特開2016-140420IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

展開型使い捨ておむつ

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】ファスニングテープの係止部を第2胴回り部から切り離すための切り離し線を設けることにより、うつぶせ姿勢の着用対象者から取り外し可能な展開型使い捨ておむつを提供するとともに、当該切り離し線の位置を認識し易くする。
【解決手段】互いに直交する縦方向と横方向と厚さ方向とを有するおむつ本体部が、第1胴回り部と股下部と第2胴回り部とを前記縦方向に並んで有し、前記第2胴回り部から前記横方向の外側に突出して設けられたファスニングテープの係止部を、前記第1胴回り部に係止することによって、前記第1胴回り部と前記第2胴回り部とが連結されて、一つの胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成される展開型使い捨ておむつである。少なくとも前記ファスニングテープの前記係止部を、前記第2胴回り部から切り離すための切り離し線が設けられている。前記切り離し線の少なくとも一部に対応させて前記一部の位置を示す目印が設けられている。
【選択図】図6

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

一方、3000グラム以下の低体重で出産される低体重児が存在する。そして、かかる低体重児は出生後、母体内にいたときの胎児様屈曲姿勢で大半の時間を過ごす場合がある。この胎児様屈曲姿勢は、ポジショニング姿勢とも呼ばれ、当該姿勢においては、図1Aに示すように側面視C字状に背中を丸めた状態であるとともに、その脚は、図1Bに示すようにM字に開脚しつつ、両膝が腹部に付くくらい引きつけられた状態となっている。そして、不図示の円座上に寝かせる等の適宜な安全処置が施された上でうつぶせ姿勢とされ、これにより、大半の時間をうつぶせ姿勢で過ごしている。
また、低体重児101によっては、余計なストレスを与えないという観点から、身体に触れないことが望ましいとされるミニマルハンドリングの考え方が適用される場合がある。そして、かような低体重児101にも、展開型の使い捨ておむつ1dp’が使用される。 ここで、うつぶせ姿勢においては、一般にファスニングテープ11’の係止部としてのフック材11m’が係止される第1胴回り部1a’のターゲット領域1at’は、低体重児101の腹側、すなわち低体重児101の身体の下に位置している。そのため、おむつ交換の際には、低体重児101を仰向けに体位変更して、これにより、第1胴回り部1a’を上方に向けて露出してから、ターゲット領域1at’に係止されたフック材11m’を外しておむつ1dp’を展開して、低体重児101からおむつ1dp’を取り外している。 しかしながら、おむつ1dp’を取り外すための体位変更については、ミニマルハンドリングの観点からは極力行わないのが望ましく、そのため、うつぶせ姿勢のまま低体重児101から取り外し可能な展開型おむつが医療機関等で要望されている。 図2Aは、この要望に応えることが可能な参考例のおむつ1dpの説明図である。既述のように、うつぶせ姿勢においては、ファスニングテープ11が突出して設けられた第2胴回り部1bが、同児101の上方に位置しており、ターゲット領域1atを有する第1胴回り部1aは、同児101の下方に位置しているが、ここで、この参考例では、第2胴回り部1bからフック材11mを切り離すための切り離し線1cが設けられている。従って、当該切り離し線1cを切ることにより、図2Bに示すように、フック材11mが第1胴回り部1aのターゲット領域1atに係止した状態のまま、当該第1胴回り部1aと第2胴回り部1bとの連結を解くことができて、その結果、うつぶせ姿勢のまま、おむつ1dbを展開することができる。そして、これにより、うつぶせ姿勢の低体重児101からおむつ1dpを速やかに取り外すことができる。 しかしながら、一般に同児101が収容される新生児特定集中治療室(NICU)の室内照明は、母親の子宮内環境を模擬する観点から低照度に設定されている。そのため、おむつ交換の作業者は、薄暗い環境下で切り離し作業を強いられ、つまり、の切り離し線1cは、すこぶる視認し難い。よって、作業者は、誤って切り離し線1cとは違う位置を切ってしまう恐れがあって、その場合には、大きな力でおむつ1dpを破ることになる。すると、当該大きな力が同児101に作用して同児に多大なストレスを付与し得て、結果、ミニマルハンドリングに反してしまう。 また、同児101は、保育器の中で育てられることも多いが、その場合には、のおむつ交換も同保育器の中で行われる。すなわち、当該保育器の側壁には二つの孔が設けられていて、おむつ交換の作業者は、保育器の外からこれら孔にそれぞれ手を入れて同児101のおむつ交換をすることになる。しかし、そうすると、当該作業者は、保育器の透明ケース越しに切り離し線1cを見なければならず、結果、切り離し線1cは更に見難くなってしまう。 本発明は、のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ファスニングテープの係止部を第2胴回り部から切り離すための切り離し線を設けることにより、うつぶせ姿勢の着用対象者から取り外し可能な展開型使い捨ておむつを提供するとともに、当該切り離し線の位置を認識し易くすることにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するための主たる発明は、 互いに直交する縦方向と横方向と厚さ方向とを有するおむつ本体部が、第1胴回り部と股下部と第2胴回り部とを前記縦方向に並んで有し、前記第2胴回り部から前記横方向の外側に突出して設けられたファスニングテープの係止部を、前記第1胴回り部に係止することによって、前記第1胴回り部と前記第2胴回り部とが連結されて、一つの胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成さ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、ファスニングテープの係止部を第2胴回り部から切り離すための切り離し線を設けることにより、うつぶせ姿勢の着用対象者から取り外し可能な展開型使い捨ておむつを提供できるとともに、当該切り離し線の位置を認識し易くすることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1Aは、ポジショニング姿勢の低体重児101の概略側面図であり、図1Bは、図1A中のB−B矢視図である。

【図2】図2A及び図2Bは、うつぶせ姿勢のまま低体重児101から取り外し可能な参考例の展開型おむつ1dpの説明図である。

【図3】本実施形態の使い捨ておむつ1dpの展開状態の概略平面図である。

【図4】図4A、図4B、及び図4Cは、それぞれ、図3中のA−A断面図、同B−B断面図、及び同C−C断面図である。

【図5】装着状態の使い捨ておむつ1dpの概略斜視図である。

【図6】切り取り線1c及び切り取り線用目印Qを説明するための要部拡大図である。

【図7】切り取り線1cを説明するための要部拡大図である。

【図8】切り取り線用目印Qとしての切り欠き部k1を説明するための要部拡大図である。

【図9】切り取り線1cの各端部1ce1,1ce2にそれぞれ切り欠き部k1,k2が設けられた例を示す要部拡大図である。

【図10】切り取り線1cの各端部1ce1,1ce2にそれぞれ、切り取り線用目印Qとして摘まみ部T1,T2が設けられた例を示す要部拡大図である。

【図11】切り取り線用目印Qの変形例として図柄Zが設けられた例の説明図である。

【図12】切り取り線用目印Qの変形例として図柄Zが設けられた例の説明図である。

【図13】切り取り線用目印Qの変形例として図柄Zが設けられた例の説明図である。

【図14】切り取り線用目印Qの変形例として図柄Zが設けられた例の説明図である。

【図15】切り取り線用目印Qの変形例として図柄Zが設けられた例の説明図である。

【図16】変形例の切り取り線1c’を示す要部拡大図である。

【図17】変形例の切り取り線1c’’を示す要部拡大図である。

【図18】ファスニングテープ重なり形態の係止状態の説明図である。

【図19】その他の実施の形態の切り離し線11acを示す要部拡大図である。

選択図 図6出願人が指定した本件の代表的な図

1dp おむつ(使い捨ておむつ)、   1 おむつ本体部、1HB 胴回り開口部、1HL 脚回り開口部、1a 第1胴回り部、1am 部分、1asf 第1サイドフラップ、1asfe 外端縁、1at ターゲット領域、1b 第2胴回り部、1be1 外端縁、1be2 外端縁、1bsf 第2サイドフラップ、1bsfe 外端縁、1bsfee 最外端縁、1bsfe2 外端部、   1bHB 胴回り開口部となる部分、1bHL 脚回り開口部となる部分、1bk ファスニングテープ固定部(ファスニングテープが固定されている部分)、1c 切り取り線(切り離し線)、1c’ 切り取り線(切り離し線)、1c’’ 切り取り線(切り離し線)、1c1 第1部分、1c2 第2部分、1c3 第3部分、1cL 直線状部分、1cB 曲線状部分、1cB1 部分、1cB2 部分、1ca 切断線、1ce1 端部、1ce2 端部、1m 股下部、1msf 股下部サイドフラップ、1sf サイドフラップ、2 トップシート、2e 端部、3 吸収体、3c 吸収性コア、3rs コアラップシート、4 防漏シート、5 外装シート、6 立体ギャザーシート、6g 立体ギャザー、6j 接着剤、6k 基端部、6r 立体ギャザー用弾性部材、6s 起立部、6sea 端部、6seb 端部、11 ファスニングテープ、11a テープ基材、11m フック材(係止部)、11me 端、11−1 左側テープ、11−1s 非肌側面、11−2 右側テープ、11−2e 先端、11ac 切り離し線、11ace1 端部、11ace2 端部、21 脚回り弾性部材、101 低体重児(着用対象者)、Q 切り取り線用目印、k1 切り欠き部、k2 切り欠き部、T1 摘まみ部(突出部)、T2 摘まみ部(突出部)、Z 図柄、ZL 直線、C1 中心線、C11 中央位置、Ps 始端、Pe 終端、PT1 突出開始位置、PT2 突出開始位置、

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