実装された回路基板を示す断面図である。
【0094】
図13を参照すると、本実施形態による電子部品の実装基板200は、上部に第1及び第2の電極パッド221、222を有する回路基板210と、上記回路基板上に設置された表面実装電子部品100と、を含むことができる。
【0095】
表面実装電子部品100は、第1及び第2のフレーム端子151、152がそれぞれ第1及び第2の電極パッド221、222上に接触するように位置した状態でハンダ230によって回路基板210と電気的に連結されることができる。
【0096】
なお、上記電子部品の実装基板に関する内容のうち上述した表面実装電子部品と同じ内容については説明の重複を避けるためにその詳細な説明を省略する。
【0097】
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想から外れない範囲内で多様な修正及び変形が可能であるということは、当技術分野の通常の知識を有する者には明らかである。