【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 平成26年12月4日、ユナイテッド株式会社ウェブサイト(http://united.jp/news/release/20141204_cheerz/)にて公開
【解決手段】コンテンツを提供する提供者又はコンテンツを閲覧するユーザが用いる端末装置と接続可能なコンテンツ供給装置10であって、提供者端末装置21により送信されたコンテンツを受信し記憶装置に記憶するコンテンツ受信部と、提供者識別子とコンテンツとコンテンツに付与されるスコアとが対応付けられたコンテンツ情報と、ユーザ識別子とスコアとが対応付けられたユーザ情報とを管理する管理部と、コンテンツを閲覧可能に公開するコンテンツ処理部と、コンテンツ処理部により公開された公開コンテンツに対してスコアを付与するスコア付与指示をユーザ端末装置23より受けた場合、コンテンツ情報において公開コンテンツと対応付けられたスコアに付与指示によるスコアを加算し、スコアによりユーザ情報におけるスコアを減算するスコア処理部とを備える。
前記スコア処理部は、前記レベルの増加に基づいて、前記スコアの第1増加値、第2増加値及び前記ポイントの減少値を増加させることを特徴とする、請求項7に記載のコンテンツ供給装置。
コンテンツを提供する提供者またはコンテンツを閲覧するユーザが用いる端末装置とネットワークを介して接続可能な装置において実行されるコンテンツ供給プログラムであって、
前記提供者が用いる端末装置である提供者端末装置により送信されたコンテンツを受信して該コンテンツを記憶装置に記憶し、
前記提供者を示す提供者識別子と前記コンテンツと該コンテンツに付与されるスコアとが対応付けられたコンテンツ情報と、前記ユーザを示すユーザ識別子と所定の値を有するスコアとが対応付けられたユーザ情報とを管理し、
前記ユーザが用いる端末装置であるユーザ端末装置により前記コンテンツを閲覧可能に公開し、
公開された公開コンテンツに対してスコアを付与するスコア付与指示を前記ユーザ端末装置より受けた場合、前記コンテンツ情報において前記公開コンテンツと対応付けられたスコアに前記スコア付与指示によるスコアを加算し、該スコアにより前記ユーザ情報におけるスコアを減算することをコンピュータに実行させるコンテンツ供給プログラム。
コンテンツを提供する提供者が用いる提供者端末装置と、前記コンテンツを閲覧するユーザが用いるユーザ端末装置と、前記提供者端末装置及び前記ユーザ端末装置とネットワークを介して接続されるコンテンツ供給装置とにより実行されるコンテンツ供給方法であって、
前記提供者端末装置が、コンテンツを前記コンテンツ供給装置へ送信し、
前記コンテンツ供給装置が、
前記提供者端末装置により送信されたコンテンツを受信して該コンテンツを記憶装置に記憶し、
前記提供者を示す提供者識別子と前記コンテンツと該コンテンツに付与されるスコアとが対応付けられたコンテンツ情報と、前記ユーザを示すユーザ識別子と所定の値を有するスコアとが対応付けられたユーザ情報とを管理し、
前記ユーザ端末装置により前記コンテンツを閲覧可能に公開し、
前記ユーザ端末装置が、
公開された公開コンテンツに対してスコアを付与するスコア付与指示を前記コンテンツ供給装置へ送信し、
前記コンテンツ供給装置が、
前記スコア付与指示を前記ユーザ端末装置より受信した場合、前記コンテンツ情報において前記公開コンテンツと対応付けられたスコアに前記スコア付与指示によるスコアを加算し、該スコアにより前記ユーザ情報におけるスコアを減算するコンテンツ供給方法。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0013】
まず、本実施の形態に係るコンテンツ供給システム、及び本システムにおける各装置のハードウェア構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るコンテンツ供給システムを示す概略図である。
図2は、コンテンツ供給装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3は、タブレット型端末装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0014】
図1に示すように、本実施の形態に係るコンテンツ供給システム1は、コンテンツ供給装置10、提供者端末装置21、管理者端末装置22、ユーザ端末装置23を備える。このコンテンツ供給システム1においては、提供者端末装置21によりコンテンツが投稿され、管理者端末装置22へコンテンツが投稿されたことが通知され、管理者端末装置22により投稿されたコンテンツの公開についての承認がなされ、投稿されたコンテンツはユーザ端末装置23へ供給され、ユーザ端末装置23によりコンテンツに対する評価がなされる。なお、コンテンツ供給システム1において、提供者端末装置21、管理者端末装置22、ユーザ端末装置23は、それぞれ少なくとも1台以上存在すれば良く、好ましくはそれぞれ複数台存在するのが良い。
【0015】
コンテンツ供給装置10は、ネットワークを介して提供者端末装置21、管理者端末装置22、ユーザ端末装置23のそれぞれと接続されるサーバである。提供者端末装置21は、製品、サービスまたは著作物を提供する提供者により用いられる端末装置である。本実施の形態においては、提供者として、アイドル、ミュージシャン、俳優、コメディアンなどのエンターテイナが想定される。管理者端末装置22は、提供者により投稿されるコンテンツの公開の可否を判断する管理者により用いられる端末装置である。本実施の形態においては、管理者として、エンターテイナのマネージャが想定される。コンテンツ供給装置10は必要に応じて管理者端末装置22へ承認要求を送信し、管理者端末装置22はこの承認要求に応じてコンテンツ公開の承認を行う。ユーザ端末装置23は、提供者により投稿されて公開されたコンテンツを閲覧し、閲覧したコンテンツを評価するユーザにより用いられる端末装置である。なお、ここでコンテンツの公開とは、コンテンツ供給システム1上において、提供者により投稿されたコンテンツがユーザにより閲覧可能となっている状態を示す。また、コンテンツの評価は、ユーザ端末装置23がコンテンツにスコアを付与することによって行われる。
【0016】
また、提供者端末装置21、管理者端末装置22、ユーザ端末装置23は、いずれもハードウェアとして互いに略同様の構成を備えたタブレット型端末装置20である。タブレット型端末装置20は、コンテンツ供給システム1へのログインに用いられるIDによって、提供者端末装置21、管理者端末装置22、ユーザ端末装置23のいずれかとして機能する。具体的には、提供者端末装置21は、提供者によりコンテンツ供給装置10にログインされる。管理者端末装置22は、管理者によりコンテンツ供給装置10にログインされる。ユーザ端末装置23は、ユーザによりコンテンツ供給装置10にログインされる。
【0017】
また、コンテンツ供給装置10は、ハードウェアとして、
図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)101、RAM102、記憶装置103、入力装置104、ディスプレイ105、ネットワークIF(Interface)106を備える。CPU101は、RAM102と協働して、後述する各種機能を実行する。記憶装置103は、不揮発性のメモリであり、各種データを記憶する。入力装置104はポインティングデバイスとしてのマウスや文字信号を送信するキーボードなどの入力手段であり、ディスプレイ105は液晶ディスプレイのような静止画または動画を表示可能な表示装置である。ネットワークIF106は、ネットワークと接続するためのインターフェイスである。
【0018】
また、タブレット型端末装置20は、ハードウェアとして、
図3に示すように、CPU201、RAM202、記憶装置203、入力装置204、ディスプレイ205、ネットワークIF206を備える。CPU201は、RAM202と協働して、後述する各種機能を実行する。記憶装置203は、不揮発性のメモリであり、各種データを記憶する。入力装置204は位置情報を取得するタッチパッドであり、ディスプレイ105は液晶ディスプレイのような静止画または動画を表示可能な表示装置であり、本実施の形態においては、入力装置204とディスプレイ205とが協働したタッチパネルが用いられるものとする。ネットワークIF206は、ネットワークと接続するためのインターフェイスである。
【0019】
次に、コンテンツ供給装置、提供者端末装置、管理者端末装置、ユーザ端末装置の機能構成について説明する。
図4は、コンテンツ供給装置の機能構成を示すブロック図である。
図5は、提供者端末装置の機能構成を示すブロック図である。
図6は、管理者端末装置の機能構成を示すブロック図である。
図7は、ユーザ端末装置の機能構成を示すブロック図である。
【0020】
コンテンツ供給装置10は、
図4に示すように、機能として、DB(Database)管理部111、コンテンツ受信部112、コンテンツ処理部113、スコア処理部114、ポイント処理部115、レベル更新部116、順位提示部117を備える。DB管理部111は、記憶装置103に記憶された後述する各種DBを管理する。コンテンツ受信部112は、提供者端末装置21によりネットワークを介して送信されたコンテンツを受信する。コンテンツ処理部113は、コンテンツ受信部112により受信されたコンテンツのユーザへの公開に関する処理を実行する。スコア処理部114は、コンテンツ処理部113により公開されたコンテンツに対するユーザからの評価としてコンテンツに付与されるスコアに関する処理を実行する。ポイント処理部115は、ユーザが所持するスコアの数を増加させる際に必要となるポイントに関する処理を実行する。レベル更新部116は、ユーザが付与したスコアの数が増加するのに応じて増加するレベルの値に関する処理を実行する。順位提示部117は、コンテンツに付与されたスコアに基づいて、提供者の順位、ユーザの順位を提示する。ここで、順位の提示とは、提供者の順位、ユーザの順位を少なくともユーザ端末装置23により閲覧可能とすることを示す。
【0021】
提供者端末装置21は、
図5に示すように、機能として、UI(User Interface)表示部211、コンテンツ送信部212、ポイント付与部213を備える。UI表示部211は、提供者がコンテンツを入力するためのUIとして、テキストを入力するためのフィールド、ファイルをアップロードするためのフィールドをディスプレイ205に表示する。コンテンツ送信部212は、UI表示部211により表示されたフィールドに入力されたコンテンツを、ネットワークを介してコンテンツ供給装置10へ送信する。ポイント付与部213は、後述するポイント付与指示をコンテンツ供給装置10へ送信する。なお、本実施の形態におけるコンテンツとして、メッセージやURL(Uniform Resource Locator)などを含むテキスト、画像ファイル、動画ファイル、音声ファイルなどのデータが挙げられる。
【0022】
管理者端末装置22は、
図6に示すように、機能として、UI表示部221、コンテンツ承認部222、ポイント付与部223を備える。UI表示部221は、提供者端末装置21のUI表示部211と同様にコンテンツを入力するためのフィールドをディスプレイ205に表示し、更に、提供者端末装置21によりコンテンツ供給装置10へ送信されたコンテンツの公開を承認または否認するためのボタンをディスプレイ205に表示する。コンテンツ承認部222は、UI表示部221により表示されたボタンにより指定されたコンテンツの公開に関する承認指示または否認指示をコンテンツ供給装置10へ送信する。ポイント付与部223は、ポイント付与指示をコンテンツ供給装置10へ送信する。
【0023】
ユーザ端末装置23は、
図7に示すように、機能として、UI表示部231、コンテンツ受信部232、スコア付与部233、スコア取得部234、ポイント取得部235を備える。UI表示部231は、提供者により投稿された全てのコンテンツ、またはユーザにより選択された提供者により投稿されたコンテンツを時系列に沿ってディスプレイ205に表示し、また表示したコンテンツに対してユーザがスコアを付与するためのUI、ユーザがスコアを取得するためのUI、ユーザがポイントを取得するためのUIをディスプレイ205に表示する。ここで、スコアの取得とはユーザが自身のIDに対応付けられたスコアの値を増加させることを示し、ポイントの取得とはユーザが自身のIDに対応付けられたポイントの値を増加させることを示す。コンテンツ受信部232は、UI表示部231により表示されるコンテンツを受信する。スコア付与部233は、ユーザによるスコア付与指示を、ネットワークを介してコンテンツ供給装置10へ送信する。スコア取得部234は、ユーザによるスコア取得指示を、ネットワークを介してコンテンツ供給装置10へ送信する。ポイント取得部235は、ユーザによるポイント取得指示を、ネットワークを介してコンテンツ供給装置10へ送信する。なお、スコア付与指示、スコア取得指示、ポイント取得指示は、いずれも、UI表示部231により提供されるインターフェイスを用いて実行される指示である。
【0024】
次に、コンテンツ供給装置の記憶装置に記憶される各種DBについて説明する。
図8は、事業者DBを示す表である。
図9は、提供者DBを示す表である。
図10は、管理者DBを示す表である。
図11は、ユーザDBを示す表である。
図12は、コンテンツDBを示す表である。
図13は、スコアDBを示す表である。
【0025】
コンテンツ供給装置10のDB管理部111は、事業者DB、提供者DB、管理者DB、ユーザDB、コンテンツDB、スコアDBを管理する。
【0026】
事業者DBは、
図8に示すように、事業者IDと、事業者名、提供者ID、グループID、管理者ID、支払情報とが対応付けられた事業者情報を格納する。事業者IDは、所定の事業者を一意に示す識別子である。事業者名は、事業者IDにより示される事業者の名称である。提供者IDは、所定の提供者を一意に示す識別子である。グループIDは、複数の提供者が所属する所定のグループを一意に示す識別子である。管理者IDは、提供者を管理する所定の管理者を一意に示す識別子である。支払情報は、コンテンツ供給システムを運営する運営事業者からコンテンツ提供システムに参加する事業者への支払いを行うための情報であり、例えば口座番号である。なお、本実施の形態において、事業者として、エンターテイナのエージェンシが想定される。事業者への支払額は事業者IDに対応付けられた提供者IDへ付与されたスコアの合計に基づいて決定される。
【0027】
提供者DBは、
図9に示すように、提供者IDと、提供者名、ログイン情報、コンテンツID、承認設定、グループID、管理者IDとが対応づけられた提供者情報を格納する。提供者名は、提供者IDにより示される提供者の名称である。ログイン情報は、ログインIDとパスワードを含む。コンテンツIDは、提供者により投稿された所定のコンテンツを一意に示す識別子である。承認設定は、提供者が投稿したコンテンツを公開するにあたって管理者の承認が必要であるか否かを示すフラグである。なお、提供者IDと対応付けられたログイン情報を用いたログインがなされたタブレット型端末装置20は、提供者端末装置21として機能する。
【0028】
管理者DBは、
図10に示すように、管理者IDと、管理者名、ログイン情報、提供者ID、事業者IDとが対応付けられた管理者情報を格納する。管理者名は、管理者IDにより示される管理者の名称である。なお、管理者IDと対応付けられたログイン情報を用いたログインがなされたタブレット型端末装置20は、管理者端末装置22として機能する。
【0029】
ユーザDBは、
図11に示すように、ユーザIDと、ユーザ名、ログイン情報、スコア、レベル、累積値、ポイント、課金情報とが対応付けられたユーザ情報を格納する。ユーザIDは、所定のユーザを一意に示す識別子である。ユーザ名は、ユーザIDにより示されるユーザの名称である。スコアは、ユーザが所持するスコアの数を示す。レベルは、ユーザが所持可能なスコアの上限の決定に用いられ、累積値に基づく値である。累積値は、レベルの決定に用いられ、ユーザが付与したスコアの合計に基づく値である。ポイントは、ユーザが所持するスコアを増加させるのに用いられ、課金によって増加する値である。課金情報は、ポイントを増加させるための課金に用いられる決済手段に関する情報であり、クレジットカード番号や、決済を可能にする他のシステムにおけるユーザのアカウントなどが挙げられる。
【0030】
コンテンツDBは、
図12に示すように、コンテンツIDと、提供者ID、有償フラグ、テキスト、ファイル名、時刻、スコアとが対応付けられたコンテンツ情報を格納する。有償フラグは、コンテンツが有償であるか否かを示すフラグである。なお、有償であるコンテンツについては、後に詳述する。テキストは、コンテンツとして投稿されたテキストデータを示す。ファイル名は、コンテンツとして投稿された画像、動画、音声などのメディアファイルを一意に示す識別子である。時刻は、コンテンツが投稿された日時を示す。なお、コンテンツIDに対応付けられたスコアは、コンテンツに付与されたスコアの数を示す。
【0031】
スコアDBは、
図13に示すように、スコアIDと、ユーザID、提供者ID、スコアとが対応付けられたスコア情報を格納する。スコアIDは、ユーザIDと提供者IDとの組み合わせを一意に示す識別子であり、所定のユーザが所定の提供者が提供するコンテンツに対して、初めてスコアの付与を行った際に生成され、以後、この提供者が提供するコンテンツに対して付与されたスコアについては、同一のスコアIDに対応付けてカウントされる。よって、スコアIDに対応付けられたスコアは所定のユーザが所定の提供者が提供する全てのコンテンツに対して付与したスコアの合計を示す。
【0032】
次に、コンテンツ供給処理の動作について説明する。このコンテンツ供給処理は、コンテンツ供給装置によって実行される処理であり、提供者端末装置から投稿されたコンテンツをユーザ端末装置から閲覧可能とすることによって、ユーザにコンテンツを供給する処理である。
図14は、コンテンツ供給処理の動作を示すフローチャートである。
【0033】
図14に示すように、まず、コンテンツ受信部112は、提供者端末装置21のコンテンツ送信部212により送信されたコンテンツを受信したか否かを判断する(S101)。
【0034】
コンテンツを受信した場合(S101,YES)、コンテンツ受信部112は、新たにコンテンツIDを生成し、生成したコンテンツIDと、受信したコンテンツ、コンテンツを送信した提供者端末装置21に対応する提供者IDと時刻とを対応付けて、コンテンツ情報としてコンテンツDBに格納する(S102)。なお、ここで生成されたコンテンツIDは、提供者DBにおいて、コンテンツを送信した提供者の提供者IDと対応付けられるものとする。
【0035】
次に、コンテンツ処理部113は、コンテンツ受信部112により受信されたコンテンツと対応付けられた提供者IDを用いて提供者DBを参照し、承認設定の有無を判断する(S103)。ここでコンテンツ処理部113は具体的には、提供者IDと対応付けられている承認設定としてのフラグの判定を行う。
【0036】
承認設定が有りである場合(S103,YES)、コンテンツ処理部113は、提供者DBにおいて提供者IDと対応付けられている管理者IDにより示される管理者の管理者端末装置22に承認要求を送信する(S104)。承認要求の送信後、コンテンツ処理部113は、承認要求に対する応答として、管理者端末装置22のコンテンツ承認部222による承認指示を受信したか否かを判定する(S105)。
【0037】
承認指示を受信した場合(S105,YES)、コンテンツ処理部113は、コンテンツ受信部112により受信されたコンテンツをユーザ端末装置23によりアクセス可能な状態、即ちユーザに閲覧可能とし(S106)、コンテンツ受信部112は、新たなコンテンツを受信したか否かを判断する(S101)。
【0038】
一方、承認指示を受信しない場合(S105,NO)、コンテンツ処理部113は、承認要求に対する応答として、管理者端末装置22のコンテンツ承認部222による否認指示を受信したか否かを判定する(S107)。
【0039】
否認指示を受信した場合(S107,YES)、コンテンツ処理部113は、コンテンツ受信部112により受信されたコンテンツをコンテンツDBから削除し、コンテンツ受信部112は、新たなコンテンツを受信したか否かを判断する(S101)。また、否認指示を受信しない場合(S107,NO)、コンテンツ処理部113は、再度、承認指示を受信したか否かを判定する(S105)。
【0040】
また、ステップS103の判断において、承認設定が無しである場合(S103,NO)、コンテンツ処理部113は、コンテンツ受信部112により受信されたコンテンツをユーザ端末装置23によりアクセス可能な状態とする(S106)。
【0041】
また、ステップS101の判断において、コンテンツを受信しない場合(S101,NO)、コンテンツ受信部112は、再度、提供者端末装置21から送信されたコンテンツを受信したか否かを判断する(S101)。
【0042】
このように、提供者から投稿されたコンテンツを、提供者によっては管理者の承認後に公開することによって、不適切なコンテンツが公開されることを低減することができる。
【0043】
次に、スコア付与処理の動作について説明する。このスコア付与処理は、コンテンツ供給装置によって実行される処理であり、投稿されたコンテンツ、即ちユーザにより閲覧可能となったコンテンツに対して付与されたスコアに関連して、各DBを更新する処理である。
図15は、スコア付与処理の動作を示すフローチャートである。
【0044】
図15に示すように、まず、スコア処理部114は、ユーザ端末装置23により送信されたスコア付与指示を受信したか否かを判断する(S201)。ここで、スコア付与指示は、スコアを付与する主体としてのユーザIDとスコアが付与される対象としてのコンテンツIDとを含むものとする。
【0045】
スコア付与指示を受信した場合(S201,YES)、スコア処理部114は、ユーザDBにおいて、スコア付与指示に含まれるユーザIDに対応するユーザ情報におけるスコアと累積値の更新を行う(S202)。具体的には、スコア処理部114は、スコアをデクリメントし、累積値を所定数だけ増加させる。ここで、増加される累積値数は、対応するレベルに応じて変化するものとしても良く、例えば、レベルが大きくなるにしたがって増加される累積値数を減少させるようにしても良い。
【0046】
次に、レベル更新部116は、累積値が所定の閾値以上か否かを判断する(S203)。この判断は閾値テーブルを参照して実行される。閾値テーブルは、コンテンツ供給装置10の記憶装置103に記憶され、複数のレベルと各レベルに対応する閾値とを記憶したものである。閾値テーブルに記憶される各閾値は、対応するレベルが大きくなるにしたがって大きくなるように設定されるものとする。レベル更新部116は、累積値と閾値との比較に際して、閾値テーブルに記憶される複数の閾値のうち、ユーザIDに対応するレベルより1つ大きなレベルに対応する閾値を用いる。
【0047】
累積値が所定の閾値以上である場合(S203,YES)、レベル更新部116は、ユーザ情報におけるレベルを更新する(S204)。具体的には、レベル更新部116は、レベルをインクリメントする。
【0048】
次に、スコア処理部114は、コンテンツDBにおいて、スコア付与指示に含まれるコンテンツIDに対応するコンテンツ情報におけるスコアの更新を行う(S205)。具体的には、スコア処理部114は、スコアをインクリメントする。
【0049】
また、スコア処理部114は、スコアDBにおいて、該当するユーザIDと提供者IDとの組み合わせを有するスコアIDに対応するスコア情報におけるスコアの更新を行う(S206)。具体的には、スコア処理部114は、スコアをインクリメントする。なお、ここでスコアの更新の対象とする組み合わせにおいて、ユーザIDはスコア付与指示に含まれるユーザIDであり、提供者IDはコンテンツDBにおいてスコア付与指示に含まれるコンテンツIDと対応する提供者IDである。スコアDBにおけるスコアの更新後、スコア処理部114は、再度、ユーザ端末装置23により送信されたスコア付与指示を受信したか否かを判断する(S201)。
【0050】
また、ステップS203の判断において、累積値が所定の閾値以上ではない場合(S203,NO)、スコア処理部114は、コンテンツDBにおいて、スコア付与指示に含まれるコンテンツIDに対応するコンテンツ情報におけるスコアの更新を行う(S205)。
【0051】
また、ステップS201の判断において、スコア付与指示を受信しない場合(S201,NO)、スコア処理部114は、再度、ユーザ端末装置23により送信されたスコア付与指示を受信したか否かを判断する(S201)。
【0052】
このように、ユーザからコンテンツに対してスコアが付与されると、ユーザIDに対応するスコアが減少して、コンテンツIDに対応するスコアが増加する。よって、ユーザがコンテンツに対して付与することができるスコア数は制限されることとなる。また、ユーザがスコアを付与するにしたがってユーザの累積値が増加し、累積値が増加することによってユーザのレベルが増加し、増加したレベルは後述するスコア増加処理に影響する。
【0053】
また、コンテンツを投稿した提供者とコンテンツにスコアを付与したユーザとの組み合わせ単位で付与されたスコアを管理することによって、順位提示部による順位の提示が可能となる。提示される順位としては、提供者の順位である提供者順位と、ユーザの順位であるユーザ順位が挙げられる。提供者順位は、スコアDBにおいて提供者毎に提供者IDに対応するスコアの総計を求め、スコアの総計が大きい順に提供者を表示するものである。ユーザ順位は、スコアIDに対応するスコア数が大きい順にスコアIDに対応するユーザを表示するものである。提供者順位によれば、コンテンツの提供者にとっては他の提供者と比較して相対的にどの程度評価されているかを認識することによってコンテンツを投稿するモチベーションを向上させることができ、ユーザにとってはスコアを付与したフィードバックの1つとして提供者の順位を認識することで更にスコアを付与するモチベーションを向上させることができる。また、ユーザ順位によれば、ユーザは、所定の提供者について他のユーザと比較して相対的にどの程度評価したかを認識することによって、提供者の順位への貢献度を認識することができ、更にスコアを付与するモチベーションを向上させることができる。
【0054】
次に、スコア増加処理の動作について説明する。このスコア増加処理は、コンテンツ供給装置によってユーザ毎に実行される処理であり、コンテンツに付与することにより減少するユーザのスコアを増加させる処理である。
図16は、スコア増加処理の動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートにおいては、予め所定のユーザIDが選択されているものとする。
【0055】
図16に示すように、まず、スコア処理部114は、ユーザDBにおいて、選択されたユーザIDに対応するユーザ情報のスコアを参照し、このスコアが上限値より小さいか否かを判断する(S301)。この判断は上限値テーブルを参照して実行される。上限値テーブルは、閾値テーブルと同様にコンテンツ供給装置10の記憶装置103に記憶され、複数のレベルと各レベルに対応する上限値とを記憶したものである。上限値テーブルに記憶される各上限値は、対応するレベルが大きくなるにしたがって大きくなるように設定されるものとする。つまり、スコア増加処理に用いられる上限値とは、ユーザIDに対応するレベルに対応する値である。
【0056】
スコアが上限値より小さい場合(S301,YES)、スコア処理部114は、上限値からユーザのスコアを減算した値がスコア増加数以上であるか否かを判断する(S302)。ここでスコア増加数とは、スコアを増加させる際のスコアの最小単位であり、スコア増加数と関連する処理はスコア増加数テーブルを参照して実行される。スコア増加数テーブルは、閾値テーブル及び上限値テーブルと同様にコンテンツ供給装置10の記憶装置103に記憶され、複数のレベルと各レベルに対応するスコア増加数とを記憶したものである。スコア増加数テーブルに記憶される各スコア増加数は、対応するレベルが大きくなるにしたがって大きくなるように、少なくとも所定のレベルに対応するスコア増加数がより小さいレベルに対応するスコア増加数以上の大きさとなるように設定されるものとする。
【0057】
上限値からユーザのスコアを減算した値がスコア増加数以上である場合(S302,YES)、ポイント処理部115は、ユーザのポイント、即ちユーザ情報においてユーザIDと対応付けられたポイントがポイント減少数以上であるか否かを判断する(S303)。ここでポイント減少数とは、スコアを増加させるのに要するポイント、即ち、スコアを増加させる際に減少されるポイント数の最小単位であり、ポイント減少数と関連する処理はポイント減少数テーブルを参照して実行される。ポイント減少数テーブルは、閾値テーブル、上限値テーブル及びスコア増加数テーブルと同様にコンテンツ供給装置10の記憶装置103に記憶され、複数のレベルと各レベルに対応するポイントとを記憶したものである。ポイント減少数テーブルに記憶される各ポイント減少数は、対応するレベルが大きくなるにしたがって大きくなるように、即ち、レベルが大きくなるにしたがってスコアを増加させるのに要するポイントが大きくなるように設定されるものとする。
【0058】
ユーザのポイントがポイント減少数以上である場合(S303,YES)、スコア処理部114は、ユーザ端末装置23のスコア取得部234によるスコア取得指示を受信したか否かを判断する(S304)。
【0059】
スコア取得指示を受信した場合(S304,YES)、スコア処理部114はユーザのスコアをレベルに対応するスコア増加数だけ増加させ(S305)、ポイント処理部115はユーザのポイントをレベルに対応するポイント減少数だけ減少させ(S306)、スコア処理部114は、再度、ユーザのスコアが上限値より小さいか否かを判断する(S301)。
【0060】
一方、スコア取得指示を受信しない場合(S304,NO)、スコア処理部114は、予め設定された所定の時間間隔が経過したか否かを判断する(S307)。
【0061】
所定の時間間隔が経過した場合(S307,YES)、スコア処理部114は、ユーザのスコアをレベルに対応するスコア増加数だけ増加させ(S308)、スコア処理部114は、再度、ユーザのスコアが上限値より小さいか否かを判断する(S301)。
【0062】
また、ステップS303の判断において、ユーザのポイントがポイント減少数以上ではない場合(S303,NO)、スコア処理部114は、予め設定された所定の時間間隔が経過したか否かを判断する(S307)。
【0063】
また、ステップS302の判断において、上限値からユーザのスコアを減算した値がスコア増加数以上ではない場合(S302,NO)、スコア処理部114は、再度、ユーザのスコアが上限値より小さいか否かを判断する(S301)。
【0064】
また、ステップS301の判断において、スコアが上限値より小さくない場合(S301,NO)、スコア処理部114は、再度、ユーザのスコアが上限値より小さいか否かを判断する(S301)。
【0065】
このように、スコア増加処理によれば、ポイントが消費されるか、時間間隔が経過するかのいずれかの条件を満たした場合に、ユーザのスコアを増加させる。所定の時間間隔が経過した場合にユーザのスコアを増加させることによれば、ユーザが定期的にログインする動機付けとなる。また、ポイントを消費してスコアを増加させる手段を用意することによって、ポイントを消費しない他のユーザと比較して、ポイントを消費したユーザはより多くのスコアを得ることとなる。また、時間間隔毎に増加されるスコア数、ポイントが消費されることで増加されるスコア数をユーザのレベルに応じて変動させることによって、ユーザはスコアを付与するほどより多くのスコアを得ることができるため、ユーザが更にスコアを付与する動機付けとなる。また、ユーザのスコアをレベルに対応した上限値以上に増加させないことによって、所定のユーザがポイントの消費によりスコアを無制限に増加させ、それにより他のユーザのモチベーションが低下することを防止することができる。なお、時間間隔毎のスコアの増加とポイントが消費されることによるスコアの増加において、レベルに応じたスコア増加数を同様のものとしたが、これらの条件の異なるスコアの増加それぞれについて、互いに異なるスコア増加数テーブルを用意しても良い。また、ユーザのスコアが所定の値以下、例えば0になった場合に、ポイントの消費によるスコアの増加を催すユーザ端末装置への通知がスコア処理部によってなされても良い。また、ユーザのスコアが所定の値以下、例えば0になった場合にのみ、ポイントの消費によるスコアの増加を可能とし、それ以外の場合は、時間間隔毎にスコアを増加させるようにしても良い。また、ユーザのレベルが上昇した場合、即ちスコア付与処理におけるステップS204としてユーザ情報におけるレベルが更新されたタイミングにおいて、スコア処理部がユーザのスコアを上限値まで増加させるようにしても良い。
【0066】
次に、ポイント増加処理の動作について説明する。このポイント増加処理は、コンテンツ供給装置によってユーザ毎に実行される処理であり、ユーザのポイントを増加させる処理である。
図17は、ポイント増加処理の動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートにおいては、予め所定のユーザIDが選択されているものとする。
【0067】
図17に示すように、まず、ポイント処理部115は、選択されたユーザIDに対応するユーザ端末装置23のポイント取得部235によるポイント取得指示を受信したか否かを判断する(S401)。
【0068】
ポイント取得指示を受信しない場合(S401,NO)、ポイント処理部115は、提供者端末装置21のポイント付与部213または管理者端末装置22のポイント付与部223により送信されたポイント付与指示を受信したか否かを判断する(S402)。
【0069】
ポイント付与指示を受信しない場合(S402,NO)、ポイント処理部115は、所定の時間間隔が経過したか否かを判断する(S403)。ここで判断される所定の時間間隔は、上述したスコア増加処理における所定の時間間隔よりも長い時間間隔とする。
【0070】
所定の時間間隔が経過した場合(S403,YES)、ポイント処理部115は、選択されたユーザIDに対応するアカウントについて、所定の時間間隔が経過した後にログインがなされたか否かを判断する(S404)。
【0071】
ログインがなされた場合(S404,YES)、ポイント処理部115は、ユーザのポイントを所定数だけ増加させ(S405)、再度、ポイント取得指示を受信したか否かを判断する(S401)。
【0072】
一方、ログインがなされない場合(S404,NO)、ポイント処理部115は、再度、ポイント取得指示を受信したか否かを判断する(S401)。
【0073】
また、ステップS403の判断において、所定の時間間隔が経過していない場合(S403,NO)、ポイント処理部115は、再度、ポイント取得指示を受信したか否かを判断する(S401)。
【0074】
また、ステップS402の判断において、ポイント付与指示を受信した場合(S402,YES)、ポイント処理部115は、ポイント付与指示に基づいて、ユーザのポイントを所定数だけ増加させ(S406)、再度、ポイント取得指示を受信したか否かを判断する(S401)。なお、ポイント付与指示には、ポイントを付与する主体としての提供者IDまたは管理者ID、ポイントを付与する対象としてのユーザID、付与するポイント数が含まれる。よって、ステップS402においては、具体的には、予め選択されたユーザIDを含むポイント付与指示が受信されたか否かが判断される。なお、ポイント付与指示に含まれるユーザIDは、複数であっても良い。
【0075】
また、ステップS401の判断において、ポイント取得指示を受信した場合(S401,YES)、ポイント処理部115は、課金処理を行い(S407)、ユーザのポイントを増加させ(S408)、再度、ポイント取得指示を受信したか否かを判断する(S401)。ポイント取得指示には、送信元としてのユーザIDとユーザにより指定されたポイント増加数とが含まれ、ポイント処理部115は、ユーザDBにおいてユーザIDと対応するユーザ情報における課金情報を参照し、ポイント取得指示に含まれるポイント増加数に応じて課金を行ってポイントを増加させる。なお、ユーザに課金された金額の一部は、事業者IDに対応付けられた支払情報に基づいて事業者に支払われ、支払額は事業者に対応付けられた全ての提供者のそれぞれが投稿した全てのコンテンツに付与されたスコアの総計に基づいて決定されるものとする。
【0076】
このように、ポイント増加処理によれば、ポイント取得指示に基づくポイント増加によってコンテンツを投稿する提供者が所属する事業者が利益を得ることができ、したがって、提供者がコンテンツを投稿する動機付けとなる。また、ユーザのログインに応じてポイントを増加させることにより、ユーザがログインする動機付けとなる。また、ポイント付与指示に基づくポイント増加によって、特定のユーザがスコアを付与する動機付けとなる。なお、本実施の形態においては、ポイント付与指示を提供者または管理者が送信するものとしたが、例えば、コンテンツ供給システムを運営する運営事業者が用いる端末装置によってポイント付与指示がなされても良い。
【0077】
上述したように、本実施の形態に係るコンテンツ供給装置によれば、コンテンツを投稿する提供者のアカウントとコンテンツを評価するユーザのアカウントを別種のアカウントとして扱うことによって、提供者が投稿したコンテンツを容易にユーザに認識させることができる。また、ユーザがコンテンツを評価することができる回数を制限することによって、無制限にコンテンツを評価可能な場合と比較して、提供者にとってはコンテンツが評価されることの価値が向上し、ユーザにとってはコンテンツを評価することの価値が向上する。なお、提供者は、
図12に示した有償フラグによってコンテンツを有償にすることができ、この場合、ユーザはポイントを消費することによってコンテンツを閲覧することができる。このような有償コンテンツによれば、提供者は有償のデータや、コンテンツ提供システム外の商品と紐づいた識別子などを、コンテンツ投稿システムを介して販売することが可能となる。なお、ユーザ情報における課金情報を用いてユーザが所定の金額を課金するか、または所定のポイント数を消費することによって、所定の期間内において全ての有償コンテンツをユーザが閲覧することができるようにしても良い。
【0078】
本実施の形態において、コンテンツ供給プログラムは上述したコンテンツ供給装置の内部に予めインストールされているものとして記載したが、本発明におけるコンテンツ供給プログラムは記憶媒体に記憶されたものも含まれる。ここで記憶媒体とは、磁気テープ、磁気ディスク(ハードディスクドライブ等)、光ディスク(CD−ROM、DVDディスク等)、光磁気ディスク(MO等)、フラッシュメモリ等、端末装置に対し脱着可能な媒体や、さらにネットワークを介することで伝送可能な媒体等、上述したコンテンツ供給装置におけるコンピュータで読み取りや実行が可能な全ての媒体をいう。また、上述した各処理をコンテンツ供給装置により実行させるものとしたが、その処理の一部を、提供者端末装置、管理者端末装置、またはユーザ端末装置に実行させるようにしても良い。
【0079】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。