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特開2016-143544異なる三種以上の相にイオン伝導体を加えた、メビウスの帯の発電器。
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-143544(P2016-143544A)
(43)【公開日】2016年8月8日
(54)【発明の名称】異なる三種以上の相にイオン伝導体を加えた、メビウスの帯の発電器。
(51)【国際特許分類】
   H01M 6/04 20060101AFI20160711BHJP
   H01F 5/00 20060101ALI20160711BHJP
【FI】
   H01M6/04
   H01F5/00 F
   H01F5/00 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2015-18075(P2015-18075)
(22)【出願日】2015年2月2日
(71)【出願人】
【識別番号】597085176
【氏名又は名称】林 和弘
(72)【発明者】
【氏名】林 和弘
【テーマコード(参考)】
5H024
【Fターム(参考)】
5H024AA11
5H024AA14
5H024CC04
5H024CC07
5H024CC11
5H024EE03
5H024FF01
5H024HH04
(57)【要約】
【課題】特許文献1に記載の特許は、絶縁体をメビウスの帯状にして金属箔で覆ったメビウス抵抗、又メビウスコンデンサーは、発電出来ない。しかしメビウスの帯状の発電器を提案する。
【解決手段】帯状の長方形の四角形のメビウスの枠、又環形のメビウスの帯状の発電器は、電気化学ポテンシャル列の異なる起電力レベルを持つ少なくとも電極電位差のある異種金属で三種以上の相を作成、その金属間に、イオン伝導体、電子伝導体の作用する幅の有る布、樹脂又は炭クロスを挿入、すなわち回路中にイオン伝導体が加わった電極構成で、三種以上の相で閉路を作るとこの回路に電流が流れる。さらに帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼りあうようにするため、絶縁体によって被覆された導線で両端の同種金属を平行、又はクライン巻コイルで配線する。平行キャパシタ、電気化学二重層キャパシタを形成、発電することを特徴する四角形の枠、又環形のメビウスの帯の発電器。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
直流電流を発電するため、電極電位差のある陽極的材料板(電気化学ポテンシャル列上より正の側)と陰極的材料板(電気化学ポテンシャル列下より負の側)の電極構成を作り、異なる起電力レベルを持つ三種以上の金属の箔片、又板のAl5(電極E)−Zn4(電極D)−Cu2(電極B),又3(電極C)―Ag1(電極A)を四相の積層とし混成電極を作成する。さらに異種金属板の下面の両端に混合伝導体(電子伝導体+イオン伝導体)の作用する、幅の有る布、樹脂又炭クロス10をAl5(電極E)−Zn4(電極D)−Cu2(電極B),又3(電極C)―Ag1(電極A)の下部に挿入、固着し、さらに少し幅の広い布、樹脂又炭クロス11をAg1下面に固着により平行キャパシタ、電気二重層キャパシタを作成する。すなわち回路中に、イオン伝導体、電子伝導体が加わった電極構成で、三種以上の四相で閉路を作るとこの回路には電流が流れる発電器。
【請求項2】
三相の四角形のメビウスの枠、又環形のメビウスの帯の発電器は、電気化学ポテンシャル列の異なる起電力レベルを持つ少なくとも電極電位差のある三種以上の金属の箔片、板のZn4(電極D)−Cu2(電極B)―Ag1(電極A)を三相の積層とし混成電極を作成する。その間、イオン伝導体、電子伝導体の作用する幅の有る布、樹脂又は炭クロス6を両端に挿入、さらにAgの下面に少し広い布、樹脂又は炭クロス7を挿入、固着する。さらにZn4−Cu2,又3(電極C)―Ag1を三相とし曲げて環状にし、さらに帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼りあうようにするため、絶縁体によって被覆された導線8で両端の同種金属を平行、又はクライン巻コイルで配線し、平行キャパシタ、電気化学二重層キャパシタを形成する。この回路中にイオン伝導体、電子伝導体作用する布、樹脂又は炭クロスが加わった電極構成で、三種以上の相で、閉路を作るとこの回路には電流が流れる発電機能と蓄電機能を備え、電場形成、電気力線が発生することを特徴する、三相の四角形の枠、又環形のメビウスの帯の発電器。但し、180°ひねりは、奇数回数とする。
【請求項3】
四相の四角形のメビウスの枠、又環形のメビウスの帯に電流を発生させるために、電気化学ポテンシャル列の異なる起電力レベルを持つ少なくとも電極電位差のある三種以上の箔片、板のAl5(電極E)−Zn4(電極D)−Cu2(電極B),又3(電極C)―Ag1(電極A)で四相の積層とし混成電極を作成する。その間、イオン伝導体、電子伝導体の作用する幅の有る布、樹脂又は炭クロス6を両端に挿入、さらにAgの下面に少し広い布、樹脂又は炭クロス7を挿入、固着する。Al5−Zn4−Cu2,又3(電極C)―Ag1で積層の四相以上とし曲げて環とし、帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼りあうようにするため、絶縁体によって被覆された導線8で両端の同種金属を平行、又はクライン巻コイルで配線、平行キャパシタ、電気化学二重層キャパシタを形成する。この回路中にイオン伝導体、電子伝導体作用する布、樹脂又は炭クロスが加わった電極構成で、閉路を作るとこの回路に電流が流れる発電機能と蓄電機能を備え、電場形成、電気力線が発生することを特徴する、四相の四角形の枠、又環形のメビウスの帯の発電器。但し、180°ひねりは、奇数回数とする。
【請求項4】
直流電流を多く発生するために、電気化学ポテンシャル列の異なる起電力レベルを持つ少なくとも電極電位差のある三種以上の金属の箔片、板のAl5(電極E)−Zn4(電極D)−Cu2(電極B),又3(電極C)―Ag1×10枚(電極A)を13相の積層とし混成電極とする。その間に、イオン伝導体、電子伝導体の作用する幅の有る布、樹脂又は炭クロス10を両端に挿入、さらにAg1の下面に少し広い布、樹脂又は炭クロス11を固着する。回路にイオン伝導体が加わった電極構成で、三種以上の相で閉路を作るとこの回路には電流が流れる。さらに異種金属の片端方から絶縁体で被覆された導線を一回巻いてそのループの中をくぐらせて12、又一回巻いてそのループの中をくぐらせ12−1、さらに一回巻いてそのループの中をくぐらせて12−2、さらに一回巻いてそのループの中をくぐらせて12−3を他の端に固着し、クライン巻コイルを形成する。積層の混成電極とクライン巻コイルを配線し、電流を多く発生させることを特徴する積層の混成電極にクライン巻コイルを付加した発電器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、帯状の長方形の異種金属の箔片、板を三相以上に重ね、その回路中にイ相で閉路を作ると、その回路に電流が流れる混成電極を作成する。さらに帯状の長方形のオン伝導体、電子伝導体の作用する布、樹脂又炭クロスを加えた電極構成で、三種以上の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼りつけるため、同種金属の両端を導線で固着した、四角形のメビウスの枠、又環形のメビウスの帯の発電器を作成する。さらに電流を多くするため立体化、さらに中央に空間を設け、空気中、水、湯、海水を通すと昼間、夜間を通して24時間発電することを特徴とする四角形の枠、又メビウスの帯の発電器に関する。図2図3図4を参照
【0002】
本発明は、帯状の長方形の異種金属の箔片、板を三相以上に重ね、その回路中イオン伝導体、電子伝導体の作用する布、樹脂又炭クロスを加えた電極構成で、三種以上の相で閉路を作ると、その回路に電流が流れる積層の混成電極の発電器を作成する。さらに片端面から絶縁体で被覆された導線は、一回巻いてそのループの中をくぐらせ12、又一回巻いてそのループの中をくぐらせ12−1、さらに一回巻いてそのループの中をくぐらせて12−2、つぎに一回巻いてそのループの中をくぐらせて12−3とし、クライン巻コイルを作成し、他の端面に固着する。積層の混成電極とクライン巻コイルを結合より、電流を多く流す、クライン巻コイル付発電器に関する。図6を参照
【背景技術】
【0003】
太陽光発電は、平坦の表面のパネルで昼間のみ発電、再生可能エネルギーの一種であり、太陽光エネルギーを直接的に電力に変換する発電方式である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許番号4,599586(1986年) 「メビウス・コンデンサー」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし太陽光発電パネルは平坦であり、さらに昼間だけ発電が可能で、夜間は発電が不可、天候によって出力が左右され、又平面パネルを平坦に並べるため、設置面積に、広大な土地が必要であり、太陽光発電パネルは立体化されていない。
【0006】
しかしながら特許文献1の技術は、絶縁体をメビウスの帯状にして金属箔で覆った抵抗、並びにメビウス・コンデンサーの蓄電作用のある筐体が開示されている。
【0007】
さらに特許文献1の技術は金属箔間に絶縁体、非導体を挿入、メビウスの帯状にして、両面を同じ金属箔で覆ったメビウス抵抗器、メビウスコンデンサとしている。
【0008】
しかし本願発明は、異なる起電力レベルを持つ異種金属間の回路中に、イオン伝導体、電子伝導体作用する布、樹脂又炭クロスを加わった電極構成で、三種以上の相で閉路を作るとこの回路に直流電流が流れるため特許文献1と違う。[0088]を参照
【0009】
さらに本願発明は、イオン伝導体、電子伝導体として布、樹脂又炭クロスを利用することにより、水蒸気の存在のもと、又水、海水に浸漬すると電気絶縁体から電気抵抗をおびる状態に変化し、異種金属間が導電性を帯び、電気二重層キャパシタ(electric double layer capacitor)を形成する。しかし、特許文献1の技術は絶縁体、非導体を利用した平行コンデンサである。コンデンサは漏洩抵抗を考えていないので界面には電流は流れない。本願発明は、電気二重層キャパシタを利用、さらに上記[0009]の電極構成により電流が流れ、金属イオン発生、放電現象が起こるため金属イオン発生、放電現象が起こることによって、特許文献1の技術と、本願発明は電極構成で相違がある。図1図18、表8、[0076]、[0077]を参照
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明は、陰極からは絶えず陽極に向かって電子が流れ、直流の電流を発生させるために、電極電位差のある、陽極的材料板(電気化学ポテンシャル列上より正の側)と陰極的材料板(電気化学ポテンシャル列下より負の側)の電極構成とする。異なる起電力レベルを持つ三種以上の金属の箔片、板のAl5(電極E)−Zn4(電極D)−Cu2(電極B),又3(電極C)―Ag1(電極A)を四相の積層とした、混成電極を作成する。さらに異種金属板の下面の両端に混合伝導体(電子伝導体+イオン伝導体)の機能する、幅の有る布、樹脂又炭クロス10をAl5(電極E)−Zn4(電極D)−Cu2(電極B),又3(電極C)―Ag1(電極A)の下部に挿入、固着、平行キャパシタ、電気二重層キャパシタを形成する。さらに少し幅の広い布、樹脂又炭クロス11をAg1下面に固着。すなわち回路中に、イオン伝導体、電子伝導体が加わった電極構成で、三種以上の四相で閉路を作るとこの回路に電流が流れる発電器。図1、を参照
【0011】
本願発明の四角形のメビウスの枠、又環形のメビウスの帯の発電器は、電気化学ポテンシャル列の異なる起電力レベルを持つ少なくとも電極電位差のある三種以上の異種金属Zn4(電極D)−Cu2(電極B)―Ag1(電極A)を三相とし混成電極を作成する。その間、イオン伝導体、電子伝導体の作用する幅の有る布、樹脂又は炭クロス6を両端に挿入、さらにAgの下面に少し広い布、樹脂又は炭クロス7を挿入、固着。Zn4−Cu2―Ag1を三相で曲げて環とする。さらに帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼りあうようにするため、絶縁体によって被覆された導線8で両端の同種金属を平行、又はクライン巻コイルで固着する。平行キャパシタ、電気化学二重層キャパシタを形成、この回路中にイオン伝導体、電子伝導体作用する布、樹脂又は炭クロスが加わった電極構成で、三種以上の三相で、閉路を作るとこの回路に、電流が流れる発電器となり、電場形成、電気力線が発生することを特徴とする四角形の枠、又環形のメビウスの帯の発電器。但し、180°ひねりは、奇数回数とする。図20を参照
【0012】
本願発明の四角形のメビウスの枠、又環形のメビウスの帯の発電器は、電気化学ポテンシャル列の異なる起電力レベルを持つ少なくとも電極電位差のある三種以上の異種金属Al5(電極E)−Zn4(電極D)−Cu2(電極B),又3(電極C)―Ag1(電極A)を四相とし混成電極を作成する。その間に、イオン伝導体、電子伝導体の作用する幅の有る布、樹脂又は炭クロス6を両端に挿入。さらにAgの下面に少し広い布、樹脂又は炭クロス7を挿入、固着する。Al5−Zn4−Cu2,又3(電極C)―Ag1で積層の四相とし曲げて環とし、帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼りあうようにするため、導線8で両端を配線、固着する。同種の両端を平行線、又はクライン巻コイル線で接続し固着、平行キャパシタ、電気化学二重層キャパシタを形成する。さらに三相以上の四相で、この回路中にイオン伝導体、電子伝導体作用する布、樹脂又は炭クロスが加わった電極構成で、三種以上の相で閉路を作ると、電流が流れる発電機能と蓄電機能を備え、電場形成、電気力線が発生することを特徴とする四角形の枠、又環形のメビウスの帯の発電器。但し、180°ひねりは、奇数回数とする。図2図3図4を参照
【0013】
本願発明は、電気化学ポテンシャル列の異なる起電力レベルを持つ少なくとも電極電位差のある三種以上の異種金属箔片、板のAl5(電極E)−Zn4(電極D)−Cu2(電極B),又3(電極C)―Ag1×10枚(電極A)を13相の積層とした混成電極を作成する。その間に、イオン伝導体、電子伝導体の作用する幅の有る布、樹脂又は炭クロス10を両端に挿入、さらにAg1の下面に少し広い布、樹脂又は炭クロス11を挿入し、固着、すなわち回路中にイオン伝導体、電子伝導体の作用する幅の有る布、樹脂又炭クロス10を下面の両側に挿入し、イオン伝導体が加わった電極構成で、三種以上の相で閉路を作るとこの回路には電流が流れる発電器となる。さらに異種金属の片端方から絶縁体で被覆された導線を一回巻いてそのループの中をくぐらせて12、又一回巻いてそのループの中をくぐらせ12−1、さらに一回巻いてそのループの中をくぐらせて12−2、さらに一回巻いてそのループの中をくぐらせて12−3を他の端に固着、クライン巻コイル図15を形成する。積層の混成電極とクライン巻コイルを結合し、電流の流れを多くすることを特徴とした、積層の混成電極にクライン巻コイルを付加した発電器。図6参照。
【0014】
本願発明の電極電位差のある三種以上の異種金属の箔片、板を積層にした混成電極のメビウスの帯の発電器は、電気化学ポテンシャル列の異なる起電力レベルを持ち、電極電位差ある、少なくとも三種類以上の相で、その回路中にイオン伝導体、電子伝導体の作用する布、樹脂又は炭クロスを挿入した電極構成で、三種以上の相で閉路を作ると電流が流れる発電機能と蓄電機能(電気化学二重層キャパシタ、平行コンデンサ)を備えたメビウスの帯の発電器を作る。水蒸気の存在のもとに(空気中)接触、風、又は海水、水、湯、氷の浮かぶ海水、凍結した氷の中に浸漬することにより発電を発揮することを発見した。電気化学ポテンシャル列(electrochemical series)の異なる種類の金属で起電力(electromotive force)レベル持った金属は、陽極的材料(電気化学ポテンシャル列上より正の側)と陰極的材料(電気化学ポテンシャル列下より負の側)に電極電位差をつける組み合わせで、電極電位差は電気化学反応(電気化学的腐食反応)を起こす原動力として、マイナス(陰極)電極からプラス(陰極)電極に向けて絶えず電子の流れが生じ、電流が発生、電場形成、電気力線を形成する。図1を参照
【0015】
本発明は、電極電位差のある、異種金属の箔片、板を三相以上に重ねた混成電極とし、回路中にイオン伝導体、電子伝導体の作用する布、樹脂又炭クロスを加わった、電極構成を作成する。箔片、板の両側、さらに下面に布、樹脂又は炭クロスを挿入、固着し平行キャパシタ、電気化学二重層キャパシタ形成。その回路中に、三種以上の相で閉路を作ると電流が流れる発電機能と蓄電機能を備え、電場形成、電気力線が発生することを特徴とする発電器。さらに片端面から絶縁体で被覆された導線を一回巻いてそのループの中をくぐらせて、又一回巻いてそのループの中をくぐらせ、さらに一回巻いてそのループの中をくぐらせて他の端面に固着、クライン巻コイルを形成した導線を、異種金属の積層の混成電極とクライン巻コイル状を結合した発電器。図6を参照
【発明の効果】
【0016】
電気化学ポテンシャル列の異なる種類の金属と、炭、活性炭は[0018]、表1に記載されたものであり、異なる起電力(electromotive force)レベルを持つ金属を水蒸気の存在のもと、空気中で接触、又水に浸漬すると、これらの一方向は陽極、他方は陰極となり(アノード、カソード)、両者間に電極電位差が生じ、かかる電気化学反応(電気化学的腐食反応)により発電効果を発揮するのである起電力レベルの差が大きい程、又異種金属の電極電位差が大きい程、電場形成、電気力線、静電気が発生、又電圧、電流は大きい値を生じる反応、すなわち電極電位差による電気化学反応を応用する。
【0017】
【表1】
【0018】
電気化学ポテンシャル列に記載の金属は、電極E、微粒子電極Eのリチウム、フェライト、タン酸バリウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、マグネシウム合金、酸化チン、硫黄、アルミニュウム、アルミニウム/マンガン合金、電極D、微粒子電極Dのカドミウムめっき鋼、80錫/ 20錫めっき鋼、亜鉛めっき鉄/鋼、トタン、亜鉛、亜鉛合金、クロム、鉄、軟鉄または鋼鉄、軟鉄または鋼、電極C、微粒子電Cの錫、真鍮、ジュラルミン、鉛、クロムめっき鋼、軟質半田、ニッケル下地クロムめっき鋼、錫めっき鋼、電極B、微粒子電極Bの高クロムステンレス鋼、12%クロムステンレス鋼、銅、銅合金、銀半田、銅合金、ニッケルめっき鋼、電極A、微粒子電極Aの銀、ロジウム下地めっき銅、銀/金合金、炭、活性炭、パラジゥム、白金、金のうちの異なる種類の金属の組み合わせであることが好ましい。但し、炭、活性炭を含み、金属箔片、板、又金属を粉砕し、微粒子の微粒子電極でも良い。
【0019】
電気化学ポテンシャル列の異なる起電力レヘルが低い[0018],表1に記載金属は、他方の電気化学ポテンシャル列の異なる起電力レベルが高い。さらに表1に記載金属の一方の陽極材の面積は他の方の陰極剤の面積より小さいことが好ましいが、同面積でも良い。
【0020】
表1に記載金属の一方は、布、樹脂又は炭クロスの一方の面に配置され、表1に記載金属の他方は、前記布、樹脂又は炭クロスの他方の面に配置されていると好ましい。
【0021】
布、樹脂又は炭クロスの一方の面において、表1に記載の金属の一方が、表1に記載金属の他方に取り囲まれるように配置されていると好ましい。
【0022】
布、樹脂又は炭クロスの一方の面において、表1に記載の金属の一方が、表1に記載金属の他方に並べて配置されていると好ましい。
【0023】
ここで、「布、樹脂」とは、布、紙、合成繊維、不織布、ゴム、シリコン樹脂、樹脂、合成樹脂等からなる板状体を広く含む概念であり、乾燥状態で絶縁機能を有するものが好ましく、さらに水蒸気の存在のもとに布、紙、不織布、ゴム、樹脂、合成樹脂が接触しているとき、又電解液(水、海水、湯)で布、樹脂、紙、不織布、ゴム、樹脂、合成樹脂の材料が湿った状態、又浸漬状態で布の端と端の間は電気抵抗を有するように変化する材料を利用し、イオン伝導体、電子伝導体の作用するもの。
【0024】
「炭クロス」とは、炭の両面を布又は樹脂で挟んだものであり、わし(和紙)炭、竹炭、木炭、活性炭、微粒子活性炭、カーボンブラック、カーボンナノチューブを布で両面から挟み固着、電気絶縁状態であり、しかし炭クロスは水蒸気の存在のもと接触しているとき、又電解液(水、海水、湯)で湿ったときわし(和紙)炭、竹炭、木炭、活性炭、微粒子活性炭、カーボンブラック、カーボンナノチューブ材料が湿り、材料の端と端の間で電気抵抗が生じる材料を利用する。
【0025】
炭の片面を布又は樹脂に固着した炭クロスは、わし(和紙)炭、竹炭、木炭、活性炭、微粒子活性炭、カーボンブラック、カーボンナノチューブを布の片面に固着した炭クロスは水蒸気の存在のもと接触しているとき、又電解液で湿ったときは、わし(和紙)炭、竹炭、活性炭、微粒子活性炭、カーボンブラック、カーボンナノチューブ材料が湿り、材料の端と端の間で絶電気絶縁態から電気抵抗が有するように変化する材料を利用する。
【0026】
炭、活性炭の利用として、電気化学ポテンシャル列の異なる金属(電極)で、起電力レベルを持つ電極で電極電位差をつけて組み合わせ、電極と電解液をつなげた系の電気化学反応(酸化還元反応、電気化学的腐食反応)で発生する電気エネルギー、電解質の正負両イオンが電圧を加える充電によって、電極表面に吸収され、電極内の正負電荷と対を作り、電気を貯蔵、そして電気二重層が消滅によって電気エネルギーを充電、放電する貯蔵する電気二重キャパシタにわし(和紙)炭、竹炭、木炭、活性炭、微粒子活性炭、カーボンブラック、カーボンナノチューブの炭を利用する。
【0027】
電極電位差をつけた電極は多数個を離間し組み込み、イオン伝導体、電子伝導体の作用する布、樹脂(布、不織布、ゴム、シリコン樹脂、樹脂、合成樹脂)、又炭クロス(和紙炭、活性炭を布に固着)に固着する。しかし電極は水蒸気の存在のもとに接触し、又電解液の存在のもとに接触するとき電極と電極、電極と布、樹脂と電極、又電極と炭クロス間は電気絶縁状態から電気抵抗が生じるように変化、電極が接触しているとき起こる電食作用、電解腐食作用は一つの金属から他の金属へ電流が流れ、混合電位が発生するために電極間は電気抵抗があり、電導性をおびる布、樹脂又炭クロスに固着することを特徴とする。
【0028】
少なくとも三種類の異なる導体性の有る三相以上の電極板は面積が有り、電極板を離間して配置、離間を設けた電極板の間に、イオン伝導体、電子伝導体の作用する布又は炭、活性炭の誘電体を挿入する。電極板を平行に配置し大きい布、樹脂又炭クロスに固着、電極が平行板になり金属板の内部に電荷が集中し強い電場が作られ、電極電位差により電気化学反応が発生し電気エネルギーを充電、放電できる電気二重層キャパシタ、平行コンデンサ(キャパシタ)を形成により蓄電機能を持つ。
【0029】
電気化学系反応の反応性は陽極的材料の電極(電気化学ポテンシャル列上より正の側)の面積を小さくし、腐食により陽極へ電子供給量を多くする陰極的材料の電極(電気化学ポテンシャル列下より負の側)の面積を大きくし、陽極的材料と陰極的材料(アソード、カソード)を離間する、イオン伝導体、又電子伝導体の作用する布、樹脂又炭クロスを挿入、固着する。
【0030】
発電電極体は、リン、酸化チタン、硫黄の細かい紛体、又微粒子を電気化学ポテンシャル列の異なる種類の金属で起電力レベルを持つ電極に付加し発電効果が高まる。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明の実態の形態として一実施例を図1図17に基づいて説明する。
【0032】
図1は、Al板5(電極E)−Zn板4(電極D)−Cu板2(電極B),3(電極C)―Ag板1(電極A)を積層とし、三種以上の四相とし、さらに異種金属板の下面の両端に混合伝導体(電子伝導体+イオン伝導体)の機能する、幅の有る布、樹脂又炭クロス6をAl板5(電極E)−Zn板4(電極D)−Cu板2(電極B),3(電極C)―Ag板1(電極A)の下部に挿入、固着する。さらに少し幅の広い布、樹脂又炭クロス7をAg下面に固着、すなわち回路中にイオン伝導体、電子伝導体が加わった電極構成で、三種以上の相で閉路とするとこの回路に電流が流れる。さらに水蒸気の存在のもと、空気中で接触、風、又は海水、水、湯、氷の浮かぶ海水、凍結した氷の中に浸漬すると、電流が流れ、電子の流れ(静電気発生)、発電する。 さらに、混成電極の発生する電気エネルギーをより化学反応を起こさせる電解反応、電気分解を起こす。マイナスイオンは、陽極へ、プラスイオンは、陰極に移動、さらに陰極からマイナスイオンが、電気力線に沿って陽極へ飛んでいき、電場形成されることを特徴とした発電器の断面図。
【0033】
図2は、電気化学ポテンシャル列の異なる起電力レベルを持つ少なくとも三種以上の異種金属の箔片、板、Al5(電極E)−Zn4(電極D)−Cu2(電極B),3(電極C)−Ag1(A電極)を四相とし、その金属間に、イオン伝導体、電子伝導体の作用する幅の有る布、樹脂又炭クロス6を長手方向の両端に挿入、端に布、樹脂又炭クロス−中央部が空間−端に布、樹脂又炭クロスの構成にし金属の下面に固着する。さらに少し幅の広い布、樹脂又炭クロス7をAg下面に固着。Al−Zn−Cu−Agの片端面に接続する絶縁体で被覆された、導線8を固着、端面に測定導線9R,9Lを固着する。さらに端を180°ひねり、曲げ、四角形のメビウスの枠、又環形のメビスウの帯にひねる前の帯状の長方形の積層とした混成電極の傾視図。
【0034】
図3は、図2の電気化学ポテンシャル列の異なる起電力レベルを持つ少なくとも三種以上の帯状の長方形の異種金属の箔片、板に、イオン伝導体、電子伝導体の作用する布、樹脂又は炭クロス6,7を挿入、電極電位差のある異種金属の箔片、板、Al5(電極E)−Zn4(電極D)−Cu2(電極B),3(電極C)−Ag1(電極A)を四相とし、曲げて四角形のメビウスの枠を形成する。さらに帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼り合わせた形状にするため、絶縁体によって被覆された導線8で同種金属の両端を固着。9(9R,9L)は測定線を固着した四角形のメビウスの枠の発電器の傾視図。
【0035】
図3の、異種金属の薄片、Alの両端A−D、B−C、Znの両端A−D、B−C、Cuの両端A−D、B−C、Agの両端A−D、B−Cを絶縁体で被覆した導線8で固着、さらに端面のD,Cに測定導線9(9R,9L)は測定線を固着した四角形枠の配線傾視図。
【0036】
図4は、電気化学ポテンシャル列の異なる起電力レベルを持つ少なくとも三種以上の異種金属の箔片、板に、イオン伝導体、電子伝導体の作用する布、樹脂又は炭クロス6,7を挿入、Al5(電極E)−Zn4(電極D)−Cu2(電極B),3(電極C)−Ag1(電極A)四相とし曲げて環とし、その端面を180°、ひねり、他方の端に貼り合わせた形状にするため、絶縁体によって被覆された導線8で両端を固着。9(9R,9L)は測定線を固着したメビウスの帯の発電器の傾視図。
【0037】
図4の、異種金属の薄片、Alの両端A−D、B−C、Znの両端A−D、B−C、Cuの両端A−D、B−C、Agの両端A−D、B−Cを絶縁体で被覆した導線8で固着、さらに端面のD,Cに測定導線9(9R,9L)は測定線を固着したメビウスの帯の配線傾視図。
【0038】
図5は、図4の異種金属の薄片、Al−Zn−Cu−Ag三相以上に重ね、その金属間に、イオン伝導体、電子伝導体の作用する幅の有る布、樹脂又炭クロス6を長手方向の両端に挿入(金属の下面に布、樹脂又炭クロス−中央部が空間−端に布、樹脂又炭クロスを固着)、さらに少し広い布、樹脂又炭クロス7をAgの下面に挿入、固着したH−H断面図。
【0039】
図6は、異種金属の板をAl5(電極E)−Zn4(電極D)−Cu2(電極B),3(電極C)−Ag1(電極A)を三相以上に重ねた平行電極とし、さらに異種金属の薄片の両側、下面にイオン伝導体、電子伝導体の作用する幅の有る布、樹脂又炭クロス10を挿入、Agの下面に少し広い布、樹脂又は炭クロス11が挿入、固着した電極構成である。さらに三種以上の金属の相でイオン伝導体を挿入し、閉路を作ると電流が流れる発電機能と蓄電機能の電気化学二重層キャパシタ、平行キャパシタ機能を備え、さらにその片端面から絶縁体で被覆された導線を一回巻いてそのループの中をくぐらせて、又一回巻いてそのループの中をくぐらせ、さらに一回巻いてそのループの中をくぐらせて他の端面に固着、クライン巻コイルを形成した導線12を、混成電極と結合したクライン巻コイル状態12、12−1、12−2、12−3の発電器の傾視図。
【0040】
図7は、幅の有る布、樹脂又炭クロス6は、中央部に溝のある傾視図。
【0041】
図8は、少し広い幅の有る布、樹脂又は炭クロス7の傾視図。
【0042】
図9は、幅の有る布、樹脂又炭クロス10の傾視図
【0043】
図10は、広い幅の有る布、樹脂又炭クロス11の傾視図
【0044】
図11は、<図14>「メビウスの環」の方は、表と裏のつながったリングのメビウスの帯の傾視図。
【0045】
図12は、「メビウスの環」、ベクトルの矢が一周すると反転して帰ってくる<図16>のメビウスの帯の傾視図。
【0046】
図13は、「クライン瓶」の、ユークリッド空間に埋め込むに4次元、曲率0とすると5次元が必要である。3次元空間には通常の方法では埋め込み不可能だが、射影して強引に埋め込むと、自己交差する3次元空間内の曲面になる。その形を壺になぞらえたものである。P点で曲線Rは外に出て一周してQで再びPに帰るすなわち、内部と外部のつながった瓶であるクライン瓶の傾視図。
【0047】
図14は、<図18>、電気銅の「メビウスの環」には電流が流れる様子を示したものである。表と裏がつながっているので、一周しただけででは、表面電流は閉じない。二周して閉じる。同時に、表面電流から等距離にある磁力線を(N×S)→(N!×S!)→(N!!×S!!)・・・のようにたどると、途中から、表から裏へとくるりと抜ける。断面を貫く磁束は、一周目と二周目は、南北が逆転する。と考えると、(自己インダクタンス)=0である。これにともなって、いろいろと面白いことが生じる。まず、コンデンサーC0に、φの電圧を蓄電した後に、このコイルにつなぐと、最大電流は、i=√(C0/L)φ、(L=0)であるので、非常に大きい電流が流れるメビウスの環の傾視図。
【0048】
図15は、<図19>、n個のメビウスのリングCj(C1,2・・・Cn)をドーナツ状に一周させて、磁束の反転点を「クラインの瓶」の磁束がながるように、そろえると(図19)クラインのコイルの傾視図。
【0049】
図16は、<図22>、「クライン巻」、一回巻いてそのループの中をくぐらせて、又一回巻いてそのループの中をくぐらせ、さらに一回巻いてそのループの中をくぐらせ、次にいく「クライン巻コイル」の傾視図。
【0050】
図17は、メビウスの帯は、☆から始めて上向き矢印の向きにCを描いていくと#では⊃と逆向きになっている。すなわち一周して戻ってくると右図のようにCと⊃が隣りどうしにあります。<図21>のメビウスの帯は向き付け不可能の傾視図。
【0051】
図18は、六角積層の三相の混成電極(Zn−Cu−Ag)を水道水に浸漬すると放電が発生する光彩放電写真。
【0052】
図19は、光彩放電の六角積層の三相の混成電極(Zn−Cu−Ag)の写真
【0053】
図20は、Zn−Cu−Agの三種の相に積層電極の間にイオン伝導体、電子伝導体作用する炭クロスを挿入、帯状の長方形の片側の端を180°ひねり、他方の端に貼り合わせるため、同金属を導線で結線した環形のメビウスの帯の発電器が発生する直流電圧の波形データのグラフ図
【0054】
実験で、環形のメビウスの帯の発電器は、電気化学ポテンシャル列の異なる起電力レベルを持つ少なくとも電極電位差のある三種以上の異種金属Zn4(電極D)−Cu2(電極B)―Ag1(電極A)を三相とし、その間、イオン伝導体、電子伝導体の作用する幅の有る布、樹脂又は炭クロス6を両端に挿入、さらにAgの下面に少し広い布、樹脂又は炭クロス7を挿入、固着する。Zn4−Cu2―Ag1を三相にして曲げて環とし、帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼りあうようにするため、絶縁体によって被覆された導線で両端の同種金属を配線、固着する。すなわち回路中にイオン伝導体、電子伝導体作用する布、樹脂又は炭クロスが加わった電極構成で、三種以上の相で、閉路を作で閉路を作るとこの回路の環形のメビウスの帯に電流が流れ、直流電圧0.51V、電流0.02mAが発生することを確認する。図20を参照
【0055】
この実験で、電気化学ポテンシャル列の異なる種類の箔片、板の金属、帯状のAl−Zn−Cu−Agの電極間の下面の長手方向の両側炭クロスを挿入、四相とし、下面の長手方向の両側に炭クロスを挿入、さらに下面に大きい炭クロスに固着する。4相のメビウスの帯にするため、右片側を180°、時計方向にねじり、左片側の断面に導線でAl−Al,Zn−Zn,Cu−Cu,Ag−Agを導線で配線、さらに両端より測定線を配線する。メビウスの帯の発電器を製作する。電圧、電流、抵抗値の発生を確認する。表2,TMB101R参照のこと。新潟県工業技術総合研究所で試験等成績書、第26−0583号 表8、表9を参照。
【0056】
上記[0056]のメビウスの帯の発電器と純水500mLをプラスチック容器に入れた時の電圧、電流、抵抗を測定した。異なる電極間に電圧、電流、抵抗値が発生し電圧、電流が徐々に増えてその後又減少する「充電、放電」を純水が有る限り長期に渡り繰り返す。測定値は表2に示す通りであり、電極形状は図4に示す通りである。表2参照のこと。
【0057】
【表2】
【0058】
上記表2で抵抗を測定するために、右の測定線から左の測定線へ電流を流した場合と左から右へ流し測定すると測定値は変化する。Al−Zn間は42.2KΩ→20.1KΩ,Al−Cu間は37.2KΩ→1.03KΩと変化する。
【0059】
四角形の枠、又環状のメビウスの帯の発電器で、異種電極間で発生する電圧、電流は+方向へ流れと−方向へ流れる異なる二の電圧、電流が発生する。表2,表3,表4,表5を参照
表2 1 Al−Zn間 −0.102V,−0.003mA発生する。
2 Zn−Ag間 +0.763V,+0.043mA発生する。
【0060】
上記[0056]のメビウスの帯の発電体と純水500mLをプラスチック容器に入れ、48時間経過の電圧、電流、抵抗を測定した。異なる電極間に電圧、電流、抵抗値が発生し電圧、電流が徐々に増えてその後又減少する「充電、放電」を純水が有る限り長期に渡り繰り返す亜鉛電池になり、測定値は表3に示す通りであり、電極形状は図4に示す通りである。
【0061】
【表3】
【0062】
この実験で、電気化学ポテンシャル列の異なる種類の薄片の金属、帯状のAl−Zn−Cu−Agの電極の電極間の下面の長手方向の両側炭クロスを挿入、四相にし、さらに下面の長手方向の両側に炭クロスを挿入、さらに下面に大きい炭クロスを固着。4相のメビウスの帯状にするため、右片側を180°、反時計方向にひねり、左片側の断面に導線でAl−Al,Zn−Zn,Cu−Cu,Ag−Agを2本の導線で固着、両端より測定線を2本配線する。メビウスの帯状の直流電流発生器とする。表4,TMB102L参照のこと。
【0063】
上記[0061]のメビウスの帯状の発電体と純水500mLをプラスチック容器に入れた時の電圧、電流、抵抗を測定した。異なる電極間に電圧、電流、抵抗値が発生し電圧、電流が徐々に増えてその後又減少する「充電、放電」を純水が有る限り長期に渡り繰り返す。測定値は表4に示す通りであり、電極形状は図4に示す通りである。
【0064】
【表4】
【0065】
上記[0061]のメビウスの帯状の発電体と純水500mLをプラスチック容器に入れ、48時間経過の電圧、電流、抵抗を測定した。異なる電極間に電圧、電流、抵抗値が発生し電圧、電流が徐々に増えてその後又減少する「充電、放電」を純水が有る限り長期に渡り繰り返す電池になり、測定値は表5に示す通りであり、電極形状は図4に示す通りである。
【0066】
【表5】
【0067】
帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼り合わせた形状の四角形の枠、又環状のメビウスの帯は、電流が流れるとベクトルが向付不可能のため、発生する電場形成は右回り(プラス,+)と、中間接触面の零、左回り(マイナス,−)と変化により、空気摩擦抵抗の減少、放射性物質が発生する放射線を遮蔽、軽減する作用が発生する。図3図4を参照
【0068】
四角形の枠、又環状のメビウスの帯の発電器で、異種電極間で発生する電圧、電流は+方向に流れと−方向に流れる電圧、電流が発生する。表2,表3,表4,表5を参照
表2 Al−Zn間 −0.102V,−0.003mA発生する。
Zn−Ag間 +0.763V,+0.043mA発生する。
【0069】
本発明者が行った実験で、撮影場所は全暗にしてカメラを設置、六角形の亜鉛板、銅板、銀板の3積層電極間に炭クロスを挿入、3積層電極を少し大きい炭クロスに固着、3積層電極はガラス容器(7l)に水道水(3.5l)を入れ透明の○30×50mm台に設置、電極を浸漬させると電場形成、静電気、電圧、電流が発生し、電圧、電流を電気二重層キャパシタに電気エネルギーを貯蔵、許容電圧を超えると放電する発光現象を写真に撮影図29、電極の形状は図30に示す通りである。カメラはキャノンEOS1、レンズはキャノンマクロ100mm、F2.8、バルブ(長時間露出)機能付き、フィルムはFUJIFILM ナチュラル1600、現像時点の感度は3200。以上の写真撮影の結果を図18に示す。
【0070】
この実験で、電気化学ポテンシャル列の異なる種類の金属、六角形の亜鉛材、銀材,銅材、(T−10001)の電極の電極間にイオン伝導体の炭クロスを挿入、大きい炭クロスに固着する。三種以上の相で閉路を作ると、すなわち回路中にイオン伝導体が加わった電極構成で、三種以上の相で閉路を作ると回路に電流が流れる。電極と電解液(純水50ml)をプラスチック容器に入れ、3日間電圧、電流、抵抗を測定した。異なる電極間に電圧、電流、抵抗値が発生し電圧、電流が徐々に増えてその後又減少する「充電、放電」を純水が有る限り長期に渡り繰り返す亜鉛電池になり、測定値は表6に示す通りであり、六角積層の混成電極は図19に示す通りである。
【0071】
【表6】
【0072】
更に、亜鉛板、銀板、銅板の電極間に布を挿入し三積層電極とし(T−10002)3日間を測定すると亜鉛電池になり放電、充電を繰り返し続けて測定値は表7に示す通りである。
【0073】
【表7】
【0074】
「金属イオン」の実験で、Zn−Cu−Ag板(50×50×0.3mmを積層電極とし、炭クロスを挿入、固着。純水(イオン交換水)に浸漬けして24H,72H経過後の発生する金属イオンを調べる。金属イオンAg:≒0ppm,Cu:0.5ppm,Zn:>5ppmが発生、導電イオンが生じ、電気が流れる。測定結果は、表8の通りである。
【0075】
【表8】
【0076】
上記電極、アルミニウム,亜鉛材(トタン板)、銅材、銀材の四相の混載電極をメビウスの帯の発電器と純水をプラスチック容器に500mlに浸水すると静電気容量を測ると電位は−0.2kv発生する。測定器はスタティックロケーター、型式:Z−201、ホーザン株式会社製で測定する。
【0077】
実験で、異なる起電力レベルの金属電極、Al−Zn−Cu−Agを組み合わせた四相の積層とした混成電極は、電解溶液に浸漬すると電極電位差を原動力として電気化学反応(電気化学的腐食)が起こし、発生電圧、電流を布又炭クロスの電気二重層キャパシタに蓄積、水の電気分解を起こす電圧1.4V付近に達し放電で水の電気分解を起こし、陰極の金属表面に水素ガスの泡が発生、陽極の金属表面に酸素ガスが発生により酸化することを確認す。
AlとAgの起電力:+1.66V−(−0.80V)=2.46V(理論値)
ZnとAgの起電力:+0.76V−(−0.80V)=1.56V(理論値)
【0078】
実験で、起電力の異なる金属電極の銀線とアルミニウム線を離間し炭クロスに固着、解溶液に浸漬すると電位差で電気化学反応が起こり、静電気が発生、電場形成、電解溶液中に分散の大腸菌群は陰極の銀線に集菌、更に単一電池(1.5V)で銀線とアルミニウム線に印加すると銀線電極の表面に集菌し12時間経過する大腸菌群が集積死滅し検査で殺菌が検出されない。
【0079】
異なる起電力レベルの金属積の積層とした混成電極は、印加すると、電極間で発生する電圧、電流値が多くなり、電気化学反応(酸化還元反応)が促進される。
【0080】
帯状とは、幅(W)より長さ(L)が長い状態で、帯状の四角形を曲げて環状になる。図2参照。
【0081】
四角形の枠、環状のメビウスの帯状は、A,B,C,Dの平面、帯状を形成できる。図2図3を参照
【0082】
「電気化学二重層と平行コンデンサー(キャパシタ)相違」
しかし一方この電気化学二重層(electric double layer)と平行コンデンサーとの間には重大な差がある。すなわち平行コンデンサーでは充電の結果、すなわち自発的でない電荷過程の結果電気的電圧が生じる。そしてこの不安定状態の維持には二つの電荷層の十分な絶縁によってのみ可能であるのに対し、これとは反対に電気二重層の電気電荷過程(電気的充電)は自発的、多少抑制された移動性イオンiの移動における電荷層に垂直な初期の化学によって生ずる。しかも電気化学ポテンシャルが等しい。
(非特許文献1)
沖▲猛雄著、「金属電気化学」、共立出版、2003年10月10日発行、P35
【0083】
コンデンサーには漏洩抵抗を考えていないので界面には電流は流れない。
(非特許文献2)
沖▲猛雄著、「金属電気化学」、共立出版、2003年10月10日発行、P36
【0084】
「単極における電気化学二重層」イオン電導体と金属電導体極との環には一般に電気化学二重層(electochemical double layer)を生じている。電気化学二重層が電池の起電力を定めたり、又電気分解でも重要な役割を果たすのである。一般に二相の界面にできる電気化学二重層について考えてみよう。これは電気二重層(electric double layer)及び電解二重層(electrolytic double layer)とよばれることがある。
(非特許文献3)
沖▲猛雄著、「金属電気化学」、共立出版、2003年10月10日発行、P34
【0085】
「電気二重層キャパシタ」(electric double layer capacitor)は、数十ミリファラットから数十ファラット以上の非常に大きな静電気容量を有し、充放電サイクル特性(寿命)や急速充放電にすぐれた特徴をもつ蓄電デバイスです。「電気二重層キャパシタの原理」一般に、個体電極体と電解溶液のように2つの異なる相が接触すると電位差が生じ、その界面には、正、負の電荷が非常に短い距離で配列した層が形成されます。これを電気化学の分野では電気二重層と呼んでいます。電気二重層キャパシタ(electric double layer capacitor)は、この電気二重層という界面現象を蓄電に利用したキャパシタで、その現象が名前の由来になっています。
(非特許文献4)
Kensetsu Denki Gijyutsu VoL,146 2004.6 P38
【0086】
「電気化学ポテンシャル列」の表示、「electrochemical series」は書籍の「電子機器の静電対策」の著者、Warren BoxIeitnerは、「電気化学ポテンシャル列」の用語をP.41に記載、金属の起電力(EMF)の数値は出典:EMC Handbook,vol.3を記載としているため、海外では電気化学ポテンシャル用語を使用している。
(非特許文献5)
電子機器の静電気対策、Warren Boxleitner、赤尾保男・大橋朝夫共訳、オーム社、平成4年11月30日、P41
【0087】
電気化学ポテンシャル、electrochemical seriesは、異なる金属(異種の金属)を接触させた場合、その組み合わせによって腐食が極度に促進される(電気化学的腐食と呼ばれ)場合がある。この指標として電気化学ポテンシャルを用いる。その値が大きいほど電気化学的腐食の発生の可能性が大きいと考えられる。電荷(電子はマイナスの電荷と陽子はプラスの電荷)を持つ粒子の化学ポテンシャルを電気化学ポテンシャル呼ばれている。(イオンは電荷をもつているので、静電的な仕事も考慮。)物質が反応する能力、化学ポテンシャル(中性物質)と電気化学ポテンシャル(電解質)は異なるため電気化学ポテンシャルを使用する。(化学ポテンシャルと電気的寄与との和を電気化学ポテンシャルと呼ぶ)
(非特許文献6)
コリタ電気化学、Jiri Koryta著、藤平正道・菅耕作・新橋照也/訳共立出版、1987年11月1日、P67)
【0088】
「電気化学ポテンシャル、electrochemical series」、出入りする物質が帯電している場合の系の自由エネルギーGは温度T、圧力P,n,iの他の物質の内部電位Фを考慮した化学ポテンシャル、すなわち電気化学ポテンシャルを用いて表現しなければならない。ここで電気化学ポテンシャルμiを次式のように定義する。化学ポテンシャルと電気的μe,iとの和を、電気化学ポテンシャルを用いて表現しています。μiΞμi +ZiFФ
(非特許文献7)
金属材料の腐食と防食の基礎、世利修美著、成山堂書店、平成21年3月18日、3版、P32ご参照)
【0089】
電気化学ポテンシャル、electrochemical seriesは、JIS、情報技術の安全性、JIS、C6950に電気化学ポテンシャル表(電気化学による電位表に訳され)、「腐食防止」の項表J.1P134に記載、又国際規格として「情報処理UL1950」や「IEC60950」に記載され「電気化学的電位表(電気化学的ポテンシャル表)と決まっているため一般的な技術用語である。「腐食防止」の項の表J.1は、接している異種金属間の電気化学的作用に基づく腐食は、2つの金属は、電食効果による腐食を最小するために、電気化学反応による腐食が生じないように組み合わせにする表である。
(非特許文献8)
JIS、情報技術の安全性、JIS C6950に電気化学ポテンシャル表(電気化学による電位表)P134を次ページに記載。表10ご参照
【0090】
起電力は、相互に接している溶液とそれぞれ平衡にある2つの電極の電位差は起電力(EMF)呼ばれる。
(非特許文献9)
(コリタ電気化学、Jiri Koryta著、藤平正道・菅耕作・新橋照也/訳共、立出版株式会社、1987年11月1日、P87)
【0091】
起電力(electromotive force)は、電流を継続して流し得る力。電流を発生させる原動力。
(非特許文献10)
特許技術用語類語集、特許技術用語委員会編、委員会代表大都孝嗣、日刊工業新聞、2006年7月31日、第2版1刷、P129ご参照
【0092】
「ポテンシャル」電池と起電力(electromotive force)や電極電位(electode potential)を考える場合、しばしばポテンシャル(potential)という言語を用いる。ところでこの言葉は静電ポテンシャルか、電気化学ポテンシャル(electochemical potential)か、あるいは化学ポテンシャル(chemical potential)と言う意味で用いられているか、明確にされていないとしばし誤解を生じることがある。
(非特許文献11)
現代電気化学、田村英雄、松田好晴、培風館、2009年9月30日、P45
【0093】
接触帯電は異なった物質どうしの接触で起こる現象であって、全く同じ物質どうしでは電荷は発生しない。
(非特許文献12)
静電気の基礎と帯電防止技術、村田雄司著、日刊工業新聞、2001年8月15日、2版、P10、11
【0094】
電極における電気化学的な電位差が、金属の接触電位差と異なる点は、回路中にイオン電導体が加わるとボルタの法則が成り立たなくなることである(三種以上の金属A,B,Cなどを次々に接続して閉路を作ってもこの回路には電流は流れない。このことを ボルタの法則という)。すなわち回路中にイオン電導体が加わった電極構成で、三種以上の相で閉路を作るとこの回路には電流が流れることである。この原因は、金属のみの接触の場合には、接触電位差の生ずる際、電子の出やすさに比し、金属の正イオンの出やすさはどの金属に対しても同様に無視できる程度であるのに対して、イオン電導体では、両者の出やすさが同程度で、物質により異なるという事実によるものである。すなわち金属の接触面では電子の通過のみが起こるのに対し、イオン電導体と金属との接触面では電流が通れば、必ずイオンの生成あるいは放電が起こるのである。これが両者の大きな差の原因にもなっている。
(非特許文献13)
金属電気化学、沖▲猛雄著、共立出版、2003年10月10日、P43
【0095】
図14は、<図18>、電気銅の「メビウスの環」には電流が流れる様子を示したものである。表と裏がつながっているので、一周しただけででは、表面電流は閉じない。二周して閉じる。同時に、表面電流から等距離にある磁力線を
(N×S)→(N!×S!)→(N!!×S!!)・・・のようにたどると、途中から、表から裏へとくるりと抜ける。断面を貫く磁束は、一周目と二周目は、南北が逆転する。と考えると、(自己インダクタンス)=0である。これにともなって、いろいろと面白いことが生じる。まず、コンデンサーC0に、φの電圧を蓄電した後に、このコイルにつなぐと、最大電流は、i=√(C0/L)φ、(L=0)であるので、非常に大きい電流が流れる。
(非特許文献14)
宇宙の四次元世界、清家新一、大陸書房、昭和50年8月29日、P29
【0096】
図15は、<図19>、n個のメビウスのリングCj(C1,2・・・Cn)をドーナツ状に一周させて、磁束の反転点を「クラインの瓶」の磁束がながるように、そろえると(図19)クラインのコイルが出来上がる。・・・「クラインのコイルの効果」、「クラインの磁束」は、SをNの中側を通ってNと同方向につないである。
一種の磁束単極とみなされる。磁束単極とは、磁石の南極または北極のいずれかが、過
剰のものである。簡単にいうと、南極または、北極のみの磁石である。
(非特許文献15)
宇宙の四次元世界、清家新一、大陸書房、昭和50年8月29日、P30
【0097】
図16は、<図19>、「クライン巻」、一回巻いてそのループの中をくぐらせて、又一回巻いてそのループの中をくぐらせ、さらに一回巻いてそのループの中をくぐらせ次にいくのである。
(非特許文献16)
「宇宙の四次元世界」、清家新一、大陸書房、昭和50年8月29日、P34
【0098】
クライスの磁束は、内部が外部につながっている。すると、内部の空間と外部のそれとがつながっていることになる。すなわち、外部の空間を内部に包み込んでいるのである。もう一歩進んで、無限遠点を内部に包み込んだ構造なっている。「オーム損」と称して、抵抗による熱は無限遠に向かって逃げていく。そのようなことがないクラインのコイルは、「オーム損」≒0(零に近い)である。[0097]を参照
(非特許文献17)
宇宙の四次元世界、清家新一、大陸書房、昭和50年8月29日、P32
【0099】
図17は、メビウスの帯は、☆から始めて上向き矢印の向きにCを描いていくと#では⊃と逆向きになっている。図−21、「メビウスの帯と、向き付け」は、メビウスの帯でも同じようにしてみよう。ある場所にCを描ききます。裏にも透けています。つづけて、同じ向きに矢印のついたCを近くに描いていきます。一周して戻ってくると右図のようにCと⊃が隣りどうしにあります。(メビウスの帯は向き付け不可能)<図−21>。
(非特許文献18)
異次元への扉、小笠英志、日本評論社、2009年6月20日、P59〜61
【0100】
「水の電解」、電流は、1.6V付近から立ち上がり、それ以下ではほとんど見えない。
(こまかくいうと1,23V以下なら水は絶対に分解できない。)
(非特許文献19)
電気化学、渡辺正、金村聖志、益田秀樹、渡辺正義共著、丸善、平成20年7月
【0101】
「混成電位」、本発明は、帯状の長方形の異種金属の板を三相以上に重ねた積層電極とし、イオン伝導体、電子伝導体の作用する布、樹脂又炭クロスを挿入し三相以上の積層電極体を製作、電極体は、水蒸気の存在のもと、水に浸漬すると異なる種類の電極表面では二つあるいはそれ以上の異なる電気化学反応(酸化還元反応)が同時に起こっており、全電気化学反応は定常混成電位が発生する。
【0102】
電極が液体中に浸され、電極―溶解液界面を痛って電荷移動が起こり、2つ以上の電気化学反応が存在し、一般には平衡でないときに測定される電極電位が混成電位(mixed potential)といい、このような電極を混成電極(mixed electrode)といわれる。定常状態の電極表面では二つあるいはそれ以上の異なる電気化学反応(酸化還元反応)が同時に起こっており、全電気化学反応は定常混成電位で進行しているのである。このような電極を複合電極(complex electrode)あるいは多電極あるいは多重電極(polyelectrode)ともよばれる。このような多数の反応が同時に同一電極表面で生起するときに、この電極電位が混成電位である。
(非特許文献20)
沖▲猛雄著、「金属電気化学」、共立出版、2003年10月10日発行、P109
【0103】
「IR損」(オーム損)は、電極反応の速度は電荷移動反応あるいは物質移動の速度が律速過程になるばかりでなく、電解液、電極|電解液界面、電極の内部や表面あるいは隔膜などの電気抵抗が大きいため生じるIR損[(IR loss)、あるいはオーム損(ohmic loss)によって全体の反応速度が遅くなることがある。もちろん、Iアンペアの系の抵抗がRオームの場合は、IR損による分極値はIRボルトになる。
(非特許文献21)
現代電気化学、田村英雄、松田好晴、培風館、2009年9月30日、P115
【0104】
【表9】
【0105】
【表10】
【0106】
【表11】
【図面の簡単な説明】
【0107】
図1】本発明の実施例を示すAl−Zn−Cu−Ag積層電極の機構断面図
図2】四角形の枠、又環状のメビウスの帯に曲げる前の状態の傾視図
図3】四角形の枠を180°ひねり曲げたメビウス状の傾視図
図4】メビウスの帯に曲げた状態の傾視図
図5】メビウスの帯のH−H断面図
図6】異種金属の積層電極にクライン巻コイルを結合した直流発電器の傾視図
図7】幅の有る布、樹脂無又は炭クロスの傾視図
図8】少し広い幅の有る布、樹脂無又は炭クロスの傾視図
図9】幅の有る布、樹脂無又は炭クロスの傾視図
図10】広い幅の有る布、樹脂無又は炭クロスの傾視図
図11】メビウスの帯の傾視図
図12】メビウスの帯のベクトルの矢が一周する傾視図
図13】メビウスの帯を立体に拡張するとライン瓶になる傾視図
図14】メビウスの帯の電流が流れる様子を表示する傾視図
図15】n個のメビウスリングCjをドーナツ状に一周させて、磁束の反転点を「クラインの瓶」の磁束がつながるように、そろえたクラインコイルの傾視図
図16】一回巻いてそのループの中をくぐらせて、又一回巻いてそのループの中をくぐらせるクライン巻コイルの傾視図
図17】メビウスの帯の向け付き不可能の傾視図
図18】六角形のZn−Ag−Cu積層電極は水に浸漬すると光彩放電現象を発生する写真
図19】六角形のZn−Ag−Cu積層電極の写真
図20】Zn−Cu−Agの三種の相に積層電極の間にイオン伝導体、電子伝導体作用する炭クロスを挿入、帯状の長方形の片側の端を180°ひねり、他方の端に貼り合わせるため、同金属を導線で結線した環形のメビウスの帯の発電器が発生する直流電圧の波形データのグラフ図
【符号の説明】
【0108】
1 電極A(金、白金、バナジュウム、ロジウム下地めっき銅、銀/金合金、銀、炭、活性炭)、微粒子電極A
(1,1−1,1−2,1−3・・1−n)は上記の1電極Aの枚数を表示
2 電極B(ニッケルめっき鋼、銀半田、銅合金、銅、高クロムステンレス鋼、12%クロムステンレス鋼)、微粒子電極B
3 電極C(ニッケル下地クロムめっき鋼、クロムめっき鋼、軟質半田、鉛、ジュラルミン、真鍮、錫)、微粒子電極C
4 電極D(鉄、軟鉄または鋼、クロム、亜鉛、亜鉛合金、80錫/20錫めっき鋼、亜鉛メッキ鉄/鋼(トタン)、カドミウムめっき鋼)、微粒子電極D
5 電極E(リチュウム、アルミニウム/マンガン合金、アルミニウム、酸化チタン、硫黄、マグネシウム、マグネシウム合金、ナトリウム、カリウム)、微粒子電極E
6 幅の有り溝付の布、樹脂又炭クロス
7 少し広い布、樹脂又炭クロス
8 絶縁体で被覆された導線
9 測定導線,9R:測定導線右,9L:測定導線左
10 幅の有る布、樹脂又炭クロス
11 広い布、樹脂又炭クロス
12 クライン巻コイル:12クライン巻コイル1,12−1クライン巻コイル2,12−2クライン巻コイル3,12−3クライン巻コイル4を表示
13 電場形成
14 電力力線
15 電流 i
16 水槽
17 水、水蒸気
18 陽極
19 陰極
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20