特開2016-146730(P2016-146730A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社環境サークルの特許一覧

特開2016-146730水を使用しない太陽光パネル洗浄システム
<>
  • 特開2016146730-水を使用しない太陽光パネル洗浄システム 図000003
  • 特開2016146730-水を使用しない太陽光パネル洗浄システム 図000004
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-146730(P2016-146730A)
(43)【公開日】2016年8月12日
(54)【発明の名称】水を使用しない太陽光パネル洗浄システム
(51)【国際特許分類】
   H02S 40/10 20140101AFI20160715BHJP
   B08B 3/08 20060101ALI20160715BHJP
   C03C 17/28 20060101ALI20160715BHJP
【FI】
   H02S40/10
   B08B3/08 Z
   C03C17/28 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2015-39292(P2015-39292)
(22)【出願日】2015年2月9日
(71)【出願人】
【識別番号】515055683
【氏名又は名称】株式会社環境サークル
(72)【発明者】
【氏名】深見 光明
【テーマコード(参考)】
3B201
4G059
5F151
【Fターム(参考)】
3B201AA01
3B201AA46
3B201AB51
3B201BA03
3B201BA22
3B201BB92
4G059AA01
4G059AA08
4G059AC21
4G059FA13
4G059FB06
5F151BA11
5F151JA15
(57)【要約】
【課題】水、電気がいらない太陽光パネル洗浄システムを提供する。
【解決手段】太陽光パネルの表面にトルマリン精製機で製造した水溶液を散布することにより電荷の高い水の剥離作用により、汚れをパネルから浮かしスクイジーで水切りすることににより汚れを落とす事ができる。洗浄後の親水性コート処理に使用する太陽光パネルコート処理剤は、ボバールに界面活性剤と亜鉛と耐水性を高める為に有機チタン若しくは有機ジルコニウムを含むものとすることができる。
太陽光パネルコート処理材は太陽光パネルの表面に散布することにより、被膜を作り、パネル表面に親水性機能をもたせ、汚れを雨で洗い流し、汚れの付着による太陽光発電の発電量の低下を防ぐ。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水を使用しない太陽光パネル洗浄システム
【請求項2】
トルマリン水からなる洗浄剥離剤
【請求項3】
ボバールを主成分とする太陽光パネル保護剤
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光パネルを水を使用しないで洗浄するシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、太陽光パネルの洗浄方法としては、水を高圧洗浄機で吹付け洗浄するものであった。
【0003】
又、太陽光パネルへの汚れ付着防止策として、雨が降ると、雨が汚れを流しやすい、パネル表面の親水性化コート処理が有効と考えられ、従来、自動車塗装面の保護剤であるガラスコーティング処理材が一部導入されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、太陽光発電所の設置場所は山間部が多く、井戸、水道、電気の設備の無いところが多く、又、あったとしても敷地が広大で、その利用が困難である。
【0005】
又、パネル保護剤としての親水性コート剤であるガラスコーティングの施工には、高度の技術と時間を要し、コストも高い、ガラスコーティングシ成分は無機質なので劣化しにくいが、物体への定着を容易にする為には有機物を使用することとなる為、劣化が起りコーティング剤のムラができ光の乱反射や透過を妨げる恐れがある。
【0006】
又、劣化した物を剥離するのが困難で、パネルメーカーではコーティング剤の使用を禁止している。施工が簡単でコストが低く、必要に応じて剥離ができるコート処理剤の開発が望まれている。
【0007】
そこで本発明は、トルマリンで精製した太陽光パネル洗浄剤を使用し、高圧洗浄機を使用しない太陽光パネルの洗浄と簡便な太陽光パネル保護剤の施工により従来技術にない水と電気設備が無くても洗浄が出来且つ、高度技術が無くても簡便に太陽光パネル保護剤の施工が出来るシステムを提供するものである。
【0008】
そこで本発明は、トルマリン活水器で精製した太陽光パネル洗浄剤を太陽光パネルの表面に散布し、パネル表面に付着した汚れを浮かし剥離しやすくした後に、スクイジーで水切りする方法により高圧洗浄機を使用せず電気、水道の設備がなくても洗浄できる洗浄方法と、簡便且つ低コストで、太陽光パネル表面に親水性をもたせ、水で擦れば剥離可能なコート処理剤を提供することを目的とする。
【問題を解決するための手段】
【0009】
本発明の太陽光パネル洗浄剤は、トルマリンからなるイオン活水器で精製した水溶液からなることを特徴とし、トルマリンからなるイオン活水器で精製した水溶液である太陽光パネル洗浄剤は電荷が強く、イオンで付着、結合した汚れ成分を剥離する効果がある。
【0010】
又、表面張力が低いので洗浄に優れており洗剤は不要である。洗剤を使用しないのですすぎ洗いが不要なので洗浄工程の大幅短縮となり環境に対する付加も低い。
【0011】
本発明の太陽光パネルコート処理剤は、ボバールで製造の水性ビニールに亜鉛とボバールを添加した水溶液からなり、太陽光パネル表面に散布することにより、パネル表面に皮膜を作り、パネル表面が親水性になり汚れを雨が洗い流す又、亜鉛皮膜により静電気の発生を抑え、塵の付着を抑制するもである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施の形態に係るトルマリン活水器の図である。水は、1ろ過装置に入り、2のフィルターで不純物がろ過され、3トルマリン活水器ないに入り、4トルマリンからなるトルマリン
【0013】
図2】本発明の実施の形態に係る水の散布装置の図である。太陽光パネル表面への噴霧作業を容易に行うため、噴霧器1の水溶液タンクに太陽光パネルコート処理材を入れて、噴霧ノズル3から水溶液を噴霧する。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の太陽光パネル洗浄システムは、まずトルマリン活水器で精製した太陽光パネル洗浄剤をパネル表面に、噴霧器でむらなく散布し、5〜10分程度放置してからスクイジーで水切りを行う、その後精製水をしたしたモップで太陽光パネル表面を擦り洗浄仕上げを行なった後スクイジーで水切りを行う。
【0015】
太陽光パネル表面が乾燥した時点で、太陽光パネル表面に本発明の太陽光パネルコート剤を噴霧器でむらなく散布し羊毛布の様な柔らかいヘラでむらなく均一に塗布する太陽光パネル洗浄システムとなっている。
【0016】
本発明の太陽光パネル洗浄剤は、トルマリン活水器で精製した水溶液で、又、PHは、7〜8が望しい。
【0017】
本発明の太陽光パネルコート剤は、トルマリン精製装置で精製した水溶液にボバール3〜20重量%を添加し水性ビニールに加工・したもの76,99〜96,899重量%に界面活性剤0,01〜3重量%と亜鉛0,001〜0,01重量%を添加したものに効果の持続性を保つために、3〜20重量%有機チタン若しくは有機ジルコニウムが望ましい。
【産業上の利用可能性】
【0018】
【符号の説明】
【0019】
図1 トルマリン活水器
1 ろ過装置
2 フィツター
3 トルマリン活水器
4 トルマリン
図2 噴霧器
5 水溶液の装置
6 水溶液タンク
7 噴霧ノズル
図1
図2