特開2016-143405(P2016-143405A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社つくし巧芸の特許一覧

<>
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000003
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000004
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000005
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000006
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000007
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000008
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000009
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000010
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000011
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000012
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000013
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000014
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000015
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000016
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000017
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000018
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000019
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000020
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000021
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000022
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000023
  • 特開2016143405-多機能看板システム 図000024
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-143405(P2016-143405A)
(43)【公開日】2016年8月8日
(54)【発明の名称】多機能看板システム
(51)【国際特許分類】
   G08B 27/00 20060101AFI20160711BHJP
   G09F 13/00 20060101ALI20160711BHJP
   G09F 13/04 20060101ALI20160711BHJP
   G08B 5/00 20060101ALI20160711BHJP
   G08B 21/10 20060101ALI20160711BHJP
   G08B 23/00 20060101ALI20160711BHJP
   G08B 25/10 20060101ALI20160711BHJP
   H04M 11/04 20060101ALI20160711BHJP
   G09F 19/00 20060101ALI20160711BHJP
【FI】
   G08B27/00 A
   G09F13/00 W
   G09F13/04 Z
   G08B5/00 C
   G08B21/10
   G08B23/00 510E
   G08B23/00 510A
   G08B25/10 A
   H04M11/04
   G09F19/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2015-33387(P2015-33387)
(22)【出願日】2015年2月4日
(71)【出願人】
【識別番号】513316968
【氏名又は名称】株式会社つくし巧芸
(72)【発明者】
【氏名】松尾 尚
【テーマコード(参考)】
5C083
5C086
5C087
5C096
5K201
【Fターム(参考)】
5C083AA03
5C083BB26
5C083CC25
5C083DD13
5C083EE02
5C083EE10
5C083FF01
5C083FF03
5C083GG07
5C083HH03
5C083HH20
5C083JJ29
5C083JJ30
5C086AA13
5C086BA07
5C086CA06
5C086CB27
5C086DA40
5C086EA08
5C086EA17
5C086EA43
5C086FA06
5C086FA12
5C086FA17
5C086GA06
5C087AA09
5C087AA12
5C087AA19
5C087AA37
5C087BB11
5C087BB20
5C087DD02
5C087DD20
5C087EE16
5C087FF01
5C087FF02
5C087FF13
5C087FF16
5C087FF21
5C087GG35
5C087GG54
5C087GG66
5C087GG68
5C087GG69
5C087GG70
5C087GG82
5C096BA01
5C096DC09
5C096DC18
5C096DD05
5C096FA03
5K201AA05
5K201BA03
5K201BA06
5K201CA10
5K201EA05
5K201EB06
5K201EE14
5K201EF09
(57)【要約】      (修正有)
【課題】緊急防災速報を地震通報システムを用いて地震の主要動が到達する前に警告を多くの人に聴覚と視覚に伝えることで災害時における混乱や機能不全を解消させる多機能看板システムを提供する。
【解決手段】常時意匠広告等を表示する電照看板部23と、防災情報をリアルタイムに受信できる緊急防災速報サブシステム2と、緊急防災速報サブシステム2と連動して同一表示面の内容を変更させる表示変更サブシステム3と、インターネットへの接続を可能にする無線LANサブシステム4と、停電時に電照看板部23と各サブシステムに電力を供給する蓄電池5で構成され、これらを統合することで、多機能看板システムを構築する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
薄型で軽量若しくは薄型で軽量で難燃性のある常時意匠広告等を表示する電照看板部23と、緊急地震速報をはじめとする防災情報をリアルタイムに受信できる緊急防災速報サブシステム2と、緊急防災速報サブシステム2と連動して同一表示面の内容を変更させる表示変更サブシステム3と、看板が中継してインターネットへの接続を可能にする無線LANサブシステム4と、停電時に電照看板部23と各サブシステムに電力を供給する蓄電池5と、停電時に前記蓄電池5からの電力供給へ自動変換する停電時電力供給自動変換回路8と、商用交流電源6から直流に変換する電源装置7と、その入切スイッチ9からなり、電照看板部23は電照看板用LED光源1を備え、緊急防災速報サブシステム2は無線通信18にて受信し緊急防災速報を内蔵のミニスピーカー14で音声出力することができる内蔵コントローラー13で構成され、表示変更サブシステム3は第一の色のLED光源15と、第二の色のLED光源16と、この二つの色の光源を切り替える切替回路17と、この二つの色の光源が投光する表示パネル21と、同一の表示面に表示させる第1表示19と、第2表示20から構成され、無線LANサブシステム4は内蔵するWi−Fiアクセスポイント22から構成され、これらを統合することで、災害時における混乱や機能不全を解消させるようにした多機能看板システム。
【請求項2】
前記表示変更サブシステム3において、青色波長光をはじめとする短波長光を透過し、短波長光の色と異なる赤色波長光をはじめとする長波長光をほとんど透過させない透過特性を有する第一の色に対応するインクで構成された第1表示19と、青色波長光をはじめとする短波長光をほとんど透過させず、赤色波長光をはじめとする長波長光を透過する透過特性を有する第二の色に対応するインクで構成された第2表示20と、第1表示19及び第2表示20をそれぞれ別々に重ねて表示している表示パネル21と、この表示パネル21を投光領域に発光ピークの波長領域が異なる第一の色のLED光源15と、第二の色のLED光源16と、それらを切換えるための切換回路17を備え、切替回路17を緊急防災速報サブシステム2の内蔵コントローラー13にトリガー接続することで、内蔵コントローラー13が緊急防災速報を受信していないときは第一の色のLED光源15を投光することで前記第一の色の波長領域の光を透過し且つ前記第二の色の波長領域の光を減衰して第1表示19を表示し、内蔵コントローラー13が緊急防災速報を受信しているときは第二の色のLED光源16を投光することで前記第一の色の波長領域の光を減衰し且つ前記第二の色の波長領域の光を透過して第2表示20を表示することにより避難方向等を明示するようにしたことを特徴とする請求項1記載の多機能看板システム。
【請求項3】
第2表示20に表示が切り替わったことを注意喚起するために、タイマICを用いた発振回路10によりLED光源を点滅表示させることを特徴とする請求項2記載の多機能看板システム。
【請求項4】
第2表示20に表示が切替わったことを注意喚起するためにフラッシュ光源用LED11とマイコンを組み合わせた回路12によりフラッシュ光源用LED11を点滅表示させることを特徴とする請求項2記載の多機能看板システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、停電時でも数時間点灯可能なバックアップ機能を有するとともに、災害時における混乱や機能不全を解消させることが可能な多機能看板システムに関する。
【背景技術】
【0002】
人々の行動のよりどころとなる情報を具体的なかたちで表した看板の重要性と、人々の生活に欠かせないとても身近なものであるが故に、いつもの看板で、災害に強い安全・安心な街づくりに寄与する機能を付加する目的に災害時及び停電時でも30分以上点灯するバックアップ機能を付加した薄型電照看板を考案している。(実用新案文献1)
緊急地震速報を音声出力できる地震通報システムを確立している。(特許文献1、2、3、4)
従来、同一の投光領域に発光ピークの波長領域が異なる二つの光源の光を切り換えて投光し、第一の波長領域の光を透過し且つ第二の波長領域の光を減衰する第1表示領域と、第一の波長領域の光を減衰し且つ第二の波長領域の光を透過する第2表示領域を切り換えて表示する可変表示構造が知られている。(特許文献5)
Wi−Fiアクセスポイントによりインターネットに接続可能な無線LANシステムが確立されている。
【0003】
バックアップ機能が付加された看板は、停電時や断線時に法に定める誘導灯や非常灯とは別に、誘導サイン・補助照明として機能を維持し災害時のパニックを軽減。安全で確実な避難活動をサポートするが、物的、人的被害を極力最小限に抑制するためには、事前防災・減災対策に視点をあて、より効果ある機能を付加するとともに統合システムを構築する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−288101号公報
【特許文献2】特開2010−140395号公報
【特許文献3】特開2010−139462号公報
【特許文献4】特開2008−271281号公報
【特許文献5】特開2008−257054号公報
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上のような従来の課題に鑑み、緊急防災速報、例えば、地震の初期微動で気象庁が観測した地震発生の情報を地震通報システムを通じて地震の主要動が到達する前に警告を聴覚と視覚に伝えることで、可能な限り多くの人に危険を知らせる。その後、揺れがおさまった次の段階に想定される津波から逃れる行動を表示で促すことが可能となる。また、無線LANシステムにより、災害時でもデータリンクが可能になり、高度な防災・減災システムが簡易に構築でき、気象庁や自治体が発表する災害情報等をプッシュ通知にて速報できる。さらに、いずれの機能も停電時や電源が断線した際にもバックアップ機能が作動することにより動作を維持させ、これらの統合システムを構築することにより、災害時における混乱や機能不全を少しでも解消させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、薄型で軽量若しくは薄型で軽量で難燃性のある常時意匠広告等を表示する電照看板部23と、緊急地震速報をはじめとする防災情報をリアルタイムに受信できる緊急防災速報サブシステム2と、緊急防災速報サブシステム2と連動して同一表示面の内容を変更させる表示変更サブシステム3と、看板が中継してインターネットへの接続を可能にする無線LANサブシステム4と、停電時に電照看板部23と各サブシステムに電力を供給する蓄電池5と、停電時に前記蓄電池5からの電力供給へ自動変換する停電時電力供給自動変換回路8と、商用交流電源6から直流に変換する電源装置7と、その入切スイッチ9からなり、電照看板部23は電照看板用LED光源1を備え、緊急防災速報サブシステム2は無線通信18にて受信し緊急防災速報を内蔵のミニスピーカー14で音声出力することができる内蔵コントローラー13で構成され、表示変更サブシステム3は第一の色のLED光源15と、第二の色のLED光源16と、この二つの色の光源を切り替える切替回路17と、この二つの色の光源が投光する表示パネル21と、同一の表示面に表示させる第1表示19と、第2表示20から構成され、無線LANサブシステム4は内蔵するWi−Fiアクセスポイント22から構成され、これらを統合することで、災害時における混乱や機能不全を解消させるようにする。
【0008】
さらに、前記表示変更サブシステム3において、青色波長光をはじめとする短波長光を透過し、短波長光の色と異なる赤色波長光をはじめとする長波長光をほとんど透過させない透過特性を有する第一の色に対応するインクで構成された第1表示19と、青色波長光をはじめとする短波長光をほとんど透過させず、赤色波長光をはじめとする長波長光を透過する透過特性を有する第二の色に対応するインクで構成された第2表示20と、第1表示19及び第2表示20をそれぞれ別々に重ねて表示している表示パネル21と、この表示パネル21を投光領域に発光ピークの波長領域が異なる第一の色のLED光源15と、第二の色のLED光源16と、それらを切換えるための切換回路17を備え、切替回路17を緊急防災速報サブシステム2の内蔵コントローラー13にトリガー接続することで、内蔵コントローラー13が緊急防災速報を受信していないときは第一の色のLED光源15を投光することで前記第一の色の波長領域の光を透過し且つ前記第二の色の波長領域の光を減衰して第1表示19を表示し、内蔵コントローラー13が緊急防災速報を受信しているときは第二の色のLED光源16を投光することで前記第一の色の波長領域の光を減衰し且つ前記第二の色の波長領域の光を透過して第2表示20を表示することにより避難方向等を明示するようにさせる。
【0009】
さらに、第2表示20に表示が切り替わったことを注意喚起するために、タイマICを用いた発振回路10によりLED光源を点滅表示させる。
【0010】
さらに、第2表示20に表示が切替わったことを注意喚起するためにフラッシュ光源用LED11とマイコンを組み合わせた回路12によりフラッシュ光源用LED11を点滅表示させる。
【0011】
いずれの機能も停電時や電源が断線した際にもバックアップ機能が作動することにより動作を維持させ、これら統合システムにより、上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、大規模災害時に停電時や電源が断線した際にもバックアップ機能が自動作動し、これにより光源が点灯して薄型電照看板が数時間は機能するので、暗所で衝突して怪我をしたり逃げ遅れたりすることが少なくなる。さらに、この看板に緊急防災速報サブシステム、それに連携可能な表示変更サブシステム、及び無線LANサブシステムを内蔵することで、多機能看板システムを構築し、例えば、地震の主要動が到達する前に音声で周辺の人々に地震を知らせ、身を守る行動を促し、表示が切り替わることで、津波などから逃れるための次の行動を表示で促し、無線LANにより周辺の通信デバイスに災害情報をプッシュ通知にて正確に且つ素早く伝えることで、位置関係と避難経路も把握できるので、どこに避難すれば安全であるかを一人一人に促せるので、パニックに陥ることなく落ち着いて安全かつ短時間で避難することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例1)
図2】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例2)
図3】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例3)
図4】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例4)
図5】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例5)
図6】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例6)
図7】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例7)
図8】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例8)
図9】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例9)
図10】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例10)
図11】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例11)
図12】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例12)
図13】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例13)
図14】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例14)
図15】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例15)
図16】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例16)
図17】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例17)
図18】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例18)
図19】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例19)
図20】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例20)
図21】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例21)
図22】多機能看板システムの実施方法を示した説明図である。(実施例22)
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明に係るLED電照看板は屋内及び屋外において、特に大規模災害時に電源が直接確保できなくなった場合にでも看板表示機能の維持を期待される公共的施設や商業施設に設けられ、大規模災害時に停電時や電源が断線した際にもバックアップ機能が自動作動し、看板に内蔵する緊急防災速報サブシステム、それに連携可能な表示変更サブシステム、及び無線LANサブシステムが稼働し続けることで、安全な避難行動がとれるよう、各サブシステムが円滑に効果を発揮できるよう連携可能な多機能看板システムを実現した。
【実施例1】
【0015】
図1は薄型で軽量若しくは薄型で軽量で難燃性のある常時意匠広告等を表示する電照看板部23と、緊急地震速報をはじめとする防災情報をリアルタイムに受信できる緊急防災速報サブシステム2と、緊急防災速報サブシステム2と連動して同一表示面の内容を変更させる表示変更サブシステム3と、看板が中継してインターネットへの接続を可能にする無線LANサブシステム4と、停電時に電照看板部23と各サブシステムに電力を供給する蓄電池5と、停電時に前記蓄電池5からの電力供給へ自動変換する停電時電力供給自動変換回路8と、商用交流電源6から直流に変換する電源装置7と、その入切スイッチ9からなり、電照看板部23は電照看板用LED光源1を備え、緊急防災速報サブシステム2は無線通信18にて受信し緊急防災速報を内蔵のミニスピーカー14で音声出力することができる内蔵コントローラー13から構成され、表示変更サブシステム3は第一の色のLED光源15と、第二の色のLED光源16と、この二つの色の光源を切り替える切替回路17と、この二つの色の光源が投光する表示パネル21と、同一の表示面に表示させる第1表示19と、第2表示20から構成され、無線LANサブシステム4は内蔵するWi−Fiアクセスポイント22から構成され、これらの統合を示したブロック図である。緊急防災速報サブシステム2の内蔵コントローラー13が無線通信18にて緊急防災速報を受信しているときはミニスピーカー14で音声出力するとともに、表示変更サブシステム3の切替回路17により第一の色のLED光源15にて表示している第1表示19から第二の色のLED光源16にて表示する第2表示20に切替わり避難方向等を明示する。さらに、Wi−Fiアクセスポイント22により周辺の通信デバイスに災害情報をプッシュ通知にて正確に且つ素早く伝えることで、位置関係と避難経路も把握でき、停電時や断線時でも音声と表示と通信で災害時に安全且つ短時間で避難活動を導くことが可能となる。
【0016】
図2は本発明に係る表示変更サブシステム3の表示方式を示すイメージ図である。青色波長光をはじめとする短波長光を透過し、短波長光の色と異なる赤色波長光をはじめとする長波長光をほとんど透過させない透過特性を有する第一の色に対応するインクで構成された第1表示19と、青色波長光をはじめとする短波長光をほとんど透過させず、赤色波長光をはじめとする長波長光を透過する透過特性を有する第二の色に対応するインクで構成された第2表示20と、第1表示19及び第2表示20をそれぞれ別々に重ねて表示している表示パネル21を備え、緊急防災速報を受信していないときは第一の色のLED光源15を投光することで前記第一の色の波長領域の光を透過し且つ前記第二の色の波長領域の光を減衰して第1表示19を表示し、緊急防災速報を受信しているときは第二の色のLED光源16を投光することで前記第一の色の波長領域の光を減衰し且つ前記第二の色の波長領域の光を透過して第2表示20を表示する。
【0017】
図3の実施例は、図1のブロック図のうち表示変更サブシステム3が緊急防災速報サブシステム2と連携して表示が切り替わったことを注意喚起するために、タイマICを用いた発振回路10により表示変更サブシステム3の第二の色のLED光源16を点滅表示させる多機能看板システムである。これにより、緊急防災速報サブシステム2が災害の到来を知らせる上で、より注意を促すことが可能となる。
【0018】
図4の実施例は、図1のブロック図のうち表示変更サブシステム3が緊急防災速報サブシステム2と連携して表示が切り替わったことを注意喚起するために、図1の多機能看板システムの内部にあるフラッシュ光源用LED11とマイコンを組み合わせた回路12によりフラッシュライトを点滅表示させる多機能看板システムである。これにより、緊急防災速報サブシステム2が災害の到来を知らせる上で、より注意を促すことが可能となる。
【0019】
図5の実施例は、図1のブロック図のうち表示変更サブシステム3が緊急防災速報サブシステム2と連携して表示が切り替わったことを注意喚起するために、タイマICを用いた発振回路10により表示変更サブシステム3の第二の色のLED光源16を点滅表示させるとともに、図1の多機能看板システムの内部にあるフラッシュ光源用LED11とマイコンを組み合わせた回路12によりフラッシュライトを点滅表示させる多機能看板システムである。これにより、緊急防災速報サブシステム2が災害の到来を知らせる上で、より注意を促すことが可能となる。
【0020】
図6の実施例は、薄型で軽量若しくは薄型で軽量で難燃性のある常時意匠広告等を表示する電照看板部23と、緊急地震速報をはじめとする防災情報をリアルタイムに受信できる緊急防災速報サブシステム2と、停電時に電照看板部23と緊急防災速報サブシステムに電力を供給する蓄電池5と、停電時に前記蓄電池5からの電力供給へ自動変換する停電時電力供給自動変換回路8と、商用交流電源6から直流に変換する電源装置7と、その入切スイッチ9からなり、電照看板部23は電照看板用LED光源1を備え、緊急防災速報サブシステム2は無線通信18にて受信し緊急防災速報を内蔵のミニスピーカー14で音声出力することができる内蔵コントローラー13から構成され、これらの統合を示したブロック図である。看板内部に設けられた電照看板部23及び緊急防災速報サブシステム2は、通常時は常時充電されている蓄電池5とともに、通常時は商用交流電源6から交流から直流へ変換し電力を制御のうえ供給する電源装置7を経て電力の供給を受け、停電時には蓄電池5からの放電により電照看板用LED光源1及び緊急防災速報サブシステム2への電力供給に自動的に変換する。緊急防災速報サブシステム2の内蔵コントローラー13が無線通信18にて緊急防災速報を受信しているときはミニスピーカー14で音声により、停電時や断線時でも災害時に安全且つ短時間で避難活動を導くことが可能となる。
【0021】
図7の実施例は、図6のブロック図のうち緊急防災速報サブシステム2が連携して災害の到来を音声出力していることを注意喚起するために、タイマICを用いた発振回路10により電照看板用LED光源1を点滅表示させる多機能看板システムである。これにより、緊急防災速報サブシステム2が災害の到来を知らせる上で、より注意を促すことが可能となる。
【0022】
図8の実施例は、図6のブロック図のうち緊急防災速報サブシステム2が連携して地震の到来を音声出力していることを注意喚起するために、図6の多機能看板システムの内部にあるフラッシュ光源用LED11とマイコンを組み合わせた回路12によりフラッシュライトを点滅表示させる多機能看板システムである。これにより緊急防災速報サブシステム2が災害の到来を知らせる上で、より注意を促すことが可能となる。
【0023】
図9の実施例は、図6のブロック図のうち緊急防災速報サブシステム2と連携して災害の到来を音声出力していることを注意喚起するために、タイマICを用いた発振回路10により電照看板用LED光源1を点滅表示させるとともに、図6の多機能看板システムの内部にあるフラッシュ光源用LED11とマイコンを組み合わせた回路12によりフラッシュライトを点滅表示させる多機能看板システムである。これにより緊急防災速報サブシステム2が災害の到来を知らせる上で、より注意を促すことが可能となる。
【0024】
図10の実施例は緊急地震速報をはじめとする防災情報をリアルタイムに受信できる緊急防災速報サブシステム2と、緊急防災速報サブシステム2と連動して同一表示面の内容を変更させる表示変更サブシステム3と、停電時に各サブシステムに電力を供給する蓄電池5と、停電時に前記蓄電池5からの電力供給へ自動変換する停電時電力供給自動変換回路8と、商用交流電源6から直流に変換する電源装置7と、その入切スイッチ9からなり、緊急防災速報サブシステム2は無線通信18にて受信し緊急防災速報を内蔵のミニスピーカー14で音声出力することができる内蔵コントローラー13から構成され、表示変更サブシステム3は第一の色のLED光源15と、第二の色のLED光源16と、この二つの色の光源を切り替える切替回路17と、この二つの色の光源が投光する表示パネル21と、同一の表示面に表示させる第1表示19と、第2表示20から構成され、これらの統合を示したブロック図である。看板内部に設けられた緊急防災速報サブシステム2、表示変更サブシステム3は、通常時は常時充電されている蓄電池5とともに、通常時は商用交流電源6から交流から直流へ変換し電力を制御のうえ供給する電源装置7を経て電力の供給を受け、停電時には蓄電池5からの放電により緊急防災速報サブシステム2及び表示変更サブシステム3への電力供給に自動的に変換する。緊急防災速報サブシステム2の内蔵コントローラー13が無線通信18にて緊急防災速報を受信しているときはミニスピーカー14で音声出力するとともに、表示変更サブシステム3の切替回路17により第一の色のLED光源15にて表示している第1表示19から第二の色のLED光源16にて表示する第2表示20に切替わり避難方向等を明示する。これにより、停電時や断線時でも音声と表示で災害時に安全且つ短時間で避難活動を導くことが可能となる。
【0025】
図11の実施例は、図10のブロック図のうち表示変更サブシステム3が緊急防災速報サブシステム2と連携して表示が切り替わったことを注意喚起するために、タイマICを用いた発振回路10により表示変更サブシステム3の第二の色のLED光源16を点滅表示させる多機能看板システムである。これにより、緊急防災速報サブシステム2が災害の到来を知らせる上で、より注意を促すことが可能となる。
【0026】
図12の実施例は、図10のブロック図のうち表示変更サブシステム3が緊急防災速報サブシステム2と連携して表示が切り替わったことを注意喚起するために、図10の多機能看板システムの内部にあるフラッシュ光源用LED11とマイコンを組み合わせた回路12によりフラッシュライトを点滅表示させる多機能看板システムである。これにより、緊急防災速報サブシステム2が災害の到来を知らせる上で、より注意を促すことが可能となる。
【0027】
図13の実施例は、図10のブロック図のうち表示変更サブシステム3が緊急防災速報サブシステム2と連携して表示が切り替わったことを注意喚起するために、タイマICを用いた発振回路10により表示変更サブシステム3の第二の色のLED光源16を点滅表示させるとともに、図10の多機能看板システムの内部にあるフラッシュ光源用LED11とマイコンを組み合わせた回路12によりフラッシュライトを点滅表示させる多機能看板システムである。これにより、緊急防災速報サブシステム2が災害の到来を知らせる上で、より注意を促すことが可能となる。
【0028】
図14の実施例は緊急地震速報をはじめとする防災情報をリアルタイムに受信できる緊急防災速報サブシステム2と、緊急防災速報サブシステム2と連動して同一表示面の内容を変更させる表示変更サブシステム3と、看板が中継してインターネットへの接続を可能にする無線LANサブシステム4と、停電時に各サブシステムに電力を供給する蓄電池5と、停電時に前記蓄電池5からの電力供給へ自動変換する停電時電力供給自動変換回路8と、商用交流電源6から直流に変換する電源装置7と、その入切スイッチ9からなり、電照看板部23は電照看板用LED光源1を備え、緊急防災速報サブシステム2は無線通信18にて受信し緊急防災速報を内蔵のミニスピーカー14で音声出力することができる内蔵コントローラー13から構成され、表示変更サブシステム3は第一の色のLED光源15と、第二の色のLED光源16と、この二つの色の光源を切り替える切替回路17と、この二つの色の光源が投光する表示パネル21と、同一の表示面に表示させる第1表示19と、第2表示20から構成され、無線LANサブシステム4は内蔵するWi−Fiアクセスポイント22から構成され、これらの統合を示したブロック図である。看板内部に設けられた緊急防災速報サブシステム2、表示変更サブシステム3及び無線LANサブシステム4は、通常時は常時充電されている蓄電池5とともに、通常時は商用交流電源6から交流から直流へ変換し電力を制御のうえ供給する電源装置7を経て電力の供給を受け、停電時には蓄電池5からの放電により緊急防災速報サブシステム2、表示変更サブシステム3及び無線LANサブシステム4への電力供給に自動的に変換する。緊急防災速報サブシステム2の内蔵コントローラー13が無線通信18にて緊急防災速報を受信しているときはミニスピーカー14で音声出力するとともに、表示変更サブシステム3の切替回路17により第一の色のLED光源15にて表示している第1表示19から第二の色のLED光源16にて表示する第2表示20に切替わり避難方向等を明示する。さらに、Wi−Fiアクセスポイント22により周辺の通信デバイスに災害情報をプッシュ通知にて正確に且つ素早く伝えることで、位置関係と避難経路も把握でき、停電時や断線時でも音声と表示と通信で災害時に安全且つ短時間で避難活動を導くことが可能となる。
【0029】
図15の実施例は、図14のブロック図のうち表示変更サブシステム3が緊急防災速報サブシステム2と連携して表示が切り替わったことを注意喚起するために、タイマICを用いた発振回路10により表示変更サブシステム3の第二の色のLED光源16を点滅表示させる多機能看板システムである。これにより、緊急防災速報サブシステム2が災害の到来を知らせる上で、より注意を促すことが可能となる。
【0030】
図16の実施例は、図14のブロック図のうち表示変更サブシステム3が緊急防災速報サブシステム2と連携して表示が切り替わったことを注意喚起するために、図14の多機能看板システムの内部にあるフラッシュ光源用LED11とマイコンを組み合わせた回路12によりフラッシュライトを点滅表示させる多機能看板システムである。これにより緊急防災速報サブシステム2が災害の到来を知らせる上で、より注意を促すことが可能となる。
【0031】
図17の実施例は、図14のブロック図のうち表示変更サブシステム3が緊急防災速報サブシステム2と連携して表示が切り替わったことを注意喚起するために、タイマICを用いた発振回路10により表示変更サブシステム3の第二の色のLED光源16を点滅表示させるとともに、図14の多機能看板システムの内部にあるフラッシュ光源用LED11とマイコンを組み合わせた回路12によりフラッシュライトを点滅表示させる多機能看板システムである。これにより緊急防災速報サブシステム2が災害の到来を知らせる上で、より注意を促すことが可能となる。
【0032】
図18の実施例は薄型で軽量若しくは薄型で軽量で難燃性のある常時意匠広告等を表示する電照看板部23と、緊急地震速報をはじめとする防災情報をリアルタイムに受信できる緊急防災速報サブシステム2と、看板が中継してインターネットへの接続を可能にする無線LANサブシステム4と、停電時に電照看板部23と各サブシステムに電力を供給する蓄電池5と、停電時に前記蓄電池5からの電力供給へ自動変換する停電時電力供給自動変換回路8と、商用交流電源6から直流に変換する電源装置7と、その入切スイッチ9からなり、電照看板部23は電照看板用LED光源1を備え、緊急防災速報サブシステム2は無線通信18にて受信し緊急防災速報を内蔵のミニスピーカー14で音声出力することができる内蔵コントローラー13から構成され、無線LANサブシステム4は内蔵するWi−Fiアクセスポイント22から構成され、これらの統合を示したブロック図である。看板内部に設けられた電照看板部23、緊急防災速報サブシステム2、及び無線LANサブシステム4は、通常時は常時充電されている蓄電池5とともに、通常時は商用交流電源6から交流から直流へ変換し電力を制御のうえ供給する電源装置7を経て電力の供給を受け、停電時には蓄電池5からの放電により電照看板用LED光源1、緊急防災速報サブシステム2、及び無線LANサブシステム4への電力供給に自動的に変換する。緊急防災速報サブシステム2の内蔵コントローラー13が無線通信18にて緊急防災速報を受信しているときはミニスピーカー14で音声により地震の到来を知らせるとともに、Wi−Fiアクセスポイント22により周辺の通信デバイスに災害情報をプッシュ通知にて正確に且つ素早く伝えることで、位置関係と避難経路も把握でき、停電時や断線時でも音声と通信で災害時に安全且つ短時間で避難活動を導くことが可能となる。
【0033】
図19の実施例は、図18のブロック図のうち緊急防災速報サブシステム2が連携して災害の到来を音声出力していることを注意喚起するために、タイマICを用いた発振回路10により電照看板用LED光源1を点滅表示させる多機能看板システムである。これにより、緊急防災速報サブシステム2が災害の到来を知らせる上で、より注意を促すことが可能となる。
【0034】
図20の実施例は、図18のブロック図のうち緊急防災速報サブシステム2が連携して災害の到来を音声出力していることを注意喚起するために、図18の多機能看板システムの内部にあるフラッシュ光源用LED11とマイコンを組み合わせた回路12によりフラッシュライトを点滅表示させる多機能看板システムである。これにより緊急防災速報サブシステム2が災害の到来を知らせる上で、より注意を促すことが可能となる。
【0035】
図21の実施例は、図18のブロック図のうち緊急防災速報サブシステム2と連携して災害の到来を音声出力していることを注意喚起するために、タイマICを用いた発振回路10により電照看板用LED光源1を点滅表示させるとともに、図18の多機能看板システムの内部にあるフラッシュ光源用LED11とマイコンを組み合わせた回路12によりフラッシュライトを点滅表示させる多機能看板システムである。これにより緊急防災速報サブシステム2が災害の到来を知らせる上で、より注意を促すことが可能となる。
【0036】
図22の実施例は薄型で軽量若しくは薄型で軽量で難燃性のある常時意匠広告等を表示する電照看板部23と、看板が中継してインターネットへの接続を可能にする無線LANサブシステム4と、停電時に電照看板部23と無線LANサブシステムに電力を供給する蓄電池5と、停電時に前記蓄電池5からの電力供給へ自動変換する停電時電力供給自動変換回路8と、商用交流電源6から直流に変換する電源装置7と、その入切スイッチ9からなり、電照看板部23は電照看板用LED光源1を備え、無線LANサブシステム4は内蔵するWi−Fiアクセスポイント22から構成され、これらの統合を示したブロック図である。看板内部に設けられた電照看板部23及び無線LANサブシステム4は、通常時は常時充電されている蓄電池5とともに、通常時は商用交流電源6から交流から直流へ変換し電力を制御のうえ供給する電源装置7を経て電力の供給を受け、停電時には蓄電池5からの放電により電照看板用LED光源1及び無線LANサブシステム4への電力供給に自動的に変換する。災害時にはWi−Fiアクセスポイント22により周辺の通信デバイスに災害情報をプッシュ通知にて正確に且つ素早く伝えることで、位置関係と避難経路も把握でき、停電時や断線時でも通信で災害時に安全且つ短時間で避難活動を導くことが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は、電照看板を製造する産業で利用される。
【符号の説明】
【0038】
1 電照看板用LED光源
2 緊急防災速報サブシステム
3 表示変更サブシステム
4 無線LANサブシステム
5 蓄電池
6 商用交流電源
7 電源装置
8 停電時電力供給自動変換回路
9 入切スイッチ
10 タイマICを用いた発振回路
11 フラッシュ光源用LED
12 マイコンを組み合わせた回路
13 内蔵コントローラー
14 ミニスピーカー
15 第一の色のLED光源
16 第二の色のLED光源
17 切替回路
18 無線通信
19 第1表示
20 第2表示
21 表示パネル
22 Wi−Fiアクセスポイント
23 電照看板部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22