特開2016-144894(P2016-144894A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 松橋 いつみの特許一覧

<>
  • 特開2016144894-筆記具および描画材の芯削り機 図000003
  • 特開2016144894-筆記具および描画材の芯削り機 図000004
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-144894(P2016-144894A)
(43)【公開日】2016年8月12日
(54)【発明の名称】筆記具および描画材の芯削り機
(51)【国際特許分類】
   B43L 23/00 20060101AFI20160715BHJP
【FI】
   B43L23/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2015-22769(P2015-22769)
(22)【出願日】2015年2月9日
(71)【出願人】
【識別番号】712007957
【氏名又は名称】松橋 いつみ
(72)【発明者】
【氏名】松橋いつみ
【テーマコード(参考)】
2C071
【Fターム(参考)】
2C071BA08
2C071BB08
(57)【要約】
【課題】従来の鉛筆の削り・芯削りではパステル、木炭等の筆記具および描画材の芯を削ることとが想定されていなかったため、鉛筆削り機では鉛筆と同様の形状の筆記具および描画材以外の芯を削ることはできなかった。
【解決手段】鉛筆・木炭・パステル・グラファイトなどの筆記具や描画材の芯を太さを問わず、削ることができるような形状としたことで、従来の鉛筆削りでは削ることのできなかった筆記具・描画材の芯を削ることができる。また、削りくずである粉を描画材料とすることができる。1枚のロール式紙やすりまたは紙やすりの短辺それぞれに円柱状の穴を作り、その穴に棒状の円柱を通すことで、従来の鉛筆削りでは削ることのできなかった鉛筆・木炭・パステル・グラファイトなどの筆記具や描画材の芯を削ることができる芯削り機となる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
短辺それぞれに円柱状の穴が作られた1枚のロール式紙やすりまたは紙やすりと、その穴に通された二本の棒状の円柱と、前記ロール式紙やすりの短辺の円柱状の穴に通された2本の棒状の円柱の先端と末端をセットするための円形の穴が開いている箱型の容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、文字や絵を書くために使用される筆記具および描画材に関する。筆記具および描画材の芯を削り、削りかすとして粉状になった芯を再利用することも可能にする。
【背景技術】
【0002】
筆記具の芯を削る用具として、鉛筆削り器は、机上などで使用する大型の電動駆動のもの、ハンドルを回転する手動駆動のもの、主としてカバンや筆箱に入れて携帯し、学校などで用いる小型のものがある。
【0003】
しかし、従来の鉛筆の削り・芯削りでは鉛筆やパステル、木炭等の筆記具の芯を削ることとが想定されていなかったため、鉛筆削り機では鉛筆と同様の形状の筆記具以外の芯を削ることはできなかった。(直径が鉛筆以上の大きさの木炭やパステル等)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007-090625
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、筆記具および描画材の芯を特殊形状の紙やすりで削ることで、筆記具および描画材の芯を従来の芯削り機では実現できなかった形状に削ることを可能にしたものである。
【0006】
また、形状を問わず芯を削ることができるため、パステルや木炭等の芯削り機としても機能するものである。
【0007】
紙やすりによる削りくずは粉状になる。そのため、粉状の描画材料としても利用可能となる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
筆記具および描画材の大きさを問わず芯を削るため、図1のような形状とする。紙やすりを用い、粉状の描画材料として芯を利用できるようにする。1枚のロール式紙やすりまたは紙やすりの短辺を筒状に丸め、円柱状の穴を作り、棒状の円柱に通したものである。これを容器にセットし、筆記具の芯を紙やすり部分で削る。使用した後に円柱を回転させ、使用する。
【発明の効果】
【0009】
鉛筆・木炭・パステル・グラファイトなどの筆記具および描画材の芯を太さを問わず、削ることができる。また、形状もやすり方によって調節できるため、従来の鉛筆削りでは削ることのできなかった形状に筆記具の芯を削ることができる。また、削りくずである粉を描画材料とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1 :1は容器、2は筆記具、3は図2で示されている形状の筆記具および描画材の芯削り部分を示す。
図2図2 :この図は、一枚のロール式紙やすりの短辺を筒状に丸めて円柱状の穴を作り、棒状の円柱に通し、2本の棒状の円柱の間隔が容器に収まるまで紙やすり部分を棒に巻きつけた状態を表す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図2.二本の棒状の円柱が存在する。1枚のロール式紙やすりまたは紙やすり短辺を筒状に丸めて円柱状の穴をつくる。その穴を前記棒状の円柱に通す。その円柱を、箱型の容器に入れる。容器の大きさは携帯用・机上用で異なる。前記容器にはロール式紙やすりの短辺が接着した棒状の円柱の先端と末端をセットするための円形の穴が開いている。この穴に前記円柱の先端と末端をセットする。
【産業上の利用可能性】
【0012】
使用方法:筆記具および描画材の芯を、紙やすり面にこすって削る。削って紙やすりが摩耗たら、棒状の円柱の先端または末端を回転させ、紙やすりの未使用部分を引き出し、使用する。紙やすりの未使用部分がなくなったところで、新しいロールと交換する。交換のロールは、円柱状の穴が両端に存在するロール式紙やすりまたは紙やすりである。
【符号の説明】
【0013】
図1 1,3
図2 すべて
図1
図2